JP2001209740A

JP2001209740A - 内外装工事受注・施工システム

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Publication number: JP2001209740A
Application number: JP2000017908A
Authority: JP
Inventors: Arata Koroyasu; 新頃安; Masaki Koroyasu; 雅樹頃安; Masaru Kiyose; 勝清瀬
Original assignee: Kyokuto Sanki Co Ltd
Current assignee: Kyokuto Sanki Co Ltd
Priority date: 2000-01-24
Filing date: 2000-01-24
Publication date: 2001-08-03

Abstract

(57)【要約】【課題】インターネットを介して、内外装資材供給者
と内外装工事受注業者と内外装工事施工業者との間の取
引きを円滑に仲介する。【解決手段】内外装工事受注業者の受注ＷＥＢ端末２
から、一般消費者の注文情報を、内外装工事管理センタ
ーのＷＥＢサーバー１に送信する。ＷＥＢサーバー１
は、注文情報を受信すると、注文情報に応じた内外装工
事施工業者を選択して、その工事ＷＥＢ端末４に工事注
文情報を送信する。内外装工事施工業者の内外装資材の
在庫を調べて、必要に応じて内外装資材発注情報を、内
外装資材供給者の供給者ＷＥＢ端末３に送信する。供給
者ＷＥＢ端末３は、内外装資材発注情報を受信すると、
内外装資材を発送するともに、納品報告と在庫状況を送
信する。工事ＷＥＢ端末４は、工事注文情報を受信する
とともに、随時、施工状況を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、内外装工事受注・
施工システムに関し、特に、インターネットを介して建
物の内外装工事資材の供給者と内外装工事施工業者と内
外装工事受注業者の活動を連携させる内外装工事受注・
施工システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、畳の表替え工事や壁紙張り工事な
どの建物内装工事あるいは外装工事の受注処理は、手作
業で伝票等を作成するか、その都度パソコンで入力する
等の方法で処理がなされていた。一般消費者からの注文
を、営業担当者が電話などで受け付けて、例えばパソコ
ン等へ入力する。受注情報に基づいて、内外装資材の供
給者に電話やＦＡＸ等で注文を出し、工事の予定を立て
て、客先で内外装工事を施工する。内外装資材の供給者
や内外装工事施工業者は、それぞれ手作業もしくはパソ
コンでその都度情報処理を行なうが、注文情報などをや
り取りするところは、電話やＦＡＸ等で手作業にて行な
っている。パソコンが使用されてはいるものの、それぞ
れの業者内だけの経理処理等の情報処理、顧客管理等へ
の活用にとどまっているのである。

【０００３】一方、インターネットを利用して、商品の
受注を行なうシステムがある。例えば、特開平11-25956
6号公報に開示された「仕事仲介装置」は、インターネ
ットを利用して、発注元と請負先との間で煩雑な交渉を
行なうことなく、適切に仕事の仲介を行なうことができ
る仕事仲介装置である。図６に示すように、インターネ
ットに接続されたＷＥＢサーバーは、不特定の発注元ク
ライアントと不特定の請負先クライアントから、発注す
る仕事の登録と請負の申込みを受け付ける。請負先選定
部は、仕事に関する情報と請負先に関する情報を参照し
て、請負先を選定し、発注元及び請負先に電子メール等
を用いて通知する。

【０００４】ネットワーク上において、仕事の発注元に
備えられた発注元クライアントから仕事の発注要求を受
信し、仕事の請負先に備えられた請負先クライアントか
ら、発注された仕事の受注申込みを受信することによ
り、仕事の仲介を行なう。発注元クライアントからの発
注要求を受信した場合に、仕事の請負先となり得る請負
先候補に備えられた請負先クライアントに対して、仕事
の発注を通知する。発注通知に対応した受注申込みを受
信した場合に、受注を申し込んだ請負先候補の中から、
実際に仕事を請け負う請負先を決定する。請負先を決定
した場合に、発注元クライアントと発注を通知した請負
先クライアントに対して、請負先が決定した旨を通知す
る。

【０００５】また、特開平9-330470号公報に開示された
「通信ネットワークを利用した物流方法と物流システ
ム」は、インターネット情報を利用して、簡単な手続き
と確実な支払い契約で、商品が購入できるシステムであ
る。

【０００６】図７に示すように、情報ネットワーク上の
通信端末で商品情報を受信して、商品情報を見る。通信
端末で、予め会員登録をしている固有の情報データベー
スシステムに商品を発注する。その情報データベースシ
ステムは、予め契約登録をしている受・発注管理サーバ
ーに販売取り扱いを依頼する。受・発注管理サーバーに
よりアクセスされたメーカー管理サーバーが受注を受け
た後、物流管理サーバーに商品を指定場所に配達するよ
うに指示する。物流管理サーバーが作成した配送スケジ
ュールにより、商品が配達される。配達済み通知が、受
・発注管理サーバーに送られると、受・発注管理サーバ
ーが、予め契約登録をしている金融業者の請求管理サー
バーにアクセスし、通信端末に対し課金することを依頼
する。

【０００７】また、特開平9-160972号公報に開示された
「電子商取引システム」は、多くのユーザーが自由に利
用することができ、かつ機密保持が保証されたオンライ
ンショッピングを実現する。

【０００８】図８に示すように、ユーザーが入力した商
品のメニューの表示要求を送信し、返信される商品のメ
ニューを表示するユーザー端末部と、ユーザー端末部か
ら送信された商品のメニューの表示要求に応じて、商品
のメニューをユーザー端末部へ返信する受発注情報制御
部とを備え、ユーザー端末部と受発注情報制御部とをイ
ンターネットで接続した電子商取引システムである。

【０００９】ユーザー端末部から、商品情報やクレジッ
トカード情報などの発注情報を入力する。商品データベ
ースは、商品情報を蓄積している。受発注情報制御部
は、インターネット部を介して、ユーザー端末部から商
品情報の要求を受信し、商品データベースから商品情報
を取得して返信する。インターネット部を介して商品の
発注情報を受信し、発注情報に対する受注情報や、決済
結果の情報を返信する。決済ホスト部は、受発注情報制
御部から商品の発注情報を、決済情報制御部を介して受
信する。決済データベースを参照して、ユーザーの識別
情報が適正か、クレジットカードが有効か、ユーザーの
取引限度額内かを判定し、受注情報や決済情報の結果を
返信する。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の商品受
注システムでは、生産者と消費者の間の取引きや、販売
業者と消費者の間の取引きを仲介することはできても、
内外装の工事という現場の状況、資材、現場位置等が様
々なケースにおいては、技術的条件・地理的条件等の種
々の条件をクリアして資材供給者と工事受注業者と工事
施工業者との間の３者間の取引きを仲介することができ
ないという問題があった。

【００１１】本発明は、上記従来の問題を解決して、イ
ンターネットを介して、内外装資材供給者と内外装工事
受注業者と内外装工事施工業者との間の取引きを円滑に
仲介することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、内外装工事受注・施工システムを、
内外装工事管理センターに設置されたＷＥＢサーバー
と、資材供給者の供給者ＷＥＢ端末と、内外装工事施工
業者の工事ＷＥＢ端末と、内外装工事受注業者の受注Ｗ
ＥＢ端末とを備えた内外装工事受注・施工システムと
し、受注ＷＥＢ端末は、工事依頼者の注文情報をＷＥＢ
サーバーに送信する手段と、工事状況の情報をＷＥＢサ
ーバーから受信する手段とを有し、供給者ＷＥＢ端末
は、資材発注情報をＷＥＢサーバーから受信する手段
と、納品報告と在庫状況をＷＥＢサーバーに送信する手
段とを有し、工事ＷＥＢ端末は、工事注文情報をＷＥＢ
サーバーから受信する手段と、受注情報と施工状況をＷ
ＥＢサーバーに送信する手段とを有し、ＷＥＢサーバー
は、注文情報を受注ＷＥＢ端末から受信する手段と、注
文情報に応じた工事施工業者を選定して工事注文情報を
工事ＷＥＢ端末に送信する手段と、資材発注情報を供給
者ＷＥＢ端末に送信する手段とを有する構成とした。

【００１３】このように構成したことにより、インター
ネットを介して、内外装資材の供給者と内外装工事施工
業者と内外装工事受注業者の間を円滑に仲介することが
できる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図１〜図５を参照しながら詳細に説明する。

【００１５】（第１の実施の形態）本発明の第１の実施
の形態は、内外装工事受注業者の受注ＷＥＢ端末から、
内外装工事注文情報を、内外装工事管理センターに設置
されたＷＥＢサーバーに送り、ＷＥＢサーバーで、注文
情報に応じた工事施工業者を選定して、工事注文情報を
内外装工事施工業者の工事ＷＥＢ端末に送るとともに、
資材発注情報を内外装資材供給者の供給者ＷＥＢ端末に
送信する内外装工事受注・施工システムである。ここで
いう内外装工事とは、リフォームを含む家屋の内装・外
装に関するすべての工事を指す。

【００１６】図１は、本発明の第１の実施の形態におけ
る内外装工事受注・施工システムの機能ブロック図であ
る。図１において、ＷＥＢサーバー１は、内外装工事管
理センターに設置されたＷＥＢサーバーである。受注Ｗ
ＥＢ端末２は、内外装工事受注業者のＷＥＢ端末であ
る。供給者ＷＥＢ端末３は、内外装資材供給者のＷＥＢ
端末である。工事ＷＥＢ端末４は、内外装工事施工業者
のＷＥＢ端末である。

【００１７】図２は、本発明の第１の実施の形態におけ
る内外装工事受注・施工システムのＷＥＢサーバーの機
能ブロック図である。図２において、インターネット５
は、外部に開かれた通信ネットワークである。送受信手
段11は、ＷＥＢサーバーとインターネットの間の通信装
置である。受注処理手段12は、一般消費者の注文情報を
受け付けて内外装資材と内外装工事の手配を行なう手段
である。施工管理手段13は、内外装工事の進行を管理す
る手段である。決済手段14は、内外装資材の代金と内外
装工事の代金と受注手数料の決済を行なう手段である。
商品カタログ工事メニュー提示手段15は、受注ＷＥＢ端
末からの照会に応じて商品などの情報を提示する手段で
ある。見積手段16は、受注ＷＥＢ端末からの要求に応じ
て見積を作成する手段である。データベースアクセス手
段17は、各データベースを検索照会更新する手段であ
る。受注データベース18は、一般消費者からの注文デー
タを格納したデータベースである。工事受注業者データ
ベース19は、内外装工事受注業者に関するデータを格納
したデータベースである。供給者データベース20は、内
外装資材供給者に関するデータを格納したデータベース
である。工事施工業者データベース21は、内外装工事施
工業者に関するデータを格納したデータベースである。

【００１８】図３は、本発明の第１の実施の形態におけ
る内外装工事受注・施工システムの動作を示す流れ図で
ある。図３においては、壁紙張替え工事を例にして記載
した。内外装工事は、リフォームの場合を想定している
が、新築の場合にも適用可能である。

【００１９】図４は、本発明の第１の実施の形態におけ
る内外装工事受注・施工システムの別の例の機能ブロッ
ク図である。図４において、工事管理センターは、受注
センターと工事・資材発注センターからなる工事管理組
織である。ＷＥＢサーバーＡは、受注センターに設置さ
れたＷＥＢサーバーである。ＷＥＢサーバーＢは、工事
・資材発注センターに設置されたＷＥＢサーバーであ
る。

【００２０】上記のように構成された本発明の第１の実
施の形態における内外装工事受注・施工システムの動作
を説明する。図１を参照して、内外装工事受注・施工シ
ステムの動作の概略を説明する。内外装工事受注業者の
受注ＷＥＢ端末２から、一般消費者の注文情報を工事管
理センターのＷＥＢサーバー１に送信する。通常は、内
外装工事受注業者の店頭の受注ＷＥＢ端末２から、サン
プル画像などの商品情報を一般消費者に見せたり、見積
を作成したり、注文情報を送信したりする。携帯端末を
使用してインターネットにアクセスし、客先の現場で工
事対象の部屋を見ながら商談を行ない、その場で見積を
作成したり、注文情報を送信したりすることも可能であ
る。

【００２１】ＷＥＢサーバー１は、注文情報を受信する
と、注文情報に応じた内外装工事施工業者の工事ＷＥＢ
端末４に工事注文情報を送信するとともに、資材発注情
報を資材供給者の供給者ＷＥＢ端末３に送信する。壁紙
張りであれば、壁紙張り業者に注文を送る。襖張りであ
れば、襖張り業者に注文を送る。それぞれ、資材の在庫
がなければ、資材供給者に注文を出す。

【００２２】供給者ＷＥＢ端末３は、資材発注情報をＷ
ＥＢサーバー１から受信するとともに、資材発送後に納
品報告と在庫状況をＷＥＢサーバー１に送信する。在庫
状況は必要に応じてＷＥＢサーバー１に送信してシステ
ムに入れるようにしてもよい。内外装工事施工業者の工
事ＷＥＢ端末４は、工事注文情報を受信するとともに、
工事の進行に応じて随時、施工状況をＷＥＢサーバー１
に送信する。

【００２３】図２を参照して、ＷＥＢサーバー１の機能
を説明する。ＷＥＢサーバー１は、送受信手段11を介し
てインターネット５に接続されている各ＷＥＢ端末と通
信する。受注ＷＥＢ端末からの要求に応じて、内外装資
材の商品カタログや内外装工事のメニューを、提示手段
15で提示する。

【００２４】見積の要求があれば、見積手段16で見積を
作成して送信する。見積手段16は、引合いの仮注文情報
を受信して、一般消費者住所や工事種別や工事量や納期
等に応じて、工事施工業者データベース21を検索し、最
適な内外装工事施工業者を選定する。その工事施工業者
のスケジュールなどから納期までの工事能力を算出し、
注文に応じられれば、その工事施工業者に発注するもの
として、見積を作成する。応じられなければ、次の最寄
の工事施工業者を選択して、見積を作成する。複数の内
外装工事種別のそれぞれについて、同様に工事施工業者
の選択処理を行ない、見積を作成する。注文に応じられ
る工事施工業者が見つからない場合は、見積不能を通知
し、一般消費者に注文を再検討するように要求する。

【００２５】受注処理手段12は、受注ＷＥＢ端末２から
入力された一般消費者の注文情報を受信して、受注デー
タベース18に格納する。注文情報を解析して、条件に適
う内外装工事施工業者を、工事施工業者データベース21
から検索する。その工事ＷＥＢ端末４に注文情報を送信
する。また、工事施工業者データベース21を調べて、在
庫が不足していれば、供給者ＷＥＢ端末３に内外装資材
を発注する。資材の発注は、このシステムの中でマニュ
アル操作で発注できるようにしておくとよい。

【００２６】施工管理手段13は、受注データベース18を
検索して、受注した工事が期限どおり進捗しているか調
べて、必要ならば、工事ＷＥＢ端末４に督促のＥメール
を送信する。

【００２７】決済手段14は、工事が完了したら、売上金
を受注ＷＥＢ端末２から受け取り、内外装資材代金を供
給者ＷＥＢ端末３に支払い、手数料を受注ＷＥＢ端末２
に支払い、工事代金を工事ＷＥＢ端末４に支払う。実際
は、金融機関に決済を依頼し、その旨を各ＷＥＢ端末に
通知するという処理を行なう。以下、簡単のために、端
末に支払うという表現を使う。もちろん、代金収集は、
工事ＷＥＢ端末４から受け取る流れでもよい。

【００２８】図３を参照して、内外装工事受注・施工シ
ステムの各段階の動作を詳細に説明する。図３において
は、説明を簡単にするために、壁紙張替え工事を例にし
て記載してある。その他の内外装工事についても、基本
的に同様の手順により処理を行なうものである。１つの
内外装工事の注文に対して、複数種類の工事を並行して
進めることを前提として、１種類の工事で代表して説明
したものである。

【００２９】（１）一般消費者から内外装工事の注文が
あると、内外装工事受注業者は、インターネット５を介
して、受注ＷＥＢ端末２でＷＥＢサーバー１にアクセス
する。具体的には、内外装工事管理センターのホームペ
ージを開く。

【００３０】内外装工事受注業者は、建物の内外装工事
の依頼を行なう一般消費者の注文を受けるのに便利なと
ころに設ける。例えば、住宅のリフォームなどの内外装
工事を対象とする場合は、団地の商店街などに設け、事
務所の内外装工事であれば、オフィス街に設け、旅館の
内外装工事であれば、旅館街に設けることが適当であ
る。情報に通じている任意の企業、団体、組織と代理店
契約を締結すると非常に有益である。もちろん、本シス
テムに工事施工業者、資材供給者として登録されている
業者が、工事受注業者となることもできる。

【００３１】（２）受注ＷＥＢ端末２から、あらかじめ
内外装工事受注業者に与えられたユーザーＩＤとパスワ
ードを入力して、ＷＥＢサーバー１にログオンする。通
常のインターネットのアクセスと同様であるが、セキュ
リティを確保するために、端末の認証とデータの暗号化
は、十分に安全な方式を採用する。

【００３２】（３）ログオンすると、ＷＥＢサーバー１
は情報入力画面を受注ＷＥＢ端末２に送信する。内外装
工事受注業者は、受注ＷＥＢ端末２から注文情報を入力
する。入力が完了するとＷＥＢサーバー１に送信する。

【００３３】（４）ＷＥＢサーバー１は、注文情報を受
信して、受注データベース18に格納する。一般消費者住
所や工事種別や工事量や納期等に応じて、工事施工業者
データベース21を検索し、最適な内外装工事施工業者を
選定して、注文情報をその工事ＷＥＢ端末４に送信す
る。具体的には、内外装工事施工業者にＥメールで注文
情報を送る。あるいは、ＷＥＢサーバー１の注文ファイ
ルに記入しておいて、工事ＷＥＢ端末４が定期的に注文
ファイルを参照するようにしてもよい。

【００３４】図２に示すＷＥＢサーバー１の受注処理手
段12は、一般消費者住所と工事種別に基づいて、最寄の
工事施工業者を選択する。その工事施工業者のスケジュ
ールなどから納期までの工事能力を算出し、注文に応じ
られるか否かを判断し、応じられれば、その工事施工業
者に発注する。応じられなければ、次の最寄の工事施工
業者を選択して、同様に受注可能性を判断する。複数の
工事種別を含む内外装工事の場合は、それぞれについ
て、同様に工事施工業者の選択処理を行なう。内外装資
材についても、必要量が調達できるかどうか、供給者デ
ータベース20と工事施工業者データベース21を検索し
て、確認をする。このようにして、内外装工事における
現場の状況、資材、現場位置等の様々なケースについ
て、技術的条件・地理的条件等の種々の条件をクリアし
て、資材供給者と工事受注業者と工事施工業者との間の
３者間の取引きを仲介する。

【００３５】（５）内外装工事施工業者は、工事ＷＥＢ
端末４から一般消費者の注文情報を取り出し、客先を訪
問し、内外装工事の打ち合わせを行なう。その結果によ
る受注内容をＷＥＢサーバー１に送信する。具体的に
は、ＷＥＢサーバー１にログオンして、受注フォームを
開いて記入し、送信する。

【００３６】（６）内外装工事施工業者は、客先を訪問
して、受注仕様を決定し、施工日の予定を立てる。これ
は、（５）と並行に行なう。

【００３７】（７）ＷＥＢサーバー１は、受注内容を受
信して、受注データベース18に格納し、内外装工事受注
業者が参照できるようにする。内外装工事施工業者の内
外装資材の在庫量を確認して、必要に応じて、内外装資
材供給者の供給者ＷＥＢ端末３に内外装資材を発注す
る。

【００３８】（８）内外装資材供給者は、供給者ＷＥＢ
端末３から内外装資材の注文を取り出し、内外装工事施
工業者に発送するよう、運送業者に依頼する。

【００３９】（９）内外装工事施工業者は、内外装工事
を実施する。内外装工事の各段階で、工事の進捗状況を
ＷＥＢサーバー１に報告する。工事完了後、ＷＥＢサー
バー１に完工入力を行なう。

【００４０】（10）内外装工事施工業者は、客先を訪問
して内外装工事をする。これは、（９）と並行して行な
う。

【００４１】（11）ＷＥＢサーバー１は、完工入力デー
タを受信して受注データベース18に格納し、内外装工事
受注業者が参照できるようにする。工事受注業者は、受
注データベースを参照して、支払日が来たら客先から工
事代金を収集して、ＷＥＢサーバー１に送金する。

【００４２】（12）送金が確認されるとＷＥＢサーバー
１は、内外装工事受注業者の受注ＷＥＢ端末２に受注手
数料を支払い、供給者ＷＥＢ端末３に資材代金を支払
い、工事ＷＥＢ端末４に工事代金を支払う。内外装工事
受注業者の受注手数料はＷＥＢサーバー１に売上金を支
払う際に予め差し引いておいてもよい。

【００４３】（13）内外装工事受注業者の受注ＷＥＢ端
末２は、受注手数料を受け取る。供給者ＷＥＢ端末３
は、資材代金を受け取る。工事ＷＥＢ端末４は、工事代
金を受け取る。

【００４４】工事代金の決済については、工事受注業者
が客先から集金して、工事管理センターから、工事受注
業者に受注手数料を支払い、工事施工業者に工事代金を
支払い、資材供給者に資材代金を支払うルートが基本で
あるが、これに限られるものではない。図１に△印で記
載したように、工事施工業者が客先から代金を収集し
て、売上金から工事代金を差し引いた金額を受注手数料
と資材代金と管理料として、工事管理センターに支払う
ようにしてもよい。両方の決済手段を併用してもよい。

【００４５】受注ＷＥＢ端末２を介して売上金を集金し
て決済する場合は、工事費は施主の口座から引き落とさ
れ、工事受注業者の口座に入金される。現金集金、振り
込み、クレジットカード、その他の電子決済でもよい。
受注ＷＥＢ端末２が集金した売上金は、ＷＥＢサーバー
１へ支払われる。ＷＥＢサーバー１から、受注手数料が
受注ＷＥＢ端末２に支払われ、工事代金が工事ＷＥＢ端
末４に支払われ、材料代金が供給者ＷＥＢ端末３支払わ
れる。受注ＷＥＢ端末２が集金した売上金のうち工事受
注業者の取り分をとった残りの管理料、工事代金、資材
代金がＷＥＢサーバー１へ支払われるようにしてもよ
い。

【００４６】工事ＷＥＢ端末４を介して売上金を集金し
て決済する場合は、工事費は施主の口座から引き落とさ
れ、工事施工業者の口座に入金される。工事ＷＥＢ端末
４が集金した売上金のうち工事施工業者の取り分をとっ
た残りの管理料、受注手数料、資材代金がＷＥＢサーバ
ー１へ支払われる。ＷＥＢサーバー１から、受注手数料
が受注ＷＥＢ端末２に支払われ、資材代金が供給者ＷＥ
Ｂ端末３支払われる。このようにインターネット上で、
金融機関を介して工事費用などを電子決済することがで
きる。

【００４７】この例では、壁紙張替えなどの内装工事を
受注する場合を説明したが、壁紙の施工、畳工事、襖な
どの建具工事、水まわり等の工事などの家屋内の工事は
全て対象になる。内装以外の外装工事でもよい。例え
ば、外壁の工事、塗装工事、屋根の張替え等の工事を受
注する場合も、同様に適用できる。

【００４８】図４を参照して、内外装工事受注・施工シ
ステムの別の例を説明する。工事管理センターを、受注
センターと工事・資材発注センターに分離する。受注セ
ンターには、受注処理を行なうＷＥＢサーバーＡを設け
る。工事・資材発注センターには、工事の管理と資材の
発注処理を行なうＷＥＢサーバーＢを設ける。ＷＥＢサ
ーバーＡとＷＥＢサーバーＢは、図２で説明したＷＥＢ
サーバー１の機能を分担して処理する装置である。工事
・資材発注センターは複数あってもよい。工事・資材発
注センターとして、資材供給者や工事施工業者がなって
もよい。受注センターが工事管理センターの中枢とし
て、工事・資材発注センターを統括する。

【００４９】工事受注業者の受注ＷＥＢ端末と工事施工
業者の工事ＷＥＢ端末を別のものとして説明したが、工
事ＷＥＢ端末に受注ＷＥＢ端末の機能も併せて持たせる
ことにより、内外装工事を工事施工業者が受注して、そ
の一部を自己で施工するような形態をとることも可能で
ある。

【００５０】上記のように、本発明の第１の実施の形態
では、内外装工事受注・施工システムを、内外装工事受
注業者の受注ＷＥＢ端末から、内外装工事注文情報を、
内外装工事管理センターに設置されたＷＥＢサーバーに
送り、ＷＥＢサーバーで、注文情報に応じた工事施工業
者を選定して、工事注文情報を内外装工事施工業者の工
事ＷＥＢ端末に送るとともに、資材発注情報を内外装資
材供給者の供給者ＷＥＢ端末に送信する構成としたの
で、インターネットを介して、資材供給者と内外装工事
受注業者と内外装工事施工業者との間の取引きを円滑に
仲介することができる。

【００５１】（第２の実施の形態）本発明の第２の実施
の形態は、畳工事受注業者の受注ＷＥＢ端末から、一般
消費者の注文情報を畳工事管理センターのＷＥＢサーバ
ーに送り、ＷＥＢサーバーは、注文情報に応じた畳工事
施工業者を選定して、工事注文情報を畳工事施工業者の
工事ＷＥＢ端末に送信し、畳表発注情報を畳表供給者の
供給者ＷＥＢ端末に送る畳工事受注・施工システムであ
る。

【００５２】図５は、本発明の第２の実施の形態におけ
る畳工事受注・施工システムの機能ブロック図である。
図５において、ＷＥＢサーバー１は、畳工事管理センタ
ーに設置されたＷＥＢサーバーである。受注ＷＥＢ端末
２は、畳工事受注業者のＷＥＢ端末である。供給者ＷＥ
Ｂ端末３は、畳表供給者のＷＥＢ端末である。工事ＷＥ
Ｂ端末４は、畳工事施工業者のＷＥＢ端末である。

【００５３】上記のように構成された本発明の第２の実
施の形態における畳工事受注・施工システムの動作を説
明する。ＷＥＢサーバー１の基本的な構成は、第１の実
施の形態で示した図２の構成と同じである。受注処理の
基本的な流れは、図３と同じである。第２の実施の形態
は、工事種別が畳工事のみであるので、供給者データベ
ースと工事施工業者データベースは一種類である点が、
第１の実施の形態と異なる。畳工事は、新規に畳を調製
する工事と畳の表替え工事のいずれか、または両方の組
合せを意味する。

【００５４】一般消費者から畳工事の注文を受けると、
畳工事受注業者では、受注ＷＥＢ端末２から、一般消費
者の注文情報を畳工事管理センターのＷＥＢサーバー１
に送信する。ＷＥＢサーバー１は、注文情報を受信する
と、受注データベース18に格納する。一般消費者住所や
工事量や納期等に応じて、工事施工業者データベース21
を検索し、最適な工事施工業者を選定して、注文情報を
その工事ＷＥＢ端末４に送信する。注文に応じられる工
事施工業者が見つからない場合は、畳工事受注業者にそ
の旨通知し、一般消費者に注文を変更するように要求す
る。

【００５５】ＷＥＢサーバー１は、畳工事施工業者の在
庫状況を見て、必要な畳表の量を求め、畳表発注情報を
畳表供給者の供給者ＷＥＢ端末３に送信する。もちろん
必要な畳表の量を、工事施工業者がマニュアル操作で発
注してもよいのである。

【００５６】供給者ＷＥＢ端末３は、畳表発注情報をＷ
ＥＢサーバー１から受信すると、畳表を畳工事施工業者
に発送するよう、運送業者に依頼する。畳表発送後に納
品報告と在庫状況をＷＥＢサーバー１に送信する。在庫
状況は必要に応じてＷＥＢサーバー１に送信してシステ
ムに入れるようにしてもよい。

【００５７】畳工事施工業者の工事ＷＥＢ端末４は、工
事注文情報を受信すると、工事予定表を作成する。ま
た、工事の進行に応じて随時、施工状況をＷＥＢサーバ
ー１に送信する。工事が完了すれば、ＷＥＢサーバー１
に完工入力を行なう。

【００５８】工事代金の決済については、第１の実施の
形態と同様に、畳工事受注業者が客先から集金して、畳
工事管理センターから、畳工事受注業者に受注手数料を
支払い、畳工事施工業者に工事代金を支払い、畳表供給
者に畳表代金を支払うが、これに限られるものではな
い。図５に△印で記載したように、畳工事施工業者が客
先から代金を収集して、売上金から工事代金を差し引い
た金額を受注手数料と資材代金と管理料として、畳工事
管理センターに支払うようにしてもよい。

【００５９】ここでは畳工事を例にして説明したが、壁
紙工事や襖張りやカーテン工事など、一種類の内装工事
であれば同様に適用できる。また、外装工事でもよい。

【００６０】上記のように、本発明の第２の実施の形態
では、畳工事受注・施工システムを、畳工事受注業者の
受注ＷＥＢ端末から、一般消費者の注文情報を畳工事管
理センターのＷＥＢサーバーに送り、ＷＥＢサーバー
は、注文情報に応じた畳工事施工業者を選定して、工事
注文情報を畳工事施工業者の工事ＷＥＢ端末に送信し、
畳表発注情報を畳表供給者の供給者ＷＥＢ端末に送る構
成としたので、インターネットを介して、畳表供給者と
畳工事受注業者と畳工事施工業者との間の取引きを円滑
に仲介することができる。

【００６１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、内外装工事受注・施工システムを、内外装工事管
理センターに設置されたＷＥＢサーバーと、資材供給者
の供給者ＷＥＢ端末と、内外装工事施工業者の工事ＷＥ
Ｂ端末と、内外装工事受注業者の受注ＷＥＢ端末とを備
えた内外装工事受注・施工システムとし、受注ＷＥＢ端
末は、工事依頼者の注文情報をＷＥＢサーバーに送信す
る手段と、工事状況の情報をＷＥＢサーバーから受信す
る手段とを有し、供給者ＷＥＢ端末は、資材発注情報を
ＷＥＢサーバーから受信する手段と、納品報告と在庫状
況をＷＥＢサーバーに送信する手段とを有し、工事ＷＥ
Ｂ端末は、工事注文情報をＷＥＢサーバーから受信する
手段と、受注情報と施工状況をＷＥＢサーバーに送信す
る手段とを有し、ＷＥＢサーバーは、注文情報を受注Ｗ
ＥＢ端末から受信する手段と、注文情報に応じた工事施
工業者を選定して工事注文情報を工事ＷＥＢ端末に送信
する手段と、資材発注情報を供給者ＷＥＢ端末に送信す
る手段とを有する構成としたので、インターネットを介
して、内外装資材供給者と内外装工事受注業者と内外装
工事施工業者との間の取引きを円滑に仲介することがで
きるという効果が得られる。

【００６２】また、工事施工業者は、内外装資材の在庫
を適正に保つことができ、内外装資材供給者は、資材の
注文をまとめて受けることができ、ともに在庫管理や受
発注管理が簡単になるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態における内外装工事
受注・施工システムのブロック図、

【図２】本発明の第１の実施の形態における内外装工事
受注・施工システムのＷＥＢサーバーの機能ブロック
図、

【図３】本発明の第１の実施の形態における内外装工事
受注・施工システムの動作を示す流れ図、

【図４】本発明の第１の実施の形態における内外装工事
受注・施工システムの別の例のブロック図、

【図５】本発明の第２の実施の形態における畳工事受注
・施工システムのブロック図、

【図６】従来のネットワークを利用した仕事仲介装置の
機能ブロック図、

【図７】従来のネットワークを利用した物流システムの
機能ブロック図、

【図８】従来のネットワークを利用した電子商取引シス
テムの機能ブロック図である。

【符号の説明】

１ＷＥＢサーバー２受注ＷＥＢ端末３供給者ＷＥＢ端末４工事ＷＥＢ端末５インターネット 11 送受信手段 12 受注処理手段 13 施工管理手段 14 決済手段 15 商品カタログ工事メニュー提示手段 16 見積手段 17 データベースアクセス手段 18 受注データベース 19 工事受注業者データベース 20 供給者データベース 21 工事施工業者データベース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者清瀬勝兵庫県龍野市龍野町日飼190番地極東産機株式会社内Ｆターム(参考） 5B049 AA06 BB05 CC05 CC28 CC36 GG02 GG04 GG07

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】内外装工事管理センターに設置されたＷ
ＥＢサーバーと、資材供給者の供給者ＷＥＢ端末と、内
外装工事施工業者の工事ＷＥＢ端末と、内外装工事受注
業者の受注ＷＥＢ端末とを備えた内外装工事受注・施工
システムにおいて、前記受注ＷＥＢ端末は、工事依頼者
の注文情報を前記ＷＥＢサーバーに送信する手段と、工
事状況の情報を前記ＷＥＢサーバーから受信する手段と
を有し、前記供給者ＷＥＢ端末は、資材発注情報を前記
ＷＥＢサーバーから受信する手段と、納品報告を前記Ｗ
ＥＢサーバーに送信する手段とを有し、前記工事ＷＥＢ
端末は、工事注文情報を前記ＷＥＢサーバーから受信す
る手段と、受注情報と施工状況を前記ＷＥＢサーバーに
送信する手段とを有し、前記ＷＥＢサーバーは、前記注
文情報を前記受注ＷＥＢ端末から受信する手段と、前記
注文情報に応じた工事施工業者を選定して前記工事注文
情報を前記工事ＷＥＢ端末に送信する手段と、前記資材
発注情報を前記供給者ＷＥＢ端末に送信する手段とを有
することを特徴とする内外装工事受注・施工システム。
【請求項２】前記供給者ＷＥＢ端末は、在庫状況を前
記ＷＥＢサーバーに送信する手段を有する請求項１記載
の内外装工事受注・施工システム。
【請求項３】前記ＷＥＢサーバーと前記供給者ＷＥＢ
端末と前記工事ＷＥＢ端末と前記受注ＷＥＢ端末に、内
外装工事に関する費用を電子的に決済する電子決済手段
を設けたことを特徴とする請求項１または２記載の内外
装工事受注・施工システム。
【請求項４】畳工事管理センターに設置されたＷＥＢ
サーバーと、畳表供給者の供給者ＷＥＢ端末と、畳工事
施工業者の工事ＷＥＢ端末と、畳工事受注業者の受注Ｗ
ＥＢ端末とを備えた畳工事受注・施工システムにおい
て、前記受注ＷＥＢ端末は、畳工事依頼者の注文情報を
前記ＷＥＢサーバーに送信する手段と、工事状況の情報
を前記ＷＥＢサーバーから受信する手段とを有し、前記
供給者ＷＥＢ端末は、畳表発注情報を前記ＷＥＢサーバ
ーから受信する手段と、納品報告を前記ＷＥＢサーバー
に送信する手段とを有し、前記工事ＷＥＢ端末は、工事
注文情報を前記ＷＥＢサーバーから受信する手段と、受
注情報と施工状況を前記ＷＥＢサーバーに送信する手段
とを有し、前記ＷＥＢサーバーは、前記注文情報を前記
受注ＷＥＢ端末から受信する手段と、前記注文情報に応
じた畳工事施工業者を選定して前記工事注文情報を前記
工事ＷＥＢ端末に送信する手段と、前記畳表発注情報を
前記供給者ＷＥＢ端末に送信する手段とを有することを
特徴とする畳工事受注・施工システム。
【請求項５】前記供給者ＷＥＢ端末は、在庫状況を前
記ＷＥＢサーバーに送信する手段を有する請求項４記載
の畳工事受注・施工システム。
【請求項６】前記ＷＥＢサーバーと前記供給者ＷＥＢ
端末と前記工事ＷＥＢ端末と前記受注ＷＥＢ端末に、内
外装工事に関する費用を電子的に決済する電子決済手段
を設けたことを特徴とする請求項４または５記載の畳工
事受注・施工システム。