JP2001208195A - 車両用走行制御装置 - Google Patents

車両用走行制御装置

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JP2001208195A
JP2001208195A JP2000022109A JP2000022109A JP2001208195A JP 2001208195 A JP2001208195 A JP 2001208195A JP 2000022109 A JP2000022109 A JP 2000022109A JP 2000022109 A JP2000022109 A JP 2000022109A JP 2001208195 A JP2001208195 A JP 2001208195A
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vehicle
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JP2000022109A
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Hiroshi Saito
浩 斎藤
Rumi Minagawa
留美 皆川
Yoshihiro Sato
好宏 佐藤
Tsuguo Sumizawa
紹男 住沢
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Nissan Motor Co Ltd
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Xanavi Informatics Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の進路が一意に特定できない場合にも車
両が走行する道路の急なカーブでの的確な減速力制御を
行なう。 【解決手段】 進路候補決定部10でカーナビゲーショ
ン装置1から得る自車が現在走行中の道路およびそれに
接続する道路の情報に基づいて前方道路の内から進路候
補を決定する。カーブ検出部11で進路候補上の急なカ
ーブが検出されると、減速量設定部12ではアクセルオ
フにより生成されるべきエンジンブレーキ量を通常より
も増大させるように変速機制御値を設定する。そして、
減速実行部13はアクセル操作検出部14によりアクセ
ルオフが検出されたとき減速量設定部12で設定されて
いる制御値にしたがってエンジンブレーキを作動させ
る。カーブ進入時の車両の挙動が安定して、急なカーブ
でも安心して走行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーナビゲーショ
ンを用いてドライバーを補助する車両用走行制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるカーナビゲーションが
普及しつつあるなか、その現在位置情報および地図デー
タベース情報を利用して、これから走行しようとする道
路状況に応じてドライバーの運転を補助する車両用走行
制御装置が検討されている。そのひとつとして、走行中
の道路の前方のカーブ状態に応じ、ドライバーの減速意
図に対応させて車両の減速力制御を行ったり、走行注意
の警報を発するなどが提案されている。
【0003】例えば、特開平8−194896号公報に
提案された装置では、車両の運転に際し、事前に運転目
的地を設定して経路探索を行った上で、探索された経路
における道路形状を分析し、その結果にしたがって所定
の減速力制御や警報を行うようになっている。
【0004】また、特開平11−51665号公報に提
案されたものでは、あらかじめ「一方通行違反となる進
路の除外」や「現区間と同一道路名称である道路の優先
選択」などの条件を付けて車両の経路を推定し、この推
定結果に基づいて車両制御を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平8
−194896号公報の装置では、ドライバーが探索さ
れた経路にしたがって走行しない場合には、上記分析も
無駄となってしまい、期待された効果が発揮されないと
いう問題があった。そして、探索された経路において直
進することとなっていた分岐点で接続道路へ曲がってし
まうと、その分岐点でのカーブ状態は分析されていない
ので何の制御も警報も行なわれない。このため、例えば
毎日通勤に利用する経路でも、それが出発地と目的地の
みの入力で自動探索される経路と異なるときには、毎回
手操作で経由地点を入力して設定することが必要とな
り、扱いが面倒となる。
【0006】また、特開平11−51665号公報のも
のにおいても、推定した経路にしたがって走行しない場
合の対策については触れられておらず、必要な制御が行
われなかったり、あるいは間違った制御が行われるおそ
れもあるという問題がある。
【0007】したがって本発明は、上記の問題点に鑑
み、車両の進路が一意に特定できない場合にも車両が走
行する道路のカーブでの的確な減速力制御あるいは警報
が行なわれるようにした車両用走行制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の本
発明は、車両の現在走行中の第1の道路の情報および第
1の道路に接続する第2の道路の情報を含む道路情報を
提供する道路情報提供部と、第1の道路の情報および第
2の道路の情報とから、車両前方の進路候補を求める進
路候補決定部と、進路候補におけるカーブを検出するカ
ーブ検出部と、進路候補が複数求められ、現在位置から
所定距離内で進路候補内の第2の道路の少なくとも1つ
にカーブが検出された場合、当該カーブの通過を容易と
する所定の処理を行なう処理手段とを有するものとし
た。
【0009】請求項2の発明は、上記所定の処理がアク
セルオフ時に車両の減速力を増大させることとしたもの
である。とくに減速力を増大させる処理として、減速力
に一定値を加えるものとすることができる。請求項4の
発明は、減速力増大のより具体的構成として、カーブが
検出された場合に変速機制御値をエンジンブレーキ量増
大側に補正設定しておき、アクセルオフ時にその補正設
定した変速機制御値で変速機制御を実行させるものとし
た。
【0010】請求項5の発明は、処理手段がさらに、進
路候補決定部で求められた進路候補が1つのみであると
きは進路候補が複数求められたときとは異なる処理を行
なうものとした。請求項6の発明は、進路候補が1つの
みであるときの上記異なる処理が、アクセルオフ時にカ
ーブのカーブ度合いに応じて車両の減速力を増大させる
こととしたものである。
【0011】請求項7の発明は、上記所定の処理が検出
されたカーブの存在を報知することとしたものである。
【0012】また、請求項8の発明は、進路候補決定部
が、第1の道路および第2の道路の道路種別、幅員、車
線数、制限速度の少なくも1つに基づいて進路候補を求
めるものとしたものである。
【0013】
【発明の効果】請求項1のものでは、カーブ検出部が進
路候補決定部で求められた複数の進路候補内でカーブを
検出するので、カーブ検出部におけるカーブの検出負荷
が低減される。また複数の進路候補内の第2の道路の少
なくとも1つにカーブが検出されたとき、当該カーブの
通過を容易とする処理が行なわれるので、進路候補が1
つに絞り込めなかった場合にも、上記処理に支援されて
進路候補内のカーブを余裕をもって容易に通過すること
ができる。
【0014】その処理として、請求項2の発明は、アク
セルオフ時に車両の減速力を増大させる。これにより、
ドライバーがカーブへ進入の際、減速の意図をもってア
クセルペダルから足を離すと、通常の場合よりも増大し
た減速力が発生し、カーブ進入時の車両の挙動が安定し
て、カーブでも安心して走行することができる。なお、
減速力の増大は減速力に一定値を加えて行うこととする
ことにより、処理が簡単となる。
【0015】請求項4のものは、とくに、カーブが検出
された場合に変速機制御値をエンジンブレーキ量増大側
にあらかじめ補正設定しておくので、アクセルオフ時に
直ちにその制御値で変速機制御を実行でき、高い応答性
が得られる。
【0016】請求項5のものは、さらに進路候補が1つ
のみであるときは進路候補が複数求められたときとは異
なる処理を行なうものとしたことにより、進路候補が複
数のときより例えば急カーブの検出負荷などが一層軽減
されるので、より綿密な処理が可能となる。その具体例
として、請求項6のものでは、アクセルオフ時にカーブ
のカーブ度合いに応じて車両の減速力を増大させること
としたので、実際の道路形状に即した減速力が得られ、
一層の安心感をもって走行できる。
【0017】請求項7のものは、検出されたカーブの存
在を表示部などにより報知するので、ドライバーはカー
ブ進入前にあらかじめ準備ができて、カーブ通過に必要
な減速操作など適切な処置ができる。
【0018】請求項8のものは、進路候補を道路種別、
幅員、車線数、制限速度の少なくも1つに基づいて求め
るので、進入確度の低い道路をカーブの検出範囲から省
くことができ、カーブ検出部や処理手段における演算負
荷が軽減される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図1は第1の実施例の構成を示す。
道路情報提供部としてのカーナビゲーション装置1は、
自車位置検出部2、地図情報格納部3およびこれに付設
された地図情報読み出し部4、マップマッチング実行部
5等がナビゲーション機能制御部6に接続されて構成さ
れている。自車位置検出部2は、GPSレシーバなどか
らなる測位手段、あるいはこれとジャイロなどによる車
両の角速度および車速情報から自車位置を求める演算手
段との組合せによって、自車両の位置を検出する。
【0020】地図情報格納部3には、道路形状や道路属
性等を含む地図情報が格納され、地図情報読み出し部4
はナビゲーション機能制御部6からの指令に基づいて地
図情報の必要部分を読み出す。地図情報格納部3に格納
された地図情報には、道路がノード列の集合として記述
されているとともに、緯度経度による位置情報、道路の
接続情報、道路種別、道路の幅員、制限速度、通行方向
の制限その他の道路情報が含まれている。
【0021】マップマッチング実行部5は、地図情報格
納部3から読み出された地図情報と自車位置検出部2で
検出された自車位置を用いてマップマッチング処理を行
う。上記構成はカーナビゲーション装置の一般的な構成
であり、ナビゲーション機能制御部6はナビゲーション
機能全体の制御を行う。
【0022】ナビゲーション機能制御部6にはさらに、
カーナビゲーション装置1に対する外部構成として、自
車両が現在走行中の道路の情報(第1の道路の情報)お
よび現在走行中の道路に接続する道路の情報(第2の道
路の情報)とから、自車両の進行方向の道路の内の進路
候補を決定する進路候補決定部10が接続されている。
進路候補決定部10には、順次に、進路候補のなかから
カーブを検出するカーブ検出部11、減速量設定部12
および減速実行部13が接続されている。減速実行部1
3にはアクセル操作検出部14が接続されている。な
お、カーブ検出部11は、とくに図2の(a)に示すよ
うな曲率の大きな急カーブQ1や、(b)に示すように
交差点などにおける接続道路への曲がり角Q2、Q3を
含む「急なカーブ」を検出するように設定される。
【0023】減速量設定部12は、カーブ検出部11に
より、進行方向所定距離内に急なカーブが検出されたと
き、アクセルペダルから足を離したアクセルオフにより
生成されるべきエンジンブレーキ量を通常よりも増大さ
せるように変速機制御値を設定する。変速機制御値の設
定は、例えば連続可変自動変速機においては変速比の増
大設定とし、複数段変速機の場合は低速段への切替え設
定による。減速実行部13は、アクセル操作検出部14
によりドライバーがアクセルペダルから足を離したこと
が検出されたとき、その時点で減速量設定部12で設定
されている制御値にしたがってエンジンブレーキを作動
させ、減速を実行させる。
【0024】つぎに本実施例の作用について説明する。
ここでは、現在走行中の車両の前方の道路状況が図3に
示されるようなものとする。図4は実施例装置における
制御の流れを示す。まず、ステップ101において、カ
ーナビゲーション装置1により車両の現在位置と進行方
向が特定される。すなわち、自車位置検出部2で自車位
置を検出するとともに、地図情報読み出し部4が地図情
報格納部3から読み出した地図情報と上記自車位置とを
マップマッチング実行部5でマップマッチング処理し
て、現在位置と進行方向が特定される。
【0025】ステップ102では、自車両が走行してい
る道路とその進行方向にある他の道路とに関する道路情
報があらためて地図情報格納部3から読み出され、カー
ナビゲーション装置1から進路候補決定部10へ送られ
る。
【0026】そして、進路候補決定部10では、ステッ
プ103で、現在走行中の道路、および車両の現在位置
から所定範囲(例えば200m)内で現在走行中の道路
に接続する第2の道路について、その道路種別が参照さ
れる。ここでは、図5の(1)に示すように、現在走行
中の道路(a−b)は「国道」となっており、また第2
の道路として、道路(b−d)、(d−f)、(f−
h)が「国道」、道路(b−c)が「市町村道」、道路
(d−e)が「県道」、そして道路(f−g)が「細
道」となっている。なお、矢示は自車両の位置を示す。
【0027】続いてステップ104では、現在走行中の
道路の道路種別に基づいて、その後走行する道路として
の進路候補を選択して決定する。図7は道路種別による
進路候補の選択基準例を示す。この基準は、道路種別が
道路のランクを表わすとみて、ランクが大きく異なる道
路へ突然進入する確率は一般に低く、また、そのような
進路をとる場合は予め十分な減速を行なうという考えに
基づいている。これによれば、車両が現在「国道」を走
行している場合、次に走行する道路は黒丸で示される
「国道」のほか「市町村道」以上の白丸で示される道路
とされ、図5の(2)に太線で示す道路群が進路候補と
して決定される。このように次に走行する道路の候補を
絞ることにより、演算負荷が軽減される。
【0028】ステップ105において、カーブ検出部1
1では、前ステップで選択決定された進路候補上の急な
カーブの検出が行なわれる。道路の形状は地図情報に含
まれるノードをリンクで連結して再構成されるが、ここ
ではノードが急なカーブでは密に設定されていることに
着目して、カーブの度合いを求める。
【0029】すなわち、図8に示すように、順次に並ん
だノードN1、N2、…、Nnの互いに隣り合うリンク
の長さをL1、L2、…、Lnとし、リンク同士のなす
角をθ1、θ2、…、θnとして、隣り合うリンク長の
和が所定値Lth以下、かつ、それらのなす角が所定値
θthより大きいとき、当該隣り合うリンク部分は急な
カーブであると判断する。すなわち、L+Li+1
Lth θ>θth (i=1、2、…) を満たすとき急カーブとなる。
【0030】ここでは、図6の(3)に示すC1、C
2、C3が急なカーブと判断されたものとする。カーブ
検出部11は検出したすべての急なカーブC1、C2、
C3についてそれぞれ自車両の現在位置から各カーブの
開始点までの距離を算出して、減速量設定部12へ出力
する。
【0031】次のステップ106では、減速量設定部1
2において、上記検出されたそれぞれの急なカーブの開
始点までの距離があらかじめ定めた設定距離(例えば、
100m)以内であるかどうかがチェックされる。そし
て、少なくも1つの急なカーブの開始点までの距離が設
定距離以内であるときは、ステップ107へ進む。
【0032】ステップ107では、例えば車両の変速機
の変速比を通常よりも大きくするような変速機制御の補
正設定を行って、エンジンブレーキがかかった際の車両
減速量(エンジンブレーキ量)が通常よりも増大するよ
うにする。続いて、ステップ108において、アクセル
操作検出部14では、ドライバーがアクセルペダルから
足を離したかどうかが検出される。アクセルペダルから
足を離したかどうかは、アクセルペダル部に設けたアク
セル開度センサ、あるいはエンジンのスロットル開度セ
ンサの出力監視によって行え、いずれかの開度が0(ゼ
ロ)になれば足を離したと判断できる。
【0033】アクセルペダルから足を離した場合には、
ステップ109へ進む。ステップ109では、減速実行
部13において、先の減速量設定部12による設定で変
速機の変速比を通常よりも大きくする変速機制御が行な
われ、通常より所定量増大した大きなエンジンブレーキ
がかかる。これにより、急なカーブの入口付近でアクセ
ルペダルから足を離すと、増大したエンジンブレーキに
よる減速力が発生して、カーブ進入時の車両の挙動が安
定し、急なカーブでも安心して走行することができる。
【0034】一方、ステップ108のチェックで、アク
セルペダルを踏み込んだままの場合は、減速しないでも
当該急なカーブを通過できる速度で走行しているか、あ
るいはその急なカーブを通らない道路に進んだときであ
る。後者の例としては、急なカーブを形成する道路(a
−b)から(b−c)へ曲がりの経路をとらず、道路
(b−d)へ直進したような場合がこれに該当する。
【0035】この場合はステップ101へ戻って、再度
進行方向にある急なカーブの検出を含む上記フローを繰
り返す。検出される急なカーブは図6の(4)に示すC
2、C3となる。次回のステップ105で、再度検出さ
れる急なカーブC2の開始点が所定距離内にあれば、減
速量設定部12における補正設定はステップ107を経
てそのまま維持される。
【0036】なお、先のステップ106でのチェック
で、いずれの急なカーブの開始点までの距離も設定距離
より大きいときは、ステップ110を経てステップ10
1へ戻る。ステップ110では、前回のフローで減速量
設定部12においてエンジンブレーキ量を通常よりも増
大させる補正設定がなされている場合には、その補正設
定が解除される。ステップ107〜109は発明の処理
手段を構成している。
【0037】本実施例は以上のように構成され、カーナ
ビゲーション装置1から得られる地図情報と自車位置を
基にして、自車両の進行方向における急なカーブを予め
検出し、その急なカーブ近傍でドライバーがアクセルペ
ダルから足を離した場合はエンジンブレーキが通常より
も増大して大きな減速力が発生するようしたので、カー
ブ進入時の車両の挙動が安定し、急なカーブでも安心し
て走行することができる。
【0038】また、急なカーブの検出に際しては、進路
候補決定部10により現在走行中の道路の情報と現在走
行中の道路に接続する道路の情報とから、自車両の進行
方向の道路の内の進路候補を決定して急なカーブの検出
を行う対象道路の範囲を絞るようにしているので、計算
負荷が低く、制御の応答性も高い。
【0039】さらに、エンジンブレーキの増大は急なカ
ーブが自車位置から所定の距離内にあるときに補正設定
を行っておき、ドライバーが実際にアクセルペダルから
足を離した場合のみ実行されるから、車両が急なカーブ
に進入せずドライバーがエンジンブレーキをかけようと
意図しない場合には何らの影響も与えない。
【0040】一方、進路候補でない道路へ右折あるいは
左折する場合にも、曲がる手前でアクセルペダルから足
を離せば、少なくとも通常のエンジンブレーキがかかる
ので、運転に支障を招くおそれはまったくない。また、
急なカーブを通過しない進路をとった場合でも、例えば
先行車が詰まっているためにアクセルペダルから足を離
して減速する場合もあるが、このときはドライバーに明
確な減速意図があるので、増大したエンジンブレーキが
かかっても不都合がない。
【0041】つぎに、第2の実施例について説明する。
これは、エンジンブレーキの制御をより精度良く行うよ
うにするものである。図9は第2の実施例の構成を示
す。図1の第1の実施例の構成におけるカーブ検出部1
1と減速量設定部12の代わりに、カーブ検出部21、
予測進路数判断部22および減速量設定部23が設けら
れている。予測進路数判断部22は進路候補決定部10
に接続され、減速量設定部23はカーブ検出部21およ
び予測進路数判断部22に接続されている。
【0042】カーブ検出部21では、進路候補決定部1
0で選択された進路候補のなかから急なカーブを検出す
るとともに、検出された各カーブについてその開始点な
らびにカーブ度合いを算出する。予測進路数判断部22
は、進路候補決定部10で決定された進路候補の数が1
本か2本以上かを判断する。
【0043】減速量設定部23は、進路候補決定部10
で決定された進路候補が複数本であるときは、カーブ検
出部21により検出された少なくも1つの急なカーブが
進行方向所定距離内にある場合に、アクセルペダルオフ
により生成されるべきエンジンブレーキ量を通常よりも
所定量だけ増大させるように変速機制御値を設定する。
また、進路候補決定部10で決定された進路候補が1本
であるときは、カーブ検出部21により進行方向所定距
離内に検出された急なカーブのカーブ度合いに応じてエ
ンジンブレーキ量を増大させるように変速機制御値を設
定する。その他の構成は第1の実施例と同じである。
【0044】図10は第2の実施例における制御の流れ
を示す。ステップ201から204は第1の実施例にお
ける図4のステップ101から104と同じである。ス
テップ205において、カーブ検出部21では、前ステ
ップで選択決定された進路候補上の急なカーブの検出が
行なわれる。
【0045】急なカーブは前述のように図8を参照し
て、 L+Li+1≦Lth θ>θth (i=1、2、…) によって検出される。ここではさらに、上記条件を満た
した上で、急なカーブのカーブ度合いが Θ=θ+θi+1 で算出される。
【0046】次のステップ206では、予測進路数判断
部22において、進路候補の数が1本であるか2本以上
であるかがチェックされる。例えば図5の(2)に示さ
れる場合では、(b−c)、(d−f)および(d−
e)の3本の進路候補があるものとされる。また、現在
走行中の車両の前方の道路状況が図11の(1)に示さ
れるようなものとすれば、図7の選択基準により、ステ
ップ204において図11の(2)のように進路候補は
1本となる。進路候補の数が2本以上のときはステップ
207へ進み、1本のみのときはステップ211へ進
む。
【0047】ステップ207から210は、第1の実施
例における図4のステップ106から109と同じであ
り、とくにステップ207では、検出された急なカーブ
の開始点までの距離があらかじめ定めた設定距離(例え
ば、100m)以内であるかどうかがチェックされる。
【0048】ステップ211では、減速量設定部23に
おいて、上記検出された急なカーブの開始点までの距離
があらかじめ定めた設定距離(例えば、100m)以内
であるかどうかがチェックされる。そして、急なカーブ
の開始点までの距離が設定距離以内であるときは、ステ
ップ212へ進んで、当該急なカーブのカーブ度合いΘ
に応じてエンジンブレーキ量が増大するように変速機制
御値が補正設定される。このあとステップ209へ進
み、アクセル操作検出部14において、ドライバーがア
クセルペダルから足を離したかどうかが検出される。
【0049】一方、ステップ211のチェックにおいて
急なカーブの開始点までの距離が設定距離以内でなかっ
た場合は、ステップ213を経てステップ201へ戻
る。ステップ213では、前回のフローで減速量設定部
23においてエンジンブレーキ量を通常よりも増大させ
る補正設定がなされている場合には、その補正設定が解
除される。ステップ207のチェックで急なカーブの開
始点までの距離が設定距離以内にないときも、ステップ
213を経てステップ201へ戻り、次回のフローに移
る。その他の流れは第1の実施例における図4の流れと
同様である。ここでは、ステップ208〜210、およ
びステップ212が発明の処理手段を構成している。
【0050】本実施例は以上のように構成され、第1の
実施例と同様の効果を有するほか、とくに進路候補決定
部10で決定された進路候補が1本のみであるときは、
カーブ検出部21の検出範囲が一層絞られて検出負荷が
軽減されるから、かわりに検出された急なカーブのカー
ブ度合いまで検出して、そのカーブ度合いに応じてエン
ジンブレーキ量が増大するように制御されるので、実際
の道路形状に即した減速力が得られ、一層の安心感をも
って走行できる。
【0051】図12は第3の実施例の構成を示す。図1
の第1の実施例の構成におけるカーブ検出部11の代わ
りに、カーブ検出部21が設けられ、カーブ検出部21
には減速量設定部12のほかカーブ通過困難度判断部3
0が接続されている。カーブ通過困難度判断部30の入
力側には車速検出部31が接続され、出力側には液晶パ
ネルなどからなる表示部32が接続されている。
【0052】カーブ検出部21では、進路候補決定部1
0で選択された進路候補上で急なカーブを検出するとと
もに、検出された各カーブについてその開始点ならびに
カーブ度合いを算出する。カーブ通過困難度判断部30
は、車速検出部31から入力される現在の自車両の車速
と、カーブ検出部21で検出された急なカーブのカーブ
度合いに基づいて、当該カーブを容易に通過できるかど
うか、すなわち通過の困難度を判断する。当該カーブを
容易に通過できないと判断したときは、その急なカーブ
の存在を表示部32に表示させる。その他の構成は第1
の実施例と同じである。
【0053】図13は第3の実施例における制御の流れ
を示す。ステップ301から304は第1の実施例にお
ける図4のステップ101から104と同じである。ス
テップ305において、カーブ検出部21では、前ステ
ップで選択決定された進路候補上の急なカーブの検出が
行なわれる。急なカーブは前述のように図8を参照し
て、 L+Li+1≦Lth θ>θth (i=1、2、…) によって検出される。そしてさらに、急なカーブのカー
ブ度合いが Θ=θ+θi+1 で算出される。このステップは第2の実施例における図
10のステップ205と同じである。
【0054】ステップ306では、減速量設定部12に
おいて、上記検出された急なカーブの開始点までの距離
があらかじめ定めた設定距離(例えば、100m)以内
であるかどうかがチェックされる。少なくも1つの急な
カーブの開始点までの距離が設定距離以内であるとき
は、ステップ307へ進む。
【0055】ステップ307では、カーブ通過困難度判
断部30において、車速検出部31から現在の車速Vが
読み取られる。続いてステップ308で、車速Vと先の
ステップ305で検出されたカーブ度合いΘに基づい
て、現在の車速のまま当該カーブを容易に通過可能かど
うかが判断される。ここでは、例えばあらかじめ作成し
ておいた図14に示すようなテーブルを参照して、通過
の困難度を求めることができる。図中、Sの領域が現在
の車速のままで容易に通過できる範囲、Dの領域が通過
困難の範囲を示している。
【0056】容易に通過することが困難な場合は、ステ
ップ309において急なカーブの存在を表示部32に表
示させて、ステップ311へ進む。図15はステップ3
09における表示部32での表示例を示し、矢示によっ
て分岐とカーブの方向を示すようになっている。一方、
容易に通過可能の場合には、ステップ308からステッ
プ310を経てステップ311へ進む。ステップ310
では前回のフローで表示部32に急なカーブの存在が表
示されていた場合にその表示が消される。
【0057】ステップ311では、車両の変速機の変速
比を通常よりも大きくするような変速機制御の補正設定
を行って、エンジンブレーキがかかった際の車両への減
速力(エンジンブレーキ量)が通常よりも増大するよう
にする。このステップ311から313までは、第1の
実施例における図4のステップ107から109と同じ
である。
【0058】一方、ステップ306のチェックで急なカ
ーブの開始点までの距離が設定距離以内でないときに
は、ステップ314および315を経てステップ301
へ戻る。ステップ314では、前回のフローで減速量設
定部12においてエンジンブレーキ量を通常よりも所定
量増大させる補正設定がなされている場合には、その補
正設定が解除される。ステップ315では前回のフロー
で表示部32に急なカーブの存在が表示されていた場合
にその表示が消される。その他の流れは第1の実施例に
おける図4の流れと同様である。ここでは、ステップ3
07〜313が発明の処理手段を構成している。
【0059】本実施例は以上のように構成され、第1の
実施例と同様の効果を有するほか、とくにカーブ通過困
難度判断部30を備えて、現在の車速では前方道路の急
なカーブの通過が容易ではないとき当該道路形状に関す
る情報を表示させるものとしたので、あらかじめ準備が
できてカーブ進入に際し適切に減速等の処置ができる。
また、急なカーブが道路の分岐である場合に、車両が曲
がらないで直進するようなときでも、ドライバーに注意
を喚起できるという利点を有する。
【0060】なお、各実施例において、進路候補決定部
10は道路種別に基づいて進路候補を決定するようにな
っているが、これに限定されない。例えば、極端に道路
の幅員が狭くなるような道路へは進行しないと判断して
よいし、車線数が減少する道路へ進行する確度も低い。
また極端に制限速度が遅く定められた道路への進行もな
いと判断される。したがって、道路種別のほか、幅員、
車線数、制限速度の少なくも1つに基づいて進路候補を
求めることとしてもよい。
【0061】進路候補の決定により急なカーブを検出す
る範囲を絞ることにより、カーブ検出部11、21以降
での演算負荷が軽減されるが、演算処理能力が十分ある
場合には、侵入禁止などの場所を除く走行可能のすべて
の道路について急なカーブの検出を行なってもよい。
【0062】また、カーブ検出部11、21における急
なカーブの検出法も、ノード、リンクによるものに限ら
ず適宜の手段を用いることができる。
【0063】さらに、減速力を増大させる手段として変
速機の変速比を変化させてエンジンブレーキ量を増大す
る例を示したが、このほか、ドライバーのブレーキ操作
とは独立して制御可能なブレーキアクチュエータを備
え、このブレーキアクチュエータを作動させて減速力を
付加的に増すようにしてもよく、あるいは、エンジンの
スロットルバルブを積極的に絞ることにより、エンジン
の出力トルクを低下させて減速力を発生させることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】カーブ検出部が検出する急なカーブの例を示す
図である。
【図3】車両前方の道路形状の例を示す図である。
【図4】第1の実施例における制御の流れを示すフロー
チャートである。
【図5】制御の各段階における処理結果を示す説明図で
ある。
【図6】制御の各段階における処理結果を示す説明図で
ある。
【図7】進路候補の選択基準例を示す図である。
【図8】道路形状のノードによる表示例を示す図であ
る。
【図9】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施例における制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図11】車両前方の道路形状の例を示す図である。
【図12】第3の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】第3の実施例における制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図14】カーブ通過困難度の判断に用いるテーブル例
を示す図である。
【図15】通過困難のカーブの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 カーナビゲーション装置(道路情報提供部) 2 自車位置検出部 3 地図情報格納部 4 地図情報読み出し部 5 マップマッチング実行部 6 ナビゲーション機能制御部 10 進路候補決定部 11、21 カーブ検出部 12、23 減速量設定部 13 減速実行部 14 アクセル操作検出部 C1、C2、C3 急なカーブ 22 予測進路数判断部 30 カーブ通過困難度判断部 31 車速検出部 32 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/16 G08G 1/16 D 9A001 G09B 29/00 G09B 29/00 A 29/10 29/10 A // F16H 59:18 F16H 59:18 59:66 59:66 (72)発明者 皆川 留美 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 佐藤 好宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 住沢 紹男 神奈川県座間市広野台二丁目6番35号 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 Fターム(参考) 2C032 HB22 HC08 HC21 HD03 2F029 AA02 AB07 AC02 AC08 AC09 AC13 AC14 3D037 FA13 FB00 FB01 FB03 3J052 AA07 BB03 BB13 DA01 FB31 GC13 GD04 LA01 5H180 AA01 BB04 BB13 FF04 FF05 FF07 FF14 FF22 FF27 LL06 LL09 LL15 9A001 BB06 HH34 JJ77 JJ78

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在走行中の第1の道路の情報お
    よび第1の道路に接続する第2の道路の情報を含む道路
    情報を提供する道路情報提供部と、第1の道路の情報お
    よび第2の道路の情報とから、車両前方の進路候補を求
    める進路候補決定部と、進路候補におけるカーブを検出
    するカーブ検出部と、進路候補が複数求められ、現在位
    置から所定距離内で進路候補内の前記第2の道路の少な
    くとも1つにカーブが検出された場合、当該カーブの通
    過を容易とする所定の処理を行なう処理手段とを有する
    ことを特徴とする車両用走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の処理が、アクセルオフ時に車
    両の減速力を増大させることであることを特徴とする請
    求項1記載の車両用走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記減速力を増大させる処理が、減速力
    に一定値を加えるものであることを特徴とする請求項2
    記載の車両用走行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記減速力を増大させる処理は、カーブ
    が検出された場合に変速機制御値をエンジンブレーキ量
    増大側に補正設定し、アクセルオフ時に前記補正設定し
    た変速機制御値で変速機制御を実行させるものであるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の車両用走行制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記処理手段はさらに、前記進路候補決
    定部で求められた進路候補が1つのみであるときは、進
    路候補が複数求められたときとは異なる処理を行なうこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の車両用
    走行制御装置。
  6. 【請求項6】 進路候補が1つのみであるときの前記異
    なる処理が、アクセルオフ時に前記カーブのカーブ度合
    いに応じて車両の減速力を増大させることであることを
    特徴とする請求項5記載の車両用走行制御装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の処理が、前記検出されたカー
    ブの存在を報知することであることを特徴とする請求項
    1記載の車両用走行制御装置。
  8. 【請求項8】 前記進路候補決定部は、前記第1の道路
    および第2の道路の道路種別、幅員、車線数、制限速度
    の少なくも1つに基づいて進路候補を求めることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の車
    両用走行制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126129A (ja) * 2005-10-05 2007-05-24 Nissan Motor Co Ltd 走行制御装置
US8666563B2 (en) 2011-01-06 2014-03-04 Denso Corporation Determination apparatus for determining erroneous application of accelerator rather than brake

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JP2007126129A (ja) * 2005-10-05 2007-05-24 Nissan Motor Co Ltd 走行制御装置
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