JP2001206884A - テトラヒドロチオフェン誘導体、およびそれらの液晶混合物における使用 - Google Patents
テトラヒドロチオフェン誘導体、およびそれらの液晶混合物における使用Info
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- C07D409/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings
- C07D409/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
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- C07D333/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
- C07D333/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
- C07D333/04—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom
- C07D333/26—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D333/38—Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
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- C09K19/52—Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
- C09K19/58—Dopants or charge transfer agents
- C09K19/586—Optically active dopants; chiral dopants
- C09K19/588—Heterocyclic compounds
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】液晶混合物、特にカイラルスメクティック混合
物の性質に対して、例えば誘電異方性および/または融
点について、さらにまた切換え挙動、チルト角値および
チルト角の温度依存性について好ましい効果を有する化
合物の提供。 【解決手段】下記一般式(I)で表されるテトラヒドロ
チオフェン誘導体: R1−X−(A1−M1)a−(A2−M2)b−A3
−Y−T−Z−R2 (I) (式中、記号および符号は、下記の意味を有する:T
は、テトラヒドロチオフェン−2,5−ジイルまたはテ
トラヒドロチオフェン−2,4−ジイルであり、R1、
R2は、置換基、X、Y、Z、M1、M2は単結合また
は化合物基の結合を表し、A1、A2、A3は複素環を
含んでいてもよい置換基を表す)、および、その化合物
を含む液晶混合物、その液晶化合物を含有する駆動およ
び/または表示デバイス。
物の性質に対して、例えば誘電異方性および/または融
点について、さらにまた切換え挙動、チルト角値および
チルト角の温度依存性について好ましい効果を有する化
合物の提供。 【解決手段】下記一般式(I)で表されるテトラヒドロ
チオフェン誘導体: R1−X−(A1−M1)a−(A2−M2)b−A3
−Y−T−Z−R2 (I) (式中、記号および符号は、下記の意味を有する:T
は、テトラヒドロチオフェン−2,5−ジイルまたはテ
トラヒドロチオフェン−2,4−ジイルであり、R1、
R2は、置換基、X、Y、Z、M1、M2は単結合また
は化合物基の結合を表し、A1、A2、A3は複素環を
含んでいてもよい置換基を表す)、および、その化合物
を含む液晶混合物、その液晶化合物を含有する駆動およ
び/または表示デバイス。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶混合物の成分
として格別に適するテトラヒドロチオフェン誘導体、お
よびそれらの液晶混合物における使用に関する。
として格別に適するテトラヒドロチオフェン誘導体、お
よびそれらの液晶混合物における使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ネマティックおよびコレステリック液晶
に加えて、最近、光学活性の傾斜配向されたスメクティ
ック(強誘電性)液晶が市販表示デバイスに使用されて
いる。クラーク(Clark) およびラガーウォル(Lagerwal
l) は、非常に薄いセルで強誘電性液晶(FLC)を使
用すると、慣用のTN(「ねじれネマティック」)セル
に比較して、1000までのファクターで迅速な応答時
間を有する光電気駆動素子(switching element) または
表示素子が得られることを証明することができた(例え
ば、EP-A 0 032 362参照)。このおよびその他の好まし
い性質、例えば双安定駆動の可能性およびコントラスト
が視野角からほとんど独立しているという事実によっ
て、FLCは基本的に、コンピューターディスプレイな
どの用途分野に格別に適している。
に加えて、最近、光学活性の傾斜配向されたスメクティ
ック(強誘電性)液晶が市販表示デバイスに使用されて
いる。クラーク(Clark) およびラガーウォル(Lagerwal
l) は、非常に薄いセルで強誘電性液晶(FLC)を使
用すると、慣用のTN(「ねじれネマティック」)セル
に比較して、1000までのファクターで迅速な応答時
間を有する光電気駆動素子(switching element) または
表示素子が得られることを証明することができた(例え
ば、EP-A 0 032 362参照)。このおよびその他の好まし
い性質、例えば双安定駆動の可能性およびコントラスト
が視野角からほとんど独立しているという事実によっ
て、FLCは基本的に、コンピューターディスプレイな
どの用途分野に格別に適している。
【0003】FLCの技術要件のさらに詳細な説明に
は、ヨーロッパ特許出願 0 916 714およびDE-A 197 48
432 が引用される。チオフェン誘導体を液晶混合物で用
いることは、例えばEP-B-0 364 923または0 500 072に
すでに開示されている。しかしながら、特に強誘電性液
晶混合物の開発は、完了したと言うことはできないこと
から、混合物用の非常に広く種々の成分が注目されてい
る。この理由は部分的に、液晶混合物と表示デバイスま
たはセルの各部品(例えば、配向膜)との相互作用だけ
がまた、液晶混合物の品質を引き出すものと結論するこ
とができるからである。
は、ヨーロッパ特許出願 0 916 714およびDE-A 197 48
432 が引用される。チオフェン誘導体を液晶混合物で用
いることは、例えばEP-B-0 364 923または0 500 072に
すでに開示されている。しかしながら、特に強誘電性液
晶混合物の開発は、完了したと言うことはできないこと
から、混合物用の非常に広く種々の成分が注目されてい
る。この理由は部分的に、液晶混合物と表示デバイスま
たはセルの各部品(例えば、配向膜)との相互作用だけ
がまた、液晶混合物の品質を引き出すものと結論するこ
とができるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、少量
で混合した場合でも、液晶混合物、特にカイラルスメク
ティック混合物の性質に対して、例えば誘電異方性およ
び/または融点について、さらにまた切換え挙動、チル
ト角値およびチルト角の温度依存性について好ましい効
果を有する化合物を提供することにあった。
で混合した場合でも、液晶混合物、特にカイラルスメク
ティック混合物の性質に対して、例えば誘電異方性およ
び/または融点について、さらにまた切換え挙動、チル
ト角値およびチルト角の温度依存性について好ましい効
果を有する化合物を提供することにあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により、式(I)
で表わされるテトラヒドロチオフェン誘導体が、少量で
混合した場合でさえも、液晶混合物、特にカイラルスメ
クティック混合物の性質について、例えば誘電異方性お
よび/または融点について、さらにまた切換え挙動、チ
ルト角値およびチルト角の温度依存性について好ましい
効果を有することが見出された。従って、本発明は、式
(I)で表わされるテトラヒドロチオフェン誘導体を提
供する:
で表わされるテトラヒドロチオフェン誘導体が、少量で
混合した場合でさえも、液晶混合物、特にカイラルスメ
クティック混合物の性質について、例えば誘電異方性お
よび/または融点について、さらにまた切換え挙動、チ
ルト角値およびチルト角の温度依存性について好ましい
効果を有することが見出された。従って、本発明は、式
(I)で表わされるテトラヒドロチオフェン誘導体を提
供する:
【0006】
【化2】 式中、記号および符号は、下記の意味を有する:Tは、
指定されておらず、テトラヒドロチオフェン−2,5−
ジイルまたはテトラヒドロチオフェン−2,4−ジイル
であり;R1 は、水素であり、もしくは直鎖状または分
枝鎖状のC1〜20−アルキル基またはC2〜20−アルケニ
ル基であり(この基は、不斉炭素原子を有するか、また
は有していない)、 a)この基中に存在する1個のCH2 基または2個の非
末端CH2 基は、それぞれ相互に独立し、隣接する2個
のCH2 基は同様に置き換えることができないものとし
て、−O−または−C(=O)−により置き換えられて
いてもよく、 b)この基中に存在する1個のCH2 基は、−C≡C−
により置き換えられていてもよく、および/または
指定されておらず、テトラヒドロチオフェン−2,5−
ジイルまたはテトラヒドロチオフェン−2,4−ジイル
であり;R1 は、水素であり、もしくは直鎖状または分
枝鎖状のC1〜20−アルキル基またはC2〜20−アルケニ
ル基であり(この基は、不斉炭素原子を有するか、また
は有していない)、 a)この基中に存在する1個のCH2 基または2個の非
末端CH2 基は、それぞれ相互に独立し、隣接する2個
のCH2 基は同様に置き換えることができないものとし
て、−O−または−C(=O)−により置き換えられて
いてもよく、 b)この基中に存在する1個のCH2 基は、−C≡C−
により置き換えられていてもよく、および/または
【0007】c)この基中に存在する1個のCH2 基
は、−Si(CH3 )2 −、シクロプロパン−1,2−
ジイル、シクロブタン−1,3−ジイル、シクロペンタ
ン−1,4−ジイル、ビシクロ[1.1.1]ペンタン
−1,3−ジイルまたはシクロヘキサン−1,4−ジイ
ルにより置き換えられていてもよく、および/または d)この基中に存在する1個または2個以上のH原子
は、Fおよび/またはCNにより置き換えられていても
よく、 e)不斉炭素原子を含有する分枝鎖状アルキルまたは分
枝鎖状アルケニル基の場合、この不斉炭素原子は、置換
基として−CH3 、−OCH3 、−CF3 、F、CNお
よび/またはClを有し、もしくは3−〜7−員環中に
組み入れられており、さらにこの基中に存在する1個の
CH2 基または隣接していない2個のCH2 基は、−O
−により置き換えられていてもよく、またこれらの基に
隣接していない1個のCH2 基は、−OC(=O)−に
より置き換えられていてもよく;
は、−Si(CH3 )2 −、シクロプロパン−1,2−
ジイル、シクロブタン−1,3−ジイル、シクロペンタ
ン−1,4−ジイル、ビシクロ[1.1.1]ペンタン
−1,3−ジイルまたはシクロヘキサン−1,4−ジイ
ルにより置き換えられていてもよく、および/または d)この基中に存在する1個または2個以上のH原子
は、Fおよび/またはCNにより置き換えられていても
よく、 e)不斉炭素原子を含有する分枝鎖状アルキルまたは分
枝鎖状アルケニル基の場合、この不斉炭素原子は、置換
基として−CH3 、−OCH3 、−CF3 、F、CNお
よび/またはClを有し、もしくは3−〜7−員環中に
組み入れられており、さらにこの基中に存在する1個の
CH2 基または隣接していない2個のCH2 基は、−O
−により置き換えられていてもよく、またこれらの基に
隣接していない1個のCH2 基は、−OC(=O)−に
より置き換えられていてもよく;
【0008】R2 は、水素であり、もしくは炭素原子1
〜20個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であ
り(この基は、不斉炭素原子を有するか、または有して
いない)、この基中に存在する1個の非末端CH2 基
は、−O−または−OC(=O)−または−C(=O)
O−により置き換えられていてもよく、および/または
この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、F
により置き換えられていてもよく、ただし a)Zに結合しているCH2 基は、Zが−O−である場
合、−O−により置き換えることはできず、 b)R2 は、Zが単結合であり、またR1 が水素ではな
い場合、水素のみであることができ;Xは、単結合、−
O−、−OC(=O)−、−C(=O)O−または−O
C(=O)O−であり;Yは、−OC(=O)−、−S
C(=O)−、−OCH2 −または−CH2 CH2 −で
あり;Zは、単結合または−O−であり;
〜20個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であ
り(この基は、不斉炭素原子を有するか、または有して
いない)、この基中に存在する1個の非末端CH2 基
は、−O−または−OC(=O)−または−C(=O)
O−により置き換えられていてもよく、および/または
この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、F
により置き換えられていてもよく、ただし a)Zに結合しているCH2 基は、Zが−O−である場
合、−O−により置き換えることはできず、 b)R2 は、Zが単結合であり、またR1 が水素ではな
い場合、水素のみであることができ;Xは、単結合、−
O−、−OC(=O)−、−C(=O)O−または−O
C(=O)O−であり;Yは、−OC(=O)−、−S
C(=O)−、−OCH2 −または−CH2 CH2 −で
あり;Zは、単結合または−O−であり;
【0009】A1 、A2 およびA3 は、指定されておら
ず、それぞれ相互に独立して、フェニレン−1,4−ジ
イル基(この基は、未置換であるか、または置換基とし
て、1個または2個のCNまたはFを有する)、フェニ
レン−1,3−ジイル基(この基は、未置換であるか、
または置換基として、1個または2個のCNまたはFを
有する)、シクロヘキサン−1,4−ジイル基(この基
中に存在する1個または2個のH原子は、相互に独立し
て、CN、CH3 またはFにより置き換えられていても
よい)、1−シクロヘキセン−1,4−ジイル(この基
中に存在する1個のH原子は、Fにより置き換えられて
いてもよい)、1−アルキル−1−シラシクロヘキサン
−1,4−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル(この基
は、未置換であるか、または置換基として、1個のFを
有する)、ピリミジン−2,5−ジイル(この基は、未
置換であるか、または置換基として、1個のFを有す
る)、チオフェン−2,5−ジイルまたは(1,3,
4)−チアジアゾール−2,5−ジイルであり;
ず、それぞれ相互に独立して、フェニレン−1,4−ジ
イル基(この基は、未置換であるか、または置換基とし
て、1個または2個のCNまたはFを有する)、フェニ
レン−1,3−ジイル基(この基は、未置換であるか、
または置換基として、1個または2個のCNまたはFを
有する)、シクロヘキサン−1,4−ジイル基(この基
中に存在する1個または2個のH原子は、相互に独立し
て、CN、CH3 またはFにより置き換えられていても
よい)、1−シクロヘキセン−1,4−ジイル(この基
中に存在する1個のH原子は、Fにより置き換えられて
いてもよい)、1−アルキル−1−シラシクロヘキサン
−1,4−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル(この基
は、未置換であるか、または置換基として、1個のFを
有する)、ピリミジン−2,5−ジイル(この基は、未
置換であるか、または置換基として、1個のFを有す
る)、チオフェン−2,5−ジイルまたは(1,3,
4)−チアジアゾール−2,5−ジイルであり;
【0010】M1 およびM2 は、指定されておらず、そ
れぞれ相互に独立して、−OC(=O)−、−OCH2
−、−CH2 CH2 −、−OC(=O)CH2 CH
2 −、−OCH2 CH2 CH2 −、−C≡C−、−CH
2 CH2 CH2 CH2 −または単結合であり;aおよび
bは、それぞれ相互に独立して、0または1である。例
えばR1 における「末端」の用語は、XまたはHに結合
しているCH2 基を意味する。「指定されておらず」の
用語は、その鏡像の形態の当該基の組入れが可能である
ことを意味する。下記式(I−1)〜(I〜15)で表
わされる化合物は、好ましい化合物として挙げられる:
れぞれ相互に独立して、−OC(=O)−、−OCH2
−、−CH2 CH2 −、−OC(=O)CH2 CH
2 −、−OCH2 CH2 CH2 −、−C≡C−、−CH
2 CH2 CH2 CH2 −または単結合であり;aおよび
bは、それぞれ相互に独立して、0または1である。例
えばR1 における「末端」の用語は、XまたはHに結合
しているCH2 基を意味する。「指定されておらず」の
用語は、その鏡像の形態の当該基の組入れが可能である
ことを意味する。下記式(I−1)〜(I〜15)で表
わされる化合物は、好ましい化合物として挙げられる:
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】上記各式において、R3 は、水素であり、
もしくは炭素原子1〜16個を有する直鎖状または分枝
鎖状アルキル基であり(この基は、不斉炭素原子を有す
るか、または有していない)、この基中に存在する1個
の非末端CH2 基は、−O−により置き換えられていて
もよく、または未指定で、−C(=O)−により置き換
えられていてもよく、またこの基中に存在する1個また
は2個以上のH原子は、Fにより置き換えられていても
よく;R4 は、水素であり、もしくは炭素原子1〜16
個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ
の基は、不斉炭素原子を有するか、または有していな
い);Fxは、1個または2個(隣接する)F原子によ
るビフェニルの置換を表わす。
もしくは炭素原子1〜16個を有する直鎖状または分枝
鎖状アルキル基であり(この基は、不斉炭素原子を有す
るか、または有していない)、この基中に存在する1個
の非末端CH2 基は、−O−により置き換えられていて
もよく、または未指定で、−C(=O)−により置き換
えられていてもよく、またこの基中に存在する1個また
は2個以上のH原子は、Fにより置き換えられていても
よく;R4 は、水素であり、もしくは炭素原子1〜16
個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ
の基は、不斉炭素原子を有するか、または有していな
い);Fxは、1個または2個(隣接する)F原子によ
るビフェニルの置換を表わす。
【0016】式(I)、特に式(I−1)〜(I−1
5)において、R3 およびR4 が、それぞれ相互に独立
して、炭素原子2〜16個を有する直鎖状アルキル基で
ある化合物は、特に好ましい化合物として挙げられる。
式(I)、特に式(I−1)〜(I−15)において、
R3 が炭素原子2〜12個を有する直鎖状アルキル基で
あり、およびR4 が水素であるか、または炭素原子2〜
12個を有する直鎖状アルキル基である化合物は、特に
好ましい化合物として挙げられる。液晶混合物中の光学
活性成分(ドープ剤)として使用される式(I)で表わ
される化合物の中で、そのアルキル基が、少なくとも1
個の下記基の形態である不斉炭素原子を含有する化合物
は、好ましい化合物として挙げられる:
5)において、R3 およびR4 が、それぞれ相互に独立
して、炭素原子2〜16個を有する直鎖状アルキル基で
ある化合物は、特に好ましい化合物として挙げられる。
式(I)、特に式(I−1)〜(I−15)において、
R3 が炭素原子2〜12個を有する直鎖状アルキル基で
あり、およびR4 が水素であるか、または炭素原子2〜
12個を有する直鎖状アルキル基である化合物は、特に
好ましい化合物として挙げられる。液晶混合物中の光学
活性成分(ドープ剤)として使用される式(I)で表わ
される化合物の中で、そのアルキル基が、少なくとも1
個の下記基の形態である不斉炭素原子を含有する化合物
は、好ましい化合物として挙げられる:
【0017】a)−C* H(CH3 )Cm H2m+1(式
中、mは2〜8の数値を有する) b)−OC* H(CH3 )Cm H2m+1(式中、mは2〜
8の数値を有する) c)−OC* H(CH3 )CO2 Cm H2m+1(式中、m
は1〜10の数値を有する) d)−OC(=O)C* H(CH3 )OCm H2m+1(式
中、mは1〜10の数値を有する) e)−OC(=O)C* H(F)Cm H2m+1(式中、m
は1〜10の数値を有する) f)−OCH2 C* H(F)Cm H2m+1(式中、mは1
〜10の数値を有する) g)−OCH2 C* H(F)
C* H(F)Cm H2m+1(式中、mは1〜10の数値を
有する) h)オキシラン−2,3−ジイル(各式中、C* は、不
斉炭素原子を表わす)。
中、mは2〜8の数値を有する) b)−OC* H(CH3 )Cm H2m+1(式中、mは2〜
8の数値を有する) c)−OC* H(CH3 )CO2 Cm H2m+1(式中、m
は1〜10の数値を有する) d)−OC(=O)C* H(CH3 )OCm H2m+1(式
中、mは1〜10の数値を有する) e)−OC(=O)C* H(F)Cm H2m+1(式中、m
は1〜10の数値を有する) f)−OCH2 C* H(F)Cm H2m+1(式中、mは1
〜10の数値を有する) g)−OCH2 C* H(F)
C* H(F)Cm H2m+1(式中、mは1〜10の数値を
有する) h)オキシラン−2,3−ジイル(各式中、C* は、不
斉炭素原子を表わす)。
【0018】本発明による化合物は、刊行物からそれ自
体公知である方法、例えば Houben-Weylによる Methode
n der organischen Chemie[有機化学の方法] Georg-T
hieme 出版社 Stuttgart、などの有機合成にかかわる標
準的学術書に記載されている方法により製造される。し
かしながら、例えば長い(>C6 )アルキル鎖を有する
官能性誘導体は、例えばメチルまたはエチル類縁化合物
に比較して、反応性に乏しい傾向があることから、メソ
ゲン単位の要件に応じて変更または修正する必要がある
ことが証明されることがある。これに関連して、下記合
成スキームが特に挙げられる。このスキームは、本発明
によるテトラヒドロチオフェン誘導体の合成を、例とし
てさらに詳細に説明するものである。
体公知である方法、例えば Houben-Weylによる Methode
n der organischen Chemie[有機化学の方法] Georg-T
hieme 出版社 Stuttgart、などの有機合成にかかわる標
準的学術書に記載されている方法により製造される。し
かしながら、例えば長い(>C6 )アルキル鎖を有する
官能性誘導体は、例えばメチルまたはエチル類縁化合物
に比較して、反応性に乏しい傾向があることから、メソ
ゲン単位の要件に応じて変更または修正する必要がある
ことが証明されることがある。これに関連して、下記合
成スキームが特に挙げられる。このスキームは、本発明
によるテトラヒドロチオフェン誘導体の合成を、例とし
てさらに詳細に説明するものである。
【0019】スキーム 1
【化7】
【0020】i :D.J.Cramによる J.Am.Chem.Soc.,89,4
651(1967) に記載されているとおり、 1.Na(Hg)、H2 O、2,HCl、C2 H5 OH ii:1.Na(Hg)、2,HCl iii:R1 −X−(A1 −M1 )a −(A2 −M2 )b −
A3 −OH、DCC/CH2 Cl2 。 スキーム1の合成に必要な5−アルキルチオフェン−2
−カルボン酸 1 は、EP-B-0 364 923に記載の方法に
より製造される。テトラヒドロチオフェンの官能性誘導
体と別種の液晶特異単位との結合に関するかぎり、DE-A
197 48 432 を参照することができ、ここには、当業者
に慣用の方法が挙げられている。
651(1967) に記載されているとおり、 1.Na(Hg)、H2 O、2,HCl、C2 H5 OH ii:1.Na(Hg)、2,HCl iii:R1 −X−(A1 −M1 )a −(A2 −M2 )b −
A3 −OH、DCC/CH2 Cl2 。 スキーム1の合成に必要な5−アルキルチオフェン−2
−カルボン酸 1 は、EP-B-0 364 923に記載の方法に
より製造される。テトラヒドロチオフェンの官能性誘導
体と別種の液晶特異単位との結合に関するかぎり、DE-A
197 48 432 を参照することができ、ここには、当業者
に慣用の方法が挙げられている。
【0021】本発明はまた、式(I)で表わされる化合
物を液晶混合物、好ましくはスメクティックおよびネマ
ティック液晶混合物、特に好ましくはカイラルスメクテ
ィック(強誘電性)液晶混合物に使用することに関す
る。反転モードで動作する強誘電性液晶混合物に、また
はアクティブマトリックス素子を備えた駆動デバイスお
よび表示デバイスにおける使用は、特に好適である。カ
イラルスメクティック液晶層が、単安定−駆動モノドメ
インを形成するアクティブマトリックスLCD(駆動デ
バイスおよび表示デバイス)用の混合物における使用
は、非常に特に好ましい。本発明はさらにまた、1種ま
たは2種以上の式(I)で表わされる化合物を含有する
液晶混合物、好ましくはスメクティックおよびネマティ
ック液晶混合物、特に好ましくは強誘電性(カイラルス
メクティック)液晶混合物を提供する。
物を液晶混合物、好ましくはスメクティックおよびネマ
ティック液晶混合物、特に好ましくはカイラルスメクテ
ィック(強誘電性)液晶混合物に使用することに関す
る。反転モードで動作する強誘電性液晶混合物に、また
はアクティブマトリックス素子を備えた駆動デバイスお
よび表示デバイスにおける使用は、特に好適である。カ
イラルスメクティック液晶層が、単安定−駆動モノドメ
インを形成するアクティブマトリックスLCD(駆動デ
バイスおよび表示デバイス)用の混合物における使用
は、非常に特に好ましい。本発明はさらにまた、1種ま
たは2種以上の式(I)で表わされる化合物を含有する
液晶混合物、好ましくはスメクティックおよびネマティ
ック液晶混合物、特に好ましくは強誘電性(カイラルス
メクティック)液晶混合物を提供する。
【0022】本発明による液晶混合物は一般に、2〜3
5種、好ましくは2〜25種、特に好ましくは2〜20
種の成分を含有する。これらの混合物は一般に、1種ま
たは2種以上、好ましくは1〜10種、特に好ましくは
1〜5種、非常に特に好ましくは1〜3種の本発明によ
る式(I)で表わされる化合物を、総混合物に基づき、
0.01〜80重量%、好ましくは0.1〜60重量
%、特に好ましくは0.1〜30重量%の割合で含有す
る。本発明による式(I)で表わされる化合物を含有す
る液晶混合物の追加の成分は、好ましくはスメクティッ
クおよび/またはネマティックおよび/またはコレステ
リック相を有する公知化合物から選択される。この場合
に適当な追加の混合物成分は、特に国際特許出願 WO97/
04039 およびDE-A 197 48 432 に挙げられており、これ
らの刊行物の記載を、引用してここに組み入れる。
5種、好ましくは2〜25種、特に好ましくは2〜20
種の成分を含有する。これらの混合物は一般に、1種ま
たは2種以上、好ましくは1〜10種、特に好ましくは
1〜5種、非常に特に好ましくは1〜3種の本発明によ
る式(I)で表わされる化合物を、総混合物に基づき、
0.01〜80重量%、好ましくは0.1〜60重量
%、特に好ましくは0.1〜30重量%の割合で含有す
る。本発明による式(I)で表わされる化合物を含有す
る液晶混合物の追加の成分は、好ましくはスメクティッ
クおよび/またはネマティックおよび/またはコレステ
リック相を有する公知化合物から選択される。この場合
に適当な追加の混合物成分は、特に国際特許出願 WO97/
04039 およびDE-A 197 48 432 に挙げられており、これ
らの刊行物の記載を、引用してここに組み入れる。
【0023】本発明による混合物はまた、電気光学素子
または完全光学素子、例えば表示素子、駆動素子、光モ
ジュレーター、画像処理および/または信号処理用素
子、もしくは一般に非線型光学部品の領域で使用するこ
とができる。従って、本発明はまた、1種または2種以
上の式(I)で表わされる化合物を含有する駆動デバイ
スおよび/または表示デバイス、好ましくはスメクティ
ック液晶混合物を含有する駆動デバイスおよび/または
表示デバイスを提供する。アクティブマトリックス素子
を備えた駆動デバイスおよび/または表示デバイスは、
特に好ましいものとして挙げられる( 例えば、DE-A 198
22 830 参照) 。本明細書では、本発明の技術的背景を
説明するために、種々の刊行物が引用されている。これ
ら全部の刊行物を、引用してここに組み入れる。
または完全光学素子、例えば表示素子、駆動素子、光モ
ジュレーター、画像処理および/または信号処理用素
子、もしくは一般に非線型光学部品の領域で使用するこ
とができる。従って、本発明はまた、1種または2種以
上の式(I)で表わされる化合物を含有する駆動デバイ
スおよび/または表示デバイス、好ましくはスメクティ
ック液晶混合物を含有する駆動デバイスおよび/または
表示デバイスを提供する。アクティブマトリックス素子
を備えた駆動デバイスおよび/または表示デバイスは、
特に好ましいものとして挙げられる( 例えば、DE-A 198
22 830 参照) 。本明細書では、本発明の技術的背景を
説明するために、種々の刊行物が引用されている。これ
ら全部の刊行物を、引用してここに組み入れる。
【0024】
【実施例】下記例は、本発明を説明するものであり、本
発明を制限するものではない。例1 : [4(5−ウンデシル−ピリミジン−2−イル)フェニ
ル]5−プロピル−テトラヒドロチオフェン−2−カル
ボキシレート 4−(5−ウンデシル−ピリミジン−2−イル)フェノ
ール4.9g、5−プロピル−テトラヒドロチオフェン
−2−カルボン酸2.6g(この化合物は、スキーム1
に示されているようにして製造される)およびジシクロ
ヘキシルカルボジイミド3.1gを、ジクロロメタン5
0ml中で室温において24時間、撹拌する。濾過し、
ジクロロメタンを蒸留により分離し、クロマトグラフイ
(シリカゲル:ジクロロメタン/ヘプタン)により精製
し、次いでアセトニトリルから再結晶させ、表題の化合
物を、無色結晶として得る。化合物(I−1)〜(I−
12)は、同様の方法で得ることができる。
発明を制限するものではない。例1 : [4(5−ウンデシル−ピリミジン−2−イル)フェニ
ル]5−プロピル−テトラヒドロチオフェン−2−カル
ボキシレート 4−(5−ウンデシル−ピリミジン−2−イル)フェノ
ール4.9g、5−プロピル−テトラヒドロチオフェン
−2−カルボン酸2.6g(この化合物は、スキーム1
に示されているようにして製造される)およびジシクロ
ヘキシルカルボジイミド3.1gを、ジクロロメタン5
0ml中で室温において24時間、撹拌する。濾過し、
ジクロロメタンを蒸留により分離し、クロマトグラフイ
(シリカゲル:ジクロロメタン/ヘプタン)により精製
し、次いでアセトニトリルから再結晶させ、表題の化合
物を、無色結晶として得る。化合物(I−1)〜(I−
12)は、同様の方法で得ることができる。
【0025】例2: (5−プロピル−テトラヒドロチオフェン−2−イル)
メチル [4(5−ウンデシル−ピリミジン−2−イ
ル)フェニル]エーテル 等モル量のジエチルアゾジカルホキシレートとトリフェ
ニルホスフィンとをTHF中で充分に反応させた混合物
を、等モル量の4−(5−ウンデシル−ピリミジン−2
−イル)フェノールおよび5−プロピル−テトラヒドロ
チオフェン−2−イル−メタノール(この化合物は、メ
チル 5−プロピル−テトラヒドロチオフェン−2−カ
ルボキシレートのLiAlH4 還元により製造される)
と混合する。この混合物を、室温において24時間、撹
拌し、次いで減圧下に蒸発乾燥させる。クロマトグラフ
イ(シリカゲル:ジクロロメタン)および再結晶により
精製し、表題の化合物を得る。化合物(I−13)およ
び(I−14)は、同様の方法で得ることができる。
メチル [4(5−ウンデシル−ピリミジン−2−イ
ル)フェニル]エーテル 等モル量のジエチルアゾジカルホキシレートとトリフェ
ニルホスフィンとをTHF中で充分に反応させた混合物
を、等モル量の4−(5−ウンデシル−ピリミジン−2
−イル)フェノールおよび5−プロピル−テトラヒドロ
チオフェン−2−イル−メタノール(この化合物は、メ
チル 5−プロピル−テトラヒドロチオフェン−2−カ
ルボキシレートのLiAlH4 還元により製造される)
と混合する。この混合物を、室温において24時間、撹
拌し、次いで減圧下に蒸発乾燥させる。クロマトグラフ
イ(シリカゲル:ジクロロメタン)および再結晶により
精製し、表題の化合物を得る。化合物(I−13)およ
び(I−14)は、同様の方法で得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング・シュミット ドイツ連邦共和国 63303 ドライアイヒ、 スタッフォードシュトラーセ 5アー
Claims (7)
- 【請求項1】 式(I)で表わされるテトラヒドロチオ
フェン誘導体: 【化1】 式中、記号および符号は、下記の意味を有する:Tは、
指定されておらず、テトラヒドロチオフェン−2,5−
ジイルまたはテトラヒドロチオフェン−2,4−ジイル
であり、 R1 は、水素であり、もしくは直鎖状または分枝鎖状の
C1〜20−アルキル基またはC2〜20−アルケニル基であ
り(この基は、不斉炭素原子を有するか、または有して
いない)、 a)この基中に存在する1個または2個の非末端CH2
基は、それぞれ相互に独立し、2個の隣接するCH2 基
は同様に置き換えることができないものとして、−O−
または−C(=O)−により置き換えられていてもよ
く、 b)この基中に存在する1個のCH2 基は、−C≡C−
により置き換えられていてもよく、および/または c)この基中に存在する1個のCH2 基は、−Si(C
H3 )2 −、シクロプロパン−1,2−ジイル、シクロ
ブタン−1,3−ジイル、シクロペンタン−1,4−ジ
イル、ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジイ
ルまたはシクロヘキサン−1,4−ジイルにより置き換
えられていてもよく、および/または d)この基中に存在する1個または2個以上のH原子
は、Fおよび/またはCNにより置き換えられていても
よく、 e)不斉炭素原子を含有する分枝鎖状アルキルまたは分
枝鎖状アルケニル基の場合、この不斉炭素原子は、置換
基として−CH3 、−OCH3 、−CF3 、F、CNお
よび/またはClを有し、もしくは3−〜7−員環中に
組み入れられており、さらにこの基中に存在する1個の
CH2 基または隣接していない2個のCH2 基は、−O
−により置き換えられていてもよく、またこれらの基に
隣接していない1個のCH2 基は、−OC(=O)−に
より置き換えられていてもよく;R2 は、水素であり、
もしくは炭素原子1〜20個を有する直鎖状または分枝
鎖状アルキル基であり(この基は、不斉炭素原子を有す
るか、または有していない)、この基中に存在する1個
の非末端CH2 基は、−O−または−OC(=O)−ま
たは−C(=O)O−により置き換えられていてもよ
く、および/またはこの基中に存在する1個または2個
以上のH原子は、Fにより置き換えられていてもよく、
ただし a)Zに結合しているCH2 基は、Zが−O−である場
合、−O−により置き換えることはできず、 b)R2 は、Zが単結合であり、またR1 が水素ではな
い場合、水素のみであることができ;Xは、単結合、−
O−、−OC(=O)−、−C(=O)O−または−O
C(=O)O−であり;Yは、−OC(=O)−、−S
C(=O)−、−OCH2 −または−CH2 CH2 −で
あり;Zは、単結合または−O−であり;A1 、A2 お
よびA3 は、別に指定されておらず、それぞれ相互に独
立して、フェニレン−1,4−ジイル基(この基は、未
置換であるか、または置換基として、1個または2個の
CNまたはFを有する)、フェニレン−1,3−ジイル
基(この基は、未置換であるか、または置換基として、
1個または2個のCNまたはFを有する)、シクロヘキ
サン−1,4−ジイル基(この基中に存在する1個また
は2個のH原子は、相互に独立して、CN、CH3 また
はFにより置き換えられていてもよい)、1−シクロヘ
キセン−1,4−ジイル(この基中に存在する1個のH
原子は、Fにより置き換えられていてもよい)、1−ア
ルキル−1−シラシクロヘキサン−1,4−ジイル、ピ
リジン−2,5−ジイル(この基は、未置換であるか、
または置換基として、1個のFを有する)、ピリミジン
−2,5−ジイル(この基は、未置換であるか、または
置換基として、1個のFを有する)、チオフェン−2,
5−ジイルまたは(1,3,4)−チアジアゾール−
2,5−ジイルであり;M1 およびM2 は、指定されて
おらず、それぞれ相互に独立して、−OC(=O)−、
−OCH2 −、−CH2 CH2 −、−OC(=O)CH
2 CH2 −、−OCH2 CH2 CH2 −、−C≡C−、
−CH2 CH2 CH2 CH2 −または単結合であり;a
およびbは、それぞれ相互に独立して、0または1であ
る。 - 【請求項2】 少なくとも1種の請求項1に記載の式
(I)で表わされる化合物を含有する液晶混合物。 - 【請求項3】 カイラルスメクティックである、請求項
2に記載の液晶混合物。 - 【請求項4】 ネマティックである、請求項2に記載の
液晶混合物。 - 【請求項5】 1種または2種以上の式(I)で表わさ
れる化合物を、0.01〜80重量%の量で含有する、
請求項2〜4のいずれかに記載の液晶混合物。 - 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の液晶混
合物を含有する、駆動および/または表示デバイス。 - 【請求項7】 アクティブマトリックス素子を備えてお
り、またそのカイラルスメクティック液晶層が、単安定
−駆動モノドメインを形成している、請求項6に記載の
駆動および/または表示デバイス。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19953804A DE19953804A1 (de) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | Tetrahydrothiophen-Derivate und ihre Verwendung in flüssigkristallinen Mischungen |
DE19953804.2 | 1999-11-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001206884A true JP2001206884A (ja) | 2001-07-31 |
Family
ID=7928383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000341832A Pending JP2001206884A (ja) | 1999-11-09 | 2000-11-09 | テトラヒドロチオフェン誘導体、およびそれらの液晶混合物における使用 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6465060B1 (ja) |
JP (1) | JP2001206884A (ja) |
DE (1) | DE19953804A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017088591A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | Dic株式会社 | 重合性化合物及び光学異方体 |
US11186669B2 (en) | 2015-01-16 | 2021-11-30 | Dic Corporation | Polymerizable composition and optically anisotropic body using same |
US11261378B2 (en) | 2014-12-25 | 2022-03-01 | Dic Corporation | Polymerizable compound and optically anisotropic object |
US11697695B2 (en) | 2015-01-16 | 2023-07-11 | Dic Corporation | Polymerizable composition and optically anisotropic body using same |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE92092T1 (de) | 1988-10-17 | 1993-08-15 | Canon Kk | Mesomorphe verbindung, diese enthaltende fluessigkristall-zusammensetzung und deren anwendung in einer fluessigkristall-vorrichtung. |
JP3005063B2 (ja) | 1991-02-20 | 2000-01-31 | キヤノン株式会社 | 液晶組成物、それを有する液晶素子、それ等を用いた表示方法及び表示装置 |
JPH05239069A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Canon Inc | 液晶性化合物、これを含む液晶組成物、それを有する液晶素子、それらを用いた表示方法および表示装置 |
EP0916714A1 (en) | 1997-10-28 | 1999-05-19 | Aventis Research & Technologies GmbH & Co. KG | Chiral smectic liquid crystal mixture containing fluoroisoquinolines |
DE19748432A1 (de) | 1997-11-03 | 1999-05-06 | Hoechst Ag | 2,3-Difluornaphthalin-Derivate und ihre Verwendung in flüssigkristallinen Mischungen |
-
1999
- 1999-11-09 DE DE19953804A patent/DE19953804A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-11-07 US US09/708,852 patent/US6465060B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-11-09 JP JP2000341832A patent/JP2001206884A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11261378B2 (en) | 2014-12-25 | 2022-03-01 | Dic Corporation | Polymerizable compound and optically anisotropic object |
US11186669B2 (en) | 2015-01-16 | 2021-11-30 | Dic Corporation | Polymerizable composition and optically anisotropic body using same |
US11697695B2 (en) | 2015-01-16 | 2023-07-11 | Dic Corporation | Polymerizable composition and optically anisotropic body using same |
JP2017088591A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | Dic株式会社 | 重合性化合物及び光学異方体 |
US10919870B2 (en) | 2015-11-09 | 2021-02-16 | Dic Corporation | Polymerizable compound and optically anisotropic body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6465060B1 (en) | 2002-10-15 |
DE19953804A1 (de) | 2001-05-10 |
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