JP2001204572A - 車両シート用リクライナー - Google Patents

車両シート用リクライナー

Info

Publication number
JP2001204572A
JP2001204572A JP2000398048A JP2000398048A JP2001204572A JP 2001204572 A JP2001204572 A JP 2001204572A JP 2000398048 A JP2000398048 A JP 2000398048A JP 2000398048 A JP2000398048 A JP 2000398048A JP 2001204572 A JP2001204572 A JP 2001204572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
plate
guide
cam
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000398048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3694651B2 (ja
Inventor
Hiroshi Matsuura
寛 松浦
Kuniyuki Sugimoto
邦之 杉本
Isao Ikegaya
勲 池ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP2000398048A priority Critical patent/JP3694651B2/ja
Publication of JP2001204572A publication Critical patent/JP2001204572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3694651B2 publication Critical patent/JP3694651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツースプレートからツース部材を介して作用
する回転方向の荷重を分散して、ツース部材から各ガイ
ド面に作用する荷重を減少させる。 【解決手段】 ベースプレート1とツースプレート3の
回動中心であるセンターシャフト2を中心に操作レバー
29により所定角度内で回動可能なカム部材19と、カ
ム部材に当接してガイド部12,13の各ガイド面12
a,13aに沿いながら径方向へ進退可能なツース部材
11を有している。前記両ガイド面を、前記ツースプレ
ートの円弧状歯部7の中心から後方側にずらして傾斜状
に形成して、前記ツース部材を、前記ツースプレートの
円弧状歯部7の中心から後方へずれる方向へ摺動させる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシートリクライニ
ング装置に係り、特に内歯方式として知られる車両シー
ト用リクライナーに関する。
【0002】
【従来の技術】シートリクライニング装置は、運転乗員
の安全運転姿勢の確保と安楽な着座を目的としてシート
バックの傾斜角度を所定の範囲内で所望に設定できるよ
うにした座席装置である。
【0003】従来、図6に示すように、シートバックに
固定するアーム40にセンターシャフト41を中心とす
るセクター42,43を形成し、その内周面に係止歯部
44,45を設ける一方、シートクッションに固定する
ベースプレート46に案内部47,48を形成し、その
案内部47,48をそれぞれ径方向に摺動するロックプ
レート49をベースプレート46の一側面に配置し、そ
のロックプレート49にピン50を突設してそのピン5
0が係合するカム孔51を有するコントロールプレート
52を操作レバー53で回動することにより、ロックプ
レート49,49が半径方向へ移動してその係止歯部5
4,55が係止歯部44,45と噛合又は噛合解除でき
るようにし、かつ、コントロールプレート52にはロッ
クプレート49に当接する押圧片56を固定したものが
提供されている(実公昭53−15529号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記内
歯方式のシートリクライナーによれば、ロックプレート
49,49は案内部47,48により半径方向へ摺動可
能に案内されているため、案内部47,48とロックプ
レート49,49との間には必ずクリアランスが設けら
れており、ロック時においてもロックプレート49はク
リアランスの分だけ動けるため、シートバックにガタ感
を発生するという不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記従来の
車両シート用リクライナーの実情に鑑みて案出されたも
ので、請求項1に記載の発明は、ベースプレートに回動
可能に軸支したツースプレートに、該ツースプレートの
回動中心を中心とする所定半径の凹部を形成すると共
に、該凹部の円弧状内周面に歯部を形成し、該円弧状の
歯部に係脱する歯部を有するツース部材を、前記ベース
プレートに一対のガイド面からなるガイド部を介してほ
ぼ径方向へ移動可能に係合し、かつ、該ツース部材を移
動させるカム部材をベースプレートに軸着し、該カム部
材を操作レバーにて回動可能に配置してなる車両シート
用リクライナーにおいて、前記両ガイド面によって移動
案内される前記ツース部材を、前記ツースプレートの円
弧状歯部の中心から後方へずれる方向へ移動させるよう
にしたことを特徴としている。
【0006】したがって、操作レバーを上方へ回動操作
すれば、カム部材が回動してツース部材をガイド部の両
ガイド面に沿って径方向に移動させることにより、歯部
の噛合を解除してリクライニング調節ができ、シートバ
ック即ちツースプレートの所望の傾斜角度を設定した
後、操作レバーを放すと、カム部材が逆方向へ回動して
ツース部材がガイド部を介して歯部側の径方向へ移動す
ることにより、両歯部が噛合して設定した傾斜角度でロ
ックする。
【0007】そして、ツース部材は、径方向の移動時に
は、前記両ガイド面に案内されながら後傾回転方向へず
れながら径方向に摺動するため、ロック時におけるツー
スプレートからツース部材を介して作用する回転方向の
荷重は分散され、ツース部材を径方向に押し下げる荷重
が増加し、これによってツース部材から各ガイド面に作
用する荷重が減少する。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記両ガイド面
を、前記ツースプレートの円弧状歯部の中心から後方側
にずらして傾斜状に形成したことを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記ツース部材
の前記歯部と反対側に位置する内周面の一端側にカム面
を形成する一方、前記カム部材の前記ツース部材の内周
面と対向する外周面のほぼ中央または一端側に、前記カ
ム面に係合する第1の段部を形成すると共に、前記外周
面の他端側に、前記両歯部が噛合してロックした状態に
おいて前記ガイド部に回転方向の所定以上の荷重が作用
した際に、前記内周面の他端側に当接する第2の段部を
形成したことを特徴としている請求項4に記載の発明
は、前記ロックした状態における前記ツース部材の両側
面を、前記両ガイド面に対してベースプレートの前側回
転方向へ所定角度だけ傾斜状に形成したことを特徴とし
ている。
【0010】前述のように、ロック時には、ツース部材
の歯部がツースプレートの歯部に噛合するが、この噛合
時においてツース部材の両側端面が一対のガイド面に対
して傾斜するように形成されているため、カム部材がツ
ース部材を押圧することにより、ツース部材は一対のガ
イド面に対してクリアランス分だけ回動し、ツース部材
の両側端面がその対角位置にてガイド面にそれぞれ当接
した状態でロック保持される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につき
図に基づき説明する。図1〜3はこの発明を実施する車
両シート用リクライナーの基本となる構成に関し、車体
に図示しないシートスライド装置を介して固定するベー
スプレート1にセンターシャフト2を介してツースプレ
ート3が回動可能に軸着されている。ツースプレート3
には連結用孔4を挿通するピン8を介してアーム5が連
結され、アーム5はシートバック(図示略)の側面に固
定される。なお、アーム5を介することなく、ツースプ
レート3をシートバックの側面に直接固定するようにし
てもよい。
【0012】ツースプレート3の内面側には、センター
シャフト2を中心として所定半径の凹部6がエンボス加
工等にて形成され、その凹部6の円弧状内周壁には歯部
7が常道にて形成されている。ツースプレート3の上端
部には押え部材9が連結用孔4に挿通されるピン8でア
ーム5と共締めされる。この押え部材9は歯部7とベー
スプレート1が剥離しないように、ベースプレート1の
上部縁部をセンターシャフト2を中心とする所定半径の
円弧部1bを形成し、その上部縁部を押え部材が挟持し
ている。なお、押え部材9を設ける代わりに、ピン8の
頭部を拡開し、この拡開したピンの頭部でベースプレー
ト1の円弧部1bの周縁部を挟持するようにしてもよ
い。
【0013】また、前記ベースプレート1には、一対の
ガイド面12a,13aを有する凸部又は凹部からなる
ガイド部12,13が形成されており、前記両ガイド面
12a,13a間にツース部材11が径方向へ摺動自在
に設けられている。
【0014】すなわち、このツース部材11は、ツース
プレート3の前記凹部6内に収納されつつベースプレー
ト1とツースプレート3に挟まれながら前記両ガイド面
12a,13a間を径方向に摺動案内されるようになっ
ていると共に、外周面には前記ツースプレート3の歯部
7に噛合可能な歯部10が形成されている。
【0015】また、このツース部材11は、ガイド部1
2,13と平行な側部とこれに交叉する時計方向へ斜め
に突設されたアーム部14を有すると共に、前記歯部1
0の反対側内周にカム面11aが形成され、このカム面
11aの後傾回転方向の側部に前記アーム部14が設け
られている。
【0016】さらに、このツース部材11は、ガイド部
12,13と平行な側部とこれに交叉する時計方向へ斜
めに突設されたアーム部14を有する。そして、歯部1
0の反対側端部にカム面11aが形成され、このカム面
11aの後傾回転方向の側部に前記アーム部14が設け
られている。
【0017】また、前記ガイド面12a,13aは、円
弧状の歯部7の中心から後方側にずれて傾斜状に形成さ
れており、したがって、ツース部材11は、ガイド面1
2a,13aに案内されて後傾回転方向へずれながら径
方向に摺動する。これにより、ツースプレート3からツ
ース部材11を介して作用する回転方向の荷重は分散さ
れ、ツース部材11を径方向に押し下げる荷重が増加
し、ツース部材11からガイド面13aに作用する荷重
が減少する。
【0018】ツース部材11を摺動させるカム部材19
が、ベースプレート1とツースプレート3に挟まれてセ
ンターシャフト2を中心として回動可能に凹部6内及び
ベースプレート1の凹部1a内に収納されている。この
カム部材19は前記ツース部材11に形成したカム面1
1aに係合する第1の段部15と、前記アーム部14の
下面と通常は所定の間隙を有し、荷重が作用した際には
当接可能な第2の段部16が形成されている。
【0019】センターシャフト2は、つば部22を有し
てベースプレート1側から挿通してつば部22の側部に
設けた異形断面部24にベースプレート1を回動不能に
係合し、ついで、操作レバー23、カム部材19及びツ
ースプレート3を順に挿通した後、ワッシャー38を挿
通してその外側をかしめ固定する。また、センターシャ
フト2のベースプレート側端部には連結パイプ25を嵌
合している。
【0020】センターシャフト2の他端部側には、渦巻
きばね27の内端部が係止され、渦巻きばね27の外端
部は前記ツースプレート3に突設して外側へ突出するピ
ン28に係止してある。したがって、ツースプレート3
は常に前倒れ方向へ回転付勢されている。
【0021】連結パイプ25の端部にリンク29を溶接
等にて固定し、そのリンクの端部には切欠き溝30を設
け、その切欠き溝30にはカム部材19に突設したピン
31をベースプレート1に形成した長孔32を貫通して
係合させることにより、操作レバー23と共に回動する
カム部材19を介し、リンク29がセンターシャフト2
を中心として回動することにより連結パイプ25が回動
し、他方のシートリクライニング装置が連動するとい
う、内歯式の両持ちタイプの他方のシートリクライニン
グ装置を連動させる構成になっている。
【0022】操作レバー23はセンターシャフト2の付
近で穴34を形成し、この穴34に嵌着するエンボス部
33を前記カム部材19に形成して嵌め合わせてあり、
したがって操作レバー23とカム部材19は一体で回転
可能である。なお、操作レバー23はカム部材19と小
判形等の異形断面でセンターシャフト2に係合させて、
これらが一体で回転するようにしてもよい。
【0023】操作レバー23の自由端部にはノブ35が
装着される。操作レバー23の他端部には長孔23aが
穿設され、ツース部材11にエンボス形成した突部11
bが長孔23aに挿通される。この長孔23aはカム部
材19がツース部材11のカム面11aから外れた後
に、突部11bと係合してツース部材11を強制的に径
方向へ移動させる。また、操作レバー23にはリターン
ばね36の一端部が係止され、リターンばね36の他端
部はベースプレート1に突設したピン37に係止され
る。
【0024】なお、操作レバー23とカム部材19をツ
ースプレート3と同じセンターシャフト2に軸支してい
るが、操作レバー23とカム部材19をセンターシャフ
ト以外の位置に軸着してもよく、また、操作レバー23
とカム部材19を別々の軸に軸支するようにしてもよ
い。
【0025】また、操作レバー23をベースプレート1
とツースプレート3の間に配置しているが、操作レバー
23をツースプレート3の外側に配置してもよく、この
場合にはエンボス部33と突部11bをピン等としてツ
ースプレート3に形成した長孔から突出させて操作レバ
ー23の穴34及び長孔23aに挿通させることで操作
レバー23の回動をカム部材19及びツース部材11に
伝達するようにしてもよい。
【0026】次にこの作用を説明すると、操作レバー2
3をリターンばね36の力に抗してセンターシャフト2
を中心として時計方向へ回動すると、カム部材19が共
に時計方向へ回転し、その第2の段部16がツース部材
11のアーム部14の下部から離れるとともに、第1の
段部15がツース部材11のカム面11aから外れ、ツ
ース部材11はその突部11bが操作レバー23の長孔
23aにより押し下げられガイド部12,13に案内さ
れて下降し、これにより歯部7,10の噛合が解除され
る。
【0027】したがって、ツースプレート3は渦巻きば
ね27の力で前倒れ方向へ回動する。そこで、シートバ
ックを後方側へ押してその傾斜角度を定め、操作レバー
23を放すと、リターンばね36の力で操作レバー23
が元の位置に復帰するとともに、カム部材19が反時計
方向へ回動して第1の段部15がツース部材11のカム
面11aに摺接し、ツース部材11をガイド部12,1
3で案内しながら上方へ押し上げることにより歯部1
0,7が噛合するとともに、第2の段部16はアーム部
14の下部に位置してロック状態となる。
【0028】そして、この発明の第2の実施形態では、
図4に示すように、ツース部材11にカム部材19と当
接可能な突起部11cを一体形成する。この突起部11
cは前記アーム部14と対向する前傾回転方向の側部に
形成され、前記ガイド部12のガイド面12aより前傾
回転方向側へ突出しており、この突起部11cの下面に
カム部材19の第1の段部15が係合する前記カム面1
1aが設けられている。
【0029】これにより、ロック時には、カム部材19
の第1の段部15がツース部材11のカム面11aに係
合して突起部11cを押圧することにより、ツース部材
11はガイド部12の隅角部12bに当接する突起部1
1cの基部を支点としてクリアランス分だけ回動し、ツ
ース部材11の反対側の側部がガイド部13のガイド面
13aに当接した状態でロック保持される。
【0030】そのため、座席装置に人が着座してシート
バックに荷重が負荷された場合に、その荷重はアーム5
を介してツースプレート3に入力され、歯部7,10を
介してツース部材11を回転させようとしても、ツース
部材11はガイド部12,13のガイド面12a,13
aにそれぞれ当接した状態に保持されているため、ツー
ス部材11は回動することができない。なお、この状態
においても、ツース部材11のアーム部14とカム部材
19の第2の段部16との間には所定の隙間を有するよ
うに設定する。したがって、ツース部材11とガイド面
12a,13aの間にクリアランスを設けても、それが
着座者にガタ感として把握されることが解消されるとい
うものである。
【0031】また、図5に示す第3の実施形態を説明す
ると、この例にあっては、ガイド部12,13のガイド
面12a,13aであるツース部材11の移動方向Xに
対し、ツース部材11の両側面をアーム5の前傾回転方
向へ所定の角度θで傾斜して平行に形成されている。す
なわち、ツースプレート3の歯部7とツース部材11の
歯部10の噛合時においては、ツース部材11の両側面
に対してガイド面12a,13aが角度θだけ傾斜して
いるため、ツース部材11の両側面の一部がそれぞれガ
イド面12a,13aに当接して保持され、歯部10,
7の噛合が外れている時においては、ツース部材11は
ガイド面12a,13aとの間にクリアランスを有して
移動し、歯部10,7が噛合する際にはツース部材11
の歯部7の後傾回転方向側の歯から噛み合うように設定
される。
【0032】角度θは1度程度の僅かなもので足りる。
また、ツース部材11の移動方向に対し、ツース部材1
1の両側面をアーム5の後傾回転方向へ所定の角度θで
傾斜して平行に形成してもよい。したがって、ツース部
材11が径方向へ移動して歯部10,7が噛合した状態
では、ガイド面12a,13aにそれぞれ略三角形の隙
間が形成される。なお、この状態においても、ツース部
材11のアーム部14と、カム部材19の第2の段部と
の間には所定の隙間を有するように設定する。その他の
構成は前記第1の形態と同じであるから、同一部分には
同一符号を用いて重複する説明を省略する。
【0033】そこで、この第3の実施形態において、座
席装置に人が着座し、シートバックに荷重が負荷される
と、その荷重はアーム5を介してツースプレート3に入
力され、歯部7,10を介してツース部材11を回転さ
せようとしても、ツース部材11の両側面はガイド面1
2a,13aにそれぞれ当接しているために動くことが
できない。したがって、座席装置に人が着座してシート
バックに荷重が負荷された場合のガタ感が解消されると
いうものである。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
及び2に記載の発明によれば、ツース部材は、径方向の
移動時に前記ガイド面に案内されながら後傾回転方向へ
ずれながら径方向に摺動するため、ツースプレートから
ツース部材を介して作用する回転方向の荷重は分散さ
れ、ツース部材を径方向に押し下げる荷重が増加し、ツ
ース部材から各ガイド面に作用する荷重が減少する。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、ロック状
態においてシートバックに後方へ所定以上の大きな荷重
が発生すると、ツース部材の内周面の一端側のカム面と
他端側に、カム部材の第1の段部と第2の段部がそれぞ
れ当接して、ツース部材は2点支持される。このため、
各ガイド面に対する荷重を低減させることができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、シートバ
ックのロック時には、ツース部材がガイド面に対して傾
斜することでツース部材がガイド部内で動くことを阻止
できるために、着座時にシートバックが揺動してガタ感
を発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す正面図
【図2】図1の断面側面図
【図3】図1の要部正面図
【図4】この発明の第2の実施形態を示す要部正面図
【図5】この発明の第3の実施形態を示す要部正面図
【図6】従来例の正面図
【符号の説明】
1…ベースプレート 2…センターシャフト 3…ツースプレート 5…アーム 6…凹部 7,10…歯部 11…ツース部材 11b…突部 11c…突起部 12,13…ガイド部 12a,13a…ガイド面 12b…隅角部 14…アーム部 15…第1の段部 16…第2の段部 19…カム部材 23…操作レバー 23a…長孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに回動可能に軸支された
    ツースプレートに、該ツースプレートの回動中心を中心
    とする所定半径の凹部を形成すると共に、該凹部の円弧
    状内周面に歯部を形成し、該円弧状の歯部に係脱する歯
    部を有するツース部材を、前記ベースプレートに一対の
    ガイド面からなるガイド部を介してほぼ径方向へ移動可
    能に係合し、かつ、該ツース部材を移動させるカム部材
    をベースプレートに軸着し、該カム部材を操作レバーに
    て回動可能に配置してなる車両シート用リクライナーに
    おいて、 前記両ガイド面によって移動案内される前記ツース部材
    を、前記ツースプレートの円弧状歯部の中心から後方へ
    ずれる方向へ移動させるようにしたことを特徴とする車
    両シート用リクライナー。
  2. 【請求項2】 前記両ガイド面を、前記ツースプレート
    の円弧状歯部の中心から後方側にずらして傾斜状に形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の車両シート用リ
    クライナー。
  3. 【請求項3】 前記ツース部材の前記歯部と反対側に位
    置する内周面の一端側にカム面を形成する一方、前記カ
    ム部材の前記ツース部材の内周面と対向する外周面のほ
    ぼ中央または一端側に、前記カム面に係合する第1の段
    部を形成すると共に、前記外周面の他端側に、前記両歯
    部が噛合してロックした状態において前記ガイド部に回
    転方向の所定以上の荷重が作用した際に、前記内周面の
    他端側に当接する第2の段部を形成したことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の車両シート用リクライナー。
  4. 【請求項4】 前記ロックした状態における前記ツース
    部材の両側面を、前記両ガイド面に対してベースプレー
    トの前側回転方向へ所定角度だけ傾斜状に形成したこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両シー
    ト用リクライナー。
JP2000398048A 1995-06-23 2000-12-27 車両シート用リクライナー Expired - Fee Related JP3694651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398048A JP3694651B2 (ja) 1995-06-23 2000-12-27 車両シート用リクライナー

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15743795 1995-06-23
JP7-338345 1995-12-26
JP33834595 1995-12-26
JP7-157437 1995-12-26
JP2000398048A JP3694651B2 (ja) 1995-06-23 2000-12-27 車両シート用リクライナー

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000043808A Division JP3606512B2 (ja) 1995-06-23 2000-02-22 車両シート用リクライナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001204572A true JP2001204572A (ja) 2001-07-31
JP3694651B2 JP3694651B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=27321164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000398048A Expired - Fee Related JP3694651B2 (ja) 1995-06-23 2000-12-27 車両シート用リクライナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3694651B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014053400A1 (de) * 2012-10-04 2014-04-10 Keiper Gmbh & Co. Kg Beschlag für einen fahrzeugsitz und fahrzeugsitz

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014053400A1 (de) * 2012-10-04 2014-04-10 Keiper Gmbh & Co. Kg Beschlag für einen fahrzeugsitz und fahrzeugsitz
JP2015523280A (ja) * 2012-10-04 2015-08-13 ジョンソン コントロールズ コンポーネンツ ゲーエムベーハー ウントコンパニー カーゲー 車両シート用継手と車両シート
US9481270B2 (en) 2012-10-04 2016-11-01 Johnson Controls Components Gmbh & Co. Kg Fitting for a vehicle seat and vehicle seat

Also Published As

Publication number Publication date
JP3694651B2 (ja) 2005-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6312053B1 (en) Recliner assembly
CA2338514C (en) A recliner assembly
JP2004173922A (ja) 定点復帰機能付きリクライニング装置並びに同リクライニング装置を備える車両用シート
JPH1071042A (ja) シートリクライニング装置
JP4683967B2 (ja) リクライニング装置
WO2007043628A1 (ja) リクライニングアジャスタ
JP3606512B2 (ja) 車両シート用リクライナー
US6488338B1 (en) Reclining mechanism for an automotive seat
JP3115231B2 (ja) 車両シート用リクライナー
JP2001204572A (ja) 車両シート用リクライナー
JPH1057175A (ja) 車両シート用リクライナー
JP2001204571A (ja) 車両シート用リクライナー
JP3636072B2 (ja) 車両シート用リクライナー
JPS60135338A (ja) シ−トのリクライニング装置
JP2944468B2 (ja) シートリクライニング装置
JP2000342372A (ja) シートのリクライナ構造
JPH11255010A (ja) シート装置
JP2001169846A (ja) テーブル機構付きシートリクライニング装置
JPH0540757Y2 (ja)
JPS6050444B2 (ja) 座席のリクライニング装置
JPH0727351U (ja) メモリー機構付きリクライニング装置
JP3053354B2 (ja) シートリクライニング装置
JP3025628B2 (ja) シートリクライニング装置
JPH09149832A (ja) 内歯式シートリクライニング装置のロック部構造
JP3115244B2 (ja) シートリクライニング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120701

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120701

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130701

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees