JP2001203513A - 高周波誘電体共振器 - Google Patents

高周波誘電体共振器

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JP2001203513A
JP2001203513A JP2000012939A JP2000012939A JP2001203513A JP 2001203513 A JP2001203513 A JP 2001203513A JP 2000012939 A JP2000012939 A JP 2000012939A JP 2000012939 A JP2000012939 A JP 2000012939A JP 2001203513 A JP2001203513 A JP 2001203513A
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resonator according
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Chandra Kundyu Arun
アルン・チャンドラ・クンデュ
Kenji Endo
謙二 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数及び無負荷Q値を変えることなく
寸法を小型化できる高周波誘電体共振器を提供する。 【解決手段】 TEMモードで共振するλ/4誘電体共
振器であって、上平面、下平面及び4つの側面を有する
矩形誘電体ブロックと、上平面にコーティングされた第
1の金属層と、下平面にコーティングされた第2の金属
層と、4つの側面のうちの1つの側面にコーティングさ
れた第3の金属層とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の誘電体共振
器に比して高い無負荷Q値を有している低背型TEMモ
ード高周波誘電体共振器に関する。本発明の共振器は、
例えば、フィルタ、電圧制御発振器(VCO)及び移動
通信用のアンテナにおいて使用可能である。
【0002】
【従来の技術】公知の文献として、(1)アルン・チャ
ンドラ・クンデュ及びイクオ・アワイ、「矩形誘電体デ
ィスク共振器を用いた低背型デュアルモードBPF」、
電気・情報関連学会中国支部連合大会会報、第272
頁、1997年10月、広島、(2)アルン・チャンド
ラ・クンデュ及びイクオ・アワイ、「円形誘電体ディス
ク共振器における分布結合及び低背型デュアルモードB
PFを形成するための矩形誘電体ディスク共振器へのそ
の応用」、1998IEEE MTT−S ダイジェス
ト、第837頁〜第840頁、1998年6月、米国メ
リーランド州が存在する。
【0003】本願の発明者の1人であるアルン・チャン
ドラ・クンデュは、これら文献(1)及び(2)におい
て、以下のごとき構成を有する新しいタイプのTEMデ
ュアルモード誘電体ディスク共振器及びその共振器を用
いたバンドパスフィルタを提案している。
【0004】この誘電体共振器は、5mm×5mmの正
方形の平面形状を有するデュアルモード共振器であり、
その上面及び下面は、銀層によってコーティングされて
いる。上面側の銀層はフローティングされており、下面
側の銀層は接地されている。これら2つの銀層に挟まれ
る内側には、比誘電率ε=93の誘電体材料が充填さ
れている。ディスク共振器の全ての側面は、空中に露出
する開放面となっている。従って、これら開放面を通っ
て放射が容易に発生し、このディスク共振器は半波長共
振器として動作する。電界は共振器の電気的壁において
最大となり、共振器の対称面において最小となる。それ
ゆえ、この種の共振器は、半波長(λ/2)誘電体ディ
スク共振器と呼ばれる。
【0005】図1は、このディスク共振器に関してその
厚さと無負荷Q値との関係を理論的及び実験的に確認し
た結果を示す特性図であり、同様のものが文献(1)に
記載されている。同図から明らかのように、このディス
ク共振器は、比誘電率ε=93の誘電体材料を用いた
場合、その厚さが1mmのときに無負荷Q値が最大(≒
250(実験値))となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近の移動電話機等は
大幅に小型化されており、内部に用いられる誘電体共振
器もその小型化に対応してさらなる低背化及び小型化が
要求されている。しかしながら、誘電体共振器の性能を
維持しつつその寸法をさらに小型化することは、誘電体
材料としてより高い誘電率を有するものを用いること以
外、非常に難しい。
【0007】従って本発明の目的は、共振周波数及び無
負荷Q値を変えることなく寸法を小型化できる高周波誘
電体共振器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、TEM
モードで共振するλ/4誘電体共振器であって、上平
面、下平面及び4つの側面を有する矩形誘電体ブロック
と、上平面にコーティングされた第1の金属層と、下平
面にコーティングされた第2の金属層と、4つの側面の
うちの1つの側面にコーティングされた第3の金属層と
を備えた高周波誘電体共振器が提供される。
【0009】図2は、一般的なλ/2誘電体共振器の構
成を示しており、図3は、本発明のλ/4誘電体共振器
の基本的構成を示す斜視図である。
【0010】図2において、20は矩形の平面形状を有
する誘電体ブロック、21は誘電体ブロック20の上面
上にコーティングされた金属層、22は誘電体ブロック
20の下面上にコーティングされた金属層をそれぞれ示
している。上面の金属層21はフローティングされてお
り、下面の金属層22は接地されている。誘電体ブロッ
ク20の4つの側面は、全て開放面となっている。図2
においては、λ/2誘電体共振器の長さがa、厚さがt
で示されている。
【0011】このλ/2誘電体共振器において、z軸方
向のTEMモードを想定すると、同図の矢印23で示す
ように、負の最大電界はz=0の平面にあり、正の最大
電界はz=aの平面にある。最小(ゼロ)電界は、明ら
かに、共振器の対称面であるz=a/2の平面24内に
ある。
【0012】このようなλ/2誘電体共振器をこの対称
面24に沿って切断し、切断面に導体を設ければ、2つ
のλ/4誘電体共振器を得ることができる。
【0013】図3はこのようにして得たλ/4誘電体共
振器であり、同図において、30は直方体形状の誘電体
ブロック、31は誘電体ブロック30の上面上にコーテ
ィングされた金属層、32は誘電体ブロック30の下面
上にコーティングされた金属層をそれぞれ示している。
上面の金属層31はフローティングされており、下面の
金属層32は接地されている。誘電体ブロック30の1
つの側面は金属層34でコーティングされた、金属層3
1及び32の短絡面となっており、他の3つの側面は開
放面となっている。なお、同図において、矢印33は電
界、矢印35は電流をそれぞれ示している。
【0014】図3のλ/4誘電体共振器及び図2のλ/
2誘電体共振器は、原理的には同じ共振周波数を有して
いる。誘電体がε=93という比較的高い比誘電率を
有しているために、電磁界閉じ込め特性は十分に強く、
しかも、λ/4誘電体共振器の電磁界分布は、λ/2誘
電体共振器の場合とさほど異なることはない。即ち、λ
/4誘電体共振器及びλ/2誘電体共振器の電磁界分布
は、ほぼ同じである。図2及び図3に示すように、λ/
4誘電体共振器の容積はλ/2誘電体共振器の半分であ
る。その結果、λ/4誘電体共振器の総エネルギ量もλ
/2誘電体共振器の半分となる。それにもかかわらず、
エネルギ損失がλ/2誘電体共振器の50%に減少する
ため、λ/4誘電体共振器の無負荷Q値は、λ/2誘電
体共振器の場合の半分となる。即ち、λ/4誘電体共振
器は、共振周波数及び無負荷Q値を変えることなく、寸
法を大幅に小型化することができる。
【0015】矩形誘電体ブロックが、セラミック誘電体
ブロックであることが好ましい。
【0016】第3の金属層がコーティングされた側面と
は異なる1つの側面の一部に共振器の励振電極である金
属パターンが形成されていることが好ましい。この場
合、金属パターンが、第3の金属層がコーティングされ
た側面に対向する側面上、又は第3の金属層がコーティ
ングされた側面と直交する1つの側面上に形成されてい
るかもしれない。
【0017】金属パターンは、好ましくは、略矩形であ
るが、これに限定されることなく、任意の形状とするこ
とができる。この金属パターンが、上平面上の第1の金
属層及び下平面上の第2の金属層から離隔していること
も好ましい。
【0018】金属パターンが、外部回路との結合に適し
た寸法を有していることがより好ましい。
【0019】下平面上に、外部Q値を調整するための金
属パターン延長部が設けられていることも好ましい。
【0020】上平面上の第1の金属層に、周波数調整用
の狭いスリットが設けられていることが好ましい。この
スリットが励振方向とは異なる方向に沿って設けられて
いることがより好ましい。
【0021】本発明の誘電体共振器は、フィルタのみな
らず、電圧制御発振器(VCO)及び移動通信用のアン
テナへ適用することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】図4aは本発明の一実施形態にお
けるλ/4誘電体共振器の構成を概略的に示す斜視図で
あり、図4bはこの実施形態におけるPEC面での磁界
のリンクを説明する斜視図である。
【0023】図4aにおいて、40は矩形の平面形状を
有する誘電体ブロック、41は誘電体ブロック40の上
面上にコーティングされた金属層、42は誘電体ブロッ
ク40の下面上にコーティングされた金属層をそれぞれ
示している。下面の金属層42は接地されている。1つ
の側面の金属層44は、λ/2共振器の完全な電気導体
(PEC)に相当し、上面の金属層41と下面の金属層
42とを短絡しており、他の3つの側面は開放面となっ
ている。誘電体ブロック40の、金属層44でコーティ
ングされた側面と対向する側面には、略矩形の金属パタ
ーンからなる励振電極46が形成されている。なお、接
地されている下面の金属層42の一部には、励振電極4
6と金属層44とを離隔するための切り欠き42aが設
けられている。
【0024】本実施形態において、誘電体ブロック40
はε=93という比較的高い比誘電率の誘電体材料で
形成されており、金属層41、42及び44並びに励振
電極46は銀で形成されている。
【0025】以下、共振周波数について説明する。
【0026】前述した文献(2)に記載されている共振
周波数を算出する理論的概念は、本実施形態のごとき矩
形誘電体共振器の場合に適用することができ、以下、約
2GHzの共振周波数を有する誘電体共振器について考
察する。
【0027】この文献(2)に記載されている理論を用
いると、λ/2誘電体共振器の寸法は、2GHzの共振
周波数においては、8.5mm×8.5mm×1.0m
mとなる。この値は、実験的に確認されている。
【0028】図2及び図3に関連して説明したように、
このλ/2誘電体共振器を電界(z軸)方向の対称面に
沿って切断すると、2つのλ/4誘電体共振器が得ら
れ、各々の寸法は、8.5mm×4.25mm×1.0
mmとなる。両方のλ/4誘電体共振器とも、1つの短
絡面を有している。これは、上述したように金属層44
でコーティングされている。λ/2誘電体共振器の場合
は対称面が仮想の電気的壁として動作するが、単一のλ
/2誘電体共振器から2つの実際のλ/4誘電体共振器
を形成する場合、この仮想の電気的壁は図4a及び図4
bに示すごとき金属層44でコーティングされた壁とな
る。
【0029】図4bに示すように、λ/4誘電体共振器
の磁界48は、この金属層44による短絡面の部分で最
大となり、金属層44をリンクすることによって付加的
な直列インダクタンスの影響を共振周波数に与えること
となる。従って、通常、λ/4誘電体共振器の共振周波
数は、λ/2誘電体共振器の共振周波数よりやや低くな
る。なお、図4bにおいて、43は電界を示している。
【0030】その結果、本実施形態のごとき構成のλ/
4誘電体共振器は、その寸法を低減するための2つの効
果を同時に得ることができる。1つはλ/4誘電体共振
器の概念によるものであり、もう1つはλ/2誘電体共
振器の場合に比してλ/4誘電体共振器の短絡面44に
よる周波数の低下によるものである。
【0031】8.5mm×4.25mm×1.0mmの
λ/4誘電体共振器の実験的に得られた共振周波数は
1.945GHzであり、これは8.5mm×8.5m
m×1.0mmのλ/2誘電体共振器の共振周波数より
55MHzも低くなっている。
【0032】以下、無負荷Q値について説明する。
【0033】共振器の性能又は質を評価するための数値
はQ値である。無負荷Q値Qは以下のように定義され
る。
【0034】Q=ω×(共振回路に蓄えられたエネ
ルギ)/(共振回路での電力損失) ただし、ωは共振角周波数である。
【0035】図2に示すλ/2誘電体共振器は、3つの
損失係数を有している。それらは、金属コーティングに
よる導体損、誘電体材料による誘電体損、誘電体材料が
空気に開放されていることによる輻射損である。
【0036】λ/2誘電体共振器の無負荷Q値Qは以
下の式を用いて算出できる。
【0037】 1/Q=1/Q+1/Q+1/Q ここで、Qは導体損に基づくQ値、Qは誘電体損に
基づくQ値、Qは輻射損に基づくQ値である。
【0038】Q値が損失に反比例するので、このQ値が
大きければ大きいほど電力損失が小さくなる。
【0039】誘電体損に基づくQ値Q×共振周波数
(GHz)=A(定数)である。ただし、Aは誘電体材
料の損失係数であり、ある範囲の周波数帯域において周
波数に依存しない。2GHz〜10GHzの周波数帯域
においてかつ比誘電率がε=93の誘電体材料におい
て、本出願人の測定によれば、A=7500(GHz)
である。
【0040】前述したように、λ/4共振器の共振周波
数がλ/2誘電体共振器の共振周波数よりもやや低いの
で、誘電体損に基づくQ値Qはやや大きくなる。
【0041】図3及び図2からも明らかのように、λ/
4誘電体共振器は、その開放面の面積がλ/2誘電体共
振器の場合の半分であるため、輻射損もほぼ半分とな
る。
【0042】λ/4誘電体共振器では、さらに、金属で
コーティングされている部分(完全な電気導体の平面を
除く)の面積も半分となるので、導体損もほぼ半分とな
る。
【0043】λ/4誘電体共振器における付加的な損失
源は、完全な電気導体平面のみである。しかしながら、
この平面は小さく、かつ誘電体損によって一部補償され
る。
【0044】λ/4誘電体共振器の容積がλ/2誘電体
共振器の場合の半分でありかつ全体の損失係数がほぼ半
分であるため、無負荷Q値は、λ/4誘電体共振器及び
λ/2誘電体共振器の両方においてほぼ等しい。
【0045】8.5mm×8.5mm×1.0mmのλ
/2誘電体共振器の実験的に得られた無負荷Q値は26
0であり、8.5mm×4.25mm×1.0mmのλ
/4誘電体共振器の場合は250である。このわずかな
差は、短絡面における導体損によるものである。
【0046】以上述べたように、λ/4誘電体共振器の
容積がλ/2誘電体共振器の場合の半分であるが、共振
器の2つの重要なパラメータである共振周波数及び無負
荷Q値はほぼ同じであるということができる。
【0047】以下、共振器寸法の最適化について説明す
る。
【0048】本実施形態のλ/4誘電体共振器の最低次
モード(TEMモード)における共振周波数は、共振器
の長さに完全に依存し(w<λg/2、ただしλgは管
内波長)、その幅には依存しない。1.945GHzの
共振周波数の場合、λ/4誘電体共振器の長さは4.2
5mmであり、これは一定である。本実施形態における
λ/4誘電体共振器の厚さは、文献(1)に記載されて
いるように1.00mmに最適化されている。
【0049】従って、λ/4誘電体共振器の寸法を最適
化するための残された1つのパラメータは、この共振器
の幅wである。
【0050】図5aは、λ/4誘電体共振器のwに対す
る無負荷Q値Qの特性図である。
【0051】同図より、無負荷Q値は、w=3.0mm
まで急激に増大し、その後はほぼ一定値となっているこ
とが分かる。従って、w=3.0mm、即ち、3.0m
m×4.25mm×1.0mmが、無負荷Q値Q≒2
40を有するλ/4TEMモード誘電体共振器の最適化
寸法となる。w>3.0mmの場合、共振器の内部エネ
ルギがこの共振器の損失にほぼ比例して無負荷Q値は増
大しない。このλ/4誘電体共振器は、例えば、移動通
信システム用のフィルタに使用して非常に有効である。
【0052】共振器の幅の減少によって電気導体(PE
C)の面積が減少し、付加される磁界リーケージが減少
する。よって直列インダクタが減少して共振周波数が上
昇する。
【0053】実験結果より、λ/4誘電体共振器の幅が
w=8.5mmから3.0mmまで減少した場合(共振
器の長さ及び厚さはそれぞれ4.25mm及び1.00
mmに維持)、TEMモードの共振周波数は1.945
GHzから2.133GHzに上昇した。
【0054】同様に、図5bに示すように、1GHz及
び3GHzの各共振周波数における共振器の幅の最適化
を行った。同図より、1GHzにおいては、最適幅はw
≒6mmであり、3GHzにおいては、最適幅はw≒2
mmであった。共振器の他のパラメータ(共振器の厚
さ、誘電率等)が一定に保たれていれば、共振周波数が
2倍になれば共振器の最適幅は半分となるといえる。
【0055】図6は、本発明の他の実施形態におけるλ
/4誘電体共振器の構成を概略的に示す斜視図である。
【0056】同図において、60は矩形の平面形状を有
する誘電体ブロック、61は誘電体ブロック60の上面
上にコーティングされた金属層、62は誘電体ブロック
60の下面上にコーティングされた金属層をそれぞれ示
している。下面の金属層62は接地されている。1つの
側面の金属層64は、λ/2共振器の完全な電気導体
(PEC)に相当し、上面の金属層61と下面の金属層
62とを短絡しており、他の3つの側面は開放面となっ
ている。誘電体ブロック60の、金属層64でコーティ
ングされた側面と直交する側面の1つには、略矩形の金
属パターンからなる励振電極66が形成されている。な
お、接地されている下面上に形成された金属層62の一
部には、励振電極66と金属層64とを離隔するための
切り欠き62aが設けられている。
【0057】本実施形態において、誘電体ブロック60
はε=93という比較的高い比誘電率の誘電体材料で
形成されており、金属層61及び62並びに励振電極6
6は銀で形成されている。
【0058】本実施形態の構成は、励振電極66が短絡
面と直交する側面の1つに設けられていることを除いて
図4aの実施形態の構成と同じであり、その作用効果も
図4aの実施形態の場合とほぼ同様である。
【0059】図7は、本発明のさらに他の実施形態にお
けるλ/4誘電体共振器の構成を概略的に示す斜視図で
ある。
【0060】同図において、70は矩形の平面形状を有
する誘電体ブロック、71は誘電体ブロック70の上面
上にコーティングされた金属層、72は誘電体ブロック
70の下面上にコーティングされた金属層をそれぞれ示
している。下面の金属層72は接地されている。1つの
側面の金属層74は、λ/2共振器の完全な電気導体
(PEC)に相当し、上面の金属層71と下面の金属層
72とを短絡しており、他の3つの側面は開放面となっ
ている。誘電体ブロック70の、金属層74でコーティ
ングされた側面と対向する側面には、略矩形の金属パタ
ーンからなる励振電極76が形成されている。なお、接
地されている下面の金属層72の一部には、励振電極7
6と金属層74とを離隔するための切り欠き72aが設
けられている。
【0061】本実施形態において、誘電体ブロック70
はε=93という比較的高い比誘電率の誘電体材料で
形成されており、金属層71、72及び74並びに励振
電極76は銀で形成されている。
【0062】以下、外部Q値の制御について説明する。
【0063】外部Q値は、励振電極76の寸法を変える
ことによって制御可能である。本実施形態は、励振電極
76の寸法を外部Q値を制御するための最適値に設定す
るものである。
【0064】図8は、本実施形態における励振電極76
の幅bの変化に対する外部Q値及び無負荷Q値の変化を
示す特性図である。
【0065】励振電極76の高さを0.8mmという一
定値に維持した状態でその幅bを増大させると、この幅
bが増大するにつれてこの励振電極76によるキャパシ
タンスが増大し、外部回路との結合が増大する。従って
図8に示すように、外部Q値が減少する。この外部Q値
の変化は、同じく図8に示すように、無負荷Q値Q
は何等重大な影響を与えるものではない。
【0066】図9は、本実施形態における励振電極76
の幅bの変化に対する共振周波数の変化を示す特性図で
ある。
【0067】励振電極76によるキャパシタンスは、共
振器のキャパシタンスと並列である。従って図9に示す
ように、励振電極76の幅bが増大するにつれて、即ち
励振電極76によるキャパシタンスが増大するにつれ
て、共振周波数は減少する。これは、特に広帯域の利用
分野において、共振器の小型化を助けることとなる。た
だし、励振電極によるキャパシタンスが共振器のキャパ
シタンスに比してかなり小さいため、共振周波数の変化
はかなり小さい。
【0068】本実施形態の構成は、励振電極76の寸法
が外部Q値を制御するための最適値に設定されているこ
とを除いて図4aの実施形態の構成と同じである。ま
た、その他の作用効果も図4aの実施形態の場合とほぼ
同様である。
【0069】図10は、本発明のまたさらに他の実施形
態におけるλ/4誘電体共振器の構成を概略的に示した
斜視図であり、同図(A)は共振器の上部から見た図、
同図(B)は共振器の下面のみを示した図である。
【0070】同図において、100は矩形の平面形状を
有する誘電体ブロック、101は誘電体ブロック100
の上面上にコーティングされた金属層、102は誘電体
ブロック100の下面上にコーティングされた金属層を
それぞれ示している。下面の金属層102は接地されて
いる。1つの側面の金属層104は、λ/2共振器の完
全な電気導体(PEC)に相当し、上面の金属層101
と下面の金属層102とを短絡しており、他の3つの側
面は開放面となっている。誘電体ブロック100の、金
属層104でコーティングされた側面と対向する側面に
は、略矩形の金属パターンからなる励振電極106が形
成されている。接地されている下面上の金属層102の
一部には、切り欠き102aが設けられており、その切
り欠き102a内に励振電極106の延長部106aが
形成されている。このように励振電極106を接地面内
まで広げることによっても、外部Q値を制御することが
できる。このことは実験的に確かめられている。
【0071】本実施形態において、誘電体ブロック10
0はε=93という比較的高い比誘電率の誘電体材料
で形成されており、金属層101及び102並びに励振
電極106及びその延長部106aは銀で形成されてい
る。
【0072】本実施形態の構成は、励振電極106の延
長部106aが下面に設けられていることを除いて図4
aの実施形態の構成と同じである。また、その他の作用
効果も図4aの実施形態の場合とほぼ同様である。
【0073】図11は、本発明のさらに他の実施形態に
おけるλ/4誘電体共振器の構成を概略的に示す斜視図
であり、図12は、図11の実施形態における誘電体共
振器の上面を示す平面図である。
【0074】これらの図において、110は矩形の平面
形状を有する誘電体ブロック、111は誘電体ブロック
110の上面上にコーティングされた金属層、112は
誘電体ブロック110の下面上にコーティングされた金
属層をそれぞれ示している。下面の金属層112は接地
されている。1つの側面の金属層114は、λ/2共振
器の完全な電気導体(PEC)に相当し、上面の金属層
111と下面の金属層112とを短絡しており、他の3
つの側面は開放面となっている。誘電体ブロック110
の、金属層114でコーティングされた側面と対向する
側面には、略矩形の金属パターンからなる励振電極11
6が形成されている。
【0075】接地されている下面の金属層112の一部
には、励振電極116と金属層114とを離隔するため
の切り欠き112aが設けられている。
【0076】上面の金属層111には、1つのスリット
117が設けられている。このスリット117は、本実
施形態では、電流115の流れる方向、即ち励振方向
(図12)と垂直方向に伸長する幅の狭い、例えば約
0.2mm幅の、スリットで構成されている。
【0077】本実施形態において、誘電体ブロック11
0はε=93という比較的高い比誘電率の誘電体材料
で形成されており、金属層111及び112並びに励振
電極116は銀で形成されている。
【0078】以下、このスリット117による周波数調
整について説明する。
【0079】図12に示すように、励振方向に対しての
垂直方向のスリット117は、誘電体共振器の金属層1
11上の電流115の一部の流れを妨げる。この狭いス
リット117は、共振器に直列のインダクタンスとして
動作するので、共振周波数はスリット117の長さが長
くなるにつれて低くなる。本実施形態では、スリット1
17の幅を約0.2mmと非常に狭くしているため、こ
のスリット117を介する輻射を低減することができ
る。
【0080】図13は、周波数調整用スリットの長さに
対する共振周波数及び無負荷Q値の特性図である。
【0081】同図に示すように、実験によれば、スリッ
ト117の長さl(励振方向と垂直方向の長さ)が0.
0mmから1.5mmへ変化するのに伴って、共振周波
数は2.152GHzから2.079GHzに低下して
いる。このように、電流の流れを妨げることにより導電
損が増大し、スリット117の長さlを長くするにつれ
て無負荷Q値がやや低減する。
【0082】なお、この周波数調整用スリットは、上面
の金属層111上の中央部及び縁端部を含むどの位置に
あっても良いし、また、その伸長方向は励振方向と異な
る方向であればどの方向であっても良い。さらに、スリ
ットの数は1つに限定されるものではなく複数であって
も良い。
【0083】本実施形態の構成は、上面の金属層111
にスリット117が設けられていることを除いて図4a
の実施形態の構成と同じである。また、その他の作用効
果も図4aの実施形態の場合とほぼ同様である。
【0084】次に、スプリアスモードについて説明す
る。
【0085】図14は、上述した実施形態のλ/4誘電
体共振器における反射損失及び通過損失の周波数特性を
実際に測定した特性図である。同図から明らかのよう
に、この共振器のスプリアスモードは、使用されるモー
ドから約3.9GHz離れている6.0GHzに存在す
る。従って、使用されるモードがスプリアスモードの影
響を全く受けないことが分かる。
【0086】次に、上述した本発明の誘電体共振器の電
圧制御発振器(VCO)への応用について説明する。
【0087】VCOの性能、即ちキャリア対ノイズ(C
/N)比は、使用される誘電体共振器の無負荷Q値に依
存する。移動通信端末に用いられる最近のVCOは、そ
のC/Nを向上させるために、高い無負荷Q値を有しか
つ非常に薄い誘電体共振器を要求している。VCOに用
いられる従来の誘電体共振器は、プリント基板の一部を
使用しており、その上の約0.16mmの厚さの金属層
を用いていた。このような構造の従来の誘電体共振器
は、約0.2mmの厚さの絶縁材料でコーティングされ
ている。従って、誘電体共振器の総厚は、0.36mm
となっていた。2.0mm×4.25mm×0.36m
mという寸法を有するこのような共振器の無負荷Q値
は、2GHzにおいてたった20であった。
【0088】これに対して、本発明によるλ/4誘電体
共振器の寸法を2GHzにおいて2.0mm×4.25
mm×0.36mmとなるように減少させれば、無負荷
Q値は120となり、これは従来の誘電体共振器の6倍
となる。本発明の一実施形態における誘電体共振器で
は、共振器本体の厚さが0.3mm、コーティングされ
る金属層の厚さが0.06mmとなる。
【0089】次に、上述した本発明の誘電体共振器のア
ンテナへの応用について説明する。
【0090】アンテナに誘電体共振器を用いる目的は、
VCO及びフィルタの場合と反対である。VCO及びフ
ィルタにおいては、Q値を、即ちVCO及びフィルタの
性能を向上させるために損失を最小化することにあっ
た。
【0091】しかしながら、アンテナにおける目的は、
できるだけ多くのエネルギを放射することにある。本発
明の誘電体共振器は、放射のための3つの開放面を有し
ている。この誘電体共振器の誘電率を低下させれば、共
振器内部の電界閉じ込め特性が弱くなり開放面を通る放
射が増大する。従って、本発明の誘電体共振器は、必要
に応じて誘電体材料の比誘電率を低減することにより、
誘電率を低下させるか又は厚みを増大させることにより
同じ周波数への適用において誘電体共振器の寸法が増大
するもののアンテナに適用することができる。
【0092】上述した各実施形態における誘電体ブロッ
ク及び金属層の構成材料は単なる一例であり、これに限
定されるものでないことは明らかである。また、励振電
極の形状も、略矩形に限定されるものではなく、いかな
るパターン形状であってもよいことも明らかである。
【0093】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0094】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、矩形誘電体ブロックと、その上平面にコーティング
された第1の金属層と、下平面にコーティングされた第
2の金属層と、4つの側面のうちの1つの側面にコーテ
ィングされた第3の金属層とを備えたTEMモードで共
振するλ/4誘電体共振器を構成しているので、共振周
波数及び無負荷Q値を変えることなく、寸法を大幅に小
型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知文献に記載されたディスク共振器に関して
その厚さと無負荷Q値との関係を理論的及び実験的に確
認した結果を示す特性図である。
【図2】一般的なλ/2誘電体共振器の構成を示す斜視
図である。
【図3】本発明のλ/4誘電体共振器の基本的構成を示
す斜視図である。
【図4a】本発明の一実施形態における誘電体共振器の
構成を概略的に示す斜視図である。
【図4b】図4aの実施形態におけるPEC面での磁界
のリンクを説明する斜視図である。
【図5a】共振器の幅wに対する無負荷Q値Qの特性
図である。
【図5b】1、2及び3GHzの共振周波数における共
振器幅の最適化を行うための、共振器の幅wに対する無
負荷Q値Qの特性図である。
【図6】本発明の他の実施形態におけるλ/4誘電体共
振器の構成を概略的に示す斜視図である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態におけるλ/4誘
電体共振器の構成を概略的に示す斜視図である。
【図8】図7の実施形態における励振電極の幅bの変化
に対する外部Q値及び無負荷Q値の変化を示す特性図で
ある。
【図9】図7の実施形態における励振電極の幅bの変化
に対する共振周波数の変化を示す特性図である。
【図10】本発明のまたさらに他の実施形態におけるλ
/4誘電体共振器の構成を概略的に示した斜視図であ
り、同図(A)は共振器の上部から見た図、同図(B)
は共振器の下面のみを示した図である。
【図11】本発明のさらに他の実施形態におけるλ/4
誘電体共振器の構成を概略的に示す斜視図である。
【図12】図11の実施形態における誘電体共振器の上
面を示す平面図である。
【図13】図11の実施形態における周波数調整用スリ
ットの長さに対する共振周波数及び無負荷Q値の特性図
である。
【図14】上述した実施形態のλ/4誘電体共振器にお
ける反射損失及び通過損失の周波数特性を実際に測定し
た特性図である。
【符号の説明】
20、30、40、60、70、100、110 誘電
体ブロック 21、22、31、32、34、41、42、44、6
1、62、64、71、72、74、101、102、
104、111、112、114 金属層 23、33、43 電界 24 対称面 35、115 電流 42a、62a、72a、102a、112a 切り欠
き 46、66、76、106、116 励振電極 106a 延長部 117 スリット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TEMモードで共振するλ/4誘電体共
    振器であって、上平面、下平面及び4つの側面を有する
    矩形誘電体ブロックと、前記上平面にコーティングされ
    た第1の金属層と、前記下平面にコーティングされた第
    2の金属層と、前記4つの側面のうちの1つの側面にコ
    ーティングされた第3の金属層とを備えたことを特徴と
    する高周波誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 前記矩形誘電体ブロックが、セラミック
    誘電体であることを特徴とする請求項1に記載の誘電体
    共振器。
  3. 【請求項3】 前記第3の金属層がコーティングされた
    側面とは異なる1つの側面の一部に形成された金属パタ
    ーンをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の誘電体共振器。
  4. 【請求項4】 前記金属パターンが、前記第3の金属層
    がコーティングされた側面に対向する側面に形成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の誘電体共振器。
  5. 【請求項5】 前記金属パターンが、前記第3の金属層
    がコーティングされた側面と直交する1つの側面に形成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の誘電体共
    振器。
  6. 【請求項6】 前記金属パターンが、略矩形であること
    を特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の誘
    電体共振器。
  7. 【請求項7】 前記金属パターンが、該共振器の励振電
    極であることを特徴とする請求項3から6のいずれか1
    項に記載の誘電体共振器。
  8. 【請求項8】 前記金属パターンが、前記上平面上の前
    記第1の金属層及び前記下平面上の前記第2の金属層か
    ら離隔していることを特徴とする請求項3から7のいず
    れか1項に記載の誘電体共振器。
  9. 【請求項9】 前記金属パターンが、外部回路との結合
    に適した寸法を有していることを特徴とする請求項3か
    ら8のいずれか1項に記載の誘電体共振器。
  10. 【請求項10】 前記下平面に設けられており、外部Q
    値を調整するための金属パターン延長部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載
    の誘電体共振器。
  11. 【請求項11】 前記上平面の前記第1の金属層に、周
    波数調整用の狭いスリットが設けられていることを特徴
    とする請求項1から10のいずれか1項に記載の誘電体
    共振器。
  12. 【請求項12】 前記スリットが励振方向とは異なる方
    向に沿って設けられていることを特徴とする請求項11
    に記載の誘電体共振器。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれか1項に記
    載の高周波誘電体共振器を用いたことを特徴とする高周
    波フィルタ。
  14. 【請求項14】 請求項1から12のいずれか1項に記
    載の高周波誘電体共振器を用いたことを特徴とする電圧
    制御発振器。
  15. 【請求項15】 請求項1から12のいずれか1項に記
    載の高周波誘電体共振器を用いたことを特徴とするアン
    テナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7196663B2 (en) * 2002-09-09 2007-03-27 Thomson Licensing Dielectric resonator type antennas
WO2007088799A1 (ja) * 2006-01-31 2007-08-09 National University Corporation Chiba University 通信用アンテナ
US7471173B2 (en) 2003-11-06 2008-12-30 Murata Manufacturing Co., Ltd Resonator, filter, nonreciprocal circuit device, and communication apparatus
KR101754278B1 (ko) 2016-01-15 2017-07-06 여선구 Tem모드 유전체 도파관 공진기 및 이를 이용한 유전체 도파관 필터
US11669816B2 (en) 2009-01-08 2023-06-06 Visa Europe Limited Payment system

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