JP2001202843A

JP2001202843A - スイッチ装置、ビデオカメラおよびその操作方法

Info

Publication number: JP2001202843A
Application number: JP2000007416A
Authority: JP
Inventors: Kazumasa Takenaka; 和正竹中; Masaaki Shimizu; 正明清水
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2000-01-17
Filing date: 2000-01-17
Publication date: 2001-07-27

Abstract

(57)【要約】【課題】撮影に必要な複数の機能の選択や操作を、簡
単な操作で目で確認せずとも確実に行うことができるビ
デオカメラを提供する。【解決手段】外側回転リング４１および内側回転リン
グ４３を有し、外側回転リングに位置設定用インデック
スとしての凸形状部４２を有するロータリスイッチ４
と、外側回転リング４１の周囲の側面パネル３部に形成
された機能モードに対応する複数の凸形状部５１、５
２、５３とをカメラ本体１に設ける。この構成により目
で確認せずに外側回転リング４１の回転という簡単な操
作で機能モードを選択し、内側回転リング４３の回転に
より選択した機能モードのレベル設定を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は回転操作部またはス
ライド操作部を有するスイッチ装置に関し、特にビデオ
カメラ本体に回転操作部またはスライド操作部を有する
スイッチ装置を設けたスイッチ装置、ビデオカメラおよ
びその操作方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来からビデオカメラには画像と音声を
記録するために、極めて多くの機能が盛り込まれてお
り、それらを制御するためには通常ビデオカメラ本体の
壁面部に設けられた操作部を手で操作して行われる。

【０００３】家庭用のホームビデオは機械に不慣れな人
も含めた多くの人たちが使用し、家庭用のテレビ受信機
で再生するものであるので、ビデオカメラの高機能化よ
りも小型軽量化や、操作の簡略化が優先されることが多
い。

【０００４】しかし、放送用や報道用のいわゆるプロ用
のＥＮＧカメラにおいては、その場面にあった画像およ
び音声を最高の画質および最高の音質で出力あるいは記
録する必要があるため、大型のズームレンズが搭載され
たりするため、ビデオカメラ自体が大型で重く、通常肩
にかついで撮像作業が行われる。

【０００５】一方で、最高の画質および最高の音質で出
力あるいは記録するために、多くの機能が盛り込まれて
おり、操作部の構成も多数のスイッチやボタンが設けら
れたものとなっている。

【０００６】図３は従来のＥＮＧビデオカメラの一例を
示す。図３において、（Ａ）はカメラの正面側から見た
正面左側面斜視図、（Ｂ）は背面側から見た背面右側面
斜視図である。ここで、右側および左側とはカメラのレ
ンズを被写体に向けたとき、すなわち、カメラの背面側
から見たときの右側および左側を指す。

【０００７】図３(Ａ)において、カメラ本体１０の正面
側にレンズ部１１が設けられている。カメラ本体１０の
正面パネル１２下方にはレンズ部１１を操作するための
操作スイッチとして、レンズの明るさを調整する絞りス
イッチ１３、画像の白色レベルを調整する自動ホワイト
バランス制御スイッチ１４およびズームボタン１５が設
けられている。

【０００８】カメラ本体１０の左側面パネル１６には、
画像調整用スイッチとして画像信号の映像利得（増感）
を制御する利得制御スイッチ１７、ホワイトバランスの
自動手動切換スイッチ１８、カラーバーおよびカメラモ
ニターの色調整スイッチ１９および電源スイッチ２０な
どが設けられている。

【０００９】一方、図３(Ｂ)に見られるように、カメラ
本体１０の右パネル２１には、音声調整用のスイッチと
して、モニター−インターコム切換用のスイッチ２２お
よび音量調節用の回転可変ボリュームによるレベル調整
つまみ２３が設けられている。

【００１０】カメラ本体１０の背面２４には電源として
のバッテリ２５が取り付けられている。握り手２６は、
カメラ本体１０を持ち歩くとき、または撮像時の支えと
して用いることができる。

【００１１】撮影時において、動きの少ない被写体とか
取り直しのできるシ−ンなどの撮影では、撮影時にこれ
らの各種の操作スイッチ、操作ボタン１３〜１５、１７
〜２０、２２〜２３をその都度確認しながら操作するこ
とができる。一方、報道撮影など一過性のシーンや動き
の激しいシーンの撮影、あるいは取り直しのできないシ
ーンなどの撮影では、ファインダで被写体を見ながらこ
れらの操作スイッチや操作ボタンを目で確認することな
く手探りで操作しなければならない。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】しかし、この報道撮影
など一過性、あるいは取り直しのできない撮影などの迅
速撮影が必要な時における手探りの操作は、操作に手間
がかかったり、操作を誤ったり、操作を忘れたりして、
撮影チャンスを逃したり、撮影に失敗したりすることが
ある。

【００１３】特に、カメラが大型かつ重量がある場合
は、一方の手、例えば右利きの人はカメラを右肩でかつ
いで右手でカメラを支える必要があるので、その手で操
作ボタンや操作レバー、操作スイッチなどを操作するこ
とはできない。したがって、他方の手、この場合は左手
で操作しなければならない。ところが、カメラの右側面
に左手を回すことは出来ないので、右側面にある操作ボ
タンや操作スイッチ、操作レバー、図３（Ｂ）の例では
音声調整用のモニター−インターコム切換用のスイッチ
２２および音量調節用のレベル調整つまみ２３について
は、撮影の前にあらかじめ設定操作をしておく必要があ
る。また、カメラの前面および左側面の操作のため左手
を頻繁に往復動作させなければならない。

【００１４】本発明はこれらの問題を解決するもので、
撮影に必要な複数の機能の選択や操作を簡単な操作で目
で確認せずとも確実に行うことができるビデオカメラを
提供するものである。

【００１５】

【課題を解決するための手段】本発明のスイッチ装置
は、回転角度によって機能モードが選択されるロータリ
ースイッチで、表面に回転角度を通知する位置設定イン
デックスを設けたリング形状の第一の回転操作部と、前
記第一の回転操作部より外周に位置する複数のインデッ
クス部と、前記第一の回転操作部より内側で前記第一の
回転操作部と同じ回転中心軸を有するリング形状の第二
の回転操作部とを備え、前記第一の回転操作部の位置設
定インデックスと前記インデックス部との位置を合わせ
て選択された機能モードで、前記第二の回転操作部が操
作される構成を有している。

【００１６】この構成により、目で確認することなく、
手探りで第一の回転操作部と第二の回転操作部の回転位
置を設定することができる。

【００１７】また、本発明のスイッチ装置は、上記構成
において、第一の回転操作部の位置設定インデックスお
よび複数のインデックス部が、線状または点状の凸形状
部である構成を有している。この構成により、指による
線状または点状の凸形状部の感触で回転操作部の位置合
わせをすることができる。

【００１８】また、本発明のスイッチ装置は、上記構成
において、第一の回転操作部の位置設定インデックスお
よび複数のインデックス部が、線状または点状の凹形状
部である構成を有している。この構成により、指による
線状または点状の凹形状部の感触で回転操作部の位置合
わせをすることができる。

【００１９】また、本発明のスイッチ装置は、上記各構
成において、第二の回転操作部が、回転角度に応じたボ
リューム機能を有する構成を有している。この構成によ
り、アナログ量の調整を指先の感触による操作で行うこ
とができる。

【００２０】また、本発明のスイッチ装置は、上記各構
成において、第二の回転操作部が、回転中心軸と平行な
方向への操作で動作するスイッチ機能を有する構成を有
している。この構成により、オンオフ調整を指先の押圧
による操作で行うことができる。

【００２１】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
各構成のスイッチ装置のいずれかを備えた構成を有して
いる。この構成により、ファインダーを覗いたまま、目
で確認することなく、手探りで、あるいは指による感触
でビデオカメラの機能選択や量的制御をすることができ
る。

【００２２】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成において、第一の回転操作部が、撮像機能モードを
選択する構成を有している。この構成により、ファイン
ダーを覗いたまま、第一の回転操作部を回転操作するこ
とで、ビデオカメラの撮像機能を選択することができ
る。

【００２３】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成において、撮像機能モードが、利得調整モード、ホ
ワイトバランス調整モードおよび音量調整モードのうち
少なくとも１つを含む構成を有している。この構成によ
り、ファインダーを覗いたまま、第一の回転操作部を回
転操作することで、ビデオカメラの利得調整、ホワイト
バランス調整および音量調整を選択することができる。

【００２４】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成においてビデオカメラ本体の側面に、スイッチ装置
を配置した構成を有している。この構成により、手でカ
メラの側面をを支えたまま指先でスイッチを操作するこ
とができる。

【００２５】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成においてビデオカメラのファインダ内に、第一およ
び第二の回転操作部とインデックス部を表示する手段を
有する構成を有している。この構成により、ファインダ
内に表示される回転操作部とインデックス部を見ながら
回転操作部とインデックス部を操作することができるの
で、操作が一層確実になる。

【００２６】また、本発明のスイッチ装置は、スライド
した位置によって機能モードが選択されるスライドスイ
ッチで、表面にスライド位置を通知する位置設定インデ
ックスを設けた第一のスライド操作部と、前記第一のス
ライド操作部の周囲に位置する複数のインデックス部
と、前記第一のスライド操作部とスライド方向が平行で
ある第二のスライド操作部とを備え、前記第一のスライ
ド操作部の位置設定インデックスと前記インデックス部
との位置を合わせて選択された機能モードで、前記第二
のスライド操作部が操作される構成を有している。

【００２７】この構成により、目で確認することなく、
手探りで第一のスライド操作部と第二のスライド操作部
のスライド位置を設定することができる。

【００２８】また、本発明のスイッチ装置は、上記構成
において、第一のスライド操作部の前記位置設定インデ
ックスおよび前記複数のインデックス部が、線状または
点状の凸形状部である構成を有している。この構成によ
り、指による線状または点状の凸形状部の感触でスライ
ド操作部の位置合わせをすることができる。

【００２９】また、本発明のスイッチ装置は、上記構成
において、第一のスライド操作部の前記位置設定インデ
ックスおよび前記複数のインデックス部が、線状または
点状の凹形状部である構成を有している。この構成によ
り、指による線状または点状の凹形状部の感触でスライ
ド操作部の位置合わせをすることができる。

【００３０】また、本発明のスイッチ装置は、上記各構
成において、第二のスライド操作部が、スライドに応じ
たボリューム機能を有する構成を有している。この構成
により、アナログ量の調整を指先の感触による操作で行
うことができる。

【００３１】また、本発明のスイッチ装置は、上記各構
成において、第二のスライド操作部が、スライド方向と
垂直な方向への操作で動作するスイッチ機能を有する構
成を有している。この構成により、オンオフ調整を指先
の押圧による操作で行うことができる。

【００３２】本発明のビデオカメラ装置は、上記各構成
のスイッチ装置のいずれかを備えた構成を有している。
この構成により、ファインダーを覗いたまま、目で確認
することなく、手探りで、あるいは指による感触でビデ
オカメラの機能選択や量的制御をすることができる。

【００３３】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成において、第一のスライド操作部が、撮像機能モー
ドを選択する構成を有している。この構成により、ファ
インダーを覗いたまま、第一のスライド操作部をスライ
ド操作することで、ビデオカメラの撮像機能を選択する
ことができる。

【００３４】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成において、撮像機能モードが、利得調整モード、ホ
ワイトバランス調整モードおよび音量調整モードのうち
少なくとも１つを含む構成を有している。この構成によ
り、ファインダーを覗いたまま、第一のスライド操作部
をスライド操作することで、ビデオカメラの利得調整、
ホワイトバランス調整および音量調整を選択することが
できる。

【００３５】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成においてビデオカメラ本体の側面に、スイッチ装置
を配置した構成を有している。この構成により、手でカ
メラの側面をを支えたまま指先でスイッチを操作するこ
とができる。

【００３６】また、本発明のビデオカメラ装置は、上記
構成においてビデオカメラのファインダ内に、第一およ
び第二のスライド操作部とインデックス部を表示する手
段を有する構成を有している。この構成により、ファイ
ンダ内に表示されるスライド操作部とインデックス部を
見ながらスライド操作部とインデックス部を操作するこ
とができるので、操作が一層確実になる。

【００３７】また、本発明のビデオカメラ操作方法は、
回転角度によって機能モードが選択されるロータリース
イッチで、表面に回転角度を通知する位置設定インデッ
クスを設けたリング形状の第一の回転操作部と、前記第
一の回転操作部より外周に位置する複数のインデックス
部と、前記第一の回転操作部より内側で前記第一の回転
操作部と同じ回転中心軸を有するリング形状の第二の回
転操作部とを備え、前記第一の回転操作部の位置設定イ
ンデックスを前記インデックス部の少なくとも一つに位
置を合わせて機能モードを選択した後、前記第二の回転
操作部の操作で選択された前記機能モードにおけるレベ
ル調整をする構成を有している。

【００３８】この構成により、目で確認せずに、第一の
回転操作部を手探りで、あるいは指による感触で操作し
てビデオカメラの機能選択や量的制御をすることができ
る。

【００３９】また、本発明のビデオカメラ操作方法は、
スライドした位置によって機能モードが選択されるスラ
イドスイッチで、表面にスライド位置を通知する位置設
定インデックスを設けた第一のスライド操作部と、前記
第一のスライド操作部の周囲に位置する複数のインデッ
クス部と、前記第一のスライド操作部とスライド方向が
平行である第二のスライド操作部とを備え、前記第一の
スライド操作部の位置設定インデックスを前記インデッ
クス部の少なくとも一つに位置を合わせて機能モードを
選択した後、前記第二のスライド操作部の操作で選択さ
れた前記機能モードにおけるレベル調整をする構成を有
している。

【００４０】この構成により、目で確認せずに、スライ
ド操作部を手探りで、あるいは指による感触で操作して
ビデオカメラの機能選択や量的制御をすることができ
る。

【００４１】

【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。

【００４２】図１は本発明の第１の実施の形態によるビ
デオカメラの左側面における操作部を示す斜視図であ
る。図１において、カメラ本体１の前面にレンズ部２が
取り付けられている。カメラ本体１の左側面パネル３に
は、ロータリスイッチ４が設けられている。ロータリス
イッチ４は二重回転方式となっており、外側回転リング
４１は機能モードを選択する機能を有し、回転位置を設
定するためのインデックスとして直径方向に線状の凸形
状部４２が形成されており、円周方向に回転して複数個
の位置に離散的に固定する。固定する各位置により機能
モードの選択が行われる。

【００４３】内側回転リング４３はレベルボリューム機
能を有しており、円周方向に回転して離散的にまたは連
続的に任意の位置に固定可能である。

【００４４】左側面パネル３におけるロータリスイッチ
４の周囲位置には複数個、図では３つの線状凸形状部５
１、５２、５３が放射状に形成されている。凸形状部５
１、５２、５３は撮影現場で常用する使用頻度の高い機
能モードに対応する設定位置インデックスに相当し、た
とえば、凸形状部５１は利得調整モード、凸形状部５２
は白バランス調整モード、凸形状部５３は音量調整モー
ドの各機能モード位置に相当する。凸形状部の数をさら
に増やしてその他の機能モードを設定することも勿論可
能である。

【００４５】左側面パネル３の下方には複数、図１では
２つの操作ボタン６１、６２が設けられている。これら
の操作ボタンはレンズ部２の操作に使用され、操作ボタ
ン６１はズーム操作、操作ボタン６２は絞り値を制御す
る。

【００４６】次に動作を説明する。カメラ本体１を肩に
かついで右手で支え、ファインダで被写体をのぞきなが
ら左手でカメラ本体１の左側面パネルの外側回転リング
４１を回転させて凸形状部４２を凸形状部５１、５２、
５３に一致させることにより利得調整モード、白バラン
ス調整モード、音量調整モードを選択することができ
る。このとき、指で凸形状部４２、５１、５２、５３の
位置をそれぞれ確認することができるので、直接目で見
ないでも感覚的に素早く正確に合わせることができる。

【００４７】たとえば利得調整をしたいときは、外側回
転リング４１の凸形状部４２を凸形状部５１に合わせて
利得調整モードを選択し、次に内側回転リング４３を指
で円周方向に回転させることにより利得レベル量を調整
することができる。利得レベル量は連続的に調整するこ
とはもちろん、０ｄＢ、＋９ｄＢ、＋１８ｄＢというよ
うに離散的に調整することもできる。

【００４８】また、音量を調整したいときは、外側回転
リング４１の凸形状部４２を凸形状部５３に合わせて音
量調整モードを選択し、次に内側回転リング４３を指で
押してモニタモードまたは録画モードを選択し、内側回
転リング４３を円周方向に回転させることにより音量を
調整することができる。

【００４９】このように、外側回転リング４１を操作し
て指で凸形状部４２と凸形状部５１、５２、５３の位置
合わせを行い、次にその内側の内側回転リング４３を指
で押圧、回転させることにより所望の機能操作をするこ
とができるので、手の位置をほとんど動かさずに各種の
機能設定と調整を行うことができる。

【００５０】一方、レンズの操作はこれとは独立してお
り、左側面パネル３の下方に設けた操作ボタン６１、６
２を操作することにより行われる。たとえば、ズーム操
作をするときには、操作ボタン６１の上側を押すことに
より広角側に、ズーム操作ボタン６１の下側を押すこと
により望遠側にズームすることができる。同様に、絞り
調整をしたいときには操作ボタン６２の上側を押すこと
により開放側に、ズーム操作ボタン６２の下側を押すこ
とにより閉鎖側に調整することができる。

【００５１】図２は本発明の第２の実施の形態によるビ
デオカメラの左側面における操作部を示す斜視図であ
る。これは上記第１の実施の形態におけるロータリスイ
ッチをスライドスイッチに置き換えた点が相違してい
る。

【００５２】図２において、スライドスイッチ７は機能
モードを選択する機能を有し、カメラ本体１の前後方向
に移動して複数個所の位置に離散的に固定可能である。
スライドスイッチ７の移動方向に沿った各位置には機能
モードに対応するインデックスとして凸形状部８１、８
２、８３が形成されている。スライドスイッチ７の操作
ツマミ７１と凸形状部８１、８２、８３を位置合わせる
ことにより機能モードが選択される。

【００５３】スライドボリューム９はレベルボリューム
機能を有しており、前後方向に移動してスライドスイッ
チ７で選択した機能モードのレベルを調整する。

【００５４】なお、スライドスイッチ７およびスライド
ボリューム９の移動方向は上下方向であってもよい。そ
の他の構成は図１で説明した実施の形態１の場合と同一
であるので説明は省略する。

【００５５】なお、上記実施の形態では、操作部をカメ
ラ本体の左側面パネルに形成した場合について説明した
が、右側面パネルに形成しても良い。カメラを右肩にか
ついで右手で支える場合は操作部をカメラ本体の左側面
パネルに形成して左手で操作し、カメラを左肩にかつい
で左手で支える場合は操作部をカメラ本体の右側面パネ
ルに形成して右手で操作する。

【００５６】また、上記実施の形態では、インデックス
として線状の凸形状部を形成した場合について説明した
が、点状の凸形状部や線状または点状の凹部などの、指
で触ることにより他の部分と識別できる形状であればど
のようなものであっても良い。

【００５７】また、上記実施の形態では、インデックス
部を線状または点状の凸または凹形状部として、指によ
る感触で位置を設定する場合について説明したが、この
インデックス部をファインダ画面に表示させてファイン
ダを覗いた状態で位置確認できるようにすれば、必ずし
も凸または凹形状の立体形状にする必要はない。

【００５８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明はロータリ
スイッチまたはスライドスイッチの操作部をスイッチ設
定位置におけるインデックスに合わせることにより、操
作部を見ることなく手または指の感覚により操作するこ
とができるという優れた効果を有するスイッチ装置とビ
デオカメラおよびその操作方法を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態によるビデオカメラ
の斜視図

【図２】本発明の第２の実施の形態によるビデオカメラ
の斜視図

【図３】従来のビデオカメラの斜視図で、（Ａ）はカメラの正面側から見た正面左側面斜視図（Ｂ）は背面側から見た背面右側面斜視図

【符号の説明】

１カメラ本体２レンズ部３左側面パネル４ロータリスイッチ７スライドスイッチ９スライドボリューム４１外側回転リング４２凸形状部４３内側回転リング５１、５２、５３凸形状部６１、６２操作ボタン７１操作ツマミ８１、８２、８３凸形状部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】回転角度によって機能モードが選択され
るロータリースイッチで、表面に回転角度を通知する位
置設定インデックスを設けたリング形状の第一の回転操
作部と、前記第一の回転操作部より外周に位置する複数
のインデックス部と、前記第一の回転操作部より内側で
前記第一の回転操作部と同じ回転中心軸を有するリング
形状の第二の回転操作部とを備え、前記第一の回転操作
部の位置設定インデックスと前記インデックス部との位
置を合わせて選択された機能モードで、前記第二の回転
操作部が操作されることを特徴とするスイッチ装置。
【請求項２】前記第一の回転操作部の前記位置設定イ
ンデックスおよび前記複数のインデックス部が、線状ま
たは点状の凸形状部であることを特徴とする請求項１に
記載のスイッチ装置。
【請求項３】前記第一の回転操作部の前記位置設定イ
ンデックスおよび前記複数のインデックス部が、線状ま
たは点状の凹形状部であることを特徴とする請求項１に
記載のスイッチ装置。
【請求項４】前記第二の回転操作部が、回転角度に応
じたボリューム機能を有することを特徴とする請求項１
ないし３のいずれかに記載のスイッチ装置。
【請求項５】前記第二の回転操作部が、回転中心軸と
平行な方向への操作で動作するスイッチ機能を有するこ
とを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載のス
イッチ装置。
【請求項６】請求項１ないし５のいずれかに記載のス
イッチ装置を備えたことを特徴とするビデオカメラ。
【請求項７】前記第一の回転操作部が、撮像機能モー
ドを選択することを特徴とする請求項６に記載のビデオ
カメラ。
【請求項８】前記撮像機能モードが、利得調整モー
ド、ホワイトバランス調整モードおよび音量調整モード
のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項７
に記載のビデオカメラ。
【請求項９】ビデオカメラ本体の側面に、前記スイッ
チ装置を配置したことを特徴とする請求項６ないし８の
いずれかに記載のビデオカメラ。
【請求項１０】ビデオカメラ本体のファインダ内に、
第一および第二の回転操作部とインデックス部を表示す
る手段を有することを特徴とする請求項６ないし９のい
ずれかに記載のビデオカメラ。
【請求項１１】スライドした位置によって機能モード
が選択されるスライドスイッチで、表面にスライド位置
を通知する位置設定インデックスを設けた第一のスライ
ド操作部と、前記第一のスライド操作部の周囲に位置す
る複数のインデックス部と、前記第一のスライド操作部
とスライド方向が平行である第二のスライド操作部とを
備え、前記第一のスライド操作部の位置設定インデック
スと前記インデックス部との位置を合わせて選択された
機能モードで、前記第二のスライド操作部が操作される
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項１２】前記第一のスライド操作部の前記位置
設定インデックスおよび前記複数のインデックス部が、
線状または点状の凸形状部であることを特徴とする請求
項１１に記載のスイッチ装置。
【請求項１３】前記第一のスライド操作部の前記位置
設定インデックスおよび前記複数のインデックス部が、
線状または点状の凹形状部であることを特徴とする請求
項１１に記載のスイッチ装置。
【請求項１４】前記第二のスライド操作部が、スライ
ドに応じたボリューム機能を有することを特徴とする請
求項１１ないし１３のいずれかに記載のスイッチ装置。
【請求項１５】前記第二のスライド操作部が、スライ
ド方向と垂直な方向への操作で動作するスイッチ機能を
有することを特徴とする請求項１１ないし１４のいずれ
かに記載のスイッチ装置。
【請求項１６】請求項１１ないし１５のいずれかに記
載のスイッチ装置を備えたことを特徴とするビデオカメ
ラ。
【請求項１７】前記第一のスライド操作部が、撮像機
能モードを選択することを特徴とする請求項１６に記載
のビデオカメラ。
【請求項１８】前記撮像機能モードが、利得調整モー
ド、ホワイトバランス調整モードおよび音量調整モード
のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１
７に記載のビデオカメラ。
【請求項１９】ビデオカメラ本体の側面に、前記スイ
ッチ装置を配置したことを特徴とする請求項１６ないし
１８のいずれかに記載のビデオカメラ。
【請求項２０】ビデオカメラ本体のファインダ内に、
第一および第二のスライド操作部とインデックス部を表
示する手段を有することを特徴とする請求項１６ないし
１９のいずれかに記載のビデオカメラ。
【請求項２１】回転角度によって機能モードが選択さ
れるロータリースイッチで、表面に回転角度を通知する
位置設定インデックスを設けたリング形状の第一の回転
操作部と、前記第一の回転操作部より外周に位置する複
数のインデックス部と、前記第一の回転操作部より内側
で前記第一の回転操作部と同じ回転中心軸を有するリン
グ形状の第二の回転操作部とを備え、前記第一の回転操
作部の位置設定インデックスを前記インデックス部の少
なくとも一つに位置を合わせて機能モードを選択した
後、前記第二の回転操作部の操作で選択された前記機能
モードにおけるレベル調整をすることを特徴とするビデ
オカメラ操作方法。
【請求項２２】スライドした位置によって機能モード
が選択されるスライドスイッチで、表面にスライド位置
を通知する位置設定インデックスを設けた第一のスライ
ド操作部と、前記第一のスライド操作部の周囲に位置す
る複数のインデックス部と、前記第一のスライド操作部
とスライド方向が平行である第二のスライド操作部とを
備え、前記第一のスライド操作部の位置設定インデック
スを前記インデックス部の少なくとも一つに位置を合わ
せて機能モードを選択した後、前記第二のスライド操作
部の操作で選択された前記機能モードにおけるレベル調
整をすることを特徴とするビデオカメラ操作方法。