JP2001201870A - パターン形成用積層体 - Google Patents

パターン形成用積層体

Info

Publication number
JP2001201870A
JP2001201870A JP2000234019A JP2000234019A JP2001201870A JP 2001201870 A JP2001201870 A JP 2001201870A JP 2000234019 A JP2000234019 A JP 2000234019A JP 2000234019 A JP2000234019 A JP 2000234019A JP 2001201870 A JP2001201870 A JP 2001201870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
sensitive
resin
ultraviolet
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000234019A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Kojima
大輔 小嶋
Takanobu Komatsu
隆伸 小松
Genji Imai
玄児 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2000234019A priority Critical patent/JP2001201870A/ja
Publication of JP2001201870A publication Critical patent/JP2001201870A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャープなパターンを与えるパターン形成用
積層体を提供すること。 【解決手段】 本発明は、基材表面に、ネガ型もしくは
ポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)、紫外線を透過す
るシート層(B)、及び紫外線を遮蔽する感エネルギー
線被膜層(C)を順次積層してなることを特徴とするパ
ターン形成用積層体を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパターン形成用積層
体、その製造方法及び該積層体を利用したパターン形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、露光技術を利用した
リソグラフィは、例えばプラスチック、無機質等にパタ
ーンを形成する方法として、配線板、ディスプレーパネ
ル、食刻等に利用されている。
【0003】パターンを形成する方法として、例えば、
基材表面に感光性の絶縁性又は導電性組成物を塗布して
感光性絶縁性又は導電性被膜層を形成したのち、その表
面から電子線、紫外線をフォトマスクを介して照射し、
次いで該感光性絶縁性又は導電性被膜層を現像処理する
ことにより目的のパターンを得る方法が知られている。
しかしながら、この方法は、絶縁性又は導電性被膜層の
感光性が充分でないためにシャープなパターンが形成で
きないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の如
き問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、今
回、特定の感光性被膜を積層した被膜を使用することに
より、上記の問題点を解消することができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】かくして、本発明によれば、基材表面に、
ネガ型もしくはポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)、
紫外線を透過するシート層(B)、及び紫外線を遮蔽す
る感エネルギー線被膜層(C)を順次積層してなること
を特徴とするパターン形成用積層体が提供される。
【0006】以下、本発明のパターン形成用積層体、そ
の製造方法、及び該積層体を用いたパターン形成方法に
ついてさらに詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の積層体に使用される基材
は、特に制限されるものではなく、従来からパターン形
成に使用されているものが同様に使用可能であり例え
ば、電気絶縁性のガラスーエポキシ板;ポリエチレンテ
レフタレートシート、ポリイミドシート等のプラスチッ
クシートやプラスチック板;これらのプラスチック板や
プラスチックシートの表面に、銅、アルミニウム等の金
属箔を接着することによって、又は銅、ニッケル、銀等
の金属もしくは酸化インジウムー錫(ITO)に代表さ
れる導電性酸化物等の化合物を真空蒸着、化学蒸着、メ
ッキ等の方法で導電性被膜を形成したもの;スルーホー
ル部を設けたプラスチック板やプラスチックシートの表
面及びスルーホール部に上記の如き導電性被膜を形成し
たもの;銅板等の金属板;パターン形成されている銅ス
ルーホールプリント配線基板等が挙げられる。
【0008】本発明の積層体に使用されるネガ型もしく
はポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)は、紫外線照射
されなかった部分の被膜層は現像液により溶解もしくは
分散して除去されそして紫外線照射された部分の被膜層
は現像液により溶解もしくは分散せずにレジスト被膜と
して残るようなネガ型の被膜層(A−1)、又は紫外線
照射されなかった部分の被膜は現像液により溶解もしく
は分散して除去されずにレジスト被膜として残り、そし
て紫外線照射された部分の被膜は紫外線により分解し現
像液により溶解もしくは分散して除去されるようなポジ
型の被膜層(A−2)であり、かかる紫外線感光特性を
有するものであれば、特に制限なしに使用することがで
きる。
【0009】ネガ型紫外線感光性被膜層(A−1)を形
成する樹脂組成物としては、例えば、紫外線硬化性樹脂
及び光ラジカル重合開始剤を含有するそれ自体既知の被
膜形成性樹脂組成物を使用することができる。
【0010】上記の紫外線硬化性樹脂としては、例え
ば、紫外線照射により樹脂を架橋硬化させうる感光性不
飽和基と、樹脂をアルカリ性現像液もしくは酸性現像液
中に溶解もしくは分散させるのに十分なイオン性基(ア
ニオン性基又はカチオン性基)を有している紫外線硬化
性樹脂が使用される。
【0011】紫外線硬化性樹脂に含ませうる感光性不飽
和基としては、例えば、アクリロイル基、メタクリロイ
ル基、ビニル基、スチリル基、アリル基等が挙げられ
る。また、イオン性基としては、例えば、アニオン性基
としてはカルボキシル基が代表的なものとして挙げら
れ、該カルボキシル基の含有量は樹脂の酸価で通常約1
0〜700mgKOH/g、特に約20〜600mgK
OH/gの範囲内が好ましい。カチオン性基としては、
アミノ基が代表的なものとして挙げられ、該アミノ基の
含有量は、樹脂のアミン価で通常約20〜650、特に
約30〜600の範囲内が好ましい。
【0012】アニオン性の紫外線硬化性樹脂としては、
例えば、カルボキシル基含有樹脂(ポリカルボン酸樹
脂)に、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート等の
不飽和モノマーを反応させて樹脂中に不飽和基とカルボ
キシル基を導入したものが挙げられる。
【0013】また、カチオン性の紫外線硬化性樹脂とし
ては、例えば、水酸基及び第3級アミノ基含有樹脂に、
ヒドロキシル基含有不飽和化合物とジイソシアネート化
合物との反応物を付加反応させてなる樹脂が挙げられ
る。
【0014】上記したアニオン性及びカチオン性の紫外
線硬化性樹脂については、特開平3−223759号公
報(=米国特許第5,045,434号)に記載されて
いるので、ここではその引用をもって詳細な記述に代え
る。
【0015】光ラジカル重合開始剤としては、例えば、
ベンゾフェノン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル、ベンジルキサントン、チオキ
サントン、アントラキノンなどの芳香族カルボニル化合
物;アセトフェノン、プロピオフェノン、α−ヒドロキ
シイソブチルフェノン、α,α’−ジクロル−4−フェ
ノキシアセトフェノン、1−ヒドロキシ−1−シクロヘ
キシルアセトフェノン、ジアセチルアセトフェノンなど
のアセトフェノン類;ベンゾイルパーオキサイド、t−
ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルジパーオ
キシイソフタレート、3,3’,4,4’−テトラ(t
−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンなどの
有機過酸化物;ジフェニルヨードブロマイド、ジフェニ
ルヨードニウムクロライドなどのジフェニルハロニウム
塩;四臭化炭素、クロロホルム、ヨードホルムなどの有
機ハロゲン化物;3−フェニル−5−イソオキサゾロ
ン、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−1,
3,5−トリアジン、ベンズアントロンなどの複素環式
及び多環式化合物;2,2’−アゾ(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、2,2−アゾビスイソブチロニトリ
ル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボ
ニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニ
トリル)などのアゾ化合物;鉄−アレン錯体(EP−A
−152377参照);チタノセン化合物(特開昭63
−221110号公報(=米国特許第5,011,75
5号)参照)ビスイミダゾール系化合物;N−アリール
グリシジル系化合物;アクリジン系化合物;芳香族ケト
ン/芳香族アミンの組み合わせ;ペルオキシケタール
(特開平6−321895号公報参照)等が挙げられ
る。上記した光ラジカル重合開始剤の中でも、ジ−t−
ブチルジパーオキシイソフタレート、3,3’,4,
4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベン
ゾフェノン、鉄−アレン錯体及びチタノセン化合物は一
般に架橋もしくは重合に対する活性が高いので、これら
を使用することが好ましい。
【0016】また、市販品としては、例えば、イルガキ
ュア651(チバガイギー社製、商品名、アセトフェノ
ン系光ラジカル重合開始剤)、イルガキュア184(チ
バガイギー社製、商品名、アセトフェノン系光ラジカル
重合開始剤)、イルガキュア1850(チバガイギー社
製、商品名、アセトフェノン系光ラジカル重合開始
剤)、イルガキュア907(チバガイギー社製、商品
名、アミノアルキルフェノン系光ラジカル重合開始
剤)、イルガキュア369(チバガイギー社製、商品
名、アミノアルキルフェノン系光ラジカル重合開始
剤)、ルシリンTPO(BASF社製、商品名、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオ
キサイド)、カヤキュアDETX−S(日本化薬(株)
製、商品名、チオキサントン系化合物)、CGI−78
4(チバガイギ−社製、商品名、チタン錯体化合物)な
どが挙げられる。これらのものは1種もしくは2種以上
組み合わせて使用することができる。
【0017】光ラジカル重合開始剤の配合割合は、紫外
線硬化性樹脂100重量部に対して一般に0.1〜25
重量部、好ましくは0.2〜10重量部の範囲内とする
ことができる。
【0018】紫外線感光性被膜層(A−1)を形成する
樹脂組成物には、必要に応じて、飽和樹脂を配合するこ
とができる。該飽和樹脂は、該樹脂組成物の溶解性(レ
ジスト被膜のアルカリ現像液に対する溶解性や、光硬化
被膜の除去で使用される、例えば、強アルカリ液に対す
る溶解性)を抑制するために使用されるものであり、例
えば、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、(メタ)アク
リル樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、天然樹脂、合成ゴム、シリコン樹脂、フッ素樹脂、
ポリウレタン樹脂等が包含される。これらの樹脂は1種
のみ又は2種以上組合わせて用いることができる。
【0019】該樹脂組成物は、例えば、有機溶剤、水又
はそれらの混合物のような溶剤中に溶解もしくは分散さ
せて基材表面に塗布されることができる。有機溶剤とし
ては、例えば、ケトン類、エステル類、エーテル類、セ
ロソルブ類、芳香族炭化水素類、アルコール類、ハロゲ
ン化炭化水素類などが挙げられる。また、溶剤に溶解も
しくは分散された該樹脂組成物は、例えば、ローラー、
ロールコーター、スピンコーター、カーテンロールコー
ター、スプレー、静電塗装、浸漬塗装、シルク印刷、ス
ピン塗装等の手段により塗布することができる。形成さ
れる塗膜は、次いで、必要に応じてセッテングした後、
例えば約50〜約130℃の温度で乾燥することにより
ネガ型の紫外線感光性樹脂被膜層(A−1)を得ること
ができる。
【0020】また、水性のネガ型紫外線感光性樹脂組成
物は、上記したネガ型紫外線感光性樹脂組成物を水に溶
解もしくは分散することによって得られる。
【0021】ネガ型紫外線感光性樹脂組成物の水溶化又
は水分散化は、紫外線硬化性樹脂中のアニオン性基(例
えば、カルボキシル基)をアルカリ(中和剤)で中和す
ることにより、又は紫外線硬化性樹脂組成物中のカチオ
ン性基(例えば、アミノ基)を酸(中和剤)で中和する
ことによって行われる。
【0022】また、上記した以外に、ネガ型紫外線感光
性樹脂組成物として、従来から既知の水現像可能な紫外
線硬化性樹脂組成物を使用することもできる。このもの
としては、例えば、ノボラックフェノール型エポキシ樹
脂に紫外線硬化性不飽和基とイオン形成基を導入した水
性樹脂を挙げることができる。該水性樹脂は、例えば、
ノボラックフェノール型エポキシ樹脂が有する一部のエ
ポキシ基に(メタ)アクリル酸を付加させることにより
光重合性を樹脂に付与し、且つ他の少なくとも一部のエ
ポキシ基に例えば第3級アミン化合物を反応させること
により水溶性のオニウム塩基を形成することにより得ら
れる。かくして得られる水性樹脂は、紫外線露光された
部分が硬化して水に不溶性となり、未露光部分が水現像
により除去される。また、水現像後に加熱(例えば、約
140〜200℃で10〜30分間)して、硬化被膜中
に残存するイオン形成基を揮発させることにより塗膜を
疎水性とすることができる。これにより、上記したアル
カリ現像性及び酸現像性感光性組成物から形成されるレ
ジスト塗膜のように塗膜中に親水基(カルボキシル基、
アミノ基等)やこれらの塩(現像液による塩)を有さな
いレジスト性に優れた被膜を形成することができる。ま
た、ノボラックフェノール型エポキシ樹脂以外に、例え
ばグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシ
シクロヘキシルアルキル(メタ)アクリレート、ビニル
グリシジルエーテルなどのエポキシ基含有ラジカル重合
性不飽和モノマーのホモ重合体もしくはこれらの1種以
上のモノマーとその他のラジカル重合性不飽和モノマー
(例えば、炭素数1〜24のアルキル又はシクロアルキ
ル(メタ)アクリル酸エステル類、ラジカル重合性不飽
和芳香族化合物など)との共重合体に、上記と同様にし
て、(メタ)アクリル酸及び例えば第3級アミン化合物
を反応させることにより得られる水性重合体も使用する
ことができる。
【0023】ネガ型紫外線感光性樹脂被膜層(A−1)
の現像処理は、被膜層を形成するネガ型紫外線感光性樹
脂組成物がアニオン性の場合には、アルカリ性現像液を
用いて行なわれ、また、カチオン性の場合には、酸性現
像液を用いて行なわれる。また、樹脂自体が水に溶解す
るもの(例えは、上記のオニウム塩基含有樹脂等)であ
る場合には水現像処理を行うことができる。
【0024】また、ネガ型紫外線感光性樹脂被膜層(A
−1)はそれ自体導電性であっても絶縁性であってもよ
く、かくして、該被膜に導電性や絶縁性を付与させるた
めに、紫外線感光性樹脂組成物に、必要に応じて、導電
性材料(従来から既知の導電性顔料、例えば、銀、銅、
鉄、マンガン、ニッケル、アルミニウム、コバルト、ク
ロム、鉛、亜鉛、ビスマス、ITO等の金属類、これら
の1種以上の合金類及びこれらの酸化物、また、絶縁材
料表面にこれらの導電材料がコーテングもしくは蒸着さ
れたもの等)や絶縁性材料(プラスチック微粉末、絶縁
性無機粉末等)を配合することができる。絶縁性被膜
は、通常、最終的に形成される塗膜の体積固有抵抗が1
9Ω・cmを越えるもの、特に1010Ω・cm〜10
18Ω・cmの範囲内にあり、他方、導電性被膜は、通
常、最終的に形成される塗膜の体積固有抵抗が109Ω
・cm未満、特に1Ω・cm〜108Ω・cmの範囲内
にあるものが好ましい。
【0025】他方、ポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A
−2)を形成する樹脂組成物としては、例えば、光酸発
生剤成分と樹脂成分を含むものを使用することができ
る。該樹脂成分としては、紫外線照射により光酸発生剤
成分から発生した酸により分解して樹脂成分の極性、分
子量等の物性が変化し、これによりアルカリ性もしくは
酸性水性現像液、水現像液、有機溶剤現像液などの現像
液に対して溶解性を示すようになる被膜形成性樹脂が用
いられる。また、該樹脂組成物には、更に、現像液に対
する溶解性を調整するその他の樹脂等を必要に応じて配
合することができる。
【0026】しかして、ポジ型紫外線感光性樹脂組成物
に使用される樹脂成分としては、例えば、イオン形成基
を有するアクリル樹脂等の基体樹脂にキノンジアジドス
ルホン酸類をスルホン酸エステル結合を介して結合させ
た樹脂を主成分とする組成物(特開昭61−20629
3号公報(=米国特許第4,673,458号)、特開
平7−133449号公報(=米国特許第5,624,
781号)等参照)、即ち、照射紫外光によりキノンジ
アジド基が光分解してケテンを経由してインデンカルボ
ン酸を形成する反応を利用したナフトキノンジアジド感
活性エネルギー線系組成物;加熱によりアルカリ性現像
液又は酸性現像液に対して不溶性の架橋被膜を形成し、
更に紫外線照射により光酸発生剤から産生する酸により
架橋構造が切断されて照射部がアルカリ性現像液又は酸
性現像液に対して可溶性となるメカニズムを利用したポ
ジ型感活性エネルギー線性組成物(特開平6−2950
64号公報、特開平6−308733号公報、特開平6
−313134号公報(=米国特許第5,527,65
6号)、特開平6−313135号公報(=米国特許第
5,527,656号及び同第5,702,872
号)、特開平6−313136号公報(=米国特許第
5,527,656号及び同第5,702,872
号)、特開平7−146552号公報等参照)等が代表
的なものとして挙げられる。上記したポジ型紫外線感光
性樹脂については、上記した公報に記載されているの
で、ここではそれらの引用をもって詳細な記述に代え
る。
【0027】また、光酸発生剤は、露光により酸を発生
する化合物であり、この発生した酸を触媒として、樹脂
を分解させるものであり、従来から既知のものを使用す
ることができ、具体的には、例えば、スルホニウム塩、
アンモニウム塩、ホスホニウム塩、ヨードニウム塩、セ
レニウム塩等のオニウム塩類、鉄−アレン錯体類、ルテ
ニウムアレン錯体類、シラノール−金属キレート錯体
類、トリアジン化合物類、ジアジドナフトキノン化合物
類、スルホン酸エステル類、スルホン酸イミドエステル
類、ハロゲン系化合物類等を挙げることができる。ま
た、上記した以外に、特開平7−146552号公報、
特開平11−237731号に記載の光酸発生剤も使用
することができる。この光酸発生剤成分は、上記した樹
脂との混合物の形態であってもよく、又は樹脂本体に結
合したものであってもよい。光酸発生剤成分の配合割合
は、樹脂成分100重量部に対して一般に約0.1〜約
40重量部、特に約0.2〜約20重量部の範囲内であ
ることが好ましい。
【0028】該樹脂組成物は、例えば、有機溶剤、水又
はそれらの混合物のような溶剤中に溶解もしくは分散さ
せて基材表面に塗布される。有機溶剤としては、例え
ば、ケトン類、エステル類、エーテル類、セロソルブ
類、芳香族炭化水素類、アルコール類、ハロゲン化炭化
水素類などが挙げられる。また、溶剤に溶解もしくは分
散された該樹脂組成物は、例えば、ローラー、ロールコ
ーター、スピンコーター、カーテンロールコーター、ス
プレー、静電塗装、浸漬塗装、シルク印刷、スピン塗装
等の手段により塗布することができる。形成される塗膜
は、次いで、必要に応じてセッテングした後、例えば約
50〜約130℃の温度で乾燥することによりポジ型の
紫外線感光性樹脂被膜層(A−2)を得ることができ
る。
【0029】また、水性のポジ型紫外線感光性樹脂組成
物は、上記したポジ型紫外線感光性樹脂組成物を水に溶
解もしくは分散することによって得られる。
【0030】ポジ型紫外線感光性樹脂組成物の水溶化又
は水分散化は、樹脂中のアニオン性基(例えば、カルボ
キシル基)をアルカリ(中和剤)で中和することによ
り、又は樹脂中のカチオン性基(例えば、アミノ基)を
酸(中和剤)で中和することによって行われる。
【0031】ポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A−2)
の現像処理は、被膜層を形成するポジ型紫外線感光性樹
脂組成物がアニオン性の場合には、アルカリ現像液を用
いて行なわれ、また、カチオン性の場合には、酸現像液
を用いて行なわれる。また、樹脂自体が水に溶解するも
の(例えは、オニウム塩基含有樹脂等)は水現像処理を
行うことができる。
【0032】また、ポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A
−2)はそれ自体導電性であっても絶縁性であってもよ
く、かくして該被膜に導電性や絶縁性を付与させるため
に、紫外線感光性樹脂組成物に、必要に応じて導電性材
料(従来から既知の導電性顔料、例えば銀、銅、鉄、マ
ンガン、ニッケル、アルミニウム、コバルト、クロム、
鉛、亜鉛、ビスマス、ITO等の金属類、これらの1種
以上の合金類及びこれらの酸化物、また、絶縁材料表面
にこれらの導電材料がコーテングもしくは蒸着されたも
の等)や絶縁性材料(プラスチック微粉末、絶縁性無機
粉末等)を配合することができる。絶縁性被膜は、通
常、最終的に形成される塗膜の体積固有抵抗が109Ω
・cmを越えるもの、特に1010Ω・cm〜1018Ω・
cmの範囲内にあり、他方、導電性被膜は、通常、最終
的に形成される塗膜の体積固有抵抗が109Ω・cm未
満、特に1Ω・cm〜108Ω・cmの範囲内にあるも
のが好ましい。
【0033】以上に述べたネガ型もしくはポジ型の紫外
線感光性樹脂被膜層(A)の厚さは、厳密に制限される
ものではなく、最終の積層体の用途等に応じて適宜選択
することができるが、通常、約1μm〜約5mm、特に
約2μm〜約500μmの範囲内が好ましい。
【0034】本発明の積層体において使用される紫外性
透過性のシート層(B)は、照射される紫外線少なくと
も約90%、好ましくは約99%又はそれ以上を透過す
る樹脂シートであれば、その材質等には特に制限はな
く、それ自体既知のものを使用することができる。例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、セルロース系、
ポリウレタン、ポリアクリレート、アラミド、カプト
ン、ポリメチルペンテン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の重合体からなるシートを使用することができる
が、特にポリエチレンテレフタレートシートを使用する
ことが好ましい。シート層(B)の厚さは、通常、約1
0μm〜約5mm、特に約15μm〜約500μmの範
囲内にあることが好ましい。
【0035】本発明の積層体に使用される紫外線を遮蔽
する感エネルギー線被膜層(C)は、シート層(B)表
面に形成されて最上層となるものであり、本発明の積層
体に、該被膜層(C)の上層表面から活性エネルギー線
を照射し、次いで被膜層(C)を現像処理すると、被膜
層(C)にパターが形成され、次いでパターニングされ
た被膜層(C)表面から紫外線を照射すると、被膜層
(C)は紫外線を遮蔽(吸収及び/又は反射)するの
で、下層の紫外線感光性樹脂被膜層(A)に、被膜層
(C)に形成されたパターンに対応するポジ型もしくは
ネガ型のパターンを形成せしめるために設けられる層で
ある。
【0036】感エネルギー線被膜層(C)は、上記した
ように、被膜層(C)の上層表面から照射される紫外線
を遮蔽(吸収及び/又は反射)することにより、紫外線
照射によるその下層の被膜層(A)の実質的な変化(硬
化又は分解)を阻止する役割を果たすと同時に、被膜層
(C)自体活性エネルギー線照射により水、有機溶剤、
アルカリ、酸等の処理液に可溶性もしくは分散可能とな
り、被膜層(A)に体して所望されると同じパターンを
形成することができるもの、あるいは被膜層(C)自体
活性エネルギー線照射により水、有機溶剤、アルカリ、
酸等の処理液に不溶性もしくは非分散性となって被膜層
(A)に対して所望されると同じパターンを形成するこ
とができるものである。
【0037】感エネルギー線被膜層(C)としては、紫
外線を吸収するもの、例えば、紫外線吸収剤、着色剤
(着色顔料、着色染料等)、充填剤等を被膜層中に含有
させたものを使用することができる。
【0038】上記紫外線吸収剤としては、具体的には、
例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどのベンゾフ
ェノン系;2(2′ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系;シュ
ウ酸アニリド系;シアノアクリレート系等の紫外線吸収
剤、その他、BEDNERET et al., Farbe + Lacke, 89, 84
0(1983); H. J. HELLER et al., Pure and Applied, Ch
em, 30, 145(1972); Ibid, 36, 141(1973); A.VALET, F
arbe + Lacle, 96, 189(1990)等に記載のものが挙げら
れる。
【0039】上記着色剤としては、例えば、酸化チタ
ン、亜鉛華、鉛白、塩基性硫酸鉛、硫酸鉛、リトポン、
硫化亜鉛、アンチモン白などの白色顔料;カーボンブラ
ック、アセチレンブラック、ランプブラック、ボーンブ
ラック、黒鉛、鉄黒、アニリンブラックなどの黒色顔
料;ナフトールエローS、ハンザエロー10G、パーマ
ネントエロー、パーマネントオレンジなどの橙色顔料;
酸化鉄、アンバーなどの褐色顔料;ベンガラ、鉛丹、パ
ーマネントレッド、キナクリドン系赤顔料などの赤色顔
料;コバルト紫、マンガン紫、ファストバイオレット
B、メチルバイオレットレーキなどの紫色顔料、群青、
紺青、コバルトブルー、セルリアンブルー、フタロシア
ニンブルー、ファストスカイブルーなどの青色顔料;ク
ロムグリーン、フタロシアニングリーンなどの緑色顔料
などが挙げられる。
【0040】上記充填剤としては、例えば、バリタ粉、
沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、
石膏、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、珪藻土、タ
ルク、炭酸マグネシウム、アルミナホワイト、マイカ粉
などが挙げられる。
【0041】使用される紫外線吸収剤、着色剤、充填剤
の配合割合は、照射される紫外線の強度や感エネルギー
線被膜層(C)の厚さ等に応じて適宜選択することがで
きるが、通常、紫外線吸収剤の場合、被膜層(C)に対
して0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.02
重量%〜30重量%の範囲内、また、着色剤及び充填剤
の場合には、被膜層(C)に対して0.5重量%〜90
重量%、好ましくは1重量%〜50重量%の範囲内とす
ることができる。
【0042】紫外線を遮蔽する感エネルギー線被膜層
(C)としては、紫外線を反射する反射剤(燐片状金属
顔料等)等を含有したものを使用することもできる。
【0043】上記反射剤としては、例えば、(鱗片状)
アルミニウム粉、ブロンズ粉、銅粉、錫粉、鉛粉、亜鉛
末、リン化鉄、パール状金属コーティング雲母粉、マイ
カ状酸化鉄などの金属粉顔料および金属光沢顔料が挙げ
られる。
【0044】使用される反射剤の配合割合は照射される
紫外線の強度や感エネルギー線被膜層(C)の厚さ等に
応じて適宜選択することができるが、通常、被膜層
(C)に対して0.5重量%〜90重量%、好ましくは
1重量%〜50重量%の範囲内にあることが望ましい。
【0045】上記した紫外線の吸収剤及び反射剤は組み
合わせて使用することもできる。
【0046】感エネルギー線被膜層(C)を形成するた
めの樹脂はネガ型もしくはポジ型のいずれであってもよ
く、また、照射すべき感エネルギー線は紫外線、可視光
線、電子線、熱線のいずれのものであってもよい。
【0047】ネガ型及びポジ型の感紫外線型のものとし
ては、上記被膜層(A)を形成する樹脂組成物と同様の
ものが使用できる。
【0048】また、ネガ型及びポジ型の感可視光線型の
ものとしては、上記被膜層(A)を形成するものとして
前述した樹脂組成物に光増感剤を配合したものを使用す
ることができる。該光増感剤としては、従来から既知の
光増感色素を使用することができ、具体的には、例え
ば、チオキサンテン系、キサンテン系、ケトン系、チオ
ピリリウム塩系、ベーススチリル系、メロシアニン系、
3ー置換クマリン系、3.4ー置換クマリン系、シアニ
ン系、アクリジン系、チアジン系、フェノチアジン系、
アントラセン系、コロネン系、ベンズアントラセン系、
ペリレン系、ケトクマリン系、フマリン系、ボレート系
等の色素が挙げられる。これらのものは1種もしくは2
種以上組み合わせて使用することができる。ボレート系
光増感色素としては、例えば、特開平5−241338
号公報、特開平7−5685号公報(=米国特許第5,
498,641号)、特開平7−225474号公報
(=米国特許第5,498,641号)等に記載のもの
が挙げられる。これら光増感剤の配合割合は、被膜層
(C)(固形分)に対して約0.1〜20重量%、好ま
しくは約0.2〜10重量%の範囲内とすることができ
る。
【0049】また、感熱線性樹脂組成物は、赤外線等の
熱線により架橋もしくは分解する樹脂を含んでなる組成
物であり、該樹脂組成物としては、従来から既知のもの
を使用することができ、例えば、水酸基含有樹脂/アミ
ノ樹脂の組合わせ、水酸基含有樹脂/ブロックイソシア
ネートの組合わせ、メラミン樹脂、加水分解性基(例え
ばアルコキシシリル基、ヒドロキシシリル基等)含有珪
素樹脂もしくはアクリル系樹脂、エポキシ樹脂/フェノ
ール樹脂の組合わせ、エポキシ樹脂/(無水)カルボン
酸の組合わせ、エポキシ樹脂/ポリアミンの組合わせ、
不飽和樹脂/ラジカル重合触媒(例えばパーオキサイド
等)の組合わせ、カルボキシル基及び/又はヒドロキシ
フェニル基及びエーテル結合含有オレフィン性不飽和化
合物等が挙げられる。また、これらのものに熱酸発生剤
(例えば、上記光酸発生剤と同様のもの)を配合してポ
ジ型として使用することができる。
【0050】感エネルギー線被膜層(C)を形成する該
樹脂組成物は、例えば、有機溶剤、水又はそれらの混合
物中に溶解もしくは分散させてシート層(B)の表面に
塗布することができる。
【0051】上記した有機溶剤としては、例えば、ケト
ン類、エステル類、エーテル類、セロソルブ類、芳香族
炭化水素類、アルコール類、ハロゲン化炭化水素類など
が挙げられ、また、該組成物の塗布は、例えば、ローラ
ー、ロールコーター、スピンコーター、カーテンロール
コーター、スプレー、静電塗装、浸漬塗装、シルク印
刷、スピン塗装等の手段により行なうことができる。次
いで、必要に応じてセッテングした後、例えば約50〜
約130℃の温度で乾燥することにより感エネルギー線
被膜層(C)を得ることができる。
【0052】感エネルギー線被膜層(C)の厚さは、通
常、約1μm〜約500μm、特に約2μm〜約100
μmの範囲内にあることが好ましい。
【0053】かくして形成される積層体の感エネルギー
線被膜層(C)の表面には、必要に応じてカバーコート
層を設けることができる。このカバーコート層は空気中
の酸素を遮断して露光によって発生するラジカルが酸素
によって失活するのを防止し、露光による感光材料の硬
化を円滑に進めるために有効である。そのようなカバー
コート層は、例えば、ポリエチレンテレフタレート等の
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリ
塩化ビニル樹脂等の樹脂フィルム(膜厚約1〜約70μ
m)を積層体表面に被覆することにより、また、ポリビ
ニルアルコール、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物、ポリ
ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニ
ルの部分ケン化物−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピ
ロリドン、プルラン等の水溶性多糖類ポリマー類、塩基
性基、酸性基もしくは塩基を含有する、アクリル系樹
脂、ポリエステル樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂等の
水性樹脂類を水に溶解もしくば分散した水性液を積層体
表面に塗装し(乾燥膜厚約0.5〜約5μm)、乾燥す
ることにより形成することができる。
【0054】本発明のパターン形成用積層体は、例えば
下記1〜4のいずれかの方法により製造することができ
る。
【0055】1.基材表面にネガ型もしくはポジ型紫外
線感光性樹脂被膜層(A)を形成し、次いで紫外線を透
過するシート層(B)を形成し、更に紫外線を遮蔽する
感エネルギー線被膜層(C)を積層することからなる方
法:被膜層(A)は、上記した如き被膜層(A)を形成
するための樹脂組成物を基材表面に塗装するか、又はラ
ミネートするか、あるいは該樹脂組成物からなる被膜を
感光性もしくは感熱性の粘着剤(接着剤)層を介して基
材表面に貼りつけることにより形成することができ、ま
た、シート層(B)は、被膜層(A)の表面に、前記し
た如きシートを熱ラミネートするか又は該シートを感圧
性もしくは感熱性の粘着剤(接着剤)層を介して被膜層
(A)に貼り付けることができる。さらに、感エネルギ
ー線被膜層(C)は、シート層(B)の表面に感エネル
ギー線被膜層(C)を形成する樹脂組成物を塗装する
か、又はラミネートするか、あるいは該樹脂組成物から
なるフィルム感光性もしくは感熱性の粘着剤(接着剤)
層を介してシート層(B)に貼り付けることにより積層
することができる。
【0056】2.基材表面にネガ型もしくはポジ型紫外
線感光性樹脂被膜層(A)を形成し、次いで該被膜層
(A)の表面に、予め形成された、紫外線を透過するシ
ート層(B)と紫外線を遮蔽する感エネルギー線被膜層
(C)との2層積層物の該シート層(B)側の面と上記
被膜層(A)とが接するようにして積層することからな
る方法:被膜層(A)は上記方法1と同様にして基材表
面に形成することができる。被膜層(A)に設けられる
2層積層物は、シート層(B)の片面に、感エネルギー
線被膜層(C)を形成する樹脂組成物を塗装するか、又
はラミネートするか、あるいは該樹脂組成物からなる被
膜を感光性もしくは感熱性の粘着剤(接着剤)層を介し
て貼り付けることにより得られる。更に、該積層物のシ
ート層(B)側の面の被膜層(A)への積層は、例えば
熱ラミネート法又は感圧性又は感熱性の粘着剤(接着
剤)層を用いる方法により行なうことができる。
【0057】3.基材表面に、予め形成された、ネガ型
もしくはポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)、紫外線
を透過するシート層(B)及び紫外線を遮蔽する感エネ
ルギー線被膜層(C)の3層積層物の該被膜層(A)側
の面と基材表面とが接するようにして積層する方法:該
ネガ型もしくはポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)、
紫外線を透過するシート層(B)及び紫外線を遮蔽する
感エネルギー線被膜層(C)の3層積層物は、例えば、
シート層(B)の片面に被膜層(A)を形成する樹脂組
成物を塗装し必要に応じて乾燥した後、次いでシート層
(B)のもう一方の片面に被膜層(C)を形成する樹脂
組成物を塗装することにより製造することができる(被
膜層(A)及び被膜層(C)の塗装順序は逆であっても
よい)。更に、該3層積層物の被膜層(A)側の基材表
面への積層は、例えば、熱ラミネート法により行なうこ
とができる。
【0058】4.基材表面に、予め形成された、ネガ型
もしくはポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)と紫外線
を透過するシート層(B)との2層積層物の該被膜層
(A)側の面と基材表面とが接するようにして積層し、
次いで得られる3層積層物のシート層(B)側の表面に
紫外線を遮蔽する感エネルギー線被膜層(C)を前述の
如くして形成することからなる方法:ネガ型もしくはポ
ジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)と紫外線を透過する
シート層(B)との2層積層物は、例えば、シート層
(B)表面に被膜層(A)を形成する樹脂組成物を塗装
することにより得ることができる。該2層積層物の被膜
層(A)側の基材表面への積層は、例えば、熱ラミネー
ト法により行なうことができる。更に、被膜層(C)の
形成は該被膜層を形成する樹脂組成物を塗装するか、又
はラミネートするか、あるいは該樹脂組成物からなる被
膜を感熱性もしくは感熱性の粘着剤(接着剤)層を介し
て貼り付けることにより行なうことができる。
【0059】以上に述べた如くして製造される本発明の
積層体を用いてのパターン形成は、例えば、下記の工程 (i)パターン形成用積層体の感エネルギー線被膜層
(C)に、活性エネルギー線をパターン通りにマスクを
介して又は直接に照射し、(ii)感エネルギー線被膜層
(C)を現像処理することにより照射又は非照射部分の
被膜層(C)を除去してレジストパターン被膜を形成
し、(iii)次いで、紫外線を全面照射した後、(iv)
積層体の紫外線感光性樹脂被膜層(A)から、紫外線を
透過するシート層(B)及び感エネルギー線被膜層
(C)を取りのぞいて、紫外線感光性樹脂被膜層(A)
を露出させ、(v)次いで、被膜層(A)を現像液によ
り現像することからなる方法により行なうことができ
る。
【0060】活性エネルギー線照射に使用される光源と
しては、例えば、超高圧、高圧、中圧もしくは低圧の水
銀灯、ケミカルランプ灯、カーボンアーク灯、キセノン
灯、メタルハライド灯、タングステン灯等や、アルゴン
レーザー(488nm)、YAGーSHGレーザー(5
32nm)、UVレーザー(351〜364nm)など
のレーザー(カッコ内は発振線の波長)等が挙げられ
る。また、熱線源としては、例えば、半導体レーザー
(830nm)、YAGレーザー(1.06μm)、赤
外線等が挙げられる。
【0061】紫外線照射のための光源としては、従来か
ら使用されているもの、例えば、超高圧、高圧、中圧も
しくは低圧の水銀灯、ケミカルランプ、カーボンアーク
灯、キセノン灯、メタルハライド灯、蛍光灯、タングス
テン灯、太陽光等の各光源を使用することができる。
【0062】被膜(A)及び被膜(C)の現像処理は、
被膜がアニオン性の場合にはアルカリ性現像液を用いて
行なわれ、また、カチオン性の場合には酸性現像液を用
いて行なわれる。また、被膜の性質に応じては、有機溶
剤又は水を用いて現像することもできる。
【0063】現像処理は、例えば、現像液を約10〜約
80℃、好ましくは約15〜約50℃の液温度で、約1
0秒〜約60分間、好ましくは約30秒〜約30分間吹
き付けや浸漬することにより行うことができる。
【0064】アルカリ性現像液としては、例えば、モノ
メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モ
ノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、
モノイソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリ
イソプロピルアミン、モノブチルアミン、ジブチルアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、ジエチ
ルアミノエタノール、アンモニア、苛性ソーダー、苛性
カリ、メタ珪酸ソーダー、メタ珪酸カリ、炭酸ソーダ
ー、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等の水性液
が挙げられる。
【0065】酸性現像液としては、例えば、ギ酸、クロ
トン酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、塩酸、硫酸、硝
酸、燐酸等の水性液が挙げられる。
【0066】有機溶剤としては、例えば、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエチレンな
どの炭化水素系、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールなどのアルコール系、ジエチルエーテ
ル、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、ジオキサン、プロピレンオキシド、テト
ラヒドロフラン、セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、メチルカルビトール、ジエチレングルコ
ールモノエチルエーテル等のエーテル系、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロ
ン、シクロヘキサノン等のケトン系、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル系、ピ
リジン、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド
等のその他の溶剤等が挙げられる。
【0067】本発明のパターン形成用積層体は、例え
ば、ブラックマトリックスパターン、カラーフィルター
用パターン、電子部品被覆用パターン(ソルダー用被
膜)、セラミックや蛍光体のパターン、表示パネルの隔
壁パターン等の如き基材表面に形成するパターンや、配
線用プラスチック基板、ビルドアップ用プラスチック基
板等の如き絶縁性基材やこれらに設けられる導電性パタ
ーン等の形成のために適用することができる。
【0068】実施例により本発明をさらに具体的に説明
する。なお、部及び%は特にことわらない限り重量基準
である。
【0069】
【実施例】感エネルギー線組成物aの製造例 エネルギー線硬化性樹脂(高分子バインダー)として、
アクリル樹脂(樹脂酸価155mgKOH/g、メチル
メタクリレート/ブチルアクリレート/アクリル酸=4
0/40/20重量比)60部にグリシジルメタクリレ
ート24部を反応させてなる紫外線硬化性樹脂(樹脂固
形分55%、プロピレングリコールモノメチルエーテル
有機溶媒、樹脂酸価50mgKOH/g、数平均分子量
約2万)100部(固形分)に、光ラジカル重合開始剤
(CGIー784、商品名、チバガイギー社製、チタノ
セン化合物)1部、紫外線吸収剤(チヌビン326、商
品名、チバ・スペシャリティーケミカルズ社製、ベンゾ
トリアゾール系)10部を配合して組成物a(固形分1
5%)を得た。
【0070】紫外線感光性組成物bの製造例 紫外線硬化性樹脂(高分子バインダー)として、アクリ
ル樹脂(樹脂酸価155mgKOH/g、メチルメタク
リレート/ブチルアクリレート/アクリル酸=40/4
0/20重量比)60部にグリシジルメタクリレート2
4部を反応させてなる光硬化性樹脂(樹脂固形分55
%、プロピレングリコールモノメチルエーテル有機溶
媒、樹脂酸価50mgKOH/g、数平均分子量約2
万)100部(固形分)に、光ラジカル重合開始剤(イ
ルガキュア907、商品名、チバガイギー社製、アセト
フェノン化合物)10部及び光ラジカル重合開始剤(カ
ヤキュアDETX−S、商品名、日本化薬社製、チオキ
サントン系化合物)1部を配合し、この配合物とフタロ
シアニングリーン1部、タルク50部及びエポキシ樹脂
(エピコート828、商品名、油化シェル社製、ビスフ
ェノールA型液状エポキシ樹脂)20部をジエチレング
リコールジメチルエーテル溶媒に溶解して組成物b(固
形分30%)を得た。
【0071】実施例1 (1)銅箔(200×200×1.1mm)上に紫外線
感光性組成物bをバーコーターにて塗布し、80℃で1
0分間予備乾燥させて膜厚約30μmの紫外線感光性樹
脂被膜層(I)を形成した。次いで形成した被膜表面に
ポリエチレンテレフタレートシート( 38μm)を貼
付け、シート層(II)を得た。次いで感エネルギー線
組成物aを乾燥膜厚が6μmになるようにローラー塗装
し、65℃で10分間乾燥させて感エネルギー線被膜層
(III)を形成した。 (2)次いで、被膜層(III)にアルゴンイオンレー
ザー(5mj/cm2)をパターン状に直接照射し露光
した。次いでアルカリ現像液a(炭酸ナトリウム水溶液
0.25%)に25℃で60秒間浸漬して露光部の被膜
層(III)を除去した。 (3)次いで、被膜の表面に超高圧水銀灯(300mj
/cm2)を全面照射した。 (4)次いで、感エネルギー線被膜層(III)及びシ
ート層(II)を紫外線感光性樹脂被膜層(I)から剥
離して、銅箔と紫外線感光性樹脂被膜層(I)との積層
物を得た。 (5)次いで該積層物を0.75%の炭酸ナトリウム水
溶液に25℃で60秒間浸漬して未硬化(未露光部)の
紫外線感光性樹脂被膜層(I)を除去した。得られたパ
ターンはライン(パターン幅)/スペース=100μm
/20μmのストライプ状にパターニングされ良好であ
った。
【0072】実施例2 感エネルギー線被膜層(III)及びシート層(II)
を予め積層したものを紫外線感光性樹脂被膜層(I)に
ラミネートした以外は、実施例1と同様の処理を行なっ
た。得られたパターンはライン(パターン幅)/スペー
ス=100μm/20μmのストライプ状にパターニン
グされ良好であった。
【0073】実施例3 紫外線感光性樹脂被膜層(I)及びシート層(II)を
予め積層したものを基材にラミネートした後、感エネル
ギー線被膜層(III)を形成した以外は、実施例1と
同様の処理を行なった。得られたパターンはライン(パ
ターン幅)/スペース=100μm/20μmのストラ
イプ状にパターニングされ良好であった。
【0074】実施例4 紫外線感光性樹脂被膜層(I)、シート層(II)及び
感エネルギー線被膜層(III)を予め積層したものを
基材にラミネートした以外は、実施例1と同様の処理を
行なった。得られたパターンはライン(パターン幅)/
スペース=100μm/20μmのストライプ状にパタ
ーニングされ良好であった。
【0075】比較例1 実施例1において、被膜層(III)に紫外線吸収剤を
含ませない以外は実施例1とそれぞれ同様にして積層物
を形成し現像処理した。その結果、得られた全部の被膜
は、ライン残存性は不良、スペース現像性は不可で悪か
った。
【0076】比較例2 実施例2において、被膜層(III)に紫外線吸収剤を
含ませない以外は実施例2とそれぞれ同様にして積層物
を形成し現像処理した。その結果、得られた全部の被膜
は、ライン残存性は不良、スペース現像性は不可で悪か
った。
【0077】比較例3 実施例3において、被膜層(III)に紫外線吸収剤を
含ませない以外は実施例3とそれぞれ同様にして積層物
を形成し現像処理した。その結果、得られた全部の被膜
は、ライン残存性は不良、スペース現像性は不可で悪か
った。
【0078】比較例4 実施例4において、被膜層(III)に紫外線吸収剤を
含ませない以外は実施例4とそれぞれ同様にして積層物
を形成し現像処理した。その結果、得られた全部の被膜
は、ライン残存性は不良、スペース現像性は不可で悪か
った。
フロントページの続き (72)発明者 小松 隆伸 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 今井 玄児 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA20 AB15 AB20 AC01 AC08 AD01 AD03 BC13 BC73 BC83 BC86 BE00 BE02 CA18 CA39 CB41 CC02 CC08 CC11 DA01 DA13 DA14 DA33 DA40 FA06 FA17 FA30 FA39 2H096 AA26 AA30 BA06 BA10 CA20 EA04 GA08 HA03 HA30

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面に、ネガ型もしくはポジ型紫外
    線感光性樹脂被膜層(A)、紫外線を透過するシート層
    (B)、及び紫外線を遮蔽する感エネルギー線被膜層
    (C)を順次積層してなることを特徴とするパターン形
    成用積層体。
  2. 【請求項2】 紫外線感光性樹脂被膜層(A)が、紫外
    線硬化性樹脂及び光ラジカル重合開始剤を含有する被膜
    形成樹脂組成物から形成されるネガ型の紫外線感光性樹
    脂被膜層(A−1)である請求項1に記載の積層体。
  3. 【請求項3】 紫外線硬化性樹脂が紫外線照射により樹
    脂を架橋硬化させうる感光性不飽和基と樹脂をアルカリ
    性もしくは酸性現像液中に溶解もしくは分散させるのに
    十分なイオン性基を有する樹脂である請求項2に記載の
    積層体。
  4. 【請求項4】 光ラジカル重合開始剤がジ−t−ブチル
    ジパーオキシイソフタレート、3,3′,4,4′−テ
    トラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノ
    ン、鉄−アレン錯体及びチタノセン化合物よりなる群か
    ら選ばれるものである請求項2に記載の積層体。
  5. 【請求項5】 紫外線硬化性樹脂100重量部に対して
    光ラジカル重合開始剤を0.1〜25重量部の範囲内で
    含有する請求項2に記載の積層体。
  6. 【請求項6】 紫外線感光性樹脂被膜層(A)が、ノボ
    ラックフェノール型エポキシ樹脂に紫外線硬化性不飽和
    基とイオン形成基を導入した水性樹脂を含んでなるもの
    である請求項1に記載の積層体。
  7. 【請求項7】 紫外線感光性樹脂被膜層(A)が、光酸
    発生剤成分と樹脂成分とを含んでなる樹脂組成物から形
    成されるポジ型の紫外線感光性樹脂被膜層(A−2)で
    ある請求項1に記載の積層体。
  8. 【請求項8】 該樹脂成分がイオン形成基を有する基体
    樹脂にキノンジアジドスルホン酸類をスルホン酸エステ
    ル結合を介して結合させた樹脂である請求項7に記載の
    積層体。
  9. 【請求項9】 樹脂成分100重量部に対して光酸発生
    剤成分を0.1〜40重量部の範囲内で含有する請求項
    7に記載の積層体。
  10. 【請求項10】 紫外線感光性樹脂被膜層(A)が導電
    性又は絶縁性である請求項1に記載の積層体。
  11. 【請求項11】 紫外線感光性樹脂被膜層(A)が約1
    μm〜約5mmの厚さを有する請求項1に記載の積層
    体。
  12. 【請求項12】 紫外線を透過するシート層(B)が照
    射される紫外線を少なくとも約90%透過する樹脂シー
    トからなる請求項1に記載の積層体。
  13. 【請求項13】 紫外線を透過するシート層(B)がポ
    リエチレンテレフタレートシートからなる請求項1に記
    載の積層体。
  14. 【請求項14】 紫外線を透過するシート層(B)が約
    10μm〜約5mmの厚さを有する請求項1に記載の積
    層体。
  15. 【請求項15】 感エネルギー線被膜層(C)が紫外線
    吸収剤、着色剤、充填剤、金属粉顔料又は金属光沢顔料
    を含んでなる請求項1に記載の積層体。
  16. 【請求項16】 感エネルギー線被膜層(C)が、活性
    エネルギー線照射により水、有機溶剤、アルカリ又は酸
    のような処理液に可溶性もしくは分散可能となるネガ型
    の樹脂組成物からなる請求項1に記載の積層体。
  17. 【請求項17】 感エネルギー線被膜層(C)が、活性
    エネルギー線照射により水、有機溶剤、アルカリ又は酸
    のような処理液に不溶性もしくは非分散性となるポジ型
    の樹脂組成物からなる請求項1に記載の積層体。
  18. 【請求項18】 感エネルギー線被膜層(C)が約1μ
    m〜約500μmの厚さを有する請求項1に記載の積層
    体。
  19. 【請求項19】 感エネルギー線被膜層(C)上にさら
    にカバーコート層を有する請求項1に記載の積層体。
  20. 【請求項20】 基材表面にネガ型もしくはポジ型紫外
    線感光性樹脂被膜層(A)を形成し、次いで紫外線を透
    過するシート層(B)を形成し、更に紫外線を遮蔽する
    感エネルギー線被膜層(C)を順次積層することを特徴
    とする請求項1に記載のパターン形成用積層体の製造方
    法。
  21. 【請求項21】 基材表面にネガ型もしくはポジ型紫外
    線感光性樹脂被膜層(A)を形成し、次いで該被膜層
    (A)の表面に、予め形成された、紫外線を透過するシ
    ート層(B)と紫外線を遮蔽する感エネルギー線被膜層
    (C)との2層積層物の該シート層(B)側の面と上記
    被膜層(A)とが接するようにして積層することを特徴
    とする請求項1に記載のパターン形成用積層体の製造方
    法。
  22. 【請求項22】 基材表面に、予め形成された、ネガ型
    もしくはポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)、紫外線
    を透過するシート層(B)及び紫外線を遮蔽する感エネ
    ルギー線被膜層(C)の3層積層物の該被膜層(A)側
    の面と基体表面と接するようにして積層することを特徴
    とする請求項1に記載のパターン形成用積層体の製造方
    法。
  23. 【請求項23】 基材表面に、予め形成された、ネガ型
    もしくはポジ型紫外線感光性樹脂被膜層(A)と紫外線
    を透過するシート層(B)との2層積層物の該被膜層
    (A)側の面と基材表面とが接するようにして積層し、
    次いで得られる3層積層物のシート層(B)側の表面に
    紫外線を遮蔽する感エネルギー線被膜層(C)を形成す
    ることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成用積
    層体の製造方法。
  24. 【請求項24】 下記工程 (i)請求項1に記載のパターン形成用積層体の感エネ
    ルギー線被膜層(C)表面に、活性エネルギー線をパタ
    ーン通りに(patern-wise)マスクを介して又は直接に
    照射し、 (ii)感エネルギー線被膜層(C)を現像処理すること
    により照射又は非照射部分の被膜層(C)を除去してレ
    ジストパターン被膜を形成し、 (iii)次いで、紫外線を全面照射した後、 (iv)積層体の紫外線感光性樹脂被膜層(A)から、紫
    外線を透過するシート層(B)及び感エネルギー線被膜
    層(C)を取り除いて、紫外線感光性樹脂被膜層(A)
    を露出させ、 (v)次いで、被膜層(A)を現像液により現像するこ
    とからなるパターン形成方法。
JP2000234019A 1999-08-03 2000-08-02 パターン形成用積層体 Withdrawn JP2001201870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000234019A JP2001201870A (ja) 1999-08-03 2000-08-02 パターン形成用積層体

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22029599 1999-08-03
JP31791999 1999-11-09
JP11-317919 1999-11-09
JP11-220295 1999-11-09
JP2000234019A JP2001201870A (ja) 1999-08-03 2000-08-02 パターン形成用積層体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001201870A true JP2001201870A (ja) 2001-07-27

Family

ID=27330421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000234019A Withdrawn JP2001201870A (ja) 1999-08-03 2000-08-02 パターン形成用積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001201870A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006309125A (ja) * 2005-03-28 2006-11-09 Toray Ind Inc 感光性透明樹脂組成物、および半透過型液晶表示装置
JP2008116910A (ja) * 2006-08-18 2008-05-22 Sanei Kagaku Kk レジストパターンの形成方法
WO2019044138A1 (ja) * 2017-08-28 2019-03-07 富士フイルム株式会社 感光性転写材料及びその製造方法、並びに、回路配線の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006309125A (ja) * 2005-03-28 2006-11-09 Toray Ind Inc 感光性透明樹脂組成物、および半透過型液晶表示装置
JP4742789B2 (ja) * 2005-03-28 2011-08-10 東レ株式会社 アルカリ現像用感光性透明樹脂組成物、および半透過型液晶表示装置
JP2008116910A (ja) * 2006-08-18 2008-05-22 Sanei Kagaku Kk レジストパターンの形成方法
JP4660826B2 (ja) * 2006-08-18 2011-03-30 山栄化学株式会社 レジストパターンの形成方法
DE102007038183B4 (de) * 2006-08-18 2020-09-10 San-Ei Kagaku Co., Ltd. Verfahren zum Herstellen eines Resistmusters
WO2019044138A1 (ja) * 2017-08-28 2019-03-07 富士フイルム株式会社 感光性転写材料及びその製造方法、並びに、回路配線の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6660457B1 (en) Method of forming conductive pattern
TWI594075B (zh) 用於無電電鍍方法之光可聚合組合物
JP3993691B2 (ja) レジストパターン形成方法
JP6854751B2 (ja) パターン形成方法およびこれを用いて製造した電子デバイス
TW546544B (en) Organic solvent-type photosensitive resist composition and method for forming resist pattern
JPS6095432A (ja) ポジチブ型記録材料として適当な硬化可能な感光性込合物
US6664029B1 (en) Method of forming pattern
US20020158235A1 (en) Negative actinic ray-sensitive paste and pattern-forming method by use of the same
JPH1124255A (ja) 可視光硬化性樹脂組成物及びその用途
JP3993692B2 (ja) レジストパターン形成方法
JP2001201870A (ja) パターン形成用積層体
JP2001022059A (ja) パターン形成用組成物、それを用いた画像記録材料、および記録材料の製造方法
TW479447B (en) Laminate for pattern formation
JP2000194141A (ja) レジストパタ―ン形成方法
JP2000321785A (ja) パターン形成用3層積層被膜及びパターン形成方法
JPS61272228A (ja) 光硬化性樹脂組成物
JP2000321775A (ja) パターン形成用3層積層被膜及びパターン形成方法
JP2001133971A (ja) パターン形成用積層被膜、その積層被膜の製造方法及びその被膜を使用したパターン形成方法
JP2001133983A (ja) パターン形成用積層被膜、その積層被膜の製造方法及びその被膜を使用したパターン形成方法
JP2001133982A (ja) パターン形成用積層被膜、その積層被膜の製造方法及びその被膜を使用したパターン形成方法
KR20010021196A (ko) 패턴 형성용 적층체
JP2000221691A (ja) レジストパターン形成方法
JP4385241B2 (ja) レジスト被膜パターン形成用水性現像液
JP2001109146A (ja) パターン形成用積層被膜、その積層被膜の製造方法及びその被膜を使用したパターン形成方法
JPH0493843A (ja) 熱―光重合性組成物及びそれを用いる重合画像の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071002