JP2001198999A - 熱硬化性樹脂化粧板及びそれに用いる化粧シート並びに熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂化粧板及びそれに用いる化粧シート並びに熱硬化性樹脂化粧板の製造方法

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JP2001198999A
JP2001198999A JP2000013621A JP2000013621A JP2001198999A JP 2001198999 A JP2001198999 A JP 2001198999A JP 2000013621 A JP2000013621 A JP 2000013621A JP 2000013621 A JP2000013621 A JP 2000013621A JP 2001198999 A JP2001198999 A JP 2001198999A
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thermosetting resin
sheet
resin
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decorative
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JP2000013621A
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English (en)
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Kensuke Aoyama
憲介 青山
Yoshiko Fujita
淑子 藤田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 絵柄に歪やムラがなく、しかも亀裂や割れが
発生することのない熱硬化性樹脂化粧板を提供する。 【解決手段】 絵柄2等の装飾処理を施した熱可塑性樹
脂シート1に接着剤層4を介して織物3又は編物を積層
した化粧シート5を使用する。そして、繊維質基材に未
硬化の熱硬化性樹脂液を塗布又は含浸し、該繊維質基材
の上に前記化粧シート5をその織物又は編物と繊維質基
材とが接するように積層し、加圧又は加熱加圧して熱硬
化性樹脂液を硬化させるとともに積層体を接着一体化さ
せる。熱硬化性樹脂が塗布又は含浸されて硬化してなる
繊維質基材と表側の熱可塑性樹脂シート1との間に、織
物3又は編物を積層一体化した構成になるので、表側に
積層した熱可塑性樹脂シート1の破れ、歪変形がなく、
したがって絵柄の流れやムラのない品質の安定した優れ
たものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内面材、浴
槽、洗面台、住宅内装材、トレー、家電製品キャビネッ
トなどに好適に使用される熱硬化性樹脂化粧板の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱硬化性樹脂化粧板の表面にさら
に化粧シートを積層接着する場合、一旦硬化した樹脂層
に化粧シートを接着するのが困難であるため、もっぱら
化粧板の成形と同時に積層接着していた。例えば、熱可
塑性樹脂からなる化粧シートを必要に応じて接着剤層、
易接着プライマー層等を介して成形と同時に積層接着す
るもの(例えば、特開昭60−122149号公報、特
開平3−218832号公報、特開平4−37508号
公報等参照)や、耐熱性及び寸法安定性のある紙を用い
た化粧シートを成形と同時に積層接着するようにしたも
の(例えば、特公昭26−4540号公報、特開昭53
−9872号公報、特開昭62−152733号公報等
参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた前
者のものでは、熱可塑性樹脂が加熱により軟化するた
め、熱硬化性樹脂化粧板の成形時の熱と応力により化粧
シートが変形して絵柄が崩れたりムラを生じる場合が頻
発する。この現象は成形条件のバラツキ、シートのロッ
トによるバラツキによっても変化するので品質が安定し
なかった。
【0004】また、後者のものでは、絵柄の歪や流動等
は発生しない反面、紙の繊維の凹凸や吸収性のため前者
のものほど鮮明且つ精緻な印刷ができず、また紙の地合
ムラのため絵柄にムラを生じやすい。特に絵柄を全面ベ
タで設ける場合にこの傾向が大きく現れる。また、でき
た化粧シートに可撓性及び柔軟性がないため、成形時に
折曲げ力や衝撃力等の力が加わると亀裂や割れを生じや
すいという問題点もあった。
【0005】そこで、熱硬化性樹脂からなる化粧シート
を用いることも考えられるが、硬化済みの熱硬化性樹脂
シートは化学的反応性がないため化粧板の他の層との接
着性が不十分であり、また化粧シート全体が上記のもの
よりさらに硬くなり、補強したり応力を逃がすものもな
いため、成形時の曲げ等により更に容易に亀裂や割れを
生じることから実用化の可能性はない。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、絵柄に歪
やムラがなく、しかも亀裂や割れが発生することのない
熱硬化性樹脂化粧板を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の熱硬化性樹脂化粧板は、熱硬化性樹脂が塗
布又は含浸されて硬化してなる繊維質基材における熱硬
化性樹脂と接する面上に織物又は編物が積層一体化さ
れ、さらにその上に熱可塑性樹脂シートが積層接着され
てなることを特徴とする。
【0008】上記構成からなる本発明の熱硬化性樹脂化
粧板は、熱可塑性樹脂シートの一方の面に接着剤を介し
て織物又は編物を積層してなる構成の化粧シートを使用
して製造される。また、織物の織目又は編物の編目にお
ける熱可塑性樹脂シートと対面する側の凹凸を埋めて平
坦化するための目止層を設けた化粧シートを使用しても
よい。
【0009】そして、その化粧板の製造方法は、繊維質
基材に未硬化の熱硬化性樹脂液を塗布又は含浸し、該繊
維質基材の上に、上記構成の化粧シートをその織物又は
編物と繊維質基材とが接するように積層し、加圧又は加
熱加圧して熱硬化性樹脂液を硬化させるとともに積層体
を接着一体化させる工程からなる。
【0010】
【発明の実施の形態】熱硬化性樹脂を塗布又は含浸すべ
き繊維質基材としては、紙、織物又は編物、織布、不織
布、フェルト、マット等が用いられる。このうち紙とし
ては、チタン紙、上質紙、クラフト紙、和紙等が使用で
き、織物又は編物としては後述のものが使用でき、そし
て不織布、織布、フェルト又はマットとしては、硝子繊
維、石綿、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリ
カ繊維、炭素繊維等の無機質繊維、ポリエステル、ビニ
ロン等の有機樹脂繊維等からなるものが使用できる。
【0011】熱硬化性樹脂としては、メラミン樹脂、ジ
アリルフタレート樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等に、必
要に応じて重合開始剤、架橋剤、体質顔料、着色剤等を
添加したものが使用される。
【0012】繊維質基材層中に浸透して繊維の間隙を樹
脂が充満している状態を含浸、繊維質基材層の内部に全
く浸透していないか或いは浸透しても裏面にまで到達し
ていない状態を塗布と定義すると、本発明では塗布、含
浸のいずれであってもよい。この塗布又は含浸させる具
体的手段としては、ロールコート、フローコート、コン
マコート、浸漬、はけ刷り、かけ流し等がある。そし
て、熱硬化性樹脂を塗布又は含浸してなる繊維質基材を
加圧又は加熱加圧して、該熱硬化性樹脂を硬化せしめる
と共にこれを所望の形に成形したものがFRPである。
(一般に使用されているFRPの定義よりも広義の定義
である。)
【0013】熱硬化性樹脂が塗布又は含浸された繊維質
基材の一例としてSMC(シートモールディングコンパ
ウンド)があり、その製造方法は、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム等の第1のセパレーターフィ
ルムの片面に、樹脂のプレポリマー、硬化触媒、促進
剤、硬化遅延剤、空気乾燥剤等および、炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー等の充填剤等を混練してなる樹脂コ
ンパウンドをナイフコート法等により塗布した上に、ガ
ラス繊維を束ねてなるガラスロービングを切断してなる
チョップストランドを散布した後、別に第2のセパレー
ターフィルムの片面に、第1のセパレーターフィルムの
片面に塗布したのと同様な樹脂コンパウンドを、同様な
塗布方法により塗布した後、第1のセパレーターフィル
ムと第2のセパレーターフィルムを両セパレーターフィ
ルムの樹脂コンパウンド塗布面どうしが散布されたチョ
ップストランドを介して対向するように重ね合わせ、ロ
ール加圧にて加圧することにより樹脂コンパウンドを散
布されたチョップストランドに含浸・脱泡し、加湿して
養生する方法がとられる。このSMCを製造する際の樹
脂としては特に限定されないが、通常、不飽和ポリエス
テルやエポキシが多い。
【0014】次に上記のSMCを用いてFRPの物品を
製造するSMC成形法について概略を示すと、一対の相
対する金型に熱と圧力を作用させることが可能な設備、
通例大型の熱プレスに金型を設置してなるものを用い、
金型中にSMCを必要な寸法に切断し表裏のフィルムを
剥して載置し、又、必要により数枚重ね合た後、温度1
00〜180℃、圧力30〜200kg/cm2 の条件
にて1〜10分間加熱加圧して架橋重合、付加重合等の
反応により硬化させて成形するのである。
【0015】熱可塑性樹脂シートとしては、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシル
等の(メタ)アクリル酸エステルの単独又は共重合体等
のアクリル樹脂(なお、(メタ)アクリル酸エステルの
表記は「アクリル酸エステル又はメタアクリル酸エステ
ル」の意味である)、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリアリレート、エチレン・イソフタレート・テレ
フタレート共重合体、ポリエステル系熱可塑性エラスト
マー、非晶質ポリエステル等のポリエステル樹脂、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニル・アクリル共重合体、塩化ビニ
ル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール
共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のビニル樹
脂、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体
等のスチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド、
ポリフェニレンサルファイド等の樹脂が選ばれる。そし
て、本発明で使用する熱可塑性樹脂シートの厚さは20
〜100μm程度である。また、必要に応じて微小な貫
通孔を多数穿設してもよい。
【0016】熱可塑性樹脂シートには、必要に応じて所
望の意匠外観を付与するため、装飾処理を施してもよ
い。装飾処理として所望の絵柄を施す場合、熱可塑性樹
脂シートの熱硬化性樹脂層と接する側に印刷してもよい
し、反対側若しくは両面に印刷してもよい。或いは、互
いに同種又は異種の熱可塑性樹脂シートを積層接着し、
両シートの間(上側シートの裏又は下側シートの表)に
絵柄を形成してなるものを用いてもよい。この場合、印
刷方式はグラビア、オフセット、シルクスクリーン等で
よく、また使用する絵柄インキは樹脂バインダーに顔
料、染料等の着色剤を添加したものを用いる。バインダ
ーとしては、酢酸セルロース、セルロースアセテートプ
ロピオネート、硝化綿等の繊維素樹脂、(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシル等の
(メタ)アクリル酸エステルの単独又は共重合体等のア
クリル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、2液硬
化型ウレタン樹脂等の1種又は2種以上の混合物が、顔
料としては、弁柄、カドミウムレッド、黄鉛、群青、チ
タン白、カーボンブラック等の無機顔料、真鍮箔粉、ア
ルミニウム箔粉、二酸化チタン被覆雲母の鱗片等の光輝
性顔料、キナクリドン、ポリアゾ、イソインドリノン、
フタロシアニンブルー等の有機顔料等が用いられる。な
お、印刷する絵柄は、木目柄、石目柄、布目柄等の天然
物の絵柄、幾何学模様、文字、記号等のほか、全面ベタ
であってもよい。
【0017】熱可塑性樹脂シートに施す絵柄以外の装飾
処理としては、真空蒸着、スパッタリング等で形成した
金、銀、クロム、アルミニウム等の金属薄膜、エンボス
加工やヘアライン加工などの手法で形成した花崗岩劈開
面、砂目、タイルの目地、木目導管模溝、ヘアライン、
布目テクスチュア等の凹凸模様がある。また上記と同様
な無機顔料を練り込んで着色する処理もある。また、熱
可塑性樹脂シートの織物又は編物と接する側に隠蔽性層
を設け、織物又は編物の織目又は編目を目視できないよ
うに隠蔽してもよい。このようにすると、織目又は編目
の外観が意匠に影響を与えることを防止できる。ただ
し、織目又は編目の外観を意匠として活かす場合は、も
ちろん隠蔽性層は設けない。隠蔽性層は前記の如きバイ
ンダー中にチタン白、カーボンブラック、光輝性顔料等
の隠蔽性顔料を添加したインキを用いた全面ベタ印刷
(塗工)層、或いはアルミニウム、クロム等の金属薄膜
を用いる。熱可塑性樹脂シートに装飾処理を設ける場合
は、該装飾処理の有る層よりも織物又は編物側に隠蔽性
層を設ける。或いは、前記装飾処理の全面ベタ層又は金
属薄膜を隠蔽性層と兼用させることもできる。
【0018】熱可塑性樹脂シートに積層接着して化粧シ
ートを構成する織物又は編物の繊維としては、ポリエス
テル樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等)、ナイロン(ナイロン6、ナイロン
66等)、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、レーヨン、アセテート、ポリ塩化ビニル、セルロー
ス、パルプ、ビニロン、絹、麻、木綿、羊毛等の有機物
繊維、或いは硝子繊維、石綿、チタン酸カリウム繊維、
アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機質繊維が
挙げられる。なお、使用する繊維は、太さが30〜25
0デニール(D)程度、密度が20〜100本/cm程
度、米坪量が10〜400g/m2 程度のものが適切で
ある。なお、パイル(立毛、毛房)加工は有っても無く
ても構わない。
【0019】織物は、縦(経)糸と横(緯)糸を直角に
交錯させたものであり、その交錯の仕方を織物組織(we
ave design) といい、基本になる平織、あや(綾)織、
朱子織を3原組織という。このうち平織(plain weave)
は、図1に示すように、縦糸と横糸が1本ごとに交錯す
る簡単な組織で、緊密に糸が交錯するため布面は平らで
しかも丈夫である。また、あや織(twill weave)は、図
2に示すように、縦糸と横糸が3本以上ずつ組み合わさ
って斜めの方向にうね(畝、斜文線という)を表してい
るもので、平織よりも光沢がありかつ柔軟で、1/2、
3/1、2/2など多くの種類がある。また、朱子織
(satin weave)は、図3に示すように、組織点が少な
く、縦糸が長く浮いている(縦朱子)か、横糸が長く浮
いている(横朱子)もので、柔軟で光沢がある。最も簡
単な一完全組織は縦糸横糸5本ずつからなり、5枚朱子
と呼び、8枚朱子、10枚朱子などがある。変化組織
(derivative weave)は3原組織を変化誘導したもの
で、うね織(rib weave) は平織を縦又は横に拡大して横
又は縦の方向うねを表したもの、斜子織(mat weave)
は、縦横に2本以上の糸を使って平織の目を拡大させた
ものである。急斜文織は45°より大きな角度の斜文線
を表すもので、緩斜文織は反対に角度をゆるやかにした
もので、いずれもあや織の変化組織である。山形斜文
(杉あや)は斜文線を山形に表したもので、ヘリンボン
サージ(herringbone serge)がこれである。朱子織の変
化組織も多いが、昼夜朱子織は、表面と裏面で光沢が異
なることを利用してこれを組み合わせたものであり、ま
たどんす(緞子)は紋様と他の部分が昼夜朱子の組織で
ある。また、図4に示すように、3方向の糸を斜め方向
に交叉させた組織のものを使用できる。
【0020】編物は、糸が作る編目(loop) を縦(経)
又は横(緯)方向に連結させて布状にしたもので、その
編み進む方向によって縦メリヤスと横メリヤスとに区分
される。このうち横メリヤスは、1本の糸を用いて多数
の編目を形成し、これを順次連結して布状に作ったもの
である。その組織には、3原組織といわれる基本的な平
編(図5)、ゴム編(図6)、パール編(図7)のほか
多数の変化組織がある。また、縦メリヤスは、織物の製
造と同様多くの縦糸を配列し、この糸で編目を作りなが
ら各糸にからみ合わせて布状にするものである。一重ト
リコット編(single tricot stitch)は縦メリヤスのう
ちで最も簡単な組織のもので、図8に示すように、1列
の縦糸を隣接する針に交互にからみ合わせて編まれる。
一重アトラス編(single atlas stitch)は、図9に示す
ように、1列の縦糸が縦数列にわたって斜行しながらか
らみ合い、左右に移動して編まれる組織である。一重コ
ード編(single cord stitch) は、図10に示すよう
に、1列の縦糸が2つ以上の編針をこえてからみ合う組
織である。その他に、二目編(two needle stitch)、ト
リコット編(tricot stitch)、ハーフトリコット編(ha
lf tricot stitch) 、ダブルトリコット編(double tri
cot stitch) 、サテントリコット編(satin tricot sti
tch)、両面編(interlock stitch)等がある。
【0021】本発明では、熱可塑性樹脂シートに織物又
は編物の層を積層接着して化粧シートを構成するが、織
物を用いた化粧シートは、成形時の伸縮、歪の防止の点
で編物や不織布よりも優れる。また、編物を用いた化粧
シートは、成形時における凹凸面への追従性の点で織物
や不織布よりも優れる。
【0022】熱可塑性樹脂シートと織物又は編物とを接
着するための接着剤としては、2液硬化型ウレタン樹脂
が好適に用いられる。具体的には、アクリルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール
等のポリオールを主剤とし、トリレンジイソシアネー
ト、キシレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシア
ネート等の芳香族イソシアネート、或いは、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
水添トリレンジイソシアネート等の脂肪族又は脂環式イ
ソシアネートを硬化剤とする接着剤である。また、エポ
キシ樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ酢
酸ビニル、熱可塑性ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等も
使用可能である。接着剤の塗布量は、10〜100g/
2 程度とする。また、織物の織目や編物の編目を隠蔽
するために、チタン白、カーボンブラック、光輝性顔料
等の高隠蔽性の顔料を必要に応じて添加してもよい。
【0023】織物又は編物には、熱可塑性樹脂シート側
(表側)の織目又は編目の凹凸を埋めて平坦化するため
に目止層を設けてもよい。すなわち、織物又は編物に樹
脂を含浸させるか充填することにより少なくとも表面を
平坦化する。このような目止層を設けることにより、織
目又は編目の凹凸が化粧シートの表面に視覚的に透けて
見えたり、或いは物理的に凹凸として突出して目視され
ることが防止される。目止層に用いる樹脂としては、織
目又は編目の中に浸透し、固化して織物又は編物の少な
くとも熱可塑性樹脂シート側(表面側)を平滑にするも
のが用いられる。そして、後述の接着剤と接着性を有す
ることが必要である。具体的には、接着剤として例示し
た樹脂と同様のものが使用できる。
【0024】この目止層には、チタン白、カーボンブラ
ック、或いは真鍮、アルミニウム、二酸化チタン被覆雲
母等の鱗片状箔粉からなる光輝性顔料等の高隠蔽性の顔
料を添加して視覚的にも織目又は編目を隠蔽するように
してもよい。或いは、屈折率が織物又は編物の繊維と同
じ乃至は近似する樹脂(例えば、樹脂組成が織物又は編
物と同じもの同士)を用いて、目止層と繊維の界面を透
明化して視覚的にも織目又は編目を不可視化するように
してもよく、このような樹脂としては、織物又は編物の
繊維として先に例示したものと同様のものが使用でき
る。
【0025】加圧又は加熱加圧して熱硬化性樹脂層を硬
化させるとともに積層体を接着一体化する具体的手段と
しては、(1)2つの平板の間に未硬化の熱硬化性樹脂
を塗布又は含浸した繊維質基材層及び化粧シートの積層
体を挟持し、両平板を加圧又は加熱加圧するプレス成
形、(2)不飽和ポリエステル化粧板の製造に従来から
行われているような、□字型の型枠に2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムを緊張させて貼り、四隅を
型枠に固定したものを用意し、そのフィルム面を未硬化
樹脂の表面に載置して加圧する方法、(3)雌雄両金型
間の空洞(キャビティ)に積層体を挿入し、両金型で加
圧又は加熱加圧する所謂スタンピング成形、等が用いら
れる。加熱は熱硬化性樹脂の架橋や重合反応自体を開始
させたり或いは促進させたりするために行うもので、加
熱しなくてもよい場合は省略してもよい。また、加熱す
る場合の温度は、樹脂の種類、配合によって決定される
が、通常は40〜150℃程度である。
【0026】熱硬化性樹脂化粧板の形状は、平板、曲面
板等とすることができる。また、必要に応じて本発明の
化粧板の裏面(化粧シートの反対面)に各種基材を裏打
積層してもよい。この裏打基材としては、合成樹脂、金
属、木材等の板又はシートが適宜使用される。
【0027】本発明で得られる熱硬化性樹脂化粧板の用
途としては、(1)浴室の壁面、床面、天井面、浴槽、
洗面台、洗面ボール、(2)住宅の壁、床、天井等の内
装材、(3)食事用のトレー、(4)家電製品のキャビ
ネット、(5)車輛の内装及び外装材、(6)その他が
挙げられる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0029】(実施例1)熱可塑性樹脂シートとして厚
さ75μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを用意し、図11に示すようにこの熱可塑性樹脂シ
ート1の裏面側に絵柄2を形成して装飾処理を施した。
具体的には、インキとして2液硬化型のウレタン樹脂の
バインダー(主剤:アクリルポリオール100重量部、
硬化剤:1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート8重
量部)に顔料(チタン白、弁柄、黄鉛、フタロシアニン
ブルー)を添加したものを用いてグラビア印刷法により
マーブル調の大理石調の石目柄を印刷した。
【0030】次いで、図12に示すように、この絵柄2
の付いた熱可塑性樹脂シート1と平織の織物3(ビスコ
ースレーヨン製、糸の番手は縦横とも30S、密度は縦
36本/cmで横26本/cm、厚さ0.26mm、米
坪量137g/m2 )とを接着剤層4を介して貼り合わ
せることで化粧シートを作製した。具体的には、2液硬
化型ウレタン系接着剤(主剤:アクリルポリオール10
0重量部、硬化剤:1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネート8重量部)を用い、塗布量50g/m2(乾燥
時)でドライラミネートした。
【0031】一方、SMCとして、不飽和ポリエステル
樹脂(日本ライヒーホールド製「ポリライトKC−3
8」):30重量部、スチレンモノマー:12重量部、
炭酸カルシウム粉末:40重量部、ガラス繊維:30重
量部、メチルエチルケトンパーオキサイド:1重量部、
ステアリン酸亜鉛:1.5重量部、収縮防止用ポリマー
溶液:10重量部からなる計124.5重量部の成分の
ものを準備した。
【0032】そして、厚み4mmの2枚のSMCをそれ
らの表裏のセパレーターフィルムを剥して重ねた上に、
上記化粧シート5をその織物3側がSMC6と接するよ
うにして重ね合わせ、金型よりやや大きめに切断して図
13に示す如く上下両金型7,7内にセットし、上型を
閉じて加熱加圧して圧縮することによりパネルの成形を
行った。成形条件は、金型温度150℃、金型圧力50
kg/cm2 とし、成形時間は5分間とした。これによ
り、石目模様が鮮明に化粧された浴室用壁面パネル(化
粧板)が得られた。この壁面パネルは、化粧シート5の
破れもなく、またアール部の回り込みも良好なものであ
った。また、得られた壁面パネルは、表面から観察して
若干の織目が目視されたが、意匠外観としては違和感は
なかった。
【0033】(実施例2)実施例1と同様にポリエチレ
ンテレフタレートフィルムに装飾処理として大理石調の
石目柄を印刷した。石目柄の表面上にはさらに、バイン
ダーがアクリルポリオール100重量部と1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート8重量部とからなり、また
顔料がチタン白からなる白色隠蔽性インキを、グラビア
印刷で全面ベタ印刷し、厚さ2μmの隠蔽性層を形成し
た。そして、この絵柄の付いた熱可塑性樹脂シートと両
面編の編物(アクリル樹脂製、太さ75μm(平均)、
米坪量170g/m2 )とを接着剤層を介して貼り合わ
せることで化粧シートを作製した。
【0034】この化粧シートを用いて実施例1と同様に
SMCと一体化してパネルの成形を行った。得られた浴
室用壁面パネル(化粧板)は、石目模様が鮮明に化粧さ
れており、化粧シートの破れもなく、またアール部の回
り込みも良好なものであった。また、得られた壁面パネ
ルは、表面から観察しても全く織目は目視では確認不能
であった。
【0035】(実施例3)織物にそのポリエチレンテレ
フタレートフィルム側の織目の凹凸を埋めて平坦化する
ための目止層を設けた以外は実施例1と同様にして浴室
用壁面パネル(化粧板)を成形した。使用した目止層
は、2液硬化型ウレタン系樹脂(主剤:アクリルポリオ
ール100重量部、硬化剤:1,6−ヘキサメチレンジ
イソシアネート8重量部、チタン白5重量部)で、含浸
量は60g/m2 であり、塗布面にナイフコーターで2
回に亘って塗工した。この実施例3で得られた浴室用壁
面パネルも、石目模様が鮮明に化粧されており、化粧シ
ートの破れもなく、またアール部の回り込みも良好なも
のであった。また、得られた壁面パネルは、表面から観
察して織物の織目は目視では確認不能であった。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱硬化性
樹脂化粧板は、熱硬化性樹脂が塗布又は含浸されて硬化
してなる繊維質基材と表側の熱可塑性樹脂シートとの間
に、織物又は編物を積層一体化した構成を採ったことに
より、表側に積層した熱可塑性樹脂シートの破れ、歪変
形がなく、したがって絵柄の流れやムラのない品質の安
定した優れたものとなる。
【0037】絵柄の印刷された熱可塑性樹脂シートのみ
で熱硬化性樹脂化粧板の成形を行うと、熱硬化性樹脂と
の密着性が不足し、金型内の熱と圧力によって熱可塑性
樹脂シートが溶解して印刷柄が流れる現象が起こるが、
本発明の熱硬化性樹脂化粧板では、熱可塑性樹脂シート
に積層接着した織物又は編物が含浸作用(投錨効果)に
よる密着性能と樹脂流れを防止する寸法安定性能を発揮
する。そして、織物を用いた場合には、成形時の伸縮、
歪の防止が良好となり、また編物を用いた場合には、成
形時の凹凸面への追従性が良好となる。
【0038】また、本発明の熱硬化性樹脂化粧板の製造
法によれば、化粧板の成形と同時に化粧シートを積層接
着させることができ、しかも成形時の熱と応力により化
粧シートに変形を起こすことがないので、絵柄の崩れを
発生せずに化粧板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】織物の3原組織のうちの平織の説明図である。
【図2】織物の3原組織のうちのあや織の説明図であ
る。
【図3】織物の3原組織のうちの朱子織の説明図であ
る。
【図4】織物の3原組織とは別のものを示す説明図であ
る。
【図5】編物の3原組織のうちの平編の説明図である。
【図6】編物の3原組織のうちのゴム編の説明図であ
る。
【図7】編物の3原組織のうちのパール編の説明図であ
る。
【図8】編物の変化組織の一つである一重トリコット編
の説明図である。
【図9】編物の変化組織の一つである一重アトラス編の
説明図である。
【図10】編物の変化組織の一つである一重コード編の
説明図である。
【図11】絵柄の施された熱可塑性樹脂シートの模式断
面図である。
【図12】熱可塑性樹脂シートに絵柄を施し且つ織物を
積層接着してなる化粧シートの模式断面図である。
【図13】積層体を金型内で接着一体化させる状態を示
す模式断面図である。
【符号の説明】
1 熱可塑性樹脂シート 2 絵柄(装飾処理層) 3 織物 4 接着剤層 5 化粧シート 6 SMC 7 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:08 B29K 105:08 B29L 31:00 B29L 31:00 Fターム(参考) 4F100 AK01C AK42 AK44 AT00 AT00C CA02 CA23 CB02 DG01A DG06A DG10A DG11A DG12B DG13B DH01 EH46 EJ20 EJ42 EJ82 EJ82A GB08 GB48 GB81 HB11 HB31 JB13A JB16C JK01 JL04 4F204 AA36 AD05 AD08 AD16 AD20 AD34 AG03 AH42 AH48 AH49 FA01 FB01 FB22 FG02 FG09 FN11 FN15 FQ15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂が塗布又は含浸されて硬化
    してなる繊維質基材における熱硬化性樹脂と接する面上
    に織物又は編物が積層一体化され、さらにその上に熱可
    塑性樹脂シートが積層接着されてなることを特徴とする
    熱硬化性樹脂化粧板。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂シートの一方の面に接着剤
    を介して織物又は編物を積層してなることを特徴とする
    化粧シート。
  3. 【請求項3】 織物の織目又は編物の編目における熱可
    塑性樹脂シートと対面する側の凹凸を埋めて平坦化する
    ための目止層を設けた請求項2に記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】 繊維質基材に未硬化の熱硬化性樹脂液を
    塗布又は含浸し、該繊維質基材の上に、請求項2又は3
    に記載の化粧シートをその織物又は編物と繊維質基材と
    が接するように積層し、加圧又は加熱加圧して熱硬化性
    樹脂液を硬化させるとともに積層体を接着一体化させる
    ことを特徴とする熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263147A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Fujitsu Ltd 電子機器用筐体
JP2013169794A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Shenzhen Futaihong Precision Industrial Co Ltd 編物模様を持つハウジングの製造方法、及びその方法を用いて製造されるハウジング
JP2014117850A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Dic Corp 化粧シート

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