JP2001198364A - 可動玩具 - Google Patents

可動玩具

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JP2001198364A
JP2001198364A JP2000009505A JP2000009505A JP2001198364A JP 2001198364 A JP2001198364 A JP 2001198364A JP 2000009505 A JP2000009505 A JP 2000009505A JP 2000009505 A JP2000009505 A JP 2000009505A JP 2001198364 A JP2001198364 A JP 2001198364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕部を往復動させるボクシング動作と、腕部
を回転させて起き上がる動作を備えた、従来にない新規
な構造の可動玩具を提供する。 【解決手段】 可動玩具1は、回転軸5の両側に回転板
55,56が回動自在に設けられ、さらに太陽歯車5
7,57が固定されている。回転板55には、太陽歯車
57と噛み合う、偏心軸61を備えた遊星歯車59と支
軸60が設けられている。支軸60と偏心軸61にアー
ム部材3,4が取り付けられ、アーム部材3,4は、偏
心軸61によって往復動し、回転板55,56によって
回転する。また、補助輪90が接地面に接地している
間、回転板55,56を制動し、補助輪90が接地面か
ら離れると回転板55,56を制動しないブレーキ部材
103,105が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、複雑の動きをさ
せることができる腕部を備えた、ロボット玩具、動物玩
具等の可動玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボット玩具、動物玩具等の可動
玩具は、胴部内に設けられた駆動モータ等の駆動手段に
よって腕部を回転させたり、腕部を往復動させたりする
ことができた。この動きを利用して、従来の可動玩具
は、でんぐり返しを行ったり、ボクシング動作をさせた
りしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の可動玩具は、上
記したように、腕部を回転させることができるものや、
腕部を往復動させることができるものがあるが、両方の
機能を備えたものは存在しなかった。
【0004】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したも
のであって、腕部を回転させることができ、さらに腕部
を往復動させることができる両方の機能を備えた、従来
にない新規な構造の興趣ある可動玩具を提供することを
第1の目的とする。さらに、移動でき、ボクシング動作
と起き上がり動作を備えた可動玩具を提供することを第
2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る可動玩具は、上記第1の目的を達成するため、下記の
手段を有する。 (イ)装置本体とアーム部材とからなること。 (ロ)装置本体には、駆動手段によって回転する回転軸
が設けられていること。 (ハ)回転軸には、回転板が回動自在に取り付けられ、
さらに太陽歯車が固定されていること。 (二)回転板には、太陽歯車と噛み合う遊星歯車と支軸
が設けられていること。 (ホ)遊星歯車の偏心位置には、偏心軸が設けられてい
ること。 (へ)アーム部材は、支軸に回動自在に取り付けられる
中心孔と、偏心軸に回動自在に取り付けられる偏心孔が
形成されていること。
【0006】請求項2記載の発明に係る可動玩具は、上
記第1の目的を達成するため、下記の手段を有する。 (イ)装置本体と一対のアーム部材とからなること。 (ロ)装置本体には、駆動手段によって回転する回転軸
が設けられていること。 (ハ)回転軸の両側には、回転板が回動自在に取り付け
られ、さらに太陽歯車が固定されていること。 (二)回転板には、太陽歯車と噛み合う遊星歯車と支軸
が設けられていること。 (ホ)遊星歯車の偏心位置には、偏心軸が設けられてい
ること。 (へ)アーム部材は、支軸に回動自在に取り付けられる
中心孔と、偏心軸に回動自在に取り付けられる偏心孔が
形成されていること。
【0007】請求項3記載の発明に係る可動玩具は、上
記第1の目的を達成するため、上記装置本体には、太陽
歯車を中心として回転する遊星歯車と噛み合う内歯が形
成されている。
【0008】請求項4記載の発明に係る可動玩具は、上
記第1の目的を達成するため、上記内歯には、遊星歯車
の噛み合いを解除する欠歯部が形成されている。
【0009】請求項5記載の発明に係る可動玩具は、上
記第1の目的を達成するため、上記中心孔がアーム部材
の長手方向に伸びる長孔状に形成され、偏心孔がアーム
部材の短手方向に伸びる長孔状に形成されている。
【0010】請求項6記載の発明に係る可動玩具は、上
記第1の目的を達成するため、上記回転板には、アーム
部材が長手方向に向かって往復動作するようにガイドす
るガイド部材が設けられている。
【0011】請求項7記載の発明に係る可動玩具は、上
記第2の目的を達成するため、上記手段に加え、下記の
手段を有する。 (イ)装置本体には、駆動手段によって回転する少なく
とも一つの駆動輪と、補助輪を備えていること。 (ロ)補助輪は、装置本体に揺動自在に取り付けられた
揺動部材に回動自在に取り付けられていること。 (ハ)装置本体には、回転板を制動するブレーキ部材が
制動可能に設けられていること。 (ニ)揺動部材とブレーキ部材は、連結部材を介して連
動するようになっており、補助輪が接地面に接地してい
る間ブレーキ部材が回転板を制動し、補助輪が接地面か
ら離れると揺動部材が揺動し、ブレーキ部材が回転板を
制動しないようになっていること。
【0012】請求項8記載の発明に係る可動玩具は、上
記第2の目的を達成するため、上記手段に加え、下記の
手段を有する。 (イ)回転軸の両側に回動自在に取り付けられた回転板
の周囲には、外歯が形成されていること。 (ロ)装置本体には、両側に同期歯車が固定して取り付
けられた同期軸が回動自在に設けられ、一方の回転板の
外歯と一方の同期歯車が噛み合い、他方の回転板の外歯
と他方の同期歯車が噛み合って、両側の回転板が略同一
回転するようになっていること。
【0013】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1乃至図5は、本願発明の一つの実
施の形態を示す図である。図1は、本願発明に係る可動
玩具の一つの実施の形態を示す全体斜視図である。図2
は、図1の一部を切り欠いた内部機構図である。図3
は、図1の一部を切り欠いた分解斜視図である。図4,
5,6は、本願発明の動きを説明する説明図である。
【0014】可動玩具1は、装置本体2と一対のアーム
部材3,4とからなる。装置本体2は、左右に二分割さ
れた左ケース11と右ケース21とからなり、左ケース
11と右ケース21が接合され、ネジ等の固定手段によ
って一体化されて形成されている。
【0015】左ケース11は、左側壁12と、台形状の
上壁13と、前壁15と、後壁16とからなり、下部に
開放部17が形成されている。左側壁12の上部には、
円形凹部19が形成されている。右ケース21は、右側
壁22と、台形状の上壁23と、前壁25と、後壁26
とからなり、下部に開放部27が形成されている。円形
凹部19に対向する右側壁22の上部には、円形凹部2
9が形成されている。また、右ケース21内には、取付
板6がネジ等によって取り付けられている。
【0016】装置本体2には、駆動手段30によって回
転する回転軸5が設けられている。駆動手段30は、駆
動モータ31と歯車群32とからなる。歯車群32は、
駆動モータ31の駆動軸に取り付けられた駆動歯車33
と、駆動歯車33と噛み合う第1の平歯車35と、第1
の平歯車35と一体の第1の小歯車36と、第1の小歯
車36と噛み合う第2の平歯車37と、第2の平歯車3
7と一体の第2の小歯車39と、第2の小歯車39と噛
み合う第3の平歯車40と、第3の平歯車40と一体の
第4の平歯車41と、第4の平歯車41と噛み合う第5
の平歯車42と、第5の平歯車42と噛み合う第6の平
歯車43とからなる。
【0017】駆動モータ31は、取付板6に固定して取
り付けられている。第1の平歯車35と一体の第1の小
歯車36、第2の平歯車37と一体の第2の小歯車39
及び第5の平歯車42は、取付板6に回動自在に取り付
けられている。第3の平歯車40と第4の平歯車41
は、車軸45に固定して取り付けられている。第6の平
歯車43は、回転軸5に固定して取り付けられている。
【0018】車軸45は、断面略矩形状に形成され、左
側壁12と右側壁22の下部に回動自在に取り付けられ
ている。右側壁22から突出する車軸45の先端には、
駆動輪46が固定して取り付けられている。左側壁12
から突出する車軸45の先部には、円板47が固定して
取り付けられている。円板47には、一対の係合爪4
9,49が回動自在に取り付けられている。さらに、円
板47から突出する車軸45の先端には、左車輪50が
取付キャップ51によって回動自在に取り付けられてい
る。
【0019】左車輪50の内側には、左車輪50が一方
に回転する時、円板47の一対の係合爪49,49に係
合し、左車輪50が他方に回転する時、一対の係合爪4
9,49に係合しない係合歯52が形成されている。左
側壁12の外側には、左車輪50に摺接する弾性片53
が取り付けられている。
【0020】回転軸5は、断面略矩形状に形成され、左
側壁12の円形凹部19略中心と右側壁22の円形凹部
29略中心に回動自在に取り付けられている。回転軸5
の両側には、回転板55,56が回動自在に取り付けら
れ、さらに太陽歯車57,57が固定されている。
【0021】即ち、左側壁12から突出する回転軸5の
先端には、円形の回転板55が回動自在に取り付けら
れ、この回転板55は、円形凹部19内に収容されてい
る。同様に、右側壁22から突出する回転軸5の先端に
は、円形の回転板56が回動自在に取り付けられ、この
回転板56は円形凹部29内に収容されている。
【0022】さらに、回転板55,56から突出する回
転軸5の両端には、太陽歯車57,57が固定して取り
付けられている。また、回転板55,56には、太陽歯
車57と噛み合う遊星歯車59と支軸60が設けられて
いる。遊星歯車59は、ドラム状に形成され、回転板5
5,56に固定軸58を介して回動自在に取り付けられ
ている。遊星歯車59の偏心位置には、偏心軸61が設
けられている。
【0023】偏心軸61は、遊星歯車59の側面に突設
形成され、先端面にネジ穴62が形成されている。支軸
60は、偏心軸61と略同径の係止軸63と、係止軸6
3より大径であって、遊星歯車59と略同幅のボス65
とからなり、係止軸63の先端面にネジ穴66が形成さ
れている。なお、支軸60と遊星歯車59は、太陽歯車
57を挟んで両側に対向して設けられている。
【0024】アーム部材3,4は、支軸60に回動自在
に取り付けられる中心孔70と、偏心軸61に回動自在
に取り付けられる偏心孔71が形成されている。アーム
部材3,4は、長板状に形成され、略中心に中心孔70
が形成され、後部に偏心穴71が形成されている。中心
孔70は、アーム部材3,4の長手方向に伸びる長孔状
に形成され、偏心孔71はアーム部材3,4の短手方向
に伸びる長孔状に形成されている。アーム部材3,4の
上縁略中央には、立ち上げ板3a,4aが、アーム部材
3,4と略直角となるようにして外側に向かって突設さ
れている。
【0025】アーム部材3,4は、支軸60の係止軸6
3に中心孔70を摺動自在に取り付け、偏心軸61に偏
心孔71を摺動自在に取り付け、係止軸63のネジ穴6
6に座金を備えたネジ77を螺着し、偏心軸61のネジ
穴62に座金を備えたネジ76を螺着することによっ
て、支軸60と偏心軸61に取り付けられている。
【0026】回転板55,56には、アーム部材3,4
が長手方向に向かって往復動作するようにガイドするガ
イド部材73が設けられている。ガイド部材73は、一
対のガイド突起74,75とからなっている。一対のガ
イド突起74,75は、アーム部材3,4を挟むように
して、回転板55,56にそれぞれ突設されている。
【0027】装置本体2には、太陽歯車57、57を中
心として回転する遊星歯車59,59と噛み合う内歯7
9,79が形成されている。具体的には、内歯79,7
9は、円形凹部19,29の周壁に形成されている。内
歯79,79には、遊星歯車59,59の噛み合いを解
除する欠歯部80,80が形成されている。欠歯部8
0,80は、円形凹部19,29の最後部(図3の時計
3時方向、図2の時計9時方向)、即ち遊星歯車59,
59の固定軸58,58が回転軸5と略同じ高さにくる
と、遊星歯車59,59との噛み合いが解除されるよう
に形成されている。
【0028】回転軸5の両側に回動自在に取り付けられ
た回転板55,56の周囲には、外歯81、82が形成
されている。装置本体2には、両側に同期歯車83,8
4が固定して取り付けられた同期軸85が回動自在に設
けられ、一方の回転板55の外歯81と一方の同期歯車
83が噛み合い、他方の回転板56の外歯82と他方の
同期歯車84が噛み合って、両側の回転板55,56が
略同一回転するようになっている。
【0029】具体的に説明すると、同期軸85は、左側
壁12と右側壁22の上部に回動自在に取り付けられ、
両側に同期歯車83,84が固定して取り付けられてい
る。一方の同期歯車83は、円形凹部19に形成された
切り欠き部86を介して一方の回転板55の外歯81と
噛み合っている。他方の同期歯車84は、円形凹部29
に形成された切り欠き部87を介して他方の回転板56
の外歯82と噛み合っている。
【0030】装置本体2には、上記したように、駆動手
段30によって回転する少なくとも一つの駆動輪46
と、補助輪90を備えている。補助輪90は、装置本体
2に揺動自在に取り付けられた揺動部材91に回動自在
に取り付けられている。
【0031】具体的に説明すると、揺動部材91は、一
対の挟持部材92,92によって構成されている。補助
輪90は、一対の挟持部材92,92間の前部に回動自
在に取り付けられている。揺動部材91は、後部が取付
軸93によって、取付板6に回動自在に取り付けられて
いる。
【0032】揺動部材91は、スプリング等の弾性部材
95によって、前部が下方側に付勢されている。弾性部
材95は、一端96が取付板6の係止軸97に係止さ
れ、他端99が揺動部材91の係止軸100に係止され
ている。係止軸100は、一対の挟持部材92,92間
の後部に固定して設けられたボス101の上部に突設さ
れている。一対の挟持部材92,92間の前端上部に
は、連結部材102の下部が回動自在に連結されてい
る。
【0033】装置本体2には、回転板55,56を制動
するブレーキ部材103,105が制動可能に設けられ
ている。ブレーキ部材103,105は、逆F字状に形
成され、一方のブレーキ部材103の下部が左側壁12
に回動自在に取り付けられ、他方のブレーキ部材105
の下部が右側壁22に回動自在に取り付けられている。
【0034】ブレーキ部材105の先端106は、円形
凹部29に形成された切り欠き部107を介して一方の
回転板56の外歯82に圧接するようになっている。ブ
レーキ部材103の先端104は、円形凹部19に形成
された切り欠き部109を介して他方の回転板55の外
歯81に圧接するようになっている。ブレーキ部材10
3,105の前縁には、一対の突起によって係合凹部1
10,111が形成されている。
【0035】連結部材102は、略十字状に形成され、
前記したように、下部が揺動部材91の前部に回動自在
に連結され、上部両側に形成された係合杆112,11
3がブレーキ部材103,105の係合凹部110,1
11に係合している。揺動部材91とブレーキ部材10
3,105は、連結部材102を介して連動するように
なっており、補助輪90が接地面に接地している間ブレ
ーキ部材103,105が回転板55,56を制動し、
補助輪90が接地面から離れると揺動部材91が揺動
し、ブレーキ部材103,105が回転板55,56を
制動しないようになっている。
【0036】なお、装置本体2内には、電池等の電源を
収容する収容部115が形成され、さらに、外部コント
ローラの信号を受信する受信装置が設けられている。装
置本体2の後部には、電源スイッチ116が取り付けて
いる。可動玩具1は、電源スイッチ116と電源と駆動
モータ31と受信装置によって電気回路が形成されてい
る。
【0037】可動玩具1は、上記構成を有し、図1に示
すように、アーム部材3,4が接地面に略平行な状態が
基本姿勢である。この基本姿勢は、遊星歯車59,59
が内歯79,79の欠歯部80,80に位置して、内歯
79,79に噛み合っておらず、しかも回転板55,5
6の外歯81,82にブレーキ部材103,105の先
端104,106が圧接しているので、アーム部材3,
4を取り付けている回転板55,56が回転しないよう
になっている。
【0038】可動玩具1は、電源スイッチ116をon
にして、外部コントローラと受信装置によって、駆動手
段30の駆動モータ31を駆動制御し、動作させること
ができる。上記基本姿勢において、駆動モータ31を正
転させると、歯車群32即ち、駆動歯車33、第1の平
歯車35、第1の小歯車36、第2の平歯車37、第2
の小歯車39、第3の平歯車40、第4の平歯車41、
第5の平歯車42、第6の平歯車43が回転する。
【0039】第3の平歯車40と第4の平歯車41を固
定して取り付けている車軸45が前回転するので、駆動
輪46と円板47も前回転する。円板47の前回転は、
係合爪49,49が左車輪50の係合歯52に係合して
左車輪50に伝達され、左車輪50も前回転する。この
ようにして、可動玩具1は前進する(図1のF方向)。
【0040】また、第6の平歯車43を固定して取り付
けている回転軸5も回転するので、太陽歯車57,57
及びこれと噛み合う遊星歯車59,59も回転する。上
記したように遊星歯車59,59は、内歯79,79の
欠歯部80,80に位置しているので、回転板55,5
6は回転しない。遊星歯車59,59が回転するので、
偏心軸61,61が固定軸58,58を中心として回動
し、アーム部材3,4が前後方向に往復運動する。この
アーム部材3,4の前後方向の往復運動があたかもボク
シングのパンチの連打の如き形態となる。従って、可動
玩具1は、前進しながらパンチを連続的に繰り出すこと
ができる。
【0041】可動玩具1は、上記した基本姿勢におい
て、駆動モータ31を逆転させると、歯車群32も逆回
転し、車軸45及び駆動輪46と円板47も逆回転す
る。円板47の逆回転は、係合爪49,49が左車輪5
0の係合歯52に係合しないので左車輪50に伝達され
ず、左車輪50が回転しない。左車輪50は、弾性片5
3が摺接しているので、惰性によっても回転しない。こ
のようにして、可動玩具1は、駆動輪46のみによっ
て、左車輪50を中心にして後ろ方向に回転し、向きを
変えることができる(図1のB方向)。なお可動玩具1
は、後進しながらであっても、パンチを連続的に繰り出
すことができる。
【0042】可動玩具1が倒れた場合は、補助輪90が
接地面から離れ、自重及び弾性部材95により揺動部材
91が取付軸93を中心として下方に揺動する。揺動部
材91の前部に回動自在に連結された連結部材102も
下方に移動し、連結部材102の係合杆112,113
が係合凹部110,111を介してブレーキ部材10
3,105を回動板55,56から離れる方向に回動さ
せる。
【0043】回転板55,56は、制動が解除され、回
転可能になる。回転板55,56は、回転軸5の回転に
よる摩擦抵抗により回転し、同時に回転している遊星歯
車59,59が円形凹部19,29の内歯79,79と
噛み合って今度は強制的に回転させられる。回転板5
5,56が回転すると、アーム部材3,4も同時に回転
する。このように、可動玩具1は、補助輪90が接地面
に接地している間、ブレーキ部材103,105が回転
板55,56を制動しているので、アーム部材3,4が
回転しないが、倒れて補助輪90が接地面から離れると
ブレーキ部材103,105が回転板55,56を制動
しなくなり、アーム部材3,4が回転する。
【0044】可動玩具1が、例えば背面2a側(又は前
面2b側)に倒れると、図4に示すように、補助輪90
が接地面から離れ、アーム部材3,4が回転して接地面
に接地し、装置本体2を起こすことができる。アーム部
材3,4の回転方向は、外部コントローラによって駆動
モータ31の回転方向を変えることによって、変えるこ
とができる。
【0045】可動玩具1が、例えば左側面2c側(又は
右側面2d側)に倒れると、図5に示すように、補助輪
90が接地面から離れ、アーム部材3,4が回転して立
ち上げ板3a、4aが装置本体2を起こすことができ
る。又は、図6(a)に示すように、例えば左側面2c
側に倒れると、アーム部材3が回転して立ち上げ板3a
が装置本体2を起こし(図6(b)参照)、さらにアー
ム部材3の先端が装置本体2を起こし(図6(c)参
照)、いったん前面2bを接地面に接地させ、次に図4
に示すように、両アーム部材3,4の回転により、基本
姿勢に戻すことができる。
【0046】このように、可動玩具1は、どの方向に倒
れても、起き上がることができる。なお、起き上がるこ
とを一層容易にするため、重心の位置を低くしておくこ
とが望ましい。
【0047】可動玩具1は、起き上がると、補助輪90
が接地面に接地し、弾性部材95の弾性に抗して揺動部
材91が取付軸93を中心として上方に揺動する。揺動
部材91の前部に回動自在に連結された連結部材102
も上方に移動し、連結部材102の係合杆112,11
3が係合凹部110,111を介してブレーキ部材10
3,105を回動させて、ブレーキ部材103,105
の先端104,106を回動板55,56の外歯81,
82に圧接させる。
【0048】回転板55,56は、ブレーキ部材10
3,105に制動される結果、遊星歯車59,59が内
歯79,79の欠歯部80,80に位置して、遊星歯車
59,59が内歯79,79と噛み合わなくなった時、
即ち基本姿勢になった時、回転が停止する。なお、回転
板55,56は、同期軸85によって、常に同一方向で
同一回転速度で回転する。
【0049】このように、可動玩具1は、一つの駆動モ
ータ31で、装置本体2の移動と、アーム部材3,4の
往復運動と、アーム部材3,4の回転運動を行うことが
できる。さらに、装置本体2の前進又は後進中にアーム
部材3,4を往復運動させてるので、あたかもボクシン
グ玩具のような動きをさせることができる。さらに、ど
の方向に倒れても、アーム部材3,4が回転して起き上
がることができるので、倒されても倒されても起き上が
って戦うボクシングロボットのようにさせることができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項
1、2記載の可動玩具は、一つの駆動手段でアーム部材
を往復運動と回転運動させることができるという効果が
ある。
【0051】本願請求項3記載の可動玩具は、上記効果
に加え、遊星歯車と噛み合う内歯が形成されているの
で、回転板即ちアーム部材の回転運動を確実に行わせる
ことができるという効果がある。
【0052】本願請求項4記載の可動玩具は、上記効果
に加え、内歯に遊星歯車の噛み合いを解除する欠歯部が
形成されているので、遊星歯車が欠歯部に位置した時、
回転板即ちアーム部材の回転運動を確実に停止させるこ
とができるという効果がある。
【0053】本願請求項5,6記載の可動玩具は、上記
効果に加え、アーム部材を長手方向に向かって往復動作
させることができるので、あたかもボクシングのパンチ
動作の如き動きをさせることができるという効果があ
る。
【0054】本願請求項7記載の可動玩具は、上記効果
に加え、駆動輪によって移動でき、補助輪が接地面に接
地している間、即ち移動中はブレーキ部材が回転板を制
動してアーム部材が回転しないようにでき、補助輪が接
地面から離れると、即ち装置本体が倒れると揺動部材が
揺動してブレーキ部材が回転板を制動しなくなり、アー
ム部材が回転して装置本体を起き上がらせることができ
るという効果がある。
【0055】本願請求項8記載の可動玩具は、上記効果
に加え、同期軸によって両側の回転板が同じ回転速度で
同じ方向に回転するので、両側のアーム部材を同時に回
転させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る可動玩具の一つの実施の形態を
示す全体斜視図である。
【図2】図1の一部を切り欠いた内部機構図である。
【図3】図1の一部を切り欠いた分解斜視図である。
【図4】本願発明の動きを説明する説明図である。
【図5】本願発明の動きを説明する説明図である。
【図6】本願発明の動きを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 可動玩具 2 装置本体 2a 背面 2b 前面 2c 左側面 2d 右側面 3 アーム部材 3a 立ち上げ板 4 アーム部材 4a 立ち上げ板 5 回転軸 6 取付板 11 左ケース 12 左側壁 13 上壁 15 前壁 16 後壁 17 開放部 19 円形凹部 21 右ケース 22 右側壁 23 上壁 25 前壁 26 後壁 27 開放部 29 円形凹部 30 駆動手段 31 駆動モータ 32 歯車群 33 駆動歯車 35 第1の平歯車 36 第1の小歯車 37 第2の平歯車 39 第2の小歯車 40 第3の平歯車 41 第4の平歯車 42 第5の平歯車 43 第6の平歯車 45 車軸 46 駆動輪 47 円板 49 係合爪 50 左車輪 51 取付キャップ 52 係合歯 53 弾性片 55 回転板 56 回転板 57 太陽歯車 58 固定軸 59 遊星歯車 60 支軸 61 偏心軸 62 ネジ穴 63 係止軸 65 ボス 66 ネジ穴 70 中心孔 71 偏心孔 73 ガイド部材 74 ガイド突起 75 ガイド突起 76 ネジ 77 ネジ 79 内歯 80 欠歯部 81 外歯 82 外歯 83 同期歯車 84 同期歯車 85 同期軸 86 切り欠き部 87 切り欠き部 90 補助輪 91 揺動部材 92 挟持部材 93 取付軸 95 弾性部材 96 一端 97 係止軸 99 他端 100 係止軸 101 ボス 102 連結部材 103 ブレーキ部材 104 先端 105 ブレーキ部材 106 先端 107 切り欠き部 109 切り欠き部 110 係合凹部 111 係合凹部 112 係合杆 113 係合杆 115 収容部 116 電源スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動玩具。 (イ)装置本体とアーム部材とからなること。 (ロ)装置本体には、駆動手段によって回転する回転軸
    が設けられていること。 (ハ)回転軸には、回転板が回動自在に取り付けられ、
    さらに太陽歯車が固定されていること。 (二)回転板には、太陽歯車と噛み合う遊星歯車と支軸
    が設けられていること。 (ホ)遊星歯車の偏心位置には、偏心軸が設けられてい
    ること。 (へ)アーム部材は、支軸に回動自在に取り付けられる
    中心孔と、偏心軸に回動自在に取り付けられる偏心孔が
    形成されていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動玩具。 (イ)装置本体と一対のアーム部材とからなること。 (ロ)装置本体には、駆動手段によって回転する回転軸
    が設けられていること。 (ハ)回転軸の両側には、回転板が回動自在に取り付け
    られ、さらに太陽歯車が固定されていること。 (二)回転板には、太陽歯車と噛み合う遊星歯車と支軸
    が設けられていること。 (ホ)遊星歯車の偏心位置には、偏心軸が設けられてい
    ること。 (へ)アーム部材は、支軸に回動自在に取り付けられる
    中心孔と、偏心軸に回動自在に取り付けられる偏心孔が
    形成されていること。
  3. 【請求項3】 装置本体には、太陽歯車を中心として回
    転する遊星歯車と噛み合う内歯が形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の可動玩具。
  4. 【請求項4】 内歯には、遊星歯車の噛み合いを解除す
    る欠歯部が形成されていることを特徴とする請求項3記
    載の可動玩具。
  5. 【請求項5】 中心孔がアーム部材の長手方向に伸びる
    長孔状に形成され、偏心孔がアーム部材の短手方向に伸
    びる長孔状に形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の可動玩具。
  6. 【請求項6】 回転板には、アーム部材が長手方向に向
    かって往復動作するようにガイドするガイド部材が設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1項に記載の可動玩具。
  7. 【請求項7】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の可動玩具。 (イ)装置本体には、駆動手段によって回転する少なく
    とも一つの駆動輪と、補助輪を備えていること。 (ロ)補助輪は、装置本体に揺動自在に取り付けられた
    揺動部材に回動自在に取り付けられていること。 (ハ)装置本体には、回転板を制動するブレーキ部材が
    制動可能に設けられていること。 (ニ)揺動部材とブレーキ部材は、連結部材を介して連
    動するようになっており、補助輪が接地面に接地してい
    る間ブレーキ部材が回転板を制動し、補助輪が接地面か
    ら離れると揺動部材が揺動し、ブレーキ部材が回転板を
    制動しないようになっていること。
  8. 【請求項8】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項2乃至7のいずれか1項に記載の可動玩具。 (イ)回転軸の両側に回動自在に取り付けられた回転板
    の周囲には、外歯が形成されていること。 (ロ)装置本体には、両側に同期歯車が固定して取り付
    けられた同期軸が回動自在に設けられ、一方の回転板の
    外歯と一方の同期歯車が噛み合い、他方の回転板の外歯
    と他方の同期歯車が噛み合って、両側の回転板が略同一
    回転するようになっていること。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003095053A1 (fr) * 2002-05-07 2003-11-20 Konami Corporation Figurine de combat jouet
JP2008536632A (ja) * 2005-04-20 2008-09-11 ロボティック アミューズメンツ リミテッド ライアビリティー カンパニー リモート制御ゲーム車を有するゲーム設備

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