JP2001190326A - ホルダー - Google Patents

ホルダー

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JP2001190326A
JP2001190326A JP2000068143A JP2000068143A JP2001190326A JP 2001190326 A JP2001190326 A JP 2001190326A JP 2000068143 A JP2000068143 A JP 2000068143A JP 2000068143 A JP2000068143 A JP 2000068143A JP 2001190326 A JP2001190326 A JP 2001190326A
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JP
Japan
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shaft
holder
slider
holder according
center shaft
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Pending
Application number
JP2000068143A
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English (en)
Inventor
Yoshio Noguchi
芳男 野口
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KOTOBUKI INSATSU SHIKO KK
Original Assignee
KOTOBUKI INSATSU SHIKO KK
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Publication date
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイライナー等の棒状物の繰り出しや刷毛等
の収納のホルダーにおいて、軸の過度の回し過ぎ等によ
って回転機構が変形されたり破損される恐れがあり、ま
たネジ式キャップではキャップの回転と共に中軸が回転
してキャップの着脱が不確実であった。 【解決手段】 少なくとも一端に開口を有する筒状体か
らなり、この開口付近に係合用の環状溝11が形成され
た後軸1、1Aにおいて、この環状溝11から離間した
内部周壁に空回りまたは回り止めのために長手方向に形
成されてなる複数のリブ12または受け溝13と、後軸
1、1A内に設けられた中軸3、6において、後部外周
に設けられた凹凸部34、66とによって空回り手段ま
たは回り止め手段を構成してなるホルダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はホルダーに係り、
特にアイライナー等の棒状化粧品および棒状消しゴム、
棒状糊、筆記芯等の文房具の棒状物を回転操作により順
次繰り出す棒状物繰り出し具等のホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アイライナー等の棒状物を軸筒内
に収納し、使用時に回転操作によって適宜繰り出すもの
は種々提案されている。これらのホルダーのうち、特に
限界を越えて無理に回転操作した場合に部品の破損をし
ないようにしたものとしては、特開平10−21102
1号公報記載のホルダーにおいて、先軸とスライダとの
空回り構造が提案されている。
【0003】即ち、図24はこの公報に記載されている
ホルダーのスライダ10を示し、このスライダ10は後
端から前方に向けて空回り用の一対の割り溝20が形成
されている。そして、これらの割り溝20の間の外壁に
先軸30の内周に形成された螺旋溝40と係合する係合
突起50がそれぞれ形成されている。従って、先軸30
または後軸60が限界を越えて無理に回転操作された場
合にも、割り溝20が内側に撓んで螺旋溝40のネジ山
の高さ分を吸収するのでスライダ10が空回りすること
が出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものでは無理な回転操作によって、スライダ
10が回転された場合において、スライダ10の係合突
起50が螺旋溝40の山に乗り上げてスライダ10の割
り溝20が内方に撓んだ状態のままで長い間回転操作さ
れないと、経時的劣化により変形して、割り溝20が内
方に撓んだままで元の状態に復帰出来なくなる。従っ
て、そのように変形したものを、その後回転操作しても
割り溝20の変形によってスライダ10の係合突起50
が螺旋溝40に係合しなくなってしまうために、スライ
ダ10が作動しなくなる恐れがあった。
【0005】その上、無理な回転操作によってスライダ
10の係合突起50が螺旋溝40のネジ山とネジ谷を繰
り返し通過する時、スライダ10の割り溝20の間の係
合突起50がネジ山の上に位置した時に割り溝20が内
方に撓み、逆にネジ谷内に位置した時に割り溝20が元
の状態に復帰するために外方に戻る際の弾発力によっ
て、螺旋溝40内を係合突起50が飛び跳ねる急峻な運
動、いわゆるしゃくり現象によってスライダ10の受け
部70に取り付けられた棒状物が衝撃で外れて飛び出し
てしまう恐れがあった。
【0006】そこで、この発明は上記従来の欠点を解消
したものであって、ホルダーにおいて中軸と後軸とに構
造上経時的に変形しない空回り手段を設けることによっ
て過度の回転操作による回転機構部の分解、変形および
破損をなくし、その操作性を改善すると共に、空回りの
際に棒状物がスライダの受け部から外れて飛び出すこと
がないようにしたホルダーを提供することを目的とす
る。
【0007】さらに、内部に後軸と別体のカートリッジ
式中軸が同心円形状に配され、かつキャップが螺合され
たホルダーにあっては、キャップの着脱のためにキャッ
プを回転すると中軸も共に回転してその着脱が困難とな
る恐れがあった。
【0008】そこでまた、この発明は中軸も消耗品と共
に取り外しができるいわゆるカートリッジタイプのもの
において、ネジ付キャップの着脱のための回転操作によ
っても、中軸が後軸に関して回り止め機能を有してキャ
ップが簡単かつ確実に着脱できるホルダーを提供するこ
とを目的とする。
【0009】さらに、この発明は一本の共通後軸を利用
してこの後軸内部に形成された複数のリブまたは受け溝
を空回り手段または回り止め手段として兼用することが
できるようにして組立及び構造が簡単でかつ操作性の良
好ないわゆるツインタイプのホルダーを提供することを
目的とする。
【0010】さらにまた、ホルダーの全長が同一でも内
容物を長くすることができ、またツインタイプのもので
もホルダーを比較的短くすることができるホルダーを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によるホルダーは、少なくとも一端に開口
を有する後軸と、この後軸に関して回転可能に設けられ
かつ後部に係止部を有する先軸と、この先軸の内側に設
けられかつ内周に螺旋手段が形成されると共に後部に上
記先軸の係止部に係止される係止手段を備えた中軸と、
この中軸の螺旋手段に係合する係合部を有しかつ先端に
棒状物が装着可能な受け部を備えたスライダとから構成
されてなり、さらに上記中軸と後軸とに空回り手段を設
けてなる。
【0012】さらに、この発明によるホルダーは、少な
くとも一端に開口を有する筒状体からなり、この開口付
近に係合用の環状溝が形成された後軸において、この環
状溝から離間した内部周壁に空回りまたは回り止めのた
めに長手方向に形成されてなる複数のリブまたは受け溝
と、後軸内に取り外し可能に設けられた中軸において、
後部外周に設けられた凹凸部とによって空回り手段また
は回り止め手段を構成してなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発明によ
るホルダーの一実施の形態を示す図である。この場合、
棒状物として細線を描くことも可能な断面楕円形のアイ
ライナーを用いる例を示している。後軸1の前部内側に
は回転可能に先軸2の後部が嵌合されている。
【0014】また、後軸1は、図2に示すように先端部
内周には環状の嵌合溝11が形成されており、後部内側
の長手方向には空回り手段を構成する複数の空回りリブ
12が形成されている。より詳しく述べると、8本のリ
ブ12が等間隔に形成されておりこれらのリブ12の間
には弧状の空回り溝13が後方に向かって次第に浅くな
るように形成されている。なお、複数のリブ12の頂部
は後述する中軸3の弾性突起34(空回り手段)と線接
触としてなる。
【0015】なお、上述の通り後軸1の先端近傍内側に
先軸2と嵌合するために環状の嵌合溝11が形成されて
おり、この嵌合溝11に対応して先軸2の中間部には嵌
合突部21が形成されており、この嵌合突部21のやや
後方には後述する弾性Oリング5が嵌められるリング取
り付け用の嵌合凹部22が形成されている。
【0016】また、図7に示すように先軸2の先部の内
周壁は断面楕円形のアイライナーがその中を前後に摺動
できるような楕円形に形成されており、かつ先軸2の前
部内側長手方向には後述するスライダ4の受け部41と
係合してスライダ4の回転を阻止する一対のガイドリブ
23(回り止め手段)が対向して設けられている。ま
た、先軸2の後部には中軸3が係止される一対の係止孔
24が対向して形成されている。
【0017】さらに、先軸2の後部内には図8に示すよ
うな中軸3が設けられている。即ち、この中軸3の内周
には二条の螺旋溝31(螺旋手段)が形成されている。
また、中軸3の後端から離間した外壁には、先軸2の係
止孔24に係止する係止突起32が設けられている。な
お、この係止突起32は前部に誘導用の傾斜面32aを
有し、かつ後端にはストッパとしての直立壁32bが形
成されている。
【0018】また、係止突起32の後方にはフランジ3
3が設けられており、このフランジ33に隣接した後端
部は前述の後軸1の空回り構造であるとともに空回り手
段を構成する構造となっている。即ち、この構造は図9
および図10から明らかな通り、中軸3の外径よりも外
方に突出した4つの弾性突起34から構成されてなる。
【0019】より詳しく述べると、中軸3の後端部にフ
ランジ33が設けられており、これらの弾性突起34は
このフランジ33から後方に向かって円弧状の弾性片と
して中心に形成された中空部35を包囲するように形成
されている。
【0020】なお、図10から明らかな通り、中空部3
5の周囲にはリム36が形成され、このリム36とフラ
ンジ33とはスポーク37によって夫々接続されて強度
が保たれている。このような構造によって弾性突起34
は、その周囲から中軸3の軸心に向かって力が加えられ
ると、内方に容易に撓むことが出来るようになってい
る。なお、弾性突起34の後端縁は夫々面取りされてよ
り空回りし易くされている。
【0021】次に、図11〜図14はスライダ4を示
し、先端に楕円形のアイライナーを取り付ける受け部4
1を備えており、この受け部41は先端にアイライナー
誘導用の先鋭部41aを有する一対の対向する挟持片4
1bとから構成されている。そして、これら挟持片41
bの内側には夫々長手方向にはアイライナー等の棒状物
の装着を確実にするための保持リブ41cが形成されて
いる。
【0022】また、二つの挟持片41bの間にはそれぞ
れ先軸2内のガイドリブ23が係合するガイド溝44が
形成されて、スライダが長手方向に摺動するが回転を阻
止している。さらに、スライダ4は後端に大径部42を
有し、この大径部42には上述した中軸3の螺旋溝31
と螺合する複数のネジ片43(係合部)がそれぞれ設け
られている。
【0023】なお、図1において符号5は先軸2の環状
溝内に嵌め込まれた弾性Oリングを示し、このOリング
5によって先軸2と後軸1との相対的回転に重厚感が付
与されるという利点がある。
【0024】以下、この実施の形態によるホルダーの動
作について説明する。まず図1の状態、即ち、アイライ
ナー等の棒状物がスライダ4の受け部41に装着されか
つその先端が先軸2の先端開口からやや引っ込んだ状態
において、先軸2もしくは後軸1を持って固定し後軸1
もしくは先軸2を回転する。
【0025】例えば、先軸2を回転すると、先軸2と一
体的に組み込まれている中軸3が共に回転され、この中
軸3の回転に伴って中軸3の螺旋溝31と係合している
スライダ4のネジ片43によってスライダ4は共に回転
しようとするが、スライダ4の受け部41のガイド溝4
4が先軸2内のガイドリブ23に係合しているのでスラ
イダ4の回転が阻止されて、結局スライダ4が先軸2内
を前進してアイライナーが直進的に繰り出され、先軸2
の先端開口から突出して使用可能となる。
【0026】なお、使用後は上記と逆に先軸2または後
軸1を回転せしめるとスライダ4が後退してアイライナ
ーが先軸2内に収納される。この場合、スライダ4が最
深部に達した後、なおも先軸2または後軸1が無理に回
転されると、中軸3の弾性突起34が後軸1の空回りリ
ブ12または受け溝13に達しているので空回りして回
転が伝達されることがない。その結果、スライダ4はそ
れ以上後退しないので部品が分解されたり破損されるこ
とはない。
【0027】他方、棒状物の繰り出しのための回転操作
によってスライダ4が最先位置に達した後、なおも回転
操作が加えられた場合においても、同様に中軸3と後軸
1とに設けられた空回り手段が機能するので、スライダ
4はそれ以上前進しないので部品が分解されたり破損さ
れることもない。
【0028】さらに、後軸1の複数のリブ12の頂部を
前記弾性突起34と線接触としてなるので、弾性突起3
4はリブ12に当接・変形した状態で留まる恐れがな
い。従って、この発明による空回り機構は構造上無理が
ない。即ち、部品が変形した状態に留まることがなく経
時的劣化により変形して動作不良となったり、しゃくり
現象によって螺旋溝31内をスライダ4が飛びはねてア
イライナー等の棒状物がスライダ4の受け部41から外
れて飛び出すようなこともない。
【0029】なお、上記実施の形態においては、棒状物
として断面楕円形のアイライナーを用いる例について説
明したが、これに限らず断面円形のものでも良いことは
勿論である。
【0030】さらに、後軸1が両端に棒状物繰り出しの
ための開口を有するように形成され、この後軸1に同様
な構造の先軸2、中軸3及びスライダ4をそれぞれ開口
を前方向として設けたいわゆるツインタイプのホルダー
においても、この発明の空回り構造を適用することが可
能である。また、この発明は上記した不都合を解消する
ため、中軸3も取り外しができかつネジ式キャップ8の
回転にもかかわらず中軸3が後軸1に関して回り止めが
なされたキャップ8が簡単に着脱できるホルダーを提供
することもできる。
【0031】即ち、図15および図16はこの発明の実
施の形態2を示し、一本の共通後軸1A内のほぼ中央の
内周長手方向に複数の受け溝13が形成されている。そ
して、この受け溝13を共通にして反対方向に上記実施
の形態と同様の先軸2、中軸3およびスライダ4からな
る第一および第二の棒状物繰り出し機構がそれぞれ設け
られている。
【0032】このようなツインタイプのホルダーは、例
えば化粧品のアイライナ−において断面円形のものと断
面楕円形のものとを組み合わせて一本のホルダーに装填
することができるので便利である。なお、第一および第
二の棒状物繰り出し機構を有するホルダーの操作はいず
れも上記実施の形態のホルダーと全く同様に、先軸2も
しくは後軸1を持って固定し後軸1もしくは先軸2を回
転することによって棒状物を繰り出すことができる。
【0033】さらに、図17〜図21はこの発明の実施
の形態3を示し、一本の共通後軸1A内のほぼ中央の内
周長手方向に複数の受け溝13が形成されている。そし
てこれらの受け溝13を共通にして一方には前記実施の
形態のような空回り手段を有する棒状物繰り出し機構が
設けられている。他方には、凹凸部66からなる回り止
め手段を有し、化粧用刷毛71を備えた支持手段として
の支持部材7が装着されかつ先端にはキャップ8が螺着
されている支持中軸6が設けられている。
【0034】より詳しく述べると、支持中軸6は図示の
ように筒状体の後端部外周に回り止め手段を形成する係
合用の凹凸部66を有し、前部外周には共通後軸1Aの
先端と当接する環状リブ63が形成されている。そし
て、その内部には共通後軸1Aと同心円状にその内壁か
ら前方に向かって化粧用刷毛71の受け部61が形成さ
れている。なお、図中符号64は共通後軸1Aと嵌合す
るための突片であり、65は環状溝を示し、この環状溝
65には組立時の部品のばらつきを吸収するために必要
に応じてOリング(図示せず)を装着することができ
る。
【0035】さらに、支持中軸6の先端の保持部62の
外壁には長手方向にネジ付きのキャップ8が螺合される
雄ネジ62aが形成されている。従って、化粧用刷毛7
1を使用するためにキャップ8が回転されても支持中軸
6との間で回り止め作用が働いてキャップ8が容易に取
り外される利点がある。
【0036】また、図22は、この発明の実施の形態4
によるホルダーを示す縦断面図である。この例では内周
に雌ネジが切られた中軸3が上記いずれの実施の形態の
ホルダーと比べて極めて短く形成されており、これに対
して外周に雄ネジが形成されたスライダ4が比較的長く
形成されている。そこで、このホルダーでは先軸2内に
十分な長さの棒状物を収納することができるので、ホル
ダーの全長を長くしなくとも長い棒状物を用いることが
出来る利点がある。
【0037】また、図23は、この発明の実施の形態5
によるホルダーを示す縦断面図である。この例では棒状
物繰り出し具の反対のホルダー内に図17と同様な中空
の支持中軸6と刷毛支持部材7とからなる支持機構を設
け、支持部材7の取り付けられた中空の支持中軸6内に
スライダ4の後端部を収納可能にしている。
【0038】なお、キャップ8を取り外す場合に、図1
6の受け溝13と図18の凹凸部66で示されたような
回り止め手段によって回り止め機能が働くので上記実施
の形態3と同様にキャップ8の取り外しが確実にでき
る。また、この実施の形態5によれば全長を比較的短く
したツインタイプのホルダーを提供することが可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】この発明は上記したとおりの構成である
ので、過度の軸の回し過ぎ等による回転機構部の分解、
変形および破損を確実に防止すると共に、中軸と後軸と
に構造上無理のない空回り手段を設けたので空回り手段
の経時的劣化による動作不良の恐れがなく、中軸の螺旋
溝内をスライダのネジ片が飛び跳ねるという急峻なしゃ
くり現象によってアイライナー等の棒状物がスライダの
受け部から外れて飛び出すことがない効果がある。
【0040】また、この発明によれば、中軸も簡単に取
り外しができるカートリッジタイプのものでかつネジ付
キャップの回転操作にもかかわらず中軸が後軸に関して
回り止め機能が付されキャップが簡単かつ確実に着脱で
きる効果がある。
【0041】さらに、この発明は1本の共通後軸を利用
してこの後軸内部に形成された複数のリブまたは受け溝
を空回り手段または回り止め手段として兼用することが
できるので組立及び構造が簡単でかつ操作性が良いとい
う効果がある。
【0042】さらにまた、この発明によれば、ホルダー
の全長が同一でも内容物を長くすることができ、またツ
インタイプのものでもホルダーを比較的短くすることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるホルダーの縦断
面図である。
【図2】図1の後軸の縦断面図である。
【図3】図2の後軸のA−A線に沿った拡大横断面図で
ある。
【図4】図1の先軸を示す縦断面図である。
【図5】図4の先軸B−B線に沿った拡大横断面図であ
る。
【図6】図4の先軸のC−C線に沿った拡大横断面図で
ある。
【図7】図4の先軸の底面図である。
【図8】図1の中軸の縦断面図である。
【図9】図8の中軸の後部側面図である。
【図10】図8の中軸の後部平面図である。
【図11】図1のスライダの正面図である。
【図12】図11のスライダのD−D線に沿った拡大横
断面図である。
【図13】図11のスライダの拡大底面図である。
【図14】図11のスライダの後部側面図である。
【図15】この発明の実施の形態2によるツインタイプ
のホルダーを示す縦断面図である。
【図16】図15の軸筒のみを示す拡大縦断面図であ
る。
【図17】この発明の実施の形態3によるホルダーを示
す縦断面図である。
【図18】図17の中軸を示す拡大正面図である。
【図19】図17の中軸を示す拡大縦断面図である。
【図20】図17の中軸を示す底面図である。
【図21】図18のE−E線に沿った拡大断面図であ
る。
【図22】この発明の実施の形態4によるホルダーを示
す一部を省略した縦断面図である。
【図23】この発明の実施の形態5によるホルダーを示
す縦断面図である。
【図24】従来のホルダーの縦断面図である。
【符号の説明】
1 後軸 1A 共通後軸 11 嵌合溝 12 リブ(空回り手段) 13 受け溝(空回り手段) 2 先軸 21 嵌合突部 22 嵌合凹部 23 ガイドリブ(回り止め手段) 24 係止孔(係止部) 3 中軸 31 螺旋溝(螺旋手段) 32 係止突起(係止手段) 32a 傾斜面 32b 直立壁 33 フランジ 34 弾性突起(空回り手段) 35 中空部 36 リム 37 スポーク 4 スライダ 41 受け部 41a 先鋭部 41b 挟持片 41c 保持リブ 42 大径部 43 ネジ片 44 ガイド溝(回り止め手段) 5 Oリング 6 支持中軸 61 受け部 62 保持部 63 環状リブ 64 突片 65 環状溝 66 凹凸部 7 支持部材 71 刷毛 8 キャップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に開口を有する後軸と、
    この後軸に関して回転可能に設けられかつ後部に係止部
    を有する先軸と、この先軸の内側に設けられかつ内周に
    螺旋手段が形成されると共に後部に上記先軸の係止部に
    係止される係止手段を備えた中軸と、この中軸の螺旋手
    段に係合する係合部を有しかつ先端に棒状物が装着可能
    な受け部を備えたスライダとから構成されてなるホルダ
    ーにおいて、上記中軸と後軸とに空回り手段を設けてな
    ることを特徴とするホルダー。
  2. 【請求項2】 前記空回り手段が、前記中軸の外側に形
    成された複数の弾性突起と後軸の内側に形成された複数
    の受け溝とから構成されてなる請求項1記載のホルダ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記空回り手段が、前記中軸の外側に形
    成された複数の弾性突起と後軸の内側に形成された複数
    のリブとから構成されてなる請求項1記載のホルダー。
  4. 【請求項4】 前記後軸の内側に形成された複数のリブ
    の頂部を前記弾性突起と線接触としてなる請求項3記載
    のホルダー。
  5. 【請求項5】 前記後軸の内側に形成された複数のリブ
    の間にさらに受け溝が形成されてなる請求項4記載のホ
    ルダー。
  6. 【請求項6】 前記中軸は係止突起を備え、この係止突
    起が先軸に形成された係止孔に係止されてなる請求項1
    記載のホルダー。
  7. 【請求項7】 前記中軸がさらにその後端にフランジを
    備えてなる請求項1記載のホルダー。
  8. 【請求項8】 前記スライダは先軸の前部内側に設けら
    れた回り止め手段によって前後に摺動するが回転がロッ
    クされてなる請求項1記載のホルダー。
  9. 【請求項9】 前記後軸が両端に棒状物繰り出しのため
    の開口を有し、この後軸に同様な構造の先軸、中軸及び
    スライダをそれぞれ設けたツインタイプの請求項1記載
    のホルダー。
  10. 【請求項10】 少なくとも一端に開口を有する筒状体
    からなり、この開口付近に係合用の環状溝が形成された
    後軸において、この環状溝から離間した内部周壁に空回
    りまたは回り止めのために長手方向に形成されてなる複
    数のリブとその間に設けられた受け溝と、後軸内に取り
    外し可能に設けられた中軸において、後部外周に設けら
    れた弾性突起または凹凸部とによって空回り手段または
    回り止め手段を構成してなることを特徴とするホルダ
    ー。
  11. 【請求項11】 前記ホルダーは、後軸を共通にして先
    軸と空回り手段を有する中軸とスライダとからなる棒状
    物繰り出し機構と、回り止め手段を有する中軸からなる
    支持機構とから構成されたツインタイプのホルダーであ
    って、上記スライダの後部が支持機構内に挿入可能に設
    けられてなる請求項10記載のホルダー。
  12. 【請求項12】 前記後軸内側中間部の複数のリブまた
    は受け溝を共通にして反対方向に中軸がそれぞれ設けら
    れ、一方の中軸が棒状物繰り出し機構の後端部に空回り
    手段を有し、他方の中軸が後部に回り止め手段を有しか
    つ先部外周にキャップが着脱可能に取り付けられてなる
    請求項10記載のホルダー。
  13. 【請求項13】 前記回り止め手段を有する中軸が先部
    に刷毛などを保持する保持部を備えてなる請求項12記
    載のホルダー。
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