JP2001189948A - ボタン電話システム - Google Patents
ボタン電話システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 システム構成の規模を増大させることなく、
豊富な情報を用いた各種サービスを行う。 【解決手段】 サーバ３のサーバ制御部３２で、主装置
１からの要求に応じて相手先情報に対応する相手先情報
を検索し、主装置１の機能処理手段１２Ａで、電話回線
１０への着信に応じて、所定のボタン電話機２で着信表
示を行うとともに、その着信時に電話回線１０から通知
された発信者番号に基づきサーバ３からその発信者番号
に対応する相手先情報を取得し、着信の着信表示を行っ
ている着信中ボタン電話機へ通知して表示する。
豊富な情報を用いた各種サービスを行う。 【解決手段】 サーバ３のサーバ制御部３２で、主装置
１からの要求に応じて相手先情報に対応する相手先情報
を検索し、主装置１の機能処理手段１２Ａで、電話回線
１０への着信に応じて、所定のボタン電話機２で着信表
示を行うとともに、その着信時に電話回線１０から通知
された発信者番号に基づきサーバ３からその発信者番号
に対応する相手先情報を取得し、着信の着信表示を行っ
ている着信中ボタン電話機へ通知して表示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電話システ
ムに関し、特に主装置に接続されたサーバに格納されて
いる情報をボタン電話機で利用するボタン電話システム
に関するものである。
ムに関し、特に主装置に接続されたサーバに格納されて
いる情報をボタン電話機で利用するボタン電話システム
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ボタン電話システムは、電話回
線に接続されている主装置と、この主装置に接続された
１台以上のボタン電話機とから構成されている。ボタン
電話機では、キー操作やハンドセットの状態を検出し、
これら操作情報を主装置に送信し、主装置では、ボタン
電話機からの操作情報に基づき機能処理を行うことによ
り、電話回線との外線通話や他のボタン電話機との内線
通話などの各種機能を実現するものとなっている。近
年、ボタン電話機とパソコンとを併用するオフィスなど
では、ボタン電話システムの構成の１つとして、主装置
にパソコンなどの情報処理端末（以下、ＰＣ端末とい
う）を接続して高度な機能を提供するＣＴＩ（Ｃｏｍｐ
ｕｔｅｒ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｙ Ｉｎｔｅｇｒａｔｉｏ
ｎ）システムが普及しつつある。
線に接続されている主装置と、この主装置に接続された
１台以上のボタン電話機とから構成されている。ボタン
電話機では、キー操作やハンドセットの状態を検出し、
これら操作情報を主装置に送信し、主装置では、ボタン
電話機からの操作情報に基づき機能処理を行うことによ
り、電話回線との外線通話や他のボタン電話機との内線
通話などの各種機能を実現するものとなっている。近
年、ボタン電話機とパソコンとを併用するオフィスなど
では、ボタン電話システムの構成の１つとして、主装置
にパソコンなどの情報処理端末（以下、ＰＣ端末とい
う）を接続して高度な機能を提供するＣＴＩ（Ｃｏｍｐ
ｕｔｅｒ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｙ Ｉｎｔｅｇｒａｔｉｏ
ｎ）システムが普及しつつある。
【０００３】図６は従来のＣＴＩシステムの構成を示す
ブロック図である。主装置９１は電話回線９０に接続さ
れ、各ボタン電話機９３Ａ〜９３Ｎが内線伝送路９２を
介して主装置９１に接続されている。各ボタン電話機９
３Ａ〜９３Ｎには、それぞれ対応付けられてＰＣ端末９
７Ａ〜９７Ｎが併設されており、これらＰＣ端末９７Ａ
〜９７ＮはＬＡＮ回線９６を介してサーバ９５に接続さ
れている。そして、主装置９１とサーバ９５とは、デー
タ通信路９４を介して接続されており、必要に応じて各
種情報をやり取りしている。
ブロック図である。主装置９１は電話回線９０に接続さ
れ、各ボタン電話機９３Ａ〜９３Ｎが内線伝送路９２を
介して主装置９１に接続されている。各ボタン電話機９
３Ａ〜９３Ｎには、それぞれ対応付けられてＰＣ端末９
７Ａ〜９７Ｎが併設されており、これらＰＣ端末９７Ａ
〜９７ＮはＬＡＮ回線９６を介してサーバ９５に接続さ
れている。そして、主装置９１とサーバ９５とは、デー
タ通信路９４を介して接続されており、必要に応じて各
種情報をやり取りしている。
【０００４】サーバ９５には、相手先電話番号に対応さ
せて、名前や勤務先などの個人情報がデータベースとし
て登録されている。各ＰＣ端末９７Ａ〜９７Ｎでは、Ｌ
ＡＮ回線９６で接続されたサーバ９５のデータベース情
報を画面に一覧表示して検索でき、検索された相手先へ
の発信操作を行うこともできる。例えば、ＰＣ端末９７
Ａで画面に一覧表示されたリストで選択した相手先へ発
信操作が行われた場合、サーバ９５はデータベースから
その相手先電話番号を抽出し、主装置９１へ発信を要求
する。これに応じて主装置９１ではＰＣ端末９７Ａに対
応付けて設置されているボタン電話機９３Ａで発信操作
が行われたようにその相手先電話番号に基づき外線発信
処理を行うものとなっている。
せて、名前や勤務先などの個人情報がデータベースとし
て登録されている。各ＰＣ端末９７Ａ〜９７Ｎでは、Ｌ
ＡＮ回線９６で接続されたサーバ９５のデータベース情
報を画面に一覧表示して検索でき、検索された相手先へ
の発信操作を行うこともできる。例えば、ＰＣ端末９７
Ａで画面に一覧表示されたリストで選択した相手先へ発
信操作が行われた場合、サーバ９５はデータベースから
その相手先電話番号を抽出し、主装置９１へ発信を要求
する。これに応じて主装置９１ではＰＣ端末９７Ａに対
応付けて設置されているボタン電話機９３Ａで発信操作
が行われたようにその相手先電話番号に基づき外線発信
処理を行うものとなっている。
【０００５】また、外線着信時に電話回線９０から発信
者電話番号が通知された場合、主装置９１からその発信
者電話番号がサーバ９５に通知される。サーバ９５で
は、通知された発信者電話番号に基づきデータベースを
検索し、得られたその発信者に関する個人情報を、その
外線着信に応答したボタン電話機、例えばボタン電話機
９３Ａに対応付けられているＰＣ端末９７Ａの画面へ表
示するものとなっている。
者電話番号が通知された場合、主装置９１からその発信
者電話番号がサーバ９５に通知される。サーバ９５で
は、通知された発信者電話番号に基づきデータベースを
検索し、得られたその発信者に関する個人情報を、その
外線着信に応答したボタン電話機、例えばボタン電話機
９３Ａに対応付けられているＰＣ端末９７Ａの画面へ表
示するものとなっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボタン電話システムでは、各ボタン電話機９
３Ａ〜９３ＮごとにＰＣ端末９７Ａ〜９７Ｎを対応付け
て併設する必要があるとともに、これらＰＣ端末９７Ａ
〜９７ＮをＬＡＮ回線９６を介してサーバ９５に接続す
る必要がある。したがって、電話回線数やボタン電話機
の数が比較的少ない小規模なボタン電話システムであっ
ても、このような構成が必要となるため、システム全体
の構成が大きくなり、システム自体のコストはもちろん
設置や管理保守に必要な作業負担も増大するという問題
点があった。本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、システム構成の規模を増大させることな
く、豊富な情報を用いた各種サービスを行えるボタン電
話システムを提供することを目的としている。
うな従来のボタン電話システムでは、各ボタン電話機９
３Ａ〜９３ＮごとにＰＣ端末９７Ａ〜９７Ｎを対応付け
て併設する必要があるとともに、これらＰＣ端末９７Ａ
〜９７ＮをＬＡＮ回線９６を介してサーバ９５に接続す
る必要がある。したがって、電話回線数やボタン電話機
の数が比較的少ない小規模なボタン電話システムであっ
ても、このような構成が必要となるため、システム全体
の構成が大きくなり、システム自体のコストはもちろん
設置や管理保守に必要な作業負担も増大するという問題
点があった。本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、システム構成の規模を増大させることな
く、豊富な情報を用いた各種サービスを行えるボタン電
話システムを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるボタン電話システムは、電話回
線に接続された主装置と、データ通信路を介して主装置
に接続され、複数の相手先情報を記憶する蓄積部を有す
る情報処理端末と、内線伝送路を介して主装置に接続さ
れ、各種情報を表示する画面表示部を有する１つ以上の
ボタン電話機とを備え、情報処理端末の端末制御部で、
主装置からの要求に応じて所望の相手先情報を検索し、
主装置の機能処理手段で、電話回線への着信に応じて、
所定のボタン電話機で着信表示を行うとともに、その着
信時に電話回線から通知された発信者番号に基づき情報
処理端末からその発信者番号に対応する相手先情報を取
得し、着信の着信表示を行っている着信中ボタン電話機
へ通知して表示するようにしたものである。
るために、本発明によるボタン電話システムは、電話回
線に接続された主装置と、データ通信路を介して主装置
に接続され、複数の相手先情報を記憶する蓄積部を有す
る情報処理端末と、内線伝送路を介して主装置に接続さ
れ、各種情報を表示する画面表示部を有する１つ以上の
ボタン電話機とを備え、情報処理端末の端末制御部で、
主装置からの要求に応じて所望の相手先情報を検索し、
主装置の機能処理手段で、電話回線への着信に応じて、
所定のボタン電話機で着信表示を行うとともに、その着
信時に電話回線から通知された発信者番号に基づき情報
処理端末からその発信者番号に対応する相手先情報を取
得し、着信の着信表示を行っている着信中ボタン電話機
へ通知して表示するようにしたものである。
【０００８】情報処理端末から発信者番号に対応する相
手先情報を取得できなかった場合、機能処理手段で、発
信者番号を着信中ボタン電話機へ通知して表示するよう
にしてもよい。また、主装置の主記憶部で、情報処理装
置とは別個に複数の相手先情報を記憶している場合、機
能処理手段で、主記憶部の相手先情報を検索し、主記憶
部から発信者番号に対応する相手先情報が得られた場合
は、その相手先情報を着信中ボタン電話機へ通知して表
示するようにしてもよい。このとき、発信者番号に対応
する相手先情報を主記憶部で検索し、相手先情報が得ら
れなかった場合に、情報処理端末へ検索を指示するよう
にしてもよい。
手先情報を取得できなかった場合、機能処理手段で、発
信者番号を着信中ボタン電話機へ通知して表示するよう
にしてもよい。また、主装置の主記憶部で、情報処理装
置とは別個に複数の相手先情報を記憶している場合、機
能処理手段で、主記憶部の相手先情報を検索し、主記憶
部から発信者番号に対応する相手先情報が得られた場合
は、その相手先情報を着信中ボタン電話機へ通知して表
示するようにしてもよい。このとき、発信者番号に対応
する相手先情報を主記憶部で検索し、相手先情報が得ら
れなかった場合に、情報処理端末へ検索を指示するよう
にしてもよい。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図１は本発明の一実施の形態であるボタ
ン電話システムのブロック図である。同図において、ボ
タン電話システムは、電話回線１０に接続された主装置
１と、内線伝送路２０を介して主装置１に接続されたボ
タン電話機２（２Ａ〜２Ｎ）と、主装置１に接続され各
種情報を格納するデータベースを有するサーバ（情報処
理端末）３とから構成されている。以下では、電話回線
１０が複数接続されているとともに、ボタン電話機２も
複数接続されているボタン電話機システムを例として説
明するが、これに限定されるものではなく、電話回線が
１回線の場合やボタン電話機が１台の場合でも、本発明
を適用できる。
して説明する。図１は本発明の一実施の形態であるボタ
ン電話システムのブロック図である。同図において、ボ
タン電話システムは、電話回線１０に接続された主装置
１と、内線伝送路２０を介して主装置１に接続されたボ
タン電話機２（２Ａ〜２Ｎ）と、主装置１に接続され各
種情報を格納するデータベースを有するサーバ（情報処
理端末）３とから構成されている。以下では、電話回線
１０が複数接続されているとともに、ボタン電話機２も
複数接続されているボタン電話機システムを例として説
明するが、これに限定されるものではなく、電話回線が
１回線の場合やボタン電話機が１台の場合でも、本発明
を適用できる。
【００１０】主装置１において、１１は電話回線１０を
終端制御する外線Ｉ／Ｆ部、１３は内線伝送路２０を介
して接続された各ボタン電話機とデータ伝送を行う内線
Ｉ／Ｆ部、１２は外線Ｉ／Ｆ部１１と内線Ｉ／Ｆ部１３
との間に設けられ、各ボタン電話機の状態や各電話回線
の状態などのシステム全体の制御情報に基づき各種機能
処理を行う主制御部、１４はこの制御情報をはじめ主制
御部１２での処理に必要な情報を記憶する主記憶部、１
５は主制御部１２に接続されデータ通信路３０を介して
サーバ３とデータ通信を行う通信Ｉ／Ｆ部である。な
お、内線伝送路２０およびデータ伝送路３０としては、
それぞれ有線伝送路を用いてもよく無線伝送路を用いて
もよい。
終端制御する外線Ｉ／Ｆ部、１３は内線伝送路２０を介
して接続された各ボタン電話機とデータ伝送を行う内線
Ｉ／Ｆ部、１２は外線Ｉ／Ｆ部１１と内線Ｉ／Ｆ部１３
との間に設けられ、各ボタン電話機の状態や各電話回線
の状態などのシステム全体の制御情報に基づき各種機能
処理を行う主制御部、１４はこの制御情報をはじめ主制
御部１２での処理に必要な情報を記憶する主記憶部、１
５は主制御部１２に接続されデータ通信路３０を介して
サーバ３とデータ通信を行う通信Ｉ／Ｆ部である。な
お、内線伝送路２０およびデータ伝送路３０としては、
それぞれ有線伝送路を用いてもよく無線伝送路を用いて
もよい。
【００１１】サーバ３は、パソコンなどの情報処理端末
からなり、３１はデータ通信路３０を介して主装置１と
データ通信を行う通信Ｉ／Ｆ部、３３はハードディスク
装置などからなり、電話帳などの各種情報が格納されて
いるデータベース（蓄積部）、３２は主装置１からの要
求に応じてデータベース３３から所望の情報を検索し、
通信Ｉ／Ｆ部３１を介して送信するサーバ制御部、３４
はサーバ制御部３２での処理に必要な情報を記憶するサ
ーバ記憶部である。
からなり、３１はデータ通信路３０を介して主装置１と
データ通信を行う通信Ｉ／Ｆ部、３３はハードディスク
装置などからなり、電話帳などの各種情報が格納されて
いるデータベース（蓄積部）、３２は主装置１からの要
求に応じてデータベース３３から所望の情報を検索し、
通信Ｉ／Ｆ部３１を介して送信するサーバ制御部、３４
はサーバ制御部３２での処理に必要な情報を記憶するサ
ーバ記憶部である。
【００１２】ボタン電話機２（２Ａ〜２Ｎ）はそれぞれ
同様の構成をなしている。これらボタン電話機２におい
て、２１は内線伝送路２０を介して主装置１とデータ伝
送を行う伝送Ｉ／Ｆ部、２３は伝送Ｉ／Ｆ部２１で受信
された音声情報を音声信号へ復号化してハンドセットＨ
ＳやスピーカＳＰへ出力し、ハンドセットＨＳから入力
された音声信号を音声情報へ符号化して伝送Ｉ／Ｆ部へ
出力する音声処理部、２４は各種キー操作やフック状態
を検出する操作入力部である。
同様の構成をなしている。これらボタン電話機２におい
て、２１は内線伝送路２０を介して主装置１とデータ伝
送を行う伝送Ｉ／Ｆ部、２３は伝送Ｉ／Ｆ部２１で受信
された音声情報を音声信号へ復号化してハンドセットＨ
ＳやスピーカＳＰへ出力し、ハンドセットＨＳから入力
された音声信号を音声情報へ符号化して伝送Ｉ／Ｆ部へ
出力する音声処理部、２４は各種キー操作やフック状態
を検出する操作入力部である。
【００１３】また、２２は操作入力部２４で検出された
操作情報を伝送Ｉ／Ｆ部２１を介して主装置１へ送信す
るとともに、伝送Ｉ／Ｆ部２１で受信された主装置１か
らの制御情報に基づきボタン電話機の各回路部を制御す
る子機制御部、２５は子機制御部２２での制御処理に必
要な各種情報を記憶する制御メモリ、２７は文字・図柄
により各種情報をドットマトリクスで表示するＬＣＤな
どの画面表示部、２６は画面表示する情報を記憶する画
面メモリである。
操作情報を伝送Ｉ／Ｆ部２１を介して主装置１へ送信す
るとともに、伝送Ｉ／Ｆ部２１で受信された主装置１か
らの制御情報に基づきボタン電話機の各回路部を制御す
る子機制御部、２５は子機制御部２２での制御処理に必
要な各種情報を記憶する制御メモリ、２７は文字・図柄
により各種情報をドットマトリクスで表示するＬＣＤな
どの画面表示部、２６は画面表示する情報を記憶する画
面メモリである。
【００１４】主装置１の主制御部１２には、機能処理手
段１２Ａが設けられている。機能処理手段１２Ａでは、
一般的なボタン電話装置が持つ機能を含む各種の機能処
理が実行される。この機能処理としては、例えば、ボタ
ン電話機２での操作やサーバ３からの要求に応じて行わ
れる発信や着信応答などの交換制御処理や、短縮ダイヤ
ル登録やキー割り当て登録などの各種機能設定処理があ
る。サーバ３のサーバ制御部３２では、主装置１の機能
処理手段１２Ａから送信された各種処理要求に応じて、
データベース３３やサーバ記憶部３４に記憶されている
情報に基づき要求された処理が行われる。この処理とし
ては、例えば、発信者番号から相手先名前などの各種相
手先情報を検索する相手先検索処理などが行われる。
段１２Ａが設けられている。機能処理手段１２Ａでは、
一般的なボタン電話装置が持つ機能を含む各種の機能処
理が実行される。この機能処理としては、例えば、ボタ
ン電話機２での操作やサーバ３からの要求に応じて行わ
れる発信や着信応答などの交換制御処理や、短縮ダイヤ
ル登録やキー割り当て登録などの各種機能設定処理があ
る。サーバ３のサーバ制御部３２では、主装置１の機能
処理手段１２Ａから送信された各種処理要求に応じて、
データベース３３やサーバ記憶部３４に記憶されている
情報に基づき要求された処理が行われる。この処理とし
ては、例えば、発信者番号から相手先名前などの各種相
手先情報を検索する相手先検索処理などが行われる。
【００１５】次に、主装置１の主制御部１２におけるデ
ータ送受信処理について説明する。図２は主装置１、ボ
タン電話機２およびサーバ３でやり取りされる情報の構
成例を示す説明図である。図２（ａ）は、主装置１とボ
タン電話機２との間でやり取りされる情報のフォーマッ
ト例を示しており、ここではコマンド２８Ａと詳細デー
タ２８Ｂとから構成されている。コマンド２８Ａは前述
した図３の操作情報と同様に、その情報が示す指示（あ
るいは要求）の内容を示しており、詳細データ２８Ｂは
そのコマンドの詳細な内容を示している。
ータ送受信処理について説明する。図２は主装置１、ボ
タン電話機２およびサーバ３でやり取りされる情報の構
成例を示す説明図である。図２（ａ）は、主装置１とボ
タン電話機２との間でやり取りされる情報のフォーマッ
ト例を示しており、ここではコマンド２８Ａと詳細デー
タ２８Ｂとから構成されている。コマンド２８Ａは前述
した図３の操作情報と同様に、その情報が示す指示（あ
るいは要求）の内容を示しており、詳細データ２８Ｂは
そのコマンドの詳細な内容を示している。
【００１６】図２（ｂ）は、主装置１とサーバ３との間
でやり取りされる情報のフォーマット例を示しており、
図２（ａ）のフォーマットに電話機ＩＤ２８Ｃが加えら
れている。主装置１とボタン電話機２との間では、それ
ぞれ個別の内線伝送路２０を用いて情報がやり取りされ
るため、その情報の送信先あるいは受信先を指定する必
要がない。一方、主装置１とサーバ３との間では、共通
のデータ通信路３０を用いて情報がやり取りされるた
め、その情報の送信先あるいは受信先を指定する必要が
あり、このようなデータ送受信処理を主制御部１２で行
っている。
でやり取りされる情報のフォーマット例を示しており、
図２（ａ）のフォーマットに電話機ＩＤ２８Ｃが加えら
れている。主装置１とボタン電話機２との間では、それ
ぞれ個別の内線伝送路２０を用いて情報がやり取りされ
るため、その情報の送信先あるいは受信先を指定する必
要がない。一方、主装置１とサーバ３との間では、共通
のデータ通信路３０を用いて情報がやり取りされるた
め、その情報の送信先あるいは受信先を指定する必要が
あり、このようなデータ送受信処理を主制御部１２で行
っている。
【００１７】次に、図３を参照し、本発明によるボタン
電話機システム全体の動作について、外線着信動作を例
として説明する。図３はサーバのデータベースを用いて
着信時にボタン電話機へ発信者情報を通知して表示する
外線着信処理動作を示すシーケンス図である。まず、主
装置１の外線Ｉ／Ｆ部１１において、電話回線１０のい
ずれかで着信が検出された場合、主制御部１２の機能処
理手段１２Ａは、着信通知処理として、ボタン電話機２
Ａ〜２Ｎから選択した１つ以上のボタン電話機、例えば
ボタン電話機２Ａへ外線着信中である旨を通知し、着信
音の出力や着信表示を行う（ステップ１００）。
電話機システム全体の動作について、外線着信動作を例
として説明する。図３はサーバのデータベースを用いて
着信時にボタン電話機へ発信者情報を通知して表示する
外線着信処理動作を示すシーケンス図である。まず、主
装置１の外線Ｉ／Ｆ部１１において、電話回線１０のい
ずれかで着信が検出された場合、主制御部１２の機能処
理手段１２Ａは、着信通知処理として、ボタン電話機２
Ａ〜２Ｎから選択した１つ以上のボタン電話機、例えば
ボタン電話機２Ａへ外線着信中である旨を通知し、着信
音の出力や着信表示を行う（ステップ１００）。
【００１８】着信時に、電話回線１０から発信者番号が
通知され外線Ｉ／Ｆ部１１で検出された場合（ステップ
１０１：ＹＥＳ）、機能処理手段１２Ａは、得られた発
信者番号に対応する相手先情報の検索をサーバ３へ要求
する（１０２）。この検索要求は、通信Ｉ／Ｆ部１５、
データ通信路３０を介してサーバ３へ送信される。サー
バ３のサーバ制御部３２では、外線Ｉ／Ｆ部３１を介し
てこの検索要求を受信し、その検索要求に含まれている
発信者番号に対応する相手先情報をデータベース３３か
ら検索し、検索結果として相手先情報を検索要求とは逆
ルートで主装置１へ返送する。また対応する相手先情報
が検索できなかった場合は、検索失敗の旨を検索結果と
して返送する。
通知され外線Ｉ／Ｆ部１１で検出された場合（ステップ
１０１：ＹＥＳ）、機能処理手段１２Ａは、得られた発
信者番号に対応する相手先情報の検索をサーバ３へ要求
する（１０２）。この検索要求は、通信Ｉ／Ｆ部１５、
データ通信路３０を介してサーバ３へ送信される。サー
バ３のサーバ制御部３２では、外線Ｉ／Ｆ部３１を介し
てこの検索要求を受信し、その検索要求に含まれている
発信者番号に対応する相手先情報をデータベース３３か
ら検索し、検索結果として相手先情報を検索要求とは逆
ルートで主装置１へ返送する。また対応する相手先情報
が検索できなかった場合は、検索失敗の旨を検索結果と
して返送する。
【００１９】主装置１の機能処理手段１２Ａでは、サー
バ３からの検索結果を受信し（ステップ１０３：ＹＥ
Ｓ）、相手先情報が得られたか否か判断する（ステップ
１０４）。発信者番号に対応する相手先情報が得られた
場合は（ステップ１０４：ＹＥＳ）、その相手先情報を
着信表示中のボタン電話機２Ａへ通知し、画面表示部２
７で表示させる（ステップ１０５）。図４は相手先情報
の表示例である。相手先情報としては相手先名前だけで
なく電話番号などを一緒に表示してもよい。また相手先
情報が得られなかった場合は（ステップ１０４：Ｎ
Ｏ）、発信者番号のみをボタン電話機２Ａへ通知して表
示する（ステップ１０６）。
バ３からの検索結果を受信し（ステップ１０３：ＹＥ
Ｓ）、相手先情報が得られたか否か判断する（ステップ
１０４）。発信者番号に対応する相手先情報が得られた
場合は（ステップ１０４：ＹＥＳ）、その相手先情報を
着信表示中のボタン電話機２Ａへ通知し、画面表示部２
７で表示させる（ステップ１０５）。図４は相手先情報
の表示例である。相手先情報としては相手先名前だけで
なく電話番号などを一緒に表示してもよい。また相手先
情報が得られなかった場合は（ステップ１０４：Ｎ
Ｏ）、発信者番号のみをボタン電話機２Ａへ通知して表
示する（ステップ１０６）。
【００２０】このように、着信時に通知された発信者番
号に対応する相手先情報、例えば相手先名前などをサー
バ３から取得して、着信表示中のボタン電話機へ通知し
て表示するようにしたので、従来のシステムのように、
ボタン電話機ごとに情報処理端末を併設するといったシ
ステム構成の規模増大を必要とせずに、豊富な情報を用
いた高度なサービスを提供できる。
号に対応する相手先情報、例えば相手先名前などをサー
バ３から取得して、着信表示中のボタン電話機へ通知し
て表示するようにしたので、従来のシステムのように、
ボタン電話機ごとに情報処理端末を併設するといったシ
ステム構成の規模増大を必要とせずに、豊富な情報を用
いた高度なサービスを提供できる。
【００２１】以上では、発信者番号に対応する相手先情
報をサーバ３でのみ検索する場合を例に説明したが、主
装置１の主記憶部１４でも相手先情報を有している場合
について説明する。図５はサーバのデータベースを用い
て着信時にボタン電話機へ発信者情報を通知して表示す
る外線着信処理動作の他の例を示すシーケンス図であ
り、前述の説明（図３参照）と同じまたは同等部分には
同一符号を付してある。ここでは、図３のステップ１０
１とステップ１０２との間に、主装置１での相手先情報
検索処理が挿入されている。
報をサーバ３でのみ検索する場合を例に説明したが、主
装置１の主記憶部１４でも相手先情報を有している場合
について説明する。図５はサーバのデータベースを用い
て着信時にボタン電話機へ発信者情報を通知して表示す
る外線着信処理動作の他の例を示すシーケンス図であ
り、前述の説明（図３参照）と同じまたは同等部分には
同一符号を付してある。ここでは、図３のステップ１０
１とステップ１０２との間に、主装置１での相手先情報
検索処理が挿入されている。
【００２２】ステップ１０１において、着信時に発信者
番号を受信した場合（ステップ１０１：ＹＥＳ）、まず
主記憶部１４に格納さている相手先情報を検索する（ス
テップ１１０）。この検索により発信者番号に対応する
相手先情報が得られた場合は（ステップ１１１：ＹＥ
Ｓ）、サーバ３への検索要求を行わずにステップ１０５
へ移行して、着信表示中のボタン電話機２Ａへその相手
先情報を通知して表示する。また主記憶部１４での検索
に失敗した場合は（ステップ１１１：ＮＯ）、ステップ
１０２へ移行してサーバ３へ検索を要求する。
番号を受信した場合（ステップ１０１：ＹＥＳ）、まず
主記憶部１４に格納さている相手先情報を検索する（ス
テップ１１０）。この検索により発信者番号に対応する
相手先情報が得られた場合は（ステップ１１１：ＹＥ
Ｓ）、サーバ３への検索要求を行わずにステップ１０５
へ移行して、着信表示中のボタン電話機２Ａへその相手
先情報を通知して表示する。また主記憶部１４での検索
に失敗した場合は（ステップ１１１：ＮＯ）、ステップ
１０２へ移行してサーバ３へ検索を要求する。
【００２３】通常、主装置１の主記憶部１４は、サーバ
３のデータベース３３に比較して、その記憶容量が小さ
く、サーバ３での検索に比較して主装置１での検索のほ
うが検索所要時間が短い。また、主装置１とサーバ３と
の間での情報送受信にも時間を要する。したがって、主
装置１でも相手先情報を有する場合は、主装置１の相手
先情報を優先して検索するようにしたので、サーバ３で
の検索を先に行う場合と比較して、検索所要平均時間を
短縮できる。なお、主装置１とサーバ３とで並列的に検
索を行ってもよく、検索所要平均時間を短縮できる。
３のデータベース３３に比較して、その記憶容量が小さ
く、サーバ３での検索に比較して主装置１での検索のほ
うが検索所要時間が短い。また、主装置１とサーバ３と
の間での情報送受信にも時間を要する。したがって、主
装置１でも相手先情報を有する場合は、主装置１の相手
先情報を優先して検索するようにしたので、サーバ３で
の検索を先に行う場合と比較して、検索所要平均時間を
短縮できる。なお、主装置１とサーバ３とで並列的に検
索を行ってもよく、検索所要平均時間を短縮できる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、主装置
の主制御部で、電話回線への着信に応じて、所定のボタ
ン電話機で着信表示を行うとともに、その着信時に電話
回線から通知された発信者番号に基づき情報処理端末か
らその発信者番号に対応する相手先情報を取得し、着信
の着信表示を行っている着信中ボタン電話機へ通知して
表示するようにしたので、従来のシステムのように、ボ
タン電話機ごとに情報処理端末を併設するといったシス
テム構成の規模増大を必要とせずに、豊富な情報を用い
たより高度なサービスを提供できる。
の主制御部で、電話回線への着信に応じて、所定のボタ
ン電話機で着信表示を行うとともに、その着信時に電話
回線から通知された発信者番号に基づき情報処理端末か
らその発信者番号に対応する相手先情報を取得し、着信
の着信表示を行っている着信中ボタン電話機へ通知して
表示するようにしたので、従来のシステムのように、ボ
タン電話機ごとに情報処理端末を併設するといったシス
テム構成の規模増大を必要とせずに、豊富な情報を用い
たより高度なサービスを提供できる。
【図１】 本発明の一実施の形態によるボタン電話シス
テムのブロック図である。
テムのブロック図である。
【図２】 主装置、ボタン電話機およびサーバでやり取
りされる情報の構成例を示す説明図である。
りされる情報の構成例を示す説明図である。
【図３】 外線着信処理を示すフローチャートである。
【図４】 着信表示の画面表示例である。
【図５】 外線着信処理の他例を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図６】 従来のＣＴＩシステムの構成を示すブロック
図である。
図である。
１…主装置、１０…電話回線、１１…外線Ｉ／Ｆ部、１
２…主制御部、１２Ａ…機能処理手段、１３…内線Ｉ／
Ｆ部、１４…主記憶部、１５…通信Ｉ／Ｆ部、２，２Ａ
〜２Ｎ…ボタン電話機、２０…内線伝送路、２１…伝送
Ｉ／Ｆ部、２２…子機制御部、２３…音声処理部、２４
…操作入力部、２５…制御メモリ、２６…画面メモリ、
２７…画面表示部、ＨＳ…ハンドセット、ＳＰ…スピー
カ、３…サーバ、３０…データ通信路、３１…通信Ｉ／
Ｆ部、３２…サーバ制御部、３３…データベース、３４
…サーバ記憶部。
２…主制御部、１２Ａ…機能処理手段、１３…内線Ｉ／
Ｆ部、１４…主記憶部、１５…通信Ｉ／Ｆ部、２，２Ａ
〜２Ｎ…ボタン電話機、２０…内線伝送路、２１…伝送
Ｉ／Ｆ部、２２…子機制御部、２３…音声処理部、２４
…操作入力部、２５…制御メモリ、２６…画面メモリ、
２７…画面表示部、ＨＳ…ハンドセット、ＳＰ…スピー
カ、３…サーバ、３０…データ通信路、３１…通信Ｉ／
Ｆ部、３２…サーバ制御部、３３…データベース、３４
…サーバ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 宏典 東京都目黒区下目黒二丁目２番３号 株式 会社田村電機製作所内 Ｆターム(参考） 5K024 AA71 BB04 CC04 DD04 FF03 GG01 GG07 5K026 CC07 EE06 FF02 FF23 GG12 HH02 LL01 5K036 AA12 BB04 JJ04 JJ12 5K049 AA01 BB05 BB17 EE02 FF01 FF32 KK02 KK12
Claims (4)
- 【請求項１】 電話回線に接続された主装置と、 データ通信路を介して前記主装置に接続され、複数の相
手先情報を記憶する蓄積部を有する情報処理端末と、 内線伝送路を介して前記主装置に接続され、各種情報を
表示する画面表示部を有する１つ以上のボタン電話機と
を備え、 前記情報処理端末は、前記主装置からの要求に応じて所
望の相手先情報を検索する端末制御部を有し、 前記主装置は、前記電話回線への着信に応じて、所定の
ボタン電話機で着信表示を行うとともに、その着信時に
前記電話回線から通知された発信者番号に基づき前記情
報処理端末からその発信者番号に対応する相手先情報を
取得し、前記着信の着信表示を行っている着信中ボタン
電話機へ通知して表示する機能処理手段を有することを
特徴とするボタン電話システム。 - 【請求項２】 請求項１記載のボタン電話システムにお
いて、 前記機能処理手段は、前記情報処理端末から前記発信者
番号に対応する相手先情報を取得できなかった場合は、
前記発信者番号を前記着信中ボタン電話機へ通知して表
示することを特徴とするボタン電話システム。 - 【請求項３】 請求項１記載のボタン電話システムにお
いて、 前記主装置は、前記情報処理装置とは別個に複数の相手
先情報を記憶する主記憶部を有し、 前記機能処理手段は、前記主記憶部の相手先情報を検索
し、前記主記憶部から前記発信者番号に対応する相手先
情報が得られた場合は、その相手先情報を前記着信中ボ
タン電話機へ通知して表示することを特徴とするボタン
電話システム。 - 【請求項４】 請求項３記載のボタン電話システムにお
いて、 前記機能処理手段は、前記発信者番号に対応する相手先
情報を前記主記憶部で検索し、前記相手先情報が得られ
なかった場合に、前記情報処理端末へ検索を指示するこ
とを特徴とするボタン電話システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37288399A JP2001189948A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | ボタン電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37288399A JP2001189948A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | ボタン電話システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001189948A true JP2001189948A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18501204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37288399A Pending JP2001189948A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | ボタン電話システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001189948A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003069709A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-07 | Fujitsu Ltd | アドレス帳作成システム |
| JP2005079845A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Kyocera Corp | 携帯端末、及び電話帳管理システム |
| JP2017529018A (ja) * | 2014-09-25 | 2017-09-28 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー．ファオ | 改善された自動発信者識別変換 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37288399A patent/JP2001189948A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003069709A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-07 | Fujitsu Ltd | アドレス帳作成システム |
| JP2005079845A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Kyocera Corp | 携帯端末、及び電話帳管理システム |
| JP4672246B2 (ja) * | 2003-08-29 | 2011-04-20 | 京セラ株式会社 | 携帯端末、及び電話帳管理システム |
| JP2017529018A (ja) * | 2014-09-25 | 2017-09-28 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー．ファオ | 改善された自動発信者識別変換 |
| US10462287B2 (en) | 2014-09-25 | 2019-10-29 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Automatic caller identification translation |
| US10887455B2 (en) | 2014-09-25 | 2021-01-05 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Automatic caller identification translation |
| US11445061B2 (en) | 2014-09-25 | 2022-09-13 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Automatic caller identification translation |
| US11979519B2 (en) | 2014-09-25 | 2024-05-07 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Automatic caller identification translation |
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|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040119 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040506 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040616 |
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