JP2001189435A - スタックキャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

スタックキャパシタ及びその製造方法

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JP2001189435A
JP2001189435A JP2000190637A JP2000190637A JP2001189435A JP 2001189435 A JP2001189435 A JP 2001189435A JP 2000190637 A JP2000190637 A JP 2000190637A JP 2000190637 A JP2000190637 A JP 2000190637A JP 2001189435 A JP2001189435 A JP 2001189435A
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Keiichi Ono
圭一 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高アスペクト比の凹部内に下部電極形成する必
要がなく、安定して所望の形状を有する下部電極を確実
に形成し得るスタックキャパシタの製造方法を提供す
る。 【解決手段】かかる製造方法は、(イ)層間絶縁層10
上に導電体層13を形成し、(ロ)第1のマスク層14
を導電体層13上に形成し、(ハ)第1のマスク層14
を用いて導電体層13をエッチングして凹部15を形成
し、(ニ)凹部15内に第2のマスク層16を形成し、
(ホ)第1のマスク層14を除去し、次いで、第2のマ
スク層16の側壁にサイドウオール17を形成し、
(ヘ)サイドウオール17及び第2のマスク層16をエ
ッチング用マスクとして用いて導電体層13をエッチン
グし、有底筒状の下部電極18を形成した後、サイドウ
オール17及び第2のマスク層16を除去し、(ト)下
部電極18の表面に誘電体膜20、上部電極21を形成
する各工程から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ(DRAM)におけるスタッ
クキャパシタ、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMは、スイッチ用のMIS型半導
体素子(例えば、MOSFET)とメモリキャパシタか
ら成るメモリセルの複数から構成されている。そして、
半導体デバイスにおけるプロセスドライバーとして、学
会レベルにおいては数ギガバイトの容量を有するDRA
Mも発表されるなど、近年、益々微細化され、大容量
化、高集積化が進められている。この微細化に伴い、メ
モリセルの縮小化が図られており、メモリキャパシタの
占有面積も縮小している。
【0003】DRAMのメモリキャパシタにおいて最も
重要な事項は、データ(情報)記憶の信頼性を高めるた
めに、メモリキャパシタの蓄積容量を必要量確保するこ
とである。蓄積容量の必要量は、通常、以下の観点から
決定され、通常、20〜40pF程度である。 (1)DRAMの世代に拘わらず、アルファー線による
ソフトエラーに対して十分な耐性を有していなければな
らない。 (2)チップ面積削減のためにビット線に接続されるメ
モリセル数が増加する結果、ビット線の総容量や総リー
ク電流が増加することに十分対処できなければならな
い。 (3)スイッチ用のMIS型半導体素子のリーク電流の
観点から閾値電圧Vthを下げることができないにも拘わ
らず、低電源化が進行し、それに伴い、蓄積信号電圧が
下がる傾向にある。
【0004】従って、メモリキャパシタは、メモリセル
が微細化するに従い、その占有面積が縮小化されるにも
拘わらず、蓄積容量を必要量を確保しなければならず、
そのために、様々な工夫がなされている。
【0005】また、論理回路(周辺回路とも呼ばれる)
とDRAMとが混載されたDRAM混載ロジック集積回
路へ適用する場合、論理回路に使用されるサリサイド
(Self-Aligned Silicide)技術、及び、デュアルゲー
ト(Dual Gate、Dual Work Function Gate あるいは、
表面チャネル型CMOSFETとも呼ばれる)技術など
の耐熱性の低いプロセスとの整合性の観点から、メモリ
キャパシタを作製する際のプロセス温度の低温化が強く
要求されている。
【0006】以上に説明した背景から、メモリキャパシ
タとして、600゜C以下の低温プロセスで形成が可能
なMIM(Metal-Insulator-Metal)構造をベースとし
たメモリキャパシタが開発されている。このMIM構造
のメモリキャパシタにおいては、キャパシタ電極材料
(特に、下部電極を構成する電極材料)及びキャパシタ
誘電体膜の構成材料を改良することによってメモリキャ
パシタに対する要求を満足させる試みがなされており、
キャパシタ誘電体膜の構成材料として、金属酸化物、例
えば、Ta25といった高誘電体材料や、BST(バリ
ウム・ストロンチウム・チタン・オキサイド)、STO
(ストロンチウム・チタン・オキサイド)といった強誘
電体材料が開発されている。また、特に下部電極を構成
する電極材料として、キャパシタ誘電体膜と接触した状
態で熱処理が行われたとき、酸化されて絶縁体とならな
いような材料、例えば、耐酸化性の高いW2NやPt、
酸化されても導電性を示す材料、例えば、Ru、Irな
どが開発されている。
【0007】ところで、上記の下部電極を構成する電極
材料は加工が比較的困難である。それ故、一般に、ハー
ドマスクをエッチング用マスクとして用いて、スパッタ
成分の多いエッチングによって下部電極を形成してい
る。
【0008】また、通常、メモリキャパシタは、シリコ
ン半導体基板に形成されたスイッチ用のMIS型半導体
素子を被覆する層間絶縁層上に形成されており、下部電
極はMIS型半導体素子を構成する一方のソース/ドレ
イン領域と層間絶縁層に形成されたコンタクトプラグを
介して電気的に接続されている。通常、層間絶縁層上に
絶縁層を形成し、かかる絶縁層に凹部を設け、凹部内に
下部電極を形成する。凹部の底部にはコンタクトプラグ
の頂面が露出している。高アスペクト比の凹部内にMO
CVD法にて下部電極を構成する電極材料を堆積させる
方法も検討されているが、用いられるソース原料に起因
した残留不純物が下部電極中に残存する可能性があり、
メモリセルへの悪影響が懸念される。それ故、高アスペ
クト比の凹部内にスパッタ法にて下部電極を構成する電
極材料を堆積させることはカバレッジの観点から困難な
場合であるものの、現状では、スパッタ法を採用せざる
を得ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような、下部電極
の形成における問題を解決するための手段を、本発明者
は、特願平9−51237号(特開平10−25649
7号公報)にて提案した。この方法においては、コンタ
クト部7に連続し、且つ、コンタクト部7を覆う電極材
料膜20を層間絶縁層3上に形成する。次いで、電極材
料膜20の上部をエッチングして、凸パターン21を電
極材料膜20の上部におけるコンタクト部7の略垂直上
位置に形成する。その後、凸パターン21の側壁部にサ
イドウオール22を形成する。次いで、サイドウオール
22をマスクとして電極材料膜20をエッチングして、
有底筒状の下部電極23を形成する。
【0010】この特許公開公報に開示された方法は、高
アスペクト比の凹部内にスパッタ法にて下部電極を構成
する電極材料を堆積させる必要がなく、下部電極を形成
するための優れた方法である。しかしながら、本明細書
に添付した図21の(A)に模式的な一部端面図を示す
ように、電極材料膜20の上部をエッチングして凸パタ
ーン21を形成したとき、凸パターン21が若干上窄ま
り(テーパー状)となる。そして、凸パターン21の側
壁部にサイドウオール22を形成した後(図21の
(B)参照)、サイドウオール22をマスクとして電極
材料膜20をエッチングしたとき、サイドウオール22
と接する電極材料膜20の部分のエッチングが殆ど進行
せず、電極材料膜20に鋭角部位が生ずる場合がある。
サイドウオール22を除去した後に得られる構造を、図
21の(C)に示す。
【0011】このように、電極材料膜20に鋭角部位が
生ずると、キャパシタ誘電体膜のカバレッジが問題とな
るばかりか、鋭角部位に電界が集中する結果、メモリキ
ャパシタの特性劣化や信頼性低下といった問題が生じ
る。また、鋭角部位の高さは不均一であり、鋭角部位は
制御された状態で形成されるわけではないでの、キャパ
シタ段差に一定性がなくなり、それ以降の半導体装置の
製造工程に悪影響が生じる場合がある。
【0012】従って、本発明の第1の目的は、高アスペ
クト比の凹部内にスパッタ法にて下部電極を構成する電
極材料を堆積させる必要がなく、安定して所望の形状を
有する下部電極を確実に形成し得るスタックキャパシタ
の製造方法を提供することにある。また、本発明の第2
の目的は、電界集中の生じ難い構造の下部電極を有する
スタックキャパシタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するための本発明の第1の態様に係るスタックキャパシ
タの製造方法は、下部電極と、上部電極と、下部電極と
上部電極によって挟まれた誘電体膜とから成り、半導体
層に形成されたMIS型半導体素子を被覆する層間絶縁
層上に形成され、該層間絶縁層に形成されたコンタクト
プラグを介してMIS型半導体素子を構成する一方のソ
ース/ドレイン領域と下部電極が電気的に接続されたス
タックキャパシタの製造方法であって、(イ)層間絶縁
層上に導電体層を形成する工程と、(ロ)パターニング
された第1のマスク層を導電体層上に形成する工程と、
(ハ)第1のマスク層をエッチング用マスクとして用い
てコンタクトプラグの上方の導電体層をエッチングし、
底部に導電体層が残された凹部を導電体層に形成する工
程と、(ニ)導電体層に形成された凹部内に第2のマス
ク層を形成する工程と、(ホ)導電体層上の第1のマス
ク層を除去し、次いで、導電体層から突出した第2のマ
スク層の側壁にサイドウオールを形成する工程と、
(ヘ)サイドウオール及び第2のマスク層をエッチング
用マスクとして用いて導電体層をエッチングし、導電体
層から成り、コンタクトプラグに接続された有底筒状の
下部電極を形成した後、サイドウオール及び第2のマス
ク層を除去する工程と、(ト)下部電極の表面に誘電体
膜を形成した後、誘電体膜を覆う上部電極を形成する工
程、から成ることを特徴とする。
【0014】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第2の態様に係るスタックキャパシタの製造方法は、
下部電極と、上部電極と、下部電極と上部電極によって
挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層に形成されたM
IS型半導体素子を被覆する層間絶縁層上に形成され、
該層間絶縁層に形成されたコンタクトプラグを介してM
IS型半導体素子を構成する一方のソース/ドレイン領
域と下部電極が電気的に接続されたスタックキャパシタ
の製造方法であって、(イ)層間絶縁層上に導電体層を
形成する工程と、(ロ)パターニングされた第1のマス
ク層を導電体層上に形成する工程と、(ハ)第1のマス
ク層をエッチング用マスクとして用いてコンタクトプラ
グの上方の導電体層をエッチングし、底部に導電体層が
残された凹部を導電体層に形成した後、導電体層上の第
1のマスク層の側壁を後退させる工程と、(ニ)導電体
層に形成された凹部内及び導電体層上の第1のマスク層
の側壁によって囲まれた領域に第2のマスク層を形成す
る工程と、(ホ)導電体層上の第1のマスク層を除去す
る工程と、(ヘ)第2のマスク層をエッチング用マスク
として用いて導電体層をエッチングし、導電体層から成
り、コンタクトプラグに接続された有底筒状の下部電極
を形成した後、第2のマスク層を除去する工程と、
(ト)下部電極の表面に誘電体膜を形成した後、誘電体
膜を覆う上部電極を形成する工程、から成ることを特徴
とする。
【0015】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第3の態様に係るスタックキャパシタの製造方法は、
下部電極と、上部電極と、下部電極と上部電極によって
挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層に形成されたM
IS型半導体素子を被覆する層間絶縁層上に形成され、
該層間絶縁層に形成されたコンタクトプラグを介してM
IS型半導体素子を構成する一方のソース/ドレイン領
域と下部電極が電気的に接続されたスタックキャパシタ
の製造方法であって、(イ)層間絶縁層上に導電体層を
形成する工程と、(ロ)パターニングされた第1のマス
ク層を導電体層上に形成する工程と、(ハ)第1のマス
ク層の側壁に、第2のマスク層をサイドウオール状に形
成する工程と、(ニ)第1のマスク層及び第2のマスク
層をエッチング用マスクとして用いて、導電体層の一部
分をエッチングする工程と、(ホ)第1のマスク層を除
去する工程と、(ヘ)残された第2のマスク層をエッチ
ング用マスクとして用いてコンタクトプラグの上方の導
電体層をエッチングし、導電体層から成り、コンタクト
プラグに接続された有底筒状の下部電極を形成する工程
と、(ト)下部電極の表面に誘電体膜を形成した後、誘
電体膜を覆う上部電極を形成する工程、から成ることを
特徴とする。
【0016】本発明の第3の態様に係るスタックキャパ
シタの製造方法にあっては、工程(ロ)にて、パターニ
ングされた多重の環状の第1のマスク層を導電体層上に
形成し、工程(ハ)において、環状の第1のマスク層の
それぞれの側壁に、第2のマスク層をサイドウオール状
に形成すれば、最終的に、多重シリンダー構造の下部電
極を形成することができる。あるいは又、工程(ロ)に
おいて、パターニングされた第1のマスク層を導電体層
上に形成した後、工程(ハ)において、第1のマスク層
の側壁に、第2のマスク層をサイドウオール状に形成
し、更に、サイドウオール状の第2のマスク層の側壁に
サイドウオール状の第1のマスク層を形成し、サイドウ
オール状の第1のマスク層の側壁にサイドウオール状の
第2のマスク層を形成するといった工程を繰り返し、最
終的に、最も外側をサイドウオール状の第2のマスク層
とすることによっても、多重シリンダー構造の下部電極
を形成することができる。
【0017】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第4の態様に係るスタックキャパシタの製造方法は、
下部電極と、上部電極と、下部電極と上部電極によって
挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層に形成されたM
IS型半導体素子を被覆する層間絶縁層上に形成され、
該層間絶縁層に形成されたコンタクトプラグを介してM
IS型半導体素子を構成する一方のソース/ドレイン領
域と下部電極が電気的に接続されたスタックキャパシタ
の製造方法であって、(イ)層間絶縁層上に導電体層を
形成する工程と、(ロ)パターニングされた第1のマス
ク層を導電体層上に形成する工程と、(ハ)第1のマス
ク層の側壁に、第2のマスク層をサイドウオール状に形
成する工程と、(ニ)露出している導電体層上に第3の
マスク層を形成する工程と、(ホ)第1のマスク層を除
去する工程と、(ヘ)第2のマスク層及び第3のマスク
層をエッチング用マスクとして用いて、導電体層の一部
分をエッチングする工程と、(ト)第3のマスク層を除
去する工程と、(チ)残された第2のマスク層をエッチ
ング用マスクとして用いてコンタクトプラグの上方の導
電体層をエッチングし、導電体層から成り、コンタクト
プラグに接続された有底筒状の下部電極を形成する工程
と、(リ)下部電極の表面に誘電体膜を形成した後、誘
電体膜を覆う上部電極を形成する工程、から成ることを
特徴とする。
【0018】本発明の第4の態様に係るスタックキャパ
シタの製造方法にあっては、工程(ロ)において、パタ
ーニングされた第1のマスク層を導電体層上に形成した
後、工程(ハ)において、第1のマスク層の側壁に、第
2のマスク層をサイドウオール状に形成し、工程(ニ)
において、サイドウオール状の第2のマスク層の側壁に
サイドウオール状の第3のマスク層を形成し、サイドウ
オール状の第3のマスク層の側壁にサイドウオール状の
第2のマスク層を形成するといった工程を繰り返すこと
によって、多重シリンダー構造の下部電極を形成するこ
とができる。
【0019】上記の第2の目的を達成するための本発明
のスタックキャパシタは、下部電極と、上部電極と、下
部電極と上部電極によって挟まれた誘電体膜とから成
り、半導体層に形成されたMIS型半導体素子を被覆す
る層間絶縁層上に形成され、該層間絶縁層に形成された
コンタクトプラグを介してMIS型半導体素子を構成す
る一方のソース/ドレイン領域と下部電極が電気的に接
続されたスタックキャパシタであって、下部電極は有底
筒状であり、下部電極の上端部と誘電体膜との間にはマ
スク材料層が存在することを特徴とする。
【0020】例えば、本発明の第3の態様あるいは第4
の態様に係るスタックキャパシタの製造方法によって本
発明のスタックキャパシタを製造した場合、本発明のス
タックキャパシタにおける下部電極の上端部と誘電体膜
との間に存在するマスク材料層は、第2のマスク層に相
当する。
【0021】本発明の第1の態様〜第4の態様に係るス
タックキャパシタの製造方法、あるいは、本発明のスタ
ックキャパシタにおいては、スタックキャパシタはシリ
ンダ形状を有することが好ましい。また、本発明の第1
の態様〜第4の態様に係るスタックキャパシタの製造方
法においては、前記工程(イ)に先立ち、層間絶縁層と
導電体層との間にエッチングストッパ膜を形成すること
が望ましい。エッチングストッパ膜を層間絶縁層上に形
成することによって、サイドウオールや第2のマスク層
を除去するとき、層間絶縁層に損傷が発生することを確
実に防止することができる。エッチングストッパ膜を構
成する材料とは、サイドウオールや第2のマスク層を構
成する材料との間にエッチング選択比があることが好ま
しく、例えば窒化シリコン(SiN)を挙げることがで
きる。
【0022】本発明の第1の態様に係るスタックキャパ
シタの製造方法においては、第1のマスク層を構成する
材料(ハードマスク材料)と第2のマスク層を構成する
材料(ハードマスク材料)との間にはエッチング選択比
があり、第2のマスク層を構成する材料とサイドウオー
ルを構成する材料との間にもエッチング選択比があるこ
とが好ましく、この条件を満足する限りにおいて、絶縁
材料であるか導電性材料であるかを本質的には問わな
い。第1のマスク層を構成する材料/第2のマスク層を
構成する材料/サイドウオールを構成する材料の組合せ
として、PSG(PhosphoSicicate Glass)/NSG(N
on-doped Silicate Glass)/NSG、NSG/PSG
/PSGの組合せを例示することができる。
【0023】また、本発明の第2の態様に係るスタック
キャパシタの製造方法においては、第1のマスク層を構
成する材料(ハードマスク材料)と第2のマスク層(ハ
ードマスク材料)を構成する材料との間にはエッチング
選択比があることが好ましく、この条件を満足する限り
において、絶縁材料であるか導電性材料であるかを本質
的には問わない。第1のマスク層を構成する材料/第2
のマスク層を構成する材料の組合せとして、PSG/N
SG、NSG/PSGを例示することができる。
【0024】更には、本発明の第3の態様に係るスタッ
クキャパシタの製造方法においても、第1のマスク層を
構成する材料(ハードマスク材料)と第2のマスク層
(ハードマスク材料)を構成する材料との間にはエッチ
ング選択比があることが好ましく、この条件を満足する
限りにおいて、絶縁材料であるか導電性材料であるかを
本質的には問わない。第1のマスク層を構成する材料/
第2のマスク層を構成する材料の組合せとして、具体的
には、SiO2/SiN、PSG/SiO2、SiO2
Si、カーボン/SiO2、カーボン/SiNの組合せ
を例示することができる。
【0025】また、本発明の第4の態様に係るスタック
キャパシタの製造方法においては、第1のマスク層を構
成する材料(ハードマスク材料)と、第2のマスク層を
構成する材料(ハードマスク材料)及び第3のマスク層
を構成する材料(ハードマスク材料)との間にはエッチ
ング選択比があり、且つ、第2のマスク層を構成する材
料(ハードマスク材料)と第3のマスク層を構成する材
料(ハードマスク材料)との間にはエッチング選択比が
あることが好ましく、この条件を満足する限りにおい
て、絶縁材料であるか導電性材料であるかを本質的には
問わない。第1のマスク層を構成する材料/第2のマス
ク層を構成する材料/第3のマスク層を構成する材料の
組合せとして、SOG(Spin On Glass)/SiN/S
iO2、カーボン/SiO2/SiN、SiO2/SiN
/SiO2を例示することができる。
【0026】更には、本発明の各種の態様に係るスタッ
クキャパシタの製造方法においては、第1のマスク層、
第2のマスク層、第3のマスク層、サイドウオールを構
成する材料を、例えば、基本的には、酸化シリコン(S
iO2)から構成し、酸化シリコンに含有された不純物
の含有量を変えることによってエッチングレートを変え
ることで、エッチング選択比を適切な値とすることが可
能である。PSGの代わりに、BPSG(Boro-Phospho
Sicicate Glass)、BSG、AsSG、PbSG、Sb
SG、あるいは、カーボン系材料を用いることもできる
し、NSGの代わりにカーボン系材料を用いることもで
きる。
【0027】本発明の第1の態様〜第4の態様に係るス
タックキャパシタの製造方法、あるいは本発明のスタッ
クキャパシタ(以下、これらを総称して、単に本発明と
呼ぶ場合がある)においては、半導体層として、シリコ
ン半導体基板、スピネル上にシリコンやSi−Ge混晶
系をエピタキシャル成長させた基板、サファイヤ上にシ
リコンやSi−Ge混晶系をエピタキシャル成長させた
基板、絶縁膜上に多結晶シリコンを溶融、再結晶させた
基板を例示することができる。シリコン半導体基板とし
ては、n型の不純物がドープされたn型シリコン半導体
基板やp型の不純物がドープされたp型シリコン半導体
基板を用いることができる。
【0028】更には、半導体層として、SOI(Semico
nductor On Insulator)基板を用いることもできる。S
OI基板の製造方法として、 (1)半導体基板と支持基板とを絶縁層を介して張り合
わせた後、半導体基板を裏面から研削、研磨することに
よって、支持基板から成る支持体と、絶縁層と、研削、
研磨後の半導体基板から成る半導体層を得る、基板張り
合わせ法 (2)半導体基板上に絶縁層を形成した後、半導体基板
に水素イオンをイオン注入し、剥離層を半導体基板内部
に形成した後、半導体基板と支持基板とを絶縁層を介し
て張り合わせ、次いで、熱処理を行うことによって剥離
層から半導体基板を剥離(劈開)し、残された半導体基
板を裏面から研削、研磨することによって、支持基板か
ら成る支持体と、絶縁層と、研削、研磨後の半導体基板
から成る半導体層を得る、スマート・カット法 (3)半導体基板の内部に酸素イオンをイオン注入した
後、熱処理を行うことによって、半導体基板の内部に絶
縁層を形成し、絶縁層の下に半導体基板の一部から成る
支持体を、また、絶縁層の上に半導体基板の一部から成
る半導体層を、それぞれ得るSIMOX(Separation b
y IMplanted OXygen)法 (4)支持体に相当する半導体基板上に形成された絶縁
層上に気相又は固相で単結晶半導体層を形成することに
よって、半導体基板から成る支持体と、絶縁層と、単結
晶半導体層から成る半導体層を得る方法 (5)陽極酸化によって半導体基板の表面を部分的に多
孔質化して絶縁層を形成することによって、絶縁層の下
に半導体基板の一部から成る支持体を、また、絶縁層の
上に半導体基板の一部から成る半導体層を、それぞれ得
る方法 を挙げることができる。
【0029】ゲート電極は、例えば、不純物を含有した
ポリシリコン層、不純物を含有したポリシリコン層とシ
リサイド層の2層構成のポリサイド構造、不純物を含有
したポリシリコン層と金属層の2層構成のポリメタル構
造から構成することができ、周知の方法で形成すること
ができる。ソース/ドレイン領域及びチャネル形成領域
も周知の構成でよく、周知の方法で形成することができ
る。
【0030】層間絶縁層を構成する材料として、酸化シ
リコン(SiO2)、SOG(SpinOn Glass)、PS
G、BPSG、BSG、AsSG、PbSG、SbS
G、NSG、LTO(Low Temperature Oxide、低温C
VD−SiO2)、SiN、SiON、比誘電率が3.
5以下の低誘電率絶縁材料(例えば、ポリアリールエー
テル、シクロパーフルオロカーボンポリマー、ベンゾシ
クロブテン)、ポリイミド等の有機高分子材料、あるい
はこれらの材料を積層したものを挙げることができる。
【0031】コンタクトプラグを構成する材料として、
不純物を含有したポリシリコン、各種金属、金属化合
物、合金(これらを総称して、便宜上、コンタクトプラ
グ材料と呼ぶ)を挙げることができる。コンタクトプラ
グは、ソース/ドレイン領域の上方の層間絶縁層に開口
部を形成し、開口部内を含む層間絶縁層上にコンタクト
プラグ材料から成るコンタクトプラグ材料層をスパッタ
法やCVD法にて形成した後、層間絶縁層上のコンタク
トプラグ材料層を化学的/機械的研磨法(CMP法)や
エッチバック法にて除去することによって形成すること
ができる。あるいは又、コンタクトプラグは、以下の方
法に基づき形成することもできる。即ち、半導体層上に
層間絶縁層をCVD法にて形成し、CMP法等によって
層間絶縁層の平坦化処理を行った後、全面に、ポリシリ
コンから成るハードマスク層をCVD法にて形成する。
その後、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術に
基づき、ハードマスク層及び層間絶縁層に開口部を形成
する。次いで、開口部内を含むハードマスク層上にポリ
シリコン層を形成し、かかるポリシリコン層をエッチバ
ックすることによって、開口部内に開口部径縮小用マス
クを形成する。そして、ハードマスク層及び開口部径縮
小用マスクをエッチング用マスクとして用いて、ドライ
エッチング技術に基づき、ソース/ドレイン領域に達す
る開口部を層間絶縁層に形成する。その後、開口部内を
含む全面にコンタクトプラグ材料層を堆積させ、エッチ
バック法あるいはCMP法によって、コンタクトプラグ
材料層、ハードマスク層及び開口部径縮小用マスクを除
去し、コンタクトプラグ材料によって開口部内が埋め込
まれたコンタクトプラグを完成させる。
【0032】本発明においては、下部電極若しくは導電
体層を構成する材料として、タングステン(W)、耐酸
化性の高いW2NやPt、Pd、Pt/Tiの積層構
造、Pt/Taの積層構造、Pt/Ti/Taの積層構
造、La0.5Sr0.5CoO3(LSCO)、Pt/LS
COの積層構造、YBa2Cu37、酸化されても導電
性を示す材料、例えば、Ru、Ir、あるいは又、Ru
2、IrO2といった金属酸化物、RuO2/Ruの積
層構造、IrO2/Irの積層構造、不純物を含有する
ポリシリコンを挙げることができる。尚、積層構造にお
いては、「/」の後に記載された材料がコンタクトプラ
グ側を構成する。導電体層の形成はスパッタ法にて行う
ことができる。
【0033】また、上部電極を構成する材料として、T
iN、タングステン(W)、白金(Pt)、W2N、R
u、RuO2、更には、上記の下部電極を構成する各種
材料として挙げた材料を例示することができる。上部電
極はプレート線を兼ねていてもよいし、上部電極とは別
にプレート線を設けてもよい。
【0034】誘電体膜を構成する材料として、金属酸化
物、例えば、Ta25といった高誘電体材料を挙げるこ
とができる。あるいは又、BST(バリウム・ストロン
チウム・チタン・オキサイド)、STO(ストロンチウ
ム・チタン・オキサイド)、PbTiO3、ペロブスカ
イト型構造を有するPbZrO3とPbTiO3の固溶体
であるチタン酸ジルコン酸鉛[PZT,Pb(Z
1-y,Tiy)O3(但し、0<y<1)]、PZTに
Laを添加した金属酸化物であるPLZT、あるいはP
ZTにNbを添加した金属酸化物であるPNZTといっ
たPZT系化合物、Bi系層状構造ペロブスカイト型の
強誘電体材料を挙げることができる。Bi系層状構造ペ
ロブスカイト型の強誘電体材料は、所謂不定比化合物に
属し、金属元素、アニオン(O等)元素の両サイトにお
ける組成ずれに対する寛容性がある。また、化学量論的
組成からやや外れたところで最適な電気的特性を示すこ
とも珍しくない。Bi系層状構造ペロブスカイト型の強
誘電体材料は、例えば、一般式(Bi222+(Am-1
m3m+12-で表すことができる。ここで、「A」
は、Bi、Pb、Ba、Sr、Ca、Na、K、Cd等
の金属から構成された群から選択された1種類の金属を
表し、「B」は、Ti、Nb、Ta、W、Mo、Fe、
Co、Crから成る群から選択された1種類、若しくは
複数種の任意の比率による組み合わせを表す。また、m
は1以上の整数である。あるいは又、Bi系層状構造ペ
ロブスカイト型の強誘電体材料は、 BiX(Sr,Ca,Ba)Y(TaZ,Nb1-Z2d (1) (但し、1.7≦X≦2.5、0.6≦Y≦1.2、0
≦Z≦1.0、8.0≦d≦10.0)で表される結晶
相を主たる結晶相として含んでいることが好ましい。
尚、「(Sr,Ca,Ba)」は、Sr、Ca及びBa
から構成された群から選択された1種類の元素を意味す
る。あるいは又、強誘電体材料は、 BiXSrYTa2d (2) (但し、1.7≦X≦2.5、0.6≦Y≦1.2、
8.0≦d≦10.0)で表される結晶相を主たる結晶
相として含んでいることが好ましい。これらの場合、式
(1)若しくは式(2)で表される結晶相を主たる結晶
相として85%以上含んでいることが一層好ましい。
尚、式(1)若しくは式(2)で表される結晶相を主た
る結晶相として含む強誘電体材料には、Biの酸化物、
TaやNbの酸化物、Bi、TaやNbの複合酸化物が
若干含まれている場合もあり得る。ここで、式(1)で
表される強誘電体材料の組成を化学量論的組成で表せ
ば、例えば、Bi2SrTa29、Bi2SrNb29
Bi2BaTa29、Bi2SrTaNbO9等を挙げる
ことができる。あるいは又、強誘電体材料として、Bi
4SrTi415、Bi4Ti312、Bi2PbTa29
等を例示することもできるが、これらの場合において
も、各金属元素の比率は、結晶構造が変化しない程度に
変化させ得る。
【0035】本発明の第1の態様あるいは第2の態様に
係るスタックキャパシタの製造方法においては、平坦な
導電体層を形成し、底部に導電体層が残された凹部を導
電体層に形成した後、導電体層をエッチングして有底筒
状の下部電極を形成するので、また、本発明の第3の態
様あるいは第4の態様に係るスタックキャパシタの製造
方法においては、第2のマスク層をエッチング用マスク
として用いてコンタクトプラグの上方の導電体層をエッ
チングし、導電体層から成り、コンタクトプラグに接続
された有底筒状の下部電極を形成するので、従来の技術
と異なり、高アスペクト比の凹部内にスパッタ法にて下
部電極を構成する電極材料を堆積させる必要がなく、例
えばスパッタ法にて平坦な層間絶縁層上に導電体層を形
成すればよい。また、本発明の第1の態様あるいは第2
の態様に係るスタックキャパシタの製造方法において
は、導電体層に形成された凹部を第2のマスク層で被覆
した状態で、あるいは又、本発明の第3の態様あるいは
第4の態様に係るスタックキャパシタの製造方法におい
ては、第2のマスク層をエッチング用マスクとして用い
て、導電体層をエッチングして有底筒状の下部電極を形
成するので、下部電極の上端部に鋭角部位が生ずること
が無い。本発明のスタックキャパシタにおいては、下部
電極の上端部と誘電体膜との間にマスク材料層が存在す
るので、下部電極の上端部に鋭角部位が生ずることが無
い。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明するが、それに先立ち、本発明のスタックキャ
パシタの製造方法に基づき作製された半導体装置(DR
AM)の概要、及び、本発明のスタックキャパシタを説
明する。
【0037】図1に、本発明のスタックキャパシタの製
造方法に基づき作製された半導体装置(DRAM)の一
例の模式的な一部断面図を示す。この半導体装置の構造
は、従来の半導体装置の構造と同じである。この半導体
装置は、半導体層に相当するシリコン半導体基板30に
形成されたMIS型半導体素子(具体的には、MOSF
ET)を備えている。MIS型半導体素子は、シリコン
半導体基板30の表面に形成されたゲート絶縁膜32、
ゲート絶縁膜32上に形成されたゲート電極33、シリ
コン半導体基板30に形成されたソース/ドレイン領域
34A,34B、ソース/ドレイン領域34A,34B
によって挟まれたシリコン半導体基板30の領域に位置
するチャネル形成領域35から構成されている。尚、各
MIS型半導体素子は、素子分離領域31によって分離
されている。そして、全面に下層絶縁層40が形成され
ており、下層絶縁層40上にはビット線42が設けられ
ている。ビット線42は、ビット線用コンタクトプラグ
41を介して、他方のソース/ドレイン領域34Bに電
気的に接続されている。また、一方のソース/ドレイン
領域34Aの上方の下層絶縁層40にはノード用コンタ
クトプラグ43が形成されている。かかるノード用コン
タクトプラグ43は、例えば、超解像技術や、先に説明
したハードマスク層と開口部径縮小用マスクとの組合せ
によって、下層絶縁層40に開口部を形成し、開口部内
を含む全面にチタン層、TiN層をスパッタ法にて形成
した後、TiN層上にCVD法にてタングステン層を形
成する。そして、下層絶縁層40上のタングステン層、
TiN層、チタン層等をエッチバック法やCMP法に基
づき選択的に除去することによって得ることができる。
但し、ノード用コンタクトプラグ43の形成方法は、か
かる方法に限定するものではない。図においては、ノー
ド用コンタクトプラグ43を1層で表した。
【0038】ビット線42上を含む下層絶縁層40上に
は、例えば酸化シリコン(SiO2)から成る層間絶縁
層10が形成されており、層間絶縁層10上にはエッチ
ングストッパ膜12が形成されている。そして、ノード
用コンタクトプラグ43の上方の層間絶縁層10にはコ
ンタクトプラグ11が形成されている。かかるコンタク
トプラグ11は、例えば、超解像技術や、先に説明した
ハードマスク層と開口部径縮小用マスクとの組合せによ
って、エッチングストッパ膜12及び層間絶縁層10に
開口部を形成し、開口部内を含む全面にチタン層、Ti
N層をスパッタ法にて形成した後、TiN層上にCVD
法にてタングステン層を形成する。そして、層間絶縁層
10上のタングステン層、TiN層、チタン層等をエッ
チバック法やCMP法に基づき選択的に除去することに
よって得ることができる。但し、コンタクトプラグ11
の形成方法は、かかる方法に限定するものではない。図
においては、コンタクトプラグ11を1層で表した。
【0039】層間絶縁層10の上には、本発明の製造方
法に基づいたスタックキャパシタが形成されている。シ
リンダ形状を有するスタックキャパシタは、下部電極1
8と、上部電極21と、下部電極18と上部電極21に
よって挟まれた誘電体膜20とから成り、下部電極18
は、層間絶縁層10に形成されたコンタクトプラグ1
1、及び下層絶縁層40に形成されたノード用コンタク
トプラグ43を介して一方のソース/ドレイン領域34
Aと電気的に接続されている。
【0040】本発明のスタックキャパシタを備えた半導
体装置の模式的な一部断面図を、図2に示す。図2に示
した半導体装置の基本的な構造は、図1に示した半導体
装置と同じである。図2に示した半導体装置が、図1に
示した半導体装置と異なる点は、下部電極18の上端部
と誘電体膜20との間にマスク材料層19が存在する点
にある。このように、マスク材料層19が存在すること
によって、下部電極18の上端部に鋭角部位が生ずるこ
とが無くなり、下部電極18の上端部における電界集中
を緩和することが可能となる。
【0041】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様に係るスタックキャパシタの製造方法に関
する。以下、層間絶縁層等の模式的な一部端面図である
図3〜図5を参照して実施の形態1のスタックキャパシ
タの製造方法を説明するが、図3〜図20においては、
MIS型半導体素子等の図示を省略した。尚、実施の形
態1及び実施の形態2においては、図1に示した半導体
装置におけるスタックキャパシタを製造する。
【0042】[工程−100]下層絶縁層40の上にビ
ット線42を形成した後、酸化シリコン(SiO2)か
ら成る層間絶縁層10をCVD法にて全面に形成し、層
間絶縁層10上に窒化シリコン(SiN)から成るエッ
チングストッパ膜12を形成する。次いで、タングステ
ン(W)等から成るコンタクトプラグ11を形成する。
その後、スパッタ法に基づきコンタクトプラグ11の頂
面を含む層間絶縁層10上に(より具体的には、コンタ
クトプラグ11の頂面を含むエッチングストッパ膜12
上に)、ルテニウム(Ru)から成る導電体層13を形
成する(図3の(A)参照)。導電体層13の厚さが、
スタックキャパシタの高さを規定する。尚、コンタクト
プラグ11を不純物を含有するポリシリコンから構成
し、導電体層を不純物を含有するポリシリコン以外の材
料から構成する場合には、導電体層13を成膜する前
に、例えばTiNやTiONから成るバリア層を全面に
形成することが望ましい。
【0043】[工程−110]次に、PSG層を導電体
層13上にCVD法にて形成し、リソグラフィ技術及び
ドライエッチング技術に基づきPSG層をパターニング
することによって、パターニングされ、PSGから成る
第1のマスク層14を導電体層13上に形成する。第1
のマスク層14に設けられた開口部の平面形状は、円
形、楕円、矩形、丸みを帯びた矩形等の任意の所望の形
状とすることができる。
【0044】[工程−120]その後、第1のマスク層
14をエッチング用マスクとして用いてコンタクトプラ
グ11の上方の導電体層13をエッチングし、底部に導
電体層13が残された凹部15を導電体層13に形成す
る。凹部15の軸線から直角の方向に延びる仮想平面で
凹部15を切断したときの凹部15の形状は、円形、楕
円、矩形、丸みを帯びた矩形等の任意の所望の形状とす
ることができる。
【0045】[工程−130]次に、凹部15内を含む
第1のマスク層14上にNSG層をCVD法にて堆積さ
せ、エッチバック法やCMP法にて第1のマスク層14
上のNSG層を除去することによって、導電体層13に
形成された凹部15内に、NSGから成る第2のマスク
層16を形成する(図4の(A)参照)。
【0046】[工程−140]その後、NSGとPSG
との間にエッチング選択比があることを利用して、フッ
酸等を用いて、PSGから成る第1のマスク層14を除
去する。次いで、第2のマスク層16及び露出した導電
体層13上を含む全面に再びNSG層をCVD法にて堆
積させ、NSGとPSGとの間にエッチング選択比があ
ることを利用して、NSG層をエッチバックすることに
よって、導電体層13から突出した第2のマスク層16
の側壁16AにNSGから成るサイドウオール17を形
成する(図4の(B)参照)。サイドウオール17の外
端部17Aによって下部電極の外形線が決定される。ま
た、サイドウオール17の幅(導電体層13の頂面と平
行な方向におけるサイドウオール17の幅)によって、
下部電極の上端部の厚さが規定される。
【0047】[工程−150]次に、サイドウオール1
7及び第2のマスク層16をエッチング用マスクとして
用いて、導電体層13をエッチングする(図4の(C)
参照)。これによって、導電体層13から成り、コンタ
クトプラグ11に接続された有底筒状の下部電極18を
形成することができる。下部電極18は、MIS型半導
体素子毎に分離された状態である。その後、NSGから
成るサイドウオール17及び第2のマスク層16を除去
する(図5の(A)参照)。エッチングストッパ膜12
が層間絶縁層10上に形成されているので、サイドウオ
ール17及び第2のマスク層16を除去するとき層間絶
縁層10に損傷が発生することを確実に防止することが
できる。
【0048】[工程−160]その後、下部電極18の
表面に、例えば、厚さ約10nmのTa25、あるい
は、厚さ約30nmのBSTから成る誘電体膜20をス
パッタ法にて形成した後(図5の(B)参照)、誘電体
膜20を覆う上部電極21(TiNから成る)をCVD
法、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づ
き形成する(図5の(C)参照)。こうして、シリンダ
形状を有するスタックキャパシタを得ることができる。
下部電極18はMIS型半導体素子毎に設けられている
が、誘電体膜20及び上部電極21は複数のMIS型半
導体素子において共通化されている。
【0049】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第2の態様に係るスタックキャパシタの製造方法に関
する。以下、層間絶縁層等の模式的な一部端面図である
図6及び図7を参照して実施の形態2のスタックキャパ
シタの製造方法を説明する。
【0050】[工程−200]先ず、酸化シリコン(S
iO2)から成る層間絶縁層10上に(より具体的に
は、コンタクトプラグ11の頂面を含むエッチングスト
ッパ膜12上に)、ルテニウム(Ru)から成る導電体
層13を形成し、PSGから成り、パターニングされた
第1のマスク層114を導電体層13上に形成し、次い
で、第1のマスク層114をエッチング用マスクとして
用いてコンタクトプラグ11の上方の導電体層13をエ
ッチングし、底部に導電体層13が残された凹部15を
導電体層13に形成する。具体的には、実施の形態1の
[工程−100]〜[工程−120]と同様の工程を実
行することによって、図6の(A)に図示する構造を得
ることができる。
【0051】[工程−210]その後、フッ酸等を用い
てPSGから成る第1のマスク層114を等方的にエッ
チングし、導電体層13上の第1のマスク層114の側
壁114Aを後退させる(図6の(B)参照)。後退し
た第1のマスク層114の側壁114Aによって下部電
極の外形線が決定される。また、第1のマスク層114
の後退量によって、下部電極の上端部の厚さが規定され
る。
【0052】[工程−220]次に、導電体層13に形
成された凹部15内、及び、導電体層13上の第1のマ
スク層114の側壁114Aによって囲まれた領域(即
ち、露出した導電体層13の頂面上)に、NSGから成
る第2のマスク層116を形成する(図6の(C)参
照)。具体的には、凹部15内及び露出した導電体層1
3の頂面上を含む第1のマスク層14上にNSG層をC
VD法にて堆積させ、エッチバック法やCMP法にて第
1のマスク層14上のNSG層を除去することによっ
て、NSGから成る第2のマスク層116を形成するこ
とができる。
【0053】[工程−230]その後、NSGとPSG
との間にエッチング選択比があることを利用して、フッ
酸等を用いて導電体層13上のPSGから成る第1のマ
スク層114を除去する(図7の(A)参照)。
【0054】[工程−240]次に、第2のマスク層1
16をエッチング用マスクとして用いて、導電体層13
をエッチングする(図7の(B)参照)。これによっ
て、導電体層13から成り、コンタクトプラグ11に接
続された有底筒状の下部電極18を形成することができ
る。下部電極18は、MIS型半導体素子毎に分離され
た状態である。その後、NSGから成る第2のマスク層
116を除去する(図7の(C)参照)。エッチングス
トッパ膜12が層間絶縁層10上に形成されているの
で、第2のマスク層116を除去するとき層間絶縁層1
0に損傷が発生することを確実に防止することができ
る。
【0055】[工程−250]その後、実施の形態1の
[工程−160]と同様の工程を実行することによっ
て、図5の(C)に示したと同様の、シリンダ形状を有
するスタックキャパシタを得ることができる。
【0056】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第3の態様に係るスタックキャパシタの製造方法、及
び本発明のスタックキャパシタに関する。以下、層間絶
縁層等の模式的な一部端面図である図8〜図10を参照
して実施の形態3のスタックキャパシタの製造方法を説
明する。
【0057】[工程−300]先ず、酸化シリコン(S
iO2)から成る層間絶縁層10上に(より具体的に
は、コンタクトプラグ11の頂面を含むエッチングスト
ッパ膜12上に)、ルテニウム(Ru)から成る導電体
層13を形成した後、酸化シリコン(SiO2)から成
り、パターニングされた第1のマスク層214を導電体
層13上に形成する(図8の(A)参照)。第1のマス
ク層214の平面形状は、円形、楕円、矩形、丸みを帯
びた矩形等の任意の所望の形状とすることができる。
【0058】[工程−310]次に、第1のマスク層2
14の側壁に、SiNから成る第2のマスク層216を
サイドウオール状に形成する(図8の(B)参照)。か
かる第2のマスク層216は、全面にSiN層を形成し
た後、SiN層をエッチバックすることによって形成す
ることができる。サイドウオール状の第2のマスク層2
16の外端部216Aによって下部電極の外形線が決定
される。また、第1のマスク層214の形状によって、
有底筒状の下部電極の内側の形状が規定される。
【0059】[工程−320]その後、第1のマスク層
214及び第2のマスク層216をエッチング用マスク
として用いて、導電体層13の一部分を、導電体層13
の厚さ方向にエッチングする(図9の(A)参照)。導
電体層13の厚さ方向のエッチング量によって、後に形
成される有底筒状の下部電極における底部の厚さが規定
される。
【0060】[工程−330]次に、第1のマスク層2
14を構成する材料(SiO2)と第2のマスク層21
6を構成する材料(SiN)との間にエッチング選択比
があることを利用して、第1のマスク層214を除去す
る(図9の(B)参照)。
【0061】[工程−340]その後、残された第2の
マスク層216をエッチング用マスクとして用いてコン
タクトプラグ11の上方の導電体層13をエッチング
し、導電体層13から成り、コンタクトプラグ11に接
続された有底筒状の下部電極18を形成する(図9の
(C)参照)。エッチング条件を最適化することによっ
て、下部電極18の上端部に、第2のマスク層216の
一部分から成るマスク材料層19を残すことができる。
下部電極18は、MIS型半導体素子毎に分離された状
態である。
【0062】[工程−350]次いで、実施の形態1の
[工程−160]と同様の工程を実行することによっ
て、図10あるいは図2に示すシリンダ形状を有するス
タックキャパシタを得ることができる。このスタックキ
ャパシタにあっては、下部電極18の上端部と誘電体膜
20との間にはマスク材料層19が存在する。
【0063】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態3の変形である。実施の形態4においては、パター
ニングされた多重の環状の第1のマスク層を導電体層上
に形成し、次いで、環状の第1のマスク層のそれぞれの
側壁に、第2のマスク層をサイドウオール状に形成す
る。これによって、最終的に、多重シリンダー構造の下
部電極を形成することができる。以下、層間絶縁層等の
模式的な一部端面図である図11〜図13を参照して実
施の形態4のスタックキャパシタの製造方法を説明す
る。
【0064】[工程−400]先ず、酸化シリコン(S
iO2)から成る層間絶縁層10上に(より具体的に
は、コンタクトプラグ11の頂面を含むエッチングスト
ッパ膜12上に)、ルテニウム(Ru)から成る導電体
層13を形成した後、酸化シリコン(SiO2)から成
り、パターニングされた第1のマスク層214を導電体
層13上に形成する(図11の(A)参照)。第1のマ
スク層214の平面形状は、環状(リング状)である。
環状の第1のマスク層214の外形平面形状は、円形、
楕円、矩形、丸みを帯びた矩形等の任意の所望の形状と
することができる。実施の形態4においては、一重の環
状の第1のマスク層214としたが、所望に応じて、多
重の環状の第1のマスク層214とすることができる。
【0065】[工程−410]次に、環状の第1のマス
ク層214の最も外側の側壁に、SiNから成る第2の
マスク層216をサイドウオール状に形成し、併せて、
環状の第1のマスク層214における内側の空間(隙
間)をSiNから成る第2のマスク層216で埋め込む
(図11の(B)参照)。かかる第2のマスク層216
は、全面にSiN層を形成した後、SiN層をエッチバ
ックすることによって形成することができる。サイドウ
オール状の第2のマスク層216の外端部によって下部
電極の外形線が決定される。また、第2のマスク層21
6の幅(導電体層13の頂面と平行な方向における第2
のマスク層216の幅)によって、多重シリンダー構造
の下部電極の筒状部分厚さが規定される。
【0066】[工程−420]その後、第1のマスク層
214及び第2のマスク層216をエッチング用マスク
として用いて、導電体層13の一部分を、導電体層13
の厚さ方向にエッチングする(図12の(A)参照)。
導電体層13の厚さ方向のエッチング量によって、後に
形成される多重シリンダー構造の有底筒状の下部電極に
おける底部の厚さが規定される。
【0067】[工程−430]次に、第1のマスク層2
14を構成する材料(SiO2)と第2のマスク層21
6を構成する材料(SiN)との間にエッチング選択比
があることを利用して、第1のマスク層214を除去す
る(図12の(B)参照)。
【0068】[工程−440]その後、残された第2の
マスク層216をエッチング用マスクとして用いてコン
タクトプラグ11の上方の導電体層13をエッチング
し、導電体層13から成り、コンタクトプラグ11に接
続された、多重シリンダー構造の有底筒状の下部電極1
8を形成する(図13参照)。エッチング条件を最適化
することによって、下部電極18の上端部に、第2のマ
スク層216の一部分から成るマスク材料層19を残す
ことができる。下部電極18は、MIS型半導体素子毎
に分離された状態である。
【0069】[工程−450]次いで、実施の形態1の
[工程−160]と同様の工程を実行することによっ
て、多重シリンダー構造のスタックキャパシタを得るこ
とができる。このスタックキャパシタにあっては、下部
電極18の上端部と誘電体膜20との間にはマスク材料
層19が存在する。
【0070】(実施の形態5)実施の形態5は実施の形
態4の変形である。実施の形態5においては、パターニ
ングされた第1のマスク層を導電体層上に形成した後、
第1のマスク層の側壁に、第2のマスク層をサイドウオ
ール状に形成し、更に、サイドウオール状の第2のマス
ク層の側壁にサイドウオール状の第1のマスク層を形成
し、サイドウオール状の第1のマスク層の側壁にサイド
ウオール状の第2のマスク層を形成する。これによって
も、最終的に、多重シリンダー構造の下部電極を形成す
ることができる。以下、層間絶縁層等の模式的な一部端
面図である図14〜図16を参照して実施の形態5のス
タックキャパシタの製造方法を説明する。
【0071】[工程−500]先ず、酸化シリコン(S
iO2)から成る層間絶縁層10上に(より具体的に
は、コンタクトプラグ11の頂面を含むエッチングスト
ッパ膜12上に)、ルテニウム(Ru)から成る導電体
層13を形成した後、酸化シリコン(SiO2)から成
り、パターニングされた第1のマスク層214Aを導電
体層13上に形成する(図14の(A)参照)。第1の
マスク層214Aの外形平面形状は、円形、楕円、矩
形、丸みを帯びた矩形等の任意の所望の形状とすること
ができる。
【0072】[工程−510]次に、第1のマスク層2
14Aの側壁に、SiNから成る第2のマスク層216
Aをサイドウオール状に形成し、更に、サイドウオール
状の第2のマスク層216Aの側壁に、SiO2から成
るサイドウオール状の第1のマスク層214Bを形成
し、サイドウオール状の第1のマスク層214Bの側壁
に、SiNから成るサイドウオール状の第2のマスク層
216Bを形成する(図14の(B)参照)。サイドウ
オール状の各マスク層は、全面にSiO2層あるいはS
iN層を形成した後、SiO2層あるいはSiN層をエ
ッチバックすることによって形成することができる。
尚、図面においては、場合によっては、第1のマスク層
を参照番号214で表示し、第2のマスク層を参照番号
216で表示する。
【0073】[工程−520]その後、第1のマスク層
214及び第2のマスク層216をエッチング用マスク
として用いて、導電体層13の一部分を、導電体層13
の厚さ方向にエッチングする(図15の(A)参照)。
導電体層13の厚さ方向のエッチング量によって、後に
形成される多重シリンダー構造の有底筒状の下部電極に
おける底部の厚さが規定される。
【0074】[工程−530]次に、第1のマスク層2
14を構成する材料(SiO2)と第2のマスク層21
6を構成する材料(SiN)との間にエッチング選択比
があることを利用して、第1のマスク層214を除去す
る(図15の(B)参照)。
【0075】[工程−540]その後、残された第2の
マスク層216をエッチング用マスクとして用いてコン
タクトプラグ11の上方の導電体層13をエッチング
し、導電体層13から成り、コンタクトプラグ11に接
続された、多重シリンダー構造の有底筒状の下部電極1
8を形成する(図16参照)。エッチング条件を最適化
することによって、下部電極18の上端部に、第2のマ
スク層216の一部分から成るマスク材料層19を残す
ことができる。下部電極18は、MIS型半導体素子毎
に分離された状態である。
【0076】[工程−550]次いで、実施の形態1の
[工程−160]と同様の工程を実行することによっ
て、多重シリンダー構造のスタックキャパシタを得るこ
とができる。このスタックキャパシタにあっては、下部
電極18の上端部と誘電体膜20との間にはマスク材料
層19が存在する。
【0077】(実施の形態6)実施の形態6は、本発明
の第4の態様に係るスタックキャパシタの製造方法に関
する。スタックキャパシタの微細化に伴い、例えば、実
施の形態3の[工程−300]において、パターニング
された第1のマスク層214を導電体層13上に形成し
たとき(図8の(A)参照)、島状にパターニングされ
た第1のマスク層214が倒壊するといった現象が発生
し得る。実施の形態6のスタックキャパシタの製造方法
を採用することによって、このような現象の発生を確実
に防止し得る。以下、層間絶縁層等の模式的な一部端面
図である図17〜図19を参照して実施の形態6のスタ
ックキャパシタの製造方法を説明する。
【0078】[工程−600]先ず、酸化シリコン(S
iO2)から成る層間絶縁層10上に(より具体的に
は、コンタクトプラグ11の頂面を含むエッチングスト
ッパ膜12上に)、ルテニウム(Ru)から成る導電体
層13を形成した後、SOGから成り、パターニングさ
れた第1のマスク層314を導電体層13上に形成する
(図17の(A)参照)。第1のマスク層314に形成
された凹部314Aの下方に位置する導電体層13に、
後の工程において下部電極が形成される。凹部314A
の平面形状は、円形、楕円、矩形、丸みを帯びた矩形等
の任意の所望の形状とすることができる。凹部314A
の側壁によって、下部電極の外形線が決定される。
【0079】[工程−610]次に、第1のマスク層3
14の凹部314Aの側壁に、SiNから成る第2のマ
スク層316をサイドウオール状に形成する。かかる第
2のマスク層316は、全面にSiN層を形成した後、
SiN層をエッチバックすることによって形成すること
ができる。サイドウオール状の第2のマスク層316の
外端部316Aによって、有底筒状の下部電極の内側の
形状が規定される。
【0080】[工程−620]その後、露出している導
電体層13上に第3のマスク層322を形成する(図1
7の(B)参照)。具体的には、例えば、酸化シリコン
(SiO2)層を全面に形成した後、CMP法にて酸化
シリコン層を研磨することによって、サイドウオール状
の第2のマスク層316によって囲まれた凹部314A
内に第3のマスク層322を埋め込むことができる。
【0081】[工程−630]次に、第1のマスク層を
構成する材料(SOG)と、第2のマスク層を構成する
材料(SiN)及び第3のマスク層を構成する材料(S
iO2)との間にエッチング選択比があることを利用し
て第1のマスク層314を除去することで、図18の
(A)に示す構造を得ることができる。第1のマスク層
314に形成された凹部314A内に第2のマスク層3
16、第3のマスク層322を形成するので、マスク層
の倒壊といった現象が発生することはない。
【0082】[工程−640]その後、第2のマスク層
314及び第3のマスク層322をエッチング用マスク
として用いて、導電体層13の一部分を、導電体層13
の厚さ方向にエッチングした後(図18の(B)参
照)、第2のマスク層を構成する材料(SiN)と第3
のマスク層を構成する材料(SiO2)との間にエッチ
ング選択比があること利用して、第3のマスク層を除去
する(図19の(A)参照)。導電体層13の厚さ方向
のエッチング量によって、後に形成される有底筒状の下
部電極における底部の厚さが規定される。
【0083】[工程−650]その後、残された第2の
マスク層316をエッチング用マスクとして用いてコン
タクトプラグ11の上方の導電体層13をエッチング
し、導電体層13から成り、コンタクトプラグ11に接
続された有底筒状の下部電極18を形成する(図19の
(B)参照)。エッチング条件を最適化することによっ
て、下部電極18の上端部に、第2のマスク層216の
一部分から成るマスク材料層19を残すことができる。
下部電極18は、MIS型半導体素子毎に分離された状
態である。
【0084】[工程−660]次いで、実施の形態1の
[工程−160]と同様の工程を実行することによっ
て、図10あるいは図2に示したと同様のシリンダ形状
を有するスタックキャパシタを得ることができる。この
スタックキャパシタにあっては、下部電極18の上端部
と誘電体膜20との間にはマスク材料層19が存在す
る。
【0085】(実施の形態7)実施の形態7は、実施の
形態6の変形である。実施の形態7においては、パター
ニングされた第1のマスク層を導電体層上に形成した
後、第1のマスク層の側壁に、第2のマスク層をサイド
ウオール状に形成し、その後、サイドウオール状の第2
のマスク層の側壁にサイドウオール状の第3のマスク層
を形成し、サイドウオール状の第3のマスク層の側壁に
サイドウオール状の第2のマスク層を形成するといった
工程を繰り返すことによって、多重シリンダー構造の下
部電極を形成する。以下、層間絶縁層等の模式的な一部
端面図である図20を参照して実施の形態6のスタック
キャパシタの製造方法を説明する。
【0086】[工程−700]先ず、実施の形態6の
[工程−600]と同様の工程を実行する。
【0087】[工程−710]次に、第1のマスク層3
14の凹部314Aの側壁に、SiNから成る第2のマ
スク層316Aをサイドウオール状に形成する。次い
で、サイドウオール状の第2のマスク層316Aの側壁
に、SiO2から成るサイドウオール状の第3のマスク
層322Aを形成し、サイドウオール状の第3のマスク
層322Aの側壁に、SiNから成るサイドウオール状
の第2のマスク層316Bを形成し、サイドウオール状
の第2のマスク層316Bの側壁に、SiO2から成る
サイドウオール状の第3のマスク層322Bを形成する
(図20参照)。これらのサイドウオール状のマスク層
は、全面にSiN層あるいはSiO2層を形成した後、
SiN層あるいはSiO2層をエッチバックすることに
よって形成することができる。
【0088】[工程−720]その後、実施の形態6の
[工程−620]〜[工程−660]と同様の工程を実
行することによって、多重シリンダー構造のスタックキ
ャパシタを得ることができる。
【0089】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した半導体装置の構造、
スタックキャパシタの製造において使用した材料、加工
条件等は例示であり、適宜変更することができる。実施
の形態1の[工程−130]や実施の形態2の[工程−
220]においては、凹部15を第2のマスク層16,
116で完全に埋め込んだが、第2のマスク層16,1
16は、凹部15内において、少なくとも凹部15の側
壁及び底部を覆っていればよい。実施の形態3〜実施の
形態7において、場合によっては、エッチングストッパ
膜12の形成は不要である。
【0090】
【発明の効果】本発明においては、例えばスパッタ法に
て平坦な層間絶縁層上に導電体層を形成すればよいの
で、従来の技術と異なり、高アスペクト比の凹部内にス
パッタ法にて下部電極を構成する電極材料を堆積させる
必要がないし、CVD法にて下部電極を構成する電極材
料を堆積させる必要がないので、CVD法にて用いられ
るソース原料に起因した残留不純物が下部電極中に残存
するといった可能性がなく、スタックキャパシタの特性
に悪影響が生じる虞がない。また、導電体層に形成され
た凹部を第2のマスク層で被覆した状態で、あるいは
又、第2のマスク層をエッチング用マスクとして、導電
体層をエッチングして有底筒状の下部電極を形成するの
で、下部電極の上端部に鋭角部位が生ずることが無く、
スタックキャパシタの特性劣化や信頼性低下といった問
題が生じることもない。
【0091】しかも、スタックキャパシタの製造プロセ
スにおけるサーマル・バジェットの低減が可能となり、
サリサイド技術及びデュアルゲート技術とスタックキャ
パシタの製造プロセスの整合性が良く、DRAM混載ロ
ジック集積回路へ適用が容易となる。
【0092】本発明のスタックキャパシタにおいては、
下部電極の上端部と誘電体膜との間にマスク材料層が存
在するので、下部電極の上端部に鋭角部位が生ずること
が無く、下部電極の上端部における電界集中を緩和する
ことが可能となり、低リーク電流と高歩留が達成でき、
高い信頼性を有するスタックキャパシタを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタックキャパシタの製造方法に基づ
き作製された半導体装置(DRAM)の模式的な一部断
面図である。
【図2】本発明のスタックキャパシタを備えた半導体装
置(DRAM)の模式的な一部断面図である。
【図3】発明の実施の形態1のスタックキャパシタの製
造方法を説明するための、層間絶縁層等の模式的な一部
端面図である。
【図4】図3に引き続き、発明の実施の形態1のスタッ
クキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶縁層
等の模式的な一部端面図である。
【図5】図4に引き続き、発明の実施の形態1のスタッ
クキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶縁層
等の模式的な一部端面図である。
【図6】発明の実施の形態2のスタックキャパシタの製
造方法を説明するための、層間絶縁層等の模式的な一部
端面図である。
【図7】図6に引き続き、発明の実施の形態2のスタッ
クキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶縁層
等の模式的な一部端面図である。
【図8】発明の実施の形態3のスタックキャパシタの製
造方法を説明するための、層間絶縁層等の模式的な一部
端面図である。
【図9】図8に引き続き、発明の実施の形態3のスタッ
クキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶縁層
等の模式的な一部端面図である。
【図10】図9に引き続き、発明の実施の形態3のスタ
ックキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶縁
層等の模式的な一部端面図である。
【図11】発明の実施の形態4のスタックキャパシタの
製造方法を説明するための、層間絶縁層等の模式的な一
部端面図である。
【図12】図8に引き続き、発明の実施の形態4のスタ
ックキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶縁
層等の模式的な一部端面図である。
【図13】図9に引き続き、発明の実施の形態4のスタ
ックキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶縁
層等の模式的な一部端面図である。
【図14】発明の実施の形態5のスタックキャパシタの
製造方法を説明するための、層間絶縁層等の模式的な一
部端面図である。
【図15】図14に引き続き、発明の実施の形態5のス
タックキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶
縁層等の模式的な一部端面図である。
【図16】図15に引き続き、発明の実施の形態5のス
タックキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶
縁層等の模式的な一部端面図である。
【図17】発明の実施の形態6のスタックキャパシタの
製造方法を説明するための、層間絶縁層等の模式的な一
部端面図である。
【図18】図17に引き続き、発明の実施の形態6のス
タックキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶
縁層等の模式的な一部端面図である。
【図19】図18に引き続き、発明の実施の形態6のス
タックキャパシタの製造方法を説明するための、層間絶
縁層等の模式的な一部端面図である。
【図20】発明の実施の形態7のスタックキャパシタの
製造方法を説明するための、層間絶縁層等の模式的な一
部端面図である。
【図21】従来のスタックキャパシタの製造方法におけ
る問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10・・・層間絶縁層、11・・・コンタクトプラグ、
12・・・エッチングストッパ膜、13・・・導電体
層、14,114,214,314・・・第1のマスク
層、15・・・凹部、16,116,216,316・
・・第2のマスク層、17・・・サイドウオール、18
・・・下部電極、19・・・マスク材料層、20・・・
誘電体膜、21・・・上部電極、314A・・・凹部、
322・・・第3のマスク層、30・・・シリコン半導
体基板、31・・・素子分離領域、32・・・ゲート絶
縁膜、33・・・ゲート電極、34A,34B・・・ソ
ース/ドレイン領域、35・・・チャネル形成領域、4
0・・・下層絶縁層、41・・・ビット線用コンタクト
プラグ、42・・・ビット線、43・・・ノード用コン
タクトプラグ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部電極と、上部電極と、下部電極と上部
    電極によって挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層に
    形成されたMIS型半導体素子を被覆する層間絶縁層上
    に形成され、該層間絶縁層に形成されたコンタクトプラ
    グを介してMIS型半導体素子を構成する一方のソース
    /ドレイン領域と下部電極が電気的に接続されたスタッ
    クキャパシタの製造方法であって、 (イ)層間絶縁層上に導電体層を形成する工程と、 (ロ)パターニングされた第1のマスク層を導電体層上
    に形成する工程と、 (ハ)第1のマスク層をエッチング用マスクとして用い
    てコンタクトプラグの上方の導電体層をエッチングし、
    底部に導電体層が残された凹部を導電体層に形成する工
    程と、 (ニ)導電体層に形成された凹部内に第2のマスク層を
    形成する工程と、 (ホ)導電体層上の第1のマスク層を除去し、次いで、
    導電体層から突出した第2のマスク層の側壁にサイドウ
    オールを形成する工程と、 (ヘ)サイドウオール及び第2のマスク層をエッチング
    用マスクとして用いて導電体層をエッチングし、導電体
    層から成り、コンタクトプラグに接続された有底筒状の
    下部電極を形成した後、サイドウオール及び第2のマス
    ク層を除去する工程と、 (ト)下部電極の表面に誘電体膜を形成した後、誘電体
    膜を覆う上部電極を形成する工程、から成ることを特徴
    とするスタックキャパシタの製造方法。
  2. 【請求項2】スタックキャパシタはシリンダ形状を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のスタックキャパシ
    タの製造方法。
  3. 【請求項3】前記工程(イ)に先立ち、層間絶縁層と導
    電体層との間にエッチングストッパ膜を形成することを
    特徴とする請求項1に記載のスタックキャパシタの製造
    方法。
  4. 【請求項4】第1のマスク層を構成する材料と第2のマ
    スク層を構成する材料との間にはエッチング選択比があ
    り、第2のマスク層を構成する材料とサイドウオールを
    構成する材料との間にもエッチング選択比があることを
    特徴とする請求項1に記載のスタックキャパシタの製造
    方法。
  5. 【請求項5】下部電極と、上部電極と、下部電極と上部
    電極によって挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層に
    形成されたMIS型半導体素子を被覆する層間絶縁層上
    に形成され、該層間絶縁層に形成されたコンタクトプラ
    グを介してMIS型半導体素子を構成する一方のソース
    /ドレイン領域と下部電極が電気的に接続されたスタッ
    クキャパシタの製造方法であって、 (イ)層間絶縁層上に導電体層を形成する工程と、 (ロ)パターニングされた第1のマスク層を導電体層上
    に形成する工程と、 (ハ)第1のマスク層をエッチング用マスクとして用い
    てコンタクトプラグの上方の導電体層をエッチングし、
    底部に導電体層が残された凹部を導電体層に形成した
    後、導電体層上の第1のマスク層の側壁を後退させる工
    程と、 (ニ)導電体層に形成された凹部内及び導電体層上の第
    1のマスク層の側壁によって囲まれた領域に第2のマス
    ク層を形成する工程と、 (ホ)導電体層上の第1のマスク層を除去する工程と、 (ヘ)第2のマスク層をエッチング用マスクとして用い
    て導電体層をエッチングし、導電体層から成り、コンタ
    クトプラグに接続された有底筒状の下部電極を形成した
    後、第2のマスク層を除去する工程と、 (ト)下部電極の表面に誘電体膜を形成した後、誘電体
    膜を覆う上部電極を形成する工程、から成ることを特徴
    とするスタックキャパシタの製造方法。
  6. 【請求項6】スタックキャパシタはシリンダ形状を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載のスタックキャパシ
    タの製造方法。
  7. 【請求項7】前記工程(イ)に先立ち、層間絶縁層と導
    電体層との間にエッチングストッパ膜を形成することを
    特徴とする請求項5に記載のスタックキャパシタの製造
    方法。
  8. 【請求項8】第1のマスク層を構成する材料と第2のマ
    スク層を構成する材料との間にはエッチング選択比があ
    ることを特徴とする請求項5に記載のスタックキャパシ
    タの製造方法。
  9. 【請求項9】下部電極と、上部電極と、下部電極と上部
    電極によって挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層に
    形成されたMIS型半導体素子を被覆する層間絶縁層上
    に形成され、該層間絶縁層に形成されたコンタクトプラ
    グを介してMIS型半導体素子を構成する一方のソース
    /ドレイン領域と下部電極が電気的に接続されたスタッ
    クキャパシタの製造方法であって、 (イ)層間絶縁層上に導電体層を形成する工程と、 (ロ)パターニングされた第1のマスク層を導電体層上
    に形成する工程と、 (ハ)第1のマスク層の側壁に、第2のマスク層をサイ
    ドウオール状に形成する工程と、 (ニ)第1のマスク層及び第2のマスク層をエッチング
    用マスクとして用いて、導電体層の一部分をエッチング
    する工程と、 (ホ)第1のマスク層を除去する工程と、 (ヘ)残された第2のマスク層をエッチング用マスクと
    して用いてコンタクトプラグの上方の導電体層をエッチ
    ングし、導電体層から成り、コンタクトプラグに接続さ
    れた有底筒状の下部電極を形成する工程と、 (ト)下部電極の表面に誘電体膜を形成した後、誘電体
    膜を覆う上部電極を形成する工程、から成ることを特徴
    とするスタックキャパシタの製造方法。
  10. 【請求項10】スタックキャパシタはシリンダ形状を有
    することを特徴とする請求項9に記載のスタックキャパ
    シタの製造方法。
  11. 【請求項11】前記工程(イ)に先立ち、層間絶縁層と
    導電体層との間にエッチングストッパ膜を形成すること
    を特徴とする請求項9に記載のスタックキャパシタの製
    造方法。
  12. 【請求項12】第1のマスク層を構成する材料と第2の
    マスク層を構成する材料との間にはエッチング選択比が
    あることを特徴とする請求項9に記載のスタックキャパ
    シタの製造方法。
  13. 【請求項13】下部電極と、上部電極と、下部電極と上
    部電極によって挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層
    に形成されたMIS型半導体素子を被覆する層間絶縁層
    上に形成され、該層間絶縁層に形成されたコンタクトプ
    ラグを介してMIS型半導体素子を構成する一方のソー
    ス/ドレイン領域と下部電極が電気的に接続されたスタ
    ックキャパシタの製造方法であって、 (イ)層間絶縁層上に導電体層を形成する工程と、 (ロ)パターニングされた第1のマスク層を導電体層上
    に形成する工程と、 (ハ)第1のマスク層の側壁に、第2のマスク層をサイ
    ドウオール状に形成する工程と、 (ニ)露出している導電体層上に第3のマスク層を形成
    する工程と、 (ホ)第1のマスク層を除去する工程と、 (ヘ)第2のマスク層及び第3のマスク層をエッチング
    用マスクとして用いて、導電体層の一部分をエッチング
    する工程と、 (ト)第3のマスク層を除去する工程と、 (チ)残された第2のマスク層をエッチング用マスクと
    して用いてコンタクトプラグの上方の導電体層をエッチ
    ングし、導電体層から成り、コンタクトプラグに接続さ
    れた有底筒状の下部電極を形成する工程と、 (リ)下部電極の表面に誘電体膜を形成した後、誘電体
    膜を覆う上部電極を形成する工程、から成ることを特徴
    とするスタックキャパシタの製造方法。
  14. 【請求項14】スタックキャパシタはシリンダ形状を有
    することを特徴とする請求項13に記載のスタックキャ
    パシタの製造方法。
  15. 【請求項15】前記工程(イ)に先立ち、層間絶縁層と
    導電体層との間にエッチングストッパ膜を形成すること
    を特徴とする請求項13に記載のスタックキャパシタの
    製造方法。
  16. 【請求項16】第1のマスク層を構成する材料と、第2
    のマスク層を構成する材料及び第3のマスク層を構成す
    る材料との間にはエッチング選択比があり、且つ、第2
    のマスク層を構成する材料と第3のマスク層を構成する
    材料との間にはエッチング選択比があることを特徴とす
    る請求項13に記載のスタックキャパシタの製造方法。
  17. 【請求項17】下部電極と、上部電極と、下部電極と上
    部電極によって挟まれた誘電体膜とから成り、半導体層
    に形成されたMIS型半導体素子を被覆する層間絶縁層
    上に形成され、該層間絶縁層に形成されたコンタクトプ
    ラグを介してMIS型半導体素子を構成する一方のソー
    ス/ドレイン領域と下部電極が電気的に接続されたスタ
    ックキャパシタであって、 下部電極は有底筒状であり、 下部電極の上端部と誘電体膜との間にはマスク材料層が
    存在することを特徴とするスタックキャパシタ。
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