JP2001185605A - 基板保持機構およびそれを用いた化合物半導体の製造方法 - Google Patents

基板保持機構およびそれを用いた化合物半導体の製造方法

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JP2001185605A JP36695499A JP36695499A JP2001185605A JP 2001185605 A JP2001185605 A JP 2001185605A JP 36695499 A JP36695499 A JP 36695499A JP 36695499 A JP36695499 A JP 36695499A JP 2001185605 A JP2001185605 A JP 2001185605A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結晶性のよい結晶を成長させることができ、
複数の基板を均一かつ同時に加熱することができると共
に、均一な基板加熱を行うことができ、かつ、分子線の
透過を防止できる基板保持機構およびそれを用いた化合
物半導体の製造方法を提供する。 【解決手段】 本体は、基板3を収容する基板装着穴2
と、基板3の周縁部の一部に接触して基板3を支持する
小径部2bとを有している。基板3の成長面の反対側の
面に対向するように遮蔽体4を配置する。この遮蔽体4
は、基板3の径より小さい内径を有すると共に、基板3
の径より大きい外径を有して、基板3の外周面と基板装
着穴2との間の隙間を塞ぎ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板保持機構およ
びそれを用いた化合物半導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体エピタキシャル技術の進歩
はめざましく、さまざまな分野で高性能半導体薄膜を利
用した素子が実用化されている。特に分子線エピタキシ
ャル法(MBE法)や有機金属気層成長法(MOCVD法)
の実用化により成長可能な薄層構造の種類が増大したこ
とは周知のことである。
【0003】なかでもMBE法は半導体薄層の層厚制御
性が優れており、構成元素の単分子層程度までの精度で
制御形成が可能である。したがって、近年注目され実用
化されている量子井戸構造や超格子構造を用いた素子の
形成に特に有利である。しかし、MBE法は、GaやI
nなどの液体材料を材料セルに充填して利用する場合、
成長面を下向きにして基板を配置し、基板の成長面の反
対側から基板加熱する必要がある。
【0004】従来、MBE法で用いる基板保持機構とし
ては、図7に示すように、モリブデンで形成された円板
状の本体71を有するものがある。その本体71には、
基板を収容する複数の基板装着穴72が形成されてい
る。この基板装着穴72は、図8に示すように、基板7
3の径より僅かに大きい径の大径部72aと、基板73
の径より小径の小径部72bとからなり、この小径部7
2bと基板73の周縁部とが全周にわたって接触して基
板73を支持している。近年では、上記基板73として
半径2〜6インチの基板が用いられている。
【0005】上記構成の基板保持機構を用いてエピタキ
シャル成長を行う場合、本体71の下方に配置された材
料セル76,76内に充填された成長材料77,77を蒸
発させることによって材料分子線を発生させ、その材料
分子線を基板73に照射して基板73の成長面に結晶を
成長させる。このとき、上記基板73の上方には基板加
熱用のヒータ75を配置しており、このヒータ75の輻
射により、成長面の反対側の面から基板73を加熱して
適切な基板温度に保っている。この基板温度は、基板7
3の表面温度を赤外放射温度計を用いて基板表面温度を
測定することにより設定している。
【0006】しかし、図8に示す従来の基板保持機構で
は、基板73の周縁部の温度が中央部に比べて高くなる
という問題点があった。これは、上記基板73に比ベて
モリブデン製の本体71の方が熱吸収が大きいために、
本体71の温度が基板73より高くなって、本体71と
基板73との接触部分つまり小径部72bからの熱伝導
により基板73の周縁部の温度が高くなるためである。
例えば、上記基板73としてGaAs基板を用いた場
合、GaAs基板の温度を約500℃に設定すると、そ
のGaAs基板の中央部と周縁部とでは約20℃の温度
差が生じる。
【0007】このような問題を解決するための基板保持
機構としては、図9(a),(b)に示すようなものがあ
る。この基板保持機構では、図9(a)に示すように、基
板93の径より相当に大きくて基板93の周りに隙間が
あく基板装着穴92を形成すると共に、半径方向に延び
るワイア製の突起98,98を基板装着穴92の周縁部
に90度の位相で取り付けている。上記突起98,98
の一端部が、図9(b)に示すように、基板93の周縁部
の一部と接触して基板93を支持している。このような
構成を用いることによって、上記本体91から基板93
への熱伝導が殆どなくなり、基板93の周縁部での温度
上昇を防止することができる。しかし、上記基板93の
外周面と基板装着穴92との間の隙間から材料分子線が
透過するため、その透過した材料分子線が図示しないヒ
ータに当たり、ヒータを損傷させるという問題が発生す
る。このため、図10に示すように、上記基板93の成
長面の反対側の面に対向するように円板状の遮蔽体94
を配置することによって、上記基板93の外周面と基板
装着穴92との間の隙間を材料分子線が透過するのを防
いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
す基板保持機構では、遮蔽体94がヒータからの輻射を
遮ってしまうために、ヒータの高熱が基板93に伝わり
にくくなる。そのため、上記基板93に対するヒータの
加熱効率は低くなり、所望の基板加熱温度を維持するに
はヒータ入カパワーを非常に高くする必要がある。例え
ば、上記基板93としてGaAs基板を用いた場合、G
aAs基板の表面温度を600℃に維持するには、遮蔽
体94を配置しない時に比べて約100K高い800℃
にヒータ近傍の熱電対の温度を設定しなければならな
い。その結果、上記ヒータやその周辺から放出される不
純物ガスが増大し、結晶成長に悪影響を及ぼすという問
題がある。具体的には、このように不純物ガスが増大し
た状態で基板93上に例えば発光素子を形成すると、基
板93上に成長させた結晶内に不純物ガスが混入して、
発光素子の発光効率が低下してしまう。
【0009】また、複数の基板93に対して同時に結晶
成長を行う場合には複数の遮蔽体94を用いるが、遮蔽
体94の厚さや表面状態および色などで遮蔽体94の熱
吸収量が夫々異なるために、各遮蔽体94を介して加熱
される複数の基板94が同じ効率で加熱されない。した
がって、上記各基板93毎に表面温度が著しくばらつく
という問題がある。
【0010】また、上記基板93の中央部と周縁部との
温度差の低減と、ヒータヘの材料分子線の照射の防止と
を同時に実現することができないという問題がある。
【0011】そこで、本発明は、結晶性のよい結晶を成
長させることができ、複数の基板を均一かつ同時に加熱
することができると共に、均一な基板加熱を行うことが
でき、かつ、分子線の透過を防止できる基板保持機構お
よびそれを用いた化合物半導体の製造方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の基板保持機構は、基板の外周面との間に隙
間を有する基板装着穴を有すると共に、上記基板の成長
面の周縁部の一部と接触して上記基板を支持する支持部
を有する本体と、上記基板の成長面の反対側の面に対向
するように配置され、上記基板の径より小さい内径を有
すると共に、上記基板の径より大きい外径を有して、上
記隙間を塞ぎ得る環状の遮蔽体とを備えたことを特徴と
している。
【0013】上記基板の成長面の反対側の面から基板を
加熱する加熱手段を有する結晶成長装置、例えば分子線
エピタキシー装置に上記構成の基板保持機構を用いた場
合、上記遮蔽体を環状にしたことによって、加熱手段か
ら基板への輻射を遮蔽体が遮らないので、加熱手段の温
熱が基板に伝わりやすく、基板に対する加熱手段の加熱
効率が高くなる。したがって、上記加熱手段の入力パワ
ーをそれほど高くしなくても基板温度を所望の温度に保
てる。その結果、上記加熱手段が過度に熱くならず、加
熱手段やその周辺から放出される不純物ガスが増大しな
い。したがって、結晶成長に悪影響が及ぶのを防止する
ことができる。
【0014】また、複数の基板に対して同時に結晶成長
を行う場合には上記遮蔽体を複数用いるが、その遮蔽体
が環状であることによって、遮蔽体を介さずに基板を加
熱手段で加熱できるので、各遮蔽体の厚さや表面状態お
よび色などが夫々異なってたとしても、複数の基板が同
じ効率で加熱される。したがって、各基板毎に表面温度
がばらつくのを防止することができる。つまり、上記複
数の基板を均一かつ同時に加熱することができる。
【0015】また、上記基板の径より小さい内径を有す
ると共に、上記基板の径より大きい外径を有する環状の
遮蔽体を、基板の成長面の反対側の面に対向するように
配置することによって、基板装着穴と基板の外周面との
間の隙間を塞ぎ得るので、その隙間を分子線が透過する
のを防げる。したがって、上記隙間を透過した分子線が
加熱手段に当たることがなく、加熱手段の損傷を防止で
きる。
【0016】また、上記基板の成長面の周縁部の一部と
本体の支持部とを接触させているだけなので、本体の支
持部から基板へ移動する熱量が少ない。したがって、上
記基板の周縁部が過度に加熱されず、基板の周縁部と基
板の中央部との温度差を低減することができる。
【0017】また、一実施形態の基板保持機構は、上記
遮蔽体がサファイアにより形成されていることを特徴と
している。
【0018】上記一実施形態の発明の基板保持機構によ
れば、上記遮蔽体をサファイアで形成することにより、
加熱時に遮蔽体から放出される不純物ガスの低減と、軽
量化とを実現できることがわかった。
【0019】また、一実施形態の基板保持機構は、基板
装着穴を有すると共に、上記基板の径より小径であり、
上記基板の周縁部と接触して上記基板を支持する支持部
を有する本体と、上記基板の成長面の反対側の面に対向
するように配置され、上記基板の径より小さい内径を有
すると共に、上記基板の径より大きいか、または、等し
い外径を有する環状の遮蔽体とを備えたことを特徴とし
ている。
【0020】上記基板の成長面の反対側の面から基板を
加熱する加熱手段を有する結晶成長装置、例えば分子線
エピタキシー装置に上記構成の基板保持機構を用いた場
合、上記遮蔽体を環状にしたことによって、加熱手段か
ら基板への輻射を遮蔽体が遮らないので、加熱手段の温
熱が基板に伝わりやすく、基板に対する加熱手段の加熱
効率が高くなる。したがって、上記加熱手段の入力パワ
ーをそれほど高くしなくても基板温度を所望の温度に保
つことができる。その結果、上記加熱手段が過度に熱く
ならず、加熱手段やその周辺から放出される不純物ガス
が増大しない。したがって、結晶成長に悪影響が及ぶの
を防止することができる。
【0021】また、複数の基板に対して同時に結晶成長
を行う場合には複数の遮蔽体を用いるが、その遮蔽体が
環状であることによって、遮蔽体を介さずに加熱手段で
基板を加熱できるので、各遮蔽体の厚さや表面状態およ
び色などが夫々異なってたとしても、複数の基板が同じ
効率で加熱される。したがって、各基板毎に表面温度が
ばらつくのを防止することができる。つまり、複数の基
板を均一かつ同時に加熱することができる。
【0022】また、上記基板の成長面の周縁部と本体の
支持部とが接触しているために、本体の支持部から基板
へ移動する熱量が多くなるが、加熱手段から基板の周縁
部への加熱を環状の遮蔽体が遮蔽しているので、基板の
周縁部が過度に熱くならない。したがって、上記基板の
周縁部と基板の中央部との温度差を低減することができ
る。
【0023】また、一実施形態の基板保持機構は、上記
遮蔽体がPBN(パイロリティックボロンナイトライド)
により形成されていることを特徴としている。
【0024】上記一実施形態の発明の基板保持機構は、
上記遮蔽体をPBNで形成することにより、加熱時に遮
蔽体から放出される不純物ガスの低減と、軽量化とを実
現できることがわかった。
【0025】また、一実施形態の基板保持機構は、上記
遮蔽体は、上記基板の成長面と反対側の面と接触する突
起を有することを特徴としている。
【0026】上記一実施形態の発明の基板保持機構によ
れば、上記遮蔽体が、基板の成長面と反対側の面と接触
する突起を有することによって、その遮蔽体と基板との
接触面積が小さくなるので、遮蔽体から基板へ移動する
熱量が少なくなる。その結果、上記基板の周縁部と基板
の中央部との温度差をより低減することができる。
【0027】また、一実施形態の基板保持機構は、上記
本体は複数の基板装着穴を有して、複数の基板を同時に
保持することを特徴としている。
【0028】上記一実施形態の基板保持機構は、上記本
体は複数の基板装着穴を有して、複数の基板を同時に保
持するので、複数の基板に対して同時に結晶成長を行う
ことができる。
【0029】また、本発明の化合物半導体の製造方法
は、上記基板保持機構と、上記基板の成長面と反対側の
面から上記基板を加熱する加熱手段とを有する分子線エ
ピタキシー装置を用いることを特徴としている。
【0030】上記化合物半導体の製造方法によれば、上
記基板保持機構と、上記基板の成長面と反対側の面から
上記基板を加熱する加熱手段とを有する分子線エピタキ
シー装置を用い、遮蔽体は基板の周縁部のみを遮蔽する
ので、結晶成長時、加熱手段の輻射熱で基板の中央部を
加熱でき、したがって、加熱手段の温度を高く設定する
必要がなくなって、不純物ガスが増大しない。したがっ
て、結晶成長に悪影響が及ばず、結晶性が良好な結晶を
成長させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基板保持機構およ
びそれを用いた化合物半導体の製造法を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0032】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形
態の基板保持機構の斜視図であり、図2は上記基板保持
機構の要部の端面図である。
【0033】上記基板保持機構は、図1に示すように、
基板3の外周面との間に隙間を有する基板装着穴2を有
する円板状の本体1と、基板3の成長面の反対側の面に
対向するように配置される遮蔽板とを備えている。ま
た、上記本体1はモリブデンで形成している。
【0034】上記基板装着穴2は、図2に示すように、
大径部2aと小径部2bとからなり、基板3の外周面と
の間に隙間を有している。また、上記小径部2bには、
半径方向に延びる支持部としてのワイア製の突起8,8
を例えば90度の位相で取り付けている。この突起8,
8の一端部は、基板3の周縁部の一部と接触して基板3
を支持する。その基板3の成長面の反対側の面に対向す
るように配置された遮蔽体4が大径部2aに嵌合して、
基板3の外周面と小径部2bとの間の隙間を塞いでい
る。この遮蔽体4は、図3に示すように、基板3の径よ
り小さい内径を有すると共に、基板3の径より大きい外
径を有している。特に上記遮蔽体4の内径は、基板3の
周縁の一部を直線状に切欠いたオリフラ3aを考慮した
大きさとした。つまり、上記遮蔽体4の内径は、基板3
の中心からオリフラ3aまでの最短距離より小さくなっ
ている。また、上記遮蔽体4はサファイアにより形成し
ている。
【0035】上記構成の基板保持機と、上記基板3の成
長面と反対側の面から基板3を加熱する加熱手段として
のヒータ5とを有する分子線エピタキシー装置を用いて
エピタキシャル成長を行う場合、図2に示すように、本
体1の下方に配置された材料セル6,6内に充填された
成長材料7,7を蒸発させることによって材料分子線を
発生させ、その材料分子線を基板3に照射して基板3の
成長面に結晶を成長させると共に、基板3の上方に配置
された基板加熱用のヒータ5の輻射により、成長面の反
対側から基板3を加熱して適切な基板温度に保ってい
る。
【0036】このとき、上記遮蔽体4を環状にしたこと
によって、ヒータ5から基板3への輻射を遮蔽体が遮ら
ないので、ヒータ5の温熱が基板3に伝わりやすく、基
板3に対するヒータ5の加熱効率が高くなる。具体的に
は、赤外放射温度計で基板表面の温度を600℃に設定
した場合、ヒータ5近傍に設けられた熱電対の温度は7
00℃なって、図10に示す従来に比べて基板表面の温
度と熱電対の温度との差が低減した。したがって、上記
ヒータ5の入力パワーをそれほど高くしなくても基板温
度を所望の温度に保てる。その結果、上記ヒータ5が過
度に熱くならず、ヒータ5やその周辺から放出される不
純物ガスが増大しない。したがって、結晶成長に悪影響
が及ぶのを防止することができる。
【0037】また、上記複数の基板装着穴2の夫々に基
板3を収容し、その複数の基板3に対して同時に結晶成
長を行う場合、遮蔽体4を複数用いるが、その遮蔽体4
が環状であることによって、遮蔽体4を介さずに基板3
をヒータ5で加熱できるので、各遮蔽体4の厚さや表面
状態および色などが夫々異なってたとしても、複数の基
板3が同じ効率で加熱されて、各基板3の温度の差は高
々5K程度であった。したがって、各基板3毎に表面温
度がばらつくのを防止することができる。つまり、上記
複数の基板3を均一かつ同時に加熱することができる。
【0038】また、上記基板3の成長面の反対側の面に
対向するように遮蔽体4を配置することによって、小径
部2aと基板3の外周面との間の隙間を塞ぎ得るので、
その隙間を材料分子線が透過するのを防げる。したがっ
て、上記隙間を透過した分子線がヒータ5に当たること
がなく、ヒータ5が損傷するのを防止できる。
【0039】また、上記基板3の成長面の周縁部の一部
と突起8の一端部とを接触させているだけなので、小径
部2bから突起8,8を介して基板3へ移動する熱量は
微量である。したがって、上記基板3の周縁部が過度に
加熱されず、基板3の周縁部と中央部の温度差はせいぜ
い2〜3K程度であった。したがって、上記基板3の周
縁部と基板3の中央部との温度差を低減することができ
ることがわかった。
【0040】また、上記遮蔽体4の材質としては、モリ
ブデン、カーボン、PBNおよびサファイア等を検討し
た。その結果、上記基板3の周縁部におけるヒータ5の
加熱の遮蔽が最も少ないサファイアが温度均一性の点か
ら最適であることがわかった。これはサファイアがヒー
タからの熱線に対し最も透明であるため、遮蔽による周
辺部の温度低下が防げるためである。また、上記遮蔽体
4をサファイアで形成することにより、加熱時に遮蔽体
4から放出される不純物ガスの低減と、軽量化とを実現
できることがわかった。
【0041】上記実施形態では、基板装着穴2の小径部
2bに90度の位相で突起8,8を取り付けたが、例え
ば180の位相で突起を取り付けていもよい。
【0042】(第2実施形態)図4は本発明の第2実施形
態の基板保持機構の要部の端面図である。この基板保持
機構は、図4に示すように、複数の基板装着穴32(図
4では1つのみ示す)を有すると共に、基板33の径よ
り小径であり、基板33の周縁部と接触して基板33を
支持する支持部としての小径部32bを有する円板状の
本体31と、基板33の成長面の反対側の面に対向する
ように配置された環状の遮蔽体34とを備えている。ま
た、上記本体31はモリブデンにより形成している。
【0043】上記基板装着穴32は、基板33の径より
僅かに大きい径の大径部32aと、基板33の径より小
径の小径部32bとからなり、この小径部32bと基板
33の周縁部とが全周にわたって接触して基板33を支
持している。また、上記基板装着穴32の大径部32a
には、基板33の成長面の反対側の面に対向するように
環状の遮蔽体34が嵌合している。この遮蔽体34は、
基板33の径より小さい内径を有すると共に、基板33
の径と等しい外径を有している。また、この遮蔽体34
をPBNにより形成している。なお、上記遮蔽体34の
内径は、第1実施形態と同様に、基板33の周縁の一部
を直線状に切欠いたオリフラを考慮した大きさに設定し
ている。
【0044】上記構成の基板保持機と、上記基板33の
成長面と反対側の面から基板33を加熱する加熱手段と
してのヒータとを有する分子線エピタキシー装置を用い
てエピタキシャル成長を行うと、第1実施形態と同様の
効果を奏する。
【0045】また、上記基板33の成長面の周縁部と小
径部32bとが全周にわたって接触しているために、小
径部32bら基板へ移動する熱量が多くなるが、図示し
ないヒータから基板33の周縁部への加熱を環状の遮蔽
体34が遮蔽しているので、基板33の周縁部が過度に
熱くならない。したがって、上記基板33の周縁部と中
央部との温度差を低減することができる。具体的には、
上記基板33の周縁部と中央部との温度差は±1Kであ
った。
【0046】また、上記遮蔽体34の材質としては、モ
リブデン、カーボン、PBNおよびサファイア等を用い
ることを検討した。その結果、上記基板周縁部でのヒー
タ加熱を適度に遮蔽し、かつ、軽量で不純物放出の少な
いPBNが最適であることがわかった。また、上記遮蔽
体34をサファイアで形成することにより、加熱時に遮
蔽体34から放出される不純物ガスの低減と、軽量化と
を実現できることがわかった。
【0047】本実施形態では、基板33の径と等しい外
形を有する環状の遮蔽体34を用いたが、基板の径より
大きな外形を有する環状の遮蔽体を用いてもよい。
【0048】また、上記遮蔽体34の代わりに図5に示
す環状の遮蔽体54を用いてもよい。この遮蔽体54
は、基板33の成長面と反対側の面と接触する突起を9
0度の位相で4つ形成している。このような遮蔽体54
を用いた場合、図6に示すように、本体31に形成され
た基板装着穴32の大径部32aに遮蔽体54が嵌合す
ると共に、遮蔽体54の突起54aが基板33に接触し
ている。このように、上記遮蔽体54の突起54aと基
板33とが接触していることによって、遮蔽体34を用
いた場合に比べて遮蔽体54と基板33との接触面積は
少ないので、遮蔽体54から基板33への熱伝導が少な
くなる。その結果、上記基板33の周縁部と中央部との
温度差をより低減することができる。
【0049】また、上記遮蔽体54の軸方向に形成する
突起54aの個数が4つに限定されないのは言うまでも
ない。また、上記突起54aの形成箇所も限定されな
い。例えば、環状の遮蔽体の軸方向の表面に、120度
の位相で3つの突起を形成してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の基板
保持機構は、基板の成長面と反対側の面から上記基板を
加熱する加熱手段を有する結晶成長装置、例えば分子線
エピタキシー装置に用いることによって、上記遮蔽体を
環状にしているので、加熱手段の温熱が基板に伝わりや
すく、基板に対する加熱手段の加熱効率が高くなる。し
たがって、上記加熱手段の入力パワーをそれほど高くし
なくても基板温度を所望の温度に保てる。その結果、上
記加熱手段が過度に熱くならず、加熱手段やその周辺か
ら放出される不純物ガスが増大しないので、結晶成長に
悪影響が及ぶのを防止することができる。
【0051】また、複数の基板に対して同時に結晶成長
を行う場合、その遮蔽体が環状であることによって、遮
蔽体を介さずに基板を加熱手段で加熱できるので、各遮
蔽体の状態の影響を受けずに複数の基板を同じ効率で加
熱される。つまり、上記複数の基板を均一かつ同時に加
熱することができる。
【0052】また、上記基板の径より小さい内径を有す
ると共に、上記基板の径より大きい外径を有する環状の
遮蔽体を、基板の成長面の反対側の面に対向するように
配置することによって、基板装着穴と基板の外周面との
間の隙間を塞ぎ得るので、その隙間を分子線が透過する
のを防ぎ、加熱手段が損傷するのを防止できる。
【0053】また、上記基板の成長面の周縁部の一部と
本体の支持部とを接触させているだけなので、本体の支
持部から基板へ移動する熱量が少なく、基板の周縁部が
過度に加熱されない。その結果、上記基板の周縁部と基
板の中央部との温度差を低減することができる。
【0054】一実施形態の基板保持機構は、上記遮蔽体
をサファイアで形成するので、加熱時に遮蔽体から放出
される不純物ガスの低減と、軽量化とを実現できる。
【0055】一実施形態の基板保持機構は、上記基板の
成長面と反対側の面から上記基板を加熱する加熱手段を
有する結晶成長装置、例えば分子線エピタキシー装置に
用いることによって、上記遮蔽体を環状にしたので、加
熱手段の温熱が基板に伝わりやすく、基板に対する加熱
手段の加熱効率が高くなる。したがって、上記加熱手段
の入力パワーをそれほど高くしなくても基板温度を所望
の温度に保てるので、上記加熱手段が過度に熱くなら
ず、加熱手段やその周辺から放出される不純物ガスが増
大しない。したがって、結晶成長に悪影響が及ぶのを防
止することができる。
【0056】また、複数の基板に対して同時に結晶成長
を行う場合、その遮蔽体が環状であることによって、遮
蔽体を介さずに加熱手段で基板を加熱できるので、各遮
蔽体の状態の影響を受けることなく複数の基板を同じ効
率で加熱することができる。つまり、複数の基板を均一
かつ同時に加熱することができる。
【0057】また、上記基板の成長面の周縁部と本体の
支持部とが接触しているために、本体の支持部から基板
へ移動する熱量が多くなるが、加熱手段から基板の周縁
部への加熱を環状の遮蔽体が遮蔽しているので、基板の
周縁部が過度に熱くならず、基板の周縁部と基板の中央
部との温度差を低減することができる。
【0058】一実施形態の基板保持機構は、上記遮蔽体
をPBNで形成するので、加熱時に遮蔽体から放出され
る不純物ガスの低減と、軽量化とを実現できる。
【0059】一実施形態の基板保持機構は、上記遮蔽体
が、基板の成長面と反対側の面と接触する突起を有する
ので、その遮蔽体と基板との接触面積が小さくなり、遮
蔽体から基板へ移動する熱量が少なくなる。その結果、
上記基板の周縁部と基板の中央部との温度差をより低減
することができる。
【0060】一実施形態の基板保持機構は、上記本体は
複数の基板装着穴を有して、複数の基板を同時に保持す
るので、複数の基板に対して同時に結晶成長を行うこと
ができる。
【0061】本発明の化合物半導体の製造方法は、上記
基板保持機構と、上記基板の成長面と反対側の面から上
記基板を加熱する加熱手段とを有する分子線エピタキシ
ー装置を用い、遮蔽体は基板の周縁部のみを遮蔽するの
で、結晶成長時、加熱手段の輻射熱で基板の中央部を加
熱でき、したがって、加熱手段の温度を高く設定する必
要がなくなって、不純物ガスが増大せず、結晶性が良好
な結晶を成長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施形態の基板保持機構
の斜視図である。
【図2】 図2は上記第1実施形態の基板保持機構の要
部の端面図である。
【図3】 図3は上記第1実施形態の基板保持機構の遮
蔽体と基板とを示す図である。
【図4】 図4は本発明の第2実施形態の基板保持機構
の要部の端面図である。
【図5】 図5は上記第2実施形態の基板保持機構の遮
蔽体の変形例の上面図である。
【図6】 図6は上記基板保持機構の変形例の要部の端
面図である。
【図7】 図7は従来の基板保持機構の斜視図である。
【図8】 図8は上記従来の基板保持機構の要部の端面
図である。
【図9】 図9(a)は他の従来の基板保持機構の基板装
着穴を下方から見た図であり、図9(b)は上記他の従来
の基板保持機構の要部の端面図である。
【図10】 図10は他の従来の基板保持機構の要部の
端面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K029 BD01 CA01 DA08 DA10 JA01 4K030 GA02 KA12 KA23 KA46 LA12 5F031 CA02 HA24 HA28 MA28 5F103 AA04 BB33 BB34 BB42 NN01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の外周面との間に隙間を有する基板
    装着穴を有すると共に、上記基板の成長面の周縁部の一
    部と接触して上記基板を支持する支持部を有する本体
    と、 上記基板の成長面の反対側の面に対向するように配置さ
    れ、上記基板の径より小さい内径を有すると共に、上記
    基板の径より大きい外径を有して、上記隙間を塞ぎ得る
    環状の遮蔽体とを備えたことを特徴とする基板保持機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板保持機構におい
    て、 上記遮蔽体がサファイアにより形成されていることを特
    徴とする基板保持機構。
  3. 【請求項3】 基板装着穴を有すると共に、上記基板の
    径より小径であり、上記基板の周縁部と接触して上記基
    板を支持する支持部を有する本体と、 上記基板の成長面の反対側の面に対向するように配置さ
    れ、上記基板の径より小さい内径を有すると共に、上記
    基板の径より大きいか、または、等しい外径を有する環
    状の遮蔽体とを備えたことを特徴とする基板保持機構。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板保持機構におい
    て、 上記遮蔽体がPBNにより形成されていることを特徴と
    する基板保持機構。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    基板保持機構において、 上記遮蔽体は、上記基板の成長面と反対側の面と接触す
    る突起を有することを特徴とする基板保持機構。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    基板保持機構において、 上記本体は複数の基板装着穴を有して、複数の基板を同
    時に保持することを特徴とする基板保持機構。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    基板保持機構と、上記基板の成長面と反対側の面から上
    記基板を加熱する加熱手段とを有する分子線エピタキシ
    ー装置を用いることを特徴とする化合物半導体の製造方
    法。
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