JP2001180417A - エアバッグ装置のカバー構造 - Google Patents

エアバッグ装置のカバー構造

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JP2001180417A
JP2001180417A JP36233399A JP36233399A JP2001180417A JP 2001180417 A JP2001180417 A JP 2001180417A JP 36233399 A JP36233399 A JP 36233399A JP 36233399 A JP36233399 A JP 36233399A JP 2001180417 A JP2001180417 A JP 2001180417A
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airbag
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Katsuo Uenishi
甲朗 上西
Masatoshi Tanaka
正利 田中
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ装置のカバー構造において、中央
部よりも周辺部が先に膨張して展開するように構成され
たエアバッグに対してカバーを設けた場合、エアバッグ
の展開が阻害されず、エアバッグが適切に展開するよう
に構成する。 【解決手段】 エアバッグの中央部に対応するものでエ
アバッグの展開によって開く第1リッド部27,28
と、エアバッグの周辺部に対応するものでエアバッグの
展開によって開く第2リッド部29,30とを、カバー
2,4に備えて、エアバッグの展開時に、先にエアバッ
グの周辺部が第2リッド部29,30を開いて展開し、
遅れてエアバッグの中央部が第1リッド部27,28を
開いて展開するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車や商用車等の
車両において、シートの正面(フロントシートの場合に
はステアリングハンドルの中央の内部やダッシュボード
パネルの内部等の位置、リヤシートの場合にはフロント
シートのシートバックの位置等)、シートの横側(シー
トバックの横側部分やBピラー、Cピラー又はサイドド
ア等の位置)、Aピラーやルーフサイドフレーム等に配
置されたエアバッグ装置のカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車や商用車で使用されるエアバッグ
装置では、乗員の頭部の保護の観点から、例えば特開平
5−319199号公報に開示されているように、エア
バッグを展開するインフレータにおいて、エアバッグの
周辺部がエアバッグの中央部よりも先に膨張して展開
し、遅れてエアバッグの中央部が膨張して展開するよう
にガスを複数段階に分けて噴射するように構成したもの
がある。前述のようなガスを複数段階に分けて噴射する
インフレータを使用せずに、エアバッグの折り畳み方に
工夫を施して、エアバッグの周辺部が中央部よりも先に
膨張して展開し、遅れてエアバッグの中央部が膨張して
展開するように、エアバッグ装置を構成することも考え
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エアバッグ装置を備え
る場合には、エアバッグを覆うカバーが必要になるので
あり、エアバッグが展開する際にエアバッグは、カバー
に備えられたリッド部を開けながら展開する。この場
合、一つのリッド部をカバーに単純に備えるだけである
と、前述のようにエアバッグの中央部よりもエアバッグ
の周辺部が先に膨張して展開するように構成されたエア
バッグ装置において、エアバッグの周辺部が先に展開す
る際に、エアバッグの周辺部だけでリッド部の全てを開
くと言う状態になることがある(先に展開するエアバッ
グの周辺部が、エアバッグの周辺部に対応するリッド部
の部分を開くのに加えて、遅れて展開するエアバッグの
中央部に対応するリッド部の部分も、先に展開するエア
バッグの周辺部によって開かれると言う状態になること
がある)。
【0004】これにより、先に展開するエアバッグの周
辺部にはリッド部の全てを開く為の比較的大きな抵抗が
掛かり、遅れて展開するエアバッグの中央部にはリッド
部を開く為の抵抗は掛からないと言うような状態になる
ことがあるので、エアバッグの周辺部の展開と、エアバ
ッグの中央部の展開との間の時間差が小さくなってしま
い、エアバッグの中央部よりもエアバッグの周辺部が先
に膨張して展開するように構成されたエアバッグ装置の
機能が、充分に発揮されない状態になるおそれがある。
本発明はエアバッグ装置のカバー構造において、中央部
よりも周辺部が先に膨張して展開するように構成された
エアバッグに対してカバーを設けた場合、エアバッグの
展開を阻害せずに、エアバッグが適切に展開することが
できるように構成することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】[I]請求項1の特徴に
よると、中央部よりも周辺部が先に膨張して展開するよ
うに構成されたエアバッグに対してカバーを設けた場
合、エアバッグの中央部に対応するものでエアバッグの
展開によって開く第1リッド部と、エアバッグの周辺部
に対応するものでエアバッグの展開によって開く第2リ
ッド部とを、カバーに備えている。
【0006】これによって、エアバッグが展開する際
に、先に展開するエアバッグの周辺部は第2リッド部を
開いて展開すればよく、遅れて展開するエアバッグの中
央部に対応する第1リッド部を開く必要はないのであ
り、遅れて展開するエアバッグの中央部が第1リッド部
を開いて展開する(先に展開するエアバッグの周辺部が
第1リッド部を開け始めたとしても、先に展開するエア
バッグの周辺部が第1リッド部の全てを開く前に、遅れ
て展開するエアバッグの中央部が第1リッド部を開
く)。
【0007】従って、先に展開するエアバッグの周辺部
に掛かるリッド部を開く為の抵抗を軽減することができ
るのであり、遅れて展開するエアバッグの中央部に掛か
るリッド部を開く為の抵抗を大きなものにすることがで
きる。言い換えると、先に展開するエアバッグの周辺部
に、リッド部の全てを開く為の比較的大きな抵抗が掛か
ると言う状態を避けることができるのであり、遅れて展
開するエアバッグの中央部にはリッド部を開く為の抵抗
は掛からないと言うような状態を避けることができる。
これにより、エアバッグの周辺部の展開とエアバッグの
中央部の展開との間の時間差が、小さくなってしまうと
言う状態を避けることができる。
【0008】[II]請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。請求項2の特徴によると、第2リッド部をカバーに
おける第1リッド部の右側及び左側部位に備えており、
遅れて展開するエアバッグの中央部に対し、右側及び左
側の位置に、エアバッグの周辺部が先に展開する状態と
なる。
【0009】これにより、例えば正面からのオフセット
衝突や側面衝突等のように、乗員の頭部がエアバッグの
中央部に対して横側に移動し易い衝突に対応したエアバ
ッグ装置の場合(乗員の頭部の横側への移動を先に展開
するエアバッグの周辺部で止めるように構成されたエア
バッグ装置の場合)、エアバッグの周辺部の右側及び左
側への展開を促進して阻害しないと言う点で、請求項2
の特徴は有効なものとなる。
【0010】[III]請求項3の特徴によると、請求
項1又は2の場合と同様に前項[I][II]に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。例えば、エアバッグの中央部が大き
な一つの第1リッド部を開くように構成すると、カバー
から分離する第1リッド部の端部(ヒンジ部分とは反対
側の第1リッド部の端部)が、エアバッグの中央部の展
開から少し外れた位置に配置されるような状態になるこ
とがあるので、先に展開するエアバッグの周辺部に対し
て、エアバッグの中央部の展開が遅れ過ぎるような状態
になることが考えられる。
【0011】請求項3の特徴によると、遅れて展開する
エアバッグの中央部が開く第1リッド部が、上側の上第
1リッド部と下側の下第1リッド部とに分けて構成され
ており、上第1リッド部の上側部分をヒンジ部分として
上第1リッド部が開き、下第1リッド部の下側部分をヒ
ンジ部分として下第1リッド部が開くように構成されて
いるので、上第1リッド部と下第1リッド部とが突き合
わされる部分を、エアバッグの中央部の展開の正面に配
置することが可能になる。これにより、エアバッグの中
央部の展開が、上第1リッド部及び下第1リッド部に偏
り少なく伝えられて、エアバッグの中央部により上第1
リッド部及び下第1リッド部が遅れることなく開かれ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、乗用車や商用車
等のステアリングハンドル1の中央のカバー2の内側
に、運転席用のエアバッグ装置3を配置した状態を示し
ており、図1及び図3は、助手席(図示せず)の前方に
位置するダッシュボードパネル21に設けられたカバー
4の内側に、助手席用のエアバッグ装置3を配置した状
態を示している。図2,3,4に示すように、エアバッ
グ装置3は、折り畳まれたエアバッグ5、折り畳まれた
エアバッグ5を膨張させて展開させる円盤型及びシリン
ダ型のインフレータ6,7、エアバッグ5及びインフレ
ータ6,7を支持する枠状のフレーム8を備えて構成さ
れている。
【0013】図3及び図4に示すように助手席側のエア
バッグ装置3において、フレーム8にカバー4が固定さ
れており、エアバッグ装置3及びカバー4が一つのユニ
ット状に構成されている。これにより、ダッシュボード
パネル21の開口部21aからエアバッグ装置3及びカ
バー4を挿入して、カバー4の複数箇所に備えられたフ
ック状の係合連結部4aを、ダッシュボードパネル21
の開口部21aの縁部に係合させ、フレーム8のブラケ
ット8aを、車体の固定フレーム22にボルト32で連
結する。運転席用のエアバッグ装置3においても同様
に、フレーム8にカバー2が固定されて、エアバッグ装
置3及びカバー2が一つのユニット状に構成されてい
る。
【0014】次に、運転席用のエアバッグ装置3におけ
る円盤型のインフレータ6について説明する。図5に示
すように、外周部に多数の噴射孔9aを備えた円盤状の
ケース9を備えて、リング状のクーラント部10及びオ
リフィス孔11aを備えたリング状のカップ部11がケ
ース9に配置されており、カップ部11の内部に点火器
12及びエンハンサー13が配置され、ガス発生剤14
が充填されて、円盤型のインフレータ6が構成されてい
る。
【0015】以上の構造によって、車体に備えられた衝
突センサー(図示せず)が衝突を検出すると、点火器1
2によってエンハンサー13が着火され、エンハンサー
13の燃焼によりガス発生剤14が燃焼し、ガス発生剤
14から発生したガスが、カップ部11のオリフィス孔
11aからクーラント部10を通り、ケース9の噴射孔
9aから外周方向に放射状に噴射されて、その後にエア
バッグ5の周辺部からエアバッグ5の中央部に向かって
ガスが流入する。これにより、エアバッグ5の周辺部が
先に膨張して展開し、エアバッグ5の中央部が遅れて膨
張し展開する状態となる。
【0016】次に、助手席用のエアバッグ装置3におけ
るシリンダ型のインフレータ7について説明する。図6
及び図7に示すように、中央の第1ケース15の両側に
第2ケース16がが接続されて、全体が円筒状に構成さ
れており、第1及び第2ケース15,16の外周部に多
数の噴射孔15a,16aが備えられている。第1ケー
ス15の内部に第1点火器17及びエンハンサー19が
配置され、ガス発生剤20が充填されており、第2ケー
ス16の内部に第2点火器18及びエンハンサー19が
配置され、ガス発生剤20が充填されて、シリンダ型の
インフレータ7が構成されている。
【0017】以上の構造によって、車体に備えられた衝
突センサー(図示せず)が衝突を検出すると、先ず第2
点火器18によって第2ケース16のエンハンサー19
が着火され、少し遅れて第1点火器17によって第1ケ
ース15のエンハンサー19が着火される。第2ケース
16のエンハンサー19の燃焼により第2ケース16の
ガス発生剤20が燃焼し、第2ケース16のガス発生剤
20から発生したガスが第2ケース16の噴射孔16a
から噴射されるのであり、少し遅れて第1ケース15の
エンハンサー19の燃焼により第1ケース15のガス発
生剤20が燃焼し、第1ケース15のガス発生剤20か
ら発生したガスが第1ケース15の噴射孔15aから噴
射される。これにより、エアバッグ5の周辺部が先に膨
張して展開し、エアバッグ5の中央部が遅れて膨張し展
開する状態となる。
【0018】次に、運転席用及び助手席用のエアバッグ
装置3のカバー2,4の構造について説明する。図8,
9,10に示すようにカバー2,4は樹脂により一体成
型されており、カバー2,4の裏面(エアバッグ装置3
側の面)に、左右対称な一対の「コ」の字を横一本の直
線でつないだような幅広の凹面部23(断面が円弧状)
が形成されている。凹面部23の幅方向の中央に沿っ
て、横向きの第1溝部24、第1溝部24につながる縦
向きの左右一対の第2溝部25、及び第2溝部25の両
方の端部につながる横向きの第3溝部26が形成されて
いる。
【0019】図9及び図10に示すように、第1,2,
3溝部24,25,26は断面がV字状に形成されて、
第1溝部24の深さよりも第2及び第3溝部25,26
の深さが深いものに設定されており(第1溝部24の底
部とカバー2,4の表面との間の板厚よりも、第2及び
第2溝部25,26の底部とカバー2,4の表面との間
の板厚の方が薄くなるように設定されており)、第1溝
部24よりも第2及び第3溝部25,26の方が裂け易
くなっている。
【0020】これにより、図8,2,3,4に示すよう
にカバー2,4において、第1及び第2溝部24,25
により上第1リッド部27及び下第1リッド部28が構
成され、第2及び第3溝部25,26により上及び下第
1リッド部27,28の右側及び左側部位に、右側の第
2リッド部29及び左側の第2リッド部30が構成され
ることになり、エアバッグ5の中央部が上及び下第1リ
ッド部27,28に対応し、エアバッグ5の周辺部が右
側及び左側の第2リッド部29,30に対応している。
【0021】以上の構造により、エアバッグ5が膨張し
て展開する場合、先に展開するエアバッグ5の周辺部
が、右側及び左側の第2リッド部29,30の裏面を押
し、第2及び第3溝部25,26が第1溝部24よりも
先に裂けて、右側の第2リッド部29の右側部分をヒン
ジ部分29aとして右側の第2リッド部29が開き、左
側の第2リッド部30の左側部分をヒンジ部分30aと
して左側の第2リッド部30が開く。遅れて展開するエ
アバッグ5の中央部が、上及び下第1リッド部27,2
8の裏面を押し、第2及び第3溝部25,26に遅れて
第1溝部24が裂けて、上第1リッド部27の上側部分
をヒンジ部分27aとして上第1リッド部27が開き、
下第1リッド部28の下側部分をヒンジ部分28aとし
て下第1リッド部28が開く。
【0022】[発明の実施の第1別形態]図8,9,1
0に示す第1,2,3溝部24,25,26に加えて、
図11及び図12に示すように、第1,2,3溝部2
4,25,26に対応するカバー2,4の表面に、断面
が円弧状の凹面部31(凹面部23よりも横幅は狭い)
を第1,2,3溝部24,25,26に沿って形成して
もよい。この場合、第1溝部24に対応する凹面部31
よりも、第2及び第3溝部25,26に対応する凹面部
31を深いものに形成したり、横幅の広いものに形成し
たりしてもよい。第2及び第3溝部25,26に対応す
る凹面部31を形成し、第1溝部24に対しては凹面部
31を形成しないようにしてもよい。
【0023】[発明の実施の第2別形態]図3及び図4
に示す助手席用のエアバッグ装置3のシリンダ型のイン
フレータ7を、図6及び図7に示す構造に代えて、図1
3,14,15に示すように構成してもよい。図13,
14,15に示すように、第2ケース16を第1ケース
15の上側を跨ぐように形成し、第1ケース15の上側
の第2ケース16の部分に一つの第2点火器18及びエ
ンハンサー19を配置して、ガス発生剤20を充填して
おり、第2ケース16の上面に噴射孔16aを備えてい
る。第1ケース15に一つの第1点火器17及びエンハ
ンサー19を配置し、ガス発生剤20を充填しており、
第1ケース15の横面に噴射孔15aを備えている。
【0024】[発明の実施の第3別形態]図8に示す第
1,2,3溝部24,25,26の配置に代えて、図1
6に示すように第2溝部25の両方の端部に、第3溝部
26を直角ではなく斜めにつないだり、図17に示すよ
うに第2溝部25を直線状ではなく円弧状に形成した
り、図18に示すように第1溝部24に、第2溝部25
を直角ではなく斜めにつないだりしてもよい。
【0025】図19に示すように、第2溝部25の両方
の端部及び中央部に第3溝部26を直角につないでもよ
い(第2溝部25の両方の端部に第3溝部26を図16
に示すように斜めにつないだり、図17に示すように円
弧状に形成してもよい)。図8に示すように第1溝部2
4を第2溝部25の中央部につなぐのではなく、図19
に示すように、第2溝部25の一方の端部側に偏らせ
て、第1溝部24を第2溝部25につないでもよい。第
2溝部25の一方の端部側に偏らせて第1溝部24を第
2溝部25につなぐ配置(図19参照)は、図8,1
6,17,18の第1溝部24にも適用できる。
【0026】[発明の実施の第4別形態]図9〜図12
の構造では第1,2,3溝部24,25,26は略同じ
横幅のV字状の断面の溝状に形成されているが、第1溝
部24の深さよりも第2及び第3溝部25,26の深さ
を深いものに設定し、且つ、第1溝部24の横幅よりも
第2及び第3溝部25,26の横幅を広いものに設定し
て、第1溝部24よりも第2及び第3溝部25,26の
方が裂け易くなるように構成してもよい。
【0027】図9〜図12の構造では第1,2,3溝部
24,25,26はV字状の断面が連続する一本の溝状
に形成されているが、第1,2,3溝部24,25,2
6に代えて、つながる部分及び完全に分離している長孔
状の部分が繰り返される列(例えばミシン目状)によっ
て、上及び下第1リッド部27,28、右側及び左側の
第2リッド部29,30を、カバー2.4に備えるよう
に構成してもよい。
【0028】[発明の実施の第5別形態]シートの横側
に配置されたエアバッグ装置(サイドエアバッグ)にお
いては、シートバックの横側部分やBピラー、Cピラー
又はサイドドア等に配置されるエアバッグを覆うカバー
に、図6〜図19に示す構成を備えればよい。この場合
には、第1リッド部の上側及び下側部位に第2リッド部
を配置する構成が考えられる。Aピラーやルーフサイド
フレーム等に配置されたエアバッグ装置(カーテン式エ
アバッグ)においては、エアバッグを覆うカバーに、図
6〜図19に示す構成を備えればよい。この場合には、
第1リッド部の右側及び左側部位に第2リッド部を配置
する構成が考えられる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、エアバッグ装
置のカバー構造において、中央部よりも周辺部が先に膨
張して展開するように構成されたエアバッグに対してカ
バーを設けた場合、エアバッグの中央部に対応するもの
でエアバッグの展開によって開く第1リッド部、及びエ
アバッグの周辺部に対応するものでエアバッグの展開に
よって開く第2リッド部を、カバーに備えることによ
り、エアバッグの周辺部の展開とエアバッグの中央部の
展開との間の時間差が、小さくなってしまうと言う状態
を避けることができるようになって、エアバッグの展開
を阻害せずにエアバッグを適切に展開させることができ
るようになった。
【0030】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、第2リ
ッド部をカバーにおける第1リッド部の右側及び左側部
位に備えて、遅れて展開するエアバッグの中央部に対
し、右側及び左側の位置に、エアバッグの周辺部が先に
展開する状態となるように構成することによって、特に
乗員の頭部がエアバッグの中央部に対して横側に移動し
易い衝突に対応したエアバッグ装置において(乗員の頭
部の横側への移動を、先に展開するエアバッグの周辺部
で止めるように構成されたエアバッグ装置において)、
エアバッグの展開を阻害せずにエアバッグを適切に展開
させることができるようになった。
【0031】請求項3の特徴によると、請求項1又は2
の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」
を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のよう
な「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴による
と、第1リッド部を上側の上第1リッド部と下側の下第
1リッド部とに分けて構成することにより、上第1リッ
ド部と下第1リッド部とが突き合わされる部分を、エア
バッグの中央部の展開の正面に配置することが可能にな
って、エアバッグの中央部により上第1リッド部及び下
第1リッド部が遅れることなく開かれるようになり、エ
アバッグの中央部の展開が遅れ過ぎるような状態になる
ことを避けることができるようになって、エアバッグの
展開を阻害せずにエアバッグを適切に展開させることが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステアリングハンドル及びダッシュボードパネ
ル付近の正面図
【図2】ステアリングハンドルのカバーの内側に配置さ
れたエアバッグ装置の斜視図
【図3】ダッシュボードパネルのカバーの内側に配置さ
れたエアバッグ装置の斜視図
【図4】ダッシュボードパネルのカバーの内側に配置さ
れたエアバッグ装置の縦断側面図
【図5】ステアリングハンドルのカバーの内側に配置さ
れたエアバッグ装置のインフレータの断面図
【図6】ダッシュボードパネルのカバーの内側に配置さ
れたエアバッグ装置のインフレータの斜視図
【図7】ダッシュボードパネルのカバーの内側に配置さ
れたエアバッグ装置のインフレータの横断平面図
【図8】ダッシュボードパネルのカバーの内側に形成さ
れた第1,2,3溝部及び凹面部の正面図
【図9】図8におけるA−A方向から見た断面図
【図10】図8におけるB−B方向から見た断面図
【図11】発明の実施の第1別形態において、図8にお
けるA−A方向から見た断面図
【図12】発明の実施の第1別形態において、図8にお
けるB−B方向から見た断面図
【図13】発明の実施の第2別形態において、ダッシュ
ボードパネルのカバーの内側に配置されたエアバッグ装
置のインフレータの斜視図
【図14】発明の実施の第2別形態において、ダッシュ
ボードパネルのカバーの内側に配置されたエアバッグ装
置のインフレータの横断側面図
【図15】発明の実施の第2別形態において、ダッシュ
ボードパネルのカバーの内側に配置されたエアバッグ装
置のインフレータの縦断側面図
【図16】発明の実施の第3別形態において、ダッシュ
ボードパネルのカバーの内側に形成された第1,2,3
溝部の正面図
【図17】発明の実施の第3別形態において、ダッシュ
ボードパネルのカバーの内側に形成された第1及び第2
溝部の正面図
【図18】発明の実施の第3別形態において、ダッシュ
ボードパネルのカバーの内側に形成された第1及び第2
溝部の正面図
【図19】発明の実施の第3別形態において、ダッシュ
ボードパネルのカバーの内側に形成された第1,2,3
溝部の正面図
【符号の説明】
2,4 カバー 5 エアバッグ 27 第1リッド部、上第1リッド部 27a 上第1リッド部のヒンジ部分 28 第1リッド部、下第1リッド部 28a 下第1リッド部のヒンジ部分 29,30 第2リッド部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部よりも周辺部が先に膨張して展開
    するように構成されたエアバッグに対してカバーを設
    け、 前記エアバッグの中央部に対応するもので前記エアバッ
    グの展開によって開く第1リッド部と、前記エアバッグ
    の周辺部に対応するもので前記エアバッグの展開によっ
    て開く第2リッド部とを、前記カバーに備えて、 前記エアバッグの展開時に、先に前記エアバッグの周辺
    部が前記第2リッド部を開いて展開し、遅れて前記エア
    バッグの中央部が前記第1リッド部を開いて展開するよ
    うに構成してあるエアバッグ装置のカバー構造。
  2. 【請求項2】 前記第2リッド部を前記カバーにおける
    前記第1リッド部の右側及び左側部位に備えて、 前記エアバッグの展開時に、先に前記エアバッグの周辺
    部が前記右側及び左側の第2リッド部を開いて展開し、
    遅れて前記エアバッグの中央部が前記第1リッド部を開
    いて展開するように構成してある請求項1に記載のエア
    バッグ装置のカバー構造。
  3. 【請求項3】 前記第1リッド部を上側の上第1リッド
    部と下側の下第1リッド部とに分けて構成して、 前記上第1リッド部の上側部分をヒンジ部分として、前
    記上第1リッド部が開くように構成し、前記下第1リッ
    ド部の下側部分をヒンジ部分として、前記下第1リッド
    部が開くように構成してある請求項1又は2に記載のエ
    アバッグ装置のカバー構造。
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