JP2001179951A - インクジェット方式画像形成装置 - Google Patents

インクジェット方式画像形成装置

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JP2001179951A JP36653599A JP36653599A JP2001179951A JP 2001179951 A JP2001179951 A JP 2001179951A JP 36653599 A JP36653599 A JP 36653599A JP 36653599 A JP36653599 A JP 36653599A JP 2001179951 A JP2001179951 A JP 2001179951A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字ヘッドと記録媒体との位置関係を高精度に
保てるインクジェット方式画像形成装置を提供する。 【解決手段】ヘッドホルダ60がスライドベース40に
固定される固定位置を3つの偏心コマ201,202,
203を用いて調整できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出する
印字ヘッドを所定方向に往復動させながら記録媒体に画
像を形成するインクジェット方式画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式の画像形成
装置が知られている。このインクジェット方式画像形成
装置は、例えば、インクを吐出する複数のインク吐出口
が形成された印字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載して
所定方向に往復動するキャリッジと、上記の所定方向に
直交する方向に記録紙を搬送する搬送装置とを備えてい
る。
【0003】記録紙に画像を形成する際は、一般に、搬
送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッ
ジを上記の所定方向に往復動させながら、画像情報を坦
持した画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐
出し、記録紙のうち、インク吐出口に向き合う画像形成
領域に位置する部分に1バンド分の画像を形成する。そ
の後、記録紙を1バンド分の幅だけ搬送して停止させ、
再び、キャリッジを上記の所定方向に往復動させなが
ら、画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出
し、記録紙のうち、画像形成領域に新たに位置する部分
に画像を形成する。このような動作を繰り返すことによ
り記録紙に画像を形成する。
【0004】上述したインクジェット方式の画像形成装
置では、一般に、上記の所定方向に延びる案内レールが
形成されており、キャリッジは、この案内レールに往復
動自在に固定されている。ところが、キャリッジに搭載
される印字ヘッドには様々な形状のものがあり、搭載す
る印字ヘッドの形状に対応させてキャリッジを作製し直
す必要がある。このため、キャリッジを作製し直す費用
がかかったり、キャリッジ作製用の金型の費用もかかっ
たりして、装置全体としてコストアップになる。特に、
大型のキャリッジの場合は、金型の費用が高くなり、装
置全体としていっそうコストアップになる。
【0005】そこで、印字ヘッドが搭載されるヘッドホ
ルダと、このヘッドホルダが着脱自在に固定されるスラ
イドベースとにキャリッジを分割したキャリッジユニッ
トを用いることがある。このキャリッジユニットでは、
スライドベースが上記の案内レールに固定されて所定方
向に往復動する。このようにヘッドホルダとスライドベ
ースに分割されたキャリッジユニットを使用する場合、
各部品は小型になる。従って、ヘッドホルダを印字ヘッ
ドの形状に対応させて作製し直しても、その費用は、一
体型のキャリッジを作製し直す費用に比べて低くて済
む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、正確な画像
を形成して画像品位を高品質に保つためには、印字ヘッ
ドと記録紙の距離が正確に一定であることが望ましい。
しかし、上記したキャリッジユニットや案内レールなど
各種部品の精度には多少の誤差が生じることが多い。複
数個の部品に誤差が生じてこれらが累積すると、印字ヘ
ッドと記録紙の距離や角度が変わってくることもある。
特に、上記した分割型のキャリッジユニットでは、ヘッ
ドホルダ及びスライドベース双方に誤差が生じることが
あり、印字ヘッドと記録紙の距離や角度が変わり易い。
このため、正確な画像を形成しにくく画像品位を高品質
に保てないこともある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、印字ヘッドと
記録媒体との位置関係を高精度に保てるインクジェット
方式画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のインクを吐出する印字ヘッドを搭載したヘッ
ドホルダが着脱自在に固定されたスライドベースを所定
方向に往復動させながら前記印字ヘッドからインクを吐
出させ、記録媒体のうち該印字ヘッドの前方の画像形成
領域に位置する部分に画像を形成するインクジェット方
式画像形成装置において、(1)前記ヘッドホルダが前
記スライドベースに固定される固定位置を調整する調整
機構を備えたことを特徴とするものである。
【0009】ここで、(2)前記調整機構は、前記ヘッ
ドホルダを動かすことにより前記固定位置を調整するも
のであってもよい。
【0010】また、(3)前記ヘッドホルダは、前記所
定方向に直交する第1方向に移動して突き当たる少なく
とも3つの第1突当部と、前記所定方向に移動して突き
当たる少なくとも1つの第2突当部と、前記第1方向及
び前記所定方向双方に直交する第3方向に移動して突き
当たる少なくとも2つの第3突当部とを備えたものであ
り、(4)前記スライドベースは、前記第1突当部に突
き当たる第4突当部と、前記第2突当部に突き当たる第
5突当部と、前記第3突当部に突き当たる第6突当部と
を備えたものであり、(5)前記調整機構は、前記第1
突当部から前記第6突当部までのうちの少なくとも一つ
を移動させるものであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
インクジェット方式画像形成装置の一実施形態を説明す
る。
【0012】図1は、本発明のインクジェット方式画像
形成装置の一例であるプロッタの概略構成を示す斜視図
である。
【0013】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行
に2本の案内レール16が掛け渡されている。この案内
レール16には、モータ(図示せず)とベルト(図示せ
ず)によって矢印B,B’方向(矢印A方向に直交する
方向)に自在に往復動するスライドベース40が固定さ
れている。このスライドベース40には、インクを吐出
するインク吐出口(図示せず)を有する印字ヘッド20
が搭載されるヘッドホルダ60が着脱自在に固定されて
いる。スライドベース40とヘッドホルダ60によって
キャリッジユニット30が構成されている。
【0014】ヘッドホルダ60に搭載された印字ヘッド
20のインク吐出口の前方は、画像が形成される画像形
成領域18であり、記録紙12のうち、この画像形成領
域18に位置する部分にインク吐出口からインクが吐出
されて画像が形成される。なお、図1では、印字ヘッド
20、スライドベース40、及びヘッドホルダ60の概
略構成が描かれている。また、図1では、1つの印字ヘ
ッド20のように表わされているが、実際は、図2に示
すように、4つの印字ヘッド20K(ブラック),20
C(シアン),20M(マゼンタ),20Y(イエロ
ー)から構成されている。
【0015】記録紙12に画像を形成するに当っては、
プラテン14に記録紙12を載置し、この記録紙を、プ
ラテン14に形成された開口部(図示せず)から外周面
の一部を露出した搬送ローラ22と、記録紙12の幅方
向両端部を上方から押えるピンチローラ24とによって
挟持し、モータ(図示せず)により搬送ローラ22を回
転させて搬送する。記録紙12の上方でスライドベース
40を矢印B,B’方向に往復動させ、制御装置26か
ら印字ヘッド20に送信された画像情報を担持する画像
信号に基づいてインクを吐出して、記録紙12のうち、
画像形成領域18に位置する部分に画像を形成する。
【0016】図2から図6までを参照して、キャリッジ
ユニット30について説明する。
【0017】図2は、図1のキャリッジユニットを示す
斜視図であり、図3は、図2のキャリッジユニットのス
ライドベースを示す斜視図である。図4は、印字ヘッド
が搭載されたヘッドホルダを示す斜視図である。また、
図5は、キャリッジユニットの一部を破断して示す側面
図であり、図6は、キャリッジユニットの平面図であ
る。
【0018】キャリッジユニット30は、上述したよう
に、矢印B,B’方向に自在に往復動するスライドベー
ス40と、このスライドベース40に着脱自在に固定さ
れるヘッドホルダ60とを備えている。スライドベース
40とヘッドホルダ60にはそれぞれ、これら両者を固
定したときに互いに対向する対向面42,62が形成さ
れている。スライドベース40の対向面42は、矢印A
方向(本発明にいう第1方向の一例である)に突出して
いるコ字状の凸面42aと、矢印A’方向に奥まった位
置に形成された凹面42bから構成されており、2つの
面42a,42bの境界には段差が形成されている。
【0019】図4に示すように、ヘッドホルダ60の対
向面62の上部には、矢印A’方向に突出した第1突当
部64が形成されている。この第1突当部64の先端面
64aに突き当たるものとして、スライドベース40の
対向面42の上部の凸面42aには、図3に示すよう
に、第1偏心コマ201(本発明にいう第4突当部の一
例である)が固定されている。この第1偏心コマ201
は、横断面が楕円形の柱状のものであり、その一部が露
出している。
【0020】また、図4に示すように、ヘッドホルダ6
0の対向面62の下部のうち、矢印B,B’方向の両端
にも、L字を逆にしたような形状の2つの第1突当部6
6,68が形成されている。これら2つの第1突当部6
6,68の内側面66a(図5参照),68a(面68
aは図示せず)に突き当たるものとして、図5に示すよ
うに、スライドベース40の一側面46の凸部50に
は、第2偏心コマ202(本発明にいう第4突当部の一
例である。)が固定されている。この第2偏心コマ20
2は、横断面が楕円形の柱状のものであり、その一部が
露出している。また、スライドベース40の他側面48
には、図6に示すように、柱状の凸部52(本発明にい
う第4突当部の一例である。)が形成されている。ここ
では、第2偏心コマ202と凸部52の外周面52a
(図9参照)がそれぞれ第1突当部66,68の内側面
66a,68aに突き当たる。
【0021】スライドベース40の対向面42bの下部
には、ヘッドホルダ60を矢印A方向(スライドベース
40から離れる方向)に付勢する板ばね54が固定され
ている。図5に示すように、この板ばね54によって、
ヘッドホルダ60は矢印A方向に押される。しかし、第
1突当部66,68の内側面66a,68aがそれぞれ
第2偏心コマ202と凸部52の外周面52aに突き当
たるので、これらの矢印A,A’方向への移動が禁止さ
れ、これらの停止する位置が決められる。
【0022】また、スライドベース40の対向面42b
の中央部に形成された逆L字状の突起56と,ヘッドホ
ルダ60の対向面62の中央部に形成された突起70と
の間には、コイルばね72が掛け渡されている。このコ
イルばね72は、スライドベース40とヘッドホルダ6
0とを互いに引き寄せる(近付ける)働きをする。コイ
ルばね72によって、図5に示すように、スライドベー
ス40の対向面42aとヘッドホルダ60の対向面62
の上部とが互いに引き寄せられる。しかし、第1突当部
64が第1偏心コマ201に突き当たるので、これらの
矢印A,A’方向への移動が禁止され、これらの停止す
る位置が決められる。
【0023】図3に示すように、スライドベース40の
側面46には、ヘッドホルダ60を矢印B’方向に押す
板ばね58が固定されている。一方、ヘッドホルダ60
の第1突当部68の側面には、矢印B’方向に突出した
第2突当部74が形成されている。板ばね58によっ
て、図6に示すように、第2突当部74がスライドベー
ス40の側面48(ここでは第5突当部の一例である)
に引き寄せられる。しかし、これらは互いに突き当たる
ので、これらの矢印B,B’方向への移動が禁止され、
これらの停止する位置が決められる。このように、1つ
の第2突当部74、1つの第5突当部(側面48)、及
び板ばね58によって、ヘッドホルダ60が矢印B,
B’方向に移動することが禁止される。
【0024】上記したコイルばね72によってヘッドホ
ルダ60が矢印C’方向に引っ張られる。しかし、第1
突当部66,68の内面66b,68bが第4突当部5
0の上面50b及び第3偏心コマ203に突き当たる。
これにより、ヘッドホルダ60の矢印C,C’方向への
移動が禁止される。従って、ここでは、第1突当部6
6,68が、本発明にいう第3突当部(66b,68
b)を兼ねており、第4突当部50,52が、本発明に
いう第6突当部(50b)を兼ねている。なお、第3偏
心コマ203は第4突当部52にその一部を露出して固
定されており、この第3偏心コマ203が本発明にいう
第6突当部の一例である。
【0025】上述したように、第1から第6までの突当
部64,201(第1偏心コマ),66a,68a,2
02(第2偏心コマ),52a,66b,68b,50
b,203(第3偏心コマ),74,48、板ばね5
4,58、及びコイルばね72によって、矢印A,
A’,B,B’,C,C’で示される互いに直交する方
向にヘッドホルダ60が移動することが禁止されるの
で、ヘッドホルダ60とスライドベース40との位置決
めを正確にできる。なお、矢印B,B’方向が、本発明
にいう第2方向の一例である。また、矢印C,C’方向
が、本発明にいう第3方向の一例である。また、3つの
偏心コマ201,202,203によって、本発明にい
う調整機構の一例が構成されている。
【0026】図7から図11までを参照して、ヘッドホ
ルダがスライドベースに固定される固定位置の調整につ
いて説明する。
【0027】図7は、矢印C’方向から視た第1偏心コ
マを示す平面図である。図8は、矢印B方向から視た第
2偏心コマを示す平面図である。図9は、矢印B’方向
から視た第3偏心コマを示す平面図である。図10は、
第1当接部と凸部の接合位置を示す斜視図である。図1
1は、第1当接部と凸部及び第3偏心コマの接合状態を
矢印B方向から視た平面図である。
【0028】図7に示すように、第1偏心コマ201
は、矢印D方向に自在に回転(自転)できるようにスラ
イドベース40に固定されており、その一部が面42a
から露出している。第1偏心コマ201の回転中心は第
1偏心コマ201自身である。第1偏心コマ201の外
周面のうち、面42aから露出している部分には、中心
角が約90°の範囲に第1偏心コマ201の外周面より
も小さい半径で偏心面201aが形成されている。偏心
面201aは、第1偏心コマ201の回転中心に対して
偏心している。また、第1偏心コマ201の天面(頂
面)には、ドライバ(図示せず)の先端部が差し込まれ
るドライバ用長孔201bが形成されている。
【0029】ドライバの先端部をドライバ用長孔201
bに差し込んで、第1偏心コマ201を矢印D方向に回
転させると、第1突当部64の先端面64aに対するヘ
ッドホルダ60の高さが変化し、矢印B,B’方向に延
びる軸(仮想の軸)を中心軸としてヘッドホルダ60が
回転する。これにより、ヘッドホルダ60がスライドベ
ース40に固定される固定位置のうち上記の中心軸回り
の位置が調整できる。従って、記録紙のうち画像形成領
域に位置する部分と印字ヘッド20(図1参照)のイン
ク吐出面との平行性を調整でき、バンド内におけるイン
ク滴着弾のばらつきを抑えられる。
【0030】図8に示すように、第2偏心コマ202
は、矢印E方向に自在に回転(自転)できるようにスラ
イドベース40の凸部50に固定されており、その一部
が面50aから露出している。第2偏心コマ202の回
転中心は第2偏心コマ202自身である。第2偏心コマ
202の外周面のうち、面50aから露出している部分
には、中心角が約90°の範囲に第2偏心コマ202の
外周面よりも小さい半径で偏心面202aが形成されて
いる。偏心面202aは、第2偏心コマ202の回転中
心に対して偏心している。また、第2偏心コマ202の
天面(頂面)には、ドライバ(図示せず)の先端部が差
し込まれるドライバ用長孔202bが形成されている。
【0031】ドライバの先端部をドライバ用長孔202
bに差し込んで、第2偏心コマ202を矢印E方向に回
転させると、第1突当部66aに対するヘッドホルダ6
0の高さが変化し、矢印C,C’方向に延びる軸(仮想
の軸)を中心軸としてヘッドホルダ60が回転する。こ
れにより、ヘッドホルダ60がスライドベース40に固
定される固定位置のうち、矢印C,C’方向に延びる中
心軸回りの位置が調整できる。従って、記録紙搬送方向
に対する印字ヘッド20(図1参照)のインク吐出列の
傾きを調整でき、バンド合せ部の縦線(矢印A,A’方
向に延びる直線)の方向における印字のずれを無くせ
る。
【0032】図9や図10などに示すように、第3偏心
コマ203は、矢印F方向に自在に回転(自転)できる
ようにスライドベース40の凸部52に固定されてお
り、その一部が面52aから露出している。第3偏心コ
マ203の回転中心は第3偏心コマ203自身である。
第3偏心コマ203の外周面のうち、面52aから露出
している部分には、中心角が約90°の範囲に第3偏心
コマ203の外周面よりも小さい半径での偏心面203
aが形成されている。偏心面203aは、第3偏心コマ
203の回転中心に対して偏心している。また、第3偏
心コマ203の天面(頂面)には、ドライバ(図示せ
ず)の先端部が差し込まれるドライバ用長孔203bが
形成されている。
【0033】ドライバの先端部をドライバ用長孔203
bに差し込んで、第3偏心コマ203を矢印F方向に回
転させると、第3突当部66bに対するヘッドホルダ6
0の高さが変化し、矢印A,A’方向に延びる軸(仮想
の軸)を中心軸としてヘッドホルダ60が回転する。こ
れにより、ヘッドホルダ60がスライドベース40に固
定される固定位置のうち、矢印A,A’方向に延びる中
心軸回りの位置が調整できる。従って、記録紙のうち画
像形成領域に位置する部分(画像形成部分)から印字ヘ
ッドのインク吐出口までの距離が調整される。この調整
によって、上記の画像形成部分から4つの印字ヘッド2
0K,20C,20M,20Y(図2参照)それぞれま
での距離の差を最小にできる。この結果、4つの印字ヘ
ッド20K,20C,20M,20Yにおけるインク滴
着弾のばらつきを抑えられる。
【0034】なお、3つの偏心コマ201,202,2
03は、ヘッドホルダ60がスライドベース40に固定
される固定位置を調整された後、スライドベース40に
接着して固定される。
【0035】上記した実施形態では、3つの突当部の高
さを調整することにより、ヘッドホルダ60がスライド
ベース40に固定される固定位置を調整したが、調整箇
所を少なくしてもよいし、この逆に、細かに調整する場
合は調整箇所を増やしてもよい。また、上記の実施形態
では3つの偏心コマ201,202,203を用いて固
定位置を調整したが、突当部の高さを調整できれば偏心
コマに限定されずに、螺子などを用いてもよい。さら
に、突当部の高さを調整するための部品を予め大きめに
調整しておき、必要に応じて削除して調整するようにし
てもよい。
【0036】また、上記の実施形態では、スライドベー
ス40に調整機構(3つの偏心コマ201,202,2
03)を設けたが、調整機構の一部もしくは全てをヘッ
ドホルダ60に設けてもよく、この場合も同様の効果を
得られる。さらに、本発明ではインクジェット方式画像
形成装置を組立てる際に固定位置を調整することを前提
にしたが、出力画像(記録媒体に形成された画像)を視
て判断し易い第2偏心コマ202の調整(上記した縦線
ずれの調整)などは、レバー等を設けてユーザが調整で
きるように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ット方式画像形成装置では、ヘッドホルダやスライドベ
ースなどの部品の精度に誤差が生じ、この誤差に起因し
て画像形成領域に対する印字ヘッドの位置がずれても、
調整機構で固定位置を調整できるので、画像形成領域に
対する印字ヘッドの位置を調整できる。従って、印字ヘ
ッドと記録媒体との位置関係を高精度に保てることとな
り、高品質の画像を得られることとなる。
【0038】ここで、前記調整機構は、前記ヘッドホル
ダを動かすことにより前記固定位置を調整するものであ
る場合は、ヘッドホルダを動かすだけで固定位置を調整
できるので、固定位置を容易に調整できる。
【0039】また、前記ヘッドホルダは、第1突当部と
第2突当部と第3突当部とを備えたものであり、前記ス
ライドベースは、第4突当部と第5突当部と第6突当部
とを備えたものであり、さらに、前記調整機構は、前記
第1突当部から前記第6突当部までのうちの少なくとも
一つを移動させるものである場合は、第1突当部から第
6突当部までのうちの少なくとも一つを移動させるだけ
で固定位置を調整できるので、固定位置をいっそう容易
に調整できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット方式画像形成装置の一
例であるプロッタの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のキャリッジユニットを示す斜視図であ
る。
【図3】図2のキャリッジユニットのスライドベースを
示す斜視図である。
【図4】印字ヘッドが搭載されたヘッドホルダを示す斜
視図である。
【図5】キャリッジユニットの一部を破断して示す側面
図である。
【図6】キャリッジユニットの平面図である。
【図7】矢印C’方向から視た第1偏心コマを示す平面
図である。
【図8】矢印B方向から視た第2偏心コマを示す平面図
である。
【図9】矢印B’方向から視た第3偏心コマを示す平面
図である。
【図10】第1当接部と凸部の接合位置を示す斜視図で
ある。
【図11】第1当接部と凸部及び第3偏心コマの接合状
態を矢印B方向から視た平面図である。
【符号の説明】
10 プロッタ 20K,20C,20M,20Y 印字ヘッド 30 キャリッジユニット 40 スライドベース 48 第5突当部 60 ヘッドホルダ 64,66,68 第1突当部 74 第2突当部 201 第1偏心コマ 202 第2偏心コマ 203 第3偏心コマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する印字ヘッドを搭載した
    ヘッドホルダが着脱自在に固定されたスライドベースを
    所定方向に往復動させながら前記印字ヘッドからインク
    を吐出させ、記録媒体のうち該印字ヘッドの前方の画像
    形成領域に位置する部分に画像を形成するインクジェッ
    ト方式画像形成装置において、 前記ヘッドホルダが前記スライドベースに固定される固
    定位置を調整する調整機構を備えたことを特徴とするイ
    ンクジェット方式画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記調整機構は、 前記ヘッドホルダを動かすことにより前記固定位置を調
    整するものであることを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット方式画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドホルダは、 前記所定方向に直交する第1方向に移動して突き当たる
    少なくとも3つの第1突当部と、前記所定方向に移動し
    て突き当たる少なくとも1つの第2突当部と、前記第1
    方向及び前記所定方向双方に直交する第3方向に移動し
    て突き当たる少なくとも2つの第3突当部とを備えたも
    のであり、 前記スライドベースは、 前記第1突当部に突き当たる第4突当部と、前記第2突
    当部に突き当たる第5突当部と、前記第3突当部に突き
    当たる第6突当部とを備えたものであり、 前記調整機構は、 前記第1突当部から前記第6突当部までのうちの少なく
    とも一つを移動させるものであることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のインクジェット方式画像形成装置。
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