JP2001179580A - 円筒ワークの端部加工装置 - Google Patents

円筒ワークの端部加工装置

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JP2001179580A
JP2001179580A JP36849399A JP36849399A JP2001179580A JP 2001179580 A JP2001179580 A JP 2001179580A JP 36849399 A JP36849399 A JP 36849399A JP 36849399 A JP36849399 A JP 36849399A JP 2001179580 A JP2001179580 A JP 2001179580A
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grindstone
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axial direction
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Takeshi Tsuda
剛 津田
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークと砥石との接触面積を小さくして、一
様な加工を実現するとともに、砥石の偏摩耗を防止し
て、砥石の寿命を長くすること。 【解決手段】 円筒ワーク1の回転軸11に対してその
回転軸21が傾斜するように円筒体の砥石2が配設さ
れ、回転している前記円筒ワーク1の周壁面10の軸方
向の端部に前記円筒体の砥石2の外周壁21を接触させ
た状態で回転するとともに軸方向に往復動させることに
より、前記円筒ワーク1の周壁面10の軸方向の端部1
21、131が加工される円筒ワークの端部加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒ワークの周壁
面の軸方向の端部に面取りその他の加工が施される円筒
ワークの端部加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の第1のワークの面取り装置(実公
平6−45319、特開平9−174401)は、図5
および図6に示されるようにディスク状ワークDWおよ
び円筒ワークCWの軸方向の端部を傾斜して配設したデ
ィスク状の砥石DGの軸方向端面によって加工するもの
であった。
【0003】また従来の第2のワークの面取り装置は、
図7および図8に示されるように円筒ワークCWの軸方
向に平行に配設された円錐状および円錐台状の砥石CG
によって、前記円筒ワークCWの軸方向の端部を加工す
るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の第1のワー
クの面取り装置は、ディスク状ワークDWおよび円筒ワ
ークCWの軸方向の端部を傾斜して配設したディスク状
の砥石DGの軸方向端面によって加工するものであるの
で、前記ワークDWの軸方向の端部と前記ディスク状の
砥石DGの軸方向端面との接触部の形状が三日月状にな
るとともに、周速差が存在するため、一様な面取り加工
を行うことが出来なかったという問題があった。
【0005】また上記従来の第2のワークの面取り装置
は、円筒ワークCWの軸方向に平行に配設された円錐状
および円錐台状の砥石CGによって、前記円筒ワークC
Wの軸方向の端部を加工するものであるので、前記砥石
CGの円錐状の側壁面の特定の箇所によって加工を行う
ものであるので、前記砥石CGの円錐状の側壁面の一部
の特定の箇所のみ偏摩耗するため、砥石の寿命が短いと
いう問題があった。
【0006】そこで本発明者は、円筒ワークの回転軸に
対してその回転軸が傾斜するように筒状の砥石を配設し
て、回転している円筒ワークの周壁面の軸方向の端部に
前記筒状の砥石の外周壁を接触させた状態で回転すると
ともに軸方向に往復動させることにより、前記円筒ワー
クの周壁面の軸方向の端部を加工するという本発明の技
術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、前記ワ
ークと砥石との接触面積を小さくして、一様な加工を実
現するとともに、砥石の偏摩耗を防止して、砥石の寿命
を長くするという目的を達成する本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の円筒ワークの端部加工装置は、円筒ワー
クの回転軸に対してその回転軸が傾斜するように筒状の
砥石が配設され、回転している円筒ワークの周壁面の軸
方向の端部に前記筒状の砥石の外周壁を接触させた状態
で回転するとともに軸方向に往復動させることにより、
前記円筒ワークの周壁面の軸方向の端部が加工されるも
のである。
【0008】本発明(請求項2に記載の第2発明)の円
筒ワークの端部加工装置は、前記第1発明において、前
記筒状の砥石が、円筒ワークの外周壁の軸方向の端部に
接触して軸方向に往復動することにより、前記円筒ワー
クの外周壁の端部が加工されるものである。
【0009】本発明(請求項3に記載の第3発明)の円
筒ワークの端部加工装置は、前記第1発明において、前
記筒状の砥石が、円筒ワークの内周壁の軸方向の端部に
接触して軸方向に往復動することにより、前記円筒ワー
クの内周壁の端部が加工されるものである。
【0010】本発明(請求項4に記載の第4発明)の円
筒ワークの端部加工装置は、前記第2発明または第3発
明において、前記筒状の砥石が、軸方向の両端において
面取りが施されているものである。
【0011】本発明(請求項5に記載の第5発明)の円
筒ワークの端部加工装置は、前記第4発明において、前
記筒状の砥石の外径が、前記円筒ワークの内径より小さ
いものである。
【0012】本発明(請求項6に記載の第6発明)の円
筒ワークの端部加工装置は、前記第5発明において、前
記筒状の砥石を、その回転軸に平行な方向に移動させる
第1軸移動機構を備えているものである。
【0013】本発明(請求項7に記載の第7発明)の円
筒ワークの端部加工装置は、前記第6発明において、前
記筒状の砥石を、その半径方向に移動させる第2軸移動
機構を備えているものである。
【0014】本発明(請求項8に記載の第8発明)の円
筒ワークの端部加工装置は、前記第1発明において、前
記円筒ワークが、円筒形のセラミックスであるものであ
る。
【0015】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
円筒ワークの端部加工装置は、円筒ワークの回転軸に対
してその回転軸が傾斜するように筒状の砥石が配設さ
れ、回転している円筒ワークの周壁面の軸方向の端部に
前記筒状の砥石の外周壁を接触させた状態で回転すると
ともに軸方向に往復動させることにより、前記円筒ワー
クの周壁面の軸方向の端部が加工されるので、前記ワー
クと砥石との接触面積を小さくして、一様な加工を実現
するとともに、砥石の偏摩耗を防止して、砥石の寿命を
長くするという効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第2発明の円筒ワークの
端部加工装置は、前記第1発明において、前記筒状の砥
石が、円筒ワークの外周壁の軸方向の端部に接触して軸
方向に往復動することにより、前記円筒ワークの外周壁
の端部が加工されるので、前記ワークの外周壁と砥石の
外周壁との接触面積を有効に小さくして、前記ワークの
外周壁の一様な加工を実現するとともに、砥石の偏摩耗
を防止して、砥石の寿命を長くするという効果を奏す
る。
【0017】上記構成より成る第3発明の円筒ワークの
端部加工装置は、前記第1発明において、前記筒状の砥
石が、円筒ワークの内周壁の軸方向の端部に接触して軸
方向に往復動することにより、前記円筒ワークの内周壁
の端部が加工されるので、前記ワークの内周壁と砥石と
の接触面積を小さくして、前記ワークの内周壁の一様な
加工を実現するとともに、砥石の偏摩耗を防止して、砥
石の寿命を長くするという効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第4発明の円筒ワークの
端部加工装置は、前記第2発明または第3発明におい
て、前記筒状の砥石が、軸方向の両端において面取りが
施されているので、前記筒状の砥石の軸方向の往復動に
あたり前記筒状の砥石を半径方向に移動させることを不
要にするという効果を奏する。
【0019】上記構成より成る第5発明の円筒ワークの
端部加工装置は、前記第4発明において、前記筒状の砥
石の外径が、前記円筒ワークの内径より小さいので、前
記円筒ワークの内周壁の軸方向における端部の加工を可
能にするとともに、前記ワークの内周壁と砥石との接触
面積を小さくするという効果を奏する。
【0020】上記構成より成る第6発明の円筒ワークの
端部加工装置は、前記第5発明において、前記第1軸移
動機構が、前記筒状の砥石をその回転軸に平行な方向に
移動させるので、前記筒状の砥石の軸方向の往復動を実
現して、前記筒状の砥石の前記外周壁の軸方向の全体ま
たは一定範囲に亘る一様な加工を実現するという効果を
奏する。
【0021】上記構成より成る第7発明の円筒ワークの
端部加工装置は、前記第6発明において、前記第2軸移
動機構が、前記筒状の砥石をその半径方向に移動させる
ので、前記筒状の砥石の半径方向の動きにより前記円筒
ワークとの接触状態を制御して、前記筒状の砥石による
加工状態の制御を可能にするので、一様な加工を実現す
るという効果を奏する。
【0022】上記構成より成る第8発明の円筒ワークの
端部加工装置は、前記第1発明において、前記円筒ワー
クとしての前記円筒形のセラミックスの軸方向における
端部の加工を実現するという効果を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0024】(第1実施形態)本第1実施形態の円筒ワ
ークの端部加工装置は、図1および図2に示されるよう
に円筒ワーク1の回転軸11に対してその回転軸21が
傾斜するように円筒体の砥石2が配設され、回転してい
る前記円筒ワーク1の周壁面10の軸方向の端部に前記
円筒体の砥石2の外周壁21を接触させた状態で回転す
るとともに軸方向に往復動させることにより、前記円筒
ワーク1の周壁面10の軸方向の端部121、131が
加工されるものである。
【0025】前記円筒ワーク1を回転駆動する回転駆動
装置3は、図2に示されるように主軸駆動モータ31
と、主軸駆動モータ31の回転を主軸32に連絡する主
軸駆動ベルト33と、前記主軸32を軸支する軸受34
と、前記主軸32と一体的に回転し前記円筒ワーク1を
把持するチャックを備えたワーク把持機構35とから成
る。
【0026】前記円筒体の砥石2をその回転軸21に平
行な方向に移動させる第1軸移動機構4は、前記円筒ワ
ーク1の前記回転軸11に対して45度の角度で傾斜し
て配設され、前記円筒体の砥石2をY軸方向に往復動さ
せるY軸送りテーブル41によって構成されている。
【0027】前記円筒体の砥石2をその半径方向に移動
させる第2軸移動機構5は、前記Y軸送りテーブル41
上において前記Y軸に対して直交するX方向に移動自在
に配設され前記円筒体の砥石2の前記円筒ワーク1の周
壁面の軸方向の端部との接触状態を制御するX軸送りテ
ーブル51によって構成されている。
【0028】本第1実施形態においては前記円筒体の砥
石2の外周壁22が、図1(A)に示されるように前記
円筒ワーク1の外周壁12の軸方向の端部121に接触
して軸方向全体に亘りまたは軸方向の所定範囲に亘り往
復動することにより、前記円筒ワーク1の外周壁12の
端部121を加工するとともに、図1(B)に示される
ように前記円筒体の砥石2が、前記円筒ワーク1の内周
壁13の軸方向の端部131に接触して軸方向に往復動
することにより、前記円筒ワーク1の前記内周壁13の
前記端部131を加工するように、前記Y軸送りテーブ
ル41およびX軸送りテーブル51はそれぞれの座標位
置への移動とともに、該2個の加工位置における加工の
ためのY軸およびX軸方向の往復動が実現されるように
構成されている。
【0029】前記円筒体の砥石2を回転駆動する砥石ス
ピンドル6は、前記X軸送りテーブル51上に配設さ
れ、回転シャフト61の先端に前記円筒体の砥石2が配
設されている。
【0030】前記円筒ワーク1は、内径11mmの両端
が開口した中空円筒体より成る円筒形のセラミックスに
よって構成されている。
【0031】前記砥石2は、砥石径を大きくした方が砥
石寿命には有利であるが、本第1実施形態においては前
記円筒ワーク1と傾斜して配設された砥石2との接触部
の面積を小さくするとともに相互の干渉を回避する観点
より、図1に示されるように前記円筒ワーク1の内径よ
り小さい外径8mmの中実円筒体によって構成する。
【0032】上述した従来における円錐状の側壁を備え
た砥石の周速を一定にするために、Y軸送りに応じて砥
石スピンドルの回転数を変化させる事も検討したが、制
御が複雑になり、また砥石の先端部の摩耗が根元に比べ
て多く、直線的な砥石形状維持は難しいため、本発明者
は筒状の砥石に着眼し、本第1実施形態においては円筒
体の砥石を一例として採用した。
【0033】しかも前記円筒ワーク1の内径に対する砥
石の外径の比である径比率は、前記砥石2の往復動のス
トロークにより異なるが、本第1実施形態においては一
例として約0.7に設定されている。
【0034】前記砥石2として使用される使用砥石は、
砥粒としては、ダイヤ、CBNが使用可能であり、結合
剤は、電着、レジンボンド、メタルボンドをテストし、
結果としてレジンボンドを今回結合剤の一例として採用
した。
【0035】上記構成より成る本第1実施形態の円筒ワ
ークの端部加工装置による円筒ワークの端部加工方法に
ついて、以下に述べる。
【0036】前記筒状の砥石2が、前記Y軸送りテーブ
ル41およびX軸送りテーブル51による前記円筒ワー
ク1の前記外周壁12の軸方向の端部121に接触して
前記回転軸21の方向に前記砥石2の軸方向全体に亘り
または軸方向の所定範囲に亘り往復動することにより、
前記円筒ワーク1の外周壁12の前記端部121が面取
り加工される。
【0037】前記筒状の砥石2が、前記Y軸送りテーブ
ル41およびX軸送りテーブル51による前記円筒ワー
ク1の前記内周壁13の軸方向の前記端部131に接触
して前記回転軸21の方向に前記砥石2の軸方向全体に
亘りまたは軸方向の所定範囲に亘り往復動することによ
り、前記円筒ワーク1の前記内周壁13の前記端部13
1が面取り加工される。
【0038】上記作用を奏する本第1実施形態の円筒ワ
ークの端部加工装置は、前記円筒ワーク1の前記回転軸
11に対してその回転軸21が傾斜するように前記円筒
体の砥石2が配設され、前記回転している円筒ワーク1
の前記周壁面10の軸方向の端部に前記円筒体の砥石2
の前記外周壁22を接触させた状態で回転するとともに
軸方向全体に亘りまたは軸方向の所定範囲に亘り往復動
させることにより、前記円筒ワーク1の周壁面10の軸
方向の端部が加工されるので、前記円筒ワーク1と前記
砥石2との接触面積を小さくして、一様な加工を実現す
るという効果を奏する。
【0039】また本第1実施形態の円筒ワークの端部加
工装置は、前記回転している円筒ワーク1の前記周壁面
10の軸方向の端部に前記円筒体の砥石2の前記外周壁
22を接触させた状態で回転するとともに軸方向に往復
動させることにより、前記円筒ワーク1の周壁面10の
軸方向の端部が加工されるので、上記従来のように前記
砥石2の特定の一部のみによって加工が行われることが
無いため、前記砥石2の偏摩耗を防止して、前記砥石2
の寿命を長くするという効果を奏する。
【0040】すなわち本第1実施形態の円筒ワークの端
部加工装置は、前記円筒体の砥石2が、前記円筒ワーク
1の前記外周壁12の軸方向の前記端部121に接触し
て前記砥石2の回転軸21の方向に往復動することによ
り、前記円筒ワーク1の前記外周壁12の前記端部12
1が加工されるので、前記ワーク1の前記外周壁12と
前記砥石2の前記外周壁22との凸部同志の接触である
ため、両者の接触面積を有効に小さくするとともに従来
のような周速差が生じないようにして、前記ワーク1の
前記外周壁12の前記端部121の一様な加工を実現す
るとともに、前記砥石2の偏摩耗を防止して、前記砥石
2の寿命を長くするという効果を奏する。
【0041】また本第1実施形態の円筒ワークの端部加
工装置は、前記円筒体の砥石2が、前記円筒ワーク1の
前記内周壁13の軸方向の端部131に接触して前記砥
石2の回転軸21の方向に往復動することにより、前記
円筒ワーク1の前記内周壁13の前記端部131が加工
されるので、前記ワーク1の前記内周壁13と前記砥石
2との接触面積を小さくして、前記ワーク1の前記内周
壁13との干渉を回避して前記ワーク1の前記内周壁1
3の一様な加工を実現するとともに、前記砥石2の偏摩
耗を防止して、前記砥石2の寿命を長くするという効果
を奏する。
【0042】さらに第1実施形態の円筒ワークの端部加
工装置は、前記円筒体の砥石2の外径が、前記円筒ワー
ク1の内径より小さいので、前記円筒ワーク1の前記内
周壁13の軸方向における前記端部131の加工を可能
にするとともに、前記ワークの内周壁と砥石との接触面
積を小さくするという効果を奏する。
【0043】また本第1実施形態の円筒ワークの端部加
工装置は、前記第1軸移動機構4としての前記Y軸テー
ブル41が、前記円筒体の砥石2の前記外周壁22をそ
の回転軸21に平行な方向に移動させるので、前記円筒
体の砥石2の軸方向の往復動を実現して、前記円筒体の
砥石2の前記外周壁22の軸方向の全体または一定範囲
に亘る一様な加工を実現するという効果を奏する。
【0044】さらに本第1実施形態の円筒ワークの端部
加工装置は、前記第2軸移動機構5としての前記X軸テ
ーブル51が、前記円筒体の砥石2をその半径方向に移
動させるので、前記円筒体の砥石2の半径方向の動きに
より前記円筒ワーク1との接触状態を制御して、前記円
筒体の砥石2による加工状態の制御を可能にするので、
一様な加工を実現するという効果を奏する。
【0045】また本第1実施形態の円筒ワークの端部加
工装置は、前記円筒ワーク1としての前記中空円筒体の
セラミックスの内外周壁12、13の軸方向における前
記端部121、131の加工を実現するという効果を奏
する。
【0046】(第2実施形態)本第2実施形態の円筒ワ
ークの端部加工装置は、図3に示されるように円筒体の
砥石2が、軸方向の両端において面取り23が施されて
いる点が、前記第1実施形態との相違点であり、以下相
違点を中心に説明する。
【0047】上述した第1実施形態においては、軸方向
全体に亘り同一の外径の円筒体の砥石2を一例として採
用したので、砥石2を全面使用するには砥石2の往復時
に砥石2の外周面22を、前記円筒ワーク1の加工面か
ら抜ききる事が必要となるため、本第2実施形態におい
ては、切込時の往復運動を容易にするとともに方向切換
に要する時間を短縮するために、軸方向の両端において
面取りを施し実施したものである。
【0048】仮に前記砥石2を前記円筒ワーク1の加工
面から抜ききらないとすると、図4に示されるように前
記砥石2の中央部分のみ摩耗し、軸方向の両端に傾斜エ
ッジ24が発生し、前記円筒ワーク1の側面である軸端
面に加工が入ってしまうとともに、これを回避するとす
ると前記砥石2の往復動のストロークが徐々に短くなっ
てしまうからである。
【0049】上記構成より成る本第2実施形態の円筒ワ
ークの端部加工装置は、前記円筒体の砥石2が、軸方向
の両端において面取りが施されているので、前記筒状の
砥石の軸方向の往復動にあたり前記筒状の砥石を半径方
向に移動させることおよび前記円筒ワーク1の加工面か
ら抜ききる事を必要にして、方向切換に要する時間を短
縮するという効果を奏する。
【0050】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の円筒ワークの端部加工
装置における円筒ワークの外周壁および内周壁の端面の
加工を説明するための説明図である。
【図2】本第1実施形態の円筒ワークの端部加工装置の
全体を示す平面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の円筒ワークの端部加工
装置における砥石を示す平面図である。
【図4】本第2実施形態における砥石の比較対象を説明
するための説明図である。
【図5】従来の第1のワークの面取り装置の一例を示す
概観図である。
【図6】従来の第1のワークの面取り装置のその他の例
を示す概観図である。
【図7】従来の第2のワークの面取り装置の一例を示す
要部拡大図である。
【図8】従来の第2のワークの面取り装置のその他の例
を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1 円筒ワーク1 2 砥石 10 ワークの周壁面 11、21 回転軸 21 砥石の外周壁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒ワークの回転軸に対してその回転軸
    が傾斜するように筒状の砥石が配設され、回転している
    円筒ワークの周壁面の軸方向の端部に前記筒状の砥石の
    外周壁を接触させた状態で回転するとともに軸方向に往
    復動させることにより、前記円筒ワークの周壁面の軸方
    向の端部が加工されることを特徴とする円筒ワークの端
    部加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記筒状の砥石が、円筒ワークの外周壁の軸方向の端部
    に接触して軸方向に往復動することにより、前記円筒ワ
    ークの外周壁の端部が加工されることを特徴とする円筒
    ワークの端部加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記筒状の砥石が、円筒ワークの内周壁の軸方向の端部
    に接触して軸方向に往復動することにより、前記円筒ワ
    ークの内周壁の端部が加工されることを特徴とする円筒
    ワークの端部加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、 前記筒状の砥石が、軸方向の両端において面取りが施さ
    れていることを特徴とする円筒ワークの端部加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記筒状の砥石の外径が、前記円筒ワークの内径より小
    さいことを特徴とする円筒ワークの端部加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記筒状の砥石を、その回転軸に平行な方向に移動させ
    る第1軸移動機構を備えていることを特徴とする円筒ワ
    ークの端部加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記筒状の砥石を、その半径方向に移動させる第2軸移
    動機構を備えていることを特徴とする円筒ワークの端部
    加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記円筒ワークが、円筒形のセラミックスであることを
    特徴とする円筒ワークの端部加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239793A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Seiko Instruments Inc ドレス装置、研削装置、ドレス方法、数値制御プログラム、及びドレッサ
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CN114346802A (zh) * 2021-12-22 2022-04-15 江苏龙山管件有限公司 一种精密制造防深沟的管件弯头修磨装置

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