JP2001177932A - ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法

Info

Publication number
JP2001177932A
JP2001177932A JP35827999A JP35827999A JP2001177932A JP 2001177932 A JP2001177932 A JP 2001177932A JP 35827999 A JP35827999 A JP 35827999A JP 35827999 A JP35827999 A JP 35827999A JP 2001177932 A JP2001177932 A JP 2001177932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bushing
test
insulated switchgear
bus
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35827999A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Yamauchi
高雄 山内
Kenji Sasamori
健次 笹森
Taketo Yanai
健人 柳井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP35827999A priority Critical patent/JP2001177932A/ja
Publication of JP2001177932A publication Critical patent/JP2001177932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 架空線1回線の停止のみで修理と耐電圧試験
を行うことができるガス絶縁開閉装置と耐電圧試験方法
を得る。 【解決手段】 ガス絶縁開閉装置の主母線2,3に接続
された線路ユニット7と、この線路ユニットに一端が接
続され、他端が2回線以上の架空線8に気中で接続され
たブッシング14とを有するガス絶縁開閉装置1におい
て、ブッシングの支持容器35内でブッシング14と線
路ユニット7との接続部における通電経路に着脱可能に
設けられた着脱導体41、この着脱導体より架空線側の
導体に接続され、誘導電流開閉能力を有する接地開閉器
6B及び線路ユニット7に設けられる線路側断路器12
または分岐母線13の容器12Aに形成された試験用ブ
ッシング34の取付部12Bを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、架空送電線に接
続される変電所等の電気所で使用されるガス絶縁開閉装
置及び故障が発生して修理が行われた場合に実施される
耐電圧試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14及び図15は例えば三菱電機技報
Vol.69・No.10,1995年27〜34ペー
ジ、山形芳文他著「1000kvガス絶縁開閉装置」に
記載された従来のガス絶縁開閉装置の単線図、及び外観
の側面図である。これらの図において、1は変電所等の
電気所で使用されるガス絶縁開閉装置で、以下に述べる
各ユニット及び装置により構成されている。即ち、2お
よび3は主母線、4,5は各主母線に接続された母線側
断路器、6Aは接地開閉器である。7は主母線と架空線
8とを接続するガス絶縁開閉装置の線路ユニットで、図
は2回線の場合を示している。また、図示された各線路
ユニット7は、いずれも同じ構成とされており、以下に
述べる各機器を備えている。即ち、9は母線側断路器
4,5に接続された接続母線、10は遮断器、11は遮
断器の両側で接続母線に装着された変流器、12は線路
側断路器で、その遮断器側に接地開閉器6A、線路側に
誘導電流開閉能力を有する接地開閉器6Bが接続されて
いる。
【0003】13は線路側断路器に接続された分岐母
線、14は分岐母線に接続されたブッシングで、引込み
線8A(図16)を経て架空線8に接続されている。15
は分岐母線13に接続された避雷器、16は同じく電圧
変成器である。また、17は引留鉄塔、17Aは碍子、
18は架空地線、19は架空線8に接続された接地線、
20は接地線に接続された誘導電流開閉器、21は後述
する耐電圧試験装置、22は耐電圧試験装置とブッシン
グ14とを接続する印加線である。更に、23は主母線
と変圧器24とを接続するガス絶縁開閉装置の変圧器ユ
ニット、25は変圧器2次側に接続されたガス絶縁開閉
装置である。なお、図示された各変圧器ユニット23
は、いずれも同じ構成とされており、以下に述べる各機
器を備えている。即ち、26は母線側断路器4,5に接
続された接続母線、27は遮断器、28は遮断器の両側
で接続母線に装着された変流器、29は接地開閉器、3
0は遮断器27と変圧器24とを接続する分岐母線であ
る。また、31は母線接続ユニット、32,33は母線
区分ユニットである。
【0004】次に、従来のガス絶縁開閉装置の動作につ
いて説明する。図14及び図15において、線路ユニッ
ト7の構成機器である遮断器10、線路側断路器12、
分岐母線13、避雷器15、電圧変成器16等の容器内
部で地絡等の故障が発生すると、故障した線路ユニット
7を停止し、故障した構成機器の交換等の修理が行われ
る。修理後は、健全性確認のために耐電圧試験が行われ
る。以下、その手順について説明する。線路ユニット7
のブッシング14と遮断器10間の故障の場合には、修
理後、架空線8の引込み線8Aを取り外し、図15に示
すように、耐電圧試験装置21を印加線22を介してブ
ッシング14に接続すると共に、母線側断路器4,5を
開き、主母線側の接地開閉器6Aを閉じた状態で耐電圧
試験装置21から所定の高電圧を印加することにより修
理後の健全性の確認が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のガス絶
縁開閉装置においては、2回線の架空線8は2回線鉄塔
17に装架されているため、架空線8の引込み線8Aと
ブッシング14とを切り離すためには、架空線8への隣
接回線からの静電誘導及び電磁誘導を防止することが必
要であり、このため隣接回線の停止が必要となる。更
に、500kv以上の長い架空線8の場合には、遠方よ
りの誘導対策としての接地も必要であるため、接地線1
9及び誘導電流開閉のための誘導電流開閉器20を接続
する必要がある。また、高所作業を行うための大型のク
レーン車も必要となり、引込み線8Aの取り外し作業に
は高いコスト及び長い作業時間が必要であった。即ち、
架空線2回線共の停止と、コストの高い大規模な高所作
業が必要になるという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、架空線1回線の停止のみで修
理と耐電圧試験を行うことができるガス絶縁開閉装置及
びその耐電圧試験方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガス絶縁
開閉装置は、ガス絶縁開閉装置の主母線に接続された線
路ユニットと、この線路ユニットに一端が接続され、他
端が2回線以上の架空線に気中で接続されたブッシング
とを有するガス絶縁開閉装置において、ブッシングの支
持容器内でブッシングと線路ユニットとの接続部におけ
る通電経路に着脱可能に設けられた着脱導体、この着脱
導体より架空線側の導体に接続され、誘導電流開閉能力
を有する接地開閉器、及び線路ユニットに設けられる線
路側断路器または分岐母線の容器に形成された試験用ブ
ッシングの取り付け部を備えたものである。
【0008】この発明に係るガス絶縁開閉装置は、ま
た、ガス絶縁開閉装置の主母線に接続された線路ユニッ
トと、この線路ユニットに一端が接続され、他端が2回
線以上の架空線に気中で接続されたブッシングと、主母
線に接続された変圧器ユニットと、変圧器ユニットに接
続された変圧器とを有するガス絶縁開閉装置において、
変圧器に設けられた変圧器用ブッシングを収容する容器
内で、変圧器ユニットに設けられる分岐母線と変圧器用
ブッシングとの接続部における通電経路に着脱可能に設
けられた着脱導体及び分岐母線の容器に形成された試験
用ブッシングの取り付け部を備えたものである。
【0009】この発明に係るガス絶縁開閉装置は、ま
た、ガス絶縁開閉装置の主母線に母線側断路器を介して
接続された線路ユニットと、この線路ユニットに一端が
接続され、他端が2回線以上の架空線に気中で接続され
たブッシングとを有するガス絶縁開閉装置において、主
母線を複数の区分母線から構成し、各区分母線間に着脱
可能に設けられ、隣接する区分母線を電気的に接続し得
るようにされた着脱導体及び母線側断路器の容器に形成
された試験用ブッシングの取り付け部を備えたものであ
る。
【0010】この発明に係るガス絶縁開閉装置は、ま
た、試験用ブッシングの絶縁筒が、繊維強化合成樹脂製
の筒体の外面にシリコンゴム製耐候カバーを施した複合
碍管で構成されているものである。
【0011】この発明に係るガス絶縁開閉装置の耐電圧
試験方法は、線路ユニットに設けられる線路側断路器ま
たは分岐母線の容器に試験用ブッシングの取り付け部を
形成するようにしたガス絶縁開閉装置において、耐電圧
試験装置が接続される試験用ブッシングを取り付け部に
設けると共に、試験用ブッシングの導体を線路側断路器
または分岐母線に接続し、着脱導体を取り外した後、耐
電圧試験装置から試験用ブッシングを介して所定の高電
圧を印加するようにしたものである。
【0012】この発明に係るガス絶縁開閉装置の耐電圧
試験方法は、また、変圧器ユニットに設けられる分岐母
線の容器に試験用ブッシングの取り付け部を形成するよ
うにしたガス絶縁開閉装置において、耐電圧試験装置が
接続される試験用ブッシングを取り付け部に設けると共
に、試験用ブッシングの導体を分岐母線に接続し、着脱
導体を取り外した後、耐電圧試験装置から試験用ブッシ
ングを介して所定の高電圧を印加するようにしたもので
ある。
【0013】この発明に係るガス絶縁開閉装置の耐電圧
試験方法は、また、母線側断路器の容器に試験用ブッシ
ングの取り付け部を形成するようにしたガス絶縁開閉装
置において、耐電圧試験装置が接続される試験用ブッシ
ングを取り付け部に設けると共に、試験用ブッシングの
導体を母線側断路器に接続し、主母線に設けられた着脱
導体を1組または複数組取り外した後、耐電圧試験装置
から試験用ブッシングを介して所定の高電圧を印加する
ようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、この実
施の形態によるガス絶縁開閉装置の線路ユニットの耐電
圧試験方法を説明するための単線図、図2は、図1に示
す線路ユニット及び試験装置の外観の側面図、図3は、
ブッシングの支持容器内の構成を示す断面図、図4は、
図3における着脱導体を取り外し線路側の接地開閉器を
閉じた状態を示す断面図、図5は、試験用ブッシング取
り付け部の構成を示す断面図である。ガス絶縁開閉装置
全体の構成は、図14に示す従来のガス絶縁開閉装置と
同様であるため、この図を援用して説明する。図1及び
図2は、図14における線路ユニット7と耐電圧試験装
置との接続状態を示すものである。
【0015】これらの図において、2および3は主母
線、4,5は各主母線に接続された母線側断路器、6A
は接地開閉器、9は母線側断路器4,5に接続された接
続母線、10は遮断器、11は遮断器の両側で接続母線
に装着された変流器、12は線路側断路器で、その遮断
器側に接地開閉器6A、線路側に誘導電流開閉能力を有
する接地開閉器6Bが接続されている。13は線路側断
路器に接続された分岐母線、14は分岐母線に接続され
たブッシングで、引込み線8Aを経て架空線8に接続さ
れている。15は分岐母線13に接続された避雷器、1
6は同じく電圧変成器である。また、17は引留鉄塔、
17Aは碍子、18は架空地線、21は後述する耐電圧
試験装置、34は試験用ブッシング、22は耐電圧試験
装置21と試験用ブッシング34とを接続する印加線で
ある。
【0016】また、図3は、ブッシング14の支持容器
35内に、この実施の形態による機器を装着した構成を
示すものである。この図において、14Aはブッシング
の碍管、14Bはブッシングの導体、14Cはブッシン
グの端子、14Dはシールド、6Bは支持容器35内に
設けられた誘導電流開閉能力を有する接地開閉器、6B
Aはその可動接触子、6BBは同じく固定接触子で、ブ
ッシングの導体14Bの下端に固定されている。36は
ブッシングの導体14Bの下端に設けられたシールド導
体、37は上記シールド導体36と避雷器15の酸化亜
鉛素子部15Aとを接続する導体、38は導体37を支
承する円錐形絶縁スペーサ、13Aは支持容器35の下
方に結合された分岐母線13の容器、13Bは分岐母線
13の導体、39は導体13Bを支承する円錐形絶縁ス
ペーサ、40は支持容器内で分岐母線の導体13Bに設
けられたシールド導体、41はシールド導体36及び4
0間に着脱可能に装着されてブッシングの導体14Bと
分岐母線の導体13Bとの通電路を形成する着脱導体、
42は着脱導体の取り付け、取り外しをするためのハン
ドホールである。
【0017】また、図5は耐電圧試験実施時に試験用ブ
ッシング34を線路側断路器12の容器12Aの上端部
に形成された取り付け部12Bに装着した状態を示すも
のである。この図において、12は線路側断路器、12
Aはその容器、12Cは同じく可動接触子、12Dはシ
ールド導体で、遮断器10に接続される分岐母線13の
高圧導体13Bに結合されている。13Aは分岐母線1
3の容器、39は分岐母線13の導体を支承する円錐形
絶縁スペーサである。また、12Eは線路側断路器12
の固定接触子、12Fはシールド導体で、ブッシング1
4に接続される分岐母線13の高圧導体13Bに結合さ
れている。
【0018】13Aは分岐母線13の容器、39は分岐
母線13の導体を支承する円錐形絶縁スペーサである。
また、34は取り付け部12Bに装着された試験用ブッ
シング、34Aはその絶縁筒で、繊維強化合成樹脂(F
RP)製の筒体の外面に、シリコンゴム製耐候カバーを
施した複合碍管として構成されている。34Bは試験用
ブッシングの導体で、下端の差込導体部34Cを線路側
断路器12のシールド導体12Dに差込固定している。
34Dは導体34Bの端子、34Eは上部カバー、34
Fは下部カバー、34Gは気中シールド、34Hはガス
中シールドである。
【0019】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図1〜図5において、線路ユニット7の構成機器
である遮断器10、線路側断路器12、分岐母線13、
避雷器15、電圧変成器16等の容器内部で地絡等の故
障が発生すると、故障した線路ユニット7を停止し、故
障した構成機器の交換等の修理が行われる。修理後は、
健全性確認のために耐電圧試験が行われる。以下、その
手順について説明する。線路ユニット7のブッシング1
4と遮断器10間の故障の場合には、修理後、架空線8
の引込み線8Aを取り外さずに、図3及び図4に示すよ
うに、ブッシング14の支持容器35内の着脱導体41
を取り外し、接地開閉器6Bを閉じると共に、断路器1
2の容器12Aの上部に形成された取り付け部12Bに
試験用ブッシング34を取り付けて、図2に示すよう
に、耐電圧試験装置21と試験用ブッシング34間を印
加線22で接続し、遮断器10、主母線側の断路器4,
5を開き、主母線側の接地開閉器6Aを閉じて、線路ユ
ニット7の近傍に配置された耐電圧試験装置21から所
定の高電圧を印加することにより、修理後の健全性の確
認が行われる。
【0020】耐電圧試験装置21は雷インパルス、開閉
インパルス、振動性インパルス、商用周波等の高電圧を
発生できる装置である。耐電圧試験装置21からの耐電
圧試験値を低い値にすることにより、着脱導体41を含
む着脱部の小型化及び耐電圧試験装置21自体の小型化
を図ることができる。この時、架空線8の隣接回線、隣
接回線の線路ユニット、主母線2,3、他のユニット等
は運転したままであり、故障した線路ユニット7の修理
後の耐電圧試験の影響を受けない。一方、ブッシング1
4の支持容器35内に配置されたシールド導体36及び
40は円錐形絶縁スペーサ38,39により支持され、
両シールド導体間には着脱導体41がボルト接続等でハ
ンドホール42から取り外し及び取り付けができるよう
に配設されている。シールド導体36には、ブッシング
14の導体14B接続用の接触子及び接地開閉器6Bの
固定接触子が設けられ、線路ユニット7の修理時には、
図4に示すように、架空線8は接地されている。シール
ド導体36と40間は、耐電圧試験装置21からの高電
圧に耐えられるような形状とされている。そのため、耐
電圧試験時に架空線8の引込み線8Aを取り外す必要性
はなくなり、隣接の架空線の停止も不要となる。つま
り、誘導電流開閉可能な接地開閉器6Bを設けることに
より、接地作業を容易に行うことができる。
【0021】また、線路側断路器12の容器12Aの上
部に形成された取り付け部12Bに取り付けられた複合
碍管製の試験用ブッシング34は軽量で、塩害を考慮し
ないことにより、その長さh2(図2)がブッシング14
の長さh1より短くすることができるため、断路器の容
器12Aばかりでなく、分岐母線13の容器の垂直配置
された部分に取り付け部を設けて容易に取り付けること
ができる。試験用ブッシング34の長さは、電圧が高い
場合には4m以上にもなるため、風雨等による荷重が大
きくなることもあって、通常は基礎コンクリートに固定
された垂直配置の容器の上部に取り付けられるが、複合
碍管製の試験用ブッシング34の絶縁筒は、内側が繊維
強化合成樹脂(FRP)製絶縁筒であり、外側がシリコン
ゴム製耐候カバーであり、短期間の絶縁性能が優れてい
るという特徴を有している他、軽量であるため、高さの
低い小形のレッカー車等による作業でガス絶縁開閉装置
の容器への取り付け及び取り外しを容易に行うことがで
きる。
【0022】また、図5において、断路器12を閉じれ
ば、線路側の長い分岐母線13の耐電圧試験を行うこと
ができるし、断路器12を開けば遮断器10側の高電圧
試験を行うことができる。また、図2〜図4に示すよう
に、ブッシング14の支持容器35内に誘導電流開閉能
力を有する接地開閉器6Bを設けて接地するようにして
いるため、シールド導体36及び40間に試験電圧と他
回線からの誘導による電圧の重畳による高電圧の発生を
防止でき、シールド導体36と40との間の距離を小さ
くすることができるため、着脱部を小形で経済的に製作
することができる。また、接地開閉器6Bは、耐電圧試
験中の架空線8からの雷サージの侵入による耐電圧試験
装置21自体の損傷防止にも有効である。なお、試験用
ブッシング34からの電圧印加による耐電圧試験は、高
電圧の印加範囲を遮断器10、線路側断路器12、母線
側断路器4,5等の狭い範囲に制限することができるた
め、耐電圧試験装置21の容量を小さくして修理後の耐
電圧試験費用の低減を図ることができる。また、試験用
ブッシング34の取り付けは、容器を垂直配置してその
上端に取り付け部を設けると、取り付け作業が容易であ
るため、線路ユニット7では断路器12等の容器を垂直
配置するのがよい。
【0023】線路ユニット7の耐電圧試験実施後は、試
験用ブッシング34を取り外し、ブッシング支持容器内
の着脱導体41を取り付けて、元の状態に復帰し、線路
ユニット7の運転が再開される。上述の耐電圧試験は、
修理後ばかりでなく、運転後20年ないし50年経過後
におけるガス絶縁開閉装置の健全性確認のためにも実施
することができる。なお、避雷器15及び電圧変成器1
6は着脱導体41に対してブッシング14側の導体に接
続されているが、着脱導体41に対して線路側断路器1
2側の導体に接続するようにしても同様の効果が得られ
る。避雷器15及び電圧変成器16の容器内部における
故障の場合には、修理後、着脱導体41を取り外して接
地開閉器6Bを閉じ、試験用ブッシング34を介して上
記と同様に耐電圧試験を実施することができる。なお、
この実施の形態では、線路ユニット7は相分離形ガス絶
縁開閉装置とすることを前提として説明しているが、三
相一括形ガス絶縁開閉装置としても同様な効果が得られ
る。また、着脱導体41は、手動式断路器あるいは簡易
式断路器をもってこれに代えてもよい。この場合には、
ガス回収の手間が不要となり、更に短い時間で作業を行
うことができる。
【0024】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図にもとづいて説明する。図6は、この実施の形
態によるガス絶縁開閉装置の変圧器ユニットの耐電圧試
験方法を説明するための単線図、図7は、図6に示す変
圧器ユニット及び試験装置の外観の側面図、図8は、着
脱導体の取り付け状態の構成を示す断面図、図9は、図
8における着脱導体取り外し状態及び試験用ブッシング
の取り付け状態を示す断面図である。ガス絶縁開閉装置
全体の構成は、図14に示す従来のガス絶縁開閉装置と
同様であるため、この図を援用する。図6及び図7は、
図14における変圧器ユニット23と耐電圧試験装置と
の接続状態を示すものである。これらの図において、2
および3は主母線、4,5は各主母線に接続された母線
側断路器、6Aは接地開閉器、23は主母線と変圧器2
4とを接続するガス絶縁開閉装置の変圧器ユニットであ
る。なお、図示された各変圧器ユニット23は、いずれ
も同じ構成とされており、以下に述べる各機器を備えて
いる。即ち、26は母線側断路器4,5に接続された接
続母線、27は遮断器、28は遮断器の両側で接続母線
に装着された変流器、29は接地開閉器、30は遮断器
27と変圧器24とを接続する分岐母線である。
【0025】30Aは分岐母線の容器、30Bは高圧導
体、30C、30D、30E、30Fはシールド導体、
30Gは円錐形絶縁スペーサ、24Aは変圧器用ブッシ
ング、24Bはブッシングシールド、43,44(図
8、図9)は円錐形絶縁スペーサ30G等に支持された
シールド導体、45はシールド導体43,44間にボル
ト接続等で着脱可能に取り付けられた着脱導体、46は
シールド導体44とブッシングシールド24Bとの間に
着脱可能に取り付けられた着脱導体、47は変圧器用ブ
ッシング24Aとシールド導体43との間を覆う容器、
48は避雷器である。
【0026】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図6〜図9の変圧器ユニット23の構成機器であ
る遮断器27、分岐母線30、避雷器48、着脱導体4
5,46等の容器内部で地絡等の故障が発生すると、故
障した変圧器ユニット23は停止され、故障した構成機
器の交換等の修理が行われる。修理後は健全性確認のた
めに耐電圧試験ガ行われる。変圧器ユニット23の変圧
器用ブッシング24Aと遮断器27間の故障の場合に
は、変圧器用ブッシング24Aの先端部に位置する着脱
導体45を取り外し、分岐母線30の垂直配置の容器3
0Aに、図9に示すように、試験用ブッシング34を取
り付け、耐電圧試験装置21を印加線22を介して試験
用ブッシング34に接続すると共に、遮断器27、母線
側断路器4,5を開き、主母線側の接地開閉器6Aを閉
じて、変圧器ユニット23の近傍に配置された耐電圧試
験装置21から所定の高電圧を印加することにより、修
理後の健全性の確認が行われる。変圧器24の巻線の中
性点は接地されているため、更には、変圧器の二次側及
び三次側も接地されているため、変圧器用ブッシング2
4Aの先端部の接地は不要である。必要があれば接地装
置を設けてもよい。
【0027】耐電圧試験装置21は雷インパルス、振動
性インパルス、商用周波等の高電圧を発生できる装置で
ある。この時、隣接回線、隣接回線の線路ユニット、隣
接変圧器ユニット、主母線2,3及び他のユニット等は
運転したままであり、故障した変圧器ユニット23の修
理後における耐電圧試験の影響を受けない。この場合、
シールド導体44には避雷器48に接続する接触部が設
けられ、変圧器ユニット23の修理時には、図9に示す
ように、シールド導体44が避雷器48に接続され、ま
た、シールド導体44と43間は耐電圧試験装置21か
らの高電圧に耐えられるようになっているため、架空線
8の引込み線8Aを取り外してブッシング14を使用す
る耐電圧試験の必要性はなくなり、隣接架空線の停止は
不要となるため、上記の耐電圧試験を容易に行うことが
できる。
【0028】なお、複合碍管製の試験用ブッシング34
は、図9に示すように、分岐母線30の垂直配置された
容器30Aの上部の取り付け部に取り付けられ、試験用
ブッシング34の導体34Bが分岐母線30のシールド
導体30Fに接続されているが、複合碍管製の試験用ブ
ッシング34は軽量で、塩害を考慮しないことにより、
その長さはブッシング14の長さより短くなるため、分
岐母線30の基礎コンクリートに固定された垂直配置の
容器30Aばかりでなく、分岐母線30の他の部分での
垂直配置された容器にも容易に取り付けることができ
る。また、複合碍管製の試験用ブッシング34の絶縁筒
は、内側が繊維強化合成樹脂(FRP)製絶縁筒で、外側
がシリコンゴム製耐候カバーであり、短期間の絶縁性能
が優れているという特徴を有しているため、高さの低い
レッカー車等による作業で、複合碍管製の試験用ブッシ
ング34の取り付け及び取り外しを容易に行うことがで
きる。
【0029】なお、試験用ブッシング34からの電圧印
加による耐電圧試験は、高電圧の印加範囲を遮断器2
7、母線側断路器4,5等の狭い範囲に制限することが
できるため、耐電圧試験装置21の容量を小さくして修
理後の耐電圧試験費用の低減を図ることができる。ま
た、試験用ブッシング34の取り付けは、容器を垂直配
置してその上端に取り付け部を設けると、取り付け作業
が容易であるため、線路ユニット23では分岐母線の容
器を垂直配置するのがよい。避雷器48の内部で故障が
発生し、取り換え修理が行われた後で実施される耐電圧
試験は、着脱導体45を取り付けた状態で着脱導体46
を取り外して実施される。このように、避雷器48自体
の故障でも容易に耐電圧試験を行うことができる。変圧
器ユニット23の修理後の耐電圧試験実施後は、試験用
ブッシング34を取り外し、着脱導体45等を取り付け
て元の状態に復帰し、変圧器ユニット23の運転が再開
される。
【0030】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3を図にもとづいて説明する。図10は、この実施の
形態によるガス絶縁開閉装置の耐電圧試験方法を説明す
るための単線図、図11は、主母線に設けた着脱導体の
取り外し状態及び試験用ブッシング34の取り付け状態
の構成を示す断面図である。ガス絶縁開閉装置全体の構
成は、図14に示す従来のガス絶縁開閉装置と同様であ
るため、この図を援用する。図10、図11において、
50,51,52,53,54は、主母線3の各ユニッ
ト間に着脱可能に設けられた着脱導体で、主母線3を複
数の区分母線に区分すると共に、隣接する区分母線を電
気的に接続あるいは切り離し得るものである。55,5
6,57,58,59は、同じく主母線2の各ユニット
間に着脱可能に設けられた着脱導体で、主母線2を複数
の区分母線に区分すると共に、隣接する区分母線を電気
的に接続あるいは切り離し得るものである。
【0031】2Aは主母線2の容器、2B1〜2B6
は、各着脱導体によって区分された主母線2の区分母線
で、図11では、その一部を示している。主母線3につ
いても同様であるが、図中での符号は付していない。5
6A、57A、58Aはシールド導体、60は各区分母
線を支持する円錐形絶縁スペーサ、4は上述した主母線
側断路器、4Aはその容器、4Bは容器の上端部に形成
された試験用ブッシングの取り付け部、4Cは可動接触
子、4Dはシールド導体、4Eは固定接触子、4Fはシ
ールド導体で、各区分母線に結合されている。また、着
脱導体57に対応している主母線側断路器4の上端の取
り付け部4Bには、試験用ブッシング34が装着されて
いる。
【0032】このような構成において、変圧器ユニット
23と母線接続ユニット31間の主母線2の内部で地絡
等の故障が発生した場合には、故障した主母線2は停止
され、故障した構成機器の交換等の修理が行われる。修
理後は、健全性確認のために耐電圧試験が行われる。先
ず、図11の変圧器ユニット23と母線接続ユニット3
1の主母線側断路器4の容器4A内部に設けられた着脱
導体58及び57が取り外され、母線接続ユニット31
の主母線側断路器4の容器上部の取り付け部4Bに、図
示のように試験用ブッシング34が設けられる。各断路
器4を閉じた状態で耐電圧試験装置21から主母線2の
修理部分に高電圧を印加することにより、架空線8の引
込み線8Aを取り外さずに試験が行われる。
【0033】着脱導体58及び57が取り外された部分
のシールド導体4Fと58Aとの間及び4Fと57Aと
の間は、それぞれ上記の高電圧に対して耐えられるよう
になっている。主母線2のうち高電圧が印加されない他
の部分は、他のユニットの接地開閉器あるいは簡易式接
地装置等で接地され、耐電圧試験の影響がないようにな
っている。この時、他方の主母線3は運転されたままに
なっている。なお、試験用ブッシング34からの電圧印
加による耐電圧試験は、高電圧の印加範囲を母線接続ユ
ニット31の断路器、主母線2の一部等の狭い範囲に制
限することができるため、耐電圧試験装置21の容量を
小さくして修理後の耐電圧試験費用の低減を図ることが
できる。また、試験用ブッシング34から電圧を印加す
る耐電圧試験は、上記と同様な手順で母線接続ユニット
及び母線区分ユニットの修理時に適用しても同様な効果
を期待することができる。
【0034】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4を図にもとづいて説明する。図10は、主母線部の
修理後におけるガス絶縁開閉装置の耐電圧試験方法の手
順を説明するための単線図、図12及び図13は、この
実施の形態による構成を示す断面図で、図12は着脱導
体の取り付け状態、図13は着脱導体の取り外し状態を
示す。また、ガス絶縁開閉装置全体の構成は、図14に
示す従来のガス絶縁開閉装置と同様であるため、この図
を援用する。この実施の形態の特徴は、図10におい
て、各主母線のユニット間で断路器の容器内に設けてい
る着脱導体を、断路器の容器とは別の位置に設けるよう
にしたものである。図12及び図13は、主母線2のう
ち、区分母線2B4と2B5の部分を例示したものであ
る。58A及び61は、それぞれ区分母線2B4及び2
B5に結合されたシールド導体で、線路側断路器4とは
別の位置に設けられている。58はシールド導体58A
及び61間に着脱可能に設けられた着脱導体、62はこ
れらを覆う容器、62Aは容器62に設けられたハンド
ホールである。
【0035】このような構成において、変圧器ユニット
23と母線接続ユニット31間の主母線2の内部で地絡
等の故障が発生した場合には、故障した主母線2は停止
され、故障した構成機器の交換等の修理が行われる。修
理後は、健全性確認のために耐電圧試験が行われるが、
この手順は、図12の着脱導体58がハンドホール62
Aからの作業により、図13に示すように取り外され、
近傍のユニットにおける主母線側断路器4の容器4A上
部の取り付け部4B(図11)に試験用ブッシング34が
設けられ、上記断路器4を閉じた状態で耐電圧試験装置
21から主母線2の修理部分に高電圧が印加されること
になる。着脱導体58が取り外されたシールド導体58
Aと61間は、上記の高電圧に対して耐えられるように
なっている。主母線2のうち、高電圧が印加されない他
の部分は、接地開閉器等で接地され、耐電圧試験の影響
がないようになっている。この時、他方の主母線3は、
運転されたままになっている。この実施の形態のよう
に、着脱導体を断路器とは別の位置に設けることによ
り、母線側断路器自体の小型化を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】この発明のガス絶縁開閉装置は、ガス絶
縁開閉装置の主母線に接続された線路ユニットと、この
線路ユニットに一端が接続され、他端が2回線以上の架
空線に気中で接続されたブッシングとを有するガス絶縁
開閉装置において、ブッシングの支持容器内でブッシン
グと線路ユニットとの接続部における通電経路に着脱可
能に設けられた着脱導体、この着脱導体より架空線側の
導体に接続され、誘導電流開閉能力を有する接地開閉
器、及び線路ユニットに設けられる線路側断路器または
分岐母線の容器に形成された試験用ブッシングの取り付
け部を備えているため、修理完了後の耐電圧試験を実施
し易くすることができる。
【0037】この発明のガス絶縁開閉装置は、また、ガ
ス絶縁開閉装置の主母線に接続された線路ユニットと、
この線路ユニットに一端が接続され、他端が2回線以上
の架空線に気中で接続されたブッシングと、主母線に接
続された変圧器ユニットと、変圧器ユニットに接続され
た変圧器とを有するガス絶縁開閉装置において、変圧器
に設けられた変圧器用ブッシングを収容する容器内で、
変圧器ユニットに設けられる分岐母線と変圧器用ブッシ
ングとの接続部における通電経路に着脱可能に設けられ
た着脱導体及び分岐母線の容器に形成された試験用ブッ
シングの取り付け部を備えているため、上記と同様に修
理完了後の耐電圧試験を実施し易くすることができる。
【0038】この発明のガス絶縁開閉装置は、また、ガ
ス絶縁開閉装置の主母線に母線側断路器を介して接続さ
れた線路ユニットと、この線路ユニットに一端が接続さ
れ、他端が2回線以上の架空線に気中で接続されたブッ
シングとを有するガス絶縁開閉装置において、主母線を
複数の区分母線から構成し、各区分母線間に着脱可能に
設けられ、隣接する区分母線を電気的に接続し得るよう
にされた着脱導体及び母線側断路器の容器に形成された
試験用ブッシングの取り付け部を備えているため、耐電
圧試験の電圧印加範囲を制限することができる結果、耐
電圧試験装置を小型化することができ、耐電圧試験費用
の低減を図ることができる。
【0039】この発明のガス絶縁開閉装置は、また、試
験用ブッシングの絶縁筒が、繊維強化合成樹脂製の筒体
の外面にシリコンゴム製耐候カバーを施した複合碍管で
構成されているため、試験用ブッシングを軽量でかつ小
型化することが可能であり、試験時における取り付け、
取り外し作業が容易となる。
【0040】この発明のガス絶縁開閉装置の耐電圧試験
方法は、耐電圧試験装置が接続される試験用ブッシング
を取り付け部に設けると共に、試験用ブッシングの導体
を線路側断路器または分岐母線に接続し、着脱導体を取
り外した後、耐電圧試験装置から試験用ブッシングを介
して所定の高電圧を印加するようにしたため、修理完了
後の耐電圧試験が実施し易くなる他、耐電圧試験時にお
ける停止範囲を小さくすることができる。
【0041】この発明のガス絶縁開閉装置の耐電圧試験
方法は、また、耐電圧試験装置が接続される試験用ブッ
シングを分岐母線の容器に形成された取り付け部に設け
ると共に、試験用ブッシングの導体を分岐母線に接続
し、着脱導体を取り外した後、耐電圧試験装置から試験
用ブッシングを介して所定の高電圧を印加するようにし
たため、上記と同様、修理完了後の耐電圧試験が実施し
易くなる他、耐電圧試験時における停止範囲を小さくす
ることができる。
【0042】この発明のガス絶縁開閉装置の耐電圧試験
方法は、また、耐電圧試験装置が接続される試験用ブッ
シングを母線側断路器の容器に形成された取り付け部に
設けると共に、試験用ブッシングの導体を母線側断路器
に接続し、主母線に設けられた着脱導体を1組または複
数組取り外した後、耐電圧試験装置から試験用ブッシン
グを介して所定の高電圧を印加するようにしたため、高
電圧の印加範囲を主母線の一部に制限することが可能と
なり、耐電圧試験装置の小型化と試験費用の低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるガス絶縁開閉
装置の線路ユニットの耐電圧試験方法を説明するための
単線図である。
【図2】 図1に示す線路ユニット及び試験装置の外観
の側面図である。
【図3】 実施の形態1におけるブッシングの支持容器
内の構成を示す断面図である。
【図4】 図3における着脱導体を取り外した状態を示
す断面図である。
【図5】 試験用ブッシング取り付け部の構成を示す断
面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2によるガス絶縁開閉
装置の耐電圧試験方法を説明するための単線図である。
【図7】 図6に示す変圧器ユニット及び試験装置の外
観の側面図である。
【図8】 着脱導体の取り付け状態の構成を示す断面図
である。
【図9】 図8における着脱導体の取り外し状態及び試
験用ブッシングの取り付け状態を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3によるガス絶縁開
閉装置の耐電圧試験方法を説明するための単線図であ
る。
【図11】 主母線に設けた着脱導体の取り外し状態及
び試験用ブッシングの取り付け状態を示す断面図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態4によるガス絶縁開
閉装置の構成を示す断面図で、着脱導体の取り付け状態
を示す。
【図13】 この発明の実施の形態4によるガス絶縁開
閉装置の構成を示す断面図で、着脱導体の取り外し状態
を示す。
【図14】 従来のガス絶縁開閉装置の構成を示す単線
図である。
【図15】 従来のガス絶縁開閉装置の線路ユニットの
外観の側面図である。
【符号の説明】
1 ガス絶縁開閉装置、2,3 主母線、4,5 母線
側断路器、6A,6B 接地開閉器、7 線路ユニッ
ト、9,26 接続母線、10,27 遮断器、12
線路側断路器、12A 容器、12B 取り付け部、1
3,30 分岐母線、14 ブッシング、21 耐電圧
試験装置、23 変圧器ユニット、24 変圧器、24
A 変圧器ブッシング、24B ブッシングシールド、
34 試験用ブッシング、34A 複合碍管絶縁筒、3
5 支持容器、41,45,46,50〜59 着脱導
体、43,44 シールド導体、2B1〜2B6 区分
母線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳井 健人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5G017 AA07 EE06 FF09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁開閉装置の主母線に接続された
    線路ユニットと、この線路ユニットに一端が接続され、
    他端が2回線以上の架空線に気中で接続されたブッシン
    グとを有するガス絶縁開閉装置において、上記ブッシン
    グの支持容器内で上記ブッシングと線路ユニットとの接
    続部における通電経路に着脱可能に設けられた着脱導
    体、この着脱導体より架空線側の導体に接続され、誘導
    電流開閉能力を有する接地開閉器及び上記線路ユニット
    に設けられる線路側断路器または分岐母線の容器に形成
    された試験用ブッシングの取り付け部を備えたことを特
    徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 ガス絶縁開閉装置の主母線に接続された
    線路ユニットと、この線路ユニットに一端が接続され、
    他端が2回線以上の架空線に気中で接続されたブッシン
    グと、上記主母線に接続された変圧器ユニットと、上記
    変圧器ユニットに接続された変圧器とを有するガス絶縁
    開閉装置において、上記変圧器に設けられた変圧器用ブ
    ッシングを収容する容器内で、上記変圧器ユニットに設
    けられる分岐母線と上記変圧器用ブッシングとの接続部
    における通電経路に着脱可能に設けられた着脱導体及び
    上記分岐母線の容器に形成された試験用ブッシングの取
    り付け部を備えたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 ガス絶縁開閉装置の主母線に母線側断路
    器を介して接続された線路ユニットと、この線路ユニッ
    トに一端が接続され、他端が2回線以上の架空線に気中
    で接続されたブッシングとを有するガス絶縁開閉装置に
    おいて、上記主母線を複数の区分母線から構成し、各区
    分母線間に着脱可能に設けられ、隣接する区分母線を電
    気的に接続し得るようにされた着脱導体及び上記母線側
    断路器の容器に形成された試験用ブッシングの取り付け
    部を備えたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 試験用ブッシングの絶縁筒は、繊維強化
    合成樹脂製の筒体の外面にシリコンゴム製耐候カバーを
    施した複合碍管で構成されていることを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれか一項記載のガス絶縁開閉装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のガス絶縁開閉装置におい
    て、耐電圧試験装置が接続される試験用ブッシングを取
    り付け部に設けると共に、試験用ブッシングの導体を線
    路側断路器または分岐母線に接続し、着脱導体を取り外
    した後、上記耐電圧試験装置から試験用ブッシングを介
    して所定の高電圧を印加するようにしたことを特徴とす
    るガス絶縁開閉装置の耐電圧試験方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のガス絶縁開閉装置におい
    て、耐電圧試験装置が接続される試験用ブッシングを取
    り付け部に設けると共に、試験用ブッシングの導体を分
    岐母線に接続し、着脱導体を取り外した後、上記耐電圧
    試験装置から試験用ブッシングを介して所定の高電圧を
    印加するようにしたことを特徴とするガス絶縁開閉装置
    の耐電圧試験方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のガス絶縁開閉装置におい
    て、耐電圧試験装置が接続される試験用ブッシングを取
    り付け部に設けると共に、試験用ブッシングの導体を母
    線側断路器に接続し、主母線に設けられた着脱導体を1
    組または複数組取り外した後、上記耐電圧試験装置から
    試験用ブッシングを介して所定の高電圧を印加するよう
    にしたことを特徴とするガス絶縁開閉装置の耐電圧試験
    方法。
JP35827999A 1999-12-17 1999-12-17 ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法 Pending JP2001177932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35827999A JP2001177932A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35827999A JP2001177932A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001177932A true JP2001177932A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18458476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35827999A Pending JP2001177932A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001177932A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106353647A (zh) * 2016-08-29 2017-01-25 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种升流器
CN110112656A (zh) * 2019-04-25 2019-08-09 平高集团有限公司 Gis设备
CN112269109A (zh) * 2020-10-16 2021-01-26 江苏恒高电气制造有限公司 气体绝缘输电线路试验装置及试验方法
CN112698126A (zh) * 2020-12-03 2021-04-23 常州西电变压器有限责任公司 一种500kV高压出线试验装置
CN113777456A (zh) * 2021-10-08 2021-12-10 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种全封闭式气体绝缘高压开关现场绝缘试验装置
CN113899996A (zh) * 2021-10-08 2022-01-07 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种现场高压绝缘试验装置
CN116593845A (zh) * 2023-07-06 2023-08-15 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种变压器与gis设备试验装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106353647A (zh) * 2016-08-29 2017-01-25 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种升流器
CN110112656A (zh) * 2019-04-25 2019-08-09 平高集团有限公司 Gis设备
CN112269109A (zh) * 2020-10-16 2021-01-26 江苏恒高电气制造有限公司 气体绝缘输电线路试验装置及试验方法
CN112698126A (zh) * 2020-12-03 2021-04-23 常州西电变压器有限责任公司 一种500kV高压出线试验装置
CN113777456A (zh) * 2021-10-08 2021-12-10 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种全封闭式气体绝缘高压开关现场绝缘试验装置
CN113899996A (zh) * 2021-10-08 2022-01-07 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种现场高压绝缘试验装置
CN113899996B (zh) * 2021-10-08 2023-11-14 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种现场高压绝缘试验装置
CN116593845A (zh) * 2023-07-06 2023-08-15 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种变压器与gis设备试验装置
CN116593845B (zh) * 2023-07-06 2023-12-05 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种变压器与gis设备试验装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3823115B1 (en) Gas-insulated metal enclosed neutral point complete-set device
JP2001177932A (ja) ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法
JPS6358008B2 (ja)
CN1330437A (zh) 带有封闭在金属铠装中的母线和备用相的混合高压变电站
CN215343664U (zh) 一种高压开关gis组合电器设备专用接地装置
JP3228635B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0742174Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
AU2013201083A1 (en) Gas outlet device for a medium-voltage functional unit and distribution substation comprising same
KR102119214B1 (ko) 가공배전용 부하개폐기의 피뢰기 장착구조
KR19990017918U (ko) 가스절연부하 개폐기의 파워휴즈장치
RU57520U1 (ru) Компактное распределительное устройство
JPH0515020A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP5025536B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3541657B2 (ja) ガス絶縁開閉装置及びその分岐回線ユニットの交換方法
JP2793599B2 (ja) 空気絶縁母線装置
JP3056025B2 (ja) ガス絶縁複合開閉装置
JP2596153Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
KR200268194Y1 (ko) 가스절연 개폐장치용 차단기의 고정접촉자 고정 장치
KR100960025B1 (ko) 접지가 형성된 기중절연형 간이 수변전장치
JPH10285728A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH04123781A (ja) 避雷器
CN110676738A (zh) 一种应用于不停电作业的电压互感器隔离组合装置
JPH0884411A (ja) ガス絶縁開閉装置
KR20030063498A (ko) 가스절연개폐장치의 es유니트 일체화구조
JP2002034111A (ja) 二重母線式複合形ガス絶縁開閉装置