JP2596153Y2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP2596153Y2
JP2596153Y2 JP1993018328U JP1832893U JP2596153Y2 JP 2596153 Y2 JP2596153 Y2 JP 2596153Y2 JP 1993018328 U JP1993018328 U JP 1993018328U JP 1832893 U JP1832893 U JP 1832893U JP 2596153 Y2 JP2596153 Y2 JP 2596153Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、変電所等の電気所に設
置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガス絶縁開閉装置は、遮断器、断
路器、接地用開閉器、母線導体等の、電気所の開閉回路
を構成する必要機器を、SF6 ガスが封入された複数の
金属容器内に適宜に分けて収納し、該複数の金属容器を
絶縁スペーサを介してガス区分した状態で接続した構造
を有する。
【0003】図3は、図4の単線結線図に示された構成
を有するガス絶縁開閉装置の構成例を示したもので、図
3において1は円筒状に形成されたケーブルヘッド容
器、2は容器1を支持する架台である。ケーブルヘッド
容器1の側面に設けられた分岐管部1aに絶縁スペーサ
3を介して接続導体容器4の一端が接続され、該容器4
の他端は絶縁スペーサ5を介して断路器容器6の一端に
接続されている。また接続導体容器4の下方には避雷器
容器7が配置され、該避雷器容器は設置ベース8上に架
台9を介して支持されている。避雷器容器7は上端に開
口部を有していて、該開口部が、接続導体容器4の下部
に設けられた分岐管部4aに絶縁スペーサ10を介して
接続されている。
【0004】断路器容器6の他端には絶縁スペーサ11
を介して接続導体容器12の一端が接続され、この接続
導体容器12の他端は絶縁スペーサ13を介して遮断器
容器14の上部側面に設けられた分岐管部14aに接続
されている。遮断器容器14の下部側面に設けられた分
岐管部14bに絶縁スペーサ15を介して断路器容器1
6が接続され、この断路器容器16の下部に設けられた
フランジ部が設置ベース8上に支持された母線容器17
の分岐管部17aの上端開口部に絶縁スペーサ18を介
して接続されている。
【0005】上記の各容器は金属からなっていて、その
内部にはSF6 ガスが所定の圧力で封入されている。
【0006】ケーブルヘッド容器1内には3相のケーブ
ルヘッドCHd がそれぞれの中心軸線を垂直方向に向け
た状態で配置され、各ケーブルヘッドの上端に設けられ
た端子20が接続導体21を介して絶縁スペーサ3の貫
通導体3aに接続されている。3相の接続導体21の上
部には導体接続部22が設けられ、これらの導体接続部
は容器1の上端開口部を閉じる蓋板1Aに対向させられ
ている。
【0007】ケーブルヘッドCHd には、地下のケーブ
ルピットから立ち上げられた電力ケーブルCの端末部が
接続され、ケーブルCの端末付近には変流器CTが装着
されている。
【0008】接続導体容器4内には絶縁スペーサ3の貫
通導体3aと絶縁スペーサ5の貫通導体5aとの間を接
続する3相の接続導体23Aが収納され、接続導体23
Aから分岐した導体23Bが絶縁スペーサ10の貫通導
体10aを介して避雷器容器7内に収納された避雷器L
Aに接続されている。
【0009】断路器容器6内には線路側断路器DSL
と、接地用開閉器ESL とが3相分収納され、絶縁スペ
ーサ5の貫通導体5aと絶縁スペーサ11の貫通導体1
1aとの間が断路器DSL を介して接続されている。接
地用開閉器ESL は断路器DSL の絶縁スペーサ5側の
端子と接地間に設けられている。
【0010】接続導体容器12内には、絶縁スペーサ1
1の貫通導体11aと絶縁スペーサ13の貫通導体13
aとを接続する接続導体24と、該接続導体24を介し
て後記する遮断器の一端を接地する遮断器点検用接地用
開閉器ES1 とが収納されている。
【0011】遮断器容器14内には、3相の遮断器CB
がそれぞれの中心軸線を垂直方向に向けた状態で配置さ
れ、各相の遮断器の一端及び他端はそれぞれ接続導体2
5及び26を介して絶縁スペーサ13及び15の貫通導
体13a及び15aに接続されている。断路器容器16
内には母線側断路器DSB と遮断器点検用接地用開閉器
ES2 とが収納され、母線側断路器DSB により、絶縁
スペーサ15の貫通導体15aと絶縁スペーサ18の貫
通導体18aとの間が接続されている。接地用開閉器E
S2 は断路器DSB の絶縁スペーサ15側の端子と接地
間に設けられている。
【0012】母線容器17内には3相母線BUSを構成
する母線導体30が収納され、各相の母線導体は絶縁ス
ペーサ18の貫通導体18aを介して断路器DSB に接
続されている。母線導体30は図の紙面と直角な方向に
延びていて、該母線導体が隣接する他のガス絶縁開閉装
置の母線導体に接続される。
【0013】遮断器容器14の側方には、操作器箱31
が配置され、該操作器箱内に遮断器CBの操作器が配置
されている。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】ガス絶縁開閉装置にお
いては、電力ケーブルCの絶縁性能を検証するため、ケ
ーブルCの耐電圧試験を行う必要がある。電力ケーブル
は長さが長く、対地間静電容量が大きいため、商用周波
数の交流電圧を印加して耐電圧試験を行おうとすると、
試験用変圧器の容量が大きくなり過ぎてしまう。そのた
め、電力ケーブルの耐電圧試験は直流電圧を課電するこ
とにより行っている。一方、ガス絶縁開閉装置は交流電
圧に対して絶縁設計されているため、ガス絶縁開閉装置
の構成機器に直流電圧を課電することは極力避ける必要
がある。
【0015】図3に示したような構成を有するガス絶縁
開閉装置においては、その電圧階級に応じて、異なる手
順でケーブルの直流耐電圧試験を行っている。例えば8
4KVのガス絶縁開閉装置において、ケーブルCに自端
側(図示ガス絶縁開閉装置側のケーブルヘッドに接続さ
れた端部側)から直流試験電圧を印加する場合には、先
ず線路側断路器DSL 及び接地開閉器ESL を開き、容
器1及び4内のガスを回収する。次いで容器4に設けら
れている図示しないハンドホールを通して、接続導体2
3Aと避雷器LAとを接続している接続導体23Bを外
す。その後ケーブルヘッド容器1の蓋板1Aを外し、ケ
ーブルヘッド容器1の上部に試験用ブッシングを取り付
けて、該ブッシングの中心導体を導体接続部22に接続
する。容器1及び4内を真空引きした後ガスを所定圧力
まで封入する。試験用ブッシングを試験用直流電源に接
続し、ケーブルヘッドCHd を通して電力ケーブルCに
直流試験電圧を印加する。
【0016】また168KV以上のガス絶縁開閉装置に
おいて、自端からケーブルCに試験電圧を印加する場合
には、ガス絶縁開閉装置の絶縁物に直流電圧を課電しな
いように容器1内のガスを回収した後、容器1の側面に
設けられた分岐管部1bを閉じている蓋板1cを開き、
分岐管部1bの開口部を通して、ケーブルヘッドと絶縁
スペーサ3の貫通導体との間を接続している接続導体2
1を取り外す。その後ケーブルヘッドCHd の端子に直
接試験用ブッシングを接続し、ケーブルCに直流試験電
圧を印加する。
【0017】84KVのガス絶縁開閉装置において、断
路器DSL 及び接地開閉器ESL を開き、接続導体23
Bを外した状態で、導体接続部22に試験用ブッシング
を接続して直流試験電圧を印加した場合には、絶縁スペ
ーサ3及び5に直流試験電圧が印加されることになる
が、絶縁物に直流試験電圧が印加されると、絶縁物に巣
などのボイドが存在する場合に、絶縁物中でコロナ放電
が発生して絶縁劣化を生じるため好ましくなかった。
たこの場合、ケーブルヘッド容器1及び接続導体容器4
の双方のガス処理(ガスの回収と再充填)を行う必要が
あるため、作業に時間がかかり、面倒であった。
【0018】168KV以上のガス絶縁開閉装置の場合
には、接続導体21を取り外してしまうため、導体接続
部22を利用することができなくなり、ケーブルヘッド
CHd に試験用ブッシングを接続するために別の導体接
続部を備えた導体を用意しなければならないという問題
があった。
【0019】また84KVのガス絶縁開閉装置におい
て、ケーブルCの他端(相手側端部)側から試験電圧を
印加する場合もあるが、この場合も、線路側断路器DS
L 及び接地開閉器ESL を開き、接続導体23Bを外し
た状態で試験電圧を印加していたため、自端側から試験
を行う場合と同様に、絶縁スペーサ3及び5に直流電圧
が印加されるという問題があった。
【0020】168KV以上のガス絶縁開閉装置におい
て、接続導体21を外した状態でケーブルCの他端側か
ら試験電圧を印加する場合もあるが、この場合も自端側
から試験を行う場合と同様の問題があった。
【0021】上記のような問題を解決するため、図5の
ガス絶縁開閉装置が提案された。このガス絶縁開閉装置
の単線結線図は図6に示す通りである。このガス絶縁開
閉装置では、ケーブルヘッドCHd の端子と、絶縁スペ
ーサ3の貫通導体3aに接続された接続導体21との間
に簡易断路部DSo が設けられている。この簡易断路部
DSo は、ケーブルヘッドCHd の端子に取付けられた
固定電極35と、接続導体21に取付けられた直線変位
形の可動電極36とからなり、可動電極36を操作する
絶縁操作棒37が操作機構38を介して操作軸39に連
結されている。操作軸39はケーブルヘッド容器1の外
部に導出されていて、該操作軸39を操作することによ
り可動電極36が、図示のように固定電極35に接触す
る閉路位置と、該固定電極から開離した状態になる開路
位置との間を直線変位させられるようになっている。そ
の他の点は図3に示した例と同様に構成されている。
【0022】図5のように、簡易断路部DSo を設けて
おくと、該簡易断路部DSo を開くことにより、ガス処
理を行わずにケーブルの他端側から試験電圧を印加する
ことができ、その場合ガス絶縁開閉装置側の絶縁物に直
流試験電圧が印加されることがない。しかしながらこの
場合には、ケーブルの自端側から直流耐電圧試験を行う
ことができないという問題があった。
【0023】そこで、図7及び図8に示したように、簡
易断路部DSo を設けた上で、絶縁スペーサ3の貫通導
体につながる接続導体21の端部に試験電圧印加用の導
体接続部40´を設けたガス絶縁開閉装置が提案され
た。導体接続部40´はケーブルヘッド容器1の側面に
設けられた分岐管部1bの開口部を閉じる蓋板1cに対
向するように設けられ、蓋板1cを外した状態で、導体
接続部40に試験電圧印加用の移動用ケーブルの端末部
または試験電圧印加用のブッシングを接続し得るように
なっている。図7のガス絶縁開閉装置においてその他の
点は図5のガス絶縁開閉装置と同様である。
【0024】図7に示したガス絶縁開閉装置において
は、簡易断路部DSo を開くことにより、ガス処理を行
わずに、またガス絶縁開閉装置の絶縁物に直流電圧を印
加させずに、ケーブルCにその他端側から直流試験電圧
を印加することができる。しかしながら、導体接続部4
0を利用してケーブルの自端側から試験電圧を印加する
場合には、図3に示したガス絶縁開閉装置の場合と同様
に、絶縁スペーサ3及び5に直流電圧が印加されてしま
うという問題があった。
【0025】なお実願平1−15099号のマイクロフ
ィルムに示されているように、ケーブルヘッド容器と該
ケーブルヘッド容器に絶縁スペーサを介して接続された
他の容器とを備えたガス絶縁開閉装置において、ケーブ
ルヘッド容器に試験電圧印加用ケーブルヘッドを取り付
けるとともに、ケーブルヘッドの端子と試験電圧印加用
ケーブルヘッドの端子との間及びケーブルヘッドの端子
と絶縁スペーサに設けられた貫通導体との間にそれぞれ
断路部を設けて、ケーブルヘッドの端子と絶縁スペーサ
の貫通導体との間の断路部を開き、ケーブルヘッドの端
子と試験電圧印加用ケーブルヘッドの端子との間の断路
部を閉路した状態で、試験電圧印加用ケーブルヘッドを
通して電力ケーブルに直流試験電圧を印加するようにし
たものが提案されている。
【0026】この既提案の装置によれば、ケーブルヘッ
ド容器内のガス処理を行うことなく、電力ケーブルの耐
電圧試験を行うことができる。しかしながら、この既提
案のガス絶縁開閉装置では、ケーブルヘッド容器内に2
つの断路部を設ける必要があるため、ケーブルヘッド容
器内の回路の構成が複雑になって重量が大きくなる上
に、コストが高くなるという問題があった。
【0027】更に既提案のガス絶縁開閉装置では、ケー
ブルの他端側からケーブルに直流試験電圧を印加して耐
電圧試験を行う場合に、試験電圧印加用ケーブルヘッド
や断路部の絶縁操作ロッドに試験電圧が印加され、好ま
しくなかった。
【0028】本考案の目的は、ケーブルの他端側からそ
の直流耐電圧試験を行う場合に、開閉装置側の絶縁物や
断路部の絶縁操作ロッド等の絶縁物に直流試験電圧が印
加されないようにしたガス絶縁開閉装置を提供すること
にある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本考案は、ケーブルヘッ
ドを収納したケーブルヘッド容器が他の機器を収納した
他の容器に絶縁スペーサを介して接続されて、ケーブル
ヘッドの端子が絶縁スペーサに設けられた貫通導体を通
して他の容器内の機器に電気的に接続されているガス絶
縁開閉装置に係わるものである。
【0030】本考案においては、ケーブルヘッドの端子
と絶縁スペーサに設けられた貫通導体との間に外部から
操作可能な断路部を設けるとともに、電力ケーブルの直
流試験電圧印加手段を接続し得る導体接続部をケーブル
ヘッド容器内に設けて、該導体接続部とケーブルヘッド
の端子との間を、両者に直結された導体を介して接続す
る。
【0031】ここで試験電圧印加手段は、移動用ケーブ
ルや、試験電圧印加用のブッシングである。
【0032】
【作用】上記のように、ケーブルヘッドの端子と絶縁ス
ペーサに設けられた貫通導体との間に外部から操作可能
な断路部を設けて、試験電圧印加用の導体接続部をケー
ブルヘッドの端子に接続すると、ケーブルの自端側(ガ
ス絶縁開閉装置のケーブルヘッド側)から直流耐電圧試
験を行う場合には、簡易断路部を開いた後、ケーブルヘ
ッド容器内のガスを回収して、ケーブルヘッド容器内の
導体接続部に試験電圧印加用のブッシングまたは移動用
ケーブルの端末部を接続することにより、ガス絶縁開閉
装置の絶縁物に直流電圧を印加することなくケーブルの
直流耐電圧試験を行うことができる。
【0033】またケーブルの他端(相手側端部)側から
直流耐電圧試験を行う場合には、ケーブルヘッド容器内
のガス処理を行うことなく、簡易断路部を開くだけで試
験電圧を印加することができ、この場合もガス絶縁開閉
装置の絶縁物に直流電圧が印加されることはない。
【0034】更に、ケーブルヘッド容器内には断路部を
1つだけ設ければよいため、ケーブルヘッド容器内の回
路の構成を簡単にして、重量の軽減とコストの低減とを
図ることができる。
【0035】
【実施例】図1は本考案の実施例を示したもので、その
単線結線図は図2に示した通りである。本実施例では、
図7に示したガス絶縁開閉装置と同様に、ケーブルヘッ
ドCHd の端子と、絶縁スペーサ3の貫通導体3aに接
続された接続導体21との間に簡易断路部DSo が設け
られている。この簡易断路部DSo は、ケーブルヘッド
CHd の端子に取付けられた固定電極35と、絶縁スペ
ーサ3の貫通導体3aにつながる接続導体21の端部に
取付けられた直線変位形の可動電極36とからなり、可
動電極36を操作する絶縁操作棒37が操作機構38を
介して操作軸39に連結されている。操作軸39はケー
ブルヘッド容器1の外部に導出され、該操作軸39を手
動操作することにより可動電極36が、図示のように固
定電極35に接触する閉路位置と、該固定電極から開離
した状態になる開路位置との間を直線変位させられるよ
うになっている。
【0036】本実施例では、各相のケーブルヘッドCH
d の端子に試験電圧印加用の導体接続部40が接続され
ている。各導体接続部40は、雄形の接触子を抜き差し
自在に接続し得るチューリップコンタクト等の雌形接触
子をシールド内に配置した公知のものである。各導体接
続部40はケーブルヘッド容器1の分岐管部1b側に指
向するように配置され、分岐管部1bの開口部を閉じて
いる蓋板1cを外した状態で、該分岐管部1bの内側を
通して各導体接続部に試験電圧印加用の移動用ケーブル
の端末部または試験電圧印加用ブッシングの中心導体を
接続し得るようになっている。その他の構成は図3,図
5及び図7に示した従来のガス絶縁開閉装置と同様であ
る。
【0037】本実施例のガス絶縁開閉装置において、ケ
ーブルの自端側から直流試験電圧を印加する場合には、
簡易断路部DSo を開き、ケーブルヘッド容器1内のガ
スを回収した後、蓋板1cを外して、分岐管部1bの内
側を通して導体接続部40に試験電圧印加手段を接続す
る。移動ケーブルを介して試験電圧を印加する場合に
は、該移動ケーブルの端末部に設けられた接触子を導体
接続部40に接続する。また試験電圧印加用ブッシング
を通して試験電圧を印加する場合には、該ブッシングを
支持した管台を分岐管部1bの端部のフランジに接続
し、該ブッシングの中心導体を導体接続部40に接続す
る。
【0038】ケーブルの他端側から試験電圧の印加を行
う場合には、簡易断路部DSo を開くだけでよく、ケー
ブルヘッド容器1内のガス処理は必要としない。
【0039】本考案が対象とするガス絶縁開閉装置は、
線路側断路器DSL 及び接地用開閉器ESL を収納した
容器とは別個に設けたケーブルヘッド容器内にケーブル
ヘッドを収納した構成を有するものであればよく、ケー
ブルヘッド容器の部分以外の構成は上記実施例のものに
限定されない。例えば、上記の実施例では線路側断路器
DSL 及び線路側接地用開閉器ESL を専用の容器6内
に収納し、接地用開閉器ES1 及びES2 をそれぞれ容
器12及び16内に収納しているが、これらを遮断器容
器14内に遮断器とともに収納することもできる。
【0040】上記の実施例では、導体接続部を直流試験
電圧の印加のために用いているが、ガス絶縁開閉装置の
本体側(図1において絶縁スペーサ3よりも左側)に事
故が生じたときに、簡易断路部DSo を開き、ガス絶縁
開閉装置をバイパスするための移動用ケーブルを導体接
続部40に接続することにより、事故が復旧するまでの
間の停電を回避することができる。
【0041】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、ケーブ
ルヘッドの端子と絶縁スペーサの貫通導体との間に外部
から操作可能な断路部を設けて、試験電圧印加用の導体
接続部をケーブルヘッドの端子に接続したので、ケーブ
ルの自端側から直流耐電圧試験を行う場合に、開閉装置
の絶縁物に直流電圧を印加することなくケーブルに直流
試験電圧を印加することができる。またケーブルの他端
側から直流耐電圧試験を行う場合には、開閉装置側の絶
縁物に直流電圧を印加することなく、またケーブルヘッ
ド容器以外の容器のガス処理を行うことなく、ケーブル
に直流試験電圧を印加することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成を示した断面図である。
【図2】図1のガス絶縁開閉装置の単線結線図である。
【図3】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示した断面図
である。
【図4】図3のガス絶縁開閉装置の単線結線図である。
【図5】従来の他のガス絶縁開閉装置の要部の構成を示
した断面図である。
【図6】図5のガス絶縁開閉装置の単線結線図である。
【図7】従来の他のガス絶縁開閉装置の要部の構成を示
した断面図である。
【図8】図7のガス絶縁開閉装置の単線結線図である。
【符号の説明】
1 ケーブルヘッド容器 3 絶縁スペーサ 4 接続導体容器 5 絶縁スペーサ 6 断路器容器 7 避雷器容器 10 絶縁スペーサ 11 絶縁スペーサ 12 接続導体容器 13 絶縁スペーサ 14 遮断器容器 15 絶縁スペーサ 16 断路器容器 17 母線容器 18 絶縁スペーサ CHd ケーブルヘッド LA 避雷器 DSL 線路側断路器 ESL 線路側接地用開閉器 CB 遮断器 ES1 ,ES2 遮断器点検用接地用開閉器 BUS 母線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SF6 ガスが封入されたケーブルヘッド
    容器内にケーブルヘッドが収納され、前記ケーブルヘッ
    ド容器は他の機器を収納した他の容器に絶縁スペーサを
    介して接続され、前記ケーブルヘッドの端子が前記絶縁
    スペーサに設けられた貫通導体を通して前記他の容器内
    の機器に電気的に接続されるガス絶縁開閉装置におい
    て、 前記ケーブルヘッドの端子と前記絶縁スペーサに設けら
    れた貫通導体との間に外部から操作可能な断路部が設け
    られ、前記ケーブルヘッド容器内に 電力ケーブルの直流試験電
    圧印加手段を接続し得る導体接続部が設けられ、前記導体接続部と前記ケーブルヘッドの端子との間が、
    両者に直結された導体を介して接続されている ことを特
    徴とするガス絶縁開閉装置。
JP1993018328U 1993-04-12 1993-04-12 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JP2596153Y2 (ja)

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