JP2001177084A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2001177084A
JP2001177084A JP35441599A JP35441599A JP2001177084A JP 2001177084 A JP2001177084 A JP 2001177084A JP 35441599 A JP35441599 A JP 35441599A JP 35441599 A JP35441599 A JP 35441599A JP 2001177084 A JP2001177084 A JP 2001177084A
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Japan
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pixel
output
switch
capacitor
reset
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JP35441599A
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Isao Takayanagi
功 高柳
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/65Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to reset noise, e.g. KTC noise related to CMOS structures by techniques other than CDS

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、汎用CMOSプロセスから大きく逸
脱することなく、画素のリセット動作で発生するリセッ
トノイズを抑圧し、低ノイズ、高画質を実現可能な画素
構造および動作を有する固体撮像素子を提供する。 【解決手段】本発明の一態様では、各画素が、フォトダ
イオードと、上記フォトダイオードの出力に、ゲート電
極が接続された電界効果トランジスタと、上記電界効果
トランジスタのゲート電極とドレイン電極を接続する、
途中に第1のスイッチ手段が直列に挿入された第1の帰
還回路と、上記電界効果トランジスタのゲート電極とド
レイン電極を接続する、途中に第2のスイッチ手段と第
1の容量とが直列に挿入された第2の帰還回路と、上記
第1の容量と上記第2のスイッチの中間に一端が接続さ
れ、他端の電位が固定された第2の容量とを具備するこ
とを特徴とする固体撮像素子が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像素子に係
り、特には、高画質を実現可能な低ノイズ増幅型CMO
Sイメージセンサによる固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より固体撮像素子として、画素内で
光電変換された電荷信号を増幅する機能を設けることに
より、イメージセンサとしての特性を向上させる発明が
なされ、実用化されている。
【0003】このように、光電変換された信号を増幅す
る機能を有する画素として、例えば、IEEE Jou
rnal of S0lid−State Circu
its,vol.SC−4,no.6(1969)“P
hotosensitivity and Scann
ing of Silicon Image Dete
ctor Arrays”や特開昭50−134393
号公報に開示されているように、画素にMOS型電界効
果トランジスタで構成した信号増幅回路を設ける方法が
提案されている。
【0004】MOS型電界効果トランジスタで画素を構
成したMOSイメージセンサは、汎用CMOSに近いプ
ロセスで製造することができるため、製造が容易である
と共に、駆動パルスが通常のCMOSクロックですみか
つ単一電源で動作するため電源が簡単であり、しかも、
CMOSデジタル回路やアナログ回路を同一チップ内に
集積化するのが容易である。
【0005】このようなMOSイメージセンサは、多機
能なイメージセンサを構成できる点など、CCDイメー
ジセンサと比べていくつかの優れた特長を有しているこ
とにより、近年では、主に、低消費電力および小型化が
必須な携帯型の撮像装置などに組み込むイメージセンサ
として注目されている。
【0006】図5は、MOS型電界効果トランジスタで
構成した従来の増幅型画素を示している。
【0007】まず、この図5を用いて従来のMOS型電
界効果トランジスタで構成した増幅型画素について説明
する。
【0008】図5は、単位画素の構成について、等価回
路を用いて表したものである。
【0009】この図5において、参照符号10−1は、
照射された光により電荷を生成するフォトダイオードで
ある。
【0010】また、参照符号10−2は、前記フォトダ
イオード10−1のN側電極10−3とリセット電圧
(源)VRSの電圧配線10−4とを接続するリセット
用MOS型電界効果トランジスタである。
【0011】また、参照符号10−5は、前記フォトダ
イオード10−1のN側電極10−3にそのゲート電極
が接続され、そのドレイン電極側が電圧電源VDの電圧
配線10−6に接続された増幅用MOS型電界効果卜ラ
ンジスタである。
【0012】そして、参照符号10−7は、そのドレイ
ン電極が前記増幅用MOS型電界効果トランジスタ10
−5のソース電極に接続されるともに、そのソース電極
が信号出力配線10−8に接続される画素選択用MOS
型電界効果トランジスタである。
【0013】この信号出力配線10−8は、その出力端
で負荷回路10−9を介して接地されることにより、等
価的に前記増幅用MOS型電界効果トランジスタ10−
5と負荷回路10−9とで構成されるソースフォロワ回
路を介して、前記フォトダイオード10−1のN側電極
10−3の電圧(VPIX)に依存した信号電圧を出力
するものである。
【0014】次に、図5に示された画素の動作について
説明する。
【0015】図6は、従来の画素の動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【0016】この図6において、ΦRSは、前記リセッ
ト用MOS型電界効果トランジスタ10−2のゲート電
極に入力するパルスを示している。
【0017】また、ΦRDは、前記画素選択用MOS型
電界効果トランジスタ10−7のゲート電極に入力する
パルスを示している。
【0018】また、VPIXは、前記フォトダイオード
10−1のN側電極10−3の電位変化を示している。
【0019】まず、刻t0でΦRSがHとなり、フォト
ダイオード10−2のN側電極10−3の電位VPIX
はリセット電圧VRSに設定される。
【0020】次いで、時刻t1でリセット用MOSトラ
ンジスタ10−2がオフし、フォトダイオードのN側電
極10−3がフローティング状態となる。
【0021】画素に光が入射されるとフォトダイオード
10−1には光生成電流が流れ、フォトダイオード10
−1のN側電極10−3に光生成された電子の電荷が蓄
積されることにより、その電位VPIXは徐々に低下す
る。
【0022】次いで、時刻t2で画素選択用MOS型電
界効果トランジスタ10−7がオンすると、時刻t2に
おけるフォトダイオード10−1のN側電極10−3の
電位VPIXに応じた電圧出力が信号出力配線10−8
に出力される。
【0023】ここで、VPIXは、フォトダイオード1
0−1のN側電極10−3に蓄積された電荷量に依存す
るため、信号出力配線10−8の出力をモニタすること
により、蓄積電荷量が見積もられ、結局、入射光量を検
出することが可能となる。
【0024】ところで、このように画素毎に信号の増幅
機能を持たせる場合、考慮しなければならないのは、出
力にオフセットばらつきによるノイズが発生して出力画
像の画質を著しく劣化させてしまうことを避ける必要が
あるということである。
【0025】このようなノイズは、画素位置に固定した
ノイズとなり、固定パターンノイズ(以下FPNと略
す)と呼ばれているものである。
【0026】このFPNの発生を抑圧する一般的な方法
としては、例えば、特開昭56−46374号公報に開
示されているものがある。
【0027】また、増幅型撮像素子に応用したFPNの
発生を抑圧する例としては、特公平08−004127
号公報に開示されているものがある。
【0028】以下、これらのFPNキャンセル方法につ
いて説明する。
【0029】図7は、FPNをキャンセルする読み出し
回路を具備した撮像装置の構成を簡単に示したものであ
る。
【0030】この図7において、参照符号12−1は、
複数の画素12−2を2次元的に、例えば、マトリック
ス状に配列して構成した画素アレイ部である。
【0031】また、参照符号12−3は、画素アレイ部
12−2の行を選択する垂直走査回路である。
【0032】また、参照符号12−4は、画素アレイ部
12−2の出力列を選択する水平走査回路である。
【0033】そして、画素12−2の選択パルス入力端
子およびリセットパルス入力端子は、それぞれ水平選択
線12−5および行リセット線12−6に接続され、前
記垂直走査回路12−3によって出力される走査信号に
よリコントロールされる。
【0034】また、画素12−2の信号出力端子は信号
出力線12−7に接続され、この信号出力線12−7に
出力された信号は列並列に設けられたFPNキャンセル
部12−18に入力される。
【0035】このFPNキャンセル回路12−18は、
スイッチ12−9と容量12−11およびスイッチ12
−10と容量12−12とで構成される二つのサンプル
ホールド回路により構成される。
【0036】前記容量12−11は、水平選択スイッチ
12−13を介して第1のビデオ信号線12−15に接
続されているとともに、前記容量12−12は、水平選
択スイッチ12−14を介して第2のビデオ信号線12
−16に接続されている。
【0037】これらの第1のビデオ出力線12−15と
第2のビデオ出力線12−16とは、それぞれ、差動増
幅器(アンプ)12−17の正入力端子および負入力端
子とに接続されている。
【0038】そして、この差動アンプ12−17は、前
記正入力端子および負入力端子とにそれぞれ入力され、
両信号の差分を出力する。
【0039】図8は、以上のように構成されるFPNキ
ャンセル読み出し回路を具備した撮像装置の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【0040】次いで、この図8に示したチャートタイミ
ングに基づき、FPNキャンセル動作について説明す
る。
【0041】まず、水平ブランキング期間内の時刻t0
において、垂直走査回路12−3から行選択パルスΦR
D−1が出力され、第1行の画素12−1が選択され
る。
【0042】次に、時刻t1において、サンプルホール
ドパルスΦSH1がHとなり、光電荷蓄積後の画素12
−1の出力電圧が容量12−11に記憶される。
【0043】次に、時刻t2で画素12−1をリセット
した後、時刻t3でサンプルホールドパルスΦSH2を
Hにして画素リセット後の出力すなわちオフセット出力
電圧を容量12−12に記憶する。
【0044】その後、時刻t4において、水平走査期間
内に、水平走査回路12−4から水平選択パルスΦH−
Jが出力され、水平選択スイッチ12−13および水平
選択スイッチ12−14を介して、容量12−11に記
憶された信号が第1のビデオ信号線12−15に出力さ
れるとともに、容量12−12に記憶された信号が第2
のビデオ信号線12−16に出力される。
【0045】そして、差動アンプ12−17は、前記正
入力端子および負入力端子とにそれぞれ入力される第1
のビデオ信号線12−15および第2のビデオ信号線1
2−16からの両信号の差分を出力する。
【0046】このように構成することにより、画素及び
選択スイッチの特性ばらつきなどにより生ずるFPNを
抑圧することが可能となる。
【0047】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなFPNを改善した読み出しを行う固体撮像装置
においても、さらにランダムなノイズが残存しているこ
とによる問題がある。
【0048】このランダムなノイズの主因として、画素
のフォトダイオード部をリセットする際に生じる熱雑音
が最も大きな影響を与えているものである。
【0049】具体的には、図5において、フォトダイオ
ード10−1をリセットする際に、リセット用MOS型
電界効果トランジスタ10−2がオフした瞬間に、前記
フォトダイオード10−1のN側電極10−3の電圧が
揺らぐことに原因がある。
【0050】ここで、フォトダイオード10−1のN側
電極10−3は、読み出し用としての増幅用MOS型電
界効果卜ランジスタ10−5のゲート電極に接続されて
いるので、読み出し用としての増幅用型電界効果MOS
トランジスタ10−5のゲート電極の電圧が揺らぐこと
により、出力にオフセット揺らぎが生じ、出力画像の画
質を著しく劣化させてしまうという問題がある。
【0051】そして、前記フォトダイオード10−1の
N側電極10−3の電圧揺らぎの標準偏差は、(kT/
C)1/2 となる。
【0052】ここで、kはボルツマン定数、Tは絶対温
度、Cはフォトダイオード10−1のN側電極10−3
に等価的に存在する接地に対する全容量和である。
【0053】この電圧揺らぎは、リセット動作ごとラン
ダムに発生するため、図7および図8に示したような2
回のリセット動作の差分をとることにより、FPNを抑
圧する動作においてはさらに21/2 倍され、実際には
(2kT/C)1/2 だけのノイズがビデオ出力に混入す
ることになる。
【0054】一般的に、このノイズはリセットノイズ、
ないしはkTCノイズと称されている。
【0055】このようなリセットノイズを抑圧ないしは
発生しないように改善するため、例えば、画素のフォト
ダイオード部をCCD素子で構成し、リセット後には電
荷を電荷蓄積部に電荷が存在しないように、すなわち、
CCDのように完全に電荷を転送する方法も考えられ
る。
【0056】ところで、従来の増幅型CMOS画素で
は、フォトダイオードをリセットする場合に生じるリセ
ットノイズにより、良好な感度を得ることができず、高
画質用途に向かないという問題があった。
【0057】例えば、Cの値が10fFの画素の場合、
室温での前記リセットノイズの値を等価入力電荷数で表
すと約60e- となり、通常のCCDのノイズと比べて
数倍大きい値となり、これでは高画質が得られないとい
う問題がある。
【0058】また、フォトダイオードをCCD構成で実
現しようとする場合、フォトダイオードを構成するMO
Sキャパシタのゲート電極を光が入射可能となるように
透明化したり、転送ゲートを設けるなどの構成が必要が
あり、汎用のCMOSプロセスから大きく変わるため、
本来の製造容易性という特長が失われてしまうという問
題がある。
【0059】そして、従来の技術では、汎用CMOSプ
ロセスから大きく逸脱することなく、リセットノイズを
抑圧する方法については提案されていない。
【0060】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、汎用CMOSプロセスから大きく逸脱することな
く、画素のリセット動作で発生するリセットノイズを抑
圧し、従来の増幅型MOS型画素では得られなかった低
ノイズ、高画質を実現可能な画素構造および動作を有す
る固体撮像素子を提供することを目的としている。
【0061】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 複数の画素を有する固体
撮像素子であり、各画素は、フォトダイオードと、上記
フォトダイオードの出力に、ゲート電極が接続された電
界効果トランジスタと、上記電界効果トランジスタのゲ
ート電極とドレイン電極を接続する、途中に第1のスイ
ッチ手段が直列に挿入された第1の帰還回路と、上記電
界効果トランジスタのゲート電極とドレイン電極を接続
する、途中に第2のスイッチ手段と第1の容量とが直列
に挿入された第2の帰還回路と、上記第1の容量と上記
第2のスイッチの中間に一端が接続され、他端の電位が
固定された第2の容量と、を具備することを特徴とする
固体撮像素子が提供される。
【0062】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 上記電界効果トランジスタのドレイ
ン電極に印加されたリセット電位によって上記フォトダ
イオードの出力側電位をリセットする動作において、開
始時に上記第1のスイッチ手段と上記第2のスイッチ手
段とを導通状態にするとともに、終了時に上記第1のス
イッチ手段を先に非導通状態にしてから上記第2のスイ
ッチ手段を非導通状態にする回路手段をさらに具備する
ことを特徴とする(1)記載の固体撮像素子が提供され
る。
【0063】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 複数の画素を有する固体撮像素子で
あり、画素からの出力線の途中に直列に挿入された第1
の容量及び第2の容量と、画素からの受光にもとづく出
力を上記第1の容量のみに印加し、画素をリセット後の
出力を上記第1の容量と上記第2の容量との直列接続部
に印加するように、上記出力の印加を切換える切り換え
手段と、を具備することを特徴とする固体撮像素子が提
供される。
【0064】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0065】まず、本発明の第1の実施の形態について
具体的に説明する。
【0066】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態による固体撮像素子の構成を示したもの
である。
【0067】すなわち、図1に示すように、画素アレイ
2の単位となる画素単位1は、フォトダイオード10
と、このフォトダイオード10のN側電極にそのゲート
電極が接続された所定の第1の導電型でなる読み出し増
幅用MOS型電界効果トランジスタ11と、この読み出
し増幅用MOS型電界効果トランジスタ11と直列に接
続された所定の第1の導電型でなる行選択用MOS型電
界効果トランジスタ12と、前記フォトダイオード10
と前記読み出し増幅用MOS型電界効果トランジスタ1
1のドレイン電極との間に設けられた第1のリセットス
イッチ13と、前記読み出し増幅用MOS型電界効果ト
ランジスタ11のドレイン電極と前記フォトダイオード
10との間に設けられた帰還容量14および第2のリセ
ットスイッチ15と、前記帰還容量14と前記第2のリ
セットスイッチ15との接続点と接地端子間に接続され
た緩衝容量16とによって構成されている。
【0068】また、図1に示すように、画素アレイ2
は、前記単位画素1を2次元的に、例えば、マトリック
ス状に配列して構成されている。
【0069】そして、前記単位画素1の行選択用MOS
型電界効果トランジスタ12のゲート電極は、行選択線
20を介して行ごとに共通に接続されている。
【0070】また、前記第1のリセットスイッチ13の
制御電極は、第1の水平リセット配線21を介して行ご
とに共通に接続されるとともに、前記第2のリセットス
イッチ15の制御電極は、第2の水平リセット配線22
を介して行ごとに共通に接続されている。
【0071】また、前記行選択線20と、第1のリセッ
ト配線21と、第2のリセット配線22とは、それぞ
れ、垂直走査回路3に接続されている。
【0072】そして、前記画素単位1の前記読み出し増
幅用MOS型電界効果トランジスタ11のドレイン電極
は、画素ドレイン配線23を介して列ごとに共通に接続
されるとともに、列ごとに独立して定電流源30を介し
てプラス側電源に接続されている。
【0073】この定電流源30の両端には、該定電流源
30と並列にスイッチ31が設けられている。
【0074】一方、前記行選択用MOS型電界効果トラ
ンジスタ12のソース電極は、画素ソース配線24を介
して列ごとに共通に接続されるとともに、列ごとに独立
して第2の定電流源32を介してマイナス側電源に接続
されている。
【0075】この定電流源32の両端には、該定電流源
32と並列にスイッチ33が設けられている。
【0076】因みに、本実施の形態では、説明の簡単の
ため、画素アレイ2を構成する画素のうち第I行第J列
の座標の画素のみを記している。
【0077】また、各列の画素ソース配線24は、サン
プルホールドスイッチ34を介してサンプルホールド容
量35に接続されている。
【0078】このサンブルホールド容量35とビデオ出
力線40との間には、水平選択スイッチ36が設けられ
ている。
【0079】そして、この水平選択スイッチ36の制御
端子は、水平走査回路4に接続されている。
【0080】図2は、このように構成された撮像素子の
動作を説明するために示したタイミングチャートであ
る。
【0081】次に、図2に示したタイミンダチャート基
づいて、以上のように構成された撮像素子の動作につい
て説明する。
【0082】図2において、ΦRD−Iは、第I行目の
画素の行選択線20に出力されるパルスであり、ΦRS
1−Iは、第I行目の画素の第1のリセット配線21に
出力されるパルスであり、ΦRS2−Iは、第I行目の
画素の第2のリセット配線22に出力されるパルスであ
り、ΦDSWは、画素ドレイン配線側スイッチ31の制
御電極に入力されるパルスであり、ΦSSWは、画素ソ
ース配線側スイッチ33の制御電極に入力されるパルス
であり、ΦSHは、サンプルホールドスイッチ34の制
御端子に入力されるパルスであり、ΦHーJは、第J列
目の水平選択スイッチ36の制御端子に入力される水平
選択パルスである。
【0083】また、図2において、VPIXは、第I行
第J列に位置する画素の読み出し増幅用MOS型電界効
果トランジスタ11のゲート電極の電位であり、VDP
IXは、第J列の画素ドレイン配線の電位であり、VS
PIXは、第J列目の画素ソース配線の電位である。
【0084】なお、説明の簡単のため、上述した各スイ
ッチは、それらの各制御端子の入力がハイレベル(H)
のときに導通し、ローレベル(L)のときに非導通とな
るものとしている。
【0085】また、各スイッチは理想的なスイッチであ
り、スイッチング動作にともなうフィードスルー電荷の
注入や制御パルスとの寄生容量による影響は無視できる
ものとして図示している。
【0086】まず、水平ブランキング期間の時刻t0に
おいて、ΦRD−IがHとなり、第I行目の画素の行選
択用MOS型電界効果トランジスタ12がオンする。
【0087】このとき、ΦSSWがLで、ΦDSWがH
のため、画素1の読み出し増幅用MOS型電界効果トラ
ンジスタ11とソース側定電流源32とによりソースフ
ォロワ回路が構成され、画素ソース配線24にはVPI
Xの電位に比例した電圧がフォロワ出力される。
【0088】次いで、時刻t1でΦSHがHとなり、画
素ソース配線24に出力されたフオロワー出力が、サン
プルホールド容量35に記憶される。
【0089】時刻t2でΦSSWがHとなりΦDSWが
Lになると、今度はドレイン側定電流源30と画素1の
読み出し増幅用MOS型電界効果トランジスタ11と
は、インバータ回路を構成する。
【0090】この状態において、時刻t3でΦRS1−
IとΦRS2−IとがともにHになり、第1のリセット
スイッチ13と第2のリセットスイッチ15とがオンす
ると、インバータ回路の入力端と出力端とがショートす
ることになり、読み出し増幅用MOS型電界効果トラン
ジスタ11のゲート電極の電位VPIXは、所定の電圧
VRSにリセットされる。
【0091】この状態において、t4の時点で、ΦRS
1のみがLとなり、第1のリセットスイッチ13がオフ
すると、ΔV1なるリセットノイズがVPIXに現れ
る。
【0092】しかしながら、この時点では、第2のリセ
ットスイッチ15がオンしているため、ドレイン側定電
流源30と画素1の読み出し増幅用MOS型電界効果ト
ランジスタ11とで構成されるインバータ回路は、反転
増幅回路として機能し、帰還容量14を介してVPIX
がVRSになるように負帰還をかける。
【0093】そして、この帰還動作が十分に安定した時
点t5で、ΦRS2−IがLに切り替わり、第2のリセ
ットスイッチ15がオフすることにより、再度、リセッ
トノイズΔV2が発生する。
【0094】しかるに、このリセットノイズΔV2によ
る電圧揺らぎは緩衝容量16によって抑圧されるととも
に、発生した電圧揺らぎは帰還容量14とフォトダイオ
ードとの直列結合により、VPIXに伝達される量とし
てはさらに抑圧されていることになる。
【0095】その後t6で、水平ブランキング期間が終
了し、水平走査期間に入る。
【0096】次に、時刻t7で、第J列の水平選択パル
スΦHーJが水平走査回路4から出力され、第I行J列
目の画素の信号がビデオ出力線40に出力される。
【0097】この際、画素単位1のリセット時に生じる
リセットノイズが抑圧されているため、読み出された画
素の出力に対するリセットノイズの影響は、従来の画素
構造と比べて小さくなっている。
【0098】次に、本発明によるリセットノイズの抑圧
効果についての説明を補足する。
【0099】今、フォトダイオード10の蓄積容量をC
PD、帰還容量14の容量値をCFB、緩衝容量16の
容量値をCPとすると、第2のリセットスイッチ15の
閉動作により生じるVPIXの電圧揺らぎの標準偏差
は、次式で与えられる。
【0100】ΔVPIX=SQR[kT/((CPD+
CFB)×CPD/CFB)+(CPD+CFB)×
(CPD+CFB)×CP/(CFB×CFB))] ここで、便宜的に容量帰還を行わなかったときのVPI
Xの電圧揺らぎΔPIX0を ΔPIXO=SQR[kT/(CPD+CFB)] とすると、その抑圧比は、 抑圧比=SQR[1/(CPD/CFB+(CPD+C
FB)×CP/(CFB×CFB)] と表される。
【0101】例えば、CPD:CFB:CP=5:1:
2に設定すると、リセットノイズの抑圧比は約1/4と
なり、画素電極のリセット動作による揺らぎを大幅に改
善することが可能となる。
【0102】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態による固体撮像素子の構成を説明するた
めに示した図である。
【0103】この第2の実施の形態を示す図3におい
て、その構成および機能が、前述した第1の実施の形態
で示したものと同一の部位に関しては、同一の参照符号
を付してある。
【0104】そこで、この第2の実施の形態を示す図3
において、その構成および機能が、前述した第1の実施
の形態で示したものと構成上違う部分について説明す
る。
【0105】まず、この第2の実施の形態を示す図3に
おいて、画素単位1からつながる画素ソース配線24が
第2の定電流源32および該第2の定電流源32に並列
に設けられれたスイッチ33に接続されているまでの構
成は第1の実施の形態と同一であるが、画素ソース配線
24の電圧信号を記録する回路が異なっている。
【0106】すなわち、各列の画素ソース配線24は、
第1のサンプルホールドスイッチ37および容量素子3
8を介してサンプルホールド容量35に接続されている
とともに、このサンプルホールド容量35には第2のサ
ンプルホールドスイッチ39が設けられている。
【0107】そして、このサンプルホールド容量35と
ビデオ出力線40との間には、水平選択スイッチ36が
設けられている。
【0108】そして、この水平選択スイッチ36の制御
端子は、水平走査回路4に接続されている。
【0109】図4は、この第2の実施の形態の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【0110】次に、図4のタイミングチャートを参照し
て、この第2の実施の形態の動作について説明する。
【0111】図4において、ΦSH1は、第1のサンプ
ルホールドスイッチ37の制御端子に入力されるパルス
であり、ΦSH2は、第2のサンプルホールドスイッチ
39の制御端子に入力されるパルスである。
【0112】まず、水平ブランキング期間の時刻t0に
おいて、ΦRD−IがHとなり第I行目の画素の行選択
用MOS型電界効果トランジスタ12がオンする。
【0113】このとき、ΦSSWがLで、ΦDSWがH
のため、画素単位1の読み出し増幅用MOS型電界効果
トランジスタ11とソース側定電流源32とによりソー
スフォロワ回路が構成され、画素ソース配線24にはV
PIXの電位に比例した電圧がフォロワ出力される。
【0114】このとき、ΦSH1は、常に、Hである。
【0115】次いで、時刻t1で、ΦSH2がHとな
り、画素ソース配線24に出力されたフォロワ出力に対
応する信号が、サンプルホールド容量38に記憶され
る。
【0116】次いで、時刻t2で、ΦSSWがHとな
り、ΦDSWがLになると、今度はドレイン側定電流源
30と画素単位1の読み出し増幅用MOS型電界効果ト
ランジスタ11とは、インバータ回路を構成する。
【0117】この状態において、時刻t3でΦRS1−
IとΦRS2−IがHになり、第1のリセットスイッチ
13と第2のリセットスイッチ15とがオンすると、イ
ンバータ回路の入力端と出力端とがショートされること
になり、第1の実施の形態と同様に画素単位1の読み出
し増幅用MOS型電界効果トランジスタ11のゲート電
極の電位VPIXは、所定の電圧VRSにリセットされ
る。
【0118】この状態において、時刻t4でΦRSIの
みがLとなり第1のリセットスイッチ13がオフする
と、ΔV1なるリセットノイズがVPIXに現れる。
【0119】しかしながら、この時点では第2のリセッ
トスイッチ15はオンしているため、ドレイン側定電流
源30と画素単位1の読み出し増幅用MOS型電界効果
トランジスタ11とで構成するインバータ回路は反転増
幅回路として機能し、帰還容量14を介してVPIXが
VRSになるように負帰還をかける。
【0120】そして、この帰還動作が十分に安定した時
点t5で、ΦRS2−IがLに切り替わり、第2のリセ
ットスイッチ15がオフすると、再度リセットノイズΔ
V2を発生する。
【0121】しかるに、このリセットノイズΔV2によ
る電圧揺らぎは、緩衝容量16によって抑圧されるとと
もに、帰還容量14とフォトダイオード10との直列結
合により、VPIXに伝達される量はさらに抑圧され
る。
【0122】また、時刻t5において、ΦSSWがLと
なり、ΦDSWがHに切り替わることにより、画素単位
1の読み出し増幅用MOS型電界効果トランジスタ11
と第2の定電流源32との間でソースフォロワ回路が構
成され、画素ソース配線24には読み出し増幅用MOS
型電界効果トランジスタ11のゲート電圧のフォロワ出
力が現れる。
【0123】続いて、時刻t6にΦSH1がLとなり、
サンプルホールド容量35には時刻t1で記憶した信号
と画素をリセットしたあとの画素ソース配線24すなわ
ち画素のオフセット信号との差電圧が記憶される。
【0124】その後、時刻t7において、水平ブランキ
ング期間が終了し、水平走査期間に入る。
【0125】次に、時刻t8で、第J列の水平選択パル
スΦHーJが水平走査回路4から出力され、第I行J列
目の画素光電荷蓄積後の読み出し信号がビデオ信号線4
0に出力される。
【0126】以上説明してきたように、本発明による第
2の実施の形態によれば、画素のリセットノイズを効果
的に抑圧することができ、さらに、読み出しの信号とリ
セット後の画素の信号との差分を取ることによって、オ
フセットばらつきの生じないようにしたより高画質な固
体撮像装置を実現することができる。
【0127】そして、上述したような実施の形態で示し
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記2として示すような
発明が含まれている。
【0128】(付記1) 片方の電極が接地されたフォ
トダイオードの他端の電極が第1導電型の第1のMOS
トランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのゲー
ト電極に接続され、該第1のMOSトランジスタのソー
ス電極にドレイン電極が接続された第1導電型の第2の
MOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタ
のドレイン電極とゲート電極との間に設けられた第1の
スイッチと、前記第1のMOSトランジスタのゲート電
極に片方の電極が接続された第1の容量素子と、前記第
1の容量素子の他方の電極と前記第1のMOSトランジ
スタのドレイン電極との間に設けられた第2のスイッチ
と、前記第1の容量素子と前記第2のスイッチとが接続
される端子と接地電極との間に接続される第2の容量素
子と、前記第1および第2のMOSトランジスタと、前
記第1および第2のスイッチと、前記第1および第2の
容量素子とによって構成される複数の画素と、前記複数
の画素の各画素における前記第1のMOSトランジスタ
のドレイン電極を列ごとに共通に接続するとともに、垂
直方向に配線される画素ドレイン配線と、前記複数の画
素における各画素の前記第2のトランジスタのソース電
極を列ごとに共通に接続するとともに、垂直方向に配線
される画素ソース配線と、前記複数の画素における各画
素の前記第2のMOSトランジスタのゲート電極と行ご
とに共通に接続するとともに、水平方向に配線される列
選択線と、前記第1のスイッチの制御電極を行ごとに共
通に接続するとともに、水平方向に配線される第1の行
リセット線と、前記第2のスイッチの制御端子を行ごと
に共通に接続するとともに、水平方向に配線されるた第
2の行リセット線と、前記画素ドレイン配線と、前記画
素ソース配線と、前記列選択線と、前記第1および第2
の行リセット線とにより構成される画素アレイ部と、前
記列選択線と前記第1および第2の行リセット配線とに
接続される垂直走査回路と、前記画素ドレイン配線と第
1の電源電極との間に設けられる第1の定電流発生回路
と、前記第1の定電流発生回路の両端に接続される第3
のスイッチと、前記画素ソース配線と第2の電源電極と
の間に設けられる第2の定電流発生回路と、前記第2の
定電流回路と並列に設けられる第4のスイッチと、前記
画素ソース配線の電圧を列ごとに並列に記憶するために
設けられるサンプルホールド回路と、前記サンプルホー
ルド回路の出力端子とビデオ信号出力線との間に設けら
れる第5のスイッチと、前記第5のスイッチの制御電極
と接続され、画素出力の列選択を行う水平走査回路とに
よって構成される固体撮像素子。
【0129】(作用効果)本発明によると、前記フォト
ダイオードのリセット動作によって生ずるリセットノイ
ズを、前記第1の電流源と前記第1のMOSトランジス
タおよび前記第1の容量とで構成される帰還回路により
抑圧することが可能となり、ランダム雑音の少ない高性
能な増幅型MOS画素を実現することができる。
【0130】さらには、本発明による画素は、通常のC
MOSプロセスにより汎用的な素子のみで構成されるた
め、従来の汎用CMOSプロセスからの変更が少なくて
済み、製造コストを抑えることが可能になる。
【0131】(付記2) 片方の電極が接地されたフォ
トダイオードの他端の電極が第1導電型の第1のMOS
トランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのゲー
ト電極に接続され、該第1のMOSトランジスタのソー
ス電極にドレイン電極が接続された第1導電型の第2の
MOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタ
のドレイン電極とゲート電極との間に設けられた第1の
スイッチと、前記第1のMOSトランジスタのゲート電
極に片方の電極が接続された第1の容量素子と、前記第
1の容量素子の他方の電極と前記第1のMOSトランジ
スタのドレイン電極との間に設けられた第2のスイッチ
と、前記第1の容量素子と前記第2のスイッチとが接続
される端子と接地電極との間に接続される第2の容量素
子と、前記第1および第2のMOSトランジスタと、前
記第1および第2のスイッチと、前記第1および第2の
容量素子とによって構成される複数の画素と、前記複数
の画素の各画素における前記第1のMOSトランジスタ
のドレイン電極を列ごとに共通に接続するとともに、垂
直方向に配線される画素ドレイン配線と、前記複数の画
素における各画素の前記第2のトランジスタのソース電
極を列ごとに共通に接続するとともに、垂直方向に配線
される画素ソース配線と、前記複数の画素における各画
素の前記第2のMOSトランジスタのゲート電極と行ご
とに共通に接続するとともに、水平方向に配線される列
選択線と、前記第1のスイッチの制御電極を行ごとに共
通に接続するとともに、水平方向に配線される第1の行
リセット線と、前記第2のスイッチの制御端子を行ごと
に共通に接続するとともに、水平方向に配線されるた第
2の行リセット線と、前記画素ドレイン配線と、前記画
素ソース配線と、前記列選択線と、前記第1および第2
の行リセット線とにより構成される画素アレイ部と、前
記列選択線と前記第1および第2の行リセット配線とに
接続される垂直走査回路と、前記画素ドレイン配線と第
1の電源電極との間に設けられる第1の定電流発生回路
と、前記第1の定電流発生回路の両端に接続される第3
のスイッチと、前記画素ソース配線と第2の電源電極と
の間に設けられる第2の定電流発生回路と、前記第2の
定電流回路と並列に設けられる第4のスイッチと、前記
画素ソース配線の電圧を列ごとに並列に記憶するために
設けられる第1のサンプルホールド回路と、前記第1の
サンプルホールド回路に第1の時刻で記憶された信号
と、前記第1時刻とは別の第2の時刻での入力信号との
差分を取る差分回路と、前記差分回路の出力をサンプル
ホールドするために設けられる第2のサンプルホールド
回路と、前記第2のサンプルホールド回路の出力と端子
とビデオ信号出力線との間に設けられた第5のスイッチ
と、前記第5のスイッチの制御電極と接続され、画素出
力の列選択を行う水平走査回路とによって構成される固
体撮像素子。
【0132】(作用効果)本発明によると、上記付記1
の発明で実現可能なリセットノイズ抑圧効果に加えて、
画素ごとのオフセットばらつきを抑圧可能な、さらに高
性能な増幅型MOS画素を用いた固体撮像装置を実現す
ることができる。
【0133】
【発明の効果】従って、以上説明したように、請求項
1、2記載の本発明によれば、汎用CMOSプロセスか
ら大きく逸脱することなく、画素のリセット動作で発生
するリセットノイズを抑圧し、従来の増幅型MOS型画
素では得られなかった低ノイズ、高画質を実現可能な画
素構造および動作を有する固体撮像素子を提供すること
ができる。
【0134】また、請求項3記載の本発明によれば、オ
フセットばらつきを抑圧した固体撮像素子を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態による固体
撮像素子の構成を説明するために示した図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態による固体
動作を説明するために示したタイミングチャートであ
る。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態による固体
撮像素子の構成を説明するために示した図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態による固体
動作を説明するために示したタイミングチャートであ
る。
【図5】図5は、MOS型電界効果トランジスタで構成
した従来の増幅型画素を示す図である。
【図6】図6は、従来の画素の動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図7】図7は、FPNをキャンセルする読み出し回路
を具備した従来の撮像装置の構成を簡単に示したもので
ある。
【図8】図8は、FPNキャンセル読み出し回路を具備
した従来の撮像装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1…画素単位、 2…画素アレイ、 10…フォトダイオード、 11…読み出し増幅用MOS型電界効果トランジスタ、 12…行選択用MOS型電界効果トランジスタ、 13…第1のリセットスイッチ、 14…帰還容量、 15…第2のリセットスイッチ、 16…緩衝容量、 20…行選択線、 21…第1の水平リセット配線、 22…第2の水平リセット配線、 3…垂直走査回路、 23…画素ドレイン配線、 30…定電流源、 31…スイッチ、 24…画素ソース配線、 32…第2の定電流源、 33…スイッチ、 34…サンプルホールドスイッチ、 35…サンプルホールド容量、 40…ビデオ出力線、 36…水平選択スイッチ、 4…水平走査回路、 37…第1のサンプルホールドスイッチ、 38…容量素子、 39…第2のサンプルホールドスイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を有する固体撮像素子であ
    り、 各画素は、フォトダイオードと、 上記フォトダイオードの出力に、ゲート電極が接続され
    た電界効果トランジスタと、 上記電界効果トランジスタのゲート電極とドレイン電極
    を接続する、途中に第1のスイッチ手段が直列に挿入さ
    れた第1の帰還回路と、 上記電界効果トランジスタのゲート電極とドレイン電極
    を接続する、途中に第2のスイッチ手段と第1の容量と
    が直列に挿入された第2の帰還回路と、 上記第1の容量と上記第2のスイッチの中間に一端が接
    続され、他端の電位が固定された第2の容量と、 を具備することを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 上記電界効果トランジスタのドレイン電
    極に印加されたリセット電位によって上記フォトダイオ
    ードの出力側電位をリセットする動作において、開始時
    に上記第1のスイッチ手段と上記第2のスイッチ手段と
    を導通状態にするとともに、終了時に上記第1のスイッ
    チ手段を先に非導通状態にしてから上記第2のスイッチ
    手段を非導通状態にする回路手段をさらに具備すること
    を特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 複数の画素を有する固体撮像素子であ
    り、 画素からの出力線の途中に直列に挿入された第1の容量
    及び第2の容量と、 画素からの受光にもとづく出力を上記第1の容量のみに
    印加し、画素をリセット後の出力を上記第1の容量と上
    記第2の容量との直列接続部に印加するように、上記出
    力の印加を切換える切り換え手段と、 を具備することを特徴とする固体撮像素子。
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