JP2001175338A - 温度制御方法及びオーブン - Google Patents

温度制御方法及びオーブン

Info

Publication number
JP2001175338A
JP2001175338A JP35920199A JP35920199A JP2001175338A JP 2001175338 A JP2001175338 A JP 2001175338A JP 35920199 A JP35920199 A JP 35920199A JP 35920199 A JP35920199 A JP 35920199A JP 2001175338 A JP2001175338 A JP 2001175338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
firing
unit
oven
temperature control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35920199A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Takahashi
高橋  功
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WORLD SEIKI KK
Original Assignee
WORLD SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WORLD SEIKI KK filed Critical WORLD SEIKI KK
Priority to JP35920199A priority Critical patent/JP2001175338A/ja
Priority to CN00109571A priority patent/CN1300969A/zh
Publication of JP2001175338A publication Critical patent/JP2001175338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Control Of Temperature (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同一の温度調節部によって複数の温度設定部の
温度制御を行うようにすることにより、温度設定及び設
定温度の変更を容易に行うことができ、また温度調節部
の個体差から生じる温度制御のズレを防止して複数の温
度設定部の温度を均一に保つことができるようにした温
度制御方法及びオーブンを提供する。 【解決手段】電気オーブン1は、焼成室10内に設けて
ある複数の焼成部と、各焼成部に対応して設けてある電
熱ヒーター210,220,230,240,250
と、各焼成部に対応して設けてある温度センサー51,
52,53,54と、上記各温度センサー51,52,
53,54が検知する温度情報を処理することにより、
各焼成部の温度調節を行う温度調節器7を備えている。
各温度センサー51,52,53,54を巡回すること
で得られた各焼成部の温度情報は、同一の温度調節器7
で処理するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度制御方法及び
オーブンに関するものである。更に詳しくは、同一の温
度調節部によって複数の温度設定部の温度調節を行うよ
うにすることにより、温度設定部の温度設定及び設定温
度の変更を容易に行うことができ、また温度調節部の個
体差から生じる温度制御のズレを防止して複数の温度設
定部の温度を均一に保つことができるようにしたものに
関する。
【0002】
【従来技術】例えば、パンや菓子等の被焼成物を焼成す
る電気オーブンでは、通常、焼成能力を確保するため
に、被焼成物を載置する棚となる複数の焼成板が焼成室
内に設けられている。また、すべての被焼成物に熱が均
一に伝わるように、通常、各焼成板には電熱ヒーターが
個別に設けられている。そして、それぞれの電熱ヒータ
ーおける加熱温度を制御するため、各焼成板にはそれぞ
れに対応する温度センサーが設けられている。更に、各
温度センサーには、温度センサーが検知する温度情報を
処理することにより、電熱ヒーターの加熱温度を制御し
て各焼成部の温度調節を行う温度調節器がそれぞれ設け
てある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような温度制御方法では次のような課題があった。 被焼成物の種類などを変更することにより、焼成部の
設定温度を変更しなければならない場合には、各電熱ヒ
ーターに対応する温度調節器のすべてについて設定温度
を変更しなければならず、作業に大変な手間を要してい
た。
【0004】複数の温度調節器を使用しているため、
各温度調節器の個体差により、各電熱ヒーターの温度制
御に微妙なズレが生じることがあった。
【0005】各温度センサー毎に温度調節器が必要で
あるため、焼成板が多くなるほど必要な温度調節器の数
が増えてしまう。このため、電気オーブンに必要な温度
制御系の部品点数が多くなり、結果的に電気オーブンの
製造コストが高くなる要因となっていた。
【0006】電気オーブンの製品出荷時に温度調節器
が適正に作動しているか品質試験を行う場合があるが、
従来の電気オーブンでは複数設けてあるすべての温度調
節器について試験を行う必要があったため、作業に大変
な手間を要していた。
【0007】本発明者は、同一の温度調節器によって複
数箇所の焼成部の温度制御を行うことができないかとい
う点に着目して研究を重ね、本発明を完成するに至った
ものである。
【0008】(発明の目的)そこで本発明の目的は、同
一の温度調節部によって複数の温度設定部(オーブンで
言えば焼成部)の温度制御を行うようにすることによ
り、温度設定及び設定温度の変更を容易に行うことがで
き、また温度調節部の個体差から生じる温度制御のズレ
を防止して複数の温度設定部の温度を均一に保つことが
できるようにした温度制御方法及びオーブンを提供する
ことにある。また本発明の他の目的は、本発明に係る温
度制御方法を例えばオーブンなどの装置に利用した場
合、温度調節器の数を減らすことによって、結果的に装
置の製造コストを抑えるようにし、また製品出荷時にお
ける温度調節器の品質試験にかかる手間を軽減させるよ
うにしたものを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、複数の温度設定部の温度調節を行う方法で
あって、巡回することで得られた各温度設定部の温度情
報を同一の温度調節部に送り、当該温度調節部から各温
度設定部に温度制御信号を送って各温度設定部を必要な
温度に制御するようにしたことを特徴とする、温度制御
方法である。
【0010】第2の発明にあっては、複数設けてある温
度設定部の温度を各温度設定部に対応して設けてある温
度センサーで検知し、検知した温度情報を温度調節部で
処理することにより各温度設定部の温度調節を行う方法
であって、各温度センサーを巡回することで得られた各
温度設定部の温度情報を同一の温度調節部で処理するよ
うにしたことを特徴とする、温度制御方法である。
【0011】第3の発明にあっては、焼成室内に複数設
けてある焼成部の温度を各焼成部に対応して設けてある
温度センサーで検知し、検知した温度情報を温度調節器
で処理することにより各焼成部の温度調節を行う方法で
あって、各温度センサーを巡回することで得られた各焼
成部の温度情報を同一の温度調節器で処理するようにし
たことを特徴とする、温度制御方法である。
【0012】第4の発明にあっては、温度センサーが検
知した検知温度が必要な温度よりも低い場合には、焼成
部を加熱するようにしたことを特徴とする、第3の発明
に係る温度制御方法である。
【0013】第5の発明にあっては、焼成室内に設けて
ある複数の焼成部と、各焼成部に対応して設けてある加
熱装置と、各焼成部に対応して設けてある温度センサー
と、上記各温度センサーが検知する温度情報を処理する
ことにより、各焼成部の温度調節を行う温度調節器と、
を含むオーブンであって、各温度センサーを巡回するこ
とで得られた各焼成部の温度情報を同一の温度調節器で
処理するようにしてあることを特徴とする、オーブンで
ある。
【0014】第6の発明にあっては、温度調節器は、温
度センサーが検知した検知温度が必要な温度よりも低い
場合には、上記温度センサーに対応する加熱装置で焼成
部を加熱するようにしてあることを特徴とする、第5の
発明に係るオーブンである。
【0015】第7の発明にあっては、各加熱装置の加熱
力を調節することができる手段を備えていることを特徴
とする、第5または第6の発明に係るオーブンである。
【0016】本明細書にいう「オーブン」としては、電
気式のオーブンやガス式のオーブンなどが挙げられる。
本明細書にいう「加熱装置」としては、電熱ヒーターや
ガスバーナーなどが挙げられるが、これらに限定される
ものではない。
【0017】(作 用)本発明に係る温度制御方法を例
えばオーブンに利用すれば、オーブンは次のように作用
する。即ち、各温度センサーを例えば第1番目→第2番
目→第3番目→・・・→第1番目→・・・と巡回することで得
られた各焼成部の温度情報は、同一の温度調節器で処理
するようになっている。
【0018】そうして、例えば第1番目の温度センサー
が検知した検知温度が必要な温度よりも低い場合には、
温度調節器は上記温度センサーに対応する電熱ヒーター
などの加熱装置で焼成部を加熱するようにしてある。そ
して、第1番目の温度センサーで検知した温度情報の処
理が終われば、次に第2番目の温度センサーで検知した
温度情報の処理が同様に行われ、その後、第3番目、第
4番目、…の温度センサーについての温度情報の処理が
同様に行われる。
【0019】そして、各温度センサーにおける温度情報
の処理が終わったら(1巡した後に)、再度、第1番目
の温度センサーで検知した温度情報の処理が行われ、検
知温度が引き続き必要な温度よりも低い場合には、温度
調節部は焼成部の加熱を続けるようになっている。
【0020】以上のように、本発明に係る温度制御方法
を利用したオーブンでは、温度センサー毎に温度調節器
が設けてあった従来の電気オーブンと相違して、同一の
温度調節器によって複数の焼成部の温度制御を行うこと
ができる。
【0021】また、加熱装置の加熱力を調節することが
できる手段を備えているものでは、例えばオーブンの加
熱開始時は焼成室の上部に熱が集まりやすいので、上方
側の加熱装置への加熱力を下方側の加熱装置の加熱力よ
りも弱くすることにより、焼成室全体をほぼ同じ温度で
必要な温度まで加熱することができる。
【0022】更に、本発明に係る温度制御方法は、上記
したオーブン以外に、例えば冷房装置や暖房装置等を有
する所要空間部内に設けてある複数の温度設定部の温度
を所望の設定温度に調節する場合や、冷凍庫内に設けて
ある複数の温度設定部の温度を所望の設定温度に調節す
る場合等にも利用することができる。なお、上記したも
のに限定するものではなく、温度制御を必要とするすべ
ての場合について適用することができる。
【0023】なお、温度調節部に送られる各温度設定部
の温度情報は、第1番目→第2番目→第3番目→…→第
1番目→…と順番に送られるのではなく、例えば第1番
目→第3番目→第2番目→第1番目→…と不規則な順序
で送られるように設定することもできる。また、例えば
第1番目→第2番目→第2番目→第3番目→…→第1番
目→…と同じ温度設定部からの温度情報を繰り返して温
度調節部に送るように設定することもできる。即ち、温
度設定部の設定環境や設定する温度条件等により、様々
な巡回パターンを採用することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係るオー
ブンである電気オーブンの温度制御系の回路図を示した
概略説明図である。電気オーブン1は、扉11によって
開閉される焼成室10を有している。焼成室10の内部
には、焼成板21,22,23,24,25が上下方向
に平行して5段設けられている。そして、最上部の焼成
板21以外の焼成板22,23,24,25にパンや菓
子等の被焼成物が載置されるようになっており、焼成板
22,23,24,25の上部側が焼成部となってい
る。
【0025】各焼成板21,22,23,24,25の
内部には、焼成板22,23,24,25に載置した被
焼成物を加熱する加熱装置である電熱ヒーター210,
220,230,240,250が設けられている。各
電熱ヒーター210,220,230,240,250
には、電熱ヒーター210,220,230,240,
250への通電をオン、オフするスイッチ部31,3
2,33,34,35と共通の電源4を含む通電回路が
接続されている。スイッチ部31,32,33,34,
35はソリッドステートリレーである。
【0026】各焼成板21,22,23,24のやや下
方には、各焼成板21,22,23,24,25近傍の
雰囲気の温度を計る温度センサー51,52,53,5
4が設けてある。各温度センサー51,52,53,5
4は、切替えリレー61,62,63,64にそれぞれ
接続されており、更に各切替えリレー61,62,6
3,64は同一の温度調節器7に接続されている。
【0027】温度調節器7には、各焼成部の温度を所望
の温度に設定する温度設定器71と、温度センサーによ
って検知された検知温度を電気オーブン1の操作パネル
(図示せず)に表示する温度計72が接続されている。
なお、本実施の形態では、温度センサー51で検知され
た温度を温度計72に表示するようにしてあるが、これ
に限定するものではない。
【0028】温度調節器7は、後述するシーケンサー8
に接続されており、シーケンサー8は切替えリレー6
1,62,63,64と、スイッチ部31,32,3
3,34,35にそれぞれ接続されている。そうして、
温度調節器7は、各温度センサー51,52,53,5
4が検知する検知温度と温度設定器71で予め設定した
設定温度を比較し、その比較データに基づき、各電熱ヒ
ーター210,220,230,240,250への通
電をシーケンサー8によって制御する。
【0029】なお、図示していないが、各電熱ヒーター
210,220,230,240,250には、上記し
た温度調節器7による温度制御とは別に、電熱ヒーター
210,220,230,240,250の加熱力(通
電の強弱)を調節するヒーター調節部が設けてある。
【0030】(作 用)図面を参照して、本実施の形態
の作用を説明する。なお、本実施の形態では、温度調節
器7が比較対象とする各温度センサー51,52,5
3,54の切替えは、2秒ごとに行うように設定してあ
る。ただし、この各温度センサー51,52,53,5
4の切替え時間は、上記した時間に限定するものではな
く、焼成室10の大きさや電熱ヒーター210,22
0,230,240,250の加熱能力、あるいは被焼
成物の種類等を考慮して、好適な時間に設定される。
【0031】温度設定器71によって、被焼成物を焼成
するための設定温度を設定し、被焼成物の焼成を開始す
る。温度調節器7は、シーケンサー8により、比較対象
とする温度センサー51,52,53,54を2秒毎に
上から第1番目(51)→第2番目(52)→第3番目
(53)→第4番目(54)→第1番目(51)→・・・
と順次切替えて巡回しながら、全温度センサー51,5
2,53,54について繰り返し比較制御を行う。
【0032】具体的に説明すると、例えば第1番目の温
度センサー51が検知した検知温度が上記の設定温度よ
りも低い場合には、温度調節器7はシーケンサー8によ
り、スイッチ部31に電熱ヒーター210を加熱するよ
うに制御する。
【0033】そして、第1番目の温度センサー51の検
知による温度制御が終われば、次に第2番目の温度セン
サー52の検知による温度制御が行われ、その後、第3
番目、第4番目の温度センサー53,54の検知による
温度制御が同様に行われる。そうして、すべての温度セ
ンサー51,52,53,54の検知による温度制御が
終われば(8秒後)に、再度、第1番目の温度センサー
51の検知による温度制御が行われ、検知温度が引き続
き設定温度よりも低い場合には、温度調節器7はシーケ
ンサー8により、スイッチ部31に電熱ヒーター210
の加熱を続けるように制御する。しかし、検知温度が上
記の設定温度よりも高い場合には、温度調節器7はシー
ケンサー8により、スイッチ部31に電熱ヒーター21
0を加熱しないように制御する。
【0034】以上のように、温度調節器7は、比較対象
とする温度センサー51,52,53,54を順次切り
替えて巡回しながら、各温度センサー51,52,5
3,54が検知する検知温度と上記温度設定器71で予
め設定した設定温度とを比較し、更に比較データに基づ
いて加熱制御することにより、上記各焼成部の温度を設
定温度に調節していく。このような温度制御方法を利用
すれば、電熱ヒーターに温度調節器が個別に必要だった
従来の電気オーブンと相違して、同一の温度調節器7に
よりすべての焼成部の温度制御を行うことができる。し
たがって、従来の温度制御方法に比べ、次のような利点
がある。
【0035】焼成部の設定温度を変更する際には、温
度調節器7において設定温度を変更する操作を行うだけ
で、各焼成板21・・・の加熱温度を変更後の設定温度に
向け制御することができる。即ち、従来の温度制御方法
のように、各電熱ヒーターに対応する温度調節器7のす
べてについて設定温度を変更する必要がなく、温度設定
及び設定温度の変更を容易に行うことができる。
【0036】従来の温度制御方法のように複数の温度
調節器を使用しないため、温度調節器の個体差から生じ
る温度制御のズレは防止される。したがって、すべての
被焼成物に熱が均一に伝わるように制御することができ
る。
【0037】従来の温度制御方法のように複数の温度
調節器を使用しないため、それらに付帯する例えば温度
設定器や配線等の機器類も必要としない。したがって、
電気オーブン1に必要な温度制御系の部品点数を減らす
ことができ、結果的に電気オーブン1の製造コストを抑
えることができる。
【0038】電気オーブン1の製品出荷時に温度調節
器7が適正に作動しているか品質試験を行う場合でも、
一つの温度調節器7を検査するだけで良いので、品質試
験にかかる手間を軽減することができる。
【0039】また、上記したように、各電熱ヒーター2
10,220,230,240,250にはヒーターへ
の通電の強弱を調節するヒーター調節部(図示せず)が
それぞれ設けてある。これは、例えば電気オーブン1の
加熱開始時は焼成室10の上部に熱が集まりやすいの
で、上方側の電熱ヒーター21への通電を下方側の電熱
ヒーターよりも弱くして、焼成室10全体がほぼ同じ温
度で設定温度まで加熱されるようにするためのものであ
る。
【0040】なお、温度調節器7が比較対象とする温度
センサー51,52,53,54の選択順は、本実施の
形態では上から下に向かって順番に行うようにしている
が、下から上に向かって行うようにすることもできる
し、あるいは第1番目(51)→第4番目(54)→第
2番目(52)→第3番目(53)→第1番目(51)
→・・・と上下方向に関係なく行うようにすることもでき
る。
【0041】また、本実施の形態では、一の温度調節器
7によって各焼成部の温度を調節するようにしている
が、複数の温度調節器7を採用することもでき、その場
合には各温度調節器7がそれぞれ複数の焼成部の温度調
節を行うので、全体でより多くの焼成部の温度調節を行
うことも可能である。
【0042】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示した実施の形態に限定さ
れるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変
形が可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明によれば、同一の温度調節部によって複数
の温度設定部の温度制御を行うことができるので、温度
設定及び設定温度の変更を容易に行うことができ、また
温度調節部の個体差から生じる温度制御のズレを防止し
て複数の温度設定部の温度を均一に保つことができる。
【0044】(b)また、本発明の温度制御方法を例え
ばオーブンなどの装置に利用した場合では、温度調節器
の数を減らすことにより、結果的に装置の製造コストを
抑えることができ、また製品出荷時における温度調節器
の品質試験にかかる手間を軽減させることができる。
【0045】(c)本発明に係る温度制御方法を例えば
オーブンに利用すれば、例えば電熱ヒーターなどの加熱
装置に温度調節器が個別に必要だった従来のオーブンと
相違して、同一の温度調節器によりすべての焼成部の温
度制御を行うことができる。したがって、焼成部の設定
温度を変更する際には、温度調節器において設定温度を
変更する操作を行うだけで、各焼成部の加熱温度を変更
後の設定温度に向け制御することができる。即ち、従来
の温度制御方法のように、各加熱装置に対応する温度調
節器のすべてについて設定温度を変更する必要がなく、
温度設定及び設定温度の変更を容易に行うことができ
る。
【0046】(d)また、従来の温度制御方法のように
複数の温度調節器を使用しないため、温度調節器の個体
差から生じる温度制御のズレは防止される。したがっ
て、すべての被焼成物に熱が均一に伝わるように制御す
ることができる。
【0047】(e)更に、従来の温度制御方法のように
複数の温度調節器を使用しないため、それらに付帯する
例えば温度設定器や配線等の機器類も必要としない。し
たがって、オーブンに必要な温度制御系の部品点数を減
らすことができ、結果的にオーブンの製造コストを抑え
ることができる。
【0048】(f)また更に、オーブンの製品出荷時に
温度調節器が適正に作動しているか品質試験を行う場合
でも、一つの温度調節器を検査するだけで良いので、品
質試験にかかる手間を軽減することができる。
【0049】(g)加熱装置の加熱力を調節することが
できる手段を備えているオーブンでは、例えばオーブン
の加熱開始時は焼成室の上部に熱が集まりやすいので、
上方側の加熱装置への加熱力を下方側の加熱装置の加熱
力よりも弱くすることにより、焼成室全体をほぼ同じ温
度で必要な温度まで加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気オーブンの温度制御系の回路
図を示した概略説明図である。
【符号の説明】
1 電気オーブン 11 扉 10 焼成室 21,22,23,24,25 焼成板 210,220,230,240,250 電熱ヒータ
ー 31,32,33,34,35 スイッチ部 4 電源 51,52,53,54 温度センサー 61,62,63,64 切替えリレー 7 温度調節器 71 温度設定器 72 温度計 8 シーケンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 330 H05B 3/00 330A Fターム(参考) 3K058 AA62 AA86 BA06 CA12 CA22 CA92 CB21 CC05 CF01 GA05 3L087 AA01 BA01 BB07 BC11 DA11 DA19 DA23 DA24 5H323 AA22 BB11 BB12 BB15 CA10 CB02 CB42 DA01 FF01 FF10 HH09 KK05 MM02 NN03 NN19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の温度設定部の温度調節を行う方法
    であって、 巡回することで得られた各温度設定部の温度情報を同一
    の温度調節部に送り、当該温度調節部から各温度設定部
    に温度制御信号を送って各温度設定部を必要な温度に制
    御するようにしたことを特徴とする、 温度制御方法。
  2. 【請求項2】 複数設けてある温度設定部の温度を各温
    度設定部に対応して設けてある温度センサーで検知し、
    検知した温度情報を温度調節部で処理することにより各
    温度設定部の温度調節を行う方法であって、 各温度センサーを巡回することで得られた各温度設定部
    の温度情報を同一の温度調節部で処理するようにしたこ
    とを特徴とする、 温度制御方法。
  3. 【請求項3】 焼成室(10)内に複数設けてある焼成部の
    温度を各焼成部に対応して設けてある温度センサー(51,
    52,53,54)で検知し、検知した温度情報を温度調節器(7)
    で処理することにより各焼成部の温度調節を行う方法で
    あって、 各温度センサー(51,52,53,54)を巡回することで得られ
    た各焼成部の温度情報を同一の温度調節器(7)で処理す
    るようにしたことを特徴とする、 温度制御方法。
  4. 【請求項4】 温度センサー(5)が検知した検知温度が
    必要な温度よりも低い場合には、焼成部を加熱するよう
    にしたことを特徴とする、 請求項3記載の温度制御方法。
  5. 【請求項5】 焼成室(10)内に設けてある複数の焼成部
    と、 各焼成部に対応して設けてある加熱装置と、 各焼成部に対応して設けてある温度センサー(51,52,53,
    54)と、 上記各温度センサー(51,52,53,54)が検知する温度情報
    を処理することにより、各焼成部の温度調節を行う温度
    調節器(7)と、を含むオーブンであって、 各温度センサー(51,52,53,54)を巡回することで得られ
    た各焼成部の温度情報を同一の温度調節器(7)で処理す
    るようにしてあることを特徴とする、 オーブン。
  6. 【請求項6】 温度調節器(7)は、温度センサーが検知
    した検知温度が必要な温度よりも低い場合には、上記温
    度センサーに対応する加熱装置で焼成部を加熱するよう
    にしてあることを特徴とする、 請求項5記載のオーブン。
  7. 【請求項7】 各加熱装置の加熱力を調節することがで
    きる手段を備えていることを特徴とする、 請求項5または6記載のオーブン。
JP35920199A 1999-12-17 1999-12-17 温度制御方法及びオーブン Pending JP2001175338A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35920199A JP2001175338A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 温度制御方法及びオーブン
CN00109571A CN1300969A (zh) 1999-12-17 2000-07-05 温度控制方法和烤箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35920199A JP2001175338A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 温度制御方法及びオーブン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001175338A true JP2001175338A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18463281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35920199A Pending JP2001175338A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 温度制御方法及びオーブン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2001175338A (ja)
CN (1) CN1300969A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017075814A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社島津製作所 高温試験装置および高温試験方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101294851B (zh) * 2007-04-27 2011-02-02 厦门灿坤实业股份有限公司 电子感温棒
FR2951606B1 (fr) * 2009-10-19 2012-01-06 Electricite De France Procede de chauffage par induction mis en oeuvre dans un dispositif comprenant des inducteurs couples magnetiquement
CN102327856A (zh) * 2011-08-09 2012-01-25 常熟市长江胶带有限公司 一种涂布机用的烘箱
CN102929308B (zh) * 2012-11-09 2015-09-02 深圳市爱尔嘉小家电科技有限公司 一种设有上下加热管的家用电烤箱的温度控制方法
CN105423367B (zh) * 2015-12-30 2017-12-19 广东美的厨房电器制造有限公司 微波炉及其控制方法
CN106419615A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 杭州老板电器股份有限公司 电烤箱及电烤方法
CN107831689A (zh) * 2017-10-31 2018-03-23 惠州鼎宝金属制品有限公司 一种用于烤炉的智能控制***
CN111616167B (zh) * 2020-05-27 2021-09-03 广东智源机器人科技有限公司 烤箱温度控制方法、***、烤箱和存储介质
CN115357066B (zh) * 2022-09-29 2023-06-23 淮阴工学院 一种自适应药品湿度监控设备及其监控方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58133589A (ja) * 1982-01-30 1983-08-09 株式会社東衡テスタツク 電気炉の被熱体温度調整装置
JPS58187774A (ja) * 1982-04-26 1983-11-02 三菱電機株式会社 シヨ−ケ−ス温度制御装置
JPH11142061A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Noritake Co Ltd 熱処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58133589A (ja) * 1982-01-30 1983-08-09 株式会社東衡テスタツク 電気炉の被熱体温度調整装置
JPS58187774A (ja) * 1982-04-26 1983-11-02 三菱電機株式会社 シヨ−ケ−ス温度制御装置
JPH11142061A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Noritake Co Ltd 熱処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017075814A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社島津製作所 高温試験装置および高温試験方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1300969A (zh) 2001-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6943321B2 (en) Convection oven with forced airflow circulation zones
US6355914B1 (en) Programmable oven with menu selection
US7750271B2 (en) Systems and methods for controlling oven cooking
JP4571600B2 (ja) 食物調理用オーブン及びその制御方法
JP2001175338A (ja) 温度制御方法及びオーブン
CN101848666A (zh) 用于数量可变的成批烹饪的自动焙烤装置
US5332886A (en) Sensor correcting temperature regulator for electric heating apparatuses
JPH01159528A (ja) オーブン用パラメータ制御装置
US7087867B2 (en) Programmable oven with broiler temperature interlock
CN114115389A (zh) 烤箱内优化的温度控制
CN107145174A (zh) 一种热处理用真空炉分区温度控制***
KR900003961B1 (ko) 굽는 장치
US6337468B1 (en) Rapid recovery oven control and method
EP2181598B1 (en) A method of baking and a baking oven
JPH0612133A (ja) 恒温庫の温度制御装置
JPH08121781A (ja) 加熱調理器
JPH0799311B2 (ja) 加熱炉の温度制御方法
KR100257552B1 (ko) 가열조리기
JPH04273983A (ja) バッチ式焼成炉
JPH0533942A (ja) 調理器
JPH0875151A (ja) 熱処理炉
CA2537625A1 (en) Systems and methods for controlling oven cooking
JP3062668U (ja) 複数のヒ―タ―を有する恒温槽
AU2023233046A1 (en) Cooking operation for a cooking appliance
CA2682615C (en) A method of baking and an oven