JP2001174037A - トルネード型吸気・送風装置 - Google Patents

トルネード型吸気・送風装置

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JP2001174037A
JP2001174037A JP2000157112A JP2000157112A JP2001174037A JP 2001174037 A JP2001174037 A JP 2001174037A JP 2000157112 A JP2000157112 A JP 2000157112A JP 2000157112 A JP2000157112 A JP 2000157112A JP 2001174037 A JP2001174037 A JP 2001174037A
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air
tornado
intake
blower
air outlet
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Yoshimasa Kikuchi
芳正 菊池
Kunihiko Miyake
邦彦 三宅
Yoshinori Narukawa
嘉則 成川
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルネード型の吸気・送風装置のコンパクト
化を図る。 【解決手段】 この発明のトルネード型吸気・送風装置
は、排気ダクト2に連通した排気口1aと、該排気口1
aを取り囲むように設けられ、給気導入口5aを介して
空気が供給される給気チャンバー4と、該給気チャンバ
ー4内に供給された空気を上記排気口1aの外周囲から
斜め下方に旋回させて吹き出す空気吹出口3とを備えて
なるトルネード型吸気・送風装置であって、上記空気吹
出口3を上記給気チャンバー4の側壁部4bに設けてい
る。したがって、給気チャンバー4の下面側開口面の略
全体に排気口を形成することが可能となり、結局給気チ
ャンバー4の外径は必要とする排気口1aの開口径に対
応した外径のもので足りるようになり、それだけ装置本
体をコンパクトに形成することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、螺旋状の旋回渦
流を外側吹出方向と内側吸込方向の内外相互に逆方向に
生成させることにより、所定の局所領域内の空気を周囲
に拡散させることなく効果的に吸気できるようにした所
謂トルネード型の吸気・送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば室内の所定の局所領域内の空気を
周囲に拡散させることなく効率良く吸気して室外に排出
させるための有効な換気方法として、最近では、例えば
図22に示すように、室内から室外に貫通させて排気ダ
クト2および給気ダクト5の2本のダクトを設置する一
方、それらに対応して排気口1aを有する漏斗形状の排
気フード1および空気吹出口3を有するドーム形状の給
気チャンバー4を内外2層構造に設け、上記排気フード
1の天板部1b中央で排気ダクト2と排気口1aとを、
また給気チャンバー4の上部で斜め接線方向に給気ダク
ト5の給気導入口5aと給気旋回空間4cとを各々連通
させ、上記給気ダクト5の給気導入口5aを介して上記
給気チャンバー4の給気旋回空間4c内に導入した外気
を上記給気チャンバー4下面の上記排気口1aを囲むよ
うに設けた旋回流生成ステータ3a,3a・・・を有す
る空気吹出口3から上記所定局所領域の外周囲に螺旋状
に吹き出してエアカーテン状の旋回渦流F1を形成する
とともに、該旋回渦流F1内における空気を当該局所領
域外周囲への吹出空気とは逆の上記排気ダクト2側排気
口1a方向に吸気し、該吸気時の吸気負圧によって当該
排気口1a方向に竜巻状に上昇する吸気渦流F2を発生
させて有効に換気を行う所謂トルネード型の吸気・送風
装置が提案されるようになっている(例えば特願平11
−131041号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な構成のトルネード型吸気・送風装置の場合、次のよう
な問題がある。
【0004】すなわち、図22の構成では、排気フード
1の排気口1aの開口面と空気吹出口3の開口面が共に
給気チャンバー4の下面側同一平面上に並設されている
ために、必要な排気性能を得るために集気性能の高い所
望開口径D1の排気口1aを設けようとすると、給気チ
ャンバー4の外径D2は、同開口径D1プラス空気吹出口
3の設置に必要な化粧パネル8の幅D3を要することに
なり(D2=D1+D3)、必要以上に給気チャンバー4
の外径が大きくなり、装置本体をコンパクト化できない
問題がある。
【0005】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、空気吹出口を給気チャンバー本体
の側壁部に設けるか、又は給気チャンバー下面側空気吹
出口の開口面と排気フード側集気用開口の開口面位置を
上下方向にオフセットすることにより、上述の問題を解
決して装置本体のコンパクト化を可能にしたトルネード
型の吸気・送風装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0007】(1) 請求項1記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、排気ダクト
2に連通した排気口1aと、該排気口1aを取り囲むよ
うに設けられ、給気導入口5aを介して空気が供給され
る給気チャンバー4と、該給気チャンバー4内に供給さ
れた空気を上記排気口1aの外周囲から斜め下方に旋回
させて吹き出す空気吹出口3とを備えてなるトルネード
型吸気・送風装置であって、上記空気吹出口3を上記給
気チャンバー4の側壁部4bに設けたことを特徴として
いる。
【0008】したがって、該構成では、給気チャンバー
4の下面側開口面の略全体に排気口1aを形成すること
が可能となり、結局給気チャンバー4の外径は必要とす
る排気口1aの開口径に対応した外径のもので足りるよ
うになり、それだけ装置本体をコンパクトに形成するこ
とができるようになる。
【0009】(2) 請求項2記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
1記載の発明の構成における上記空気吹出口3は、給気
チャンバー4の側壁部4bの周方向に連続して設けられ
ている。
【0010】したがって、該構成によると、空気吹出口
3から螺旋方向に吹き出された空気流が最初から面状流
となり、排気口1aの近辺でもエアカーテン流の隙間を
生じさせないので、排気される空気の周囲への漏れが生
じにくくなる。
【0011】(3) 請求項3記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
1記載の発明の構成において、上記空気吹出口3は、給
気チャンバー4の側壁部4bの周方向に所定の間隔を保
って複数個並設されている。
【0012】したがって、該構成では、例えば各々の空
気吹出口を斜め下方向に開口させるだけで螺旋方向に空
気を吹き出すことができ、上記請求項2記載の発明のよ
うに連続的に形成して例えば多数の旋回流生成ステータ
を並設する必要がある場合に比べると、空気吹出口3を
簡単かつ低コストに形成することができる。
【0013】(4) 請求項4記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
1,2又は3記載の発明の構成において、上記空気吹出
口3には、吹出気流の剥離促進ガイド13が設けられて
いる。
【0014】したがって、該構成では、空気吹出口3か
ら吹き出される吹出気流が効率良く剥離してスムーズに
吹き出されるようになる。
【0015】(5) 請求項5記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
1,2,3又は4記載の発明の構成において、上記空気
吹出口3には、空気吹出口3から下流側に所定の距離を
置いて縁部14が設けられている。
【0016】したがって、該構成では、空気吹出口3か
ら吹き出される吹出気流が、上記下流側所定位置の縁部
14に付着するようになり、吹出気流の風速を減速させ
ることなく、吹出方向を所定の方向に固定化させること
ができるので、安定的した旋回流を生成できるようにな
る。
【0017】(6) 請求項6記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、空気調和用
の空気吸込口25と、該空気吸込口25を取り囲むよう
に設けられ、ファン26および熱交換器30を介して吸
込空気が送風される送風通路31と、該送風通路31を
通した温調空気を上記空気吸込口25の外周囲から斜め
下方に旋回させて吹き出す空気吹出口29とを備えてな
る空気調和機において、上記空気吹出口29を当該空気
調和機の本体ケーシング20の側壁部20bに設けてい
る。
【0018】したがって、該構成では、本体ケーシング
20の下面側開口面に可及的に広く空気吸込口25を形
成することが可能となり、結局本体ケーシング20の外
径は必要とする空気吸込口25の開口径とファン26の
径、熱交換器30の幅等に対応した外径のもので足りる
ようになり、それだけ空気調和機本体をコンパクトに形
成することができるようになる。
【0019】(7) 請求項7記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、排気ダクト
2に連通した集気用の開口10aを有する排気フード1
0と、該排気フード10の上部を覆うように設けられ、
給気導入口5aを介して空気が供給される給気チャンバ
ー4と、該給気チャンバー4内に供給された空気を上記
排気フード10の外周囲から斜め下方に旋回させて吹き
出す空気吹出口3とを備えてなるトルネード型吸気・送
風装置であって、上記空気吹出口3の開口面と上記排気
フード10の集気用開口10aの開口面とが上下方向に
オフセットして設けられていることを特徴としている。
【0020】したがって、該構成では、給気チャンバー
4の下面側開口面の開口面積に略等しい開口面積の排気
フード10の集気用開口10aを、給気チャンバー4の
外径を拡大することなく形成することが可能となり、結
局給気チャンバー4の外径は必要とする排気口1aの開
口径に対応した外径のもので足りるようになり、それだ
け装置本体をコンパクトに形成することができるように
なる。
【0021】(8) 請求項8記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
7記載の発明の構成において、上記空気吹出口3は、排
気フード10の側壁部10cと排気フード10の上方側
に設けられた給気チャンバー4の下端側開口縁部4dと
の間に設けられている。
【0022】すなわち、上記請求項7記載の発明の構成
では、上述のように排気ダクト2に連通した集気用の開
口10aを有する排気フード10に対し、給気導入口5
aを介して空気が供給される給気チャンバー4が、当該
排気フード10の上部を覆うように上方側にオフセット
して設けられているので、排気フード10の側壁部10
cと該排気フード10の上方側に設けられた給気チャン
バー4の下端側開口縁部4dとの間には、給気チャンバ
ー4内に供給された空気を上記排気フード10の外周囲
から斜め下方に旋回させて吹き出す空気吹出口3を設け
るに適切な空間が形成される。
【0023】したがって、この空間を利用して、上記の
ような空気吹出口3を有効に形成することができるよう
になる。
【0024】(9) 請求項9記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
7又は8記載の発明の構成において、空気吹出口3に
は、空気吹出口3から下流側に所定の距離を置いて縁部
14が設けられている。
【0025】したがって、該構成では、空気吹出口3か
ら吹き出される吹出気流が、上記空気吹出口下流側所定
位置の縁部14に付着するようになり、吹出気流の風速
を減速させることなく、吹出方向を所定の方向に固定化
させることができるので、安定的した旋回流を生成でき
るようになる。
【0026】(10) 請求項10記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
9記載の発明の構成において、上記縁部14が、排気フ
ード10の外周側に設けられている。
【0027】したがって、該構成では、空気吹出口3か
ら排気フード10の外周囲下方に吹き出される吹出気流
の吹出方向が、当該排気フード10の外周側に設けられ
た縁部14によって所定方向に適切に制御され、安定し
た旋回流を生成させることができるようになる。
【0028】(11) 請求項11記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
10記載の発明の構成において、上記排気フード10の
集気用開口10aの下端10dは、上記縁部14よりも
下方に延設されている。
【0029】上記請求項10の発明の構成のように、排
気フード10の外周側に縁部14を設けた場合におい
て、同縁部14が、例えば当該排気フード10の集気用
開口10aの開口面にあると、集気される上昇旋回気流
の外周側のものの半径方向外方側への速度成分が強くな
り、排気フード10の外側に漏れやすくなり、排気方向
への捕集効率が低下する。
【0030】ところが、上記のように、排気フード10
の集気用開口10aの下端10dが上記縁部14よりも
下方に延設されていると、上記半径方向外方への速度成
分が強くなる前の段階で確実に排気フード10の集気用
開口10a側に遮断分流させることができるようにな
り、排気方向への捕集効率を向上させることができる。
【0031】(12) 請求項12記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、室内の空気
を吸気する吸気口1a,10a,25,25a,25
b,71aと、該吸気口1a,10a,25,25a,
25b,71aの外周囲から空気を斜め下方に旋回させ
て吹出す空気吹出口3,29,79とを備えてなるトル
ネード型吸気・送風装置であって、上記空気吹出口3,
29,79を装置本体の側部に設けたことを特徴として
いる。
【0032】したがって、該構成では、空気吹出口3,
29,79が装置本体の側部に設けられる結果、装置本
体の下面側開口面の略全体に吸気口を形成することが可
能となる一方、装置本体の外径は、当該必要とする吸気
口1a,10a,25,25a,71aの開口径に対応
した外径のもので足りるようになり、それだけ装置本体
をコンパクトに形成することができるようになる。
【0033】(13) 請求項13記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12記載の発明の構成において、上記空気吹出口3,2
9,79の外周端を、上記空気吸気口1a,10a,2
5,25a,71aを囲むように設けられた吸気フード
1,10,24B,71の空気吸込面よりも上方で、そ
の外周端よりも内側に設置したことを特徴としている。
【0034】したがって、該構成によると、上記空気吹
出口3,29,79から上記吸気フード1,10,24
B,71の外周囲下方に吹き出された旋回気流の吹出方
向が、下方側吸気フード1,10,24B,71の外周
端14,14Aによって半径方向内方側に適切に制御さ
れるようになって、安定した旋回気流を生成させること
ができるようになる。
【0035】(14) 請求項14記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
13記載の発明の構成において、上記空気吹出口3,2
9,79と上記吸気口1a,10a,25,25a,7
1aとを上下方向の中心軸線に沿って相互に逆方向にオ
フセット設置したことを特徴としている。
【0036】したがって、該構成では、それによって上
記請求項13の発明のような空気吹出口3,29,79
と吸気フード1,10,24B,71相互の設置構造を
容易に実現することができる。
【0037】(15) 請求項15記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13又は14記載の発明の構成において、上記空
気吹出口3,29,79を、装置本体の周方向に連続さ
せて設けたことを特徴としている。
【0038】したがって、該構成によると、空気吹出口
3,29,79から螺旋方向に吹き出された空気流が最
初から面状流となり、吸気口1a,10a,25,25
a,71aの近辺でもエアカーテン流の隙間を生じさせ
ないので、吸気される空気の周囲への漏れが生じにくく
なる。
【0039】(16) 請求項16記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13又は14記載の発明の構成において、上記空
気吹出口3,29,79を、装置本体の周方向に所定の
間隔を保って複数個並設したことを特徴としている。
【0040】したがって、該構成では、例えば各々複数
個の空気吹出口3,3・・・、29,29・・・、7
9,79・・・をそれぞれ斜め下方向に開口させるだけ
で容易に螺旋方向に空気を吹き出すことができ、上記請
求項15記載の発明のように連続的に形成して例えば多
数の旋回流生成ステータを並設する必要がある場合に比
べると、空気吹出口3,29,79を簡単かつ低コスト
に形成することができる。
【0041】(17) 請求項17記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13,14,15又は16記載の発明の構成にお
いて、上記空気吹出口3,29,79に、吹出気流の剥
離促進ガイド13を設けたことを特徴としている。
【0042】したがって、該構成では、空気吹出口3,
29,79から吹き出される吹出気流が効率良く剥離し
てスムーズに吹き出されるようになる。
【0043】(18) 請求項18記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13,14,15,16又は17記載の発明の構
成において、上記空気吹出口3,29,79の下流側
に、距離を置いて縁部14,14Aを設けたことを特徴
としている。
【0044】したがって、該構成では、空気吹出口3,
29,79から吹き出される吹出気流が、上記下流側所
定位置の縁部14,14Aに付着するようになり、吹出
気流の風速を減速させることなく、吹出方向を半径方向
内方に適切に固定化させることができるようになるの
で、安定した旋回気流を生成できるようになる。
【0045】(19) 請求項19記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
18記載の発明の構成において、上記縁部14,14A
は、吸気フード1,10,24B,71の外周側に設け
られていることを特徴としている。
【0046】したがって、該構成では、上記空気吹出口
3,29,79から吸気フード1,10,24B,71
の外周囲下方に吹き出された旋回気流の吹出方向が、下
流側所定の適正位置である当該吸気フード1,10,2
4B,71の外周端に設けられた縁部14,14Aによ
って半径方向内方に適切に制御され、安定した旋回気流
を生成させることができるようになる。
【0047】(20) 請求項20記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
19記載の発明の構成において、上記吸気フード1,1
0,24B,71の集気用開口1a,10a,25a,
71aの下端は、上記縁部14,14Aよりも下方に延
設されていることを特徴としている。
【0048】上記請求項19の発明の構成のように、吸
気フード1,10,24B,71の外周側に縁部14,
14Aを設けた場合において、同縁部14,14Aが、
例えば当該吸気フード1,10,24B,71の集気用
開口1a,10a,25a,71aの開口面にあると、
集気される上昇旋回気流の外周側のものの半径方向外方
側への速度成分が強くなり、吸気フード1,10,24
B,71の外側に漏れやすくなり、捕集効率が低下す
る。
【0049】ところが、上記のように、吸気フード1,
10,24B,71の集気用開口1a,10a,25
a,71aの下端が上記縁部14,14Aよりも下方に
延設されていると、上記半径方向外方への速度成分が強
くなる前の段階で確実に吸気フード1,10,24B,
71の集気用開口1a,10a,25a,71a側に遮
断分流させることができるようになり、排気方向への捕
集効率を向上させることができる。
【0050】(21) 請求項21記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13,14,15,16,17,18,19又は
20記載の発明の構成において、上記装置本体内に空気
清浄化手段27A,27B、28、74a,74bを設
置し、上記空気吸込口25a,25bから吸込んだ空気
を清浄化した上で、空気吹出口29,79から吹出すよ
うにしたことを特徴としている。
【0051】したがって、該構成によると、例えば電気
集塵器27A,27B、空気フィルタ28、グリスフィ
ルタ74a,74b等の空気清浄化手段を介して空気吹
出口29,79から吹き出す空気を清浄化することがで
き、清浄な空気で螺旋状のエアカーテン流を形成するこ
とができるようになる。
【0052】(22) 請求項22記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13,14,15,16,17,18,19,2
0又は21記載の発明の構成において、上記装置本体2
0,20Aの送風通路31内に温調用熱交換器30を設
置し、該温調用熱交換器30を通して温調した空気を空
気吹出口29より吹出すようにしたことを特徴としてい
る。
【0053】したがって、該構成によると、装置本体2
0,20A内の送風通路31内に設置された温調用熱交
換器30を介して、所望の温度に温調された空気を空気
吹出口29から吹き出すことができ、空気調和機用室内
機として構成することができる。
【0054】(23) 請求項23記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13,14,15,16,17,18,19,2
0,21又は22記載の発明の構成において、上記装置
本体70を、壁面91,92に接するか又は近接して設
置する場合に、その全周に設けられた空気吹出口79,
79,79,79から吹き出された旋回気流の流れが大
きく阻害される壁面91,92側の空気吹出口79,7
9を閉じて設置したことを特徴としている。
【0055】したがって、該構成によると、流れが乱れ
る壁面91,92側では空気が吹き出されなくなる。
【0056】(24) 請求項24記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13,14,15,16,17,18,19,2
0,21,22又は23記載の発明の構成において、上
記装置本体70を、壁面91,92に接するか又は近接
して設置する場合に、非壁面側の開口された空気吹出口
79,79から旋回させたエアカーテン流を吹出すこと
を特徴としている。
【0057】したがって、該構成によると、流れが乱れ
る壁面91,92側では空気が吹き出されなくなること
に加えて、非壁面側空気吹出口79,79から適切な旋
回気流が吹き出されるので、全体として可及的に安定し
たエアカーテン状の旋回気流を形成することができるよ
うになる。
【0058】(25) 請求項25記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
12,13,14,15,16,17,18,19,2
0,21,22,23又は24記載の発明の構成におい
て、上記装置本体70を、壁面91,92に近接して設
置する場合に、壁面91,92から装置本体70までの
開口空間を閉ざしたことを特徴としている。
【0059】このような構成にすると、装置本体70と
壁面91,92との間の空間自体が閉塞され、エアカー
テン流が形成されなくなる壁面91,92間の確実なシ
ール性を確保できるようになる。
【0060】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のトルネード型吸
気・送風装置によると、装置本体のコンパクト化が可能
となり、かつ安定した旋回流によって、効率良く換気又
は内気のサーキュレーションを行うことができるように
なる。
【0061】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図4は、
換気装置に適用した本願発明の実施の形態1に係るトル
ネード型吸気・送風装置の構成を示している。
【0062】このトルネード型吸気・送風装置は、一例
として例えば一般家庭の台所又は飲食店の業務用厨房等
におけるガステーブル等所定局所領域としての加熱調理
器具の上方部に設けられ、当該加熱調理器具の外周囲を
室外から導入した外気(又は必要に応じて室内空間から
取り入れた内気、あるいは外気と内気との混合気等)に
よる上方側から下方側への螺旋状の旋回渦流によってエ
アカーテン状に包み込む一方、当該エアカーテン状の螺
旋状の旋回渦流内中心部に作用する排気方向への吸引負
圧により当該エアカーテン状の螺旋状の旋回渦流内にお
いて上方に向けて生じる竜巻状の旋回渦流を形成せし
め、該竜巻状の上昇旋回渦流によって上記加熱調理器具
等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して室外に排
気できるようにしたものである。
【0063】図中、符号4は、上記臭気や煙等汚染空気
発生源の上方部に設けられた例えばドーム形状の給気チ
ャンバーであり、この給気チャンバー4の内側下方に
は、その天板部4aとの間に所定の間隔を置いて漏斗形
状の小径の排気フード1が上記給気チャンバー4の下端
側開口面位置まで延びて一体に設けられている。そし
て、それにより、上記給気チャンバー4とその内側の排
気フード1との間に、後述する給気ダクト5を介して吸
入した外気を、矢印のように有効に旋回させながら空気
吹出口3方向に導く、遠心方向に緩やかに通路径が拡大
した給気旋回空間4cが形成され、上記空気吹出口3に
供給する空気流に対して予じめ所定流速の旋回流を形成
するようになっている。また、この給気旋回空間4c内
には、必要に応じ、上記排気フード1の上方部側外周囲
に位置して、上記のようにして形成された旋回流を整流
するための整流板が設けられる。この整流板は、例えば
パンチングプレートなどにより形成される。
【0064】さらに、上記給気チャンバー4の天板部4
a側には、外気を斜め接線方向(旋回方向)に向けて導
入すべく上記給気ダクト5先端の曲成された給気導入口
5aが、また上記排気フード1の天板部1b中央には上
記給気チャンバー4の天板部4aを貫通して導入された
排気ダクト2がそれぞれ連通状態で接続され、それらの
外気吸入端、内気排出端がそれぞれ戸外に延設されてい
る。そして、これら給気ダクト5、排気ダクト2の図示
しない戸外への延設端には、例えば多翼送風機(シロッ
コファン)よりなる給気ファン、排気ファンがそれぞれ
設けられ、それらの駆動により各々対応する給気作用、
排気作用が実現されるようになっている。
【0065】ところで、この実施の形態の場合、上記空
気吹出口3は、例えば図2および図3に示すように、上
記給気チャンバー4の下部側等径部の側壁部4bにあっ
て周方向に連続して開口されており、内側壁部上方位置
から外側壁部下方位置に向けて所定の傾斜角で斜めに形
成されている。そして、その空気吹出通路部分には、螺
旋方向下方に所定の傾斜角を有した旋回流生成ステータ
3a,3a・・・が周方向に所定の間隔を保って並設さ
れている。
【0066】したがって、以上の構成では、図1の状態
で、例えば上記給気ダクト5側の給気ファンおよび排気
ダクト2側の排気ファンが駆動されると、先ず上記給気
ダクト5を介して給気導入口5aに導かれた外気が、給
気ファンによって給気旋回空間4c内の旋回方向に吹き
出される。そして、同給気旋回空間4c内で効率良く旋
回されながら例えば整流板により整流され、均一な流速
の安定した旋回流となって上記給気チャンバー4下部の
側壁部4bの空気吹出口3に供給される。そして、該空
気吹出口3の空気吹出通路を通過する時に、上記旋回流
生成ステータ3a,3a・・・によって、さらに大きく
旋回方向のベクトルが付与され、より強い螺旋状の旋回
気流F1となって下方側局所領域にある加熱調理器具の
外周囲に向けて斜め方向に吹き出される。
【0067】その結果、該螺旋状の吹出旋回気流F1
より、上記加熱調理器具から出る煙や臭気を周囲に拡散
しないように包囲するエアカーテンが形成されるととも
に、その中心軸方向内側には、それと逆方向の排気ダク
ト2側排気フード1内の排気口1a方向に向けて上記排
気ファンの吸引力により下方から上方に上昇する竜巻状
の大きな吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0068】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた加熱調
理器具部分の煙や臭気等汚染した空気の確実な排気、清
浄化が可能となる。
【0069】本実施の形態のトルネード型吸気・送風装
置では、上述のように、排気ダクト2に連通した排気口
1aと、該排気口1aを取り囲むように設けられ、給気
導入口5aを介して空気が供給される給気チャンバー4
と、該給気チャンバー4内に供給された空気を上記排気
口1aの外周囲から斜め下方に旋回させて吹き出す空気
吹出口3とを備えてなるトルネード型吸気・送風装置に
おいて、上記空気吹出口3を上記給気チャンバー4の側
壁部4bに設けている。
【0070】したがって、該構成では、図示のように給
気チャンバー4の下面側開口面の略全体に排気口1aを
形成することが可能となり、結局給気チャンバー4の外
径は必要とする排気口1aの開口径に対応した外径のも
ので足りるようになり、それだけ装置本体をコンパクト
に形成することができるようになる。
【0071】また同トルネード型吸気・送風装置では、
上記空気吹出口3は、給気チャンバー4の側壁部4bの
周方向に連続して設けられている。
【0072】したがって、該構成によると、空気吹出口
3から螺旋方向に吹き出された空気流が最初から面状流
となり、排気口1aの近辺でもエアカーテン流の隙間を
生じさせないので、排気される空気の周囲への漏れが生
じにくくなる。
【0073】さらに同トルネード型吸気・送風装置で
は、上記空気吹出口3には、吹出気流の剥離促進ガイド
13が設けられている。
【0074】したがって、該構成では、空気吹出口3か
ら吹き出される吹出気流が効率良く剥離してスムーズに
吹き出されるようになる。
【0075】以上の結果、本実施の形態のトルネード型
吸気・送風装置によると、装置本体のコンパクト化が可
能となり、かつ効率良く換気を行うことができるように
なる。
【0076】(実施の形態2)次に図5〜図7は、換気
装置に適用した本願発明の実施の形態2に係るトルネー
ド型吸気・送風装置の構成を示している。
【0077】上述の実施の形態1の構成のように、給気
チャンバー4の側壁部4bに空気吹出口3を設けた場
合、比較的通路長の短かい当該空気吹出口3から如何に
スムーズに空気を吹き出させるかが課題となる。
【0078】そこで、この実施の形態の構成では、上記
実施の形態1の構成のトルネード型吸気・送風装置にお
いて、図5〜図7に示すように、空気吹出口3の吹出面
側下部に空気吹出通路下面から同一面状態に連続して延
設された吹出気流の剥離促進ガイド13を設けて、吹出
方向への吹出気流の剥離を促進し、給気チャンバー4の
側壁部4b側下方面への吹出気流の付着を防止して、ス
ムーズかつ効率の良い空気の吹き出しを可能としてい
る。
【0079】(変形例)なお、以上の剥離促進ガイド1
3は、例えば図8および図9に示すように、給気チャン
バー4の側壁部4bの下端部外周に設けることもでき
る。
【0080】(実施の形態3)次に図10および図11
は、換気装置に適用した本願発明の実施の形態3に係る
トルネード型吸気・送風装置の構成を示している。
【0081】上述の各実施の形態の構成のように、給気
チャンバー4の側壁部4bに空気吹出口3を設けた場
合、比較的通路長の短かい当該空気吹出口3から如何に
下方に収束させて、かつスムーズに空気を吹き出させる
かが課題となる。
【0082】そこで、この実施の形態の構成では、上記
実施の形態2の構成のトルネード型吸気・送風装置と同
様に、空気吹出口3の吹出面側下部に、空気吹出通路下
面から同一面状態に連続して延設された吹出気流の剥離
促進ガイド13を設けて、吹出方向への吹出気流の剥離
を促進し、給気チャンバー4の側壁部4b側への吹出気
流の付着を防止して、スムーズかつ効率の良い吹き出し
作用を実現するとともに、その下方側給気チャンバー4
の側壁部4bの下端部外周に上記剥離促進ガイド13よ
りも突出幅の大きい縁部14を設けることによって、上
記剥離促進ガイド13との間に空気吹出口3から所定の
距離を保った気流制御空間15を形成し、上記空気吹出
口3から吹き出され、かつ上記剥離促進ガイド13によ
って剥離が促進された吹出気流を該気流制御空間15内
にカルマン渦状に巻き込んで下方側求心方向に収束させ
るようにしている。
【0083】つまり、該構成では、空気吹出口3から吹
き出される吹出気流が縁部14に付着することで、吹出
気流の風速を減速させることなく吹出方向を固定化させ
ることができ、安定的な旋回流を生成できるようにな
る。
【0084】この結果、該構成によると、収束度が高い
効果的な螺旋状の旋回渦流がスムーズに形成されるよう
になる。
【0085】(実施の形態4)次に図12および図13
は、換気装置に適用した本願発明の実施の形態4に係る
トルネード型吸気・送風装置の構成を示している。
【0086】上述の実施の形態1〜3の構成では、給気
チャンバー4の側壁部4bの周方向に連続させて空気吹
出口3を形成し、その空気吹出通路内に多数枚の旋回流
生成ステータ3a,3a・・・を螺旋方向の傾斜角を有
して並設するようにしたが、このような構成の場合、構
造が複雑で、製作コストも高くなる。
【0087】そこで、本実施の形態では、例えば図12
および図13に示すように、上記同様の作用を果たす空
気吹出口16が、給気チャンバー4の側壁部4bの周方
向に所定の間隔を保って複数個並設されており、それら
の各々が螺旋方向に空気を吹き出させるように斜め下方
に向けて開口せしめられている。
【0088】したがって、該構成では、上述のように各
々の空気吹出口16,16・・・を斜め下方向に向けて
開口させるだけで螺旋方向に空気を吹き出すことができ
るようになり、上記の各実施の形態のもののように開口
を周方向に連続的に形成して多数の旋回流生成ステータ
3a,3a・・・を並設する場合に比べると、空気吹出
口16の構造を簡単かつ低コストに形成することができ
る。
【0089】(実施の形態5)さらに図14は、例えば
天井吊下型の空気調和機に適用した本願発明の実施の形
態5にかかるトルネード型吸気・送風装置の構成および
作用を示している。
【0090】図中、先ず符号20は当該天井吊下型空気
調和機1のカセット型の本体ケーシングである。該本体
ケーシング20は、その天板部22が、例えば図に示す
ように天井23に一体に連結されて吊り下げられてい
る。
【0091】そして、上記本体ケーシング20下面側の
化粧パネル24の中央部には、空気吸込口である空気吸
込グリル25が設けられ、さらに、その内側上方にター
ボファン26用のベルマウス27が連設されている。そ
して、それらの間に位置して空気清浄エレメント28が
並設されている。
【0092】また、上記本体ケーシング20の側壁部2
0bには、前述の各実施の形態のものと同じように、旋
回流生成ステータ29a,29a・・・を備えた空気吹
出口29が設けられている。
【0093】該空気吹出口29は、外周側下方に所定角
傾斜した空気吹出通路を形成しており、この空気吹出通
路に螺旋方向の傾斜角を有して上述の旋回流生成ステー
タ29a,29a・・・が所定の間隔で並設されてい
る。
【0094】そして、以上の構成により上記本体ケーシ
ング20内には上記空気吸込グリル25から、空気清浄
エレメント28、ベルマウス27、ターボファン26、
熱交換器30を経て上記空気吹出口29に到る全周方向
の送風通路31が形成されており、該送風通路31の上
記空気清浄エレメント28の背後(図示上方部)中央に
位置して空気吸込側(シュラウド側)が上記ベルマウス
27に対応するターボファン26がファンモータ26A
を介して上記本体ケーシング20の天板部22に吊設さ
れている。
【0095】したがって、上記ターボファン26が駆動
されると、上記空気吸込グリル25から当該空気吸込グ
リル25下方の所定局所領域の室内空気が吸込まれ、空
気清浄エレメント28を通して清浄化された後、ターボ
ファン26により外周方向に吹き出され、熱交換器30
により熱交換された上で上記本体ケーシング側壁部20
b側下部の空気吹出口29の空気吹出通路部分において
上記旋回流生成ステータ29a,29a・・・によって
旋回方向のベクトルが付与され、螺旋状の旋回流となっ
て下方側床面に向けて斜め方向に吹き出される。
【0096】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流F1
より、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記タ
ーボファン26の吸引力によって上昇する竜巻状の大き
な吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0097】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた所定局
所領域内の空気の確実な温調および清浄化が可能とな
る。
【0098】本実施の形態のトルネード型吸気・送風装
置では、空気調和用の空気吸込グリル25と、該空気吸
込グリル25を取り囲むように設けられ、空気清浄エレ
メント28、ターボファン26および熱交換器30を介
して吸込空気が送風される送風通路31と、該送風通路
31を通した温調および清浄化空気を上記空気吸込グリ
ル25の外周囲から斜め下方に旋回させて吹き出す空気
吹出口29とを備えてなる空気調和機において、上記空
気吹出口29を当該空気調和機の本体ケーシング20の
側壁部20bに設けている。
【0099】したがって、該構成では、図示のように本
体ケーシング20の下面側開口面に可及的に広く空気吸
込グリル25を形成することが可能となり、結局本体ケ
ーシング20の外径は必要とする空気吸込グリル25の
開口径とターボファン26の径、熱交換器30の幅等に
対応した外径のもので足りるようになり、それだけ空気
調和機本体をコンパクトに形成することができるように
なる。
【0100】もちろん、本実施の形態の構成において
も、その空気吹出口29部分において、上述の各実施の
形態2〜4のものと同様の構成を採用することができる
ことは言うまでもない。
【0101】(実施の形態6)図15〜図19は、換気
装置に適用した本願発明の実施の形態6に係るトルネー
ド型吸気・送風装置の構成を示している。
【0102】このトルネード型吸気・送風装置は、一例
として例えば一般家庭の台所又は飲食店の業務用厨房等
におけるガステーブル等所定局所領域としての加熱調理
器具の上方部に設けられ、当該加熱調理器具の外周囲を
室外から導入した外気による上方側から下方側への螺旋
状の旋回渦流F1によってエアカーテン状に包み込む一
方、当該エアカーテン状の螺旋状の旋回渦流F1内中心
部に作用する吸気方向への吸引負圧により当該エアカー
テン状の螺旋状の旋回渦流F1内において上方に向けて
生じる竜巻状の吸気旋回渦流F2を形成せしめ、該竜巻
状の上昇旋回渦流F2によって上記所定局所領域の加熱
調理器具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して
室外に排気できるようにしたものである。
【0103】図15〜図19中、先ず符号4は、上記臭
気や煙等汚染空気発生源の上方部に設けられた例えば略
円錐形状の給気チャンバーであり、この給気チャンバー
4の内側下方には、所定の間隔を置いて比較的深さの浅
いドーム形状の排気方向への排気フード10が、その集
気用開口10aの開口縁部下端10dを上記給気チャン
バー4の下端側開口面から所定寸法Lだけ下方に突出さ
せた上下オフセット状態で着脱可能に設けられている
(後述)。そして、それにより、上記給気チャンバー4
とその内側の排気フード10との間に、後述する給気ダ
クト5の給気導入口5aを介して導入した外気を有効に
旋回させながら空気吹出口3方向に導くための進行方向
に次第に通路径が拡大した給気旋回空間4cが形成さ
れ、上記空気吹出口3に供給する空気流を予じめ所定流
速の旋回流に形成するようになっている。
【0104】また、この給気旋回空間4c内には、上記
排気フード10の上方部側に位置して、上記のようにし
て形成された旋回流を整流し、その流速分布を均一化す
るための多数の空気流整流孔6a,6a・・・を有した
整流板6が設けられている。この整流板6は、図示のよ
うに例えばパンチングプレートにより形成され、後述す
る排気ダクト2外周のスリーブ(連結部材)40と上記
給気チャンバー4に対し、それぞれリング状のコーナブ
ラケット61,62を介して内外両端側で取り付けられ
ている。
【0105】さらに、上記給気チャンバー4側には、室
外から供給される外気を上記給気旋回空間4c内に斜め
接線方向(旋回方向)に向けて導入すべく上記給気ダク
ト5先端側の曲成された給気導入口5aが連通状態で接
続されている。また上記排気フード10には、上記給気
チャンバー4の天板部4a中央に形成された筒状部およ
び上記スリーブ40を上方から下方に貫通して導入さ
れ、その下端側排気口2aが上記排気フード10の集気
用の開口10a面付近に位置するように筒状に延設(突
設)された排気ダクト2が補助排気口2b,2b・・・
を介して連通するように接続されている。そして、それ
ら給気ダクト5の外気吸入端および排気ダクト2の内気
排出端はそれぞれ戸外に延設されている。そして、これ
ら給気ダクト5および排気ダクト2各々の図示しない戸
外への延設端には、例えば多翼送風機(シロッコファ
ン)よりなる給気ファン、排気ファンがそれぞれ設けら
れていて、それらの駆動により各々対応する外気給気作
用、内気排気作用が実現されるようになっている。
【0106】また、上記排気ダクト2の給気旋回空間4
c内外周部分には、当該排気ダクト2を貫挿し得る上述
のスリーブ40が嵌装されており、該スリーブ40を介
して、後述するように上記給気チャンバー4に対して、
上述した整流板6の他に旋回流生成ステータ50a,5
0a・・・並びに排気フード10が各々一体化されるよ
うになっている。
【0107】また、排気ダクト2も上述のように該スリ
ーブ40内に貫挿されて、上述のように下端側排気口2
aの開口位置を十分な排気作用を実現するのに適切な位
置に設定した上で固定されるようになっている。
【0108】さらに同排気ダクト2の排気口2aの上部
外周には、上記排気フード10の集気用開口10a内に
集気された内気を吸引して排気する補助排気口2b,2
b・・・が、また下端には油受け溝7aを有する断面U
状の油受け7が各々設けられている。
【0109】一方、この実施の形態の場合、上記空気吹
出口3は、例えば上記給気チャンバー4と排気フード1
0が上下方向に所定寸法Lだけオフセットされることに
よって上記給気チャンバー4の下端側開口縁部4dの内
周面と上記排気フード10の側壁部10cの肩部外周面
との間に形成される空間を利用し、吹出方向に所定の通
路長さを有して全周方向に連続して環状に開口されてお
り、その上方側から下方側に向けて次第に通路中心部の
径が拡大する所定の傾斜角で斜めに形成されている。そ
して、その空気吹出通路部分には、それぞれ螺旋方向下
方に所定の傾斜角(ラジアル角)を有した多数枚の旋回
流生成ステータ50a,50a・・・が全周方向に所定
の間隔を保って並設されている。
【0110】この旋回流生成ステータ50a,50a・
・・は、例えば図18に示すように、中央に上記スリー
ブ40への嵌合口50cを形成した円形の金属平板50
の外周縁に放物線方向のスリット51,51・・・を入
れて、設けるべき旋回流生成ステータ50a,50a・
・・の数に対応して帯状に切欠き、該切り欠かれた各帯
状部を当該金属平板50の本体部50b側所定の位置
(放射線上の位置)で所定の角度θに折り曲げることに
より、所定の縦横寸法で所定比のラジアル角を有して放
物線方向に延びる緩やかな円弧形状のものに形成されて
いる。そして、その金属平板本体部50bの内周側スリ
ーブ嵌合口50cの周縁部を上記排気ダクト2外周のス
リーブ40の下端側フランジ40a上に上方から嵌合載
置し、円形の長穴43,43・・・を介して位置決めし
た上で、ビス46,46・・・により固定されて、上記
旋回流生成ステータ50a,50a・・・部分が上記空
気吹出口3の空気吹出通路内に適切に設置されるように
なっている。
【0111】また、このようにして旋回流生成ステータ
50a,50a・・・の平板本体部50bを支持する上
記スリーブ40の下端側フランジ40aの下面側には上
記ドーム形状の排気フード10の天板部10bがスライ
ド係合方式等の着脱可能な取り付け手段により、下方側
から容易に取り付け又は取り外しができるように一体に
取り付けられている。
【0112】すなわち、この排気フード10の取り付け
は、例えば上記スリーブ40の下端側フランジ40aの
下面側に鉤形の上下方向に所定の隙間を有する係合片4
5,45・・・を設ける一方、排気フード10の天板1
0b側に同係合片45,45・・・を任意に嵌合し、同
嵌合位置から所定回転角だけ周方向にスライド回転させ
ることによって、その側縁部が上記隙間内に入って位置
決め状態で重なり合うように係合する角形の係合穴4
4,44・・・を設けることにより実現されるようにな
っており、上記係合位置でビス47,47により固定さ
れる。
【0113】また、この実施の形態の場合、該排気フー
ド10の開口縁部下端10dの外周には、上述の実施の
形態3のものと同様の気流制御用の縁部14が設けられ
ている。
【0114】したがって、該構成では、空気吹出口3か
ら吹き出される吹出気流が該気流制御用の縁部14に付
着することで、吹出気流の風速を減速させることなく吹
出方向を固定化させることができ、安定的した旋回流を
生成できるようになる。
【0115】以上の構成では、今例えば上記給気ダクト
5側の給気ファンおよび排気ダクト2側の排気ファンが
それぞれ駆動されたとすると、先ず上記給気ダクト5を
介して給気導入口5aに導かれた外気が、給気ファンか
らの送風圧によって上記給気旋回空間4c内の接線方向
に向けて吹き出される。そして、同給気旋回空間4c内
で効率良く旋回されながら上記整流板6の整流孔6a,
6a・・・により整流されて、均一な流速の安定した旋
回流となって上記給気チャンバー4の下端側開口縁部4
d内周面と上記排気フード10の側壁部10cの肩部外
周面との間に設けられた空気吹出口3に供給される。そ
して、該空気吹出口3の空気吹出通路を通過する時に、
上記旋回流生成ステータ50a,50a・・・によっ
て、さらに大きく旋回方向のベクトルが付与され、より
強く全周方向に気流速度が均一な安定した螺旋状の旋回
気流F1となって、排気フード10の外周囲から下方側
所定局所領域にある加熱調理器具の外周囲に向けて斜め
方向に吹き出される。
【0116】その結果、該螺旋状の安定した吹出旋回気
流F1により、上記所定局所領域内の加熱調理器具から
出る煙や臭気を周囲に拡散しないように包囲する確実な
エアカーテン流が形成されるとともに、その中心軸方向
内側には、それと逆方向の上記排気ダクト2の上記排気
フード10の集気用開口10aの開口面付近まで筒状に
低く延設された排気口2a方向に向けて上記排気ファン
の吸引力により下方から上方に上昇する竜巻状の大きな
吸引力の安定した旋回吸気流F2が形成される。
【0117】また、この時、上記排気口2aにダイレク
トに吸引されなかった中心となる旋回気流外周囲の旋回
気流は、上記排気フード10の十分に開口面積の大きな
集気用開口10a内に捕集されて、補助排気口2b,2
b・・・から吸引排気される。
【0118】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテン流によって包まれた加熱
調理器具部分の煙や臭気等汚染した空気の内部旋回気流
2による確実な排気、清浄化が可能となる。
【0119】以上のように、本実施の形態のトルネード
型吸気・送風装置では、排気ダクト2に連通した集気用
の開口10aを有する排気フード10と、該排気フード
10の上部を覆うように設けられ、給気導入口5aを介
して空気が供給される給気チャンバー4と、該給気チャ
ンバー4内に供給された空気を上記排気フード10の外
周囲から斜め下方に旋回させて吹き出す空気吹出口3と
を備えてなるトルネード型吸気・送風装置において、上
記空気吹出口3の開口面と上記排気フード10の集気用
開口10aの開口面とが上下方向に所定寸法Lだけオフ
セットして設けられている。
【0120】したがって、該構成では、給気チャンバー
4の下面側開口面と略同一の開口面積の集気用開口10
aを形成することが可能となり、結局給気チャンバー4
の外径は必要とする集気用開口10aの開口径に対応し
た外径のもので足りるようになり、それだけ装置本体を
コンパクトに形成することができるようになる。
【0121】また同装置では、上記空気吹出口3は、上
記排気フード10の側壁部10cと上記排気フード10
の上方側に設けられた給気チャンバー4の下端側開口縁
部4dとの間に設けられている。
【0122】すなわち、同装置の構成では、上述のよう
に排気ダクト2に連通した集気用の開口10aを有する
排気フード10に対して、給気導入口5aを介して空気
が供給される給気チャンバー4が、当該排気フード10
の上部を覆うように上方側に所定寸法Lだけオフセット
して設けられているので、排気フード10の側壁部10
cの肩部外周面と該排気フード10の上方側に設けられ
た給気チャンバー4の下端側開口縁部4dとの間には、
給気チャンバー4内に供給された空気を上記排気フード
10の外周囲から斜め下方に旋回させて吹き出す空気吹
出口3を設けるに適切な空間が形成される。
【0123】したがって、この空間を利用して上記のよ
うな空気吹出口3を有効に形成することができる。
【0124】また、同装置では、上記空気吹出口3に
は、当該空気吹出口3から下流側に所定の距離を置いて
気流制御用の縁部14が設けられており、しかも該気流
制御用の縁部14は、上記排気フード10の集気用開口
10aの開口縁部下端10dの外周側に設けられてい
る。
【0125】したがって、該構成では、上記空気吹出口
3から排気フード10の外周囲下方に吹き出される吹出
気流の吹出方向が、下流側所定の適正位置である当該排
気フード10の外周側に設けられた気流制御用の縁部1
4によって半径方向内方に適切に制御され、安定した旋
回流を生成させることができるようになる。
【0126】また、同装置では、上述のように、給気フ
ァンによる所定の送風圧を有して給気旋回空間4c内に
導入された空気を、周方向に所定の間隔を保って多数配
設された旋回流生成ステータ50a,50a・・・を有
する空気吹出口3を介して螺旋状の旋回流として吹き出
すトルネード型吸気・送風装置において、その旋回流生
成ステータ50a,50a・・・が、円形の金属平板5
0の外周縁を必要な数の帯状部に切り欠き、該切り欠か
れた帯状部を所定の位置から所定の角度に折り曲げるこ
とにより形成されている。
【0127】したがって、該構成では、多数枚の旋回流
生成ステータ50a,50a・・・が、金属平板50の
外周縁部を帯状に切り欠く作業と所定の角度に折り曲げ
る作業との2つの工程のみで一括して形成されるように
なり、さらに組付けに際しても全ての旋回流生成ステー
タ50a,50a・・・を同金属平板50の本体部50
bを介して一度の作業で同時に空気吹出口3に設置する
ことができるようになる。
【0128】そのため、各旋回流生成ステータ50a,
50a・・・の設置精度が高くなる一方、製造、組付け
共に容易になり、製品コストが大幅に低減される。
【0129】また同装置では、上記給気ダクト5の給気
導入口5aを介して外気が導入される外気導入空間が、
導入された空気を予じめ旋回させる給気旋回空間4cに
形成されており、該給気旋回空間4cに対して、導入さ
れた外気を旋回させるように接線方向に給気ダクト5の
給気導入口5aが接続されている。
【0130】したがって、該構成では、上記給気ダクト
5の給気導入口5aと給気旋回空間4cの作用により、
上記空気吹出口3に供給される空気が予じめ旋回流に形
成されるので、上記旋回流生成ステータ50a,50a
・・・による旋回流生成作用がより向上する。
【0131】その結果、閉鎖度の高い良好なエアカーテ
ン流が形成される。
【0132】また同装置では、上記給気旋回空間4c内
には、さらに上記旋回される外気の流速分布を均一にす
る多数の整流孔6a,6a・・・を備えた整流板6が設
けられている。
【0133】したがって、該構成では、上記給気導入口
5aおよび給気旋回空間4cと整流板6の作用によって
上記空気吹出口3に供給される空気が予じめ流速分布の
安定した旋回流に形成されるので、上記旋回流生成ステ
ータ50a,50a・・・による旋回流生成作用がより
向上し、より吹出気流が安定する。
【0134】その結果、より閉鎖度の高い良好なエアカ
ーテン流が形成される。
【0135】さらに、同装置では、上記給気旋回空間4
cが略円錐形状の送風チャンバー4内に形成されている
とともに該送風チャンバー4の内側には上記給気旋回空
間4cを介してドーム形状の排気フード10を備えた外
部への排気口2が設けられている。
【0136】したがって、該構成では、上記略円錐形状
の給気チャンバー4内の給気旋回空間4cに導入された
空気が上記空気吹出口3を介して螺旋状の旋回渦流F1
となって吹き出され、上記排気フード10外周側にエア
カーテン流を形成する。
【0137】一方、その内側には上記排気口2aを介し
て排気方向に吸引される吸引力により竜巻状に上昇する
吸気旋回渦流F2が形成されて、良好な換気作用が実現
される。
【0138】さらに、また同装置では、上記排気フード
10が給気チャンバー4側本体に対して着脱可能に取り
付けられるようになっている。
【0139】したがって、該構成では、換気装置として
最も汚れの付着しやすい排気フード10を、自由に取り
外して清掃できるようになる。
【0140】以上の結果、本実施の形態のトルネード型
気流制御装置によると、簡単かつ低コストな構成で、よ
り高性能のトルネード型気流制御装置を提供することが
できるようになる。
【0141】したがって、同装置を例えば局所換気装置
に適用した場合に、確実なエアカーテン流により効率良
く所定局所領域内の換気を行うことができるようにな
る。
【0142】なお、以上の構成における気流制御用の縁
部14を備えた排気フード10は、例えば合成樹脂又は
金属により成型して形成される。
【0143】(実施の形態7)図20〜図21は、換気
装置に適用した本願発明の実施の形態7に係るトルネー
ド型吸気・送風装置の構成を示している。
【0144】この実施の形態のトルネード型吸気・送風
装置は、上記実施の形態6のトルネード型吸気・送風装
置の構成において、上記排気フード10の集気用開口1
0aの開口縁部下端10dを、上記気流制御用の縁部1
4よりも下方に延設したことを特徴としている。その他
の構成は、同一である。
【0145】上記実施の形態6の構成のように、排気フ
ード10の外周側に気流制御用の縁部14を設けた場合
において、同気流制御用の縁部14が当該排気フード1
0の集気用開口10aの開口面から半径方向外方に延設
されていると、例えば図19に示すように、排気フード
10内に集気される上昇旋回気流F2の外周側のもの
2′,F2′・・・の半径方向外方側への速度成分が強
くなって、排気フード10の外側に漏れやすくなり、排
気方向への捕集効率が低下する。
【0146】ところが、上記のように、排気フード10
の集気用開口10aの開口縁部下端10dが上記気流制
御用の縁部14よりも下方に所定寸法延設されている
と、上記排気方向への上昇旋回気流F2の外周側のもの
を、例えば図21に示すように、半径方向外方への速度
成分が強くなる前の段階で、確実に排気フード10の集
気用開口10a側に遮断分流させることができるように
なり、排気方向への捕集効率を向上させることができ
る。
【0147】なお、以上の構成における気流制御用の縁
部14および該気流制御用の縁部14よりも所定長さ下
方に延設された開口縁部下端10dを有する排気フード
10は、例えば縁部14を含めた合成樹脂による一体成
型又は排気フード10本体を金属板によりドーム形状に
成型した後、その外周にドーナツ板状の金属製縁部14
を溶接一体化するなどの方法により形成される。
【0148】(変形例)以上の構成における気流制御用
の縁部14および該気流制御用の縁部14よりも所定長
さ下方に延設された開口縁部下端10dを有する排気フ
ード10は、上述のような形成方法による場合以外に
も、さらに図22、図23に示すような方法による形成
が可能である。
【0149】すなわち、先ず図22の第1の変形例のも
のでは、例えば所望の金型を使用し、金属板等でドーム
形状の排気フード10本体を成型する際に、その開口縁
部側の側壁部の所定位置を図示のように外周方向に摺曲
させて一体に縁部14を形成するようにしている。
【0150】このようにすると、部材が単一のもので済
み、成型も容易なので、低コストに形成することができ
る。
【0151】次に、図23の第2の変形例のものは、例
えば所望の金型を使用して上述の実施の形態6のように
構成した排気フード10本体(図15参照)の気流制御
用の縁部14部分に対し、下方側から対応する取付縁部
17を有する延設用のスリーブ(筒体)を継ぎ足し、そ
れら各縁部14,17間をビス18,18・・・で一体
化することにより、気流制御用縁部14よりも下方に集
気用開口10aの開口縁部下端10dを延設するように
している。
【0152】この場合、上記排気フード10本体および
継ぎ足し用のスリーブ部材は、金属又は合成樹脂の何れ
であってもかまわない。
【0153】(実施の形態8)さらに図24は、例えば
天井吊下型の空気清浄機に適用した本願発明の実施の形
態8にかかるトルネード型吸気・送風装置の構成および
作用を示している。該装置は、その空気吸込口側に電気
集塵器を備えたことを特徴としている。
【0154】図中、先ず符号20Aは当該天井吊下型空
気清浄機のカセット型の本体ケーシングである。該本体
ケーシング20Aは、その天板部22が、例えば図に示
すように天井23に一体に連結されて吊り下げられてい
る。
【0155】そして、上記本体ケーシング20下面側の
化粧パネル24A部分は若干内側に位置して設けられて
いる一方、その下部側には上記本体ケーシング20Aの
幅よりも大径の断面ハット型の開口面の大きな吸気フー
ド24Bが設けられている。そして、それらの中央部に
は、下方側から上方側に空気吸込口が貫通して形成され
ており、同空気吸込口部分に空気吸込グリル25b、空
気フィルタ28が順次設けられ、さらに、その内側上方
には、電気集塵器27Aを介してターボファン26用の
ベルマウス27が連設されている。なお、上記電気集塵
器27Aの内部には、例えば煙草の煙や花粉等の微細な
粉塵、また悪臭等を吸収除去する吸着機能をもコンビネ
ーションした高性能な静電式の電気集塵エレメント27
Bが設置されている。
【0156】そして、上記本体ケーシング20Aの側壁
部20bには、前述の各実施の形態のものと同じよう
に、旋回流生成ステータ29a,29a・・・を備えた
空気吹出口29が設けられている。
【0157】該空気吹出口29は、外周側下方に所定角
傾斜した空気吹出通路を形成しており、この空気吹出通
路に螺旋方向の傾斜角を有して上述の旋回流生成ステー
タ29a,29a・・・が所定の間隔で並設されてい
る。
【0158】そして、以上の構成により上記本体ケーシ
ング20A内には、上記吸気フード24Bの広面積の集
気用開口25a、空気吸込グリル25b部分から、空気
フィルタ28、電気集塵エレメント27B、ベルマウス
27、ターボファン26を経て上記空気吹出口29に到
る全周方向の送風通路31が形成されており、該送風通
路31の中央に位置して空気吸込側(シュラウド26b
側)が上記ベルマウス27に対応するターボファン26
がファンモータ26Aを介して上記本体ケーシング20
Aの天板部22に吊設されている。なお、図中26aは
ターボファン26の主板、26bは同シュラウド、26
c,26c・・・は同動翼である。
【0159】したがって、上記ターボファン26が駆動
されると、上記集気用開口25a、空気吸込グリル25
bから、当該集気用開口25aおよび空気吸込グリル2
5b下方の所定局所領域内の室内空気が吸込まれ、空気
フィルタ28、電気集塵エレメント27Bを通して高度
に清浄化された後、ターボファン26により図示のよう
に外周方向に吹き出され、上記本体ケーシング側壁部2
0b側下部の空気吹出口29の空気吹出通路部分におい
て上記旋回流生成ステータ29a,29a・・・によっ
て旋回方向のベクトルが付与され、螺旋状の旋回気流F
1となって下方側床面に向けて斜め方向に吹き出され
る。
【0160】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流F1
より、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記タ
ーボファン26の吸引力によって上昇する竜巻状の大き
な吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0161】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた所定局
所領域内の空気の確実な清浄化が可能となる。
【0162】本実施の形態のトルネード型吸気・送風装
置では、空気清浄用の空気を広面積の集気用開口25a
および空気吸込グリル25bを介して周囲に拡散させる
ことなく効率良く吸込む吸気フード24Bと、本体ケー
シング20A内上方にあって当該吸気フード24Bを取
り囲むように設けられ、空気フィルタ28、電気集塵エ
レメント27B、ターボファン26を介して吸込まれた
空気が送風される送風通路31と、該送風通路31を通
した清浄化空気を当該吸気フード24Bの外周囲から斜
め下方に旋回させて吹き出す旋回流生成ステータ29
a,29a・・・を有する空気吹出口29とを備えてな
る空気調和機において、先ず上記空気吹出口29を当該
空気調和機の本体ケーシング20の側壁部20bに設け
ている。
【0163】したがって、該構成では、図示のように本
体ケーシング20の下面側開口面に可及的に広く集気用
開口25aおよび空気吸込グリル25bを形成すること
が可能となり、結局本体ケーシング20Aの外径は必要
とする集気用開口25aおよび空気吸込グリル25bの
開口径とターボファン26の径等に対応した外径のもの
で足りるようになり、それだけ空気清浄機本体をコンパ
クトに形成することができるようになる。
【0164】そして、本実施の形態の構成においては、
その空気吹出口29下方部分において、上記吸気フード
24Bの上部外周縁14Aが上述の実施の形態3の縁部
14と同様の気流制御作用を果たすことになる。
【0165】したがって、該構成では、上記空気吹出口
29から吸気フード24Bの外周囲下方に吹き出される
吹出気流の吹出方向が、下流側所定の適正位置である当
該吸気フード24Bの外周側に設けられた気流制御用の
縁部14Aによって半径方向内方に適切に制御され、安
定した旋回流を生成させることができるようになる。
【0166】しかも、それらの場合において、該装置の
構成では、上述のように、空気フィルタ28に加えて高
性能の電気集塵器27Aが設けられているので、吸気さ
れて吹き出される空気の集塵効果が高く、煙草の煙や花
粉、その他の微細な粉塵、煙草の臭、建築臭その他の異
臭、悪臭等をも除去することができるようになる。
【0167】(実施の形態9)さらに図25は、例えば
天井吊下型の空気調和機に適用した本願発明の実施の形
態9にかかるトルネード型吸気・送風装置の構成および
作用を示している。該装置は、その空気吸込口側に上述
のものと同様の電気集塵器を備えたことを特徴としてい
る。
【0168】図中、先ず符号20は当該天井吊下型空気
調和機のカセット型の本体ケーシングである。該本体ケ
ーシング20は、その天板部22が、例えば図に示すよ
うに天井23に一体に連結されて吊り下げられている。
【0169】そして、上記本体ケーシング20下面側の
化粧パネル24A部分は若干内側に位置して設けられて
いる一方、その下部側には上記本体ケーシング20の幅
よりも大径の断面ハット型の開口面の大きな吸気フード
24Bが設けられている。そして、それらの中央部に
は、下方側から上方側に空気吸込口が貫通して形成され
ており、同空気吸込口部分に空気吸込グリル25b、空
気フィルタ28が順次設けられ、さらに、その内側上方
には、電気集塵器27Aを介してターボファン26用の
ベルマウス27が連設されている。なお、上記電気集塵
器27Aの内部には、例えば煙草の煙や花粉等の微細な
粉塵、また悪臭等を吸収除去する吸着機能をもコンビネ
ーションした高性能な静電式の電気集塵エレメント27
Bが設置されている。
【0170】そして、上記本体ケーシング20の側壁部
20bには、前述の各実施の形態のものと同じように、
旋回流生成ステータ29a,29a・・・を備えた空気
吹出口29が設けられている。
【0171】該空気吹出口29は、外周側下方に所定角
傾斜した空気吹出通路を形成しており、この空気吹出通
路に螺旋方向の傾斜角を有して上述の旋回流生成ステー
タ29a,29a・・・が所定の間隔で並設されてい
る。
【0172】そして、以上の構成により上記本体ケーシ
ング20内には、上記吸気フード24Bの広面積の集気
用開口25a、空気吸込グリル25b部分から、空気フ
ィルタ28、電気集塵エレメント27B、ベルマウス2
7、ターボファン26、熱交換器30を経て上記空気吹
出口29に到る全周方向の送風通路31が形成されてお
り、該送風通路31の中央に位置して空気吸込側(シュ
ラウド26b側)が上記ベルマウス27に対応するター
ボファン26がファンモータ26Aを介して上記本体ケ
ーシング20の天板部22に吊設されている。なお、図
中26aはターボファン26の主板、26bは同シュラ
ウド、26c,26c・・・は同動翼である。そして、
同ターボファン26の周囲には、温調用の熱交換器30
が設置されている。
【0173】したがって、上記ターボファン26が駆動
されると、上記集気用開口25a、空気吸込グリル25
bから、当該集気用開口25aおよび空気吸込グリル2
5b下方の所定局所領域内の室内空気が吸込まれ、空気
フィルタ28、電気集塵エレメント27Bを通して高度
に清浄化された後、さらに温調用の熱交換器30を介し
て温調された上でターボファン26により図示のように
外周方向に吹き出され、上記本体ケーシング側壁部20
b側下部の空気吹出口29の空気吹出通路部分において
上記旋回流生成ステータ29a,29a・・・によって
旋回方向のベクトルが付与され、螺旋状の旋回気流F1
となって下方側床面に向けて斜め方向に吹き出される。
【0174】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流F1
より、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記タ
ーボファン26の吸引力によって上昇する竜巻状の大き
な吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0175】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた所定局
所領域内の空気の確実な清浄化が可能となる。
【0176】本実施の形態のトルネード型吸気・送風装
置では、空気調和および空気清浄用の空気を広面積の集
気用開口25aおよび空気吸込グリル25bを介して周
囲に拡散させることなく効率良く吸込む吸気フード24
Bと、本体ケーシング20内上方にあって当該吸気フー
ド24Bを取り囲むように設けられ、空気フィルタ2
8、電気集塵エレメント27B、ターボファン26、熱
交換器30を介して吸込まれた空気が送風される送風通
路31と、該送風通路31を通した清浄化空気を当該吸
気フード24Bの外周囲から斜め下方に旋回させて吹き
出す旋回流生成ステータ29a,29a・・・を有する
空気吹出口29とを備えてなる空気調和機において、先
ず上記空気吹出口29を当該空気調和機の本体ケーシン
グ20の側壁部20bに設けている。
【0177】したがって、該構成では、図示のように本
体ケーシング20の下面側開口面に可及的に広く集気用
開口25aおよび空気吸込グリル25bを形成すること
が可能となり、結局本体ケーシング20の外径は必要と
する集気用開口25aおよび空気吸込グリル25bの開
口径とターボファン26の径等に対応した外径のもので
足りるようになり、それだけ空気清浄機本体をコンパク
トに形成することができるようになる。
【0178】そして、本実施の形態の構成においては、
その空気吹出口29下方部分において、上記吸気フード
24Bの上部外周縁14Aが上述の実施の形態3の縁部
14と同様の気流制御作用を果たすことになる。
【0179】したがって、該構成では、上記空気吹出口
29から吸気フード24Bの外周囲下方に吹き出される
吹出気流の吹出方向が、下流側所定の適正位置である当
該吸気フード24Bの外周側に設けられた気流制御用の
縁部14Aによって半径方向内方に適切に制御され、安
定した旋回流を生成させることができるようになる。
【0180】しかも、それらの場合において、該装置の
構成では、上述のように、空気フィルタ28に加えて高
性能の電気集塵器27Aが設けられているので、吸気さ
れて吹き出される空気の集塵効果が高く、煙草の煙や花
粉、その他の微細な粉塵、煙草の臭、建築臭その他の異
臭、悪臭等をも除去することができるようになる。
【0181】(実施の形態10)図26〜図29は、換
気装置に適用した本願発明の実施の形態10に係るトル
ネード型吸気・送風装置の構成を示している。
【0182】このトルネード型吸気・送風装置は、一例
として例えば一般家庭の台所又は飲食店の業務用厨房等
におけるガステーブル等所定局所領域としての加熱調理
器具の上方部に設けられ、当該加熱調理器具の外周囲を
室外から導入した外気による上方側から下方側への螺旋
状の旋回渦流F1によってエアカーテン状に包み込む一
方、当該エアカーテン状の螺旋状の旋回渦流F1内中心
部に作用する吸気方向への吸引負圧により当該エアカー
テン状の螺旋状の旋回渦流F1内において上方に向けて
生じる竜巻状の吸気旋回渦流F2を形成せしめ、該竜巻
状の上昇旋回渦流F2によって上記所定局所領域の加熱
調理器具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して
室外に吸気できるようにしたものである。
【0183】図中、符号77は、上記臭気や煙等汚染空
気発生源の上方部に設けられた例えば下面側が開口した
略直方体形状の給気チャンバーであり、この給気チャン
バー77の内側下方には、その側壁部77aとの間に所
定の間隔を置いて角錐台形状の上方から下方に大径とな
った排気方向への吸気フード71が上記給気チャンバー
77の下端側開口面よりも所定寸法下方位置まで延びて
一体に設けられている(オフセット設置)。そして、そ
れにより、上記給気チャンバー77とその内側の吸気フ
ード71との間に、後述する給気ダクト80からの外気
導入口78を介して吸入した外気を、空気吹出口29方
向に導く、下方に向けて緩やかに通路径が拡大した給気
空間76が形成されている。この給気空間76内には、
必要に応じ、上記吸気フード71の外周囲に位置して、
上記のようにして導入された給気の流れを整流するため
の整流板が設けられる(図示省略)。この整流板は、例
えばパンチングプレートなどにより形成される。
【0184】さらに、上記給気チャンバー77の天板部
77b一側部には、給気ダクト80を介して供給される
外気を導入すべく上記給気ダクト80の導入端部80a
を接続する外気導入口78が、また上記給気チャンバー
77および吸気フード71の天板部71b中央には上記
給気チャンバー77の天板部77bを貫通して排気ダク
ト接続口73が設けられ、それぞれ給気ダクト80、排
気ダクト76がそれぞれ連通状態で接続され、それらの
外気吸入端、内気排出端がそれぞれ戸外に延設されてい
る。そして、これら給気ダクト80、排気ダクト76の
図示しない戸外への延設端には、例えば多翼送風機(シ
ロッコファン)よりなる外気送風ファン、吸気ファン
(排気ファン)がそれぞれ設けられ、それらの駆動によ
り各々対応する外気送風作用、排気作用が実現されるよ
うになっている。
【0185】ところで、この実施の形態の場合、上記空
気吹出口79は、例えば、上記給気チャンバー77の下
部側開口面(側壁部77a下端側開口面)内の上記吸気
フード71の側板部外周面との間にあって全周方向に連
続して角環状に開口されており、その上方位置から下方
位置外方に向けて所定の傾斜角で斜めに形成されてい
る。そして、その空気吹出通路部分には、螺旋方向下方
に所定の傾斜角を有した旋回流生成ステータ79a,7
9a・・・が全周方向に所定の間隔を保って並設されて
いる。
【0186】また、上記吸気フード71の下端部72は
空気吹出口79の外周端よりも低くなるように、下方側
に所定寸法ストレートに曲げられて略等径の筒体部を形
成しており、その内側に広面積の集気用開口71aを形
成している。そして、同集気用開口71aの上部位置左
右には、空気清浄化手段74として、油受け75,75
を介してグリスフィルタ74a,74bが逆Vの字状に
下方側を開いて並設されており、上記集気用開口71a
を介して吸込まれ、排気ダクト76方向に流れて行く室
内空気斜め下方のオイルミスト成分を同グリスフィルタ
74a,74bで回収除去するようになっている。該オ
イルミスト成分の回収時において、グリスフィルタ74
a,74bから流れ落ちるオイルは、下方側油受け75
内の油留り部75aに留められ、所望の油取出通路を介
して取り出される。
【0187】したがって、以上の構成では、例えば図2
6〜図29の状態で、今例えば上記給気ダクト80側の
外気送風ファンおよび排気ダクト76側の排気ファンが
駆動されたとすると、先ず上記給気ダクト80を介して
外気導入口78に導かれた外気が、外気送風ファンの送
風圧によって上記給気空間76内に吹き出される。そし
て、同給気空間76より均一な流速の空気流となって上
記給気チャンバー77の下部側開口面内にあって上記吸
気フード71の側板部外周囲(装置本体の側部)に設け
られた空気吹出口79,79,79,79に供給され
る。そして、該空気吹出口79,79,79,79の空
気吹出通路を通過する時に、上記旋回流生成ステータ7
9a,79a・・・によって、旋回方向のベクトルが付
与され、強い螺旋状の旋回気流F1となって下方側局所
領域にある加熱調理器具の外周囲に向けて斜め方向に吹
き出される。
【0188】その結果、該螺旋状の吹出旋回気流F1
より、上記所定局所領域内の加熱調理器具から出る煙や
臭気を周囲に拡散しないように包囲するエアカーテンが
形成されるとともに、その中心軸方向内側には、それと
逆方向の上記排気ダクト76側の上記吸気フード71の
集気用開口71a方向に向けて上記排気ファンの吸引力
により下方から上方に上昇する竜巻状の大きな吸引力の
旋回吸気流F2が形成される。
【0189】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた加熱調
理器具部分の煙や臭気等汚染した空気の確実な吸気、清
浄化が可能となる。
【0190】そして、上記のように集気用開口71aを
介して排気ダクト76方向に流れる室内空気は、上記吸
気フード71内において上述のように、逆Vの字形に並
設されているグリスフィルタ74a,74b(空気清浄
化手段74)によってオイルミスト成分が確実に回収除
去される。したがって、排気ダクト76内がオイルミス
ト成分によって詰まるようなこともなく、メンテナンス
も容易になる。
【0191】また、この実施の形態の場合、上記空気吹
出口79は、例えば給気チャンバー77と吸気フード7
1の下端側開口面を上下方向に所定寸法だけオフセット
することによって上記給気チャンバー77の下端側開口
部側壁の内周面と上記吸気フード71の側板部外周面と
の間に形成される空間を利用して、吹出方向に所定の通
路長さを有して全周方向に連続して環状に開口されてお
り、その上方側から下方側に向けて所定の傾斜角で斜め
に形成されている。
【0192】したがって、該構成では、給気チャンバー
77の下面側開口面と略同一の開口面積の集気用開口7
1aを形成することが可能となり、結局給気チャンバー
77の外径は必要とする集気用開口71aの開口径に対
応した外径のもので足りるようになり、それだけ装置本
体をコンパクトに形成することができるようになる。
【0193】また、この実施の形態のトルネード型吸気
・送風装置は、装置本体70部分が全体として直方体形
状をしていることから、例えば図30および図31に示
すように、壁91,92が直交する部屋のコーナ部(角
部)に設けることも容易になる。
【0194】(実施の形態11)さらに図32〜図37
は、同じく換気装置に適用した本願発明の実施の形態1
1に係るトルネード型吸気・送風装置の構成を示してい
る。
【0195】上述のように、上記実施の形態10のよう
な構成のトルネード型吸気・送風装置は、装置本体70
部分が全体として直方体形状をしており、確かに図30
および図31に示すように、壁91,92が直交する部
屋のコーナ部(角部)に設けることも容易である。
【0196】ところが、同図30および図31に示すよ
うに、部屋のコーナ部に位置させて設置するようにした
場合、右側面側および背面側の空気吹出口79,79が
各々壁91,92の面に接するか、又は近接して、当該
面の空気吹出口79,79からは安定した旋回気流が吹
き出されなくなり、それら(イ),(ロ)部分で気流が
乱れやすく(図31参照)、それが全体に影響して安定
した旋回気流F1が形成されなくなる問題が生じる。
【0197】この実施の形態は、このような問題に対応
して構成されたもので、上記右側面および背面側の各空
気吹出口79,79を、上記給気チャンバー77の対応
する上方側側壁部77a,77aから下方に連設される
上下方向の閉塞板85,86によって完全に閉塞し、空
気吹出口79を壁面に対向しない左側面側と前面側にの
み開口させたことを特徴とするものである。その他の部
分の構成は、上記実施の形態10のものと全く同一であ
る。
【0198】このような構成によると、例えば図35〜
図37に示すように、右側面側および背面側共に壁9
1,92面との間に所定の隙間があるような場合にも、
同部分からの吹出流が無くなるために、左側面側および
前面側からの吹出旋回気流に対する乱れを生じさせず、
それらによって生じる壁面外側の有効な旋回気流F1
壁面91,92とによって囲まれた局所領域内の室内空
気を可及的有効に中央部上方に吸引して吸気フード71
から排気ダクト76方向に排出することが可能となる。
【0199】なお、この場合において、さらに上記壁面
91,92と装置本体70との間に図示のような隙間が
生じる時は、一つの方法として例えば図35〜図37中
に仮想線で示すように、同隙間をも所定の水平板10
0,101等で閉ざすことが好ましい。
【0200】そのような構成にすると、装置本体70と
壁面91,92との間の上下方向の空間自体が確実に閉
塞され、エアカーテン流が形成されなくなる壁面91,
92と装置本体70との間の確実なシール性を確保でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係るトルネード型吸
気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図2】同装置の構成を示す正面図である。
【図3】同装置の要部の構成を示す断面図である。
【図4】同装置の要部の構成を示す一部拡大断面図であ
る。
【図5】本願発明の実施の形態2に係るトルネード型吸
気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図6】同装置の構成を示す正面図である。
【図7】同装置の要部の構成を示す一部拡大断面図であ
る。
【図8】本願発明の実施の形態2に係るトルネード型吸
気・送風装置の変形例の構成を示す正面図である。
【図9】同変形例の要部の構成を示す一部拡大断面図で
ある。
【図10】本願発明の実施の形態3に係るトルネード型
吸気・送風装置の構成を示す正面図である。
【図11】同装置の要部の構成を示す一部拡大断面図で
ある。
【図12】本願発明の実施の形態4に係るトルネード型
吸気・送風装置の構成を示す正面図である。
【図13】同装置の要部の構成を示す一部拡大断面図で
ある。
【図14】本願発明の実施の形態5に係るトルネード型
吸気・送風装置の構成を示す正面図である。
【図15】本願発明の実施の形態6に係るトルネード型
吸気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図16】同装置の構成を示す要部の平面図である。
【図17】同装置の要部の構成を示す斜視図である。
【図18】同装置の要部の構成を示す説明用の平面図で
ある。
【図19】同装置の要部の構成の若干の問題点を示す説
明用断面図である。
【図20】本願発明の実施の形態7に係るトルネード型
吸気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図21】同装置の要部の構成の作用を示す説明用断面
図である。
【図22】本願発明の実施の形態7に係るトルネード型
吸気・送風装置の第1の変形例の構成を示す断面図であ
る。
【図23】同第2の変形例の構成を示す断面図である。
【図24】本願発明の実施の形態8に係るトルネード型
吸気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図25】本願発明の実施の形態9に係るトルネード型
吸気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図26】本願発明の実施の形態10に係るトルネード
型吸気・送風装置の構成を示す斜視図である。
【図27】同装置の構成を示す平面図である。
【図28】同装置の構成を示す断面図(図27のA−A
断面図)である。
【図29】同装置の構成を示す正面図である。
【図30】同装置の設置形態を示す図29と同様の正面
図である。
【図31】同図30の設置形態例の斜視図である。
【図32】本願発明の実施の形態11に係るトルネード
型吸気・送風装置の構成を示す斜視図である。
【図33】同装置の構成を示す平面図である。
【図34】同装置の構成を示す断面図(図32のB−B
断面図)である。
【図35】同装置の設置形態例を示す正面図である。
【図36】同装置の設置形態例を示す平面図である。
【図37】同装置の設置形態例を示す斜視図である。
【図38】従来のトルネード型吸気・送風装置の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1は排気フード、1aは排気フード1の排気口、2は排
気ダクト、2aは排気ダクト2の排気口、3は空気吹出
口、3aは旋回流生成ステータ、4は給気チャンバー、
4bは側壁部、4cは給気旋回空間、4dは給気チャン
バー4の下端側開口縁部、5は給気ダクト、5aは給気
ダクト5の給気導入口、6は整流板、6aは整流板6の
整流孔、10は排気フード、10aは排気フード10の
集気用開口、10cは排気フード10の側壁部、10d
は集気用開口10aの開口縁部下端、13は剥離促進ガ
イド、14は気流制御用の縁部、15は気流制御空間、
16は空気吹出口、27Aは電気集塵器、27Bは電気
集塵エレメント、29は空気吹出口、50は円形の金属
平板、50aは旋回流生成ステータ、50bは金属平板
本体部、71は吸気フード、74は空気清浄化手段、7
4a,74bはグリスフィルタ、77は給気チャンバ
ー、79は空気吹出口、79aは旋回流生成ステータ、
85,86は空気吹出口閉塞板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成川 嘉則 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L080 BA03 BA12

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ダクト(2)に連通した排気口(1
    a)と、該排気口(1a)を取り囲むように設けられ、
    給気導入口(5a)を介して空気が供給される給気チャ
    ンバー(4)と、該給気チャンバー(4)内に供給され
    た空気を上記排気口(1a)の外周囲から斜め下方に旋
    回させて吹き出す空気吹出口(3)とを備えてなるトル
    ネード型吸気・送風装置であって、上記空気吹出口
    (3)を上記給気チャンバー(4)の側壁部(4b)に
    設けたことを特徴とするトルネード型吸気・送風装置。
  2. 【請求項2】 空気吹出口(3)は、給気チャンバー
    (4)の側壁部(4b)の周方向に連続して設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のトルネード型吸気
    ・送風装置。
  3. 【請求項3】 空気吹出口(3)は、給気チャンバー
    (4)の側壁部(4b)の周方向に所定の間隔を保って
    複数個並設されていることを特徴とする請求項1記載の
    トルネード型吸気・送風装置。
  4. 【請求項4】 空気吹出口(3)には、吹出気流の剥離
    促進ガイド(13)が設けられていることを特徴とする
    請求項1,2又は3記載のトルネード型吸気・送風装
    置。
  5. 【請求項5】 空気吹出口(3)には、空気吹出口
    (3)から下流側に所定の距離を置いて縁部(14)が
    設けられていることを特徴とする請求項1,2,3又は
    4記載のトルネード型吸気・送風装置。
  6. 【請求項6】 空気調和用の空気吸込口(25)と、該
    空気吸込口(25)を取り囲むように設けられ、ファン
    (26)および熱交換器(30)を介して吸込空気が送
    風される送風通路(31)と、該送風通路(31)を通
    した温調空気を上記空気吸込口(25)の外周囲から斜
    め下方に旋回させて吹き出す空気吹出口(29)とを備
    えてなる空気調和機において、上記空気吹出口(29)
    を当該空気調和機の本体ケーシング(20)の側壁部
    (20b)に設けたことを特徴とするトルネード型吸気
    ・送風装置。
  7. 【請求項7】 排気ダクト(2)に連通した集気用の開
    口(10a)を有する排気フード(10)と、該排気フ
    ード(10)の上部を覆うように設けられ、給気導入口
    (5a)を介して空気が供給される給気チャンバー
    (4)と、該給気チャンバー(4)内に供給された空気
    を上記排気フード(10)の外周囲から斜め下方に旋回
    させて吹き出す空気吹出口(3)とを備えてなるトルネ
    ード型吸気・送風装置であって、上記空気吹出口(3)
    の開口面と上記排気フード(10)の集気用開口(10
    a)の開口面とが上下方向にオフセットして設けられて
    いることを特徴とするトルネード型吸気・送風装置。
  8. 【請求項8】 空気吹出口(3)は、排気フード(1
    0)の側壁部(10c)と排気フード(10)の上方側
    に設けられた給気チャンバー(4)の下端側開口縁部
    (4d)との間に設けられていることを特徴とする請求
    項7記載のトルネード型吸気・送風装置。
  9. 【請求項9】 空気吹出口(3)には、空気吹出口
    (3)から下流側に所定の距離を置いて縁部(14)が
    設けられていることを特徴とする請求項7又は8記載の
    トルネード型吸気・送風装置。
  10. 【請求項10】 縁部(14)は、排気フード(10)
    の外周側に設けられていることを特徴とする請求項9記
    載のトルネード型吸気・送風装置。
  11. 【請求項11】 排気フード(10)の集気用開口(1
    0a)の下端(10d)は、縁部(14)よりも下方に
    延設されていることを特徴とする請求項10記載のトル
    ネード型吸気・送風装置。
  12. 【請求項12】 室内の空気を吸気する吸気口(1
    a),(10a),(25),(25a),(25
    b),(71a)と、該吸気口(1a),(10a),
    (25),(25a),(25b),(71a)の外周
    囲から空気を斜め下方に旋回させて吹出す空気吹出口
    (3),(29),(79)とを備えてなるトルネード
    型吸気・送風装置であって、上記空気吹出口(3),
    (29),(79)を装置本体の側部に設けたことを特
    徴とするトルネード型吸気・送風装置。
  13. 【請求項13】 空気吹出口(3),(29),(7
    9)の外周端を、上記吸気口(1a),(10a),
    (25),(25a),(25b),(71a)を囲む
    ように設けられた吸気フード(1),(10),(24
    B),(71)の空気吸込面よりも上方で、その外周端
    よりも内側に設置したことを特徴とする請求項12記載
    のトルネード型吸気・送風装置。
  14. 【請求項14】 空気吹出口(3),(29),(7
    9)と上記吸気口(1a),(10a),(25),
    (25a),(71a)とを上下方向の中心軸線に沿っ
    て相互に逆方向に上下逆方向にオフセット設置したこと
    を特徴とする請求項13記載のトルネード型吸気・送風
    装置。
  15. 【請求項15】 空気吹出口(3),(29),(7
    9)を装置本体の周方向に連続させて設けたことを特徴
    とする請求項12,13又は14記載のトルネード型吸
    気・送風装置。
  16. 【請求項16】 空気吹出口(3),(29),(7
    9)を、装置本体の周方向に所定の間隔を保って複数個
    並設したことを特徴とする請求項12,13又は14記
    載のトルネード型吸気・送風装置。
  17. 【請求項17】 空気吹出口(3),(29),(7
    9)に、吹出気流の剥離促進ガイド(13)を設けたこ
    とを特徴とする請求項12,13,14,15又は16
    記載のトルネード型吸気・送風装置。
  18. 【請求項18】 空気吹出口(3),(29),(7
    9)の下流側に、距離を置いて縁部(14),(14
    A)を設けたことを特徴とする請求項12,13,1
    4,15,16又は17記載のトルネード型吸気・送風
    装置。
  19. 【請求項19】 縁部(14),(14A)は、吸気フ
    ード(1),(10),(24B),(71)の外周側
    に設けられていることを特徴とする請求項18記載のト
    ルネード型吸気・送風装置。
  20. 【請求項20】 吸気フード(1),(10),(24
    B),(71)の集気用開口(1a),(10a),
    (25a),(71a)の下端は、縁部(14),(1
    4A)よりも下方に延設されていることを特徴とする請
    求項19記載のトルネード型吸気・送風装置。
  21. 【請求項21】 装置本体内に空気清浄化手段(27
    A,27B)、(28)、(74a,74b)を設置
    し、上記空気吸込口(25a),(25b)から吸込ん
    だ空気を清浄化した上で、空気吹出口(29),(7
    9)から吹出すようにしたことを特徴とする請求項1
    2,13,14,15,16,17,18,19又は2
    0記載のトルネード型吸気・送風装置。
  22. 【請求項22】 装置本体(20,20A)の送風通路
    (31)内に温調用熱交換器(30)を設置し、該温調
    用熱交換器(30)を通して温調した空気を空気吹出口
    (29)より吹出すようにしたことを特徴とする請求項
    12,13,14,15,16,17,18,19,2
    0又は21記載のトルネード型吸気・送風装置。
  23. 【請求項23】 装置本体(70)を、壁面(91),
    (92)に接するか又は近接して設置する場合に、その
    全周に設けられた空気吹出口(79),(79),(7
    9),(79)から吹き出された旋回気流の流れが大き
    く阻害される領域の空気吹出口(79),(79)を閉
    じて設置したことを特徴とする請求項12,13,1
    4,15,16,17,18,19,20,21又は2
    2記載のトルネード型吸気・送風装置。
  24. 【請求項24】 装置本体(70)を、壁面(91),
    (92)に接するか又は近接して設置する場合に、非壁
    面側の開口された空気吹出口(79),(79)から旋
    回させたエアカーテン流を吹出すことを特徴とする請求
    項12,13,14,15,16,17,18,19,
    20,21,22又は23記載のトルネード型吸気・送
    風装置。
  25. 【請求項25】 装置本体(70)を、壁面(91),
    (92)に近接して設置する場合に、壁面(91),
    (92)から装置本体(70)までの開口空間を閉ざし
    たことを特徴とする請求項12,13,14,15,1
    6,17,18,19,20,21,22,23又は2
    4記載のトルネード型吸気・送風装置。
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