JP2001173397A - 地盤固定用の棒体またはパイプの固定具および固定方法。 - Google Patents

地盤固定用の棒体またはパイプの固定具および固定方法。

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JP2001173397A
JP2001173397A JP35416199A JP35416199A JP2001173397A JP 2001173397 A JP2001173397 A JP 2001173397A JP 35416199 A JP35416199 A JP 35416199A JP 35416199 A JP35416199 A JP 35416199A JP 2001173397 A JP2001173397 A JP 2001173397A
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rod
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Masato Kato
政人 加藤
Toyoo Matsushita
豊士 松下
Hideki Nakane
秀樹 中根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地盤固定用の棒体またはパイプに地盤の孔の
外方向力が加わっても、棒体またはパイプを孔から抜け
難くする固定具および固定方法を提供する。 【解決手段】 一方の端部が複数の分割片12を有する
係止筒体8をロックボルト4に挿通して,ロックボルト
4に固定した支承突部7で支え、ロックボルト4を挿通
しうる貫通孔を有し下部先端部の断面が楔状をなした楔
筒体9をロックボルトに挿通して楔状先端部を分割片1
2とロックボルト4との隙間に対向させ、楔筒体9を強
制的に押圧して分割片12を反り返らせて地盤1の孔2
の開口方向にラッパ状に拡げ、地盤1の孔2内の充填材
料の中でロックボルト4の固定・抜け止めとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル、坑
道、法面等の岩盤、粘性土、土砂、礫質土や敷設したコ
ンクリート層等(地盤と総称する)を補強するために使
用されるロックボルトを地盤に開けた孔に差し込み、抜
けないように固定する方法およびその固定具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来地盤にボーリングで設けた孔にロッ
クボルトを固定する方法は図8に示すように、地盤1に
開けた孔2に、流動性のあるセメント系または樹脂系の
充填材料3を注入した後、表面にネジ切り等凹凸を設け
たロックボルト4を挿入し、ロックボルト4を回転させ
てロックボルト4の表面にコンクリート3をよく密着さ
せ、プレート5とナット6とで締め付け固定し、充填材
料3を固化させるか発泡固化させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の上記
固定方法では、ロックボルト4の表面の凹凸へのコンク
リート3の嵌入による接着力だけがロックボルト4の抜
け止めになっているに過ぎず、孔2の外方向にロックボ
ルト4に力が加わるとロックボルト4が抜け易い問題が
ある。この発明は、孔2の外方向に地盤固定用の棒体ま
たはパイプに力が加わっても棒体またはパイプを抜け難
くする固定具および固定方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】地盤固定用の棒体または
パイプに固定した支承突部と,一方の端部に縦軸に中心
線が平行の複数のスリットを設けて複数の分割片を形成
した筒体であって、前記分割片のない方の側から前記棒
体またはパイプに挿通されて前記支承突部に当接して装
着された係止筒体と,前記棒体またはパイプを挿通しう
る貫通孔を有し、下部先端部の外径が先端方向に順次縮
径して断面厚みが楔状をなし、前記縮径部から前記棒体
またはパイプに挿通し、前記縮径部先端縁を前記係止筒
体の分割片の裏面先端と前記棒体またはパイプとの間の
隙間に対向させた楔筒体とで棒体またはパイプの固定具
を構成し、前記支承突部、係止筒体、楔筒体を装着した
前記棒体またはパイプを地盤に設けた孔に挿入し、前記
楔筒体を前記係止筒体方向へ強制押圧して楔筒体の縮径
部を順次前記係止筒体の分割片と前記棒体またはパイプ
との間の隙間に押し込み、前記分割片を反り返らせて、
前記複数の分割片を前記地盤の孔の開口方向にラッパ状
に拡げ、前記楔筒体を前記棒体またはパイプに装着した
まま残し、前記棒体またはパイプおよび固定具を前記地
盤の孔に挿入する前に、または、前記係止筒体の分割片
を反り返した後に、流動性の充填材料を注入し、分割片
を反り返した後に前記充填材料を固化させて、その固化
した充填材料内で前記固定具で前記棒体またはパイプの
固定・抜け止めをする。
【0005】楔筒体において、中心の貫通孔とは別に、
流動性の充填材料の通過のための、縦軸に平行の1また
は複数の貫通孔を設けることが好ましい。
【0006】棒体またはパイプに固定した支承突部と,
一方の端部に縦軸に中心線が平行の複数のスリットを設
けて複数の分割片を形成した筒体であって、前記分割片
のない方の側から前記棒体またはパイプに挿通されて前
記支承突部に当接して装着された係止筒体と,とで前記
棒体またはパイプの固定具を構成し、前記支承突部、係
止筒体を装着した前記棒体またはパイプを地盤に設けた
孔に挿入し、前記棒体またはパイプを挿通しうる貫通孔
を有するパイプの先端に、前記棒体またはパイプを挿通
しうる貫通孔を有し、下部先端部の外径が先端方向に順
次縮径して断面厚みが楔状をなす楔筒体と該楔筒体を押
しまたは押して回転させる道具、または先端に前記楔筒
体を固定した道具、または、パイプの先端部分を切削し
て先端方向に順次縮径して断面厚み形状を楔状にした道
具を用い、前記楔筒体または前記道具の縮径部から前記
棒体またはパイプを挿通させ、前記縮径部先端縁を前記
係止筒体の分割片の裏面先端と前記棒体またはパイプと
の間の隙間に対向させ、前記楔筒体または前記道具を前
記係止筒体方向への強制押圧により前記楔筒体または前
記道具の縮径部を順次前記係止筒体の分割片と前記棒体
またはパイプとの間の隙間に押し込み、前記分割片を反
り返らせて、前記複数の分割片を前記地盤の孔の開口方
向にラッパ状に拡げ、前記棒体またはパイプおよび固定
具を前記地盤の孔に挿入する前に、または、前記係止筒
体の分割片を反り返して前記楔筒体および前記道具を前
記棒体またはパイプより抜き取った後に、流動性の充填
材料を注入し、前記楔筒体および前記道具を抜き取った
後に、前記地盤の孔に充填した流動性の充填材料を固化
させ、その固化した充填材料内で前記固定具で前記棒体
またはパイプの固定・抜け止をする。
【0007】
【考案の実施の形態】この発明の実施の形態を図面によ
り説明する。固定具は、ロックボルト4に固定した支承
部材7と、ロックボルト4を挿入させて、下端で支承部
材7で支えられた筒状で上部に縦方向に平行の複数のス
リットを有する係止筒体8と、係止筒体8のスリットの
ある先端を拡径させる楔筒体9とよりなる。
【0008】支承部材7は、ロックボルト4の中間の位
置、すなわち、ロックボルト4を孔2に挿入した際に孔
2の中にある箇所に固定したもので、図1においては、
ボルトを溶接固定している。ボルト以外に金属や樹脂等
で突部を設けてもよい。
【0009】係止筒体8は、図2に示すように、金属ま
たは強化硬質プラスチックよりなる筒体10に軸方向に
平行の複数のスリット11を設けてスリット11間に複
数の分割片12を設けたものである。スリット11の幅
は限定しないが、分割片12が後述の楔筒体9による拡
径する時および孔2の外方向への力が加わった時に分割
片12の先端が充填材料3または地盤1を押す時に折れ
ることのない強度を保持するための幅を残すように設定
する。スリット11の対向する縁は、図2(A)に示す
ように、平行でもよく、または、(C)に示すように、
先端から奥方向へ順次間隔を狭めるものであってもよ
い。スリット11の縁を、摩擦力を高めるために鋸歯状
にしてもよい。
【0010】楔筒体9は、ロックボルト4を挿通させる
ことの出来る貫通孔13を有し、その厚みは、下部に於
いて順次縮径し、その部分の断面厚み形状は楔状を呈
し、下端の外周の径は、係止筒体8の内径よりやや小さ
いものとする。
【0011】図1および図3に示す楔筒体9は、大きい
径の側において、貫通孔13を拡径し、棚部14を設
け、後述の楔筒体9を下方への押圧するための筒状の六
角ナット等を挿入可能としたものである。
【0012】楔筒体9を後述の方法で上方から強く押す
と、楔筒体9の楔状厚みに順次押されて係止筒体8の分
割片12の部分が拡径してラッパ状に拡がる。この拡径
は図3(A)に示す縦軸X−Xに対する楔筒体9の下部
の外周傾斜角度θが大きい程、大きく拡径するので、好
ましい角度に拡径するように下部の外周傾斜角度θを設
定する。
【0013】この固定具は次のとおり使用する。図1に
示すように、ロックボルト4に係止筒体8を分割片12
を設けてない方から挿入装着し、係止筒体8を支承部材
7で支えた後、楔筒体9を縮径先端を係止筒体8の分割
片12の先端に対向させてロックボルト4に装着する
と、楔筒体9の縮径先端縁部が僅かに係止筒体8の複数
の分割片12による内径内に入る。
【0014】次いで、図6に示すように、六角ナット1
5をロックボルト4を通して装着すると、六角ナット1
5の下部が、貫通孔13の拡径部に挿入する。六角ナッ
ト15の代わりに、六角以外の他の多角形のナットを用
いてもよい。次いで、ロックボルト4を挿通しうるパイ
プ26の先端に、六角ナット15またはその他の多角形
ナットの上部(図1において)が嵌入できる凹部27を
有する先端部28を設け、他端に把手29を設けたナッ
ト廻し30で、六角ナット15またはその他の多角形ナ
ットを廻して該ナットを下方へ移行させる。それにより
楔筒体9が下方へ押され、分割片12が拡径する。この
際に、分割片12の先端が地盤1に幾分くい込むように
大きく拡径させるのが好ましい。なお、この際に、ロッ
クボルト4が友回りしないように、孔2の開口より突出
しているロックボルト4の端部を手や道具で固定する。
【0015】分割片12部分の拡径が完了すると、ナッ
ト廻し30を反対に廻して、六角ナット15またはその
他の多角形ナットと共にナット廻し30を抜き取る。六
角ナット15またはその他の多角形ナットは取り去らな
いで装置したまま残してもよく、この場合には、ナット
廻し30を廻さないで、抜き取るだけでよい。
【0016】次いで地盤1の孔2の開口から孔2に流動
性の充填材料3を注入する。充填材料3はスリット11
から拡径された分割片12の裏面とロックボルト4との
間の空間にも流入し充填される。流動性の充填材料3
は、孔2にロックボルト4および固定具を挿入する前に
注入しておいてもよい。次いで流動性の充填材料3を固
化させると、ロックボルト4は孔2内で固定する。
【0017】ロックボルト4が上記のように固定完了し
た状態では、各分割片12が上方でラッパ状に反り返
り、上方へ末広がりになって充填材料3内に突き刺さっ
た状態となっており、何らかの理由でロックボルト4を
孔2の開口方向に力が加わっても、各分割片12がロッ
クボルト4の抜け止めをする。各分割片12を強く反り
返えらせて先端を地盤に幾分くい込ませた場合には、よ
り強固に抜け止めをする。なお、楔筒体9の上面もロッ
クボルト4に対して棚面を形成しているので、ロックボ
ルト4の抜け止めを支援する。
【0018】楔筒体9の下部の縮径部の上方の面は、図
3(A)に示すように、縦軸X−Xに対する角度が、下
部の角度θよりも小さい角度の面であってもよく、ま
た、図示していないが、縦軸X−Xに平行の面、すなわ
ち同径の筒体であってもよい。
【0019】係止筒体8の分割片12の拡径が完了し、
流動性の充填材料3を地盤1の孔2に注入する際に、固
定具の下方(図1において)、すなわち孔2の奥方向お
よび分割片12の裏面とロックボルト4との間の空間に
流動性の充填材料3が充分流入するように、図3に示す
ように楔筒体9に、その縦軸X−Xに平行の貫通孔16
を複数箇所に設けるのが好ましい。この貫通孔16は、
孔2にロックボルト4および固定具を挿入する前に、孔
2に流動性の充填材料3を注入してあるときには、流動
性の充填材料3が孔2の底から開口方向へ貫通孔16を
流れるので、ロックボルト4および固定具の挿入を容易
にする。
【0020】ロックボルト4は、支持部材7としてのナ
ットおよび上方の六角ナット15またはそのたの多角形
ナットを旋回装着できるネジを全長にわたって設けても
よく、または、支持部材7としてナットを固定する付近
と、上方の六角ナット15またはそのたの多角形ナット
が旋回して楔筒体9を押すために移行する部分の間だけ
にネジを設け、他の部分にはネジを設けずに、支持部材
7としてのナットと上方の六角ナット15またはそのた
の多角形ナットが通過しうる径としてもよい。
【0021】上記実施の形態において、支持部材として
ナットを使用せず、また、楔筒体9を押すために六角ナ
ット15またはそのたの多角形ナットを使用しないとき
には、ロックボルト4の代わりに、ネジを設けない棒体
を用いてもよい。
【0022】上記いずれの実施の形態においても、ロッ
クボルト4の代わりに、金属製または合成樹脂製のパイ
プ31を用いてもよい。そしてパイプ31には、図7に
示すように、流動性の充填材料3が通過できるように、
1または複数の穴32を設けるのが好ましい。また、支
持部材としてナットを使用し、楔筒体9を押すために六
角ナット15またはそのたの多角形ナットを使用する場
合には、パイプ31の表面の全長または必要な部分にネ
ジを設ける。ネジを設けない部分は前記ナットの孔を挿
通しうる径とする。
【0023】係止筒体8の分割片12を拡径するのに、
六角ナット15またはその他の多角形ナットをナット廻
し具30で廻してナットを地盤1の孔2の奥方向へ移行
させたが、ナット廻し30を用いないで、筒体をロック
ボルト4に嵌め、その筒体の孔2の開口より突出した部
分の端をハンマー等で叩くことにより楔筒体9を孔2の
奥方向へ押し、分割片12部分を拡径してもよい。この
場合、六角ナット15等多角形ナットを省略することが
でき、また、拡径貫通孔を有しないで棚部14を設けな
い同径の貫通孔13を設けた楔筒体を用いることが出来
る。
【0024】係止筒体8の分割片12部分を拡径させる
ために、図4に示す道具17を用いることが出来る。す
なわち、(A)に示す道具17aは、楔筒体9の上部
(図において)に拡径孔部分を設けた貫通孔13の拡径
孔のある部分に縦軸方向に相対向する2つのネジ孔18
を設け、ロックボルト4を挿通できる貫通孔19を有
し、貫通孔13の拡径部を挿入しうる外径のパイプ20
の先端部において、パイプ20の先端を貫通孔13の棚
部14に当接させた時に、楔筒体9のネジ孔18に対応
する位置にネジ孔21、21を設け、ネジ孔18とネジ
孔21とを対応させ、その2つのネジ孔にネジ22を螺
入して、楔筒体9をパイプ20に着脱自在に固定したも
のである。パイプ20の後端部(図においては上端部)
に補強のための頭部23を設けるのが好ましい。
【0025】図4(B)に示す道具17bは、パイプ2
0にネジ孔21を設けないで、パイプ20のネジ22の
先端に対応する位置に凹部21aを設けたもので、ネジ
22を締めてその先端を凹部21aに入れてパイプ20
を押圧し、楔筒体9をパイプ20に固定したものであ
る。凹部21aは点状または溝状のいずれであってもよ
い。パイプ20に、ネジ孔21または凹部21aのいず
れをも設けないで、ネジ22を締めて、その先端でパイ
プを押圧し、その押圧力で楔筒体9をパイプ20に固定
してもよい。
【0026】図4(C)に示す道具17cは、楔筒体9
の代わりに貫通孔13を有し、先端外部が先端方向へ順
次縮径して断面形状が楔状をなした筒体の上部外壁に、
同一径の縮形部を有し、その縮径部の下端に棚部14a
を設けた楔筒体9aを用い、上部外壁の縮径部をパイプ
20の貫通孔に挿通し、棚部14aの棚面をパイプ20
の先端面に当接させた後に、上部外壁の縮径部をカシメ
るか、またはパイプ20に溶接固定したものである。
【0027】この道具17を用いて、ロックボルト4に
装着した係止筒体8の分割片12部分を次のように拡径
する。すなわち、係止筒体8を装置したロックボルト4
を地盤1の孔2に挿入した後に、道具17の先端の楔筒
体9または9aの貫通孔13、パイプ20の貫通孔19
にロックボルト4を挿通させて、楔筒体9または9aの
先端の縮径部の先端縁を係止筒体8の分割片12とロッ
クボルト4の間に入れ、孔2より突出したパイプ20の
端をハンマー等で叩く。すると、楔筒体9または9aの
先端の縮径部の断面形状が楔状をなしているので、縮径
部が分割片12とロックボルト4の間に順次入り込んで
分割片12が反り返って複数の分割片12が上方へ広が
る。すなわち順次拡径する。
【0028】この拡径が終わると、道具17をロックボ
ルト4より抜き外す。係止筒体8は、分割片12が一端
反り返ると容易には復元せず、反り返った状態を維持す
る材質のもので作る。
【0029】道具17を抜き外した後に、地盤1の孔2
に流動性の充填材料3を注入充填し固化させる。ロック
ボルト4および固定具を孔2に挿入する前に、流動性の
充填材料3を注入充填しておいてもよい。固化した充填
材料3内では、係止筒体8の複数の分割片12が反り返
り、孔2の開口に向かって開いて突き刺さった状態にな
っているので、ロックボルト4に孔2の開口方向へ力が
加わっても、分割片12が益々反り返ろうとするので、
充填材料3が割れて孔2から抜け落ちない限り、ロック
ボルト4は孔2から抜けない。
【0030】道具17のパイプ20の、孔2の開口から
突出する端部には、補強のために、端部の孔を埋める
か、キャップ23を固着するのが好ましい。
【0031】道具17の楔筒体9または9aの先端が磨
耗したり損傷した場合には、ネジ22を外して新しい楔
筒体9と取り替えればよい。
【0032】道具17の代わりに、図5に示すパイプ2
4を用いてもよい。すなわち、パイプ24の先端部の外
部を切削して外径を先端方向へ順次縮径させて、先端部
の断面厚みを楔形状とする。使用方法は、係止筒体8を
装着したロックボルト4を地盤1の孔2に挿入し、係止
筒体8を孔2内に挿入し、孔2の開口側からロックボル
ト4の先端をパイプ24内に入れてパイプ24の縮径先
端縁を係止筒体8とロックボルト4との間に入れる。
【0033】次いで、パイプ24の縮径部のない方の端
をハンマー等で叩くと、縮径部の断面厚みが楔状をなし
ているので、縮径部が順次係止筒体8の分割片12とロ
ックボルト4との間に入り込んで分割片12を反り返ら
れ、分割片12部分を拡径させる。この拡径が完了する
とパイプ24を抜き取り、孔2に流動性の充填材料3を
充填させればよい。分割片12の作用は道具17の使用
の場合に説明したものと同じである。ロックボルト4お
よび固定具を孔2に挿入する前に、流動性の充填材料3
を注入充填しておいてもよい。
【0034】ハンマー等で叩くパイプ24の端部を補強
するために、その端部の貫通孔壁にネジ切りをし、ネジ
25を螺入しておくのが好ましい。また、ネジ切りして
ネジ25を螺入しないで、端部に固形物を充填するか、
または、キャップ23を固定してもよい。
【0035】パイプ24の縮径先端が磨耗したり損傷し
た場合には、切削補修すればよい。
【0036】図8に他の実施の形態の楔筒体9bを示
す。楔筒体9bは、外形は楔筒体9と同じく、ロックボ
ルト4を挿通させることの出来る貫通孔13を有し、そ
の厚みは、下部に於いて順次縮径し、その部分の断面厚
み形状は楔状をなし、下端の外周の径は、係止筒体8の
内径よりやや小さいものとする。楔筒体9と異なる点
は、貫通孔13の上部の拡径孔が円形孔でなく多角形
孔、例えば、六角形孔であることと、貫通孔13の拡径
してない部分にネジ切りしてある点である。
【0037】貫通孔16はあってもなくても、どちらで
もよい。貫通孔16を設ける場合には、係止筒体8の分
割片12が当たる楔筒体9bの上部外周面に開口しない
ようにする。これは、楔筒体9bの回転を円滑にするた
めである。図7に示すパイプ31よりなるロックボルト
を使用するときには、パイプ31に孔32があり、流動
性の充填材料3の通過が可能であるので、貫通孔16を
設ける必要がない。
【0038】楔筒体9bを使用する場合には、ロックボ
ルトに六角ナット15等多角形ナットを装着し、道具3
0を用いて六角ナット15等多角形ナットを回転させる
ことにより楔筒体9bを回転させて係止筒体8の分割片
12を押圧拡径させた後に、六角ナット15等多角形ナ
ットをそのまま残すか、または、道具30を逆回転さ
せ、六角ナット15等多角形ナットも逆回転させてロッ
クボルトより取り外す。
【0039】道具30のかわりに、図9に示す道具33
を用いるのが好ましい。道具33は、ロックボルトを挿
通しうるパイプ34の先端に、楔筒体9bの多角形孔に
嵌合できる多角形の突部35を設け、他端に把手36を
設けたものである。突部35の中心にも、ロックボルト
を挿通しうる貫通孔を設ける。
【0040】道具33は、先端の突部35の貫通孔から
パイプ34の貫通孔にロックボルトを挿通し、突部35
を楔筒体9bの拡径孔に嵌合させ、把手36で道具を回
転させることにより楔筒体9bを回転させて係止筒体8
の分割片12を押圧拡径させる。その後に、道具33を
持ち上げて突部35を楔筒体9bの拡径孔から抜き外
し、ロックボルトより道具を取り外し、楔筒体8はその
まま残すか、または、道具33を逆回転させ、楔筒体9
bと共に道具33をロックボルトより取り外す。この楔
筒体9bと道具33を用いると、図1に示すような六角
ナット15が不要となり、コストを下げることができ
る。
【0041】上記のいずれの実施の形態においても、係
止筒体8の分割片を12を、工場における製造工程で、
幾分拡径して反り返らしておいてもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明に係るロックボルトの固定具
は、ロックボルトに装着されて地盤の孔にロックボルト
と共に挿入され、孔の内で固定具の係止筒体の分割片部
分が反り返って拡径し、地盤の孔に充填固化した充填材
料内で反り返った分割片がロックボルトの抜け止めとな
り、ロックボルトが地盤の孔から抜け難くなり、ロック
ボルトによる地盤の補強を確実強固にする。この発明に
係るロックボルトの固定具を用いたロックボルトの固定
方法は作業が簡単で、ロックボルトを強固に固定し、抜
け難くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る固定具を装着したロックボルト
を地盤の孔に挿入し、係止筒体の分割片を反り返らした
状態の要部断面図である。
【図2】固定具の係止筒体の(A)は横にした状態の正
面図、(B)は平面図、(C)は他の実施の形態の係止
筒体の横にした状態の正面図である。
【図3】楔筒体の(A)は正面図、(B)は平面図、
(C)はAーA断面図、(D)は斜視図である。
【図4】(A)は係止筒体の分割片の拡径道具の断面
図、(B)は他の実施の形態の拡径道具の要部断面図、
(C)は他の実施の形態の拡径道具の要部断面図であ
る。
【図5】係止筒体の分割片の他の拡径道具の断面図であ
る。
【図6】ナット回し具の断面図である。
【図7】パイプの(A)は要部正面図、(B)は要部断
面図である。
【図8】他の実施の形態の楔筒体の(A)は正面図、
(B)は平面図、(C)はBーB断面図、(D)は斜視
図である。
【図9】係止筒体の分割片の他の拡径道具の断面図であ
る。
【図10】地盤の孔にロックボルトを挿入固定する方法
の説明図である。
【符号の説明】
1 地盤 2 孔 3 充填材料 4 ロックボルト 5 プレート 6 ナット 7 支承部材 8 係止筒体 9 楔筒体 10 筒体 11 スリット 12 分割片 13 貫通孔 14 棚部 15 六角ナット 16 貫通孔 17 道具 18 ネジ孔 19 貫通孔 20 パイプ 21 ネジ孔 22 ネジ 23 キャップ 24 パイプ 25 ネジ 26 パイプ 27 凹部 28 先端部 29 把手 30 ナット回し具 31 パイプ 32 孔 33 道具 34 パイプ 35 突部 36 把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 政人 奈良県生駒市新旭ケ丘4−20 (72)発明者 松下 豊士 大阪府泉南市信達市場893−3 サンハイ ツ和泉砂川 1112号 (72)発明者 中根 秀樹 大阪市淀川区三国本町2丁目5番19号 Fターム(参考) 2D041 GA03 GC02 GC14 GD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒体またはパイプに固定した支承突部
    と,一方の端部に縦軸に中心線が平行の複数のスリット
    を設けて複数の分割片を形成した筒体であって、前記分
    割片のない方の側から前記棒体またはパイプに挿通され
    て前記支承突部に当接して装着された係止筒体と,前記
    棒体またはパイプを挿通しうる貫通孔を有し、下部先端
    部の外径が先端方向に順次縮径して断面厚みが楔状をな
    し、前記縮径部から前記棒体またはパイプに挿通し、前
    記縮径部先端縁を前記係止筒体の分割片の裏面先端と前
    記棒体またはパイプとの間の隙間に対向させた楔筒体と
    で構成する棒体またはパイプの固定具を用い、前記支承
    突部、係止筒体、楔筒体を装着した前記棒体またはパイ
    プを地盤に設けた孔に挿入し、前記楔筒体を前記係止筒
    体方向へ強制押圧して楔筒体の縮径部を順次前記係止筒
    体の分割片と前記棒体またはパイプとの間の隙間に押し
    込み、前記分割片を反り返らせて、前記複数の分割片を
    前記地盤の孔の開口方向にラッパ状に拡げ、前記楔筒体
    を棒体またはパイプロックボルトに装着したまま残し、
    前記棒体またはパイプおよび固定具を前記地盤の孔に挿
    入する前に、または、前記係止筒体の分割片を反り返し
    た後に、流動性の充填材料を注入し、分割片を反り返し
    た後に前記充填材料を固化させて、その固化した充填材
    料内で前記固定具で前記棒体またはパイプの固定・抜け
    止めをすることを特徴とする地盤固定用の棒体またはパ
    イプの固定方法。
  2. 【請求項2】 棒体またはパイプに固定した支承突部
    と,一方の端部に縦軸に中心線が平行の複数のスリット
    を設けて複数の分割片を形成した筒体であって、前記分
    割片のない方の側から前記棒体またはパイプに挿通され
    て前記支承突部に当接して装着された係止筒体と,前記
    棒体またはパイプを挿通しうる貫通孔を有し、下部先端
    部の外径が先端方向に順次縮径して断面厚みが楔状をな
    し、前記縮径部から前記棒体またはパイプに挿通し、前
    記縮径部先端縁を前記係止筒体の分割片の裏面先端と前
    記棒体またはパイプとの間の隙間に対向させた楔筒体
    と,よりなり、前記支承突部、係止筒体、楔筒体を装着
    した前記棒体またはパイプを地盤に設けた孔に挿入し、
    前記楔筒体を前記係止筒体方向への強制押圧により楔筒
    体の縮径部を順次前記係止筒体の分割片と前記棒体また
    はパイプとの間の隙間に押し込み、前記分割片を反り返
    らせて、前記複数の分割片を前記地盤の孔の開口方向に
    ラッパ状に拡げ、前記地盤の孔に充填した充填材料内で
    前記棒体またはパイプの固定・抜け止めとなる地盤固定
    用の棒体またはパイプの固定具。
  3. 【請求項3】 楔筒体が、中心軸の貫通孔とは別に、縦
    軸に平行の1または複数の貫通孔を設けてなることを特
    徴とする請求項1に記載の地盤固定用の棒体またはパイ
    プの固定方法、または、請求項2に記載の地盤固定用の
    棒体またはパイプの固定具。
  4. 【請求項4】 棒体またはパイプに固定した支承突部
    と,一方の端部に縦軸に中心線が平行の複数のスリット
    を設けて複数の分割片を形成した筒体であって、前記分
    割片のない方の側から前記棒体またはパイプに挿通され
    て前記支承突部に当接して装着された係止筒体と,より
    なる棒体またはパイプの固定具を用い、前記支承突部、
    係止筒体を装着した前記棒体またはパイプを地盤に設け
    た孔に挿入し、前記棒体またはパイプを挿通しうる貫通
    孔を有するパイプの先端に、前記棒体またはパイプを挿
    通しうる貫通孔を有し、下部先端部の外径が先端方向に
    順次縮径して断面厚みが楔状をなす楔筒体と該楔筒体を
    押しまたはおして回転させる道具、または先端に前記楔
    筒体を固定した道具、または、パイプの先端部分を切削
    して先端方向に順次縮径して断面厚み形状を楔状にした
    道具を用い、前記楔筒体または前記道具の縮径部から前
    記棒体またはパイプを挿通させ、前記縮径部先端縁を前
    記係止筒体の分割片の裏面先端と前記棒体またはパイプ
    との間の隙間に対向させ、前記楔筒体または前記道具を
    前記係止筒体方向への強制押圧により前記楔筒体または
    前記道具の縮径部を順次前記係止筒体の分割片と前記棒
    体またはパイプとの間の隙間に押し込み、前記分割片を
    反り返らせて、前記複数の分割片を前記地盤の孔の開口
    方向にラッパ状に拡げ、前記棒体またはパイプおよび固
    定具を前記地盤の孔に挿入する前に、または、前記係止
    筒体の分割片を反り返して前記楔筒体および前記道具を
    前記棒体またはパイプより抜き取った後に、流動性の充
    填材料を注入し、前記楔筒体および前記道具を抜き取っ
    た後に、前記地盤の孔に充填した流動性の充填材料を固
    化させ、その固化した充填材料内で前記固定具で前記棒
    体またはパイプの固定・抜け止をすることを特徴とする
    地盤固定用の棒体またはパイプの固定方法。
  5. 【請求項5】 棒体またはパイプに固定した支承突部
    と,一方の端部に縦軸に中心線が平行の複数のスリット
    を設けて複数の分割片を形成した筒体であって、前記分
    割片のない方の側から前記棒体またはパイプに挿通され
    て前記支承突部に当接して装着された係止筒体と,より
    なり、前記支承突部、係止筒体を装着した前記棒体また
    はパイプを地盤に設けた孔に挿入し、前記棒体またはパ
    イプを挿通しうる貫通孔を有するパイプの先端に、前記
    棒体またはパイプを挿通しうる貫通孔を有し、下部先端
    部の外径が先端方向に順次縮径して断面厚みが楔状をな
    す楔筒体と該楔筒体を押しまたはおして回転させる道
    具、または先端に前記楔筒体を固定した道具、または、
    パイプの先端部分を切削して先端方向に順次縮径して断
    面厚み形状を楔状にした道具を用い、前記楔筒体または
    前記道具の縮径部から前記棒体またはパイプを挿通さ
    せ、前記縮径部先端縁を前記係止筒体の分割片の裏面先
    端と前記棒体またはパイプとの間の隙間に対向させ、前
    記楔筒体または前記道具を前記係止筒体方向への強制押
    圧により前記楔筒体または前記道具の縮径部を順次前記
    係止筒体の分割片と前記棒体またはパイプとの間の隙間
    に押し込み、前記分割片を反り返らせて、前記複数の分
    割片を前記地盤の孔の開口方向にラッパ状に拡げ、前記
    棒体またはパイプおよび固定具を前記地盤の孔に挿入す
    る前に、または、前記係止筒体の分割片を反り返して前
    記楔筒体および前記道具を前記棒体またはパイプより抜
    き取った後に、流動性の充填材料を注入し、前記楔筒体
    および前記道具を抜き取った後に、前記地盤の孔に充填
    した流動性の充填材料を固化させ、その固化した充填材
    料内で前記棒体またはパイプの固定・抜け止となる地盤
    固定用の棒体またはパイプの固定具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091542A1 (en) * 2002-04-24 2003-11-06 Jae-Sool Na Rock bolt
KR100840338B1 (ko) * 2007-06-27 2008-06-20 주식회사 무진네오테크 록볼트가 삽입되는 굴착공의 충전물 유출방지캡
CN105178313A (zh) * 2015-05-07 2015-12-23 重庆交通大学 让压式锚杆总成

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KR100840338B1 (ko) * 2007-06-27 2008-06-20 주식회사 무진네오테크 록볼트가 삽입되는 굴착공의 충전물 유출방지캡
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