JP2001169043A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001169043A
JP2001169043A JP35249599A JP35249599A JP2001169043A JP 2001169043 A JP2001169043 A JP 2001169043A JP 35249599 A JP35249599 A JP 35249599A JP 35249599 A JP35249599 A JP 35249599A JP 2001169043 A JP2001169043 A JP 2001169043A
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JP35249599A
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English (en)
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Yuichi Watanabe
雄一 渡邉
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットファクシミリの機能を持たな
いファクシミリからネットワーク上のアドレス宛に原稿
を送信できる構成を実現する。 【解決手段】 ファクシミリ装置100のアドレス認識
手段1は、電話回線200を介して受信した原稿の画像
データ中から、書かれているネットワークアドレスを文
字認識によって抽出する。電子ファイル作成手段2は、
画像データをネットワーク上の電子ファイルとして作成
する。送信制御手段3は、アドレス認識手段1で抽出さ
れたネットワークアドレスに対して、電子ファイル作成
手段2で作成された電子ファイルを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリで受
信した画像データをネットワーク上に電子メールとして
送信する機能をもったファクシミリ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のインターネットファクシ
ミリと呼ばれる装置は、電話回線の他にインターネット
等のネットワークに接続され、ファクシミリで送信する
際にインターネットのメールアドレスを通じて送り先に
電子メールとして送るという構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインターネットファクシミリでは、第1に高価であ
るという問題があった。また、第2には、既に市場には
インターネットファクシミリの機能を持っていないファ
クシミリが出回っていることなどから、新規にインター
ネットファクシミリを一般ユーザが購入することは期待
できないものであった。高価な装置であっても、利用価
値があるユーザにとっては有益であるが、全てのファッ
クスにその機能を持たせる必要はない。しかし、一般ユ
ーザにとっても全くその機能がないと不便であるという
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉受信した画像データに対して文字認識を行
い、記載されているネットワークアドレスを抽出するア
ドレス認識手段と、受信した画像データを、ネットワー
クを介して送信するための電子ファイルとして作成する
電子ファイル作成手段と、電子ファイルを、アドレス認
識手段で抽出したネットワークアドレスに対して送信す
る送信制御手段とを備えたことを特徴とするファクシミ
リ装置。
【0005】〈構成2〉トーン信号と文字コードとの対
応関係のデータを保持し、任意のトーン信号を受信した
場合は、対応関係のデータに基づきトーン信号を文字コ
ードに変換し、文字コード列をネットワークアドレスと
して認識する認識手段と、受信した画像データを、ネッ
トワークを介して送信するための電子ファイルとして作
成する電子ファイル作成手段と、電子ファイルを、アド
レス認識手段で認識したネットワークアドレスに対して
送信する送信制御手段とを備えたことを特徴とするファ
クシミリ装置。
【0006】〈構成3〉構成2に記載のファクシミリ装
置において、ネットワークアドレスと宛先番号とを対応
させて登録する宛先情報登録部と、トーン信号と宛先番
号との対応関係のデータを保持し、任意のトーン信号を
受信した場合は、対応関係のデータに基づき、トーン信
号が宛先番号に対応していた場合は、宛先情報登録部を
参照してネットワークアドレスを認識するアドレス認識
手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
【0007】〈構成4〉構成2に記載のファクシミリ装
置において、着信があった場合に、文字コードに対応し
たトーン信号の入力を促すための音声メッセージを送出
する音声メッセージ送出手段と、音声メッセージ送出開
始後に、ネットワークアドレスに対応したトーン信号を
受信し、かつ、その後、ネットワークアドレスの入力が
終了したことを示すトーン信号を受信した場合、ファク
シミリ送信を促すためのアンサ音を送出するアンサ音送
出手段と、アンサ音送出後、受信した画像データをネッ
トワークを介して送信するための電子ファイルとして作
成する電子ファイル作成手段とを備えたことを特徴とす
るファクシミリ装置。
【0008】〈構成5〉構成3に記載のファクシミリ装
置において、ネットワークアドレスを示す宛先情報を宛
先番号に対応させて格納する宛先情報登録部と、着信が
あった場合に、宛先情報が必要であるか否かの音声メッ
セージを送出する音声メッセージ送出手段と、音声メッ
セージ送出手段による音声メッセージ送出後に、宛先番
号の利用を示すトーン信号を受信し、かつ、その後、宛
先番号のトーン信号を受信した場合はファクシミリ送信
を促すためのアンサ音を送出し、一方、音声メッセージ
送出後に、宛先番号のトーン信号が入力されない場合
は、宛先情報登録部に登録された宛先情報を画像情報と
して発信元に送出する宛先情報送出手段とを備えたこと
を特徴とするファクシミリ装置。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて詳細に説明する。
【0010】《具体例1》 〈構成〉図1は、本発明のファクシミリ装置の具体例1
を示す機能ブロック図である。図示のファクシミリ装置
は、アドレス認識手段1、電子ファイル作成手段2、送
信制御手段3からなる。尚、このファクシミリ装置10
0は、本具体例の特徴的な部分のみを示しており、通常
のファクシミリ装置としての構成は省略している。
【0011】アドレス認識手段1は、電話回線200を
介して受信した画像データに対して文字認識を行い、記
載されているネットワークアドレスを抽出する機能を有
している。尚、以下の具体例ではネットワークアドレス
をインターネットアドレス(E-mailアドレス)として説
明する。電子ファイル作成手段2は、受信したデータを
電子メール用のファイルに変換する機能を有している。
送信制御手段3は、電子ファイル作成手段2で作成され
た電子ファイルを、アドレス認識手段1で認識されたネ
ットワーク300上のインターネットアドレス宛に送信
する機能を有している。
【0012】図2は、本発明のファクシミリ装置の具体
例1を示す構成図である。図の装置は、ネットワークコ
ントロールユニット(NCU)101、モデム102、
SIO103、ENC/DEC104、メモリ105、
認識部106、電子ファイル作成部107、宛先作成部
108、NICボード109、読取部110、ROM1
11、CPU112、印刷部113からなる。
【0013】ネットワークコントロールユニット(NC
U)101は、ファクシミリ装置と電話回線200とを
接続するための制御部である。モデム102は、アナロ
グ音声信号とデジタル信号との変換を行う変復調装置で
ある。SIO103は、シリアル制御を行うためのI/
Oである。ENC/DEC104は、符号化/復号化を
行う装置である。メモリ105は、DRAM等で構成さ
れ、各種のデータを保存するための記憶部である。
【0014】認識部106は、受信した画像データに対
して文字認識を行い、記載されているインターネットア
ドレスを抽出する機能を有している。即ち、認識部10
6は、メモリ105に格納された画像データから所定範
囲の文字認識処理を行い、書かれているインターネット
アドレスを文字認識して、そのインターネットアドレス
を宛先作成部108に送る機能を有している。
【0015】電子ファイル作成部107は、受信したデ
ータを電子メール用のファイルに変換する機能を有して
いる。宛先作成部108は、電子ファイル作成部107
で作成された電子ファイルを、認識部106で認識され
たインターネットアドレスに基づいて宛先情報を作成
し、その宛先に送信する機能を有している。NICボー
ド109は、ファクシミリ装置とLAN(ローカル・エ
リア・ネットワーク)300とのインタフェースを司る
ネットワークインタフェースコントロールボードであ
る。
【0016】読取部110は、ファクシミリとしての原
稿を読み取る機能を有している。ROM111は、ファ
クシミリ装置としての動作を行うためのプログラムを格
納するメモリである。CPU112は、ファクシミリ装
置としての各部の制御を司るプロセッサであり、上述し
た認識部106の認識処理や電子ファイル作成部107
の電子ファイル作成処理および宛先作成部108の宛先
作成処理等の動作を制御している。また、印刷部113
は、受信データを印刷したり、各種レポート等を印刷す
る機能を有している。
【0017】また、図1におけるアドレス認識手段1、
電子ファイル作成手段2および送信制御手段3は、それ
ぞれ、図2における認識部106、電子ファイル作成部
107および宛先作成部108とNICボード109の
機能に対応している。
【0018】〈動作〉先ず、通常のファクシミリからイ
ンターネットに原稿を送る場合、その原稿送信要求者
は、原稿の先端に、最終的に送りたい宛先のインターネ
ットアドレスを記載してファクシミリ装置100に送信
する。また、その際のインターネットアドレスの認識率
を高めるためには、次のような手段を用いてもよい。例
えば、アドレスの周りを実線で囲む、あるいはアドレス
の前後に特定の印を入れる、といったアドレスの範囲が
明確になるような手段を用いる。
【0019】本具体例のファクシミリ装置が、電話回線
200およびNCU101、モデム102、SIO10
3、ENC/DEC104(におけるDEC)を介し
て、メモリ105に受信データが格納されるところまで
は、従来のファクシミリと同様である。
【0020】メモリ105に受信データが格納される
と、認識部106は受信データの中から、@マークを含
むインターネットアドレスを探し出す。この動作を次に
詳細に説明する。
【0021】図3は、具体例1の動作フローチャートで
ある。先ず、認識部106が認識処理を開始する(ステ
ップS11)にあたり、ファクシミリの手順信号の中か
ら解像度情報を取り出し(ステップS12)、解像度に
よって認識する範囲を確定する(ステップS13)。即
ち、原稿の先端からどの範囲を認識すればよいかを確定
する。
【0022】認識範囲内において、@マークを含むイン
ターネットアドレス(E-mailアドレス)を認識した場合
(ステップS14)には、認識した情報を宛先作成部1
08に送る。宛先作成部108では、このインターネッ
トアドレスを元に送り先情報を作成する(ステップS1
5)。
【0023】一方、電子ファイル作成部107では、メ
モリ105に格納された受信データを電子ファイルに変
換する(ステップS16)。即ち、通常のファクシミリ
での標準のフォーマットであるMR、MH等のフォーマ
ットからインターネットメールで標準に用いられるJP
EGやTIFF等のフォーマットのファイルに変換し、
これを宛先作成部108に送る。
【0024】宛先作成部108では、電子ファイル作成
部107から送られた電子ファイルを、認識部106で
認識されたインターネットアドレス宛に電子メールの添
付ファイルとして、NICボード109を介してLAN
300に送信する(ステップS17)。これにより、該
当するインターネットアドレスのユーザは、通常のイン
ターネットメールと同様に、送信者からの画像を受け取
ることができる。
【0025】尚、上記ステップS14において、認識範
囲にインターネットアドレスが認識されなかった場合
は、通常のファクシミリ受信であるとして印刷部113
で記録紙に印刷を行う(ステップS18)。
【0026】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、本ファクシミリ装置で受信した画像データの中から
インターネットアドレスを認識し、受信データを元に電
子ファイルを作成し、指定された宛先に送付する機能を
設けたので、ファクシミリのプロトコル等を変えること
なく、通常のファクシミリ装置から本装置を経由してイ
ンターネット上の宛先に原稿を送ることができる。従っ
て、本装置を中継局として使用すれば、全ての一般ユー
ザが高価なインターネットFAXを備える必要がなく、
インターネットFAXの機能を利用することができる。
また、インターネット上のアドレスに原稿を送信する場
合は、単に原稿上に送りたい宛先のインターネットアド
レスを書いておくだけでよく、送信要求者が複雑な操作
をする必要がないという効果がある。
【0027】《具体例2》具体例2のファクシミリ装置
は、PB信号(トーン信号)によってインターネットア
ドレスを認識するようにしたものである。
【0028】〈構成〉図4は具体例2の機能ブロック図
である。図示のファクシミリ装置100aは、アドレス
認識手段1a、電子ファイル作成手段2、送信制御手段
3、音声メッセージ送出手段4、アンサ音送出手段5か
らなる。尚、このファクシミリ装置100についても、
本具体例の特徴的な部分のみを示しており、通常のファ
クシミリ装置としての構成は省略している。
【0029】具体例2のアドレス認識手段1aは、PB
信号とキャラクタコードとを対応させ、任意のPB信号
を受信した場合は、そのPB信号からネットワークアド
レスを認識する機能を有している。また、電子ファイル
作成手段2および送信制御手段3は、それぞれ具体例1
と同様に、受信した画像データを、ネットワークを介し
て送信するための電子ファイルとして作成する機能およ
び電子ファイル作成手段2で作成された電子ファイル
を、アドレス認識手段1で認識されたメールアドレス宛
に送信する機能を有している。
【0030】音声メッセージ送出手段4は、電話回線2
00より着信があった場合に、文字コードに対応したP
B信号の入力を促すための音声メッセージを送出する機
能を有している。アンサ音送出手段5は、音声メッセー
ジ送出手段4による音声メッセージの送出開始後にイン
ターネットアドレスに対応したPB信号を検出し、か
つ、その後、インターネットアドレスの入力が終了した
ことを示すPB信号を検出した場合は、ファクシミリ送
信を促すためのアンサ音を送出する機能を有している。
【0031】図5は、具体例2の構成図である。図の装
置は、NCU101、モデム102、SIO103、E
NC/DEC104、メモリ105、電子ファイル作成
部107、宛先作成部108、NICボード109、読
取部110、ROM111、CPU112、印刷部11
3、DTMF制御部114、音声作成部115からな
る。
【0032】ここで、NCU101〜印刷部113は具
体例1と同様であるため、その説明は省略する。DTM
F制御部114は、PB信号を送出したり、PB信号を
認識するための機能部である。即ち、DTMF制御部1
14は、例えば、PB信号が数字の2と3に対応したも
のである場合は、アルファベットの“g”を表す、とい
ったように、二つのPB信号の組み合わせによるキャラ
クタコードの情報を予め保持しており、この情報によっ
てPB信号に対応したキャラクタコードを特定する機能
を有している。また、音声作成部115は、音声ガイダ
ンスを送出するための音声を作成する機能部である。ま
た、これらの各構成要素の動作はCPU112によって
制御されている。
【0033】そして、図4の各機能ブロックと図5の構
成要素とは次のような関係となっている。即ち、アドレ
ス認識手段1aはDTMF制御部114に、電子ファイ
ル作成手段2は電子ファイル作成部107に、送信制御
手段3は宛先作成部108とNICボード109に、音
声メッセージ送出手段4は音声作成部115に、アンサ
音送出手段5はDTMF制御部114の機能にそれぞれ
対応している。
【0034】〈動作〉具体例1と同様に、通常のファク
シミリから本装置を介してインターネット上の宛先に原
稿を送る場合を説明する。先ず、送り側のファクシミリ
から原稿を載せずに発呼する。通常、原稿を載せなけれ
ば通話用の発呼になるが、通話用の発呼であれば、外付
けの電話機であってもよいし、フックキー等があればそ
れを利用してもよい。
【0035】図6は、具体例2の動作フローチャートで
ある。図7は、具体例2のシーケンスチャートである。
先ず、本具体例のファクシミリ装置は、NCU101に
おいて着信すると(ステップS21)、音声作成部11
5で作成した“キャラクタコードの入力を促す”ような
音声ガイダンスを電話回線200に送信する(ステップ
S22)。
【0036】その後、電話回線200から到来する信号
を監視し(ステップS23)、FAX呼び出し信号(C
NG信号)であった場合は通常のFAX受信を行い(ス
テップS24)、印刷部113にて受信画像を印刷する
(ステップS25)。
【0037】ステップS23において、FAX信号でな
かった場合は、所定時間図示しないタイマを起動させ
(ステップS26)、DTMF制御部114にてPB信
号の監視を行う(ステップS27)。このステップS2
7において、PB信号を検出し、かつ、2桁のコードを
構成する2個のPB信号を受信した場合は、アンサトー
ンをDTMF制御部114で作成して電話回線200よ
り送出する(図7のシーケンスチャート参照)。
【0038】DTMF制御部114は、検出した番号の
組み合わせからキャラクタコードに変換し、これをメモ
リ105に登録する(ステップS28)。そして、終了
コード(ここでは#信号であるとする)を受けた場合
(ステップS29)、インターネットアドレスが入力さ
れたことを示す情報をメモリ105に登録する。これに
より、宛先作成部108がインターネット送信用の情報
を作成すると共に、音声作成部115にてFAX送信を
促すようなガイダンスを作成し、これをNCU101を
介して電話回線200に送出する(ステップS30)。
【0039】その後、ファクシミリ受信した画像データ
がメモリ105に格納されると、具体例1の動作と同様
に、宛先作成部108で作成した宛先情報に基づき、N
ICボード109を介してインターネット上に電子ファ
イルとして送出する。
【0040】尚、図6のステップS27において、PB
信号を検出しない場合は所定時間が経過するまでPB信
号の監視を行い(ステップS27→ステップS31→ス
テップS27のループ)、タイムアウトした場合は、音
声作成部115により、“NGのためやり直して下さ
い”といった音声ガイダンスを送出する(ステップS3
2)。
【0041】また、ステップS29において終了コード
が入力されない場合も、所定時間が経過するまで終了コ
ードの監視を行い(ステップS29→ステップS31→
ステップS27〜S29のループ)、タイムアウトした
場合は、音声作成部115により、“NGのためやり直
して下さい”といった音声ガイダンスを送出する(ステ
ップS32)。
【0042】〈効果〉以上のように具体例2によれば、
通常のファクシミリから本ファクシミリ装置に送信する
前にPB信号によるキャラクタコードの入力によりイン
ターネットアドレスを認識し、その宛先に電子ファイル
を送付するよう構成したので、具体例1と同様に、通常
のファクシミリからインターネット上の宛先に容易にデ
ータを送ることができる。また、画像による認識よりも
PBトーンの認識の方が認識率が格段に高いため、確実
な送信が期待できる。
【0043】《具体例3》具体例2のファクシミリ装置
は、具体例2の構成に加えて、宛先番号とインターネッ
トアドレスとを対応テーブルを登録し、PB信号による
宛先番号でテーブルを参照してインターネットアドレス
を認識すると共に、対応テーブルの情報を要求元に対し
て送信するようにしたものである。
【0044】〈構成〉図8は、本発明のファクシミリ装
置の具体例3を示す機能ブロック図である。図示のファ
クシミリ装置100bは、アドレス認識手段1b、電子
ファイル作成手段2、送信制御手段3、音声メッセージ
送出手段4a、宛先情報登録部6、宛先情報送出手段7
からなる。尚、このファクシミリ装置100bについて
も、本具体例の特徴的な部分のみを示しており、通常の
ファクシミリ装置としての構成は省略している。
【0045】宛先情報登録部6は、インターネットアド
レスと宛先番号との対応関係を示すテーブルを格納する
機能部であり、そのフォーマットは例えば次のように構
成されてる。
【0046】図9は、宛先情報登録部6における宛先情
報の一例を示す説明図である。図示のように、対応テー
ブルは、宛先番号(No.)に対応して宛先名とE-mailア
ドレスとが登録されている。
【0047】図8に戻って、アドレス認識手段1bは、
電話回線200を介してPB信号を受信した場合、宛先
情報登録部6を参照し、そのPB信号がテーブル中のい
ずれかの宛先番号を示していた場合、対応するE-mailア
ドレスであると認識する機能を有している。電子ファイ
ル作成手段2は、具体例1、2と同様に、受信したデー
タを電子メール用のファイルに変換する機能を有してい
る。送信制御手段3は、電子ファイル作成手段2で作成
された電子ファイルを、アドレス認識手段1bで認識さ
れたメールアドレス宛に送信する機能を有している。
【0048】音声メッセージ送出手段4aは、電話回線
200を介して着信があった場合は、宛先情報が必要か
否かの音声メッセージを送出する機能を有している。宛
先情報送出手段7は、音声メッセージ送出手段4aによ
る音声メッセージ送出後に、宛先番号の利用を示すPB
信号を検出し、かつ、その後、宛先番号のPB信号が入
力された場合は、FAX送信を促すためのアンサ音を送
出し、一方、宛先番号のPB信号が入力されない場合
は、宛先情報登録部6に登録された宛先情報を画像情報
として要求元に送出する機能を有している。
【0049】図10は、本発明のファクシミリ装置の具
体例3を示す構成図である。図の装置は、NCU10
1、モデム102、SIO103、ENC/DEC10
4、メモリ105、電子ファイル作成部107、宛先作
成部108a、NICボード109、読取部110、R
OM111、CPU112、印刷部113、DTMF制
御部114、音声作成部115、FAX送信用宛先情報
作成部116からなる。
【0050】ここで、NCU101〜DTMF制御部1
14は具体例1と同様であるため、その説明は省略す
る。但し、本具体例では、メモリ105に、宛先情報テ
ーブル105aが格納されている。この宛先情報テーブ
ル105aは、上述した図8に示す通りである。また、
本具体例では、宛先作成部108aは、宛先番号に対応
したPB信号であった場合に、その宛先情報テーブル1
05aを参照してインターネットアドレスを認識するよ
う構成されている。
【0051】音声作成部115aは、音声ガイダンスを
送出するための音声を作成する機能部であり、具体例2
の音声ガイダンスに加えて宛先情報に関する音声ガイダ
ンスを送出する機能を有している。FAX送信用宛先情
報作成部116は、受信したPB信号が宛先要求であっ
た場合に、宛先情報テーブル105aの内容を要求元に
送信するための情報を作成する機能を有している。ま
た、これらの各構成要素の動作はCPU112によって
制御されている。
【0052】そして、図8の各機能ブロックと図10の
各構成要素とは次のような関係となっている。即ち、ア
ドレス認識手段1bは、DTMF制御部114と宛先作
成部108aのネットワークアドレスの認識機能に、電
子ファイル作成手段2は電子ファイル作成部107に、
送信制御手段3は、宛先作成部108とNICボード1
09に、音声メッセージ送出手段4aは音声作成部11
5aに、宛先情報登録部6は宛先情報テーブル105a
に、宛先情報送出手段7はDTMF制御部114にそれ
ぞれ対応している。
【0053】〈動作〉図11は、具体例3の動作フロー
チャートである。図12は、具体例3の宛先情報取得時
のシーケンスチャートである。図13は、具体例3の原
稿送信時のシーケンスチャートである。
【0054】具体例2と同様に通常のファクシミリから
本ファクシミリ装置100bを介してインターネット上
の宛先に原稿を送信する場合を説明する。
【0055】本ファクシミリ装置100bは、NCU1
01において着信し(ステップS41)、音声作成部1
15aでガイダンスを送出するまでは具体例2の動作と
同様である。但し、ガイダンスは、宛先情報を利用した
い場合と、宛先を具体例2と同様にキャラクタコードで
入力する場合の選択をさせるような内容となる(ステッ
プS42)。例えば、その内容としては、「宛先情報を
利用する方は“*”を、宛先を入力する方はそのまま数
字キーで入力して下さい」といったようなガイダンスと
なる。
【0056】このガイダンス終了までにFAX信号(C
NG)を検出した場合(ステップS43)の処理と、キ
ャラクタコード用PB信号を検出した場合の処理は、具
体例2と同様である。即ち、ステップS43〜ステップ
S45の処理は、具体例2におけるステップS23〜ス
テップS25の処理と同様であり、ステップS46〜ス
テップS53の処理は、ステップS26〜ステップS3
2の処理と同様である。
【0057】一方、受信したPB信号が宛先要求開始コ
ードに対応したPB信号(=*)であった場合、即ち、
ステップS47でキャラクタコードではなく、ステップ
S54において、宛先要求開始コードが検出された場合
は、宛先情報を取得したいか、宛先番号を入力するかを
選択するガイダンスを音声作成部115aで作成し、送
出する(ステップS55)。
【0058】この例では、「宛先情報が必要な方は
“#”キーを、送信したい方は宛先番号を入力した後
に、“#”キーを押して下さい」といったガイダンスを
送出する。ここで、宛先番号なしで“#”を検出した場
合(ステップS56)は、FAX受信を促すようなガイ
ダンスを出す(ステップS57)。その後は、相手が受
信可能になったら、FAX送信用宛先情報作成部116
が、宛先情報テーブル105aの情報を元に宛先情報を
作成し、その情報を、ENC/DEC104(のうちE
NC)、SIO103、モデム102、NCU101の
経路をたどってFAX送信する(図12のシーケンスチ
ャート参照)。
【0059】この宛先情報をFAX受信したユーザは、
再度、上記の処理と同様に、本ファクシミリ装置100
bに電話をかけ、受け取った宛先情報の中でE-mailアド
レスが記載されている欄の宛先番号を見て、ステップS
55の音声ガイダンスが流れている間に宛先番号を押下
する。これにより、本ファクシミリ装置100bでは、
宛先作成部108で、その宛先番号から宛先情報テーブ
ル105aを検索して、メール送信用の宛先情報を作成
する。その後、本ファクシミリ装置100bは、音声作
成部115aにより、FAX送信を促すガイダンスを送
出する(ステップS51)。この場合のシーケンスは図
13に示す通りである。
【0060】その後、相手から画像データが送られてき
た場合は、具体例1、2と同様に、電子ファイル作成部
107にて電子ファイルフォーマットに変換し、先に作
成した宛先情報を元に、NICボード109を利用して
インターネット上のメールアドレスに電子ファイルを送
信する。
【0061】〈効果〉以上のように具体例3によれば、
具体例2の機能に加えて、本ファクシミリ装置にインタ
ーネット上のメールアドレスと宛先番号の情報テーブル
を設け、その情報を元に、受信したPB信号が宛先番号
に対応するものであった場合は、テーブルを検索し、メ
ールアドレスを特定するようにしたので、原稿を送信す
るユーザ側もメールアドレスをキーの組み合わせによっ
て入力するといった手間をかけずに入力が済み、原稿送
信要求時の操作回数が少なく、簡単かつ正確にメールア
ドレスを指定することができる。
【0062】また、宛先情報を、原稿を送信したいユー
ザに対して送信するようにしたので、そのユーザはメー
ルアドレスを知らない宛先に対しても容易にそのアドレ
スを知ることができる。
【0063】《利用形態》上記具体例2では、FAX信
号を受信したときに通常のFAX受信をする(図6のス
テップS24)よう説明したが、FAX受信した原稿の
中からインターネットアドレスを抽出する具体例1と組
み合わせてもよい。即ち、ステップS24において受信
した画像データに対してインターネットアドレスを文字
認識するよう構成してもよい。
【0064】具体例3ではFAX信号を受信したときに
通常のFAX受信をする(図11のステップS44)よ
う説明したが、この場合も具体例1と組み合わせてもよ
い。
【0065】また、具体例3では、具体例2のPB信号
の組み合わせでインターネットアドレスを指定する構成
に加えて宛先番号によるインターネットアドレスの指定
を追加するよう構成したが、具体例3の特徴のみ利用
し、具体例2のPB信号によるキャラクタコードの入力
を使わない構成であってもよい。
【0066】尚、上記各具体例ではネットワークアドレ
スとしてインターネット上のE-mailアドレスの場合を説
明したが、これに限定されるものではなく、ネットワー
ク上のどのようなアドレスであっても同様に適用可能で
ある。例えば、FAXの非標準機能で実現される中継送
信の際に指定する子局の電話番号のエリアにE-mailアド
レスを登録可能にしておき、中継時にその電話番号エリ
アが指定されたら、電子ファイルフォーマットに変換し
てそのアドレスに電子ファイルを送信するという構成で
あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例1によるファクシミリ装置の機
能ブロック図である。
【図2】本発明の具体例1によるファクシミリ装置の構
成図である。
【図3】具体例1のファクシミリ装置における動作フロ
ーチャートである。
【図4】本発明の具体例2によるファクシミリ装置の機
能ブロック図である。
【図5】本発明の具体例2によるファクシミリ装置の構
成図である。
【図6】具体例2のファクシミリ装置における動作フロ
ーチャートである。
【図7】具体例2のファクシミリ装置におけるシーケン
スチャートである。
【図8】本発明の具体例3によるファクシミリ装置の機
能ブロック図である。
【図9】具体例3のファクシミリ装置における宛先情報
の説明図である。
【図10】本発明の具体例3によるファクシミリ装置の
構成図である。
【図11】具体例3のファクシミリ装置における動作フ
ローチャートである。
【図12】具体例3のファクシミリ装置における宛先情
報取得時のシーケンスチャートである。
【図13】具体例3のファクシミリ装置における原稿送
信時のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1、1a、1b アドレス認識手段 2 電子ファイル作成手段 3 送信制御手段 4、4a 音声メッセージ送出手段 5 アンサ音送出手段 6 宛先情報登録部 7 宛先情報送出手段 100、100a、100b ファクシミリ装置 200 電話回線 300 ネットワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した画像データに対して文字認識を
    行い、記載されているネットワークアドレスを抽出する
    アドレス認識手段と、 受信した画像データを、ネットワークを介して送信する
    ための電子ファイルとして作成する電子ファイル作成手
    段と、 前記電子ファイルを、前記アドレス認識手段で抽出した
    ネットワークアドレスに対して送信する送信制御手段と
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 トーン信号と文字コードとの対応関係の
    データを保持し、任意のトーン信号を受信した場合は、
    前記対応関係のデータに基づきトーン信号を文字コード
    に変換し、当該文字コード列をネットワークアドレスと
    して認識する認識手段と、 受信した画像データを、ネットワークを介して送信する
    ための電子ファイルとして作成する電子ファイル作成手
    段と、 前記電子ファイルを、前記アドレス認識手段で認識した
    ネットワークアドレスに対して送信する送信制御手段と
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のファクシミリ装置にお
    いて、 ネットワークアドレスと宛先番号とを対応させて登録す
    る宛先情報登録部と、 トーン信号と宛先番号との対応関係のデータを保持し、
    任意のトーン信号を受信した場合は、前記対応関係のデ
    ータに基づき、当該トーン信号が宛先番号に対応してい
    た場合は、前記宛先情報登録部を参照してネットワーク
    アドレスを認識するアドレス認識手段とを備えたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のファクシミリ装置にお
    いて、 着信があった場合に、文字コードに対応したトーン信号
    の入力を促すための音声メッセージを送出する音声メッ
    セージ送出手段と、 前記音声メッセージ送出開始後に、ネットワークアドレ
    スに対応したトーン信号を受信し、かつ、その後、当該
    ネットワークアドレスの入力が終了したことを示すトー
    ン信号を受信した場合、ファクシミリ送信を促すための
    アンサ音を送出するアンサ音送出手段と、 アンサ音送出後、受信した画像データをネットワークを
    介して送信するための電子ファイルとして作成する電子
    ファイル作成手段とを備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のファクシミリ装置にお
    いて、 ネットワークアドレスを示す宛先情報を宛先番号に対応
    させて格納する宛先情報登録部と、 着信があった場合に、前記宛先情報が必要であるか否か
    の音声メッセージを送出する音声メッセージ送出手段
    と、 前記音声メッセージ送出手段による音声メッセージ送出
    後に、宛先番号の利用を示すトーン信号を受信し、か
    つ、その後、宛先番号のトーン信号を受信した場合はフ
    ァクシミリ送信を促すためのアンサ音を送出し、一方、
    前記音声メッセージ送出後に、宛先番号のトーン信号が
    入力されない場合は、前記宛先情報登録部に登録された
    宛先情報を画像情報として発信元に送出する宛先情報送
    出手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003101716A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Ricoh Co Ltd ネットワークファクシミリ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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