JP2001168652A - 保護回路及び保護回路を有する半導体装置 - Google Patents

保護回路及び保護回路を有する半導体装置

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JP2001168652A
JP2001168652A JP35047799A JP35047799A JP2001168652A JP 2001168652 A JP2001168652 A JP 2001168652A JP 35047799 A JP35047799 A JP 35047799A JP 35047799 A JP35047799 A JP 35047799A JP 2001168652 A JP2001168652 A JP 2001168652A
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Kiyomi Watanabe
清身 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼度良く被保護素子を保護しつつ、電流検
出レベルを容易に変更でき広い汎用性を有する保護回路
及び保護回路を有する半導体装置を提供すること。 【解決手段】 駆動保護回路10内に設けた検出用の抵
抗素子17によってセンス電流Iがセンス電圧Vsに
変換される。駆動保護回路10内に設けられ電圧Vref
を出力し、IGBT1と同じ温度特性を有する定電圧源
12には、ベース電流補正型のカレントミラー回路21
が接続されており、このカレントミラー回路21が生成
する電流は、Tr19側に駆動保護回路10の外部から
直列に接続された抵抗素子30により設定できる。ま
た、Tr18側には、抵抗素子17と同一のチップ内に
形成された基準電圧生成用の抵抗素子14が接続されて
いることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保護回路及び保
護回路を有する半導体装置に関するもので、特に大電力
型素子とその過電流保護回路に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体パワーデバイスはその制御
性能の進歩や大容量化により、産業のあらゆる電気応用
に利用されている。それに従って、過電流、過電圧に対
する素子の保護技術も重要となってきており、保護回路
技術に関する研究が盛んに行われている。
【0003】従来の過電流保護のための技術について、
ゲート素子、特にIGBT(Insulated Gate Bipolar T
ransistor)を例に挙げて説明する。過去のIGBTに
おける電流検出は、IGBTのエミッタに直列に微少抵
抗を接続し、出力電流を電圧に変換することで行ってい
た。しかし大電力型素子の場合、流れる電流が数十A〜
数百Aオーダーであり、この検出用抵抗には非常に大き
な許容電力を必要としていた。またこの検出用の抵抗に
おけるエネルギーの損失が非常に大きいという問題があ
った。
【0004】そこで、メインの素子に対して十分小さな
出力を持つセンス用の素子を用いて電流の検出を行う方
式が一般に用いられてきた。図2はこの方式を利用した
カレントセンス内蔵型のIGBTの駆動保護回路につい
て示している。図示するように、IGBT1はゲート
G、コレクタC、エミッタEに加えてセンス用のエミッ
タSを備えている。センス用のエミッタから流れるセン
ス電流Iは、メインの出力であるエミッタEから流れ
るメイン電流Iの1/1000程度の大きさである。
IGBT1の出力電流の検出にはこのセンス電流I
利用し、この電流Iを抵抗素子2にてセンス電圧Vs
に変換する。このIGBT1と抵抗素子2はワンチップ
の駆動保護回路10に接続されている。
【0005】抵抗素子2の両端に発生したセンス電圧V
sは、駆動保護回路10内のオペアンプ11の非反転入
力端子に入力される。また、駆動保護回路10内に設け
られた定電圧源12の発生する電圧Vrefは、抵抗素子
13、14によって分圧され、抵抗素子14の両端に発
生する電圧Vaがオペアンプ11の反転入力端子に入力
される。そして、オペアンプ11に入力される電圧Vs
とVaとの比較結果がエラー判定出力回路15へ入力さ
れる。このオペアンプ11での比較結果に基づいたエラ
ー判定出力回路15の出力が駆動回路16に入力されI
GBT1の駆動を制御する。
【0006】図3にはこのIGBT1の等価回路を示し
ている。すなわち、2つのIGBT1’、1”が並列に
接続されており、IGBT1’がメイン部で、通常のゲ
ート素子として機能する部分である。それに対してIG
BT1”はセンス部であり、流れる電流は例えばIGB
T1’の1/1000程度である。このセンス部のIG
BT1”のエミッタSから流れる電流がセンス電流I
であり、このエミッタSに抵抗素子2が直列に接続され
ている。
【0007】次に、このIGBT1の駆動保護回路の動
作について説明する。まず、ワンチップの駆動保護回路
10内で基準電圧Vaが生成される。この値は保護すべ
き回路、ここではIGBT1、の例えば定格にあたる電
流が流れた際に発生する電圧Vsである。このIGBT
1に流す設定電流は、抵抗素子2によって設定される。
これは電流IとIとが一定の関係を保っているため
である。そして、基準電圧Vaとセンス電圧Vsとがオペ
アンプ11にて比較される。この比較結果によりIGB
T1を流れる電流Iがその定格電流を越えるような場
合、すなわちVs>Vaとなると、エラー判定出力回路1
5で駆動回路16を制御してIGBT1をオフにさせ、
過電流が流れてIGBT1が破壊されるのを防止する。
【0008】ここで、抵抗素子14の抵抗値をR14
この抵抗素子14に流れる電流をIref、また抵抗素子
2の抵抗値をRとすれば、基準電圧Va=R14×Ir
ef、センス電圧Vs=R×Iである。抵抗素子14
はワンチップの駆動保護回路10内に形成されているの
に対し、抵抗素子2は電流設定のために外付けである。
そのためこの2つの抵抗の間には温度特性を始めとする
特性のばらつきに差がある。ただし、基準電圧VaはVr
efの分圧で決まるため、それほど変動は受けない。それ
に対して電流IはIGBT1の温度特性に影響を受け
る上、検出電流変更時の抵抗素子の変更により電流I
とIとの比率が変化する。このため、IGBT1に流
れる電流値を正確に把握することが出来ず、IGBT1
の保護が十分に行えないという問題があった。
【0009】この問題を解決するには次のような方法が
考えられる。まず、抵抗素子2を抵抗素子14と同様
に、駆動保護回路10内に形成する。単一チップ内であ
れば抵抗素子2、14の各特性は相対的に同じであるた
め、抵抗素子の特性変動による影響を受けずに済む。更
に、定電圧源12にはIGBT1と同じ温度特性を持た
せてやればよい。これによりIGBT1に流れる電流値
を正確に把握することが出来、十分にIGBT1を保護
出来る。
【0010】しかし、この方法では確かに電流値を正確
に把握することが出来、ゲート素子を保護出来るもの
の、電流設定用の抵抗素子2を駆動保護回路10と同一
のチップ内に形成してしまうため設定電流が一定の値に
決まる。従って、設定電圧を可変出来ずゲート素子の電
流検出レベルを容易に変更できない、すなわち駆動保護
回路の汎用性が失われるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の保
護回路及び保護回路を有する半導体装置は、基準電圧を
生成するための抵抗素子と、設定電圧を生成するための
抵抗素子の間の温度特性を初めとする各特性にばらつき
があった。また、ゲート素子の温度特性によりゲート素
子が流す電流値にも温度特性があり、電流値を正確に把
握することが出来ず、ゲート素子保護の信頼性が損なわ
れるという問題があった。
【0012】一方、基準電圧を生成するための抵抗素子
と、設定電圧を生成するための抵抗素子とをワンチップ
で形成することで、抵抗素子の特性変動による影響を受
けずに済む。この場合、確かに電流値を正確に把握する
ことが出来ゲート素子を保護出来るものの、ゲート素子
の電流検出レベルを容易に変更できず駆動保護回路の汎
用性が失われるという問題があった。
【0013】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、信頼度良く被保護素子を保護しつ
つ、電流検出レベルを容易に変更でき広い汎用性を有す
る保護回路及び保護回路を有する半導体装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載した保護回路は、被保護素子と実質的に等しい温度特
性を有する定電圧源と、前記定電圧源に接続されたカレ
ントミラー回路と、前記カレントミラー回路の第1の電
流出力端子に接続され、このカレントミラー回路で生成
する電流値を設定する外部付加素子と、前記カレントミ
ラー回路の第2の電流出力端子に接続され、基準電圧を
生成する基準電圧生成用素子と、前記被保護素子の主電
流経路を流れる電流に比例した電流を、この電流値に対
応する検出電圧に変換する検出電圧生成用素子と、前記
基準電圧と前記検出電圧とを比較する比較器と、前記比
較器の比較出力が供給され、この比較出力によって検出
電圧が基準電圧を越えたことが検知されたときに、前記
被保護素子をオフさせるエラー判定出力回路とを具備
し、少なくとも前記基準電圧生成用素子と前記検出電圧
生成用素子とを単一の半導体基板中に集積形成してなる
ことを特徴としている。
【0015】また、この発明の請求項2に記載した半導
体装置は、ゲート素子と、このゲート素子を駆動する駆
動回路と、前記ゲート素子と実質的に等しい温度特性を
有する定電圧源と、前記定電圧源の出力電圧に比例した
電流を生成する電流回路と、前記電流回路で生成する電
流の電流値を設定する外部付加素子と、前記電流回路の
電流を電圧に変換して、基準電圧を生成する基準電圧生
成用素子と、前記ゲート素子の電流経路を流れる電流に
対応する検出電圧を生成する検出電圧生成用素子と、前
記基準電圧と前記検出電圧とを比較し、検出電圧が基準
電圧を越えたときに、前記駆動回路を制御して前記ゲー
ト素子をオフさせる判定回路とを具備し、少なくとも前
記基準電圧生成用素子と前記検出電圧生成用素子とを単
一の半導体基板中に集積形成してなることを特徴として
いる。
【0016】更にこの発明の請求項3に記載した半導体
装置は、カレントセンス内蔵型の絶縁ゲート素子と、こ
の絶縁ゲート素子を駆動する駆動回路と、前記絶縁ゲー
ト素子と実質的に等しい温度特性を有する定電圧源と、
前記定電圧源に接続されたカレントミラー回路と、前記
カレントミラー回路の第1の電流出力端子に接続され、
このカレントミラー回路で生成する電流値を設定する外
部付加素子と、前記カレントミラー回路の第2の電流出
力端子に接続され、基準電圧を生成する基準電圧生成用
素子と、前記絶縁ゲート素子におけるセンス用電流検出
用の電流経路に挿入され、この電流経路を流れる電流に
対応する検出電圧を生成する検出電圧生成用素子と、前
記基準電圧と前記検出電圧とを比較する比較器と、前記
比較器の比較出力が供給され、この比較出力によって検
出電圧が基準電圧を越えたことが検知されたときに、前
記駆動回路を制御して前記絶縁ゲート素子をオフさせる
エラー判定出力回路とを具備し、少なくとも前記基準電
圧生成用素子と前記検出電圧生成用素子とを単一の半導
体基板中に集積形成してなることを特徴としている。
【0017】上記のような構成によれば、基準電圧を生
成する基準電圧生成用素子に流れる電流を発生するカレ
ントミラー回路(電流回路)が、被保護素子(ゲート素
子)と実質的に等しい温度特性を有する定電圧源に接続
されている。またカレントミラー回路の第1の電流出力
端子に接続された外部付加素子により、このカレントミ
ラー回路に流れる電流値を設定できる。この電流はカレ
ントミラー回路の第2の端子より出力され、基準電圧生
成用素子により基準電圧に変換される。被保護素子の検
出電流は基準電圧生成用素子と単一の半導体基板中に形
成された検出電圧生成用素子により検出電圧に変換され
る。基準側、検出側の電圧生成用素子は単一の半導体基
板中に形成されているため同一の特性を有し、かつその
特性のばらつきも同一であり、カレントミラー回路の生
成する電流と被保護素子の温度特性も実質的に同一であ
る。そのため、これらの特性変動の影響を受けず、信頼
度良く被保護素子の保護ができる。また、カレントミラ
ー回路が発生する電流、すなわち基準電圧を外部から付
加する抵抗により設定できるので、被保護素子の電流検
出レベルを容易に変更でき、広い汎用性を有する保護回
路及び保護回路を有する半導体装置を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、
共通する部分には共通する参照符号を付す。
【0019】この発明の一実施形態に係る半導体装置に
ついて図1を用いて説明する。図1はカレントセンス内
蔵型のゲート素子の例としてIGBTを取りあげ、IG
BTとその駆動保護回路について示している。
【0020】図示するように、IGBT1(被保護素
子、ゲート素子)はゲートG、コレクタC、エミッタE
に加えてセンス用のエミッタSを備えており、センス用
のエミッタSから流れるセンス電流Iは、メインの出
力であるエミッタEから流れるメイン電流Iの1/1
000程度の大きさである。そしてこのIGBT1には
駆動保護回路10が接続されている。
【0021】従来IGBT1のセンス電流Iの検出の
ためには駆動保護回路の外部に取り付けた抵抗素子2に
よって電圧に変換していたが、本実施形態では駆動保護
回路10内に設けた検出用の抵抗素子17(検出電圧生
成用素子)によって電圧に変換してセンス電流Iを検
出している。抵抗素子17の両端に発生したセンス電圧
Vsは駆動保護回路10内のオペアンプ11(比較器)
の非反転入力端子に入力される。
【0022】また駆動保護回路10内に設けられ電圧V
refを出力する定電圧源12には、トランジスタ(T
r)18、19、20からなるベース電流補正型のカレ
ントミラー回路21(電流回路)が接続されている。そ
してTr19側には駆動保護回路10の外部から抵抗素
子30(外部付加素子)が着脱自在に直列接続され、T
r18側には同じく直列に基準電圧生成用の抵抗素子1
4(基準電圧生成用素子)が接続されている。抵抗素子
14の両端に発生した基準電圧Vaはオペアンプ11の
反転入力端子に入力される。そして、オペアンプ11に
入力される電圧VsとVaとの比較結果がエラー判定出力
回路15へ入力される。このオペアンプ11での比較結
果に基づいたエラー判定出力回路15の出力が駆動回路
16に入力されIGBT1の駆動を制御する。
【0023】次にこのIGBT1の駆動保護回路10の
動作について説明する。カレントミラー回路21のTr
19に流れる電流Iは、定電圧源12の電圧Vrefと
外部抵抗30によって決まる。この電流IはTr18
に流れる電流Iに渡され、抵抗素子14(抵抗値R
14)によって基準電圧Va=R14×Iが生成され
る。そして、基準電圧Vaとセンス電圧Vsとがオペアン
プ11にて比較される。この比較結果によりIGBT1
を流れる電流Iがその定格電流を越えるような場合、
すなわちVs>Vaとなると、エラー判定出力回路15で
駆動回路16を制御してIGBT1をオフさせ、過電流
が流れてIGBT1が破壊されるのを防止する。
【0024】次に、基準電圧Va=I×R14とセン
ス電圧Vs=I×R17の関係について考察する。従
来技術の図2に示した駆動保護回路では、基準電圧Va
とセンス電圧Vsを生成する電流と抵抗の両方に異なる
特性変動があった。しかし、上述のような構成の駆動保
護回路では、センス電圧Vs生成用の抵抗素子17と基
準電圧Va生成用の抵抗素子14とが単一のチップ内に
形成されているため、両抵抗素子の温度特性を始めとす
る各特性のばらつきが相対的に同一である。そのため、
抵抗素子の特性変動による影響を受けずに済む。
【0025】次にカレントミラー回路21に流れる電流
とIに注目する。外部抵抗素子30の抵抗値をR
ext、トランジスタのベース、エミッタ間電圧をVBE
とすると、I、Iの値は、
【0026】
【数1】
【0027】となる。基準電圧Vaを生成するための電
流Iの温度特性は、1式を温度Tで微分することによ
り求められ、
【0028】
【数2】
【0029】となる。この温度特性をppm表示に変換
すると、
【0030】
【数3】
【0031】となる。ここでセンス部の電流IがX1
[ppm/℃]という温度特性を持つと仮定すれば、この3式
にX1の温度特性を持たせればよいわけだが、1式の関
係から3式は、
【0032】
【数4】
【0033】となり、Rextに独立であることが分か
る。すなわち、Vref−2VBEの温度特性が電流I
の温度特性X1[ppm/℃]と等しければよい。ただし、V
BEはトランジスタのpn接合によって決まってくるパ
ラメータであるため、定電圧源12の温度特性を制御す
ることによって一義的に決めることが出来る。
【0034】また、基準電圧Vaを決める電流Iの絶
対値は外部抵抗30の抵抗値Rextで決まるが、このRe
xtの値は電流Iの温度特性には何ら影響を与えないこ
とが4式からも明らかである。このRextは抵抗素子3
0であり、保護駆動回路10の外部から接続されるた
め、1式で示したようにRextを変更することで電流検
出レベルを自由に設定することが出来る。
【0035】すなわち、基準電圧Va=I×R14
センス電圧Vs=I×R17の関係において、抵抗R
14、R17を単一のチップ内に形成することにより、
各特性変動による影響を消失させ、基準電圧を生成する
電流IにはIと同様の温度特性を持たせることで、
ゲート素子の温度特性の影響も消失させることが出来
る。更に電流Iは、Iの温度特性自体には全く独立
で無関係の外部付加抵抗Rextにより決まるため、所望
の電流に自在に設定することが出来る。
【0036】上記のように、本実施形態によれば、基準
電圧発生用の抵抗素子とセンス用の抵抗素子を単一のチ
ップ内に形成し、更に基準電圧発生用の電流には保護す
べきゲート素子と同様の温度特性を持たせている。その
ため、常時正確な電流値を把握でき、信頼度良くゲート
素子を保護出来、高性能、高信頼性の保護回路を有する
半導体装置を実現できる。また、基準電圧発生用の電流
値を外部抵抗を用いて設定しているので、自在に設定電
流を可変出来、汎用性の高い保護駆動回路を実現でき
る。
【0037】なお、上記実施形態では、ゲート素子にパ
ワー素子としてのIGBTを例にとって説明したが、そ
の応用分野はMOSFET、バイポーラトランジスタ、
そしてGTO(Gate Turn-Off Thyristor)等に適用し
ても良いし、無論パワー素子だけに限られるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施
することが出来る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、信頼度良く被保護素子を保護しつつ、電流検出レベ
ルを容易に変更でき広い汎用性を有する保護回路及び保
護回路を有する半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る保護回路及び保護回
路を有する半導体装置について説明するためのもので、
IGBTとその駆動保護回路の回路図。
【図2】従来の保護回路及び保護回路を有する半導体装
置について説明するためのもので、IGBTとその駆動
保護回路の回路図。
【図3】カレントセンス内蔵型のIGBTの等価回路と
基準電圧生成用素子。
【符号の説明】
1、1’、1”…ゲート素子(IGBT) 2、13、14、17、30…抵抗素子 10…駆動保護回路 11…オペアンプ 12…定電圧電源 15…エラー判定出力回路 16…駆動回路 18、19、20…トランジスタ 21…カレントミラー回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被保護素子と実質的に等しい温度特性を
    有する定電圧源と、 前記定電圧源に接続されたカレントミラー回路と、 前記カレントミラー回路の第1の電流出力端子に接続さ
    れ、このカレントミラー回路で生成する電流値を設定す
    る外部付加素子と、 前記カレントミラー回路の第2の電流出力端子に接続さ
    れ、基準電圧を生成する基準電圧生成用素子と、 前記被保護素子の主電流経路を流れる電流に比例した電
    流を、この電流値に対応する検出電圧に変換する検出電
    圧生成用素子と、 前記基準電圧と前記検出電圧とを比較する比較器と、 前記比較器の比較出力が供給され、この比較出力によっ
    て検出電圧が基準電圧を越えたことが検知されたとき
    に、前記被保護素子をオフさせるエラー判定出力回路と
    を具備し、 少なくとも前記基準電圧生成用素子と前記検出電圧生成
    用素子とを単一の半導体基板中に集積形成してなること
    を特徴とする保護回路。
  2. 【請求項2】 ゲート素子と、 このゲート素子を駆動する駆動回路と、 前記ゲート素子と実質的に等しい温度特性を有する定電
    圧源と、 前記定電圧源の出力電圧に比例した電流を生成する電流
    回路と、 前記電流回路で生成する電流の電流値を設定する外部付
    加素子と、 前記電流回路の電流を電圧に変換して、基準電圧を生成
    する基準電圧生成用素子と、 前記ゲート素子の電流経路を流れる電流に対応する検出
    電圧を生成する検出電圧生成用素子と、 前記基準電圧と前記検出電圧とを比較し、検出電圧が基
    準電圧を越えたときに、前記駆動回路を制御して前記ゲ
    ート素子をオフさせる判定回路とを具備し、 少なくとも前記基準電圧生成用素子と前記検出電圧生成
    用素子とを単一の半導体基板中に集積形成してなること
    を特徴とする保護回路を有する半導体装置。
  3. 【請求項3】 カレントセンス内蔵型の絶縁ゲート素子
    と、 この絶縁ゲート素子を駆動する駆動回路と、 前記絶縁ゲート素子と実質的に等しい温度特性を有する
    定電圧源と、 前記定電圧源に接続されたカレントミラー回路と、 前記カレントミラー回路の第1の電流出力端子に接続さ
    れ、このカレントミラー回路で生成する電流値を設定す
    る外部付加素子と、 前記カレントミラー回路の第2の電流出力端子に接続さ
    れ、基準電圧を生成する基準電圧生成用素子と、 前記絶縁ゲート素子におけるセンス電流検出用の電流経
    路に挿入され、この電流経路を流れる電流に対応する検
    出電圧を生成する検出電圧生成用素子と、 前記基準電圧と前記検出電圧とを比較する比較器と、 前記比較器の比較出力が供給され、この比較出力によっ
    て検出電圧が基準電圧を越えたことが検知されたとき
    に、前記駆動回路を制御して前記絶縁ゲート素子をオフ
    させるエラー判定出力回路とを具備し、 少なくとも前記基準電圧生成用素子と前記検出電圧生成
    用素子とを単一の半導体基板中に集積形成してなること
    を特徴とする保護回路を有する半導体装置。
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JP2019097000A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 ローム株式会社 カレントミラー回路

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