JP2001167307A - 待ち時間報知システム - Google Patents

待ち時間報知システム

Info

Publication number
JP2001167307A
JP2001167307A JP35419499A JP35419499A JP2001167307A JP 2001167307 A JP2001167307 A JP 2001167307A JP 35419499 A JP35419499 A JP 35419499A JP 35419499 A JP35419499 A JP 35419499A JP 2001167307 A JP2001167307 A JP 2001167307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
waiting time
terminal devices
waiting
people
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35419499A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuko Ishihara
和子 石原
Yasuko Takahashi
安子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP35419499A priority Critical patent/JP2001167307A/ja
Publication of JP2001167307A publication Critical patent/JP2001167307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Audible And Visible Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば遊園地のアトラクション等のような対
象の待ち時間を報知装置により報知する待ち時間報知シ
ステムを提供する。 【解決手段】 例えば情報入力端末装置1a、1bやホ
スト装置4等から構成される取得装置では、情報入力端
末装置1a、1bの取得手段により対象を利用するため
に待機している人数に関する情報を取得し、ホスト装置
4の送信手段により取得した人数情報又は当該人数情報
から算出した利用対象の待ち時間を基地局装置3a〜3
cから無線送信する。報知装置6a〜6dは取得装置か
ら無線送信される人数情報又は待ち時間を受信手段によ
り受信し、受信した人数情報から算出した待ち時間又は
受信した待ち時間を報知手段によりユーザに対して報知
出力する。なお、報知装置をユーザにより携帯可能な構
成とすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば遊園地のア
トラクション等のような対象の待ち時間を報知装置によ
り報知する待ち時間報知システムやこのような報知装置
に関し、特に、対象を利用するために待機している人数
に関する情報から待ち時間を算出して報知する待ち時間
報知システムや、ユーザにより携帯可能な報知装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば遊園地のアトラクション(例えば
観覧車やジェットコースター等)を客が利用しようとす
る場合に、当該客が当該アトラクションを利用すること
ができるまでに長時間待たなければならないことが多々
ある。また、遊園地のアトラクションに限られず、順番
待ちをしなければ利用することができないものは多数あ
る。しかしながら、人間にとって、どれだけ待てば所望
のアトラクション等を利用することができるかがわから
ない状態で長時間待ち続けることは、体力的や精神的に
かなり苦痛なことである。
【0003】また、上記した遊園地のアトラクションを
例にとると、所望のアトラクションの混み具合がどの程
度であるかは、実際に客が当該アトラクションの存する
場所に行ってみないと把握することができないのが現状
である。しかも、客が単にそのアトラクションの存する
場所に行っただけでは、実際にどのくらいの時間を待て
ばそのアトラクションを利用することができるかを具体
的な時間として判断することは困難である。しかし、現
状では、客が人の混み具合(例えばアトラクションを利
用するために待機している人の行列の長さ等)を見て、
待ち時間がどのくらいになるかを予想している。
【0004】特に、例えば遊園地が大規模である場合に
は、通常、多数のアトラクションが広いエリアに点在し
ているため、客が所望のアトラクションが存する場所へ
行って当該アトラクションの混み具合を確認しようとし
たのでは、各アトラクションへの移動だけでもかなりの
時間を要してしまうことになる。しかも、客がせっかく
所望のアトラクションが存する場所まで移動したのに、
当該アトラクションが何らかのトラブルで運行していな
いことも生じ得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で示したよ
うに、例えば従来の遊園地においては、客が所望のアト
ラクションの待ち時間を予想するためには当該客が当該
アトラクションが存する場所へ移動しなければならず、
しかも、単に移動しただけでは待ち時間を予想すること
が困難であるため、客にとって非常に不便であるといっ
た不具合があった。例えば、客が待ち時間の少ないアト
ラクションを見つけるまでに、多数のアトラクションが
存する場所へ移動してその混み具合を確認することが必
要となってしまうこともあり、客にとって非常に無駄な
労力がかかってしまうといった不具合があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、上記した遊園地のアトラクシ
ョンのような対象を利用するために待機している人数に
関する情報から当該利用対象の待ち時間を算出して報知
することにより、ユーザ(例えば遊園地の客)の利便性
を向上させることができる待ち時間報知システムを提供
することを目的とする。また、本発明は、ユーザ(例え
ば遊園地の客)により携帯可能であって、利用対象の待
ち時間を報知することにより、ユーザの利便性を更に向
上させることができる報知装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る待ち時間報知システムでは、次のよう
にして、対象を利用するために待機している人数に関す
る情報を取得装置により取得し、当該人数情報から算出
した利用対象の待ち時間を報知装置により報知する。す
なわち、取得装置では取得手段が対象を利用するために
待機している人数に関する情報を取得し、送信手段が取
得した人数情報又は当該人数情報から算出した待ち時間
を送信し、報知装置では受信手段が取得装置から送信さ
れる人数情報又は待ち時間を受信し、報知手段が受信し
た人数情報から算出した待ち時間又は受信した待ち時間
をユーザに対して報知出力する。
【0008】従って、対象を利用するために待機してい
る人数に関する情報から待ち時間が算出されて当該待ち
時間が報知装置によりユーザに対して報知出力されるた
め、例えばユーザがわざわざ対象の存する場所へ行かな
くとも、ユーザは当該報知出力を受けて例えば自己が利
用しようとする対象の待ち時間を知ることができ、ユー
ザにとって非常に便利である。
【0009】また、本発明に係る報知装置はユーザによ
り携帯可能であり、当該報知装置では、次のようにし
て、取得装置が取得した対象を利用するために待機して
いる人数に関する情報から算出した利用対象の待ち時間
を報知する。すなわち、受信手段が取得装置から無線送
信される人数情報又は待ち時間を受信し、報知手段が受
信した人数情報から算出した待ち時間又は受信した待ち
時間をユーザに対して報知出力する。
【0010】従って、例えばユーザにより携帯された状
態で利用対象の待ち時間がユーザに対して報知出力され
るため、ユーザはいつでも何処にいても(正確に言え
ば、無線通信可能な範囲で何処にいても)当該報知出力
を受けて例えば自己が利用しようとする対象の待ち時間
を知ることができ、このため、例えば設置型の報知装置
が用いられる場合と比べて、ユーザの利便性を更に向上
させることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を図面を参照
して説明する。なお、本例では、大規模な遊園地におい
て複数のアトラクションの待ち時間等を表示端末装置に
より表示する待ち時間表示システムに本発明に係る待ち
時間報知システムを適用し、当該表示端末装置に本発明
に係る報知装置を適用した場合を示す。
【0012】図1には、本例の待ち時間表示システムの
一例を示してあり、このシステムには、遊園地の各アト
ラクションA、Bを利用するために待機している人数に
関する情報(以下、人数情報と言う)等の各種情報を入
力する複数の情報入力端末装置1a、1bと、例えば無
線通信機能を有しない情報入力端末装置1aに接続され
る子局装置2と、当該子局装置2や無線通信機能を有し
た情報入力端末装置1bや後述する子局装置5a、5b
や後述する無線通信機能を有した表示端末装置6c、6
dとの間で無線通信する複数の基地局装置3a〜3c
と、これら複数の基地局装置3a〜3cにより受信され
る情報を収集して一括して管理するホスト装置4と、後
述する無線通信機能を有しない表示端末装置6a、6b
に接続される子局装置5a、5bと、ホスト装置4によ
り一括管理される情報等を表示出力する複数の表示端末
装置6a〜6dとが備えられている。
【0013】なお、本例では、上記した子局装置2、5
a、5bとして、例えば携帯電話システムやPHSシス
テム等といった無線データ通信システムに備えられる移
動可能な子局装置(例えば携帯電話端末装置やPHS端
末装置等)を用いるとともに、上記した基地局装置3a
〜3cとして、当該無線データ通信システムに備えられ
る基地局装置を用いている。
【0014】各情報入力端末装置1a、1bは例えば各
アトラクションA、B毎に備えられており、各アトラク
ションA、Bの人数情報等の入力を操作者(各情報入力
端末装置1a、1bを操作する者)から受け付け、受け
付けた人数情報から当該アトラクションA、Bの待ち時
間を算出する機能を有している。なお、上記図1では2
つのアトラクションA、Bが存する場所を点線で例示し
てあり、本例ではこれらのアトラクションA、Bを例示
して説明を行うが、アトラクションの総数としては特に
限定はなく任意であってもよい。また、本例では、各ア
トラクションA、Bが存する場所に各情報入力端末装置
1a、1bが備えられているが、各情報入力端末装置1
a、1bは例えば移動可能な構成であってもよく、ま
た、例えば固定的に設置される構成であってもよい。
【0015】また、例えば無線通信機能を有しない情報
入力端末装置1aには無線通信機能を有した子局装置2
が接続されており、当該情報入力端末装置1aは当該子
局装置2を介して基地局装置3a〜3cとの間で情報を
無線通信する機能を有している。すなわち、子局装置2
は情報入力端末装置1aとの間で情報を通信するととも
に、当該情報を基地局装置3a〜3cとの間で無線通信
する機能を有している。また、例えば無線通信機能を有
した情報入力端末装置(例えば子局装置と一体型の装
置)1bは、それ自体で、基地局装置3a〜3cとの間
で情報を無線通信する機能を有している。
【0016】本例の情報入力端末装置1a、1bは、上
記のような機能を用いて、人数情報から算出した待ち時
間やその他の情報を基地局装置3a〜3cへ送信する。
ここで、各アトラクションA、Bに備えられた情報入力
端末装置1a、1bにより受け付ける人数情報の具体例
や、人数情報から待ち時間を算出する仕方の具体例を示
す。
【0017】図2に示すように、本例の各アトラクショ
ンA、Bでは、当該アトラクションA、Bを利用するた
めに人(本例では、遊園地の客)が順番待ちするエリア
に一定の間隔毎にポールが立てられている。ここで、順
番待ちのための先頭のポールの番号を“0”とするとと
もに以降のポールの番号を順に“1”、“2”、・・
・、“n”、・・・とすると、順番待ちする人は番号
“0”のポールの先頭から並び始めて、その人数が増加
するに従って次第に番号の大きいポールのところまで人
が並んでいく。なお、上記図2では、番号“n”のポー
ルの先頭(すなわち、番号“n−1”のポールの後尾)
まで順番待ちする人が並んでいる様子を示してある。
【0018】例えば隣接するポール間(例えば番号
“0”のポールと番号“1”のポールとの間など)の離
隔距離を単位距離として当該単位距離に並ぶことができ
る人数(単位距離当りの人数)をp1とし、現在“n”
番目のポールの先頭まで人が並んでいるとし、1回当り
にアトラクションを利用することが可能な人数(1回当
りの利用可能人数)をp2とし、1回当りにアトラクシ
ョンを利用するのに要する時間(1回当りの所要時間)
をtとすると、現在順番待ちをしている人数(待ち人
数)Pは式1で示され、また、これから並んで順番待ち
をしようとする人がアトラクションを利用することがで
きるまでに待たなければならない時間(待ち時間)Tは
式2で示される。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】
【0021】なお、単位距離当りの人数p1としては、
各アトラクションA、Bに共通に設定されてもよく、ま
た、各アトラクションA、B毎に異なっていてもよい。
また、1回当りの利用可能人数p2や1回当りの所要時
間tは、通常、各アトラクションA、B毎の内容に応じ
て設定される。
【0022】また、上記式1により算出される待ち人数
Pや上記式2により算出される待ち時間Tは理論的な値
であることから、必ずしも現実の待ち人数や現実の待ち
時間と厳密に一致するとは限らないが、本例では、実用
上で有効な程度で現実に近い値であれば、算出される待
ち人数Pや算出される待ち時間Tが現実の値と多少異な
っていてもよい。このため、算出に用いられるパラメー
タ値p1、p2、t、nとしても現実の値と多少異なっ
ていてもよい。
【0023】本例の情報入力端末装置1a、1bは例え
ば操作者から上記したパラメータ値p1、p2、tの入
力を受け付け、上記式1及び上記式2に従って、待ち時
間Tを算出する機能を有している。なお、パラメータ値
nとしては、例えば情報入力端末装置1a、1bがその
値nを操作者から受け付ける構成とすることもでき、ま
た、例えば情報入力端末装置1a、1bがその値nをセ
ンサ等を用いて自動で検出する構成とすることもでき
る。
【0024】ここで、図3には、本例の情報入力端末装
置1a、1bにより行われる待ち時間算出処理の手順の
一例を示してある。すなわち、情報入力端末装置1a、
1bでは、単位距離当りの人数p1や1回当りの利用可
能人数p2や1回当りの所要時間tの入力を操作者から
受け付け(ステップS1、ステップS2、ステップS
3)、受け付けた単位距離当りの人数p1と順番待ちし
ている人が到達しているポールの番号“n”とから待ち
人数Pを算出し(ステップS4)、算出した待ち人数P
と受け付けた1回当りの利用可能人数p2及び1回当り
の所要時間tとから待ち時間Tを算出する(ステップS
5)。
【0025】なお、本例では、各情報入力端末装置1
a、1bが操作者から受け付けた人数情報から待ち時間
を算出する構成としたが、例えば操作者が各アトラクシ
ョンA、Bの混み具合等を見て待ち時間を予想し、予想
した待ち時間を各情報入力端末装置1a、1bに入力す
る構成とすることも可能であり、このような構成では各
情報入力端末装置1a、1b等により待ち時間の算出処
理が行われる必要はない。
【0026】また、図4には、本例の情報入力端末装置
1a、1bにより行われる待ち時間等のデータ送信処理
の手順の一例を示してある。すなわち、情報入力端末装
置1a、1bでは、各アトラクション毎に待ち時間等の
情報が更新される度に、当該更新後の情報を例えば内部
のメモリに設けられた格納エリアに保存する(ステップ
S11)。なお、更新のタイミングとしては、例えば一
定時間間隔毎等の任意であってもよい。
【0027】また、情報入力端末装置1a、1bでは、
例えば上記のような更新が行われると、自己を収容する
基地局装置3a〜3cを介してホスト装置4宛てに発呼
して(ステップS12)、これによりホスト装置4との
間の回線が正常に接続されたか否かを確認し(ステップ
S13)、正常に接続されたことを確認した場合には例
えば待ち時間及びアトラクションコード等の付加情報を
含んだデータをホスト装置4に宛てて送信する(ステッ
プS14)。なお、アトラクションコードは各アトラク
ションA、Bを特定するための識別情報であり、また、
本例では、例えば各アトラクションA、Bが故障中であ
る等といった稼動状況の情報も操作者により情報入力端
末装置1a、1bに入力されてホスト装置4に宛てて送
信される。また、無線通信機能を有しない情報入力端末
装置1aは自己と接続された子局装置2を介して上記の
発呼等を行う。
【0028】そして、上記したデータ送信が完了する
と、情報入力端末装置1a、1bでは、ホスト装置4と
の間で接続された回線を切断して(ステップS15)、
当該データ送信処理を終了する。なお、ホスト装置4と
の間の回線が正常に接続されなかった場合には(ステッ
プS13)、情報入力端末装置1a、1bでは、ホスト
装置4宛てに再発呼して、上記と同様なデータ送信処理
を実行する。
【0029】各基地局装置3a〜3cは自己の通信可能
領域に存する(すなわち、自己が収容する)子局装置
2、5a、5bや無線通信機能を有した情報入力端末装
置1bや無線通信機能を有した表示端末装置6c、6d
との間で情報を無線通信する機能を有しており、また、
当該情報をホスト装置4との間で通信する機能を有して
いる。なお、各基地局装置3a〜3cとホスト装置4と
は、例えばLANや公衆回線や専用回線を用いて接続さ
れている。
【0030】本例の基地局装置3a〜3cは、上記のよ
うな機能を用いて、情報入力端末装置1a、1bから送
信される待ち時間等の情報を無線受信し、受信した待ち
時間等の情報をホスト装置4へ送信する。また、本例の
基地局装置3a〜3cは、ホスト装置4と後述する各表
示端末装置6a〜6dとの間で行われる情報通信を中継
することも行い、これについては後述する。
【0031】ホスト装置4は各情報入力端末装置1a、
1bから送信される各アトラクションA、Bの待ち時間
等の情報を基地局装置3a〜3cを介して受信する機能
や、受信した各アトラクションA、Bの待ち時間等の情
報を一括して管理する機能や、各アトラクションA、B
の待ち時間等の情報を基地局装置3a〜3cを介して無
線送信することにより当該情報を各表示端末装置6a〜
6dへ配信する機能を有している。なお、後述するよう
に、無線通信機能を有しない表示端末装置6a、6bと
基地局装置3a〜3cとの間で行われる無線通信は、当
該表示端末装置6a、6bと接続された子局装置5a、
5bにより中継される。
【0032】ここで、図5には、本例のホスト装置4に
より行われるデータ更新処理及びデータ配信処理の手順
の一例を示してある。なお、本例のホスト装置4では、
各情報入力端末装置1a、1bから送信される各アトラ
クションA、Bの待ち時間等の情報が受信された場合に
は、当該情報が、常にまず、一時データ格納エリアに格
納される構成となっており、また、遊園地の全てのアト
ラクションの待ち時間等の情報を配信用データ格納エリ
アに格納して一括管理する構成となっている。ここで、
一時データ格納エリアや配信用データ格納エリアは、例
えばホスト装置4の内部に備えられたメモリ内に設けら
れている。
【0033】すなわち、本例のホスト装置4では、例え
ば装置内部で起動させたタイマにより一定時間を繰り返
して計時しており、タイマがタイムアップする(すなわ
ち、当該一定時間が経過する)度毎に(ステップS2
1)、情報入力端末装置1a、1bから受信された待ち
時間等の情報(受信データ)が一時データ格納エリアに
格納されているか否かを確認する(ステップS22)。
この結果、受信データが一時データ格納エリアに格納さ
れていることを確認した場合には、ホスト装置4では、
受信データの内容を配信用データ格納エリアに上書きで
コピーすることにより、当該配信用データ格納エリアに
格納されている各アトラクションA、Bの待ち時間等の
情報を当該受信データにより更新する(ステップS2
3)。
【0034】そして、上記のような更新を行った後に、
ホスト装置4では、各表示端末装置6a〜6dとの間の
回線を接続して、配信用データ格納エリアに格納されて
いる例えば全てのアトラクション分の待ち時間等の情報
を基地局装置3a〜3cを介して各表示端末装置6a〜
6dへ送信することにより当該情報を各表示端末装置6
a〜6dへ配信する(ステップS24)。ここで、無線
通信機能を有しない表示端末装置6a、6bについて
は、ホスト装置4では当該表示端末装置6a、6bに接
続された子局装置5a、5bとの間の回線を接続するこ
とにより、当該子局装置5a、5bを介して当該表示端
末装置6a、6bとの間の回線を接続する。
【0035】なお、タイマがタイムアップしていない場
合や(ステップS21)、タイマがタイムアップしたと
きに一時データ格納エリアに受信データが格納されてい
なかった場合には(ステップS22)、ホスト装置4で
は、上記のようなデータ更新処理やデータ配信処理を行
うことなく、タイマがタイムアップして受信データが一
時データ格納エリアに格納されているときまでこれらの
処理の実行を待機する。
【0036】各表示端末装置6a、6bは、例えば表示
画面を有しており、ホスト装置4から基地局装置3a〜
3cを介して送信される各アトラクションA、Bの待ち
時間等の情報を受信し、最新に受信した各アトラクショ
ンA、Bの待ち時間等の情報を表示画面に表示出力する
機能を有している。
【0037】ここで、例えば無線通信機能を有しない各
表示端末装置6a、6bには無線通信機能を有した子局
装置5a、5bが接続されており、当該各表示端末装置
6a、6bは当該子局装置5a、5bを介して基地局装
置3a〜3cとの間で情報を無線通信する機能を有して
いる。すなわち、各子局装置5a、5bは各表示端末装
置6a、6bとの間で情報を通信するとともに、当該情
報を基地局装置3a〜3cとの間で無線通信する機能を
有している。
【0038】また、例えば無線通信機能を有した表示端
末装置(例えば子局装置と一体型の装置)6c、6d
は、それ自体で、基地局装置3a〜3cとの間で情報を
無線通信する機能を有している。本例の表示端末装置6
a〜6dは、上記のような機能を用いて、ホスト装置4
から基地局装置3a〜3cを介して送信される各アトラ
クションA、Bの待ち時間等の情報を受信して、受信し
た最新の情報を表示画面に表示出力する。
【0039】また、表示端末装置6a〜6dは、例えば
設置されて待ち時間等の情報を多数の人(本例では、遊
園地の客)に対して表示出力する構成であってもよく、
また、例えばそれぞれの客により携帯可能であって当該
客により持ち運ばれながら待ち時間等の情報を表示出力
する構成であってもよい。なお、設置型の表示端末装置
を設置する場所としては任意でよいが、例えば各アトラ
クションA、Bの出入り口付近や、入園ゲート付近や、
園内のレストランの内外や、園内の休憩所付近や、アト
ラクションが存しない(例えばアトラクション間の)移
動途中の通路等に設置すると客にとって便利である。
【0040】ここで、図6には、表示端末装置6a〜6
dの表示画面に各アトラクションA、Bの待ち時間等の
情報を表示出力させた場合の画面表示の一例を示してあ
る。同図に示した画面表示は、例えばホスト装置4から
表示端末装置6a〜6dへ一方的に待ち時間等の情報を
送信すれば実現されるものであり、全てのアトラクショ
ン(ここでは、5つ以上のアトラクションA、B、・・
・があるとする)の待ち時間等の情報が例えば一定時間
間隔毎に画面の表示内容(ここでは、表示対象となるア
トラクション)を自動的に切り替えながら表示される。
【0041】なお、同図に示した画面表示の例では、ア
トラクションAの待ち時間が15分であり、アトラクシ
ョンBの待ち時間が0分であり、アトラクションCの待
ち時間が60分であり、アトラクションDが故障中であ
ることを示しており、他のアトラクションに関する情報
は画面の表示内容が切り替えられることで表示される。
また、本例の画面表示では、各アトラクション毎の待ち
時間を数値で表示するとともに、例えば各待ち時間をそ
の値でレベル分けして各レベル毎の待ち時間を異なる色
を用いて表示してある(なお、同図では色を省略してあ
る)。このような色分け表示を実施すると、各アトラク
ション毎の待ち時間(混雑具合)が客にとって視覚的に
把握し易くなって好ましい。
【0042】また、例えば表示端末装置6a〜6dに、
客等からの指示情報の入力を受け付けて当該指示情報に
従って画面表示の内容を切り替える機能を備えることも
できる。なお、このような画面表示内容の切り替えは、
例えば表示端末装置6a〜6dの内部処理のみによって
実現することも可能であり、また、例えば表示端末装置
6a〜6dが受け付けた指示情報をホスト装置4へ送信
し、ホスト装置4が当該指示情報に従って表示対象とな
る情報を当該表示端末装置6a〜6dへ送信し、当該表
示端末装置6a〜6dがホスト装置4から受信した当該
情報を客に対して表示出力するといった構成により実現
することも可能である。
【0043】ここで、図7には、例えば表示端末装置6
a〜6dを上記のような指示情報を受け付けることが可
能な構成としたときに、当該表示端末装置6a〜6dに
メニュー情報を表示出力させた場合の画面表示の一例を
示してある。同図に示した画面表示では、例えば“アト
ラクション混雑状況”や“エリアMAP”や“HEL
P”等といった項目が表示されており、客や操作者(各
表示端末装置6a〜6dを操作する者)が所望の項目を
選択すると、画面の表示内容が選択された項目に関する
情報に切り替えられる構成となっている。なお、客等が
項目を選択する仕方としては特に限定はなく、例えば客
等がキーボードのキーを押すことやマウスのボタンをク
リックすることで選択されてもよく、また、例えば表示
画面がタッチパネルから構成されていて客等が指で表示
画面に触れることで選択されてもよく、また、例えば同
様にペンタッチを用いた仕方で選択されてもよい。
【0044】以上の構成や動作により、本例の待ち時間
表示システムでは、各情報入力端末装置1a、1bが各
アトラクションA、Bを利用するために待機している人
数に関する情報を取得して当該人数情報から算出した各
アトラクションA、Bの待ち時間等の情報をホスト装置
4へ送信し、各表示端末装置6a〜6dがホスト装置4
から送信される待ち時間等の情報を受信して当該待ち時
間等の情報を客に対して表示出力する。
【0045】従って、本例の待ち時間表示システムで
は、例えば遊園地の客がわざわざ自己が利用しようとす
るアトラクションA、Bの存する場所へ行って当該アト
ラクションA、Bの混み具合からその待ち時間を予想す
ることを行わなくとも、客は表示端末装置6a〜6dの
画面表示の内容を見ることにより所望のアトラクション
A、Bの待ち時間や稼動状況等の情報を知ることがで
き、客にとって非常に便利である。また、本例では、全
てのアトラクションの待ち時間等の情報をホスト装置4
により一括管理しているため当該情報の管理が行い易
く、また、これら複数のアトラクションの待ち時間等の
情報をまとめて各表示端末装置6a〜6dにより表示出
力しているため、客にとって当該情報が利用し易くて好
ましい。
【0046】また、本例では、無線通信を用いて情報入
力端末装置1a、1bやホスト装置4や表示端末装置6
a〜6dが情報を通信する構成としてあり、好ましい態
様として、表示端末装置6a〜6dを例えば小型で軽量
にして客により携帯可能にした構成を採用すれば、当該
客はいつでも何処にいても(正確に言えば、基地局装置
3a〜3cと無線通信可能な範囲で何処にいても)歩き
ながらでも、表示端末装置6a〜6dの画面表示の内容
を見て、所望のアトラクションA、Bの待ち時間等を知
ることができる。
【0047】このように、表示端末装置6a〜6dを客
により携帯可能な構成とすると、例えば表示端末装置6
a〜6dを設置型の構成とした場合と比べて、客の利便
性を更に向上させることが可能である。なお、具体的に
は、このような携帯可能な表示端末装置6a〜6d(例
えば携帯電話端末装置やPHS端末装置やページャのよ
うな構成のもの)を遊園地側が当該遊園地に訪れたそれ
ぞれの客に貸すことも可能であり、また、例えば各客が
個人的に所有している携帯電話端末装置等へ基地局装置
3a〜3cから待ち時間等の情報を無線送信することで
当該携帯電話端末装置等(すなわち、ここでは表示端末
装置に相当する)の表示画面に当該情報を表示させるこ
とも可能である。
【0048】ここで、本例では、情報入力端末装置1
a、1bや、無線通信機能を有しない情報入力端末装置
1aに接続された子局装置2や、基地局装置3a〜3c
や、ホスト装置4から本発明に言う取得装置が構成され
ている。なお、本例では、情報入力端末装置1a、1b
からの情報をホスト装置4を介して報知装置(本例で
は、表示端末装置6a〜6d)へ送信する構成とした
が、例えば取得装置を単体の装置として当該装置が待ち
時間等の情報を直接的に報知装置へ送信する構成とする
ことも可能である。また、本例では、表示端末装置6a
〜6dや、無線通信機能を有しない表示端末装置6a〜
6dに接続された子局装置5a、5bから本発明に言う
報知装置が構成されている。
【0049】また、本例では、遊園地の各アトラクショ
ンA、Bが本発明に言う利用対象に相当する。なお、上
述したように、利用対象の数としては、特に限定はな
く、種々な数であってもよい。また、利用対象として
は、例えばユーザ(当該対象を利用しようとする者)が
当該対象を利用するために待機するようなものであれ
ば、種々なものであってもよい。また、本例では、情報
入力端末装置1a、1bが上記したパラメータ値n等を
取得する機能により、本発明に言う対象を利用するため
に待機している人数に関する情報(人数情報)を取得す
る取得手段が構成されている。
【0050】なお、人数情報としては、例えば待機して
いる人数そのものであってもよく、また、例えば待機し
ている人の行列の長さ等であってもよく、要は、待ち時
間を算出するのに用いることが可能な情報であればよ
い。また、上述したように、人数情報の取得は、例えば
操作者からの入力を受け付けることで実現されてもよ
く、また、例えばセンサ等による検出を用いて実現され
てもよく、また、例えばこれら両方を組合せて実現され
てもよい。
【0051】また、上述したように、人数情報や当該人
数情報から算出される待ち時間としては必ずしも現実の
値と厳密に一致していなくてもよく、要は、ユーザ(例
えば遊園地の客)の役に立つ程度で現実に近い値(勿
論、現実と一致する値でもよい)の待ち時間をユーザに
対して報知することができればよい。
【0052】また、本例では、情報入力端末装置1a、
1bにより取得した人数情報から算出したアトラクショ
ンA、Bの待ち時間をホスト装置4が基地局装置3a〜
3cを介して無線送信する機能により、本発明に言う
(取得した)人数情報から算出した待ち時間を送信する
送信手段が構成されている。ここで、本例では好ましい
態様として無線送信を用いたが、例えば取得装置や報知
装置の構成に応じて有線送信が用いられてもよい。
【0053】なお、本例では、情報入力端末装置1a、
1bが人数情報から待ち時間を算出する構成としたが、
本例のように取得装置が複数の装置から構成されるよう
な場合には、当該算出は取得装置を構成するいずれの装
置により行われてもよく、具体的には、例えば当該算出
がホスト装置4により行われてもよく、また、例えば当
該算出が2以上の装置で分担して行われてもよい。ま
た、本例では、取得装置が人数情報から利用対象の待ち
時間を算出する構成としたが、例えば取得装置の送信手
段が取得した人数情報を送信し、報知装置が受信した当
該人数情報から待ち時間を算出する構成とすることも可
能である。
【0054】また、本例では、表示端末装置6a〜6d
がホスト装置4から送信される待ち時間を受信する機能
により、本発明に言う(取得装置から(無線)送信され
る)待ち時間を受信する受信手段が構成されている。ま
た、本例では、表示端末装置6a〜6dが受信した待ち
時間をユーザ(例えば遊園地の客)に対して表示出力す
る機能により、本発明に言う受信した待ち時間をユーザ
に対して報知出力する報知手段が構成されている。
【0055】ここで、ユーザとは、例えば利用対象を利
用しようとしている者のことであり、具体的に、本例の
場合には、上記したように遊園地のアトラクションを利
用しようとしている客のことである。また、本例では、
待ち時間等の情報を表示出力することで当該情報を報知
する構成としたが、例えば音声による報知を行うことも
可能である。
【0056】また、本例では、取得装置が人数情報から
利用対象の待ち時間を算出する構成としたが、例えば上
記したように取得装置が取得した人数情報を送信する構
成として、報知装置の受信手段が取得装置から(無線)
送信される人数情報を受信し、当該報知装置の報知手段
が受信した人数情報から算出した待ち時間をユーザに対
して報知出力するといった構成とすることも可能であ
る。
【0057】次に、本発明の第2実施例を図面を参照し
て説明する。なお、本例においても、上記第1実施例の
場合と同様に、大規模な遊園地において複数のアトラク
ションの待ち時間等を表示端末装置により表示する待ち
時間表示システムに本発明に係る待ち時間報知システム
を適用し、当該表示端末装置に本発明に係る報知装置を
適用した場合を示す。
【0058】図8には、本例の待ち時間表示システムの
一例を示してあり、このシステムには、例えば上記図1
に示した情報入力端末装置1bと同様な機能を有した複
数の保守端末装置11a、11bと、同図に示した基地
局装置3a〜3cと同様な機能を有した複数の基地局装
置12a〜12cと、同図に示したホスト装置4と同様
な機能を有したホスト装置13と、同図に示した子局装
置5a、5bと同様な機能を有した子局装置14と、同
図に示した表示端末装置6a、6bと同様な機能を有し
た表示端末装置15aと、同図に示した表示端末装置6
c、6dと同様な機能を有した複数の表示端末装置15
b〜15dとが備えられている。また、図8には、通信
されるデータの流れを矢印で示すことで、当該流れを把
握し易くしてある。
【0059】なお、上記のように本例で言う保守端末装
置11a、11bは上記第1実施例で示した情報入力端
末装置に相当する装置であり、各保守端末装置11a、
11bは例えば各アトラクションA、B毎に備えられて
いる。また、上記図8では、上記図1と同様に、2つの
アトラクションA、Bが存する場所を点線で例示してあ
り、本例においてもこれらのアトラクションA、Bを例
示して説明を行う。また、上記第1実施例の場合と同様
に、保守端末装置や表示端末装置としては、例えば無線
通信機能を有した子局装置とは別体で構成されてもよ
く、また、例えば無線通信機能を搭載した携帯型の端末
装置(例えば子局装置と一体型の装置)として構成され
てもよい。
【0060】ここで、本例の待ち時間表示システムの構
成や動作は、例えばホスト装置13が各アトラクション
A、Bの待ち時間等の情報を取得する仕方や、ホスト装
置13が更新した待ち時間等の情報(更新情報)を表示
端末装置15a〜15dへ送信する仕方や、表示端末装
置15a〜15dが待ち時間等の情報を表示出力する態
様が異なるといった点を除いては、上記第1実施例で示
したものと同様である。このため、以下では、これらの
異なる点についてのみ説明を行う。
【0061】まず、図9を参照して、本例のホスト装置
13が各アトラクションA、Bの待ち時間等の情報を取
得する仕方を説明する。すなわち、本例のホスト装置1
3は例えば定期的に情報要求データを各基地局装置12
a〜12cへ送信しており(ステップS31)、各基地
局装置12a〜12cは例えば現在位置登録している保
守端末装置11a、11bに対して当該情報要求データ
を無線送信する(ステップS32)。
【0062】一方、各保守端末装置11a、11bは、
自己を収容する基地局装置12a〜12cから無線送信
される情報要求データを受信すると、当該情報要求デー
タを送信した基地局装置12a〜12cに対して現在保
持している各アトラクションA、Bの待ち時間等の情報
を無線送信し(ステップS33)、各基地局装置12a
〜12cは保守端末装置11a、11bから受信した待
ち時間等の情報をホスト装置13へ送信する(ステップ
S34)。そして、ホスト装置13は、各基地局装置1
2a〜12cから送信される待ち時間等の情報を受信
し、自己が管理している各アトラクションA、Bの待ち
時間等の情報を取得した情報(受信データ)により更新
する(ステップS35)。
【0063】次に、図10を参照して、本例のホスト装
置13が更新した各アトラクションA、Bの待ち時間等
の情報(更新情報)を表示端末装置15a〜15dへ送
信する仕方を説明する。すなわち、本例のホスト装置1
3は、例えば上記のような情報の更新があった場合に
は、データ更新要求を一斉に各基地局装置12a〜12
cへ送信し(ステップS41)、当該データ更新要求を
受信した各基地局装置12a〜12cはデータ通信が可
能な状態である場合にはACKをホスト装置13へ返送
する。
【0064】次に、ホスト装置13は、上記したACK
を基地局装置12a〜12cから受信すると、当該AC
Kを送信した各基地局装置12a〜12cへ更新データ
(各アトラクションA、Bの待ち時間等の情報であって
更新されたもの)を送信し(ステップS42)、各基地
局装置12a〜12cは例えば現在位置登録している表
示端末装置15a〜15dに対して当該更新データを無
線送信する(ステップS43)。そして、各表示端末装
置15a〜15dは例えば自己が保持している各アトラ
クションA、Bの待ち時間等の情報を基地局装置12a
〜12cから受信した更新データにより更新し、更新後
の待ち時間等の情報を表示画面に表示出力する(ステッ
プS44)。
【0065】次に、本例の表示端末装置15a〜15d
が各アトラクションA、Bの待ち時間等の情報を表示出
力する態様を説明する。図11には、表示端末装置15
a〜15dの表示画面に各アトラクションA、Bの待ち
時間等の情報を表示出力させた場合の画面表示の一例を
示してある。同図に示した画面表示では、例えば各アト
ラクションの名称(“AAAAAAAA”等)と、その
待ち時間(“30”(分)等)と、その稼動状況(例え
ば“運行”或いは“休止”)とが対応付けられて表示さ
れている。
【0066】なお、上記した画面表示の内容は、例えば
一定の時間間隔で各アトラクションA、Bの待ち時間等
の情報が更新される度毎に更新される。また、例えばア
トラクションの数が多くて全てのアトラクションの待ち
時間を1画面で表示することができない場合には、例え
ば所定の時間毎に自動的に画面が次画面に切り替えられ
て全てのアトラクションの待ち時間が遊園地の客に報知
されるようになっている。
【0067】また、上記第1実施例で述べたように、例
えば表示端末装置15a〜15dがマウスやタッチパネ
ル等により客等からの指示情報の入力を受け付ける構成
とすることもできる。図12には、このような指示情報
を受け付ける画面表示の一例を示してあり、具体的に
は、同図(a)には遊園地の全エリアの中で客が情報取
得を希望するエリアを選択することが可能な画面表示例
を示してあり、同図(b)には選択されたエリア(同図
(b)の例では、エリア1)に存在する複数のアトラク
ションの中で客が情報取得を希望するアトラクションを
選択することが可能な画面表示例を示してあり、同図
(c)には選択されたアトラクション(同図(c)の例
では、アトラクションA)に関する複数の情報の中で客
が取得を希望する情報を選択することが可能な画面表示
例を示してある。
【0068】なお、上記第1実施例の場合と同様に、各
アトラクションA、Bの待ち時間に限られずに、例えば
各アトラクションA、Bの稼動状況の情報や、レストラ
ンに関する情報や、現在位置に関する情報や、ショーの
開始時刻等に関する情報といった遊園地の客にとって有
益な情報を表示端末装置15a〜15dにより表示出力
することにより、客の利便性を更に向上させることがで
きる。
【0069】以上に示した本例の待ち時間表示システム
においても、上記第1実施例で示したシステムと同様
に、例えば遊園地の客がわざわざ自己が利用しようとす
るアトラクションA、Bの存する場所へ行かなくとも、
客は表示端末装置15a〜15dの画面表示の内容から
所望のアトラクションA、Bの待ち時間等を知ることが
できるため、客にとって非常に便利である。また、上記
第1実施例の場合と同様に、例えば表示端末装置をそれ
ぞれの客により携帯可能な構成として、客の利便性を更
に向上させることも可能である。
【0070】ここで、本発明に係る待ち時間報知システ
ムの構成や本発明に係る報知装置の構成としては、必ず
しも上記第1実施例や上記第2実施例で示した構成に限
られず、種々な構成が用いられてもよい。一例として、
本発明では、待ち時間報知システムを構成する取得装置
により行われる各種の処理や報知装置により行われる各
種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備え
たハードウエア資源においてプロセッサがROMに格納
された制御プログラムを実行することにより制御される
構成であってもよく、また、例えば当該処理を実行する
ための各機能手段が独立したハードウエア回路として構
成されてもよい。また、本発明は上記の制御プログラム
を格納したフロッピーディスクやCD−ROM等のコン
ピュータにより読み取り可能な記録媒体として把握する
こともでき、当該制御プログラムを記録媒体からコンピ
ュータに入力してプロセッサに実行させることにより、
本発明に係る処理を遂行させることができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る待ち
時間報知システムによると、取得装置が対象を利用する
ために待機している人数に関する情報を取得して、取得
した人数情報又は当該人数情報から算出した利用対象の
待ち時間を送信し、報知装置が取得装置から送信される
人数情報又は利用対象の待ち時間を受信して、受信した
人数情報から算出した利用対象の待ち時間又は受信した
利用対象の待ち時間をユーザに対して報知出力するよう
にしたため、例えばユーザがわざわざ対象の存する場所
へ行かなくとも、ユーザは当該報知出力を受けて例えば
自己が利用しようとする対象の待ち時間を知ることがで
き、ユーザにとって非常に便利である。
【0072】また、本発明に係る報知装置によると、ユ
ーザにより携帯可能であり、取得装置から無線送信され
る人数情報又は利用対象の待ち時間を受信し、受信した
人数情報から算出した利用対象の待ち時間又は受信した
利用対象の待ち時間をユーザに対して報知出力するよう
にしたため、例えばユーザは当該報知装置を携帯した状
態で当該報知出力を受けて自己が利用しようとする対象
の待ち時間を知ることができ、ユーザの利便性を更に向
上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る待ち時間表示システ
ムの一例を示す図である。
【図2】待ち人数の算出の一例を説明するための図であ
る。
【図3】情報入力端末装置による待ち時間算出処理の手
順の一例を示す図である。
【図4】情報入力端末装置によるデータ送信処理の手順
の一例を示す図である。
【図5】ホスト装置によるデータ更新処理及びデータ配
信処理の手順の一例を示す図である。
【図6】表示端末装置の画面表示の一例を示す図であ
る。
【図7】表示端末装置の画面表示の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例に係る待ち時間表示システ
ムの一例を示す図である。
【図9】ホスト装置がデータを取得する際の処理手順の
一例を示す図である。
【図10】ホスト装置が更新データを送信する際の処理
手順の一例を示す図である。
【図11】表示端末装置の画面表示の一例を示す図であ
る。
【図12】表示端末装置への入力の一例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1a、1b・・情報入力端末装置、 2、5a、5b、
14・・子局装置、3a〜3c、12a〜12c・・基
地局装置、 4、13・・ホスト装置、6a〜6d、1
5a〜15d・・表示端末装置、11a、11b・・保
守端末装置、
フロントページの続き Fターム(参考) 2F081 AA00 CC00 GG01 GG02 3E038 AA01 BA01 BA11 CA02 CA03 CA06 CA07 CB02 CB04 DA02 DB06 EA04 GA02 HA06 JA10 JB10 5C083 AA03 BB10 CC30 DD20 EE04 EE05 EE10 EE17 EE18 GG02 GG03 GG19 HH26 HH33 HH35 HH38 JJ24 JJ46

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象を利用するために待機している人数
    に関する情報を取得装置により取得し、当該人数情報か
    ら算出した利用対象の待ち時間を報知装置により報知す
    る待ち時間報知システムであって、 取得装置は、対象を利用するために待機している人数に
    関する情報を取得する取得手段と、取得した人数情報又
    は当該人数情報から算出した待ち時間を送信する送信手
    段と、を備え、 報知装置は、取得装置から送信される人数情報又は待ち
    時間を受信する受信手段と、受信した人数情報から算出
    した待ち時間又は受信した待ち時間をユーザに対して報
    知出力する報知手段と、を備えたことを特徴とする待ち
    時間報知システム。
  2. 【請求項2】 取得装置が取得した対象を利用するため
    に待機している人数に関する情報から算出した利用対象
    の待ち時間を報知する報知装置であって、 ユーザにより携帯可能であり、 取得装置から無線送信される人数情報又は待ち時間を受
    信する受信手段と、 受信した人数情報から算出した待ち時間又は受信した待
    ち時間をユーザに対して報知出力する報知手段と、 を備えたことを特徴とする報知装置。
JP35419499A 1999-12-14 1999-12-14 待ち時間報知システム Pending JP2001167307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35419499A JP2001167307A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 待ち時間報知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35419499A JP2001167307A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 待ち時間報知システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001167307A true JP2001167307A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18435926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35419499A Pending JP2001167307A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 待ち時間報知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001167307A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10337603B3 (de) * 2003-08-16 2004-10-21 Stephan Wilke Verfahren und System zum automatischen Benachrichtigen eines Wartenden
JP2006155085A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Olympus Corp コンテンツ配信方法、コンテンツ配信装置、情報端末装置、及びコンテンツ配信システム
JP2006189952A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Fujitsu Ltd 施設利用情報処理装置、その情報処理方法及び携帯端末装置
JP2007133847A (ja) * 2005-10-14 2007-05-31 Asahi Kasei Corp 混雑状況提示装置、及び、混雑状況情報閲覧システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10337603B3 (de) * 2003-08-16 2004-10-21 Stephan Wilke Verfahren und System zum automatischen Benachrichtigen eines Wartenden
JP2006155085A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Olympus Corp コンテンツ配信方法、コンテンツ配信装置、情報端末装置、及びコンテンツ配信システム
JP4548830B2 (ja) * 2004-11-26 2010-09-22 オリンパス株式会社 コンテンツ配信装置、情報端末装置、及びコンテンツ配信システム
JP2006189952A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Fujitsu Ltd 施設利用情報処理装置、その情報処理方法及び携帯端末装置
JP4625326B2 (ja) * 2004-12-28 2011-02-02 富士通株式会社 施設利用情報処理装置及びその情報処理方法
JP2007133847A (ja) * 2005-10-14 2007-05-31 Asahi Kasei Corp 混雑状況提示装置、及び、混雑状況情報閲覧システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6662373B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、およびプログラム
JP4417531B2 (ja) 位置処理システム及び位置処理用移動ユニット装置
CN110395634A (zh) 电梯***
CN1572065A (zh) 用于位置敏感信息的通信***及其方法
KR20070046702A (ko) 센싱 시스템을 이용한 노드 관리 시스템 및 노드 관리프로그램
CN102594789B (zh) 设备控制装置和设备控制装置的注册方法
JP6720620B2 (ja) サービス提供システム、移動型機器、クライアントプログラム、およびサーバプログラム
JP5441154B2 (ja) 通信端末装置、サーバ装置、及び、プログラム
JP2014049003A (ja) 情報管理サーバ、コンテンツ管理システム及びコンテンツ管理プログラム
JP2001167307A (ja) 待ち時間報知システム
WO2021201274A1 (ja) 空席管理システム、情報処理装置、情報処理方法
JP6723124B2 (ja) 通信システム及び通信用プログラム
JP2002324291A (ja) 安否確認サービスシステム
JP2002189827A (ja) エリア情報提供システム
JP6842207B1 (ja) 店舗検索装置及び店舗検索アプリケーションプログラム
JP2006092463A (ja) 呼出管理システム及び呼出管理方法
JP2018097736A (ja) 集客支援システム
JP6434599B1 (ja) 携帯端末、管理サーバ、それらの制御方法、プログラム、及び探索配信システム
JP2003316876A (ja) 情報データ参照装置
JP6431130B1 (ja) 在宅検知システム
JP2017033072A (ja) グループ監視システム及び監視装置
JPH07295903A (ja) 情報処理装置
KR101869891B1 (ko) 스마트폰 잠금 해제 정보를 이용한 굿모닝 알람 서비스 방법 및 이를 이용한 굿모닝 알람 서비스 시스템
JP2019215691A (ja) 集荷依頼システム、及び、集荷依頼方法
JPH1127734A (ja) 外出/在宅検出装置及びマンロケーションシステム