JP2001167253A - 撮像画像を評価する撮像装置、方法および記録媒体 - Google Patents

撮像画像を評価する撮像装置、方法および記録媒体

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JP2001167253A
JP2001167253A JP35219799A JP35219799A JP2001167253A JP 2001167253 A JP2001167253 A JP 2001167253A JP 35219799 A JP35219799 A JP 35219799A JP 35219799 A JP35219799 A JP 35219799A JP 2001167253 A JP2001167253 A JP 2001167253A
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Hironori Okamura
広紀 岡村
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像画像を評価できる撮像装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明による画像判定機能は、人物検出
手段132、対象検出手段134、構図比較手段142
および画像評価手段144によって実現される。人物検
出手段132は、撮像画像に含まれる人物の位置情報な
どを特徴情報として抽出する。対象検出手段134は、
撮像画像から線分や被写体などの対象の位置情報などを
特徴情報として抽出する。構図比較手段142は、特徴
情報を、所定の構図データと比較し、画像評価手段14
4は、構図比較手段142により得られた比較結果に基
づいて、撮像画像を評価する。この評価は、ユーザに即
座に知らしめるように、表示ユニットから表示されても
よく、また音声出力ユニットから音声出力されてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を撮像す
る撮像装置、方法および撮像画像を処理するプログラム
を記録した記録媒体に関し、特に、撮像画像を評価する
機能を有する撮像装置、画像評価方法および画像を評価
するための評価プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラやデジタルビデオ
カメラなどの撮像装置の普及に伴って、写真やビデオな
どを撮ることに慣れていないユーザが増えてきた。特
に、初心者ユーザは、一般に自分の撮影技術を上達させ
たいという要望を潜在的に有しているが、実際には自分
で撮影した写真の良し悪しを判断することは困難であ
る。そのため、写真を撮っても、その写真を客観的に評
価することができず、ユーザは、撮影技術の上達の意欲
を失うこととなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、撮影した写真の
出来を判定する機能を有する撮像装置は存在しない。そ
こで本発明は、撮影した写真の出来を判定し、その結果
をユーザに知らしめる撮像装置を提供することを目的と
する。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載
の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本
発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態は、被写体像を撮像する撮像手
段と、撮像した撮像画像から特徴情報を抽出する特徴抽
出手段と、特徴情報に基づいて撮像画像を評価する画像
判定手段と、画像判定手段により得られた評価結果を出
力する出力手段とを備えたことを特徴とする撮像装置を
提供する。第1の形態による撮像装置を用いると、ユー
ザは、自分で撮影した写真の出来の客観的な評価を得る
ことができ、撮影技術の上達の意欲を保つことも可能と
なる。
【0005】画像判定手段は、特徴情報を、所定の構図
データと比較する構図比較手段と、構図比較手段により
得られた比較結果に基づいて、撮像画像を評価する画像
評価手段とを有してもよい。特徴抽出手段は、撮像画像
に人物が含まれているか否かを検出し、人物が含まれて
いる場合に、撮像画像中の人物の位置情報を特徴情報と
して抽出する人物検出手段を有してもよい。また、特徴
抽出手段は、撮像画像から対象物を検出し、対象物情報
を特徴情報として抽出する対象検出手段を有してもよ
い。この対象検出手段は、撮像画像から線分を検出し、
線分情報を特徴情報として抽出できることが好ましい。
出力手段は、評価結果を表示する表示手段を有してもよ
く、また、評価結果を音声に変換して出力する音声出力
手段を有してもよい。
【0006】本発明の第2の形態は、撮像装置において
撮像された撮像画像を評価する方法であって、撮像した
撮像画像から特徴情報を抽出する特徴抽出ステップと、
特徴情報を、所定の構図データと比較する比較ステップ
と、比較ステップにより得られた比較結果に基づいて、
撮像画像を評価する評価ステップと、評価ステップによ
り得られた評価結果を出力する出力ステップとを備えた
ことを特徴とする画像評価方法を提供する。第2の形態
による画像評価方法によると、ユーザに、自分で撮影し
た写真の客観的な評価を与えることが可能となる。
【0007】また、本発明の第3の形態は、撮像した撮
像画像をコンピュータによって評価するための評価プロ
グラムを記録した記録媒体であって、評価プログラム
は、コンピュータに、撮像画像から特徴情報を抽出さ
せ、特徴情報を、所定の構図データと比較させ、比較す
ることにより得られた比較結果に基づいて撮像画像を評
価させ、評価することにより得られた評価結果を出力さ
せることを特徴とする評価プログラムを記録した記録媒
体を提供する。第3の形態による記録媒体に記録された
評価プログラムは、ラボシステムやユーザのコンピュー
タにより処理されて、撮影画像の評価を行わせることが
できる。
【0008】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
【0010】図1は、撮像画像を判定する判定機能を有
するデジタルカメラ10の構成を示す。撮像画像の判定
機能を実現するメインCPU62の処理については図2
で詳述する。デジタルカメラ10は、主に撮像ユニット
20、撮像制御ユニット40、処理ユニット60、表示
ユニット100、操作ユニット110および音声出力ユ
ニット120を含む。
【0011】撮像ユニット20は、撮影および結像に関
する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20
はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、
絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィル
タ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含
む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレン
ズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30
の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応
じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電
荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」とい
う)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフト
レジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パル
スによって電圧信号として順次読み出される。
【0012】デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ
機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッ
タは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するため
に、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレ
インが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するた
めの時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
【0013】CCD30から出力される電圧信号、すな
わちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成
分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。
つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要
なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、そ
の結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジ
タル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力す
る。
【0014】撮像ユニット20はさらに、ファインダ3
4とストロボ36を有する。ファインダ34には図示し
ないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメイン
CPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示
できる。例えば、本発明における画像判定機能を実現す
る場合、判定結果がLCDに表示されてもよい。ストロ
ボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄えられたエネル
ギが放電管36aに供給されたときそれが発光すること
で機能する。
【0015】撮像制御ユニット40は、ズーム駆動部4
2、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ
駆動部48、それらを制御する撮像系CPU50、測距
センサ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動
部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等
の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の
押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定
し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定され
た距離のデータ(以下単に「測距データ」という)およ
び被写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」とい
う)は撮像系CPU50へ送られる。撮像系CPU50
は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基
づき、ズーム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御
して撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行
う。
【0016】撮像系CPU50は、1画像フレームのR
GBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づい
て絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値
にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそ
れぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
【0017】撮像系CPU50はまた、測光データに基
づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り26の
絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したと
き、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計
算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処
理部32へ出力される。
【0018】処理ユニット60は、デジタルカメラ10
全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインC
PU62と、これによって制御されるメモリ制御部6
4、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮
伸張処理部78、通信I/F部80を有する。メインC
PU62は、シリアル通信などにより、撮像系CPU5
0との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU6
2の動作クロックは、クロック発生器88から与えられ
る。クロック発生器88は、撮像系CPU50、表示ユ
ニット100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロッ
クを提供する。
【0019】メインCPU62には、キャラクタ生成部
84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池
でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。
このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時
刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生
成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生
し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。本発明
による画像判定機能を実現する際、キャラクタ生成部8
4は、撮影画像の評価結果に応じた文字情報を生成して
もよい。例えば、撮影画像の出来がよければ、キャラク
タ生成部84は、「良い写真です」などの文字情報を生
成してもよい。
【0020】メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66
とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66
は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能な
ROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザに
よる設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ1
0の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されてい
る。場合によりメインCPU62のブートプログラムや
システムプログラムなどが格納されてもよい。また、本
発明においては、不揮発性メモリ66には、撮影画像の
評価を行うために基準となる構図のデータが格納されて
もよい。例えば、この構図データには、ポートレート用
の構図データや、記念撮影用の構図データ、また、風景
画などの評価基準となる構図データなどが含まれる。一
方、メインメモリ68は一般にDRAMのように比較的
安価で容量の大きなメモリで構成される。メインメモリ
68は、撮像ユニット20から出力されたデータを格納
するフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロ
ードするシステムメモリとしての機能、その他ワークエ
リアとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメイン
メモリ68は、処理ユニット60内外の各部とメインバ
ス82を介してデータのやりとりを行う。
【0021】YC処理部70は、デジタル画像データに
YC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−
Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制
御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。
圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信
号と色差信号を読み出して圧縮する。デジタルカメラ1
0における圧縮伸張処理部78は、撮像画像のデータ
を、Exif JPEGフォーマット規格の形式で圧縮するのが
好ましい。こうして圧縮されたデータ(以下単に「圧縮
データ」という)は、オプション装置制御部74を介し
てオプション装置76の一種であるメモリカードへ書き
込まれる。
【0022】処理ユニット60はさらにエンコーダ72
をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力
し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変
換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装
置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場
合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介し
て圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸
張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエン
コーダ72によってビデオ信号へ変換される。
【0023】オプション装置制御部74は、オプション
装置76に認められる信号仕様およびメインバス82の
バス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置
76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変
換などを行う。デジタルカメラ10は、オプション装置
76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCM
CIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよ
い。その場合、オプション装置制御部74は、PCMC
IA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
【0024】通信I/F部80は、デジタルカメラ10
がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−23
2C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換
等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてド
ライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネ
クタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほ
かに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部
機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成
としてもよい。
【0025】表示ユニット100は、LCDモニタ10
2とLCDパネル104を有する。それらはLCDドラ
イバであるモニタドライバ106、パネルドライバ10
8によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102
は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けら
れ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍
率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体
画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さ
な白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE
/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発
光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情
報を簡易的に表示する。本発明の画像判定機能を実現す
る場合、判定結果が、LCDモニタ102またはLCD
パネル104に出力されてもよい。
【0026】音声出力ユニット120は、スピーカ12
2を有する。スピーカ122は、メインCPU62から
の指示に基づいて、所定の情報を音声出力する。本発明
の画像判定機能を用いる場合、スピーカ122は、判定
結果を音声に変換して出力してもよい。
【0027】操作ユニット110は、ユーザがデジタル
カメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示す
るために必要な機構および電気部材を含む。パワースイ
ッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフを
決める。レリーズスイッチ114は、半押しと全押しの
二段階押し込み構造になっている。一例として、半押し
でAFおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取込
が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メイン
メモリ68、オプション装置76等に記録される。操作
ユニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモー
ドダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよ
く、それらは図1において機能設定部116と総称され
ている。操作ユニット110で指定できる動作または機
能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効
果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等があ
る。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。
【0028】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。
【0029】まずデジタルカメラ10のパワースイッチ
112がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メ
インCPU62は、機能設定部116の状態を読み込む
ことで、デジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生
モードにあるかを判断する。
【0030】カメラが撮影モードにあるとき、メインC
PU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視
する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62
は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測
光データと測距データを得る。得られたデータに基づい
て撮像制御ユニット40が動作し、撮影レンズ22のピ
ント、絞りなどの調整が行われる。調整が完了すると、
LCDモニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示
してユーザにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ
114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ11
4が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシャ
ッタ26が閉じられ、CCD30の蓄積電荷が撮像信号
処理部32へ掃き出される。撮像信号処理部32による
処理の結果生成されたデジタル画像データはメインバス
82へ出力される。デジタル画像データは一旦メインメ
モリ68へ格納され、この後YC処理部70と圧縮伸張
処理部78で処理を受け、オプション装置制御部74を
経由してオプション装置76へ記録される。記録された
画像は、フリーズされた状態でしばらくLCDモニタ1
02に表示され、ユーザは撮影画像を知ることができ
る。以上で一連の撮影動作が完了する。
【0031】また、本発明においては、メインCPU6
2が、撮像画像の出来を判定するために、メインメモリ
68に格納されたデジタル画像データに含まれる特徴情
報を検出する。その後、メインCPU62は、特徴情報
を、不揮発性メモリ66またはメインメモリ68に格納
された構図データと比較し、構図データに適合している
か否か判定する。それから、メインCPU62は、撮像
画像を評価して、評価結果をLCDモニタ102または
スピーカ122などから出力させる。ユーザは、評価結
果に基づいて、自分の撮影した写真の出来を確認するこ
とができる。また、圧縮伸張処理部78は、撮像画像を
Exif JPEGフォーマット規格の形式で圧縮する際に、ヘ
ッダ部分に評価結果を挿入してもよい。その後、この圧
縮データは、オプション装置76またはコネクタ92を
介して、図7に関連して説明するラボシステム300や
ユーザのコンピュータに供給されてもよい。例えば、ラ
ボシステム300は、この圧縮データを受け取り、撮影
画像のサムネイルに評価結果を付することができる。
【0032】一方、デジタルカメラ10が再生モードの
場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介して
メインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、
これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示
する。この状態でユーザが機能設定部116にて「順送
り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画像
の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ1
02へ表示される。このとき、撮影時に得られた評価結
果が、画像とともにLCDモニタ102に表示されるの
が好ましい。
【0033】図2は、画像判定機能を実現するためのメ
インCPU62の機能ブロックを示す。本発明による画
像判定機能は、一例として、図1のメインCPU62
と、メインメモリ68や不揮発性メモリ66に格納また
はロードされたプログラムの連携によって実現すること
ができる。メインCPU62が内蔵メモリをもつ場合に
はそのメモリに必要なプログラムを格納し、諸機能をフ
ァームウエアとして実現してもよい。本発明において
は、メインメモリ68または不揮発性メモリ66が、撮
像した撮像画像をコンピュータによって評価するための
評価プログラムを記録する。この評価プログラムは、不
揮発性メモリ66に予め格納されてもよく、また、外部
からオプション装置76を介してメインメモリ68に格
納されてもよい。本実施形態において、コンピュータと
は、一連のプログラムを実行するための処理部であっ
て、CPU62などを含む概念である。
【0034】メインCPU62は、撮像画像から特徴情
報を抽出する特徴抽出手段130と、特徴情報に基づい
て撮像画像を評価する画像判定手段140とを備える。
特徴抽出手段130は、メインメモリ68などに格納さ
れた撮影画像のデジタル画像データを読み出す機能を有
する。特徴抽出手段130は、撮像画像に人物が含まれ
ているか否かを検出する人物検出手段132と、撮像画
像から線分や被写体などの対象を検出する対象検出手段
134を有する。
【0035】人物を検出するためには、様々な方法があ
り、例えば、人物検出手段132は、被写体の形状を認
識することによって人物を検出してもよく、また、被写
体の肌色成分を検出することによって、被写体が人物で
あることを判定してもよい。さらには、形状認識および
肌色成分検出方法の両者を組み合わせることによって、
被写体が人物であることを判定してもよい。人物検出手
段132は、撮像画像に人物が含まれていることを検出
すると、撮像画像中の人物の位置情報を特徴情報として
抽出する機能を有する。このとき、人物検出手段132
は、人物の顔の領域に外接する矩形の位置およびサイズ
を、特徴情報として抽出してもよい。人物が複数検出さ
れた場合には、人物検出手段132は、複数の人数分の
位置情報を特徴情報として抽出する。
【0036】また、撮像画像から、線分を検出するため
には、様々な方法がある。例えば、対象検出手段134
は、ハフ変換を利用して線分を検出することができる。
この場合、対象検出手段134は、撮像画像の輝度Y成
分を取り出し、輝度Y成分に対して微分フィルタなどの
空間フィルタ処理を施し、画像中のエッジ要素を強調す
る。それから、対象検出手段134は、しきい値処理に
より2値画像を得て、この2値画像にハフ変換を施し、
最も線分要素の強い線分を一つ選び出す。このようにし
て、対象検出手段134は、これらの一連の処理によっ
て得られた撮像画像中の線分要素に関する線分情報を特
徴情報として抽出してもよい。この線分情報は、画像フ
レーム中の位置および傾きなどに関する情報に相当す
る。
【0037】対象検出手段134は、線分だけでなく、
撮像画像から、被写体などの対象物を抽出する機能も有
する。例えば、対象検出手段134は、撮像画像に存在
する被写体の輝度と、その周辺の輝度との差を検出する
ことによって、被写体とその周囲とを区別してもよい。
このようにして、対象検出手段134は、被写体の位置
および大きさなどに関する情報を、特徴情報として抽出
してもよい。
【0038】画像判定手段140は、特徴情報を、所定
の構図データと比較する構図比較手段142と、構図比
較手段142により得られた比較結果に基づいて、撮像
画像を評価する画像評価手段144とを有する。構図比
較手段142は、例えば不揮発性メモリ66などに格納
された構図データを読み出し、特徴抽出手段130で抽
出された特徴情報と構図データとを比較する。画像評価
手段144は、特徴情報の構図データからのずれに基づ
いて、撮像画像の評価を行うことができる。評価方法と
しては、例えば、「ナイスショット」、「がんばりまし
ょう」などの段階的な評価や、点数表示などのアナログ
的な評価であってもよい。また、撮影の失敗したところ
をアドバイスする評価であってもよい。これらの評価
は、ユーザに即座に知らしめるように、表示ユニット1
00(図1参照)から表示されてもよく、また音声出力
ユニット120から音声出力されてもよい。
【0039】図2は、メインCPU62の各機能をひと
まとまりの構成として記述したが、これらの機能は、メ
インCPU62にもたせなくてもよく、別のCPUにも
たせてもよい。また、撮像画像は、一旦メインメモリ6
8に格納されてから特徴抽出手段130に読み出されて
もよいが、メインCPU62が有するメモリに格納され
てもよい。また、構図データは、予め不揮発性メモリ6
6に格納されてもよいが、外部メモリからメインメモリ
68又は他のメモリに供給されてもよい。構図データに
は、ポートレート用の構図データや、記念撮影用の構図
データ、また、風景画などの評価基準となる構図データ
などが含まれる。
【0040】図3は、撮像画像を、ポートレート構図デ
ータと比較する状態を示す。図中、実線は、撮像画像の
フレームを示し、点線は、ポートレート構図データのフ
レームを示す。図2を参照して、人物検出手段132
が、撮像画像に一人の人物が含まれていることを検出す
る。構図比較手段142は、構図データが格納されたメ
モリからポートレート構図データを読み出し、撮像画像
の特徴情報と比較する。この実施例では、ポートレート
構図データは、顔の配置場所を画像フレームの中央部に
特定するデータである。
【0041】図3(a)は、ポートレート構図データが
指定する中央フレーム内に、撮影画像における顔が納ま
っている状態を示す。前述したように、撮影画像の特徴
情報が、顔の輪郭に外接する矩形として抽出されている
場合には、構図比較手段142が、中央フレーム位置
と、矩形の位置およびサイズを比較する。その結果、構
図比較手段142が、特徴情報が中央フレーム近傍にあ
ることを判定し、画像評価手段144が、この撮影画像
の出来が良い旨の評価を行う。この評価は、ユーザに知
らしめるべく出力される。
【0042】図3(b)は、ポートレート構図データが
指定する中央フレーム内に、撮影画像における顔が納ま
っていない状態を示す。構図比較手段142は、特徴情
報が中央フレーム近傍にないことを判定し、画像評価手
段144は、例えばこの撮影画像の出来が悪い旨の評価
を行ってもよく、また、被写体を中央部に寄せるよう指
示するアドバイス的な評価を行ってもよい。この評価
は、ユーザに知らしめるべく出力される。
【0043】図4は、撮像画像を、記念撮影構図データ
と比較する状態を示す。図中、実線は、撮像画像のフレ
ームを示し、点線は、記念撮影構図データのフレームを
示す。図2を参照して、人物検出手段132が、撮像画
像に複数(4人)の人物が含まれていることを検出す
る。構図比較手段142は、構図データが格納されたメ
モリから記念撮影構図データを読み出し、撮像画像の特
徴情報と比較する。この実施例では、記念撮影構図デー
タは、複数の人物の顔の配置場所を画像フレームの端以
外の領域に特定するデータである。
【0044】図4(a)は、記念撮影構図データが指定
するフレーム内に、撮影画像中の複数の人物の顔が納ま
っている状態を示す。前述したように、撮影画像の特徴
情報が、顔の輪郭に外接する矩形として抽出されている
場合には、構図比較手段142が、記念撮影構図データ
によるフレーム領域と、複数の矩形の位置およびサイズ
を比較する。その結果、構図比較手段142は、全ての
特徴情報がフレーム内にあることを判定し、画像評価手
段144が、この撮影画像の出来が良い旨の評価を行
う。この評価は、ユーザに知らしめるべく出力される。
【0045】図4(b)は、記念撮影構図データが指定
するフレーム内に、撮影画像中の複数の顔のうち、いく
つかの顔が納まっていない状態を示す。この例では、左
から2番目の人物以外の3人の顔が、フレーム内に納ま
っていない。構図比較手段142は、3人分の特徴情報
がフレーム内にないことを判定し、その結果、画像評価
手段144は、例えばこの撮影画像の出来が悪い旨の評
価を行う。また、画像評価手段144は、全ての人物の
顔がフレームに納まるように、カメラの撮影方向を変え
るよう指示するアドバイス的な評価を行ってもよい。こ
の評価は、ユーザに知らしめるべく出力される。
【0046】図5は、撮影画像を、三分割法による三分
割構図データと比較する状態を示す。図中、実線の枠
は、撮像画像のフレームを示し、点線は、画像フレーム
の縦と横を三分割する三分割構図データである三分割格
子線を示す。一般に、構図は、安定感と緊張感をうまく
バランスさせて、被写体を撮像画像フレーム中に配置す
ることを目的とする。三分割法は、フレームを縦および
横ともに三分割し、縦横の格子線や、格子線の交点を用
いて構図を定めることを特徴とする。三分割法は、画像
が安定しすぎるのを防止し、且つ画像に変化をもたせる
ことを目的とした構図を提供する。例えば、線分要素が
格子線近傍に配置された画像は、三分割法において、安
定感と緊張感とがうまく調和していると判断される。ま
た、物などの被写体が格子線の交点に配置された画像
も、三分割法において安定感と緊張感とがうまく調和し
ていると判断される。図5において、画像中、対象物と
して水平線が撮像され、更に、水平線に沈む太陽と、水
面に浮かんだヨットが撮像されている。
【0047】図5(a)は、水平線がフレームを上下
1:2に分割する格子線近傍に配置され、太陽およびヨ
ットが三分割格子線の交点にそれぞれ配置されている状
態を示す。対象検出手段134が、ハフ変換などにより
撮像画像中の水平線の線分要素を特徴情報として検出す
る。構図比較手段142は、特徴情報である線分要素
を、三分割構図データである三分割格子線と比較して、
線分要素が格子線近傍に配置されていることを判定す
る。その結果、画像評価手段144は、比較結果に基づ
いて、この撮像画像の出来が良い旨の評価を行う。この
評価は、ユーザに知らしめるべく出力される。
【0048】図5(b)は、水平線が格子線近傍に配置
されておらず、太陽およびヨットがともに三分割格子線
の交点に配置されていない状態を示す。対象検出手段1
34が、ハフ変換などにより撮像画像中の水平線の線分
要素を特徴情報として検出する。構図比較手段142
は、特徴情報である線分要素を、三分割構図データであ
る三分割格子線と比較して、線分要素が格子線近傍に配
置されていないことを判定する。その結果、画像評価手
段144は、比較結果に基づいて、この撮像画像の出来
が良くない旨の評価を行う。このとき、画像評価手段1
44は、水平線が三分割格子線近傍に配置されるよう
に、カメラの撮影方向を変えるよう指示するアドバイス
的な評価を行ってもよい。この評価は、ユーザに知らし
めるべく出力される。
【0049】図5(a)および(b)を通じて、構図比
較手段142が、水平線の線分要素と、格子線との位置
を比較する例について説明した。前述した通り、対象検
出手段134は、撮像画像中の太陽およびヨット等のポ
イントとなる被写体の位置情報を、特徴情報として抽出
することも可能である。このとき、構図比較手段142
は、被写体の位置情報である特徴情報を、三分割構図デ
ータである三分割格子線の交点の位置と比較する。図5
(a)においては、太陽およびヨットが、三分割格子線
の交点上にそれぞれ配置されており、画像評価手段14
4が、この撮像画像が良い旨の評価を行う。一方、図5
(b)においては、太陽およびヨットが、三分割格子線
の交点上に配置されておらず、画像評価手段144が、
この撮像画像が良くない旨の評価を行う。
【0050】図5を通して、画像判定手段140が、水
平線の線分要素を特徴情報として検出する場合と、太陽
およびヨットの被写体の位置情報を特徴情報として検出
する場合とに分けて説明した。しかし、対象検出手段1
34は、線分要素および被写体の位置情報を別個に検出
する必要はなく、両者を一緒に検出してもよい。画像判
定手段140は、線分要素および被写体の2種類の位置
情報を用いて、撮像画像の評価を行ってもよい。
【0051】図6は、デジタルカメラ10において撮像
された撮像画像を評価する方法の一実施例を示すフロー
チャートである。S10で、本実施例による撮像画像評
価フローがスタートし、S12で、被写体を撮像する。
【0052】S14で、撮像画像に人物が含まれている
か否かを検出する。人物が含まれている場合には、S1
6で、人物が一人か又は複数かを検出する。人物が一人
である場合には、S18で、人物の顔の位置情報である
特徴情報をポートレート構図と比較する。一方、人物が
複数である場合には、S20で、複数の人物の顔の位置
情報である特徴情報を記念撮影構図と比較する。
【0053】S14で、撮像画像に人物が含まれていな
いことが検出された場合には、S22で、撮像画像中の
線分要素を特徴情報として抽出する。この実施例では、
対象物の一例として線分要素を検出しているが、別の実
施例では、図5に示されたボートや太陽などの被写体を
検出してもよい。それから、S24で、特徴情報である
線分要素を三分割構図と比較する。
【0054】S26で、S18、S20またはS24に
おける比較結果に基づいて、撮像画像の評価を行う。こ
の評価は、比較結果を点数に換算した結果であってもよ
く、また、予め定められた複数の評価の中から最適な評
価を選択した結果であってもよい。それから、S28
で、ユーザに知らしめるべく、評価結果を出力する。評
価結果は、音声によって出力されてもよく、また、表示
画面に表示されてもよい。客観的な評価結果がユーザに
知らされることによって、ユーザは、自分の撮った写真
の出来を判断することができる。S30で、本実施例に
よる評価フローが終了する。
【0055】図7は、ラボシステム300の構成を示す
図である。このラボシステム300は、主に、入力ユニ
ット310、処理ユニット360、プリントユニット3
30、表示ユニット340、および操作ユニット320
を備える。
【0056】入力ユニット310は、エリアCCDスキ
ャナ312とラインCCDスキャナ314とを有する。
エリアCCDスキャナ312およびラインCCDスキャ
ナ314は、フイルム上またはプリント写真上の画像を
走査して画像データを取得する。エリアCCDスキャナ
312およびラインCCDスキャナ314は、スキャナ
制御部316により制御される。入力ユニット310
は、得られた画像データを処理ユニット360へ出力す
る。
【0057】処理ユニット360は、ラボシステム30
0全体、特に処理ユニット360自身を制御するメイン
CPU362と、これによって制御されるメモリ制御部
364、YC処理部370、オプション装置制御部37
4、圧縮伸張処理部378、通信I/F部380を有す
る。メインCPU362の動作クロックは、クロック発
生器388から与えられる。クロック発生器388は、
表示ユニット340に対しても異なる周波数のクロック
を提供する。
【0058】メインCPU362には、キャラクタ生成
部384とタイマ386が併設されている。タイマ38
6は電池でバックアップされ、つねに日時をカウントし
ている。キャラクタ生成部384は、撮影日時、タイト
ル等の文字情報を発生し、この文字情報が適宜画像に合
成される。
【0059】メモリ制御部364は、不揮発性メモリ3
66とメインメモリ368を制御する。不揮発性メモリ
366は、EEPROM(電気的消去およびプログラム
可能なROM)やFLASHメモリなどで構成され、出
荷時の調整値など、ラボシステム300の電源がオフの
間も保持すべきデータが格納されている。不揮発性メモ
リ366には、場合によりメインCPU362のブート
プログラムやシステムプログラムなどが格納されてもよ
い。一方、メインメモリ368は一般にDRAMのよう
に比較的安価で容量の大きなメモリで構成される。メイ
ンメモリ368は、入力ユニット310により入力され
た画像データを格納するフレームメモリとしての機能、
各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機
能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性
メモリ366とメインメモリ368は、処理ユニット3
60内外の各部とメインバス382を介してデータのや
りとりを行う。
【0060】YC処理部370は、デジタル画像データ
にYC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B
−Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ
制御部364によってメインメモリ368に一旦格納さ
れる。圧縮伸張処理部378はメインメモリ368から
順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。こうし
て圧縮されたデータ(以下単に「圧縮データ」という)
は、オプション装置制御部374を介してオプション装
置376の一種であるメモリカードへ書き込まれる。
【0061】処理ユニット360はさらにエンコーダ3
72をもつ。エンコーダ372は輝度信号と色差信号を
入力し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)
に変換してビデオ出力端子390から出力する。オプシ
ョン装置376に記録されたデータからビデオ信号を生
成する場合、そのデータはまずオプション装置制御部3
74を介して圧縮伸張処理部378へ与えられる。つづ
いて、圧縮伸張処理部378で必要な伸張処理が施され
たデータはエンコーダ372によってビデオ信号へ変換
される。
【0062】オプション装置制御部374は、オプショ
ン装置376に認められる信号仕様およびメインバス3
82のバス仕様にしたがい、メインバス382とオプシ
ョン装置376の間で必要な信号の生成、論理変換、ま
たは電圧変換などを行う。ラボシステム300は、オプ
ション装置376として前述のメモリカードのほかに、
例えばフロッピーディスクやMO等をサポートしてもよ
い。その場合、オプション装置制御部374は、フロッ
ピードライブやMOドライブ等で構成してもよい。
【0063】通信I/F部380は、ラボシステム30
0がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−2
32C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変
換等の制御を行う。通信I/F部380は、必要に応じ
てドライバICを含み、ネットワークを含む外部機器と
コネクタ392を介して通信する。
【0064】処理ユニット360は、さらに補助記憶装
置としてハードディスク394を有する。ハードディス
ク394には、例えば、入力ユニット310により入力
された画像データ、所定の画像処理が施された画像デー
タ、オプション装置376から読み出されたデータ、通
信I/F部380を介して入力されたデータ等が格納さ
れる。
【0065】処理ユニット360は、さらにCD−RO
Mドライブ396を有する。CD−ROMドライブ39
6は、例えば、処理ユニット360を動作させ、または
処理ユニット360に所定の機能をもたせるためのプロ
グラムを、該プログラムが格納されたCD−ROMから
読み取る。
【0066】表示ユニット340は、モニタ342、該
モニタ342を制御するモニタドライバ346を有す
る。モニタ342として、例えばCRTモニタやLCD
モニタ等を用いてもよい。
【0067】操作ユニット320は、ユーザがラボシス
テム300の動作を設定または指示するために必要な機
構および電気部材を含む。操作ユニット320は、例え
ばキーボード322やマウス324で構成される。
【0068】プリントユニット330は、プリンタ33
2と、該プリンタ332を制御するプリンタ制御部33
4とを有する。プリンタ332としては、例えばレーザ
プリンタ、インクジェットプリンタ等がある。
【0069】本実施形態においては、撮像画像をコンピ
ュータによって評価するための評価プログラムを記録し
た記録媒体であるCD−ROM398が、CD−ROM
ドライブ396に挿入される。本実施形態において、用
語”コンピュータ”は、メインCPU362などの一連
のプログラムを実行することができる処理部を含む。C
D−ROM398に記録されたプログラムは、図1から
6に関連して説明したメインCPU62の動作と同様の
動作を、メインCPU362にさせることができる。
【0070】具体的には、プログラムが、メインCPU
362に、撮像画像から特徴情報を抽出させ、該特徴情
報を、所定の構図データと比較させる。この撮像画像
は、入力ユニット310からラボシステム300に入力
されてもよく、また、コネクタ392又はオプション装
置376を介してラボシステム300に入力されてもよ
い。メインCPU362は、CD−ROM398に記録
されたプログラムによって、図2に示されたメインCP
U62の機能と同一または同様の機能を実現することが
可能である。すなわち、CPU362は、人物、または
線分要素などの特徴情報を抽出し、特徴情報の種類に応
じた構図データと比較する。前述したように、CPU3
62は、人物が一人の場合にはポートレート構図を、人
物が複数の場合には記念撮影構図を、線分要素などの対
象物が存在する場合には三分割構図をメモリから読み出
し、特徴情報と比較する。
【0071】それから、CD−ROM398に格納され
たプログラムは、CPU362に、比較することにより
得られた比較結果に基づいて撮像画像の評価を行わせ、
評価することにより得られた評価結果を出力させる。評
価結果は、プリントユニット330、または表示ユニッ
ト340などから表示されてもよく、また、図示してい
ない音声出力ユニットから音声出力されてもよい。ラボ
システム300において、評価結果は、サムネイルに表
示されてもよい。
【0072】本実施形態では、上述したプログラムを格
納したCD−ROM398が、ラボシステム300にお
いて用いられているが、別の実施例では、ユーザのコン
ピュータなどの処理装置において用いられることが可能
である。また、本実施形態では、ラボシステム300
が、撮像された撮像画像の評価を行っているが、他の
絵、印刷物なども、本発明による評価プログラムを利用
して評価することが可能である。
【0073】上記説明から明らかなように、本発明によ
れば、撮像画像の評価を行う撮像装置を提供することが
できる。以上、本発明を実施の形態を用いて説明した
が、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改
良を加えることができることが当業者に明らかである。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範
囲に含まれることが、特許請求の範囲の記載から明らか
である。
【0074】
【発明の効果】本発明によると、撮像画像を評価して、
評価結果をユーザに知らしめる撮像装置を提供すること
ができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮像画像の判定機能を有するデジタルカメラ1
0の構成を示す。
【図2】画像判定機能を実現するためのメインCPU6
2の機能ブロックを示す。
【図3】撮像画像を、ポートレート構図データと比較す
る状態を示す。
【図4】撮像画像を、記念撮影構図データと比較する状
態を示す。
【図5】撮影画像を、三分割法による三分割構図データ
と比較する状態を示す。
【図6】デジタルカメラ10において撮像された撮像画
像を評価する方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図7】ラボシステム300の構成を示す図である。
【符号の説明】
10・・・デジタルカメラ、20・・・撮像ユニット、
40・・・撮像制御ユニット、60・・・処理ユニッ
ト、62・・・メインCPU、64・・・メモリ制御
部、66・・・不揮発性メモリ、68・・・メインメモ
リ、78・・・圧縮伸張処理部、100・・・表示ユニ
ット、110・・・操作ユニット、120・・・音声出
力ユニット、130・・・特徴抽出手段、132・・・
人物検出手段、134・・・対象検出手段、140・・
・画像判定手段、142・・・構図比較手段、144・
・・画像評価手段、300・・・ラボシステム、310
・・・入力ユニット、330・・・プリントユニット、
340・・・表示ユニット、360・・・処理ユニッ
ト、396・・・CD−ROMドライブ、398・・・
CD−ROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像する撮像手段と、 撮像した撮像画像から特徴情報を抽出する特徴抽出手段
    と、 前記特徴情報に基づいて前記撮像画像を評価する画像判
    定手段と、 前記画像判定手段により得られた評価結果を出力する出
    力手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記画像判定手段は、 前記特徴情報を、所定の構図データと比較する構図比較
    手段と、 前記構図比較手段により得られた比較結果に基づいて、
    前記撮像画像を評価する画像評価手段とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴抽出手段は、前記撮像画像に人
    物が含まれているか否かを検出し、人物が含まれている
    場合に、前記撮像画像中の人物の位置情報を前記特徴情
    報として抽出する人物検出手段を有することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記特徴抽出手段は、前記撮像画像から
    対象物を検出し、対象物情報を前記特徴情報として抽出
    する対象検出手段を有することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記対象検出手段は、前記撮像画像から
    線分を検出し、線分情報を前記特徴情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、前記評価結果を表示す
    る表示手段を有することを特徴とする請求項1から5の
    いずれかに記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、前記評価結果を音声に
    変換して出力する音声出力手段を有することを特徴とす
    る請求項1から5のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 撮像装置において撮像された撮像画像を
    評価する方法であって、 撮像した撮像画像から特徴情報を抽出する特徴抽出ステ
    ップと、 前記特徴情報を、所定の構図データと比較する比較ステ
    ップと、 前記比較ステップにより得られた比較結果に基づいて、
    前記撮像画像を評価する評価ステップと、 前記評価ステップにより得られた評価結果を出力する出
    力ステップとを備えたことを特徴とする画像評価方法。
  9. 【請求項9】 撮像した撮像画像をコンピュータによっ
    て評価するための評価プログラムを記録した記録媒体で
    あって、前記評価プログラムは、前記コンピュータに、 前記撮像画像から特徴情報を抽出させ、 前記特徴情報を、所定の構図データと比較させ、 比較することにより得られた比較結果に基づいて前記撮
    像画像を評価させ、 評価することにより得られた評価結果を出力させること
    を特徴とする評価プログラムを記録した記録媒体。
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