JP2001165317A - 積層ガスケット - Google Patents

積層ガスケット

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JP2001165317A
JP2001165317A JP34639299A JP34639299A JP2001165317A JP 2001165317 A JP2001165317 A JP 2001165317A JP 34639299 A JP34639299 A JP 34639299A JP 34639299 A JP34639299 A JP 34639299A JP 2001165317 A JP2001165317 A JP 2001165317A
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Tomoyoshi Yasuda
智伊 安田
Kenichi Yamaguchi
健一 山口
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 積層ガスケット1は、2枚のアウタープ
レートと、このアウタープレート内に配置された2枚の
インナープレートとを備えている。そして上記2枚のア
ウタープレート4、5に、燃焼室孔10を囲んで接近す
る方向に突出する第1、第2ビード部4A、5Aを設け
るとともに、上記2枚のインナープレート6、7に、第
1、第2ビード部と重合し、かつ相互に当接する第1、
第2突出部6A、7Aを形成し、この第1、第2突出部
よりも燃焼室孔側に内側間隙12を形成し、これよりも
反燃焼室孔側に外側間隙15を形成している。 【効果】 燃焼室孔を囲む複数のシール部を有する従来
に比較して、シール性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに用いら
れる積層ガスケットに関し、より詳しくは1つの燃焼室
孔を囲む複数のシール部を有する積層ガスケットの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1つの燃焼室孔を囲む複数のシー
ル部を有する積層ガスケットとして、シリンダブロック
とシリンダヘッドとの間に挟持されるとともに、シリン
ダボアに合わせて穿設した燃焼室孔を有する2枚のアウ
タープレートと、このアウタープレート内に配置されて
相互に重合する2枚のインナープレートとを備え、シリ
ンダブロック側の第1アウタープレートに燃焼室孔を囲
んでシリンダヘッド側に突出する第1ビード部を設ける
とともに、シリンダヘッド側の第2アウタープレート
に、上記第1ビード部にインナープレートを介して重合
してシリンダブロック側に突出する第2ビード部を設
け、また上記シリンダブロック側の第1インナープレー
トに、上記第1ビード部よりも燃焼室孔側をシリンダヘ
ッド側に突出する第1外側段部を設けるとともに、上記
シリンダヘッド側の第2インナープレートに、上記第2
ビード部よりも燃焼室孔側をシリンダブロック側に突出
する第2外側段部を設け、そして上記第1外側段部と第
2外側段部との間に燃焼室孔に向かって開放された間隙
とするとともに、この間隙の間にスペーサを設けるよう
にしたものが提案されている(特許第2523321
号)。この公報の積層ガスケットでは、第1、第2外側
段部との間隙の間に配置したスペーサの延長線上ではそ
れ以外の部分よりも面圧は高くなるので、その面圧が局
部的に高くなる環状部分を1次シール部とする一方で、
第1、第2ビード部の外側屈曲部の延長線上もそれ以外
の部分よりも面圧が高くなるので、この局部的に面圧が
高くなる外側屈曲部分を2次シール部としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した特許第252
3321号の積層ガスケットによれば、燃焼室孔を囲む
内側の1次シール部と外側の2次シール部との2重のシ
ールによりシリンダブロックとシリンダヘッドとのシー
ル性を良好に保持することができるが、スペーサによる
1次シール部に比べて第1、第2外側屈曲部による2次
シール部の面圧(シール性)が低かった。その結果、万
一、1次シール部が破損してシール性が損なわれたとき
には、面圧の低い2次シール部だけでは漏洩する危険性
がある。本発明は、そのような事情に鑑み、1次シール
部よりも外側に位置するシール部であっても1次シール
部なみのシール性を有する積層ガスケットを提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、シリ
ンダブロックとシリンダヘッドとの間に挟持されるとと
もに、シリンダボアに合わせて穿設した燃焼室孔を有す
る2枚のアウタープレートと、このアウタープレート内
に配置されて相互に重合する2枚のインナープレートと
を備えた積層ガスケットにおいて、上記シリンダブロッ
ク側に配置される第1アウタープレートに、上記燃焼室
孔を囲んでシリンダヘッド側に突出する第1ビード部を
形成するとともに、上記シリンダヘッド側に配置される
第2アウタープレートに、上記第1ビード部に重合して
シリンダヘッド側に突出する第2ビード部を形成し、ま
たシリンダブロック側に配置される第1インナープレー
トに、上記第1ビード部に重合してシリンダヘッド側に
突出する第1突出部を形成するとともに、上記シリンダ
ヘッド側に配置される第2インナープレートに、上記第
2ビード部に重合してシリンダブロック側に突出する第
2突出部を形成し、そして上記第1、第2インナープレ
ートの第1、第2突出部よりも燃焼室孔側に内側間隙を
形成するとともに、これよりも反燃焼室孔側に外側間隙
を形成したものである。
【0005】上述した構成によれば、第1、第2インナ
ープレートの第1、第2突出部の内方側に内側間隙を形
成する一方で、その外側にも外側間隙を形成しているの
で、この内側間隙に面する第1、第2突出部の内側段部
の延長線上に位置する第1、第2アウタープレート、シ
リンダブロックおよびシリンダヘッドとの間の面圧はそ
れ以外の部分よりも高くなるので、この局部的に面圧が
高くなる環状部分が1次シール部となる一方で、外側間
隙に面する第1、第2突出部の外側段部の延長線上に位
置する第1、第2アウタープレート、シリンダブロック
およびシリンダヘッドとの間の面圧がそれ以外の部分よ
りも高くなるので、この局部的に面圧が高くなる環状部
分が2次シール部となる。したがって、1次シール部よ
りも外側の2次シール部でも1次シール部と同等の面圧
を得ることができるので、1次シール部に比較して2次
シール部の面圧が大きく劣っていた従来に比較してシー
ル性を向上させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直列4気筒用の積
層ガスケット1に適用した実施例について説明する。図
1、図2において、積層ガスケット1は、シリンダブロ
ック2とシリンダヘッド3とに接触する表側の2枚のア
ウタープレート4、5と、上記2枚のアウタープレート
4、5の間に配置された内側の2枚のインナープレート
6、7とを備えており、表側のアウタープレート4、5
と内側のインナープレート6、7同士は例えばランスロ
ック等により相互に一体に連結されている。上記アウタ
ープレート4、5とインナープレート6、7には、図1
に示すように、それぞれエンジンのシリンダボア8に合
わせて穿設した4つの燃焼室孔10と、図示しない締結
ボルトが貫通される10つのボルト孔11と、さらに冷
却水又は油が流通される水孔又は油孔(図示省略)がそ
れぞれ形成されている。上記積層ガスケット1は、図2
に示すように、エンジンのシリンダブロック2とシリン
ダヘッド3との間に介在され、上記締結ボルトによって
シリンダブロック2とシリンダヘッド3とを一体に連結
することによりそれらの間に挟持されて両者2、3間を
シールするようになっている。
【0007】シリンダブロック2側となる第1アウター
プレート4には、上記燃焼室孔10を囲んでシリンダヘ
ッド3側に突出する断面円弧状の第1ビード部4Aを形
成してあり、またシリンダヘッド3側となる第2アウタ
ープレート5には、シリンダブロック2側に突出する断
面円弧状の第2ビード部5Aを形成あり、そしてこれら
第1ビード部4Aと第2ビード部5Aとは上下対象に形
成してある。上記第1ビード部4Aよりも燃焼室孔10
側は、平坦に形成されてシリンダブロック2に当接する
第1内側当接部4Bとなっており、また第2ビード部5
Aよりも燃焼室孔10側も上記第1内側当接部4Bと同
様に平坦に形成されてシリンダヘッド3に当接する第2
内側当接部5Bとなっている。また上記第1ビード部4
Aよりも反燃焼室孔側は平坦に形成されてシリンダブロ
ック2に当接する第1外側当接部4Cとなっており、ま
た第2ビード部5Aよりも反燃焼室孔側も上記第1外側
当接部4Cと同様に平坦に形成された第2外側当接部5
Cとなっている。そして上記第1アウタープレート4と
第2アウタープレート5とは、肉厚並びに材質を考慮し
て第1、第2インナープレート6、7に比較して弾性変
形しやすくなっている。
【0008】次にシリンダブロック2側となる第1イン
ナープレート6には燃焼室孔10を囲んでシリンダヘッ
ド3側に突出する第1突出部6Aを形成してあり、また
第2インナープレート7には燃焼室孔10を囲んでシリ
ンダブロック2側に突出する第2突出部7Aを形成して
ある。上記第1突出部6Aよりも燃焼室孔10側は、平
坦に形成されて上記第1アウタープレート4の第1内側
当接部4Bに重合する第1内側重合部6Bとなってお
り、また第2突出部7Aよりも燃焼室孔10側も上記第
1内側重合部6Bと同様に、平坦に形成されて上記第2
アウタープレート5の第2内側当接部5Bに重合する第
2内側重合部7Bとなっている。他方、上記第1突出部
6Aよりも反燃焼室孔側は、平坦に形成されて第1アウ
タープレート4の第1外側当接部4Cに重合する第1外
側重合部6Cとなっており、また第2突出部7Aよりも
反燃焼室孔側も上記第1外側重合部6Cと同様に平坦に
形成されて第2アウタープレート5の第2外側当接部5
Cに重合する第2外側重合部7Cとなっている。そし
て、上記第1突出部6Aと第2突出部7Aはその平坦な
突き合わせ面を中心として上下対象に形成されるととも
に、該第1、第2突出部6A、7Aの突出量は第1、第
2ビード部4A、5Aの突出量よりも小さく設定されて
いる。したがって、第1、第2ビード部4A、5Aが第
1、第2突出部6A、7Aに当接する自然状態では、第
1、第2内側当接部4B、5Bが第1、第2内側重合部
6B、7Bから離隔するするとともに、第1、第2外側
当接部4C、5Cも第1、第2外側重合部6C、7Cか
ら離隔している。
【0009】上記第1内側重合部6Bと第2内側重合部
7Bとの間には、燃焼室孔10(シリンダボア8)に向
かって開口する環状の内側間隙12が形成されており、
この内側間隙12の間に所定高さに設定されたリング状
のスペーサ13を嵌合している。つまり、このスペーサ
13を配置することにより、シリンダブロック2とシリ
ンダヘッド3との間で挟持された際には、図2に示すよ
うに、該スペーサ13の延長線上に位置する第1、第2
内側重合部6B、7Bおよび第1、第2当接部4B、5
B、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3との間
ではそれ以外の部分よりも高い面圧が作用することにな
り、このように局部的に面圧が高くなる環状部分を1次
シール部Xとしている。また上記1次シール部Xの外方
側でも、内側間隙12に面する第1、第2突出部6A、
7Aの第1、第2内側段部6E、7Eの延長線上に位置
する第1、第2内側当接部4B、5B、シリンダブロッ
ク2およびシリンダヘッド3との間ではそれ以外の部分
よりも高い面圧が作用することになり、このように局部
的に面圧が高くなる環状部分を2次シール部Yとしてい
る。さらに上記第1外側重合部6Cと第2外側重合部7
Cとの間にも、外側空隙15が形成されているが、この
外側空隙15の間にはスペーサを嵌合していない。すな
わち、外側間隙15に面する第1、第2突出部6A、7
Aの第1、第2外側段部6D、7Dの延長線上に位置す
る第1、第2外側当接部4C、5C、シリンダブロック
2およびシリンダヘッド3との間ではそれ以外の部分よ
りも高い面圧が作用することになり、このように局部的
に面圧が高くなる環状部分を3次シール部Zとしてい
る。すなわち、第1、第2内側段部6E、7E、並びに
第1、第2外側段部6D、7Dは、高さ精度および剛性
はスペーサ13に比較して若干低くなるが実質的にスペ
ーサに等しい役割を果たすものであり、そしてこれら第
1、第2内側段部6E、7E並びに第1、第2外側段部
6D、7Dは、スペーサに比較して高さ精度は低いがそ
の分弾性変形に優れている。
【0010】以上の構成において、上記積層ガスケット
1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3との間に
介在され、その状態で締結ボルトによってシリンダブロ
ック2とシリンダヘッド3とを一体に連結することによ
ってこれらの間をシールする。このとき、自然状態では
第1、第2インナープレート6、7の第1、第2内側重
合部6B、7Bから離隔していた第1、第2アウタープ
レート4、5の第1、第2内側当接部4B、5Bが内側
間隙12に向けて弾性変形して、図3に示すように、第
1、第2内側重合部6B、7Bに当接するとともに、こ
の第1、第2内側当接部4B、5Bが当接した第1、第
2内側重合部6B、7Bもシリンダブロック2とシリン
ダヘッド3の間隙に追従して内側間隙12に向けて弾性
変形するようになる。またこれと同時に自然状態では第
1、第2インナープレート6、7の第1、第2外側重合
部6C、7Cから離隔していた第1、第2アウタープレ
ート4、5の第1、第2外側当接部4C、5Cが外側間
隙15に向けて弾性変形して、図3に示すように第1、
第2外側重合部6C、7Cに当接するとともに、この第
1、第2外側当接部4C、5Cが当接した第1、第2外
側重合部6C、7Cもシリンダブロック2とシリンダヘ
ッド3の間隙に追従して外側間隙15内に向けて弾性変
形するようになる。このとき、内側間隙12内に配置さ
れたスペーサ13の延長線上に設定される環状の1次シ
ール部Xでは、この1次シール部Xにおけるシリンダブ
ロック2とシリンダヘッド3との面圧が局部的に高くな
る。またこの1次シール部Xと同様に、第1、第2内側
段部6E、7Eの延長線上に設定される環状の2次シー
ル部Y、並びに第1、第2外側段部6D、7Dの延長線
上に設定される環状の3次シール部Zでもシリンダブロ
ック2とシリンダヘッド3との間の面圧は局部的に高く
なる。より具体的には第1、第2内側段部6E、7E、
並びに第1、第2外側段部6D、7Dの剛性はスペーサ
13に比較して僅かに低いので、1次シール部Xに比較
して面圧は僅かに低くなるが、その分、第1、第2内側
段部6E、7E、並びに第1、第2外側段部6D、7D
の弾性変形量は大きくなっているので、シリンダブロッ
ク2とシリンダヘッド3との間隙の変化に追従して良好
なシール性を得ることができる。またこのとき、シリン
ダブロック2とシリンダヘッド3との間隙に追従して弾
性変形される第1、第2アウタープレート4、5は、第
1インナープレート6、7に添設されているだけなの
で、第1、第2インナープレートに一体に設けられてい
る場合に比較して良好に弾性変形して第1、第2アウタ
ープレート6、7とシリンダブロック2およびシリンダ
ヘッド3との間に良く馴染んでシールすることができる
とともに、第1、第2突出部6A、7Aよりも突出量を
大きく設定した第1、第2ビード部4A、5Aの作用に
より、該第1、第2ビード部4A、5Aと第1、第2突
出部6A、7Aの面圧を高めることは勿論のこと、第1
突出部6Aと第2突出部7A同士の面圧も増大させるこ
とができる。以上の説明より理解されるように、本発明
では高い面圧を得られる1次シール部Xと、この1次シ
ール部Xに近い高い面圧が得られるとともに、シリンダ
ブロック2とシリンダヘッド3の間隙変化の追従性に優
れる2次、3次シール部Y、Zとを3重に組み合わせて
いるので優れたシール性を得ることができる。ところ
で、上記第1外側段部6Dは燃焼時における第1ビード
部4Aのビードストッパとして機能するとともに、第2
外側段部7Dは燃焼時における第2ビード部5Aのビー
ドストッパとしても機能する。
【0011】なお上記実施例では、スペーサ13を設け
て3重の1次〜3次シール部X〜Zを構成していたがこ
れに限定されるものではなく、例えばスペーサ13を省
略して第1、第2内側段部6E、7Eとの延長線上を1
次シール部Xとしてもよく、この場合には3次シール部
Zが繰り上がって2次シール部Yとなるが、1次シール
部Xと2次シール部Xともに同等の高いシール性を有し
ているので問題はない。
【0012】次に図4は本発明の第2実施例を示すもの
であり、上記第1実施例では内側間隙12内にスペーサ
13を配置していたが、本実施例ではスペーサ13に換
えて第1、第2インナープレート6、7の間に薄肉のセ
ンタープレート20を設けるとともに、このセンタープ
レート20の燃焼室孔10の縁部を折返して重合させ
て、厚肉の環状シム部20Aを構成し、該シム部20A
を内側間隙12内に配置したものである。なおそれ以外
の構成は第1実施例と同一に構成されており、第1実施
例と同一の部材には同一の番号を付している。このよう
な構成の本実施例でも第1実施例と同様の作用効果を得
ることができるのは明らかである。
【0013】次に図5は本発明の第3実施例を示すもの
であり、上記第1実施例では内側間隙12内に別体のス
ペーサ13を配置し、また第2実施例では内側間隙12
内にセンタープレート20の一部であるシム部20Aを
配置していたが、本実施例では第1、第2インナープレ
ート6、7自体に第1、第2突出部6A、7Aと同方向
に突出して相互に当接する第1、第2当接部6F、7F
を形成し、この第1、第2当接部6F、7Fをスペーサ
13およびシム部20Aの代わりとしている。なおそれ
以外の構成は第1実施例と同一に構成されており、第1
実施例と同一の部材には同一の番号を付している。この
ような構成の本実施例では、第1、第2当接部6F、7
Fの延長線上が1次シール部Xとなるので、これに伴っ
て第1、第2突出部6A、7Aの第1、第2内側段部6
E、7Eの延長線上が2次シール部Yとなる一方で、第
1、第2外側段部6D、7Dの延長線上が3次シール部
Zとなる。すなわち、本実施例でも第1〜第3シール部
X〜Zを有しているものである。このような構成の本実
施例でも、第1、第2実施例と同様の作用効果を得るこ
とができるのは明らかである。
【0014】なお上記第1ないし第3実施例では、第
1、第2アウタープレート4、5と第1、第2インナー
プレート6、7を一体としていたが、別体に構成しても
よい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1次シ
ール部よりも外側のシール部も1次シール部と同等の面
圧を有しているので、1次シール部よりも外側のシール
部の面圧が大きく劣っていた従来に比較してシール性を
向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す積層ガスケット1の
正面図。
【図2】図1のA-A線に沿う断面図。
【図3】図2のA-A線に沿う部分が弾性変形した状態
を示す断面図。
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の拡大断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1…積層ガスケット 2…シリンダブロック 3…シリンダヘッド 4…第1アウタープレ
ート 4A…第1ビード部 5…第2アウタープレ
ート 5A…第2ビード部 6…第1インナープレ
ート 6A…第1突出部 6D…第1外側段部 6E…第1内側段部 6F…第1当接部 7…第2インナープレート 7A…第2突出部 7D…第2外側段部 7E…第2内側段部 7F…第2当接部 8…シリンダボア 10…燃焼室孔 12…内側間隙 15…外側間隙 X…1次シール部 Y…2次シール部 Z…3次シール部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックとシリンダヘッドとの
    間に挟持されるとともに、シリンダボアに合わせて穿設
    した燃焼室孔を有する2枚のアウタープレートと、この
    アウタープレート間に配置されて相互に重合する2枚の
    インナープレートとを備えた積層ガスケットにおいて、 上記シリンダブロック側に配置される第1アウタープレ
    ートに、上記燃焼室孔を囲んでシリンダヘッド側に突出
    する第1ビード部を形成するとともに、上記シリンダヘ
    ッド側に配置される第2アウタープレートに、上記第1
    ビード部に重合してシリンダヘッド側に突出する第2ビ
    ード部を形成し、 またシリンダブロック側に配置される第1インナープレ
    ートに、上記第1ビード部に重合してシリンダヘッド側
    に突出する第1突出部を形成するとともに、上記シリン
    ダヘッド側に配置される第2インナープレートに、上記
    第2ビード部に重合してシリンダブロック側に突出する
    第2突出部を形成し、 そして上記第1、第2インナープレートの第1、第2突
    出部よりも燃焼室孔側に内側間隙を形成するとともに、
    これよりも反燃焼室孔側に外側間隙を形成したことを特
    徴とする積層ガスケット。
  2. 【請求項2】 上記内側間隙の間に、スペーサを配置し
    たことを特徴とする請求項1に記載の積層ガスケット。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2インナープレートの間
    に、薄肉のセンタープレートを配置するとともに、この
    センタープレートの燃焼室孔側の縁部を折返してシム部
    を形成し、かつこのシム部を上記内側間隙の間に配置し
    たことを特徴とする請求項1に記載の積層ガスケット。
  4. 【請求項4】 上記第1、第2インナープレートの第
    1、第2突出部よりも燃焼室孔側に、該第1、第2突出
    部と同方向に突出して内側間隙内において相互に当接す
    る第1、第2当接部を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の積層ガスケット。
  5. 【請求項5】 上記第1、第2ビード部の突出量は、第
    1、第2突出部の突出量よりも大きくなっていることを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    積層ガスケット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017066974A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社クボタ エンジンの排気接合部構造

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JP2017066974A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社クボタ エンジンの排気接合部構造

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