JP2001164959A - 排気浄化装置を備えたハイブリッド車のエンジン制御装置 - Google Patents

排気浄化装置を備えたハイブリッド車のエンジン制御装置

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JP2001164959A
JP2001164959A JP35147699A JP35147699A JP2001164959A JP 2001164959 A JP2001164959 A JP 2001164959A JP 35147699 A JP35147699 A JP 35147699A JP 35147699 A JP35147699 A JP 35147699A JP 2001164959 A JP2001164959 A JP 2001164959A
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battery
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motor
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純也 渡邊
Sei Kawatani
聖 川谷
Satoshi Hiranuma
智 平沼
Shinichi Saito
真一 斎藤
Kioko Kato
樹穂子 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分なパティキュレート(PM)低減効果が
得られる排気浄化装置を備えたハイブリッド車のエンジ
ン制御装置を提供することにある。 【解決手段】 車両1の車輪6を駆動するモータ2と、
同モータに電力を供給するバッテリ3と、同バッテリに
電力を供給すべく発電機5を駆動するエンジン4と、同
エンジンの排気路rに設けたフィルタ17に捕集されて
いるカーボンを酸化してフィルタの再生を行う排ガス浄
化装置14と、バッテリの充電状態を検出する充電状態
検出手段23と、車両の運転状態を検出する運転状態検
出手段21,22と、フィルタ17の再生が可能な排気
温度でエンジン4を定常運転Mnでき、少なくともバッ
テリ3が充電不足状態の時にエンジン4を定常運転制御
する制御手段10,11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータでの走
行をエンジン駆動により補助するハイブリッド車のエン
ジン制御装置、特に、エンジンの排気路に設けた酸化触
媒で二酸化窒素を生成し、その二酸化窒素によって下流
側のフィルタに捕集されているカーボンを酸化してフィ
ルタの再生を行う排気浄化装置を備えたハイブリッド車
のエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特に、ディーゼルエンジンの
排ガス中には、カーボン微粒子等を核とするパティキュ
レートが混入しており、このパティキュレートを大気中
に放出することなく捕集するためにディーゼルエンジン
の排気路上にパティキュレートフィルタを装着すること
が行われている。この種のパティキュレートフィルタは
捕集済みパティキュレートを適時に燃焼し、パティキュ
レートフィルタの再生を行なう必要があり、電気ヒータ
による加熱と2次エア供給等による再生手段が用いられ
ている。更に、近年、車両に搭載される触媒再生式フィ
ルタ装置として、図7に示すものが開発されている。こ
の触媒再生式フィルタ装置Aは、排気路100中に酸化
触媒を担持した酸化触媒担持体110とパティキュレー
トフィルタ120とを直列に配備している。
【0003】この酸化触媒担持体110の酸化触媒は排
気中の一酸化窒素(NO)を高活性の二酸化窒素(NO
2)に酸化するもので、下記(1)式の反応によりNO2
を生成する。 2NO+O2 → 2NO2・・・・・(1) 一方、パティキュレートフィルタ120は排気中よりカ
ーボン粒を含むパティキュレートを捕集し、しかも、捕
集済みパティキュレートを酸化触媒担持体110側より
流下してくる高活性の二酸化窒素(NO2)で酸化し
(下記(2),(3)式参照)、ここで生じたガス状の
一酸化窒素(NO)及び炭酸ガス(CO2)を排出する
ことでパティキュレートフィルタ130を再生してい
る。
【0004】 NO2+C → NO+CO・・・・・(2) NO2+CO → NO+CO2・・・・・(3) このような触媒再生式フィルタ装置Aでは、高活性の二
酸化窒素(NO2)を利用することより、その供給を受
けたパティキュレートフィルタ130上のパティキュレ
ートは、上記(2),(3)式で示される燃焼反応によ
り燃焼除去される。しかし、ここで行われる燃焼反応は
250℃以下の低排ガス温度となると燃焼反応が安定し
て行われず、パティキュレート(PM)焼却による充分
なフィルタ再生性能を得ることができない。このため、
エンジンの再生可能領域は排気温度の高い、高負荷側に
限定されている。
【0005】このため排ガス温度の上昇を狙い、燃料噴
射量の増大、吸排気絞り弁の装備、点火タイミングリタ
ード、ポスト噴射(主噴射以外の2次噴射を伴う)など
を行っている。更には、図7に2点鎖線で示すように、
酸化触媒担持体110とパティキュレートフィルタ12
0との間の排気路100に分岐部を形成し、この分岐部
よりバイパス路130を延出形成し、バイパス路130
には開閉弁140を設けるようにしている。この場合、
パティキュレートフィルタ120の再生の行われないエ
ンジン低負荷域を多用する場合には、常閉の開閉弁14
0を開き、フィルタ目詰まりによる圧損上昇を防止する
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の触媒
再生式フィルタ装置を車両に搭載した場合、フィルタ再
生のために燃料噴射量の増大、吸排気絞り弁の装備等を
行い、排ガス温度の上昇を図ると、燃費の悪化等を招く
こととなる。一方、図7に示すように、排ガス温度の低
いエンジン低負荷域でバイパス路130を開き、フィル
タ目詰まりを防止すると、パティキュレート(PM)を
大気放出してしまい、充分なパティキュレート(PM)
低減効果が得られていない。本発明は、上述の課題を解
決するものであって、充分なパティキュレート低減効果
が得られる排気浄化装置を備えたハイブリッド車のエン
ジン制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1の発明では、車両の車輪を駆動する電動モ
ータと、同電動モータに電力を供給するバッテリと、少
なくとも同バッテリに電力を供給すべく発電機を駆動す
るエンジンと、同エンジンの排気路に設けた酸化触媒で
二酸化窒素を生成し、その二酸化窒素によって下流側の
フィルタに捕集されているカーボンを酸化してフィルタ
の再生を行う排ガス浄化装置と、上記バッテリの充電状
態を検出する充電状態検出手段と、車両の運転状態を検
出する運転状態検出手段と、上記フィルタの再生が可能
な排気温度で上記エンジンを定常運転でき、少なくとも
上記バッテリが充電不足状態の時に上記エンジンを定常
運転制御する制御手段とを備えている。このように、バ
ッテリが充電不足状態の時に、フィルタの再生が可能な
排気温度を保持できる定常運転でエンジンを制御でき、
即ち、パッテリ充電不足によるエンジン駆動時には、バ
ッテリに充電しつつ、定常運転することにより排気温度
がパティキュレート焼却によるフィルタの再生が可能な
状態に維持されるので、フィルタが目詰まりを起こすこ
とがない。また、従来装置のように、排気通路にバイパ
ス通路を設け、低排気温度の際に該バイパス通路からパ
ティキュレートを排出する必要もなくなるので、大気に
排出されるパティキュレートが、皆無となる。しかも、
排気路にバイパス路を設けることもなく、燃料の増量噴
射や吸排気絞り弁等も不要となることにより、コストが
低減し、燃費の低減をも図れる。
【0008】請求項2の発明では、請求項1記載の排気
浄化装置を備えたハイブリッド車のエンジン制御装置に
おいて、上記エンジンは上記発電機あるいは車両の駆動
輪のいずれか一方あるいは両方を選択的に駆動可能に形
成され、上記制御手段は上記バッテリが充電不足状態で
ない時に、上記電動モータ駆動での出力不足をエンジン
の定常運転で補うモータ駆動優先モードを選択し、該充
電不足状態の時に、エンジンの定常運転での出力不足を
上記電動モータ運転で補うエンジン駆動優先モードを選
択している。このように、エンジンが発電機と車両の駆
動輪のいずれか一方あるいは両方を選択的に駆動する、
いわゆる並列型ハイブリッドの場合に、上記バッテリが
充電不足状態でない時にモータ駆動優先の定常運転モー
ドを選択し、充電不足状態の時にエンジン駆動優先の定
常運転モードを選択することができ、これらの両運転モ
ードにおいて、エンジンの定常運転を行った場合も、請
求項1と同様に、排気温度がパティキュレート焼却によ
るフィルタの再生が可能な状態に維持されるので、フィ
ルタが目詰まりを起こすことがない。好ましくは、上記
エンジン駆動優先モードでの定常運転で出力不足を生じ
た場合、より出力アップした高出力定常運転を行うこと
が良い。この場合、車両の要求する負荷に対応でき、良
好な走行フィーリングを確保できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態とし
ての排気浄化装置を備えたハイブリッド車のエンジン制
御装置1を示した。図1に示したハイブリッド車Cは、
直列型であり、電気自動車(EV)として電動モータ
(以後単にモータと記す)2で走行(EV走行)し、バ
ッテリー3の充電量が低下するとディーゼルエンジンで
あるエンジン4を駆動させ、発電機5を回し、バッテリ
ーチャージをして走行を継続する。このハイブリッド車
Cはその駆動輪6が回転力伝達系601および変速機7
を介しモータ2に接続され、モータ2はバッテリー3よ
り電力供給を受け、バッテリー3は発電機5によって充
電され、発電機5はエンジン4に連結され、エンジン駆
動時に充電される。
【0010】発電機5は電流制御部9を備え、電流制御
部9は後述のモータコントローラ(以後単にモータコン
トローラと記す)10の発電信号Sdを受けた際に、コ
ンバータとして機能し、発電機5を発電状態に切り換え
発電機エネルギを電力変換してバッテリー3に電力供給
する。しかも、始動信号Ssを受けると発電機5にバッ
テリー3より始動電流を供給し、スタータとして発電機
5を駆動できる。モータ2は交流機であり、モータ2内
の図示しないコイルがモータ駆動回路8に接続され、図
示しないロータがその回転力を変速機7に伝達する。変
速機7はモータ2の回転力を図示しない減速ギア列を介
し回転力伝達系601に伝達するように構成される。
【0011】モータ駆動回路8はインバータとして機能
し、バッテリー3のエネルギを交流電力に変換してモー
タ2に供給し駆動するもので、モータコントローラ10
の電流制御信号Siに応じて出力調整を行う。エンジン
4はエンジンコントロールユニット(以後単にエンジン
コントローラ11と記す)に制御され、図示しない燃料
供給用の燃料噴射弁を備え、排気系には排気マニホール
ド12、排気管13、排ガス浄化装置14、図示しない
マフラー等を備え、これらで排気路rを形成する。な
お、モータコントローラ10及びエンジンコントローラ
11は共にマイクロコンピュータによってその主要部が
成り、両者はシリアル通信が可能なように互いに信号回
線kで連結される。
【0012】排ガス浄化装置14はそのケーシング15
の内側に排気路rに沿って触媒コンバータ16及びディ
ーゼルパティキュレートフィルタ(以後単にフィルタと
記す)17を直列状に備える。触媒コンバータ16はそ
の触媒担持体18上にプラチナ系の酸化触媒が担持され
る。酸化触媒は排気中の一酸化窒素(NO)を酸素O 2
で酸化して高活性の二酸化窒素(NO2)に生成する。
フィルタ17は排気中よりカーボンであるパティキュレ
ート(PM)を濾過して捕集するもので、多数の排ガス
通路を並列状に積層してなるセラミック製のハニカム構
造体として形成されている。
【0013】このような排ガス浄化装置14は、エンジ
ン4の排ガス温度が低温状態(例えば250°以下)で
あるとすると、触媒コンバータ16上での二酸化窒素
(NO 2)の生成が低減し、パティキュレートは下流側
のフィルタ17に順次捕集され、滞積する。一方、エン
ジン1の排ガス温度が上昇すると(例えば250°以
上)、(1)式に示したような一酸化窒素(NO)の酸
化反応が促進され、高活性の二酸化窒素(NO2)が生
成され、下流に流動する。この時フィルタ7に捕集され
たパティキュレートが高活性の二酸化窒素(NO2)の
供給を受けて、(2),(3)式の酸化反応により順次
焼却排除され、パティキュレートフィルタ17が再生さ
れる。
【0014】モータコントローラ10は、図示しない入
力ポートにメインスイッチ20からの開閉信号Sm、ア
クセルペダル踏込量θa信号を出力する負荷センサ2
1、車速VV信号を出力する車速センサ22、充電状態
検出手段としてバッテリー3の充電量Vb信号を出力す
るバッテリーセンサ23、ブレーキ信号Bを出力するブ
レーキセンサ24等の各運転状態検出手段が接続され
る。更に、モータコントローラ10の図示しない出力ポ
ートはモータ2の駆動回路8に接続され、電流制御信号
Siを出力するように構成される。
【0015】エンジンコントローラ11は、その入力ポ
ートにモータコントローラ10が受けた各運転状態検出
信号kを信号回線を介して取り込む。更に、エンジンコ
ントローラ11は定常運転に対応する燃料噴射量信号S
qを図示しない出力ポートを介してエンジン4の燃料供
給装置を成す電子ガバナ25に出力する。ここで、モー
タコントローラ10は、特に次のような機能を備える。
【0016】制御手段として、エンジン4をフィルタ1
7の再生が可能な排気温度Tg(例えば250℃以上)
を保持できる領域内(図3(a)のハッチング参照)に
あり、燃費最良点として設定される定常運転Mnが可能
であり、少なくともバッテリの充電状態が充電不足状態
(充電量:VLOW以下)に達したと判断した時(図3
(b)のエンジンon領域)に、エンジン4を定常運転
Mnで制御する。ここでは、充電量Vbの不足でモータ
2の出力不足を招くことがないように、エンジン4を定
常運転Mnで駆動制御する。以下、各制御プログラムに
沿って、ハイブリッド車のエンジン制御装置の作動を説
明する。モータコントローラ10及びエンジンコントロ
ーラ11はメインスイッチ20のキーオン信号Smによ
って制御を開始する。
【0017】モータコントローラ10は、図3のステッ
プa1において、現在の運転状態データ、即ち、アクセ
ルペダル踏込量θa、車速Vv、バッテリー3の充電量
Vb、ブレーキB等の各信号を取り込み、ステップa2
に進む。ステップa2ではバッテリー3の充電量Vb信
号を取り込み、この値が充電不足状態(充電量:VLO W
以下)を上回るか否か判断し、上回る(図3(b)のV
LOWより上側域)とステップa3に、下回るとステップ
a4に進む。ステップa4では、バッテリ充電量が不足
であるとして、エンジンコントローラ11より燃料噴射
量信号が電子ガバナに出力されると同時に、モータコン
トローラ10より電流制御部9に始動信号Ssを出力
し、発電機5をスタータとして始動させることにより、
エンジンの運転を開始する。このとき、電子ガバナに出
力される信号は噴射量が段階的に増大するよう出力制御
され、最終的にフィルタ17の再生が可能な排気温度を
維待できる定常運転Mn(図2参照)で駆動すべく噴射
量制御信号が出力される。ステップa4から、あるいは
ステップa2から充電量が十分であるとしてa3に達す
ると、ステップa3ではアクセル開度、車速等の情報を
基にモータコントローラ10より出力される制御電流値
によりモータが駆動制御される。その後ステップa5で
キーオフか否かが判断され、キーオフの時には車両停止
と判断し制御を終了する。また、キーオンの状態である
場合は本制御が繰り返されることとなる。
【0018】従って、図1に示した直列型のハイブリッ
ド車のエンジン制御装置1では、バッテリ充電不足によ
るエンジン4の駆動時には、エンジン4を定常運転Mn
で駆動することにより充電しつつ、排気温度はパティキ
ュレート焼却によるフィルタ17の再生が可能な状態に
維持されるので、フィルタ上のパティキュレートが良好
に燃焼除去される。
【0019】次に、第2の実施形態に係るハイブリッド
車のエンジン制御装置1aを図4に示した。ここでのハ
イブリッド車のエンジン制御装置1aは並列型であり、
図1に示す直列型ハイブリッド車と同様の構成部分が多
く、ここでは同一部位には同一符号を、機能が対応する
部位には同一符号の末尾に符号aを付加し、重複説明を
略す。このハイブリッド車は駆動輪6が変速機7aを介
しモータ2aに接続され、モータ2aはバッテリー3a
より電力供給を受け、バッテリー3aは発電機5aに連
結され,発電機5aはエンジン4aに連結され、エンジ
ン駆動時に充電される。エンジン4aの図示しない出力
軸は電磁式のクラッチ20を介し変速機7aに接続され
る。クラッチ20はエンジンコントローラ11aのクラ
ッチ操作信号Scにより断接制御される。変速機7はモ
ータ2aの回転力を図示しない減速ギア列を介し回転力
伝達系601に伝達すると共に、クラッチ20の接時に
エンジン4aからの回転力を図示しない減速ギア列を介
し回転力伝達系601に伝達するように構成される。
【0020】モータコントローラ10aは運転状態検出
信号に応じ設定された運転域に対応する燃料噴射量信号
Sqを図示しない出力ポートを介してエンジン4aの燃
料供給装置を成す電子ガバナ25aに出力する。モータ
コントローラ10aの図示しないROMには図5の制御
プログラムが記憶処理されている。モータコントローラ
10aは、特に次のような機能を備える。
【0021】制御手段として、エンジン4aをフィルタ
17の再生が可能な排気温度Tg(例えば250℃)を
維持できる図6(a)の定常運転(ここでは図2のエン
ジン制御装置1での定常運転Mnと同様に設定される
が、場合により相違点を設定しても良い)Mn1及び同
定常運転Mn1より所定量出力アップを図れる高出力定
常運転Mn2で制御可能である。即ち、バッテリ3aの
充電状態が図6(b)の充電不足状態(充電量:VLOW
以下)に達し、エンジン駆動優先モードと判断した時
に、エンジン4aを定常点Mn1で定常運転し、その
際、出力不足の状態であると、より出力アップした高出
力定常運転Mn2で定常運転を行うように設定される。
【0022】なお、高出力定常点Mn2は、図6(a)
に示すように、比較的高いエンジン回転数Ne2で、設
定トルクT2(設定燃料噴射量)でのエンジン制御がな
され、定常点Mn1では、比較的低いエンジン回転数N
e1で、設定トルクT1(設定燃料噴射量)でのエンジ
ン制御がなされるようにあらかじめ設定する。以下、各
制御プログラムに沿って、ハイブリッド車のエンジン制
御装置1aの作動を説明する。モータコントローラ10
a、エンジンコントローラ11aはメインスイッチ20
のキーオン信号Smによって制御を開始する。
【0023】モータコントローラ10aは、図5のステ
ップs1において、運転状態データの各信号を取り込
み、ステップs2に進む。ここではバッテリー3の充電
量Vb信号を取り込み、充電量Vbが充電不足電圧:V
LOWを上回るとステップs3に、下回るとステップs8
に進む。ステップs3ではモータ駆動優先モードにおけ
るモータ制御を実行する。ここでのモータ運転制御は第
1実施例と同様にアクセル開度、車速等が情報を基にモ
ータコントローラ10aより制御電流値に応じてモータ
2aが駆動制御される。このようなモータ制御の実行の
後、ステップs4に進む。ステップs4では、モータ出
力PSが車速Vvとアクセル開度θaより演算した車両
の必要出力PSOと比較され、必要出力PSOをモータ
出力PSが上回るとステップs5に進み、ここではエン
ジンの運転は行わない。
【0024】ステップs4で,必要出力PSOをモータ
出力PSが下回り出力不足であると判断されると、ステ
ップs6に進み、モータコントローラ10aは比較的低
いエンジン回転数Ne1で、設定トルクT1での定常運
転Mn1を行うべくエンジンコントローラ11aにエン
ジン駆動信号を出力し、エンジンコントローラ11aは
定常運転Mn1に対応した噴射量信号Sqをガバナ25
aに出力してエンジンが運転される。この時、実施例1
と同様に発電機5aがスタータとしてモータ駆動される
こととなる。エンジン運転開始後、ステップs7ではモ
ータ制御に進む。ここでは、現在設定されている車両の
必要出力PSOより定常運転Mn1されているエンジン
の出力Peを減算した残りの値がモータでカバーするモ
ータ出力PSとして算出され、モータコントローラ10
aはモータ2aのガバナ出力に応じた電流制御信号Si
をモータ駆動回路8に出力し、モータ2aにモータ駆動
電流が供給される。
【0025】一方、ステップs2よりステップs8に達
すると、ステップs6と同様にエンジンを定常運転Mn
1で運転する。その後、ステップs9では、エンジン駆
動優先域での定常運転Mn1によるエンジンの出力Pe
が,車速Vvとアクセル開度θaより演算した現在の車
両の必要出力PSOと比較され、必要出力PSOをエン
ジンの出力Peが上回るとステップs10でモータ2a
を停止させ、ステップs13に進み、下回るとステップ
s11に進み、モータコントローラ10aはエンジン出
力Peをアップすべく比較的高いエンジン回転数Ne2
で、設定トルクT2での高出力定常運転Mn2を行うべ
くエンジンコントローラ11aにエンジン駆動信号を出
力し、エンジンコントローラ11aは定常運転Mn2に
対応した(図6(a)参照)噴射量信号Sbをガバナ2
5a出力してエンジンが定常運転Mn2の状態で駆動さ
れる。
【0026】ステップs12では現在の車両の必要出力
PSOより高出力定常運転Mn2されるエンジンの出力
Peを減算した残りの値が基本的にモータ出力PSとし
て算出され、更に、その値を所定量上回るようにモータ
出力PSが修正して設定される。その上で、電流制御信
号Siをモータ駆動回路8に出力し、モータ2aに値I
のモータ駆動電流が供給される。これによって、モータ
2aがエンジンをアシストする状態で作動する。
【0027】このようなステップs10、s12よりス
テップs13に達すると、現在のエンジン出力Peとモ
ータ駆動時にはモータ出力PSとの合力が現在の必要出
力PSOを上回るが,その余剰出力でエンジン4a側の
駆動を継続させ、バッテリ3aの充電処理を行うべく、
エンジンコントローラ11aを介し電流制御部9に発電
信号Sdを出力するように指令を発し、ステップs14
に進み、メインスイッチ20がキーオフでない限りステ
ップs1に戻り、キーオフで制御を終了する。
【0028】図4の並列型ハイブリッド車のエンジン制
御装置1aは、エンジン駆動の際には、エンジン4aを
フィルタの再生が可能な排気温度(図3(a)の250
℃以上)を保持できる各定常点Mn1,Mn2で駆動す
る。このため、バッテリ充電不足によるエンジン4aの
駆動時(ステップs8及びステップs11)でも、モー
タアシストのためのエンジン駆動時(ステップs6)で
も排気温度がパティキュレート焼却によるフィルタ17
の再生が可能な状態に維持されるので目詰まりを起こす
ことがない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、バッ
テリが充電不足状態の時に、フィルタの再生が可能な排
気温度を維持できる定常運転域でエンジンを制御でき、
即ち、パッテリ充電不足によるエンジン駆動時には、エ
ンジンの定常運転により、充電しつつ、排気温度がパテ
ィキュレート焼却によるフィルタの再生が可能な状態に
維持されるので、フィルタ目詰まりを起こすことがなく
なる。また、従来装置のように排気通路にフィルタをバ
イパスする通路を設け、エンジン運転状態が低排気温度
の際に、バイパス通路からパティキュレートを大気放出
する必要がなくなり、結果的に、パティキュレート排出
量を低減できる。
【0030】請求項2の発明は、いわゆる並列型ハイブ
リッドの場合に、上記バッテリが充電不足状態にないと
判断した時にモータ駆動優先モードを選択し、充電不足
状態にあると判断した時にエンジン駆動優先モードを選
択することができ、これらの両運転モードにおいても、
エンジンを定常運転を行うので、請求項1と同様に、排
気温度がパティキュレート焼却によるフィルタの再生が
可能な状態に維持されることによりフィルタの目詰まり
を防止できるので、パティキュレートの排出量を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての排気浄化装置を備
えたハイブリッド車のエンジン制御装置の要部概略構成
図である。
【図2】図1のエンジン制御装置で用いる目標車速の算
出マップの特性線図である。
【図3】図1のエンジン制御装置で用いるメインルーチ
ンのフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態としてのハイブリッド車
のエンジン制御装置の概略構成図である。
【図5】図4のエンジン制御装置で用いるエンジン・モ
ータ制御ルーチンのフローチャートである
【図6】図4のエンジン制御装置の制御特性を説明する
図で、(a)は定常運転域の説明図を、(b)はバッテ
リ充電量と定常運転域の関連を示す説明図である。
【図7】従来装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2 モータ 4 エンジン 10 モータコントローラ 11 エンジンコントローラ 14 排ガス浄化装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F02D 29/02 D F02D 29/02 B60K 9/00 E (72)発明者 平沼 智 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 斎藤 真一 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 加藤 樹穂子 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3G090 AA02 DA19 EA02 3G091 AA14 AA18 AB02 AB13 BA14 CB02 EA39 FA08 GA06 GB06W GB17X HA15 3G093 AA04 AA07 AA16 AB01 BA19 BA20 CA10 DA06 DB00 DB05 DB10 DB15 EA05 EB00 FA11 5H115 PA13 PG04 PI16 PI22 PI29 PU01 PU24 PU25 QN03 RB08 RE05 SE05 TE07 TI01 TO21 TO23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車輪を駆動する電動モータと、同電
    動モータに電力を供給するバッテリと、少なくとも同バ
    ッテリに電力を供給すべく発電機を駆動するエンジン
    と、同エンジンの排気路に設けた酸化触媒で二酸化窒素
    を生成し、その二酸化窒素によって下流側のフィルタに
    捕集されているカーボンを酸化してフィルタの再生を行
    う排ガス浄化装置と、上記バッテリの充電状態を検出す
    る充電状態検出手段と、車両の運転状態を検出する運転
    状態検出手段と、上記フィルタの再生が可能な排気温度
    で上記エンジンを定常運転でき、少なくとも上記バッテ
    リが充電不足状態の時に上記エンジンを定常運転制御す
    る制御手段と、を備えたことを特徴とする排気浄化装置
    を備えたハイブリッド車のエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排気浄化装置を備えたハイ
    ブリッド車のエンジン制御装置において、 上記エンジンは上記発電機あるいは車両の駆動輪のいず
    れか一方あるいは両方を選択的に駆動可能に形成され、
    上記制御手段は上記バッテリが充電不足状態でない時
    に、上記電動モータ単独あるいは上記電動モータ駆動で
    の出力不足をエンジンの定常運転で補うモータ駆動優先
    モードを選択し、該充電不足状態の時に、エンジンの定
    常運転での出力不足を上記電動モータ運転で補うエンジ
    ン駆動優先モードを選択することを特徴とする排気浄化
    装置を備えたハイブリッド車のエンジン制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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