JP2001163117A - 自動車用照明プレート - Google Patents
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示部全体にわたって均一な光量で所望の文
字、図形等を表示することができ、かつ薄型で耐久性に
優れた自動車用照明プレートを提供する 【構成】 導光板と、所望形状の光透過孔を有し導光板
に被せられるカバーと、導光板の裏面に形成される光反
射層が備えられ、光反射層はカバーの光透過孔が導光板
裏面上に投影される領域を覆い、かつ、該領域よりも若
干広い領域に形成される。
字、図形等を表示することができ、かつ薄型で耐久性に
優れた自動車用照明プレートを提供する 【構成】 導光板と、所望形状の光透過孔を有し導光板
に被せられるカバーと、導光板の裏面に形成される光反
射層が備えられ、光反射層はカバーの光透過孔が導光板
裏面上に投影される領域を覆い、かつ、該領域よりも若
干広い領域に形成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の照明プレー
トに関する。詳しくは、特定の形状を光源からの光によ
り表示する、スカッフプレート等の照明プレートに関す
る。
トに関する。詳しくは、特定の形状を光源からの光によ
り表示する、スカッフプレート等の照明プレートに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車車内用インテリアとして、
スカッフプレート等に特定の形状、文字等を表示させた
ものが用いられている。例えば、実開平６−１８０７８
に記載のサイドステップ部に付設される照明装置付きプ
レートでは、発光部を透明の樹脂（導光体）で被覆し、
さらに所望の形状を窓状に打ち抜いたカバーを被せるこ
とにより、光源からの光をカバーに設けられた窓状の光
透過孔から取り出し、所望の形状を表示させている。
スカッフプレート等に特定の形状、文字等を表示させた
ものが用いられている。例えば、実開平６−１８０７８
に記載のサイドステップ部に付設される照明装置付きプ
レートでは、発光部を透明の樹脂（導光体）で被覆し、
さらに所望の形状を窓状に打ち抜いたカバーを被せるこ
とにより、光源からの光をカバーに設けられた窓状の光
透過孔から取り出し、所望の形状を表示させている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような構成によれ
ば、発光部、導光板、及びカバーが順次積層されるた
め、プレート全体の厚みが増してしまう。また、発光部
が導光板を介してカバーの直下に位置し、プレート上面
（カバー面）からの負荷は直接発光部に加わることとな
る。そのため、例えば、スカッフプレートのように乗降
の際に踏まれるおそれがある場所に設置されるプレート
においては、発光部に必要以上の負荷が加わり発光部の
機能を損ねかねない。
ば、発光部、導光板、及びカバーが順次積層されるた
め、プレート全体の厚みが増してしまう。また、発光部
が導光板を介してカバーの直下に位置し、プレート上面
（カバー面）からの負荷は直接発光部に加わることとな
る。そのため、例えば、スカッフプレートのように乗降
の際に踏まれるおそれがある場所に設置されるプレート
においては、発光部に必要以上の負荷が加わり発光部の
機能を損ねかねない。
【０００４】これらの問題点を解決する手段として、発
光部、即ち光源を導光体の下ではなく横の位置に設け、
導光体の側面から光を導入する方法が考えられる。この
方法では、例えば、導光体のカバーが被せられる面と反
対の面の表面全体に粗面処理又は白色印刷等により反射
層を設け、かかる反射層により導光体側面から導入され
た光をカバー方向に反射させ、カバーの窓状の光透過孔
から光が取り出される。しかしながら、このような構成
では反射層が広いため反射効率が不十分となり、発光ム
ラの生ずるおそれがある。反射層を全面に形成せずに、
ドット状に印刷して反射面積を減少させることも考えら
れるが、この場合には、カバーの光透過孔から取り出さ
れる光がドット状に観察されるおそれがあり、意匠上好
ましくない。
光部、即ち光源を導光体の下ではなく横の位置に設け、
導光体の側面から光を導入する方法が考えられる。この
方法では、例えば、導光体のカバーが被せられる面と反
対の面の表面全体に粗面処理又は白色印刷等により反射
層を設け、かかる反射層により導光体側面から導入され
た光をカバー方向に反射させ、カバーの窓状の光透過孔
から光が取り出される。しかしながら、このような構成
では反射層が広いため反射効率が不十分となり、発光ム
ラの生ずるおそれがある。反射層を全面に形成せずに、
ドット状に印刷して反射面積を減少させることも考えら
れるが、この場合には、カバーの光透過孔から取り出さ
れる光がドット状に観察されるおそれがあり、意匠上好
ましくない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の局面は上
記課題に課題に鑑みなされたものであり、表示部全体に
わたって均一な光量で所望の文字、図形等を表示するこ
とができ、かつ薄型で耐久性に優れた自動車用照明プレ
ートを提供することを目的とする。その構成は以下の通
りである。導光板と、前記導光板の表面上のカバーであ
って、所望形状の光透過孔を有するカバーと、前記導光
板の裏面に形成される光反射層であって、該光反射層は
前記光透過孔が前記裏面上に投影される領域を覆い、か
つ、該領域よりも若干広い光反射層と、を備えてなる自
動車用照明プレート。
記課題に課題に鑑みなされたものであり、表示部全体に
わたって均一な光量で所望の文字、図形等を表示するこ
とができ、かつ薄型で耐久性に優れた自動車用照明プレ
ートを提供することを目的とする。その構成は以下の通
りである。導光板と、前記導光板の表面上のカバーであ
って、所望形状の光透過孔を有するカバーと、前記導光
板の裏面に形成される光反射層であって、該光反射層は
前記光透過孔が前記裏面上に投影される領域を覆い、か
つ、該領域よりも若干広い光反射層と、を備えてなる自
動車用照明プレート。
【０００６】かかる構成によれば、カバーに形成される
光透過孔に対応する部分にのみ光反射層が形成されるた
め、光反射層の面積を小さくでき、その結果、光源から
の光を光反射層全体にムラなく集めることができる。も
って、光反射層全体にわたって均一の光量で発光させる
ことができる。また、発光部がカバー、導光板と重ねら
れる位置に設けられないため、照明プレート全体を薄く
できる。さらに、光源は導光板の横方向の任意の位置に
設けられるので、照明プレートを負荷が加わる位置に設
置する場合においても当該負荷の光源への影響を防止で
き、耐久性の向上が図られる。
光透過孔に対応する部分にのみ光反射層が形成されるた
め、光反射層の面積を小さくでき、その結果、光源から
の光を光反射層全体にムラなく集めることができる。も
って、光反射層全体にわたって均一の光量で発光させる
ことができる。また、発光部がカバー、導光板と重ねら
れる位置に設けられないため、照明プレート全体を薄く
できる。さらに、光源は導光板の横方向の任意の位置に
設けられるので、照明プレートを負荷が加わる位置に設
置する場合においても当該負荷の光源への影響を防止で
き、耐久性の向上が図られる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明の第１
の局面における構成を説明する。図１は本発明の第１の
局面における一の実施例であるスカッフプレート１の上
面図及びＡ−Ａ線断面図である。スカッフプレート１は
カバー１０、筐体２０及び３０、導光板４０から概略構
成される。カバー１０は光を透過しない材料からなり、
例えば、各種の金属、合金等を用いることができる。も
ちろん、光を透過しない材料であれば、不透明な樹脂、
プラスチック等の材料を用いることもできる。これらの
材料の薄板をプレス加工等により成型し、所望の形状の
カバーとされる。実施例においてはカバー１０の形状を
平面視矩形としたが、これに限定されるわけではなく、
表示させる文字、取付場所等に応じてその形状は任意に
定められるものである。カバー１０には文字状に光透過
孔１１が形成される。実施例のような文字の他、数字、
所望の図形をプレス加工等により打ち抜き窓状の光透過
孔１１を形成することができる。また、カバー１０の所
望形状以外の部分に光不透過性インクを印刷することに
より、光透過孔を形成することもできる。光透過孔１１
にはポリ塩化ビニルやエポキシ樹脂等の透明な樹脂等を
充填することができる。また、スカッフプレート１の全
体を透明な樹脂等で被覆することもできる。これによ
り、スカッフプレートの耐久性が向上される。
の局面における構成を説明する。図１は本発明の第１の
局面における一の実施例であるスカッフプレート１の上
面図及びＡ−Ａ線断面図である。スカッフプレート１は
カバー１０、筐体２０及び３０、導光板４０から概略構
成される。カバー１０は光を透過しない材料からなり、
例えば、各種の金属、合金等を用いることができる。も
ちろん、光を透過しない材料であれば、不透明な樹脂、
プラスチック等の材料を用いることもできる。これらの
材料の薄板をプレス加工等により成型し、所望の形状の
カバーとされる。実施例においてはカバー１０の形状を
平面視矩形としたが、これに限定されるわけではなく、
表示させる文字、取付場所等に応じてその形状は任意に
定められるものである。カバー１０には文字状に光透過
孔１１が形成される。実施例のような文字の他、数字、
所望の図形をプレス加工等により打ち抜き窓状の光透過
孔１１を形成することができる。また、カバー１０の所
望形状以外の部分に光不透過性インクを印刷することに
より、光透過孔を形成することもできる。光透過孔１１
にはポリ塩化ビニルやエポキシ樹脂等の透明な樹脂等を
充填することができる。また、スカッフプレート１の全
体を透明な樹脂等で被覆することもできる。これによ
り、スカッフプレートの耐久性が向上される。
【０００８】筐体２０は光源部２１、導光板４０の保護
等の目的で設けられる。筐体３０も同様に導光板４０の
保護等のために設けられる。筐体２０の内部には光源２
１が備えられる。光源２１はＬＥＤ光源で構成される。
実施例においては任意の色を発光可能なＲＧＢタイプの
ＬＥＤを用いた。もちろん、その他のタイプのＬＥＤを
光源として用いることもでき、また、バルブを光源とし
て用いることもできる。尚、ＬＥＤを光源として用いる
ことは、消費電力の面及び発熱の面から好ましい。光源
２１は図示しない電源及び制御回路に接続され、その点
灯状態が制御される。例えば、ドアーの開閉に連動させ
て、光源２１を点灯及び消灯させることができる。ま
た、ルームランプ又はフロントランプと連動させて点灯
又は消灯させることもできる。
等の目的で設けられる。筐体３０も同様に導光板４０の
保護等のために設けられる。筐体２０の内部には光源２
１が備えられる。光源２１はＬＥＤ光源で構成される。
実施例においては任意の色を発光可能なＲＧＢタイプの
ＬＥＤを用いた。もちろん、その他のタイプのＬＥＤを
光源として用いることもでき、また、バルブを光源とし
て用いることもできる。尚、ＬＥＤを光源として用いる
ことは、消費電力の面及び発熱の面から好ましい。光源
２１は図示しない電源及び制御回路に接続され、その点
灯状態が制御される。例えば、ドアーの開閉に連動させ
て、光源２１を点灯及び消灯させることができる。ま
た、ルームランプ又はフロントランプと連動させて点灯
又は消灯させることもできる。
【０００９】カバー１０の下には導光板４０が重ねられ
る。導光板４０は透明な樹脂又はガラス等からなる。ス
カッフプレートのように外部負荷がかかるおそれのある
場合には、高強度の材料を用いることが好ましい。例え
ば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂又はポリカーボネート
を用いる。また、導光板４０の表面又は裏面を凹状又は
凸状に加工し、導光板４０にレンズ効果を持たせること
もできる。導光板４０の裏面４１には、光反射性のイン
クによる反射層５０が設けられる。実施例においてはシ
ルク印刷により白色系のインクからなる反射層５０を設
けた。その他の印刷方法、蒸着、又はスパッタリング等
により反射層を形成しても良い。また、白色テープを導
光板４０の裏面４１に貼着することにより反射層を設け
ることもできる。光反射インクは光反射率の高いものが
用いられる。好ましくは白色系のインクを用いる。ま
た、導光板裏面４１をエッチング、サンドブラスト、放
電加工等の処理により粗面化して反射層を形成すること
もできる。
る。導光板４０は透明な樹脂又はガラス等からなる。ス
カッフプレートのように外部負荷がかかるおそれのある
場合には、高強度の材料を用いることが好ましい。例え
ば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂又はポリカーボネート
を用いる。また、導光板４０の表面又は裏面を凹状又は
凸状に加工し、導光板４０にレンズ効果を持たせること
もできる。導光板４０の裏面４１には、光反射性のイン
クによる反射層５０が設けられる。実施例においてはシ
ルク印刷により白色系のインクからなる反射層５０を設
けた。その他の印刷方法、蒸着、又はスパッタリング等
により反射層を形成しても良い。また、白色テープを導
光板４０の裏面４１に貼着することにより反射層を設け
ることもできる。光反射インクは光反射率の高いものが
用いられる。好ましくは白色系のインクを用いる。ま
た、導光板裏面４１をエッチング、サンドブラスト、放
電加工等の処理により粗面化して反射層を形成すること
もできる。
【００１０】反射層５０は、導光板裏面４１の全面に形
成されるのではなく、カバー１０の光透過孔１１に対応
する領域のみに形成される。このように反射層５０の面
積を少なくすることにより、光源２１からの光を集光、
反射させる面積が少なくてすみ、その結果、反射層５０
全体にわたって均一な発光が行われる。詳しくは、光透
過孔１１を導光体裏面４１に正投影した領域を覆い、か
つ若干広い領域に形成される。即ち、スカッフプレート
１をカバー１０側から真正面に見たときに光透過孔１１
を通して見える導光板裏面４１の領域を少なくともカバ
ーするように反射層５０が設けられる。さらに好ましく
は、図示されるように、光透過孔１１と概略視相似の形
状の領域に反射層５０が形成される。これにより、斜め
方向からスカッフプレート１を見た場合であっても、カ
バー１０の光透過孔１１を通して見える導光体裏面４１
の部分にも反射層が設けられることとなり、見る角度に
よって光透過孔１１からの発光態様が変化することが防
止される。また、光透過孔１１と相似の形状に反射層５
０を設けるのではなく、光透過孔１１の形状に対応する
形状の反射層を設けることもできる。例えば、実施例の
場合を例にとれば、Ａの文字には三角形、Ｂ、Ｃの文字
であればそれぞれ四角形等である。光源２１から発せら
れた光は、導光体４０を通って反射層５０に集光し、そ
の後カバー１０方向に反射する。反射した光はカバー１
０の光透過孔１１を通って、外部に取り出される。
成されるのではなく、カバー１０の光透過孔１１に対応
する領域のみに形成される。このように反射層５０の面
積を少なくすることにより、光源２１からの光を集光、
反射させる面積が少なくてすみ、その結果、反射層５０
全体にわたって均一な発光が行われる。詳しくは、光透
過孔１１を導光体裏面４１に正投影した領域を覆い、か
つ若干広い領域に形成される。即ち、スカッフプレート
１をカバー１０側から真正面に見たときに光透過孔１１
を通して見える導光板裏面４１の領域を少なくともカバ
ーするように反射層５０が設けられる。さらに好ましく
は、図示されるように、光透過孔１１と概略視相似の形
状の領域に反射層５０が形成される。これにより、斜め
方向からスカッフプレート１を見た場合であっても、カ
バー１０の光透過孔１１を通して見える導光体裏面４１
の部分にも反射層が設けられることとなり、見る角度に
よって光透過孔１１からの発光態様が変化することが防
止される。また、光透過孔１１と相似の形状に反射層５
０を設けるのではなく、光透過孔１１の形状に対応する
形状の反射層を設けることもできる。例えば、実施例の
場合を例にとれば、Ａの文字には三角形、Ｂ、Ｃの文字
であればそれぞれ四角形等である。光源２１から発せら
れた光は、導光体４０を通って反射層５０に集光し、そ
の後カバー１０方向に反射する。反射した光はカバー１
０の光透過孔１１を通って、外部に取り出される。
【００１１】続いて、本発明の第２の局面について説明
する。第２の局面においては、ハーフミラー効果を利用
することにより、表示モードが変化する照明プレートを
提供することを目的とする。その構成は、以下の通りで
ある。即ち、導光板と、前記導光板の表面上のカバーで
あって、所望形状の光透過孔を有するカバーと、前記導
光板の裏面に形成される光反射層であって、該光反射層
は前記光透過孔が前記裏面上に投影される領域を覆い、
かつ、該領域よりも若干広い光反射層と、を備えてな
り、前記導光板の表面又は／及び前記裏面はハーフミラ
ー処理がされている、ことを特徴とする自動車用照明プ
レート。
する。第２の局面においては、ハーフミラー効果を利用
することにより、表示モードが変化する照明プレートを
提供することを目的とする。その構成は、以下の通りで
ある。即ち、導光板と、前記導光板の表面上のカバーで
あって、所望形状の光透過孔を有するカバーと、前記導
光板の裏面に形成される光反射層であって、該光反射層
は前記光透過孔が前記裏面上に投影される領域を覆い、
かつ、該領域よりも若干広い光反射層と、を備えてな
り、前記導光板の表面又は／及び前記裏面はハーフミラ
ー処理がされている、ことを特徴とする自動車用照明プ
レート。
【００１２】このような構成によれば、光源から光を導
光板に導入しない状態（導光板内より外部の方が明るい
状態）においては、外部から導光板内へと照射される光
がハーフミラー処理をした導光板表面において反射し、
この反射光により金属色がカバーの光透過孔に観察され
る。他方、光源より導光板に光を導入した状態（外部よ
り導光板内の方が明るい状態）においては、ハーフミラ
ー効果により光源から発せられた光が外部に取り出さ
れ、光源色が観察される。このように、光源の点灯如何
によって観察される色が変化する照明プレートが提供さ
れる。
光板に導入しない状態（導光板内より外部の方が明るい
状態）においては、外部から導光板内へと照射される光
がハーフミラー処理をした導光板表面において反射し、
この反射光により金属色がカバーの光透過孔に観察され
る。他方、光源より導光板に光を導入した状態（外部よ
り導光板内の方が明るい状態）においては、ハーフミラ
ー効果により光源から発せられた光が外部に取り出さ
れ、光源色が観察される。このように、光源の点灯如何
によって観察される色が変化する照明プレートが提供さ
れる。
【００１３】以下、図を参照しながら本発明の第２の局
面における構成を説明する。尚、第１の局面における実
施例であるスカッフプレート１と同一の部材には同一の
符号を付してその説明を省略する。図２はスカッフプレ
ート２の上面図及びＢ−Ｂ線断面図を示した図である。
導光板４０の表面４２にはハーフミラー層６０が形成さ
れる。ハーフミラー層６０は、図３に示されるように三
層からなり、カバー１０に近い方からインク層６１、保
護層６２、及び金属層６３が順次積層されて構成され
る。ハーフミラー層６０の形成方法の一例を示すと、ま
ず導光板表面４２の表面にＡｌを蒸着し、Ａｌ薄膜から
なる金属層６３を形成する。金属層６３はハーフミラー
効果が得られるように、昼間の車内における明るさの光
に対してはその表面で反射し、光源２１からの光は透過
する程度の厚さに形成する。続いて、エポキシ樹脂等の
透明な樹脂を印刷、塗布等により金属層６３に重ねて形
成し保護層６２とする。最後に、黄色等の色のインクを
印刷又は塗布等しインク層６１を形成する。もちろん、
ハーフミラー層６０の形成方法はこれに限られず、ま
た、金属層及び保護層の材料、並びにインク層の材料及
び色は任意に選択できるものである。
面における構成を説明する。尚、第１の局面における実
施例であるスカッフプレート１と同一の部材には同一の
符号を付してその説明を省略する。図２はスカッフプレ
ート２の上面図及びＢ−Ｂ線断面図を示した図である。
導光板４０の表面４２にはハーフミラー層６０が形成さ
れる。ハーフミラー層６０は、図３に示されるように三
層からなり、カバー１０に近い方からインク層６１、保
護層６２、及び金属層６３が順次積層されて構成され
る。ハーフミラー層６０の形成方法の一例を示すと、ま
ず導光板表面４２の表面にＡｌを蒸着し、Ａｌ薄膜から
なる金属層６３を形成する。金属層６３はハーフミラー
効果が得られるように、昼間の車内における明るさの光
に対してはその表面で反射し、光源２１からの光は透過
する程度の厚さに形成する。続いて、エポキシ樹脂等の
透明な樹脂を印刷、塗布等により金属層６３に重ねて形
成し保護層６２とする。最後に、黄色等の色のインクを
印刷又は塗布等しインク層６１を形成する。もちろん、
ハーフミラー層６０の形成方法はこれに限られず、ま
た、金属層及び保護層の材料、並びにインク層の材料及
び色は任意に選択できるものである。
【００１４】続いて、ハーフミラー層６０による作用、
効果について説明する。光源２１が点灯しない状態、即
ち、スカッフプレート２内より外部の方が明るい状態に
おいては、外部からの光がカバー１０の光透過孔１１を
通って導光板４０方向へと照射される。かかる光はハー
フミラー層６０の金属層６３により反射され、保護層６
２及びインク層６１を透過し、再びカバー１０の光透過
孔１１を通って外部に取り出される。金属層６３で反射
した金属色の光はインク層６１を通過する際にインク層
６１の色に着色され、その結果金属色とインク層６１の
色が混合した色として視認される。例えば、Ａｌの銀色
と黄色とが混じり合って金色の光として視認される。他
方、外部が暗い状態（例えば夜間）において、光源２１
を点灯して光を導光板４０に導入した場合には、導入光
は反射層５０に反射することによりカバー１０方向へ向
かい、ハーフミラー層６０の金属層６３に達する。金属
層６３の厚さは光源２１からの光が透過するのに十分な
程度に薄く形成されているため、金属層６３に達した光
源２１からの光は金属層６３を透過し、続いて保護層６
２、インク層６１を順に透過しカバー１０の光透過孔１
１より外部に取り出される。このように、光源２１を点
灯した場合には、光源２１からの光が光透過孔１１から
取り出されることになり、光源２１の発光色が視認され
る。
効果について説明する。光源２１が点灯しない状態、即
ち、スカッフプレート２内より外部の方が明るい状態に
おいては、外部からの光がカバー１０の光透過孔１１を
通って導光板４０方向へと照射される。かかる光はハー
フミラー層６０の金属層６３により反射され、保護層６
２及びインク層６１を透過し、再びカバー１０の光透過
孔１１を通って外部に取り出される。金属層６３で反射
した金属色の光はインク層６１を通過する際にインク層
６１の色に着色され、その結果金属色とインク層６１の
色が混合した色として視認される。例えば、Ａｌの銀色
と黄色とが混じり合って金色の光として視認される。他
方、外部が暗い状態（例えば夜間）において、光源２１
を点灯して光を導光板４０に導入した場合には、導入光
は反射層５０に反射することによりカバー１０方向へ向
かい、ハーフミラー層６０の金属層６３に達する。金属
層６３の厚さは光源２１からの光が透過するのに十分な
程度に薄く形成されているため、金属層６３に達した光
源２１からの光は金属層６３を透過し、続いて保護層６
２、インク層６１を順に透過しカバー１０の光透過孔１
１より外部に取り出される。このように、光源２１を点
灯した場合には、光源２１からの光が光透過孔１１から
取り出されることになり、光源２１の発光色が視認され
る。
【００１５】図４はハーフミラー層７０を導光板４０の
裏面４１に設けたスカッフプレート３の断面図である。
図５に示されるように、ハーフミラー層７０は導光板裏
面４１に近い方からインク層７１、保護層７２、金属層
７３、及び保護層７４が順次積層されて構成される。イ
ンク層７１及び金属層７３はそれぞれ、上記スカッフプ
レート２におけるインク層６１及び金属層６３と同じ材
料、同じ方法により形成される。同様に、保護層７２及
び７４はともに上記保護層６２と同じ材料、同じ方法で
形成される。また、反射層５０は保護層７４の表面の一
定領域を覆って形成される。
裏面４１に設けたスカッフプレート３の断面図である。
図５に示されるように、ハーフミラー層７０は導光板裏
面４１に近い方からインク層７１、保護層７２、金属層
７３、及び保護層７４が順次積層されて構成される。イ
ンク層７１及び金属層７３はそれぞれ、上記スカッフプ
レート２におけるインク層６１及び金属層６３と同じ材
料、同じ方法により形成される。同様に、保護層７２及
び７４はともに上記保護層６２と同じ材料、同じ方法で
形成される。また、反射層５０は保護層７４の表面の一
定領域を覆って形成される。
【００１６】続いて、ハーフミラー層７０による作用、
効果について説明する。光源２１が点灯しない状態、即
ち、外部の方が明るい状態においては、外部からの光は
カバー１０の光透過孔１１を通り、その後導光体４０を
透過してハーフミラー層７０に到達する。かかる光はハ
ーフミラー層７０の金属層７３において反射され、保護
層７２、インク層７１を順に通過し、続いて導光板４０
を透過してカバー１０の光透過孔１１より取り出され
る。インク層７１を通過する際に着色されることによ
り、金属色とインク層の色が混色した色として視認され
る。実施例の場合には、Ａｌの銀色と黄色とが混じり合
って金色の光となる。他方、外部が暗い状態（例えば夜
間）において、光源２１から光を導光板４０に導入した
場合には、ハーフミラー層７０における金属層７３の厚
みが光源からの光が透過する程度に薄く形成されている
ため、導入された光はハーフミラー層７０を透過して反
射層５０により反射さる。反射光は再度ハーフミラー層
７０を透過し、続いて導光板４０を透過してカバーの光
透過孔１１より取り出される。このように、光源２１を
点灯した場合には、光源色がカバーの光透過孔１１より
観察されることになる。
効果について説明する。光源２１が点灯しない状態、即
ち、外部の方が明るい状態においては、外部からの光は
カバー１０の光透過孔１１を通り、その後導光体４０を
透過してハーフミラー層７０に到達する。かかる光はハ
ーフミラー層７０の金属層７３において反射され、保護
層７２、インク層７１を順に通過し、続いて導光板４０
を透過してカバー１０の光透過孔１１より取り出され
る。インク層７１を通過する際に着色されることによ
り、金属色とインク層の色が混色した色として視認され
る。実施例の場合には、Ａｌの銀色と黄色とが混じり合
って金色の光となる。他方、外部が暗い状態（例えば夜
間）において、光源２１から光を導光板４０に導入した
場合には、ハーフミラー層７０における金属層７３の厚
みが光源からの光が透過する程度に薄く形成されている
ため、導入された光はハーフミラー層７０を透過して反
射層５０により反射さる。反射光は再度ハーフミラー層
７０を透過し、続いて導光板４０を透過してカバーの光
透過孔１１より取り出される。このように、光源２１を
点灯した場合には、光源色がカバーの光透過孔１１より
観察されることになる。
【００１７】尚、スカッフプレート２及び３においても
第１の局面における実施例であるスカッフプレート１が
奏する作用、効果を同様に奏することができることは言
うまでもない。
第１の局面における実施例であるスカッフプレート１が
奏する作用、効果を同様に奏することができることは言
うまでもない。
【００１８】この発明は、上記発明の実施の形態及び実
施例の説明に何ら限定されるものではなく、各種の自動
車用照明プレートに適用されるものである。特許請求の
範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲
で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
施例の説明に何ら限定されるものではなく、各種の自動
車用照明プレートに適用されるものである。特許請求の
範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲
で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
【図１】本発明の第１の局面における一の実施例である
スカッフプレート１の上面図及びＡ−Ａ線断面図であ
る。
スカッフプレート１の上面図及びＡ−Ａ線断面図であ
る。
【図２】本発明の第２の局面における一の実施例である
スカッフプレート２の上面図及びＢ−Ｂ線断面図であ
る。
スカッフプレート２の上面図及びＢ−Ｂ線断面図であ
る。
【図３】同じくスカッフプレート２の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図４】同じくスカッフプレート３の断面図である。
【図５】同じくスカッフプレート３の部分拡大断面図で
ある。
ある。
１ ２ スカッフプレート １０ カバー １１ 光透過孔 ２０ ３０ 筐体 ２１ 光源 ４０ 導光板 ５０ 光反射層 ６０ ７０ ハーフミラー層 ６１ ７１ インク層 ６２ ７２ ７４ 保護層 ６３ ７３ 金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 帯刀 慶真 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 柴田 実 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 片桐 勝広 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 重野 一道 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 須山 博史 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 Ｆターム(参考） 3K039 AA01 CC10 LC03 LD06 LE03 LE17 LF07 LF29 5C096 AA22 AA29 BA01 CA13 CA15 CA22 CC06 CD02 CE07 FA19
Claims (10)
- 【請求項１】 導光板と、 前記導光板の表面上のカバーであって、所望形状の光透
過孔を有するカバーと、 前記導光板の裏面に形成される光反射層であって、該光
反射層は前記光透過孔が前記裏面上に投影される領域を
覆い、かつ、該領域よりも若干広い光反射層と、を備え
てなる自動車用照明プレート。 - 【請求項２】 前記光反射層は前記所望形状と概略視相
似形状である、ことを特徴とする請求項１に記載の照明
プレート。 - 【請求項３】 前記光反射層は白色印刷により形成され
る、ことを特徴とする請求項１又は２に記載の照明プレ
ート。 - 【請求項４】 前記光源はＬＥＤから構成される、こと
を特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の照明プ
レート。 - 【請求項５】 前記照明プレートは、自動車のサイドス
テップ部に設置されるスカッフプレートである、ことを
特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の照明プレ
ート。 - 【請求項６】 導光板と、 前記導光板の表面上のカバーであって、所望形状の光透
過孔を有するカバーと、 前記導光板の裏面に形成される光反射層であって、該光
反射層は前記光透過孔が前記裏面上に投影される領域を
覆い、かつ、該領域よりも若干広い光反射層と、を備え
てなり、前記導光板の表面又は／及び前記裏面はハーフ
ミラー処理がされている、ことを特徴とする自動車用照
明プレート。 - 【請求項７】 前記光反射層は前記所望形状と概略視相
似形状である、ことを特徴とする請求項６に記載の照明
プレート。 - 【請求項８】 前記光反射層は白色印刷により形成され
る、ことを特徴とする請求項６又は７に記載の照明プレ
ート。 - 【請求項９】 前記光源はＬＥＤから構成される、こと
を特徴とする請求項６から８のいずれかに記載の照明プ
レート。 - 【請求項１０】 前記照明プレートは、自動車のサイド
ステップ部に設置されるスカッフプレートである、こと
を特徴とする請求項６から９のいずれかに記載の照明プ
レート。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35194399A JP2001163117A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 自動車用照明プレート |
| US09/732,910 US6419306B2 (en) | 1999-12-10 | 2000-12-11 | Illuminating plate for car |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35194399A JP2001163117A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 自動車用照明プレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001163117A true JP2001163117A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18420695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35194399A Withdrawn JP2001163117A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 自動車用照明プレート |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US6419306B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001163117A (ja) |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060627 |
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