JP2001159730A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 主要被写体が撮影範囲の中央部分に存在しな
い場合であっても、カメラの向きを調整することなく、
主要被写体に焦点を合わせることができる電子カメラを
提供する。 【解決手段】 撮影画像確認用の液晶表示部６と、該液
晶表示部６上に配設されたタッチパネル４と、撮影レン
ズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニット
８と、撮像ユニット８にて入力した画像の所望の被写体
までの距離を測定する測距回路９と、所望の被写体に合
焦するよう撮像ユニット８を駆動するためのオートフォ
ーカス駆動回路１０とを備えた電子カメラであって、液
晶表示部６に表示されている撮影範囲内の被写体のう
ち、合焦させたい箇所であるフォーカスブロックをタッ
チパネル４にて指定し、当該指定されたフォーカスブロ
ック内の被写体までの距離を測距回路９にて測定し、該
測定結果に基づいてオートフォーカス駆動回路１０を制
御することにより、撮影範囲の任意の位置に存在する被
写体に焦点を合わせた撮影を行う。
い場合であっても、カメラの向きを調整することなく、
主要被写体に焦点を合わせることができる電子カメラを
提供する。 【解決手段】 撮影画像確認用の液晶表示部６と、該液
晶表示部６上に配設されたタッチパネル４と、撮影レン
ズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニット
８と、撮像ユニット８にて入力した画像の所望の被写体
までの距離を測定する測距回路９と、所望の被写体に合
焦するよう撮像ユニット８を駆動するためのオートフォ
ーカス駆動回路１０とを備えた電子カメラであって、液
晶表示部６に表示されている撮影範囲内の被写体のう
ち、合焦させたい箇所であるフォーカスブロックをタッ
チパネル４にて指定し、当該指定されたフォーカスブロ
ック内の被写体までの距離を測距回路９にて測定し、該
測定結果に基づいてオートフォーカス駆動回路１０を制
御することにより、撮影範囲の任意の位置に存在する被
写体に焦点を合わせた撮影を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電子カメラに関し、
特に、撮影画像確認用の表示装置を備えた電子カメラの
撮影設定に関する。
特に、撮影画像確認用の表示装置を備えた電子カメラの
撮影設定に関する。
【０００２】
【従来技術】近年、静止画像や動画をデジタル信号に変
換し、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録する電子カ
メラが普及しつつある。自動焦点機構を備えた電子カメ
ラでは被写体を撮影範囲のほぼ中央に位置させ、その被
写体に対して焦点が合うように焦点調整が行われ、合焦
状態で撮影を行うことができる。しかし、構図決定を行
う際に、主要被写体が撮影範囲の中央に位置せず、かつ
撮影範囲の中央に位置する被写体と主要被写体との距離
が異なる場合には、撮影範囲の中央に位置する被写体に
合焦し、主要被写体はピンぼけとなってしまう。例え
ば、主要被写体である人物を撮影範囲の中央部以外に位
置させ、撮影範囲の中央部には山風景を位置させると、
自動焦点機構は中央部の山風景、例えば、無限遠にて合
焦し、撮影範囲内に位置する主要被写体に合焦しない。
このため、撮影範囲の中央部に主要被写体が位置される
ようにカメラ位置を変更し、主要被写体にて合焦状態と
した後、フォーカスロックを行って、再び主要被写体が
所望の撮影範囲に位置するようにカメラ位置を変更させ
る方法が一般的に用いられていた。また、特開平１１−
２３４６０４号公報に記載された発明は、前述したフォ
ーカスロックがシャッターボタンの半押しによって行わ
れるので、手ぶれが発生しやすいという問題点を挙げ、
単一のシャッターボタンを２方位に独立に操作可能とす
ることにより、単一のシャッターボタンにフォーカスロ
ック機能と撮影の２つの機能を持たせ、フォーカスロッ
ク機能を露光動作が完了するまで保持させることによ
り、フォーカスロックした後はシャッターボタンを半押
しすることなく撮影を可能とし、これにより手ぶれを防
止しようとするものである。
換し、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録する電子カ
メラが普及しつつある。自動焦点機構を備えた電子カメ
ラでは被写体を撮影範囲のほぼ中央に位置させ、その被
写体に対して焦点が合うように焦点調整が行われ、合焦
状態で撮影を行うことができる。しかし、構図決定を行
う際に、主要被写体が撮影範囲の中央に位置せず、かつ
撮影範囲の中央に位置する被写体と主要被写体との距離
が異なる場合には、撮影範囲の中央に位置する被写体に
合焦し、主要被写体はピンぼけとなってしまう。例え
ば、主要被写体である人物を撮影範囲の中央部以外に位
置させ、撮影範囲の中央部には山風景を位置させると、
自動焦点機構は中央部の山風景、例えば、無限遠にて合
焦し、撮影範囲内に位置する主要被写体に合焦しない。
このため、撮影範囲の中央部に主要被写体が位置される
ようにカメラ位置を変更し、主要被写体にて合焦状態と
した後、フォーカスロックを行って、再び主要被写体が
所望の撮影範囲に位置するようにカメラ位置を変更させ
る方法が一般的に用いられていた。また、特開平１１−
２３４６０４号公報に記載された発明は、前述したフォ
ーカスロックがシャッターボタンの半押しによって行わ
れるので、手ぶれが発生しやすいという問題点を挙げ、
単一のシャッターボタンを２方位に独立に操作可能とす
ることにより、単一のシャッターボタンにフォーカスロ
ック機能と撮影の２つの機能を持たせ、フォーカスロッ
ク機能を露光動作が完了するまで保持させることによ
り、フォーカスロックした後はシャッターボタンを半押
しすることなく撮影を可能とし、これにより手ぶれを防
止しようとするものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
１１−２３４６０４号公報に記載された従来の自動焦点
カメラも主要被写体が撮影範囲の中央部分に存在しない
場合には、まず、主要被写体を撮影範囲の中心に配置す
るようカメラを主要被写体に向け、シャッターボタンを
一方向にスライドさせてフォーカスロックを行った後、
カメラを所望のアングルに再度調整する必要があり、カ
メラの向きを調整しなければならないという問題点があ
った。本発明は、主要被写体が撮影範囲の中央部分に存
在しない場合であっても、カメラの向きを調整すること
なく、主要被写体に焦点を合わせることができる電子カ
メラを提供することを目的とする。
１１−２３４６０４号公報に記載された従来の自動焦点
カメラも主要被写体が撮影範囲の中央部分に存在しない
場合には、まず、主要被写体を撮影範囲の中心に配置す
るようカメラを主要被写体に向け、シャッターボタンを
一方向にスライドさせてフォーカスロックを行った後、
カメラを所望のアングルに再度調整する必要があり、カ
メラの向きを調整しなければならないという問題点があ
った。本発明は、主要被写体が撮影範囲の中央部分に存
在しない場合であっても、カメラの向きを調整すること
なく、主要被写体に焦点を合わせることができる電子カ
メラを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子カメラ
の請求項１記載の発明は、撮影画像確認用の液晶表示部
と、該液晶表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影
レンズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニ
ットと、撮像ユニットにて入力した画像の所望の被写体
までの距離を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦
するよう前記撮影ユニットを駆動するためのオートフォ
ーカス駆動回路とを備え、液晶表示部に表示されている
撮影範囲内の被写体のうち、合焦させたい箇所であるフ
ォーカスブロックを前記タッチパネルにて指定し、当該
指定されたフォーカスブロック内の被写体までの距離を
前記測距回路にて測定し、該測定結果に基づいて前記オ
ートフォーカス駆動回路を制御することにより、撮影範
囲の任意の位置に存在する被写体に焦点を合わせた撮影
を行う。これにより、カメラアングルを変えること無
く、撮影範囲内の希望の被写体に対してフォーカスの合
った画像を撮影することができる。また、本発明に係る
電子カメラの請求項２記載の発明は、撮影画像確認用の
液晶表示部と、該液晶表示部上に配設されたタッチパネ
ルと、撮影レンズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等からな
る撮像ユニットと、撮像ユニットにて入力した画像の所
望の被写体までの距離を測定する測距回路と、所望の被
写体に合焦するよう前記撮影ユニットを駆動するための
オートフォーカス駆動回路とを備え、液晶表示部に表示
されている撮影範囲内の被写体のうち、合焦させたい箇
所をタッチパネル上で指定することにより、当該指定さ
れた範囲内の被写体までの距離を前記測距回路にて測定
し、該測定結果に基づいて前記オートフォーカス駆動回
路を制御すると共に、前記指定範囲内の被写体をズーム
することにより、撮影範囲の任意の位置に存在し、かつ
指定範囲内の被写体に焦点を合わせ、かつ当該指定範囲
内の被写体をズームした状態で撮影を行う。これにより
カメラアングルを変えること無く、撮影範囲内の希望の
被写体に対してフォーカスが合い、かつ、ズームした画
像を撮影することができる。
の請求項１記載の発明は、撮影画像確認用の液晶表示部
と、該液晶表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影
レンズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニ
ットと、撮像ユニットにて入力した画像の所望の被写体
までの距離を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦
するよう前記撮影ユニットを駆動するためのオートフォ
ーカス駆動回路とを備え、液晶表示部に表示されている
撮影範囲内の被写体のうち、合焦させたい箇所であるフ
ォーカスブロックを前記タッチパネルにて指定し、当該
指定されたフォーカスブロック内の被写体までの距離を
前記測距回路にて測定し、該測定結果に基づいて前記オ
ートフォーカス駆動回路を制御することにより、撮影範
囲の任意の位置に存在する被写体に焦点を合わせた撮影
を行う。これにより、カメラアングルを変えること無
く、撮影範囲内の希望の被写体に対してフォーカスの合
った画像を撮影することができる。また、本発明に係る
電子カメラの請求項２記載の発明は、撮影画像確認用の
液晶表示部と、該液晶表示部上に配設されたタッチパネ
ルと、撮影レンズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等からな
る撮像ユニットと、撮像ユニットにて入力した画像の所
望の被写体までの距離を測定する測距回路と、所望の被
写体に合焦するよう前記撮影ユニットを駆動するための
オートフォーカス駆動回路とを備え、液晶表示部に表示
されている撮影範囲内の被写体のうち、合焦させたい箇
所をタッチパネル上で指定することにより、当該指定さ
れた範囲内の被写体までの距離を前記測距回路にて測定
し、該測定結果に基づいて前記オートフォーカス駆動回
路を制御すると共に、前記指定範囲内の被写体をズーム
することにより、撮影範囲の任意の位置に存在し、かつ
指定範囲内の被写体に焦点を合わせ、かつ当該指定範囲
内の被写体をズームした状態で撮影を行う。これにより
カメラアングルを変えること無く、撮影範囲内の希望の
被写体に対してフォーカスが合い、かつ、ズームした画
像を撮影することができる。
【０００５】また、本発明に係る電子カメラの請求項３
記載の発明は、撮影画像確認用の液晶表示部と、該液晶
表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影レンズ、Ａ
Ｆモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニットと、撮
像ユニットにて入力した画像の所望の被写体までの距離
を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦するよう前
記撮影ユニットを駆動するためのオートフォーカス駆動
回路とを備え、前記液晶表示部に日付文字ブロックを表
示させ、かつ、該文字日付ブロックをタッチパネル上で
ドラッグすることにより任意の位置に移動させることが
できる。これにより、被写体に影響のない場所に日付を
挿入した画像を撮影することができる。また、本発明に
係る電子カメラの請求項４記載の発明は、撮影画像確認
用の液晶表示部と、該液晶表示部上に配設されたタッチ
パネルと、撮影レンズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等か
らなる撮像ユニットと、撮像ユニットにて入力した画像
の所望の被写体までの距離を測定する測距回路と、所望
の被写体に合焦するよう前記撮影ユニットを駆動するた
めのオートフォーカス駆動回路とを備え、前記液晶表示
部に文字ブロックを表示させ、かつ、該日付ブロックを
タッチパネル上でドラッグすることにより任意の位置に
移動させることができる。これにより、被写体に影響の
ない場所に文字を挿入した画像を撮影することができ
る。また、本発明に係る電子カメラの請求項５記載の発
明は、上記請求項４記載の発明に加え、前記文字ブロッ
クがサブウインドウであって、該サブウインドウ内に表
示された定型文字を選択することで任意の場所に選択し
た文字入れ撮影を行うことができる。これにより任意の
指定箇所に定型文字を選択した状態で画像を撮影するこ
とができる。
記載の発明は、撮影画像確認用の液晶表示部と、該液晶
表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影レンズ、Ａ
Ｆモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニットと、撮
像ユニットにて入力した画像の所望の被写体までの距離
を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦するよう前
記撮影ユニットを駆動するためのオートフォーカス駆動
回路とを備え、前記液晶表示部に日付文字ブロックを表
示させ、かつ、該文字日付ブロックをタッチパネル上で
ドラッグすることにより任意の位置に移動させることが
できる。これにより、被写体に影響のない場所に日付を
挿入した画像を撮影することができる。また、本発明に
係る電子カメラの請求項４記載の発明は、撮影画像確認
用の液晶表示部と、該液晶表示部上に配設されたタッチ
パネルと、撮影レンズ、ＡＦモジュール及びＣＣＤ等か
らなる撮像ユニットと、撮像ユニットにて入力した画像
の所望の被写体までの距離を測定する測距回路と、所望
の被写体に合焦するよう前記撮影ユニットを駆動するた
めのオートフォーカス駆動回路とを備え、前記液晶表示
部に文字ブロックを表示させ、かつ、該日付ブロックを
タッチパネル上でドラッグすることにより任意の位置に
移動させることができる。これにより、被写体に影響の
ない場所に文字を挿入した画像を撮影することができ
る。また、本発明に係る電子カメラの請求項５記載の発
明は、上記請求項４記載の発明に加え、前記文字ブロッ
クがサブウインドウであって、該サブウインドウ内に表
示された定型文字を選択することで任意の場所に選択し
た文字入れ撮影を行うことができる。これにより任意の
指定箇所に定型文字を選択した状態で画像を撮影するこ
とができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
電子カメラについて図面を参照して説明する。図１は本
発明の実施例である電子カメラの構成を示す図であり、
１は電子カメラの制御を司り、信号処理部等を含むＣＰ
Ｕ、２はＣＰＵを動作させるプログラム等を格納したＲ
ＯＭ、３はＣＰＵのワークエリアとして使用されるＲＡ
Ｍ、４はタッチパネル、５はタッチパネル制御部、６は
液晶表示部、７はシャッターボタンや撮影モード等を入
力するための入力部、８は撮影レンズ、ＡＦモジュール
及びＣＣＤ等からなる撮像ユニット、９は撮像ユニット
内のＡＦモジュールを用いて撮影範囲内の被写体距離デ
ータを得る測距回路、１０はＣＰＵ１から出力される合
焦駆動データに基づいて撮影ユニット７内の撮影レンズ
を合焦させるためのオートフォーカス駆動回路である。
このように構成した電子カメラの動作について図１、図
２（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。まず、電子カメラ
を撮影可能状態とすると、図２（ａ）に示すように液晶
表示部６には撮像ユニット８のＣＣＤの受光面に結像し
た画像が表示される。液晶表示部６の前面にはタッチパ
ネル４が設けられており、かつ、該タッチパネル４は図
２（ｂ）に示したように９つの分割エリアからなるフォ
ーカスブロックを有す。そこで、電子カメラの使用者が
液晶表示部６に表示された画像から主要被写体が位置す
るタッチパネル上の部位を押圧することにより、図２
（ｂ）に示すように当該フォーカスブロックの位置に相
当する画像に網掛けをオーバーラップで表示させ、か
つ、フォーカスブロック内の主要被写体までの距離を測
距回路９にて測定し、該主要被写体に合焦するようオー
トフォーカス駆動回路１０を作動させる。その後、入力
部７のシャッターボタンを押下することにより、所望の
画像を撮影することができる。これにより、本発明に係
る電子カメラの使用者は、主要被写体が画像の中央部分
に存在しなくとも液晶表示部６上に配設されたタッチパ
ネル４を押圧することにより、撮影者が希望するアング
ルで撮影することができる。なお、上記説明では９分割
タッチパネルを用いた場合を例に挙げて説明したが、９
分割以外の分割タッチパネルを用いても良い。
電子カメラについて図面を参照して説明する。図１は本
発明の実施例である電子カメラの構成を示す図であり、
１は電子カメラの制御を司り、信号処理部等を含むＣＰ
Ｕ、２はＣＰＵを動作させるプログラム等を格納したＲ
ＯＭ、３はＣＰＵのワークエリアとして使用されるＲＡ
Ｍ、４はタッチパネル、５はタッチパネル制御部、６は
液晶表示部、７はシャッターボタンや撮影モード等を入
力するための入力部、８は撮影レンズ、ＡＦモジュール
及びＣＣＤ等からなる撮像ユニット、９は撮像ユニット
内のＡＦモジュールを用いて撮影範囲内の被写体距離デ
ータを得る測距回路、１０はＣＰＵ１から出力される合
焦駆動データに基づいて撮影ユニット７内の撮影レンズ
を合焦させるためのオートフォーカス駆動回路である。
このように構成した電子カメラの動作について図１、図
２（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。まず、電子カメラ
を撮影可能状態とすると、図２（ａ）に示すように液晶
表示部６には撮像ユニット８のＣＣＤの受光面に結像し
た画像が表示される。液晶表示部６の前面にはタッチパ
ネル４が設けられており、かつ、該タッチパネル４は図
２（ｂ）に示したように９つの分割エリアからなるフォ
ーカスブロックを有す。そこで、電子カメラの使用者が
液晶表示部６に表示された画像から主要被写体が位置す
るタッチパネル上の部位を押圧することにより、図２
（ｂ）に示すように当該フォーカスブロックの位置に相
当する画像に網掛けをオーバーラップで表示させ、か
つ、フォーカスブロック内の主要被写体までの距離を測
距回路９にて測定し、該主要被写体に合焦するようオー
トフォーカス駆動回路１０を作動させる。その後、入力
部７のシャッターボタンを押下することにより、所望の
画像を撮影することができる。これにより、本発明に係
る電子カメラの使用者は、主要被写体が画像の中央部分
に存在しなくとも液晶表示部６上に配設されたタッチパ
ネル４を押圧することにより、撮影者が希望するアング
ルで撮影することができる。なお、上記説明では９分割
タッチパネルを用いた場合を例に挙げて説明したが、９
分割以外の分割タッチパネルを用いても良い。
【０００７】図３（ａ）、（ｂ）は本発明に係る電子カ
メラの他の実施例を示す図であり、まず、電子カメラを
撮影可能状態とすると、図３（ａ）に示すように液晶表
示部６には撮像ユニット８のＣＣＤの受光面に結像した
画像が表示される。液晶表示部６の前面にはタッチパネ
ル４が設けられている。そこで、電子カメラの使用者が
液晶表示部６に表示された画像から主要被写体が含まれ
る撮影したい範囲Ａを図３（ａ）に示すようにタッチパ
ネル４にて指定すると、指定範囲内の主要被写体までの
距離を測距回路９にて測定し、該主要被写体に合焦する
ようオートフォーカス駆動回路を作動させると共に、図
３（ｂ）に示しように指定された範囲が液晶表示部６の
画面に収まるようにズーム調整が行われる。その後、入
力部７のシャッターボタンを押下することにより、所望
の画像を撮影することができる。上述したタッチパネル
による範囲指定の方法としては、図３（ａ）に示したよ
うに液晶表示部６に表示された画像の撮影希望範囲の対
角の２点（×印）を指定する方法や、撮影希望範囲をタ
ッチパネル上で囲む等の方法もある。また、撮影後に自
動的にズーム状態から標準画角に戻る機能や、範囲設定
をやり直すために標準画角に戻すキーをタッチパネル４
に割り当てることにより、タッチパネル４の操作のみで
ズームによる撮影をスムーズに行うこともできる。これ
により、本発明に係る電子カメラの使用者は、主要被写
体が画像の中央部分に存在しなくとも液晶表示部６上に
配設されたタッチパネル４にて範囲を指定することによ
り、撮影者が撮影範囲をズームした状態とし、かつ、当
該指定範囲内の主要被写体に焦点が合った画像を撮影す
ることができる。
メラの他の実施例を示す図であり、まず、電子カメラを
撮影可能状態とすると、図３（ａ）に示すように液晶表
示部６には撮像ユニット８のＣＣＤの受光面に結像した
画像が表示される。液晶表示部６の前面にはタッチパネ
ル４が設けられている。そこで、電子カメラの使用者が
液晶表示部６に表示された画像から主要被写体が含まれ
る撮影したい範囲Ａを図３（ａ）に示すようにタッチパ
ネル４にて指定すると、指定範囲内の主要被写体までの
距離を測距回路９にて測定し、該主要被写体に合焦する
ようオートフォーカス駆動回路を作動させると共に、図
３（ｂ）に示しように指定された範囲が液晶表示部６の
画面に収まるようにズーム調整が行われる。その後、入
力部７のシャッターボタンを押下することにより、所望
の画像を撮影することができる。上述したタッチパネル
による範囲指定の方法としては、図３（ａ）に示したよ
うに液晶表示部６に表示された画像の撮影希望範囲の対
角の２点（×印）を指定する方法や、撮影希望範囲をタ
ッチパネル上で囲む等の方法もある。また、撮影後に自
動的にズーム状態から標準画角に戻る機能や、範囲設定
をやり直すために標準画角に戻すキーをタッチパネル４
に割り当てることにより、タッチパネル４の操作のみで
ズームによる撮影をスムーズに行うこともできる。これ
により、本発明に係る電子カメラの使用者は、主要被写
体が画像の中央部分に存在しなくとも液晶表示部６上に
配設されたタッチパネル４にて範囲を指定することによ
り、撮影者が撮影範囲をズームした状態とし、かつ、当
該指定範囲内の主要被写体に焦点が合った画像を撮影す
ることができる。
【０００８】図４は本発明に係る電子カメラの他の実施
例を示す図であり、まず、電子カメラを撮影可能状態と
すると、液晶表示部６には撮像ユニット８のＣＣＤの受
光面に結像した画像が表示される。液晶表示部６の前面
にはタッチパネル４が設けられている。このような状態
において入力部７を操作することにより、図４に示すよ
うに日付文字ブロックＢを液晶表示部６に表示させ、該
日付文字ブロックＢをタッチパネル４上でドラッグする
ことにより、任意の位置に移動させることができる。そ
の後、入力部７のシャッターボタンを押下することによ
り、日付文字ブロックＢが所望の位置に挿入された画像
を撮影することができる。このように日付文字ブロック
Ｂを任意の場所に移動させることが可能なため、被写体
に影響のない部分に日付を表示し、その状態で撮影する
ことができる。また、図５に示すように、日付文字ブロ
ックに代えて、文字ブロックＣを液晶表示部６に表示さ
せ、該文字ブロックＣをタッチパネル４上でドラッグす
ることにより任意の位置に移動させるようにしてもよ
い。それにより、文字ブロックＣを被写体に影響のない
部分に表示し、その状態で撮影することができる。さら
に、文字ブロックＣに入力する文字は図６に示すように
液晶表示部６上にサブウインドウＤを表示させ、該サブ
ウインドウＤに表示された定型文字を入力部７の操作ボ
タンやタッチパネル４に割り当てたキー等を用いて選択
できるようにすることにより、被写体に影響の無い適切
な位置に所望の文字を入力した画像を撮影することがで
きる。なお、サブウインドウＤの表示箇所を図６に示す
ように液晶表示部６の右下隅とすると、液晶表示部６に
はサブウインドウＤに表示される全ての文字が表示でき
ないが、説明の便宜上、サブウインドウに表示される複
数の定型文書を仮想的に示した。また、サブウインドウ
Ｄの表示箇所を液晶表示部６の右上隅とすれば、全ての
定型文字を液晶表示部６上に表示することも可能であ
る。さらに、サブウインドウＤの表示方法としては、指
定された箇所、例えば、文字ブロック部分を予め定めら
れた回数押圧する等により行うことができる。
例を示す図であり、まず、電子カメラを撮影可能状態と
すると、液晶表示部６には撮像ユニット８のＣＣＤの受
光面に結像した画像が表示される。液晶表示部６の前面
にはタッチパネル４が設けられている。このような状態
において入力部７を操作することにより、図４に示すよ
うに日付文字ブロックＢを液晶表示部６に表示させ、該
日付文字ブロックＢをタッチパネル４上でドラッグする
ことにより、任意の位置に移動させることができる。そ
の後、入力部７のシャッターボタンを押下することによ
り、日付文字ブロックＢが所望の位置に挿入された画像
を撮影することができる。このように日付文字ブロック
Ｂを任意の場所に移動させることが可能なため、被写体
に影響のない部分に日付を表示し、その状態で撮影する
ことができる。また、図５に示すように、日付文字ブロ
ックに代えて、文字ブロックＣを液晶表示部６に表示さ
せ、該文字ブロックＣをタッチパネル４上でドラッグす
ることにより任意の位置に移動させるようにしてもよ
い。それにより、文字ブロックＣを被写体に影響のない
部分に表示し、その状態で撮影することができる。さら
に、文字ブロックＣに入力する文字は図６に示すように
液晶表示部６上にサブウインドウＤを表示させ、該サブ
ウインドウＤに表示された定型文字を入力部７の操作ボ
タンやタッチパネル４に割り当てたキー等を用いて選択
できるようにすることにより、被写体に影響の無い適切
な位置に所望の文字を入力した画像を撮影することがで
きる。なお、サブウインドウＤの表示箇所を図６に示す
ように液晶表示部６の右下隅とすると、液晶表示部６に
はサブウインドウＤに表示される全ての文字が表示でき
ないが、説明の便宜上、サブウインドウに表示される複
数の定型文書を仮想的に示した。また、サブウインドウ
Ｄの表示箇所を液晶表示部６の右上隅とすれば、全ての
定型文字を液晶表示部６上に表示することも可能であ
る。さらに、サブウインドウＤの表示方法としては、指
定された箇所、例えば、文字ブロック部分を予め定めら
れた回数押圧する等により行うことができる。
【０００９】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、画像確認
用の液晶表示部に配設したタッチパネルを操作すること
により撮影範囲の任意の場所の被写体にフォーカスを合
わせて撮影することができるのでフォーカスロックを行
うために被写体を撮影範囲のほぼ中央に位置させ、フォ
ーカスロックを行った後にカメラアングルを変更する等
の必要が無くなり、操作性の向上を図ることができる。
請求項２記載の発明によれば、画像確認用の液晶表示部
に配設したタッチパネルを操作することにより撮影範囲
の任意の場所の被写体にフォーカスを合わせ、かつ、ズ
ームして撮影することができるのでフォーカスロックを
行うために被写体を撮影範囲のほぼ中央に位置させ、フ
ォーカスロックを行った後にカメラアングルを変更する
等の必要が無くなり、操作性の向上を図ることができ
る。請求項３記載の発明によれば、日付入り撮影を行う
際に、日付を任意の位置に挿入した状態で撮影すること
ができ、被写体に影響のない場所を確認し指定すること
ができる。請求項４記載の発明によれば、文字入り撮影
を行う際に、文字を任意の位置に挿入した状態で撮影す
ることができ、被写体に影響のない場所を確認し指定す
ることができる。請求項５記載の発明によれば、文字入
り撮影を行う際に、文字を任意の位置に挿入した状態で
撮影することができ、被写体に影響のない場所を確認し
指定することができると共に、入力する定型文字をサブ
ウインドウに表示し、該サブウインドウ内に表示された
定型文字を選択することができる。
用の液晶表示部に配設したタッチパネルを操作すること
により撮影範囲の任意の場所の被写体にフォーカスを合
わせて撮影することができるのでフォーカスロックを行
うために被写体を撮影範囲のほぼ中央に位置させ、フォ
ーカスロックを行った後にカメラアングルを変更する等
の必要が無くなり、操作性の向上を図ることができる。
請求項２記載の発明によれば、画像確認用の液晶表示部
に配設したタッチパネルを操作することにより撮影範囲
の任意の場所の被写体にフォーカスを合わせ、かつ、ズ
ームして撮影することができるのでフォーカスロックを
行うために被写体を撮影範囲のほぼ中央に位置させ、フ
ォーカスロックを行った後にカメラアングルを変更する
等の必要が無くなり、操作性の向上を図ることができ
る。請求項３記載の発明によれば、日付入り撮影を行う
際に、日付を任意の位置に挿入した状態で撮影すること
ができ、被写体に影響のない場所を確認し指定すること
ができる。請求項４記載の発明によれば、文字入り撮影
を行う際に、文字を任意の位置に挿入した状態で撮影す
ることができ、被写体に影響のない場所を確認し指定す
ることができる。請求項５記載の発明によれば、文字入
り撮影を行う際に、文字を任意の位置に挿入した状態で
撮影することができ、被写体に影響のない場所を確認し
指定することができると共に、入力する定型文字をサブ
ウインドウに表示し、該サブウインドウ内に表示された
定型文字を選択することができる。
【図１】本発明に係る電子カメラの構成を示すブロック
図。
図。
【図２】（ａ）は本発明に係る電子カメラの表示状態を
示す図、（ｂ）は本発明に係る電子カメラのフォーカス
ブロックおよび主要被写体を説明するための図。
示す図、（ｂ）は本発明に係る電子カメラのフォーカス
ブロックおよび主要被写体を説明するための図。
【図３】（ａ）は本発明に係る電子カメラの表示状態を
説明するための図、（ｂ）は本発明に係る電子カメラの
ズーム状態での表示状態を示す図。
説明するための図、（ｂ）は本発明に係る電子カメラの
ズーム状態での表示状態を示す図。
【図４】本発明に係る電子カメラの日付文字ブロックＢ
をドラッグにより任意の位置に移動させる動作を説明す
るための図。
をドラッグにより任意の位置に移動させる動作を説明す
るための図。
【図５】本発明に係る電子カメラの文字ブロックＣをド
ラッグにより任意の位置に移動させる動作を説明するた
めの図。
ラッグにより任意の位置に移動させる動作を説明するた
めの図。
【図６】本発明に係る電子カメラのサブウインドウＤに
表示された文字ブロックをドラッグにより任意の位置に
移動させる動作を説明するための図。
表示された文字ブロックをドラッグにより任意の位置に
移動させる動作を説明するための図。
１・・・ＣＰＵ、 ２・・・ＲＯＭ、 ３・・・ＲＡ
Ｍ、 ４・・・タッチパネル、 ５・・・タッチパネル
制御部、 ６・・・液晶表示部、 ７・・・入力部、
８・・・撮像ユニット、 ９・・・測距回路、 １０・
・・オートフォーカス駆動回路
Ｍ、 ４・・・タッチパネル、 ５・・・タッチパネル
制御部、 ６・・・液晶表示部、 ７・・・入力部、
８・・・撮像ユニット、 ９・・・測距回路、 １０・
・・オートフォーカス駆動回路
Claims (5)
- 【請求項１】 撮影画像確認用の液晶表示部と、該液晶
表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影レンズ、Ａ
Ｆモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニットと、撮
像ユニットにて入力した画像の所望の被写体までの距離
を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦するよう前
記撮影ユニットを駆動するためのオートフォーカス駆動
回路とを備え、液晶表示部に表示されている撮影範囲内
の被写体のうち、合焦させたい箇所であるフォーカスブ
ロックを前記タッチパネルにて指定し、当該指定された
フォーカスブロック内の被写体までの距離を前記測距回
路にて測定し、該測定結果に基づいて前記オートフォー
カス駆動回路を制御することにより、撮影範囲の任意の
位置に存在する被写体に焦点を合わせた撮影を行うこと
を特徴とする電子カメラ。 - 【請求項２】 撮影画像確認用の液晶表示部と、該液晶
表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影レンズ、Ａ
Ｆモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニットと、撮
像ユニットにて入力した画像の所望の被写体までの距離
を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦するよう前
記撮影ユニットを駆動するためのオートフォーカス駆動
回路とを備え、液晶表示部に表示されている撮影範囲内
の被写体のうち、合焦させたい箇所をタッチパネル上で
指定することにより、当該指定された範囲内の被写体ま
での距離を前記測距回路にて測定し、該測定結果に基づ
いて前記オートフォーカス駆動回路を制御すると共に、
前記指定範囲内の被写体をズームすることにより、撮影
範囲の任意の位置に存在し、かつ指定範囲内の被写体に
焦点を合わせ、かつ当該指定範囲内の被写体をズームし
た状態で撮影を行うことを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項３】 撮影画像確認用の液晶表示部と、該液晶
表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影レンズ、Ａ
Ｆモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニットと、撮
像ユニットにて入力した画像の所望の被写体までの距離
を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦するよう前
記撮影ユニットを駆動するためのオートフォーカス駆動
回路とを備え、前記液晶表示部に日付文字ブロックを表
示させ、かつ、該文字日付ブロックをタッチパネル上で
ドラッグすることにより任意の位置に移動させることを
特徴とする電子カメラ。 - 【請求項４】 撮影画像確認用の液晶表示部と、該液晶
表示部上に配設されたタッチパネルと、撮影レンズ、Ａ
Ｆモジュール及びＣＣＤ等からなる撮像ユニットと、撮
像ユニットにて入力した画像の所望の被写体までの距離
を測定する測距回路と、所望の被写体に合焦するよう前
記撮影ユニットを駆動するためのオートフォーカス駆動
回路とを備え、前記液晶表示部に文字ブロックを表示さ
せ、かつ、該日付ブロックをタッチパネル上でドラッグ
することにより任意の位置に移動させることを特徴とす
る電子カメラ。 - 【請求項５】 前記文字ブロックがサブウインドウであ
って、該サブウインドウ内に表示された定型文字を選択
することで任意の場所に選択した文字入れ撮影を行うこ
とを特徴とする請求項４記載の電子カメラ。
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|---|---|---|---|
| JP34387699A JP2001159730A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 電子カメラ |
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|---|---|---|---|
| JP34387699A JP2001159730A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 電子カメラ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001159730A true JP2001159730A (ja) | 2001-06-12 |
| JP2001159730A5 JP2001159730A5 (ja) | 2006-02-23 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP34387699A Pending JP2001159730A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 電子カメラ |
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