JP2001158552A - ステッピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装置 - Google Patents

ステッピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装置

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JP2001158552A
JP2001158552A JP34285399A JP34285399A JP2001158552A JP 2001158552 A JP2001158552 A JP 2001158552A JP 34285399 A JP34285399 A JP 34285399A JP 34285399 A JP34285399 A JP 34285399A JP 2001158552 A JP2001158552 A JP 2001158552A
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stepping motor
jam
detecting
chopping
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JP34285399A
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Tomoyasu Yoshikawa
智康 吉川
Masahiro Kurahashi
昌裕 倉橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の搬送系にステッピングモータ
を用いる際、ステッピングモータの脱調をエンコーダ等
を用いることなく判断するとともに、ジャムが発生した
場合に、ジャムの発生原因がステッピングモータの脱調
によるものか否かを識別できる画像形成装置を提供す
る。 【構成】 画像形成装置において、モータの励磁コイル
に流れる電流値の変化を計測手段により所定時間の間計
測し、この所定時間の間計測して得られた前記計測手段
の電流値変化の計測結果が或る決められた値を越えた際
に脱調したと判断する。調検知手段を備えるとともに、
モータにより駆動されるシート搬送系のシート搬送路上
にシート検出手段を設け、モータが駆動されていてシー
ト検出手段で或る時間の間シートを検出した状態或いは
シートを検出しない状態の場合にジャムが発生したと判
断するジャム検出手段を備える。そして、脱調検知手段
により脱調が発生したと判断された際にジャム検出手段
がジャムを検出すると、モータの脱調が原因であるジャ
ムである判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励磁相を順次切り
替えて回転するステッピングモータを記録紙搬送系の駆
動源として用いたステッピングモータ脱調検知装置を持
つ画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機等の画像形成装置では、記
録紙が実際に通る紙搬送系の駆動源としてDCモータ等
が用いられ、ギアや電磁クラッチ等の伝達機構を経由し
て、紙搬送路上の複数の搬送ローラを駆動する紙搬送装
置が広く用いられた。この紙搬送装置では、電磁クラッ
チの開閉により紙搬送ローラを制御することで紙搬送制
御を実現していた。
【0003】近年、画像形成装置において処理の高速化
のニーズが高まり、それによって紙(シート)搬送系に
おける紙搬送の高速化がますます求められるようになっ
た。しかし、従来の電磁クラッチ等を用いて搬送ローラ
の駆動をオン・オフする紙搬送制御方法の欠点として、
電磁クラッチの応答速度が遅く、これが紙搬送の高速化
のボトルネックになっていた。一方、小型でオープンル
ープで制御可能なサーボ系の駆動源として、ステッピン
グモータが広く利用されるようになってきた。
【0004】ステッピングモータとは、巻線の励磁相電
流を逐次に切り替えることで磁界が回転し、この回転磁
界に回転子の磁極が吸引・反発することでトルクが発生
し、それによって、回転子が回転磁界に引きずられなが
ら回るモータである。従って、励磁相の切り替えをパル
ス信号の入力で行なえば、1パルスの人力に対し、ステ
ッピングモータは基本角度だけ回転する。
【0005】そのため、ステッピングモータにおいて
は、オープンループ制御が可能であり、フィールドバッ
ク系が必要な他のサーボアクチュエータに比べ、システ
ムを大幅に簡素化することが可能であり、コストの面で
有利となる。
【0006】そこで、複写機等の画像形成装置において
も、紙搬送系の駆動源としてステッピングモータを搬送
ローラの数だけ使用し、電磁クラッチを介さずに搬送ロ
ーラを駆動する構成の画像形成装置がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステッピング
モータにおいては、小型かつ安価に構成できる反面、従
来のサーボモータと異なり、パルス信号の入力に対し、
モータの回転子の回転が同期できなくなる現象が発生す
る。これを脱調現象と呼ぶ。一般に、脱調現象は、モー
タに指令されるパルスレートに対し、過負荷の状態であ
るときに発生する。
【0008】画像形成装置の紙搬送系にステッピングモ
ータを用いた場合、紙搬送中に脱調現象が発生すると、
紙搬送が停止し、新たなジャム原因となる。また、ステ
ッピングモータの脱調によるジャムの発生の場合におい
ても、紙センサのセンシングによるジャム検知しか行う
ことができないため、ジャムの原因として、ステッピン
グモータの脱調によるものなのか、他の要因によるジャ
ムなのかを識別することが困難となった。
【0009】ステッピングモータ等にエンコーダなどの
モータの回転を検知するセンサを取りつけ、モータの回
転を監視すれば、脱調検知は可能であるが、系が複雑と
なりステッピングモータの特徴を生かせなくなってしま
う。従って、センサを用いないで高速にステッピングモ
ータの脱調を検知することは、画像形成装置にとって大
きなメリットとなる。
【0010】したがって、本発明の目的は、画像形成装
置の搬送系にステッピングモータを用いる際、ステッピ
ングモータの脱調をエンコーダ等を用いることなく判断
するとともに、ジャムが発生した場合に、ジャムの発生
原因がステッピングモータの脱調によるものか否かを識
別できる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像形成装置では、ステッピングモータ
等の励磁相を順次切り替えて回転するモータに定電流チ
ョッパ制御方式を供給するモータ駆動手段を使用し、チ
ョッピング回数をカウントするためのカウント手段を持
ち、相励磁信号1周期内での駆動装置のチョッピング回
数をカウントする。
【0012】一方、ステッピングモータの特徴として、
脱調時と駆動パルス通りに駆動している時(正常時)を
比較した場合、チョッピング回数は正常に回転している
時より脱調時では増加する傾向にある。そこで、本発明
においては、比較手段により計測したチョッピング回数
と予め設定した基準回数との比較を行い、計測したチョ
ッピング回数が基準回数を越えていた場合にはモータが
脱調現象にあると判断し、脱調信号を発生するように構
成されている。
【0013】一方、紙搬送路において紙の通過方向から
見て、ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラ
の直後に(直ぐ下流に)紙検知センサを配置し、その紙
検知センサが紙を検知するはずの時刻から一定時間の間
紙を検知しなかった場合に、紙が搬送されていないと判
断し、ジャム発生信号を発信する。
【0014】また、ジャムの発生を検知する他の方法と
しては、紙搬送路において紙の通過方向から見て、ステ
ッピングモータが駆動している紙搬送ローラの手前に
(直ぐ上流に)紙検知センサを配置し、その紙検知セン
サが紙を検知した直後から一定時間の間、紙検知センサ
が紙検知状態のままであった場合、紙が搬送されていな
いと判断し、ジャム信号を発生する。
【0015】また、ジャムの発生を検知するさらに他の
方法としては、紙搬送路においてステッピングモータに
より駆動されている紙搬送ローラの手前に(直ぐ上流
に)第1の紙検知センサと紙搬送ローラの直後に(直ぐ
下流に)第2紙検知センサとを持ち、第1紙検知センサ
が紙を検知してから一定時間の後に第2紙検知センサが
紙を検知しなかった場合に、紙が搬送されていないと判
断し、ジャム信号を発生する。
【0016】画像形成装置の制御装置は脱調信号とジャ
ム発生信号をほぼ同時に受信した場合、ステッピングモ
ータの脱調によりジャムが発生したと判断する構成とな
っている。
【0017】しかし、モータの電流値変化の回数(チョ
ッピングの回数)は脱調以外の要因、例えばステッピン
グモータの特性のバラツキ、ステッピングモータ本体あ
るいは、ステッピングモータの雰囲気温度の上昇や、ス
テッピングモータの負荷の変動やなどの要因でも変動す
ると考えられる。
【0018】そこで、本発明においては、電流値の変化
が脱調検知基準の電流値の変化より連続して越えた回数
をカウントするカウント手段を持ち、カウント回数が脱
調検知基準回数を越えた場合、ステッピングモータが脱
調していると判断し、脱調信号発生手段により、脱調信
号を発信する。
【0019】この場合も、紙搬送路において紙の通過方
向から見て、ステッピングモータが駆動している紙搬送
ローラの直後に(直ぐ下流に)紙検知センサを配置し、
その紙検知センサが紙を検知するはずの時刻から一定時
間の間紙を検知しなかった場合に、紙が搬送されていな
いと判断し、ジャム発生信号を発信する。
【0020】または、紙搬送路において紙の通過方向か
ら見て、ステッピングモータが駆動している紙搬送ロー
ラの手前に(直ぐ上流に)紙検知センサを配置し、その
紙検知センサが紙を検知した直後から一定時間の間、紙
検知センサが紙検知状態のままであった場合、紙が搬送
されていないと判断し、ジャム信号を発生する。
【0021】または、紙搬送路においてステッピングモ
ータにより駆動されている紙搬送ローラの手前に(直ぐ
上流に)第1の紙検知センサと紙搬送ローラの直後に
(直ぐ下流に)第2紙検知センサとを持ち、第1紙検知
センサが紙を検知してから一定時間の後に第2紙検知セ
ンサが紙を検知しなかった場合に、紙が搬送されていな
いと判断し、ジャム信号を発生する。
【0022】画像形成装置の制御装置は脱調信号とジャ
ム発生信号をほぼ同時に受信した場合、ステッピングモ
ータの脱調によりジャムが発生したと判断する構成とな
っている。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例の画像形成装置を説明
する。
【0024】(実施例1)図1は、この発明の画像形成
装置が適用された実施例の内部構成図である。この画像
処理装置は、記録紙に原稿画像を載せ出力する装置であ
る本体画像出力部10と、原稿から画像データを読み取
る装置である本体画像入力部11と、本体画像入力部1
1の上部に装着された自動原稿送り装置12と、本体画
像出力部10から排出されるコピー用紙を複数のビン
(容器)に仕分けして排出するためのソータ13とを備
えている。
【0025】この画像形成装置はデジタル複写機であ
り、原稿から画像データを読み取る装置である本体画像
入力部11のCCDにより原稿は画素化され、画像デー
タとして装置に読み込まれ、必要な画像処理が行なわれ
た後、画像メモリに蓄えられる。その画像データは本体
画像出力部10に転送され、画像再生されて記録紙にコ
ピーされる。
【0026】本体画像入力部11は、入力部の上面の原
稿台に積載された原稿を照射しながら走査する光源21
を備える。光源21は光学系モータ(図示せず)から駆
動力を得て、図1の左右方向に往復駆動する。光源21
から発生した光は、積載された原稿により反射され、光
学像が得られる。その光学像はミラー22、23、24
及びレンズ25を介してCCD26に伝送される。な
お、ミラー22、23、24は光源21と一体的に駆動
される。CCD26は光を電気信号に変換し、さらに電
気信号はデジタル信号(画像データ)に変換される。
【0027】読み込まれた原稿の画像データには種々の
補正処理とユーザの希望する処理による画像処理が加え
られ、画像メモリ(図示せず)に蓄積される。
【0028】本体画像出力部10は画像メモリに蓄積さ
れた画像データを読み出し、デジタル信号からアナログ
信号に再変換し、さらに露光制御部(図示せず)により
適正な出力値に増幅され、光学照射部27により光信号
に変換される。その光信号はスキャナー28、レンズ2
9及びミラー30を伝播して、感光ドラム31上に照射
され静電による潜像が形成される。この潜像にトナーが
付着され、付着されたトナーは、本体内を搬送されてく
る記録紙上に転写され、さらに定着ローラ32により記
録紙上に定着され、即ち、画像データが記録紙上に記録
され、ソータ13に送られる。
【0029】ソータ13は本体画像出力部10の左側に
設置されている仕分け装置であり、本体画像出力部10
から出力された記録紙を排紙トレイ33に仕分けして排
紙する処理を行う。排紙トレイは上記本体制御部(図示
せず)により制御され、出力された記録紙は制御部の指
示した任意の排紙トレイに排出される。
【0030】給紙トレイ34、35は本体下部にあり、
記録紙をある程度蓄積しておくことが可能である。制御
部により、給紙トレイ34、35から蓄積された記録紙
を搬送し画像出力を行う。給紙デッキ36は本体画像出
力部10の左側に設置されている装置で、記録紙を大量
に蓄積しておくことが可能である。給紙トレイ34、3
5と同様に制御部により蓄積された記録紙を搬送し画像
出力を行う。
【0031】本体画像出力部10の左側に、操作者が少
数の任意書類のコピー用紙を比較的容易に給紙すること
が可能となる手差しトレイ37が設置されている。この
手差しトレイは、OHPシートや厚紙、はがきサイズ紙
など特殊な記録用紙を使用する場合にも使用される。
【0032】紙搬送ローラ38、39、40、41、4
2の各ローラはコピー出力処理の給紙を行う際、記録紙
を実際に搬送する役割を担っている。各紙搬送ローラは
それぞれ独立に駆動源としてステッピングモータに歯車
等の伝達装置を介して接続されている。この部分の詳細
を図2に示す。
【0033】図2は本発明の画像処理装置における紙搬
送装置の詳細な構成図である。ここで、図中の矢印が実
際に紙が搬送される向きを示している。
【0034】図2において、101が紙搬送装置の駆動
源のステッピングモータ(SteppingMotor)である。ス
テッピングモータの特徴として、パルス電力に対応して
回転するという点が上げられる。しかも入力パルス数に
比例して回転角が変位し、また入力周波数に比例して回
転速度が変位するため、フィードバックループを構成す
ることなくモータを駆動することが可能である。このよ
うな特徴から、オープンループの位置決め制御や速度制
御の駆動源として幅広く利用されている。
【0035】ステッピングモータの分類方法として、モ
ータの構造による分類が一般的である。これには、ロー
タ部を永久磁石で作ったPM型(Permanent Type)、ロ
ータ部を歯車形状の鉄心で作ったVR型(Variable rel
uctance Type)、ロータ部を歯車形状の鉄心と磁石で構
成したHR型(Hybrid Type )に分類できる。
【0036】これ以外のステッピングモータの分類とし
て、駆動巻線による分類がある。駆動巻線による分類と
しては、2相、3相、5相などに分類される。また励磁
モードによる分類としては、1相励磁、2相励磁、1−
2相励磁などに分類可能である。本実施例においては、
2相励磁式のHR型ステッピングモータを採用してい
る。
【0037】102が紙搬送ローラであり、実際に搬送
すべき記録紙に力を加え搬送する役目を持つ。紙搬送ロ
ーラ102はステッピングモータ101からの駆動力が
ギアやシャフト等を通じ伝えられる。
【0038】103は紙検知センサである。また104
は紙検知センサの反応を電気信号に変換する役割を担う
フォトインタラプタである。図中の矢印が示している向
きに紙が通過するが、紙搬送ローラの直後に紙検知セン
サが設置されている。紙の先端が紙検知センサ103を
通過すると、紙検知センサ103の一方の端が押され、
もう一方の端がフォトインタラプタ104の発光部と受
光部の間を塞ぐ形となる。
【0039】紙検知センサ103と紙搬送ローラ102
は画像形成装置で使用可能な一番小型の記録紙の長さよ
り短く、ステッピングモータが正常に動作し紙搬送ロー
ラ102が駆動していれば、紙搬送ローラ102は紙を
搬送し、モータが駆動されてから一定時間後に紙検知セ
ンサ103が紙を検知するように設計されている。
【0040】フォトインタラプタ104の発光部と受光
部が塞がれると、フォトインタラプタ104からの出力
信号が変化する。画像形成装置の制御部は一定の時間間
隔で、フォトインタラプタ104の信号を監視してお
り、出力信号に変化があると紙を検知したと判断する。
【0041】この実施例1では、このフォトインタラプ
タ104からの信号が、モータが駆動されてから一定時
間後に紙を検知した状態の信号出力でなかったならば、
ジャムが発生したと判断している。
【0042】図3に本実施例における画像形成装置の紙
搬送装置の駆動源に用いられているステッピングモータ
に電力供給および駆動制御を行っている、画像形成装置
に内蔵されているモータ駆動装置の構成図を示す。
【0043】図3において、101は制御対象であるス
テッピングモータ、201はステッピングモータの駆動
信号を出力する中央演算装置(以下、CPUと呼ぶ)、
202はステッピングモータの回転に必要な電流を供給
する駆動回路、203は電流値を計測するための電流セ
ンサ、204は電流センサで計測した電流値をCPUで
扱うディジタル信号に変換するためのAD変換器、20
5は十分に短い時間を計測するためのタイマ、206は
モータ制御プログラムが格納してあるROM装置、20
7はCPUが一時記憶領域として用いるためのRAM装
置である。
【0044】モータ駆動装置において、CPU201は
ROM装置に格納されているステッピングモータ制御プ
ログラムを呼び出し、前記プログラムの命令に沿って、
ステッピングモータの駆動信号である相励磁信号を駆動
回路202に出力する役割を持つ。すなわち目標となる
モータの回転数に相当する周波数の相励磁信号を出力し
ている。
【0045】また、CPUにはタイマ205が内蔵され
ており、プログラムで呼び出し使用することが可能な構
成となっており、時間計測や周期毎に特定の割込み処理
を発生させる場合などに用いる。
【0046】本発明の特徴ある構成のステッピングモー
タの脱調検知処理はCPU201の演算により行われ
る。駆動回路202では、定電流チョッピング制御がハ
ードウエアで構成されており、CPU201からの相励
磁信号に合わせステッピングモータ101に供給する電
流をON/OFFし、モータに流れる電流が一定電流に
なるようにチョッピング制御を行い、ステッピングモー
タ101に電流を供給する。
【0047】駆動回路202上には、ステッピングモー
タ101へ供給される実電流値を計測するための電流セ
ンサ203が実装されており、電流センサ203は計測
した電流に比例した電圧を出力する。
【0048】AD変換器204は、電流センサ203が
出力するアナログ電圧をディジタル信号に変換し、CP
U201へモータに供給している電流値情報を送る。C
PU201は、電流センサ203からの情報をAD変換
器204を通してステッピングモータの実電流として観
測する。
【0049】また、近年はAD変換器がCPUと同一の
パッケージに集積されているCPUが広く提供されてお
り、本実施例においてもAD変換器を内蔵したCPU2
01を用いている。
【0050】ROM206装置は不揮発性の記憶装置で
ある。ROM装置206には、モータ制御プログラムが
格納されており、必要に応じてプログラムがCPU20
1へロードされる。RAM装置207は、CPU201
が演算の際、演算結果の格納や、一時的に計算結果を退
避させたりするための書換え可能な記憶装置である。ま
た、近年はROMとRAMをCPUと同一のパッケージ
に集積させたCPUも存在し、そのようなCPUが使わ
れる場合、ROM装置206とRAM装置207が省略
可能である。
【0051】次に、ステッピングモータが正常に回転し
ている場合と、脱調を起こしている場合の実電流値の特
徴の差異を示し、この特徴から脱調検知を行う手段を説
明する。
【0052】図4(a)は、相励磁信号とステッピング
モータが正常に回転している時の電流応答を示したグラ
フである。また、図4(b)は、相励磁信号と脱調を起
こしている時の電流応答を示したグラフである。301
は駆動回路に供給される相励磁信号であり、302はス
テッピングモータが正常に動作しているときの電流応答
であり、303が脱調しているときの電流応答である。
【0053】正常にステッピングモータが回転している
時のグラフ302を観察すると、ステッピングモータに
供給される電流が比較的穏やかに増加し、従って駆動回
路によるチョッピングの回数が比較的少ないことがわか
る。一方、ステッピングモータが脱調を起こした時のグ
ラフ303を観察すると、ステッピングモータに供給さ
れる電流が比較的急激に増加し、従って駆動回路による
チョッピングの回数が比較的多いことがわかる。
【0054】このことから、ステッピングモータに供給
される電流における駆動回路によるチョッピング回数
は、正常時に比べ脱調時は増加する傾向があることがわ
かる。すなわちステッピングモータ駆動時に、このチョ
ッピング回数を常に観測し、ある基準回数よりチョッピ
ング回数が多くなった場合に脱調が発生していると予見
し、脱調信号を発信することで、ステッピングモータの
脱調検知手段を構成することが可能である。
【0055】しかし、駆動回路によるチョピング回数は
脱調以外の要因、例えばステッピングモータの特性のバ
ラツキ、ステッピングモータ本体あるいは、ステッピン
グモータの雰囲気温度の上昇や、ステッピングモータの
負荷の変動などの要因でも変動すると考えられ、断続的
に基準回数より多いチョッピング回数が観測されること
が考えられる。
【0056】そこで、必要十分な時間内で駆動回路によ
るチョッピング回数が基準回数より多い場合、すなわち
予め定められた第2基準回数より、連続して多いチョッ
ピング回数がカウントされた場合、ステッピングモータ
が脱調を起こしていると判断する処理する手段を加えた
ものも本発明では用いている。
【0057】次に、脱調検知の手段の実際の処理の流れ
をフローチャートにより説明する。図5は本実施例での
脱調検知処理を呼び出す判断を行うフローチャートであ
る。図6は本実施例の脱調検知を判断する処理をフロー
チャートに示したものである。
【0058】ここで、CNT1は相励磁信号HIGHレ
ベル内でのチョッピング回数を記録する変数であり、C
NT1fはCNT1と比較し脱調検知を判断するための
基準回数を格納した定数であり、CNT2はCNT1が
連続してCNT1fの値を越えた回数を記録するための
変数であり、CNT2fはCNT2と比較し脱調検知を
判断するための基準回数を格納した定数であり、Mtr
Errはステッピングモータの脱調を検知したことを示
すフラグである。
【0059】図5は本実施例の脱調検知を判断する処理
のために必要なチョッピング回数のカウント処理をフロ
ーチャートに示したものである。
【0060】チョッピング回数カウント処理は、脱調検
知処理からモータ回転中に処理が呼び出され、駆動装置
の定電流制御によるチョッピング回数を監視し、その回
数をカウントする処理である。処理が呼び出されると、
ステップ1(図中でステップは”S”で表記)に処理が
進む。
【0061】ステップ1では、チョッピング回数をカウ
ントするためのカウンタであるCNT1を0で初期化を
行う処理をする。次に、ステップ2に処理を進める。
【0062】ステップ2では、相励磁信号の状態を観測
し、もし相励磁信号がHIGHレベルであれば、ステッ
プ3へ処理を進め、もしLOWレベルであれば、相励磁
信号がHIGHレベルになるまで、待機する処理を行っ
ている。
【0063】ステップ3では、駆動装置の定電流制御に
よるチョッピングの発生の有無の検知を行っている。も
しチョッピングが発生したのであれば、ステップ4へ処
理を進める。また、もしチョッピングが発生しないので
あればステップ5へ処理を進める。
【0064】ステップ4では、チョッピング回数のカウ
ンタであるCNT1の値をインクレメントする処理を行
い、ステップ5へ処理を進める。
【0065】ステップ5では、相励磁信号の状態を観測
し、もし相励磁信号がHIGHレベルであれば、ステッ
プ3へ戻り、処理を進め、もしLOWレベルであれば、
チョッピング回数カウント処理を終了する。
【0066】前述の処理では、相励磁1周期でのチョッ
ピング回数をカウントし、カウンタCNT1にその値を
格納する処理を行っている。
【0067】次に、本発明の脱調検知処理について説明
する。図6は本実施例の脱調検知処理をフローチャート
に示したものである。処理スタート後、ステップ11へ
処理を進める。
【0068】ステップ11では、ステッピングモータが
回転中であるかどうかを判断する処理を行っている。も
しモータが回転中であれば、ステップ12へ処理を進め
る。また、モータの駆動制御が停止している状態であれ
ば、脱調検知処理を終了する。
【0069】ステップ12では、CNT1、CNT2の
各カウンタを初期化する処理を行っている。初期化終了
後ステップ13へ処理を進める。
【0070】ステップ13では、図5に関連して説明し
たチョッピング回数のカウント処理を呼び出す処理を行
う。前述のようにチョッピング回数のカウント処理にお
いては、相励磁1周期でのチョッピング回数をカウント
し、その値をCNT1へ格納し、本処理に戻る。チョッ
ピング回数のカウント処理から戻ってきた後、ステップ
14へ処理を進める。
【0071】ステップ14では、チョッピング回数CN
T1の値と基準回数CNT1fの値を比較し、もしCN
T1が基準回数CNT1fを越えていれば、ステップ1
5へ処理を進める。またもしCNT1が基準回数CNT
1f以下であれば、ステップ16へ処理を進める。
【0072】ステップ15では、CNT1が基準回数C
NT1fを連続して越える回数をカウントするための第
2カウント手段であるCNT2の値をインクレメント
し、ステップ17へ処理を進める。
【0073】ステップ16では、CNT2の値を初期化
する処理を行っている。初期化終了後、ステップ19へ
処理を進める。
【0074】ステップ17では、CNT1が第1基準回
数CNT1fを連続して越える回数をカウントしている
CNT2の値と第2基準回数であるCNT2fの値を比
較する処理を行っている。もしCNT2が基準回数CN
T2fを越えていれば、ステップ18へ処理を進める。
またもしCNT2が基準回数CNT2f以下であれば、
ステップ19へ処理を進める。
【0075】ステップ18では、ステッピングモータが
脱調状態であると判断され、ステッピングモータの脱調
を他の処理に知らせるためにMtrErrに1をセット
する。その後、脱調検知処理を終了する。
【0076】ステップ19では、ステッピングモータが
回転中であるかどうか判断する処理を行っている。もし
モータが回転中であればステップ13へ戻って処理を進
め、モータの駆動が停止状態になるまで、脱調検知処理
を引き続き行う。また、モータの駆動制御が停止してい
る状態であれば、脱調検知処理を終了する。
【0077】次に、図7を用いて紙搬送装置におけるジ
ャム検知処理について説明する。本処理は紙搬送が行わ
れ、画像形成装置の制御部により給紙ローラの直後の紙
検知センサがオンする理想時間より若干早いタイミング
で処理が呼び出される。
【0078】変数timeは本処理が始まってからセン
サがジャムと判断するまでの時間を示す変数であり、ま
たjam flgはセンサの状態によりジャムと判定し
たか否かを示す変数である。本処理が開始されると、ス
テップ101へ処理を進める。
【0079】ステップ101では、フォトインタラプタ
104の出力信号を読む処理、即ち、紙検知センサ10
3上に紙が存在しているか否かの検知を行っている。処
理終了後、ステップ102に進む。
【0080】ステップ102では、前ステップ101に
おける紙検知センサ103の状態の判定により、処理を
分岐させる処理を行っている。即ち、もし紙検知センサ
103上に記録紙が存在していれば、紙検知センサ10
3の位置まで紙が搬送されていることを示しているので
処理を終了させる。また、もし紙検知センサ103上に
記録紙が存在していなければ、処理をステップ103へ
進める。
【0081】ステップ103では、処理スタート直後に
は、紙がセンサ103の位置まできていないため、ti
meに格納されている基準時間までに紙検知センサ10
3が紙を検知するか否かを観測するためのタイマ装置を
スタートさせる処理を行っている。タイマスタート後に
処理をステップ104へ進める。
【0082】ステップ104では、フォトインタラプタ
104の出力信号を読む処理、即ち、紙検知センサ10
3上に紙が存在しているか否かの検知を行っている。処
理終了後、ステップ105へ進む。
【0083】ステップ105では、前ステップ104に
おける紙検知センサ103の状態の判定により、処理を
分岐させる処理を行っている。即ち、もし紙検知センサ
103上に記録紙が存在していれば、紙検知センサ10
3の位置まで紙が搬送されていることを示しているので
処理を終了させる。また、もし紙感知センサ103上に
記録紙が存在していなけられば、処理をステップ106
へ進める。
【0084】ステップ106では、タイマ装置のカウン
ト時間と変数timeの値を比較し、処理がスタートし
てから基準時間になったかどうか判断している。もしカ
ウント時間が変数timeの値に達していなければステ
ップ104から106の処理を繰り返す。また、もしカ
ウント時間が変数timeの値と一致するか越えればス
テップ107へ処理を進める。
【0085】ステップ107では、本処理がスタートし
てから、即ち、給紙ローラの直後の紙検知センサがオン
する理想時間より若干早い時刻から、基準時間までの間
に紙検知センサ103が紙を検知できなかったため、給
紙動作を行っているにもかかわらずセンサ手前の位置で
紙が停止していることを示している。したがって、ジャ
ムが発生したことを示す変数jam flgに1をセッ
トし、本処理を終了する。
【0086】次に、図8を用い紙搬送装置における脱調
ジャム判定処理について説明する。本処理は紙搬送装置
が紙を搬送しステッピングモータを駆動しているとき、
一定間隔で処理が行われる。処理がスタートされると、
まずステップ201へ処理を進める。
【0087】ステップ201では、図7で説明したジャ
ム検知処理のジャム判定を示す変数jam flgの状
態を判定し、処理を分岐させている。もし変数jam
flgの値が1であれば、ステップ202へ処理を進め
る。またもし変数jam flgの値が1でなければ本
処理を終了させている。
【0088】ステップ202では、図6で説明した脱調
検知処理でのステッピングモータ101の脱調判定を示
す変数MtrErrの状態を判定し、処理を分岐させて
いる。もし変数MtrErrの値が1であれば、ステッ
プ203へ処理を進める。またもし変数MtrErrの
値が1でなければ本処理を終了させている。
【0089】ステップ203では、紙検知センサ103
上でジャムが発生したと判断されかつステッピングモー
タ101が脱調を起こしていると判断されたため、ステ
ッピングモータの脱調によるジャムと判断され、脱調ジ
ャム処理が起動される。
【0090】脱調ジャム処理は、本実施例の操作部等の
操作者への情報伝達手段を通じ、脱調によるジャムが発
生したことを伝える処理を行っている。
【0091】以上のように、本実施例のステッピングモ
ータを紙搬送の駆動源とする画像形成装置においては、
内蔵されているモータ駆動装置による脱調検知とセンサ
によるジャム検知により、ジャムの発生要因がステッピ
ングモータの脱調であるか否かの識別が可能となる。
【0092】(実施例2)図9は、本発明の画像処理装
置における実施例2の紙搬送装置の詳細な構成図であ
り、図10は、実施例2でのジャム検知処理の手順を示
したフローチャートである。実施例1では、紙検知セン
サが紙搬送ローラの直後に配置されているが、この実施
例2では、図9に示すように、紙検知センサが紙搬送ロ
ーラの手前に配置されている。したがって、図10に示
すように、ジャムを検知する動作が実施例1におけるジ
ャムを検知する動作と異なることになる。しかし、その
他の構成(図1、図3)や脱調検知動作等(図5、図
6、図8)は実施例1と同様であるので、それらの説明
は省略する。以下、図9、図10を参照して、実施例2
の画像形成装置を説明する。
【0093】102が紙搬送ローラであり、実際に搬送
すべき記録紙に力を加え搬送する役目を持つ。紙搬送ロ
ーラ102はステッピングモータ101からの駆動力が
ギアやシャフト等を通じ伝えられる。
【0094】103’は紙検知センサである。また10
4’は紙検知センサの反応を電気信号に変換する役割を
担うフォトインタラプタである。図中の矢印が示してい
る向きに紙が通過するが、紙搬送ローラの手前に紙検知
センサが設置されている。紙の先端が紙検知センサ10
3’を通過すると、紙検知センサ103’の一方の端が
押され、もう一方の端がフォトインタラプタ104’の
発光部と受光部の間を塞ぐ形となる。
【0095】紙検知センサ103’と紙搬送ローラ10
2は画像形成装置で使用可能な一番小型の記録紙の長さ
より短く、ステッピングモータが正常に動作し紙搬送ロ
ーラ102が駆動していれば、紙検知センサ103’が
紙を検知してから一定時間内に紙検知がオフとなるよう
に設計されている。
【0096】フォトインタラプタ104’の発光部と受
光部が塞がれると、フォトインタラプタ104’からの
出力信号が変化する。画像形成装置の制御部は一定の時
間間隔で、フォトインタラプタ104’の信号を監視し
ており、出力信号に変化があると紙を検知したと判断す
る。
【0097】この実施例2では、このフォトインタラプ
タ104からの信号が一定時間の間紙検知した状態の信
号出力であったならば、ジャムが発生したと判断してい
る。
【0098】次に、図10を参照して実施例2の紙搬送
装置におけるジャム検知処理について説明する。本処理
は紙搬送が行われている間、タイマ装置により変数ti
meに格納された時間毎に処理が行われる。また、変数
timeに格納される値は、紙搬送装置により搬送され
る紙のサイズによって異なる時間が制御部によりセット
される構成となっている。
【0099】また、変数flgはtimeに格納された
時間前に紙センサが紙を検知したか否かを示す変数であ
り、また変数jam flgはセンサの状態によりジャ
ムと判定した否かを示す変数である。タイマ装置により
処理が開始されると、ステップ101’へ処理を進め
る。
【0100】ステップ101’では、フォトインタラプ
タ104’の出力信号を読む処理、即ち、紙検知センサ
103’上に紙が存在しているか否かの検知を行ってい
る。処理終了後、ステップ102’へ進む。
【0101】ステップ102’では、前ステップ10
1’における紙検知センサ103’の状態の判定によ
り、処理を分岐させる処理を行っている。即ち、もし紙
検知センサ103’上に記録紙が存在していれば、処理
をステップ103’へ進める。また、もし紙検知センサ
103上に記録紙が存在していなければ、処理をステッ
プ106’へ進める。
【0102】ステップ103’では、変数flgの状態
の判定により、処理を分岐させる処理を行っている。も
しflgが1の場合、timeに格納された時間前の紙
検知センサ103’が紙を検知した状態である。この場
合は、処理をステップ104’へ進める。また、もしf
lgが1の場合、timeが格納された時間前の紙検知
センサ103が紙を検知していなかった状態である。こ
の場合は処理をステップ105’へ進める。
【0103】ステップ104’では、timeに格納さ
れた時間の間、紙検知センサ上に紙が存在したままであ
ったと判断される。従って、紙が搬送されている動作中
に紙がセンサ103’付近で停止したままであったと判
断され、従って、紙検知センサ103’の位置でジャム
と判定される。ジャムと判定されたため、変数jam
lgに1をセットする処理を行う。
【0104】ステップ105’では、timeに格納さ
れた時間の前には紙検知センサ103が紙を検知してい
ないためジャムとはならない。また、次の紙検知センサ
103’の状態を判断する処理でジャムか否かを判断す
るため、変数flgに1をセットする処理を行う。
【0105】ステップ106’では、紙検知センサ10
3’上に紙が存在していなったため、各変数の初期状態
に戻す処理を行っている。
【0106】ステップ104’、105’、106’終
了後、本処理は終了し、また変数timeに格納された
時間後に処理が呼び出される。
【0107】(実施例3)図11は、本発明の画像処理
装置における実施例3の紙搬送装置の詳細な構成図であ
り、図12は、実施例3でのジャム検知処理の手順を示
したフローチャートの一例を示すものである。実施例1
では、紙検知センサが紙搬送ローラの直後に配置されて
おり、実施例2では、紙検知センサが紙搬送ローラの手
前に配置されているが、この実施例3では、2つの紙検
知センサを用いており、第1紙検知センサが紙搬送ロー
ラの手前に配置されており、第2紙検知センサが紙搬送
ローラの直後に配置されている。したがって、実施例
1、2と同様に、いずれか一方の紙検知センサを用いて
ジャムを検知することが可能であるが、図12に示すよ
うに、2つ紙検知センサを用いて、ジャムを検知するこ
とができる。なお、図12に示すフローチャートは、2
つの紙検知センサを用いる場合の一例に過ぎないもので
ある。なお、その他の構成(図1、図3)や脱調検知動
作等(図5、図6、図8)は実施例1、2と同様である
ので、それらの説明は省略する。以下、図11、図12
を参照して、実施例3の画像形成装置を説明する。
【0108】102が紙搬送ローラであり、実際に搬送
すべき記録紙に力を加え搬送する役目を持つ。紙搬送ロ
ーラ102はステッピングモータ101からの駆動力が
ギアやシャフト等を通じ伝えられる。
【0109】102が紙搬送ローラであり、実際に搬送
すべき記録紙に力を加え搬送する役目を持つ。紙搬送ロ
ーラ102はステッピングモータ101からの駆動力が
ギアやシャフト等を通じ伝えられる。
【0110】103”は紙検知センサである。また10
4”は紙検知センサの反応を電気信号に変換する役割を
担うフォトインタラプタである。図中の矢印が示してい
る向きに紙が通過するが、紙搬送ローラの直後に紙検知
センサが設置されている。紙の先端が紙検知センサ10
3”を通過すると、紙検知センサ103”の一方の端が
押され、もう一方の端がフォトインタラプタ104”の
発光部と受光部の間を塞ぐ形となる。
【0111】紙検知センサ103”と紙搬送ローラ10
2は画像形成装置で使用可能な一番小型の記録紙の長さ
より短く、ステッピングモータが正常に動作し紙搬送ロ
ーラ102が駆動していれば、紙搬送ローラ102は紙
を搬送し、モータが駆動されてから一定時間後に紙検知
センサ103”が紙を検知するように設計されている。
【0112】フォトインタラプタ104”の発光部と受
光部が塞がれると、フォトインタラプタ104”からの
出力信号が変化する。画像形成装置の制御部は一定の時
間間隔で、フォトインタラプタ104”の信号を監視し
ており、出力信号に変化があると紙を検知したと判断す
る。
【0113】この実施例3では、図11に示すように紙
検知センサ103”とフォトインタラプタ104”が紙
搬送ローラ102の前後に設置され、紙搬送ローラに紙
が存在しているか否かを観測している。
【0114】次に、図10を参照して実施例2の紙搬送
装置におけるジャム検知処理について説明する。ステッ
プ101”では、第1検知センサ103”のフォトイン
タラプタ104”の出力信号の読み込み処理を行い、ス
テップ102”に進む。
【0115】ステップ102”では、第1検知センサが
ONか否か、即ち、第1紙検知センサ上に紙が存在して
いるか否かの検知を行っている。そして、第1検知セン
サがONのときステップ103”に進み、ONでないと
き、処理を終了させている。
【0116】ステップ103”では、予め設定した所定
時間(正常の動作で、第2検知センサが紙を検知する時
間)の経過を待って、その時間経過後、ステップ104
に進む。
【0117】ステップ104”では、第2検知センサの
読み込み処理を行い、ステップ105”に進む。
【0118】ステップ105”では、第2検知センサが
ONか否かを判断し、ONの場合、正常に動作している
と判断して、処理を終了し、ONでない場合には、ジャ
ムの発生があると判断して、ステップ107”に進む。
【0119】ステップ107”では、ジャムが発生した
ことを示す変数jam_flgに1をセットし、本処理
を終了する。
【0120】
【発明の効果】以上のように本発明の画像形成装置によ
れば、画像形成装置に内蔵されているステッピングモー
タを駆動するためのモータ制御装置内に、チョッピング
回数計測手段と、計測したチョッピング回数と予め設定
した基準回数とを比較手段により比較を行い、計測した
チョッピング回数が基準回数を越えた場合モータが脱調
現象にあると判断することで、画像形成装置に内蔵され
たモータ駆動装置のみで脱調検知が可能である。
【0121】一方、紙搬送路において紙の通過方向から
見て、ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラ
の直後に存在する紙検知センサで、紙を検知するはずで
ある時刻から一定時間の間、紙を検知しなかった場合、
またはステッピングモータが駆動している紙搬送ローラ
の直前に存在する紙検知センサで、紙を検知してから一
定時間を越えて紙検知状態であった場合、さらにまたス
テッピングモータが駆動している紙搬送ローラの直前に
存在する第1紙検知センサで紙を検知してから一定時間
後に紙搬送ローラの直前に存在する第2紙検知センサで
紙を検知しなかった場合、紙が搬送されていないと判断
し、ジャム発生信号を発信する手段を持ち、画像形成装
置の制御装置は脱調信号とジャム発生信号をほぼ同時に
受信した場合、ステッピングモータの脱調によりジャム
が発生したと判断する構成となっている。このことによ
り、ジャムが発生した場合、ステッピングモータの脱調
がジャム原因であるか、他の要因がジャム原因であるか
を識別することが可能である。
【0122】さらにまた、予め設定した回数以上、連続
して前述のチョッピング回数が予め設定した基準回数を
越えた場合に脱調と判定するモータ駆動装置が得られ
る。このことにより、ステッピングモータの脱調現象以
外の要因でチョッピング回数が基準回数を一時的に越え
た場合には、脱調の判定から外すことが可能となり、精
度の高い脱調判定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の画像処理装置が適用された実
施形態の構成図である。
【図2】図2は、本発明の画像処理装置における実施例
1の紙搬送装置の詳細な構成図である。
【図3】図3は、この発明の画像形成装置の紙搬送装置
の駆動源に用いられているステッピングモータに電力供
給および駆動制御を行っている画像形成装置に内蔵され
ているモータ駆動装置の構成図である。
【図4】図4は、ステッピングモータが正常動作してい
るときに、モータに供給される電流を測定したグラフで
あり、ステッピングモータの脱調検知をするための判定
基準を説明するための図である。
【図5】図5は、実施例での励磁信号を監視し、脱調検
知処理を呼び出すタスクの手順を示したフローチャート
である。
【図6】図6は、実施例での脱調検知処理の手順を示し
たフローチャートである。
【図7】図7は、実施例1でのジャム検知処理の手順を
示したフローチャートである。
【図8】図8は、実施例での脱調ジャム検知処理の手順
を示したフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の画像処理装置における実施例
2の紙搬送装置の詳細な構成図である。
【図10】図10は、実施例2でのジャム検知処理の手
順を示したフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の画像処理装置における実
施例3の紙搬送装置の詳細な構成図である。
【図12】図12は、実施例3でのジャム検知処理の手
順の一例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 本体画像出力部 11 本体画像入力部 12 自動原稿送り装置 13 ソータ 21 光源 22〜24 ミラー 25 レンズ(入力系) 26 CCD 27 光学照射部(レーザ) 28 スキャナ 29 レンズ(出力系) 30 ミラー 31 感光ドラム 32 定着ローラ 33 給紙トレイ 34、35 給紙トレイ 38〜42 紙搬送ローラ 101 ステッピングモータ 102 紙搬送ローラ 103、103’、103” 紙検知センサ 104、104’、104” フォトインタラプタ 201 CPU 202 駆動回路 202 電流センサ 203 AD変換器 204 タイマ 205 ROM 206 RAM 301 相励磁信号 302 正常時の電流応答グラフ 303 脱調時の電流応答グラフ CNT1 チョッピング回数カウンタ CNT2 連続回数カウンタ CNT1f CNT1の連続カウントの基準値 CNT2f CNT2の連続カウントの基準値 MtrErr 脱調の発生を示すフラグ time ジャム検知間隔時間 jam_flg ジャムの発生を示すフラグ flg 紙検知を示すフラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA02 AB01 BA14 BB10 BC03 CC15 DA06 DB11 DC17 EB21 5H580 AA04 BB10 CA03 CA12 CB03 FA14 FA21 FA22 GG04 HH08 HH22 HH39 HH40 KK03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動信号が加えられる毎にモータの励磁コ
    イルに供給する励磁電流の相励磁を切り換えて駆動する
    ステッピングモータをシート搬送系の駆動源として使用
    するステッピングモータを用いた画像形成装置におい
    て、 前記モータの励磁コイルに流れる電流値の変化を計測手
    段により所定時間の間計測し、この所定時間の間計測し
    て得られた前記計測手段の電流値変化の計測結果が或る
    決められた値を越えた際に脱調したと判断する脱調検知
    手段を備えるとともに、前記モータにより駆動されるシ
    ート搬送系のシート搬送路上にシート検出手段を設け、
    前記モータが駆動されていて前記シート検出手段で或る
    時間の間シートを検出した状態或いはシートを検出しな
    い状態の場合にジャムが発生したと判断するジャム検出
    手段を備え、前記脱調検知手段により脱調が発生したと
    判断された際に前記ジャム検出手段がジャムを検出する
    と、モータの脱調が原因であるジャムである判断する制
    御手段を備えることを特徴とするステッピングモータ脱
    調検知装置を持つ画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記モータの励磁コイルへの電流の供給は定電流チョッパ
    制御方式で行われ、前記計測手段により計測される電流
    値変化はモータの1相励磁域内での電流チョッピング回
    数であることを特徴とするステッピングモータ脱調検知
    装置を持つ画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記シート検出手段は前記脱調検知手段によって脱調が検
    出されるモータによって駆動されるシート搬送手段の直
    前または直後に配置されていることを特徴とするステッ
    ピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装置。
  4. 【請求項4】駆動信号が加えられる毎にモータの励磁コ
    イルに供給する励磁電流の相励磁を切り換えて駆動する
    ステッピングモータをシート搬送系の駆動源として使用
    するステッピングモータを用いた画像形成装置におい
    て、 前記モータの励磁コイルに流れる電流値の変化を計測手
    段により所定時間の間計測し、この所定時間の間計測し
    て得られた前記計測手段の電流値変化の計測結果が或る
    決められた値を越えた際に脱調したと判断する脱調検知
    手段を備えるとともに、前記モータにより駆動されるシ
    ート搬送系のシート搬送路上に2つのシート検知センサ
    から成るシート検出手段を設け、前記モータが駆動され
    ていて前記シート検出手段の第1のシート検知センサで
    シートを検出した後所定時間経過後に第2のシート検知
    センサでシートを検出しない状態の場合にジャムが発生
    したと判断するジャム検出手段を備え、前記脱調検知手
    段により脱調が発生したと判断された際に前記ジャム検
    出手段がジャムを検出すると、モータの脱調が原因であ
    るジャムである判断する制御手段を備えることを特徴と
    するステッピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、前
    記シート検出手段の第1のシート検知センサは前記脱調
    検知手段によって脱調が検出されるモータによって駆動
    されるシート搬送手段の直前に配置され、第2のシート
    検知センサはシート搬送手段の直後に配置されているこ
    とを特徴とするステッピングモータ脱調検知装置を持つ
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】紙搬送系の駆動源としてのステッピングモ
    ータと、 前記ステッピングモータの励磁相を順次切り替えるとと
    もに前記ステッピングモータに定電流チョッパ制御方式
    で電流を供給するモータ駆動手段と、 前記モータ駆動手段内に流れる電流にチョッピングが発
    生したことを検知するチョッピング検知手段と、 前記チョッピング検知手段により相励磁信号1周期内で
    のチョッピング回数をカウントするカウント手段と、 前記カウント手段により計測したチョッピング回数と予
    め設定した基準回数とを比較する比較手段と、 前記比較手段により計測したチョッピング回数が基準回
    数を越えていた場合脱調が発生したと判断する脱調検知
    手段と、 前記ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラに
    対し紙搬送路上で直後に紙の存在を検知するための紙検
    知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している間に前記紙検知
    手段が紙を検知するはずの時刻から一定時間の間前記紙
    検知手段が紙を検知しなければ前記紙検知手段の前の位
    置でジャムが発生したと判断するジャム検知手段と、 前記脱調検知手段と前記ジャム検知手段がそれぞれ脱調
    発生とジャム発生をほぼ同時に検知した場合前記ステッ
    ピングモータの脱調が原因であるジャムと判断するため
    の制御手段と、 を有することを特徴とするステッピングモータ脱調検知
    装置を持つ画像形成装置。
  7. 【請求項7】紙搬送系の駆動源としてのステッピングモ
    ータと、 前記ステッピングモータの励磁相を順次切り替えるとと
    もに前記ステッピングモータに定電流チョッパ制御方式
    で電流を供給するモータ駆動手段と、 前記モータ駆動手段内に流れる電流にチョッピングが発
    生したことを検知するチョッピング検知手段と、 前記チョッピング検知手段により相励磁信号1周期内で
    のチョッピング回数をカウントする第1カウント手段
    と、 前記第1カウント手段により計測したチョッピング回数
    と予め設定した第1基準回数とを比較する第1比較手段
    と、 前記第1比較手段により計測したチョッピング回数が第
    1基準回数を越えた回数をカウントするための第2カウ
    ント手段と、 前記第2カウント手段により計測した回数と予め設定し
    た第2基準回数とを比較する第2比較手段と、 前記第2比較手段で比較した結果前記第2カウント手段
    のカウント値が前記第2基準回数を越えた場合に脱調が
    発生したと判断する脱調検知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラに
    対し紙搬送路上で直後に紙の存在を検知するための紙検
    知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している間に前記紙検知
    手段が紙を検知するはずの時刻から一定時間の間前記紙
    検知手段が紙を検知しなければ前記紙検知手段の前の位
    置でジャムが発生したと判断するジャム検知手段と、 前記脱調検知手段と前記ジャム検知手段がそれぞれ脱調
    発生とジャム発生をほぼ同時に検知した場合前記ステッ
    ピングモータの脱調が原因であるジャムと判断するため
    の制御手段と、 を有することを特徴とするステッピングモータ脱調検知
    装置を持つ画像形成装置。
  8. 【請求項8】紙搬送系の駆動源としてのステッピングモ
    ータと、 前記ステッピングモータの励磁相を順次切り替えるとと
    もに前記ステッピングモータに定電流チョッパ制御方式
    で電流を供給するモータ駆動手段と、 前記モータ駆動手段内に流れる電流にチョッピングが発
    生したことを検知するチョッピング検知手段と、 前記チョッピング検知手段により相励磁信号1周期内で
    のチョッピング回数をカウントするカウント手段と、 前記カウント手段により計測したチョッピング回数と予
    め設定した基準回数とを比較する比較手段と、 前記比較手段により計測したチョッピング回数が基準回
    数を越えていた場合脱調が発生したと判断する脱調検知
    手段と、 前記ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラに
    対し紙搬送路上で直前に紙の存在を検知するための紙検
    知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している間に前記紙検知
    手段が紙を検知し、一定時間前記紙検知手段が紙検知状
    態であったならばジャムが発生したと判断するジャム検
    知手段と、 前記脱調検知手段と前記ジャム検知手段がそれぞれ脱調
    発生とジャム発生をほぼ同時に検知した場合前記ステッ
    ピングモータの脱調が原因であるジャムと判断するため
    の制御手段と、 を有することを特徴とするステッピングモータ脱調検知
    装置を持つ画像形成装置。
  9. 【請求項9】紙搬送系の駆動源としてのステッピングモ
    ータと、 前記ステッピングモータの励磁相を順次切り替えるとと
    もに前記ステッピングモータに定電流チョッパ制御方式
    で電流を供給するモータ駆動手段と、 前記モータ駆動手段内に流れる電流にチョッピングが発
    生したことを検知するチョッピング検知手段と、 前記チョッピング検知手段により相励磁信号1周期内で
    のチョッピング回数をカウントする第1カウント手段
    と、 前記第1カウント手段により計測したチョッピング回数
    と予め設定した第1基準回数とを比較する第1比較手段
    と、 前記第1比較手段により計測したチョッピング回数が第
    1基準回数を越えた回数をカウントするための第2カウ
    ント手段と、 前記第2カウント手段により計測した回数と予め設定し
    た第2基準回数とを比較する第2比較手段と、 前記第2比較手段で比較した結果前記第2カウント手段
    のカウント値が前記第2基準回数を越えた場合に脱調が
    発生したと判断する脱調検知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラに
    対し紙搬送路上で直前に紙の存在を検知するための紙検
    知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している間に前記紙検知
    手段が紙を検知し、一定時間前記紙検知手段が紙検知状
    態であったならばジャムが発生したと判断するジャム検
    知手段と、 前記脱調検知手段と前記ジャム検知手段がそれぞれ脱調
    発生とジャム発生をほぼ同時に検知した場合前記ステッ
    ピングモータの脱調が原因であるジャムと判断するため
    の制御手段と、 を有することを特徴とするステッピングモータ脱調検知
    装置を持つ画像形成装置。
  10. 【請求項10】紙搬送系の駆動源としてのステッピング
    モータと、 前記ステッピングモータの励磁相を順次切り替えるとと
    もに前記ステッピングモータに定電流チョッパ制御方式
    で電流を供給するモータ駆動手段と、 前記モータ駆動手段内に流れる電流にチョッピングが発
    生したことを検知するチョッピング検知手段と、 前記チョッピング検知手段により相励磁信号1周期内で
    のチョッピング回数をカウントするカウント手段と、 前記カウント手段により計測したチョッピング回数と予
    め設定した基準回数とを比較する比較手段と、 前記比較手段により計測したチョッピング回数が基準回
    数を越えていた場合脱調が発生したと判断する脱調検知
    手段と、 前記ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラに
    対し紙搬送路上で直前および直後に紙の存在を検知する
    ための第1および第2紙検知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している間に前記第1紙
    検知手段が紙を検知してから一定時間の間前記第2紙検
    知手段が紙を検知しなければ前記第1および第2紙検知
    手段の間の位置でジャムが発生したと判断するジャム検
    知手段と、 前記脱調検知手段と前記ジャム検知手段がそれぞれ脱調
    発生とジャム発生をほぼ同時に検知した場合前記ステッ
    ピングモータの脱調が原因であるジャムと判断するため
    の制御手段と、 を有することを特徴とするステッピングモータ脱調検知
    装置を持つ画像形成装置。
  11. 【請求項11】紙搬送系の駆動源としてのステッピング
    モータと、 前記ステッピングモータの励磁相を順次切り替えるとと
    もに前記ステッピングモータに定電流チョッパ制御方式
    で電流を供給するモータ駆動手段と、 前記モータ駆動手段内に流れる電流にチョッピングが発
    生したことを検知するチョッピング検知手段と、 前記チョッピング検知手段により相励磁信号1周期内で
    のチョッピング回数をカウントする第1カウント手段
    と、 前記第1カウント手段により計測したチョッピング回数
    と予め設定した第1基準回数とを比較する第1比較手段
    と、 前記第1比較手段により計測したチョッピング回数が第
    1基準回数を越えた回数をカウントするための第2カウ
    ント手段と、 前記第2カウント手段により計測した回数と予め設定し
    た第2基準回数とを比較する第2比較手段と、 前記第2比較手段で比較した結果前記第2カウント手段
    のカウント値が前記第2基準回数を越えた場合に脱調が
    発生したと判断する脱調検知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している紙搬送ローラに
    対し紙搬送路上で直前および直後に紙の存在を検知する
    ための第1および第2紙検知手段と、 前記ステッピングモータが駆動している間に前記第1紙
    検知手段が紙を検知してから一定時間の間前記第2紙検
    知手段が紙を検知しなければ前記第1および第2紙検知
    手段の間の位置でジャムが発生したと判断するジャム検
    知手段と、 前記脱調検知手段と前記ジャム検知手段がそれぞれ脱調
    発生とジャム発生をほぼ同時に検知した場合前記ステッ
    ピングモータの脱調が原因であるジャムと判断するため
    の制御手段と、 を有することを特徴とするステッピングモータ脱調検知
    装置を持つ画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項6乃至11のいずれか1つに記載
    の画像形成装置において、前記脱調検知手段が検知した
    脱調検知時刻と、前記ジャム検知手段が検知したジャム
    発生時刻とを履歴として保存する履歴保存手段を有する
    ことを特徴とするステッピングモータ脱調検知装置を持
    つ画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項6、8、10のいずれか1つに記
    載の画像形成装置において、複数のステッピングモータ
    を使用し、それぞれのステッピングモータに対し、それ
    ぞれ独立に制御と脱調の検知が可能であることを特徴と
    するステッピングモータ脱調検知装置を持つ画像形成装
    置。
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US09/725,110 US6476578B2 (en) 1999-12-01 2000-11-29 Stepping motor driving apparatus and image forming apparatus having such driving apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052892A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Canon Inc 紙搬送装置及び画像形成装置

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JP2010052892A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Canon Inc 紙搬送装置及び画像形成装置

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