JP2001158048A - 表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法及びその装置 - Google Patents

表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法及びその装置

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JP2001158048A
JP2001158048A JP34467899A JP34467899A JP2001158048A JP 2001158048 A JP2001158048 A JP 2001158048A JP 34467899 A JP34467899 A JP 34467899A JP 34467899 A JP34467899 A JP 34467899A JP 2001158048 A JP2001158048 A JP 2001158048A
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thermoplastic resin
resin sheet
insulating material
heat insulating
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Moriichi Matsuzaki
守市 松崎
Kiyoaki Otsuki
清明 大槻
Kazumasa Takahashi
一正 高橋
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TAP KK
MAG Co Ltd
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MAGU KK
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MAG Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂シートの接合不良を生じること
なく、生産性の向上が図れ、断熱材の空気孔の大きさ・
形状を自由に変更することができる表皮材被覆無機質繊
維断熱材の製造方法を提供する。 【解決手段】 熱部と冷部を有するニクロムヒータ15
とシート切断刃18を、所定の間隔を保って搬送される
熱可塑性樹脂シート1を被覆した無機質繊維マット2に
一定時間追従させ、無機質繊維マット2の短辺方向に沿
った両側面から延出された表面と裏面の熱可塑性樹脂シ
ート1同士をニクロムヒータ15で部分的に熱溶着して
接合すると共に、この接合部の近傍をシート切断刃18
で切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質繊維マット
の全面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無機
質繊維断熱材の製造方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の建築物の断熱材として広
く使用されているグラスウールやロックウールなどの無
機質繊維からなる無機質繊維マットは、その繊維の飛散
防止や手触りの改善などのため、無機質繊維マットの表
裏面及び全ての側面を熱可塑性樹脂シートや合成樹脂フ
ィルムなどの表皮材で被覆することが知られている。
【0003】例えば、特開平6−79849号公報に
は、無機質繊維マットを所定長さに切断して供給し、そ
の表裏面に熱可塑性樹脂シートをそれぞれ供給して、そ
の長辺方向の両端部を熱溶着すると共に、無機質繊維マ
ット同士の間で表裏の熱可塑性樹脂シートを部分的に熱
溶着し、この熱溶着部分を切断し、かつ非熱溶着部分を
供給方向に引き裂いて切断することにより、無機質繊維
マットの全面を熱可塑性樹脂シートで覆うと共に、熱可
塑性樹脂シートの非熱溶着部分を空気孔としたものが開
示されている。
【0004】また、特開平9−156003号公報に
は、無機質繊維マットを所定長さに切断して供給し、そ
の表裏面に合成樹脂フィルムをそれぞれ供給して、その
長辺方向の両端部を接合して、無機質繊維マットの表裏
面及び長辺方向に沿った両側面を被覆すると共に、無機
質繊維マット同士の間で表裏の合成樹脂フィルムを部分
的に接着剤で接着すると共に、全幅にわたって切断する
ことにより、無機質繊維マットの全面を合成樹脂フィル
ムで覆うと共に、合成樹脂フィルムの未接着部分を空気
孔としたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の製造方
法においては、熱可塑性樹脂シートの熱溶着にはある程
度の時間が必要になるので、熱可塑性樹脂シートの移動
を一時的に停止しなければならず、熱可塑性樹脂シート
のテンションのばらつきが生じ易く溶着状態が不安定に
なったり、熱可塑性樹脂シートにしわが生じたりする問
題がある。また、熱溶着装置を断熱材の製造ラインの流
れに一定時間追従して移動させても、従来の移動方式で
は、製造ラインの速度を速くすると溶着時間を確保でき
ないため、製造ラインの速度に限界があり生産性が低
い。更に、非熱溶着部分を供給方向に引き裂いて切断す
るので、熱可塑性樹脂シートの切断部分が引き伸ばされ
るため、切断部分の状態が良くない。
【0006】また、後者の製造方法においては、接着剤
で合成樹脂フィルムを接着するために熱溶着よりも接着
面積が必要となり、接着面積を確保すべく合成樹脂フィ
ルムを無機質繊維マットの短辺方向に沿った側面から長
めに延出するので、製造コストが高くなり、施工時には
それが邪魔になる。更に、前者又は後者においても、表
皮材同士の非熱溶着部分又は未接着部分の面積・形状を
自由に変えることができないため、空気孔の大きさ・形
状を自由に変更することができない。
【0007】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、熱可塑性樹脂シートの接合不良を生じることな
く、生産性の向上が図れ、断熱材の空気孔の大きさ・形
状を自由に変更することができる表皮材被覆無機質繊維
断熱材の製造方法及びその装置を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、無機質繊維マットの表裏面及び4
つの側面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無
機質繊維断熱材の製造方法において、前記4つの側面の
うち前記無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面に
ついては、この両側面から延出された前記表裏の熱可塑
性樹脂シートを熱部と冷部を備えたヒータで部分的に熱
溶着して接合すると共に、この接合部の近傍をカッタで
切断するものである。
【0009】請求項2に係る発明は、無機質繊維マット
の表裏面及び4つの側面を熱可塑性樹脂シートで被覆す
る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法において、熱
部と冷部を有するヒータとカッタを、所定の間隔を保っ
て搬送される熱可塑性樹脂シートを被覆した無機質繊維
マットに一定時間追従させ、前記無機質繊維マットの短
辺方向に沿った両側面から延出された表裏の前記熱可塑
性樹脂シート同士を前記ヒータで部分的に熱溶着して接
合すると共に、この接合部の近傍を前記カッタで切断す
るものである。
【0010】請求項3に係る発明は、無機質繊維マット
の表裏面及び4つの側面を熱可塑性樹脂シートで被覆す
る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法において、前
記熱可塑性樹脂シートを被覆した無機質繊維マットに一
定時間追従する搬送手段に、熱部と冷部を有するヒータ
とカッタを備えた熱溶着切断手段を2台設置し、この2
台の熱溶着切断手段で交互に前記熱可塑性樹脂シートの
熱溶着と切断を行うものである。
【0011】請求項4に係る発明は、無機質繊維マット
の表裏面及び4つの側面を熱可塑性樹脂シートで被覆す
る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造装置において、前
記4つの側面のうち前記無機質繊維マットの短辺方向に
沿った両側面から延出された前記表裏の熱可塑性樹脂シ
ートを部分的に熱溶着して接合する熱部と冷部を備えた
ヒータと、このヒータが接合した接合部の近傍を切断す
るカッタを備えたものである。
【0012】請求項5に係る発明は、無機質繊維マット
の表裏面及び4つの側面を熱可塑性樹脂シートで被覆す
る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造装置において、熱
部と冷部を有するヒータとカッタを、所定の間隔を保っ
て搬送される熱可塑性樹脂シートを被覆した無機質繊維
マットに一定時間追従させ、前記無機質繊維マットの短
辺方向に沿った両側面から延出された表裏の前記熱可塑
性樹脂シート同士を前記ヒータで部分的に熱溶着して接
合すると共に、この接合部の近傍を前記カッタで切断す
るものである。
【0013】請求項6に係る発明は、無機質繊維マット
の表裏面及び4つの側面を熱可塑性樹脂シートで被覆す
る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造装置において、前
記熱可塑性樹脂シートを被覆した無機質繊維マットに一
定時間追従する搬送手段に、熱部と冷部を有するヒータ
とカッタを備えた熱溶着切断手段を2台設置し、この2
台の熱溶着切断手段で交互に前記熱可塑性樹脂シートの
熱溶着と切断を行うものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法及びその装置の
説明図、図2は同じく要部説明図である。
【0015】表皮材被覆無機質繊維断熱材を構成する無
機質繊維マットは、製造工程(不図示)にて、無機質繊
維に熱硬化性樹脂を主成分とするバインダを付与して堆
積させ、このバインダを加熱硬化させてマット状に成形
し、このマット状成形物を所定の長さに切断して製造さ
れる。
【0016】次工程(不図示)では、無機質繊維マット
がコンベアにより所定間隔を空けて搬送されると共に、
無機質繊維マットの全面を覆うための熱可塑性樹脂シー
トが無機質繊維マットの表面側と裏面側から供給され
る。そして、無機質繊維マットは、それぞれ無機質繊維
マット同士の間に所定間隔を保ったまま表面と裏面の熱
可塑性樹脂シートで無機質繊維マットの表裏面及び長辺
(進行)方向に沿った両(左右の)側面が被覆される。
【0017】次いで、図1に示すように、所定間隔を保
ったまま熱可塑性樹脂シート1で表裏面及び長辺方向に
沿った両側面が被覆された無機質繊維マット2は、圧縮
コンベア10によって厚み方向が圧縮されながら熱溶着
・切断工程に搬入される。そして、図2に示すように、
無機質繊維マット2が厚み方向に圧縮される前の厚みに
戻る前に、熱溶着装置11によって表面の熱可塑性樹脂
シート1と裏面の熱可塑性樹脂シート1とが無機質繊維
マット2の短辺方向に沿って部分的に熱溶着され、同時
に熱可塑性樹脂シート1の全幅にわたって切断される。
【0018】すると、無機質繊維マット2の表裏面及び
長辺方向に沿った両側面が熱可塑性樹脂シート1で被覆
されていると共に、表裏面を被覆する熱可塑性樹脂シー
ト1が無機質繊維マット2の短辺方向に沿った両側面か
ら延出されて部分的に熱溶着されていることを特徴とす
る表皮材被覆無機質繊維断熱材3が製造される。
【0019】以上のような本発明に係る表皮材被覆無機
質繊維断熱材3の製造方法を実施する製造装置は、図1
に示すように、圧縮コンベア10と、熱溶着装置11
と、搬送コンベア20,21と、補助コンベア22など
を備えてなる。
【0020】熱溶着装置11は、一対の熱溶着台12a
と押圧台13a、一対の熱溶着台12bと押圧台13b
の2組(熱溶着切断手段)と、これらの熱溶着台12
a,12bと押圧台13a,13bを、熱可塑性樹脂シ
ート1で表裏面及び長辺方向に沿った両側面が被覆され
た無機質繊維マット2の移動速度に追従させて搬送する
上下方向に配設された搬送機14a,14b(搬送手
段)などから構成されている。
【0021】熱溶着台12a,12bは、図2に示すよ
うに、2本のニクロムヒータ15,15と、シート切断
刃の受け溝16などを備えてなり、2本のニクロムヒー
タ15,15にはそれぞれ熱部と冷部とが形成されてい
る。ニクロムヒータ15の熱部では発熱して熱溶着が生
じるが、冷部では発熱せず熱溶着が生じないので、無機
質繊維マット2の短辺方向に沿って表面の熱可塑性樹脂
シート1と裏面の熱可塑性樹脂シート1とを部分的に熱
溶着することができる。熱可塑性樹脂シート1の非熱溶
着部分は、表皮材被覆無機質繊維断熱材3を圧縮梱包す
る場合の空気孔として機能する。
【0022】押圧台13a,13bは、図2に示すよう
に、2つの熱可塑性樹脂シート押さえ17,17と、シ
ート切断刃18などからなる。熱可塑性樹脂シート押さ
え17は、熱溶着に際して熱可塑性樹脂シート1を熱溶
着台12a,12bに押圧するものである。シート切断
刃18は、2本のニクロムヒータ15,15の間に位置
するよう配置され、2本のニクロムヒータ15,15に
より部分的に熱溶着されて熱可塑性樹脂シート1に2列
に形成された熱溶着部の間を切断する。
【0023】従って、無機質繊維断熱材3の製造ライン
の搬送コンベア20で搬送されてくる無機質繊維断熱材
3の後端部及びこれに続く無機質繊維断熱材3の前端部
の熱溶着と、これらの無機質繊維断熱材3間の切断を熱
溶着装置11により同時に行うことができる。
【0024】一方の搬送機14aは、搬送されてくる熱
可塑性樹脂シート1で表裏面等が被覆された無機質繊維
マット2の下方に左右一対に配設され、熱溶着台12
a,12bを一定時間だけ前記無機質繊維マット2の動
きに追従させて移動させる。また、他方の搬送機14b
は、搬送されてくる熱可塑性樹脂シート1で表裏面等が
被覆された無機質繊維マット2の上方に左右一対に配設
され、押圧台13a,13bを一定時間だけ前記無機質
繊維マット2の動きに追従させて移動させる。
【0025】熱溶着台12aと押圧台13aは、表面と
裏面の熱可塑性樹脂シート1を溶着する際に対向するよ
う、熱溶着台12aは搬送機14aにより、押圧台13
aは搬送機14bにより互いに同期して移動する。同様
に、熱溶着台12bと押圧台13bは、表面と裏面の熱
可塑性樹脂シート1を溶着する際に対向するよう、熱溶
着台12bは搬送機14aにより、押圧台13bは搬送
機14bにより互いに同期して移動する。
【0026】そして、一対の熱溶着台12aと押圧台1
3aが、表面と裏面の熱可塑性樹脂シート1同士の熱溶
着及び切断を行っている間に、もう一対の熱溶着台12
bと押圧台13bは製造ラインの上流側に移動し、次の
熱溶着及び切断作業のために待機する。
【0027】熱溶着のタイミングは、搬送されてくる熱
可塑性樹脂シート1で表裏面等が被覆された無機質繊維
マット2の間隔を検知して、無機質繊維マット2の間、
即ち熱可塑性樹脂シート1同士を熱溶着するように設定
されている。
【0028】無機質繊維としては、グラスウールやロッ
クウールなど全ての無機質繊維が使用可能である。無機
質繊維マット2の密度は特に問わないが、圧縮して梱包
するならば、5〜100kg/m3がより好ましい。無
機質繊維マット2の幅・長さ・厚さは、製造設備の許す
範囲ならばどのような大きさでも可能であり特に限定し
ない。
【0029】また、熱可塑性樹脂シート1としては、熱
溶着可能なポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、P
VA等の樹脂フィルムや不織布などが使用される。そし
て、熱可塑性樹脂シート1の積層品、熱可塑性樹脂シー
ト1にアルミニウム等の金属を蒸着したもの、更に異種
の合成樹脂シート、アルミニウム箔や紙などに熱可塑性
樹脂シート1を張り合わせたものなど熱溶着が可能であ
れば特に限定しない。熱可塑性樹脂シート1の厚さは、
5〜200μmが好ましい。
【0030】表面の熱可塑性樹脂シート1と裏面の熱可
塑性樹脂シート1との長辺方向に沿った両端部の接着
は、熱溶着の他にホットメルト系接着剤等が可能であ
る。熱可塑性樹脂シート1同士を接合できればいかなる
接着方法でもよい。また、熱可塑性樹脂シート1を表面
用と裏面用の2枚に分けないで、1枚の熱可塑性樹脂シ
ート1で無機質繊維マット2を筒状に包むように被覆し
て熱可塑性樹脂シート1の端部を熱溶着してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
よれば、無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面を
被覆している熱可塑性樹脂シートの切断をカッタで行う
ので、熱可塑性樹脂シートの端部断面の状態が良い。ま
た、ヒータの熱部と冷部の大きさや形状は自由に変更可
能なため、熱溶着の非溶着部分の面積及び形状を自由に
変えることができ、空気孔の大きさ及び形状を自由に設
定することができる。
【0032】請求項2に係る発明よれば、熱溶着装置を
熱可塑性樹脂シートを被覆した無機質繊維マットの動き
に一定時間追従させて熱可塑性樹脂シートを熱溶着する
ので、熱可塑性樹脂シートのテンションにばらつきが生
じないため、熱溶着状態が不安定になったり、シートに
しわが生じたりしない。
【0033】請求項3に係る発明よれば、熱可塑性樹脂
シートを被覆した無機質繊維マットに一定時間追従する
搬送装置に、熱溶着装置を2台設置し、この2台の熱溶
着装置で交互に熱可塑性樹脂シートの熱溶着と切断を行
うので、小さい設備で製造ラインの速度を速くすること
ができ、生産性の向上が図れる。
【0034】請求項4に係る発明よれば、無機質繊維マ
ットの短辺方向に沿った両側面を被覆している熱可塑性
樹脂シートの切断をカッタで行うので、熱可塑性樹脂シ
ートの端部断面の状態が良い。また、ヒータの熱部と冷
部の大きさや形状は自由に変更可能なため、熱溶着の非
溶着部分の面積及び形状を自由に変えることができ、空
気孔の大きさ及び形状を自由に設定することができる。
【0035】請求項5に係る発明よれば、熱溶着装置を
熱可塑性樹脂シートを被覆した無機質繊維マットの動き
に一定時間追従させて熱可塑性樹脂シートを熱溶着する
ので、熱可塑性樹脂シートのテンションにばらつきが生
じないため、熱溶着状態が不安定になったり、シートに
しわが生じたりしない。
【0036】請求項6に係る発明よれば、熱可塑性樹脂
シートを被覆した無機質繊維マットに一定時間追従する
搬送装置に、熱溶着装置を2台設置し、この2台の熱溶
着装置で交互に熱可塑性樹脂シートの熱溶着と切断を行
うので、小さい設備で製造ラインの速度を速くすること
ができ、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製
造方法及びその装置の説明図
【図2】本発明に係る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製
造方法及びその装置の要部説明図
【符号の説明】
1…熱可塑性樹脂シート、2…無機質繊維マット、3…
表皮材被覆無機質繊維断熱材、10…圧縮コンベア、1
1…熱溶着装置、12a,12b…熱溶着台、13a,
13b…押圧台、14a,14b…搬送機、15…ニク
ロムヒータ、17…熱可塑性樹脂シート押さえ、18…
シート切断刃、20,21…搬送コンベア、22…補助
コンベア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 清明 東京都中央区日本橋本町4丁目8番14号 株式会社マグ内 (72)発明者 高橋 一正 東京都中央区日本橋小舟町9−3 日本橋 相互ビル502 株式会社テイエイピー内 Fターム(参考) 2E001 DD01 GA12 GA22 GA23 GA24 GA29 HA31 HD11 HF11 4F211 AA04 AA11 AA15 AA19 AD16 AE02 AG02 TA02 TC22 TN02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質繊維マットの表裏面及び4つの側
    面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無機質繊
    維断熱材の製造方法において、前記4つの側面のうち前
    記無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面について
    は、この両側面から延出された前記表裏の熱可塑性樹脂
    シートを熱部と冷部を備えたヒータで部分的に熱溶着し
    て接合すると共に、この接合部の近傍をカッタで切断す
    ることを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 無機質繊維マットの表裏面及び4つの側
    面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無機質繊
    維断熱材の製造方法において、熱部と冷部を有するヒー
    タとカッタを、所定の間隔を保って搬送される熱可塑性
    樹脂シートを被覆した無機質繊維マットに一定時間追従
    させ、前記無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面
    から延出された表裏の前記熱可塑性樹脂シート同士を前
    記ヒータで部分的に熱溶着して接合すると共に、この接
    合部の近傍を前記カッタで切断することを特徴とする表
    皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法。
  3. 【請求項3】 無機質繊維マットの表裏面及び4つの側
    面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無機質繊
    維断熱材の製造方法において、前記熱可塑性樹脂シート
    を被覆した無機質繊維マットに一定時間追従する搬送手
    段に、熱部と冷部を有するヒータとカッタを備えた熱溶
    着切断手段を2台設置し、この2台の熱溶着切断手段で
    交互に前記熱可塑性樹脂シートの熱溶着と切断を行うこ
    とを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 無機質繊維マットの表裏面及び4つの側
    面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無機質繊
    維断熱材の製造装置において、前記4つの側面のうち前
    記無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面から延出
    された前記表裏の熱可塑性樹脂シートを部分的に熱溶着
    して接合する熱部と冷部を備えたヒータと、このヒータ
    が接合した接合部の近傍を切断するカッタを備えたこと
    を特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造装置。
  5. 【請求項5】 無機質繊維マットの表裏面及び4つの側
    面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無機質繊
    維断熱材の製造装置において、熱部と冷部を有するヒー
    タとカッタを、所定の間隔を保って搬送される熱可塑性
    樹脂シートを被覆した無機質繊維マットに一定時間追従
    させ、前記無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面
    から延出された表裏の前記熱可塑性樹脂シート同士を前
    記ヒータで部分的に熱溶着して接合すると共に、この接
    合部の近傍を前記カッタで切断することを特徴とする表
    皮材被覆無機質繊維断熱材の製造装置。
  6. 【請求項6】 無機質繊維マットの表裏面及び4つの側
    面を熱可塑性樹脂シートで被覆する表皮材被覆無機質繊
    維断熱材の製造装置において、前記熱可塑性樹脂シート
    を被覆した無機質繊維マットに一定時間追従する搬送手
    段に、熱部と冷部を有するヒータとカッタを備えた熱溶
    着切断手段を2台設置し、この2台の熱溶着切断手段で
    交互に前記熱可塑性樹脂シートの熱溶着と切断を行うこ
    とを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造装
    置。
JP34467899A 1999-12-03 1999-12-03 表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法及びその装置 Pending JP2001158048A (ja)

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