JP2001157286A - スピーカー用キャビネット - Google Patents
スピーカー用キャビネットInfo
- Publication number
- JP2001157286A JP2001157286A JP34051399A JP34051399A JP2001157286A JP 2001157286 A JP2001157286 A JP 2001157286A JP 34051399 A JP34051399 A JP 34051399A JP 34051399 A JP34051399 A JP 34051399A JP 2001157286 A JP2001157286 A JP 2001157286A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- cabinet
- main body
- sound
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 不協和音の発生を防止する。
【解決手段】 キャビネット本体１の前面板に配設され
ているスピーカー本体２を正面視した状態において、こ
の正面を中心に周囲上下方向にゼンマイ状の音響ロード
３を前記キャビネット本体に形成した。
ているスピーカー本体２を正面視した状態において、こ
の正面を中心に周囲上下方向にゼンマイ状の音響ロード
３を前記キャビネット本体に形成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、不協和音の発生を防
止したスピーカー用キャビネットに関するものである。
止したスピーカー用キャビネットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から一般に使用されているバックロ
ードホーンスピーカー付きキャビネットとしては、例え
ば図３に示すように、スピーカー本体ａから出た音をキ
ャビネット本体ｂの下方に導き、キャビネット本体ｂの
背面側に形成した音響ロードｃを経由してキャビネット
本体ｂの背面から放出せしめるもの（同図Ａ）、スピー
カー本体ａから出た音をキャビネット本体ｂの上方から
その背面側に形成した音響ロードｃを経由してキャビネ
ット本体ｂの下方から放出せしめるもの（同図Ｂ）、ス
ピーカー本体ａから出た音をキャビネット本体ｂの後面
に導く迷路状に形成されて音響ロードｃを経由してキャ
ビネット本体ｂの前面側に放出させるもの（同図Ｃ）、
スピーカー本体ａから出た音を一旦キャビネット本体ｂ
の後面側に導き、それに続いてキャビネット本体ｂ内に
形成した音響ロードｃを経由してキャビネット本体ｂの
両側面から放出させるもの（同図Ｄ）、スピーカー本体
ａからで出た音をキャビネット本体ｂの一方の側面から
背面に通じる音響ロードｃを経由して他方の側面に放出
させるもの（同図Ｅ）等が存在した。そしてこれらに共
通することは、スピーカー本体ａから出た音は、スピー
カー本体ａの正面視で、その正面を中心に、その周囲か
つ上下にゼンマイ状のコースを移動しないという点であ
る。
ードホーンスピーカー付きキャビネットとしては、例え
ば図３に示すように、スピーカー本体ａから出た音をキ
ャビネット本体ｂの下方に導き、キャビネット本体ｂの
背面側に形成した音響ロードｃを経由してキャビネット
本体ｂの背面から放出せしめるもの（同図Ａ）、スピー
カー本体ａから出た音をキャビネット本体ｂの上方から
その背面側に形成した音響ロードｃを経由してキャビネ
ット本体ｂの下方から放出せしめるもの（同図Ｂ）、ス
ピーカー本体ａから出た音をキャビネット本体ｂの後面
に導く迷路状に形成されて音響ロードｃを経由してキャ
ビネット本体ｂの前面側に放出させるもの（同図Ｃ）、
スピーカー本体ａから出た音を一旦キャビネット本体ｂ
の後面側に導き、それに続いてキャビネット本体ｂ内に
形成した音響ロードｃを経由してキャビネット本体ｂの
両側面から放出させるもの（同図Ｄ）、スピーカー本体
ａからで出た音をキャビネット本体ｂの一方の側面から
背面に通じる音響ロードｃを経由して他方の側面に放出
させるもの（同図Ｅ）等が存在した。そしてこれらに共
通することは、スピーカー本体ａから出た音は、スピー
カー本体ａの正面視で、その正面を中心に、その周囲か
つ上下にゼンマイ状のコースを移動しないという点であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】その結果、前記キャビ
ネット本体ｂ内の、特に音響ロードｃを通過する際に、
音響ロードｃの壁面に乱反射を起こすことになる。
ネット本体ｂ内の、特に音響ロードｃを通過する際に、
音響ロードｃの壁面に乱反射を起こすことになる。
【０００４】すなわちスピーカー本体ａのコーン紙はす
り鉢状に形状をなしているために、スピーカー本体ａの
横に発生する音圧が強いことはすでに知られており、こ
れが前記のように音響ロードｃを通る際に前記のように
乱反射し、これが不協和音を発生させる原因となってい
たのである。この不協和音は当然のことながら解像力が
悪いものとして聴き手に感じられていたのである。
り鉢状に形状をなしているために、スピーカー本体ａの
横に発生する音圧が強いことはすでに知られており、こ
れが前記のように音響ロードｃを通る際に前記のように
乱反射し、これが不協和音を発生させる原因となってい
たのである。この不協和音は当然のことながら解像力が
悪いものとして聴き手に感じられていたのである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係るス
ピーカー用キャビネットは前記の課題を解決するため
に、キャビネット本体の前面板に配設されているスピー
カー本体を正面視した状態において、この正面を中心に
周囲上下方向にゼンマイ状の音響ロードを前記キャビネ
ット本体に形成したものである。
ピーカー用キャビネットは前記の課題を解決するため
に、キャビネット本体の前面板に配設されているスピー
カー本体を正面視した状態において、この正面を中心に
周囲上下方向にゼンマイ状の音響ロードを前記キャビネ
ット本体に形成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係るスピーカー用
キャビネットの実施の形態を図１及び図２に基づいて述
べると、１はキャビネット本体であり、２はスピーカー
本体である。このスピーカー本体２は、キャビネット本
体１の前面板（図示せず）に配設されていることは従来
から一般に用いられていたものと同様である。
キャビネットの実施の形態を図１及び図２に基づいて述
べると、１はキャビネット本体であり、２はスピーカー
本体である。このスピーカー本体２は、キャビネット本
体１の前面板（図示せず）に配設されていることは従来
から一般に用いられていたものと同様である。
【０００７】３は、前記スピーカー本体２を正面視した
状態において、この正面を中心に、その周囲かつ上下に
あたかもゼンマイ状に形成した音響ロードであり、この
音響ロード３は前記キャビネット本体１に形成されてい
る。したがってこの音響ロード３は前記した従来例にお
いて形成されていたいわゆるバックロード式ではないこ
とになる。また前記音響ロード３の出口４は図示する本
実施例にあっては、キャビネット本体１の正面視で左右
いずれかの側に設けることがある。すなわち右用のキャ
ビネット本体１にあっては左側に、また左用のキャビネ
ット本体１にあっては右側にそれぞれ設けるのである
が、特に限定するものではない。
状態において、この正面を中心に、その周囲かつ上下に
あたかもゼンマイ状に形成した音響ロードであり、この
音響ロード３は前記キャビネット本体１に形成されてい
る。したがってこの音響ロード３は前記した従来例にお
いて形成されていたいわゆるバックロード式ではないこ
とになる。また前記音響ロード３の出口４は図示する本
実施例にあっては、キャビネット本体１の正面視で左右
いずれかの側に設けることがある。すなわち右用のキャ
ビネット本体１にあっては左側に、また左用のキャビネ
ット本体１にあっては右側にそれぞれ設けるのである
が、特に限定するものではない。
【０００８】その結果、このスピーカー本体２から再生
される音は、音響ロード３に導かれるものの、音響ロー
ド３の構造がスピーカー本体２の正面視で、この正面を
中心にその上下左右の周囲をスムーズに流れることにな
るため、音響ロード３内において乱反射することがない
のである。
される音は、音響ロード３に導かれるものの、音響ロー
ド３の構造がスピーカー本体２の正面視で、この正面を
中心にその上下左右の周囲をスムーズに流れることにな
るため、音響ロード３内において乱反射することがない
のである。
【０００９】またこの発明の他の特徴は、前記のように
キャビネット本体１、正しくはキャビネット本体１に配
設されている前面板及び後面板を除いたボディ部は、同
一の構造のものであっても、ボディ部の前後の向きを逆
にすることによって右用及び左用に用いることができる
点にある。
キャビネット本体１、正しくはキャビネット本体１に配
設されている前面板及び後面板を除いたボディ部は、同
一の構造のものであっても、ボディ部の前後の向きを逆
にすることによって右用及び左用に用いることができる
点にある。
【００１０】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係るスピーカー
用キャビネットによれば、キャビネット本体の前面板に
配設されているスピーカー本体を正面視した状態におい
て、この正面を中心に周囲上下方向にゼンマイ状の音響
ロードを前記キャビネット本体に形成してあるので、ス
ピーカー本体から放出される音響は、音響ロード内にお
いて乱反射することなく、したがって不協和音も生ぜ
ず、解像力の高い音響を得ることができるという効果を
有するのである。
用キャビネットによれば、キャビネット本体の前面板に
配設されているスピーカー本体を正面視した状態におい
て、この正面を中心に周囲上下方向にゼンマイ状の音響
ロードを前記キャビネット本体に形成してあるので、ス
ピーカー本体から放出される音響は、音響ロード内にお
いて乱反射することなく、したがって不協和音も生ぜ
ず、解像力の高い音響を得ることができるという効果を
有するのである。
【図１】この発明に係るスピーカー用キャビネットの一
実施例を示す縦断面図である。
実施例を示す縦断面図である。
【図２】この発明に係るスピーカー用キャビネットを左
右に配置した状態の縦断面図である。
右に配置した状態の縦断面図である。
【図３】Ａ及びＢは、それぞれ従来から用いられていた
バックロードホーンスピーカー付きキャビネットの縦断
面図、Ｃ，Ｄ及びＥはそれぞれ従来から用いられていた
バックロードホーンスピーカー付きキャビネットの他例
を示す横断面図である。
バックロードホーンスピーカー付きキャビネットの縦断
面図、Ｃ，Ｄ及びＥはそれぞれ従来から用いられていた
バックロードホーンスピーカー付きキャビネットの他例
を示す横断面図である。
【符号の説明】 １ キャビネット本体 ２ スピーカー本体 ３ 音響ロード ４ 出口
Claims (1)
- 【請求項１】 キャビネット本体の前面板に配設されて
いるスピーカー本体を正面視した状態において、この正
面を中心に周囲上下方向にゼンマイ状の音響ロードを前
記キャビネット本体に形成したことを特徴とするスピー
カー用キャビネット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34051399A JP2001157286A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | スピーカー用キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34051399A JP2001157286A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | スピーカー用キャビネット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001157286A true JP2001157286A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18337705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34051399A Pending JP2001157286A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | スピーカー用キャビネット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001157286A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002074007A1 (en) * | 2001-02-19 | 2002-09-19 | Genelec Oy | Bass-reflex loudspeaker system and method of manufacturing the same |
| JP2007251863A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Matsushita Electric Works Ltd | 小型スピーカユニット |
| JP2007289520A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Aruze Corp | 遊技機の低音出力を増強可能なスピーカシステム |
| US9462373B2 (en) | 2012-04-02 | 2016-10-04 | Genelec Oy | Loudspeaker and manufacturing method thereof |
| EP3840399A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-23 | GN Audio A/S | Loudspeaker and soundbar |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP34051399A patent/JP2001157286A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002074007A1 (en) * | 2001-02-19 | 2002-09-19 | Genelec Oy | Bass-reflex loudspeaker system and method of manufacturing the same |
| US7051835B2 (en) | 2001-02-19 | 2006-05-30 | Genelec Oy | Bass-reflex loudspeaker system and method of manufacturing the same |
| JP2007251863A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Matsushita Electric Works Ltd | 小型スピーカユニット |
| JP2007289520A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Aruze Corp | 遊技機の低音出力を増強可能なスピーカシステム |
| US9462373B2 (en) | 2012-04-02 | 2016-10-04 | Genelec Oy | Loudspeaker and manufacturing method thereof |
| EP3840399A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-23 | GN Audio A/S | Loudspeaker and soundbar |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5274709A (en) | Speaker device for television receiver | |
| US7298853B2 (en) | Parametric virtual speaker and surround-sound system | |
| US4270023A (en) | Cylindrical speaker mechanism | |
| JPH06245288A (ja) | パーソナル・マルチメディア・スピーカ・システム | |
| KR100333306B1 (ko) | 텔레비전세트 | |
| JPH07312792A (ja) | 天井取付拡声器 | |
| JP2003172773A (ja) | マイクロホンユニット及び音源方向同定システム | |
| JP2001157286A (ja) | スピーカー用キャビネット | |
| JPH11313387A (ja) | ホーンスピーカ | |
| CH665324A5 (it) | Cassa acustica singola ad effetto spaziale per impianti di riproduzione musicale. | |
| JP2010124078A (ja) | ラインアレイスピーカの設置方法、部屋、ラインアレイスピーカ | |
| JP2006060330A (ja) | ステレオ再生装置 | |
| JPS61219293A (ja) | 音場再生型スピ−カシステム | |
| JPH04117098A (ja) | スピーカシステム | |
| JPH0633749Y2 (ja) | 低音再生用スピーカシステム | |
| JPS603297A (ja) | 小型ステレオ装置用可変指向性スピ−カ | |
| CN209880142U (zh) | 一种音质好的电钢琴 | |
| JPH0427268Y2 (ja) | ||
| JPWO2020085047A1 (ja) | 超音波スピーカ | |
| JPS601798B2 (ja) | オーデイオスピ−カシステム | |
| JPH02222999A (ja) | パーテイション | |
| JP2531646Y2 (ja) | 低音再生用スピーカシステム | |
| JPH07114516B2 (ja) | バスレフ型スピーカシステム | |
| JP2539351Y2 (ja) | スピーカ装置 | |
| JP2006119675A (ja) | 電子鍵盤楽器 |