JP2001157139A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2001157139A
JP2001157139A JP33841799A JP33841799A JP2001157139A JP 2001157139 A JP2001157139 A JP 2001157139A JP 33841799 A JP33841799 A JP 33841799A JP 33841799 A JP33841799 A JP 33841799A JP 2001157139 A JP2001157139 A JP 2001157139A
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JP33841799A
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Hisanori Tezuka
久則 手塚
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスペクト比4:3の画像をアスペクト比1
6:9のワイド画面全体に表示し、かつ周辺部での水平
方向に対する極端な拡大をなくして見やすい画像表示す
る。 【解決手段】 アスペクト比4:3の画像をアスペクト
比16:9の表示画面に表示するための画像表示装置に
おいて、画像情報を入力する映像信号入力部11と、画
像情報に対応する画像を表示する液晶ディスプレイ17
と、信号入力部11から入力されるアスペクト比4:3
の画像をディスプレイ17で表示可能なアスペクト比1
6:9の画像に変換する画像変換部13,14,15を
有し、画像変換部は、画像情報に対する水平方向の拡大
率を、中心から周辺にかけてリニアに変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を画像表
示するための画像表示装置に係わり、特に表示画面のア
スペクト比とは異なるアスペクト比の画像を表示する画
像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、4:3の通常画面に代わり16:
9のワイド画面のディスプレイが種々提案されている。
このディスプレイにおいて、4:3の画像をそのまま1
6:9の表示画面に表示すると、垂直方向ではフルに表
示されるが、水平方向では表示されない部分が生じてし
まう。水平方向もフルに表示されるように画像を拡大す
ると、垂直方向では上下の一部分の画像が欠けてしま
う。また、水平方向のみに画像を拡大すると、画像の欠
落なく、水平,垂直両方向にフルに表示することはでき
るが、全体的に横に伸びた画像となり、人物は全て太っ
たように見えて見栄えが悪い。
【0003】このような問題を解消するために、4:3
の画像を16:9に変換する際に、図17に示すよう
に、水平方向に対して中心部の拡大率を1とし、周辺部
の拡大率を上げたディスプレイが提案されている(特開
平6−6634号公報)。この場合、ディスプレイとし
て最も重要な中央部に関しては、その拡大率が1なので
正規の画像が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の装置にあっては次のような問題があった。即ち、周辺
部の拡大率が極めて大きくなり、周辺(特に最周辺部)
に位置する物体の太りが極端に大きくなり、画像として
見にくくなる問題があった。
【0005】また、16:9のワイド画面の液晶ディス
プレイに4:3の画像を一部拡大して表示させる場合、
映像信号に対するサンプリング期間を画像の中央部と周
辺部で変える必要があるが、サンプリング期間を変える
ことに伴い周辺部でエッジの色付きが発生する問題があ
った。
【0006】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、第1のアスペクト比
(例えば16:9)の表示画面全体に第2のアスペクト
比(例えば4:3)の画像を表示することができ、かつ
周辺部での水平方向に対する極端な拡大をなくして見や
すい画像表示を行い得る画像表示装置を提供することに
ある。
【0007】また、本発明の他の目的は、画像のアスペ
クト比を変換する画像伸張のためのサンプリングに起因
するエッジの色付き等の問題をなくし、良好な画像表示
を行い得る画像表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。
【0009】即ち本発明は、4:3等の画像を16:9
等の表示画面に表示するための画像表示装置において、
画像情報を入力する画像入力手段と、前記画像情報に対
応する画像を表示する画像表示手段と、前記画像入力手
段から入力される画像の縦横比と前記画像表示手段で表
示可能な画像の縦横比とが一致しない場合に、前記画像
入力手段に入力される画像情報を前記画像表示手段で表
示可能な縦横比の画像に変換する画像変換手段とを有
し、前記画像変換手段は、前記画像情報に対する水平方
向の拡大率を、中心から周辺にかけて直線的に変化させ
ることを特徴とする。
【0010】また本発明は、4:3等の画像を16:9
等の表示画面に表示するための画像表示装置において、
画像情報を入力する画像入力手段と、前記画像情報に対
応する画像を表示する画像表示手段と、前記画像入力手
段から入力される画像の縦横比と前記画像表示手段で表
示可能な画像の縦横比とが一致しない場合に、前記画像
入力手段に入力される画像情報を前記画像表示手段で表
示可能な縦横比の画像に変換する画像変換手段とを有
し、前記画像変換手段は、前記画像情報に対する水平方
向の拡大率を変化させ、かつ前記画像表示手段が表示可
能な各色成分間での相対的な画素配列と、変換後の画像
における各色成分間での相対的な画素配列とが等しくな
るように変換することを特徴とする。
【0011】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。
【0012】(1) 画像変換手段は、画像入力手段により
入力された第1のアスペクト比の画像情報を、これより
も横幅の広い第2のアスペクト比の画像情報に変換する
ものであること。 (2) 画像表示手段は、RGBの各画素をマトリクス配置
した表示ディスプレイであること。表示ディスプレイと
しては、例えば液晶ディスプレイ,プラズマディスプレ
イ,エレクトロ・ルミネセンス(EL)ディスプレイ等
を適用可能である。
【0013】(3) 画像変換手段は、クロック入力端に電
圧制御発振器を接続して画像情報をA/D変換するA/
D変換器を有し、画像情報に対する水平方向の拡大率に
合わせてA/Dサンプリングポイントを変化させるもの
であり、電圧制御発振器を外部からのアナログ信号で制
御すること。
【0014】(4) 画像変換手段は、クロック入力端に電
圧制御発振器を接続して画像情報をA/D変換するA/
D変換器を有し、画像情報に対する水平方向の拡大率に
合わせてA/Dサンプリングポイントを変化させるもの
であり、電圧制御発振器を外部ROMデータとD/A変
換器の組合せで生成した信号で制御すること。
【0015】(5) 画像変換手段は、画像情報をA/D変
換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
の拡大率に合わせてA/Dサンプリングポイントを変化
させるものであり、A/D変換器のサンプリングクロッ
クをROMカウンタにて制御すること。
【0016】(6) 画像変換手段は、画像情報をA/D変
換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
の拡大率に合わせてA/Dサンプリングポイントを変化
させるものであり、基準クロックに対してROM計数に
よりマスクをかけた信号をA/D変換器のサンプリング
クロックとして与えること。
【0017】(7) 画像変換手段は、画像情報をA/D変
換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
の拡大率に合わせて、A/Dサンプリングされたデータ
のうち2個以上の隣接したデータからRGBの各画素デ
ータを生成するものであり、隣接した各データに対する
係数データを外部アナログ信号のA/D変換により生成
し、これらの係数データを基に補間処理すること。
【0018】(8) 画像変換手段は、画像情報をA/D変
換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
の拡大率に合わせて、A/Dサンプリングされたデータ
のうち2個以上の隣接したデータからRGBの各画素デ
ータを生成するものであり、隣接した各データに対する
係数データをデジタル信号処理プロセッサにより生成
し、これらの係数データを基に補間処理すること。
【0019】(9) 画像変換手段は、画像情報をA/D変
換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
の拡大率に合わせて、A/Dサンプリングされたデータ
のうち2個以上の隣接したデータからRGBの各画素デ
ータを生成するものであり、隣接した各データに対する
係数データをルックアップテーブルで生成し、これらの
係数データを基に補間処理すること。
【0020】(作用)本発明によれば、表示画面のアス
ペクト比とは異なるアスペクト比の画像を表示するため
に、例えばアスペクト比が4:3の画像をアスペクト比
が16:9の画像に変換する際に、水平方向の拡大率を
中心から周辺にかけて直線的に変化させている。従っ
て、周辺部のみの拡大率を大きくした従来例に比べて周
辺部での水平方向に対する極端な拡大をなくすことがで
き、全体として見やすい画像表示を行うことができる。
【0021】また、入力された画像情報を画像表示手段
で表示可能な縦横比の画像情報に変換する画像変換手段
において、画像表示手段により表示可能な各色成分間で
の相対的な画素配列と変換後の画像における各色成分間
での相対的な画素配列とが等しくなるように変換してい
るので、画像のアスペクト比を変換する画像伸張のため
のサンプリングに起因するエッジの色付き等の問題をな
くすことができ、良好な画像表示を行うことが可能とな
る。
【0022】これらの効果は、HMD(Head Mounted D
isplay)のように比較的画素数が少ない表示装置に特に
有効である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる画像表示装置のシステム構成を示す
ブロック図である。11はアスペクト比4:3の映像信
号を入力するための映像信号入力部、12はアナログの
映像信号をデジタルデータに変換するためのA/D変換
器、13はデジタルデータに変換された映像信号を一時
記憶するためのバッファメモリ、14は記憶された映像
信号に対し横方向(水平方向)の伸張を行い16:9の
パノラマ画像を生成するための画像フォーマット変換処
理回路、15はパノラマ画像データをアナログ信号に変
換するためのD/A変換器、16は駆動回路、17は液
晶ディスプレイ等の表示部、18はタイミングジェネレ
ータを示している。
【0025】映像信号入力部11により入力された4:
3の映像信号は、A/D変換器12によりA/D変換さ
れた後、バッファメモリ13に一時記憶される。そし
て、画像フォーマット変換処理回路14によりデジタル
的に変換処理され、D/A変換器15によりD/A変換
される。ここで、A/D変換器12から画像フォーマッ
ト変換処理回路14までの何れかで、4:3の画像に横
方向の伸張を行ってパノラマ画像を作成する。そして、
パノラマ画像となった映像信号は表示装置駆動回路16
に供給され、液晶ディスプレイ17に表示されるように
なっている。
【0026】図2は、図1の装置を用いたパノラマ表示
における水平表示倍率を示す図である。図中の実線は本
実施形態の特性であり、破線は前記図17に示した従来
の特性である。本実施形態では、中央部では倍率は1で
あり、中央部から左右何れの方向に対しても周辺に行く
ほど倍率はリニアに上がっている。従来と異なり、周辺
部のみで拡大率を上げるのではなく、中央部からリニア
に上げているので、最周辺部における拡大率は従来より
も小さくなっている。
【0027】即ち、図2において、トータルで従来と同
じ水平方向への拡大量を得るためには、倍率1を越える
領域の積分量が従来と同じになればよいが、従来が周辺
部のみで拡大率を上げているのに対し、本実施形態では
中心を除く全体で拡大率を上げているので、本実施形態
の方が最も周辺における拡大率は小さくて済む。これに
より、周辺領域での横方向の極端な拡大をなくすことが
でき、良好な画像を得ることができるのである。
【0028】なお、水平表示倍率の変化は、必ずしも図
2のように連続的に変化させる必要はなく、図3に示す
ようにステップ状に変化させるようにしてもよい。図中
の×印はサンプリングポイントである。
【0029】図4は、本実施形態における画像表示の例
であり、(a)は4:3のノーマル表示、(b)はパノ
ラマ表示である。パノラマ表示において、中央部ではほ
ぼ円形となっており、周辺に行くに従って楕円の曲率が
大きくなっている。参考のために、図4(b)中に従来
における表示例を破線で示す。ここで、前記図17の従
来例と異なる点は、周辺部のみではなく中央部から直ぐ
に拡大率を上げているので、最も周辺に近い領域におい
て倍率は従来例よりも低いものとなり、楕円の扁平率も
小さくなっている。
【0030】図5は、カラー表示のために液晶ディスプ
レイ等の表示装置16に用いるカラーフィルタの配置例
を示す図であり、(a)はデルタ配列、(b)は縦スト
ライプ、(c)は斜めストライプを示している。フィル
タ配列は何れにも限定されるものではなく、適宜変更可
能である。
【0031】図6(a)(b)は、パノラマ表示するた
めにA/D変換器12のサンプリングポイントを変えた
例である。なお、横軸は表示空間位置で考えた場合の相
対的な(中心部を1として見た時の)距離を表し、時間
的変化としてとらえた場合は相対的な時間間隔を表して
いる。
【0032】図6(a)では、中心部から周辺部に向か
って横方向の拡大率をリニアに大きくするために、R,
G,Bの各サンプリングポイントを、中心部から周辺に
向かって1からリニアに密にしている。即ち、中心部で
のサンプリング期間を1とし、周辺部に向かうほどにサ
ンプリング期間を短くしている。
【0033】R,G,Bにおけるサンプリングポイント
のずれは、中心部で1/3(≒0.33)ずつとなるよ
うにしている。即ち、中心部においてはRのサンプリン
グポイントに対し、Gのサンプリングポイントは0.3
3ずれ、Bのサンプリングポイントは0.66ずれてい
る。さらに、Bのサンプリングポイントに対し次のRの
サンプリングポイントは0.33ずれている。Rに対す
るG,Bのサンプリングポイントのずれは一般に時間で
決まりこの時間は固定のため、周辺部においては、Rの
サンプリング周期(例えば1/1.2)に対し、Gのサ
ンプリングポイントのずれは0.33となり、Bのサン
プリングポイントのずれは0.66となる。そして、B
のサンプリングポイントから次のRのサンプリングポイ
ントまでの期間は0.167となる。
【0034】つまり、中心部ではR,G,Bのサンプリ
ングポイントのずれが0.33ずつであったのに対し、
周辺部ではR,G,Bのサンプリングポイントのずれが
R−G,G−Bでそれぞれ0.33、B−Rで0.16
7となり、均等でなくなる。このため、エッジの色付き
が発生する可能性がある。
【0035】そこで本実施形態では、図6(b)に示す
ように、サンプリングポイントのずれを固定の時間とし
て決めるのではなく、中心部から周辺部に向かってリニ
アに変化する各サンプリング周期を基に定める。具体的
には、中心部及び周辺部共に当該箇所のサンプリング周
期に対して1/3の時間に定める。即ち、中心部ではサ
ンプリング周期が1であることから1/3≒0.33、
周辺部ではサンプリング周期が1/1.2であることか
ら、この1/1.2に対する1/3、即ち0.27にし
ている。これにより、中心部でも周辺部でもR,G,B
のサンプリングポイントのずれが均等になり、エッジ色
付きを防止することができる。
【0036】図7(a)(b)は、2フィールドで1フ
レームを構成する場合に、パノラマ表示するためにサン
プリングポイントを変えた例である。(a)では、第1
フィールドと第2フィールドにおけるサンプリングポイ
ントのずれは、中心部で1/2=0.5となるようにし
ている。この場合、周辺部においては、第1フィールド
のサンプリングポイントに対し第2フィールドのサンプ
リングポイントのずれは0.5、第2フィールドに対す
る第1フィールドのサンプリングポイントのずれは0.
33となり、周辺部では第2フィールドのサンプリング
ポイントが第1フィールドのサンプリングポイントの中
間からずれたものとなる。従って、先に説明したよう
に、エッジの色付きが発生する可能性がある。
【0037】そこで本実施形態では、図7(b)に示す
ように、サンプリングポイントのずれを固定の時間とし
て決めるのではなく、中心部から周辺部に向かってリニ
アに変化する各サンプリング周期を基に定める。具体的
には、中心部及び周辺部共に当該箇所のサンプリング周
期に対して1/2に定める。即ち、中心部ではサンプリ
ング周期が1であることから1/2=0.5、周辺部で
はサンプリング周期が例えば1/1.2であることか
ら、この1/1.2に対する1/2、即ち0.417に
している。これにより、中心部でも周辺部でも第1フィ
ールドと第2フィールドにおけるサンプリングポイント
のずれが均等になり、エッジ色付きを防止することがで
きる。
【0038】図8は、R,G,Bの各色に対して第1フ
ィールドと第2フィールドでサンプリングポイントをず
らした例を示す図である。前記図7(b)と同様に、中
心部においても周辺部においても、第1フィールドと第
2フィールドとの間のサンプリングポイントのずれが当
該サンプリング周期に対して1/2となるようにしてい
る。
【0039】図9は、補間処理による画素データ生成の
例を示す図である。図9(a)では、画素に対応するサ
ンプリングポイントのデータを、これに隣接する2つの
A/Dサンプリングデータからの補間により求めてい
る。但し、中心部のようにサンプリングポイントのデー
タとA/Dサンプリングポイントが等しい場合は、対応
する1つのA/Dサンプリングデータをそのまま用いて
もよい。
【0040】図9(b)では、A/Dサンプリングデー
タが約2倍になっており、この場合も同様に、隣接する
2つのA/Dサンプリングデータからの補間により求め
ている。
【0041】図10は、複数のA/Dサンプリングデー
タからの補間によりR,G,Bの各データを生成する例
を示す図である。A/Dサンプリング点は、R,G,B
共に同じとし、中心部及び周辺部共にR,G,Bのサン
プリングポイントが当該サンプリング周期に対して1/
3ずつずれるようにしている。この場合、同一位置に対
するR,G,Bに対して補間の係数を変える必要があ
る。
【0042】図11は、複数のA/Dサンプリングデー
タからの補間によりR,G,Bの各データを生成する別
の例を示す図である。A/Dサンプリング点は、R,
G,Bが1/3ずつずれ、中心部及び周辺部共にR,
G,Bのサンプリングポイントが1/3ずつずれるよう
にしている。この場合、同一位置に対するR,G,Bに
対しては補間の係数を同じにできる。
【0043】このように本実施形態によれば、A/D1
2から画像フォーマット変換回路14において、アスペ
クト比4:3の画像をアスペクト比16:9の画像に変
換する際に、横方向の拡大率を中心から周辺にかけてリ
ニアに変化させている。このため、周辺部のみの拡大率
を大きくした従来例に比べて周辺部での水平方向に対す
る極端な拡大をなくすことができ、全体として見やすい
画像表示を行うことができる。また、サンプリングポイ
ントのずれを固定の時間として決めるのではなく、中心
部から周辺部に向かってリニアに変化する各サンプリン
グ周期を基に定め、全てのサンプリングポイントにおい
てRGBのサンプリングポイントのずれを均等にしてい
る。このため、画像のアスペクト比を変換する画像伸張
のためのサンプリングに起因するエッジの色付き等の問
題をなくすことができ、良好な画像表示を行うことがで
きる。
【0044】(第2の実施形態)図12は、本発明の第
2の実施形態に係わる画像表示装置の要部構成を示すブ
ロック図である。基本構成は図1と同様であり、図12
(a)では、A/D変換器12のサンプリング入力端に
電圧制御発振器(VCO)21が接続され、このVCO
21にアナログ信号発生部22からの外部アナログ制御
信号が入力されるようになっている。なお、図には1つ
しか示さないが、R,G,Bに対応して上記構成は3つ
設けられている。
【0045】VCO21に入力する制御信号は、VCO
21の発信周波数の変化によりサンプリング周期が可変
し、前記図2に示すように中心から周辺に向かって横方
向の拡大率がリニアに増大するように、さらにR,G,
B間のサンプリングポイントのずれが、前記図6(b)
のように中心部及び周辺部共に1/3になるように、予
め計算により定められる。
【0046】図12(b)では、外部アナログ制御信号
に相当する信号データがROMデータとしてROM24
に記憶されており、このデータをD/A変換器23を通
してVCO21のサンプリング入力端に供給している。
【0047】このように本実施形態では、VCO21に
対して外部アナログ制御信号を与えるのみで、又はこれ
をROM24に予め記憶させておくことによって、第1
の実施形態と同様に、画像のアスペクト比を変換する際
の横方向の拡大率を中心から周辺にかけてリニアに変化
させることができ、全体として見やすい画像表示を行う
ことができる。さらに、RGBのサンプリングポイント
のずれを均等にすることができ、エッジの色付き等の問
題をなくして良好な画像表示を行うことができる。
【0048】(第3の実施形態)図13は、本発明の第
3の実施形態に係わる画像表示装置の要部構成を示すブ
ロック図である。基本構成は図1と同様であり、図13
(a)では、A/D変換器12のサンプリング入力端に
ROMカウンタ31が接続され、このROMカウンタ3
1によりサンプリングポイントを制御するようにしてい
る。なお、図には1つしか示さないが、R,G,Bに対
応して上記構成は3つ設けられている。
【0049】図13(b)では、A/D変換器12のク
ロック入力側に計数ルックアップテーブル33とマスク
回路34を設け、計数ルックアップテーブル33の計数
値に基づき、基準クロックをマスク回路34を通して必
要とするところのみ出すようにしている。
【0050】図13(a)(b)の例のようにA/D変
換器12に入力されるクロックを直接制御しても、図1
2(a)(b)の例と同じようにA/D変換器12によ
るサンプリング周期を制御することができ、従って本実
施形態においても第2の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0051】(第4の実施形態)図14は、本発明の第
4の実施形態に係わる画像表示装置の要部構成を示すブ
ロック図であり、図1のA/D変換器12から画像フォ
ーマット変換処理回路14までを抜き出して示してい
る。ここでは、前記のメモリ13及び画像フォーマット
変換処理回路14をまとめて、補間処理回路40として
いる。
【0052】また、補間処理回路40の具体的構成を図
15に示す。A/D変換により得られた画像データはフ
レームメモリ41に記憶され、フレームメモリ41に記
憶された画像データは、2つのメモリ42,43に順次
記憶される。メモリ42のデータは乗算器44により係
数発生器47からの係数1とかけ算され、メモリ43の
データは乗算器45により係数発生器48からの係数2
とかけ算される。そして、乗算器44,45の乗算結果
が加算器46により加算されて出力されることになる。
また、各部はタイミングジェネレータ18により制御さ
れている。
【0053】補間処理回路40に対する係数データの与
え方は、図16(a)〜(c)に示すようになってい
る。図16(a)では、TG18の制御の下にアナログ
信号発生部51,52で発生された2つの外部アナログ
信号をA/D変換器53,54によりそれぞれA/D変
換することにより2つの係数データが生成され、生成さ
れた係数データが補間処理回路40に供給される。
【0054】図16(b)では、デジタル信号処理プロ
セッサ(DSP)56により2つの係数データが生成さ
れ、これらが補間処理回路40に供給される。図16
(c)では、2つの係数データがルックアップテーブル
58で生成され、これらが補間処理回路40に供給され
る。
【0055】本実施形態では、図16(a)〜(c)に
示すような回路を用いて補間処理のための係数データを
生成することができ、これを用いて前記図9〜図11に
示したような補間処理による画素データを生成すること
ができる。
【0056】なお、本実施形態では補間処理について説
明したが、この補間処理と共に第2及び第3の実施形態
のようにA/D変換器12のサンプリングポイントを可
変する手法とを併用することも可能である。また、本発
明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施すること
が可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、画
像入力手段に入力される画像情報を画像表示手段で表示
可能な縦横比の画像に変換する画像変換手段を用い、画
像情報に対する水平方向の拡大率を中心から周辺にかけ
て直線的に変化させているので、第1のアスペクト比
(例えば16:9)の表示画面全体に第2のアスペクト
比(例えば4:3)の画像を表示することができ、かつ
周辺部での水平方向に対する極端な拡大をなくして見や
すい画像表示を行うことができる。
【0058】また本発明によれば、画像入力手段に入力
される画像情報を画像表示手段で表示可能な縦横比の画
像に変換する画像変換手段を用い、画像情報に対する水
平方向の拡大率を変化させ、かつ画像表示手段が表示可
能な各色成分間での相対的な画素配列と、変換後の画像
における各色成分間での相対的な画素配列とが等しくな
るように変換しているので、画像のアスペクト比を変換
する画像伸張のためのサンプリングに起因するエッジの
色付き等の問題をなくすことができ、良好な画像表示を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる画像表示装置のシステ
ム構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態におけるパノラマ水平表示倍率
の変化を示す図。
【図3】第1の実施形態におけるパノラマ水平表示倍率
の変化の別の例を示す図。
【図4】第1の実施形態におけるノーマル表示とパノラ
マ表示との違いを示す図。
【図5】カラー表示する場合の色フィルタの配列例を示
す図。
【図6】パノラマ表示におけるRGBサンプリングポイ
ントの例を示す図。
【図7】パノラマ表示におけるフィールド間サンプリン
グポイントの例を示す図。
【図8】RGBにおけるフィールド間サンプリングポイ
ントの例を示す図。
【図9】補間処理によりサンプリングデータを生成する
例を示す図。
【図10】補間処理によりRGBのサンプリングデータ
を生成する例を示す図。
【図11】補間処理によりRGBのサンプリングデータ
を生成する別の例を示す図。
【図12】第2の実施形態に係わる画像表示装置の要部
構成を示すブロック図。
【図13】第3の実施形態に係わる画像表示装置の要部
構成を示すブロック図。
【図14】第4の実施形態に係わる画像表示装置の要部
構成を示すブロック図。
【図15】第4の実施形態における補間処理回路の具体
的構成例を示すブロック図。
【図16】第4の実施形態における補間処理回路に対す
る係数データの与え方を示す図。
【図17】従来例におけるパノラマ水平表示倍率の変化
を示す図。
【符号の説明】
11…映像信号入力部 12…A/D変換器 13…バッファメモリ 14…画像フォーマット変換処理回路 15…D/A変換器 16…駆動回路 17…液晶ディスプレイ(表示部) 18…タイミングジェネレータ(TG) 21…電圧制御発振器(VCO) 22…アナログ信号発生部 23…D/A変換器 24…外部アナログ制御信号記憶用ROM 31…ROMカウンタ 33…計数ルックアップテーブル 34…マスク回路 40…補間処理回路 41…フレームメモリ 42,43…メモリ 44,45…乗算器 46…加算器 47,48…係数発生器 51,52…アナログ信号発生部 53,54…A/D変換器 56…デジタル信号処理プロセッサ(DSP) 58…係数データルックアップテーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を入力する画像入力手段と、前記
    画像情報に対応する画像を表示する画像表示手段と、前
    記画像入力手段から入力される画像の縦横比と前記画像
    表示手段で表示可能な画像の縦横比とが一致しない場合
    に、前記画像入力手段に入力される画像情報を前記画像
    表示手段で表示可能な縦横比の画像に変換する画像変換
    手段とを有し、 前記画像変換手段は、前記画像情報に対する水平方向の
    拡大率を、中心から周辺にかけて直線的に変化させるこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】画像情報を入力する画像入力手段と、前記
    画像情報に対応する画像を表示する画像表示手段と、前
    記画像入力手段から入力される画像の縦横比と前記画像
    表示手段で表示可能な画像の縦横比とが一致しない場合
    に、前記画像入力手段に入力される画像情報を前記画像
    表示手段で表示可能な縦横比の画像に変換する画像変換
    手段とを有し、 前記画像変換手段は、前記画像情報に対する水平方向の
    拡大率を変化させ、かつ前記画像表示手段が表示可能な
    各色成分間での相対的な画素配列と、変換後の画像にお
    ける各色成分間での相対的な画素配列とが等しくなるよ
    うに変換することを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】前記画像変換手段は、クロック入力端に電
    圧制御発振器を接続して画像情報をA/D変換するA/
    D変換器を有し、画像情報に対する水平方向の拡大率に
    合わせてA/Dサンプリングポイントを変化させるもの
    であり、前記電圧制御発振器を外部からのアナログ信号
    で制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画
    像表示装置。
  4. 【請求項4】前記画像変換手段は、クロック入力端に電
    圧制御発振器を接続して画像情報をA/D変換するA/
    D変換器を有し、画像情報に対する水平方向の拡大率に
    合わせてA/Dサンプリングポイントを変化させるもの
    であり、前記電圧制御発振器を外部ROMデータとD/
    A変換器の組合せで生成した信号で制御することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】前記画像変換手段は、画像情報をA/D変
    換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
    の拡大率に合わせてA/Dサンプリングポイントを変化
    させるものであり、前記A/D変換器のサンプリングク
    ロックをROMカウンタにて制御することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】前記画像変換手段は、画像情報をA/D変
    換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
    の拡大率に合わせてA/Dサンプリングポイントを変化
    させるものであり、基準クロックに対してROM計数に
    よりマスクをかけた信号を前記A/D変換器のサンプリ
    ングクロックとして与えることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】前記画像変換手段は、画像情報をA/D変
    換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
    の拡大率に合わせて、A/Dサンプリングされたデータ
    のうち2個以上の隣接したデータからRGBの各画素デ
    ータを生成するものであり、隣接した各データに対する
    係数データを外部アナログ信号のA/D変換により生成
    し、これらの係数データを基に補間処理することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】前記画像変換手段は、画像情報をA/D変
    換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
    の拡大率に合わせて、A/Dサンプリングされたデータ
    のうち2個以上の隣接したデータからRGBの各画素デ
    ータを生成するものであり、隣接した各データに対する
    係数データをデジタル信号処理プロセッサにより生成
    し、これらの係数データを基に補間処理することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】前記画像変換手段は、画像情報をA/D変
    換するA/D変換器を有し、画像情報に対する水平方向
    の拡大率に合わせて、A/Dサンプリングされたデータ
    のうち2個以上の隣接したデータからRGBの各画素デ
    ータを生成するものであり、隣接した各データに対する
    係数データをルックアップテーブルで生成し、これらの
    係数データを基に補間処理することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005060243A1 (en) * 2003-12-17 2005-06-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. Image format conversion
JP2007088965A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 画像出力装置及びプログラム

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