JP2001157108A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像方法

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JP2001157108A
JP2001157108A JP34064899A JP34064899A JP2001157108A JP 2001157108 A JP2001157108 A JP 2001157108A JP 34064899 A JP34064899 A JP 34064899A JP 34064899 A JP34064899 A JP 34064899A JP 2001157108 A JP2001157108 A JP 2001157108A
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Yoshikatsu Nakayama
喜勝 中山
Hidetoshi Wada
秀俊 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で加算読み出し方式及び全画素読
み出し方式を切り替えて画像信号を読み出すことができ
る撮像装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の撮像装置は、全画素信号を順次
読み出す全画素読み出し方式及び上下で隣接した水平ラ
イン間の画素信号を加算して読み出す加算読み出し方式
のいずれかを選んで画素信号を出力する撮像素子(10
1)と、トリガを発生させるトリガ発生手段(103)
と、トリガ発生手段が発生するトリガに応じて第1の撮
像モード又は第2の撮像モードを切り替えるモード切り
替え手段(104)と、第1の撮像モードでは加算読み
出し方式で、第2の撮像モードでは全画素読み出し方式
で読み出すように撮像素子を制御する撮像制御手段(1
04)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置及び撮像
方法に関し、特に画素信号を読み出す撮像装置及び撮像
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD等の固体撮像素子を用いた
撮像装置は、その撮像信号を通常のNTSC方式又はP
AL方式によるテレビジョン受像機に対応させている。
そのため、撮像素子に蓄えられた電荷を上下に隣接する
水平ライン間で加算して読み出して、1/60秒毎に撮
像素子が有する画素数の半分の信号にして1フィールド
として出力する。そして、加算する水平ラインを互い違
いにした2フィールドで1フレームを構成して時間分解
能の向上を図っている。
【0003】近年、固体撮像素子が生成した画像信号を
テレビジョン受像機に従来通りの動画像として出力する
と共に、これら以外のコンピューターやプリンタといっ
た情報機器に静止画像として出力しようとする機運が高
まっている。しかし、上記の方法で生成した画像信号か
ら静止画を作成した場合、時間分解能の向上のために垂
直解像度が犠牲になっており高画質な画像を得られなか
った。
【0004】そこで、1/60秒で全画素の信号、すな
わち1フレーム分の信号を非加算で読み出すことが可能
なプログレッシブ走査(順次走査)方式を用いたCCD
が開発され、時間的にずれのない全画素の電荷を読み出
して出力し、それを用いて静止画を作り出すことにより
画質の向上がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
プログレッシブCCDを用いた従来の撮像装置において
はどのような撮像状態でも常に1/60秒で全画素を処
理するために、常にCCDの駆動クロック周波数を通常
のインターレースCCDを用いた撮像装置に比べて倍に
して駆動させていた。そのため、使用電力に無駄があ
り、消費電力が大きいという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、低消費電力で加算読み出
し方式及び全画素読み出し方式を切り替えて画像信号を
読み出すことができる撮像装置及び撮像方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、全画素信号を順次読み出す全画素読み出し方式及び
上下で隣接した水平ライン間の画素信号を加算して読み
出す加算読み出し方式のいずれかを選んで画素信号を出
力する撮像素子と、トリガを発生させるトリガ発生手段
と、前記トリガ発生手段が発生するトリガに応じて第1
の撮像モード又は第2の撮像モードを切り替えるモード
切り替え手段と、前記第1の撮像モードでは加算読み出
し方式で、前記第2の撮像モードでは全画素読み出し方
式で読み出すように前記撮像素子を制御する撮像制御手
段とを有する撮像装置が提供される。
【0008】本発明の他の観点によれば、全画素信号を
順次読み出す全画素読み出し方式及び上下で隣接した水
平ライン間の画素信号を加算して読み出す加算読み出し
方式のいずれかを選んで画素信号を出力する撮像装置に
おける撮像方法であって、(a)トリガを発生するステ
ップと、(b)前記トリガに応じて第1の撮像モード又
は第2の撮像モードを指定するステップと、(c)前記
第1の撮像モードが指定されると加算読み出し方式で読
み出し、前記第2の撮像モードが指定されると全画素読
み出し方式で読み出すステップとを有する撮像方法が提
供される。
【0009】本発明によれば、加算読み出しを行う第1
の撮像モード時において、必要な時にのみ全画素読み出
しを行う第2の撮像モードに切り替えることができる。
通常、第1の撮像モードでは通常の周波数で読み出し、
第2の撮像モードでは高周波数で読み出す。その場合、
必要な時にのみ第2の撮像モードに切り替えて高周波数
で読み出すので、消費電力の低減を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、実施
例に沿って図面に基づいて説明する。図1は、本発明の
第1の実施例による撮像装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、101は全画素を順次読み出す全画
素読み出し(いわゆるプログレッシブ読み出し)方式及
び上下で隣接した水平ライン間の画素信号を加算して読
み出す加算読み出し方式のいずれかを選んで画素(フォ
トダイオード)に蓄積された電荷を信号として出力させ
ることのできる撮像素子(CCD)、102はCCD1
01の出力信号をアナログ形式からデジタル形式に変換
するA/Dコンバータ、l03は操作者のボタン又はス
イッチ操作によりモード切り替えトリガを発生するトリ
ガ発生装置、105は読み出し方式に応じてCCD10
1の駆動信号を発生するタイミングジェネレータ、10
6はA/Dコンバータ102から出力されたデジタル形
式の画像信号を処理する信号処理部、104は読み出し
方式に応じてタイミングジェネレータ105と信号処理
部106を制御する撮像制御部である。
【0011】撮像装置は、第1及び第2の撮像モードを
有する。第1の撮像モードでは、CCD101が上下で
隣接する水平ラインの画素(フォトダイオード)に蓄え
られた電荷を1/60秒毎に組み合わせを変えながら加
算して読み出し、2フィールドを1フレームとして出力
する。すなわち、第2のラインと第3のラインを加算し
て奇数フィールドを出力し、第1のラインと第2のライ
ンを加算して偶数フィールドを出力する。第2の撮像モ
ードでは、全画素の電荷を1/60秒毎にそのまま読み
出して出力する。
【0012】画像信号SCCDは、CCD101から出
力された後にA/Dコンバータ102でデジタル変換さ
れた画像信号である。信号S1は現在、偶数(EVE
N)フィールド、奇数(ODD)フィールドのどちらの
状態であるかを示すフィールド識別信号である。まず、
第1の撮像モードで撮像中には撮像制御部104はCC
D101が加算読み出しを行うようにタイミングジェネ
レータ105を制御する。CCD101は1/60秒、
すなわち1フィールド毎に各々のフィールドに応じて画
素に蓄積された電荷を上下で隣接した1水平ライン間で
加算して読み出して出力する。
【0013】そして、この第1の撮像モードで撮像中に
トリガ発生装置103を作動させることにより、トリガ
発生装置103はモード切り替えトリガS2を生成して
出力する。撮像制御部104は、モード切り替えトリガ
S2が入力されると、1フレームの終端、つまりEVE
Nフィールドの終端を待って、第2の撮像モードに切り
替える。第2の撮像モードでは、CCD101が電荷の
読み出し速度を倍にして全画素読み出しを行うようにタ
イミングジェネレータ105を制御する。CCD101
は1/60秒毎に全画素を読み出して1フレーム分の信
号として出力する。このモード切り替えトリガS2はト
リガ発生装置103により1フレーム毎に連続して発生
させることや、一定フレーム毎に間を置いて発生させる
ことなども可能である。
【0014】CCD101から出力された信号はA/D
コンバータ102でデジタル信号に変換された後で信号
処理部106に入力されて色分離等の垂直方向の相関距
離に依存する処理やガンマ補正、ホワイトバランス補正
などを行って出力される。信号処理部106で行われる
信号処理のうち垂直方向の相関距離に依存する処理は、
CCD101から全画素読み出しで出力された場合と加
算読み出しで出力された場合とで処理が異なってくるた
め、この処理方法も撮像制御部104が任意に信号処理
部106を制御して処理が行われる。第2の撮像モード
で撮像された画像をテレビジョン信号として出力するた
めには第1の撮像モードで撮像された場合と同様に全画
素の情報量を半分にして2フィールドにわけて出力しな
ければならない。その場合、CCD101の出力を2つ
に分けて一方からは全画素読み出しされた画素情報を1
水平ライン毎に間引いて出力し、他方からは間引いた水
平ラインの画素情報を出力してA/Dコンバータ102
と信号処理部106で並列に処理し、信号処理部106
から1フィールド毎に片方ずつ交互に出力することなど
により対応できる。
【0015】そして、撮像制御部104は、モード切り
替えトリガS2が入力されなくなってから、フィールド
識別信号S1を基にEVENフィールドの終端を待って
タイミングジェネレータ105と信号処理部106を第
1の撮像モードの状態へと復帰させる。
【0016】図2は、第1の実施例による撮像装置の動
作を示すタイムチャートである。説明の簡略のため1フ
ィールドを8水平ライン分の信号で表している。SCC
Dは、A/Dコンバータ102から出力される画像信号
である。S1はフィールド識別信号であり、ODDフィ
ールドのときにはハイレベル(以下、Hという)にな
り、EVENフィールドのときにはローレベル(以下、
Lという)になる。ODDフィールドとEVENフィー
ルドは、交互に切り替わる。S2はモード切り替えトリ
ガである。SOUT1は、信号処理部106から出力さ
れる画像信号である。
【0017】画像信号SCCDは、モード切り替えトリ
ガS2が発生したフレーム(ODDフィールドとEVE
Nフィールドのセット)F1の次のフレームF2から電
荷の読み出し方式が変わる。フレームF1では、第1の
撮像モードの加算読み出し方式である。フレームF2で
は、第2の撮像モードの全画素読み出し方式である。モ
ード切り替えトリガS2が発生しなくなったことによ
り、その次のフレームF3では第1の撮像モードの加算
読み出し方式に復帰して信号が出力される。画像信号S
OUT1は、撮像装置からテレビジョン信号として出力
する場合の信号であり、最初の1フレームF1では加算
読み出しされた信号がそのまま出力されており、モード
切り替えトリガS2が発生したことにより次のフレーム
F2からは1フィールドの間に全画素読み出しされた信
号が最初のODDフィールドでは偶数番目の水平ライン
の信号、次のEVENフィールドでは奇数番目の水平ラ
インの信号というふうに1水平ラインずつ間引いて出力
され、この2フィールドが経過した後のフレームF3で
は加算読み出しされた信号へと切り替わってそれがその
まま出力される。
【0018】図3は、本発明の第2の実施例による撮像
装置の構成を示すブロック図である。図において、10
1は全画素を順次読み出す全画素読み出し(いわゆるプ
ログレッシブ読み出し)方式及び上下で隣接した水平ラ
イン間の画素信号を加算して読み出す加算読み出し方式
のいずれかを選んで画素に蓄積された電荷を信号として
出力させることのできる撮像素子(CCD)、102は
CCD101の出力信号をアナログ形式からデジタル形
式に変換するA/Dコンバータ、103は操作者のボタ
ン又はスイッチ操作に応じてモード切り替えトリガS2
を発生するトリガ発生装置、203は撮像モードを制御
する撮像モード制御部、105は読み出し方式に応じて
CCD101の駆動信号を発生するタイミングジェネレ
ータ、202は撮像モードに応じてクロックを制御する
駆動制御部、201はA/Dコンバータ102でデジタ
ル変換して出力された画像信号を処理する信号処理部、
204は1フレーム分の画像信号を記憶するフレームメ
モリ、205は画像信号の入力元を切り替えるスイッ
チ、206はスイッチ205からの画像信号を処理する
信号処理部である。
【0019】画像信号SCCDは、CCD101から出
力された後にA/Dコンバータ102でデジタル変換さ
れた画像信号である。信号S1は現在、EVENフィー
ルド、ODDフィールドのどちらの状態であるかを示す
フィールド識別信号である。まず第1の撮像モードで撮
像中に、駆動制御部202はCCD101が加算読み出
しを行うようなクロックS4をタイミングジェネレータ
105に与える。CCD101はタイミングジェネレー
タ105に制御されて1/60秒、すなわち1フィール
ド毎に各々のフィールドに応じて画素に蓄積された電荷
を上下で隣接した1水平ライン間で加算して読み出して
出力している。
【0020】出力された信号はA/Dコンバータ102
でデジタル信号に変換された後で信号処理部201に入
力されて色分離等の垂直方向の相関距離に依存する処理
が行われる。この信号処理部201の信号処理速度も駆
動制御部202により制御されている。また、垂直方向
の相関距離はCCD101からの出力が加算読み出しさ
れたものと全画素読み出しされたもので異なってくるの
で、信号処理部201は、撮像モード制御部203から
の撮像モード信号S3によって読み出し方式を判別して
処理方法を逐次変化させる。撮像モード制御部203
は、第1の撮像モードでは撮像モード信号S3を“L”
にしてスイッチ205に出力する。これにより、スイッ
チ205は信号処理部201から出力される画像信号を
そのまま信号処理部206に出力するように接続する。
【0021】そして、この第1の撮像モードで撮像中に
トリガ発生装置103を作動させることにより、トリガ
発生装置103はモード切り替えトリガS2を発生して
出力する。駆動制御部202は、モード切り替えトリガ
S2が入力すると、フィールド識別信号S1を見て1フ
レーム分の終端、つまりEVENフィールドの終わりを
待って、第2の撮像モードに切り替わる。第2の撮像モ
ードでは、タイミングジェネレータ105と信号処理部
201を制御しているクロックS4の周波数を倍の速さ
にする。同時に撮像モード制御部203も同様に1フレ
ーム分の終端を待って撮像モード信号S3を“H”にし
てスイッチ205を切り替える。スイッチ205は、フ
レームメモリ204と信号処理部206とを接続する。
タイミングジェネレータ105の制御により、CCD1
01は電荷の読み出し速度を倍にして全画素読み出しに
切り替わって、1/60秒毎に全画素を読み出して1フ
レーム分の信号として出力する。このモード切り替えト
リガS2はトリガ発生装置103により1フレーム毎に
連続して発生させることや、一定フレーム毎に間を置い
て発生させることなども可能である。
【0022】全画素読み出しでCCD101から出力さ
れた1フレーム分の信号は信号処理部201に入力され
て色分離等の垂直方向の相関距離に依存する処理が行わ
れる。信号処理部201から出力された画像信号はフレ
ームメモリ204に一旦記憶される。フレームメモリ2
04はCCD101から全画素が読み出される周波数と
同じ周波数で書き込みが行われており、それに対して読
み出しの周波数をこの周波数の半分として、記憶された
1フレーム分の信号は2フィールドに分けて読み出され
る。各フィールドの画像信号は、スイッチ205を介し
て信号処理部206に供給される。信号処理部206
は、画像信号をガンマ補正、ホワイトバランス補正等し
て、出力信号SOUT2として出力する。
【0023】そして、モード切り替えトリガS2が発生
しなくなると、駆動制御部202はフィールド識別信号
S1を基に再びEVENフィールドの終端を待ってクロ
ック周波数を元の周波数(1/2の周波数)へと戻すこ
とにより第1の撮像モードヘと復帰するとともに、撮像
モード制御部203が出力する撮像モード信号S3も再
び“L”となってスイッチ205が切り替わる。スイッ
チ205は、信号処理部201と信号処理部206とを
接続する。スイッチ205から出力された画像信号は信
号処理部206でガンマ補正、ホワイトバランス補正を
行って出力される。
【0024】図4は、第2の実施例による撮像装置の動
作を示すタイムチャートである。説明の簡略のため1フ
ィールドを8水平ライン分の信号で表している。SCC
Dは、A/Dコンバータ102が出力する画像信号であ
る。S1はフィールド識別信号であり、ODDフィール
ドのときには“H”になり、EVENフィールドのとき
には“L”になる。S2はモード切り替えトリガであ
る。S3は撮像モード信号であり、モード切り替えトリ
ガS2が立ち上がった時点のフレームF1の終端を待っ
て“L”から“H”となり、次の1フレームF2の終端
で再び“L”へと戻る。S4は駆動制御部202から出
力されるクロックであり、モード切り替えトリガS2が
立ち上がった時点のフレームF1の終端を待って周波数
を倍の速さにして、モード切り替えトリガS2が発生し
なくなったことによりこの1フレームF2の終端で再び
元の周波数(1/2の周波数)へと戻る。
【0025】画像信号SCCDはタイミングジェネレー
タ105に入力されるクロックS4の周波数が変化する
のに合わせて、電荷の読み出し方式が変わる。最初の1
フレームF1では加算読み出し方式で読み出された画像
信号SCCDが出力される。モード切り替えトリガS2
が発生することにより次の1フレームF2では全画素読
み出し方式で読み出された信号SCCDが出力される。
SOUT2は、信号処理部206(すなわち撮像装置)
から出力される信号である。最初の1フレームF1では
加算読み出しされた信号SCCDがそのまま信号SOU
T2として出力される。次のフレームF2からは1フィ
ールドの間に全画素読み出しされて一旦フレームメモリ
204に記憶された信号が最初のODDフィールドでは
偶数番目の水平ラインの信号SOUT2、次のEVEN
フィールドでは奇数番目の水平ラインの信号SOUT2
というふうに2フィールドにわたって出力される。この
2フィールドが経過した後のフレームF3では、信号S
CCDが加算読み出しされた信号へと切り替わってそれ
がそのまま信号SOUT2として出力される。
【0026】図5は、本発明の第3の実施例による撮像
装置の構成を示すブロック図である。301は1水平ラ
イン分の画像信号を記憶するラインメモリ、302はラ
インメモリ301からの画像信号と現在読み出されてい
る画像信号を順次加算して出力する加算回路、303は
画像信号の入力元を切り替えるスイッチ、304はスイ
ッチ303から出力された画像信号を処理する信号処理
部である。他の部分については図3の同一参照番号を付
した部分と同様である。
【0027】SCCDはCCD101から出力された後
にA/Dコンバータ102でデジタル変換された信号で
ある。S1は現在、EVENフィールド、ODDフィー
ルドのどちらの状態であるかを示すフィールド識別信号
である。まず第1の撮像モードで撮像中には駆動制御部
202はCCD101が加算読み出しを行うようなクロ
ックS4をタイミングジェネレータ105に与える。C
CD101はタイミングジェネレータ105に制御され
て1/60秒、すなわち1フィールド毎に各々のフィー
ルドに応じて画素に蓄積された電荷を上下で隣接した1
水平ライン間で加算して読み出して出力する。出力され
た信号はA/Dコンバータ102でデジタル信号に変換
されて出力される。撮像モード制御部203は撮像モー
ド信号S3を“L”にしてスイッチ303に出力する。
これにより、スイッチ303はA/Dコンバータ102
から出力される信号をそのまま信号処理部304に出力
するように接続する。信号処理部304は、色分離等の
垂直方向の相関距離に依存する処理やガンマ補正、ホワ
イトバランス補正を行って出力する。
【0028】そして、この第1の撮像モードで撮像中に
トリガ発生装置103を作動させることにより、トリガ
発生装置103はモード切り替えトリガS2を発生して
出力する。駆動制御部202は、モード切り替えトリガ
S2が入力すると、フィールド識別信号S1を見て1フ
レーム分の終端、つまりEVENフィールドの終わりを
待って、第2の撮像モードに切り替える。第2の撮像モ
ードでは、タイミングジェネレータ105を制御してい
るクロックS4の周波数を倍の速さにする。同時に撮像
モード制御部203も同様に1フレーム分の終端を待っ
て撮像モード信号S3を“H”にしてスイッチ303を
切り替える。スイッチ303は、加算回路302と信号
処理部304とを接続する。タイミングジェネレータ1
05の制御により、CCD101は電荷の読み出し速度
を倍にして全画素読み出しを行う。すなわち、1/60
秒毎に全画素を読み出して1フレーム分の信号を出力す
る。このモード切り替えトリガS2はトリガ発生装置1
03により1フレーム毎に連続して発生させることや、
一定フレーム毎に間を置いて発生させることなども可能
である。
【0029】全画素読み出しでCCD101から出力さ
れた信号はA/Dコンバータ102でデジタル変換され
た後、1水平ラインの信号毎にラインメモリ301に一
旦記憶される。そして1水平ライン分遅れてラインメモ
リ301から読み出された信号は、現在CCD101か
ら出力された信号と、加算回路302で加算されてスイ
ッチ303に入力される。加算回路301はフィールド
識別信号S1を入力し、EVENフィールド又はODD
フィールドに応じて加算する水平ラインの組み合わせを
1ラインずつ交互に変えて加算する。各フィールドの画
像信号は、スイッチ303を介して信号処理部304に
供給される。信号処理部304は、画像信号をガンマ補
正、ホワイトバランス補正等して、出力信号SOUT3
として出力する。
【0030】そして、モード切り替えトリガS2が発生
しなくなるとフィールド識別信号S1を基にEVENフ
ィールドの終端を待って、駆動制御部202はクロック
周波数を元の周波数(1/2の周波数)へと戻すことに
より第1の撮像モードヘと復帰する。撮像モード制御部
203から出力される撮像モード信号S3は、再び
“L”となってスイッチ303が切り替わる。スイッチ
303は、A/Dコンバータ102と信号処理部304
とを接続する。
【0031】図6は、第3の実施例による撮像装置の動
作を示すタイムチャートである。説明の簡略のため1フ
ィールドを8水平ライン分の信号で表している。SCC
Dは、A/Dコンバータ102が出力する画像信号であ
る。S1はフィールド識別信号であり、ODDフィール
ドのときに“H”になり、EVENフィールドのときに
“L”になる。S2はモード切り替えトリガである。S
3は撮像モード信号であり、モード切り替えトリガS2
が立ち上がった時点のフレームF1の終端を待って
“L”から“H”となり、モード切り替えトリガS2が
発生しなくなったことによりこの1フレームF2の終端
で再び“L”へと戻る。S4は駆動制御部202から出
力されるクロックであり、モード切り替えトリガS2が
立ち上がった時点のフレームF1の終端を待って周波数
を倍の速さにして、モード切り替えトリガS2が発生し
なくなったことによりこの1フレームF2の終端で再び
元の周波数(1/2の周波数)へと戻る。SOUT3
は、信号処理部304(すなわち撮像装置)から出力さ
れる画像信号である。
【0032】タイミングジェネレータ105に入力され
るクロックS4の周波数が変化するのに合わせて、電荷
の読み出し方式が変わる。最初の1フレームF1では加
算読み出し方式で読み出された信号SCCDが出力され
る。次の1フレームF2では全画素読み出しされた信号
SCCDが出力される。SOUT3はこの撮像装置から
出力される信号である。最初の1フレームF1では加算
読み出しされた信号SCCDがそのまま信号SOUT3
として出力される。次のフレームF2からは加算回路3
02によって二つの水平ラインがフィールド毎に加算す
る組み合わせを変えながら加算されて出力される。OD
Dフィールドでは例えば第2のラインと第3のラインが
加算され、EVENフィールドでは例えば第1のライン
と第2のラインが加算される。この後のフレームF3で
は、第1の撮像モードに切り替わり、加算読み出しされ
た信号SCCDが信号SOUT3としてそのまま出力さ
れる。
【0033】本実施例によれば、通常のクロック周波数
で加算読み出しを行っている第1の撮像モード時に操作
者がスイッチを押すなどしてモード切り替えトリガが発
生した時点から、当該フレームの終端を待って自動的に
クロック周波数を倍にした全画素読み出しを行う第2の
撮像モードとなる。第2の撮像モードでは、トリガが発
生しなくなるとそのフレームの終端を待って第2の撮像
モードを終え、自動的に第1の撮像モードに復帰する。
これにより、必要な時のみクロック周波数を倍にした全
画素読み出しとなり、消費電力の低減を図ることができ
る。また、操作者のスイッチ操作等により、必要な時に
簡単にモードを切り替えることができる。
【0034】上記実施例の機能を実現するためのソフト
ウェアのプログラムコードを供給し、撮像装置のコンピ
ュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラ
ムに従って動作させることによって実施したものも、本
発明の範疇に含まれる。
【0035】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
コード自体が上述した実施例の機能を実現することにな
り、そのプログラムコード自体、およびそのプログラム
コードをコンピュータに供給するための手段、例えばか
かるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構
成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体と
しては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが
できる。
【0036】なお、上記実施例は、何れも本発明を実施
するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過
ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならないものである。すなわち、本発明はそ
の精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、
様々な形で実施することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
算読み出しを行う第1の撮像モード時において、必要な
時にのみ全画素読み出しを行う第2の撮像モードに切り
替えることができる。通常、第1の撮像モードでは通常
の周波数で読み出し、第2の撮像モードでは高周波数で
読み出す。その場合、必要な時にのみ第2の撮像モード
に切り替えて高周波数で読み出すので、消費電力の低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による撮像装置の動作を
示すタイムチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例による撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例による撮像装置の動作を
示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第3の実施例による撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施例による撮像装置の動作を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
101 全画素読み出しと加算読み出しの両方を行える
CCD 102 A/Dコンバータ 103 トリガ発生装置 104 撮像制御部 105 タイミングジェネレータ 106,201,206,304 信号処理部 202 駆動制御部 203 撮像モード制御部 204 フレームメモリ 205,303 スイッチ 301 ラインメモリ 302 加算回路 SCCD CCDからの出力をデジタル変換した信号 S1 フィールド識別信号 S2 モード切り替えトリガ S3 撮像モード信号 S4 クロック SOUT1,SOUT2,SOUT3 撮像装置からの
出力信号

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全画素信号を順次読み出す全画素読み出
    し方式及び上下で隣接した水平ライン間の画素信号を加
    算して読み出す加算読み出し方式のいずれかを選んで画
    素信号を出力する撮像素子と、 トリガを発生させるトリガ発生手段と、 前記トリガ発生手段が発生するトリガに応じて第1の撮
    像モード又は第2の撮像モードを切り替えるモード切り
    替え手段と、 前記第1の撮像モードでは加算読み出し方式で、前記第
    2の撮像モードでは全画素読み出し方式で読み出すよう
    に前記撮像素子を制御する撮像制御手段とを有する撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 前記トリガ発生手段は、操作者の操作に
    よりトリガを発生する請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記撮像素子から出力される画
    素信号をアナログ形式からデジタル形式に変換する変換
    手段を有する請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記変換手段により変換された
    デジタル形式の画素信号を処理する信号処理手段を有す
    る請求項3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は、前記第1又は第2
    の撮像モードに応じて前記変換手段により変換されたデ
    ジタル形式の画素信号を処理する請求項4記載の撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は、前記第2の撮像モ
    ードのときには画像のライン数を減らして画素信号を出
    力する請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記信号処理手段は、画素信号をライン
    単位で間引く請求項6記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記信号処理手段は、画素信号をライン
    間で加算する請求項6記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記モード切り替え手段は、前記トリガ
    が発生すると該フレームの終端を待って前記第1又は第
    2の撮像モードを切り替える請求項1〜8のいずれかに
    記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記モード切り替え手段は、前記トリ
    ガが発生すると該フレームの終端を待って前記第1又は
    第2の撮像モードを切り替え、その次のフレームの終端
    を待って再びモードを元に戻す請求項9記載の撮像装
    置。
  11. 【請求項11】 前記モード切り替え手段は、前記トリ
    ガが発生すると該フレームの終端を待って前記第1又は
    第2の撮像モードを切り替え、その次のフレームで前記
    トリガが発生していなければ該フレームの終端を待って
    再びモードを元に戻す請求項9記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記モード切り替え手段は、前記第1
    の撮像モードにおいて前記トリガが発生すると該フレー
    ムの終端を待って前記第2の撮像モードに切り替える請
    求項9〜11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像制御手段は、前記第1の撮像
    モードにおける読み出し周波数を前記第2の撮像モード
    における読み出し周波数よりも低くして前記撮像素子を
    制御する請求項1〜12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記撮像制御手段は、前記第1の撮像
    モードにおける読み出し周波数を前記第2の撮像モード
    における読み出し周波数の1/2にして前記撮像素子を
    制御する請求項13記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 さらに、前記変換手段により変換され
    たデジタル形式の信号を処理する第1の信号処理手段
    と、 前記第1の信号処理手段により処理された信号を記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段から出力される信号と前記第1の信号処理
    手段から出力される信号のうちのいずれかを選択して出
    力する選択手段と、 前記選択手段から出力される信号を処理する第2の信号
    処理手段とを有する請求項3記載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の信号処理手段及び前記選択
    手段は、前記第1又は第2の撮像モードに応じて処理及
    び選択し、 前記撮像素子及び前記第1の信号処理手段は、前記第1
    又は第2の撮像モードに応じて動作周波数を変更する請
    求項15記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記変換手段により変換されたデジタ
    ル形式の信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から出力される信号と前記変換手段から出
    力される信号を加算する加算手段と、 前記加算手段から出力される信号と前記変換手段から出
    力される信号のうちのいずれかを選択して出力する選択
    手段と、 前記選択手段から出力される信号を処理する信号処理手
    段とを有する請求項3記載の撮像装置。
  18. 【請求項18】 前記選択手段は、前記第1又は第2の
    撮像モードに応じて選択し、 前記撮像素子は、前記第1又は第2の撮像モードに応じ
    て読み出し周波数を変更する請求項17記載の撮像装
    置。
  19. 【請求項19】 全画素信号を順次読み出す全画素読み
    出し方式及び上下で隣接した水平ライン間の画素信号を
    加算して読み出す加算読み出し方式のいずれかを選んで
    画素信号を出力する撮像装置における撮像方法であっ
    て、 (a)トリガを発生するステップと、 (b)前記トリガに応じて第1の撮像モード又は第2の
    撮像モードを指定するステップと、 (c)前記第1の撮像モードが指定されると加算読み出
    し方式で読み出し、前記第2の撮像モードが指定される
    と全画素読み出し方式で読み出すステップとを有する撮
    像方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028722A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置及び画像処理装置
JP2010268176A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Mitsubishi Electric Corp 撮像装置

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