JP2001155445A - 情報記録媒体再生方法、情報記録媒体記録方法、情報記録媒体再生装置、情報記録媒体記録装置、情報記録媒体再生システムにおける再生方法、情報記録媒体記録システムにおける記録方法、外部制御装置 - Google Patents

情報記録媒体再生方法、情報記録媒体記録方法、情報記録媒体再生装置、情報記録媒体記録装置、情報記録媒体再生システムにおける再生方法、情報記録媒体記録システムにおける記録方法、外部制御装置

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JP2001155445A
JP2001155445A JP33566499A JP33566499A JP2001155445A JP 2001155445 A JP2001155445 A JP 2001155445A JP 33566499 A JP33566499 A JP 33566499A JP 33566499 A JP33566499 A JP 33566499A JP 2001155445 A JP2001155445 A JP 2001155445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚の光ディスク上に記録されている、映
像、音声、コンピュータ等の転送レートがそれぞれ異な
る各種データを再生する際にエラーが発生しても、信号
の品質を落とさずに、連続して再生出力できる情報記録
媒体再生方法を提供する。 【解決手段】 光ディスクDISCに記録されている情
報を再生した再生信号から前記情報の転送レートを検出
し、検出した前記転送レートに応じて前記情報の再生時
におけるリトライ回数を設定し、再生エラーが発生した
場合には、前記リトライ回数分だけリトライを行って前
記再生エラーを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(デジタル
・バーサタイル・ディスク)−RAM、DVD−RW
(リライタブル)等の光学的記録再生方式、又は磁気デ
ィスクやフロッピーディスク等の磁気記録再生方式等の
方式にとらわれない記録再生を行うことができるディス
クに情報を記録再生する際に、途中でエラーが生じて
も、映画等の映像や音楽等の音声情報を連続して記録再
生するための方法及び装置に関し、特に記録再生情報の
信頼性を向上するためのリトライの制御を行う情報記録
媒体再生方法、情報記録媒体記録方法、情報記録媒体再
生装置、情報記録媒体記録装置、情報記録媒体再生シス
テムにおける再生方法、情報記録媒体記録システムにお
ける記録方法、外部制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポータブルMD(ミニディスク)
プレーヤ等、圧縮伸長技術を用いて連続的な音声情報を
記録再生する装置では、例えば、MDプレーヤにおいて
は同様に、4Mビットのメモリ(トラックバッファ又は
ショックプルーフメモリとしての機能を有しているメモ
リ)を持っており、トラックバッファとしての機能では
メモリの入力側と出力側の転送速度(転送レート)の差
を吸収し、また、ショックプルーフメモリとしての機能
ではショック等のエラーで記録再生中に、記録再生が中
断した際にこれを検出し、前記音声情報の連続再生があ
まり違和感無く再生出来る範囲で、再度中断した位置か
ら記録再生を行うようにリトライ制御をしていた。ここ
でリトライ制御とは、情報の記録又は再生途中に何らか
のエラーの発生を検出した時に、記録又は再生処理を一
時中断し(記録又は再生エラー)、記録又は再生を中断
した記録又は再生単位の先頭から再び記録又は再生を再
開始することである。またこの再開始を試みる試行動作
の回数をリトライ回数という。このような技術は例えば
特開平6−162688号公報に開示されている。
【0003】また、HDD(ハードディスクドライブ)
等のコンピュータデータを記録再生する機器において
は、記録信号の連続性については問題にならないから、
エラーが発生した場合は、所定のエラー処理を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年上記のよ
うな光ディスクや磁気ディスク等に記録される情報の種
類は、コンピュータデータ、音声データ、映像データ等
様々なデータが一枚のディスクに記録されるようになる
と、リトライの方法として、特に転送レートの異なる音
声データ、映像データ等が混在する場合には、転送レー
トが高い場合にはリトライを行うと連続性が無くなって
しまうし、転送レートが低い場合には、リトライを何度
も可能であるということで、記録再生装置としては、最
高転送レートにリトライ方法を合わせてしまうと、低い
転送レートでは、リトライ可能であるにも関わらず行わ
ないという無駄なことが発生することになり、装置とし
ての信頼性を上げられないという課題が発生していた。
また、コンピュータデータは何度も協力にリトライをす
る必要があった。
【0005】特に、ディスクは一般的に交換可能であ
り、ディスク表面をユーザが触ることが出来る媒体で
は、後天的なゴミの付着等によるリトライの可能性や、
振動衝撃等に対してピックアップがトラッキングはずれ
をおこしやすい等の問題は、磁気ディスク等に比較して
多くより大きな課題であった。
【0006】そこで、本発明は上記した欠点を解消する
ためになされたものであり、記録又は再生される情報信
号の転送レートを判定し、この判定した転送レートに応
じてリトライ回数を設定し、記録又は再生時のエラーが
発生した場合には、最大限、このリトライ回数までリト
ライを行って、記録又は再生時のエラーを解消するもの
であり、これによって、例えば映像や音声等の連続した
信号の記録再生の品質を最大限に良好にした状態で、再
生信号の連続した再生を行うことが出来、また、コンピ
ュータデータ等の記録再生には、最大の信頼性を確保す
ることが出来る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、次の(1)〜(18)の構成を有す
る情報記録媒体再生方法、情報記録媒体記録方法、情報
記録媒体再生装置、情報記録媒体記録装置、情報記録媒
体再生システムにおける再生方法、情報記録媒体記録シ
ステムにおける記録方法、外部制御装置を提供する。 (1) 記録可能な情報記録媒体に記録された情報を再
生する段階と、前記情報を再生した再生信号から前記情
報の転送レートを判断する段階と、前記判断した前記転
送レートによって、前記情報の再生時のリトライ方法を
変更する段階とを有することを特徴とする情報記録媒体
再生方法。 (2) 記録可能な情報記録媒体に記録する情報の転送
レートを判断する段階と、前記情報を前記情報記録媒体
に記録する段階と、前記判断した前記転送レートによっ
て、前記情報の記録時のリトライ方法を変更する段階と
を有することを特徴とする情報記録媒体記録方法。 (3) 前記情報が連続的な情報である場合には、前記
リトライ方法によって前記情報の再生における連続性が
損なわれないようにリトライを行うことを特徴とする請
求項1記載の情報記録媒体再生方法。 (4) 前記情報が連続的な情報である場合には、前記
リトライ方法によって前記情報の記録における連続性が
損なわれないようにリトライを行うことを特徴とする請
求項2記載の情報記録媒体記録方法。 (5) 記録可能な情報記録媒体に記録された情報を再
生するための情報記録媒体再生装置であって、前記情報
記録媒体上のトラックから前記情報を読み出す読出手段
と、前記読出手段で読み出した前記情報から再生信号及
びサーボエラー信号を抽出する抽出手段と、前記サーボ
エラー信号に基づいて、前記読出手段に対するトラッキ
ング制御を行うトラッキング制御手段と、前記再生信号
から前記情報の転送レートを判断する判断手段と、前記
情報記録媒体から前記情報を読み出す際の再生エラーを
検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段で再生
エラーを検出した際には、前記判断手段で判断した転送
レートに基づいて、前記読出手段の読み出し動作をリト
ライするリトライ手段と、前記再生信号を一時記憶する
一時記憶手段と、前記一時記憶手段から、前記情報を読
み出す転送レートより遅い転送レートで前記再生信号を
読み出し伸張することにより、前記再生信号を再生する
再生手段とを有することを特徴とする情報記録媒体再生
装置。 (6) 記録可能な情報記録媒体に情報を記録するため
の情報記録媒体記録装置であって、入力信号の転送レー
トを設定する設定手段と、前記設定手段から出力する記
録信号を一時記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手
段から、前記記録信号を一時記憶する転送レートより速
い転送レートで前記記録信号を読み出すように、前記一
時記憶手段を制御する制御手段と、前記一時記憶手段か
ら読み出した前記記録信号を前記情報記録媒体上のトラ
ックに書き込む書込手段と、前記情報記録媒体へ前記記
録信号を書き込む際の記録エラーを検出するエラー検出
手段と、前記エラー検出手段で記録エラーを検出した際
には、前記設定手段で設定した前記転送レートに基づい
て、前記書込手段の書き込み動作をリトライするリトラ
イ手段とを有することを特徴とする情報記録媒体記録装
置。 (7) 前記再生信号が連続的な信号である場合には、
再生の際の前記再生信号の連続性が損なわれないよう
に、前記リトライ手段はリトライを行うことを特徴とす
る請求項5記載の情報記録媒体再生装置。 (8) 前記記録信号が連続的な情報である場合には、
記録の際の前記記録信号の連続性が損なわれないよう
に、前記リトライ手段はリトライを行うことを特徴とす
る請求項6記載の情報記録媒体記録装置。 (9) 少なくとも1の転送レートで情報が記録されて
いる情報記録媒体を再生する再生装置側から、インター
フェースを介して、外部制御装置側へ再生信号を出力
し、前記外部制御装置で前記再生信号を伸張して前記情
報を再生する情報記録媒体再生システムにおける再生方
法であって、前記外部制御装置は、前記情報を再生指定
した場合の前記再生信号に応じた転送レートを判断する
段階と、次に、前記外部制御装置は、再生指定情報及び
前記転送レート情報を、前記インターフェースを介し
て、前記再生装置側へ出力する段階と、次に、前記再生
装置は、前記外部制御装置側から供給される前記転送レ
ート情報によって、前記再生指定情報に係る前記情報の
再生時のリトライ方法を変更する段階とを有することを
特徴とする情報記録媒体再生システムにおける再生方
法。 (10) 記録可能な情報記録媒体に少なくとも1の転
送レートの情報を記録する記録装置側に、インターフェ
ースを介して、外部制御装置側から記録信号を出力する
情報記録媒体記録システムにおける記録方法であって、
前記外部制御装置は、記録信号及びこの記録信号の転送
レート情報を、前記インターフェースを介して、前記記
録装置側へ出力する段階と、次に、前記記録装置は、前
記外部制御装置側から供給される前記記録信号及び前記
転送レート情報によって、前記情報記録媒体に前記記録
信号を記録する段階と、前記記録装置は、前記転送レー
ト情報によって、前記記録信号の記録時のリトライ方法
を変更する段階とを有することを特徴とする情報記録媒
体記録システムにおける記録方法。 (11) 前記情報が連続的な情報である場合には、前
記リトライ方法によって前記情報の連続性が損なわれな
いようにリトライを行うことを特徴とする請求項9記載
の情報記録媒体再生システムにおける再生方法。 (12) 前記情報が連続的な情報である場合には、前
記リトライ方法によって前記情報の連続性を損なわない
ようにリトライを行うことを特徴とする請求項10記載
の情報記録媒体記録システムにおける記録方法。 (13) 記録可能な情報記録媒体に記録された情報を
再生し、かつインターフェース手段を介して、外部制御
装置に接続する情報記録媒体再生装置であって、前記情
報記録媒体上のトラックから前記情報を読み出す読出手
段と、前記読出手段で読み出した前記情報から再生信号
及びサーボエラー信号を抽出する抽出手段と、前記サー
ボエラー信号に基づいて、前記読出手段に対するトラッ
キング制御を行うトラッキング制御手段と、前記情報記
録媒体から前記情報を読み出す際の再生エラーを検出す
るエラー検出手段と、前記再生信号を一時記憶する一時
記憶手段と、前記一時記憶手段に記憶した前記再生信号
を、前記インターフェース手段を介して前記外部制御装
置へ転送する転送手段と、前記外部制御装置で前記再生
信号の転送レートを判断する判断手段と、前記再生エラ
ーを検出した際には、前記外部制御装置から転送された
転送レート情報に基づいて、前記読出手段の読み出し動
作をリトライするリトライ手段とを有することを特徴と
する情報記録媒体再生装置。 (14) 記録可能な情報記録媒体に情報を記録し、か
つインターフェース手段を介して、外部制御装置に接続
する情報記録媒体記録装置であって、前記外部制御手段
から前記インターフェース手段を介して、記録信号及び
この記録信号の転送レート情報が入力される入力手段
と、前記入力手段から出力する前記記録信号を一時記憶
する一時記憶手段と、前記一時記憶手段から、前記記録
信号を一時記憶する転送レートより速い転送レートで前
記記録信号を読み出すように、前記一時記憶手段を制御
する制御手段と、前記一時記憶手段から読み出した前記
記録信号を前記情報記録媒体上のトラックに書き込む書
込手段と、前記情報記録媒体へ前記記録情報を書き込む
際の記録エラーを検出するエラー検出手段と、前記記録
エラーを検出した際には、前記外部制御装置から転送さ
れた前記転送レート情報に基づいて、前記書込手段の書
き込み動作をリトライするリトライ手段とを有すること
を特徴とする情報記録媒体記録装置。 (15) 再生信号が連続的な信号である場合には、再
生の際の前記再生信号の連続性が損なわれないように、
前記リトライ手段はリトライを行うことを特徴とする請
求項13記載の情報記録媒体再生装置。 (16) 前記記録信号が連続的な情報である場合に
は、記録の際の前記記録信号の連続性が損なわれないよ
うに、前記リトライ手段はリトライを行うことを特徴と
する請求項14記載の情報記録媒体記録装置。 (17) 情報記録媒体上からデジタル信号を再生する
情報記録媒体再生装置を再生制御する外部制御装置であ
って、前記情報記録媒体再生装置との間でコマンドを授
受するインターフェース手段と、前記インターフェース
手段に対して、前記情報記録媒体再生装置の再生処理の
コマンドを発行する発行手段と、前記再生処理のコマン
ドを発行して前記情報記録媒体上の記録情報を読み出し
た再生信号から転送レートを判断する判断手段と、前記
インターフェース手段を介して、前記情報記録媒体再生
装置に転送レートの判断結果を転送する転送手段と、前
記インターフェース手段を介して再生した信号を一時記
憶する一時記憶手段と、前記一時記憶した信号を前記再
生信号の転送レートより遅い転送レートで伸張する伸張
手段とを備えたことを特徴とする外部制御装置。 (18) 記録可能な情報記録媒体上にデジタル信号を
記録する情報記録媒体記録装置を記録制御する外部制御
装置であって、前記情報記録媒体記録装置との間でコマ
ンドを授受するインターフェース手段と、前記情報記録
媒体記録装置の記録処理のコマンドを発行する発行手段
と、前記情報記録媒体記録装置へ供給する入力信号を所
定の転送レートで圧縮する圧縮手段と、前記所定の転送
レートを前記インターフェース手段を介して前記情報記
録媒体記録装置に転送する転送手段と、前記情報記録媒
体記録装置から送出される圧縮した圧縮信号を一時記憶
する一時記憶手段と、前記一時記憶した圧縮信号を前記
インターフェース手段を介して前記情報記録媒体記録装
置に転送する転送手段とを備えたことを特徴とする外部
制御装置。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。まず、図1に示す構成の光ディスク
装置AA(実施例1)におけるリトライ動作を説明す
る。次に、図2に示す外部制御装置BAからの記録再生
制御によって記録再生動作が行われる光ディスク装置A
B(実施例2)におけるリトライ動作を説明する。さ
て、以下の説明において用いられる光ディスクDISC
の例としては、相変化の材料からなる記録層を有しかつ
螺旋状に記録再生用の情報トラックが形成された追記録
可能なDVD−RWを用いている。因みにリトライ動作
とは、記録又は再生途中に外部から装置に加えられる衝
撃等によって、ピックアップにいわゆる針飛びによる記
録又は再生走査に障害が生じて、記録又は再生不良(エ
ラー)が発生した時に、この記録又は再生処理を一時中
断し、この中断した記録又は再生単位の先頭(セクタ単
位の先頭位置)から、一時中断している記録又は再生を
再開始するようにピックアップを移送する動作のことで
ある。この再開始を試みる試行動作の回数をリトライ回
数という。
【0009】(実施例1)光ディスク装置AAは、図1
に示すように、外部入力部(KEY)1、システムコン
トローラ(SYSTEMCONT、以下「シスコン」と
記す)2、信号処理部3、サーボ部(SERVO)4、
ピックアップ(PU)5、プリアンプ(PAMP)6、
ドライバ(DRIVER)7、一時記憶メモリ8,1
1、AV−エンコーダデコーダ(AV−ENDEC、以
下「AV−エンデコ」と記す)9、スピンドルモータ
(SPMOTOR)10を備えている。DISCは光デ
ィスク。
【0010】前記した図1に示す光ディスク装置AAの
再生動作について、まず説明する。外部入力部1のキー
操作により、光ディスクDISCに記録されている情報
の中から再生すべき情報を指定すると、外部入力部1は
再生開始指令をシスコン2に供給する。シスコン2はこ
の再生開始指令に基づいて、信号処理部3、サーボ部4
にそれぞれ再生動作開始指令を発する。サーボ部4はド
ライバ7に対して、記録再生兼用のピックアップ5を光
ディスクDISCの内周側にある管理領域へ移送する旨
の制御信号を出力する。この制御信号に応じて、ドライ
バ7は図示せぬフィードモータを作動してピックアップ
5を前記管理領域に移送する。次に、ピックアップ5は
この管理領域を順次走査して、管理領域の外周側に位置
する情報領域に記録されている情報に関する管理情報
(例えばコントロールデータ、セクタアドレス等)を順
次読み出す。こうして読み出された読出信号はピックア
ップ5からプリアンプ6に供給される。プリアンプ6は
この読出信号を所定量増幅した後、この読出信号をシス
コン2に出力する。シスコン2は供給される読出信号の
情報を順次格納し、格納したこの情報に基づいて、前記
再生指定された情報の記録開始位置(セクタアドレス)
を認識する。
【0011】この結果、シスコン2は、ピックアップ5
を再生指定された情報の記録開始位置に直ちに移送した
後に再生開始する旨の再生開始制御信号を、サーボ部4
に出力する。これに応じて、サーボ部4はドライバ7に
対して、ピックアップ5を前記記録開始位置に移送する
旨の移送制御信号を出力し、ドライバ7はフィードモー
タを再び作動してピックアップ5を前記記録開始位置に
移送する。こうして、ピックアップ5は再生指定された
特定の情報の記録開始位置から順次再生走査を開始す
る。
【0012】これによって、ピックアップ5は前記記録
開始位置から順次読み出された読出信号をプリアンプ6
に出力する。プリアンプ6はこの読出信号を所定量増幅
した後に、再生信号とサーボ信号とに分離しそれぞれを
出力する。ところで、このプリアンプ6は内蔵のイコラ
イザにより、前記再生信号の周波数特性を最適化すると
共に、さらにジッタ除去のために、内蔵のPLL(フェ
ーズ・ロックド・ループ)制御部により、前記最適化さ
れた再生信号にPLLをかけて、ジッタを除去した再生
信号を信号処理部3に供給する。詳しくは、プリアンプ
6はこのPLLのビットクロックと再生信号との位相差
を除去するジッタ除去回路を備えている。
【0013】サーボ部4はプリアンプ6から供給される
前記サーボ信号に基づいて、再生指定されている情報が
記録されているトラック位置に、正確にオントラックす
るように、ピックアップ5のフォーカシング、トラッキ
ング制御するための駆動制御信号を生成して、これをド
ライバ7に順次供給する。この駆動制御信号に応じて、
ドライバ7はピックアップ5を構成する図示せぬ対物レ
ンズの周囲に設けられているアクチュエータ(図示せ
ず)り位置を微小調整制御する。
【0014】こうして、周波数特性が最適化されジッタ
が除去された再生信号は、プリアンプ6から信号処理部
3に供給され、ここでアナログ信号からディジタル信号
に変換される。変換されたこのディジタル信号は例えば
同期検出が行なわれることによって生成したEFM+信
号から、NRZIデータにデコードされ、エラー訂正処
理を行い、セクタのアドレス信号と再生データ信号とが
生成される。この再生データ信号は可変転送レートで圧
縮されたデータ信号であるので、これを、64Mビット
のDRAMであり、いわゆるトラックバッファメモリと
しての機能を備えている一時記憶メモリ8に一時記憶さ
れた後に、後述する可変転送レートの時間軸の吸収が行
われて、再生時にエラーが発生して再生状態が一時中断
しても、この間も継続して再生データ信号を出力し続け
ることができる。
【0015】こうして、一時記憶メモリ8から読み出さ
れた再生データは、信号処理部3を介して、AV−エン
デコ9内のMPEG2規格のデコーダに供給され、ここ
でMPEG2規格の再生データから音声及び映像に所定
量伸長され、音声データと映像データとに分離され、そ
れぞれ図示しないD/Aコンバータにより、音声信号と
映像信号として、装置AAの外に出力される。
【0016】ここで、AV−エンデコ9では、光ディス
クDISC上の前記管理領域内に記録されているコント
ロールデータにより、後述する記録モードに対応して、
MPEG2規格により圧縮されている再生データを、相
補的にデータ伸長する速度が決定され、これに従ってデ
ータ伸長が行われる。
【0017】一方、プリアンプ6からサーボ部4へ出力
する前記サーボ信号は、プリアンプ6に内蔵の前記PL
L制御部で生成された信号であり、また光ディスクDI
SCの回転速度に応じた速度信号でもある。この速度信
号により光ディスDISCはCLV(線速度一定)で回
転駆動される。具体的には、図示せぬターンテーブル上
にチャッキングで固定載置されている前記光ディスDI
SCをCLVで回転するスピンドルモータ10は、スピ
ンドルモータ10の近傍に設けられているホール素子を
用いた回転位置検出部材によって検出される回転位置信
号をサーボ部4へ帰還し、この回転位置信号から生成し
た前記速度信号から、スピンドルモータ10のFG制御
を行うことによって、その回転をCLV制御している。
前述したように、光ディスク装置全体の再生制御をシス
コン2が行っているのである。
【0018】図3は前記した光ディスク装置AA(図
1)がリトライ動作を行うために必要なブロック構成を
示す図である。前述したものと同一構成部分には同一符
号を付している。信号処理部3からシスコン2には、下
記の3NG信号(PLLNG信号、シンク検出NG信
号、訂正NG信号)がそれぞれ供給される。即ち、PL
LNG信号は再生信号にPLL制御を行う前記PLL制
御部にてPLL制御がアンロックになったことを示す信
号である。また、シンク検出NG信号は再生又は記録す
る時に用いられ、光ディスクDISCのトラックの両端
面に連続して形成された(埋め込まれた)ウオブリング
信号にタイミング信号として埋め込まれたシンク信号の
未検出を示す信号である。さらに、訂正NG信号は前記
再生信号にエラー訂正処理を行う訂正部にて、再生信号
のエラー訂正が不可能であることを示す信号である。
【0019】また、サーボ部4では前記したフォーカ
ス、トラッキング、スピンドルのそれぞれのサーボ状態
がNGであることを示す3NG信号(フォーカスNG検
出信号、トラッキングNG検出信号、スピンドルNG検
出信号)がシスコン2にそれぞれ供給される。これらの
6NG信号を受けてシスコン2は、シスコン2内部に格
納した記録又は再生信号の信号の種類を記憶した信号種
類記憶部の記憶値を基にして、リトライ処理の方法を決
定し、信号処理部3及び又はサーボ部4に対して、この
決定したリトライ処理の指示を行う。
【0020】具体的なリトライ処理の指示は、現在再生
走査中のトラックに対応するセクタアドレスの中で、N
Gが発生したセクタアドレスの先頭位置に、ピックアッ
プ5を再度移送して、そのセクタアドレスの先頭から再
度再生を行うものである。前記した一時記憶メモリ8
は、この再生信号の中断期間、一時記憶しているデータ
を読み出してこれを再生し、この中断期間が終了する
と、再び書き込みすることによって、中断している再生
信号を繋げる(継続する)信号処理を行うものである。
【0021】前記した光ディスク装置AAは、光ディス
クDISCに記録されている情報がアナログ信号である
場合は、画像の解像度や、カーレースなどのスピードの
速いシーン等を取り分ける場合等で、記録時間優先で設
定記録可能であるために、外部入力部1を操作してのキ
ー入力を、シスコン2が認識して、これらを選択するキ
ー入力に応じて、これにより記録時間を切り換え変更可
能としている。しかし、IEEE1394規格等のイン
ターフェースを介して、すでに圧縮されているストリー
ム信号を入力しこれを記憶する場合等では、記録すべき
信号の転送レートが分からない場合もある。
【0022】前記したピックアップ5は半導体レーザー
を光源とし、コリメータレンズ、対物レンズ等により光
ディスクDISC上にレーザースポットを照射形成す
る。半導体レーザーはレーザー駆動回路により駆動され
るが、信号を記録する場合には入力信号は波形補正回路
により、波形補正された後レーザー駆動回路へ入力され
ることは言うまでもない。
【0023】次に、前記した図1に示す光ディスク装置
AAの記録動作について、簡単に説明する。光ディスク
DISCに記録するべき記録信号をAV−エンコーダデ
コーダ9のエンコーダで所定の圧縮レートで信号圧縮
し、こうして信号圧縮した記録情報信号を前記エンコー
ダから出力する。前記エンコーダから出力する記録情報
信号を信号処理部3を介して一時記憶メモリ8で一時記
憶する。この一時記憶メモリ8から、前記記録信号の転
送レートよりも高い転送レートで読み出した前記記録信
号を光ディスクDISCの所定の記録開始位置からピッ
クアップ5で書き込む。
【0024】ここで、前記した光ディスク装置はアナロ
グ映像及び音声信号を記録する場合に、最初にレーザー
スポットを光ディスクDISC上に照射して、次にトラ
ックに予め付されたセクタアドレス信号を読み出してこ
れをアドレス再生回路で判読し、記録するためのセクタ
に移動した後、外部入力部1からのキー入力あるいはシ
スコン2により、前記したAV−エンコーダデコーダ9
のエンコーダであるMPEGエンコーダに対して、記録
時のデータ圧縮レート(転送レート)を設定する。
【0025】例えば、原画像として入力されてきた記録
すべき画像を圧縮する場合に、 高画質な転送レート8Mbpsの記録時間2時間のモー
ド やや高画質な転送レート4Mbpsの記録時間4時間の
モード 普通画質な転送レート2Mbpsの記録時間8時間のモ
ード の画質優先での3モードからの選択が可能である。
【0026】データ圧縮後の記録信号を記録する場合
は、前記転送レート情報がこの記録信号と共に得られる
場合は良いが、転送レート情報が得られない場合は、こ
の圧縮信号をAV−エンデコ9内のエンコーダを介して
メモリ11に格納する前段階で、例えばMPEGのI、
P、Bピクチャーから成るGOPの単位が一般的に0.
5秒であることから、1GOPを検出し、この1GOP
のデータ量を検出して、この関係により転送レートを判
断する。
【0027】ところで、記録モードになった場合、前記
MPEGエンコーダは各転送レートに対してそれぞれエ
ンコード設定可能な構成になっている。そして、ユーザ
は前記のように判断した転送レートを設定すると、これ
に応じて記録すべき音声映像信号を前記MPEGエンコ
ーダでMPEG圧縮し、この圧縮した信号をメモリ11
に一旦メモリした後、信号処理部3を介して一時記憶メ
モリ8に一時記憶する。
【0028】一時記憶メモリ8のFULLとEMPTY
の値(レベル)は、前記の設定した転送レート値に従っ
てそれぞれ設定される(FULLレベル>EMPTYレ
ベル)。また、前記圧縮した信号は所定の記録単位にし
て一時記憶メモリ8に一時的に書き込まれる(0〜FU
LLの間)。この時ピックアップ5は待機状態として所
定の記録すべきセクタ内でキック待ちの状態である(図
4に示すa領域)。
【0029】このa領域経過後、一時記憶メモリ8はF
ULL〜EMPTYまでのメモリ残量制御が行なわれ
る。一時記憶メモリ8の残量がFULLレベルになった
ら、一時記憶メモリ8に記憶されている前記圧縮した信
号はここから読み出され、信号処理部4に供給され、こ
こでエラー訂正コード、セクタアドレスやウオブリング
信号のシンク信号を付加した記録信号を、ブリアンプ5
を介してピックアップ5に供給する。こうしてピックア
ップ5はこの記録信号で光変調したレーザ光を光ディス
クDISCのトラック上に照射して、記録を開始する
(図4に示すb領域)。この後、一時記憶メモリ8がE
MPTYレベルになったら、この記録を中止し、ピック
アップ5をキック待ちの待機状態とする。このように、
記録すべき圧縮した信号を一時記憶メモリ8に書き込み
読み出しをFULL〜EMPTYの範囲で繰り返すこと
により、例え記録エラーが生じて一時的に記録信号が中
断したとしても、連続的な記録を行うことができる。
【0030】図4は一時記憶メモリ8に記録信号を書き
込み読み出した場合のメモリの残量状態を示している。
図4(A)は記録信号の転送レートが2Mbpsの場合
を示している。図4(A)中、a領域における一時記憶
メモリ8への記録信号の書き込みは、転送レート2Mb
psで行われる。この後のb領域では、光ディスクDI
SCへの書き込み速度が10Mbpsであるから、10
−2=8Mbpsの読み出し速度で、一時記憶メモリ8
から記録信号が読み出される。
【0031】図4(B)は記録信号の転送レートが4M
bpsの場合を示している。図4(B)中、a領域にお
ける一時記憶メモリ8への記録信号の書き込みは、転送
レート4Mbpsで行われる。この後のb領域では、光
ディスクDISCへの書き込み速度が10Mbpsであ
るから、10−4=6Mbpsの読み出し速度で、一時
記憶メモリ8から記録信号が読み出される。
【0032】図4(C)は記録信号の転送レートが8M
bpsの場合を示している。図4(C)中、a領域にお
ける一時記憶メモリ8への記録信号の書き込みは、転送
レート8Mbpsで行われる。この後のb領域では、光
ディスクDISCへの書き込み速度が10Mbpsであ
るから、10−8=2Mbpsの読み出し速度で、一時
記憶メモリ8から記録信号が読み出される。
【0033】前記した3つの場合において、光ディスク
DISCへの書き込み速度(転送レート)が10Mbp
sに対して、一時記憶メモリ8への書き込み速度(転送
レート)は2,4、8Mbpsと低く設定してある。こ
のため、a,c領域における記録時の待機状態にて、こ
の期間に、一時記憶メモリ8への記録信号の書き込み時
のデータ量を充足することにより、光ディスクDISC
への書き込み速度との差があっても、この記録信号を連
続してピックアップ5へ供給することが出来、この結
果、連続した記録が行える。
【0034】このように、映像信号の各種の転送レート
がシスコン2や外部入力部からのキー入力等により決定
される。また、記録を行っている間に前記の要因のエラ
ーが発生した場合は、下記する図6に示すリトライ処理
を行うことにより、このエラーを確実に除去できる。
【0035】具体的には、図6に示すように、記録信号
の単位時間当りのデータ量から転送レートの判断を行い
(ステップS1)、判断されたそれぞれの転送レートに
よって、以下のようにリトライの回数を設定する(ステ
ップS2)。前記したシスコン2はリトライカウンタを
持っていて、リトライ処理を行う度にリトライ回数をカ
ウントする。ここでは、この回数の設定であるが、転送
レート又は記録の違いによって、回数のみでなく、サー
ボ部4のサーボパラメータ等を変更しながらリトライを
行っても良い。また、ここでは、転送レートによって、
リトライ回数を一義的に決定しているが、トラックバッ
ファである一時記憶メモリ8の残量との関係で、このリ
トライ回数を調整してもよい。
【0036】 転送レート8Mbpsの映像ならリトライ回数1回 転送レート4Mbpsの映像ならリトライ回数2回 転送レート2Mbpsの映像ならリトライ回数3回
【0037】映像等の連続的な記録データの場合は、一
時記憶メモリ8の前記したEMPTYの位置からメモリ
残量が0になるまでの間はリトライが可能であるから、
予めリトライ時間と転送レートの時間と一時記憶メモリ
8の記憶容量との関係を計算しておくことにより、リト
ライ回数を計算出来る。また、転送レートが低い程、ピ
ックアップ5を前記のようにキックして待機状態の時間
が長いので、リトライ回数を多く出来る。
【0038】上記のように一時記憶メモリ8のメモリ残
量制御を行いながら、光ディスクDISCにデータを記
録する開始時点で(ステップS3)、記録エラーが発生
したかどうかをチェックする(ステップS4)。エラー
が発生していない場合は、所定の記録データが終了する
まで記録処理が続行される。一方、記録途中でエラーが
発生した場合には、前記転送レートによって設定された
リトライ回数に従って、エラーが発生したセクタの先頭
にピックアップ5を移動して、その領域の先頭から再度
記録動作を行う。この場合には、シスコン2でリトライ
カウントを行い、この領域のエラーが無くなったかをチ
ェックする(ステップS5,S6)。
【0039】その結果、エラーが無くなった場合は、通
常の記録に戻り、回復しない場合は、設定したリトライ
回数が終了するまで、前記のリトライ処理を繰り返すこ
とになる(ステップS7)。そして、所定回数になって
も、エラーが回復しない場合でも、前記エラーしたセク
タに対して所定の範囲の領域を飛ばして、次の領域(セ
クタ)から記録を行う(ステップS8)。
【0040】記録の場合には、前記したように映像等の
連続的なデータの場合には一時記憶メモリ8のEMPT
Yの位置からメモリ残量が0になるまでの間、リトライ
が可能であるから、特に、信号の転送レートに関係なく
エラー処理を行うことで、連続的に入力された信号が一
時記憶メモリ8に書き込まれて、この一時記憶メモリ8
が直ぐにFULLになってしまうことにより、光ディス
クDISCに記録できないという問題も無く、最大限の
許容される時間の中でリトライを行うことが出来、装置
の信頼性を最大限に向上することが出来る。
【0041】次に再生モード時のリトライ処理の説明を
行う。再生モードになった場合、ピックアップ5は光デ
ィスクDISC上の管理領域に格納されているコントロ
ールデータに対応した位置に記録されている再生トラッ
クに移動し、開始セクタを待ち、信号処理部3にてコン
トロールデータから読み出した信号をデコードし、ま
た、前記したコントロールデータの中でこの信号の種類
がコンピュータデータなのか、音声、映像等の連続デー
タなのか、またその圧縮レートを読み出す。
【0042】しかし、この転送レートに関するデータの
信頼性が乏しい場合や、この転送レートデータが無い場
合がある。その場合は、初期値として、一時記憶メモリ
8のFULLとEMPTYとの値をそれぞれ設定し、一
時記憶メモリ8に再生データの書き込み開始する(図5
に示すb領域)。そしてシスコン2で一時記憶メモリ8
のメモリ残量を監視し、残量がEMPTYレベルを越え
た時点で、AV−エンデコ9内のデコーダへ、一時記憶
メモリ8からデータ転送(読み出し)を開始する(図5
に示すc領域)。そして、一時記憶メモリ8の残量がF
ULLになったら、一時記憶メモリ8へ再生データの書
き込みを停止し、この時はピックアップ5は待機状態と
して所定の再生すべきトラックでキック待ちの状態とす
る。
【0043】この段階で、第一案の再生方法として、A
V−エンデコ9のデコーダにて、データ伸張すべき信号
を一時記憶メモリ8へに書き込む段階で、例えばMPE
GのI、P、Bピクチャーから成る1GOP単位が一般
的に0.5秒であることから、1GOPの中で、GOP
の単位を検出し、このGOPのデータ量を検出し、この
関係により転送レートを判断する。
【0044】また、第二案の再生方法として、信号処理
部3の一時記憶メモリ8に対する管理において、光ディ
スクDISCから読み出した読出信号と、一時記憶メモ
リ8からAV−エンデコ9のデコーダへ読み出す信号と
の関係では、同様に、単位時間当り、つまりシスコン2
にて例えば1秒のタイマーを設定し、この1秒間に一時
記憶メモリ8から前記デコーダに転送したデータ量を計
算する。例えば1セクタが2048バイトとすると、1
秒間のこのセクタ数に2048バイトを掛けた値が転送
レートとなる。
【0045】このような方法にて、再生信号の転送レー
トを決定する。前記したAV−エンデコ9のデコーダで
あるMPEGデコーダは、各転送レートに対して設定可
能な構成になっており、再生信号を前記デコーダと64
Mbのメモリ11との間にて音声映像信号をMPEG伸
長し、音声信号と映像信号とに分離した信号を図示しな
いD/A変換器から出力する(図5のd領域)。これを
繰り返して、連続的な再生を行う。
【0046】図5はいわゆるトラックバッファの機能を
有する一時記憶メモリ8に対する圧縮された再生信号の
書き込みによるメモリの残量状態を示している。図5
(A)は、転送レート2Mbpsの場合を示し、b領域
での一時記憶メモリ8への記録は、光ディスクDISC
からの読み出し速度が10Mbpsであるから、10M
bpsで書き込まれる。再生開始のc領域では、10−
2=8Mbpsの速度で書き込まれ、d領域では転送レ
ート2Mbpsの速度で読み出される。
【0047】図5(B)では、転送レート4Mbpsの
場合を示し、b領域での一時記憶メモリ8への記録は、
光ディスクDISCからの読み出し速度が10Mbps
であるから、転送レート10Mbpsで書き込まれ、再
生開始のc領域では、10−4=6Mbpsの速度で書
き込まれ、d領域では転送レート4Mbpsの速度で読
み出される。
【0048】図5(C)では、転送レート8Mbpsの
場合を示し、b領域での一時記憶メモリ8への記録は、
光ディスクDISCからの読み出し速度が10Mbps
であるから、転送レート10Mbpsで書き込まれ、再
生開始のc領域では、10−8=2Mbpsの速度で書
き込まれ、d領域では転送レート8Mbpsの速度で読
み出される。
【0049】前記した3つの場合において、光ディスク
DISCの再生時の転送レートである10Mbpsに対
して、2、4、8Mbpsと低く設定してあるため、d
領域の待機状態にて、これを吸収して、連続的に再生が
行える。
【0050】このように、光ディスクDISC上の前記
コントロールデータの信頼性が無い場合や、コントロー
ルデータが無い場合に、転送レートを測定し、上記のよ
うに再生を行っている間に前記の要因のエラーが発生し
た場合は、図7に示すリトライ処理を行う。このリトラ
イ処理について説明する。
【0051】まず、図7に示すように、再生信号の単位
時間当りのデータ量から転送レートの判断を行い(ステ
ップS11)、判断されたそれぞれの転送レートによっ
て、以下のようにリトライの回数を設定する(S1
2)。前記したシスコン2はリトライカウンタを持って
いて、リトライ処理を行う度にリトライ回数をカウント
する。ここでは、この回数の設定であるが、転送レート
又は再生の違いによって、回数のみでなく、サーボ部4
のサーボパラメータ等を変更しながらリトライを行って
もよい。また、ここでは、転送レートによって、リトラ
イ回数を一義的に決定しているが、トラックバッファで
ある一時記憶メモリ8の残量との関係で、このリトライ
回数を調整してもよい。
【0052】 転送レート8Mbpsの映像ならリトライ回数1回 転送レート4Mbpsの映像ならリトライ回数2回 転送レート2Mbpsの映像ならリトライ回数3回
【0053】映像等の連続的データの場合は、一時記憶
メモリ8の前記FULLの位置から残量が最大値になる
までの間はリトライが可能であるから、予めリトライ時
間と転送レートの時間と一時記憶メモリ8の容量との関
係を計算しておくことによりリトライ回数を計算出来、
転送レートが低い程、前記のようにキックして待機状態
の時間が長いので、リトライ回数を多く出来る。
【0054】上記のように一時記憶メモリ8のメモリ残
量制御を行いながら、光ディスクDISCからデータを
再生する開始時点で(ステップS13)、再生エラーが
発生したかどうかをチェックする(ステップS14)。
エラーが発生していない場合は、所定の再生データが終
了するまで再生処理が続行される。一方、再生途中でエ
ラーが発生した場合には、前記転送レートによって設定
されたリトライ回数に従って、エラーが発生したセクタ
の先頭にピックアップ5を移動して、その領域の先頭か
ら再度再生動作を行う。この場合には、シスコン2でリ
トライカウントを行い、この領域のエラーが無くなった
かをチェックする(ステップS15)。
【0055】その結果、エラーが無くなった場合は、通
常の再生に戻り、回復しない場合は、設定したリトライ
回数が終了するまで、前記のリトライ処理を繰り返すこ
とになる(ステップS16)。そして、所定回数になっ
ても、エラーが回復しない場合でも、前記エラーしたセ
クタに対して所定の範囲の領域を飛ばして、次の領域
(セクタ)から再生を行う(ステップS17,S1
8)。
【0056】これにより、再生エラーが回復出来ない場
合でも、エラーが派生した領域の信号については、映像
音声信号としての補間処理を行うことにより、連続した
映像又は音声信号を得ることが出来る。これにより最大
限の許容される時間の中でリトライを行うことが出来、
装置の信頼性を最大限に向上することが出来る。
【0057】(実施例2)次に、光ディスク装置AB
(図2)を説明する。この光ディスク装置ABは、図1
に示した光ディスク装置AAがその内部で音声映像等の
信号圧縮伸張を行うAV−エンデコ9を備えているプレ
ーヤなのに対して、その内部にAV−エンデコ9を備え
ていないプレーヤである。しかしながら、後述するよう
に、光ディスク装置ABは、伝送路l1、ATAPIイ
ンターフェースI/F(以下ATAPII/Fと記す)
12、伝送路l2を介して、外部制御装置BAと接続し
て、外部制御装置BAのAV−エンデコ9を用いて、前
記した光ディスク装置AAと同様の信号圧縮伸張を行う
ことができる。
【0058】また、この光ディスク装置ABは、図1に
示した光ディスク装置AAが外部入力部1を備えている
プレーヤなのに対して、その内部に外部入力部1を備え
ていないプレーヤである。しかしながら、後述するよう
に、光ディスク装置ABは、伝送路l1、ATAPII
/F12、伝送路l2を介して、外部制御装置BAと接
続して、外部制御装置BAの外部入力部1と同等の機能
を有するストコンピュータ13を用いて、前記した光デ
ィスク装置ABに搭載されてある光ディスクDISCに
対して記録再生するための記録再生指定等を遠隔操作で
行うことができる。
【0059】図2に示すように、光ディスク装置AB
は、シスコン2、信号処理部3、サーボ部4、ピックア
ップ5、プリアンプ6、ドライバ7、一時記憶メモリ
8、スピンドルモータ10を備えている。また、外部制
御装置BAは、AV−エンデコ9、一時記憶メモリ1
1、ホストコンピュータ(以下ホストと記す)13を備
えている。光ディスク装置ABと外部制御装置BA間に
は、伝送路l1、ATAPII/F12、伝送路l2を
介して、信号伝送路が確立されている。前述したものと
同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0060】より具体的には、信号処理のATAPII
/F12にI/Fブロックがあり、また、AV−エンデ
コ9のI/F部分にはI/Fブロックがあり、ATAP
II/F12に接続し、コンピュータ周辺ディスク記憶
装置のコマンドを規定している業界団体のマウントフジ
Mt.Fujiのコマンド体系を基本にドライブの制御
を行っている。
【0061】ここでは、エラー信号を検出する説明の図
3、トラックバッファである一時記憶メモリ8の制御を
行う説明の図4、図5、記録又は再生時のリトライ動作
のフローを説明する図6、図7も同様であるが、記録又
は再生する信号の転送レートを知る方法が異なる。
【0062】つまり、上記した図1に示した実施例1に
おいては、装置AAが記録時はキー入力又は入力信号を
分析して、これにより転送レートを決定し、装置AAが
再生時は同様に計算から転送レートを決定していたが、
この図2に示す実施例2においては、装置ABのドライ
ブ部分に外部入力部1から入力される指令や光ディスク
DISCのコントロールデータをデコードするデコード
部を持たないために、記録時には記録する信号の転送レ
ートはホスト13側からATAPIのI/F12を介し
て入力される。なお、前記した伝送路はIEEE139
4規格に準じた信号を伝送する伝送線、あるいは電波、
光等による伝送路であっても良い。
【0063】この記録処理の場合、ホスト13側に接続
されたユーザからの入力信号または前記のような計算に
よって、例えば映像信号の転送レート2Mbpsの信号
が入力されると、ホスト13はAV−エンデコ9のI/
F部にその内容を転送し、下記のように記録コマンドと
記録開始アドレス等の情報に加えて、前記の信号の転送
レートフラグをドライブに転送する。これを、ドライブ
の信号処理部分でデコードして、その種類に応じて前記
のように記録処理を行う。
【0064】 記録コマンド内容 コマンド種類 記録 1000 記録開始アドレス XXXXXXX データ種類 映像データ 転送レート8Mbps 0008 映像データ 転送レート4Mbps 0004 映像データ 転送レート2Mbps 0002
【0065】次に、再生処理の場合、前記のようにマウ
ントフジのコマンド体系に基づいて、再生のコマンドに
従って、光ディスクDISCの所定のアドレスに記録さ
れている例えば映像データを再生する。このデータをホ
スト13が解釈し、前記のように転送レートを計算す
る。そして、この転送レートを、例えば映像信号の転送
レート2Mbpsの信号であることを、ホスト13はA
V−エンデコ9のI/F部にその内容を転送し、下記の
ように再生コマンドに加えて、前記の信号の転送レート
フラグを転送する。これを、信号処理部分でデコードし
て、その転送レートに応じて前記のように再生処理を行
う。
【0066】 再生コマンド内容 コマンド種類 再生 0100 再生開始アドレス XXXXXXX データ種類 映像データ 転送レート8Mbps 0008 映像データ 転送レート4Mbps 0004 映像データ 転送レート2Mbps 0002
【0067】つまり、このように装置ABでは、ディジ
タルデータの内容が理解できないので、記録の処理時に
内容である信号の転送レートを外部のインターフェース
(I/F)から入力する事により、同様に最適なエラー
処理を行うことが出来る。また、再生の処理時には光デ
ィスクDISC上のデータを一旦外部制御装置BAに転
送し、外部制御装置BAで理解した結果である信号の転
送レートを再度外部のI/Fから入力する事により、同
様に最適なエラー処理を行うことが出来る。なお、本例
における記録再生の手順や、表示の内容ついては一実施
例に過ぎずこの範囲に限定されるものではない。
【0068】また、ここで信号の転送レートとは、映像
や音声等の連続的な信号を中心に説明しているが、所定
の時間の中で処理されなければ意味をなさないコンピュ
ータデータ等は、連続的なデータに属するし、一般的に
は時間軸上で画質等により刻々と変化する可変転送レー
トや固定転送レートを含んでいる。
【0069】また、本実施例では、リトライを繰り返す
場合に、同じリトライを繰り返すようにしているが、2
度、3度の記録再生時には、シンク検出のウインドウの
制御値、PLLのフィルターやゲインの制御値、イコラ
イの特性を記録再生時にはサーボ系のゲインやオフセッ
トの値を変更するなど、種々のパラメータを変更しても
良い。
【0070】また、記録再生装置として光ディスクDI
SCであるDVD−RWを例にとったが、例えば、HD
D(ハードディスクドライブ)等の磁気ディスクを用い
た記録装置を用いてもかまわないのは、周知の事実であ
る。ただし、ディスクは一般的に交換可能であり、ディ
スク表面をユーザが触ることが出来る媒体では、後天的
なゴミの付着等によるリトライの可能性や、振動衝撃等
に対してピックアップがトラッキングはずれをおこしや
すい等の問題は、磁気ディスク等に比較して多くより大
きな課題であり、かつ、螺旋状にトラックが形成されて
いて、トラック上を連続的にデータを記録再生可能なシ
ステムとして、本技術はより光ディスク記録再生装置に
対して有用である。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、例えば映像や音声等の
連続した信号の記録再生の品質を最大限に良好にした状
態で、再生信号の連続した再生を行うことが出来、ま
た、コンピュータデータ等の記録再生には、最大の信頼
性を確保することが出来るリトライシステムを提供する
事により、装置の信頼性を最大限に向上することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク装置の全体ブロック図である。
【図2】光ディスク装置の別の全体ブロック図である。
【図3】リトライ制御ブロック図である。
【図4】記録時のトラックバッファ制御の概念図であ
る。
【図5】再生時のトラックバッファ制御の概念図であ
る。
【図6】記録時のリトライ制御のフローチャートであ
る。
【図7】再生時のリトライ制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 システムコントローラ(シスコン) 3 信号処理部 4 サーボ部 5 ピックアップ 6 プリアンプ 7 ドライバ 8 一時記憶メモリ 9 A−Vエンコーダデコーダ(AV−エンデコ) 10 スピンドルモータ 11 メモリ 12 ATAPIインターフェースI/F(ATAPI
I/F) 13 ホスト l1,l2 伝送路 AA,AB 光ディスク装置 BA 外部制御装置 DISC 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 情報記録媒体再生方法、情報記録媒体記録方法、情報記録媒体再生装置、情報記録媒体記録装 置、情報記録媒体再生システムにおける再生方法、情報記録媒体記録システムにおける記録方 法、外部制御装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録可能な情報記録媒体に記録された情
    報を再生する段階と、 前記情報を再生した再生信号から前記情報の転送レート
    を判断する段階と、 前記判断した前記転送レートによって、前記情報の再生
    時のリトライ方法を変更する段階とを有することを特徴
    とする情報記録媒体再生方法。
  2. 【請求項2】 記録可能な情報記録媒体に記録する情報
    の転送レートを判断する段階と、 前記情報を前記情報記録媒体に記録する段階と、 前記判断した前記転送レートによって、前記情報の記録
    時のリトライ方法を変更する段階とを有することを特徴
    とする情報記録媒体記録方法。
  3. 【請求項3】 前記情報が連続的な情報である場合に
    は、前記リトライ方法によって前記情報の再生における
    連続性が損なわれないようにリトライを行うことを特徴
    とする請求項1記載の情報記録媒体再生方法。
  4. 【請求項4】 前記情報が連続的な情報である場合に
    は、前記リトライ方法によって前記情報の記録における
    連続性が損なわれないようにリトライを行うことを特徴
    とする請求項2記載の情報記録媒体記録方法。
  5. 【請求項5】 記録可能な情報記録媒体に記録された情
    報を再生するための情報記録媒体再生装置であって、 前記情報記録媒体上のトラックから前記情報を読み出す
    読出手段と、 前記読出手段で読み出した前記情報から再生信号及びサ
    ーボエラー信号を抽出する抽出手段と、 前記サーボエラー信号に基づいて、前記読出手段に対す
    るトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、 前記再生信号から前記情報の転送レートを判断する判断
    手段と、 前記情報記録媒体から前記情報を読み出す際の再生エラ
    ーを検出するエラー検出手段と、 前記エラー検出手段で再生エラーを検出した際には、前
    記判断手段で判断した転送レートに基づいて、前記読出
    手段の読み出し動作をリトライするリトライ手段と、 前記再生信号を一時記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段から、前記情報を読み出す転送レート
    より遅い転送レートで前記再生信号を読み出し伸張する
    ことにより、前記再生信号を再生する再生手段とを有す
    ることを特徴とする情報記録媒体再生装置。
  6. 【請求項6】 記録可能な情報記録媒体に情報を記録す
    るための情報記録媒体記録装置であって、 入力信号の転送レートを設定する設定手段と、 前記設定手段から出力する記録信号を一時記憶する一時
    記憶手段と、 前記一時記憶手段から、前記記録信号を一時記憶する転
    送レートより速い転送レートで前記記録信号を読み出す
    ように、前記一時記憶手段を制御する制御手段と、 前記一時記憶手段から読み出した前記記録信号を前記情
    報記録媒体上のトラックに書き込む書込手段と、 前記情報記録媒体へ前記記録信号を書き込む際の記録エ
    ラーを検出するエラー検出手段と、 前記エラー検出手段で記録エラーを検出した際には、前
    記設定手段で設定した前記転送レートに基づいて、前記
    書込手段の書き込み動作をリトライするリトライ手段と
    を有することを特徴とする情報記録媒体記録装置。
  7. 【請求項7】 前記再生信号が連続的な信号である場合
    には、再生の際の前記再生信号の連続性が損なわれない
    ように、前記リトライ手段はリトライを行うことを特徴
    とする請求項5記載の情報記録媒体再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録信号が連続的な情報である場合
    には、記録の際の前記記録信号の連続性が損なわれない
    ように、前記リトライ手段はリトライを行うことを特徴
    とする請求項6記載の情報記録媒体記録装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1の転送レートで情報が記録
    されている情報記録媒体を再生する再生装置側から、イ
    ンターフェースを介して、外部制御装置側へ再生信号を
    出力し、前記外部制御装置で前記再生信号を伸張して前
    記情報を再生する情報記録媒体再生システムにおける再
    生方法であって、 前記外部制御装置は、前記情報を再生指定した場合の前
    記再生信号に応じた転送レートを判断する段階と、 次に、前記外部制御装置は、再生指定情報及び前記転送
    レート情報を、前記インターフェースを介して、前記再
    生装置側へ出力する段階と、 次に、前記再生装置は、前記外部制御装置側から供給さ
    れる前記転送レート情報によって、前記再生指定情報に
    係る前記情報の再生時のリトライ方法を変更する段階と
    を有することを特徴とする情報記録媒体再生システムに
    おける再生方法。
  10. 【請求項10】 記録可能な情報記録媒体に少なくとも
    1の転送レートの情報を記録する記録装置側に、インタ
    ーフェースを介して、外部制御装置側から記録信号を出
    力する情報記録媒体記録システムにおける記録方法であ
    って、 前記外部制御装置は、記録信号及びこの記録信号の転送
    レート情報を、前記インターフェースを介して、前記記
    録装置側へ出力する段階と、 次に、前記記録装置は、前記外部制御装置側から供給さ
    れる前記記録信号及び前記転送レート情報によって、前
    記情報記録媒体に前記記録信号を記録する段階と、 前記記録装置は、前記転送レート情報によって、前記記
    録信号の記録時のリトライ方法を変更する段階とを有す
    ることを特徴とする情報記録媒体記録システムにおける
    記録方法。
  11. 【請求項11】 前記情報が連続的な情報である場合に
    は、前記リトライ方法によって前記情報の連続性が損な
    われないようにリトライを行うことを特徴とする請求項
    9記載の情報記録媒体再生システムにおける再生方法。
  12. 【請求項12】 前記情報が連続的な情報である場合に
    は、前記リトライ方法によって前記情報の連続性を損な
    わないようにリトライを行うことを特徴とする請求項1
    0記載の情報記録媒体記録システムにおける記録方法。
  13. 【請求項13】 記録可能な情報記録媒体に記録された
    情報を再生し、かつインターフェース手段を介して、外
    部制御装置に接続する情報記録媒体再生装置であって、 前記情報記録媒体上のトラックから前記情報を読み出す
    読出手段と、 前記読出手段で読み出した前記情報から再生信号及びサ
    ーボエラー信号を抽出する抽出手段と、 前記サーボエラー信号に基づいて、前記読出手段に対す
    るトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、 前記情報記録媒体から前記情報を読み出す際の再生エラ
    ーを検出するエラー検出手段と、 前記再生信号を一時記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段に記憶した前記再生信号を、前記イン
    ターフェース手段を介して前記外部制御装置へ転送する
    転送手段と、 前記外部制御装置で前記再生信号の転送レートを判断す
    る判断手段と、 前記再生エラーを検出した際には、前記外部制御装置か
    ら転送された転送レート情報に基づいて、前記読出手段
    の読み出し動作をリトライするリトライ手段とを有する
    ことを特徴とする情報記録媒体再生装置。
  14. 【請求項14】 記録可能な情報記録媒体に情報を記録
    し、かつインターフェース手段を介して、外部制御装置
    に接続する情報記録媒体記録装置であって、 前記外部制御手段から前記インターフェース手段を介し
    て、記録信号及びこの記録信号の転送レート情報が入力
    される入力手段と、 前記入力手段から出力する前記記録信号を一時記憶する
    一時記憶手段と、 前記一時記憶手段から、前記記録信号を一時記憶する転
    送レートより速い転送レートで前記記録信号を読み出す
    ように、前記一時記憶手段を制御する制御手段と、 前記一時記憶手段から読み出した前記記録信号を前記情
    報記録媒体上のトラックに書き込む書込手段と、 前記情報記録媒体へ前記記録情報を書き込む際の記録エ
    ラーを検出するエラー検出手段と、 前記記録エラーを検出した際には、前記外部制御装置か
    ら転送された前記転送レート情報に基づいて、前記書込
    手段の書き込み動作をリトライするリトライ手段とを有
    することを特徴とする情報記録媒体記録装置。
  15. 【請求項15】 再生信号が連続的な信号である場合に
    は、再生の際の前記再生信号の連続性が損なわれないよ
    うに、前記リトライ手段はリトライを行うことを特徴と
    する請求項13記載の情報記録媒体再生装置。
  16. 【請求項16】 前記記録信号が連続的な情報である場
    合には、記録の際の前記記録信号の連続性が損なわれな
    いように、前記リトライ手段はリトライを行うことを特
    徴とする請求項14記載の情報記録媒体記録装置。
  17. 【請求項17】 情報記録媒体上からデジタル信号を再
    生する情報記録媒体再生装置を再生制御する外部制御装
    置であって、 前記情報記録媒体再生装置との間でコマンドを授受する
    インターフェース手段と、 前記インターフェース手段に対して、前記情報記録媒体
    再生装置の再生処理のコマンドを発行する発行手段と、 前記再生処理のコマンドを発行して前記情報記録媒体上
    の記録情報を読み出した再生信号から転送レートを判断
    する判断手段と、 前記インターフェース手段を介して、前記情報記録媒体
    再生装置に転送レートの判断結果を転送する転送手段
    と、 前記インターフェース手段を介して再生した信号を一時
    記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶した信号を前記再生信号の転送レートより
    遅い転送レートで伸張する伸張手段とを備えたことを特
    徴とする外部制御装置。
  18. 【請求項18】 記録可能な情報記録媒体上にデジタル
    信号を記録する情報記録媒体記録装置を記録制御する外
    部制御装置であって、 前記情報記録媒体記録装置との間でコマンドを授受する
    インターフェース手段と、 前記情報記録媒体記録装置の記録処理のコマンドを発行
    する発行手段と、 前記情報記録媒体記録装置へ供給する入力信号を所定の
    転送レートで圧縮する圧縮手段と、 前記所定の転送レートを前記インターフェース手段を介
    して前記情報記録媒体記録装置に転送する転送手段と、 前記情報記録媒体記録装置から送出される圧縮した圧縮
    信号を一時記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶した圧縮信号を前記インターフェース手段
    を介して前記情報記録媒体記録装置に転送する転送手段
    とを備えたことを特徴とする外部制御装置。
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