JP3849369B2 - 再生装置、記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1枚のディスク媒体上に多種類のデータ(例えばコンピュータデータ、ビデオデータ、オーディオデータ)または複数の転送レートのデータを混在して記録または再生する際に、何らかの原因で記録再生状態の途中でエラーにより中断が生じても、データの種類または複数の転送レートにより最適なリトライを行なって、再び記録再生状態に良好に戻すことが可能な光ディスクや磁気ディスク装置に関する再生装置、記録装置に関する
【0002】
【従来の技術】
従来、圧縮伸長技術を用いて連続的なオーディオデータを記録再生するポータブルMDプレーヤは、4Mビットのメモリー(トラックバッファー(以下TBと記す)、またはショックプルーフメモリー)を備えている。そして、TBまたはショックプルーフメモリーを用いて、入力側と出力側の転送速度の差を吸収し、また、ショック等のエラーで記録再生中に、記録再生が中断した際にこれを検出し、オーディオデータの連続再生があまり違和感無く再生出来る範囲で、再度中断した位置から記録再生を行うようにリトライ制御をしていた。
また、HDD(ハードディスクドライブ)等のコンピュータデータを記録再生する機器においては、記録信号の連続性については問題にならないから、エラーが発生した場合は、所定のエラー処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年、光ディスクや磁気ディスク等に記録されるデータの種類は、コンピュータデータ、オーディオデータ、ビデオデータ等様々である。こうした多種のデータを一枚のディスク媒体に記録するようになると、例えば、転送レートに関係しないコンピュータデータの記録再生中の何らかのエラーによる中断に対しては、何度もリトライすれば、エラーを最小限にして、品質のよい再生データが得られ、前後のデータが繋がり良くこの記録再生を続行することが可能である。一方、オーディオデータ、ビデオデータの転送レートはデータによって固定ではなく、複数の転送レートの設定が可能である。この結果、オーディオデータ、ビデオデータの記録再生中の何らかのエラーによる中断に対しては、この中断前後の転送レートが一致する範囲でリトライを行わないと、データの連続性が無くなってしまい、オーディオデータ、ビデオデータ等の連続性のあるデータを繋がり良く記録再生を続行することは不可能である。
【0004】
具体的には、転送レートが低い場合には、リトライを何度も可能であるという光ディスク装置であれば、最高転送レートの場合のリトライ方法に、低い転送レートの場合のリトライ方法を合わせてしまうと、低い転送レートでは、リトライが何度も可能であるにも関わらずこれができないという無駄なことが発生することになり、装置としての信頼性を損なうという問題が発生していた。
また、実際にこのようにリトライをデータの種類や転送レートによって、変更しようとした場合に、ドライブ装置においては、データの種類や転送レートを知る方法が無く、これを変更することが不可能であった。
特に、光ディスクは一般的に交換可能であり、ディスク表面をユーザーが触ることが出来るために、光ディスクには後天的なゴミの付着等が原因のエラーによるリトライの可能性や、振動衝撃等に対してピックアップがトラッキングはずれをおこしやすい等の問題があり、磁気ディスク等に比較してこの問題を解決することは大きな課題であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、次の構成を有する再生装置、記録装置を提供する。
(1)情報が記録されているディスクから情報を再生する再生装置であって、前記ディスクのトラックから情報を再生する再生手段と、前記再生手段の出力からエラーを検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段でエラー検出があると、前記再生手段の再生をリトライするリトライ手段と、前記リトライ回数と再生パラメータを変更する手段と、前記ディスクから第1の転送レートで再生した再生情報を一時記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段で一時記憶した前記再生情報を第1の転送レートより遅い第2の転送レートで読み出す読出手段と、前記ディスクの管理情報領域から前記再生情報の種類及び又は転送レートに関する管理情報を読み出す管理情報読出手段と、前記管理情報読出手段から読み出した前記管理情報によって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする再生装置。
(2)情報を記録可能なディスクに情報を記録する記録装置であって、前記ディスクのトラックに情報を記録する記録手段と、記録情報の種類及び又は転送レートを決定する決定手段と、前記記録情報を第1の転送レートで一時記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段で一時記憶した前記記録情報を第1の転送レートより速い第2の転送レートで読み出して前記ディスクに記録するように、前記一時記憶手段を制御する記録制御手段と、記録時にエラーを検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段からエラー検出出力があると、前記記録手段の記録をリトライするリトライ手段と、前記リトライ回数と記録パラメータを変更する手段と、前記記録情報の種類及び又は転送レートによって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
(3)再生情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、前記一時記憶手段による第1と第2の転送レートの補償の範囲で、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする(1)記載の再生装置。
(4)記録情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、前記一時記憶手段による第1と第2の転送レートの補償の範囲で、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする(2)記載の記録装置。
(5)再生情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライ回数より多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする(1)記載の再生装置。
(6)記録情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライより多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする(2)記載の記録装置。
)情報が記録されているディスクから情報を再生する再生装置であって、前記ディスクのトラックから情報を再生する再生手段と、前記再生手段の出力からエラーを検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段でエラー検出があると、前記再生手段の再生をリトライするリトライ手段と、前記リトライ回数と再生パラメータを変更する手段と、前記ディスクから第1の転送レートで再生した再生情報を一時記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段で一時記憶した前記再生情報を外部制御装置に転送する転送手段と、前記再生情報の種類を記録してある前記ディスクの管理情報領域の管理情報を前記外部制御装置に転送する管理情報領域転送手段と、前記管理情報を前記外部制御手段から受け取る受け取り手段と、
前記再生情報の種類よって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする再生装置。
(8)情報を記録可能なディスクに情報を記録する記録装置であって、前記ディスクのトラックに情報を記録する記録手段と、記録情報を外部制御手段に入力する入力手段と、前記外部制御手段に入力した記録要求と記録情報の種類に関する情報とを受ける受取手段と、入力した記録情報を一時記憶する一時記憶手段と、一時記憶手段から読み出した前記記録情報を前記記録手段に供給する手段と、記録時にエラーを検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段からエラー検出出力があると、前記記録手段の記録をリトライするリトライ手段と、前記リトライ回数と記録パラメータを変更する手段と、前記記録情報の種類及び又は転送レートによって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
(9)再生情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする(7)記載の再生装置。
(10)記録情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする(8)記載の記録装置。
(11)再生情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライ回数より多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする(7)記載の再生装置。
(12)記録情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライより多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする(8)記載の記録装置。
また、本発明は次の構成を有する光ディスク装置に適用しても良い。
図1,図2,図3に示すように、互いに相違するデータフォーマットを有する複数種類のデータ(例えばコンピュータデータ、ビデオデータ、オーディオデータ等のデータ)がそれぞれ記録可能な光ディスク1を再生する光ディスク装置であって、
前記ディスク1は、前記複数種類のデータのうちの少なくとも1のデータが記録されかつ予め基準信号(光ディスク1上に埋め込まれたウオブリング信号にタイミング信号として埋め込まれたシンク信号)が形成されているデータ領域と、前記データ領域に記録されているデータに関する記録情報が記録されている制御領域とを備えており、
前記光ディスク1上の前記制御領域及び前記データ領域をそれぞれ再生走査する再生手段(光学ピックアップ)3と、
前記再生手段3から出力される読出信号から、前記光ディスク1の前記制御領域に記録されている前記記録情報を再生走査して得た再生制御信号と、前記光ディスク1の前記データ領域に記録されている前記データ及び前記基準信号を再生走査して得た再生信号及びサーボエラー信号とを出力する再生信号手段(プリアンプ)4と、
前記再生信号手段4から出力される前記サーボエラー信号に基づいて、前記再生手段3のフォーカス及びトラッキング制御を行なうと共に前記光ディスク1の回転制御を行なうサーボ制御手段(サーボ部)8と、
前記再生信号手段4から出力される前記再生信号を一時記憶する記憶手段(トラックバッファメモリ)11と、
前記再生信号手段4から出力される前記再生制御信号に基づいて、再生走査している前記データの種別及びデータ転送レート等を検知し、この検知した前記データの種別及びデータ転送レート等に対応して前記記憶手段11に対する前記再生信号の書き込み読み出しを制御する制御手段(システムコントローラ)9とを備え、
前記光ディスク1の前記データ領域を再生走査中に前記再生手段3から出力される前記読出信号に中断が生じた場合には、前記制御手段9は、前記再生制御信号に基づいて検知した前記データの種別及びデータ転送レート等に適合したリトライを行なって、中断が生じたときに再生走査していた前記データ領域部分の先頭に前記再生手段3を再度移送して、データの再生を再開始することを特徴とする光ディスク装置。
【0006】
【発明の実施の態様】
以下、本発明を、図面に沿って説明する。
本発明を適用した光ディスク装置は、例えば1枚のディスク媒体上に多種類のデータ(例えばコンピュータデータ、ビデオデータ、オーディオデータ)を混在して記録再生する際に、何らかの原因で記録再生中に中断が生じても、これらのデータの種別及びその転送レートに応じて最適なリトライを行なって、再び記録再生状態に良好に戻すことが可能な光ディスク装置である。以下の説明においては、ディスク媒体(光ディスク)として、DVD−RWを用い、このDVD−RWに対してデータを記録再生する場合について説明するが、他の記録可能なCD−RW、DVD+RWや次世代DVD等の高密度型光ディスクについてもこれを適用できることは言うまでもない。
また、以下の説明で用いるリトライとは、光ディスクのデータ領域を記録又は再生走査中に記録又は再生手段において記録又は読出信号に中断が生じた場合に、この中断状態を検出して、記録又は再生しているデータの種別及びデータ転送レート等に適合した復帰動作を行なって、中断が生じたときに記録又は再生走査していた前記データ領域部分の先頭に前記記録又は再生手段を再度移送して、データの記録又は再生を再開始することを意味している。
【0007】
図1,図2はそれぞれ光ディスク装置の2つの例を示すブロック図である。光ディスク装置は、図1,図2に示すように、スピンドルモータ(SP MOTOR)2、光学ピックアップ(PU)3、プリアンプ(PAMP)4、信号処理部5、AV符号化復号化部(AV−ENDEC)6、ドライバ(DRIVER)7、サーボ部(SERVO)8、システムコントローラ(SYSTEMCONT)9、キー入力部(KEY)10、トラックバッファメモリ11、メモリ12、インターフェイス部(ATAPI(ATA Packet Interface))13、ホストコンピュータ(ホスト)14を備えている。図中、1は光ディスク。
以下の説明において、まず図1に示す光ディスク装置について説明した後に、図2に示す光ディスク装置について説明する。
【0008】
光ディスク1は、例えば相変化材料からなる記録層を有するDVD−RWフォーマットの光ディスクであって、このDVD−RWディスクは、ディスク内でセクター(トラック)が螺旋状に配され、線速度一定(CLV)にて回転が制御され、また、連続する16セクターで1ブロックを構成し、この1ブロックが前記のエラー訂正の処理単位(ECCブロック)となされている。この光ディスク1は、図示しないチャッキング機構によってスピンドルモータ2に取り付けられている。
【0009】
スピンドルモータ2は、ドライバ7により回転駆動され、チャッキング機構によってチャッキングされている光ディスク1を回転させる。また、このスピンドルモータ2は、FGジェネレータと、ホール素子などの回転位置信号の検出手段とを備えて成る。このFGジェネレータからのFG信号及びホール素子からの回転位置信号は、回転サーボ信号としてドライバ7を介してサーボ部8に帰還される。
【0010】
光学ピックアップ3は、半導体レーザを光源とし、コリメータレンズ、対物レンズ等によって、光ディスク1の所定のトラック上にレーザー光Leによるレーザスポットを形成し、また、2軸アクチュエータにて対物レンズを駆動することにより、レーザスポットのフォーカシング及びトラッキングを行う。半導体レーザはレーザ駆動回路により駆動され、2軸アクチュエータはドライバ7により駆動される。
【0011】
キー入力部10は、ユーザにより操作される複数のキーを備えてなり、ユーザからのキー操作入力情報をシステムコントローラ9に送る。即ちこのキー入力部10からは、記録開始や再生開始、記録停止、再生停止等を指示する各種のキー操作入力情報がユーザにより入力可能となされている。
【0012】
システムコントローラ9は、キー入力部10からのキー操作入力情報として、記録開始や再生開始、記録停止、再生停止等の各種キー操作入力情報に応じて、光ディスク装置の各部のLSI(信号処理部5やサーボ部8、アンプ部4、AV符号化復号化部6等)を制御する。なお、例えば記録したい画像の解像度や、カーレースなどのスピードの速いシーン等を取り分ける場合や、記録時間優先で設定するための制御データが、キー入力部10や入力端子から入力された場合も、システムコントローラ9はその制御データを認識し、その認識結果に基づいて記録時間を変更したり、その設定を外部のユーザが選択出来るようにしている。
【0013】
ここで、光ディスク1の再生を行う場合に、キー入力部10から再生開始の指令がなされることにより、これに応じてシステムコントローラ9はアンプ部4、サーボ部8及びドライバ7を再生制御する。即ち、光ディスク1の再生を行う場合には、システムコントローラ9は、先ず最初に、光ディスク1を回転させると共にレーザースポットを光ディスク1上に照射して、信号トラックに予め形成されているアドレス信号を読み取り、そのアドレス情報から再生するべき目的セクター(トラック)を見つけ、その目的セクター(トラック)上にレーザスポットが配置するように光学ピックアップ3を移動制御する。この目的セクターへの移動が完了した後は、光学ピックアップ3は当該目的セクターから再生を開始する。
【0014】
アンプ部4は、光学ピックアップ3にて光ディスク1の目的セクターから再生されたRF信号が供給されこれを増幅すると共に、このRF信号から再生信号、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号を生成出力する。また、アンプ部4は、少なくとも再生信号の周波数特性を最適化するイコライザと、再生信号からバイトクロックを抽出すると共に速度サーボ信号を生成するPLL(位相ロックループ)回路と、このPLL回路からのバイトクロックと再生信号の時間軸との比較からジッタ成分を取り出すジッタ生成器とを備えている。このジッタ値はシステムコントローラ9に送出される。アンプ部4はトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号及び速度サーボ信号をサーボ部8に送出する。また、アンプ部4は再生信号を信号処理部5に出力する。
【0015】
サーボ部8は、アンプ部4から供給されるトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号及び速度サーボ信号と、スピンドルモータ2から供給される回転サーボ信号とに基づいて、それぞれ対応する部位のサーボ制御を行う。
【0016】
具体的には、サーボ部8は、アンプ部4のPLL回路が光ディスク1の回転速度に応じて生成した速度サーボ信号と、スピンドルモータ2からの回転サーボ信号とに基づいて、スピンドルモータ2を所定の回転速度で回転させるように、即ち光ディスク1を線速度一定(CLV)にて回転させるような、回転速度サーボ制御信号を生成する。
【0017】
また、サーボ部8は、フォーカすエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいて、光学ピックアップ3が光ディスク1上に正確にフォーカシング及びトラッキングするための光学ピックアップサーボ制御信号を生成する。これら回転速度サーボ制御信号と光学ピックアップサーボ制御信号は、ドライバ7に送られる。なお、これ以降、光ディスク1の記録速度(記録データ転送レート)を記録レートと呼び、光ディスク1の再生速度(再生データ転送レート)を再生レートと呼ぶことにする。
【0018】
ドライバ7はサーボ部8からの回転速度サーボ制御信号に応じてスピンドルモータ2をCLVで回転駆動するための駆動信号をスピンドルモータ2に送出する。また、ドライバ7は光学ピックアップサーボ制御信号に応じて光学ピックアップ3の2軸アクチュエータを駆動する。こうして、スピンドルモータ2はCLVで回転駆動され、また、光学ピックアップ3は光ディスク1上でのレーザスポットのフォーカシング及びトラッキングが良好に行われることになる。
【0019】
信号処理部5は、アンプ部4より供給された再生信号をA/D(アナログ/ディジタル)変換し、このA/D変換により得られたディジタル信号から同期検出を行うと共に、このディジタル信号に施されているいわゆるEFM+信号(8−16変調信号)からNRZ(Non Return to Zero)データへのデコードを行い、さらにエラー訂正処理を行って、光ディスク1上のセクターのアドレスデータと再生データとを得る。信号処理部5にて得られたアドレスデータと同期信号とはシステムコントローラ9に送出される。
【0020】
ここで、アンプ部4より供給される再生信号が例えばMPEGの可変転送レートで圧縮符号化されたデータである場合、この再生データは、64MバイトのD−RAMであるトラックバッファメモリ11に一時的に記憶される。システムコントローラ9はトラックバッファメモリ11への再生データの書き込み/読み出しを適宜制御することで、再生データの可変転送レートの時間変動分を吸収することができる。なお、トラックバッファメモリ11は圧縮符号化されたデータを一時記憶するバッファメモリのことを示しており、例えばDVDにおいて一般的に備えられている可変転送レートを吸収するためのバッファメモリや、MPEGのエンコードやデコード時に用いるバッファメモリを含む。このトラックバッファメモリ11の記憶容量及び記憶領域の管理、書き込み/読み出し制御は、信号処理部5を介して例えばシステムコントローラ9が行う。
【0021】
AV符号化復号化部6は、トラックバッファメモリ11から供給された再生データが、例えばMPEG2にて圧縮符号化され且つオーディオデータとビデオデータとが多重化されたデータであるとき、この再生データから圧縮オーディオデータと圧縮ビデオデータとを分離すると共に、それぞれをMPEG2にて伸長復号化し、さらにD/A(ディジタル/アナログ)変換して、オーディオ信号及びビデオ信号として出力する。この出力されたビデオ信号は、図示しないNTSC(National Television System Committee)エンコーダ等にて処理されてモニタ装置に表示され、また、オーディオ信号は、図示しないスピーカ等に送られて放音される。
【0022】
なお、再生時におけるAV符号化復号化部6で行われる伸長復号化の速度(伸長復号化時のデータ転送レート、以下、伸長レートと呼ぶことにする)は、記録時に設定された記録モードと相補的であることは言うまでもない。言い換えると、AV符号化復号化部6は、複数の伸長レートに応じた伸長復号化処理が可能となされており、記録時に設定された記録モードに応じて当該伸長レートを決定し、そのレートで伸長復号化を行う。この記録モードの情報は、コントロールデータとして記録データと共に光ディスク1に記録されており、光ディスク1の再生時にこのコントロールデータが読み出されてシステムコントローラ9に送られ、システムコントローラ9がこのコントロールデータに基づいてAV符号化復号化部6の伸長レートを設定する。因みに前記したD/A変換はAV符号化復号化部6の外部にて行うことも可能である。
【0023】
前述したのは光ディスク1の再生についてであるが、次に、光ディスク1へ記録を行う場合について説明する。
キー入力部10から記録開始の指令がなされることにより、これに応じてシステムコントローラ9はアンプ部4、サーボ部8及びドライバ7を記録制御する。即ち、光ディスク1の記録を行う場合には、システムコントローラ9は、先ず最初に、光ディスク1を回転させると共にレーザースポットを光ディスク1上に照射して、信号トラックに予めプリピットとして形成されているアドレス信号を読み取り、そのアドレス情報から記録するべき目的セクター(トラック)を見つけ、その目的セクター(トラック)上にレーザスポットが配置するように光学ピックアップ3を移動制御する。この目的セクターへの移動が完了した後は、光学ピックアップ3は当該目的セクターから記録を開始する。
【0024】
光ディスク1に記録するオーディオ及びビデオ信号はAV符号化復号化部6に入力される。AV符号化復号化部6は、供給されたオーディオ信号及びビデオ信号をA/D変換し、それぞれオーディオデータ及びビデオデータを、記録モードに応じた速度にてMPEG2の圧縮符号化を行い、さらにそれらを多重化して信号処理部5に送る。以下、このAV符号化復号化部6における圧縮符号化の速度(圧縮符号化時のデータ転送レート)を圧縮レートと呼ぶことにする。即ち、AV符号化復号化部6は、記録モードに応じた複数の圧縮レートで圧縮符号化を行い得るものである。
【0025】
64MビットのD−RAMであるメモリ12は、AV符号化復号化部6における圧縮伸長の際にオーディオデータ及びビデオデータを一時的に記憶するためのメモリである。因みに前記したA/D変換はAV符号化復号化部6の外部にて行うことも可能である。
【0026】
前述したのはオーディオデータ及びビデオデータの記録についてであったが、静止画情報やコンピュータ上のプログラムファイル等のデータを記録することも可能である。信号処理部5では、AV符号化復号化部6からの圧縮データやシステムコントローラ9を介したプログラムファイル等のデータに対して、エラー訂正符号を付加し、NRZとEFM+のエンコードを行い、さらにシステムコントローラ9から供給される同期信号を付加して記録データを生成する。
【0027】
この記録データはトラックバッファメモリ11に一時的に記憶された後、光ディスク1への記録レートに応じた読出レートで当該トラックバッファメモリ11から読み出される。トラックバッファメモリ11から読み出された記録データは、信号処理部5にて所定の変調処理が行われ、記録信号としてアンプ部4に送られ、光学ピックアップ3にて光ディスク1上の目的セクター(トラック)に記録される。
【0028】
また、このときのシステムコントローラ9は、アンプ部4からのジッタ値をA/D(アナログ/ディジタル)変換して測定し、この測定ジッタ値やアシンメトリ値に従って、記録時のアンプ部4における波形補正量を変更する。即ち、光ディスク1に信号を記録する場合、アンプ部4では、信号処理部5からの信号を波形補正し、この波形補正した信号を光学ピックアップ3のレーザ駆動回路へ送るのである。
【0029】
上述した図1の光ディスク装置において、前記したリトライを実行するブロックは、図3に示す、信号処理部5、サーボ部8、システムコントローラ9である。即ち、図3に示すように、信号処理部5には、再生時に再生信号のPLL制御がアンロックになったことを示すPLLNG信号、再生時又は記録時に用いられかつ光ディスク1上に埋め込まれたウオブリング信号にタイミング信号として埋め込まれたシンク信号の未検出を示すシンク検出NG信号、再生時に再生信号のエラー訂正が不可能であることを示す訂正NG信号がシステムコントローラ9にそれぞれ供給される。一方、サーボ部8では前記したフォーカス、トラッキング、スピンドルのそれぞれのサーボ状態がNGであることを示すフォーカスNG検出信号、トラッキングNG検出信号、スピンドルNG検出信号が、システムコントローラ9にそれぞれ供給される。
【0030】
これらのNG信号を受けてシステムコントローラ9は、その内部に格納した記録信号又は再生信号の種類を識別記憶した信号種類記憶部の記憶値を基に、リトライの方法を決定する。そして、信号処理部5、サーボ部8に対してリトライの指示をそれぞれ行う。例えば前記した記憶値は、記録信号又は再生信号の種類が連続データではないコンピュータデータあるいは連続的なデータであるオーディオデータ、ビデオデータ等であるかの種別、またオーディオデータ、ビデオデータの場合には、転送レート(前記した伸長レート、圧縮レート)の複数の値を含んでいる。
【0031】
具体的なリトライの指示は、記録又は再生中のセクターアドレスの中で、NGが発生したセクターアドレスに、光学ピックアップ3を再度移送して、そのセクターアドレスから記録又は再生を繋げる処理である。
【0032】
光ディスク装置は、記録したい画像の解像度や、カーレースなどのスピードの速いシーン等を取り分ける場合や、記録時間優先で設定するための、キー入力や外部よりの制御データをシステムコントローラ9が認識し、切り替え端子をもっていて、これにより記録時間を変更可能とし、その設定を外部のユーザーが選択出来る。キー入力等の設定によって、システムコントローラ9はMPEGエンコーダに対して、記録時の転送レートを設定する。
【0033】
例えば、原画像として入力されてきたビデオ画像を圧縮する場合に、
高画質な転送レート8Mbpsの記録時間2時間のモード
やや高画質な転送レート4Mbpsの記録時間4時間のモード
普通画質な転送レート2Mbpsの記録時間8時間のモード
の画質優先での選択が可能である。
【0034】
また、記録したい画像の解像度や、カーレースなどのスピードの速いシーン等を取り分ける場合や、記録時間優先で設定するためのキー入力をシステムコントローラ9が認識し、これに応じて転送レートを切り替えることにより、記録時間を任意に変更可能である。
【0035】
記録時(記録モード)の場合には、前記したMPEGエンコーダは各転送レートに対してエンコード可能な構成になっており、ユーザーが任意の転送レートを設定して、記録すべき信号をAV符号化復号化部6のエンコーダとメモリ12との間にてMPEG2の圧縮符号化を行ない、さらにそれらを多重化して、設定した転送レート値に従って、FULL(データが100%近く記憶されている状態)とEMPTY(データが0%近く記憶されている状態)との値をそれぞれ設定してあるトラックバッファメモリ11に、所定の記録単位にして一時的に書き込む。
【0036】
この時、光学ピックアップ3は待機状態として所定の記録すべきトラックでキック待ちの状態とする(図4(A)〜(C)のa領域)。システムコントローラ9はトラックバッファメモリ11の残量の制御を行いながら、トラックバッファメモリ11が所定のFULLの値になったら、信号処理部5はエラー訂正コード、アドレスやシンク信号を加えてトラックバッファメモリ11から読み出した記録データをレーザーの駆動制御を行うプリアンプ4に供給する。こうして、光学ピックアップ3は光ディスク1に記録データの記録を開始する(図4(A)〜(C)のb領域)。この後、トラックバッファメモリ11がEMPTYになったら、前記した記録動作を中止し、キック待ちの待機状態とする。これを繰り返して、連続的な記録を行う。
【0037】
図4は記録時におけるトラックバッファメモリ11へのデータの書き込み読み出し状態を示している。図4(A)では、転送レート2Mbpsの場合を示し、a領域ではトラックバッファメモリ11へのデータの書き込みは、転送レート2Mbpsで書き込まれる。またb領域では、光ディスク1への書き込み速度が10Mbpsであるから、転送レート8Mbps(10−2=8Mbps)でトラックバッファメモリ11からデータが読み出される。
図4(B)では、転送レート4Mbpsの場合を示し、a領域ではトラックバッファメモリ11へのデータの書き込みは、転送レート4Mbpsで書き込まれる。またb領域では、光ディスク1への書き込み速度が10Mbpsであるから、転送レート6Mbps(10−4=6Mbps)で、トラックバッファメモリ11からデータが読み出される。
【0038】
図4(C)では、転送レート8Mbpsの場合を示し、a領域でfトラックバッファメモリ11へのデータの書き込みは、転送レート8Mbpsで書き込まれる。またb領域では、光ディスク1への書き込み速度が10Mbpsであるから、転送レート2Mbps(10−8=2Mbps)で、トラックバッファメモリ11からデータが読み出される。
【0039】
この3つの場合(図4(A)〜(C))において、光ディスク1の記録時の転送レートである10Mbpsに対して、トラックバッファメモリ11への転送レートを2、4、8Mbpsと低く設定してあるため、a領域或いはc領域の光学ピックアップ3の待機状態にて、これを吸収して、連続的に記録が行える。
【0040】
このように、オーディオデータ及びビデオデータの転送レートやコンピュータデータの種類がキー入力等により決定されていて、記録途中でエラーが発生して、記録状態が中断した場合には、図6に示す処理でリトライを行なうことにより、良好に記録が続行可能となる。
【0041】
記録状態が中断した場合には、図6に示すように、まず信号種類判断を行い、それぞれの信号の種類、転送レートの種類によって、以下のようにリトライの回数を設定する(ステップS1)。システムコントローラ9はリトライカウンタを持っていて、このリトライを行う度に回数をカウントする。ここでは、リトライ回数の設定であるが、信号の種類によっては、リトライ回数のみでなく、サーボ系のパラメータ等を変更しながらリトライを行ってもよい。また、ここでは、信号の種類、転送レートの種類によって、リトライ回数を一義的に決定しているがトラックバッファメモリ11の残量との関係で、この回数を調整してもよい。
【0042】
コンピュータデータならリトライ回数5回
転送レート8Mbpsのビデオデータ、オーディオデータならリトライ回数1回
転送レート4Mbpsのビデオデータ、オーディオデータならリトライ回数2回
転送レート2Mbpsのビデオデータ、オーディオデータならリトライ回数3回
【0043】
コンピューターデータの場合信頼性が高く、また、連続的なデータではないので時間の制約は関係なく回数は最も多い回数であるがより増やすことが出来る。
【0044】
また、ビデオデータ、オーディオデータの連続的なデータの場合は、トラックバッファメモリ11のEMPTYの位置から残量が0になるまでの時間内は、リトライが可能であるから、予めリトライ時間と転送レートの時間とトラックバッファメモリ11の容量との関係を計算しておくことにより、リトライ回数を計算出来、転送レートが低い程、前記のように光学ピックアップ3をキックして待機状態の時間が長いので、リトライ回数を多く出来る。
【0045】
次に、上記のようにトラックバッファメモリ11の残量制御を行いながら光ディスク1にデータを記録する記録処置を開始した時点で、エラー(記録状態の中断)が発生したかどうかをチェックする(ステップS2,S3)。エラーが発生していない場合は、所定の記録データが終了するまで記録処理が続行されるが(ステップS7)、エラーが発生した場合には、信号の種類、転送レートの種類によって設定されたリトライ回数に従って、エラーが発生した光ディスク1上のセクターに、光学ピックアップ3を移送してその領域に対して再度記録を行い、リトライカウントを行い、この領域のエラーが無くなったかをチェックする(ステップS4〜S6)。
【0046】
その結果、エラーが無くなった場合は、通常の記録状態に戻り、また回復しない場合は、設定されたリトライ回数のリトライが終了するまで、前記のリトライ処理を繰り返すことになる(ステップS7)。そして、リトライ回数が所定回数になっても、エラーが回復しない場合でも、前記エラーしたセクターに対して所定の範囲の領域を飛ばして、次の領域から記録を行う。そして、記録が終了した時点で、前記記録データの種類及び転送レート等の情報を、前記記録データを記録した位置情報と共に管理領域に記録する。
【0047】
記録の場合には、信号の種類、転送レートの種類に関係なくエラー処理を行うことで、連続的に入力された信号がトラックバッファメモリ11がFULLになってしまうことにより、光ディスク1に記録できないという問題も無く、最大限の許容される時間の中でリトライを行うことが出来、光ディスク装置の信頼性を最大限に向上することが出来る。
【0048】
次に、光ディスク装置が再生モードとなり、光ディスク1から信号を再生する場合には、光学ピックアップ3は所定のコントロールデータが記録されている管理領域の再生トラックのに移動し、開始セクターアドレスを待ち、信号処理部5にてこの信号をデコードし、コントロールデータの中の再生信号の位置情報及び、データの種類がコンピュータデータなのか、ビデオデータ及びオーディオデータ等の連続データなのか、そしてこれがビデオデータ及びオーディオデータの場合、再生時の圧縮された信号の転送レートを読み出し、この値に従って、トラックバッファメモリ11のFULLとEMPTYの値をそれぞれ設定し、再生信号の位置に移動し、トラックバッファメモリ11に書き込み開始する(図5(A)〜(C)のb領域)。
【0049】
そして、システムコントローラ9でトラックバッファメモリ11の残量を監視し、残量がEMPTYを越えた時点で、再生を開始するためAV符号化復号化部6へトラックバッファメモリ11からデータ転送を開始する。(図5(A)〜(C)のc領域)そして、トラックバッファメモリ11の残量がFULLになったら、トラックバッファメモリ11へのデータの書き込みを停止し、この時は光学ピックアップ3は待機状態として所定の再生すべきトラックでキック待ちの状態とする。MPEGデコーダは各転送レートに対して設定可能な構成になっており、再生信号をAV符号化復号化部6とメモリ12との間にてオーディオデータ及びビデオデータをMPEG2でデータ伸長し、D/A変換器からオーディオ信号とビデオ信号とを出力する(図5(A)〜(C)のd領域)。これを繰り返して、連続的な再生を行う。
【0050】
図5は再生時におけるトラックバッファメモリ11へのデータの書き込み読み出し状態を示している。図5(A)では、転送レート2Mbpsの場合を示し、b領域でのトラックバッファメモリ11へのデータ書き込みは、光ディスク1からの読み出し速度が10Mbpsであるから、転送レート10Mbpsで行われる。再生開始のc領域では、転送レート8Mbps(10−2=8Mbps)で、トラックバッファメモリ11へデータが書き込まれる。d領域では、転送レート2Mbpsでトラックバッファメモリ11からデータが読み出される。
【0051】
図5(B)では、転送レート4Mbpsの場合を示し、b領域ではトラックバッファメモリ11へのデータの書き込みは、光ディスク1からの読み出し速度が10Mbpsであるから、転送レート10Mbpsで書き込まれ、再生開始のc領域では、転送レート6Mbps(10−4=6Mbps)で、トラックバッファメモリ11へデータが書き込まれる。d領域では、転送レート4Mbpsでトラックバッファメモリ11からデータが読み出される。
【0052】
図5(C)では、転送レート8Mbpsの場合を示し、b領域でのトラックバッファメモリ11へのデータの書き込みは、光ディスク1からの読み出し速度が10Mbpsであるから、転送レート10Mbpsで書き込まれ、再生開始のc領域では、転送レート2Mbps(10−8=2Mbps)で、トラックバッファメモリ11へデータが書き込まれる。d領域では、転送レート8Mbpsでトラックバッファメモリ11からデータが読み出される。
【0053】
この3つの場合(図5(A)〜(C))において、光ディスク1の再生時の転送レートである10Mbpsに対して、トラックバッファメモリ11への転送レートを2、4、8Mbpsと低く設定してあるため、d領域の待機状態にて、これを吸収して、連続した再生が行える。
【0054】
このように、光ディスク1上のコントロールデータにより読み出される信号の種類であるオーディオデータ及びビデオデータの転送レートやコンピュータデータの種類が決定され、上記のように再生途中でエラーが発生して、再生状態が中断した場合には、図7に示す処理でリトライを行なうことにより、良好に再生が続行可能となる。
【0055】
再生状態が中断した場合には、図7に示すように、まず信号種類判断を行い、それぞれの信号の種類、転送レートの種類によって、以下のようにリトライの回数を設定する(ステップS11)。システムコントローラ9はリトライカウンタを持っていて、リトライを行うたびに回数をカウントする。ここでは、リトライ回数の設定であるが、信号の種類によっては、リトライ回数のみでなく、サーボ系のパラメータ等を変更しながらリトライを行ってもよい。また、ここでは、信号の種類、転送レートの種類によって、リトライ回数を一義的に決定しているがトラックバッファメモリ11の残量との関係で、この回数を調整してもよい。
【0056】
コンピュータデータならリトライ回数5回
転送レート8Mbpsのビデオデータ、オーディオデータならリトライ回数1回
転送レート4Mbpsのビデオデータ、オーディオデータならリトライ回数2回
転送レート2Mbpsのビデオデータ、オーディオデータならリトライ回数3回
【0057】
コンピューターデータの場合信頼性が高く、また、連続的なデータではないので時間の制約は関係なく回数は最も多い回数であるがより増やすことが出来る。
【0058】
また、ビデオデータ、オーディオデータの連続的データの場合は、トラックバッファメモリ11のFULLの位置から残量が最大値(100%)になるまでの時間内は、リトライが可能であるから、予めリトライ時間と転送レートの時間とトラックバッファメモリ11の容量との関係を計算しておくことにより、リトライ回数を計算出来、転送レートが低い程、前記のように光学ピックアップ3をキックして待機状態の時間が長いので、リトライ回数を多く出来る。
【0059】
そして、上記のようにトラックバッファメモリ11の残量制御を行いながら光ディスク1からデータを再生する再生処置を開始した時点で、エラー(再生状態の中断)が発生したかどうかをチェックする(ステップS12,S13)。エラーが発生していない場合は、所定の再生データが終了するまで再生処理が続行されるが(ステップS17)、エラーが発生した場合には、信号の種類、転送レートの種類によって設定されたリトライ回数に従って、エラーが発生した光ディスク1上のセクターに、光学ピックアップ3を移送してその領域に対して再度再生を行い、リトライカウントを行い、この領域のエラーが無くなったかをチェックする(ステップS14〜S16)。
【0060】
その結果、エラーが無くなった場合は、通常の再生に戻り、また回復しない場合は、設定したリトライ回数が終了するまで、前記のリトライ処理を繰り返すことになる(ステップS17)。そして、リトライ回数が所定回数になっても、エラーが回復しない場合でも、前記エラーしたセクターに対して所定の範囲の領域を飛ばして、次の領域から再生を行う。
【0061】
これにより、エラーが回復出来ない場合でも、エラーした領域の信号については、ビデオデータ及びオーディオデータとしての補間処理を行うことにより、連続したビデオ信号及びオーディオ信号を得ることが出来る。これにより最大限の許容される時間の中でリトライを行うことが出来、悲歌のディスク装置の信頼性を最大限に向上することが出来る。
【0062】
さて次に、図2に示す光ディスク装置について説明する。
図2に示す光ディスク装置は、前述した図1に示す光ディスク装置がビデオデータ及びオーディオ信号を圧縮伸張を行う記録再生用プレーヤであるのに対して、圧縮伸張のブロックを持たないドライブであり、また、このドライブと外部の接続をインターフェイス部13を介して行う点と、外部との接続にはホストコンピュータ14を用いている点が異なるが、それ以外の部分は図1に示したものと同様である。前述したものと同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0063】
具体的には、図2に示す光ディスク装置には、インターフェイス部13にI/Fブロックがあり、AV符号化復号化部6にもI/Fブロックがある。インターフェイス部13は、コンピュータ周辺ディスク記憶装置のコマンドを規定している業界団体の「マウントフジMt.Fuji」のコマンド体系を基本にドライブの制御を行っている。
【0064】
ここでは、エラー信号を検出する説明の図3、トラックバッファメモリ11の制御を行う説明の図4、図5、記録再生時の処理フローを説明する図6、図7も同様であるが、記録又は再生する信号の種類を知る方法が異なる。
つまり、上記した図1の光ディスク装置では、記録時はキー入力等の入力手段にて入力信号の種類を決定し、再生時は光ディスク1のコントロールデータをデコードして、リトライ回数を決定していたが、この図2に示す光ディスク装置にあっては、ドライブ部分にキー入力部や光ディスク1のコントロールデータをデコードするデコード部を持たないために、記録時には記録する信号の種類はホストコンピュータ14側からインターフェイス部13のI/Fを介して入力される。
【0065】
この場合、ホストコンピュータ14側に接続されたユーザーからの入力信号によって、例えばビデオデータの転送レート2Mbpsの信号が入力されると、ホストコンピュータ14はAV符号化復号化部6のI/Fブロックにその内容を転送し、下記のように記録コマンドと記録開始アドレス等の情報に加えて、前記の信号の種類フラグをドライブに転送する。これを、ドライブの信号処理部5でデコードして、その種類に応じて前記のように記録処理を行う。
【0066】
記録コマンド内容
コマンド種類 「記録」 1000
記録開始アドレス XXXXXXX
データ種類
コンピュータデータ 0001
ビデオデータ及びオーディオデータ 転送レート8Mbps 0008
ビデオデータ及びオーディオデータ 転送レート4Mbps 0004
ビデオデータ及びオーディオデータ 転送レート2Mbps 0002
【0067】
次に、再生処理の場合、前記のようにマウントフジのコマンド体系に基づいて、再生のコマンドに従って、光ディスク1の内周の所定のアドレスに記録されている例えばビデオデータの制御データであるコントロールデータを再生する。例えばDVDビデオ等の場合のマイクロUDFやビデオマネージャー等のファイルである。
【0068】
このデータをホストコンピュータ14が解釈し、コントロールデータに記録してある信号の種類を理解する。そして、この種類を、次に例えば所定のアドレスに記録されているビデオデータを再生する場合に、例えばビデオデータの転送レート2Mbpsの信号であることを、ホストコンピュータ14はAV符号化復号化部6のI/Fブロックにその内容を転送し、下記のように再生コマンドに加えて、前記の信号の種類フラグを転送する。これを、信号処理部5でデコードして、その種類に応じて前記のように再生処理を行う。
【0069】
再生コマンド内容
コマンド種類 「再生」 0100
再生開始アドレス XXXXXXX
データ種類
コンピュータデータ 0001
ビデオデータ及びオーディオデータ 転送レート8Mbps 0008
ビデオデータ及びオーディオデータ 転送レート4Mbps 0004
ビデオデータ及びオーディオデータ 転送レート2Mbps 0002
【0070】
つまり、このように光ディスク装置では、ディジタルデータの内容が理解できないので、記録の処理時に内容である信号の種類を外部のI/Fから入力する事により、同様に最適なエラー処理を行うことが出来る。また、再生の処理時には光ディスク1上のコントロールデータを一旦外部装置に転送し、外部装置で理解した結果をである信号の種類を再度外部のI/Fから入力する事により、同様に最適なエラー処理を行うことが出来る。
なお、本実施例における記録再生の手順や、表示の内容ついては一実施例に過ぎずこの範囲に限定されるものではない。
【0071】
また、ここで信号の種類とは主に、ビデオやオーディオ等の連続的な信号と、この信号の転送レートと、コンピュータデータ等の連続的でない信号を中心に説明しているが、所定の時間の中で処理されなければ意味をなさないコンピュータデータ等は、連続的なデータに属するし、逆にビデオデータでも音声情報を伴わない場合等では、時間的制約を受けない場合もあるのでこの実施例のみの範囲ではない。
【0072】
また、記録再生装置として光ディスクであるDVD−RWを例にとったが、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)等の磁気ディスクを用いた記録装置を用いてもかまわないのは、周知の事実である。
ただし、光ディスクは一般的に交換可能であり、ディスク表面をユーザーが触ることが出来る媒体では、後天的なゴミの付着等によるリトライの可能性や、振動衝撃等に対してピックアップがトラッキングはずれをおこしやすい等の問題は、磁気ディスク等に比較して多くより大きな課題であり、かつ、螺旋状にトラックが形成されていて、トラック上を連続的にデータを記録再生可能なシステムとして、本技術はより光ディスク記録再生装置に対して有用である。
【0073】
【発明の効果】
上記したように本発明によれば、例えばビデオやオーディオ等の連続した信号の記録再生の品質を最大限に良好にした状態で、再生信号の連続した再生を行うことが出来、また、コンピュータデータ等の記録再生には、最大の信頼性を確保することが出来るリトライシステムを提供する事により、装置の信頼性を最大限に向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク装置の一例を示すブロック図である。
【図2】光ディスク装置の別の例を示すブロック図である。
【図3】リトライ制御を説明するための図である。
【図4】記録時のトラックバッファー制御の概念図である。
【図5】再生時のトラックバッファー制御の概念図である。
【図6】記録時のリトライ処理を説明するフローチャートである。
【図7】再生時のリトライ処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク
3 光学ピックアップ
4 プリアンプ
8 サーボ部
9 システムコントローラ
11 トラックバッファメモリ

Claims (12)

  1. 情報が記録されているディスクから情報を再生する再生装置であって、
    前記ディスクのトラックから情報を再生する再生手段と、
    前記再生手段の出力からエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記エラー検出手段でエラー検出があると、前記再生手段の再生をリトライするリトライ手段と、
    前記リトライ回数と再生パラメータを変更する手段と、
    前記ディスクから第1の転送レートで再生した再生情報を一時記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段で一時記憶した前記再生情報を第1の転送レートより遅い第2の転送レートで読み出す読出手段と、
    前記ディスクの管理情報領域から前記再生情報の種類及び又は転送レートに関する管理情報を読み出す管理情報読出手段と、
    前記管理情報読出手段から読み出した前記管理情報によって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする再生装置。
  2. 情報を記録可能なディスクに情報を記録する記録装置であって、
    前記ディスクのトラックに情報を記録する記録手段と、
    記録情報の種類及び又は転送レートを決定する決定手段と、
    前記記録情報を第1の転送レートで一時記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段で一時記憶した前記記録情報を第1の転送レートより速い第2の転送レートで読み出して前記ディスクに記録するように、前記一時記憶手段を制御する記録制御手段と、
    記録時にエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記エラー検出手段からエラー検出出力があると、前記記録手段の記録をリトライするリトライ手段と、
    前記リトライ回数と記録パラメータを変更する手段と、
    前記記録情報の種類及び又は転送レートによって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  3. 再生情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、前記一時記憶手段による第1と第2の転送レートの補償の範囲で、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする請求項記載の再生装置。
  4. 記録情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、前記一時記憶手段による第1と第2の転送レートの補償の範囲で、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする請求項記載の記録装置。
  5. 再生情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライ回数より多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする請求項記載の再生装置。
  6. 記録情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライより多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする請求項記載の記録装置。
  7. 情報が記録されているディスクから情報を再生する再生装置であって、
    前記ディスクのトラックから情報を再生する再生手段と、
    前記再生手段の出力からエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記エラー検出手段でエラー検出があると、前記再生手段の再生をリトライするリトライ手段と、
    前記リトライ回数と再生パラメータを変更する手段と、
    前記ディスクから第1の転送レートで再生した再生情報を一時記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段で一時記憶した前記再生情報を外部制御装置に転送する転送手段と、
    前記再生情報の種類を記録してある前記ディスクの管理情報領域の管理情報を前記外部制御装置に転送する管理情報領域転送手段と、
    前記管理情報を前記外部制御手段から受け取る受け取り手段と、
    前記再生情報の種類によって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする再生装置。
  8. 情報を記録可能なディスクに情報を記録する記録装置であって、
    前記ディスクのトラックに情報を記録する記録手段と、
    記録情報を外部制御手段に入力する入力手段と、
    前記外部制御手段に入力した記録要求と記録情報の種類に関する情報とを受ける受取手段と、
    入力した記録情報を一時記憶する一時記憶手段と、
    一時記憶手段から読み出した前記記録情報を前記記録手段に供給する手段と、
    記録時にエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記エラー検出手段からエラー検出出力があると、前記記録手段の記録をリトライするリトライ手段と、
    前記リトライ回数と記録パラメータを変更する手段と、
    前記記録情報の種類及び又は転送レートによって、前記リトライ手段を制御するリトライ制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  9. 再生情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする請求項記載の再生装置。
  10. 記録情報の種類がオーディオやビデオ等の所定の転送レートの連続的な情報である場合には、所定の転送レートの連続性を損なわないようにリトライを行うことを特徴とする請求項記載の記録装置。
  11. 再生情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライ回数より多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする請求項記載の再生装置。
  12. 記録情報の種類がコンピュータ情報や静止画情報等の非連続的な情報である場合には、連続性を持つ情報に対するリトライより多いリトライ回数分リトライを行うことを特徴とする請求項記載の記録装置。
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