JP2001155126A - 非接触icカード用ベース基材及びそれを用いた非接触icカード - Google Patents
非接触icカード用ベース基材及びそれを用いた非接触icカードInfo
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Abstract
封止樹脂18の上方周辺部分が十分に平坦化された非接
触ICカード用ベース基材、及びそれを用いた非接触I
Cカード21を提供すること。 【解決手段】ICインレット14が、複数の基材間に埋
め込まれた非接触ICカード用ベース基材11におい
て、複数の基材が加熱流動性の高い基材と耐熱性の基材
とで構成されたこと、この非接触ICカード用ベース基
材を用いたこと。
Description
にさせた非接触ICカードに関するものであり、特に、
非接触ICカードの表面にサーマルヘッドで印字する際
に良好な印字品質をもたらす非接触ICカード用ベース
基材、及びそれを用いた非接触ICカードに関する。
て、磁気あるいは光学的読み取りを行う方法がクレジッ
トカード等において広く用いられてきた。しかしなが
ら、技術の大衆化によってデータの改ざんや偽造カード
が出回るようになり、実際に偽造カードによって被害を
受ける人が増加するなど、個人情報の秘匿に関しては社
会問題化している。このため、近年は、ICチップを内
蔵したICカードが情報容量の大きさや暗号化データを
載せられるといった高いセキュリティの点から個人デー
タを管理するものとして注目を集めている。
た。すなわち、IC回路と外部データ処理装置との情報
交換のために、電気的かつ機械的に接合するための接続
端子を有していた。このため、IC回路内部の気密性の
確保、静電気破壊対策、端子電極の電気的接続不良、読
み書き装置の機構の複雑さ、等々様々な問題を有してい
た。また、接触ICカードを読み書き装置に挿入または
装着するという人による動作が必要であり、利用分野に
よっては効率が悪く煩雑であるため、手間が要らず携帯
状態で使用できるような遠隔データ処理装置との情報交
換が可能な非接触ICカードの出現が望まれていた。
磁波を利用するためのアンテナコイルと、メモリや演算
機能を有するICチップを備えている非接触ICカード
が考案された。これは外部の読み書き装置からの電磁波
によって、非接触ICカード内のアンテナコイルに励起
された誘導起電力でICを駆動するものであり、バッテ
リー電源をカード内部にもつ必要がなく、例えば、携帯
状態で使用できるなどのアクティビティに優れたカード
を提供することができる。
例を模式的に示す断面図である。図3に示すように、非
接触ICカード(3)は、ベース基材(31)とカード
構成基材2(32A)、(32B)で構成されているも
のである。ベース基材(31)は、ICインレット(3
4)とカード構成基材1(33A)、(33B)で構成
され、そして、ICインレット(34)は、樹脂シート
(35)、樹脂シート上に形成されたアンテナ(3
6)、アンテナに接合されたICチップ(37)、及び
封止樹脂(38)で構成されている。
(33A)、(33B)として加熱流動性の高い基材を
用い、ICインレット(34)を二枚のカード構成基材
1(33A)、(33B)に挟んで貼り合わせ製造され
るものである。この際の貼り合わせは、例えば、フェロ
板を用いた熱圧によって行われるが、樹脂シート(3
5)上に設けられたICチップ(37)を封止した封止
樹脂(38)の上方周辺部分(39)は、加熱流動性の
高い基材によって平坦化されるものの、十分には平坦化
されず凸状となってしまう傾向がある。
いベース基材(31)の両面にカード構成基材2(32
A)、(32B)が貼り合わされると、カードの表面に
おける封止樹脂(38)の上方周辺部分(39)には凸
状が残ってしまい、非接触ICカードの表面の平坦性は
良好なものとは言えない状態となる。
ると、例えば、サーマルヘッドなどで非接触ICカード
の表面に文字などを印字した際に、文字などが掠れた
り、また、文字などの形状が歪んでしまうといった問題
が発生する。
解決するためになされたものであり、ICインレットが
複数の基材間に埋め込まれた非接触ICカード用ベース
基材において、樹脂シート上に設けられたICチップを
封止した封止樹脂の上方周辺部分が、十分に平坦化され
た非接触ICカード用ベース基材を提供することを課題
とするものである。
上方周辺部分が十分に平坦化され、サーマルヘッドなど
で非接触ICカードの表面に文字などを印字しても文字
などが掠れたり、また、文字などの形状が歪んでしまう
ことのない非接触ICカードを提供することを課題とす
るものである。
樹脂シート上に形成されたアンテナ、アンテナに接続さ
れたICチップ、ICチップを封止した樹脂封止で構成
されるICインレットが、複数の基材間に埋め込まれた
非接触ICカード用ベース基材において、該複数の基材
が加熱流動性の高い基材と耐熱性の基材とで構成された
ことを特徴とする非接触ICカード用ベース基材であ
る。
Cカード用ベース基材を用いたことを特徴とする非接触
ICカードである。
する。図1は、本発明による非接触ICカード用ベース
基材の一実施例を示す断面図である。図1に示すよう
に、本発明による非接触ICカード用ベース基材(1
1)は、カード構成基材2(12A)、カード構成基材
1(13A)の二枚のカード構成基材と、カード構成基
材2(12B)、カード構成基材1(13B)の二枚の
カード構成基材との間にICインレット(14)が埋め
込まれたものである。
シート(15)、樹脂シート上に形成されたアンテナ
(16)、アンテナに接合されたICチップ(17)、
ICチップを封止した封止樹脂(18)で構成されてい
る。カード構成基材1(13A)には、貼り合わされた
際に封止されたICチップが位置するように穴部(1
9)が設けられている。
2A)、(12B)が加熱流動性の高い基材であり、ま
た、カード構成基材1(13A)、(13B)が耐熱性
の基材であることを特徴とするものである。非接触IC
カード用ベース基材(11)の製造は、カード構成基材
2(12B)、カード構成基材1(13B)、ICイン
レット(14)、カード構成基材1(13A)、及びカ
ード構成基材2(12A)を重ね合わせ、熱圧によって
貼り合わて製造する。
流動性の高いカード構成基材2(12A)は、下方にあ
る耐熱性のカード構成基材1(13A)の穴部(19)
に流動するので、非接触ICカード用ベース基材(1
1)の表面は平坦なものとなる。また、カード構成基材
1(13A)が耐熱性の基材であるために、この際の加
熱温度は高く設定することが可能となり、カード構成基
材1(13A)の穴部(19)への流動が容易、且つ十
分なものとなる。すなわち、耐熱性の基材と加熱流動性
の高い基材との組み合わせによって、加熱流動性の高い
基材を容易、且つ十分に穴部へ流動させることができ、
非接触ICカード用ベース基材の表面は平坦なものとな
る。
一実施例を示す断面図である。図2に示すように、本発
明による非接触ICカード(21)は、図1に示す非接
触ICカード用ベース基材(11)の上下に、予め、印
刷が施された印刷シート(22A)、(22B)を貼り
合わせたものである。図2に示すように、非接触ICカ
ード(21)は、ICチップ(17)上方のカード構成
基材2(12A)面が平坦な非接触ICカード用ベース
基材(11)を用いたので、非接触ICカード(21)
の表面は平坦な状態である。
1)のカード構成基材1(33A)の表面の平坦性は良
好なものとは言えない状態なので、その上部に貼り合わ
せるカード構成基材2(32A)として用いる基材は、
その凸状の影響を受けやすい熱可塑性樹脂は避けていた
が、本発明による非接触ICカード用ベース基材(1
1)の表面は平坦であることから、図2に示す、予め印
刷が施された印刷シート(22A)の基材として熱可塑
性樹脂を用いることが可能となる。印刷シート(22
A)の基材として用いることが可能な熱可塑性樹脂とし
ては、ポリテレフタル酸エチレン−G(PET−G)、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、
ポリ塩化ビニル(PVC)などが挙げられる。
リイミドシート上にアンテナを形成し、ICチップを接
合し樹脂にて封止したICインレットを作製した。この
封止部分は直径約7mmの大きさのものである。次に、
非接触ICカード用ベース基材を作製した。加熱流動性
の高い基材として厚さ0.1mmのPET−Gを、耐熱
性の基材として厚さ0.15mmのPET−Gとポリカ
ーボネート(PC)の共重合体を用いた。耐熱性の基材
の一枚に穴部として直径約8.5mmの大きさの穴を設
けた。
あり)/ICインレット/共重合体/PET−G、の構
成にて、熱圧プレスを行い貼り合わせ非接触ICカード
用ベース基材を得た。得られた非接触ICカード用ベー
ス基材の表面は平坦なものであった。続いて、得られた
非接触ICカード用ベース基材の上下に厚さ0.125
mmの延伸PETを貼り合わせて非接触ICカードを得
た。得られた非接触ICカードの表面は平坦なものであ
った。
形成されたアンテナ、アンテナに接続されたICチッ
プ、ICチップを封止した樹脂封止で構成されるICイ
ンレットが、複数の基材間に埋め込まれた非接触ICカ
ード用ベース基材において、該複数の基材が加熱流動性
の高い基材と耐熱性の基材とで構成されているので、樹
脂シート上に設けられたICチップを封止した封止樹脂
の上方周辺部分が、十分に平坦化された非接触ICカー
ド用ベース基材となる。
ベース基材を用いた非接触ICカードであるので、非接
触ICカードの上記上方周辺部分が十分に平坦化されて
おり、サーマルヘッドなどで非接触ICカードの表面に
文字などを印字しても文字などが掠れたり、また、文字
などの形状が歪んでしまうことのない非接触ICカード
となる。
一実施例を示す断面図である。
す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】樹脂シート、樹脂シート上に形成されたア
ンテナ、アンテナに接続されたICチップ、ICチップ
を封止した樹脂封止で構成されるICインレットが、複
数の基材間に埋め込まれた非接触ICカード用ベース基
材において、該複数の基材が加熱流動性の高い基材と耐
熱性の基材とで構成されたことを特徴とする非接触IC
カード用ベース基材。 - 【請求項2】請求項1記載の非接触ICカード用ベース
基材を用いたことを特徴とする非接触ICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33417599A JP2001155126A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 非接触icカード用ベース基材及びそれを用いた非接触icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33417599A JP2001155126A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 非接触icカード用ベース基材及びそれを用いた非接触icカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001155126A true JP2001155126A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18274386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33417599A Pending JP2001155126A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 非接触icカード用ベース基材及びそれを用いた非接触icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001155126A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008083804A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33417599A patent/JP2001155126A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008083804A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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