JP2001154640A - 立体表示装置および立体表示方法 - Google Patents

立体表示装置および立体表示方法

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JP2001154640A
JP2001154640A JP33797499A JP33797499A JP2001154640A JP 2001154640 A JP2001154640 A JP 2001154640A JP 33797499 A JP33797499 A JP 33797499A JP 33797499 A JP33797499 A JP 33797499A JP 2001154640 A JP2001154640 A JP 2001154640A
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liquid crystal
eye image
display device
scanning
switching
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JP33797499A
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Hitoshi Kuma
均 熊
Hironobu Ichige
弘宣 市毛
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/332Displays for viewing with the aid of special glasses or head-mounted displays [HMD]
    • H04N13/341Displays for viewing with the aid of special glasses or head-mounted displays [HMD] using temporal multiplexing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2213/00Details of stereoscopic systems
    • H04N2213/008Aspects relating to glasses for viewing stereoscopic images

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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左眼画像および右眼画像の二重写りが少ない
立体表示装置および立体表示方法を提供する。 【解決手段】 左眼画像および右眼画像を時分割してフ
レーム期間ごとに交互にスイッチングして表示する液晶
表示装置と、左眼画像および右眼画像のスイッチングと
同期させて配向状態を切り替えるための液晶光学スイッ
チ手段および偏光板から構成されるとともに、液晶表示
装置に表示された左眼画像を左眼で、右眼画像を右眼で
それぞれ選択的に視認させるための偏光眼鏡とを備えた
立体表示装置において、液晶表示装置は、1本目から走
査終了部の走査線を各ホールド期間走査して、走査終了
部の走査線におけるホールド期間の終了時刻を、液晶光
学スイッチ手段のスイッチングの開始時刻に対して一致
させるとともに、0.8×Th1≦Thnの関係を満足
する(1本目のホールド期間:Th1(秒)、走査終了
部のホールド期間:Thn(秒))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擬似的な立体画像
を認識することができる立体表示装置および立体表示方
法に関する。さらに詳しくは、左眼画像および右眼画像
の二重写りが少ない立体表示装置および立体表示方法に
関する。なお、本発明の立体表示装置および立体表示方
法は、コンピューターなど端末機器の表示部としてCA
D、CAMなどの立体視化、インターネット情報の立体
視化のほか、コンピューターゲームの立体視化、医療、
芸術分野での立体表示等に好適に利用可能である。
【0002】
【従来の技術】従来、左右の眼で異なる画像をそれぞれ
視認することにより、擬似的な立体画像を視認できるこ
とが知られており、液晶パネル(LCD)を光シャッタ
ーとして利用した立体表示方法が提案されている。この
種の立体表示方法は、走査型表示装置における左眼画像
および右眼画像を液晶シャッターで時分割して交互に表
示し、それらを左眼および右眼でそれぞれ視認すること
により、擬似的な立体画像を視認可能としたものであ
る。そして、かかる立体表示方法は、液晶シャッターの
配置位置によって、眼鏡に液晶シャッターを設ける方法
(液晶シャッター眼鏡方式)と、走査型表示装置に液晶
シャッターを設ける方法(前面板方式)とに大別され
る。
【0003】例えば、特開昭61−227498号公報
には、液晶シャッター眼鏡方式の立体テレビジョンが開
示されている。この立体テレビジョンの例では、図11
に示すように、立体視用眼鏡217の左眼および右眼に
設けた光シャッター218a,218bを、テレビ画面
219上に表示される被写体の左眼画像および右眼画像
の切替えに同期させて交互に開閉させることにより、被
写体Sの画像を立体的に認識可能としている。より具体
的には、光シャッター218a,218bとしてねじれ
ネマチック型液晶セルを使用し、この液晶セルに、所定
の交流電圧を2段階で供給することにより2段階に液晶
の配向状態を変えて、光透過率を変化させるものであ
る。
【0004】また、特公平05−78017号公報に
は、走査型表示装置に液晶シャッターを設ける前面板方
式を採用した擬似立体表示システムが開示されている。
この擬似立体表示システムの例では、図12に示すよう
に、画像表示装置111の前方に、偏光板112および
液晶セル113を順次に配置し、画像表示装置111の
画面上に表示される被写体の左眼画像および右眼画像の
切替えに同期させて液晶セル113を交互に開閉させる
ことにより、被写体を立体的に認識可能としている。よ
り具体的には、画像表示装置111から液晶セル113
に透過する光の偏光方向(印加電圧の極性反転による光
軸の回転角度が70°ないし110°)を切替えるよう
に、表示画面のフレーム信号に同期させて、交流電圧を
印加するための駆動回路114を液晶セル113に接続
して構成した擬似立体表示システム110である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す立体テレビジョンや、図12に示す擬似立体表示
システムは、表示画面上に表示される左眼画像および右
眼画像の時分割の切替えに同期させて、液晶セルを単純
に開閉するため、左眼画像および右眼画像の残光の影響
を受けやすかった。すなわち、左眼画像および右眼画像
を出射する画像表示装置、例えば、CRTに用いられて
いる蛍光体は、電子線の照射により励起されて発光する
が、電子線の照射が終了したとしても、通常、残光が1
0ms以上続くため、液晶セルによる左眼画像および右
眼画像の切替えが不十分となるという問題が見られた。
【0006】そこで、画像表示装置として、CRTに変
えて、液晶パネル(LCD)を使用することが考えられ
る。かかる液晶パネルは、電圧のON/OFFにより、
液晶の配向を制御して画像表示するため、残光の問題が
生じることが少ないという利点がある。しかしながら、
各走査線において一定のホールド期間を確保しなければ
ならないため、左眼画像および右眼画像の二重写りが生
じるという問題が見られた。この点、図13を参照しな
がらより具体的に説明する。図13は、液晶シャッター
の動作状態と、液晶表示装置における左眼画像および右
眼画像の表示との関係を示すタイミングチャートであ
る。まず、映像信号SLをもとに同期回路にて生成され
た左眼用液晶シャッター駆動信号DLが左眼用液晶シャ
ッターに入力されると、左眼用液晶シャッターがフレー
ム期間(1/f、f:駆動周波数)だけ光を透過するO
N状態となり、左眼用画像を透過する。一方、液晶表示
装置は、左眼画像を表示するために、1〜n本(nは1
00以上の整数)の走査を、それぞれ等しいホールド期
間(Th1〜Thn)で行う必要がある。このとき、液
晶表示装置に使用された液晶特有の応答時間の関係上、
走査線数が多くなるほど、走査が開始する時間にずれが
生じることになる。したがって、各ホールド期間を走査
した場合、n本目等のホールド期間の終了時刻(Rn)
が、右眼画像の表示時間、すなわち、液晶光学スイッチ
手段のスイッチングの開始時刻(Ts1)よりも遅くな
っている。よって、一定期間、画面走査の後半部では、
左眼画像および右眼画像が同時に表示されることにな
り、二重写りするという問題が見られた。そのため、各
走査線のホールド期間(Th1〜Thn)をそれぞれ短
くすることが考えられるが、ホ−ルド期間の減少に伴っ
て発光輝度が減少するという新たな問題が見られた。
【0007】そこで、本発明の発明者らは上記問題を鋭
意検討した結果、走査終了部の走査線におけるホールド
期間の終了時刻を、液晶光学スイッチ手段のスイッチン
グの開始時刻と一致させるか、あるいは当該開始時刻よ
りも早くするとともに、1本目の走査線におけるホール
ド期間と、走査終了部の走査線におけるホールド期間と
を関係付けることにより、立体画像における二重写りや
ちらつきを防止できるとともに、発光輝度の低下が少な
い立体画像が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、発光輝度の低下が少な
い上に、二重写りが少ない立体画像が得られる立体表示
装置および立体表示方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、左眼画
像および右眼画像を時分割してフレーム期間ごとに交互
にスイッチングして表示する液晶表示装置と、左眼画像
および右眼画像のスイッチングと同期させて液晶の配向
状態を切り替えるための液晶光学スイッチ手段および偏
光板から構成された液晶シャッター付き偏光眼鏡と、を
備えた立体表示装置が提供される。そして、n本(nは
100以上の整数)の走査線を有している液晶表示装置
において、1本目〜走査終了部の走査線を各ホールド期
間走査し、走査終了部の走査線におけるホールド期間の
終了時刻を、液晶光学スイッチ手段のスイッチングの開
始時刻に対して一致させるか、あるいは当該開始時刻よ
りも早くするとともに、1本目の走査線のホールド期間
をTh1(sec.)とし、走査終了部の走査線のホー
ルド期間をThn(sec.)としたときに、0.8×
Th1≦Thnの関係を満足することにより、上述した
課題を解決することができる。すなわち、二重写りの原
因となる走査終了部の走査線におけるホールド期間の終
了時刻と、液晶光学スイッチ手段のスイッチングの開始
時刻とが重ならないようにすることにより、左眼画像お
よび右眼画像の二重写りを有効に防止することができ
る。また、1本目の走査線のホールド期間(Th1)
と、走査終了部の走査線のホールド期間(Thn)とを
このように関係付けることにより、各走査線における発
光輝度の低下やばらつきを小さくすることができ、しか
も、立体画像のちらつきを有効に防止することができ
る。
【0009】また、本発明の立体表示装置を構成するに
あたり、下記関係式(1)を満足することが好ましい。 Pn+Thn+td≦1/f−Ts (1) Pn:1本目の走査線におけるホールド期間の開始時刻
を基準とした、走査終了部の走査線におけるホールド期
間の開始時刻(sec.) Thn:走査終了部の走査線におけるホールド期間(s
ec.) td:1本の走査線の消去に要する時間(sec.) f :液晶表示装置における駆動周波数(Hz) Ts:液晶光学スイッチ手段におけるスイッチング時間
(sec.) このように1本の走査線の消去に要する時間(td)や
スイッチング時間(Ts)も考慮することにより、走査
終了部の走査線におけるホールド期間(Thn)の終了
時刻と、液晶光学スイッチ手段のスイッチングの開始時
刻とが確実に重ならないように構成することができる。
したがって、仮に環境温度や液晶特性等の変化によっ
て、消去に要する時間(td)やスイッチング時間(T
s)が変化したとしても、左眼画像および右眼画像の二
重写りを有効に防止することができる。
【0010】また、本発明の立体表示装置を構成するに
あたり、1本目〜走査終了部の走査線におけるホールド
期間の終了時刻が一致していることが好ましい。このよ
うに構成することにより、左眼画像および右眼画像の二
重写りを有効に防止することができるとともに、各走査
線における発光輝度の低下を有効に防止することができ
る。
【0011】また、本発明の立体表示装置を構成するに
あたり、1本目〜走査終了部の走査線におけるホールド
期間を、消去パルスにより一括して終了させることが好
ましい。このように構成することにより、1本目〜走査
終了部の走査線におけるホールド期間の終了時刻を完全
に一致させることができる。したがって、発光輝度の低
下を有効に防止することができるとともに、発光輝度の
値を制御することが容易となる。
【0012】また、本発明の立体表示装置を構成するに
あたり、1本目〜走査終了部の走査線におけるホールド
期間内に、非走査時間(非表示時間)を含むことが好ま
しい。このように構成することにより、1本目〜走査終
了部の走査線における発光輝度を実質的に一定の値とす
ることができ、したがって、立体画像のちらつきを有効
に防止することができる。
【0013】また、本発明の立体表示装置を構成するに
あたり、液晶表示装置を分割駆動させることが好まし
い。このように構成することにより、複数の走査線を同
時に走査することができるため、走査線の走査時間が分
割数に対応して減少することになる。したがって、各走
査線におけるホールド期間を長くできることから、立体
画像の明るさを向上させたり、ちらつきを有効に防止す
ることができる。
【0014】また、本発明の別の態様は、左眼画像およ
び右眼画像を時分割してフレーム期間ごとに交互にスイ
ッチングして表示する液晶表示装置と、左眼画像および
右眼画像のスイッチングと同期させて液晶の配向状態を
切り替えるための液晶光学スイッチ手段および偏光板か
ら構成された液晶シャッター付き偏光眼鏡と、を用いた
立体表示方法である。そして、この立体表示方法におい
て使用する液晶表示装置は、n本(nは100以上の整
数)の走査線を有しており、1本目〜走査終了部の走査
線を各ホールド期間走査するとともに、走査終了部の走
査線におけるホールド期間の終了時期を、液晶光学スイ
ッチ手段のスイッチングの開始時期に対して一致させる
か、あるいは早くするとともに、1本目の走査線のホー
ルド期間をTh1(sec.)とし、走査終了部の走査
線のホールド期間をThn(sec.)としたときに、
0.8×Th1≦Thnの関係を満足することを特徴と
している。このように立体表示方法を実施することによ
り、左眼画像および右眼画像の二重写りを有効に防止す
ることができるとともに、各走査線における発光輝度の
ばらつきを小さくすることができる。
【0015】また、本発明の別の態様は、左眼画像およ
び右眼画像を時分割してフレーム期間ごとに交互にスイ
ッチングして表示する液晶表示装置と、その前面に設け
られた偏光板と、左眼画像および右眼画像のスイッチン
グと同期させて液晶の配向状態を切り替えるために、前
記液晶表示装置の前面に配置された液晶光学スイッチ手
段と、当該液晶光学スイッチ手段を透過した左眼画像用
透過光を左眼で、右眼画像用透過光を右眼で選択的に視
認させるための偏光眼鏡と、を備えた立体表示装置であ
る。そして、この液晶表示装置は、n本(nは100以
上の整数)の走査線を有しており、1本目〜走査終了部
の走査線を各ホールド期間走査するとともに、走査終了
部の走査線におけるホールド期間の終了時期を、液晶光
学スイッチ手段のスイッチングの開始時期に対して一致
させるか、または早くしてあるとともに、1本目の走査
線のホールド期間をTh1(sec.)とし、走査終了
部の走査線のホールド期間をThn(sec.)とした
ときに、0.8×Th1≦Thnの関係を満足すること
を特徴としている。このようにいわゆる前面板方式の立
体表示装置を構成することにより、眼鏡の構成を簡略す
ることができ、しかも左眼画像および右眼画像の二重写
りを有効に防止することができるとともに、各走査線に
おける発光輝度のばらつきを小さくすることができる。
【0016】また、本発明のさらに別の態様は、左眼画
像および右眼画像を時分割してフレーム期間ごとに交互
にスイッチングして表示する液晶表示装置の前面に、偏
光板と、左眼画像および右眼画像のスイッチングと同期
させて液晶の配向状態を切り替えるための液晶光学スイ
ッチ手段とを備えるとともに、当該液晶光学スイッチ手
段を透過した左眼画像用透過光を左眼で、右眼画像用透
過光を右眼で選択的に偏光眼鏡を用いて視認させる立体
表示方法である。そして、この立体表示方法において使
用する液晶表示装置は、n本(nは100以上の整数)
の走査線を有しており、1本目〜走査終了部の走査線を
各ホールド期間走査するとともに、走査終了部の走査線
におけるホールド期間の終了時期を、液晶光学スイッチ
手段のスイッチングの開始時期に対して一致させるか、
または早くしてあるとともに、1本目の走査線のホール
ド期間をTh1(sec.)とし、走査終了部の走査線
のホールド期間をThn(sec.)としたときに、
0.8×Th1≦Thnの関係を満足することを特徴と
している。このようにいわゆる前面板方式の立体表示方
法を実施することにより、眼鏡の構成を簡略することが
でき、しかも左眼画像および右眼画像の二重写りを有効
に防止することができるとともに、各走査線における発
光輝度のばらつきを小さくすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。なお、参照する図面は、
この発明が理解できる程度に各構成成分の大きさ、形状
および配置関係を概略的に示してあるに過ぎない。した
がって、この発明は図示例にのみ限定されるものではな
い。また、図面では、断面を表すハッチングを省略する
場合がある。
【0018】[第1の実施形態]第1の実施形態は、図
1に示すように、いわゆる液晶シャッター眼鏡方式の立
体表示装置10であって、左眼画像および右眼画像を時
分割してフレーム期間ごとに交互にスイッチングして表
示する液晶表示装置12と、左眼画像および右眼画像の
スイッチングと同期させて液晶の配向状態を切り替える
ための液晶光学スイッチ手段18、20および偏光板2
2、24から構成された液晶シャッター付き偏光眼鏡2
6と、を備えた立体表示装置である。そして、第1の実
施形態の立体表示装置10においては、以下の条件を満
足することを特徴としている。 液晶表示装置12は、n本(nは100以上の整数)
の走査線を有しており、1本目から走査終了部(2〜n
の範囲内の任意の整数である。)までの走査線を各ホー
ルド期間走査して、走査終了部の走査線におけるホール
ド期間の終了時刻を、液晶光学スイッチ手段のスイッチ
ングの開始時刻と一致させるか、あるいは当該開始時刻
よりも早くしてある。 1本目の走査線のホールド期間をTh1(sec.)
とし、走査終了部の走査線のホールド期間をThn(s
ec.)としたときに、0.8×Th1≦Thnの関係
を満足している。
【0019】(1)液晶表示装置 構成 図1に示される液晶表示装置12(画像表示装置と称す
る場合がある。)の構成は、特に制限されるものでない
が、例えば、図7〜図9に示されるように、背面側か
ら、バックライト11と、第1のニュートラル偏光板1
5と、液晶素子13と、第2のニュートラル偏光板14
とから構成したLCD12であることが好ましい。した
がって、このようなLCD12において、第2のニュー
トラル偏光板14の偏光軸は、例えば、図7〜図9に中
に示される矢印の方向に設定してあるため、この矢印と
同方向の左眼画像および右眼画像が取り出されることに
なる。また、鮮明な立体画像が得られるように、液晶表
示装置12のフレーム周波数を60Hz以上の値とする
ことが好ましく、80Hz以上の値とすることがより好
ましい。
【0020】さらに、液晶表示装置12に使用する液晶
の種類についても特に制限されるものではないが、左眼
画像および右眼画像の高速スイッチングが可能なよう
に、強誘電性液晶、例えば、(メタ)アクリレート主鎖
系高分子液晶、クロロアクリレート主鎖系高分子液晶、
シロキサン主鎖系高分子液晶、オキシラン主鎖系高分子
液晶、シロキサン−オレフィン主鎖系高分子液晶、シッ
フ塩基系強誘電性低分子液晶、アゾおよびアゾキシ系強
誘電性低分子液晶、ビフェニルおよびアロマチックエス
テル系強誘電性低分子液晶、ハロゲン、シアノ基等の環
置換基を導入した強誘電性低分子液晶、複素環を有する
強誘電性低分子液晶等の一種単独、または二種以上の組
み合わせが挙げられる。
【0021】駆動方法1 また、図1に示される液晶表示装置12の駆動方法は、
特に制限されるものではなく、例えば、n本の走査線の
うち、全部または一部を横方向あるいは縦方向に順次に
走査することが好ましい。すなわち、全部の走査線を走
査して、n本目の走査線を走査終了部とすることも好ま
しいし、あるいは、一部の走査線を走査して、2〜(n
−1)本目の範囲の走査線を走査終了部とすることも好
ましい。したがって、n本の走査線のうち、一部の走査
線を走査する場合には、走査開始部である1本目に走査
する走査線のホールド期間と、走査終了部として走査す
る走査線のホールド期間との関係を考慮すれば良い。た
だし、得られる画像の発光輝度が高くなることから、n
本の走査線のうち、全部の走査線あるいは少なくとも4
/5n本目までの走査線を走査して、走査終了部とする
ことが好ましい。
【0022】また、液晶表示装置を駆動するにあたり、
例えば、図2に示すように、駆動させる走査線をいくつ
かのグループに分けて分割駆動させることも好ましい。
このように分割駆動することにより、グループ単位で複
数の走査線を同時に走査することができるため、全走査
線の走査時間が分割数に対応して減少することになる。
したがって、各走査線におけるホールド期間を長くでき
ることから、得られる立体画像の明るさを向上させた
り、ちらつきを有効に防止することができる。なお、グ
ループ数、すなわち分割数についても特に制限されるも
のでないが、過度に分割数が多くなると、表示可能な情
報量が減少するため、2〜10個の範囲内の値とするこ
とが好ましく、2〜6個の範囲内の値とすることがより
好ましく、2〜4個の範囲内の値とすることがさらに好
ましい。
【0023】駆動方法2 また、図1に示される液晶表示装置12を駆動するにあ
たり、図3に示すように、1本目〜走査終了部の走査線
における各ホールド期間の終了時刻(R1〜Rn)が一
致していることが好ましい。例えば、消去パルスの印加
時間を調整して、各走査線ごとに消去パルスをそれぞれ
印加することにより、各ホールド期間の終了時刻を一致
させることが好ましい。このように構成することによ
り、走査終了部の走査線において、ホールド期間の終了
時刻を液晶光学スイッチ手段のスイッチングの開始時刻
と一致させるか、あるいは当該開始時刻よりも早くする
ことができる一方、他の走査線においては、順次にホー
ルド期間を長くすることができる。したがって、左眼画
像および右眼画像の二重写りを有効に防止することがで
きるとともに、各走査線における発光輝度の値を高くす
ることができる。なお、ホールド期間の終了時刻を一致
させる走査線は、必ずしも液晶表示装置におけるすべて
を対象とする必要はない。例えば、二重写りが最も強調
される液晶表示装置の中央付近の走査線群を選択しても
良く、より具体的には、中央付近の走査線群であるn/
4本目〜3n/4本目を対象とすることが好ましい。
【0024】駆動方法3 また、図1に示される液晶表示装置12を駆動するにあ
たり、1本目〜走査終了部の走査線におけるホールド期
間を、消去パルスにより一括して終了させることが好ま
しい。例えば、各走査線に同時に、一つの消去パルスを
印加することにより、ホールド期間の終了時刻を一致さ
せることが好ましい。より具体的には、図3に示すよう
に、液晶表示装置において、1本目〜走査終了部の走査
線におけるホールド期間(Th1〜Thn)の終了時期
(R1〜Rn)を一致させるものである。このように構
成することにより、1本目〜走査終了部の走査線におけ
るホールド期間の終了時刻を完全に一致させることがで
きる。したがって、各走査線における発光輝度の値をよ
り高くすることができるとともに、ホールド期間の終了
時期の制御もより容易となる。なお、ホールド期間の終
了時刻を一括して終了させる走査線として、必ずしも液
晶表示装置におけるすべてを対象とする必要はなく、駆
動方法2で説明したように、二重写りが最も強調される
少なくとも中央付近の走査線群を選択することが好まし
い。
【0025】駆動方法4 また、図1に示される液晶表示装置12を駆動するにあ
たり、図4に示すように、1本目〜走査終了部の走査線
におけるホールド期間(Th1〜Thn)内に、非走査
時間(非表示時間)を含むことが好ましい。このように
構成することにより、1本目〜走査終了部の走査線にお
ける発光輝度を実質的に一定の値とすることができる。
したがって、立体画像のちらつきを有効に防止すること
ができる。また、非走査時間の設け方は特に制限される
ものではないが、立体画像のちらつきをより有効に防止
するためには、例えば、図4に示すように、設ける非走
査時間の合計時間を等時間に複数に分割し、ホールド期
間内に、それぞれ均等に配置することが好ましい。ま
た、非走査時間は、走査線に対して、適宜消去パルスお
よび書込みパルス(入力パルス)を入力することによ
り、容易に設けることができる。なお、非走査時間を設
ける走査線として、必ずしも液晶表示装置におけるすべ
てを対象とする必要はなく、通常に駆動した場合、ホー
ルド期間が最も長くなる初期に走査する走査線を選択し
ても良い。より具体的には、1本目〜n/10本目を対
象として、非走査時間を設けることが好ましい。
【0026】駆動方法5 また、液晶表示装置を駆動するにあたり、1本の走査線
の消去に要する時間(td)を0.01〜5msの範囲
内の値とすることが好ましい。この理由は、かかる消去
に要する時間(td)が0.01ms未満となると、使
用可能な液晶の種類が過度に制限される場合があるため
であり、一方、かかる消去に要する時間(td)が5m
sを超えると、上述した一般式(1)を満足することが
困難となる場合があるためである。したがって、液晶表
示装置における1本の走査線の消去に要する時間(T
d)を0.02〜4msの範囲内の値とすることがより
好ましく、0.03〜4msの範囲内の値とすることが
さらに好ましい。なお、消去に要する時間(td)につ
いては、使用する液晶の種類や、環境温度の変更によ
り、容易に制御することができる。
【0027】(2)液晶シャッター付き偏光眼鏡 液晶光学スイッチ手段 図1に示すように、液晶シャッター付き偏光眼鏡26に
設けられた液晶光学スイッチ手段18、20(液晶シャ
ッターと称する場合がある。)は、印加する電圧値を変
更することにより、液晶の配向状態を複数段階に切り替
え、液晶表示装置からの偏光を、左眼画像および右眼画
像に対応した互いに直交する2種類の偏光状態を採るこ
とができるように構成してある。そして、この液晶光学
スイッチ手段18、20は、通過した左眼画像および右
眼画像が、後述する偏光眼鏡26に設けられた左眼用偏
光板22および右眼用偏光板24においてそれぞれ効率
的に透過/遮断できるように、λ/2板としての機能を
有している。したがって、当該液晶光学スイッチ手段1
8、20は、その複数の液晶配向状態に対応して、左眼
画像および右眼画像を、それぞれの偏光方向を変えずに
透過させるか、あるいは偏光方向を90°回転して透過
させることができる。
【0028】偏光板 また、図1に示される左眼用偏光板22および右眼用偏
光板24は、例えば、図7に示すように、左眼用フィル
タ42と、右眼用フィルタ44とから構成されているこ
とが好ましい。そして、図7に示される左眼用フィルタ
42および右眼用フィルタ44は、液晶光学スイッチ手
段18、20で90°回転された左眼画像および右眼画
像と一致する偏光軸をそれぞれ有している。したがっ
て、液晶光学スイッチ手段18、20において、左眼用
フィルタ42および右眼用フィルタ44が有する偏光軸
と一致するように、左眼画像および右眼画像が90°回
転されるため、左眼用フィルタ42および右眼用フィル
タ44を介することにより、左眼画像および右眼画像を
それぞれ左眼および右眼のみで認識することが可能とな
る。なお、図1および図7においては、左眼用偏光板2
2および右眼用偏光板24がそれぞれ別個に設けられて
いるが、図8に示すように、左眼用偏光板と右眼用偏光
板とが一体化した偏光板45を用いることも好ましい。
【0029】(3)動作 第1の実施形態における立体表示装置10の動作につい
て、図3を参照しながら説明する。図3は、右眼用液晶
シャッターおよび左眼用液晶シャッターにおける動作状
態(ON/OFF状態)と、液晶表示装置における各走
査線の表示状態との関係を示すタイミングチャートであ
る。図3上、上段に右眼用液晶シャッターおよび左眼用
液晶シャッターにおける動作状態を示しており、下段に
液晶表示装置における各走査線の表示状態を示してい
る。ここで、右眼用液晶シャッターおよび左眼用液晶シ
ャッターにおけるON状態とは、それぞれ左眼画像およ
び右眼画像が透過可能な液晶の配向状態を意味してお
り、図3中、左眼用偏光状態および右眼用偏光状態とそ
れぞれ記載している。また、右眼用液晶シャッターおよ
び左眼用液晶シャッターにおけるOFF状態とは、それ
ぞれ左眼画像および右眼画像が遮断される液晶の配向状
態を意味している。さらに、図3に示す液晶表示装置の
駆動周波数としては、一例として80Hz(フレーム期
間12.5ms)を採用している。
【0030】まず、偏光眼鏡において左眼用画像のみを
認識するには、図1に示す同期回路28(駆動回路とも
称する場合がある。)において、左眼用画像信号SL
ら取り出された同期信号をもとに生成された駆動信号D
Lが、左眼用液晶シャッターに入力され、所定の駆動電
圧が書込みパルスとして印加されることにより、左眼用
液晶シャッターのみ動作状態がON状態となる。ただ
し、駆動信号DLが、左眼用液晶シャッターに入力され
ても、液晶の応答時間の関係上、左眼用液晶シャッター
の動作状態は、すぐにはON状態とならず、スイッチン
グ時間(Ts)を要する。この液晶シャッターのスイッ
チング時間(Ts)を図3の液晶シャッターの欄におい
て、斜線で示してある。
【0031】一方、同時期に、左眼用画像信号SLが液
晶表示装置に入力されると、Q1の時点で、1本目の走
査線の走査が開始される。次いで、液晶が有する応答時
間の関係で、1本目の走査線におけるホールド期間の開
始時刻を基準としてP2だけ遅れて、Q2の時点で2本
目の走査線に所定の電圧が書込みパルスとして印加され
て走査が開始される。一方、1本目の走査線において
は、消去パルスが入力されるまでの時間、すなわちホー
ルド期間(Th1)に対応した時間、表示状態が保持さ
れる。なお、この表示状態を保持する電圧波形は、液晶
表示装置の種類により異なる場合がある。以下、同様の
走査を繰り返し、走査終了部としての走査線、例えばn
本目の走査線に、Qnの時点、すなわち、1本目の走査
線におけるホールド期間の開始時刻Q1を基準として、
Pn時間後にn本目の走査線に、書込みパルスとして所
定の電圧を印加して、走査を開始する一方、1〜(n−
1)本の走査線については、それぞれ各ホールド期間
(Th1〜Thn−1)に対応した時間、表示状態が保
持されることになる。したがって、左眼用画像の表示状
態が保持される期間、左眼用液晶シャッターのみがON
状態であるため、後述する偏光眼鏡を介して、左眼用画
像のみを認識することができる。
【0032】また、偏光眼鏡において右眼用画像のみを
認識するには、右眼用画像信号SRから取り出された同
期信号をもとに生成された駆動信号DRが、右眼用液晶
シャッターに入力され、所定の駆動電圧が書込みパルス
として印加されることにより、液晶光学スイッチ手段に
おけるスイッチング時間(Ts)経過後、右眼用液晶シ
ャッターのみ動作状態がON状態となる。一方、右眼用
液晶シャッターの入力と同時期に、右眼用画像信号SR
が液晶表示装置に入力されると、左眼用画像を認識する
場合と同様に、Q1の時点で、所定の電圧を印加して、
1本目の走査線の走査を開始する。そして、順次に各走
査線を走査し、走査終了部としてのn本目の走査線に対
して、Qnの時点で、所定の電圧を印加して、走査を開
始する一方、1〜(n−1)本の走査線については、そ
れぞれ各ホールド期間(Th1〜Thn−1)に対応し
た時間、表示状態が保持されることになる。したがっ
て、右眼用画像の表示状態が保持される期間、右眼用液
晶シャッターのみがON状態であるため、後述する偏光
眼鏡を介して、右眼用画像のみを認識することができ
る。
【0033】このような走査において、第1の実施形態
における立体表示装置の例では、走査終了部としてのn
本目の走査線におけるホールド期間(Thn)の終了時
刻(Rn)を、液晶光学スイッチ手段におけるスイッチ
ングの開始時刻(Ts1)と一致させるか、あるいは当
該開始時刻よりも早くしてある。したがって、左眼用液
晶シャッターのON状態から、右眼用液晶シャッターの
ON状態にスイッチするまでに、左眼画像の表示は終了
していることになる。よって、左眼画像および右眼画像
の表示が同時期に行われることがなくなり、これらの画
像の二重写りを有効に防止することができる。また、第
1の実施形態においては、走査終了部としてのn本目の
走査線のホールド期間(Thn)を、1本目の走査線に
おけるホールド期間(Th1)の80%以上の値として
あるため、各走査線における発光量の差は、最大でも2
0%の値である。したがって、各走査線における発光輝
度の低下やばらつきを小さくすることができ、結果とし
て、走査方向の輝度分布を、視感上問題がない程度に減
少させることができる。なお、走査終了部の走査線のホ
ールド期間(Thn)が、1本目の走査線におけるホー
ルド期間(Th1)の80%未満の値となると、各走査
線間における発光輝度の低下やばらつきが大きくなり、
走査終了部近辺の映像が暗くなり、視認しづらくなるこ
とが判明している。したがって、より好ましくは、走査
終了部の走査線のホールド期間(Thn)を、1本目の
走査線におけるホールド期間(Th1)の85%以上の
値とすることであり、さらに好ましくは、90%以上の
値とすることである。
【0034】(4)関係式(1) また、第1の実施形態における立体表示装置では、液晶
表示装置を走査する際に、上述した関係式(1)を満足
することが好ましい。この点、図5を参照しながら具体
的に説明する。図5は、図3における液晶シャッターに
おける動作状態と、液晶表示装置における各走査線の表
示状態との関係をさらに詳細に示すタイミングチャ−ト
である。なお、液晶表示装置の駆動周波数としては、説
明の便宜上、図3と同様に、80Hzを採用している。
【0035】まず、走査終了部としてのn本目の走査線
におけるホールド期間の終了時刻(Rn)は、n本目の
走査線におけるホールド期間の開始時刻(Pn)と、n
本目の走査線におけるホールド期間(Thn)と、1本
の走査線の消去に要する時間(td)との和(Pn+T
n+td)として表わすことができる。ここで、1本の
走査線の消去に要する時間(td)は、消去パルスが入
力されてから、透過光量が定常書込み状態の透過光量
(100%)に対して、10%の値に低下するまでの時
間と定義される。また、関係式(1)とは直接関係ない
が、図5中にtdに対応する時間として記載された1本
の走査線の書込みに要する時間(tw)は、書込みパル
スが入力されてから、透過光量が定常書込み状態の透過
光量(100%)に対して、90%の値に上昇するまで
の時間と定義される。一方、左眼画像用信号SLが入力
される時刻をゼロとするとき、左眼用液晶シャッターの
ON状態から、右眼用液晶シャッターのON状態に変化
しはじめる時刻(Ts1)は、フレーム期間(1/f)
と、液晶光学スイッチ手段におけるスイッチング時間
(Ts)との差(1/f−Ts)として表わすことがで
きる。なお、かかる差を表わす式において、スイッチン
グ時間(Ts)は、透過率が10%から90%に変化す
るまでの時間と定義される。
【0036】ここで、液晶光学スイッチ手段におけるス
イッチングは、液晶シャッター駆動回路により行われる
が、この液晶シャッター駆動回路を動作させるための駆
動信号DLは、左眼用画像信号SLに対し、(−f・Ts
・π)の位相差を与えて生成されるか、あるいは、右眼
用画像信号SRに対し、((1−f・Ts)・π)の位
相差を与えて生成される。すなわち、画像信号に対し、
このように位相差を与えて駆動信号を生成するのは、液
晶シャッターのスイッチングが不完全な状態で液晶表示
装置の画像表示が開始され、二重写りが生じることを防
止するためである。したがって、走査終了部としてのn
本目の走査線におけるホールド期間の終了時刻(Rn)
を、液晶光学スイッチ手段におけるスイッチングの開始
時刻(Ts1)と一致させるかまたは早くすると、関係
式(1)を満足することになる。よって、1本の走査線
の消去に要する時間(Td)や、液晶光学スイッチ手段
におけるスイッチング時間(Ts)が外的要因や内的要
因により変化した場合であっても、n本目の走査線にお
けるホールド期間の終了時刻(Rn)と、液晶光学スイ
ッチ手段のスイッチングの開始時刻(Ts1)とが確実
に重ならないように構成することができる。
【0037】なお、1本の走査線の消去に要する時間
(Td)や液晶光学スイッチ手段におけるスイッチング
時間(Ts)が変化した場合であっても、当該消去に要
する時間(Td)を、通常、0.01〜5msの範囲内
の値に制限することができ、同様に、当該スイッチング
時間(Ts)を、通常、0.01〜2msの範囲内の値
に制限することができる。したがって、液晶表示装置の
駆動周波数が80Hzの場合、具体的に、n本目の走査
線におけるホールド期間の開始時刻(Pn)を、7〜1
0msの範囲内の値とし、n本目の走査線におけるホー
ルド期間(Tn)を0.3〜5msの範囲内の値とする
ことが好ましい。
【0038】(5)その他 第1の実施形態においては、図9に示すように、右眼用
液晶シャッター18または左眼用液晶シャッター20の
いずれか一方の前面に位相差板25を設けることも好ま
しい。このように構成することにより、液晶シャッター
18、20のリタデーションによる色あいの調整を行う
ことが容易となる。また、第1の実施形態において、図
7〜9に示すように、液晶素子13の前後にニュートラ
ル偏光板15、14をそれぞれ設けることも好ましい。
このように構成することにより、結果として、右眼画像
および左眼画像の偏光方向を揃えることができ、偏光眼
鏡において左眼画像および左眼画像をより選択的に認識
することができる。
【0039】[第2の実施形態]第2の実施形態は、図
6に示すように、いわゆる前面板方式の立体表示方法
(立体表示装置)50であって、左眼画像および右眼画
像を時分割してフレーム期間ごとに交互に表示する液晶
表示装置12の前面に、ニュートラル偏光板14と、左
眼画像および右眼画像の切り替えと同期させて液晶の配
向状態を切り替えるための液晶光学スイッチ手段30と
を順次に設けるとともに、右眼用偏光板36および左眼
用偏光板38が設けられた偏光眼鏡40を用いて、ニュ
ートラル偏光板14および液晶光学スイッチ手段30を
透過してきた左眼画像を左眼で、右眼画像を右眼でそれ
ぞれ選択的に視認してなる立体表示方法である。そし
て、第2の実施形態の立体表示方法において、以下の条
件を満足することを特徴としている。 液晶表示装置12は、n本(nは100以上の整数)
の走査線を有しており、1本目〜走査終了部の走査線を
各ホールド期間走査して、走査終了部の走査線における
ホールド期間の終了時刻を、液晶光学スイッチ手段30
のスイッチングの開始時刻よりも早くしてある。 1本目の走査線のホールド期間をT1(sec.)と
し、走査終了部の走査線のホールド期間をTn(se
c.)としたときに、0.8×T1≦Tnの関係を満足
している。以下、第2の実施形態を構成する構成要素に
ついて、より具体的に説明するが、第1の実施形態と同
様の内容については、適宜省略するものとする。
【0040】(1)液晶表示装置 第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の液晶
表示装置12、例えば、フレーム周波数が60Hz以上
の値であるLCDを用いることが好ましい。
【0041】(2)液晶光学スイッチ手段 図6に示す液晶光学スイッチ手段30(液晶シャッター
と称する場合がある。)には、少なくとも2段階に配向
状態を切り替え可能な液晶を使用すれば良く、例えば第
1の実施形態と同様の液晶を用いることが好ましい。ま
た、液晶光学スイッチ手段30は、左眼画像用の配向状
態では、液晶の配向方向(偏光軸)と左眼画像の偏光方
向とが一致しているため、表示された左眼画像を円偏光
として、高い光透過率でもってを透過させることができ
る。同様に、右眼画像用の配向状態では、液晶の配向方
向(偏光軸)と右眼画像の偏光方向とが一致しているた
め、右眼画像を左眼画像とは逆向きの円偏光として、高
い光透過率でもって液晶光学スイッチ手段30を透過さ
せることができる。なお、第2の実施形態における液晶
光学スイッチ手段においても、第1の実施形態で説明し
たような駆動方法1〜5を実施することが好ましい。さ
らに、第2の実施形態における液晶光学スイッチ手段
は、第1の実施形態における左眼用液晶シャッターおよ
び右眼用液晶シャッターと違い、画像表示装置の前面に
取り付けられるため、室内灯との干渉によるちらつきが
ないという利点が得られる。
【0042】ここで、図3のタイミングチャートを再び
参照しながら、第2の実施形態における液晶光学スイッ
チ手段の動作状態と、液晶表示装置における各走査線の
表示状態との関係を説明する。なお、第1の実施形態と
同様の内容については、適宜説明を省略する。まず、偏
光眼鏡において左眼用画像のみを認識するには、図6に
示す同期回路28において、左眼用画像信号SLから取
り出された同期信号をもとに生成された駆動信号D
Lが、液晶光学スイッチ手段に入力され、動作状態が左
眼用偏光状態となる。そして、駆動信号DLが、液晶光
学スイッチ手段に入力されるのと同時期に、左眼用画像
信号SLが液晶表示装置に入力されると、Q1の時点
で、1本目の走査線の走査が開始され、ホールド期間
(Th1)に対応した時間、左眼用画像(一部)の表示
状態が保持される。以下、同様の走査を繰り返し、走査
終了部としてのn本目の走査線につき、Qnの時点で走
査を開始する一方、1〜(n−1)本の走査線について
は、それぞれ各ホールド期間(Th1〜Thn−1)に
対応した時間、左眼用画像の表示状態が保持されること
になる。したがって、第2の実施形態においても、左眼
用画像の表示状態が保持される期間、液晶光学スイッチ
手段の動作状態が左眼用偏光状態であるため、後述する
偏光眼鏡を介して、左眼用画像のみを認識することがで
きる。
【0043】一方、偏光眼鏡において右眼用画像のみを
認識するには、右眼用画像信号SRから取り出された同
期信号をもとに生成された駆動信号DRが、液晶光学ス
イッチ手段に入力されることにより、動作状態が右眼用
偏光状態となる。そして、同時期に、右眼用画像信号S
Rが液晶表示装置に入力されると、Q1の時点で、右眼
用画像に対応した1本目の走査線の走査を開始する。そ
して、順次に各走査線を走査し、走査終了部としてのn
本目の走査線に対して、Qnの時点で、走査を開始する
一方、1〜(n−1)本の走査線については、それぞれ
各ホールド期間(Th1〜Thn−1)に対応した時
間、右眼用画像の表示状態が保持されることになる。し
たがって、右眼用画像の表示状態が保持される期間、液
晶光学スイッチ手段の動作状態が右眼用偏光状態である
ため、後述する偏光眼鏡において右眼用画像のみを認識
することができる。
【0044】このような走査において、第2の実施形態
における立体表示装置の例でも、走査終了部としてのn
本目の走査線におけるホールド期間(Thn)の終了時
刻(Rn)を、液晶光学スイッチ手段におけるスイッチ
ングの開始時刻(Ts1)と一致させるか、あるいは当
該開始時刻よりも早くしてあるため、左眼画像および右
眼画像の二重写りを有効に防止することができる。ま
た、走査終了部としてのn本目の走査線のホールド期間
(Thn)を、1本目の走査線におけるホールド期間
(Th1)の80%以上の値としてあるため、走査方向
の輝度分布を、視感上問題がない程度に減少させること
ができる。
【0045】(3)偏光眼鏡 図6に示す偏光眼鏡40は、偏光特性が相互に異なる左
眼用フィルタ38と、右眼用フィルタ36とから構成さ
れている。そして、左眼用フィルタ38は、左眼画像の
円偏光と一致する(平行する)偏光軸を有しており、右
眼用フィルタ36は、右眼画像の円偏光と一致する(平
行する)偏光軸を有している。すなわち、偏光眼鏡40
としては、液晶光学スイッチ手段30を透過した左眼画
像の円偏光および、右眼画像の円偏光を、それぞれ透過
または遮断できるものであれば良い。なお、偏光眼鏡4
0は、通常の眼鏡のみならず、ゴーグルやヘルメットに
偏光特性が相互に異なる左眼用フィルタと、右眼用フィ
ルタを組み込んで構成したものでも良い。
【0046】(4)その他 第2の実施形態においても、図10に示すように、液晶
光学スイッチ手段30と、偏光眼鏡40との間に位相差
板25を設けることも好ましい。このように構成するこ
とにより、液晶光学スイッチ手段30のリタデーション
による色あいの調整を行うことが容易となる。
【0047】また、第2の実施形態において、偏光切り
替え機構(図示せず。)を、図6に示す液晶表示装置1
2と、液晶光学スイッチ手段30との間、あるいは液晶
光学スイッチ手段30と偏光眼鏡40との間に設けて、
左眼画像および右眼画像のいずれか一方を、直線偏光と
し、他方を、円偏光(楕円偏光)とすることもできる。
その場合には、偏光眼鏡40の左眼用フィルタ38およ
び右眼用フィルタ36の偏光軸については、いずれも直
線偏光に対して、直交方向に設定しておき、左眼用フィ
ルタ38および右眼用フィルタ36の前面に、楕円偏光
を補償するための位相差板を設けても良い。このように
構成することにより、左眼画像および右眼画像の一方が
直線偏光であるのに対し、他方が円偏光(楕円偏光)で
あるために生じる表示コントラストの差を改善すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本発明の立体表示方法および立体表示装
置によれば、n本(nは100以上の整数)の走査線を
有した液晶表示装置を用い、1本目から走査終了部まで
の走査線、例えばn本目の走査線までを各ホールド期間
走査し、n本目の走査線におけるホールド期間の終了時
刻を、眼鏡または液晶表示装置の前面に配置した液晶光
学スイッチ手段におけるスイッチングの開始時刻と一致
させるか、あるいは当該開始時刻よりも早くするととも
に、1本目の走査線のホールド期間をTh1(se
c.)とし、走査終了部としてのn本目の走査線のホー
ルド期間をThn(sec.)としたときに、0.8×
Th1≦Thnの関係を満足することにより、各走査線
における発光輝度のばらつきを小さくしたまま、左眼画
像および右眼画像の二重写りを有効に防止することがで
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における立体表示装置の概略を
示す図である(その1)。
【図2】液晶表示装置を分割駆動した場合の、液晶シャ
ッターにおける偏光状態と、液晶表示装置における各走
査線の表示状態との関係を示すタイミングチャ−トであ
る。
【図3】液晶表示装置を通常駆動(非分割駆動)した場
合の、液晶シャッターにおける偏光状態と、液晶表示装
置における各走査線の表示状態との関係を示すタイミン
グチャ−トである(その1)。
【図4】非ホ−ルド時間を設けた場合の、液晶シャッタ
ーにおける偏光状態と、液晶表示装置における各走査線
の表示状態との関係を示すタイミングチャ−トである。
【図5】液晶表示装置を通常駆動(非分割駆動)した場
合の、液晶シャッターにおける偏光状態と、液晶表示装
置における各走査線の表示状態との関係を示すタイミン
グチャ−トである(その2)。
【図6】第2の実施形態における立体表示装置の概略を
示す図である(その1)。
【図7】第1の実施形態における立体表示装置の概略を
示す図である(その2)。
【図8】第1の実施形態における立体表示装置の概略を
示す図である(その3)。
【図9】第1の実施形態における立体表示装置の概略を
示す図である(その4)。
【図10】第2の実施形態における立体表示装置の概略
を示す図である(その2)。
【図11】従来の画像表示方法を説明するために供する
図である(その1)。
【図12】従来の画像表示方法を説明するために供する
図である(その2)。
【図13】従来の液晶シャッターにおける偏光状態と、
液晶表示装置における各走査線の表示状態との関係を示
すタイミングチャ−トである。
【符号の説明】
10 立体表示装置 11 バックライト 12 液晶表示装置 13 液晶素子 14,15 ニュートラル偏光板 18、20、30 液晶光学スイッチ手段 22、24、36、38、42、43、45 偏光板 25 位相差板 26、40 偏光眼鏡 28、42 同期回路(駆動回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 611 G09G 3/20 611E 5G435 622 622D 660 660X H04N 13/04 H04N 13/04 Fターム(参考) 2H059 AA26 AA33 AA38 CA00 CA04 CA10 2H088 EA07 EA35 JA04 MA04 MA10 5C006 AA01 AA02 AF44 AF52 BB11 BC03 BF21 EC12 EC13 FA23 GA02 5C061 AA02 AA03 AA12 AA14 AB20 5C080 AA10 BB05 CC04 DD06 EE17 FF09 JJ04 JJ06 5G435 AA00 BB12 BB15 CC11 DD01 EE25 FF05 FF15 GG22 LL04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左眼画像および右眼画像を時分割してフ
    レーム期間ごとに交互にスイッチングして表示する液晶
    表示装置と、 左眼画像および右眼画像のスイッチングと同期させて液
    晶の配向状態を切り替えるための液晶光学スイッチ手段
    および偏光板から構成された液晶シャッター付き偏光眼
    鏡と、 を備えた立体表示装置において、 前記液晶表示装置は、n本(nは100以上の整数)の
    走査線を有しており、1本目〜走査終了部の走査線を各
    ホールド期間走査するとともに、走査終了部の走査線に
    おけるホールド期間の終了時刻を、液晶光学スイッチ手
    段のスイッチングの開始時刻に対して一致させるか、ま
    たは早くしてあるとともに、 1本目の走査線のホールド期間をTh1(sec.)と
    し、走査終了部の走査線のホールド期間をThn(se
    c.)としたときに、0.8×Th1≦Thnの関係を
    満足することを特徴とする立体表示装置。
  2. 【請求項2】 下記関係式(1)を満足することを特徴
    とする請求項1に記載の立体表示装置。 Pn+Thn+td≦1/f−Ts (1) Pn:1本目の走査線におけるホールド期間の開始時刻
    を0(sec.)としたときの、走査終了部の走査線に
    おけるホールド期間の開始時刻(sec.) Thn:走査終了部の走査線のホールド期間(se
    c.) td:1本の走査線の消去に要する時間(sec.) f :液晶表示装置における駆動周波数(Hz) Ts:液晶光学スイッチ手段におけるスイッチング時間
    (sec.)
  3. 【請求項3】 1本目〜走査終了部の走査線におけるホ
    ールド期間の終了時刻が、それぞれ一致していることを
    特徴とする請求項1または2に記載の立体表示装置。
  4. 【請求項4】 1本目〜走査終了部の走査線におけるホ
    ールド期間を、消去パルスにより一括して終了させるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の立
    体表示装置。
  5. 【請求項5】 1本目〜走査終了部の走査線におけるホ
    ールド期間内に、非走査時間を含むことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の立体表示装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶表示装置を分割駆動させること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の立体
    表示装置。
  7. 【請求項7】 左眼画像および右眼画像を時分割してフ
    レーム期間ごとに交互にスイッチングして表示する液晶
    表示装置と、 左眼画像および右眼画像のスイッチングと同期させて液
    晶の配向状態を切り替えるための液晶光学スイッチ手段
    および偏光板から構成された液晶シャッター付き偏光眼
    鏡と、 を用いた立体表示方法において、 前記液晶表示装置は、n本(nは100以上の整数)の
    走査線を有しており、1本目〜走査終了部の走査線を各
    ホールド期間走査するとともに、走査終了部の走査線に
    おけるホールド期間の終了時期を、液晶光学スイッチ手
    段のスイッチングの開始時刻に対して一致させるか、ま
    たは早くするとともに、 1本目の走査線のホールド期間をTh1(sec.)と
    し、走査終了部の走査線のホールド期間をThn(se
    c.)としたときに、0.8×Th1≦Thnの関係を
    満足することを特徴とする立体表示方法。
  8. 【請求項8】 左眼画像および右眼画像を時分割してフ
    レーム期間ごとに交互にスイッチングして表示する液晶
    表示装置と、 その前面に設けられた偏光板と、 左眼画像および右眼画像のスイッチングと同期させて液
    晶の配向状態を切り替えるために、前記液晶表示装置の
    前面に配置された液晶光学スイッチ手段と、 当該液晶光学スイッチ手段を透過した左眼画像用透過光
    を左眼で、右眼画像用透過光を右眼で選択的に視認させ
    るための偏光眼鏡と、 を備えた立体表示装置において、 前記液晶表示装置は、n本(nは100以上の整数)の
    走査線を有しており、1本目〜走査終了部の走査線を各
    ホールド期間走査するとともに、走査終了部の走査線に
    おけるホールド期間の終了時期を、液晶光学スイッチ手
    段のスイッチングの開始時期に対して一致させるか、ま
    たは早くしてあるとともに、 1本目の走査線のホールド期間をTh1(sec.)と
    し、走査終了部の走査線のホールド期間をThn(se
    c.)としたときに、0.8×Th1≦Thnの関係を
    満足することを特徴とする立体表示装置。
  9. 【請求項9】 左眼画像および右眼画像を時分割してフ
    レーム期間ごとに交互にスイッチングして表示する液晶
    表示装置の前面に、偏光板と、左眼画像および右眼画像
    のスイッチングと同期させて液晶の配向状態を切り替え
    るための液晶光学スイッチ手段とを備えるとともに、当
    該液晶光学スイッチ手段を透過した左眼画像用透過光を
    左眼で、右眼画像用透過光を右眼で選択的に偏光眼鏡を
    用いて視認させる立体表示方法において、 前記液晶表示装置は、n本(nは100以上の整数)の
    走査線を有しており、1本目〜走査終了部の走査線を各
    ホールド期間走査するとともに、走査終了部の走査線に
    おけるホールド期間の終了時期を、液晶光学スイッチ手
    段のスイッチングの開始時刻に対して一致させるか、ま
    たは早くするとともに、 1本目の走査線のホールド期間をTh1(sec.)と
    し、走査終了部の走査線のホールド期間をThn(se
    c.)としたときに、0.8×Th1≦Thnの関係を
    満足することを特徴とする立体表示方法。
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