JP2001154267A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP2001154267A
JP2001154267A JP33815899A JP33815899A JP2001154267A JP 2001154267 A JP2001154267 A JP 2001154267A JP 33815899 A JP33815899 A JP 33815899A JP 33815899 A JP33815899 A JP 33815899A JP 2001154267 A JP2001154267 A JP 2001154267A
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light beam
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liquid crystal
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JP33815899A
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Masashi Sakaguchi
昌史 坂口
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度の画像情報に応じた鮮明な投写画像
を表示でき、かつコストアップを必要最小限とすること
ができ、さらには、オペレーティングシステムのマルチ
モニタ機能等に対応できるプロジェクタを提供する。 【解決手段】 ランプ2、このランプ2から出射された
光束を画像情報に応じて変調する液晶パネル3,4と、
これらの液晶パネル3,4で変調された変調光束を拡大
投写する投写レンズ5とを備えたプロジェクタ1とし、
液晶パネル3,4は、画像情報に基づいて形成される光
学像を分割した2つの領域に応じて、それぞれの領域の
光束を変調する。そのため、入力される画像情報の解像
度に応じて複数の光変調装置を組み合わせることによ
り、1台のプロジェクタで種々の解像度に対応すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、この光源
から出射された光束を画像情報に応じて変調する電気光
学装置と、この電気光学装置で変調された変調光束を拡
大投写する投写光学系とを備えたプロジェクタに関す
る。
【0002】
【背景技術】従来より、光源と、この光源から出射され
た光束を画像情報に応じて変調する電気光学装置と、こ
の電気光学装置で変調された変調光束を拡大投写する投
写光学系とを備えたプロジェクタが利用されている。
【0003】このようなプロジェクタは、ノート型パー
ソナルコンピュータ等が接続され、会議、学会、展示会
等のコンピュータによるマルチプレゼンテーションに広
く利用されている。
【0004】ここで、上述したプロジェクタの電気光学
装置としては、液晶パネル等の光変調装置を備えたもの
が用いられるが、この光変調装置は、所定の解像度、例
えば、VGA、SVGA、XGA、SXGAに対応する
ように設定され、一般に低価格のものには、VGA、S
VGA等の低解像度の光変調装置が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロジ
ェクタに接続されるパーソナルコンピュータからの画像
情報は、VGA、SVGA、XGA、SXGA等、種々
の解像度のものがあり、必ずしも一定の解像度の画像情
報が入力されるとは限らない。このため、従来は、VG
A、SVGA等の光変調装置を備えたプロジェクタにX
GA、SXGA等の高解像度の画像情報が入力された場
合、これら高解像度の画像情報を内部の制御回路で低解
像度の画像情報に補正した後、光変調装置で変調するた
め、パーソナルコンピュータから解像度の高い鮮明な画
像情報を供給しても、投写光学系によって拡大投写され
た投写画像では、低解像度のものしか表示することしか
できないという問題がある。
【0006】一方、このようなVGA、SVGA等の光
変調装置を備えたプロジェクタで高解像度の画像情報に
対応して投写画像を表示するには、2台のプロジェクタ
をスタックさせ、1台のパーソナルコンピュータからの
画像情報を2台のプロジェクタで1つの投写画像として
表示することもできるが、画像情報の解像度に応じて複
数のプロジェクタを準備しなければならず、低価格のプ
ロジェクタという本来のメリットが損なわれてしまうと
いう問題がある。
【0007】さらに、最近のオペレーティングシステム
の進歩により、1台のパーソナルコンピュータで複数の
ディスプレイ装置に異なる画像を表示するマルチモニタ
機能を備えたオペレーティングシステムも登場し、この
ようなマルチモニタ機能に対応できるプロジェクタが要
望されている。
【0008】本発明の目的は、高解像度の画像情報に応
じた鮮明な投写画像を表示でき、かつコストアップを必
要最小限とすることができ、さらには、オペレーティン
グシステムのマルチモニタ機能等に対応できるプロジェ
クタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るプロジェクタは、光源と、この光源か
ら出射された光束を画像情報に応じて変調する電気光学
装置と、この電気光学装置で変調された変調光束を拡大
投写する投写光学系とを備えたプロジェクタであって、
前記電気光学装置は、前記画像情報に基づいて形成され
る光学像を分割した複数の領域に応じて、それぞれの領
域の光束を変調する複数の光変調装置を備えていること
を特徴とする。
【0010】ここで、上述した電気光学装置としては、
3つ以上の光変調装置を備えたものを採用できるが、2
つの光変調装置を備えた電気光学装置を採用すれば、十
分である。
【0011】また、2つの光変調装置であれば、各光変
調装置で変調された光束を合成して1つの投写画像とし
て表示する構造の複雑化を招くことがなく、プロジェク
タの低コスト化を確保できる。
【0012】このような本発明によれば、複数の光変調
装置を組み合わせることにより、1台のプロジェクタで
種々の解像度に対応することができる。
【0013】例えば、水平画素数640×垂直画素数4
80のVGA対応の光変調装置によって形成される画像
を水平方向に2つ並べれば、水平画素数1280×垂直
画素数960の高解像度表示が可能となる。水平画素数
800×600のSVGA対応の光変調装置によって形
成される画像を水平方向に2つ並べれば、水平画素数1
600×垂直画素数600の高解像度表示が可能とな
る。この場合、アスペクト比は8:3となるが、水平方
向のデータを2分の1に圧縮し、垂直方向のデータを3
分の1に圧縮することにより、16:9のビデオ表示に
対応することが可能である。また、ビデオ表示に限ら
ず、アスペクト比よりも解像度が重視されるようなデー
タの表示にも対応できる。例えば、横長に表示する場合
が多いCADやプラント監視におけるデータ表示や、南
北よりも東西に長く表示する方が便利な世界地図のデー
タ表示などに対応可能である。
【0014】また、電気光学装置以外の投写光学系、光
源等を1つで済ませられるので、2台のプロジェクタを
スタックさせて使用する場合のように、プロジェクタの
高コスト化を招くこともなく、プロジェクタの低コスト
化を確保することができる。
【0015】また、このように複数の光変調装置を備え
ることで、オペレーティングシステムのマルチモニタ機
能等にも対応することができ、プロジェクタの多機能化
を図ることもできる。
【0016】以上において、上述したプロジェクタは、
各光変調装置により変調された光束を合成する光束合成
手段を有し、この光束合成手段からの出射光束を1つの
投写光学系により拡大投写するように構成するのが好ま
しい。
【0017】すなわち、プロジェクタを構成する部品の
うち、最も高価なのが複数のレンズを組み合わせて構成
される投写光学系であり、この投写光学系を1つで済ま
せることにより、プロジェクタのコストアップを必要最
小限に抑えることができる。加えて、各光変調装置で変
調された変調光束を合成した後に、1つの投写光学系に
供給することで、2台のプロジェクタをスタックさせて
投写画像を表示した場合のように、各プロジェクタの投
写光学系に起因する投写画像の継ぎ目部分における投写
画像の収差の発生を防止でき、見易い投写画像とするこ
とができる。
【0018】また、上述したプロジェクタは、1つの光
源から出射された出射光束を複数の光変調装置に応じて
分離する光束分離手段を備えているのが好ましい。ここ
で、光束分離手段は、光源からの出射光束を分離して、
各光変調装置に供給するミラー、プリズム等の光学素子
を採用することができる。
【0019】すなわち、プロジェクタが光束分離手段を
備えているので、ランプ等の光源を1つで済ませること
ができ、プロジェクタの高コスト化を招くこともない。
また、光源が1つであれば、交換等のメンテナンス作業
が軽減されるうえ、複数の光源を利用している場合、各
光源の輝度ムラにより複数の領域間で投写画像の明暗等
が発生することがあるが、1つの光源からの出射光束を
利用すれば、このようなこともない。
【0020】さらに、上述した電気光学装置を構成する
光変調装置としては、DMD(デジタル・ミラー・デバ
イス;米テキサスインスツルメント社の登録商標)、液
晶表示装置等種々のものを採用することができるが、カ
ラーフィルタを備えた透過型の液晶表示装置を採用する
のが好ましい。
【0021】すなわち、カラーフィルタを備えた透過型
の液晶表示装置は、単板型のプロジェクタの電気光学装
置として利用され、単板型のプロジェクタであれば、他
の光学系の構造を簡素化することができるので、プロジ
ェクタの低価格化を促進できる。そして、このような液
層表示装置であれば、光変調装置を付加することによる
コスト上昇を最小限に抑えることができ、一層好まし
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】(第1実施の形態)図1、2に示すよう
に、第1実施の形態のプロジェクタ1は、光源となるラ
ンプ2と、このランプ2から出射された光束を画像情報
に応じて変調する電気光学装置となる2つの液晶パネル
3,4と、これらの液晶パネル3,4で変調された変調
光束を拡大投写する投写光学系となる投写レンズ5とを
備えて構成されている。
【0024】ランプ2と液晶パネル3との間には、光束
分離手段6が設けられている。この、光束分離手段6
は、1つのランプ2から出射された光束を2系統に分離
するものであり、ほぼ正方形状の2枚のミラー部品を、
内角が90°となるように、それぞれの一端部同士を結
合して形成された光束分離ミラーで形成されている。そ
して、1つのミラー部品のランプ2と対向する面が、分
離ミラー面6Aとされ、他のミラー部品のランプ2と対
向する面が、分離ミラー面6Bとされている。
【0025】このような光束分離手段6は、図2に示す
ように、ランプ2からの光軸C上に配置されている。こ
のため、分離ミラー面6Aおよび分離ミラー面6Bは、
その光軸Cに対して水平面内で45°ずつ傾いて左右に
対称となっている。また、上下方向もその中心が光軸C
に対して一致するように配置されている。従って、ラン
プ2から出射される光束に対して、分離ミラー面6Aお
よび分離ミラー面6Bは、90°の角度で光束を反射さ
せることができるようになっている。
【0026】このような光束分離手段6の前記光軸Cと
直交する方向の両外側には、第1導光ミラー7と、第2
導光ミラー8とがそれぞれ平面視斜めに設けられてい
る。これらの第1導光ミラー7、第2導光ミラー8は、
前記分離ミラー面6Aおよび分離ミラー面6Bとほぼ同
じ大きさ、形状に形成され、第1導光ミラー7は分離ミ
ラー面6Aから、第2導光ミラー8は分離ミラー面6B
からそれぞれ等しい寸法で所定寸法離間され、かつ、平
行に配置されている。そして、第1導光ミラー7、第2
導光ミラー8において、分離ミラー面6Aおよび分離ミ
ラー面6Bと対向する面が光束を導光、かつ、反射する
ミラー部となっている。
【0027】従って、ランプ2から出射された光束は、
分離ミラー面6Aおよび分離ミラー面6Bで反射され、
互いに反対方向に分離され、90°の角度で第1導光ミ
ラー7および第2導光ミラー8に入射し、そこからさら
に90°の角度で、前記液晶パネル3,4に出射するよ
うになっている。
【0028】前記液晶パネル3,4は、図3に示すよう
に、例えば、VGA対応として、640×480の画素
数を有するものとされ、それぞれの画素には、図4に示
すように、R(赤色光)、G(緑色光)、B(青色光)
のマイクロカラーフィルタ17が設けられている。すな
わち、液晶パネル3,4は、厚さ方向両端に配置される
偏光板10,10に挟み込まれたガラス基板11,11
を備え、これらのガラス基板11,11の間に配向層1
2,12が設けられ、これらの配向層12,12の間に
液晶13が封入されている。一方の配向層12には、モ
ザイク、ストライプ、トライアングル等に配置されて前
記R、G、Bのマイクロカラーフィルタ17が設けられ
ている。このマイクロカラーフィルタ17の上部(出射
側)には、透明電極14が設けられている。また、R、
G、Bの各画素間には、ブラックマトリクス15が形成
され、液晶パネル3,4の側面には、駆動IC16が設
けられている。
【0029】このような各液晶パネル3,4は、図1,
2に示すように、前記光軸Cと直交し、かつ、1つの液
晶パネル3は第1導光ミラー7、他の1つの液晶パネル
4は第2導光ミラー8の光束の出射先に配置されてい
る。そして、各液晶パネル3,4は、外部からの情報
を、マルチプレクサ等を介して、A情報40Aあるいは
B情報40Bに分割して取り込むようになっており、ま
た、これらの液晶パネル3,4の幅寸法は、第1導光ミ
ラー7および第2導光ミラー8の幅方向を45°傾け、
光軸Cと平行移動させたときの寸法とほぼ等しい大きさ
に形成されている。つまり、第1導光ミラー7および第
2導光ミラー8から出射される光束のすべてを取り込む
ことができるようになっている。
【0030】液晶パネル3,4と前記投写レンズ5との
間には、それぞれの液晶パネル3,4で取り込まれた2
つの情報を1つに合成する光束合成手段20が設けられ
ている。この光束合成手段20は、2枚のミラー部材を
内角が90°となるように形成した前記光束分離手段6
とまったく同じ構造であるが、向きを逆にして配置され
ている。つまり、両者20,6は、90°の内角を互い
に向き合わせるようにして配置されている。そして、1
つの面が合成面20Aとされ、他の面が合成面20Bと
されている。
【0031】また、光束合成手段20の前記光軸Cと直
交する方向の両側には、第3、第4導光ミラー21,2
2が設けられている。これらの導光ミラー21,22
は、前記第1、第2の導光ミラー7,8とまったく同じ
ものである。従って、液晶パネル3,4により変調され
た光束は、図2に示すように、2つの情報のうちA情報
40Aが第3導光ミラー21から光束合成手段20の合
成面20Aに反射されるとともに、2つの情報のうちB
情報40Bが第4導光ミラー22から光束合成手段20
の合成面20Bに反射され、両者40A,40Bが合成
されて投写レンズ5に入射される。光束合成手段20に
より1つに合成された情報は、投写レンズ5により、当
該投写レンズ5の前方に設けられているスクリーン25
に、A情報40A、B情報40Bとして拡大投写される
ようになっている。なお、この実施形態のスクリーン2
5は横長タイプとなっている。
【0032】このような第1実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。
【0033】(1) 電気光学装置3が2つの領域に応じた
2つの液晶パネル3,4を備えているので、入力される
画像情報の解像度に応じて2つの液晶パネル3,4を組
み合わせることにより、1台の投写レンズ4で、種々の
解像度に対応することができる。
【0034】例えば、水平画素数640×垂直画素数4
80のVGA対応の液晶パネル3,4を用いれば、水平
画素数1280×垂直画素数960の高解像度表示が可
能となる。また、水平画素数800×600のSVGA
対応の液晶パネル3,4を用いれば、水平画素数160
0×垂直画素数600の高解像度表示が可能となる。こ
の場合、アスペクト比は8:3となるが、水平方向のデ
ータを2分の1に圧縮し、垂直方向のデータを3分の1
に圧縮することにより、16:9のビデオ表示に対応す
ることが可能である。また、ビデオ表示に限らず、アス
ペクト比よりも解像度が重視されるようなデータの表示
にも対応できる。例えば、横長に表示する場合が多いC
ADやプラント監視におけるデータ表示や、南北よりも
東西に長く表示する方が便利な世界地図のデータ表示な
どに対応可能である。
【0035】(2) 電気光学装置3以外の投写光学系であ
る投写レンズ5、光源となるランプ2を1つで済ませら
れるので、2台のプロジェクタをスタックさせて使用す
る場合のようにプロジェクタの高コスト化を招くことも
なくなり、プロジェクタ1の低コスト化を確保すること
ができる。
【0036】(3) 2つの液晶パネル3,4を備えること
で、これらを組み合わせ、種々の解像度に対応すること
ができる。従って、オペレーティングシステムのマルチ
モニタ機能等にも対応することができ、プロジェクタ1
の多機能化を図ることができる。
【0037】(4) 2つの液晶パネル3,4により変調さ
れた光束を合成する光束合成手段20を有し、この光束
合成手段20からの出射光束を1つの投写レンズ5によ
り拡大投写するように構成されているので、最も高価と
なる複数のレンズの組み合わせが不要となり、その結
果、プロジェクタ1のコストアップを必要最小限に抑え
ることができる。
【0038】(5) 2つの液晶パネル3,4により変調さ
れた光束を合成する光束合成手段20を有し、この光束
合成手段20からの出射光束を1つの投写レンズ5によ
り拡大投写するように構成されているので、各液晶パネ
ル3,4で変調された変調光束を合成した後に、1つの
投写レンズ5に供給することで、2台のプロジェクタを
スタックさせて投写画像を表示した場合のように、各プ
ロジェクタの投写光学系に起因する投写画像の継ぎ目部
分における投写画像の収差の発生を防止でき、見易い投
写画像とすることができる。
【0039】(6) 1つの光源から出射された出射光束
を、2つの液晶パネル3,4に応じて分離する光束分離
手段6を備えているので、ランプ2等の光源を1つで済
ませることができ、プロジェクタ1の高コスト化を防止
することができる。また、光源が1つであれば、交換等
のメンテナンス作業が軽減されるうえ、複数の光源を利
用した際に生じる各光源の輝度ムラによる複数の領域間
における投写画像の明暗等の発生を防止することができ
る。
【0040】(7) 液晶パネル3,4は、マイクロカラー
フィルタ10を備えた透過型の液晶表示装置となってい
るので、他の光学系の構造を簡素化することができ、こ
れにより、プロジェクタ1低価格化を促進できる。そし
て、このような液層表示装置であれば、光変調装置を付
加することによるコスト上昇を最小限に抑えることがで
きる。
【0041】(8) 2つの液晶パネル3,4を備えること
で、オペレーティングシステムのマルチモニタ機能等に
も対応することができ、プロジェクタの多機能化を図る
こともできる。
【0042】なお、前記第1実施の形態で、液晶パネル
3,4の方向を変えて使用してもよい。すなわち、図5
に示すように、液晶パネル3,4の向きを90°変えて
配置し、つまり、縦長にして、縦長のスクリーン25’
に画像を投射するようにしたものである。
【0043】そして、このようにしても、前記第1実施
の形態と同様の作用および前記(1)〜(8)と同様の効果を
得ることができる他、 (9)液晶パネル3,4を800×600の画素数を有す
るものとしたとき、SXGA(1280×1024ピク
セル)等の高解像度の画像情報に対応することができる
という効果がある。
【0044】(第2実施の形態)次に、図6,7に基づ
いて、本発明の第2実施の形態を説明する。
【0045】この実施の形態のプロジェクタ41では、
前記第1実施の形態が、光束の分離および光束の合成
を、光束分離ミラーを使用して行っていたものを、プリ
ズムを使用して行うようにしたものである。従って、光
束分離手段36および光束合成手段30のみ説明し、前
記第1実施の形態と同様の構造および同一部材には、同
一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化す
る。
【0046】光束分離手段36の分離面36A,36B
は、前記第1実施の形態における光束分離手段6の分離
面6A,6Bとほぼ同じ面積を有し、光束合成手段30
の合成面30A,30Bは、前記第1実施の形態におけ
る光束合成手段20の合成面20A,20Bとほぼ同じ
面積を有する。
【0047】従って、図7に示すように、ランプ2から
出射される光は、光束分離手段36、液晶パネル3,
4、光束合成手段30から投写レンズ5に出射され、そ
こからスクリーン25に画像が投写されるようになって
いる。
【0048】そして、このような第2実施の形態におい
ても、前記第1実施の形態と同様の作用および前記(1)
〜(8)と同様の効果を得ることができる他、 (10) 光束分離手段36および光束合成手段30がプリ
ズムで形成されているので、反射効率がよく、高解像度
の画像情報に応じた鮮明な投写画像を表示できるという
効果を得ることができる。
【0049】なお、前記第2実施の形態で、液晶パネル
3,4の方向を変えて使用してもよい。すなわち、図8
に示すように、液晶パネル3,4の向きを90°変えて
配置し、つまり、縦長にして、縦長のスクリーン25’
に画像を投射するようにしたものである。
【0050】そして、このようにしても、前記第2実施
の形態と同様の作用および前記(1)〜(10)と同様の効果
を得ることができる。
【0051】また、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、他の変形形態でにも適用できるものである。
【0052】例えば、前記各実施の形態では、光変調装
置として液晶パネル3,4を用いたが、これに限らず、
DMD(デジタル・ミラー・デバイス;米テキサスイン
スツルメント社の登録商標)等を用いてもよい。
【0053】また、前記各実施の形態では、光変調装置
として2つの液晶パネル3,4を用いたが、これに限ら
ず、3個あるいは4個の液晶パネルを用いるようにして
もよい。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のプロジ
ェクタによれば、電気光学装置が複数の領域に応じた複
数の光変調装置を備えているので、入力される画像情報
の解像度に応じて複数の光変調装置を組み合わせること
により、1台のプロジェクタで種々の解像度に対応する
ことができる。
【0055】また、電気光学装置以外の投写光学系、光
源等を1つで済ませられるので、2台のプロジェクタを
スタックさせて使用する場合のように、プロジェクタの
高コスト化を招くこともなく、プロジェクタの低コスト
化を確保することができる。
【0056】さらに、このように複数の光変調装置を備
えることで、オペレーティングシステムのマルチモニタ
機能等にも対応することができ、プロジェクタの多機能
化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るプロジェクタを
示す全体概略図である。
【図2】前記実施の形態の光路を示す模式図である。
【図3】前記実施の形態の光変調装置を示す平面図であ
る。
【図4】前記実施の形態の光変調装置を示す縦断面図で
ある。
【図5】前記実施の形態で光変調装置の向きを変えた場
合のプロジェクタを示す全体概略図である。
【図6】本発明の第2実施の形態に係るプロジェクタを
示す全体概略図である。
【図7】前記実施の形態の光路を示す模式図である。
【図8】前記実施の形態で光変調装置の向きを変えた場
合のプロジェクタを示す全体概略図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ 2 ランプ 3,4 電気光学装置(光変調装置)である液晶パネル 5 投写光学係である投写レンズ 6,36 光束分離手段 7 第1導光ミラー 8 第2導光ミラー 10 マイクロカラーフィルタ 20,30 光合成手段 21 第3導光ミラー 22 第4導光ミラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源から出射された光束を
    画像情報に応じて変調する電気光学装置と、この電気光
    学装置で変調された変調光束を拡大投写する投写光学系
    とを備えたプロジェクタであって、 前記電気光学装置は、前記画像情報に基づいて形成され
    る光学像を分割した複数の領域に応じて、それぞれの領
    域の光束を変調する複数の光変調装置を備えていること
    を特徴とするプロジェクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記電気光学装置は、2つの光変調装置を備えているこ
    とを特徴とするプロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプロジ
    ェクタにおいて、 各光変調装置により変調された光束を合成する光束合成
    手段を有し、この光束合成手段からの出射光束を1つの
    投写光学系により拡大投写することを特徴とするプロジ
    ェクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    プロジェクタにおいて、 1つの光源から出射された出射光束を、前記複数の光変
    調装置に応じて分離する光束分離手段を備えていること
    を特徴とするプロジェクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記光束分離手段は、前記光源からの出射光束を分離し
    て、各光変調装置に供給する光束分離ミラーであること
    を特徴とするプロジェクタ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記光束分離手段は、前記光源からの出射光束を分離し
    て、各光変調装置に供給する光束分離プリズムであるこ
    とを特徴とするプロジェクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    プロジェクタにおいて、 前記光変調装置は、カラーフィルタを備えた透過型の液
    晶表示装置であることを特徴とするプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189509A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Goto Optical Mfg Co ドームスクリーン用ビデオ投映機
JP2007187695A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Konica Minolta Planetarium Co Ltd デジタル式プラネタリウム装置
JP2022043662A (ja) * 2020-09-04 2022-03-16 株式会社ライトショー・テクノロジー 投射型表示装置

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