JP2001153426A - 空気調和機の風向制御方法 - Google Patents

空気調和機の風向制御方法

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JP2001153426A
JP2001153426A JP33123399A JP33123399A JP2001153426A JP 2001153426 A JP2001153426 A JP 2001153426A JP 33123399 A JP33123399 A JP 33123399A JP 33123399 A JP33123399 A JP 33123399A JP 2001153426 A JP2001153426 A JP 2001153426A
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Japan
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wind
air conditioner
air outlet
wind direction
angle
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JP33123399A
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English (en)
Inventor
Yuji Takeda
雄次 武田
Shigeru Narai
茂 成相
Teruo Fujikoso
輝夫 藤社
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より自然に近い気流を形成し、居住空間の快
適性を向上することを目的とするものである。 【解決手段】 左風向上下羽根19bまたは右風向上下
羽根19cの一方を空気吹き出し口が閉口となるように
設定し、他方を開口となるように設定し、中央上下羽根
19aを左風向上下羽根19bと右風向上下羽根19c
の間の角度に設定した後、最大開口部を右、中央、左と
変化させるように、上下に揺動させ、これを往復させ左
右に繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の制御
方法に関し、さらに詳細には、自然な気流を形成するた
めの空気調和機の風向制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機により冷房等を行う場合、自
然に近い気流を再現することにより、居住空間の快適性
を向上したい場合がある。かかる場合に、従来は以下の
ような風向制御方法が用いられていた。
【0003】図6は、従来の空気調和機の室内機を示す
断面図である。図6において、1は前面カバー、2は空
気の吸込口、3は熱交換器、4は送風ファン、5はリア
ガイダ、6はスタビライザ、8は空気の吹出口である。
送風ファン4により空気吸込口2から導入された空気
が、スタビライザ6とリアガイダ5により形成された送
風路7を介して、空気吹出口8から送出される。空気吹
出口8には、風の流れを水平に変化させる複数の風向左
右羽根10と、風の流れを垂直に変化させる風向上下羽
根9が設けられている。
【0004】図7は、図6に示す空気調和機を用いて、
従来の風向制御方法により形成された吹出し流の様子を
示す模式図である。従来は、風向上下羽根9を上下に揺
動させながら、風量、揺動振幅θ、揺動速度v等を時間
と共に変化させることにより、自然気流に似た気流を形
成していた。例えば、特開平8−313032号公報に
は、風向上下羽根の揺動振幅、揺動速度、上死点又は下
死点における保持時間等をカオスデータに基づいて時間
と共に変化させることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の風
向制御方法においては、気流が同一の空気吹出口8から
送出されるため、空気調和機から送出される気流の上下
角度を同一の位相でしか変化することができない。一
方、自然界においては、複数の気流源から発生した気流
が互いに異なる位相で変化しており、これらが複合され
て全体の気流が形成されている。このため、従来の技術
によっては、空気調和機により形成する室内気流を自然
に近づけるのに限界があった。また、複数台の空気調和
機を室内に配置すれば、より自然に近い気流の形成が可
能であるが、経済性が悪く、制御も複雑となる。
【0006】そこで本発明の風向制御方法は、単一の空
気調和機を用いて、より自然に近い気流を形成し、居住
空間の快適性を向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の風向制御方法は、室内機内部に、室内熱交
換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可
能に軸支され、風向きを垂直方向に変化させる風向上下
羽根を備え、上記風向上下羽根が、水平方向に3分割さ
れた空気調和機において、上記3分割された風向上下羽
根を、送出される風向が左右に変化するように、角度の
位相を異ならせ、上下に揺動させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、室内機内部に、室内熱交換器と、送風ファンと、空
気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され、風向きを垂
直方向に変化させる風向上下羽根を備え、上記風向上下
羽根が、水平方向に3分割された空気調和機において、
上記3分割された風向上下羽根を、送出される風向が左
右に変化するように、角度の位相を異ならせ、上下に揺
動させるものである。
【0009】空気吹出口中央部の吹出し流と空気吹出口
左右部の吹出し流が互いに異なる位相で変化し、これら
の吹出し流が複合されて室内全体の気流が形成されるた
め、自然に近い気流を実現して、居住空間の快適性を向
上することができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、上記3分
割された風向上下羽根を、送出される風向が左右に変化
するように、1枚ずつ開口させることを特徴とする。
【0011】風向上下羽根を1枚ずつ開口させることに
より強く自然に近い気流を実現して、居住空間の快適性
を向上することができる。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明は空気調和
機の運転開始時に上記3分割された風向上下羽根のう
ち、中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放と
なる位置に設定する一方、左右の風向上下羽根の角度
を、上記中央の風向上下羽根の開放位置よりも空気吹出
口を閉塞する方向の位置に設定し、設定時間経過後、上
記3分割された風向上下羽根のうち、中央の風向上下羽
根の角度を、空気吹出口を閉塞する方向の位置に設定す
る一方、左右の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開
放となる位置に設定し、設定時間経過後、上記3分割さ
れた風向上下羽根を、送出される風向が左右に変化する
ように、角度の位相を異ならせ、上下に揺動させるとを
特徴とする。
【0013】この構成により、空気調和機の運転開始時
に、始動直後に中央集中的に、設定時間後、部屋全体
に、更に設定時間後、経時的に気流の変化をつけること
により快適な自然に近い気流を実現することができ、居
住空間の快適性を向上することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明について図面を参照しながら説明
する。
【0015】図2は、本発明の制御方法に係る空気調和
機の室内機を示す斜視図であり、図3は、そのA−A線
断面図である。図2及び3において、1は前面カバー、
2は空気の吸込口、3は室内熱交換器、4は送風ファ
ン、5はリアガイダ、6はスタビライザ、8は空気の吹
出口である。送風ファン4により空気吸込口2から導入
された空気が、スタビライザ6とリアガイダ5により形
成された送風路7を介して、空気吹出口8から送出され
る。空気吹出口8近傍に、複数の風向左右羽根20が左
右方向に回動自在に軸支されており、風の流れを略水平
方向に変化させる。
【0016】また、空気吹出口8に、風向上下羽根19
a、19b及び19cが上下方向に回動自在に軸支され
ており、風の流れを垂直方向に変化させる。風向上下羽
根は、水平方向に3分割されており、中央の風向上下羽
根(中央風向上下羽根)19aと、左の風向上下羽根
(左風向上下羽根)19bと、右の風向上下羽根(右風
向上下羽根)19cから成る。19a、19b、及び1
9cは独立に回動可能である。これらの風向上下羽根1
9a及び19bはステッピングモータ等の駆動手段にて
回動する。
【0017】図1は、本発明に係る風向制御方法によ
り、自然に近い気流を形成する様子を示す模式図であ
る。本発明の風向制御方法においては、左風向上下羽根
19bを空気吹き出し口が閉口となるように設定し、右
風向上下羽根19cを開口し、中央上下羽根19aを左
風向上下羽根19bと右風向上下羽根19cの間の角度
に設定する。最大開口部を右、中央、左と変化させるよ
うに、上下に揺動させ、これを往復させ左右に繰り返
す。これにより、空気吹出部の吹出し流21が互いに異
なる位相で変化し、これらの吹出し流が複合されて室内
全体の気流が形成されるため、自然に近い気流を実現す
ることができる。
【0018】また、室内の気流に強い変化を持たせるた
めに、左風向上下羽根19b及び、中央上下羽根19a
を空気吹き出し口が閉口となるように設定し、右風向上
下羽根19cを開口しする。最大開口部を右、中央、左
と変化させるように、上下に揺動させ、これを左右往復
させ繰り返す。これにより、空気吹出部の吹出し流21
が単独となるため、強い変化の自然に近い気流を実現す
ることができる。
【0019】また、空気調和機の運転開始時に経時的に
気流の変化をつけるために、空気調和機の運転開始時
に、中央風向上下羽根19aの角度を、空気吹出口が開
放となる位置に設定する一方、左右風向上下羽根19b
及び19cの角度を、上記中央風向上下羽根19aの開
放位置よりも空気吹出口を閉塞する方向の位置に設定
し、ROM(リード オンリィ メモリ)等に設定され
た設定時間経過後、中央の向上下羽根の角度19aを、
空気吹出口を閉塞する方向の位置に設定する一方、左右
風向上下羽根19b及び19cの角度を、空気吹出口が
開放となる位置に設定し、更にROM等に設定された設
定時間経過後、左風向上下羽根19bを空気吹き出し口
が閉口となるように設定し、右風向上下羽根19cを開
口し、中央上下羽根19aを左風向上下羽根19bと右
風向上下羽根19cの間の角度に設定する。最大開口部
を右、中央、左と変化させるように、上下に揺動させ、
これを往復させ左右に繰り返す。
【0020】これにより、空気調和機の運転開始時に、
始動直後に図4に示す気流21aのように中央集中的に
吹出し、設定時間後、図5に示す気流21dのように部
屋全体に吹出し、更に設定時間後、経時的に気流の変化
をつけることにより快適な自然に近い気流を実現するこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、下記の効果を奏する。
【0022】本発明の請求項1に記載の風向制御方法に
よれば、3つに分割された上下羽根の角度の位相が異な
るように、上下に揺動させるため、空気吹出口中央部の
吹出し流と空気吹出口左右部の吹出し流が互いに異なる
位相で変化し、これらの吹出し流が複合されて室内全体
の気流が形成されるため、自然に近い気流を実現して、
居住空間の快適性を向上することができる。
【0023】また、請求項2に記載の発明によれば、3
分割された風向上下羽根を、、送出される風向が左右に
変化するように、1枚ずつ開口させることにより強く自
然に近い気流を実現して、居住空間の快適性を向上する
ことができる。
【0024】さらに、請求項3に記載の発明は、空気調
和機の運転開始時に3分割された風向上下羽根のうち、
中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる
位置に設定する一方、左右の風向上下羽根の角度を、中
央の風向上下羽根の開放位置よりも空気吹出口を閉塞す
る方向の位置に設定し、設定時間経過後、3分割された
風向上下羽根のうち、中央の風向上下羽根の角度を、空
気吹出口を閉塞する方向の位置に設定する一方、左右の
風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置に
設定し、設定時間経過後、3分割された風向上下羽根
を、送出される風向が左右に変化するように、角度の位
相を異ならせ、上下に揺動させることにより、空気調和
機の運転開始時に、始動直後に中央集中的に、設定時間
後、部屋全体に、更に設定時間後、経時的に気流の変化
をつけることにより快適な自然に近い気流を実現するこ
とができ、居住空間の快適性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風向制御方法により形成される気流を
示す模式図
【図2】本発明の風向制御方法に係る空気調和機の室内
機を示す斜視図
【図3】同空気調和機のA−A線断面図
【図4】本発明の風向制御方法により形成される気流を
示す模式図
【図5】本発明の風向制御方法により形成される気流を
示す模式図
【図6】従来の空気調和機を示す断面図
【図7】従来の風向制御方法により形成される気流を示
す模式図
【符号の説明】
2 空気吸込口 3 室内熱交換器 4 送風ファン 7 送風路 8 空気吹出口 19a 中央風向上下羽根 19b 左風向上下羽根 19c 右風向上下羽根 20 風向左右羽根 21a 気流 21d 気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤社 輝夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA05 CC08 DD08 EE01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機内部に、室内熱交換器と、送風フ
    ァンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され、
    風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根を備え、上
    記風向上下羽根が、水平方向に3分割された空気調和機
    において、上記3分割された風向上下羽根を、送出され
    る風向が左右に変化するように、角度の位相を異なら
    せ、上下に揺動させる空気調和機の風向制御方法。
  2. 【請求項2】 3分割された風向上下羽根を、送出され
    る風向が左右に変化するように、1枚ずつ開口させる空
    気調和機の風向制御方法。
  3. 【請求項3】 空気調和機の運転開始時に上記3分割さ
    れた風向上下羽根のうち、中央の風向上下羽根の角度
    を、空気吹出口が開放となる位置に設定する一方、左右
    の風向上下羽根の角度を、上記中央の風向上下羽根の開
    放位置よりも空気吹出口を閉塞する方向の位置に設定
    し、設定時間経過後、上記3分割された風向上下羽根の
    うち、中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口を閉塞
    する方向の位置に設定する一方、左右の風向上下羽根の
    角度を、空気吹出口が開放となる位置に設定し、設定時
    間経過後、上記3分割された風向上下羽根を、送出され
    る風向が左右に変化するように、角度の位相を異なら
    せ、上下に揺動させる空気調和機の風向制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107388509A (zh) * 2017-08-22 2017-11-24 广东美的制冷设备有限公司 空调器的控制方法、装置及空调器
CN107514751A (zh) * 2017-08-22 2017-12-26 广东美的制冷设备有限公司 空调器的控制方法、装置及空调器
CN113819526A (zh) * 2021-09-17 2021-12-21 青岛海尔空调器有限总公司 柜式空调出风口结构、出风方法以及出风装置

Cited By (4)

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CN107514751B (zh) * 2017-08-22 2020-08-14 广东美的制冷设备有限公司 空调器的控制方法、装置及空调器
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