JP2001165489A - 空気調和機の風向制御方法 - Google Patents

空気調和機の風向制御方法

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JP2001165489A
JP2001165489A JP34579699A JP34579699A JP2001165489A JP 2001165489 A JP2001165489 A JP 2001165489A JP 34579699 A JP34579699 A JP 34579699A JP 34579699 A JP34579699 A JP 34579699A JP 2001165489 A JP2001165489 A JP 2001165489A
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wind direction
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Kanji Haneda
完爾 羽根田
Shigeru Narai
茂 成相
Teruo Fujikoso
輝夫 藤社
Masaya Hayama
雅也 端山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気吹出口から集中的な吹出し流を送出し、
居住空間の快適性を向上する空気調和機の風向制御方法
を提供すること。 【解決手段】 風向上下羽根が、水平方向に3分割され
て、中央の風向上下羽根19aと左右の風向上下羽根1
9b,19cから成る空気調和機において、複数の風向
左右羽根20の角度を、送出される風向きが中央よりと
なる位置に設定すると共に、3分割された風向上下羽根
のうち、右の風向上下羽根19cの角度を、空気吹出口
が開放となる位置に設定する一方、左および中央の風向
上下羽根19bおよび19aの角度を、空気吹出口が閉
塞となる位置からやや開いた位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の制御
方法に関し、さらに詳細には、居住空間に向けて集中的
に吹出し流を送出するための空気調和機の風向制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機により暖房又は冷房を行う際
に、室内の居住空間に向けて集中的な吹出し流を送出
し、暖房感や冷房感を室内の人に積極的に与えたい場合
がある。
【0003】かかる集中的な吹出し流の形成方法とし
て、特開平10−253143号公報に記載されたもの
が知られている。図17は、従来の空気調和機の室内機
を示す断面図である。図17において、1は前面カバ
ー、2は空気の吸込口、3は熱交換器、4は送風ファ
ン、5はリアガイダ、6はスタビライザ、8は空気の吹
出口である。
【0004】送風ファン4により空気吸込口2から導入
された空気が、スタビライザ6とリアガイダ5により形
成された送風路7を介して、空気吹出口8から送出され
る。空気吹出口8近傍に、複数の風向左右羽根10が左
右方向に回動自在に軸支されており、風の流れを左右方
向に変化させる。また、空気吹出口8に、風向上下羽根
9が上下方向に回動自在に軸支されており、風の流れを
上下方向に変化させる。
【0005】図18(a)及び(b)は、風向左右羽根
10の状態を示す概略図である。風向左右羽根10は、
空気吹出口8の中心を境に両側に分かれ、さらに、空気
吹出口の中央部8a近傍の風向左右羽根10aと、空気
吹出口の左右部8b近傍の風向左右羽根10bに分かれ
て配設されている。空気吹出口左右部の風向左右羽根1
0bのうち、空気吹出口の両端に位置する数枚の風向左
右羽根10cは、回動軸に対して傾斜して設置されてい
る。風向左右羽根10a及び10bは、区分ごとに連結
桟13によって連結されており、空気吹出口左右部の風
向左右羽根10bは、可動式の台座12上に支持されて
いる。
【0006】図18(a)に示すように、定常状態にお
いては、全ての風向左右羽根10の角度は、吹出し方向
に平行な位置に設定されている。これにより、左右方向
に均一な吹出し流が送出される。
【0007】一方、図18(b)に示すように、集中的
な吹出し流を送出する場合は、空気吹出口中央部の風向
左右羽根10aの角度は、やや内向きの平行位置に回転
し、空気吹出口左右部の風向左右羽根10bは、左右羽
根10b自身が風を遮蔽するように回転すると共に左右
羽根10bを保持する台座12が正面上方から見て逆ハ
の字状に回転する。台座12を逆ハの字状に回転させる
のは、送風ファンのバサツキ音を防止し、空気の流れを
中央の空気吹出口8aに収束させるためである。かかる
風向左右羽根10の配置により、左右の空気吹出口8b
がほぼ遮蔽され、空気の流れが中央の吹出口中央8aに
収束される結果、中央の空気吹出口8aから集中的な吹
出し流が送出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術においては、空気吹出口の左右部8bを、複数の風向
左右羽根10bの重ね合わせにより遮蔽するため、図1
9に模式的に示すように、風向左右羽根10b同士の隙
間から気流が漏洩してしまい、空気吹出口中央部におい
て十分な流速が得られない問題があった。吹出し流の流
速が不十分であっては、室内の居住者に十分な暖房感や
冷房感を与えることができない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、集中的な吹出し流の流速を高めて居住空間の
快適性を向上する空気調和機の風向制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の風向羽根制御方法は、室
内機内部に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出
口に上下方向に回動可能に軸支され、風向きを垂直方向
に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方
向に回動可能に軸支され、風向きを水平方向に変化させ
る複数の風向左右羽根を備え、上記風向上下羽根が、水
平方向に3分割された空気調和機において、上記複数の
風向左右羽根の角度を、送出される風向きが中央寄りと
なる位置に設定する共に、上記3分割された風向上下羽
根のうち、右の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開
放となる位置に設定する一方、左および中央の風向上下
羽根の角度を、上記中央の風向上下羽根の開放位置より
も空気吹出口を閉塞する方向の位置に設定することを特
徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の風向制御方法は、
上記複数の風向左右羽根のうち、上記中央の風向上下羽
根近傍の風向左右羽根の角度を送風経路が開放となる位
置に設定する一方、上記左右の風向上下羽根近傍の風向
左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位置に設定するこ
とを特徴とする。
【0012】さらに、請求項3に記載の風向制御方法
は、上記複数の風向左右羽根のうち、上記左右の風向上
下羽根近傍の風向左右羽根を、略水平方向に回動自在な
左右の共通台座に保持し、該左の共通台座を上記中央の
風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風下側となる逆
ハの字状に回動させると共に、該右の共通台座を上記中
央の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風上側とな
るハの字状に回動させたことを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の風向制御方法は、
暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が低温部
又は高温部にある時は、上記3分割された風向上下羽根
の角度を、大略同一の位置に設定する一方、上記熱交換
器の温度が中温部にある時は、上記3分割された風向上
下羽根のうち、右の風向上下羽根の角度を、空気吹出口
が開放となる位置に設定し、左および中央の風向上下羽
根を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置
に設定することを特徴とする。
【0014】さらに、請求項5に記載の風向制御方法
は、暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が安
定する前は、上記3分割された風向上下羽根の角度を大
略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交換器の温度
が安定した後は、上記3分割された風向上下羽根のう
ち、右の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放とな
る位置に設定し、左および中央の風向上下羽根を、空気
吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定する
ことを特徴とする。
【0015】またさらに、請求項6に記載の風向制御方
法は、暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が
上記送風ファンの送風量に応じて定められた所定温度よ
りも高い時は、上記左右の共通台座を平行に配置する一
方、上記室内熱交換器の温度が上記所定温度以下の時
は、上記左の共通台座を逆ハの字状に回動させると共に
上記右の共通台座をハの字状に回動させることを特徴と
する。
【0016】また、請求項7に記載の風向制御方法は、
冷房運転時において、上記室内熱交換器の温度が安定し
た後は、上記3分割された風向上下羽根の角度を大略同
一の位置に設定する一方、上記室内熱交換器の温度が安
定する前は、上記3分割された風向上下羽根のうち、右
の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置
に設定し、左および中央の風向上下羽根を、空気吹出口
が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定することを
特徴とする。
【0017】さらに、請求項8に記載の風向羽根制御方
法は、室内機内部に、室内熱交換器と、送風ファンと、
空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され、風向きを
垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍
に左右方向に回動可能に軸支され、風向きを水平方向に
変化させる複数の風向左右羽根を備え、上記風向上下羽
根が、水平方向に3分割された空気調和機において、上
記複数の風向左右羽根の角度を、送出される風向きが中
央寄りとなる位置に設定する共に、上記3分割された風
向上下羽根のうち、左の風向上下羽根の角度を、空気吹
出口が開放となる位置に設定する一方、右および中央の
風向上下羽根の角度を、上記中央の風向上下羽根の開放
位置よりも空気吹出口を閉塞する方向の位置に設定する
ことを特徴とする。
【0018】また、請求項9に記載の風向制御方法は、
上記複数の風向左右羽根のうち、上記中央の風向上下羽
根近傍の風向左右羽根の角度を送風経路が開放となる位
置に設定する一方、上記左右の風向上下羽根近傍の風向
左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位置に設定するこ
とを特徴とする。
【0019】さらに、請求項10に記載の風向制御方法
は、上記複数の風向左右羽根のうち、上記左右の風向上
下羽根近傍の風向左右羽根を、略水平方向に回動自在な
左右の共通台座に保持し、該右の共通台座を上記中央の
風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風下側となる逆
ハの字状に回動させると共に、該左の共通台座を上記中
央の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風上側とな
るハの字状に回動させたことを特徴とする。
【0020】また、請求項11に記載の風向制御方法
は、暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が低
温部又は高温部にある時は、上記3分割された風向上下
羽根の角度を、大略同一の位置に設定する一方、上記熱
交換器の温度が中温部にある時は、上記3分割された風
向上下羽根のうち、左の風向上下羽根の角度を、空気吹
出口が開放となる位置に設定し、右および中央の風向上
下羽根を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた
位置に設定することを特徴とする。
【0021】さらに、請求項12に記載の風向制御方法
は、暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が安
定する前は、上記3分割された風向上下羽根の角度を大
略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交換器の温度
が安定した後は、上記3分割された風向上下羽根のう
ち、左の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放とな
る位置に設定し、右および中央の風向上下羽根を、空気
吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定する
ことを特徴とする。
【0022】またさらに、請求項13に記載の風向制御
方法は、暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度
が上記送風ファンの送風量に応じて定められた所定温度
よりも高い時は、上記左右の共通台座を平行に配置する
一方、上記室内熱交換器の温度が上記所定温度以下の時
は、上記右の共通台座を逆ハの字状に回動させると共に
上記左の共通台座をハの字状に回動させることを特徴と
する。
【0023】また、請求項14に記載の風向制御方法
は、冷房運転時において、上記室内熱交換器の温度が安
定した後は、上記3分割された風向上下羽根の角度を大
略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交換器の温度
が安定する前は、上記3分割された風向上下羽根のう
ち、左の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放とな
る位置に設定し、右および中央の風向上下羽根を、空気
吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定する
ことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
ながら説明する。
【0025】図1は、本発明の制御方法に係る空気調和
機の室内機を示す斜視図であり、図2は、そのII-II線
断面図である。図1及び2において、1は前面カバー、
2は空気の吸込口、3は室内熱交換器、4は送風ファ
ン、5はリアガイダ、6はスタビライザ、8は空気の吹
出口である。送風ファン4により空気吸込口2から導入
された空気が、スタビライザ6とリアガイダ5により形
成された送風路7を介して、空気吹出口8から送出され
る。空気吹出口8近傍に、複数の風向左右羽根20が左
右方向に回動自在に軸支されており、風の流れを左右方
向に変化させる。また、空気吹出口8に、風向上下羽根
19a,19b及び19cが上下方向に回動自在に軸支
されており、風の流れを上下方向に変化させる。風向上
下羽根は、水平方向に3分割されており、中央の風向上
下羽根(中央風向上下羽根)19aと、左の風向上下羽
根(左風向上下羽根)19bと右の風向上下羽根(右風
向上下羽根)19cから成る。中央、左および右の各風
向上下羽根19a,19bおよび19cは独立して回動
する。
【0026】図3(a)は、風向左右羽根20の配置を
示す概略図である。風向左右羽根20は、空気吹出口8
の中心を境に両側に分かれており、さらに、中央風向上
下羽根19a近傍にある中央風向左右羽根20aと、左
右風向上下羽根19b,19c近傍にある左右風向左右
羽根20bとに分かれて配設されている。左右風向左右
羽根20bのうち、両端に位置する数枚の風向左右羽根
20cは、その回動軸に対して傾斜して設置されてい
る。風向左右羽根20a及び20bは、区分ごとに連結
桟23によって連結されており、左右風向左右羽根20
bは、略水平方向に回動自在に軸支された台座22上に
支持されている。
【0027】本発明の空気調和機の風向制御方法におい
ては、空気吹出口8の中央部から集中的な吹出し流を送
出するために、中央風向左右羽根20a及び左右風向左
右羽根20bの角度を送出される風向きが中央寄りとな
るように内向きに設定すると共に、右風向上下羽根19
cの角度を空気吹出口8が開放となる位置に設定する一
方、左および中央風向上下羽根19b,19aの角度を
空気吹出口8が閉塞となる位置からやや開いた位置に設
定する。かかる風向羽根の配置により、図4に模式的に
示すように、中央風向左右羽根20a及び左右風向左右
羽根20bにより中央に向かう空気の流れを形成し、さ
らに左および中央風向上下羽根19b、19aによって
左および中央の空気の流れを遮断して空気吹出口8の右
端部に集中させるため、吹出し流の流速を高めて、居住
者に強力な温風又は冷風を送出することができる。
【0028】本発明の風向制御方法における風向上下羽
根及び風向左右羽根の好ましい角度設定について説明す
る。
【0029】まず、風向上下羽根について説明する。図
5は、風向上下羽根の角度設定を模式的に示す斜視図で
ある。水平を0°、垂直下方を90°とし、中央風向上
下羽根19aの角度をθa、左風向上下羽根19bの角
度をθb、右風向上下羽根19cの角度をθcとする。
右風向上下羽根19cの角度θcは、空気吹出口8の右
端部が開放となるような位置であれば良く、例えば0°
≦θc≦80°、より好ましくは10°≦θc≦70
°、さらに好ましくは20°≦θc≦60°に設定する
ことができる。一方、左および中央風向上下羽根19b
および19aの角度θbおよびθaは、空気吹出口8の
右端部に吹出し流を集中させるために、上記右風向上下
羽根19cよりも空気吹出口8が閉塞となる位置に設定
することを基本にし、好ましくは空気吹出口8の閉塞位
置(θb=140°)からやや開いた回動位置、例えば
80°≦(θbおよびθa)<140°、より好ましく
は90°≦(θbおよびθa)≦130°、さらに好ま
しくは100°≦(θbおよびθa)≦120°に設定
する。左および中央風向上下羽根19bおよび19aを
空気吹出口8が閉塞となる位置からやや開くのは、空気
吹出口8の中央および左端部を閉塞しては、空気吹出口
の8右端部から送出される吹出し流の吸引効果によって
空気吹出口8の中央および左端部近傍の送風路7が減圧
状態となり、吹出し流の気流が乱れる結果、却って流速
が低下するとともに気流音(バサバサ音)を生じてしま
うからである。
【0030】図6は、暖房運転時における閉塞傾向の風
向上下羽根(19bおよび19a)の回動角度(θbお
よびθa)と、床面到達最高温度の関係を示すグラフで
ある。床面到達最高温度は、吹出し温度と吹出し流の流
速に依存している。そして、上記床面温度が最高温度に
なる様に右風向上下羽根19cの回動角度はθc=50
°に固定している。図6より分かるように、左および中
央風向上下羽根19bおよび19aの角度が、空気吹出
口8が閉塞となる位置(θbおよびθa=140°)か
らやや開いた位置(θbおよびθa=110°)にある
時に床面到達温度が最高となっている。
【0031】次に、風向左右羽根の角度設定について説
明する。中央に向かう空気の流れを形成するための風向
左右羽根の角度設定の例を、図3(b)、(c)及び
(d)に示す。図3(b)においては、中央風向左右羽
根20a及び左右風向左右羽根20bは、内向きに適当
な角度(例えば約30°程度)傾けて設定している。空
気の流れをさらに中央に集中させるために、図3(c)
に示すように、左右風向左右羽根20bのみをさらに内
向きに回転させて、左右風向左右羽根20bの角度を空
気吹出口8の左右部の吹出し流を遮蔽する位置に設定す
ることが好ましい。またさらに、空気吹出し口の左右部
の空気を円滑に中央部より右寄りに収束させるため、図
3(d)に示すように、左風向左右羽根20bを保持し
ている台座22bを中央風向左右羽根20aに近い端部
が他端よりも風下側となるように逆ハの字状に回転さ
せ、右風向左右羽根20bを保持している台座22cを
中央風向左右羽根20aに近い端部が他端よりも風上側
となるようにハの字状に回転させることが好ましい。こ
の台座22b、22cの回転の駆動源としては、モー
タ、プランジャ機構等で実現できる。
【0032】かかる風向左右羽根及び風向上下羽根の配
置による吹出し流の流速向上の効果を、床面温度の測定
により確認した結果を図7に示す。図7(a)及び
(b)は、空調機25により室内を暖房した時の床面温
度の室内分布を示しており、室内の各区画毎に所定の隅
部の温度を測定した結果を数値で示している。図7
(a)においては、風向左右羽根を図3(d)に示す角
度設定とし、中央風向上下羽根の角度θa及び左右風向
上下羽根の角度θb、θc、をいずれも50°としてい
る。図7(b)においては、風向左右羽根を図3(d)
に示す角度設定とし、右風向上下羽根の角度θcを50
°、左および中央風向上下羽根の角度θbおよびθaを
110°としている。即ち、図7(a)は、風向左右羽
根のみによって集中的な吹出し流を形成した場合の温度
分布を示し、図7(b)は、本発明の風向制御方法によ
って集中的な吹出し流を形成した場合の温度分布を示
す。図7(a)及び(b)より分かるように、本発明の
風向制御方法によれば、吹出し流の流速を高めて、床面
到達最高温度を向上することができる。
【0033】次に、本発明に係る風向制御方法を用いて
空気調和機を暖房運転する時の、風向制御の一例につい
て説明する。図8は、風向制御を行う制御系を示すブロ
ック図である。制御部35には、運転モード設定入力手
段29、風向設定入力手段30、風量設定入力手段3
1、室内温度設定入力手段32、室内温度検知手段3
3、室内配管温度検知手段34、中央風向上下羽根角度
変更手段36、左風向上下羽根角度変更手段37b、右
風向上下羽根角度変更手段37c、中央風向左右羽根角
度変更手段39、左右風向左右羽根角度変更手段40、
風向左右羽根台座角度変更手段42が電気的に接続して
いる。
【0034】図9及び10は、暖房運転時の制御部35
による風向制御を示すフローチャートである。ユーザー
の設定、室内温度等により、空気吹出口中央部から集中
的な吹出し流を送出する「スポット駆動」を行うか、空気
吹出口全面から吹出し流を送出する「通常駆動」を行うか
を決定する。まず、ステップS1において、ユーザがリ
モートコントローラ等により設定した、運転モード設
定、風向設定、風量設定及び室内温度設定(tr0)の入
力値が更新される。尚、運転モード設定は、ユーザの望
む運転パワーを設定するものであり、例えば「高能力運
転」、「通常運転」の2種類である。風向設定は、ユーザ
の望む吹出し流の方向を設定するものであり、例えば
「自動」、「パラレル」、「ワイド」、「スポット」、「左」、
「右」、「左スポット」、「右スポット」の8種類がある。こ
こで、「パラレル」とは正面向きの平行な風向を、「ワイ
ド」とは左右に広がった風向を、「スポット」とは正面に
集中した風向を、「左」とは左向きの風向を、「右」とは右
向きの風向を、「左スポット」とは左向きに集中した風向
を、「右スポット」とは右向きに集中した風向を意味す
る。風量設定は、吹出し流の流速を設定するものであ
り、これには「自動」及び5段階の手動設定(SHI、M
e+、Me、Me-、Lo)がある。ここで、SHI、M
e+、Me、Me-、Loとは、各々風量が、最強、やや
強い、中間、やや弱、最弱であることを意味する。
【0035】次に、ステップS2において、運転モード
が「高能力運転」でない時は、ステップS17に移行して
通常駆動を行う一方、運転モードが「高能力運転」である
時は、ステップS3に移行する。ステップS3におい
て、風向設定が、「自動」、「パラレル」、「ワイド」又は
「スポット」のいずれでもない場合には、ステップS17
に移行して通常駆動を行う一方、風向設定が上記いずれ
かである場合には、ステップS4に移行する。
【0036】次に、ステップS4において、室内温度t
rを検知した後、ステップS5に移行し、(tr-tr0)
>−2.0が成立しない時は、ステップS17に移行し
て通常駆動を行う一方、成立する時はステップS6に移
行する。ステップS6において、運転時間T1(分)を
計算し、T1が20分よりも長い時はステップS17に
移行して通常駆動を行う一方、T1が20分以下の時は
ステップS8に移行する。
【0037】尚、ステップS5は、室内温度が安定した
か否かの判断を行うものであり、室内温度が安定するま
ではスポット駆動を行わないようにするものである。ス
ポット駆動は、送風が特定方向に限られ、室内全体の温
度分布が悪い状態になってしまうものである。従って、
室内温度安定前にスポット駆動を行っては室内温度が十
分に上昇しないからである。また、ステップS6におい
て運転開始20分以降でなければスポット駆動を行わな
いのは、運転開始直後にスポット駆動を行っては、冷凍
サイクルの負荷が過負荷となり、圧縮機に負荷がかかる
ためである。
【0038】次に、ステップS8において、前回通常駆
動開始からの経過時間T2(分)を計算し、T2が15分
よりも短い時は、ステップS17に移行して通常駆動を
行う一方、T2が15分以下の時はステップS10に移
行する。
【0039】次に、ステップS10において室内配管温
度(=室内熱交換器温度)tp(℃)を検知し、ステッ
プS11からS15において、風量設定によって異なる
基準値との大小を比較し、通常駆動を行うかスポット駆
動を行うかの判断を行う。尚、かかる判断を行う理由に
ついては後述する。
【0040】ステップS11からS15について詳細に
説明する。まず、ステップS11において、風量設定が
「SHI」でない時には、ステップS13に移行する一
方、風量設定が「SHI」である時は、ステップS12に
移行し、tpが45℃よりも高い時にはステップS17
に移行して通常駆動をする一方、tpが45℃以下の時
にはステップS16に移行してスポット駆動を行う。ス
テップ13において、風量設定が「自動」、「Me+」又は
「Me」でない時にはステップS15に移行する一方、風
量設定が「自動」、「Me+」又は「Me」である時にはステ
ップS14に移行し、tpが49℃よりも高い時はステ
ップS17に移行して通常駆動を行う一方、tpが49
℃以下の時にはステップS16に移行してスポット駆動
を行う。ステップS15においては、tpが55℃より
も高い時はステップS17に移行して通常駆動を行う一
方、tpが55℃以下の時にはステップS16に移行し
てスポット駆動を行う。
【0041】ステップS16のスポット駆動、及びステ
ップS17の通常駆動においては、図11に示す室内配
管温度の領域A、B、C、D、Eごとに決められた設定
に基づいて、中央風向上下羽根、左および右風向上下羽
根、中央風向左右羽根、左右風向左右羽根、及び風向左
右羽根台座の角度を設定する。尚、ハンチング防止のた
め、温度上昇時と温度下降時とで各領域の境界温度に2
〜3℃の差温を持たせている。
【0042】ステップS16において、スポット駆動を
行う時の各温度領域における風向羽根の角度設定は表1
の通りである。
【0043】
【表1】
【0044】表1に示すように、室内配管温度(=室内
熱交換温度)tpが、低温域(領域A又はB)又は高温
域(領域D又はE)にある時は、空気吹出口全面から吹
出し流を送出する一方、室内配管温度が中温域にある時
は、空気吹出口の中央部から集中的な吹出し流を送出す
る。室内配管温度は、吹出し流の温度と相関している。
室内配管温度が低温域にある時に集中的な吹出し流を送
出しないのは、居住者に冷風感を与えないようにすると
ともに、室内周縁も良好な温度分布を得るためである。
一方、室内配管温度が高温域にある時に集中的な吹出し
流としないのは、室内配管の過熱を防止するためであ
る。
【0045】ステップS17において、通常駆動を行う
時の各温度領域における風向羽根の角度設定は表2の通
りである。
【0046】
【表2】
【0047】尚、ステップS11からS15において、
風量設定によって異なる配管温度の基準値を設定したの
は、以下の理由による。スポット駆動においては、温度
領域がC領域に入ると、左右風向左右羽根が遮蔽位置に
回転すると共に左風向左右羽根台座が逆ハの字状に、右
風向左右羽根台座がハの字状に回転する。しかし、風量
が大きな場合にこのような風向羽根の配置にすると、過
負荷となって配管温度が上昇し、C領域からすぐにD領
域に遷移する結果、風向羽根の動作が不安定となる。そ
こで、風量設定が高い程、配管温度の基準値を低くし、
配管温度がかかる基準値以下の時にのみスポット駆動を
行うことにより、風向羽根の動作を安定化させる。
【0048】次に、本発明に係る風向制御方法を用いて
空気調和機を冷房運転する時の、風向制御の一例につい
て説明する。図12は、冷房運転時の空気調和機25の
制御部35による風向制御を示すフローチャートであ
る。まず、ステップS21において、ユーザが設定した
運転モード設定、風向設定、及び室内温度設定(tr0)
の入力値が更新される。
【0049】ステップS22において、運転モードが
「高能力運転」でない時は、ステップS29に移行して通
常駆動を行う一方、運転モードが「高能力運転」である時
は、ステップS23に移行する。ステップS23におい
て、風向設定が「自動」、「パラレル」、「ワイド」又は「ス
ポット」のいずれでもない場合には、ステップS29に
移行して通常駆動を行う一方、風向設定が上記いずれか
である場合には、ステップS24に移行する。ステップ
S24において、室内温度trを検知した後、ステップ
S25に移行し、5分間連続して(tr-tr0)<2.0
が成立する時は、ステップS29に移行して通常駆動を
行う一方、成立しない時はステップS26に移行する。
ステップS26において、高能力運転開始からの経過時
間T3(分)を計算し、T3が20分以上の時はステップ
S29に移行して通常駆動を行う一方、T3が20分よ
りも短い時はステップS28に移行してスポット駆動を
行う。
【0050】尚、ステップS24は、室内温度が安定し
た場合にはスポット駆動を行わないようにしたものであ
る。室内温度安定後は室内温度が十分に下がっているた
め、スポット駆動を行って居住者に冷風を集中しては却
って不快感を与えるからである。また、同様の理由か
ら、ステップS26において、高能力運転開始から一定
時間経過後は、強制的にスポット駆動を終了させる。
【0051】ステップS28のスポット駆動、ステップ
S29の通常駆動においては、表3に従って風向羽根の
角度が設定される。
【0052】
【表3】
【0053】次に、本発明の別の実施例について図面を
参照しながら説明する。なお、空気調和機の室内機を示
す斜視図とその断面図については、先に説明した図1、
図2と同じなので、図面および説明を省略する。また、
図13(a)は、本発明の別の実施例に対する風向左右
羽根20の配置を示す概略図であるが、図3(a)と同
じなので、説明を割愛する。
【0054】本発明の別の実施例における空気調和機の
風向制御方法においては、空気吹出口8の中央部から集
中的な吹出し流を送出するために、中央風向左右羽根2
0a及び左右風向左右羽根20bの角度を送出される風
向きが中央寄りとなるように内向きに設定すると共に、
左風向上下羽根19bの角度を空気吹出口8が開放とな
る位置に設定する一方、右および中央風向上下羽根19
c,19aの角度を空気吹出口8が閉塞となる位置から
やや開いた位置に設定する。かかる風向羽根の配置によ
り、図14に模式的に示すように、中央風向左右羽根2
0a及び左右風向左右羽根20bにより中央に向かう空
気の流れを形成し、さらに右および中央風向上下羽根1
9c、19aによって右および中央の空気の流れを遮断
して空気吹出口8の左端部に集中させるため、吹出し流
の流速を高めて、居住者に強力な温風又は冷風を送出す
ることができる。
【0055】本発明の別の実施例における風向制御方法
における風向上下羽根及び風向左右羽根の好ましい角度
設定について説明する。
【0056】まず、風向上下羽根について説明する。図
5において左風向上下羽根19bの角度θbは、空気吹
出口8の左端部が開放となるような位置であれば良く、
例えば0°≦θb≦80°、より好ましくは10°≦θ
b≦70°、さらに好ましくは20°≦θb≦60°に
設定することができる。一方、右および中央風向上下羽
根19cおよび19aの角度θcおよびθaは、空気吹
出口8の左端部に吹出し流を集中させるために、上記左
風向上下羽根19bよりも空気吹出口8が閉塞となる位
置に設定することを基本にし、好ましくは空気吹出口8
の閉塞位置(θc=140°)からやや開いた回動位
置、例えば80°≦(θcおよびθa)<140°、よ
り好ましくは90°≦(θcおよびθa)≦130°、
さらに好ましくは100°≦(θcおよびθa)≦12
0°に設定する。右および中央風向上下羽根19cおよ
び19aを空気吹出口8が閉塞となる位置からやや開く
のは、空気吹出口8の中央および左端部を閉塞しては、
空気吹出口の8右端部から送出される吹出し流の吸引効
果によって空気吹出口8の中央および左端部近傍の送風
路7が減圧状態となり、吹出し流の気流が乱れる結果、
却って流速が低下するとともに気流音(バサバサ音)を
生じてしまうからである。
【0057】図15は、暖房運転時における閉塞傾向の
風向上下羽根(19cおよび19a)の回動角度(θc
およびθa)と、床面到達最高温度の関係を示すグラフ
である。床面到達最高温度は、吹出し温度と吹出し流の
流速に依存している。そして、上記床面温度が最高温度
になる様に左風向上下羽根19bの回動角度はθb=5
0°に固定している。図15より分かるように、右およ
び中央風向上下羽根19cおよび19aの角度が、空気
吹出口8が閉塞となる位置(θcおよびθa=140
°)からやや開いた位置(θcおよびθa=110°)
にある時に床面到達温度が最高となっている。
【0058】次に、風向左右羽根の角度設定について説
明する。中央に向かう空気の流れを形成するための風向
左右羽根の角度設定の例を、図13(b)、(c)及び
(d)に示す。図13(b)においては、中央風向左右
羽根20a及び左右風向左右羽根20bは、内向きに適
当な角度(例えば約30°程度)傾けて設定している。
空気の流れをさらに中央に集中させるために、図13
(c)に示すように、左右風向左右羽根20bのみをさ
らに内向きに回転させて、左右風向左右羽根20bの角
度を空気吹出口8の左右部の吹出し流を遮蔽する位置に
設定することが好ましい。またさらに、空気吹出し口の
左右部の空気を円滑に中央部より左寄りに収束させるた
め、図13(d)に示すように、右風向左右羽根20b
を保持している台座22cを中央風向左右羽根20aに
近い端部が他端よりも風下側となるように逆ハの字状に
回転させ、左風向左右羽根20bを保持している台座2
2bを中央風向左右羽根20aに近い端部が他端よりも
風上側となるようにハの字状に回転させることが好まし
い。この台座22b、22cの回転の駆動源としては、
モータ、プランジャ機構等で実現できる。
【0059】かかる風向左右羽根及び風向上下羽根の配
置による吹出し流の流速向上の効果を、床面温度の測定
により確認した結果を図16に示す。図16(a)及び
(b)は、空調機25により室内を暖房した時の床面温
度の室内分布を示しており、室内の各区画毎に所定の隅
部の温度を測定した結果を数値で示している。図16
(a)においては、風向左右羽根を図13(d)に示す
角度設定とし、中央風向上下羽根の角度θa及び左右風
向上下羽根の角度θb、θc、をいずれも50°として
いる。図16(b)においては、風向左右羽根を図13
(d)に示す角度設定とし、左風向上下羽根の角度θb
を50°、右および中央風向上下羽根の角度θcおよび
θaを110°としている。即ち、図16(a)は、風
向左右羽根のみによって集中的な吹出し流を形成した場
合の温度分布を示し、図16(b)は、本発明の風向制
御方法によって集中的な吹出し流を形成した場合の温度
分布を示す。図16(a)及び(b)より分かるよう
に、本発明の風向制御方法によれば、吹出し流の流速を
高めて、床面到達最高温度を向上することができる。
【0060】次に、本発明の別の実施例における風向制
御方法を用いて空気調和機を暖房運転する時の、風向制
御方法について、説明する。なお、図8の風向制御を行
う制御系を示すブロック図、図9及び10の暖房運転時
の制御部35による風向制御を示すフローチャートにつ
いては、ステップS15までは先程と同一であるので割
愛する。
【0061】ステップS16において、スポット駆動を
行う時の各温度領域における風向羽根の角度設定は表4
の通りである。
【0062】
【表4】
【0063】ステップS17において、通常駆動を行う
時の各温度領域における風向羽根の角度設定は表5の通
りである。
【0064】
【表5】
【0065】次に、本発明の別の実施例における風向制
御方法を用いて空気調和機を冷房運転する時の、風向制
御方法について説明する。なお、図12の冷房運転時の
空気調和機25の制御部35による風向制御を示すフロ
ーチャートについては、ステップ27まで先程の実施例
と同一であるので割愛する。
【0066】ステップS28のスポット駆動、ステップ
S29の通常駆動においては、表6に従って風向羽根の
角度が設定される。
【0067】
【表6】
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、下記の効果を奏する。
【0069】本発明の請求項1に記載の風向羽根制御方
法によれば、風向上下羽根が、水平方向に3分割された
空気調和機において、複数の風向左右羽根の角度を、送
出される風向きが中央寄りとなる位置に設定する共に、
右風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置
に設定する一方、左および中央風向上下羽根を、上記右
風向上下羽根の開放位置よりも空気吹出口を閉塞する方
向の位置に設定するため、風向左右羽根により中央に向
かう空気の流れを形成し、さらに空気吹出口を閉塞方向
に作用する左および中央風向上下羽根によって左右の空
気の流れを空気吹出口の右端部に集中させるため、部屋
の左隅に設置した場合にも吹出し流の流速を高めて、居
住空間の快適性を向上することができる。
【0070】また、請求項2に記載の風向制御方法によ
れば、上記複数の風向左右羽根のうち、中央風向左右羽
根の角度を送風経路が開放となる位置に設定する一方、
左右風向左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位置に設
定するため、空気吹出口の中央部に吹出し流を集中させ
て、吹出し流の流速をさらに高めることができる。
【0071】さらに、請求項3に記載の風向制御方法に
よれば、上記複数の風向左右羽根のうち、左右風向左右
羽根を、略水平方向に回動自在な左右の共通台座に保持
し、該左の共通台座を中央風向上下羽根に近い端部が他
端部よりも風下側となる逆ハの字状に回動させ、該右の
共通台座を中央風向上下羽根に近い端部が他端部よりも
風上側となるハの字状に回動させたため、空気吹出口の
中央部より右寄りに吹出し流を集中させて、吹出し流の
流速を一層高めることができる。
【0072】また、請求項4に記載の風向制御方法によ
れば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度が低温
部又は高温部にある時は、風向上下羽根の角度を大略同
一の位置に設定する一方、上記熱交換器の温度が中温部
にある時は、右風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開
放となる位置に設定し、左および中央風向上下羽根を、
空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定
するため、居住者に冷風を吹き付けて不快感を与えるこ
とや、室内熱交換器が過熱することを防止することがで
きる。
【0073】さらに、請求項5に記載の風向制御方法に
よれば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度が安
定する前は、風向上下羽根の角度を大略同一の位置に設
定する一方、室内熱交換器の温度が安定した後は、右風
向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置に設
定し、左および中央風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞
となる位置からやや開いた位置に設定するため、室内温
度を希望温度まで円滑に上昇させることができる。
【0074】またさらに、請求項6に記載の風向制御方
法によれば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度
が送風ファンの送風量に応じて定められた所定温度より
も高い時は、左右の共通台座を平行に配置する一方、室
内熱交換器の温度が所定温度以下の時は、左の共通台座
を逆ハの字状に回動させ、右の共通台座をハの字状に回
動させるため、風向羽根を安定に動作させることができ
る。
【0075】また、請求項7に記載の風向制御方法によ
れば、冷房運転時において、室内熱交換器の温度が安定
した後は、風向上下羽根の角度を大略同一の位置に設定
する一方、室内熱交換器の温度が安定する前は、右風向
上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置に設定
し、左および中央風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞と
なる位置からやや開いた位置に設定するため、室内温度
が低い時に居住者に冷風を吹き付けて不快感を与えるこ
とを防止することができる。
【0076】さらに、請求項8に記載の風向羽根制御方
法によれば、風向上下羽根が、水平方向に3分割された
空気調和機において、複数の風向左右羽根の角度を、送
出される風向きが中央寄りとなる位置に設定する共に、
左風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置
に設定する一方、右および中央風向上下羽根を、上記左
風向上下羽根の開放位置よりも空気吹出口を閉塞する方
向の位置に設定するため、風向左右羽根により中央に向
かう空気の流れを形成し、さらに空気吹出口を閉塞方向
に作用する右および中央風向上下羽根によって左右の空
気の流れを空気吹出口の左端部に集中させるため、部屋
の右隅に設置した場合にも吹出し流の流速を高めて、居
住空間の快適性を向上することができる。
【0077】また、請求項9に記載の風向制御方法によ
れば、上記複数の風向左右羽根のうち、中央風向左右羽
根の角度を送風経路が開放となる位置に設定する一方、
左右風向左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位置に設
定するため、部屋の右隅に設置した場合にも空気吹出口
の中央部に吹出し流を集中させて、吹出し流の流速をさ
らに高めることができる。
【0078】さらに、請求項10に記載の風向制御方法
によれば、上記複数の風向左右羽根のうち、左右風向左
右羽根を、略水平方向に回動自在な左右の共通台座に保
持し、該右の共通台座を中央風向上下羽根に近い端部が
他端部よりも風下側となる逆ハの字状に回動させ、該左
の共通台座を中央風向上下羽根に近い端部が他端部より
も風上側となるハの字状に回動させたため、空気吹出口
の中央部より左寄りに吹出し流を集中させて、吹出し流
の流速を一層高めることができる。
【0079】また、請求項11に記載の風向制御方法に
よれば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度が低
温部又は高温部にある時は、風向上下羽根の角度を大略
同一の位置に設定する一方、上記熱交換器の温度が中温
部にある時は、左風向上下羽根の角度を、空気吹出口が
開放となる位置に設定し、右および中央風向上下羽根
を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に
設定するため、部屋の右隅に設置した場合にも居住者に
冷風を吹き付けて不快感を与えることや、室内熱交換器
が過熱することを防止することができる。
【0080】さらに、請求項12に記載の風向制御方法
によれば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度が
安定する前は、風向上下羽根の角度を大略同一の位置に
設定する一方、室内熱交換器の温度が安定した後は、左
風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置に
設定し、右および中央風向上下羽根を、空気吹出口が閉
塞となる位置からやや開いた位置に設定するため、部屋
の右隅に設置した場合にも室内温度を希望温度まで円滑
に上昇させることができる。
【0081】またさらに、請求項13に記載の風向制御
方法によれば、暖房運転時において、室内熱交換器の温
度が送風ファンの送風量に応じて定められた所定温度よ
りも高い時は、左右の共通台座を平行に配置する一方、
室内熱交換器の温度が所定温度以下の時は、右の共通台
座を逆ハの字状に回動させ、左の共通台座をハの字状に
回動させるため、部屋の右隅に設置した場合にも風向羽
根を安定に動作させることができる。
【0082】また、請求項14に記載の風向制御方法に
よれば、冷房運転時において、室内熱交換器の温度が安
定した後は、風向上下羽根の角度を大略同一の位置に設
定する一方、室内熱交換器の温度が安定する前は、左風
向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置に設
定し、右および中央風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞
となる位置からやや開いた位置に設定するため、部屋の
右隅に設置した場合にも室内温度が低い時に居住者に冷
風を吹き付けて不快感を与えることを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風向制御方法に係る空気調和機の室内
機を示す斜視図
【図2】図1に示す空気調和機のII−II線断面図
【図3】(a)は本発明の風向制御方法に係る風向左右
羽根の配置を示す概略図 (b)は同概略図 (c)は同概略図 (d)は同概略図
【図4】本発明の風向制御方法における気流を示す模式
【図5】本発明の風向制御方法に係る風向上下羽根の角
度設定を示す模式図
【図6】本発明の風向制御方法における左右風向上下羽
根の角度設定と床面到達最高温度の関係を示すグラフ
【図7】(a)は従来の風向制御方法による室内床面温
度の分布を示す温度分布図 (b)は本発明の風向制御方法により暖房を行った時の
室内床面温度の分布を示す温度分布図
【図8】本発明の風向制御方法に係る空気調和機の風向
制御系を示すブロック図
【図9】本発明の風向制御方法により暖房を行う場合
の、風向制御の一例を示すフローチャート
【図10】本発明の風向制御方法により暖房を行う場合
の、風向制御の一例を示すフローチャート
【図11】図11は、室内配管温度領域の区分を示す概
略図
【図12】本発明の風向制御方法により冷房を行う場合
の、風向制御の一例を示すフローチャート
【図13】(a)は本発明の別の風向制御方法に係る風
向左右羽根の配置を示す概略図 (b)は同概略図 (c)は同概略図 (d)は同概略図
【図14】本発明の別の風向制御方法における気流を示
す模式図
【図15】本発明の別の風向制御方法における左右風向
上下羽根の角度設定と、床面到達最高温度の関係を示す
グラフ
【図16】(a)は従来の風向制御方法による室内床面
温度の分布を示す温度分布図 (b)は本発明の別の風向制御方法により暖房を行った
時の室内床面温度の分布を示す温度分布図
【図17】従来の風向制御方法に係る空気調和機を示す
断面図
【図18】従来の風向制御方法に係る風向左右羽根の角
度設定を示す概略図
【図19】従来の風向制御方法による気流を示す模式図
【符号の説明】
1 前面カバー 2 空気吸込口 3 室内熱交換器 4 送風ファン 5 リアガイダ 6 スタビライザ 7 送風路 8 空気吹出口 19a 中央風向上下羽根 19b 左風向上下羽根 19c 右風向上下羽根 20a 中央風向左右羽根 20b 左右風向左右羽根 22b 左風向左右羽根台座 22c 右風向左右羽根台座
フロントページの続き (72)発明者 藤社 輝夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 端山 雅也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA05 CC04 DD08 EE45 3L081 FA01 FA05 FC01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機内部に、室内熱交換器と、送風フ
    ァンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され、
    風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹
    出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され、風向きを水
    平方向に変化させる複数の風向左右羽根を備え、上記風
    向上下羽根が、水平方向に3分割された空気調和機にお
    いて、上記複数の風向左右羽根の角度を、送出される風
    向きが中央寄りとなる位置に設定する共に、上記3分割
    された風向上下羽根のうち、右の風向上下羽根の角度
    を、空気吹出口が開放となる位置に設定する一方、左お
    よび中央の風向上下羽根の角度を、上記右の風向上下羽
    根の開放位置よりも空気吹出口を閉塞する方向の位置に
    設定する空気調和機の風向制御方法。
  2. 【請求項2】 上記複数の風向左右羽根のうち、上記中
    央の風向上下羽根近傍の風向左右羽根の角度を送風経路
    が開放となる位置に設定する一方、上記左右の風向上下
    羽根近傍の風向左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位
    置に設定する請求項1記載の風向制御方法。
  3. 【請求項3】 上記複数の風向左右羽根のうち、上記左
    右の風向上下羽根近傍の風向左右羽根を、略水平方向に
    回動自在な左右の共通台座に保持し、該左の共通台座を
    上記中央の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風下
    側となる逆ハの字状に回動すると共に、該右の共通台座
    を上記中央の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風
    上側となるハの字状に回動させた請求項2記載の風向制
    御方法。
  4. 【請求項4】 暖房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が低温部又は高温部にある時は、上記3分割され
    た風向上下羽根の角度を、大略同一の位置に設定する一
    方、上記熱交換器の温度が中温部にある時は、上記3分
    割された風向上下羽根のうち、右の風向上下羽根の角度
    を、空気吹出口が開放となる位置に設定し、左および中
    央の風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞となる位置から
    やや開いた位置に設定する請求項1記載の風向制御方
    法。
  5. 【請求項5】 暖房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が安定する前は、上記3分割された風向上下羽根
    の角度を大略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交
    換器の温度が安定した後は、上記3分割された風向上下
    羽根のうち、右の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が
    開放となる位置に設定し、左および中央の風向上下羽根
    を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に
    設定する請求項1記載の風向制御方法。
  6. 【請求項6】 暖房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が上記送風ファンの送風量に応じて定められた所
    定温度よりも高い時は、上記左右の共通台座を平行に配
    置する一方、上記室内熱交換器の温度が上記所定温度以
    下の時は、上記左の共通台座を逆ハの字状に回動させる
    と共に上記右の共通台座をハの字状に回動させる請求項
    3記載の風向制御方法。
  7. 【請求項7】 冷房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が安定した後は、上記3分割された風向上下羽根
    の角度を大略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交
    換器の温度が安定する前は、上記3分割された風向上下
    羽根のうち、右の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が
    開放となる位置に設定し、左および中央の風向上下羽根
    を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に
    設定する請求項1記載の風向制御方法。
  8. 【請求項8】 室内機内部に、室内熱交換器と、送風フ
    ァンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され、
    風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹
    出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され、風向きを水
    平方向に変化させる複数の風向左右羽根を備え、上記風
    向上下羽根が、水平方向に3分割された空気調和機にお
    いて、上記複数の風向左右羽根の角度を、送出される風
    向きが中央寄りとなる位置に設定する共に、上記3分割
    された風向上下羽根のうち、左の風向上下羽根の角度
    を、空気吹出口が開放となる位置に設定する一方、右お
    よび中央の風向上下羽根の角度を、上記左の風向上下羽
    根の開放位置よりも空気吹出口を閉塞する方向の位置に
    設定する空気調和機の風向制御方法。
  9. 【請求項9】 上記複数の風向左右羽根のうち、上記中
    央の風向上下羽根近傍の風向左右羽根の角度を送風経路
    が開放となる位置に設定する一方、上記左右の風向上下
    羽根近傍の風向左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位
    置に設定する請求項8記載の風向制御方法。
  10. 【請求項10】 上記複数の風向左右羽根のうち、上記
    左右の風向上下羽根近傍の風向左右羽根を、略水平方向
    に回動自在な左右の共通台座に保持し、該右の共通台座
    を上記中央の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風
    下側となる逆ハの字状に回動すると共に、該左の共通台
    座を上記中央の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも
    風上側となるハの字状に回動させた請求項9記載の風向
    制御方法。
  11. 【請求項11】 暖房運転時において、上記室内熱交換
    器の温度が低温部又は高温部にある時は、上記3分割さ
    れた風向上下羽根の角度を、大略同一の位置に設定する
    一方、上記熱交換器の温度が中温部にある時は、上記3
    分割された風向上下羽根のうち、左の風向上下羽根の角
    度を、空気吹出口が開放となる位置に設定し、右および
    中央の風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞となる位置か
    らやや開いた位置に設定する請求項8記載の風向制御方
    法。
  12. 【請求項12】 暖房運転時において、上記室内熱交換
    器の温度が安定する前は、上記3分割された風向上下羽
    根の角度を大略同一の位置に設定する一方、上記室内熱
    交換器の温度が安定した後は、上記3分割された風向上
    下羽根のうち、左の風向上下羽根の角度を、空気吹出口
    が開放となる位置に設定し、右および中央の風向上下羽
    根を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置
    に設定する請求項8記載の風向制御方法。
  13. 【請求項13】 暖房運転時において、上記室内熱交換
    器の温度が上記送風ファンの送風量に応じて定められた
    所定温度よりも高い時は、上記左右の共通台座を平行に
    配置する一方、上記室内熱交換器の温度が上記所定温度
    以下の時は、上記右の共通台座を逆ハの字状に回動させ
    ると共に上記左の共通台座をハの字状に回動させる請求
    項10記載の風向制御方法。
  14. 【請求項14】 冷房運転時において、上記室内熱交換
    器の温度が安定した後は、上記3分割された風向上下羽
    根の角度を大略同一の位置に設定する一方、上記室内熱
    交換器の温度が安定する前は、上記3分割された風向上
    下羽根のうち、左の風向上下羽根の角度を、空気吹出口
    が開放となる位置に設定し、右および中央の風向上下羽
    根を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置
    に設定する請求項8記載の風向制御方法。
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