JP2001138615A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

Info

Publication number
JP2001138615A
JP2001138615A JP28909999A JP28909999A JP2001138615A JP 2001138615 A JP2001138615 A JP 2001138615A JP 28909999 A JP28909999 A JP 28909999A JP 28909999 A JP28909999 A JP 28909999A JP 2001138615 A JP2001138615 A JP 2001138615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
double
tray
printing
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28909999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Sasaki
義徳 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP28909999A priority Critical patent/JP2001138615A/ja
Publication of JP2001138615A publication Critical patent/JP2001138615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排紙トレイを再給紙位置まで移動する構成を採
らずに、オペレータを煩わせることなく、1度印刷を行
った用紙を再度版胴に向けて搬送するとともに、未乾燥
インキによる汚染を防止して、良好な両面印刷物を得る
ことが可能な印刷装置を提供すること。 【解決手段】印刷位置4で用紙に印刷を行い、印刷を行
った用紙を積載する排紙トレイ6を有し、排紙トレイ6
上に積載された用紙を受け入れて積載し、積載した用紙
を印刷位置4に向けて搬送して両面印刷を行うための両
面トレイ7を有し、両面トレイ7が、用紙の各側縁をそ
れぞれ規制するサイドフェンス32と、両面トレイ7上
の用紙間に空気を送り込むための空気流発生手段119
とを有する印刷装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙の両面に
印刷することが可能な印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷用紙(以下、「用紙」と
いう)の消費量を低減するために、用紙の表裏両面に印
刷を行なう両面印刷が、印刷の大部分を占めるようにな
ってきた。そのために、1度印刷を行った用紙を再度版
胴に向けて搬送して両面印刷物を得る装置の他、2つの
版胴を対向させて配置し、用紙を介して版胴同士を圧接
させた構成や、複数の版胴を用紙の通路中に並列に配設
した構成とし、1回の用紙の通過により両面印刷物を得
る装置の開発が試みられている。
【0003】しかし、後者の装置すなわち用紙を1回通
過させるだけで両面印刷を行なう印刷装置には、装置が
大型化してしまう等の問題があり、特開平8−9171
0号公報、特開平7−81202号公報等に示されてい
るように、前者のタイプの装置が種々提案されている。
特開平8−91710号公報、特開平7−81202号
公報等に示されている印刷装置は、オペレータを煩わせ
ることなく両面印刷を行うことができるよう、1度印刷
された用紙を積載した排紙トレイが、再給紙位置まで移
動するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記2つの公
報に記載の印刷装置では、排紙トレイを再給紙位置まで
移動するための機構が大型化、複雑化するという問題が
ある。また、用紙は排紙トレイ上に通常1mm〜10mm程
度の若干量ずれて積載されるため、この用紙をそのまま
両面印刷に用いたのでは、そのずれた量だけ画像位置が
ずれた印刷物を得ることとなる。従って従来ではオペレ
ータが排紙トレイ上にずれて積載された用紙を取り出
し、用紙を揃えた後に両面印刷を行うようにしていたの
であるが、このような作業はオペレータにとって煩わし
く、特に片面印刷された直後の用紙はインキの付着によ
り用紙間の摩擦力が大きいため用紙を揃える作業は容易
ではなかった。また、インキが十分に乾燥していない片
面印刷後の用紙を再給紙すると、給紙経路中に配設され
たローラ等にインキが付着して汚染され、他の用紙に付
着して画像汚れを生じるとともに、オペレータは汚染さ
れたローラ等を定期的にクリーニングする必要があっ
た。
【0005】本発明は、排紙トレイを再給紙位置まで移
動する構成を採らずに、オペレータを煩わせることな
く、1度印刷を行った用紙を再度版胴に向けて搬送する
とともに、未乾燥インキによる汚染を防止して、良好な
両面印刷物を得ることが可能な印刷装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、印刷位置で用紙に印刷を行
い、印刷を行った用紙を積載する排紙トレイを有する印
刷装置において、この排紙トレイ上に積載された用紙を
受け入れて積載し、積載した用紙を上記印刷位置に向け
て搬送して両面印刷を行うための両面トレイを有し、こ
の両面トレイが、用紙の各側縁をそれぞれ規制するサイ
ドフェンスと、この両面トレイ上の用紙間に空気を送り
込むための空気流発生手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、印刷位置で用紙に
印刷を行い、印刷を行った用紙を積載する排紙トレイを
有する印刷装置において、この排紙トレイ上に積載され
た用紙を受け入れて積載し、積載した用紙を上記印刷位
置に向けて搬送して両面印刷を行うための両面トレイ
と、上記排紙トレイ上に積載された用紙を上記印刷位置
に向けて搬送する前に用紙上のインキを乾燥するための
インキ乾燥手段とを有することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の印
刷装置において、上記両面トレイが、用紙の各側縁をそ
れぞれ規制するサイドフェンスと、この両面トレイ上の
用紙間に空気を送り込むための空気流発生手段とを有
し、上記インキ乾燥手段が、上記空気流発生手段と、こ
の空気流発生手段が上記両面トレイ上の用紙間に送り込
む空気を昇温するための昇温手段とを有することを特徴
とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の印
刷装置において、上記空気流発生手段が上記両面トレイ
上の用紙間に送り込む空気の量を、上記排紙トレイ上に
積載された用紙の印刷に使用したインキ量に応じて変化
することを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の印刷装置において、上記昇温手段による、上記空
気流発生手段が上記両面トレイ上の用紙間に送り込む空
気に与える熱量を、上記排紙トレイ上に積載された用紙
の印刷に使用したインキ量に応じて変化することを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1または3
ないし5の何れか1つに記載の印刷装置において、上記
両面トレイが、上記各サイドフェンスのうちの少なくと
も一方を用紙の幅方向に変位するサイドフェンス変位手
段を有し、上記両面トレイが上記排紙トレイ上に積載さ
れた用紙を受け入れた後、上記空気流発生手段により上
記両面トレイ上に積載された用紙間に空気を送り込むと
共に、上記サイドフェンス変位手段により上記サイドフ
ェンスを変位することにより、上記両面トレイ上に積載
された用紙を揃えることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1または3
ないし5の何れか1つに記載の印刷装置において、上記
各サイドフェンス相互間の距離は、上記排紙トレイ側が
用紙の幅方向の大きさよりも大きく、上記排紙トレイ側
と反対側が用紙の幅方向の大きさとほぼ等しくなるよう
に設定されており、上記両面トレイが上記排紙トレイ上
に積載された用紙を受け入れる際に、上記空気流発生手
段により上記両面トレイ上に積載される用紙間に空気を
送り込むことにより、上記両面トレイ上に積載された用
紙を揃えることを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項7記載の印
刷装置において、上記空気流発生手段を、上記両面トレ
イの上記排紙トレイ側に配設したことを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1または3
ないし8の何れか1つに記載の印刷装置において、上記
空気流発生手段が用紙間に空気を送り込む際に最上位の
用紙の上面を規制するための用紙押さえ手段を有するこ
とを特徴とする。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
印刷装置において、上記用紙押さえ手段が、用紙との当
接により発生する音を抑制するための騒音抑制部材を有
することを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項1または
3ないし9の何れか1つに記載の印刷装置において、上
記空気流発生手段が発生する空気流を均一化するための
空気流均一化手段を有することを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明は、請求項1または
3ないし11の何れか1つに記載の印刷装置において、
上記空気流発生手段が発生する空気流の流量を上下方向
において異ならせるための空気流量調整手段を有するこ
とを特徴とする。
【0018】請求項13記載の発明は、請求項1または
3ないし12の何れか1つに記載の印刷装置において、
上記両面トレイが、上記空気流発生手段が発生する空気
流を、最下位の用紙の下面に空気を吹き付けるための空
気流路を有することを特徴とする。
【0019】請求項14記載の発明は、請求項1または
3ないし13の何れか1つに記載の印刷装置において、
上記空気流発生手段を、上記サイドフェンスと一体的に
配設したことを特徴とする。
【0020】請求項15記載の発明は、請求項1ないし
14の何れか1つに記載の印刷装置において、上記両面
トレイ上に積載された用紙の上記排紙トレイと反対側の
端部を規制して揃えるためのフロントフェンスを有する
ことを特徴とする。
【0021】
【実施例】図1に本発明を適用した両面印刷が可能な印
刷装置としての孔版印刷装置を示す。孔版印刷装置1
は、孔版印刷装置1本体の中央上部に配設された版胴と
しての印刷ドラム2と、印刷ドラム2に対向配置され印
刷ドラム2との間で印刷用紙(以下、「用紙」という)
を圧接する圧接手段としての圧胴3と、マスタとしての
孔版原紙を製版する製版手段としての製版装置107
と、製版装置107の筐体内に配設され製版済みのマス
タを印刷ドラム2へ向けて搬送する図示しないマスタ搬
送手段と、印刷ドラム2と圧胴3との対向部であって用
紙に印刷を行う印刷位置4に向けて供給される新たな用
紙を積載された給紙台5と、印刷位置4において印刷を
行った用紙を積載する排紙台としての排紙トレイ6と、
排紙トレイ6上に積載された用紙を受け入れて積載し、
積載した用紙を印刷位置4に向けて搬送する、両面印刷
を行うための両面トレイ7と、使用済みの孔版原紙を印
刷ドラム2からはぎ取って格納する排版装置としての排
版装置8と、印刷すべき画像を読み取り、読みとった画
像データを製版装置107に向けて送る画像読み取り部
9とを主に有している。
【0022】孔版原紙にはPETからなる薄いフィルム
と和紙からなるベース部材とのラミネート構造のものを
使用しているが、薄いフィルムとしては他の材質であっ
てもよいし、ベース部材は合成繊維等であってもよい。
給紙台5上には多数の用紙が載置されていて、一枚ずつ
分離されて搬送され、この搬送の途中で上方を向いた面
に印刷されて、排紙トレイ6に送り出される。給紙台5
から排紙トレイ6に搬送されるまでには、いくつかの搬
送手段が関与するが、その主なものは、給紙コロ10、
レジストローラとしてのフィードローラ11、排紙吸着
ユニット12などである。給紙コロ10は、上下動可能
な駆動軸10aに揺動可能に支持されており、給紙が進
むにつれ、給紙コロ10の位置が下がって、図示しない
センサで検知されると、所定量だけ給紙台5が上昇し
て、最上位の用紙が常に給紙に適した高さになる様に制
御されている。給紙台5はサイドフェンス26、26を
有しており、給紙台5上に載置された用紙の両端を規制
する。
【0023】用紙の搬送方向に関して給紙コロ10の下
流側からフィードローラ11を経て印刷位置4に至る手
前側の位置には、上ガイド板13、下ガイド板14が互
いに対向して配設されている。フィードローラ11は、
対向接触するよう配置されたフィードローラ(上)11
aとフィードローラ(下)11bとからなり、給紙コロ
10により一枚に分離されて送り出された用紙の送りを
受け継いで、上下ガイド板13、14の間を、印刷位置
4に向けて送り出す。印刷位置4を出た用紙は排紙吸着
ユニット12に送り出され、この排紙吸着ユニット12
より排紙トレイ6に送り出される。排紙吸着ユニット1
2は、駆動ローラ15と従動ローラ16との間に掛け渡
された搬送ベルト17および搬送吸着ファン18を有し
ており、搬送吸着ファン18により印刷済みの用紙を搬
送ベルト17に吸着しながら、搬送ベルト17により排
紙トレイ6に向けて搬送するようになっている。下ガイ
ド板14の、用紙の搬送方向に関するフィードローラ1
1の上流側の一部は切り欠かれ、両面トレイ7から搬送
されてくる、片面に印刷済みの用紙を受け入れるように
なっている。
【0024】印刷ドラム2は周面に感熱性の孔版原紙の
先端を挾持するクランパとしての原紙係止装置19を有
している。印刷ドラム2内には、図示を省略するが、イ
ンキをその内周面に供給するためのインキ供給管、イン
キ供給ローラ、ドクターローラ及びインキ供給ローラと
ドクターローラとにより形成される楔状のインキ溜り等
で構成される周知のインキ供給装置が配設されている。
【0025】圧胴3は支軸20を支持する支持アーム2
1により印刷ドラム2に対し接離自在に支持されてい
る。支持アーム21の一端は軸22により孔版印刷装置
1の図示しないケーシングに回転自在に軸支されてい
る。支持アーム21の、支軸20に関し軸22の反対側
部分は孔版印刷装置1のケーシングにその一端を係止さ
れた引張りバネ23により印刷ドラム2に向けて付勢さ
れている。支持アーム21の他端には、上方からカム2
4が係合しており、カム24の長径部が支持アーム21
と係合することにより圧胴3が印刷ドラム2から離間す
るようになっている。
【0026】排版装置8は、図示を省略するが、使用済
みの孔版原紙を収納する排版ボックスと、排版ボックス
を開閉する開閉板と、待機位置と印刷ドラム2に当接す
る稼働位置との間で搖動可能な搖動剥離ローラと、搖動
剥離ローラに対向配置された剥離ローラと、開いた状態
の開閉板との間で使用済み孔版原紙を排版ボックスへ導
く排版路を形成するガイドとを有する、周知の構成であ
る。印刷ドラム2の周面近傍には、印刷位置4にて印刷
された用紙がインキの粘度により印刷ドラム2に巻き付
いてしまった場合、その先端側を剥離するエアナイフ2
5が設けられている。エアナイフ25は用紙先端と印刷
ドラム2の周面との間に空気を吹き付け、印刷ドラム2
上の用紙を強制的に剥ぎ取るものである。
【0027】画像読み取り部9は孔版印刷装置1本体の
上部に位置している。画像読み取り部9は、図示を省略
するが、原稿を置くための原稿受台、原稿を1枚づつ分
離して搬送する原稿搬送ローラ、原稿分離ローラ、読み
取るべき原稿を載せるコンタクトガラス、原稿をコンタ
クトガラス上を経て送る無端幅広の搬送ベルト、コンタ
クトガラスの下側に設けられた読み取りセンサ装置等を
有する周知の構成である。孔版印刷装置1は、画像読み
取り部9により読み取られた画像データを格納し、適時
に製版装置107に出力する記憶手段(図示省略)を有
している。
【0028】製版装置107は、図示を省略するが、孔
版原紙をロール状としたマスタロールを支持する支持手
段と、孔版原紙のフィルム面側に配設されたサーマルヘ
ッドと、サーマルヘッドに対向し孔版原紙のベース部材
側に配設されたプラテンローラと、製版済みの孔版原紙
を切断するカッター等を有する周知の構成である。
【0029】孔版印刷装置1の外部には、各種操作を行
うための図示しない操作パネルが設けられている。この
操作パネルには、通常の操作パネルに設けられているよ
うな、製版の実行を指令する製版スタートボタン、印刷
の実行を指令する印刷スタートボタン、孔版印刷装置1
の動作を停止させるストップボタン、印刷枚数、印刷部
数等を指令するテンキーの他、印刷モード指定手段とし
ての印刷モード指定キーを有している。印刷モード指定
キーは、給紙台5から用紙を供給する通常モードボタン
と、中間トレイ7から用紙を供給する両面モードボタン
とを有している。
【0030】排紙トレイ6は、印刷位置4から排紙吸着
ユニット12を経て搬送されてくる用紙の先端を受け止
めるエンドプレート27と、用紙を積載する用紙積載面
33を有する載置台28と、用紙の各側縁をそれぞれ規
制するサイドフェンス29、29とを有している。両面
トレイ7は、排紙トレイ6から搬送されてきた用紙をさ
らに搬送するエンドフェンス30と、孔版印刷装置1本
体に固設され用紙を積載する用紙積載面34を有する載
置台31と、用紙の各端縁をそれぞれ規制するサイドフ
ェンス32、32とを有している。サイドフェンス3
2、32は互いにほぼ平行となるように配設されてい
る。両面トレイ7は、用紙積載面34が略水平になるよ
うに配設されている。載置台28は、両面トレイ7側の
端部を軸35により支持されており、エンドプレート2
7側の端部が上下に揺動可能となっている。孔版印刷装
置1本体には、図示しない駆動源により回転駆動される
ギヤ36が配設されており、載置台28の両面トレイ7
側の端部にはギヤ36に係合したギヤ面37が設けられ
ている。ギヤ36とギヤ面37とは、用紙積載面33
と、用紙積載面34とのなす角を変化させるように排紙
トレイ6を揺動させる排紙トレイ揺動手段38を構成し
ている。
【0031】両面トレイ7の、エンドフェンス30と反
対側の端部近傍には、用紙積載面34上に積載された用
紙のうち最上位の用紙のみを印刷位置4に向けて送り出
す給紙ローラ39が配設されている。給紙ローラ39は
図示しない支持手段により支持されており、最上位の用
紙を給紙するのに適した位置を占めるように上下に駆動
される。用紙の搬送方向において給紙ローラ39の下流
側には、一端が給紙ローラ39側に開口し、他端が下ガ
イド板14に設けられた切り欠きに接続したガイド対4
0が配設されていて、ガイド対40によって形成される
用紙搬送経路の中間部には、給紙ローラ39から送られ
てきた用紙の送りを受け継いで用紙をさらに印刷位置4
に向けて送る搬送ローラ41が配設されている。
【0032】排紙トレイ6と両面トレイ7とは別体であ
るが、図2に示すように、排紙トレイ6と両面トレイ7
とは実質的に一体化されている。排紙トレイ6と両面ト
レイ6とは、孔版印刷装置1本体に対し、これらが一体
で着脱自在であるとともに、別々に着脱自在でもある。
エンドプレート27、エンドフェンス30は、用紙積載
面33、34内における、用紙が排出される方向と平行
な方向であるA方向、B方向に変位可能であり、サイド
フェンス29、サイドフェンス32は、用紙積載面3
3、34面内における、エンドプレート27及びエンド
フェンス30が変位する方向と垂直な方向であるC方向
に変位可能である。
【0033】用紙積載面33を有する載置台28の上面
板28’には、C方向における中央部に、AB方向に延
在する切り欠き42が形成されており、切り欠き42内
にはAB方向に案内部材43が配設されている。エンド
プレート27はエンドプレート27と一体のスライダ1
06によって案内部材43に摺動可能であり、A方向に
変位することで両面トレイ7に向けて変位する。上面板
28’にはまた、C方向における各端部すなわち用紙の
幅方向の側縁に対応する各端部に、それぞれ、C方向に
延在する切り欠き44、44が形成されており、切り欠
き44、44内にはC方向に案内部材45、45が配設
されている。サイドフェンス29はそれぞれ、案内部材
45に摺動可能であり、C方向に変位することで互いに
近接する向きまたは互いに離間する向きに変位する。
【0034】サイドフェンス32等をその上面に有する
載置台31の上面板31’のB方向端部には、切り欠き
42の両側に対応する位置に、AB方向に延在する切り
欠き46、46が形成されている。上面板28’のA方
向端部には、切り欠き46、46に連通する切り欠き4
7、47が形成されている。切り欠き46、47はエン
ドフェンス30を摺動自在に受け入れるものである。上
面板28’の、切り欠き46、46の内側の部分には、
エンドフェンス30を支持するスライダとしての支持体
91が摺動自在な摺動溝105(図11ないし図18に
示す)が形成されている。上面板31’の、切り欠き4
6、46よりもA方向側には、C方向における各端部す
なわち用紙の幅方向の側縁に対応する各端部に、それぞ
れ、C方向に延在する切り欠き48、48が形成されて
おり、切り欠き48、48内にはC方向に案内部材4
9、49が配設されている。サイドフェンス32はそれ
ぞれ、案内部材49に摺動可能であり、C方向に変位す
ることで互いに近接する向きまたは互いに離間する向き
に変位する。サイドフェンス29、サイドフェンス32
は、互いに向き合う方向の端部が、C方向に拡開するよ
うに折り曲げられている。
【0035】サイドフェンス32のA方向端部側には、
両面トレイ7上に積載された用紙の、排紙トレイ6と反
対側即ちA方向側の端部を規制して揃えるためのフロン
トフェンス121が配設されている。フロントフェンス
121は、フロントフェンス121と一体の軸122に
より支持されている。軸122は孔版印刷装置1の図示
しないケーシングに両端を支持されており、図示しない
駆動源により回転駆動される。フロントフェンス121
は、軸122が略90度回転することにより、図12な
いし図14等に示す、用紙の搬送経路から退避した退避
位置と、図15、図16等に示す、用紙の搬送経路内に
進入する揃え位置との間で変位可能である。載置台31
は、フロントフェンス121が揃え位置を占める際にフ
ロントフェンス121の先端を受け入れる切り欠き12
3を有しており、フロントフェンス121は、揃え位置
を占めるときに最下位の用紙にも当接できるようになっ
ている。
【0036】サイドフェンス32のA方向端部には、両
面トレイ7上の用紙間に空気を送り込むための空気流発
生手段としてのファン119を有する空気流発生装置1
11が一体的に配設されている。図3または図4に示す
ように、空気流発生装置111はファン119を配設さ
れた空気流発生部112と、ファン119が発生する空
気流を均一化するための空気流均一化手段としての整流
部113と、ファン119が用紙間に空気を送り込む際
に最上位の用紙の上面を規制するための用紙押さえ手段
131と、ファンが119発生する空気流の流量を上下
方向において異ならせるための空気流量調整手段132
とを有している。
【0037】ファン119は図示しない駆動源によって
回転駆動されるものであり、ファン119が回転すると
サイドフェンス32の内壁側に向けた空気流を発生する
ようになっている。整流部113内には、ファン119
によって発生した空気流を整流するための整流部材とし
てのフィン114が配設されている。用紙押さえ手段1
31は平板状の部材であり、その下面に、用紙との当接
により発生する音を抑制するための騒音抑制部材133
を有している。騒音抑制部材133は、AB方向に並設
された複数の棒状の部材からなる。空気流量調整手段1
32は整流部113をサイドフェンス32の内壁側から
覆うように設けられた平板状の部材であり、多数の孔が
形成されている。この孔は図5(b)に詳しいが、下方
ほど高密度となるように形成されている。よって、ファ
ン119によって発生した空気流は、空気整流部113
内を通過する際に整流され、空気流量調整手段132を
通過すると、矢印Dで示すように、下方ほど流量が多く
なるように調整される。
【0038】整流部材としては、図5に示すように、平
板状の部材116を用いてもよいが、空気流が空気流量
調整手段132により下方ほど流量が多くなるように調
整されるため、比較的下方の流量を多くするように配設
することが肝要である。騒音抑制部材133は本実施例
の形状に限らず、用紙との当接面積を減じたものであれ
ば、用紙押さえ手段131の下面に凹凸を形成したもの
でもよい。また用紙押さえ手段131は平板状のものに
限らず、屈曲した針金等であっても良く、用紙との当接
面積を減じれば、用紙押さえ手段131そのものが騒音
抑制部材133としての機能を有することとなる。ファ
ン119はAB方向に3つ併設したが、用紙の揃えに適
した風量を得るのであれば数はこれに限られない。
【0039】図25に示すように、整流部113内に
は、整流部材とともに、ファン119が両面トレイ7上
の用紙間に送り込む空気を昇温するための昇温手段とし
てのヒータ140を配設することができる。本実施例に
おいて、ヒータ140は通電により発熱する線状の発熱
体を螺旋状にしたものであるが、整流部材そのものを発
熱体として昇温手段とすることもできる。ファン119
とヒータ140とにより、排紙トレイ6上に積載された
用紙を印刷位置4に向けて搬送する前に用紙上のインキ
を乾燥するためのインキ乾燥手段が構成されている。
【0040】図2に示すように、サイドフェンス32
は、用紙積載面34の一部を形成する用紙積載板134
を一体に有している。上面板31’のC方向中央部に
は、AB方向に延在し、用紙積載板134の上面と面一
の突条135が形成され、この突条135の上面と用紙
積載板134の上面とで用紙積載面34が形成されてい
る。用紙積載板134上面の、サイドフェンス32側の
側縁には、ファン119が発生する空気流を、最下位の
用紙の下面に吹き付けるための空気流路としての溝13
6が延設されている。溝136は用紙積載板134のA
B方向における各端部近傍に終点を有しており、ファン
119が発生した空気流を効率よく最下位の用紙の下面
に吹き付けるようになっている。溝136は少なくとも
ファン119の前面側に設けられるものであって、図3
に示すようにファン119の前面にのみ設けてもよい。
なお、フロントフェンス121が揃え位置を占める際に
フロントフェンス121の先端部を受け入れる切り欠き
123は突条135に形成されている。
【0041】図6に示すように、載置台28の内部すな
わち上面板28’の下方の底板28”上には、エンドプ
レート27をAB方向に変位するためのエンドプレート
変位手段と、サイドフェンス29をC方向に変位するた
めのサイドフェンス変位手段とが配設されている。エン
ドプレート変位手段は、エンドプレート27をA方向に
変位することにより排紙トレイ6上に積載された用紙を
両面トレイ7上に搬送するためのものであって、ギヤ軸
50を有しギヤ軸50を回転駆動する、底板28”上に
固設されたモータ51と、ギヤ軸50により回転駆動さ
れるギヤ52と、軸53を中心にギヤ52によって回転
駆動されるギヤ54と、軸53上に設けられたギヤ54
と一体回転する駆動プーリ55と、従動プーリ56と、
駆動プーリ55及び従動プーリ56に巻き掛けられた無
端ベルト57とを有している。無端ベルト57は一箇所
がスライダ106に係合しており、駆動プーリ55が回
転することでエンドプレート27をAB方向に変位す
る。
【0042】サイドフェンス変位手段は、ギヤ軸58を
有しギヤ軸58を回転駆動する、底板28”上に固設さ
れたモータ59と、ギヤ軸58により軸60を中心に回
転駆動されるギヤ61と、軸60上に設けられた駆動プ
ーリ62と、軸63を中心に回転する従動プーリ64
と、軸63上に設けられ従動プーリ64と一体回転する
ピニオン65と、駆動プーリ62及び従動プーリ64に
巻き掛けられた無端ベルト66と、サイドフェンス29
にそれぞれ設けられピニオン65に係合したラック67
とを有している。モータ59が駆動プーリ62を回転駆
動することで各サイドフェンス29を同時にC方向に変
位し、各サイドフェンス29を互いに近接・離間させ
る。
【0043】図6において符号68は用紙が孔版印刷装
置1本体から排出され得る状態におけるエンドプレート
27の位置を検知する反射型のセンサを、符号69はエ
ンドプレート27が用紙を両面トレイ7に受け渡す状態
におけるエンドプレート27の位置を検知する反射型の
センサを、符号70はサイドフェンス29の位置を検知
する反射型のセンサを示している。底板28”は、切り
欠き47に対応する位置に切り欠き47’、47’を有
しており、エンドフェンス30の下方への変位を許容し
ている。
【0044】図7に示すように、載置台31の内部すな
わち上面板31’の下方の底板31”上には、エンドフ
ェンス30をAB方向に変位するためのエンドフェンス
変位手段と、サイドフェンス32をC方向に変位するた
めのサイドフェンス変位手段とが配設されている。エン
ドフェンス変位手段は、排紙トレイ6から搬送されてき
た用紙を、印刷位置4に向けて搬送するための位置すな
わち、用紙のA方向先端が上面板31’先端に揃う給紙
位置まで変位するものであって、ギヤ軸71を有しギヤ
軸71を回転駆動する、底板31”上に固設されたモー
タ72と、ギヤ軸71により回転駆動されるギヤ73
と、軸74を中心にギヤ73によって回転駆動されるギ
ヤ75と、軸74上に設けられギヤ75と一体回転する
駆動プーリ76と、従動プーリ77と、駆動プーリ76
及び従動プーリ77に巻き掛けられた無端ベルト78と
を有している。無端ベルト78は一箇所が支持体91に
係合しており、駆動プーリ76が回転することでエンド
プレート30をAB方向に変位する。
【0045】サイドフェンス変位手段は、ギヤ軸79を
有しギヤ軸79を回転駆動する、一方のサイドフェンス
32に固設されたモータ80と、ギヤ軸79により軸8
1を中心に回転駆動されるギヤ82と、軸81上に設け
られた駆動プーリ83と、軸84を中心に回転する従動
プーリ85と、軸84上に設けられ従動プーリ85と一
体回転するピニオン86と、駆動プーリ83及び従動プ
ーリ85に巻き掛けられた無端ベルト87と、サイドフ
ェンス32にそれぞれ設けられピニオン86に係合した
ラック88とを有している。モータ80が駆動プーリ8
3を回転駆動することで各サイドフェンス32を同時に
C方向に変位し、各サイドフェンス32を互いに近接・
離間させる。図7において符号89はエンドプレート2
7が用紙を両面トレイ7に受け渡した後にエンドフェン
ス30がA方向に変位する際におけるエンドフェンス3
0の位置を検知する反射型のセンサを、符号90はサイ
ドフェンス29の位置を検知する反射型のセンサを示し
ている。
【0046】エンドフェンス30は、排紙トレイ6に用
紙が排出される状態等において、用紙載置面33、34
の上方に突出した態位をとるが、この態位のままでは両
面トレイ7が排紙トレイ6上に積載された用紙を受け入
れることができないため、両面トレイ7が排紙トレイ6
上に積載された用紙を受け入れる際には、エンドフェン
ス30を用紙載置面33、34上から退避させる必要が
ある。図8にエンドフェンス30を用紙載置面33、3
4上から退避させるためのエンドフェンス退避手段を示
す。エンドフェンス退避手段は、支持体91と、支持体
91に固設されたソレノイド92と、支持体91に対し
ては回転自在であるがエンドフェンス30とは一体の軸
93と、軸93の一端に固設された揺動部材94と、ソ
レノイド92に一端が揺動部材94に他端が係合した引
っ張りバネ95と、軸93の周りに巻き付けられたコイ
ルバネ96とを有している。支持体91はエンドフェン
ス30の基部30aを支持している。
【0047】コイルバネ96は、引っ張りバネ95に抗
し、用紙が当接するエンドフェンス30の当接部30b
を、軸93を中心に上方に揺動する向きに、軸93を付
勢するが、支持体91は、基部30aに上方から係合す
る係合部91aを有しており、基部30aが水平となる
位置で当接部30の上方への揺動を規制している。ソレ
ノイド92は通電により、コイルバネ96に抗して、揺
動部材94をA方向に揺動し、当接部30aを下方に揺
動して当接部30aを用紙載置面33、34より下方に
位置させ、用紙載置面33、34上から退避させる。
【0048】エンドフェンス退避手段の別の例を図9に
示す。本例においては、ソレノイド92、引っ張りバネ
95の代わりに、軸97により揺動部材94に回転自在
に支持されたコロ98と、一端をエンドプレート27に
固設され、他端にコロ98と係合可能な傾斜部99を有
する係合部材100を有する。排紙トレイ6に積載され
た用紙を両面トレイ7に搬送するべくエンドプレート2
7がA方向に変位すると、傾斜部99とコロ98とが係
合し、コロ98が傾斜部99に乗り上げることで、コイ
ルバネ96に抗してエンドフェンス30を軸93を中心
に揺動し、当接部30aを下方に揺動して当接部30a
を用紙載置面33、34より下方に位置させ、用紙載置
面33、34上から退避させる。
【0049】孔版印刷装置1は、用紙の大きさを検知す
る検知手段を有している。本実施例において検知手段
は、給紙台5上に載置された用紙の大きさを検知する周
知の機構のものを使用しているが、給紙台5が複数ある
場合等複数の大きさの用紙を使用可能な場合等は、操作
パネルにおいて使用する用紙の大きさを指定するキーを
検知手段としても良い。排紙トレイ6、両面トレイ7に
はそれぞれ、図示を両略するが、排紙トレイ6上、両面
トレイ7上の用紙の有無を検知する、排紙トレイ用紙検
知センサ、両面トレイ用紙検知センサが設けられてい
る。
【0050】本実施例は以上のような構成であって、印
刷を開始する際には、操作者は操作パネル上の印刷モー
ド指定キーを操作して印刷モードを指定する。通常モー
ドボタンを押下して通常モードを選択したときには、給
紙台5上に積載された用紙を用いて印刷を行う。両面モ
ードボタンを押下して両面モードを選択したときには、
排紙トレイ6上に積載された用紙を用いて印刷を行う。
以下それぞれのモードにおける印刷について説明する。 通常モード 操作パネルの上の通常モードボタンを選択すると共に、
所要の印刷枚数をテンキーにより指示する。一方所定の
原稿を原稿受台にセットし、製版スタートボタンをオン
にすると、印刷ドラム2上に残存している前回の印刷工
程における使用済孔版原紙の処理が次のように行なわれ
る。印刷ドラム2が回転し、原紙係止装置19が排版装
置8近傍のはぎ取り位置に達した時点で停止するととも
に、原紙係止装置19示されない開閉機構により作動さ
せられて使用済孔版原紙の先端部のクランプが解除され
る。先端部のクランプが解除されることにより自由にな
った使用済孔版原紙は、稼働位置に変位した搖動剥離ロ
ーラにより先端側から剥がされ、剥離ローラおよび印刷
ドラム2の回転により、開いた状態の開閉板とガイドと
の間に形成された排版路を経て排版ボックス内へと排出
される。
【0051】印刷ドラム2は、使用済孔版原紙を排版装
置8に取り込まれながら、時計まわりの向きに回転し、
使用済孔版原紙が完全に排版される所定位置まで回転す
ると、これを図示されないセンサが検知し、開閉板は排
版ボックスを閉じ、搖動剥離ローラは待機位置に戻る。
印刷ドラム2はさらに回転し、原紙係止装置19が図1
に2点鎖線で示す原紙供給位置に位置するとこれを図示
しないセンサが検知し、印刷ドラム2の回転が停止し、
製版装置107が、印刷ドラム2に製版済未使用孔版原
紙の給版を開始するまで待機することとなる。
【0052】上記の排版工程と並行して、周知の原稿読
み取り工程が同時にスタートし、原稿の画像データが読
み取りセンサ装置により読み取られ、読み取りセンサ装
置内で光電変換された電気信号は、孔版印刷装置1本体
内に設けられた図示されないA/D(アナログ/デジタ
ル)変換基板に入力されて、孔版印刷装置1本体内に設
けられた図示されない記憶手段へ格納される。格納と同
時に孔版原紙の製版工程およびこれに続く給版工程が始
まる。
【0053】製版装置107において、孔版原紙をサー
マルヘッドに押し付けているプラテンローラが回転し、
孔版原紙が搬送される。搬送される孔版原紙に対し、サ
ーマルヘッドにライン状に並んだ複数個の発熱素子が、
前記の図示されない記憶手段に一旦格納され製版基板で
各種処理を施されて送られてきた原稿のデジタル画像信
号に応じて各々選択的に発熱し、孔版原紙の熱可塑性樹
脂フィルムが溶融穿孔される。製版された孔版原紙は、
マスタ搬送手段によって印刷ドラム2に向けて搬送さ
れ、先端が拡開した原紙係止装置19に到達すると原紙
係止装置19が閉じ、孔版原紙はクランプされる。印刷
ドラム2が回転し、孔版原紙は印刷ドラム2の外周面に
徐々に巻き付けらる。この際、支持アーム21にはカム
24の長径部が当接しており、圧胴3は印刷ドラム2か
ら離間しているので、原紙係止装置19はドラム2の回
転の妨げとなることはない。製版が終了した孔版原紙は
カッターにより所定の長さに切断される。
【0054】版付工程においては、所定のタイミング
で、給紙台5に積載されている用紙のうちの最上位の一
枚が、給紙コロ10によりフィードローラ11へ向けて
送られ、フィードローラ11により印刷ドラム2の回転
と同期した所定のタイミングで印刷ドラム2と圧胴3と
の間に送られる。用紙は印刷ドラム2の外周面に新たに
装着された製版済未使用孔版原紙と、圧胴3に同時に押
し付けられ、製版済未使用孔版原紙の穿孔部より印刷イ
ンキが用紙の上面である表面に転移され印刷が行われ
る。
【0055】このようにして印刷された用紙は印刷位置
4を通り過ぎると、エアナイフ25により印刷ドラム2
の外周面に装着された孔版原紙から剥がされ、排紙吸着
ユニット12により搬送されて排紙トレイ6上に落下
し、版付工程が終了する。次いで、版付工程と同様の過
程で、給紙、印刷、排紙の工程からなる印刷工程が、テ
ンキーによりセットされた印刷枚数分、繰り返して行な
われる。検知手段が検知した用紙の大きさに応じて、排
紙トレイ6におけるサイドフェンス変位手段がサイドフ
ェンス29を変位し、センサ70による検知によって、
両サイドフェンス29相互間の距離を、用紙の幅と略同
じ幅としており、また排紙トレイ6は、エンドプレート
6側端部が両面トレイ7側端部よりも下方に変位してい
るから、孔版印刷装置1本体から排出される用紙は用紙
載置面33あるいは既に排紙トレイ6上に積載されてい
る用紙と擦れることがないとともに、両側縁がサイドフ
ェンス29に規制され排紙トレイ6上にある程度整然と
積載される。エンドプレート27も、検知手段が検知し
た用紙の大きさに応じて、エンドプレート変位手段が変
位し、センサ68による検知によって用紙の先端を受け
止めるに適した位置を占めている。試し刷り、印刷工程
においては、図1に示すように原紙係止装置19が圧胴
3に対向するときに圧胴3の平面部が印刷ドラム2に対
向するようになっており、原紙係止装置19が圧胴3に
当接することはない。 両面モード 両面モードにおける印刷、排紙工程は、通常モードと略
同様にして行われる。通常モードと異なるのは、給紙に
関する動作である。本モードについて、ヒータ140を
有する場合を説明する。図10に概略を示す。通常モー
ドによる印刷の終了後、操作パネルの上の両面モードボ
タンを選択すると共に、所要の印刷枚数をテンキーによ
り指示すると、排紙トレイ6上の用紙を両面トレイ7上
に移動する工程を開始する。排紙トレイ用紙検知センサ
によって排紙トレイ6上に用紙がないことが検知された
場合には、両面モードボタンの押下は無効となり、操作
パネルに、両面モードに用いる用紙がない旨が表示され
る。この旨の表示は、両面モードにおける印刷中に、両
面トレイ用紙検知センサにより、両面トレイ上の用紙が
無くなったことが検知された場合にも行われる。
【0056】図11に示すように、両面モード開始と同
時に、排紙トレイ揺動手段が作動し、用紙載置面33が
略水平となるように排紙トレイ6を揺動して、用紙載置
面33と用紙載置面34とが略同一平面上に位置する状
態とし、両面トレイ7が用紙を受け入れる準備をする。
フロントフェンス121は、用紙の搬送経路から退避し
た退避位置を占めている。図11ないし図18において
は、サイドフェンス29、32の図示を省略している。
通常モード終了後、両面モード開始前においては、用紙
は、そのB方向先端がエンドプレート27につき当てら
れた状態で排紙トレイ6上に載置されている。用紙載置
面33と用紙載置面34とが略同一平面状に位置する状
態となると、図12に示すように、エンドフェンス退避
手段が作動してエンドフェンス30を用紙載置面33、
34下に退避させる。
【0057】エンドフェンス30が退避すると、図13
に示すように、エンドプレート変位手段がエンドプレー
ト27をA方向に変位し、排紙トレイ6上に積載されて
いた用紙を両面トレイ7上に搬送する。エンドプレート
変位手段は、センサ69がスライダ106を検知するま
でエンドプレート27を変位する。検知手段が検知した
用紙の大きさに応じて、両面トレイ7におけるサイドフ
ェンス変位手段がサイドフェンス29を変位し、センサ
90による検知によって、両サイドフェンス32相互間
の距離を、用紙の幅よりも10mm程度大きい幅Lとして
おり(図10のS1、図21)、また、サイドフェンス
32の排紙トレイ6側は排紙トレイ6に向けて拡開して
いるので、用紙はスムーズに両面トレイ7上に移動す
る。
【0058】なお、ベタ部の多い画像を、たとえば更紙
のような腰の弱い用紙に印刷したような場合には、用紙
はベタ部の多い側がインキによって重くなり、またベタ
部の多い部分はインキの水分により用紙の印刷面が膨張
してしまうため、ベタ部が用紙の何れかの側方に片寄っ
ている場合にはその部分が凸状に反ってしまうこと等に
より、ベタ部の位置によっては用紙の中央部が均等な凹
状にならず、ベタ部の多い側から落下してしまい、排紙
トレイ上の用紙はその揃えが十分でない場合もある。こ
のような場合には、サイドフェンス32間の距離がLと
なっていることにより、用紙はサイドフェンス29によ
る拘束を解除されるため、若干幅方向に広がることとな
る。
【0059】その後エンドプレート変位手段は、図14
に示すように、エンドプレート27をB方向に変位して
エンドプレート27を元のポジションに戻し、図15に
示すようにエンドフェンス30も元のポジションに復帰
する。元のポジションに復帰したエンドフェンス30
は、用紙のB方向先端と整合している。これは、図13
に示した状態において、エンドプレート27が、用紙
を、元のポジションに復帰したエンドフェンス30が用
紙のB方向先端と整合するように移動しているからであ
る。図15に示すように、エンドフェンス30が元のポ
ジションに復帰すると同時に、フロントフェンス121
が用紙の搬送経路内に進入する揃え位置に変位する。
【0060】元のポジションに復帰したエンドフェンス
30は、エンドフェンス変位手段により、図16に示す
ように、用紙のA方向先端が揃え位置を占めるフロント
フェンス121に当接するまで、用紙をA方向に移動す
る(図10のS2)。この状態において、図22に示す
ように、ファン119による送風及びヒータ140によ
る昇温を開始し(図10のS3)、さらに、サイドフェ
ンス変位手段により、図23に示すようにサイドフェン
ス32を変位し、用紙の幅方向即ちC方向における用紙
の揃えを行う(図10のS4)。ファン119とヒータ
140とのスイッチは連動しているが、独立に駆動する
ように構成しても良い。ファン119の送風により、各
用紙間に空気層が形成され、重なり合っている用紙同士
が引き離され、各用紙は浮き上がった状態となる。空気
が吹き付けられることによって、インキの乾燥が促進さ
れる。
【0061】特に本例においては用紙に吹き付けられる
空気がヒータ140により昇温されているので、インキ
の乾燥が速やかに終了する。ファン119が両面トレイ
7上の用紙間に送り込む空気の量、及びヒータ140に
よる、ファン119が両面トレイ7上の用紙間に送り込
む空気に与える熱量は、用紙の印刷に使用したインキの
量に応じて変化され、インキの乾燥に必要十分な量の送
風及び昇温が行われるようになっている。用紙の印刷に
使用したインキの量は、画像読み取り部9により読みと
られた画像データに基づき、画像面積、言い換えると例
えば孔版原紙の穿孔量、を算出する画像面積検知手段に
より検出される。
【0062】空気の量は、本実施例においてはファン1
19の回転速度を調整することにより単位時間当たりの
送風量を増減することで調整するが、ファン119の回
転速度を一定にしてその駆動時間を増減することで調整
しても良いし、ファン119の回転速度及び回転時間を
増減しても良い。空気に与える熱量は、本実施例におい
てはヒータ140への通電量を調整することによりヒー
タ140の単位時間当たりの発熱量を調整し、昇温量を
増減することで調整するが、ヒータ140の発熱量は一
定にしてその通電時間を増減することで調整しても良い
し、ヒータ140の単位時間当たりの発熱量及び通電時
間を増減しても良い。ただし、本実施例のように単位時
間当たりの送風量を調整することや、単位時間当たりの
発熱量を調整することが、インキの速やかな乾燥に適し
ている。用紙の揃え動作は、サイドフェンス32相互間
の距離を、Lから、図23に示す用紙の幅と略同じ大き
さWとする動作を少なくとも1回行ういわゆるジョガー
動作である。サイドフェンス32相互間の距離をLとW
との間で変化させる回数は適宜選択できるものである。
【0063】サイドフェンス32のジョガー動作開始
後、エンドフェンス30についてもサイドフェンス32
と同様のジョガー動作を行い、フロントフェンス121
との間で、用紙長手方向即ち用紙の搬送方向であるAB
方向における用紙揃えを行う(図10のS5)。束とな
っている用紙は、用紙の自重により下方の用紙ほど高い
圧力を受けているが、ファン119が発生した空気流
は、空気流量調整手段132により、下方に行くほど多
く吹き付けられるので、各用紙間に空気を行き渡らせ、
用紙を均一に浮き上がらせることができ、なおかつ溝1
36により用紙束全体を用紙積載面34から浮き上がら
せて同面34との摩擦力を減じることにより、エンドフ
ェンス30による最下位の用紙の揃えをも良好にしてい
る。よって、ベタ部の多い画像を、たとえば更紙のよう
な腰の弱い用紙に印刷したような場合であっても、用紙
はスムーズに揃えられる。
【0064】サイドフェンス32及びエンドフェンス3
0の変位を用紙を揃えるに十分な回数行ったら、図24
に示すように、サイドフェンス32相互間の距離をWと
して、ファン119による送風及びサイドフェンス32
及びエンドフェンス30のジョガー動作を終了し、用紙
揃えを終了する(図10のS6)。
【0065】用紙揃えが終了したら、図17に示すよう
にフロントフェンス121を退避位置に変位してから、
図18に示すように用紙が給紙位置すなわち再給紙位置
を占めるまでエンドフェンス121をA方向に変位する
(図10のS7)。エンドフェンス30のA方向への変
位量は、検知手段により検知した用紙の大きさに応じ、
用紙が給紙位置を占めるように決定するものであって、
センサ89によって、エンドフェンス30の位置が検知
されている。なお、エンドフェンス退避手段が図9に示
したものである場合には、エンドプレート27のA方向
への変位によりエンドフェンス30が用紙載置面33、
34下に退避する。
【0066】排紙トレイ6及びエンドフェンス30はそ
の後元のポジションに復帰し、この状態において給紙ロ
ーラ39が作動し、両面トレイ7上に積載された用紙
の、印刷位置4への供給が開始される。給紙ローラ39
は、両面トレイ7に積載されている、未印刷面が下を向
いている用紙のうちの最上位の一枚を、フィードローラ
11へ向けて送り、用紙はガイド対40間の用紙搬送路
を搬送ローラ41により、未印刷面が上を向くよう反転
されながら搬送され、下ガイド板14に形成された切り
欠きから、上ガイド板13と下ガイド板14によって形
成されている用紙搬送路内に進入し、フィードローラ1
1に突き当たる。フィードローラ11は、印刷ドラム2
の回転と同期した所定のタイミングで用紙を印刷位置4
に送る。用紙には、給紙台5から送られた際に印刷され
た表面とは反対側の裏面に、印刷が行われる。印刷が行
われた用紙は排紙トレイ6上に積載される。この再給紙
の際、インキは、給紙ローラ39、搬送ローラ41、フ
ィードローラ11、ガイド対40、下ガイド板13、上
ガイド板14を汚染することがない程度に乾燥している
ため、あるいは完全に乾燥しているため、これらの部材
にインキが付着することはなく、従ってこれら部材に付
着したインキの用紙への再付着が防止されるとともに、
オペレータ等によるメンテナンスが不要となる。
【0067】空気流発生装置111はサイドフェンス3
2のB方向端部に設けてもよい。ファン119による送
風開始及びヒータ140による昇温開始のタイミング
は、元のポジションに復帰したエンドフェンス30が、
図16に示すように、用紙をA方向に移動する前であっ
ても良く、このようにすれば、溝136により最下位の
用紙を用紙載置面34から浮かせて搬送でき、用紙の束
を良好に搬送できる。ファン119による送風及びヒー
タ140による昇温の終了のタイミングは、図18に示
した、用紙が再給紙位置を占めた後であってもよい。
【0068】図19に示すように、サイドフェンス3
2、32は、A方向先端側の距離が近くなるように配設
してもよい。本例においてもヒータ140を備えている
場合について説明する。この場合、サイドフェンス3
2、32相互間の距離が、排紙トレイ6側であるB方向
端部が用紙の幅方向の大きさよりも大きく、排紙トレイ
6側と反対側であるA方向端部側が用紙の幅方向の大き
さとほぼ等しくなるように、サイドフェンス32、32
をサイドフェンス変位手段により移動しておく。この場
合の両面印刷モードにおける給紙に関する動作は、上述
の場合と異なり、ファン119による送風開始及びヒー
タ140による昇温開始のタイミングが、排紙トレイ5
のエンドプレート27による用紙の搬送開始前となる
(図20のS1)。ファン119による送風開始後にエ
ンドプレート27及びエンドフェンス30による用紙の
搬送が開始され、サイドフェンス32、32相互間の距
離が上述のように設定されているため、サイドフェンス
32によるジョガー動作がなくとも、用紙は、エンドプ
レート27、エンドフェンス30によって搬送される過
程において揃えられ、再給紙位置を占める際(図20の
S2)には揃えが完了している。ファン119による送
風は、用紙が再給紙位置を占めてから終了する(図20
のS3)。ファン119による送風開始及びヒータ14
0による昇温開始は、エンドプレート27による用紙搬
送後、元のポジションに復帰したエンドフェンス30に
よる用紙搬送前でもよい。
【0069】このように、サイドフェンス32、32相
互間の距離を上述にように設定し、用紙の搬送と同時に
揃えを行う場合には、図19に示されているように、空
気流発生装置111はサイドフェンス32のB方向端部
すなわち両面トレイ7の排紙トレイ6側に配設すること
が望ましい。空気流発生装置111をサイドフェンス3
2のA方向端部に配設すると、用紙が再給紙位置近傍に
変位されたときから用紙相互間に空気が送り込まれるこ
ととなり、用紙を浮き上がらせて揃えを行う時間、及び
インキを乾燥する時間が少なくなるからである。図19
はフロントフェンス121を有しエンドフェンス30の
ジョガー動作を行う場合を示している(図20において
図示省略)が、フロントフェンス121は必ずしも必要
でなく、エンドフェンス30は図15に示すように元の
状態に復帰した後、図18に示すように用紙を再給紙位
置に搬送するようにしてもよい。また、サイドフェンス
32のジョガー動作は行ってもよい。
【0070】以上実施例を説明したが、孔版印刷装置1
を構成する上記各装置等の構成およびその配置状態は、
あくまでもその一例を示したものであり、他の周知の装
置および種々の配置状態をもって構成してもよい。例え
ば、孔版印刷装置1は、上記したような感熱デジタル製
版一体型孔版印刷装置を構成するものに限らず、装置本
体と別体に配設された排版装置によってマスタを排版し
てもよく、排版装置8を上記装置本体に必ずしも具備し
ていなくてもよい。また、製版するためのデータは、上
記したように原稿読取装置で読み取ったデータでも、あ
るいはコンピュータ等で作成されたデータであってもよ
い。また、版胴を並列に2つ以上配設した複胴式として
フルカラー印刷を含む多色印刷を行うこともできるし、
印刷用紙としては、通常の用紙のほか、厚紙、封筒等を
用いることができる。
【0071】また印刷装置1には、コレーターやソータ
ー等の後処理装置を使用することができ、空気を送り込
むことによってインキの乾燥を早めることは、かかる後
処理装置を使用する場合に用紙同士の擦れによる画像汚
れをハイレベルに防止することに寄与する。空気流発生
手段のみによりインキを乾燥することができる場合には
それのみでインキ乾燥手段ということができるが、上記
実施例において説明したように、空気流発生手段に加
え、さらに送り込む空気を昇温する昇温手段を配設すれ
ば、空気を送り込むことによるインキの乾燥をさらに早
めることができ、かかる後処理装置を使用する場合にお
いて、用紙同士の擦れによる画像汚れをさらにハイレベ
ルに防止できる。かかる昇温手段を配設した場合、その
駆動は、印刷面積が多い原稿を印刷する場合にのみ行う
ようにしてもよい。
【0072】ファンを複数配設した場合には、用紙の大
きさに応じて作動するファンを決定することができる。
ファンは必ずしもサイドフェンスに一体に設ける必要は
ない。排紙トレイ、両面トレイにおける各サイドフェン
ス変位手段は、サイドフェンスの少なくとも何れか一方
を変位すれば良く、何れか一方を変位する場合において
は、排紙トレイ、両面トレイの同じ側のサイドフェンス
を変位する。インキ乾燥手段は用紙が排紙トレイ上に積
載された後、再給紙を開始されるまでの間にインキを乾
燥するものであればよいから、空気流発生手段、昇温手
段を排紙トレイ側に設けてもよいし、排紙トレイ及び両
面トレイの両者に設けてもよい。通常モードボタンは必
ずしも必要でなく、両面モードボタンのみを設け、両面
モードボタンを押下した場合のみ両面モードにおける印
刷を行うようにし、両面モードボタンを押下せずに印刷
を開始した場合は通常モードにて印刷を行うようにして
も良い。圧接手段は圧胴でなくプレスローラでもよい。
【0073】さらに、上記実施例では印刷装置が孔版印
刷装置である場合について説明したが、印刷装置として
他のタイプの印刷装置を用いることができる。他のタイ
プの印刷装置の一例としては、表裏のあるマスタに対し
てサーマルヘッドにより貫通しない程度の製版を行なう
1つの製版装置を用い、これを互いに対向して配置され
た2つの版胴に版胴に巻き付ける印刷装置が挙げられ
る。なお、表裏のあるマスタに対してサーマルヘッドに
より貫通しない程度の製版を行なう印刷装置は特許第2
790963号公報に記載されている。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印刷位置
で用紙に印刷を行い、印刷を行った用紙を積載する排紙
トレイを有する印刷装置において、この排紙トレイ上に
積載された用紙を受け入れて積載し、積載した用紙を上
記印刷位置に向けて搬送して両面印刷を行うための両面
トレイを有し、この両面トレイが、用紙の各側縁をそれ
ぞれ規制するサイドフェンスと、この両面トレイ上の用
紙間に空気を送り込むための空気流発生手段とを有する
ので、排紙トレイを移動させずに1度印刷を行った用紙
を再度印刷位置に向けて搬送して両面印刷を行うことが
でき、比較的小型で簡易な機構により自動的に用紙揃え
及び再給紙を行うことができる、オペレータの作業を軽
減した印刷装置であって、両面印刷を印刷位置のずれな
く良好に行うことができるとともに、用紙の乾燥の促進
をも同時に行うことができる印刷装置を提供することが
できる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、印刷位置で
用紙に印刷を行い、印刷を行った用紙を積載する排紙ト
レイを有する印刷装置において、この排紙トレイ上に積
載された用紙を受け入れて積載し、積載した用紙を上記
印刷位置に向けて搬送して両面印刷を行うための両面ト
レイと、上記排紙トレイ上に積載された用紙を上記印刷
位置に向けて搬送する前に用紙上のインキを乾燥するた
めのインキ乾燥手段とを有するので、再給紙前にインキ
の乾燥を行って再給紙の際に未乾燥インキが給紙経路中
に配設されたローラ等に付着して汚染することを防止で
き、他の用紙に再付着して画像汚れを生じることを防止
することができるとともに、オペレータによるクリーニ
ングを行う必要がなくなるから、ユーザーの信頼性の高
い印刷装置を提供することができる。
【0076】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の印刷装置において、上記両面トレイが、用紙の各側
縁をそれぞれ規制するサイドフェンスと、この両面トレ
イ上の用紙間に空気を送り込むための空気流発生手段と
を有し、上記インキ乾燥手段が、上記空気流発生手段
と、この空気流発生手段が上記両面トレイ上の用紙間に
送り込む空気を昇温するための昇温手段とを有するの
で、温風あるいは熱風によりインキを乾燥するからイン
キの乾燥を速やかに行うことができる印刷装置を提供す
ることができる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の印刷装置において、上記空気流発生手段が上記両面
トレイ上の用紙間に送り込む空気の量を、上記排紙トレ
イ上に積載された用紙の印刷に使用したインキ量に応じ
て変化するので、インキを乾燥するに必要十分な量の空
気を送り込んでインキの乾燥のための消費エネルギーを
最小にすることができるから、低消費エネルギーの印刷
装置を提供することができる。
【0078】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4記載の印刷装置において、上記昇温手段による、
上記空気流発生手段が上記両面トレイ上の用紙間に送り
込む空気に与える熱量を、上記排紙トレイ上に積載され
た用紙の印刷に使用したインキ量に応じて変化するの
で、インキを乾燥するに必要十分な量の熱エネルギーを
与えてインキの乾燥のための消費エネルギーを最小にす
ることができるから、低消費エネルギーの印刷装置を提
供することができる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、請求項1ま
たは3ないし5の何れか1つに記載の印刷装置におい
て、上記両面トレイが、上記各サイドフェンスのうちの
少なくとも一方を用紙の幅方向に変位するサイドフェン
ス変位手段を有し、上記両面トレイが上記排紙トレイ上
に積載された用紙を受け入れた後、上記空気流発生手段
により上記両面トレイ上に積載された用紙間に空気を送
り込むと共に、上記サイドフェンス変位手段により上記
サイドフェンスを変位することにより、上記両面トレイ
上に積載された用紙を揃えるので、用紙の揃えをより良
好に行うことができる印刷装置を提供することができ
る。
【0080】請求項7記載の発明によれば、請求項1ま
たは3ないし5の何れか1つに記載の印刷装置におい
て、上記各サイドフェンス相互間の距離は、上記排紙ト
レイ側が用紙の幅方向の大きさよりも大きく、上記排紙
トレイ側と反対側が用紙の幅方向の大きさとほぼ等しく
なるように設定されており、上記両面トレイが上記排紙
トレイ上に積載された用紙を受け入れる際に、上記空気
流発生手段により上記両面トレイ上に積載される用紙間
に空気を送り込むことにより、上記両面トレイ上に積載
された用紙を揃えるので、より簡易に、より良好な用紙
揃えを行うことができる印刷装置を提供することができ
る。
【0081】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の印刷装置において、上記空気流発生手段を、上記両
面トレイの上記排紙トレイ側に配設したので、空気流発
生手段を排紙トレイと反対側に配設した場合に比して用
紙の搬送及び揃えを良好に行うことができる印刷装置を
提供することができる。
【0082】請求項9記載の発明によれば、請求項1ま
たは3ないし8の何れか1つに記載の印刷装置におい
て、上記空気流発生手段が用紙間に空気を送り込む際に
最上位の用紙の上面を規制するための用紙押さえ手段を
有するので、空気流発生手段が用紙間に空気を送り込む
際に用紙が飛び出すことを防止できる印刷装置を提供す
ることができる。
【0083】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の印刷装置において、上記用紙押さえ手段が、用紙
との当接により発生する音を抑制するための騒音抑制部
材を有するので、用紙が用紙押さえ手段に当接する際に
発生する音を抑制できる、静粛性の高い印刷装置を提供
することができる。
【0084】請求項11記載の発明によれば、請求項1
または3ないし9の何れか1つに記載の印刷装置におい
て、上記空気流発生手段が発生する空気流を均一化する
ための空気流均一化手段を有するので、空気流発生手段
が発生する空気流の偏りを防止してかかる空気流を均一
化することができる印刷装置を提供することができる。
【0085】請求項12記載の発明によれば、請求項1
または3ないし11の何れか1つに記載の印刷装置にお
いて、上記空気流発生手段が発生する空気流の流量を上
下方向において異ならせるための空気流量調整手段を有
するので、その自重により高い圧力を受けている用紙束
の下方の用紙間に多くの空気を送り込むことができ、用
紙束の上下方向全体にわたってその揃えを良好に行うこ
とができる印刷装置を提供することができる。
【0086】請求項13記載の発明によれば、請求項1
または3ないし12の何れか1つに記載の印刷装置にお
いて、上記両面トレイが、上記空気流発生手段が発生す
る空気流を、最下位の用紙の下面に空気を吹き付けるた
めの空気流路を有するので、用紙の束における最下位の
用紙の搬送及び揃えを良好に行うことができる印刷装置
を提供することができる。
【0087】請求項14記載の発明によれば、請求項1
または3ないし13の何れか1つに記載の印刷装置にお
いて、上記空気流発生手段を、上記サイドフェンスと一
体的に配設したので、サイドフェンスが用紙の幅に応じ
て変位すると空気流発生手段が一体的に変位するから空
気流発生手段による空気の吹きつけを常に良好に行うこ
とができ、用紙の大きさに関わらず用紙の揃えを良好に
行うことができる印刷装置を提供することができる。
【0088】請求項15記載の発明によれば、請求項1
ないし14の何れか1つに記載の印刷装置において、上
記両面トレイ上に積載された用紙の上記排紙トレイと反
対側の端部を規制して揃えるためのフロントフェンスを
有するので、用紙の幅方向のみならず用紙の搬送方向に
おいても用紙を良好に揃えることができ、両面印刷を印
刷位置のずれなくさらに良好に行うことができる印刷装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した孔版印刷装置の概要を示す図
である。
【図2】図2に示した排紙トレイ、両面トレイの概略平
面図である。
【図3】空気流発生手段、用紙押さえ手段、騒音抑制部
材および空気流均一化手段を備えた空気流発生装置と空
気流路との斜視図である。
【図4】図3に示した空気流発生装置の一部の断面図で
ある。
【図5】空気流発生装置の別の例の断面図である。
【図6】図2に示した排紙トレイの内部構成を示す平面
図である。
【図7】図2に示した両面トレイの内部構成を示す平面
図である。
【図8】エンドフェンス変位手段を示す概略斜視図であ
る。
【図9】エンドフェンス変位手段の他の例の要部を示す
斜視図である。
【図10】用紙を揃えるための制御フローである。
【図11】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第1の
状態を示す概略側面図である。
【図12】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第2の
状態を示す概略側面図である。
【図13】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第3の
状態を示す概略側面図である。
【図14】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第4の
状態を示す概略側面図である。
【図15】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第5の
状態を示す概略側面図である。
【図16】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第6の
状態を示す概略側面図である。
【図17】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第7の
状態を示す概略側面図である。
【図18】用紙を揃え再給紙位置に搬送する際の第8の
状態を示す概略側面図である。
【図19】両面トレイに備えられたサイドフェンスの他
の例を示す概略平面図である。
【図20】図19に示した構造を用いて用紙を揃えるた
めの他の制御フローである。
【図21】両面トレイに備えられたサイドフェンスの第
1の状態を示す概略正面図である。
【図22】両面トレイに備えられたサイドフェンスの第
2の状態を示す概略正面図である。
【図23】両面トレイに備えられたサイドフェンスの第
3の状態を示す概略正面図である。
【図24】両面トレイ上において用紙が揃えられた状態
を示す概略正面図である。
【図25】空気流発生手段と昇温手段とを有するインキ
乾燥手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 4 印刷位置 6 排紙トレイ 7 両面トレイ 32 両面トレイのサイドフェンス 79〜88 両面トレイのサイドフェンス変位手段 113 空気流均一化手段 119 空気流発生手段 119,140 インキ乾燥手段 121 フロントフェンス 131 用紙押さえ手段 132 空気流量調整手段 133 騒音抑制部材 136 空気流路 140 昇温手段 W 用紙の幅方向の大きさ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷位置で用紙に印刷を行い、印刷を行っ
    た用紙を積載する排紙トレイを有する印刷装置におい
    て、この排紙トレイ上に積載された用紙を受け入れて積
    載し、積載した用紙を上記印刷位置に向けて搬送して両
    面印刷を行うための両面トレイを有し、この両面トレイ
    が、用紙の各側縁をそれぞれ規制するサイドフェンス
    と、この両面トレイ上の用紙間に空気を送り込むための
    空気流発生手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】印刷位置で用紙に印刷を行い、印刷を行っ
    た用紙を積載する排紙トレイを有する印刷装置におい
    て、この排紙トレイ上に積載された用紙を受け入れて積
    載し、積載した用紙を上記印刷位置に向けて搬送して両
    面印刷を行うための両面トレイと、上記排紙トレイ上に
    積載された用紙を上記印刷位置に向けて搬送する前に用
    紙上のインキを乾燥するためのインキ乾燥手段とを有す
    ることを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の印刷装置において、上記両
    面トレイが、用紙の各側縁をそれぞれ規制するサイドフ
    ェンスと、この両面トレイ上の用紙間に空気を送り込む
    ための空気流発生手段とを有し、上記インキ乾燥手段
    が、上記空気流発生手段と、この空気流発生手段が上記
    両面トレイ上の用紙間に送り込む空気を昇温するための
    昇温手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の印刷装置において、上記空
    気流発生手段が上記両面トレイ上の用紙間に送り込む空
    気の量を、上記排紙トレイ上に積載された用紙の印刷に
    使用したインキ量に応じて変化することを特徴とする印
    刷装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の印刷装置におい
    て、上記昇温手段による、上記空気流発生手段が上記両
    面トレイ上の用紙間に送り込む空気に与える熱量を、上
    記排紙トレイ上に積載された用紙の印刷に使用したイン
    キ量に応じて変化することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項1または3ないし5の何れか1つに
    記載の印刷装置において、上記両面トレイが、上記各サ
    イドフェンスのうちの少なくとも一方を用紙の幅方向に
    変位するサイドフェンス変位手段を有し、上記両面トレ
    イが上記排紙トレイ上に積載された用紙を受け入れた
    後、上記空気流発生手段により上記両面トレイ上に積載
    された用紙間に空気を送り込むと共に、上記サイドフェ
    ンス変位手段により上記サイドフェンスを変位すること
    により、上記両面トレイ上に積載された用紙を揃えるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項1または3ないし5の何れか1つに
    記載の印刷装置において、上記各サイドフェンス相互間
    の距離は、上記排紙トレイ側が用紙の幅方向の大きさよ
    りも大きく、上記排紙トレイ側と反対側が用紙の幅方向
    の大きさとほぼ等しくなるように設定されており、上記
    両面トレイが上記排紙トレイ上に積載された用紙を受け
    入れる際に、上記空気流発生手段により上記両面トレイ
    上に積載される用紙間に空気を送り込むことにより、上
    記両面トレイ上に積載された用紙を揃えることを特徴と
    する印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の印刷装置において、上記空
    気流発生手段を、上記両面トレイの上記排紙トレイ側に
    配設したことを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】請求項1または3ないし8の何れか1つに
    記載の印刷装置において、上記空気流発生手段が用紙間
    に空気を送り込む際に最上位の用紙の上面を規制するた
    めの用紙押さえ手段を有することを特徴とする印刷装
    置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の印刷装置において、上記
    用紙押さえ手段が、用紙との当接により発生する音を抑
    制するための騒音抑制部材を有することを特徴とする印
    刷装置。
  11. 【請求項11】請求項1または3ないし9の何れか1つ
    に記載の印刷装置において、上記空気流発生手段が発生
    する空気流を均一化するための空気流均一化手段を有す
    ることを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】請求項1または3ないし11の何れか1
    つに記載の印刷装置において、上記空気流発生手段が発
    生する空気流の流量を上下方向において異ならせるため
    の空気流量調整手段を有することを特徴とする印刷装
    置。
  13. 【請求項13】請求項1または3ないし12の何れか1
    つに記載の印刷装置において、上記両面トレイが、上記
    空気流発生手段が発生する空気流を、最下位の用紙の下
    面に空気を吹き付けるための空気流路を有することを特
    徴とする印刷装置。
  14. 【請求項14】請求項1または3ないし13の何れか1
    つに記載の印刷装置において、上記空気流発生手段を、
    上記サイドフェンスと一体的に配設したことを特徴とす
    る印刷装置。
  15. 【請求項15】請求項1ないし14の何れか1つに記載
    の印刷装置において、上記両面トレイ上に積載された用
    紙の上記排紙トレイと反対側の端部を規制して揃えるた
    めのフロントフェンスを有することを特徴とする印刷装
    置。
JP28909999A 1999-09-01 1999-10-12 印刷装置 Pending JP2001138615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28909999A JP2001138615A (ja) 1999-09-01 1999-10-12 印刷装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24720799 1999-09-01
JP11-247207 1999-09-01
JP28909999A JP2001138615A (ja) 1999-09-01 1999-10-12 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001138615A true JP2001138615A (ja) 2001-05-22

Family

ID=26538139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28909999A Pending JP2001138615A (ja) 1999-09-01 1999-10-12 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001138615A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056757A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Fujifilm Corp 用紙回収装置
JP2011063395A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Fujifilm Corp 印刷物のシーズニング装置及び方法ならびにインクジェット記録装置
CN115139638A (zh) * 2022-07-08 2022-10-04 全德海 一种绿色印刷***及其印刷方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056757A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Fujifilm Corp 用紙回収装置
JP2011063395A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Fujifilm Corp 印刷物のシーズニング装置及び方法ならびにインクジェット記録装置
CN115139638A (zh) * 2022-07-08 2022-10-04 全德海 一种绿色印刷***及其印刷方法
CN115139638B (zh) * 2022-07-08 2024-05-03 黔南永吉印务有限公司 一种绿色印刷***及其印刷方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000318246A (ja) 印刷装置
JP2001138615A (ja) 印刷装置
JP2000318934A (ja) 印刷装置
JP3545861B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2000153948A (ja) 排紙台
JP2001270646A (ja) 印刷装置
WO2001087630A1 (fr) Dispositif d'impression au pochoir
JP3652439B2 (ja) 画像形成システム
JP3659734B2 (ja) 画像形成システム
JP3553226B2 (ja) 両面印刷装置
JP4495810B2 (ja) 印刷装置
JP2006193305A (ja) 印刷装置
JP5009598B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2000177914A (ja) 排紙装置および画像形成装置
JP2012006162A (ja) 孔版印刷装置
JPH09193526A (ja) 印刷装置
JP3792452B2 (ja) 印刷装置
JP2000198178A (ja) 印刷装置
JP2001206614A (ja) 印刷装置
JP4365466B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4608086B2 (ja) 排紙台及び画像形成装置
JPH10291357A (ja) 両面印刷装置
JP2012062156A (ja) 排紙装置及び画像形成装置
JP4998229B2 (ja) 情報処理装置および両面処理方法
JP2001063849A (ja) 印刷装置