JP2001137932A - 角形鋼材の移載装置 - Google Patents

角形鋼材の移載装置

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JP2001137932A
JP2001137932A JP32023599A JP32023599A JP2001137932A JP 2001137932 A JP2001137932 A JP 2001137932A JP 32023599 A JP32023599 A JP 32023599A JP 32023599 A JP32023599 A JP 32023599A JP 2001137932 A JP2001137932 A JP 2001137932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温の角型ビレットをその長手方向に直交す
る方向で横送りする場合に、同時に、その断面中心まわ
りで45°転回させるようにする。これらの動きを構造
簡潔にして行わせる。 【解決手段】 移載前位置2と移載後位置3との間に横
送りレール10を設け、これに沿って搬送台車11を移
動可能にさせる。搬送台車11には揺動自在なV型支持
体13を設けておき、横送りレール10の沿道には、搬
送台車11の移動に伴ってこのV型支持体13と当接
し、これを45°揺動させるカムレール14を設けてお
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角形鋼材の移載装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビレットやブルーム等の鋼片、或いはそ
の他の鋼製長尺物であって角形断面を有したもの(以
下、これらを総称して「角形鋼材」と言う)を、その断
面中心まわりに45°転回させる方法として、種々のも
のが提案されている。例えば、実開平4−113104
号公報には、截頭円錐体を有するローラを、その截頭円
錐体の径小側が搬送ラインを挟んで千鳥配置となるよう
に配列すると共に、搬送ラインの一方側に並ぶ截頭円錐
体のローラ列を他方側に並ぶ截頭円錐体のローラ列へ近
接・離反可能にした装置(以下「第1従来装置」と言
う)が記載されている。
【0003】この第1従来装置は、ローラ列相互の離反
時には搬送ラインに対して平置き状態にしていた角形鋼
材を、ローラ列相互の近接時には搬送ラインに対して斜
めの起立状態(45°転回状態)にさせるようになって
いる。また、特開平7−124622号公報には、2本
の平行するローララインの間に、両端を低く中間を高く
した山なりの横断軌道を設けると共に、この横断軌道に
載置台車を移動自在に設けておき、送り渡し先のローラ
ラインには、横断軌道の下り傾斜と同じ向きのテーパロ
ーラと、これらと逆斜め向きに上昇するフラットローラ
とを待機させておく装置(以下「第2従来装置」と言
う)が記載されている。
【0004】この第2従来装置は、送り出し元のローラ
ラインから角形鋼材を平置き状態で載置台車に載せてこ
れを送り渡し先のローララインへ横送りさせつつ、この
送り渡し先のローララインでは、載置台車が横断軌道の
下り傾斜に沿った斜め状態になるのに伴い、角形鋼材
を、送り渡し先のローララインにおいてテーパローラと
フラットローラとによってV型になった部分へ45°の
転回状態のまま、送り渡すようになっている。実開昭6
2−41728号公報には、角形鋼材を搬送するVロー
ラの側方位置へ、複合的に組み合わせた二重のリンク機
構を設けておき、この二重のリンク機構を各別の流体圧
シリンダによって同時作動させるようにした装置(以下
「第3従来装置」と言う)が記載されている。
【0005】この第3従来装置は、二重のリンク機構の
同時作動として、Vローラ上の角型鋼材(即ち、角型鋼
材は当初、斜めの起立状態となっている)をすくい上げ
て手前側(二重のリンク機構寄り)へ降ろし、このとき
同時に、角型鋼材を45°転回させて平置き状態にする
といった動きを取り出すようになっている。特開平11
−139556号公報には、角形鋼材を45°の斜めの
起立状態で載置するクレイドルとこの側方に設けられた
搬送ラインとの間に横断軌道を設けると共に、この横断
軌道に移載台車を移動自在に設けておき、この移載台車
には上下揺動可能な載荷桿を設けると共に、この載荷桿
の上端側には角形鋼材を載せるV字状の載荷部を設け、
更に載荷桿の下端側を無端索(エンドレスチェン)によ
って滑車装置へ掛け渡した装置(以下「第4従来装置」
と言う)が記載されている。
【0006】この第4従来装置は、移載台車がクレイド
ル側にあるときに、滑車装置における一方の滑車を他方
の滑車から離反させて載荷桿を上昇揺動させ、これによ
ってクレイドルから角形鋼材を取り出し、次に滑車装置
を駆動(滑車を回転)させることで移載台車を搬送ライ
ンまで横移動させ、この搬送ライン側では、滑車装置の
滑車間隔を元に戻して(近接させて)載荷桿を下降揺動
させ、これによって角形鋼材を搬送ラインへ送り渡すよ
うになっている。なお、クレイドルに比べて搬送ライン
の上面レベルを低く設定してあり、載荷桿の揺動角度を
大きくとることで、角形鋼材を取り出すときと送り渡す
ときとで載荷部の傾きに差を生じさせ、これによって角
型鋼材を45°転回させるものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1従来装置では、角
形鋼材の45°転回が可能なだけで、角形鋼材をその長
手方向と直交する方向に横送りすることも、昇降させる
こともできない。そのためこの第1従来装置は、鋼片圧
延機で圧延された角形鋼材を保熱炉へ搬入するような場
合に、Vロールを有した一次側の搬送装置から熱間鋼片
トランスファローラ(複数の搬送ローラ溝を有し各搬送
ローラ溝間に仕切用の鍔が張り出している)を有した二
次側の搬送装置へ移載する手段として、そのまま採用す
ることはできないものであった。
【0008】また、この第1従来装置では、45°転回
のときに角形鋼材の微妙なバランスによって右転回とな
るか左転回となるかが定まらず、品質の安定化に不都合
であるという問題もあった。第2従来装置では、角形鋼
材の45°転回及び横送りは可能であるものの、昇降さ
せることはできない。そのためこの第2従来装置も、上
記のような熱間鋼片トランスファローラを有した搬送装
置に対する移載手段として、そのまま採用することはで
きないものであった。
【0009】また、この第2従来装置では、角形鋼材を
載置台車から送り渡し先のローラライン(テーパローラ
とフラットローラとによってV型になった部分)へ送り
渡すときに、角形鋼材がテーパローラ上を滑り落ちるよ
うになり、このときに角形鋼材に擦り傷がつくという問
題があった。第3従来装置では、角形鋼材の45°転回
や横送り、更には角型鋼材の取り出し時及び送り渡し時
における昇降も可能であるものの、取り出し位置及び送
り渡し位置がそれぞれ一義的に固定されるという問題が
あった。このことは、上記した熱間鋼片トランスファロ
ーラのように、複数の搬送ローラ溝のそれぞれに角型鋼
材を各別に送り渡したいという要請がある場合には、こ
の第3従来装置もまた、上記のような熱間鋼片トランス
ファローラを有した搬送装置に対する移載手段としては
不適となっていた。
【0010】また、この第3従来装置では、二重のリン
ク機構に対して各別の流体圧シリンダを必要としてお
り、構造的に複雑且つ大型化する問題もあった。第4従
来装置では、クレイドル(角形鋼材の45°転回前)と
搬送ライン(角形鋼材の45°転回後)とを同一レベル
にすることができないという問題があった。このこと
は、角形鋼材の搬送レベルを略一定にするのが半ば常識
となっている圧延ライン等では、採用の可否判断にとっ
て致命的な欠点となるものである。また、この第4従来
装置でも、滑車装置において滑車間隔を拡縮させるため
の油圧装置と、滑車装置を駆動(滑車を回転)させるた
めの駆動装置とを、別途、必要としており、構造的に複
雑且つ大型化する問題もあった。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、角形鋼材の45°転回、及び長手方向と直交
する方向への横送りが簡潔構造によって実施可能である
と共に、更に横送りの前後において、角形鋼材を必要と
される箇所(複数箇所である場合を含む)へ向けて昇降
を伴いつつ受け渡しできるものとし、そのうえでこの全
体構成としても、構造簡潔で大型化の抑制を可能にし、
更に角形鋼材に対して擦り傷等がつくのを防止できるよ
うにした角形鋼材の移載装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る角
形鋼材の移載装置は、移載前位置で保持された角形鋼材
を取り出してその断面中心まわりに45°転回させつ
つ、上記移載前位置に隣接する移載後位置へと横送り
し、この移載後位置へ保持させるようにしたものであっ
て、移載前位置と移載後位置との間にわたって設けられ
た横送りレールと、この横送りレールに沿って移動自在
な搬送台車と、この搬送台車を移載前位置と移載後位置
との間で往復移動させる台車駆動手段と、移載前位置で
保持されている角形鋼材に対してその隣接する二側面に
対応したV型支持面を具備し且つこのV型支持面が45
°傾倒する範囲で上記搬送台車に対して揺動自在に設け
られた鋼材支持体と、上記搬送台車が移載前位置と移載
後位置との間を移動するときに上記鋼材支持体の一部に
当接してこの鋼材支持体をその揺動範囲の一端側から他
端側へと押し出し揺動させるべく上記横送りレールの沿
道に設けられたカムレールとを有している。
【0013】このような構成であると、搬送台車を横送
りレールに沿わせつつ移載前位置から移載後位置へ向け
て(又はその逆向きに)移動させるだけで、この搬送台
車に設けられた鋼材支持体の一部が横送りレールの沿道
に設けられたカムレールに当接して揺動し、この揺動に
よって鋼材支持体のV型支持面が45°傾倒することか
ら、このV型支持面で支持された角形鋼材は45°転回
されることになる。そのため、この移載装置において、
角形鋼材の横送りと45°転回との双方を可能にするた
めの主要な駆動装置としては、搬送台車を移動させるた
めの台車駆動手段さえあればよいことになり、構造の簡
潔化と、大型化の抑制とが可能になるものである。
【0014】また、この構成では、角形鋼材の45°転
回を非常に短い距離で、しかも確実に行える点で有益な
ものとなる。更に、横送りレールに対して搬送台車の停
止位置は任意に変更できるのであり、その位置付けや停
止位置数の設定に関する自由度、即ち、汎用性は非常に
高いものとなっている。横送りレールは、搬送台車が移
載前位置にあるときに上昇動し搬送台車が移載後位置に
あるときに下降動する昇降手段によって昇降可能に支持
しておけばよい。すなわち、搬送台車が移載前位置にあ
るときにこの昇降手段が上昇動をすれば、搬送台車に設
けられた鋼材支持体が移載前位置から角形鋼材をすくい
上げることになり、また搬送台車が移載後位置にあると
きにこの昇降手段が下降動をすれば、上記鋼材支持体か
ら角形鋼材を移載後位置へ載せ代えることができる。
【0015】この昇降手段としては、横送りレールの延
長方向に設置された進退駆動具と、この進退駆動具から
進出動作を受けたときに横送りレールを下降させ進退駆
動具から後退動作を受けたときに横送りレールを上昇さ
せるリンク機構とを有したものとすればよい。これであ
ると、リンク機構として下降時の高さ寸法を小さく抑え
られ、装置全体としての高さ寸法の抑制に有益となる。
また、梃作用を利用することになるので、駆動力が小さ
くて済む利点もある。
【0016】更に、角形鋼材として十メートルを軽く超
えるような長大なものを取り扱うに際しては、何台もの
昇降手段を並設する必要が生じ、この場合には各昇降手
段の昇降動作を同期させなければならないが、上記のよ
うにリンク機構を採用すると、串刺し状にラインシャフ
ト(連動軸)を設けるだけで同期の確保ができるため、
この点でも構造の簡潔化と、大型化の抑制とが可能にな
るものである。搬送台車が移載後位置にあり、且つ、昇
降手段の下降動に伴って鋼材支持体が角形鋼材を移載後
位置へ載せ代えるようになる直前の段階であるとき、V
型支持面の高さは、搬送台車に設けたストッパにより鋼
材支持体における揺動範囲の一端側を当て止めすること
によって支配できるようにしておくのが、V型支持面の
高さを正確で、且つ確実なものとするうえで好適であ
る。
【0017】この場合、ストッパは、当て止め位置の出
入度合を調節可能なものとして、V型支持面の高さを微
調節できるようにしておくのが好適である。このように
することで、移載後位置に対して角形鋼材を載せ代える
ときに、移載後位置又はV型支持面に対して角形鋼材を
滑らさない状態を確実に得ることができるために、角形
鋼材に擦り傷をつけなくて済む利点がある。また、カム
レールに対しても、これを横送りレールの沿道に対して
設置する部分へスペーサ部材を出し入れさせることによ
り高さ調節できるようにしておくのが好適である。この
ようにすることで、移載前位置から角形鋼材をすくい上
げるときに、移載前位置又はV型支持面に対して角形鋼
材を滑らさない状態を確実に得ることができるために、
角形鋼材に擦り傷をつけなくて済む利点がある。
【0018】横送りレールの沿道には、搬送台車が移載
前位置から移載後位置へ向けて移動する過程で、鋼材支
持体とカムレールとの当接位置よりも移載後位置寄りと
なる位置に、強制揺動ガイドを設けておくのが好適であ
る。この強制揺動ガイドは、万が一、揺動不良の生じた
鋼材支持体の一部に当接してその揺動を確実なものへと
補完させるためのものである。この強制揺動ガイドを設
けておけば、万が一、カムレールとの当接によっても鋼
材支持体が十分に揺動しなかったり、カムレールと鋼材
支持体とが当接しなかったりすることがあったとして
も、鋼材支持体の揺動を確実化できるため、角形鋼材の
移載に関して失敗がない。
【0019】カムレールは、傾斜角度の異なるものと交
換可能にしておくと、鋼材支持体を揺動させるために必
要な搬送台車の移動距離を短くでき、それだけタイムサ
イクルの短縮化が可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図4は、本発明に係る移載装置1
の一実施形態を示した全体配置図であって、この図4の
中心よりやや左側に角形鋼材Wの移載前位置2が設けら
れ、図4の中心よりやや右側に角形鋼材Wの移載後位置
3が設けられている。従って、この移載装置1は、移載
前位置2で保持された角形鋼材Wを移載後位置3へと
(左から右へと)横送りすると共に、この横送りの過程
で、角形鋼材Wに対してその断面中心まわりに45°転
回させるものとしている。
【0021】なお、本実施形態において、角形鋼材Wは
鋼片圧延機(図示略)によって圧延された角型のビレッ
トであるものとして、この鋼片圧延機が移載前位置2に
対する図4下側に設置されているものとし(矢符Xが角
形鋼材Wの搬入方向であるとする)、また移載後位置3
に対する図4上側に保熱炉(図示略)が設置されてい
て、移載後位置3に横送りされた後の角形鋼材Wがこの
保熱炉へ向けて払い出される(矢符Y参照)ものとして
ある。このような事情から明らかなように、角形鋼材W
はその全長が10メートルを軽く超える程の長大なもの
になるため、上記した移載前位置2は、多数台(18台
とした)の受入ローラ5を互いに所定間隔(1500m
mピッチとした)で縦一列に並べて設置することで構成
したものとしてあり、また上記した移載後位置3も同様
に、多数台(18台とした)のトランスファローラ6を
互いに所定間隔(1500mmピッチとした)で縦一列
に並べて設置することで構成したものとしてある。
【0022】そして、これらに応じて本発明に係る移載
装置1としても、移載前位置2と移載後位置3との間
で、互いに横並びに一致(隣接)した受入ローラ5相互
間とトランスファローラ6相互間とを結ぶ状態に配置さ
れる装置構成体1aを1単位として、これが受入ローラ
5やトランスファローラ6の設置台数と略同数だけ縦並
びに設けられることで、その全体として、移載装置1を
構成したものとしてある。勿論、この移載装置1を構成
する装置構成体1aの単位数は実施の態様に応じて変更
可能であって、何ら限定されるものではなく、場合(角
形鋼材Wが極めて短小である場合等)によっては1単位
の装置構成体1aだけでも本発明に係る移載装置1を構
成できるものである。
【0023】本実施形態において、上記した移載前位置
2の受入ローラ5には、溝底がV字状に形成されたVロ
ーラを採用してあり、これら個々の受入ローラ5が独自
のモータ7によって駆動されるものとしてある。また、
移載後位置3のトランスファローラ6には、溝底の平坦
なローラ溝(図1等の符号6a参照)が軸方向に複数本
(4本とした)設けられてこれらが一体回転するものを
採用してあり、これら個々のトランスファローラ6が独
自のモータ8によって駆動されるものとしてある。
【0024】従って、移載前位置2にあって角形鋼材W
は斜めの起立状態(45°転回状態)に保持されている
ことになり、移載後位置3では、角形鋼材Wは45°転
回を経た後の状態として平置き状態で保持されることに
なる。図1乃至図3に示すように、移載装置1(装置構
成体1a)は、移載前位置2と移載後位置3との間にわ
たって設けられた横送りレール10と、この横送りレー
ル10に沿って移動自在な搬送台車11と、この搬送台
車11を移載前位置2と移載後位置3との間で往復移動
させる台車駆動手段12と、搬送台車11に対して揺動
自在に設けられた鋼材支持体13と、横送りレール10
の沿道に設けられたカムレール14及び強制揺動ガイド
15と、横送りレール10を支持する昇降手段16とを
有している。
【0025】図5及び図6に示すように、搬送台車11
は、側面形状が末広がりの台形状を呈する車体20を有
しており、この車体20の下部には左右両側へ突出して
自走用の車輪21が設けられており、この車輪21で横
送りレール10の上を走行するものとなっている。車体
20における前部及び後部の末広がり状突端部には、こ
の車体20をも含めてエンドレス(図1参照)を形成す
るチェン等の巻き掛け駆動手段22が接続されている。
この巻き掛け駆動手段22は、横送りレール10を支持
するレールフレーム23に対して設けられた前後一対の
ホイル24,25に掛け渡されている。
【0026】そして、このうち一方のホイル25が回転
駆動可能になっていることで、上記台車駆動手段12が
構成されている。この台車駆動手段12において、駆動
側のホイル25の回転軸26は、図4に示したように移
載装置1の全体として(全ての装置構成体1aに対し
て)一連に連結されており、これが1台のモータ27に
よって回転駆動されるようになっている。そのため、全
ての装置構成体1a間にあって、搬送台車11の移動方
向及び移動速度、移動タイミングは完全に一致したもの
に保持される。
【0027】このようなことから、この台車駆動手段1
2においてモータ27を正回転させたり逆回転させたり
することで、搬送台車11に移載前位置2と移載後位置
3との間を行ったり来たりさせることができるものであ
り、また移載後位置3では、トランスファローラ6にお
ける各ローラ溝6aに対応する4か所の停止位置のう
ち、その都度、指示される1か所へ停止させることがで
きる。移載前位置2や移載後位置3での搬送台車11の
各停止位置は、横送りレール10側又は搬送台車11側
に設けた位置検出センサ(図示略)等に基づいて、高精
度に制御されるようになっている。
【0028】上記鋼材支持体13は、搬送台車11にお
ける車体20の内部に挟み込まれた状態とされ、この車
体20の上端寄りに設けられた支軸29を中心として、
搬送台車11の移動方向に沿った前後方向へ揺動するも
のとなっている。支軸29にはブシュ等の軸受30が挿
通されている。図7に示すように、この鋼材支持体13
の上面部には、起立面32aと平坦面32bとが90°
で交差してできたV型支持面32が設けられており、こ
のV型支持面32によって角形鋼材Wにおける隣接する
二側面を支持可能になっている。平坦面32bは、起立
面32aよりも長く形成されている。
【0029】また、この鋼材支持体13には、支軸29
及び軸受30が貫通する軸孔34に対してその下方側へ
逆三角形状に延びる下部延長部分35が設けられてお
り、この下部延長部分35には取付軸孔36が設けられ
ている。この取付軸孔36は、鋼材支持体13から車体
20を突き抜けて左右両側へ突出する取付軸37を貫通
保持するためのものであって、この取付軸37における
車体20外の両端部分には、円盤状ローラより成る接触
子39が、ブシュ等の軸受40を介して回転自在に保持
されている。取付軸37は、接触子39の保持部分より
も更に左右両側へ突出している。
【0030】なお、搬送台車11の車体20には、この
取付軸37を貫通させるための軸通孔42が設けられて
おり、この軸通孔42は、鋼材支持体13の揺動を妨げ
ることのないように、支軸29の取付位置を中心とする
円弧状長孔として形成されている。この鋼材支持体13
は、V型支持面32がその起立面32a及び平坦面32
bをそれぞれ、垂直及び水平に向けた状態と、これら起
立面32a及び平坦面32bを垂直面や水平面から45
°傾倒させた状態との範囲で、揺動するものとされてい
る。そして、常態にあっては、起立面32a及び平坦面
32bが垂直及び水平となる状態を保持するようにな
る。
【0031】これは、平坦面32bが起立面32aより
も長くなっている点、支軸29に対する下方側に下部延
長部分35が設けられている点、及びこの下部延長部分
35に取付軸37や接触子39が設けられている点を根
拠とする重量バランスによる。この常態下にあって、鋼
材支持体13は、搬送台車11の車体20内に設けられ
たストッパ43により当て止めされるようになってい
る。このストッパ43は、車体20に対する取付部分に
厚さの異なるシム44を出し入れすることで、当て止め
位置の出入度合を調節可能になっており、これによって
V型支持面32(平坦面32b)の高さ位置を微調節で
きるものとなっている。
【0032】V型支持面32における少なくとも起立面
32a側には、その左右両側に、面拡大用の張出片45
が設けられている。なお、移載装置1の全長(図4の上
下両端に配置される装置構成体1aの相互間距離)に比
べて、これよりも短い角形鋼材Wを支持する必要がある
場合には、図8に示すように、少なくとも図4の上下両
端に配置される装置構成体1aで、鋼材支持体13のV
型支持面32(起立面32a及び平坦面32bの双方)
に対して、張出長さの大きな張出片46,47を設ける
ようにするのが好適とされる。
【0033】すなわち、このような張出片46,47を
設けることで、角形鋼材Wの支持を確実にしてその垂れ
下がり(1000℃を超える熱鋼であるが故の曲がり変
形)を防止できることになる。図1に示したように、上
記カムレール14は、搬送台車11が移載前位置2に対
応して停止しているときに、上記鋼材支持体13の一部
として接触子39にその下から当接可能な(即ち、接触
子39が乗り上げ可能となる)位置付けで、横送りレー
ル10の沿道(レールフレーム23の上面)に設けられ
ている。
【0034】図9乃至図13に拡大して示すように、こ
のカムレール14は、傾斜面14aとこの頂上側に続く
平坦面14bとを有したもので、鋼材支持体13の接触
子39が平坦面14bに達して持ち上げられた時点(乗
り上げた時点)では、鋼材支持体13が、V型支持面3
2の起立面32a及び平坦面32bをそれぞれ、垂直面
や水平面に対して45°傾倒させた状態に保持させるよ
うになっている。言うまでもなく、鋼材支持体13の接
触子39が平坦面14b上を転がる範囲で搬送台車11
が移動しても、鋼材支持体13は揺動せず、従ってV型
支持面32における起立面32a及び平坦面32bの状
態は不変である。
【0035】また、搬送台車11が移載前位置2から移
載後位置3へ向けて移動するとき、鋼材支持体13の接
触子39は傾斜面14a上を転がり落ちるようになり、
これによって接触子39の持上げ高さが徐々に低くなる
ため、鋼材支持体13は揺動し、V型支持面32におい
てその起立面32a及び平坦面32bはそれぞれ、垂直
及び水平になる(即ち、鋼材支持体13が常態に戻る)
ようになる。搬送台車11が移載後位置3から移載前位
置2へ向けて移動するときは、上記と反対に、鋼材支持
体13の接触子39は傾斜面14a上を乗り上がってゆ
くようになり、これによって接触子39の持上げ高さが
徐々に高くなるため、鋼材支持体13は揺動し、V型支
持面32においてその起立面32a及び平坦面32bは
それぞれ、垂直面や水平面に対して45°傾倒した状態
に戻るようになる。
【0036】このカムレール14は、横送りレール10
の沿道(レールフレーム23の上面)に対して設置する
部分へ、厚さの異なるスペーサ部材50(シム等)を出
し入れすることにより、高さ調節可能になっている。な
お、このようなカムレール14としては、傾斜面14a
において傾斜角度が異なるものを種々準備しておき、必
要に応じてこれらを交換可能にしておくと、鋼材支持体
13を揺動させるために必要な搬送台車11の移動距離
を短くすることが可能になり、受入ローラとトランスフ
ァローラ間の距離を短くでき省スペース化とタイムサイ
クルの短縮化が図れることになる。
【0037】上記強制揺動ガイド15は、搬送台車11
が移載前位置2から移載後位置3へ向けて移動する過程
で鋼材支持体13とカムレール14とが当接する位置よ
りも移載後位置3寄りとなる位置、更に厳密に言えば、
鋼材支持体13の接触子39がカムレール14の平坦面
14bから傾斜面14aへ乗り移った以降の位置で、横
送りレール10におけるレールフレーム23の側面部か
ら立ち上がる状態で設けられている。この強制揺動ガイ
ド15の上端部には、レールフレーム23の上方側へ被
さるようなかたちで鉤型に折り曲げられた折曲部52が
設けられている。この折曲部52は、移載前位置2寄り
が高く、移載後位置3寄りが低くなる傾斜を有したもの
とされている。
【0038】また、この折曲部52において、移載前位
置2寄りの高位部分及び移載後位置3寄りの低位部分の
高さは、鋼材支持体13の接触子39がカムレール14
の傾斜面14aを転がる範囲内にあるときに、この接触
子39を保持している取付軸37の上面に擦れるか又は
微小な隙間をあけて擦れない状態が得られるように保持
されている。従って、この折曲部52の傾斜角度は、カ
ムレール14の傾斜面14aと略同じ傾斜角度になって
いる。このようなことから、搬送台車11が移載前位置
2から移載後位置3へ向けて移動する過程にあって、本
来なら、上記したように鋼材支持体13の接触子39が
カムレール14の傾斜面14a上を転がり落ちることで
鋼材支持体13は常態へ向けた揺動をするが、支軸29
で回動不良が生じる等して鋼材支持体13が十分に揺動
しなかったような場合でも、鋼材支持体13は、取付軸
37の上面が強制揺動ガイド15における折曲部52の
下面に押さえつけられながら確実に揺動されることにな
る。
【0039】すなわち、この折曲部52の下面が、鋼材
支持体13を下向きに強制揺動させるための当接ガイド
面52aとなっている。図1乃至図3、及び図14に示
すように、上記昇降手段16は、横送りレール10の延
長方向(図例では移載前位置2寄りとなる方向とした
が、移載後位置3寄りとなる方向でもよい)に設置され
た進退駆動具55と、横送りレール10のレールフレー
ム23に対する前後2か所を支持すべく設けられて上記
進退駆動具55から連結杆56によって進出動作を伝達
可能に接続された一対のリンク機構57とを有してい
る。
【0040】進退駆動具55には、空気圧や油圧等の流
体圧シリンダが用いられている。リンク機構57は、基
礎床60に固定の軸受61によって回動自在に保持され
た梃軸62と、この梃軸62に対してV字状に開いた状
態で固定された入力ヒンジ63及び出力ヒンジ64と、
レールフレーム23の下面に固定されて上記出力ヒンジ
64と回動自在に連結されたブラケット65とを有して
おり、上記入力ヒンジ63に対して連結杆56が回動自
在に連結されている。従って、進退駆動具55が後退動
作すると、連結杆56が移載前位置2寄りへ引き込まれ
て入出力ヒンジ63,64が共に起き上がる方向(図1
の逆時計回り)へ回動し、もってレールフレーム23と
共に横送りレール10が上昇するものとなり、反対に、
進退駆動具55が進出動作すると、連結杆56が移載後
位置3寄りへ押し込まれて入出力ヒンジ63,64が共
に伏せる方向(図14の時計回り)へ回動し、もってレ
ールフレーム23と共に横送りレール10が下降するも
のとなる。
【0041】進退駆動具55は、搬送台車11が移載前
位置2にあるときに上昇動し、搬送台車11が移載後位
置3まで移動した後、この移載後位置3にあるときに下
降動するようになっている。また、この昇降手段16の
昇降動に伴う横送りレール10の上下動ストロークは、
搬送台車11が移載前位置2にあって昇降手段16を上
昇動させたときに、鋼材支持体13が移載前位置2から
角形鋼材Wをすくい上げ可能なものとされ、また搬送台
車11が移載後位置3にあって昇降手段16を下降動さ
せたときに、鋼材支持体13が角形鋼材Wを移載後位置
3へ載せ代え可能なものとされる範囲で設定されてい
る。
【0042】なお、本実施形態では、移載装置1を構成
する全ての装置構成体1aにこの昇降手段16(進退駆
動具55と一対のリンク機構57とを有したかたちのも
の)を設けるものとはしていない。すなわち、図4にお
いて、進退駆動具55を1台おきの装置構成体1aにだ
け設けてある点から判るように、1台おきの配置となる
装置構成体1aにだけ昇降手段16を設けるようにし
た。ただ、昇降手段16を設けない装置構成体1aがあ
るといっても、リンク機構57だけは必ず、設けさせて
ある。
【0043】また、全ての装置構成体1a間において、
縦方向(図4の上下方向)に並ぶリンク機構57同士
を、その梃軸62によって一連に連結したものとなって
いる(図2及び図3も併せて参照のこと)。すなわち、
この梃軸62はラインシャフト(連動軸)を兼ねてい
る。このようにすることで、全ての装置構成体1a間に
あって、昇降手段16としての上昇・下降の方向及び昇
降動作速度、昇降動タイミングは完全に一致したものに
保持される。
【0044】このような構成を具備して成る本発明に係
る角形鋼材の移載装置1において、その稼働状況を説明
する。まず、図4の下側に設置された鋼片圧延機(図示
略)から矢符Xで示すように角形鋼材Wが移載前位置2
に搬入されたとする。このとき、図1に示すように、昇
降手段16は横送りレール10を下降状態にしており、
またこの横送りレール10上にあって搬送台車11は移
載前位置2に対応して停止しているものとする。
【0045】図9に示すように、搬送台車11がこの位
置で停止しているときは鋼材支持体13の接触子39が
カムレール14上に乗り上げているため、鋼材支持体1
3のV型支持面32は、その起立面32a及び平坦面3
2bが垂直面や水平面に対して45°傾倒した状態にな
っている。また、このV型支持面32は、移載前位置2
の受入ローラ5上で支持された角形鋼材Wには干渉しな
い(届かない)高さに位置付けられている。次に、図1
4に示すように、昇降手段16が上昇動作して横送りレ
ール10と共に搬送台車11を上昇させ、鋼材支持体1
3のV型支持面32で移載前位置2に保持された角形鋼
材Wをすくい上げる(図10参照)。このとき、角形鋼
材Wと鋼材支持体13のV型支持面32との間で滑りが
生じることはなく、従って角形鋼材Wに傷が付くことは
ない。
【0046】次に、昇降手段16が上昇動作したままの
状態、即ち、横送りレール10が上昇位置に保持された
ままで、台車駆動手段12が作動し、搬送台車11を移
載前位置2から移載後位置3へ向けて移動させる。この
とき、図11に示すように、鋼材支持体13の接触子3
9はカムレール14から転がり落ちるようになって、鋼
材支持体13が揺動するものとなり、また万が一、これ
だけでは鋼材支持体13が揺動しないことがあったとし
ても、接触子39の取付軸37が強制揺動ガイド15に
よって確実に下方へ押さえつけられることになり、結
果、鋼材支持体13は確実に揺動するものとなる。
【0047】従って、鋼材支持体13のV型支持面32
は、その起立面32a及び平坦面32bがそれぞれ、垂
直及び水平の状態となる。なお、このときの平坦面32
bは、移載後位置3のトランスファローラ6に設けられ
た仕切用の鍔6bよりも高いレベルとなっており、この
平坦面32b上で平置き状態となる角形鋼材Wがトラン
スファローラ6と干渉することはないものとされる。こ
のようにして搬送台車11は、トランスファローラ6に
おいて指示された所定のローラ溝6aに対応して停止す
る。
【0048】次に、図12に示すように、昇降手段16
が下降動作して横送りレール10と共に搬送台車11を
下降させ、鋼材支持体13のV型支持面32で保持され
ている角形鋼材Wを、移載後位置3におけるトランスフ
ァローラ6の所定のローラ溝6aへと載せ代える。この
とき、角形鋼材Wとトランスファローラ6のローラ溝6
aとの間で滑りが生じることはなく、従って角形鋼材W
に傷が付くことはない。言うまでもなく、このときの鋼
材支持体13の平坦面32bはトランスファローラ6の
ローラ溝6aよりも低いレベルまで下降するものとなっ
ている。
【0049】この後、昇降手段16が下降動作したまま
の状態、即ち、横送りレール10が下降位置に保持され
たままで、台車駆動手段12が作動し、搬送台車11を
移載後位置3から移載後位置2へ向けて移動させる。こ
れによって1サイクル動作が終了する。このようなサイ
クル動作を繰り返して、移載後位置3におけるトランス
ファローラ6の各ローラ溝6aに角形鋼材Wが移載され
た後、又は、各ローラ溝6aに対して角形鋼材Wが移載
されるたびに、トランスファローラ6が駆動され、角形
鋼材Wはこの移載後位置3から図4上側に設置された保
熱炉(図示略)へ向けて矢符Yで示すように払い出され
る。
【0050】ところで、本発明は、上記実施形態に限定
されるものではない。例えば、鋼材支持体13の常態を
支配するために搬送台車11の車体20内に設けられる
ストッパ43は、図示は省略するが、車体20に対する
取付部分からボルトのねじ込み具合調節によって進退す
る構造としてもよい。また、カムレール14において、
その高さ調節のために横送りレール10の沿道に対する
設置部分へスペーサ部材50を出し入れする方法として
は、図15に示すような流体圧シリンダ67を用いてク
サビ型スペーサ68の差込量を調節する方法や、図16
に示すようなラック70とモータ駆動可能なピニオンギ
ヤ71とを用いてクサビ型スペーサ68の差込量を調節
する方法等を採用ことができる。
【0051】これらの場合、図17に示すように、クサ
ビ型スペーサ68とカムレール14とを嵌合関係とし
て、互いの脱出防止を図っておくものとするのが好適で
あり、また必要に応じてサイドガード72をも設けるこ
とによって更なる確実性を得るようにしてもよい。台車
駆動手段12において、巻き掛け駆動手段22はワイ
ヤ、ロープ、ベルト等に置換することもできる。また、
この台車駆動手段12として、送りネジ機構や流体圧シ
リンダによる押引機構等を採用することもできる。
【0052】なお、角形鋼材として正方形断面のものに
ついて説明したが、長方形、ひし形、H,L等の断面に
そなえて形鋼材についても使用可能である。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る角形鋼材の移載装置では、角形鋼材の45°転
回、及び長手方向と直交する方向への横送りが簡潔構造
によって実施可能になると共に、更に横送りの前後にお
いて、角形鋼材を必要とされる箇所(複数箇所である場
合を含む)へ向けて昇降を伴いつつ受け渡しできるもの
となっている。そして、この全体構成としても、構造簡
潔で大型化の抑制を可能にし、更に角形鋼材に対して擦
り傷等がつくのを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のA−A線拡大断面図である。
【図2】図1に対応する平面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明に係る移載装置の一実施形態を示す平面
図である。
【図5】搬送台車を拡大して示す側面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】鋼材支持体を示す斜視図である。
【図8】鋼材支持体の別実施形態を示す斜視図である。
【図9】移載前位置に対応して搬送台車が停止し且つ昇
降手段が下降している様子を示す側面図である。
【図10】移載前位置に対応して搬送台車が停止し且つ
昇降手段が上昇している様子を示す側面図である。
【図11】移載後位置へ向けて搬送台車が移動している
最中であって且つ昇降手段が上昇している様子を示す側
面図である。
【図12】移載後位置に対応して搬送台車が停止し且つ
昇降手段が下降している様子を示す側面図である。
【図13】図9のD−D線拡大矢視図である。
【図14】図1の状態から昇降手段を上昇させた状態を
示す側面図である。
【図15】カムレールの高さ調節のためにスペーサ部材
を流体圧シリンダで出し入れする方法を示した側面図で
ある。
【図16】カムレールの高さ調節のためにスペーサ部材
をラックとピニオンギヤとの組み合わせ構造で出し入れ
する方法を示した側面図である。
【図17】図15のE−E線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 移載装置 1a 装置構成体 2 移載前位置 3 移載後位置 10 横送りレール 11 搬送台車 12 台車駆動手段 13 鋼材支持体 14 カムレール 15 強制揺動ガイド 16 昇降手段 32 V型支持面 39 接触子 43 ストッパ 50 スペーサ部材 55 進退駆動具 57 リンク機構 W 角形鋼材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移載前位置(2)で保持された角形鋼材
    (W)を取り出してその断面中心まわりに45°転回さ
    せつつ上記移載前位置(2)に隣接する移載後位置
    (3)へと横送りして該移載後位置(3)へ保持させる
    角形鋼材の移載装置において、 移載前位置(2)と移載後位置(3)との間にわたって
    設けられた横送りレール(10)と、該横送りレール
    (10)に沿って移動自在な搬送台車(11)と、該搬
    送台車(11)を移載前位置(2)と移載後位置(3)
    との間で往復移動させる台車駆動手段(12)と、移載
    前位置(2)で保持されている角形鋼材(W)に対して
    その隣接する二側面に対応したV型支持面(32)を具
    備し且つ該V型支持面(32)が45°傾倒する範囲で
    上記搬送台車(11)に対して揺動自在に設けられた鋼
    材支持体(13)と、上記搬送台車(11)が移載前位
    置(2)と移載後位置(3)との間を移動するときに上
    記鋼材支持体(13)の一部に当接して該鋼材支持体
    (13)をその揺動範囲の一端側から他端側へと押し出
    し揺動させるべく上記横送りレール(10)の沿道に設
    けられたカムレール(14)とを有していることを特徴
    とする角形鋼材の移載装置。
  2. 【請求項2】 前記横送りレール(10)は、前記搬送
    台車(11)が移載前位置(2)にあるときに上昇動し
    搬送台車(11)が移載後位置(3)にあるときに下降
    動する昇降手段(16)によって昇降可能に支持されて
    おり、該昇降手段(16)の上昇動により搬送台車(1
    1)に設けられた鋼材支持体(13)が移載前位置
    (2)から角形鋼材(W)をすくい上げ可能とされ、昇
    降手段(16)の下降動により上記鋼材支持体(13)
    から角形鋼材(W)を移載後位置(3)へ載せ代え可能
    とされていることを特徴とする請求項1記載の角形鋼材
    の移載装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降手段(16)は、横送りレール
    (10)の延長方向に設置された進退駆動具(55)
    と、該進退駆動具(55)から進出動作を受けたときに
    横送りレール(10)を下降させ進退駆動具(55)か
    ら後退動作を受けたときに横送りレール(10)を上昇
    させるリンク機構(57)とを有していることを特徴と
    する請求項2記載の角形鋼材の移載装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送台車(11)が移載後位置
    (3)にあって、昇降手段(16)の下降動に伴って鋼
    材支持体(13)が角形鋼材(W)を移載後位置(3)
    へ載せ代える直前の段階でのV型支持面(32)の高さ
    は、搬送台車(11)に設けられたストッパ(43)に
    より鋼材支持体(13)における揺動範囲の一端側を当
    て止めすることによって支配可能とされており、該スト
    ッパ(43)が当て止め位置の出入度合を調節可能にな
    っていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の
    角形鋼材の移載装置。
  5. 【請求項5】 前記カムレール(14)は、前記横送り
    レール(10)の沿道に対する設置部分へのスペーサ部
    材(50)の出し入れにより高さ調節可能になっている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の角形鋼材の移載装置。
  6. 【請求項6】 前記横送りレール(10)の沿道には、
    搬送台車(11)が移載前位置(2)から移載後位置
    (3)へ向けて移動する過程で鋼材支持体(13)とカ
    ムレール(14)との当接位置よりも移載後位置(3)
    寄りとなる位置に、揺動不良の生じた鋼材支持体(1
    3)の一部に当接してその揺動を確実なものへと補完さ
    せる強制揺動ガイド(15)が設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の角形
    鋼材の移載装置。
  7. 【請求項7】 前記カムレール(14)は、傾斜角度の
    異なるものと交換可能になっていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項6のいずれかに記載の角形鋼材の移載
    装置。
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KR100961357B1 (ko) * 2008-04-14 2010-06-04 주식회사 포스코 소재 이송 장치
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