JP2001135358A - 密閉二次電池 - Google Patents

密閉二次電池

Info

Publication number
JP2001135358A
JP2001135358A JP35398999A JP35398999A JP2001135358A JP 2001135358 A JP2001135358 A JP 2001135358A JP 35398999 A JP35398999 A JP 35398999A JP 35398999 A JP35398999 A JP 35398999A JP 2001135358 A JP2001135358 A JP 2001135358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
current collecting
positive electrode
negative electrode
collecting terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35398999A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Watanabe
吾朗 渡辺
Akira Nakano
昭 中野
Yoshiaki Ebine
美明 恵比根
Toshihiko Inoue
俊彦 井上
Tomoyasu Takeuchi
友康 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP35398999A priority Critical patent/JP2001135358A/ja
Publication of JP2001135358A publication Critical patent/JP2001135358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池のシール構造が安全弁機能を備えた密閉
二次電池を提供すること。 【解決手段】 アルミ材料による有底筒状の電槽缶12
内に正極シートと負極シートとをセパレータシートを介
して重合した電極発電体16が装着され、電極発電体1
6の負極シートと電気的に接続される負極側集電端子部
材24が電槽缶12の内底面より外方へ突設されると共
に、電極発電体16の正極シートと電気的に接続される
正極側集電端子部材22の封口蓋部28が電槽缶12の
正極側開口縁に密閉状に、かつ予め設定された所定の内
圧で破壊される強度、すなわち、15〜20kgf/c
程度となるようにレーザ光の照射によって溶接され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉二次電池に関
し、更に詳しくは、例えば円筒型をしたリチウムイオン
二次電池などの電池構造、特に二次電池の両端に設けら
れる正極側及び負極側の集電端子部材を含む全体の電池
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密閉二次電池の電池構造
としては、例えば、特開平8−115744号公報、あ
るいは特開平9−92335号公報などに示されるもの
が知られている。例えば、特開平8−115744号公
報に示される円筒型二次電池は、ニッケル(Ni)メッ
キスチール管よりなる負極缶に、正極シートと負極シー
トをセパレータシートを介して渦巻状に巻回した電極発
電体を装着し、負極側にはニッケル(Ni)メッキスチ
ール製のシール蓋(封口蓋)を溶接により被着し、正極
側にはアルミニウム(Al)製のシール蓋(封口蓋)を
絶縁性ガスケットを介してかしめ加工により被着したも
のである。
【0003】また特開平9−92335号公報に示され
たものは、ステンレス(SUS)鋼管よりなる電槽缶の
両端に同じSUS製のシール蓋をレーザ光の照射により
密閉状に溶接した構造のもので、正極端子及び負極端子
の電池からの突出面には導線(あるいはブスバー)を挟
みつけて固定するためボルトが螺着されている。尚、こ
の場合も正極端子及び負極端子とシール蓋とは絶縁され
ている。
【0004】またこれらの公報には示されないが、ステ
ンレス鋼板の深絞り加工により成形した有底円筒型状の
電槽缶に、正極シートと負極シートとをセパレータシー
トを介して渦巻状に巻回した電極発電体を装着し、該電
極発電体の負極シートから導かれる負極集電リードを電
槽缶の内底面に抵抗溶接などにより止着し、電極発電体
の正極シートから導かれる正極集電リードは正極端子に
同じく抵抗溶接などにより止着し、正極側の電槽缶開口
縁に封口蓋を絶縁性ガスケットを介してかしめ加工など
により密閉状に装着した構成のものも知られている。そ
してこれらの例はいずれも電槽缶そのものが負極電極を
構成したものである。電槽缶内にはいずれも電解液が充
填され、特にリチウムイオン二次電池などでは非水系の
有機電解液が用いられている。
【0005】そしてこの種の二次電池は、電池使用中に
過充電になったり、短絡状態になったりすると電解液が
分解してガスが発生し、電池の内圧が上昇することがあ
るため、これの回避のために例えば、特公昭62−25
9342号公報、あるいは特開平1−220368号公
報などに示されるように、電槽缶や封口蓋にガス抜き穴
を設けてそこに薄肉の金属箔や樹脂プレートを貼り付け
た安全弁機構を備え、電池が異常発熱あるいは電解液の
分解により電池の内圧が異常に上昇した場合にその金属
箔や樹脂プレートが破壊し、電池の内圧を外に逃して電
池爆発を未然に防止しようというものもある。更に、使
用電池が数アンペア程度の二次電池では、過電流が流れ
た時の加熱ヒューズとなるポリスイッチ板(PTC素
子)を取付けたり、安全弁の破壊動作と共に通電が遮断
されたりするものも実用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電槽缶
にステンレス鋼板を使用したものでは材料コスト高にな
り、特に有底筒状の深絞り缶とすれば更に加工コストも
高くなる。またNiメッキ鋼板の場合は溶接により封缶
するとNiメッキが消失するためかしめ加工により封缶
することが望ましいが、かしめ加工ではその封缶部の気
密性が不十分であるために電解液が漏出したり、あるい
はかしめ封缶部の透湿性に問題がある。
【0007】更に電槽缶や封口蓋に安全弁機構を設けた
り、電槽缶内にPTC素子や通電遮断機構を設けたりす
ることも加工工程数の増加等により加工コスト高を招く
こととなり、特に後者の通電遮断機構を設ける場合は電
槽缶内に電池出力に寄与しないデッドスペースが生じて
単電池の単位体積当たりの電池出力が低くなり、また電
池のコンパクト化を妨げるという問題もある。
【0008】更に又、有底筒状の電槽缶の場合には、負
極側の集電リードを電槽缶の内底面に溶接するのに抵抗
溶接の場合であっても、あるいは特開平8−29329
9号公報に示されるようなレーザ溶接に依る場合であっ
ても、電槽缶の内底面に負極集電リードを溶接する作業
はやり難いという問題もある。
【0009】本発明の解決しようとする課題は、電槽缶
のシール構造が安全弁機能を備えた密閉二次電池を提供
することにある。これにより別途安全弁機構を設ける必
要がなく、また安全弁機構を設けることによる電池内の
デッドスペースの回避により単電池としての単位体積当
たりの電池出力の向上、あるいは電池のコンパクト化を
図らんとするものである。更に材料コストの低減、加工
コストの低廉化を期すものである。
【0010】更に本発明は、この密閉二次電池を直列に
継いだ時の全体の長さを短縮し、省スペースの接続構造
とすることによりモジュールとしてのトータル的な電池
実装効率の向上を達成しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために本発明の密閉二次電池は、請求項1に記載のよう
に、電槽缶内に正極シートと負極シートとをセパレータ
シートを介して重合した電極発電体が装着され、該電極
発電体の負極シートと電気的に接続される負極集電端子
部材、および正極シートと電気的に接続される正極集電
端子部材の少なくとも一方が前記電槽缶の閉塞端面もし
くは封口蓋より外方へ突設されると共に、該封口蓋が該
電槽缶の開口縁に密閉状に、かつ予め設定された所定の
内圧で破壊される強度で接合されていることを要旨とす
るものである。
【0012】上記構成を有する密閉二次電池によれば、
電池使用時に電解液の分解等により電池内圧が上昇した
場合には電槽缶とその開口縁に接合される封口蓋との接
合箇所が破壊されて電池内の分解ガスが放出され、電池
の爆発が未然に防止される。つまり安全弁としての機能
が働くことになる。この場合、接合方法としては、レー
ザ溶接などの溶接方法のほか、接着剤に依るもの、ある
いはカシメ加工等により接合するものであってもよい。
【0013】そして二次電池の形状としては、あらゆる
形状のものが含まれる。また、電槽缶(ケース)には閉
塞端面を持つ有底缶のものと、パイプ管のものとがあ
り、有底缶の場合にはその開口縁に1枚の封口蓋が接合
され、パイプ管の場合にはその両開口縁にそれぞれ封口
蓋が接合される(封口蓋2枚)こととなる。さらに電槽
缶そのものは、負極または正極を構成するものであって
も、あるいは極性を有しない中性のものであってもいず
れの場合であってもよい。
【0014】請求項1に対応する密閉二次電池として
は、図1に示した構成のものが例として挙げられる。図
1(a)と(b)は筒型の密閉二次電池で、(c)
(d)(e)は箱形の密閉二次電池の例である。そして
(a)(c)(e)は正極集電端子部材と負極集電端子
部材とがいずれも突設されており、(b)と(d)は一
方の集電端子部材のみが突設されたものである。尚、電
槽缶が極性を有しない場合、正極集電端子部材と負極集
電端子部材を(c)に示したように互いに反対側の面に
設けてもよいし、(e)に示したように同一面に設ける
ようにしてもよい。
【0015】また本発明では、請求項2に記載のよう
に、負極集電端子部材もしくは正極集電端子部材が封口
蓋としての形状及び機能を有し、これらの集電端子部材
が電槽缶の開口縁に密閉状に、かつ予め設定された所定
の内圧で破壊される強度で接合されていることが好まし
い。これにより電槽缶の開口縁への集電端子部材の取り
付けが容易となり、また部品点数の削減により製造工程
の簡略化や製造コストの低廉化が図られる。
【0016】この請求項2の対応図としては、図2
(a)〜(d)に示した構成のものが挙げられる。図
中、白抜きの材料は鉄系材料などであり、黒塗りの材料
はアルミ(Al)系材料である。図2(a)(b)は電
槽缶(ケース)そのものが鉄系材料などにより負極を構
成するもので、(a)は管タイプの電槽缶(ケース)、
(b)は有底缶タイプの電槽缶(ケース)の例を示して
いる。そして(a)の場合には、正極集電端子が一方の
開口端に被着される封口蓋に絶縁性ガスケットを介して
突設され、(b)の場合には電槽缶(ケース)の内底面
よりやはり絶縁性ガスケットを介して突設されるもので
あるが、(a)(b)いずれの場合も、負極集電端子と
封口蓋とが一体化されて電槽缶(ケース)の開口縁に密
閉状態で接合されている。
【0017】一方、図2(c)(d)は電槽缶(ケー
ス)そのものがアルミ(Al)系材料により正極を構成
するもので、(c)はパイプ管タイプの電槽缶(ケー
ス)、(d)は有底缶タイプの電槽缶(ケース)の例を
示している。そして(c)の場合には、負極集電端子が
一方の開口端に被着される封口蓋に絶縁性ガスケットを
介して突設され、(d)の場合には電槽缶(ケース)の
内底面よりやはり絶縁性ガスケットを介して突設される
ものであるが、(c)(d)いずれの場合も、正極集電
端子と封口蓋とが一体化されて電槽缶(ケース)の開口
縁に密閉状態で接合されている。
【0018】また、本発明では請求項3に記載のよう
に、負極側集電端子部材と正極側集電端子部材のいづれ
か一方の外表面に係合軸部を設け、他方には該係合軸部
と一体的に連結される係合穴部を設けた構成とするとよ
い。これにより、各単電池セルを直列に継ぐときに一方
の電池セルの係合軸部を相手方の電池セルの係合穴部に
連結させることによって全体の電池長さを短かくするこ
とができ、省スペース接続構造によりモジュールとして
のトータル的な電池実装効率の向上が図られることとな
る。
【0019】この請求項3の対応図としては、図3に示
した構成のものが、一例として挙げられる。すなわち、
この図3に示したものは、前述の図2(c)に示した密
閉二次電池を直列に継いだ状態を示しており、一方の二
次電池の正極集電端子に係合穴部を設け、この係合穴部
に別の二次電池の負極集電端子の係合軸部を嵌合や螺着
などの手段により連結させることにより二次電池を直列
に継いでいる。
【0020】そして本発明では、請求項4に記載のよう
に、電槽缶はアルミニウム材料により形成され、その開
口縁に接合される封口蓋若しくは封口蓋としての形状及
び機能を有する集電端子部材も同じくアルミニウム材料
により構成されているとよい。これにより材料コスト、
加工コストの低廉化が図れることはもとより、レーザ溶
接の場合その出力を選定し、溶け込み深さ並びに接合部
破壊圧力を比較的小さいバラツキの範囲内に設定するこ
とができ、従って圧力解放安全機構としての機能は安定
したものとなる。そして電槽缶とその開口縁に接合され
る封口蓋との接合箇所は適度の安定した一定の破壊強度
によって電池内圧の上昇時の安全弁としての機能が確実
に働くことになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本
発明の一実施形態としての密閉二次電池の概略構成を示
したものである。この図4に示した密閉二次電池10
は、リチウムイオン二次電池の例を示している。この二
次電池10は、アルミニウム(Al)材料(A3003
−H18材)の深絞り加工により成形した有底筒状の電
槽缶12内に、充放電の発電要素として正極シートと負
極シートとをセパレータシートを介して巻芯14の周り
に巻回した電極発電体16が収容され、その電槽缶12
内の空隙には非水系の有機電解液が充填されている。
【0022】この場合正極シートは、アルミ箔などによ
る集電体シートの両面に、コバルト酸リチウム(LiC
oO)、マンガン酸リチウム(LiMn)、あ
るいはニッケル酸リチウム(LiNiO)などの正極
活物質がグラファイトのような導電剤、及びポリフッ化
ビニリデンなどの結着剤と混合されて塗工されている。
また負極シートは、銅(Cu)箔などによる集電体シー
トの両面に、カーボンやグラファイトなどの負極活物質
がやはりポリフッ化ビニリデンのような結着剤と混合さ
れて塗工されている。更にセパレータシートは、絶縁性
の、かつイオン移動性を有するように多孔質であるポリ
オレフィン系樹脂シート(ポリプロピレン、ポリエチレ
ンまたは両者をハイブリッドしたもの)などが用いられ
ている。
【0023】そして前記巻芯14は、例えばプラスチッ
ク材料による絶縁軸18の一端に正極端子部材と同材質
のアルミ軸20が同軸に螺合連結されてなるもので、該
アルミ軸20の他端には同じくアルミニウム材料製の正
極集電端子部材22がやはり螺合により設けられてお
り、他方前記絶縁軸18の他端には銅(Cu)材料によ
る負極集電端子部材24が同じく螺合により設けられて
いる。
【0024】そして前記正極集電端子部材22は前記電
極発電体16の正極シートより集電する正極集電部26
とこの二次電池10の正極側開口部に被着される封口蓋
部28とが一体的に成形されたものであり、前記電極発
電体16の正極シートと該正極集電端子部材22の正極
集電部26とは正極集電リード30を介して電気的に接
続されている。
【0025】また前記負極集電端子部材24は、前記電
極発電体16の負極シートより集電する負極集電部32
の他端面に同じく銅(Cu)製の負極端子ボルト34が
突設され、負極集電部32と電極発電体16の負極シー
トとは負極集電リード36を介して電気的に接続される
一方、前記負極端子ボルト34は電槽缶12の内底面に
プレス打抜きにより開設された貫通孔より外方に突設さ
れ、電槽缶12の外底面側より座金38及びナット40
による締付けにより固定されている。この際電槽缶12
の貫通孔の内周縁には絶縁性のガスケット42が介挿さ
れ、電槽缶12と前記負極集電端子部材24とは電気的
に絶縁されている。
【0026】そして該負極集電端子部材24に負極端子
ボルト34が突設されていることに関連し、前記正極集
電端子部材22の外表面には、該負極端子ボルト34が
螺合される雌ねじ穴44が設けられている。そして該正
極集電端子部材22はその封口蓋部28の外周縁を電槽
缶12の正極側開口縁に沿ってレーザ光線の照射により
溶接することにより密閉状のシール構造とされている。
【0027】またこの実施例では、電槽缶12内に装填
される非水系有機電解液として、エチレンカーボネート
(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とを3:7
の体積比で混合した溶液中に6フッ化リン酸リチウム
(LiPF)を1モル/lとなるように溶解したもの
が用いられている。
【0028】この図4に示した二次電池10を製作する
に際しては、絶縁軸18とアルミ軸20とからなる軸芯
14に、正極シート、負極シート及びセパレータシート
からなる電極発電体16を巻回形成し、絶縁軸18側に
は負極集電端子部材24を螺着すると共に、アルミ軸2
0側には正極集電端子部材22を螺着する。そして電極
発電体16の正極シートと正極集電端子部材22の正極
集電部26との間に正極集電リード30を超音波印加に
より接続し、電極発電体16の負極シートと負極集電端
子部材24の負極集電部32との間には負極集電リード
36を同じく超音波印加により接続する。
【0029】そしてこの電極発電体16を負極集電端子
部材24側から電槽缶12内に挿入し、負極端子ボルト
34を電槽缶12内の内底面に形成される貫通孔より突
出させ、座金38を介してナット40により締付け固定
する。そして電槽缶12内にその開口側から電解液を装
填し、しかる後、正極集電端子部材22の封口蓋部28
を電槽缶12の開口縁に被着して、その周縁に沿ってレ
ーザ光線を照射することにより電槽缶12を密閉状にシ
ールするものである。
【0030】しかしてこのように構成された密閉二次電
池によれば、正極集電端子部材22と電槽缶12とのア
ルミ溶接部位の耐圧強度が丁度電池内圧の上昇によって
破壊される程度の15〜20kgf/cm程度となっ
ている。そのために、電池の使用中に過充電や短絡(シ
ョート)状態となって電解液が分解し、ガスが発生して
電池内圧が上昇した時に、その正極集電端子部材22と
電槽缶12とのアルミ溶接部位が電池内圧の上昇に耐え
切らなくなって破壊され、そこから電池内のガスが逃げ
るために電池そのものの爆発が未然に回避されることと
なる。
【0031】そしてこの二次電池10によれば、正極側
のシール構造が電槽缶12の開口縁と正極集電端子部材
22の封口蓋部28とを溶接した接合構造をなすもので
あって、Niメッキ鋼板を電槽缶や封口蓋に使った場合
のようにかしめ加工するものではないから、電池として
の気密性が良く、内部の電解液やガスが不用意に漏出す
るようなことは回避される。勿論、接着剤による接合、
あるいはカシメ加工によるものであっても構わない。
【0032】またこの二次電池10によれば、電槽缶1
2の開口縁と正極集電端子部材22の封口蓋部28との
接合構造が、電池内圧の上昇による爆発を未然に防止す
るという安全弁機能を兼ね備えるものであるから、従来
電槽缶内にPTC素子や通電遮断機構を設けていたよう
なことも必要でなくなり、それに伴なって電槽缶内に電
池出力に寄与しないデッドスペースが生じることも回避
され、単電池そのものをコンパクトにでき、また単位電
池の体積当たりの電池出力効率も良くなる。
【0033】更にこの二次電池10のように、アルミ材
料の深絞り缶により電槽缶12を構成したものでは材料
コストや加工コストが安くできるし、その電槽缶12の
内底面に穴を穿けて負極集電端子部材24を突出させる
構造とすれば、負極集電リード36を電極発電体16の
負極シートと負極集電端子部材24の負極集電部32と
に接続する作業が電池の外で行えるために、負極集電リ
ード36の接続作業が確実に行え、その作業性も良いこ
とになる。
【0034】図5は、本発明の第2の実施形態に係る密
閉二次電池の概略構成を示したものである。この図5に
示した二次電池50は、図4に示した第一の実施形態に
用いられているような巻芯14は用いられていない。こ
の第2の実施形態ではそのような巻芯14を用いること
なく、正極側及び負極側の両集電端子部材22a、24
aの対向面側に夫々短軸状の巻芯部52、54が一体的
に設けられ、両巻芯部52、54間を所定間隔に保った
状態でその周りに正極シートと負極シートとをセパレー
タシートを介して巻回し、電極発電体16としたもので
ある。
【0035】そしてこの二次電池50の場合も、この電
極発電体16を負極集電端子部材24a側から電槽缶1
2内に挿入し、負極端子ボルト34を電槽缶12の内底
面より突出させ、座金38及びナット40により締付け
固定した後、電槽缶12内にその開口側から電解液を装
填し、しかる後、正極集電端子部材22aの封口蓋部2
8を電槽缶12の開口縁に被着して、その周縁に沿って
レーザ光線を照射することにより電槽缶12を密閉状に
シールしている。この第2の実施形態に係る二次電池5
0の場合も、電池内圧の上昇により正極集電端子部材2
2aと電槽缶12との接合部位が破壊され、電池そのも
のの爆発が未然に回避されることとなる。
【0036】そしてこの第2の実施形態に係る二次電池
50の場合も、第一の実施形態の二次電池10と同様、
正極側のシール構造が電槽缶12の開口縁と正極集電端
子部材22aの封口蓋部28とを溶接した接合構造をな
すものであるから、電池としての気密性が良く、内部の
電解液やガスが不用意に漏出するようなことは回避さ
れ、またその接合構造が、電池内圧の上昇による爆発を
未然に防止するという安全弁機能を兼ね備えるものであ
るから、電槽缶内にデッドスペースが生じることもな
く、単位電池の体積当たりの電池出力効率も良い。更に
アルミ材料の深絞り缶により電槽缶12を構成すること
により、材料コストや加工コストが安くできるし、負極
集電リード36の接続作業が電池外で行えることによる
作業性も良くなる。
【0037】次に上記構成を有する単電池を直列に継い
で使用する場合を説明する。次の図6は、前述の図4に
示した第一の実施形態に係る密閉二次電池10を単電池
として直列に継いだ状態を示している。この図6に示し
た状態からわかるように、一方の単電池10aの正極集
電端子部材22に形成される雌ねじ穴44に他方の単電
池10bの負極集電端子部材24の負極端子ボルト34
が螺合され、該単電池10bの正極集電端子部材22の
雌ねじ穴44に別の単電池10cの負極集電端子部材2
4の負極端子ボルト34が螺合されている。この連結状
態の時の単電池セルの長さは、図中「Lp」で表され、
実際の単電池セルの長さは、Lp=190mmであっ
た。
【0038】これに対して図7には比較例としての密閉
二次電池60の概略構成を示し、図8にはその図7に示
した実施形態の二次電池60を直列に継いだ状態を示し
ている。この図7に示した二次電池60は、従来技術で
説明したように、電槽缶62にステンレス(SUS)パ
イプを一定の長さに切断したものを使用し、その両端に
同じくステンレス製の封口蓋64a、64bをレーザ光
線の照射溶接により被着したものである。
【0039】すなわち、この図7に示した密閉二次電池
60は、図4に示した本発明の第一の実施形態と同一の
構成部材と同一の構成については同一の符号を付して説
明すると、絶縁軸18とアルミ軸20とからなる軸芯1
4に、正極シート、負極シート及びセパレータシートか
らなる電極発電体16を巻回形成し、絶縁軸18側には
図4に示した負極集電端子部材24と同一の構成の負極
集電端子部材を螺着すると共に、アルミ軸20側には図
4に示した正極集電端子部材22とは異なる構成の正極
集電端子部材66を螺着する。つまりこの正極集電端子
部材66は、正極集電部26のみを有し、封口蓋部28
に相当する構成は有しない。また正極集電部26の端面
には雌ねじ穴44ではなくて、負極集電端子部材24と
同様に端子ボルト(正極端子ボルト)68が設けられて
いる。
【0040】そして電極発電体16の正極シートと正極
集電端子部材22の正極集電部26との間に正極集電リ
ード30を超音波印加により接続し、電極発電体16の
負極シートと負極集電端子部材24の負極集電部32と
の間には負極集電リード36を同じく超音波印加により
接続した後、この電極発電体16を負極集電端子部材2
4側から電槽缶62内に挿入し、負極端子ボルト34を
負極側の封口蓋64にガスケット42を介して貫挿し、
座金38を介してナット40により締付け固定すると共
に、正極集電端子部材22の正極端子ボルト68を正極
側の封口蓋64aにやはりガスケット42を介して貫挿
し、同じく座金38を介してナット40により締付け固
定する。そして正極側と負極側の封口蓋64a、64b
を電槽缶62の両開口縁に夫々被着して、その周縁に沿
ってレーザ光線を照射することにより電槽缶62を密閉
状にシールするものである。
【0041】尚、この比較例の二次電池60において
は、正極側の封口蓋64にガス抜き穴70を設け、この
ガス抜き穴70にニッケル(Ni)箔による防爆シール
72がレーザ溶接により接合され、電池内圧が上昇した
時にこの防爆シール72が破裂して内部ガスが外気へ放
出されて電池の爆発が回避されるようになっている。
【0042】また図8に示した二次電池の直列状態にお
いては、一方の単電池60aの正極集電端子部材66の
正極端子ボルト68と他方の単電池60bの負極集電端
子部材24の負極端子ボルト34とを連結コネクター7
4により連結し、該単電池60bの正極集電端子部材6
0bの正極端子ボルト68と別の単電池60cの負極集
電端子部材24の負極端子ボルト34とをやはり連結コ
ネクター74により連結している。この連結状態の時の
単電池セルの長さは、図中「Lc」で表され、実際の単
電池セルの長さは、Lc=205mmであった。
【0043】次の表1は、上記した本発明の第一及び第
二の実施形態のもの(実施例1及び2)と比較例のもの
についての電池構成の仕様を比較して示している。この
表1に示した数値からわかるように、実施例1及び2の
アルミ有底缶は肉厚0.8mmとなっており、比較例
のステンレスパイプの肉厚は0.3mmである。また
実施例1及び2についてはアルミ製の封口蓋が正極側に
1個のみ使用される(蓋の板厚は1mm)のに対して
比較例ではステンレス製の封口蓋が正極側と負極側の2
個使用されている。したがって封缶の溶接は、実施例1
及び2の場合は1箇所のみであるのに対して、比較例は
正極側と負極側の2箇所で行われる。
【0044】また安全弁については、実施例1及び2の
場合はアルミ溶接部に所定圧力の電池内圧が印加された
時に破壊されるようになっており、比較例の場合は正極
側の封口蓋のガス抜き穴70に被着される防爆シール7
2が破壊されるようになっている。その他構成上の違い
として、実施例1及び2については電槽缶の極性が「正
極」であるのに対して比較例のものは極性を有しない。
この点については従来一般に知られているもの、例えば
18650サイズ小型電池などでは電槽缶の極性が「負
極」となっている。
【0045】尚、組み付け部品点数についても表1に示
しているが、封口蓋の数以外にもガスケット、ワッシャ
ー(座金)、ナット、連結コネクター等の数や要否が実
施例1及び2と比較例とでは異なり、比較例の方が部品
点数が多い。そして単電池を直列に継いだ状態を示した
図6と図8との比較からわかるようにこの二次電池を直
列に継いだときの単電池セル1個当たりの長さが実施例
1及び2の場合はLp=190mmであるのに対して比
較例の場合はLc=205mmとなり、実施例1及び2
の場合は正極集電端子部材22に雌ねじ穴44を設けて
負極集電端子部材24の負極端子ボルト34をその雌ね
じ穴44に螺着させた構成とすることにより全体の長さ
を短くすることができている。
【0046】
【表1】
【0047】次の図9は、本発明の上記第一及び第2の
実施形態の二次電池において正極集電端子部材22の封
口蓋部28を電槽缶12の開口縁にレーザ溶接するとき
のパルスYAGレーザ出力(W)と溶接部溶け込み深さ
(mm)との関係を示している。この図9に示されるよ
うに、パルスYAGレーザ出力(W)を上げるにつれて
溶接部溶け込み深さ(mm)が段々と深くなっていくこ
とを示している。
【0048】また次の図10は、パルスYAGレーザ出
力(W)と溶接部破壊圧力(kgf/cm)との関係
を示している。電池使用中の電池内圧の上昇により電槽
缶の圧力開放部位が破壊されて欲しい破壊圧力は15〜
20kgf/cm程度であるとされている。したがっ
てそのためにはパルスYAGレーザ出力を200〜35
0W、好ましくは250〜300Wの範囲とすれば溶接
部が理想的な圧力解放機能を動作することになる。
【0049】本発明は、上記した実施の形態に何等限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の改変が可能である。例えば、上記実施例では、リ
チウムイオン二次電池の例で説明したが、これに把われ
るものではなく各種のアルカリ二次電池、あるいはニッ
ケル水素電池などのニッケル系二次電池などにも適用さ
れる。
【0050】また、上記第一および第二の実施形態にお
いては、正極集電端子部材22,22aを電槽缶12に
接合する構造を示したが、逆に負極集電端子部材24,
24aを電槽缶12に接合する構造とすることもでき
る。この場合には銅(Cu)材料もしくは鉄系材料、N
i系材料とした負極集電端子部材24,24aに合わせ
電槽缶12を銅もしくは鉄系材料、Ni系材料のパイプ
あるいは深絞り缶とし、正極集電端子部材22,22a
は絶縁性のガスケットを介して電槽缶12に取り付けら
れることになる。
【0051】さらに、上記第一および第二の実施形態に
おいては、図11(a)に概略構成を示したように、有
底筒状の電槽缶12の開口端縁に集電端子部材を兼ねた
封口蓋28をレーザ溶接するようにしたが、図11
(b)に対比される実施形態の概略構成を示したよう
に、中空パイプ状の電槽缶12aの両開口端縁にレーザ
溶接により封口蓋28,28aを接合するものであって
もよい。この場合には勿論どちらか一方の封口蓋は、正
極集電端子部材か負極集電端子部材を兼ね備えるもの
で、他方の封口蓋には反対極の集電端子部材が絶縁性ガ
スケットにより絶縁された状態で貫挿されることにな
る。
【0052】尚、本発明の密閉二次電池の外観形態とし
ては、図12に示したように、円筒型のほか、矩形(四
角型)、トラック形、楕円形など各種のものが挙げられ
る。本発明が円筒型のものに限られないことは、本発明
の趣旨より明らかである。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の密閉二次電池
によれば、電槽缶の開口縁に密閉状に接合される封口蓋
が電池使用中に予め設定される電池内圧まで上昇した時
にその接合箇所において破壊され、内部ガスが放出され
ることにより電池の爆発トラブルが回避される。そのた
めに、従来のように電池の爆発トラブルの回避のため安
全弁機構を特別に設ける必要はなく、また電槽缶内にP
TC素子等の安全弁装置を設ける必要もないことから、
電槽缶内に電池出力に寄与しないデッドスペースが生じ
ることが回避され、電池単体当たりの電池出力の向上あ
るいは同等の電池出力を得れば良いとすれば電池の小型
化が図れるものである。
【0054】そして請求項2に記載のように、正極集電
端子部材もしくは負極集電端子部材が封口蓋としての形
状及び機能を有する構成とすれば、絶縁シール用のガス
ケットや集電端子部材を電槽缶の内底面や封口蓋に締付
け固定するためのナット等の部品点数の削減により製造
工程の簡略化や製造コストの低廉化も期待できるもので
ある。
【0055】更に請求項3に記載のように、電池の一方
に突設される係合軸部と電池の他方に形成される係合穴
部とを連結することにより電池を直列に継げることがで
きれば、電池出力を上げることができることはもとよ
り、電池を直列に継いだ時の全長長さを短縮することが
できて省スペース接続構造によりモジュールとしての電
池体積実装効率の向上も図れるものである。
【0056】更にまた請求項4に記載のように、電槽缶
をアルミニウム材料により形成することにより、従来の
ステンレス鋼を用いたものよりも材料コストの低廉化が
図れ、また電槽缶とそれに接合される封口蓋もしくは封
口蓋としての形状と機能を有する集電端子部材をアルミ
ニウム材料とすることにより、レーザ溶接による接合な
どの場合にはその溶け込み深さや接合部破壊圧力のバラ
ツキを小さくすることができて電池内圧上昇時の安全弁
としての機能は安定したものとなり、さらに電池使用中
に電池内部で発生した熱を外部へ効果的に放散させるこ
とができるので電池発熱による電池出力の低下やガス破
裂が極力回避されて、一層安全性の高い電池が得られる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する密閉二次電池の外
観構成例を示した図である。
【図2】本発明の請求項2に対応する密閉二次電池の断
面構成例を示した図である。
【図3】本発明の請求項3に対応する密閉二次電池の接
続構成例を示した図である。
【図4】本発明の第一の実施形態である密閉二次電池の
概略構成図である。
【図5】本発明の第二の実施形態である密閉二次電池の
概略構成図である。
【図6】図4に示した密閉二次電池を直列に継いだ状態
を示した図である。
【図7】比較例としての密閉二次電池の概略構成図であ
る。
【図8】図7に示した密閉二次電池を直列に継いだ状態
を示した図である。
【図9】本発明においてアルミ製の電槽缶の開口縁に同
じくアルミ製の封口蓋をレーザ溶接する時のパルスYA
Gレーザ出力(W)と溶接部溶け込み深さ(mm)との
関係を示した図である。
【図10】図9に関連し、パルスYAGレーザ出力
(W)と溶接部破壊圧力(kgf/cm)との関係を
示した図である。
【図11】本発明の密閉二次電池の接合構造の形態を2
種類示したもので、(a)は有底缶に上蓋をレーザ溶接
する例、(b)は、中空パイプに上下蓋をレーザ溶接す
る例である。
【図12】本発明の密閉二次電池の外観形態として各種
のものを例示した図である。
【符号の説明】
10 密閉二次電池 10a、10b、10c 単電池 12 電槽缶 16 電極発電体 22、22a 正極集電端子部材 24、24a 負極集電端子部材 28 封口蓋部 34 負極端子ボルト 44 雌ねじ穴 50 密閉二次電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/04 H01M 10/04 W (72)発明者 渡辺 吾朗 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 中野 昭 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 恵比根 美明 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 井上 俊彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 竹内 友康 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H011 AA04 AA13 CC06 DD06 DD12 FF03 KK00 5H012 AA01 BB02 DD17 FF01 JJ02 5H022 AA09 AA18 AA19 CC03 CC08 CC12 CC19 EE04 KK01 5H028 AA01 AA05 BB01 BB04 BB05 BB07 CC05 CC07 CC12 EE01 HH00 5H029 AJ12 AJ14 AK03 AL06 AL07 AM03 AM05 AM07 BJ02 BJ06 BJ14 BJ27 CJ04 CJ05 CJ07 DJ02 DJ03 DJ04 DJ05 DJ07 EJ01 HJ00 HJ15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電槽缶内に正極シートと負極シートとを
    セパレータシートを介して巻回した電極発電体が装着さ
    れ、該電極発電体の負極シートと電気的に接続される負
    極集電端子部材、および正極シートと電気的に接続され
    る正極集電端子部材の少なくとも一方が前記電槽缶の閉
    塞端面もしくは封口蓋より外方へ突設されると共に、該
    封口蓋が該電槽缶の開口縁に密閉状に、かつ予め設定さ
    れた所定の内圧で破壊される強度で接合されていること
    を特徴とする密閉二次電池。
  2. 【請求項2】 前記負極集電端子部材もしくは前記正極
    集電端子部材が前記封口蓋としての形状及び機能を有
    し、該集電端子部材が前記電槽缶の開口縁に密閉状に、
    かつ予め設定された所定の内圧で破壊される強度で接合
    されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉二次
    電池。
  3. 【請求項3】 前記負極集電端子部材と前記正極集電端
    子部材のいずれか一方の外表面には係合軸部が設けら
    れ、他方には該係合軸部と一体的に連結される係合穴部
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の密閉二次電池。
  4. 【請求項4】 前記電槽缶はアルミニウム材料により形
    成され、該電槽缶の開口縁に接合される前記封口蓋もし
    くは封口蓋としての形状及び機能を有する集電端子部材
    もアルミニウム材料により構成されていることを特徴と
    する請求項1、2又は3に記載の密閉二次電池。
JP35398999A 1999-08-24 1999-12-14 密閉二次電池 Pending JP2001135358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35398999A JP2001135358A (ja) 1999-08-24 1999-12-14 密閉二次電池

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23717599 1999-08-24
JP11-237175 1999-08-24
JP35398999A JP2001135358A (ja) 1999-08-24 1999-12-14 密閉二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001135358A true JP2001135358A (ja) 2001-05-18

Family

ID=26533085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35398999A Pending JP2001135358A (ja) 1999-08-24 1999-12-14 密閉二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001135358A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003094261A1 (en) * 2002-04-30 2003-11-13 Nok Corporation Sealing plate
JP2005520344A (ja) * 2002-03-13 2005-07-07 エプコス アクチエンゲゼルシャフト コップ形ケーシング及びケーシングを有するコンデンサ
JP2005285406A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Yuasa Corp 電池
JP2005332823A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池とこれを利用した電池モジュール
JP2006059804A (ja) * 2004-07-23 2006-03-02 Sony Corp 電池パック
KR100814882B1 (ko) 2006-10-10 2008-03-18 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지 및 상기 이차 전지를 이용한 전지 모듈
US7553581B2 (en) 2003-11-21 2009-06-30 Hitachi Maxell, Ltd. Sealed prismatic battery
US7910239B2 (en) 2006-10-10 2011-03-22 Samsung Sdi Co., Ltd. Rechargeable battery and battery module using the same
CN102064339A (zh) * 2010-12-21 2011-05-18 *** 一种锂电池及其装配方法
WO2011068058A1 (ja) * 2009-12-02 2011-06-09 ウシオ電機株式会社 色素増感型太陽電池
WO2011070911A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 ウシオ電機株式会社 色素増感型太陽電池
US20120064387A1 (en) * 2010-09-10 2012-03-15 Dukjung Kim Battery and battery pack using the same
JP2012510143A (ja) * 2008-11-25 2012-04-26 エイ 123 システムズ,インク. 高出力電気化学セルにおける内部接続の外部印加レーザー溶接用の方法及び設計
JP2012109284A (ja) * 2012-03-14 2012-06-07 Gs Yuasa Corp 電池
JP2014078521A (ja) * 2013-12-19 2014-05-01 Gs Yuasa Corp 電池
WO2017200086A1 (ja) * 2016-05-20 2017-11-23 株式会社村田製作所 蓄電デバイス
JP2017216088A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社東芝 組電池
WO2019186932A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 株式会社 東芝 電池及び電池パック
JP2021111531A (ja) * 2020-01-10 2021-08-02 トヨタ自動車株式会社 車両における電池冷却構造
CN114865050A (zh) * 2022-05-31 2022-08-05 重庆宏辰科扬能源有限责任公司 一种圆柱形蓄电池外壳密封结构及工艺
WO2024057631A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 パナソニックエナジー株式会社 電池

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005520344A (ja) * 2002-03-13 2005-07-07 エプコス アクチエンゲゼルシャフト コップ形ケーシング及びケーシングを有するコンデンサ
WO2003094261A1 (en) * 2002-04-30 2003-11-13 Nok Corporation Sealing plate
US7553581B2 (en) 2003-11-21 2009-06-30 Hitachi Maxell, Ltd. Sealed prismatic battery
JP2005285406A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Yuasa Corp 電池
JP2005332823A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池とこれを利用した電池モジュール
JP4515961B2 (ja) * 2004-05-19 2010-08-04 三星エスディアイ株式会社 二次電池を利用した電池モジュール
JP2006059804A (ja) * 2004-07-23 2006-03-02 Sony Corp 電池パック
KR100814882B1 (ko) 2006-10-10 2008-03-18 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지 및 상기 이차 전지를 이용한 전지 모듈
US7910239B2 (en) 2006-10-10 2011-03-22 Samsung Sdi Co., Ltd. Rechargeable battery and battery module using the same
JP2012510143A (ja) * 2008-11-25 2012-04-26 エイ 123 システムズ,インク. 高出力電気化学セルにおける内部接続の外部印加レーザー溶接用の方法及び設計
GB2488472B (en) * 2009-12-02 2016-06-29 Ushio Electric Inc Dye-sensitized solar cell
US9236195B2 (en) 2009-12-02 2016-01-12 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Dye-sensitized solar cell
WO2011068058A1 (ja) * 2009-12-02 2011-06-09 ウシオ電機株式会社 色素増感型太陽電池
GB2488472A (en) * 2009-12-02 2012-08-29 Ushio Electric Inc Dye-sensitized solar cell
JP4788848B2 (ja) * 2009-12-07 2011-10-05 ウシオ電機株式会社 色素増感型太陽電池
WO2011070911A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 ウシオ電機株式会社 色素増感型太陽電池
US20120064387A1 (en) * 2010-09-10 2012-03-15 Dukjung Kim Battery and battery pack using the same
CN102403483A (zh) * 2010-09-10 2012-04-04 Sb锂摩托有限公司 电池和使用该电池的电池组
US8778530B2 (en) 2010-09-10 2014-07-15 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery and battery pack using the same
CN102064339A (zh) * 2010-12-21 2011-05-18 *** 一种锂电池及其装配方法
JP2012109284A (ja) * 2012-03-14 2012-06-07 Gs Yuasa Corp 電池
JP2014078521A (ja) * 2013-12-19 2014-05-01 Gs Yuasa Corp 電池
WO2017200086A1 (ja) * 2016-05-20 2017-11-23 株式会社村田製作所 蓄電デバイス
JPWO2017200086A1 (ja) * 2016-05-20 2018-11-08 株式会社村田製作所 蓄電デバイス
US11315744B2 (en) 2016-05-20 2022-04-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electric storage device
JP2017216088A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社東芝 組電池
WO2019186932A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 株式会社 東芝 電池及び電池パック
JP2021111531A (ja) * 2020-01-10 2021-08-02 トヨタ自動車株式会社 車両における電池冷却構造
JP7338480B2 (ja) 2020-01-10 2023-09-05 トヨタ自動車株式会社 車両における電池冷却構造
CN114865050A (zh) * 2022-05-31 2022-08-05 重庆宏辰科扬能源有限责任公司 一种圆柱形蓄电池外壳密封结构及工艺
WO2024057631A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 パナソニックエナジー株式会社 電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001135358A (ja) 密閉二次電池
US7718312B2 (en) Battery
JP5011664B2 (ja) 密閉型二次電池
EP2667429B1 (en) Electric cells and assembled battery
US8936861B2 (en) Sealed battery
EP2518791B1 (en) Terminal of secondarey battery and method of assembling the same
JP5656745B2 (ja) 角形蓄電池
US20130071728A1 (en) Secondary Battery
JP4974734B2 (ja) 二次電池及び二次電池モジュール
EP2495784A2 (en) Secondary battery
US10147925B2 (en) Square secondary battery
JP2012212645A (ja) 二次電池
EP2953186B1 (en) Electricity storage device
JP2011150966A (ja) 密閉型電池およびその製造方法
KR20110102153A (ko) 비수 전해액 원통형 전지
JP2018018691A (ja) 二次電池及びその製造方法、並びにそれを用いた組電池
JP2003272597A (ja) 密閉型電池
US20140023913A1 (en) Prismatic secondary battery
JP2004200118A (ja) 電池及び組電池
JP3707945B2 (ja) 筒型電池
JP2003229118A (ja) 電池の注液口封止構造
JP2001102025A (ja) 密閉型電池
JP2018101568A (ja) 角形二次電池及びその製造方法
JP2004134204A (ja) 密閉型電池
EP3972043A1 (en) Terminal for secondary battery and secondary battery provided with the terminal