JP2001127375A - 光半導体素子搭載用サブマウント - Google Patents

光半導体素子搭載用サブマウント

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JP2001127375A
JP2001127375A JP31001899A JP31001899A JP2001127375A JP 2001127375 A JP2001127375 A JP 2001127375A JP 31001899 A JP31001899 A JP 31001899A JP 31001899 A JP31001899 A JP 31001899A JP 2001127375 A JP2001127375 A JP 2001127375A
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Yuichiro Yamaguchi
雄一朗 山口
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/0206Substrates, e.g. growth, shape, material, removal or bonding
    • H01S5/0213Sapphire, quartz or diamond based substrates

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  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱応力が光半導体素子側に伝わり光半導体素子
が破損するのを抑え、また光半導体素子を接合するため
にロウ材層を加熱溶融させた時に、金属層成分がロウ材
層中に融け込んで合金化することがなく、ロウ材層の組
成変化による融点上昇が生じず、良好な接合性が得られ
る。 【解決手段】ダイヤモンド基板1上の光半導体素子搭載
部に、密着金属層2と拡散防止層3と主導体層4とを順
次積層させた配線層上に、Au,Ag,Cuまたはこれ
らの合金から成る金属層5と第2の拡散防止層6とロウ
材層7とを順次積層させた接合層を形成して成る搭載用
電極を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ等の
光半導体素子を搭載する光半導体素子搭載用サブマウン
ト,光半導体素子用キャリアに関し、特に高出力の半導
体レーザや精密な温度制御が必要な半導体レーザ等を搭
載するためのものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光半導体素子搭載用サブマウント
(以下、サブマウントと略す)の光半導体素子搭載用の
配線層、および光半導体素子接合用の接合層の部分断面
図を図2に示す。同図において、1は熱伝導性および強
度に優れたダイヤモンド基板、2は密着性の良好なTi
等からなる密着金属層、3は密着金属層2の成分が上側
の主導体層4に拡散するのを防止する拡散防止層(以
下、バリア層ともいう)、4はAu等からなる主導体層
であり、これらの密着金属層2,拡散防止層3,主導体
層4が配線層を構成する。そして、主導体層4上に、光
半導体電子部品等の配線層と接合するためのAu−Sn
合金等からなる低融点のロウ材層7が積層され、ロウ材
層7が接合層を構成する。なお、ダイヤモンド基板1の
1主面に配線層,接合層が積層され、他方主面にも配線
層が形成されているが、他方主面の配線層はない場合も
ある。
【0003】このようなサブマウント用のダイヤモンド
基板1は、全体がダイヤモンドからなるもの、またはシ
リコン基板の表面にダイヤモンド膜をCVD法等により
コーティングした後、シリコン基板を溶解除去してダイ
ヤモンド膜のみを残し、このダイヤモンド膜を基板とし
たものが用いられていた(特開平6―177135号公
報,特公平7―54834号公報参照)。そして、ダイ
ヤモンド基板1の1主面上に、密着金属層としてのTi
層,拡散防止層としてのPt層,主導体層としてのAu
層を順次積層させた配線層を形成し、その配線層上に部
分的に接合層としてのAu−Sn合金半田等の金属ロウ
材を所定のパターンで形成し、さらにその接合層上にG
aAs等の半導体材料からなる半導体レーザ等を載置し
マウントして使用していた。さらに、半導体レーザを搭
載したサブマウントの他方主面(裏面)側は、Pb−S
n半田等により、Cu−W配線層上や母基板としてのセ
ラミック基板上に接合されていた。
【0004】配線層を構成する上記密着金属層2,拡散
防止層3,主導体層4は、スパッタリング法,蒸着法等
の薄膜形成法により形成され、フォトリソグラィ法によ
り所望のパターンに加工することで、光半導体素子搭載
用の配線層として形成される。前記配線層は、一般に、
Ti,Cr,Ta等からなる密着金属層、Pt,Pd,
Ni等からなる拡散防止層、Au等からなる主導体層を
順次積層させた3層構造からなり、特に特性的に良好な
層構成としてTi層,Pt層,Au層の層構成を採るこ
とが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のサブマウントにおいては、ダイヤモンド基板1と搭
載する光半導体素子とは、それらの熱膨張係数差および
駆動時の温度差により熱応力が発生し、この熱応力によ
ってGaAs単結晶等の脆い化合物半導体材料から成る
半導体レーザ等が破壊されるといった問題があった。例
えば、ダイヤモンド基板1の熱膨張係数が2.3×10
6/℃程度なのに対し、GaAs単結晶から成る光半
導体素子の熱膨張係数は6.5×10 6/℃程度であ
るため、その差は4.2×10 6/℃程度となり、大
きな熱歪みが発生し、ダイヤモンド基板1と光半導体素
子との間に大きな熱応力が生じていた。
【0006】また、プラズマCVD法(以下、CVD法
という)により他の基板上にダイヤモンド薄膜を形成し
たものの場合、ダイヤモンド薄膜は厚み方向に配向した
多結晶体からなる。このような配向性がある場合、引っ
張り応力や圧縮応力により破壊され易いという性質があ
る。このため、CVD法により形成されたダイヤモンド
薄膜からなるダイヤモンド基板1は、このダイヤモンド
基板1が搭載される他のセラミック基板,金属基板,ま
たはパッケージとの間の熱応力により、破壊され易いと
いう問題点もあった。
【0007】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、ダイヤモンド基板と搭載
する光半導体素子との熱膨張係数差および駆動時の温度
差による熱応力によって、GaAs単結晶等の脆い化合
物半導体材料から成る半導体レーザ等が破壊されるのを
防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光半導体素子搭
載用サブマウントは、ダイヤモンド基板上の光半導体素
子搭載部に、密着金属層と拡散防止層と主導体層とを順
次積層させた配線層上に、Au,Ag,Cuまたはこれ
らの合金から成る金属層と第2の拡散防止層とロウ材層
とを順次積層させた接合層を形成して成る搭載用電極を
設けたことを特徴とする。
【0009】本発明は、上記構成により、ダイヤモンド
基板と搭載する光半導体素子との間に大きな熱歪みが発
生した際に、軟質の金属層が容易に変形して熱歪みによ
る熱応力を吸収する。従って、大きな熱応力が光半導体
素子側に伝わり難いため、熱応力により光半導体素子が
破損されにくくなる。また、金属層とロウ材層との間に
第2の拡散防止層が存在するので、光半導体素子を接合
するためにロウ材層を加熱溶融させた時に、金属層成分
がロウ材層中に融け込んで合金化することがなく、ロウ
材層の組成変化による融点上昇が生じず、その結果良好
な接合性が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のサブマウントについて以
下に説明する。図1は本発明のサブマウントの部分断面
図であり、1はダイヤモンド基板、2はTi,Cr,N
i−Cr,Ta等からなる密着金属層、3はPt,P
d,Ni−Cr,Ti―W等からなる拡散防止層、4は
Au等からなる主導体層、5はAu,Ag,Cuまたは
これらの合金からなる金属層、6はPt,Rh,Ru等
からなる第2の拡散防止層、7はAu−Sn合金ロウ
材,Au−Ge合金ロウ材,Pb−Sn半田,In−S
n半田等からなる光半導体素子接合用のロウ材層であ
る。これらの密着金属層2,拡散防止層3,および主導
体層4は配線層を構成し、金属層5,第2の拡散防止層
6,およびロウ材層7は光半導体素子接合用の接合層を
構成する。そして、配線層上の一部に接合層を形成して
成る光半導体素子の搭載用電極が設けられる。
【0011】そして、これらの密着金属層2,拡散防止
層3,主導体層4,金属層5,第2の拡散防止層6,お
よびロウ材層7は、以下のようにして形成される。ま
ず、公知の2層レジスト法により、配線層が形成される
部分以外の部分にレジスト膜を形成する。その後、レジ
スト膜上の全面に密着金属層2,拡散防止層3,主導体
層4を蒸着法,スパッタリング法等の薄膜形成法により
順次積層する。成膜終了後、レジスト剥離液中にダイヤ
モンド基板1を浸漬することにより、余分なレジスト膜
をリフトオフし、所望のパターンを有する配線層が形成
される。なお、前記のリフトオフ法は、2層レジスト法
に限らず、3層レジスト法,画像反転レジスト法等によ
るものであってもよい。同様にして、配線層上に部分的
に、金属層5,第2の拡散防止層6,およびロウ材層7
からなる接合層を形成する。
【0012】本発明において、密着金属層2,拡散防止
層3,主導体層4の厚さについては特に限定するもので
はないが、密着金属層2の厚さは60〜1200nm程
度であり、拡散防止層3の厚さは500〜2500nm
程度であり、主導体層4の厚さは200〜5000nm
程度である。
【0013】また、金属層5の厚さは1.0μm以上が
良く、1.0μm未満では金属層5の熱応力吸収効果が
十分ではないため光半導体素子が破壊され易くなる。
5.0μmを超えると高コスト化するため、より好まし
くは1.0〜5.0μmがよい。第2の拡散防止層6の
厚さは0.1μm以上が良く、0.1μm未満では、十
分な拡散防止効果がないため、ロウ材層7の加熱による
接合時にロウ材層7中に金属層5成分が拡散し溶け込む
ため、ロウ材層7の融点が上昇し接合性が劣化する。
0.5μmを超えると高コスト化するため、より好まし
くは0.1〜0.5μmがよい。
【0014】ロウ材層7の厚さは2〜10μmがよく、
2μm未満では、金属ロウ材のボリュームが小さいた
め、光半導体素子との間にボイド、即ち金属ロウ材内に
不要な空孔が発生し易い。10μmを超えるとリフトオ
フ法等によるロウ材層7のパターン形成が困難になる。
【0015】本発明の金属層5は、Au,Ag,Cu,
またはこれらの金属元素のうちいずれか2種以上の合金
から成り、これらの金属元素および合金は300〜40
0MPa(メガパスカル)の最大引張応力に対して破断
時の伸び率が30%以上である軟質の金属であり、薄膜
形成した後に酸素等と反応し難く化学的安定性に優れ
る。他のSn,In等の軟質の金属は融点が低すぎ、ま
たNi等は薄膜形成後に硬化するといった特性があるた
め、上記本発明の材料とする。
【0016】また本発明のロウ材層7は低融点(130
〜450℃)のものがよく、加熱時間を短くして主導体
層4との反応が生じ難いものとなる。
【0017】ここで、サブマウントの配線層および接合
層上に半導体レーザ8を搭載した状態を図3,図4に示
す。これらの図において、8は半導体レーザ、8aは半
導体レーザ8下面の接合用のバックメタル層、8bは駆
動信号等の入力用の入力配線層、8cは発光部である。
なお、図4において、10は光半導体素子搭載部、11
は搭載用電極である。
【0018】本発明のサブマウントは、図3および図4
に示したような半導体レーザ8等の光半導体素子用のサ
ブマウントに限らず、LSI,IC等を搭載するサブマ
ウントおよび配線基板にも適用できることはいうまでも
ない。また、本発明の配線層は、図3,図4に示すよう
に、その上に接合層を介して光半導体素子の電極等が載
置接合されるものであるが、配線層はより複雑なパター
ンを形成してもよい。さらに、本発明のサブマウントは
GaAs等の脆い半導体材料からなる光半導体素子用と
して好適なものであるが、GaAs以外の半導体材料か
らなる光半導体素子にも適用できることはいうまでもな
い。
【0019】かくして、本発明は、ダイヤモンド基板と
搭載する光半導体素子との間に大きな熱歪みが発生した
際に、金属層が容易に変形して熱歪みによる熱応力を吸
収し、熱応力により光半導体素子が破損されにくくな
る。また、光半導体素子を接合するためにロウ材層を加
熱溶融させた時に、金属層成分がロウ材層中に融け込ん
で合金化することがなく、ロウ材層の組成変化による融
点上昇が生じず、その結果良好な接合性が得られるとい
う作用効果を有する。
【0020】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々の変更を行なうことは何等差し支えない。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。
【0022】(実施例)図1のサブマウントを以下のよ
うにして構成した。シリコン基板上に、CVD法により
厚さ300μmのダイヤモンド膜を成膜し、シリコン基
板を水酸化カリウム液により溶解して除去し、ダイヤモ
ンド膜を基板とした。このダイヤモンド基板から個々の
ダイヤモンド基板1を切り出し、2mm角のダイヤモン
ド基板1を作製した。
【0023】このダイヤモンド基板1の一方の主面に、
2層レジスト法により配線層が形成される部分以外の部
分にレジスト膜を形成し、2層レジスト法によりパター
ン形成した後、この主面の全面に厚さ0.1μmのTi
からなる密着金属層2、厚さ0.1μmのPtからなる
拡散防止層3、厚さ1.0μmのAuからなる主導体層
を、スパッタリング法により順次積層させた。次いで、
レジスト層を剥離除去して、所望のパターンとなるよう
にパターン加工した。
【0024】同様にして、配線層上に部分的に、2層レ
ジスト法,スパッタリング法により、表1に示すように
種々の厚さおよび組成の金属層5,種々の厚さおよび組
成の第2の拡散防止層6,Au−Sn合金半田(融点2
80℃)のロウ材層7を順次積層させ、リフトオフする
ことにより、所望のパターンとなるようにパターン加工
した。このロウ材層7上に、1mm×1mm×0.1m
mのGaAsを半導体材料とする半導体レーザを下記の
ように接合搭載し、温度サイクル試験による熱応力破壊
テスト、半田濡れ性の評価を行い、その結果を表1に示
す。
【0025】
【表1】
【0026】表1において、熱応力破壊テスト(熱応力
特性試験)、半田濡れ性の評価は以下のように行った。
ロウ材層7の融点より20〜50℃程度高い温度に保持
したヒータブロック上にサブマウントを載置し、その1
0秒後に、接合用のバックメタル層として厚さ0.1μ
mのTi層,厚さ0.1μmのPt層,厚さ0.1μm
のAu層を順次積層させた半導体レーザをサブマウント
の接合層上に載置した。1秒間その状態を維持した後、
2秒間半導体レーザをスクラブして金属ロウ材をよくな
じませた後、ヒータブロックから半導体レーザを外し、
常温まで冷却した。
【0027】そして、同種の各10個のサンプルについ
て上記温度サイクル試験を行った。その条件は、―40
℃から85℃まで10分で昇温させ、85℃を20分維
持し、85℃から―40℃まで10分で降温させ、―4
0℃を20分維持するのを1サイクルとし、これを10
00サイクル行った。温度サイクル試験後、半導体レー
ザの破壊の有無を観察し、破壊がなければ適、破壊があ
れば不適とした。
【0028】また、340℃に加熱したヒータブロック
上に1個のサンプルを載置し、120秒間ロウ材層7の
融解状態を観察し、半田濡れ性の評価を行った。120
秒後でも半田が融解していたものを2重丸印、60秒以
上融解していたものを丸印、20秒以上融解していたも
のを三角印、20秒未満で固化したものをばつ印とし
た。なお、表1において、バリアメタルは第2の拡散防
止層6を意味する。
【0029】表1より、NO.1〜4,17,19,2
1,23では、金属層5の厚さが0.5μmであり、そ
のため半導体レーザが温度サイクルテストで破壊され不
適となった。一方、NO.5〜16のように金属層5の
厚さが1.0μm以上の場合、半導体レーザが温度サイ
クルテストで破壊されなかった。よって、金属層5の厚
さは1.0μm以上がよいことが判った。また、バリア
メタルの厚さにより半田濡れ性は変化し、その厚さが
0.1μm以上のとき良好な結果を示した。なお、A
u,Ag,Cuのうちいずれか2種以上の合金について
も同じように調べた結果、同様の特性が得られた。
【0030】そして、比較例として、金属層5およびバ
リアメタルの両方がない場合(NO.33)、バリアメ
タルをNiとした場合(NO.34)、バリアメタルが
ない場合(NO.35)の3種について、上記と同様に
温度サイクルテストおよび半田濡れ性評価を行った結果
を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2より、NO.33では、金属層5がな
いので温度サイクルテストは不適であったが、下地のP
t層の影響で半田濡れ性は良好であった。NO.34で
は、温度サイクルテストは適であり、これはバリアメタ
ルの存在が有効なことを示しているが、半田濡れ性は不
良であった。これは、バリアメタル材料としてNiが不
適であることを示している。また、NO.35では、金
属層5成分とロウ材層7成分の合金化が生じるため、温
度サイクルテスト時に金属層5が硬化して不適となり、
ロウ材層7の融点上昇と組成の非共晶点化のため、半田
濡れ性が不良となった。
【0033】
【発明の効果】本発明は、ダイヤモンド基板上の光半導
体素子搭載部に、密着金属層と拡散防止層と主導体層と
を順次積層させた配線層上に、Au,Ag,Cuまたは
これらの合金から成る金属層と第2の拡散防止層とロウ
材層とを順次積層させた接合層を形成して成る搭載用電
極を設けたことにより、ダイヤモンド基板と光半導体素
子との間に大きな熱歪みが発生した際に、金属層が容易
に変形して熱歪みによる熱応力を吸収し、大きな熱応力
が光半導体素子側に伝わり難いため、光半導体素子が破
損されにくくなる。また、金属層とロウ材層との間に第
2の拡散防止層が存在するので、光半導体素子を接合す
るためにロウ材層を加熱溶融させた時に、金属層成分が
ロウ材層中に融け込んで合金化することがなく、ロウ材
層の組成変化による融点上昇が生じず、その結果良好な
接合性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光半導体素子搭載用サブマウントの配
線層および接合層の部分断面図である。
【図2】従来の光半導体素子搭載用サブマウントの配線
層および接合層の部分断面図である。
【図3】半導体レーザを搭載した本発明の光半導体素子
搭載用サブマウントの配線層および接合層の部分断面図
である。
【図4】半導体レーザを搭載した本発明の光半導体素子
搭載用サブマウントの平面図である。
【符号の説明】
1:ダイヤモンド基板 2:密着金属層 3:拡散防止層 4:主導体層 5:金属層 6:第2の拡散防止層 7:ロウ材層 8:半導体レーザ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤモンド基板上の光半導体素子搭載部
    に、密着金属層と拡散防止層と主導体層とを順次積層さ
    せた配線層上に、Au,Ag,Cuまたはこれらの合金
    から成る金属層と第2の拡散防止層とロウ材層とを順次
    積層させた接合層を形成して成る搭載用電極を設けたこ
    とを特徴とする光半導体素子搭載用サブマウント。
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