JP2001126810A - スタッキングコネクタ及びこれを用いた実装構造 - Google Patents

スタッキングコネクタ及びこれを用いた実装構造

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JP2001126810A
JP2001126810A JP30332499A JP30332499A JP2001126810A JP 2001126810 A JP2001126810 A JP 2001126810A JP 30332499 A JP30332499 A JP 30332499A JP 30332499 A JP30332499 A JP 30332499A JP 2001126810 A JP2001126810 A JP 2001126810A
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stacking
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Kazuyuki Oyama
和之 大山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】嵌合させたスタッキングコネクタの振動や衝撃
などによる意図しない脱嵌合を確実に防止でき、しかも
そのために特別な作業を必要としないロック機構を備え
たスタッキングコネクタと、これを用いた実装構造を提
供する。 【解決手段】嵌合い構造の挿・抜自在なプラグコネクタ
コネクタ31とレセプタクルコネクタ32に対し、例え
ばプラグコネクタのハウジング61をレセプタクルコネ
クタのハウジング62に対して雌型となし、プラグコネ
クタの雌型のハウジング61に、2つのコネクタ31,
32を嵌合させるときレセプタクルコネクタのハウジン
グ62により回転力を与えられて、レセプタクルコネク
タ32の進入に伴ってハウジング61の開口面に垂直な
面内でシーソー運動を行い、2つのコネクタ31,32
の嵌合がなったとき、上部フック部42がレセプタクル
コネクタ32に掛合して反進入方向への運動を押止する
構造のロック爪4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれは配線基
板に固定された雌雄2つのコネクタを嵌合させることに
より2つの配線基板どうしを電気的に接続する構造の、
2ピース(ツーピース)のスタッキングコネクタ及びこ
れを用いた実装構造に関し、特に、嵌合させた雌雄のコ
ネクタの意図しない脱嵌合事故を防止する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に、この種の実装構造の概念を説明
するための、スタッキングコネクタを用いた接続構造の
斜視図を示す。図4(a)は2つのコネクタを嵌め合せ
た後の状態を表し、図4(b)は嵌め合せる前の状態を
表す。図4を参照して、この図に示すスタッキングコネ
クタ3Bは、紙面下側に位置するプラグコネクタ31
と、上側のレセプタクルコネクタ32の2つからなり、
プラグコネクタ31は配線基板1に予め固着され、レセ
プタクルコネクタ32は配線基板2に予め固着されてい
る。
【0003】プラグコネクタ31は、複数のコンタクト
ピン71とこれを取り囲むハウジング61とからなり、
コンタクトピン71は、配線基板1の表面に設けられた
図示しない電極に導電的に固着されて、直立している。
レセプタクルコネクタ32もハウジング62と、ハウジ
ング62に隠れて見えないが、ハウジング62内にあっ
て配線基板2上の電極に導電的に固着されて直立する、
複数のコンタクトピンとを備えている。
【0004】プラグコネクタ31側のコンタクトピンと
レセプタクルコネクタ32側のコンタクトピンとは互い
に対応する位置に配置されていて、例えばレセプタクル
コネクタ側のコンタクトピンが雌型構造、プラグコネク
タ側のコンタクトピンが雄型構造で、互いに挿・抜自由
に嵌め合わされるようになっている。上下のハウジング
62,61どうしも、例えばプラグコネクタ側のハウジ
ング61が雌型構造、レセプタクルコネクタ側のハウジ
ング62が雄型構造で、互いに挿・抜自由な嵌合せがで
きる構造になっている。
【0005】上述の2つのコネクタ31,32を用い
て、プラグコネクタ側の雌型ハウジング61の中にレセ
プタクルコネクタ側の雄型ハウジング62を挿入して行
くと、雄型のコンタクトピン71と雌型のコンタクトピ
ン72どうしも嵌合して、上側の基板2の配線と下側の
基板1の配線とが複数、同時に、電気的に接続される。
尚、図4には、一例として4本のコンタクトピンが紙面
横1列に並べられた構造のスタッキングコネクタを示し
ているが、コンタクトピンの数や配列には特には制限は
ない。
【0006】図5に、プラグ側及びレセプタクル側の各
コネクタの具体的な構造の一例を示す。図5は、図4
(a)に示した2つのコネクタ31,32を嵌合させた
状態の実装構造を、X−x切断線で切断したときの断面
の一例を示す図である。図5を参照して、下側のコネク
タは、絶縁性のハウジング61と、折り重ねてばね性を
持たせた金属製のコンタクトピン71とからなる。この
コンタクトピン71の折重ね部分が、相手のコンタクト
ピン72との接触部になる。ハウジング61は例えばエ
ンジニアリングプラスチックを母材とするものであっ
て、外枠となる部分に加えて内部を2つに仕切る部分を
備えている。2つに仕切られた空間のそれぞれには、コ
ンタクトピン71が1つずつ、ハウジングの仕切り部分
で絶縁されて背中合せに収納されている。各コンタクト
ピン71は、長手方向の上記折重ね部分とは反対側の一
部がハウジング61の外部に引き出された後、配線基板
1の表面に沿うように折り曲げられていて、その外部に
引き出された部分(リード7)と、配線基板1の表面に
設けられた接続用電極81とがはんだ91で接続されて
いる。配線基板1には例えばガラスエポキシ基板を用い
たプリント配線板などが用いられ、図示はしないが、上
記接続用電極81に接続する配線が形成されている。
【0007】一方、上側のコネクタは、外枠となるハウ
ジング62と、そのハウジング62の互いに向き合う2
つの壁の内側に1つずつ埋め込まれた2つのコンタクト
ピン72とからなる。ハウジング62はその外側の形
状、寸法が、下側コネクタのハウジング61の外枠部分
の内側と丁度嵌合いになるようにされている。各コンタ
クトピン72は、一表面がハウジングの内側空間に露出
するようにして埋め込まれていて、その露出部分が、相
手のコンタクトピン71との接触部となる。コンタクト
ピン72の長手方向の、上記接触部とは反対側の一部は
ハウジング62の外部に引き出された後、プリント配線
板2の表面に沿う形状に折り曲げ整形されていて、その
外部に引き出された部分が、プリント配線板2上の接続
用電極82とはんだ92で接続されている。プリント配
線板2にも、接続用電極82に接続する配線が形成され
ている。
【0008】上述した上下2つのコネクタを嵌め合せる
ことにより、図4(a)に示すような、内部では嵌め合
わされた8組のコンタクトピン71,72が4組ずつ2
列に並び、下側のプリント配線板1の表面には、下側の
ハウジング61を挟んで左右対象に4本ずつ、計8本の
リード7が引き出された構造の実装構造が得られる。
【0009】ここで、図4に示す概念に基づいて、例え
ば図5に示す構造に具体化されたスタッキングコネクタ
においては、プラグコネクタ31とレセプタクルコネク
タ32の嵌合いの強さ或いは抜け難さ、つまり嵌め合わ
された状態の2つのコネクタ31,32を、嵌め合わせ
るときとは反対の離反方向に引き離そうとする力に対す
る抵抗の度合い、が大きいことが良好な電気的接続を保
つ上で重要であるが、その嵌合いの強さは、上下2つの
ハウジング62,61の間の摩擦と、上下2つのコンタ
クトピン72,71の間の摩擦とに依存していることに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のスタッキングコネクタを用いた実装構造における嵌合
は、2つのハウジング61,62の間の摩擦とコンタク
トピン71,72どうしの間の摩擦とだけで保たれてい
る。従って、誤った作業による外力や例えば落下させた
ときの衝撃、振動などにより、上下2つのコネクタ3
2,31を引き離す方向に力が加わると、2つのコネク
タの嵌合は簡単に外れ、上下の配線基板2,1の間の電
気的接続が損なわれてしまうことになる。
【0011】そこで、従来、スタッキングコネクタの嵌
合が簡単には外れないようにするためのロック機構が、
いろいろ考えられている。例えば、図6に示すような、
一方のハウジングの側壁の一部に穴をあけ、これに対す
る他方のハウジングの側壁に突起を設けて嵌合い構造と
したロック機構がある。図6は、プラグ側及びレセプタ
クル側の2つのコネクタを嵌め合せた状態における各ハ
ウジング61,62のロック機構の部分を模式的に示す
図であって、分図(a)は断面図を表し、分図(b)は
ハウジングの内側から見た側面図を表す。図6を参照す
ると、レセプタクルコネクタ側のハウジング62の側壁
に四角形の穴があけられている。一方、プラグコネクタ
側のハウジング61の側壁には、相手のハウジング62
の穴に対応する位置に四角形の突起が設けられている。
このロック機構を有するスタッキングコネクタにあって
は、嵌合させるためにプラグコネクタ側のハウジング6
1にレセプタクルコネクタ側のハウジング62を押し込
んで行くと、ハウジングどうしが撓んで、最終的に、ロ
ック機構が嵌め合わされる。嵌合を解くときは、プラグ
側及びレセプタクル側のコネクタどうしを引き離す方向
に力を加えると、嵌合させるときと同様にハウジングど
うしが撓んで、ロックが解除される。
【0012】このようなロック機構は構造が比較的簡単
であり、且つ、嵌合させ或いは嵌合を解くために特別な
作業を必要としない。しかしながら、そもそも、嵌合或
いは脱嵌合の際にはハウジングを撓ませることを前提と
するものであるので、2つのコネクタ31,32を引き
離す方向の力が大きい場合には、ロック機構が外れてし
まうことになる。つまり、脱嵌合を防止するロック性能
が十分ではないといえる。
【0013】ロック機構の他の例として、図7に示すよ
うな、ポストとねじとを用いる方法がある。図7は、ポ
ストとねじとによるロック機構を用いた実装構造の、模
式的な断面を表す図である。図7を参照すると、この図
に示す実装構造においては、両方の基板1,2をスタッ
キングコネクタのハウジング61から水平方向に張り出
させている。そして、その基板1,2の張り出させた部
分の間にポスト10を立て、基板1,2をねじ11でポ
ストに固定している。
【0014】この第2例のロック機構においては、ポス
トやねじの強度が高ければ高い程、脱嵌合防止のロック
性能は高まる。従って、スタッキングコネクタの脱嵌合
を、第1例のロック機構より確実に防止できる。しかし
ながら、このロック機構の場合は、ポストやねじなどの
部品点数が多く、しかもポストを立てたりねじを締めた
りするなどの特別な作業が必要である。逆に、スタッキ
ングコネクタの嵌合を解くときは、ねじを外す作業など
が必要になる。これらのことから、この例のロック機構
においては、製造コストの上昇が避けられない。
【0015】従って、本発明は、挿・抜の作業が容易
で、しかも嵌合させたスタッキングコネクタの振動や衝
撃などによる意図しない脱嵌合を確実に防止できるロッ
ク機構を備えたスタッキングコネクタと、これを用いた
実装構造を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のスタッキングコ
ネクタは、互いに嵌合いになる挿・抜自在な2つのコネ
クタからなるツーピースのスタッキングコネクタであっ
て、一方のコネクタのハウジングを他方のコネクタのハ
ウジングに対して雌型となし、前記一方のコネクタの雌
型のハウジングに、前記2つのコネクタを嵌合させると
き前記他方のコネクタにより回転力を与えられて、前記
他方のコネクタの進入に伴ってハウジングの開口面に垂
直な面内でシーソー運動を行い、2つのコネクタの嵌合
がなったとき、前記他方のコネクタに掛合してその反進
入方向への運動を押止する構造のロック機構を設けたこ
とを特徴とする。
【0017】また、本発明の実装構造は、互いに嵌合い
になる挿・抜自在な2つのコネクタからなるツーピース
のスタッキングコネクタを用いた実装構造であって、ス
タッキングコネクタを構成する第1のコネクタのコンタ
クトピンを第1の配線基板の電極に導電的に固着、接続
し、第2のコネクタのコンタクトピンを第2の配線基板
の電極に導電的に固着、接続して、前記第1の配線基板
と第2の配線基板とを電気的に接続する実装構造におい
て、前記第2のコネクタのハウジングを前記第1のコネ
クタのハウジングに対して雌型となし、前記雌型構造の
第2のハウジングに、開口端から前記第2の配線基板に
向かう幅のある切込みを設け、前記切込み内に、その切
込みを第2の配線基板の幅広面に平行に渡る軸を回転の
軸としてシーソー運動をするシーソー部と、前記シーソ
ー部の一端に設けられた鉤型のフック部とからなるロッ
ク機構であって、前記フック部は、前記シーソー部の一
端が前記第2の配線基板から最も離れた死点にあると
き、前記第2の配線基板の幅広面に平行で前記第1のハ
ウジングに直交する方向に向かって突出する構造のロッ
ク機構を設け、前記第1のコネクタと前記第2のコネク
タとを嵌合させたとき、前記第2のコネクタのロック機
構のフック部が、前記第1の配線基板の前記第1のコネ
クタが設けられた幅広面とは反対側の幅広面に掛合し
て、前記ロック機構の前記回転の軸と前記フック部との
間の引っ張り方向の力により、前記第1のコネクタと前
記第2のコネクタとの離反方向の運動を押止する構造で
あることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の
実施の形態に係る実装構造の斜視図である。また、図2
は、図1中のY−y切断線で切断したときの模式的な断
面図であって、分図(a)はスタッキングコネクタを嵌
合させる前の断面を表し、分図(b)は嵌合させた後の
断面を表す。尚、図2は、本発明の特徴部分を明確にす
るために、コンタクトピンを省略して示す。プラグコネ
クタ側及びレセプタクルコネクタ側の各コンタクトピン
の構造、両コンタクトピンどうしの嵌合構造或いは各コ
ンタクトピンと各配線基板との接続構造などは、図5に
示した構造と同じである。
【0019】図1及び図2を参照して、本発明の特徴
は、スタッキングコネクタ3Aのロック爪4の構造と、
これによるロック作用にある。本実施の形態において
は、プラグコネクタ側のハウジング61の向かい合う2
つの側壁(紙面左右の側壁)のそれぞれに対し、幅方向
の中央に、開口側から基板1側に向けて切込みが入れら
れていて、ロック爪4はその切込みの中に設けられてい
る。ロック爪4は長尺の平板状で、平板を貫いて切込み
に渡された一本の軸43によって切込みの中に取り付け
られて、その軸43を回転軸としてシーソー運動をす
る。平板の両端には、コの字型(又は、逆コの字型)に
なるように回転面内に直角に突び出させた下部フック部
41と上部フック部42が設けられている。
【0020】本実施の形態に係るスタッキングコネクタ
3Aを嵌合させるときは、以下のようにする。先ず、図
2(a)に示すように、プラグコネクタ31とレセプタ
クルコネクタ32とが離れた状態で、ロック爪4の上部
フック部42側を、コネクタ31の外側に開いた状態に
しておく。次いで、そのまま基板1と基板2の平行を保
ったまま基板2を降ろしていく。基板2側のレセプタク
ルコネクタが基板1側のプラグコネクタ31内に進入し
て行くと、ある時点でハウジング62がロック爪4の傾
斜した平板に当るようになる。更にレセプタクルコネク
タを深く進入させるにつれて、ハウジング62はロック
爪4の平板部分を滑って、ロック爪4を起こすように回
転させながら下降して行く。最後に、レセプタクルコネ
クタ31が所定の深さまで押し込まれて嵌合がなったと
きは、図2(b)に示すように、ロック爪の下部フック
部41がレセプタクルコネクタ側のハウジング62の開
口端を下側から押さえ、一方、上部フック部42がレセ
プタクルコネクタ側の基板2を上から押さえている。従
って、この嵌合状態で、2つのコネクタ31,32を引
き離そうとしても、レセプタクルコネクタ32は、ロッ
ク爪4をプラグコネクタのハウジング61に取り付けて
いる軸43と上部フック部42との間の引っ張り力によ
って押さえられて、嵌合は解けない。このように、特別
な動作をしなくても、嵌合動作だけで、同時にしかも確
実に脱嵌合を防止できる。しかも、その脱嵌合防止のロ
ック性能は、ロック爪4やハウジング61,62の強度
が高ければ高いほど強固であるので、図6に示す従来の
ロック機構とは違って、挿・抜の作業を容易にするため
にはハウジングを撓みやすくしなければならず、そのた
めにロック性能を犠牲にしなければならないということ
は、ない。
【0021】次に、コネクタを抜去するときは、ロック
爪の上部フック部42をスタッキングコネクタ3Aの外
側に開くようにする。そうすると、ロック爪4が嵌合さ
せるときとは反対方向のシーソー運動をして、下部フッ
ク部41がレセプタクルコネクタのハウジング62の開
口端を押し上げる。これにより、レセプタクルコネクタ
32を簡単に抜き取ることができる。
【0022】尚、本実施の形態においては、ロック爪の
両端に下部フック部41と上部フック部42の2つのフ
ック部を設けた例を示したが、一旦嵌合させた後は殆ど
嵌合を解く必要がないような、嵌合作業の容易性と脱嵌
合防止のロック性能とを重視する用途には、下部フック
部41を特に設けなくてもよい。
【0023】尚また、本実施の形態において、上側の基
板2には、レセプタクルコネクタ32と同じ程度の大き
さのものを用いた例を示したが、基板2の大きさには、
特に制限はない。基板2の方がレセプタクルコネクタ3
2より大きく張り出すような実装構造にする場合は、基
板2にロック爪4がシーソー運動をするときによぎる開
口を設けておけばよい。
【0024】更には、ロック爪4をシーソー運動させる
構造として、ロック爪の平板部分を貫く独立した1本の
軸43を用いる例を示したが、ロック爪4の平板自体の
一部分を棒状に飛び出させ、その棒状突起を軸43の代
用にしても、勿論よい。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態に係る実
装構造について、その断面を模式的に示す図3を用いて
説明する。図3と図2とを比較して、本実施の形態は、
第1の実施の形態に係る実装構造に加えて、更に固定治
具5を備えている。固定治具5は、スタッキングコネク
タを嵌合させた後に、レセプタクルコネクタ側の基板2
の上からスタッキングコネクタに嵌められるもので、そ
れぞれのロック爪4が外側に開くことのないように、各
ロック爪4の回転軸43より上部フック部42側に掛合
するフック部51を備えている。この固定治具5は独立
した単体のものであってもよいし、或いは、図2に示す
実装構造が搭載される装置や機器の筐体に、図3中の固
定治具5と等価な形状の部分を設け、その部分を単体の
固定治具の替りに用いてもよい。上述の固定治具5を用
いることにより、スタッキングコネクタにおける脱嵌合
防止の性能を、第1の実施の形態に比べ、更に高めるこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスタッキ
ングコネクタ及びこれを用いた実装構造は、スタッキン
グコネクタを構成する2つのコネクタに対し、雌型のハ
ウジングに、雄型ハウジングの進入に伴ってシーソー運
動をするロック機構を設けると共に、スタッキングコネ
クタの嵌合がなった時点でロック機構に設けたフック部
が雄型ハウジングを持つコネクタに掛合するようにし
て、シーソー運動の回転軸と上記フック部との間の引っ
張り力で、雄型ハウジングを持つコネクタの離反方向へ
の運動を押さえ、スタッキングコネクタの嵌合が解けな
いようにしている。
【0027】これにより本発明によれば、スタッキング
コネクタを用いた実装構造において、脱嵌合防止のため
に何ら特別の作業を加えなくても、スタッキングコネク
タを嵌合させるだけで、容易に脱嵌合を防止できる。し
かも、その脱嵌合防止のロック性能は、雌雄のハウジン
グの壁面に互いに嵌合いとなる穴と突起を設けただけの
簡易的なロック機構に比べ、非常に強固である。
【0028】本発明において、シーソー運動のロック機
構に対し、スタッキングコネクタを嵌合させるときの回
転とは反対の回転をするときに、雄型ハウジングに反進
入方向の力を与える手段を設けると、嵌合状態を解くと
きの操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る実装構造の斜
視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る実装構造の、模式的な
断面を示す図である。
【図3】第2の実施の形態に係る実装構造の、模式的な
断面を示す図である。
【図4】従来のスタッキングコネクタを用いた実装構造
の斜視図である。
【図5】スタッキングコネクタを用いた実装構造の一例
の断面図である。
【図6】従来の技術に係るロック機構の一例の、模式的
断面図及び側面図である。
【図7】従来の技術に係るロック機構の他の例の模式的
断面図である。
【符号の説明】
1,2 配線基板 3A,3B スタッキングコネクタ 4 ロック爪 5 固定治具 7 リード 10 ポスト 11 ねじ 31,32 コネクタ 41,42 フック部 43 軸 51 フック部 61,62 ハウジング 71,72 コンタクトピン 81,82 接続用電極 91,92 はんだ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合いになる挿・抜自在な2つの
    コネクタからなるツーピースのスタッキングコネクタで
    あって、 一方のコネクタのハウジングを他方のコネクタのハウジ
    ングに対して雌型となし、 前記一方のコネクタの雌型のハウジングに、前記2つの
    コネクタを嵌合させるとき前記他方のコネクタにより回
    転力を与えられて、前記他方のコネクタの進入に伴って
    ハウジングの開口面に垂直な面内でシーソー運動を行
    い、2つのコネクタの嵌合がなったとき、前記他方のコ
    ネクタに掛合してその反進入方向への運動を押止する構
    造のロック機構を設けたことを特徴とするスタッキング
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスタッキングコネクタ
    において、 前記ロック機構に対して、前記2つのコネクタが嵌合し
    た状態で前記ロック機構にコネクタを嵌合させるときの
    回転方向とは反対方向のシーソー運動を行わせたとき、
    前記他方のコネクタに反進入方向の力を付与する手段を
    設けたことを特徴とするスタッキングコネクタ。
  3. 【請求項3】 互いに嵌合いになる挿・抜自在な2つの
    コネクタからなるツーピースのスタッキングコネクタで
    あって、第1のコンタクトピンとこれを取り囲む第1の
    ハウジングとを含んでなる第1のコネクタと、前記第1
    のコンタクトピンと雌雄の構造で嵌合する第2のコンタ
    クトピンとこれを取り囲む、前記第1のハウジングに対
    して雌型の構造で嵌合する第2のハウジングとを含んで
    なる第2のコネクタとからなるスタッキングコネクタに
    おいて、 前記雌型構造の第2のハウジングに、開口端から底部に
    向かう幅のある切込みを設け、 前記切込み内に、その切込みを前記第2のハウジングの
    開口面に平行に渡る軸を回転の軸としてシーソー運動を
    するシーソー部と前記シーソー部の一端に設けられた鉤
    型のフック部とからなるロック機構であって、前記フッ
    ク部は、前記シーソー部の一端が前記第2のハウジング
    の底部から最も離れた死点にあるとき、前記第2のハウ
    ジングの開口面に平行で前記第2のハウジングに直交す
    る方向に向かって突出する構造のロック機構を設けたこ
    とを特徴とするスタッキングコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のスタッキングコネクタ
    において、 前記ロック機構のシーソー部の、前記フック部が設けら
    れた一端とは異なるもう一方の端部に、前記フック部に
    平行で同一方向に鉤型に突出する第2のフック部を設け
    たことを特徴とするスタッキングコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載のスタッキ
    ングコネクタにおいて、 前記ロック機構を2つ、前記第2のハウジングの対向す
    る位置に設けたことを特徴とするスタッキングコネク
    タ。
  6. 【請求項6】 互いに嵌合いになる挿・抜自在な2つの
    コネクタからなるツーピースのスタッキングコネクタを
    用いた実装構造であって、スタッキングコネクタを構成
    する第1のコネクタのコンタクトピンを第1の配線基板
    の電極に導電的に固着、接続し、第2のコネクタのコン
    タクトピンを第2の配線基板の電極に導電的に固着、接
    続して、前記第1の配線基板と第2の配線基板とを電気
    的に接続する実装構造において、 前記第2のコネクタのハウジングを前記第1のコネクタ
    のハウジングに対して雌型となし、 前記雌型構造の第2のハウジングに、開口端から前記第
    2の配線基板に向かう幅のある切込みを設け、 前記切込み内に、その切込みを第2の配線基板の幅広面
    に平行に渡る軸を回転の軸としてシーソー運動をするシ
    ーソー部と、前記シーソー部の一端に設けられた鉤型の
    フック部とからなるロック機構であって、前記フック部
    は、前記シーソー部の一端が前記第2の配線基板から最
    も離れた死点にあるとき、前記第2の配線基板の幅広面
    に平行で前記第1のハウジングに直交する方向に向かっ
    て突出する構造のロック機構を設け、 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを嵌合させ
    たとき、前記第2のコネクタのロック機構のフック部
    が、前記第1の配線基板の前記第1のコネクタが設けら
    れた幅広面とは反対側の幅広面に掛合して、前記ロック
    機構の前記回転の軸と前記フック部との間の引っ張り方
    向の力により、前記第1のコネクタと前記第2のコネク
    タとの離反方向の運動を押止する構造であることを特徴
    とする実装構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の実装構造において、 前記ロック機構のシーソー部の、前記フック部が設けら
    れた一端とは異なるもう一方の端部に、前記フック部に
    平行で同一方向に鉤型に突出する第2のフック部を設
    け、 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを嵌合させ
    たとき、前記第2のフック部が前記第1のコネクタの第
    1のハウジングの開口端に掛合する構造にしたことを特
    徴とする実装構造。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載の実装構造
    において、 前記第1の配線基板の、前記第2のコネクタのロック機
    構に対応する位置の外側に、前記ロック機構がシーソー
    運動する際によぎる開口を設けたことを特徴とする実装
    構造。
  9. 【請求項9】 請求項6、請求項7又は請求項8記載の
    実装構造において、 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを嵌合させ
    た状態の実装構造に対て、前記第1の配線基板の前記第
    1のハウジングが設けられた幅広面とは反対側の幅広面
    上に、前記ロック機構のシーソー部に掛合してそのシー
    ソー運動を押止するフック部を有する固定手段を備える
    ことを特徴とする実装構造。
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