JP2001124840A - Gps受信機および測位方法 - Google Patents

Gps受信機および測位方法

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JP2001124840A
JP2001124840A JP30668199A JP30668199A JP2001124840A JP 2001124840 A JP2001124840 A JP 2001124840A JP 30668199 A JP30668199 A JP 30668199A JP 30668199 A JP30668199 A JP 30668199A JP 2001124840 A JP2001124840 A JP 2001124840A
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JP30668199A
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English (en)
Inventor
Akifumi Miyano
暁史 宮野
Toshihiro Ishigaki
敏弘 石垣
Masahiro Sasaki
雅広 佐々木
Manabu Tsuchiya
学 土屋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マルチパスや反射波を受信したことを検出し
て異常な測位結果を除去し、測位精度の向上を図ったG
PS受信機を提供することを目的とする。 【解決手段】 GPS衛星からの信号を受信して(S
1)測位演算部でドップラーシフトを利用して速度ベク
トルを算出し(S2)、擬似距離を利用して位置を算出
する(S3)。位置変位ベクトル算出部は前回の測位位
置と今回の測位位置から位置変位ベクトルを算出する
(S4)。角度算出部は測位演算部で算出した速度ベク
トルの方位と位置変位ベクトル算出部で算出した位置変
位ベクトルの方位の角度差を算出し(S5)、その角度
差が一定値異常であるとき異常検出部が異常と判定する
(S6)。測位判定部は異常検出部での異常検出の結果
によって測位の有効無効を判定する(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はGPS衛星からの信
号を受信して位置や速度を測定するGPS受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11は特開平6−66916号公報に
示されている従来のGPS受信機の構成を示している。
図11において、1は衛星の信号を受信するGPSアン
テナ、2は測位演算を行う測位演算部、3は測位結果を
記憶する測位結果記憶部、4は測位結果の異常検出を行
う異常検出部、5は測位の有効無効判定を行う測位判定
部である。
【0003】つぎに、上記従来例の動作について説明す
る。GPSアンテナ1はGPS衛星の電波を受信する。
測位演算部2は受信した電波によって測位演算を行い位
置および速度を算出する。測位結果記憶部3は測位演算
部2で演算された測位結果を記憶しておく。異常検出部
4は測位結果記憶部3に記憶されている前回の測位結果
と測位演算部2で新たに算出した測位結果の比較を行
い、比較結果に移動体の運動性能以上の変化が認められ
た場合に異常と判定する。測位判定部5は異常検出部4
での異常検出の結果によって測位の有効無効を判定す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のGPS受信機では、移動体の運動性能の限界以下の
異常を判定できず、低速度移動時にマルチパスを受信し
た場合のような徐々に変化するような異常を検出できな
いと言う問題があった。
【0005】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、マルチパスや反射波を受信した場合に、マルチパ
ス或いは反射波を受信したことを検出して測位結果の有
効無効判定を行い、異常な測位結果を除去して測位精度
の向上を可能とするGPS受信機を提供することを目的
とする。
【0006】また本発明は、移動体の運動性能の限界以
下の異常であっても検出できるGPS受信機を提供する
ことを目的とする。
【0007】また本発明は、徐々に変化するような異常
であっても検出可能なGPS受信機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明のGPS受信
機は、衛星の信号を受信するGPSアンテナと、ドップ
ラーシフトを利用して速度ベクトルを算出し、擬似距離
を利用して位置を算出する測位演算部と、前回の測位位
置を記憶する測位位置記憶部と、前回の測位位置と今回
の測位位置から位置の変位ベクトルを算出する位置変位
ベクトル算出部と、測位演算部で算出した速度ベクトル
の方位と位置変位ベクトルの方位の角度を算出する角度
算出部と、角度算出部で算出した角度によって測位の異
常を検出する異常検出部と、測位の有効無効を判定する
測位判定部とを備えた構成を有している。この構成によ
れば、マルチパス或いは反射波を受信した場合でも異常
検出部で位置変位ベクトルの方位と速度ベクトルの方位
を比較することにより測位結果の有効無効判定を行い、
異常な測位結果を除去することにより測位精度の向上を
図ることができる。
【0009】第2の発明のGPS受信機は、第1の発明
において、角度算出部が速度ベクトルの仰角と位置変位
ベクトルの仰角も含む3次元的な角度を算出する構成を
有している。この構成によれば、3次元的な角度を算出
することにより異常判定をより精度良く行うことができ
る。
【0010】第3の発明のGPS受信機は、第1および
第2の発明のいずれかにおいて、測位位置記憶部と位置
変位ベクトル算出部の代わりに方位センサー部を備え、
方位センサー部で検出した方位と測位演算部で算出した
速度ベクトルの方位との比較により異常検出を行う構成
を有している。この構成によれば、方位センサー部で検
出した方位と測位演算部で算出した速度ベクトルの方位
との比較により異常検出を行うので、異常判定をより精
度良く行うことができる。
【0011】第4の発明のGPS受信機は、第1および
第2の発明のいずれかにおいて、さらに方位センサー部
を備え、方位センサー部で検出した方位と位置変位ベク
トルの方位との比較により異常検出を行う構成を有して
いる。この構成によれば、方位センサー部で検出した方
位と位置変位ベクトルの方位との比較により異常検出を
行うので、異常判定をより精度良く行うことができる。
【0012】第5の発明のGPS受信機は、第1および
第2の発明のいずれかにおいて、測位位置記憶部と位置
変位ベクトル算出部の代わりに道路データが蓄積してあ
る地図データ部を備え、地図データ部の道路の方位と測
位演算部で算出した速度ベクトルの方位との比較により
異常検出を行う構成を有している。この構成によれば、
地図データ部の道路の方位と測位演算部で算出した速度
ベクトルの方位との比較により異常検出を行うので、異
常判定をより精度良く行うことができる。
【0013】第6の発明のGPS受信機は、第1および
第2の発明のいずれかにおいて、さらに道路データが蓄
積してある地図データ部を備え、地図データ部の道路の
方位と位置変位ベクトルの方位との比較により異常検出
を行う構成を有している。この構成によれば、地図デー
タ部の道路の方位と位置変位ベクトルの方位との比較に
より異常検出を行うので、異常判定をより精度良く行う
ことができる。
【0014】第7の発明のGPS受信機は、衛星の信号
を受信するGPSアンテナと、ドップラーシフトを利用
して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を
算出する測位演算部と、方位センサー部と、車速センサ
ー部と、方位センサー部および車速センサー部の情報か
ら速度ベクトルを生成する速度ベクトル生成部と、速度
ベクトル生成部からの速度ベクトルと測位演算部で算出
された速度ベクトルとの差分ベクトルを算出する差分ベ
クトル算出部とを備え、前記差分ベクトルの大きさによ
り異常検出を行う構成を有している。この構成によれ
ば、速度ベクトル生成部の速度ベクトルと測位演算部で
算出された速度ベクトルとの差分ベクトルの大きさによ
り異常検出を行うので、異常判定をより精度良く行うこ
とができる。
【0015】第8の発明のGPS受信機は、第7の発明
において、さらに前回の測位位置を記憶する測位位置記
憶部と、前回の測位位置と今回の測位位置から位置の変
位ベクトルを算出する位置変位ベクトル算出部とを備
え、速度ベクトル生成部からの速度ベクトルと位置変位
ベクトル算出部からの変位ベクトルの差分ベクトルの大
きさにより異常検出を行う構成を有している。この構成
によれば、速度ベクトル生成部の速度ベクトルと位置変
位ベクトルの方位との差分ベクトルの大きさにより異常
検出を行うので、異常判定をより精度良く行うことがで
きる。
【0016】第9の発明のGPS受信機は、第1から第
8の発明のいずれかにおいて、移動体が一定速度以上で
ある場合に測位の有効および無効を判定する構成を有し
ている。この構成によれば、測位有効無効判定を一定速
度以上に限定することにより、方位の精度が低い低速度
での誤判定を減少させることができる。
【0017】第10の発明のGPS受信機は、第1から
第9の発明のいずれかにおいて、異常を検出したとき測
位結果に時定数の大きいフィルターをかける構成を有し
ている。この構成によれば、異常を検出したら測位結果
に時定数の大きいフィルターをかけることにより測位頻
度を落とさずに測位精度を向上させることができる。
【0018】第11の発明のGPS受信機は、第1から
第10の発明のいずれかにおいて、異常を検出したとき
その結果を表示する表示部を備えた構成を有している。
この構成によれば、異常を検出したとき異常であること
を使用者が確実に確認することが出来る。
【0019】第12の発明の側位方法は、GPS衛星か
らのGPS信号を受信するステップと、ドップラーシフ
トを利用して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用し
て位置を算出するステップと、前回の測位位置と今回の
測位位置により位置変位ベクトルを算出するステップ
と、前記速度ベクトルの方位と位置変位ベクトルの方位
の角度を算出するステップと、算出した角度の大きさが
一定値以上であるか否かを判定するステップと、前記角
度が一定値以上であるとき異常と判定し測位を無効とす
るステップとを含む構成を有している。この構成によれ
ば、マルチパス或いは反射波を受信した場合に位置変位
ベクトルの方位と速度ベクトルの方位を比較することに
より測位結果の有効無効判定を行い、異常な測位結果を
除去することにより測位精度の向上を図ることができ
る。
【0020】第13の発明の側位方法は、GPS衛星か
らのGPS信号を受信するステップと、ドップラーシフ
トを利用して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用し
て位置を算出するステップと、移動体の進行方位を検出
するステップと、検出した方位と前記速度ベクトルの方
位の角度を算出するステップと、算出した角度の大きさ
が一定値以上であるか否かを判定するステップと、前記
角度が一定値以上であるとき異常と判定し測位を無効と
するステップとを含む構成を有している。この構成によ
れば、移動体の進行方位と速度ベクトルの方位との比較
により異常検出を行うので、異常判定をより精度良く行
うことができる。
【0021】第14の発明の側位方法は、GPS衛星か
らのGPS信号を受信するステップと、ドップラーシフ
トを利用して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用し
て位置を算出するステップと、前回の測位位置と今回の
測位位置により位置変位ベクトルを算出するステップ
と、移動体の進行方位を検出するステップと、検出した
方位と前記位置変位ベクトルの方位の角度を算出するス
テップと、算出した角度の大きさが一定値以上であるか
否かを判定するステップと、前記角度が一定値以上であ
るとき異常と判定し測位を無効とするステップとを含む
構成を有している。この構成によれば、移動体の進行方
位と位置変位ベクトルの方位との比較により異常検出を
行うので、異常判定をより精度良く行うことができる。
【0022】第15の発明の側位方法は、GPS衛星か
らのGPS信号を受信するステップと、ドップラーシフ
トを利用して第1の速度ベクトルを算出し、擬似距離を
利用して位置を算出するステップと、移動体の進行方位
を検出するステップと、移動体の速度を検出するステッ
プと、前記移動体の進行方位と移動体の速度により第2
の速度ベクトルを生成するステップと、前記第1および
第2の速度ベクトルの差分ベクトルを算出するステップ
と、前記差分ベクトルの大きさが一定値以上であるか否
かを判定するステップと、前記差分ベクトルが一定値以
上であるとき異常と判定し測位を無効とするステップと
を含む構成を有している。この構成によれば、第1およ
び第2の速度ベクトルの差分ベクトルの大きさにより異
常検出を行うので、異常判定をより精度良く行うことが
できる。
【0023】第16の発明の側位方法は、GPS衛星か
らのGPS信号を受信するステップと、ドップラーシフ
トを利用して第1の速度ベクトルを算出し、擬似距離を
利用して位置を算出するステップと、前回の測位位置と
今回の測位位置により位置の変位ベクトルを算出するス
テップと、移動体の進行方位を検出するステップと、移
動体の速度を検出するステップと、前記移動体の進行方
位と移動体の速度により第2の速度ベクトルを生成する
ステップと、前記位置変位ベクトルと第2の速度ベクト
ルの差分ベクトルを算出するステップと、前記差分ベク
トルの大きさが一定値以上であるか否かを判定するステ
ップと、前記差分ベクトルが一定値以上であるとき異常
と判定し測位を無効とするステップとを含む構成を有し
ている。この構成によれば、位置変位ベクトルの方位と
第2の速度ベクトルとの差分ベクトルの大きさにより異
常検出を行うので、異常判定をより精度良く行うことが
できる。
【0024】第17の発明の側位方法は、第12から第
14のいずれかの発明において、移動体の速度が一定値
以上であるか否かを判定するステップと、前記速度が一
定値以上であるとき前記角度の大きさが一定値以上であ
るか否かを判定するステップと、前記角度が一定値以上
であるとき異常と判定し測位を無効とするステップとを
含む構成を有している。この構成によれば、測位有効無
効判定を一定速度以上に限定することにより、方位の精
度が低い低速度での誤判定を減少させることができる。
【0025】第18の発明の側位方法は、第15および
第16のいずれかの発明において、移動体の速度が一定
値以上であるか否かを判定するステップと、前記速度が
一定値以上であるとき前記差分ベクトルの大きさが一定
値以上であるか否かを判定するステップと、前記差分ベ
クトルが一定値以上であるとき異常と判定し測位を無効
とするステップとを含む構成を有している。この構成に
よれば、測位有効無効判定を一定速度以上に限定するこ
とにより、方位の精度が低い低速度での誤判定を減少さ
せることができる。
【0026】第19の発明の側位方法は、第12および
第18のいずれかの発明において、異常を検出したとき
測位結果に時定数の大きいフィルターをかけるステップ
を含む構成を有している。この構成によれば、異常を検
出したら測位結果に時定数の大きいフィルターをかけて
出力しないようにしているので、測位頻度を落とさずに
測位精度を向上させることができる。
【0027】第20の発明の側位方法は、第12および
第19のいずれかの発明において、異常を検出したとき
その結果を表示するステップを含む構成を有している。
この構成によれば、異常を検出したとき異常であること
を使用者が確実に確認することが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
第1の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すも
のである。図1において、101は衛星の信号を受信す
るGPSアンテナ、102はドップラーシフトを利用し
て速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を算
出する測位演算部、103は測位演算部102で演算し
た前回の測位位置を記憶する測位位置記憶部、104は
前回の測位位置と今回の測位位置から位置の変位ベクト
ルを算出する位置変位ベクトル算出部、105は測位演
算部102で算出した速度ベクトルの方位と位置変位ベ
クトルの方位の差を2次元的な角度として算出する角度
算出部、106は角度算出部105で算出した角度によ
って測位の異常を検出する異常検出部、107は異常検
出部106の検出結果に応じて測位の有効無効を判定す
る測位判定部である。
【0029】つぎに、図1に示した第1の実施の形態に
よるGPS受信機の動作について、図2のフローチャー
トとともに説明する。
【0030】ステップ(以下Sと記す)1において、G
PSアンテナ101はGPS衛星からのGPS信号を受
信する。S2において、測位演算部102はドップラー
シフトを利用して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利
用して位置を算出して測位位置記憶部103および位置
変位ベクトル算出部104に供給する。位置変位ベクト
ル算出部104は、S3において測位位置記憶部103
に記憶されている前回の測位位置と今回の測位位置によ
り位置の変位ベクトルを算出し、角度算出部105に供
給する。角度算出部105は、S4において測位演算部
102で算出した速度ベクトルの方位と位置変位ベクト
ルの方位の差を角度で算出する。異常検出部106はS
5で角度算出部105で算出した角度の大きさが一定値
以上であるか否かを判定し、その角度が一定値以上であ
るときはS6で異常と判定し、表示部130に異常であ
ることを表示する。この角度はマルチパス或いは反射波
を受信した場合に大きくなる。測位判定部107は、異
常検出部106での判定結果が異常と判定された場合は
S7で測位を無効と判定して測位結果を出力しない。一
方、判定結果が異常と判定していない場合にはS8で測
位を有効と判定し測位演算部102の演算結果を測位結
果として出力する。
【0031】このように、第1の実施の形態によれば、
マルチパス或いは反射波を受信した場合に、異常検出部
で位置変位ベクトルの方位と速度ベクトルの方位を比較
することによりマルチパス或いは反射波を受信したこと
を検出して測位結果の有効無効判定を行い、異常な測位
結果を除去する事により、測位精度の向上を図ることが
できる。
【0032】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図3において、GPSアンテナ101、測位演算部
102、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算出
部104、異常検出部106、測位判定部107および
表示部130は図1の対応する各部と同様のものであ
る。108は速度ベクトルの仰角と位置変位ベクトルの
仰角も含めた3次元的な角度を算出する角度算出部であ
る。
【0033】つぎに、図3に示した第2の実施の形態に
よるGPS受信機の動作について、図2のフローチャー
トとともに説明する。
【0034】GPSアンテナ101、測位演算部10
2、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算出部1
04の各動作は図1の当該部における動作、すなわち図
2のS1からS3の動作と同様である。角度算出部10
8は測位演算部102で算出した速度ベクトルの仰角と
位置変位ベクトルの仰角も考慮した3次元的な角度を算
出する。すなわち、第1の実施の形態では図2のS4で
2次元的な角度を算出したが、第2の実施の形態におい
ては3次元的な角度を算出する。
【0035】異常検出部106、測位判定部107およ
び表示部130の動作は図1と同様であり、角度算出部
108で算出した角度の大きさを図2のS5で判定し、
その結果に応じて測位の有効無効の判定を行う。
【0036】このように、第2の実施の形態によれば、
速度ベクトルの仰角と位置変位ベクトルの仰角も考慮し
た3次元的な角度を算出する角度算出部108を備え、
3次元的な角度を算出することにより、異常判定をより
精度良く行うことができる。
【0037】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図4において、GPSアンテナ101、測位演算部
102、異常検出部106、測位判定部107および表
示部130は図1の対応する各部と同様のものである。
109はジャイロ、地磁気センサーなどを利用した方位
センサー部、110は方位センサー部109で検出した
方位と測位演算部102で算出した速度ベクトルの方位
の差を算出する角度算出部である。
【0038】つぎに、図4に示した第3の実施の形態に
よるGPS受信機の動作について、図5のフローチャー
トとともに説明する。
【0039】ステップ11において、GPSアンテナ1
01はGPS衛星からのGPS信号を受信する。S12
において、測位演算部102はドップラーシフトを利用
して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を
算出する。
【0040】一方、方位センサー部109は、S13で
ジャイロ、地磁気センサー等を利用して移動体の進行方
位を検出し、角度算出部110はS14で方位センサー
部109で検出した方位と測位演算部102で算出した
速度ベクトルの方位の角度を算出する。異常検出部10
6は角度算出部110で算出した角度の大きさが一定値
以上であるか否かをS15で判定し、その角度が一定値
以上であればS16で異常と判定し、表示部130に異
常であることを表示する。測位判定部107では、異常
検出部106の判定結果が以上であるときは、S17に
おいて測位を無効して測位結果を出力しない。異常検出
部106が異常と判定していない場合にはS18で測位
を有効と判定する。
【0041】このように、第3の実施の形態によれば、
方位センサー部109で検出した方位と測位演算部10
2で算出した速度ベクトルの方位との比較により異常検
出を行うことにより、異常判定をより精度良く行うこと
ができる。
【0042】(実施の形態4)図6は本発明の第4の実
施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図6において、GPSアンテナ101、測位演算部
102、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算出
部104、異常検出部106、測位判定部107および
表示部130は図1の対応する各部と同様のものであ
る。また、方位センサー部109は図4の方位センサー
部109と同様のものである。111は方位センサー部
109で検出した方位と位置変位ベクトル算出部104
で算出した位置変位ベクトルの方位の差を算出する角度
算出部である。
【0043】つぎに、図6に示した第4の実施の形態に
よるGPS受信機の動作について、図7のフローチャー
トとともに説明する。
【0044】ステップ21において、GPSアンテナ1
01はGPS衛星からのGPS信号を受信する。S22
において、測位演算部102はドップラーシフトを利用
して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を
算出する。位置変位ベクトル算出部104は、S23に
おいて測位位置記憶部103に記憶されている前回の測
位位置と今回の測位位置により位置変位ベクトルを算出
し、角度算出部111に供給する。方位センサー部10
9は、S24でジャイロ、地磁気センサー等を利用して
移動体の進行方位を検出する。
【0045】角度算出部111はS25で方位センサー
部109で検出した方位と位置変位ベクトル算出部10
4で算出した位置変位ベクトルの方位の角度を算出す
る。異常検出部106はS26において、角度算出部1
11で算出した角度の大きさが一定値以上であるか否か
を判定し、その角度が一定値以上になったらS27で異
常と判定し、表示部130に異常であることを表示し、
さらに測位判定部107がS28で測位を無効と判定し
て測位結果を出力しない。S26において異常検出部1
06が異常と判定していない場合にはS29で測位を有
効と判定して測位結果を出力する。
【0046】このように、第4の実施の形態によれば、
方位センサー部109で検出した方位と位置変位ベクト
ル算出部104で算出した位置変位ベクトルの方位とを
比較して異常検出を行うことにより、異常判定をより精
度良く行うことができる。
【0047】(実施の形態5)図8は本発明の第5の実
施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図8において、GPSアンテナ101、測位演算部
102、異常検出部106、測位判定部107および表
示部130は図1の対応する各部と同様のものである。
112は道路データが蓄積してあるCD−ROMなどの
地図データ部、113は地図データ部112の道路の方
位と測位演算部102で算出した速度ベクトルの方位の
差を算出する角度算出部である。
【0048】つぎに、図8に示した第5の実施の形態に
よるGPS受信機の動作について、図5のフローチャー
トとともに説明する。
【0049】ステップ11において、GPSアンテナ1
01はGPS衛星からのGPS信号を受信する。S12
において、測位演算部102はドップラーシフトを利用
して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を
算出する。
【0050】一方、地図データ部112には道路の方位
などの道路データが蓄積されており、S13で移動体の
進行方位をこの道路データの道路方位で検出する。角度
算出部113はS14で地図データ部112で検出した
方位と測位演算部102で算出した速度ベクトルの方位
の差を算出する。異常検出部106は角度算出部113
で算出した角度の大きさをS15で判定し、その角度が
一定値以上になったらS16で異常と判定し、表示部1
30に異常であることを表示する。測位判定部107で
は、S15において異常検出部106が異常と判定した
場合はS17で測位を無効と判定して測位結果を出力し
ない。S15で異常と判定していない場合にはS18で
測位を有効と判定して測位結果を出力する。
【0051】このように、第5の実施の形態によれば、
地図データ部の道路の方位と測位演算部で算出した速度
ベクトルの方位とを比較して異常検出を行うことによ
り、異常判定をより精度良く行うことができる。
【0052】(実施の形態6)図9は本発明の第6の実
施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図9において、GPSアンテナ101、測位演算部
102、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算出
部104、異常検出部106、測位判定部107および
表示部130は図1の対応する各部と同様のものであ
る。また、地図データ部112は図8の地図データ部1
12と同様のものである。114は地図データ部112
の道路の方位と位置変位ベクトル算出部104で算出し
た位置変位ベクトルの方位の差を算出する角度算出部で
ある。
【0053】つぎに、図9に示した第6の実施の形態に
よるGPS受信機の動作について、図7のフローチャー
トとともに説明する。
【0054】ステップ21において、GPSアンテナ1
01はGPS衛星からのGPS信号を受信する。S22
において、測位演算部102はドップラーシフトを利用
して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を
算出する。位置変位ベクトル算出部104は、S23に
おいて測位位置記憶部103に記憶されている前回の測
位位置と今回の測位位置により位置の変位ベクトルを算
出し、角度算出部105に供給する。
【0055】地図データ部112には道路の方位などの
道路データが蓄積されており、S24で移動体の進行方
位をこの道路データの道路方位で検出する。
【0056】角度算出部114はS25で地図データ部
112で検出した道路の方位と位置変位ベクトル算出部
104で算出した位置変位ベクトルの方位の角度を算出
する。異常検出部106は角度算出部114で算出した
角度の大きさをS26で判定し、その角度が一定値以上
になったらS27で異常と判定し、表示部130に異常
であることを表示する。測位判定部107では、S27
において異常と判定した場合はS28で測位を無効と判
定して測位結果を出力しない。S27において異常と判
定していない場合にはS29で測位を有効と判定しして
測位結果を出力する。
【0057】このように、第6の実施の形態によれば、
地図データ部112で検出した方位と位置変位ベクトル
算出部104で算出した位置変位ベクトルの方位とを比
較して異常検出を行うことにより、異常判定をより精度
良く行うことができる。
【0058】(実施の形態7)図10は本発明の第7の
実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図10において、図10において、GPSアンテナ
101、測位演算部102、測位判定部107および表
示部130は図1の対応する各部と同様のものである。
また、方位センサー部109は図4の方位センサー部1
09と同様のものである。115は車速パルスやレーダ
ー等を利用して自動車などの速度を検出する車速センサ
ー部、116は方位センサー部109で測定した方位と
車速センサー部115で測定した車速より速度ベクトル
を生成する速度ベクトル生成部、117は速度ベクトル
生成部116で得られた速度ベクトルと測位演算部10
2で算出された速度ベクトルとの差分ベクトルを算出す
る差分ベクトル算出部、118は差分ベクトルの大きさ
が一定値以上であった場合に異常であると判定する異常
検出部である。
【0059】つぎに、図10に示した第7の実施の形態
によるGPS受信機の動作について、図11のフローチ
ャートとともに説明する。
【0060】ステップ31において、GPSアンテナ1
01はGPS衛星からのGPS信号を受信する。S32
において、測位演算部102はドップラーシフトを利用
して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を
算出する。方位センサー部109は、S33でジャイ
ロ、地磁気センサー等を利用して自動車の進行方位を検
出し、車速センサー部115はS34で車速パルスやレ
ーダー等を利用して車速を検出する。速度ベクトル生成
部116は方位センサー部109が検出した自動車の進
行方位と速度センサー部115が検出した自動車の速度
によりS35で速度ベクトルを生成する。
【0061】差分ベクトル算出部117はS36で速度
ベクトル生成部116で生成した速度ベクトルと、測位
演算部102で算出した速度ベクトルとの差分ベクトル
を算出する。異常検出部118は差分ベクトル算出部1
17で算出した差分ベクトルの大きさが一定値以上であ
るか否かをS37で判定し、その大きさが一定値以上に
なったらS38で異常と判定し、表示部130に異常で
あることを表示する。測位判定部107では、S38に
おいて異常検出部118が異常と判定した場合はS39
で測位を無効と判定して測位結果を出力しない。S38
で異常検出部118が異常と判定していない場合にはS
40で測位を有効と判定して測位結果を出力する。
【0062】このように、第7の実施の形態によれば、
方位センサー部109および車速センサー115の出力
により生成された速度ベクトルと測位演算部102で算
出された速度ベクトルとの差分ベクトルの大きさによっ
て異常検出を行うことにより、異常判定をより精度良く
行うことができる。
【0063】(実施の形態8)図12は本発明の第8の
実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図12において、GPSアンテナ101、測位演算
部102、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算
出部104、測位判定部107および表示部30は図1
の対応する各部と同様のものである。また、方位センサ
ー部109、車速センサー部115、速度ベクトル生成
部116および以上検出部118は図10の対応する各
部と同様のものである。119は速度ベクトル生成部1
16で生成した速度ベクトルと、位置変位ベクトル算出
部104が算出した位置変位ベクトルとの差分ベクトル
を算出する差分ベクトル算出部である。
【0064】つぎに、図10に示した第7の実施の形態
によるGPS受信機の動作について、図13のフローチ
ャートとともに説明する。
【0065】ステップ41において、GPSアンテナ1
01はGPS衛星からのGPS信号を受信する。S42
において、測位演算部102はドップラーシフトを利用
して速度ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を
算出する。位置変位ベクトル算出部104は、S43に
おいて測位位置記憶部103に記憶されている前回の測
位位置と今回の測位位置により位置変位ベクトルを算出
し、差分ベクトル算出部119に供給する。
【0066】方位センサー部109は、S44でジャイ
ロ、地磁気センサー等を利用して自動車の進行方位を検
出し、車速センサー部115はS45で車速パルスやレ
ーダー等を利用して車速を検出する。速度ベクトル生成
部116は方位センサー部109が検出した自動車の進
行方位と速度センサー部115が検出した自動車の速度
によりS46で速度ベクトルを生成する。
【0067】差分ベクトル算出部119はS47で速度
ベクトル生成部116で生成した速度ベクトルと、測位
演算部102で算出した速度ベクトルとの差分ベクトル
を算出する。異常検出部118は差分ベクトル算出部1
19で算出した差分ベクトルの大きさが一定値以上であ
るか否かをS48で判定し、その大きさが一定値以上で
あればS49で異常と判定し、表示部130に異常であ
ることを表示する。測位判定部107では、S49にお
いて異常検出部118が異常と判定した場合はS50で
測位を無効と判定して測位結果を出力しない。S48で
異常検出部118が異常と判定していない場合にはS5
1で測位を有効と判定して測位結果を出力する。
【0068】このように、第8の実施の形態によれば、
方位センサー部109および車速センサー115の出力
により生成された速度ベクトルと位置変位ベクトル算出
部104で算出された位置変位ベクトルとの差分ベクト
ルの大きさによって異常検出を行うことにより、異常判
定をより精度良く行うことができる。
【0069】(実施の形態9)図14は本発明の第9の
実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すものであ
る。図14において、GPSアンテナ101、測位演算
部102、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算
出部104、角度算出部105、異常検出部106およ
び表示部130は図1の対応する各部と同様のものであ
る。120は測位演算部102で算出した速度が一定値
以上の場合にのみ測位の有効無効判定を行う測位判定部
である。
【0070】つぎに、図14に示した第9の実施の形態
によるGPS受信機の動作について、図15のフローチ
ャートとともに説明する。
【0071】GPSアンテナ101、測位演算部10
2、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算出部1
04、角度算出部105の各動作は図1の当該部におけ
る動作、すなわち図2のS1からS4の動作と同様であ
る。異常検出部106では、S55において測位演算部
102で測定した移動体の速度が一定値以上であるか否
かを判定し、一定値以上であるときはS56で角度算出
部105が算出した角度の大きさが一定値以上であるか
否かを判定する。移動体の速度が一定値未満であると
き、および一定値以上であるときでも角度が一定値以上
である場合は異常検出部106はS57で測位演算部の
演算結果が異常であると判定し、表示部130に表示す
る。そして測位判定部120はS58で測位を無効と判
定し測位結果を出力しない。
【0072】S55で移動体の速度が一定値以上であ
り、S56で角度が一定値未満であるときは、異常検出
部106は測位演算部102の測位が正常であると判定
し、測位判定部120はS59で測位演算部102の測
位結果を有効判定し出力する。
【0073】このように、第9の実施の形態によれば、
測位の有効判定を一定速度以上に限定することにより、
方位の精度が悪い低速度での誤判定を減少させることが
できるという効果を有する。
【0074】なお、本実施の形態9は図1の実施の形態
1に適用した場合について説明したが、上記実施の形態
2から8のいずれにも適用できる。
【0075】(実施の形態10)図16は本発明の第1
0の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すもの
である。図16において、GPSアンテナ101、測位
演算部102、測位位置記憶部103、位置変位ベクト
ル算出部104、角度算出部105、異常検出部106
および表示部130は図1の対応する各部と同様のもの
である。121は121は異常検出部106で異常を検
出した場合に測位演算部102で算出した測位情報に時
定数の大きいフィルターをかけるフィルター部である。
【0076】つぎに、図16に示した第9の実施の形態
によるGPS受信機の動作について説明する。
【0077】GPSアンテナ101、測位演算部10
2、測位位置記憶部103、位置変位ベクトル算出部1
04、角度算出部105および異常検出部106の各動
作は図1の当該部における動作、すなわち図2のS1か
らS5の動作と同様である。異常検出部106が異常を
検出したときは、表示部130に表示するとともに、フ
ィルター部121で測位演算部102で算出した測位情
報を遮断して測位結果を出力しない。異常検出部106
が異常を検出しないときは、測位演算部102で算出し
た測位情報はフィルター部121を通過し、出力され
る。
【0078】このように、第10の実施の形態によれ
ば、異常検出部106が異常を検出したら測位結果をフ
ィルター部121で遮断することにより、測位頻度を落
とさずに測位精度を向上させることができる。
【0079】なお、本実施の形態10は図1の実施の形
態1に適用した場合について説明したが、上記実施の形
態2から9のいずれにも適用できる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明のGPS受信機によ
れば、マルチパス或いは反射波を受信した場合でも異常
検出部で測位結果が正常であるか異常であるかを検出
し、その結果に応じて測位判定部で測位結果の有効無効
判定を行い、異常な測位結果を除去することにより、測
位精度の向上を図ることができるという効果を有する。
【0081】また、本発明のGPS受信機によれば、速
度ベクトル生成部の速度ベクトルと、測位演算部で算出
された速度ベクトルとの差分ベクトルの大きさにより異
常検出を行うことにより、異常判定をより精度良く行う
ことができるという効果を有する。
【0082】また、本発明のGPS受信機によれば、測
位有効無効判定を一定速度以上に限定することにより、
方位の精度が低い低速度での誤判定を減少させることが
できるという効果を有する。
【0083】また、本発明のGPS受信機によれば、異
常を検出したら測位結果に時定数の大きいフィルターを
かけることにより、測位頻度を落とさずに測位精度を向
上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機
の概略ブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信
機の動作を説明するフロー図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるGPS受信
機の概略ブロック図
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信
機の概略ブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信
機の動作を説明するフロー図
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるGPS受信
機の概略ブロック図
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるGPS受信
機の動作を説明するフロー図
【図8】本発明の第5の実施の形態におけるGPS受信
機の概略ブロック図
【図9】本発明の第6の実施の形態におけるGPS受信
機の概略ブロック図
【図10】本発明の第7の実施の形態におけるGPS受
信機の概略ブロック図
【図11】本発明の第7の実施の形態におけるGPS受
信機の動作を説明するフロー図
【図12】本発明の第8の実施の形態におけるGPS受
信機の概略ブロック図
【図13】本発明の第8の実施の形態におけるGPS受
信機の動作を説明するフロー図
【図14】本発明の第9の実施の形態におけるGPS受
信機の概略ブロック図
【図15】本発明の第9の実施の形態におけるGPS受
信機の動作を説明するフロー図
【図16】本発明の第10の実施の形態におけるGPS
受信機の概略ブロック図
【図17】従来のGPS受信機の概略ブロック図
【符号の説明】
101 GPSアンテナ 102 測位演算部 103 測位位置記憶部 104 位置変位ベクトル算出部 105,108、110、111、113、114 角
度算出部 106、118 異常検出部 107、120 測位判定部 109 方位センサー部 112 地図データ部 115 車速センサー部 116 速度ベクトル生成部 117、119 差分ベクトル算出部 121 フィルター部
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 雅広 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 土屋 学 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC05 AC12 AC14 5H180 AA01 FF05 5J062 AA12 CC07 DD21 GG02 9A001 BB06 CC02 CC05 JJ78 KK37

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星の信号を受信するGPSアンテナ
    と、ドップラーシフトを利用して速度ベクトルを算出
    し、擬似距離を利用して位置を算出する測位演算部と、
    前回の測位位置を記憶する測位位置記憶部と、前回の測
    位位置と今回の測位位置から位置の変位ベクトルを算出
    する位置変位ベクトル算出部と、測位演算部で算出した
    速度ベクトルの方位と位置変位ベクトルの方位の角度を
    算出する角度算出部と、角度算出部で算出した角度によ
    って測位の異常を検出する異常検出部と、測位の有効無
    効を判定する測位判定部とを備えたことを特徴とするG
    PS受信機。
  2. 【請求項2】 角度算出部は速度ベクトルの仰角と位置
    変位ベクトルの仰角も含む3次元的な角度を算出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のGPS受信機。
  3. 【請求項3】 測位位置記憶部と位置変位ベクトル算出
    部の代わりに方位センサー部を備え、方位センサー部で
    検出した方位と測位演算部で算出した速度ベクトルの方
    位との比較により異常検出を行うことを特徴とする請求
    項1および2のいずれかに記載のGPS受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1および2のいずれかに記載のG
    PS受信機において、さらに方位センサー部を備え、方
    位センサー部で検出した方位と位置変位ベクトルの方位
    との比較により異常検出を行うことを特徴とするGPS
    受信機。
  5. 【請求項5】 測位位置記憶部と位置変位ベクトル算出
    部の代わりに道路データが蓄積してある地図データ部を
    備え、地図データ部の道路の方位と測位演算部で算出し
    た速度ベクトルの方位との比較により異常検出を行うこ
    とを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載のG
    PS受信機。
  6. 【請求項6】 請求項1および2のいずれかに記載のG
    PS受信機において、さらに道路データが蓄積してある
    地図データ部を備え、地図データ部の道路の方位と位置
    変位ベクトルの方位との比較により異常検出を行うこと
    を特徴とするGPS受信機。
  7. 【請求項7】 衛星の信号を受信するGPSアンテナ
    と、ドップラーシフトを利用して速度ベクトルを算出
    し、擬似距離を利用して位置を算出する測位演算部と、
    方位センサー部と、車速センサー部と、方位センサー部
    および車速センサー部の情報から速度ベクトルを生成す
    る速度ベクトル生成部と、速度ベクトル生成部からの速
    度ベクトルと測位演算部で算出された速度ベクトルとの
    差分ベクトルを算出する差分ベクトル算出部とを備え、
    前記差分ベクトルの大きさにより異常検出を行うことを
    特徴とするGPS受信機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のGPS受信機におい
    て、さらに前回の測位位置を記憶する測位位置記憶部
    と、前回の測位位置と今回の測位位置から位置の変位ベ
    クトルを算出する位置変位ベクトル算出部とを備え、速
    度ベクトル生成部からの速度ベクトルと位置変位ベクト
    ル算出部からの変位ベクトルの差分ベクトルの大きさに
    より異常検出を行うことを特徴とするGPS受信機。
  9. 【請求項9】 移動体が一定速度以上である場合に測位
    の有効および無効を判定することを特徴とする請求項1
    から8のいずれかに記載のGPS受信機。
  10. 【請求項10】 異常を検出したとき測位結果に時定数
    の大きいフィルターをかけることを特徴とする請求項1
    から9のいずれかに記載のGPS受信機。
  11. 【請求項11】 異常を検出したときその結果を表示す
    る表示部を備えたことを特徴とする請求項1から10の
    いずれかに記載のGPS受信機。
  12. 【請求項12】 GPS衛星からのGPS信号を受信す
    るステップと、ドップラーシフトを利用して速度ベクト
    ルを算出し、擬似距離を利用して位置を算出するステッ
    プと、前回の測位位置と今回の測位位置により位置変位
    ベクトルを算出するステップと、前記速度ベクトルの方
    位と位置変位ベクトルの方位の角度を算出するステップ
    と、算出した角度の大きさが一定値以上であるか否かを
    判定するステップと、前記角度が一定値以上であるとき
    異常と判定し測位を無効とするステップとを含むことを
    特徴とする測位方法。
  13. 【請求項13】 GPS衛星からのGPS信号を受信す
    るステップと、ドップラーシフトを利用して速度ベクト
    ルを算出し、擬似距離を利用して位置を算出するステッ
    プと、移動体の進行方位を検出するステップと、検出し
    た方位と前記速度ベクトルの方位の角度を算出するステ
    ップと、算出した角度の大きさが一定値以上であるか否
    かを判定するステップと、前記角度が一定値以上である
    とき異常と判定し測位を無効とするステップとを含むこ
    とを特徴とする測位方法。
  14. 【請求項14】 GPS衛星からのGPS信号を受信す
    るステップと、ドップラーシフトを利用して速度ベクト
    ルを算出し、擬似距離を利用して位置を算出するステッ
    プと、前回の測位位置と今回の測位位置により位置変位
    ベクトルを算出するステップと、移動体の進行方位を検
    出するステップと、検出した方位と前記位置変位ベクト
    ルの方位の角度を算出するステップと、算出した角度の
    大きさが一定値以上であるか否かを判定するステップ
    と、前記角度が一定値以上であるとき異常と判定し測位
    を無効とするステップとを含むことを特徴とする測位方
    法。
  15. 【請求項15】 GPS衛星からのGPS信号を受信す
    るステップと、ドップラーシフトを利用して第1の速度
    ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を算出する
    ステップと、移動体の進行方位を検出するステップと、
    移動体の速度を検出するステップと、前記移動体の進行
    方位と移動体の速度により第2の速度ベクトルを生成す
    るステップと、前記第1および第2の速度ベクトルの差
    分ベクトルを算出するステップと、前記差分ベクトルの
    大きさが一定値以上であるか否かを判定するステップ
    と、前記差分ベクトルが一定値以上であるとき異常と判
    定し測位を無効とするステップとを含むことを特徴とす
    る測位方法。
  16. 【請求項16】 GPS衛星からのGPS信号を受信す
    るステップと、ドップラーシフトを利用して第1の速度
    ベクトルを算出し、擬似距離を利用して位置を算出する
    ステップと、前回の測位位置と今回の測位位置により位
    置の変位ベクトルを算出するステップと、移動体の進行
    方位を検出するステップと、移動体の速度を検出するス
    テップと、前記移動体の進行方位と移動体の速度により
    第2の速度ベクトルを生成するステップと、前記位置変
    位ベクトルと第2の速度ベクトルの差分ベクトルを算出
    するステップと、前記差分ベクトルの大きさが一定値以
    上であるか否かを判定するステップと、前記差分ベクト
    ルが一定値以上であるとき異常と判定し測位を無効とす
    るステップとを含むことを特徴とする測位方法。
  17. 【請求項17】 移動体の速度が一定値以上であるか否
    かを判定するステップと、前記速度が一定値以上である
    とき前記角度の大きさが一定値以上であるか否かを判定
    するステップと、前記角度が一定値以上であるとき異常
    と判定し測位を無効とするステップとを含むことを特徴
    とする請求項12から14のいずれかに記載の測位方
    法。
  18. 【請求項18】 移動体の速度が一定値以上であるか否
    かを判定するステップと、前記速度が一定値以上である
    とき前記差分ベクトルの大きさが一定値以上であるか否
    かを判定するステップと、前記差分ベクトルが一定値以
    上であるとき異常と判定し測位を無効とするステップと
    を含むことを特徴とする請求項15および16のいずれ
    かに記載の測位方法。
  19. 【請求項19】 異常を検出したとき測位結果に時定数
    の大きいフィルターをかけるステップを含むことを特徴
    とする請求項12から18のいずれかに記載の測位方
    法。
  20. 【請求項20】 異常を検出したときその結果を表示す
    るステップを含むことを特徴とする請求項12から19
    のいずれかに記載の即位方法。
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