JP2001119761A - 情報提供システム - Google Patents

情報提供システム

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JP2001119761A
JP2001119761A JP29929399A JP29929399A JP2001119761A JP 2001119761 A JP2001119761 A JP 2001119761A JP 29929399 A JP29929399 A JP 29929399A JP 29929399 A JP29929399 A JP 29929399A JP 2001119761 A JP2001119761 A JP 2001119761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報端末の利用者が所定の場所に行ったとき
に、事前の要求に応じた適切な情報を自動的に該当者に
提供できる情報処理システムを実現する。 【解決手段】 情報処理装置413内の制御装置455
は、パーソナルコンピュータ415から入力された店の
予約等のデータに基づいて情報端末417に対する情報
の提供のためのセッティングを行う。そして、該当する
日時に位置検出装置452は対応する情報端末417の
位置を検出し、定めた位置に到来した時点でこの情報端
末417に必要な情報を送出する。この情報は情報蓄積
装置453から読み出され、情報変換装置454で変換
されて音声情報を送出するのであれば情報再生機構45
6で合成音声に変えられて情報端末417に送出され
る。テキスト情報で送ったり、HTML等の記述言語で
送出することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機やPHS
等のような携帯性の優れた無線による情報端末を使用し
た情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機やPHS(personal handy-p
hone system)は携帯性に優れており、それらのディス
プレイを使用して文字等の画像情報を表示することがで
きる他、スピーカやイヤホンを使用して音声情報を得る
ことができる。このような特徴に着目して、これらの携
帯端末を本来の発呼者と被呼者の間の通話以外の通信に
使用しようとする試みが各種行われている。
【0003】たとえば、特開平9−325036号公報
では、測定した現在位置または指定した位置を含んだエ
リアに対して関連付けられた情報を出力するようにして
いる。この提案ではGPS(global positioning syste
m)衛星を使用して、このうちの最低3個あるいは4個
の衛星からの電波を受信して、2次元あるいは3次元の
位置測定を行い、現在位置を測定するようになってい
る。
【0004】GPS衛星を使用した位置情報の取得シス
テムでは、位置情報の取得を行う受信機側で衛星から送
られてきたコード情報を調べ、受信機側で生成した同一
のコード(疑似ランダムコード情報)との時間差を測定
するようになっている。測定した時間差に光の速度を掛
けると、その衛星との距離を求めることができる。この
ようにして1つの衛星との距離を求めることができるの
で、位置の分かっている3つの衛星と受信機の距離をそ
れぞれ求めると、三角測量の原理でその受信機の位置を
求めることができる。GPS衛星を使用した場合には、
受信機の現在位置を50m(メートル)から100mの
精度で求めることができる。
【0005】図26はこの公報の位置情報の取得システ
ムで、GPS衛星を用いて判読した矩形領域の一例を示
したものである。それぞれの矩形領域A11、A12
13、……にはエリア識別情報Id11、Id12、I
13、……が割り当てられている。また、これらエリア
識別情報Id11、Id12、Id13、……に対して各施設
の情報が対応している。
【0006】このシステムでは、利用者が現在位置での
情報の取得のためのモードとして自動モードを指定する
と、利用者の現在位置を示す情報がGPS衛星を使用し
て取得される。これを基にして、そのエリア識別情報I
dに対応したエリア地図情報が読み出されてディスプレ
イに表示される。この表示は、メニュー形式で行われ、
たとえばその地域の駐車場、飲食店、映画館等の個別指
定によって必要な項目の画面が表示される。
【0007】一方、利用者が任意の場所での情報を取得
するための手動モードを指定した場合には、都道府県等
の場所の指定が画面の表示によって順次行われる。これ
により最終的にエリア識別情報Idが特定されて、これ
に対する前記した対応する情報の表示が行われることに
なる。
【0008】図27は、この従来の提案におけるディス
プレイの表示の一例を示したものである。携帯端末等の
ディスプレイ11には、所定の線画で構成された地図と
「案内図」、「駐車場」および建物の名称を示す「スー
パ」という文字が表示されている。
【0009】図28は、特開平8−307939号公報
に開示された情報提供システムでの使用環境の一例を示
したものである。この図に示した情報提供システムで
は、1階(1F)から3階(3F)まで割り当てられた
展示会場のそれぞれの階に基地局211〜213が1つず
つ対応して配置されている。これらの基地局211〜2
3は、中央制御装置22に接続されている。携帯端末
23の所持者としての利用者24は、展示会場の1階に
入場することにより第1の基地局211の無線ゾーンエ
リアに入る。携帯端末23から送信される信号によって
その存在が検出されると、中央制御装置22がその図示
しない位置記憶部にその携帯端末23と第1の基地局2
1を登録する。利用者24が2階に移動した場合に
は、位置記憶部に記憶したその携帯端末23に対応する
基地局が第2の基地局212に変更されることになる。
利用者24が3階に移動した場合も同様にして登録の変
更が行われる。
【0010】この図28に示した提案の情報提供システ
ムでは、利用者24が情報の入手を欲したときに、携帯
端末23から予め定めた情報取得用の電話番号に発呼す
る。利用者24が2階にいるものとすると、発呼信号は
第2の基地局212から中央制御装置22に送られる。
中央制御装置22は位置記憶部を検索してこの利用者2
4の携帯端末23の居場所を判読して、第2の基地局2
2に対して所定の情報の送出を行わせる。このように
して、利用者24はそれぞれの階で、これらの階独自の
情報を必要に応じて入手することができる。
【0011】この図28に示した提案の情報提供システ
ムでは、この他、会場で行われるイベントの告知を音声
等を使用して携帯端末23で行うようになっている。イ
ベントに参加しようとするものは、この告知が行われた
時点で、携帯端末23を使用して参加の旨の操作を行う
ことになる。
【0012】特開平10−304433号公報も、情報
提供システムを開示している。この提案では図26に示
した提案と同様に移動局としての携帯端末の位置を、複
数の基地局と携帯端末との間で授受される電波信号の電
界強度あるいは遅延時間によって判別している。情報案
内センタでは、判別された現在位置に応じて案内情報を
携帯端末に送信させることになる。
【0013】一方、図29は特開平11−55726号
公報で提案された情報提供システムの概要を表わしたも
のである。このシステムでは、位置検出エリア31内に
複数のアクセスポイント32を配置している。これらの
アクセスポイント32は、ネットワーク33を介して情
報案内サーバ34に接続されている。ユーザの携帯する
情報携帯端末35は、複数のアクセスポイント32の中
の距離的に近いものと無線で通信する。これにより、情
報案内サーバ34はユーザの携帯する情報携帯端末35
の位置を判別し、その位置に対応した地域情報を検索し
てそのユーザに提供するようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来提案さ
れた情報提供システムのうち、GPS衛星等の衛星を使
用して場所を検知する手法では、図26に示したよう
に、地上の位置を判読可能な距離を単位とした矩形領域
を設定し、これらの矩形領域ごとに情報を提供するよう
にしている。このため、情報の提供側によって設定され
たこの矩形領域が例えば図28で示した展示会場と隣り
の別の展示会場を含んでいるような場合には、それぞれ
の場所の携帯端末が位置情報を情報提供側に送ってもこ
れらは同一の場所から発信されたものとして判別される
ことになり、これによって両者の間で提供される情報に
混乱が生じることになる。また、位置の検出に衛星を使
用しているので展示会場の内部等のように衛星を見通せ
ない場所では、位置に伴う情報を引き出すことができな
いという問題もある。更にGPS衛星の場合には4つ以
上の衛星からの電波を同時に受信できる環境でないと三
次元的な場所の解析が不可能なために、解析の精度も兼
ね合わせるとフロア別に情報を管理するといった細かな
情報管理が事実上不可能であるという問題がある。
【0015】一方、図28および図29に示したような
地上波を使用する情報処理システムでは、弱い電波の基
地局を使用することで比較的狭い範囲を特定して情報の
提供を行うことができる。また、屋内でもその使用が可
能である。しかしながら、従来提案されたこのような情
報処理システムでは、次のような問題があった。
【0016】図28に示した提案では、メニュー画面か
ら項目を選択することで必要な情報を取得するようにし
ている。メニュー画面は一般的な観点で作成されること
が多い。このため、選択される情報が利用者の希望に沿
ったものでない場合も多く、個々の利用者の欲する個性
的な情報の取得が困難であった。また、各種自由度のあ
る情報の取得を行おうとすると、メニュー画面を複雑に
構成する必要があり、情報の取得を行おうする場所でメ
ニュー画面から複雑な操作を行って所望の情報を取得す
ることになる。このような操作は時間を要するだけでな
く、操作ミスを生じさせやすく、使い勝手のよいシステ
ムの実現が困難であった。
【0017】この点に関しては、図29に示した提案で
改良が行われている。すなわち、図29に示した情報処
理システムでは、情報案内サーバ34側に個人情報と個
人情報検索手段を具備させている。そして、情報携帯端
末35を所持するユーザの好みに合った嗜好情報を含ん
だ各種情報を提供するようにしている。
【0018】しかしながらこの情報処理システムで提供
される情報は、ユーザ側から特に要求した情報ではな
く、個人情報から画一的に判断された情報でしかない。
したがって、ユーザの好みに合わない情報が提供される
といった無駄はなくなるものの、ユーザがその場で必要
とする情報ではない場合が多い。
【0019】更に従来の提案では、図27に示すように
ディスプレイ11に表示される表示内容が極めてシンプ
ルであった。これは、比較的短いテキスト情報が情報端
末に送られることが多いため、このようなテキスト情報
に簡単な線画情報を加えることで、大多数の情報を表示
することができるものと考えられていたからである。
【0020】しかしながら、例えば地図を表示するよう
な場合でも簡単な線画情報で描くことのできるものは限
定されている。したがって、より質の高い視覚情報を提
供しようとすると、テキスト情報で文字や線画の要素を
伝送して表示させる従来の情報処理システムでは表示で
きる内容に限界があるという問題があった。もちろん、
ビットマップ情報を伝送してこれを情報端末側で表示す
ることで複雑な情報の表示が可能となる。しかしながら
この場合には、伝送する情報量が多くなり、伝送時間が
かかるばかりでなく情報端末側のハードウェアに負担を
掛けることになった。
【0021】一方で、マルチメディアの発展によりデス
クトップ型のパーソナルコンピュータのような比較的大
きな電子装置では各種形態の情報が氾濫し、情報の提示
の手法も多様化している。ところが、携帯型の情報端末
ではディスプレイによる文字やイメージの提供が主体と
なっており、ユーザの要望に十分対応できる状況とはな
っていない。
【0022】そこで本発明の目的は、情報端末の利用者
が所定の場所に行ったときに、事前の要求に応じた適切
な情報を自動的に該当者に提供することのできる情報処
理システムを提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、携帯端末等の簡単な
情報端末で、情報の内容に応じて適切な表現手法で情報
の提供を行うことのできる情報処理システムを提供する
ことにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)取得したい情報とその情報を取得したい場所
とを自端末を識別させるための端末識別情報と対応付け
て情報の取得に先立って予め送信する送信手段と、自端
末の現在の位置を検出させるための位置検出用信号を発
信する位置検出用信号発信手段と、自端末が取得したい
情報が到来したときこれを表示する表示手段とを備えた
情報端末と、(ロ)それぞれ特定の場所に対応付けて情
報端末からその端末識別情報と共に取得したい情報とそ
の情報を取得したい場所を示す情報が送信されたときこ
れらを対応付けて登録する登録手段と、各情報端末から
発信される位置検出用信号を用いてこれらの情報端末の
位置を逐次判別する位置判別手段と、各場所に対応させ
て各種情報を格納した情報格納手段と、位置判別手段の
判別した位置と端末識別情報が登録手段に対応付けて登
録されているとき情報格納手段からその端末の取得すべ
き情報を選別する情報選別手段と、該当する情報端末が
情報を取得したい場所に入ったときこの情報選別手段で
選別した情報をこの情報端末に送信する情報送信手段と
を備えた情報提供装置とを情報提供システムに具備させ
る。
【0025】すなわち請求項1記載の発明では、情報端
末側が取得したい情報とその情報を取得したい場所とを
自端末を識別させるための端末識別情報と対応付けて情
報の取得に先立って情報端末の利用者側が予め送信する
ようにし、取得したい情報や場所を自分から選べるよう
にしている。これにより、条件に合致した場所で情報端
末の利用者の望む情報が情報端末側に送信されることに
なる。
【0026】請求項2記載の発明では、(イ)取得した
い情報とその情報を取得したい場所と再現できる情報の
形式とを自端末を識別させるための端末識別情報と対応
付けて情報の取得に先立って予め送信する送信手段と、
自端末の現在の位置を検出させるための位置検出用信号
を発信する位置検出用信号発信手段と、自端末が取得し
たい情報が到来したときこれを送られてきた情報の形式
に合わせて表示する表示手段とを備えた情報端末と、
(ロ)それぞれ特定の場所に対応付けて情報端末からそ
の端末識別情報と共に取得したい情報とその情報を取得
したい場所と再現できる情報の形式とを示す情報が送信
されたときこれらを対応付けて登録する登録手段と、各
情報端末から発信される位置検出用信号を用いてこれら
の情報端末の位置を逐次判別する位置判別手段と、各場
所に対応させて各種情報を格納した情報格納手段と、位
置判別手段の判別した位置と端末識別情報が登録手段に
対応付けて登録されているとき情報格納手段からその端
末の取得すべき情報を選別する情報選別手段と、この情
報選別手段で選別した情報を再現できる情報の形式に合
わせて変換する情報変換手段と、該当する情報端末が情
報を取得したい場所に入ったときこの情報変換手段によ
って変換された情報をこの情報端末に送信する情報送信
手段とを備えた情報提供装置とを情報提供システムに具
備させる。
【0027】すなわち請求項2記載の発明では、情報端
末側が取得したい情報とその情報を取得したい場所と再
現できる情報の形式とを自端末を識別させるための端末
識別情報と対応付けて情報の取得に先立って情報端末の
利用者側が予め送信するようにしている。したがって、
請求項1記載の発明と同様に、取得したい情報や場所を
自分から選ぶことができ、条件に合致した場所で情報端
末の利用者の望む情報が情報端末側に送信されるだけで
なく、再現できる情報の形式が情報の送信側に送られる
ので、送信側の情報変換手段によって変換された最適な
形式の情報を受信することが可能になり、効果的な情報
の取得が可能になる。
【0028】請求項3記載の発明では、(イ)予約した
施設および予約した時刻とを自端末を識別させるための
端末識別情報と対応付けて発信する予約発信手段と、自
端末が取得したい情報が到来したときこれを表示する表
示手段とを備えた情報端末と、(ロ)予約発信手段によ
って発信された情報を受信して登録する登録手段と、
(ハ)各種施設の位置情報および施設の利用のための案
内情報とを格納した情報格納手段と、(ニ)登録手段に
登録された情報の中から予約した時刻に所定時間以内の
範囲内で近づいた情報端末の電話番号を検索し、この情
報端末の位置を追跡する情報端末位置追跡手段と、
(ホ)この情報端末位置追跡手段によって追跡された情
報端末が予約した施設との関係で予め定められた位置に
到達したときこれを検出する定位置検出手段と、(へ)
この定位置検出手段が検出を行った段階でその位置検出
に対応した案内情報を該当する情報端末に送信する案内
情報送出手段とを情報提供システムに具備させる。
【0029】すなわち請求項3記載の発明では、情報端
末の利用者側はレストラン等の施設を具体的に予約し、
その施設の利用のための案内情報の提供を受けるように
なっている。具体的には利用を予約した時刻よりも所定
時間早い時点から利用者の位置の追跡が開始され、利用
者が施設との関係で定まるある位置で検出されたとき、
利用者がその施設に向かっていることを検知して、必要
な案内情報を送出するようにしている。これにより、道
を間違えたりすることがなくなり、また駐車場を探すと
いった時間の浪費を避けることができる。
【0030】請求項4記載の発明では、(イ)予約した
施設および予約した時刻ならびに自端末の再現できる情
報の形式とを自端末を識別させるための端末識別情報と
対応付けて発信する予約発信手段と、自端末が取得した
い情報が到来したときこれを表示する表示手段とを備え
た情報端末と、(ロ)予約発信手段によって発信された
情報を受信して登録する登録手段と、(ハ)各種施設の
位置情報および施設の利用のための案内情報とを格納し
た情報格納手段と、(ニ)この情報格納手段に格納され
た案内情報を各端末の再現できる情報の形式に応じて変
換する情報変換手段と、(ホ)登録手段に登録された情
報の中から予約した時刻に所定時間以内の範囲内で近づ
いた情報端末の電話番号を検索し、この情報端末の位置
を追跡する情報端末位置追跡手段と、(へ)この情報端
末位置追跡手段によって追跡された情報端末が予約した
施設との関係で予め定められた位置に到達したときこれ
を検出する定位置検出手段と、(ト)この定位置検出手
段が検出を行った段階でその位置検出に対応した案内情
報を情報変換手段で変換して該当する情報端末に送信す
る案内情報送出手段とを情報提供システムに具備させ
る。
【0031】すなわち請求項4記載の発明では、請求項
3記載の発明に、情報端末の再現できる情報の形式を特
定させ、情報端末の種類に応じて適切な情報の提供が行
われるようにしている。この点は、請求項2記載の発明
と同様である。
【0032】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
情報提供システムにおける再現できる情報の形式は、音
声情報の場合にはステレオ、モノラル等の情報形式であ
り、画像情報の場合には記述言語の種類であり、情報変
換手段は、再現できる情報の形式を最大限生かせる情報
に変換するための変換テーブルを持っており、この変換
テーブルによって情報の変換を行うことを特徴としてい
る。
【0033】すなわち請求項5記載の発明では、情報変
換手段は変換テーブルを持っており、この変換テーブル
によって情報の変換を行うことで、再現できる情報の形
式を最大限生かせる情報への変換を可能にしている。こ
れにより、情報端末の種類が各種存在しても、これらに
適した形態で情報の提供が可能になり、特定の製品にし
か使用できないといった不都合を回避することができ
る。
【0034】請求項6記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の情報提供システムにおける情報提供装置
は各情報端末の利用者の個人情報を格納した個人情報格
納手段を備えており、情報選別手段は情報端末の利用者
の個人情報を基にして該当する情報をフィルタリングす
るフィルタリング手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0035】すなわち請求項6記載の発明では、利用者
が要求した情報であっても、その利用者の個人情報から
提供が無駄あるいは何等かの弊害がある情報をフィルタ
リングによってカットすることで、有効な情報のみを提
供するようにしている。これにより、情報の量で課金が
行われるような場合には、無駄な課金を避けるといった
効果が生じることになる。
【0036】請求項7記載の発明では、請求項3または
請求項4記載の情報提供システムで予約発信手段は、予
約した施設に到達するための交通手段を併せて発信する
ことを特徴としている。
【0037】すなわち請求項7記載の発明では、利用者
の採る交通手段を発信しておくことで、検出する位置を
最適なものに絞り込むことができ、位置の検出のための
処理を簡素化することができる。
【0038】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
情報提供システムで定位置検出手段は、予約発信手段の
発信した交通手段に合わせて情報端末を検出する位置を
設定し、案内情報送出手段はその交通手段に合わせた案
内を送出することを特徴としている。
【0039】すなわち請求項8記載の発明では、利用者
の採る交通手段を把握することで、駅からの道路の案内
とか、駐車場の案内といったように交通手段に合った適
切な案内を実現することができる。
【発明の実施の形態】
【0040】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0041】第1の実施例
【0042】図1は本発明の第1の実施例における情報
処理システムの構成の概要を表わしたものである。この
システムは、互いに異なった場所に配置された複数の基
地局1111、1112、……111Nと通信制御装置1
12を通して接続された情報処理装置113を備えてい
る。情報処理装置113内の通信制御装置112は、イ
ンターネットあるいは通常の電話網等の通信網114と
も接続されており、図示しないモデムあるいはルータを
介して家庭や事業所のパーソナルコンピュータ115と
接続されている。情報処理装置113は、基地局111
1、1112、……111Nと無線で接続される携帯端末
等の情報端末117に対して交換機としての機能を備え
ているだけでなく、所定の場合には情報端末117の利
用者118に対して有用な情報を提供するようになって
いる。
【0043】このような情報処理装置113内の通信制
御装置112は、基地局1111、1112、……111
Nならびに通信網114を介して各種情報端末あるいは
電話機とを交換接続する交換機能部121を備える他、
情報提供のための情報提供機能部122と接続されてい
る。情報提供機能部122はその内部での処理を実行す
るためのプログラムを格納した磁気ディスク等からなる
プログラム格納部124を備えており、RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)125上に展開されたプログラ
ムをCPU(中央処理装置)126が実行することで情
報提供のための機能を発揮するようになっている。デー
タバス等のバス127にこれらの電気部品と共に接続さ
れたデータベース128には、各基地局1111、11
2、……111Nの管轄する場所に密着した各種の地域
情報が格納されていると共に、情報端末117の各利用
者についての情報も格納されている。ただし、後者の利
用者についての情報は、通信網114を介して、図示し
ない他の情報処理装置113内の同様のデータベースと
必要に応じてデータの交換を行うようになっている。
【0044】図2は、本実施例で使用される情報端末の
一例としての携帯電話機の外観を表わしたものである。
情報端末117はヒンジ機構131を中心に2つ折りで
きる構成となっており、アンテナの付いた面には、カラ
ー液晶画面によって構成されるディスプレイ132と、
音楽の再生も前提とした高音質のスピーカ133と、図
示しないイヤホンを差し込むためのイヤホンジャック1
34とが配置されている。また、他の面には、ダイアル
等を行うための各種ボタンスイッチ135とマイクロフ
ォン136が配置されている。この情報端末117は後
に説明するように各場所に応じた音声情報を聴取する機
能を持っている。このため、イヤホンジャック134に
予めイヤホンを差し込んでおくと、スピーカ133を鳴
動させることなくイヤホンで音声情報を聞くことができ
る。この際には必要に応じてディスプレイ132の表示
内容を見ることができるが、これが不要な場合には情報
端末117自体を背広のポケット等に格納しておくこと
もできる。
【0045】図3は、この情報端末が利用される場面の
一例を示したものである。ここでは、デパート等の美術
品展示場の1つの部屋を取り上げている。この部屋には
この部屋の全域を覆う部屋用基地局111Rと、それぞ
れの作品2021、2022、2023、……の近傍にこ
れらに対応して配置された作品別基地局111W1、1
11W2、111W3、……との2種類の基地局が配置さ
れている。部屋の内部にいる利用者1181、1182
1183、……は、自己所有または館内貸与の情報端末
1171、1172、1173、……を個別に所持してい
る。これらの情報端末1171、1172、1173、…
…については、美術品展示場という静かさが要求される
環境から、それぞれイヤホン205の着用が義務付けら
れている。
【0046】利用者1181、1182、1183、……
は、部屋の内部を自由に歩き回ることができ、自分の事
前に選択したバックグラウンドミュージックおよびその
部屋全体に関する情報の聴取を、部屋用基地局111R
を介することで行うことができる。この図で第3の利用
者1183は、イスに腰掛けて第3の情報端末1173
ディスプレイを見ながら、この部屋の作品の全体的な特
徴等の説明を聞いている。ディスプレイには、HTML
(hypertext markup language)記述言語あるいはこれ
を携帯型の情報端末に改良した記述言語を使用した画面
が表示されている。利用者が表示された内容の特定の項
目に興味を持った場合には、ハイパーリンク(hyperlin
ks)の部分を辿っていくことで、URL(uniform resou
rce locator)で指定されたサーバのファイルからより詳
細な情報を引き出すことも可能である。
【0047】また、図3に示すように、たとえば第1の
利用者1181のような利用者が個別の作品の前に近づ
いた場合には、それぞれの作品別基地局111W1、1
11W2、111W3、……を介して、それらの作品につ
いて事前に利用者が要求していた情報を聴取することが
できる。聴取する情報としては、作品の一般的な説明で
あってもよいし、その作品が時価幾らのものであると
か、作品の売却の意思があるかどうかということや、彫
刻等の立体的な作品であればその重さや材質のような一
般に作品の説明書に書いていない特殊な事項についての
説明も選択して聞くことができる。
【0048】このような特殊な情報の取得や、この美術
品展示場のホームページ以外のURLへのアクセスに対
しては、利用者1181、1182、1183、……の事
前の選択によって課金を行うことができる。このような
課金を許諾する選択を行っていない利用者118に対し
ては、情報端末117を操作してもこれら付加価値のあ
る情報を視聴することができないように、システムの設
定が行われている。また、利用者118が子供のような
場合には、作品にまつわる情報のうちで年齢的に好まし
くないものについて、たとえ本人がその内容の視聴を選
択している場合であっも、その内容の視聴を制限できる
ようになっている。このような判別を行うために、本実
施例では後に説明するように、本人の個人情報を使用す
ることにしている。
【0049】自己の情報端末を所持している利用者は、
このような作品鑑賞の途中で、美術品展示場の外部か
ら、あるいは館内の同伴者等からの着信を受け付けるこ
とができる。着信の知らせはイヤホンおよびディスプレ
イを用いて行われる。利用者118は、特別に設けられ
た部屋あるいはコーナまで出向いて、ここで発呼者と通
話を行うことができる。これら以外の場所では部屋用基
地局111Rならびに作品別基地局111W1、111
2、111W3、……がこれらの音声情報を利用者11
1、1182、1183、……に伝達しないようになっ
ており、発呼者と通話を行うことができない。
【0050】図4は、この美術品展示場で情報端末を使
用して作品を鑑賞する場合の登録作業の概要を表わした
ものである。登録作業は、この美術品展示場に限らず各
種サービスを利用するための情報端末利用者の情報とし
ての個人情報の登録についての作業と、個々のサービス
を利用する上での情報選択のための選択情報の登録につ
いての作業との2種類がある。前者については過去にい
ずれかのサービスを利用していれば、再度登録すること
を要しない。そこで利用者が美術品展示場の受付あるい
は美術品展示場に出向く前で、家庭やオフィスで登録作
業を行う場合には、まず個人情報が所定の個人情報登録
領域に登録されているかどうかのチェックが情報処理装
置113側で行われる(ステップS221)。個人情報
は、情報処理装置113内のデータベース128に格納
してもよいが、通信網114と接続された図示しない個
人情報専用のサーバに格納するようにしてもよい。
【0051】個人情報専用のサーバは、たとえば情報端
末の利用者を管理する統一的な機関が設定し、パスワー
ドの設定あるいは発行と共に簡単な個人情報の管理も行
う。個人情報の登録を行っている利用者は、たとえば自
分の名前とパスワードを入力することで、その利用者の
個人情報の登録されているアドレス情報を情報処理装置
113側に指示することができる。
【0052】図5は、個人情報登録領域に登録される個
人情報の一人分の内容の一例を示したものである。個人
情報登録領域241の個々の個人情報におけるパスワー
ドは、氏名と対になって設定される符号列からなり、こ
れらの組が固有の情報となるようにパスワードの設定が
行われている。電話番号は自己の所持している情報端末
の電話番号である。したがって、美術品展示場等に情報
端末を持ってきた場合は、その情報端末とその電話番号
をそのまま使用することができる。美術品展示場等に情
報端末を持ってこなかったような場合には、新たにテン
ポラリな個人情報を登録することになり、このときの電
話番号は貸与する情報端末に予め割り当てられた電話番
号が設定されている。
【0053】個人情報の中には利用者が登録せず施設を
利用するたびにシステム側が自動的に登録するような情
報も含まれている。たとえばこの例で取り上げているよ
うな美術品展示場を訪れて情報端末を使用したような場
合には、利用の施設や利用の年月日および選択した情報
の一部または全部がシステム側から登録情報として自動
的に登録される。これらはその利用者の履歴情報として
使用されることになる。
【0054】図4に戻って説明を続ける。図5に示した
個人情報登録領域241に該当する個人情報が登録され
ていない場合には(ステップS221:N)、個人情報
を新たに登録する(ステップS222)。このときには
入力する氏名と共にパスワードも設定する。個人情報が
既に登録されている場合には(ステップS221:
Y)、再度の登録を要しないので、ステップS222の
処理が省略される。次のステップS223では現在利用
しようとする施設(美術品展示場)で取得しようとする
選択情報の入力作業が行われる。
【0055】図6は、選択情報の入力作業を具体的に表
わしたものである。まず、情報処理装置113は入力さ
れている個人情報を基にしてその個人の利用しようとし
ている施設(美術品展示場)についての選択情報につい
ての履歴を検索する(ステップS251)。これは、同
一の施設に再度入場するような場合に選択情報の選択の
便宜を図るためである。該当する履歴情報が存在しない
場合には(ステップS252:Y)、通常の選択画面が
表示される(ステップS253)。利用者の選択が終了
すると(ステップS254:Y)、この選択内容を個人
情報に対応させてRAM125あるいは情報処理装置1
13内の図示しない磁気ディスク等の記憶媒体に格納す
る(ステップS255)。また、図5に示した個人情報
登録領域241の履歴情報の項目にも必要な情報が格納
される。
【0056】一方、過去にその施設(美術品展示場)を
訪れたというような履歴情報が存在する場合には(ステ
ップS252:N)、そのときの選択情報を反映させて
選択が迅速に行えるような選択画面が表示される(ステ
ップS256)。この表示画面に対して利用者の選択が
終了すると(ステップS257:Y)、この選択内容を
個人情報に対応させてRAM125あるいは情報処理装
置113内の図示しない磁気ディスク等の記憶媒体に格
納する(ステップS255)。図5に示した個人情報登
録領域241の履歴情報の項目にも必要な情報が格納さ
れることは同様である。
【0057】図7は、利用者が本実施例の美術品展示場
に関して選択する選択情報の一例を示したものである。
なお、以下の説明ではコンピュータを使用して情報の選
択操作が行われる場合を前提としている。美術品展示場
での情報選択を行うための選択情報画面281は、美術
品展示場の入場料に含まれる情報としての「課金されな
い情報」282と、美術品展示場の入場料とは別に料金
を要求される「課金される情報」283に分けられて、
入力用のコンピュータの表示画面上に表示される。利用
者がこの美術品展示場に初めて入場するような場合に
は、「課金されない情報」282として、各選択項目に
ついて予め好ましいものとして設定されたデフォルト値
が表示される。たとえば作品を鑑賞している間、イヤホ
ン205から流れるバックグラウンドミュージックはデ
フォルト値として「クラシック」が選択されている。も
ちろん、利用者は図示しないマウス等の入力機器を操作
してプルダウンメニューを開くことで、他のジャンルを
選択したり、あるいは「バックグラウンドミュージック
なし」を選択することができる。他の項目についても同
様に1つずつチェックして所望の情報を選択する。
【0058】「課金される情報」283については、デ
フォルト値が各選択項目についてすべて「なし」となっ
ている。これは、利用者に対して不用意に課金が行われ
ないようにするためである。利用者は、「課金される情
報」283の項目の中で、課金されても取得したい情報
がある場合には、同様にプルダウンメニューを開いてそ
の内容を選択する。
【0059】利用者の履歴情報が存在した場合には、
「課金されない情報」282および「課金される情報」
283の双方について前回選択された履歴情報としての
選択項目がそのまま表示される。利用者はその中で変更
するものがあれば、同様にプルダウンメニューを開いて
その内容を変更する。
【0060】図8は一例として図7の「課金されない情
報」282の欄における「ディスプレイの表示」につい
ての項目の選択の様子を表わしたものである。この図に
示すようにプルダウンメニューを開くと、ディスプレイ
132の表示の態様として幾つかの選択枝が表示され
る。この中の所望のもの、たとえば「HTML・イメー
ジ」を選択すると、HTML対応の情報端末で表示が可
能なHTML形式での表示形態でディスプレイ132に
よる表示が行われ、かつJPEG(joint photographic
experts group)等のイメージの表示も省略することな
く行われるようになる。
【0061】以上のようにしてコンピュータの表示画面
に表示されている選択情報画面281についての各種設
定が終了したら、利用者はこの表示画面の一番下に設け
られた送信ボタン285を選択して選択情報を情報処理
装置113(図1)に送信する。選択した内容をクリア
して元の内容に戻して設定をやり直す場合には、クリア
ボタン286を選択することになる。
【0062】図9は、図3に示した美術品展示場に利用
者が入場する場合の情報端末に対する処理の流れの概要
を表わしたものである。まず、情報処理装置113は部
屋用基地局111Rによって情報端末117が新たに検
出されるかどうかを監視している(ステップS30
1)。新たな利用者が図3に示した部屋に情報端末11
7を所持して入ってくると、この情報端末117が発信
する信号を部屋用基地局111Rが受信することで、こ
の検出が行われる。すると情報処理装置113は、新た
に発信する情報端末117の電話番号から個人情報を取
得し(ステップS302)、この個人情報に対応させて
その利用者が欲する選択情報を取得する(ステップS3
03)。そして、この選択情報で示された選択すべき情
報を選んで、その利用者の情報端末117に情報を提供
することになる(ステップS304)。
【0063】図10は、図9のステップS304で示し
た情報の提供についての具体的な処理を表わしたもので
ある。まず、ステップS321では、その情報端末11
7のディスプレイ132の表示形式に対応させて、選択
されたその部屋についての一般的な情報を視覚的に表示
すると共に、選択された音声情報が存在する場合にはこ
れらについても出力する(ステップS321)。ただ
し、個人情報から不適切とされる情報を含む場合は、た
とえその利用者が選択していたとしても表示内容から削
除され、残りの内容が情報端末117側に送られてその
表示が行われる。
【0064】具体的な情報提供の様子を説明する。たと
えば、図7に示したような選択情報が設定されていたと
する。利用者がその情報端末117を所持して図3に示
した部屋に入ると、その時点でイヤホンからクラシック
音楽が流れ出す。この例では「作品全体の説明」が「不
要」とされているので、部屋に入った時点でその部屋に
存在する作品の概要の説明は行われない。また、ディス
プレイ132にはHTML記述言語で内容が表示される
ことになるが、イメージ情報は表示項目から外されてい
るので、写真等のイメージは表示されない。
【0065】この状態で利用者がいずれかの作品の前に
進んでいくと、作品別基地局111W1、111W2、1
11W3、……のうちの対応するものがこの情報端末1
17を検知する(ステップS322)。これにより、情
報処理装置113はHTMLあるいはテキスト等の指定
されたディスプレイ132の表示形式に対応させて、検
出された作品についての選択された視覚あるいは聴覚上
の情報を出力し、これを受信した情報端末117から画
像や音声情報が出力されることになる(ステップS32
3)。ただし、バックグラウンド音楽や緊急時の情報の
ように一般的な情報の中で作品についての選択された情
報に付加されるべきものについては、これらが一般的な
情報であったとしても、継続して出力可能な状態に設定
される。これらの一般的な内容は、作品別基地局111
1、111W2、111W3、……のうちの対応するも
のから個々の作品の選択情報と共に合成された形で出力
される。このとき、該当の情報端末17は部屋用基地局
111Rから送られてくる一般的な内容の情報の再生を
カットすることになる。
【0066】図7に基づいて実例を挙げる。利用者がい
ずれかの作品の前まで近づくと、この例では「作品の個
別案内」が10秒以内という比較的短い時間の音声出力
で行われる。もちろん、図7に示した「課金されない情
報」の欄を設定し直すことで、この10秒以内という短
時間の案内を、30秒あるいは1分等の他の時間に変更
することも可能である。これによって、説明が簡単に行
われるか、詳細に行われるかを選択することができる。
利用者が課金によって作品の更なる情報を望んでいる場
合には、「作品の個別案内」が行われた後で、作品の時
価等のオプショナルな情報が音声またはHTMLによる
画像情報で提供される。
【0067】このような作品別の情報提供は、利用者が
その作品から離れていくことによって、該当する作品別
基地局111Wと情報端末117の通信の信号レベルが
所定のしきい値以下に低下するまで行われる(ステップ
S324)。そして、該当する作品別基地局111Wと
の通信が途絶えたら再びステップS321に戻って一般
的な情報提供が行われ、利用者が同一または別の作品に
近づくことによって作品別基地局111Wが検知される
と該当する作品に関する情報の提供が行われることにな
る。同一の利用者が同一の作品に再度近づいたときに
は、同一の説明を再度行うか、説明の中断後の内容から
説明を開始するかは、この情報提供システムで初期的に
設定しておいてもよいし、利用者が情報端末117のボ
タンスイッチ135の操作によって設定内容を変更する
ようにしてもよい。
【0068】このようにして利用者は部屋の内部を歩き
まわり個々の作品についての情報を取得することができ
る。また、図3にも示したように、たとえばイスに腰掛
けて、情報端末117のディスプレイ132に表示され
た情報からURLを辿って各種ホームページにアクセス
し、更に必要な情報を取得することも可能である。
【0069】情報端末117を所持した利用者が部屋を
出ると、部屋用基地局111Rは情報端末117を検知
しなくなる(ステップS325:Y)。これによって、
その部屋に関する情報の提供が終了することになる(エ
ンド)。なお、室内着信を指定した利用者の場合には部
屋の内部にいる状態で部屋用基地局111Rがその利用
者に対する着信を知らせるので、これに応答することで
通話を保留状態に移行させることができる。そして部屋
を出て予め定められた所定の箇所で保留を解除し、発呼
側と通信することになる。この利用者が相手側と通信を
終えて再度同一の部屋に入った場合には、その前の段階
で利用者が選択情報の設定を変更しない限り、前と同様
の選択情報による情報の提供が再開されることになる。
【0070】なお、以上説明した実施例では情報端末1
17の種類に応じた情報を提供する点について詳細に説
明しなかった。各種の情報端末が使用される環境では情
報端末の種類に応じた情報を選別して送出するようにし
なければ、送られてきた情報を表示したり再生すること
ができないといった事態が発生する場合がある。したが
って、情報の提供側はそれぞれの情報端末の情報再現能
力を把握しておき、たとえばステレオの再現が可能な端
末であればステレオによる音声情報を送出し、それ以外
の場合にはモノラルによる音声情報を送出するようにす
ればよい。画像情報の場合にも、動画の再現方式や再現
可能な記述言語に応じて情報を送信する必要がある。
【0071】このためには、情報端末117の機種ある
いは製品別に再現できる情報を記載した変換テーブルを
たとえばデータベース128中に備えておけばよい。そ
して、それぞれの情報端末117に合わせて最も高度な
内容を再現できるような形式の情報を選択し、その情報
に変換した後に情報の提供を行うようにすれば効果的な
情報提供が可能になる。
【0072】第2の実施例
【0073】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。この第2の実施例では、利用者がレストラン等の店
を選択し、来店するまでのサービスに用いられるように
なっている。
【0074】図11はこのサービスの全体的な流れを表
わしたものである。まず利用者は前記したように店の選
択を行う(ステップS401)。この選択は、たとえば
インターネットのホームページの検索によって行われて
もよいし、第1の実施例で使用されたような携帯端末等
の情報端末が使用されてもよい。また、月刊誌あるいは
週刊誌等の情報誌を見て、店を選択するようにしてもよ
い。
【0075】次に利用者はその店に予約を行う(ステッ
プS402)。このような予約は、同様にインターネッ
トの該当するホームページでキーボードを操作して入力
を行うか、情報端末の同様の操作によって行うことにな
る。
【0076】図12は、店の予約を行う際の入力項目を
挙げたものである。入力項目410は、来店日時、来店
人数、サービスの内容、来店する代表者の氏名および連
絡先と、来店者の交通手段別の人数および電話番号であ
る。ここで、来店者の交通手段とは、来店者がどのよう
な交通手段(電車、バス、自家用車等の種別)で来店す
るかをいう。本実施例のシステムでは、1グループの来
店者が交通機関を別々に使用して来店を別個に行うよう
な場合には、交通手段ごとに来店者の電話番号を入力し
ておくことで、来店の誘導等のサービスを個別に受ける
ことができる。予約が行われると、これによる入力内容
が本実施例の情報提供システムに登録される(ステップ
S403)。この後、来店に伴うサービスが実行される
(ステップS404)。来店に伴うサービスとは、予約
確認のメールの送付や、予約当日のメールでの連絡、店
までの情報端末を使用した誘導サービスおよび来店の進
行に合わせた調理や席の確保等のサービスである。
【0077】図13は、この第2の実施例の情報提供シ
ステムの全体的な構成を表わしたものである。このシス
テムは、互いに異なった場所に配置された複数の基地局
4111、4112、……411Nと通信制御装置412
を通して接続された情報処理装置413を備えている。
情報処理装置413内の通信制御装置412は、インタ
ーネットあるいは通常の電話網等の通信網414とも接
続されており、図示しないモデムあるいはルータを介し
て家庭や事業所のパーソナルコンピュータ415と接続
されている。情報処理装置413は、基地局4111
4112、……111Nと無線で接続される携帯端末等の
情報端末417に対して交換機としての機能を備えてい
るだけでなく、所定の場合には情報端末417の利用者
418に対して有用な情報を提供するようになってい
る。また、情報端末417はGPS衛星419を使用し
た位置情報の取得システムを利用できるようになってお
り、店に来店する際の誘導にはこのGPS衛星419が
使用される。
【0078】情報処理装置413内の通信制御装置41
2は、基地局4111、4112、……411Nならびに
通信網414を介して各種情報端末あるいは電話機とを
交換接続する交換機能部421を備える他、サービス提
供のためのサービス提供機能部422と接続されてい
る。サービス提供機能部422はその内部での処理を実
行するためのプログラムを格納した磁気ディスク等から
なるプログラム格納部424を備えており、RAM42
5上に展開されたプログラムをCPU426が実行する
ことでサービス提供のための機能を発揮するようになっ
ている。データバス等のバス427にこれらの電気部品
と共に接続されたデータベース428には、各基地局4
111、4112、……411Nの管轄する場所に密着し
た各種の店等の地域情報が格納されていると共に、情報
端末417の各利用者がこれらの店等の施設を利用する
際の利用者データも登録されるようになっている。図1
2に示した入力項目410もこの利用者データの一部と
なっている。
【0079】図14は、図13に示した情報処理装置を
使用した本実施例のシステムの機能的な構成を表わした
ものである。情報処理装置413は、交換ネットワーク
451を介して携帯型電話機等の情報端末417やパー
ソナルコンピュータ415と接続されている。この情報
処理装置413は、情報端末417の位置を把握する位
置検出装置452と、レストラン等の各種の店のデータ
や道路あるいは電車に関する情報を蓄積した情報蓄積装
置453と、この情報蓄積装置453に格納された情報
を情報端末417の種類に応じて適宜変換する情報変換
装置454と、これら位置検出装置452、情報蓄積装
置453および情報変換装置454の制御を行う制御装
置455と、情報変換装置454によって変換された情
報を再生して交換ネットワーク451に送出する情報再
生機構456によって構成されている。ここで、情報再
生機構456は、音声情報を合成して送出する音声合成
送出装置457と、テキスト情報を送出するテキスト送
出装置458と、汎用記述言語に変換して送出する汎用
記述言語送出装置459から構成されており、情報端末
417それぞれの再生能力に応じた形態で情報の送出が
行われるようになっている。
【0080】図15は、この第2の実施例で使用される
情報端末の一例としての携帯電話機の外観を表わしたも
のである。情報端末417はヒンジ機構131を中心に
2つ折りできる構成となっており、アンテナの付いた面
には、カラー液晶画面によって構成されるディスプレイ
132と、スピーカ133が配置されている。また、他
の面には、ダイアル等を行うための各種ボタンスイッチ
135とマイクロフォン136が配置されている。情報
端末417はその内部にGPS衛星から送られてくるコ
ード情報を受信する機構と、このコード情報と時間を同
一にして生成するコード情報の生成回路と、これら2種
類のコード情報を用いてGPS衛星までの距離を測定す
る回路と、位置の分かった3つのGPS衛星について求
められた距離から情報端末417自体の位置を判別する
回路とを備えている。もちろん、これらの回路の一部
は、必要に応じてサービス提供機能部422側あるいは
ネットワーク側に設けるようにしてもよい。
【0081】図16は、本実施例で店の予約が行われる
状態の画面表示の一例を表わしたものである。インター
ネットのホームページからホテルのレストランを予約す
る場合を例にとって説明する。利用者418は、図13
に示したパーソナルコンピュータ415を使用してイン
ターネットに接続し、その検索サービスを使用してホテ
ルを選択し、ホテルおよびレストランの予約のためのペ
ージを開く。すると、この図16に示すように「××ホ
テル予約画面」431が表示される。
【0082】この「××ホテル予約画面」431には、
宿泊をするか、レストランの予約をするかのいずれかま
たは双方を選択できるようになっており、レストランに
ついては食事のカテゴリー別に店を選択できるようにな
っている。後は、図12で説明したように人数、代表
者、交通機関別のデータを入力する。
【0083】図17は、以上の入力が終了したときに情
報処理装置側から利用者の表示画面に送り返されてくる
登録前の確認データを表わしたものである。図13に示
した情報処理装置413は利用者が「××ホテル予約画
面」431から予約を行うと、これを基にしてこの情報
処理システムに登録するデータについての確認のための
データを作成して、これを登録確認画面432として画
面に表示する。
【0084】ここで「位置検索開始時間」とは、予約し
た者がホテルに向かって移動を開始した際のこれらの者
の位置の検索を開始する時間を言う。ホテルのレストラ
ンの予約時間は19時00分なので、この例ではこれよ
りも1時間前の18時00分から余裕を持って位置の検
索が開始されるようになっている。「位置検索開始時
間」は、目的とする店がどのような場所に位置している
かにもよるが、予約時間よりも30分または1時間とい
った予め定めた時間を減算して自動的に設定されるよう
になっている。
【0085】「位置検索パターン」とは、予約した者の
位置を検索する手法を言う。予約した者が来店する際の
移動手段によってこのパターンが選択される。たとえば
電車を利用して最寄の駅まで来て、そこから歩いて来店
するような場合には、該当する駅の到着の検出が位置検
索のパターンとなる(位置検索パターン)。これに対
して、自家用車やタクシを使用して来店するような場合
には、その車がたとえばホテルから半径100m以内に
入ったことの検出が位置検索のパターンとなる(位置検
索パターン)。これらは、共に予約した者が所持する
情報端末の位置の検出によって行われる。
【0086】「位置検索パターン」の種類に応じて、該
当者の位置を検出したときのその情報端末に対する送信
メッセージが異なってくる。本実施例では、「位置検索
パターン」の場合、徒歩による来店なので、レストラ
ンの場所についての音声による案内が行われる。「位置
検索パターン」に対しては、車での来店なので駐車場
の案内と、レストランの場所の案内が行われるようにな
っている。これについては電話番号別に送信するデータ
が異なっており、一方の電話に対しては音声によるショ
ートメッセージが送出される。他方の電話に対しては場
所を記したモノクロの画像データが送出される。
【0087】このような情報端末に対する案内の送出
は、予め設定した最初の場所に利用者が来たときにのみ
行われる必要はない。たとえば、その利用者が徒歩また
は車によってホテルまで到着して、ロビーに入ったとき
に再度案内が行われるようなものであってもよい。この
例の場合には、利用者がすでにホテルまで到着している
ので、それに応じた案内が行われる。たとえば予約した
レストランの具体的な場所や、先に来店している仲間の
数といったような情報が提供されることになる。
【0088】図18は、利用者が車の場合の位置情報の
検出の原理を表わしたものである。図17で説明した時
刻「16:00」になると、図13に示した情報処理装
置413は通信制御装置412を介して車441に乗っ
ている利用者(この者を利用者418Aとする。)の情
報端末417Aの位置情報の取得を開始する。位置情報
は、GPS衛星419を使用して取得する。情報処理装
置413側では所定の時間間隔で取得する位置情報か
ら、利用者418Aの乗っている車441が到達予定地
としてのホテル442から半径100mの距離まで到達
すると、その時刻の「16:03」に情報端末417A
に対して電話を掛け、その電話番号に応じて「ご来店お
待ちしております。第1駐車場をご利用下さい」という
ショートメッセージを流すか、「ご来店お待ちしており
ます。洋食××は38階になります」というテキスト情
報を図15に示した情報端末417(417A)のディ
スプレイ432に表示することになる。
【0089】図19は、利用者が電車を使って訪れる際
の位置情報の検出の原理を表わしたものである。図17
で説明した時刻「16:00」になると、情報処理装置
413は通信制御装置412を介して徒歩で歩いてくる
予定の利用者(この者を利用者418Bとする。)の情
報端末417Bの位置情報の取得を開始する。位置情報
は、GPS衛星419を使用して取得する。ただし、地
下鉄のようにGPS衛星419を使用して位置データを
取得しにくい場合があるので、その場合には図13に示
した基地局4111、4112、……411Nに対する情
報端末417Bの電界強度や電波の入射角度あるいはそ
れぞれの基地局4111、4112、……411Nに対す
る同一時刻に発した電波の到達時間の違いによって位置
の割り出しを行う。この点については、従来から幾つか
の提案が行われているので、ここではその詳細を省略す
る。
【0090】情報処理装置413側では所定の時間間隔
で取得する位置情報から、利用者418Bが最寄の駅に
到着したことを検知すると、その時点で情報端末417
Bに対して電話を掛け、「ご来店お待ちしております。
洋食××は38階になります」という音声情報を流す。
なお、まだ車内にいる可能性がある場合には、このよう
な音声情報に変えてテキスト情報を流し、図15に示し
た情報端末417(417B)のディスプレイ432に
表示してもよい。
【0091】図20は、情報端末ごとに行われるこのよ
うな案内サービスの処理の流れを表わしたものである。
図13に示した情報処理装置413は、データベース4
28に登録されたそれぞれの情報端末417の電話番号
に対して検索開始時刻が到来するのを監視している(ス
テップS461)。そして、検索開始時刻になったら
(Y)、その情報端末417Aあるいは417Bに対す
る検索パターンを読み出す(ステップS462)。そし
て、現時点でのその情報端末417Aあるいは417B
の位置情報を取得する(ステップS463)。そして取
得した位置情報の示す利用者418Aまたは418Bが
検索範囲内に到達している場合には(ステップS46
4:Y)、図17に示した用意した案内を流すことな
く、別に用意した早期到着時における案内をその情報端
末417Aあるいは417Bに送出して(ステップS4
65)、処理を終了させる(エンド)。
【0092】このように利用者418Aまたは418B
が検索範囲内に既にいる場合としては次のような場合を
考えることができる。その1つは、外出等によってその
場所の近くまで来てしまっている場合である。この他、
行き先のホテル442に元々近い位置に職場あるいは自
宅が存在する場合も同様である。このような場合には、
車441で来所するときには、1時間前の検出時点で駐
車場を知らせると共に、レストランに予約している時刻
は1時間後であることを音声データあるいは視覚的なデ
ータで知らせることになる。また徒歩で来所する場合に
は、同様にレストランに予約している時刻が1時間後で
あることを知らせる。双方ともに、予定時刻までの時間
のつぶし方を知らせてもよい。たとえばホテル442の
喫茶店や付近で行われている展覧会の案内が行われても
よい。また、空席があれば宴会等の繰り上げが可能であ
ることを通知してもよい。
【0093】ステップS464で1時間前の段階で検索
範囲に到達していないことが判別された場合には
(N)、通常想定されるこの状況でサービスを木目細か
なものにするために、利用者418Aまたは418Bの
位置検索のパターンがパターンに属するものかパター
ンに属するものであるかの判別を行う(ステップS4
66)。そして、パターン(電車利用)に該当すると
判別された場合には(Y)、前記したようなそのための
案内サービスが実行される(ステップS467)。ま
た、パターン(車利用)に該当すると判別された場合
には(Y)、前記したようなそのための案内サービスが
実行されることになる(ステップS468)
【0094】図21は、ステップS467におけるパタ
ーンによる処理の具体的な流れを表わしたものであ
る。この場合には、前記したように該当する駅に到着し
たことを判別したら(ステップS481:Y)、車内で
の呼び出しを防止するためにそれから1分経過した時点
で(ステップS482:Y)、利用者418Bに対して
電話を掛けて前記した案内を送出する(ステップS48
3)。更に、目的地としてのホテル442に利用者41
8Bが到着したら(ステップS484:Y)、今度は到
着時に必要とする案内を電話で伝えることになる(ステ
ップS485)。
【0095】図22は、ステップS468におけるパタ
ーンによる処理の具体的な流れを表わしたものであ
る。この場合には、前記したようにホテル442からX
m(本実施例ではXが“100”)以内になったら(ス
テップS501:Y)、利用者418Aに対して電話を
掛けて前記した案内を送出する(ステップS502)。
更に、目的地としてのホテル442に到着したら(ステ
ップS503:Y)、今度は到着時に必要とする案内を
電話で伝えることになる(ステップS504)。
【0096】図23は、情報端末に対する案内のデータ
形式の変換処理の様子を説明するためのものである。本
実施例で図13のデータベース428に格納している各
種データは、テキストデータ521と原画像データ52
2の2種類となっている。図13で示したサービス提供
機能部422は、これら1種類ずつのデータをデータベ
ース428に格納しておき、案内を送出する情報端末4
17の種類や置かれる環境の種類に応じてこれらを適宜
変更して送出するようになっている。たとえば、「ご来
店お待ちしております。第1駐車場をご利用下さい」と
いうテキストデータはそのままテキストデータとして相
手の情報端末417に送出されて、そのディスプレイに
文字として表示してもよいし、テキストデータを音声デ
ータに変える変換手段を使用して音声データに変換し、
音声525として出力させるようにしてもよい。また、
ホテル442等を表わした原画像データ(イメージデー
タ)は、そのままの色情報でディスプレイ432で表示
してもよいし、表示する色の数が限定されているような
場合には、減色して白黒画像526にしたり、JPEG
(joint photographic experts group)形式の画像にお
ける表現できる色の数を大幅に減縮してGIF(graphi
cs interchange format)形式で表現するようにしても
よい。
【0097】図24は、本実施例でホテル側が客に直接
行うサービスの処理手順を表わしたものである。ホテル
442は情報端末417を所持した予約の利用者の位置
を事前に確認することができるので、利用者が目的地と
してのホテル442に到着するたびに(ステップS54
1)、レストランの入り口に従業員を立たせる等の客の
向かえ入れのための準備を行う(ステップS542)。
そして、予め予約した全員が到着したら(ステップS5
43:Y)、乾杯用のビールを出したり、あるいは料理
を出す等の全員揃った段階でのサービスを開始する(ス
テップS544)。このように、情報端末417の位置
情報の把握によって多数の客が利用するレストランであ
っても、料理の進行や従業員の配置を効率的に行うこと
ができる。また、この図では示していないが、客の到来
時刻の予測を行って料理の準備を行ったり、席の配置を
行うことで、施設を効率的に利用することも可能にな
る。
【0098】第2の実施例の変形例
【0099】図25は、本発明の第2の実施例を変形し
た一例を示したものである。この変形例では、携帯型電
話機等の情報端末417が所定の情報登録エリアに進入
すると(ステップS601)、位置検出システム621
内の位置検出装置452がこれを検出するようになって
いる。位置検出装置452はこの検出に基づいてその情
報端末の電話番号を検出する(ステップS602)。そ
して、その電話番号と進入したエリアを制御装置455
に送出する(ステップS603)。制御装置455はこ
れを受信して電話番号とエリアを判断する(ステップS
604)。
【0100】一方、利用者あるいは利用者から連絡を受
けたレストラン側では情報の提供を行う対象となる電話
番号および提供が行われるエリアを、パーソナルコンピ
ュータ(パソコン)を操作することによって事前に入力
しておく(ステップS605)。この入力データは情報
蓄積装置453に格納される(ステップS606)。
【0101】したがって、情報端末417が所定のエリ
アに到来したことでその電話番号とエリアについての情
報が情報蓄積装置453に送られてきたら(ステップS
607)、情報蓄積装置453はその情報端末417が
必要とする情報を情報変換装置454に送出する。情報
変換装置454ではこの情報を、事前に指定されている
メディアに変換する(ステップS609)。そして、こ
の変換済みの情報を該当する情報端末417に送出する
(ステップS610)。
【0102】このようにこの変形例の情報提供システム
では、それぞれの情報端末に応じて予め指定したメディ
アで送信を行うことにしたので、該当する情報端末が特
別のデータ変換を行う必要がない。したがって、情報端
末417側にデータ変換のための各種のソフトウェアを
用意しておく必要がなく、メモリの容量を大型化する必
要がないばかりでなく、情報端末417側のデータ処理
の負荷を軽減することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項2記載の発明によれば、情報端末側が取得したい情報
とその情報を取得したい場所とを自端末を識別させるた
めの端末識別情報と対応付けて情報の取得に先立って情
報端末の利用者側が予め送信するようにしたので、取得
したい情報や場所を自分から選ぶことができ、適切な情
報のみを効率的に受け取ることができる。
【0104】また請求項2および請求項4記載の発明に
よれば、再現できる情報の形式が情報の送信側に送られ
るので、送信側の情報変換手段によって変換された最適
な形式の情報を受信することが可能になり、効果的な情
報の取得が可能になる。
【0105】更に請求項3および請求項4記載の発明に
よれば、情報端末の利用者側はレストラン等の施設を具
体的に予約し、その施設の利用のための案内情報の提供
を受けるようにしたので、道を間違えたりすることがな
くなり、また駐車場を探すといった時間の浪費を避ける
ことができるだけでなく、予約した施設に出向くのを忘
れていたような場合にも案内情報によってこれを思い出
すことができ、自己のスケジュール管理に役立つことに
なる。
【0106】また請求項5記載の発明によれば、情報変
換手段は変換テーブルを持っており、この変換テーブル
によって情報の変換を行うことにしたので、それぞれの
情報端末に対して再現できる情報の形式を最大限生かせ
る情報を送出することが可能になる。これにより、情報
端末の種類が各種存在しても、これらに適した形態で情
報の提供が可能になり、特定の製品しか使用できないと
いった不都合を回避することができる。
【0107】更に請求項6記載の発明によれば、利用者
が要求した情報であっても、その利用者の個人情報から
提供が無駄あるいは何等かの弊害がある情報をフィルタ
リングによってカットすることができるので、不用意に
情報の取得を要求した場合であっても、有効な情報のみ
の提供を受けることができる。これにより、情報の量で
課金が行われるような場合には、無駄な課金を避けるこ
とができ、経済的な情報の取得が可能になる。
【0108】また、請求項7記載の発明によれば、予約
発信手段は、予約した施設に到達するための交通手段を
併せて発信することにしたので、それぞれの交通機関に
合わせた位置の確定作業を行うことができ、より効率的
かつ信頼性の高い位置検出作業が可能になる。
【0109】更に請求項8記載の発明によれば、予約発
信手段の発信した交通手段に合わせて情報端末を検出す
る位置を設定し、案内情報送出手段はその交通手段に合
わせた案内を送出するので、駅からの道路の案内とか、
駐車場の案内といったように交通手段に合った適切な案
内を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における情報処理システ
ムの構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】第1の実施例で使用される情報端末の一例とし
ての携帯電話機の外観を表わした平面図である。
【図3】第1の実施例で情報端末が利用される場面の一
例を示した斜視図である。
【図4】第1の実施例で情報端末を使用して作品を鑑賞
する場合の登録作業の概要を表わした流れ図である。
【図5】第1の実施例で個人情報登録領域に登録される
個人情報の一人分の内容の一例を示した説明図である。
【図6】第1の実施例で選択情報の入力作業を具体的に
表わした流れ図である。
【図7】第1の実施例で利用者が美術品展示場で選択す
る選択情報の一例を示した説明図である。
【図8】第1の実施例で「ディスプレイの表示」につい
ての項目の選択の様子を表わした表示画面の要部平面図
である。
【図9】図3に示した美術品展示場に利用者が入場した
際の情報端末に対する処理の流れの概要を表わした流れ
図である。
【図10】図9のステップS304で示した情報の提供
についての具体的な処理を表わした流れ図である。
【図11】本発明の第2の実施例で提供されるサービス
の概要を表わした流れ図である。
【図12】この第2の実施例で店の予約を行う際の入力
項目を挙げた説明図である。
【図13】第2の実施例の情報提供システムの全体的な
構成を表わしたシステム構成図である。
【図14】図13に示した情報処理装置を使用した本実
施例のシステムの機能的な構成を表わしたシステム構成
図である。
【図15】第2の実施例で使用される情報端末の一例と
しての携帯電話機の外観を表わした平面図である。
【図16】第2の実施例で店の予約が行われる状態の画
面表示の一例を表わした平面図である。
【図17】第2の実施例で情報処理装置側から利用者の
表示画面に送り返されてくる登録前の確認データを表わ
した平面図である。
【図18】第2の実施例で利用者が車の場合の位置情報
の検出の原理を表わした説明図である。
【図19】第2の実施例で利用者が電車を使って訪れる
際の位置情報の検出の原理を表わした説明図である。
【図20】第2の実施例で情報端末ごとに行われる案内
サービスの処理の流れの概要を表わした流れ図である。
【図21】ステップS467におけるパターンによる
処理の具体的な流れを表わした流れ図である。
【図22】第2の実施例でステップS468におけるパ
ターンによる処理の具体的な流れを表わした流れ図で
ある。
【図23】第2の実施例で情報端末に対する案内のデー
タ形式の変換処理の様子を示した説明図である。
【図24】第2の実施例でホテル側が客に直接行うサー
ビスの処理手順を表わした流れ図である。
【図25】本発明の第2の実施例の変形例におけるシス
テム各部の制御動作を示した説明図である。
【図26】従来提案された情報処理システムにおける矩
形領域の一例を示した説明図である。
【図27】この従来の提案におけるディスプレイの表示
の一例を示した平面図である。
【図28】従来の他の提案による情報提供システムでの
使用環境の一例を示したシステム構成図である。
【図29】複数のアクセスポイントを使用した従来の情
報提供システムの概要を表わしたシステム構成図であ
る。
【符号の説明】
111、411 基地局 112、412 通信制御装置 113、413 情報処理装置 114、414 通信網 115、415 パーソナルコンピュータ 117、417 情報端末 118、418 利用者 124、424 プログラム格納部 126、426 CPU(中央処理装置) 128、428 データベース 202 作品 205 イヤホン 419 GPS衛星 432 登録確認画面 441 車 442 ホテル 451 交換ネットワーク 452 位置検出装置 454 情報変換装置 456 情報再生機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 AC14 AC18 AC20 5K067 AA21 DD17 EE02 EE16 FF02 FF03 FF05 HH11 JJ52 9A001 BB02 BB03 BB04 CC02 CC05 EE02 FF03 HH15 HH23 JJ01 JJ10 JJ11 JJ18 JJ19 JJ27 JJ62 JJ72 JJ77 JJ78 KK37 KK56

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取得したい情報とその情報を取得したい
    場所とを自端末を識別させるための端末識別情報と対応
    付けて情報の取得に先立って予め送信する送信手段と、
    自端末の現在の位置を検出させるための位置検出用信号
    を発信する位置検出用信号発信手段と、自端末が取得し
    たい情報が到来したときこれを表示する表示手段とを備
    えた情報端末と、 それぞれ特定の場所に対応付けて情報端末からその端末
    識別情報と共に取得したい情報とその情報を取得したい
    場所を示す情報が送信されたときこれらを対応付けて登
    録する登録手段と、各情報端末から発信される位置検出
    用信号を用いてこれらの情報端末の位置を逐次判別する
    位置判別手段と、各場所に対応させて各種情報を格納し
    た情報格納手段と、前記位置判別手段の判別した位置と
    端末識別情報が前記登録手段に対応付けて登録されてい
    るとき情報格納手段からその端末の取得すべき情報を選
    別する情報選別手段と、該当する情報端末が情報を取得
    したい場所に入ったときこの情報選別手段で選別した情
    報をこの情報端末に送信する情報送信手段とを備えた情
    報提供装置とを具備することを特徴とする情報提供シス
    テム。
  2. 【請求項2】 取得したい情報とその情報を取得したい
    場所と再現できる情報の形式とを自端末を識別させるた
    めの端末識別情報と対応付けて情報の取得に先立って予
    め送信する送信手段と、自端末の現在の位置を検出させ
    るための位置検出用信号を発信する位置検出用信号発信
    手段と、自端末が取得したい情報が到来したときこれを
    送られてきた情報の形式に合わせて表示する表示手段と
    を備えた情報端末と、 それぞれ特定の場所に対応付けて情報端末からその端末
    識別情報と共に取得したい情報とその情報を取得したい
    場所と再現できる情報の形式とを示す情報が送信された
    ときこれらを対応付けて登録する登録手段と、各情報端
    末から発信される位置検出用信号を用いてこれらの情報
    端末の位置を逐次判別する位置判別手段と、各場所に対
    応させて各種情報を格納した情報格納手段と、前記位置
    判別手段の判別した位置と端末識別情報が前記登録手段
    に対応付けて登録されているとき情報格納手段からその
    端末の取得すべき情報を選別する情報選別手段と、この
    情報選別手段で選別した情報を前記再現できる情報の形
    式に合わせて変換する情報変換手段と、該当する情報端
    末が情報を取得したい場所に入ったときこの情報変換手
    段によって変換された情報をこの情報端末に送信する情
    報送信手段とを備えた情報提供装置とを具備することを
    特徴とする情報提供システム。
  3. 【請求項3】 予約した施設および予約した時刻とを自
    端末を識別させるための端末識別情報と対応付けて発信
    する予約発信手段と、自端末が取得したい情報が到来し
    たときこれを表示する表示手段とを備えた情報端末と、 前記予約発信手段によって発信された情報を受信して登
    録する登録手段と、 各種施設の位置情報および施設の利用のための案内情報
    とを格納した情報格納手段と、 前記登録手段に登録された情報の中から予約した時刻に
    所定時間以内の範囲内で近づいた情報端末の電話番号を
    検索し、この情報端末の位置を追跡する情報端末位置追
    跡手段と、 この情報端末位置追跡手段によって追跡された情報端末
    が予約した施設との関係で予め定められた位置に到達し
    たときこれを検出する定位置検出手段と、 この定位置検出手段が検出を行った段階でその位置検出
    に対応した案内情報を該当する情報端末に送信する案内
    情報送出手段とを具備することを特徴とする情報提供シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 予約した施設および予約した時刻ならび
    に自端末の再現できる情報の形式とを自端末を識別させ
    るための端末識別情報と対応付けて発信する予約発信手
    段と、自端末が取得したい情報が到来したときこれを表
    示する表示手段とを備えた情報端末と、 前記予約発信手段によって発信された情報を受信して登
    録する登録手段と、 各種施設の位置情報および施設の利用のための案内情報
    とを格納した情報格納手段と、 この情報格納手段に格納された案内情報を各端末の再現
    できる情報の形式に応じて変換する情報変換手段と、 前記登録手段に登録された情報の中から予約した時刻に
    所定時間以内の範囲内で近づいた情報端末の電話番号を
    検索し、この情報端末の位置を追跡する情報端末位置追
    跡手段と、 この情報端末位置追跡手段によって追跡された情報端末
    が予約した施設との関係で予め定められた位置に到達し
    たときこれを検出する定位置検出手段と、 この定位置検出手段が検出を行った段階でその位置検出
    に対応した案内情報を前記情報変換手段で変換して該当
    する情報端末に送信する案内情報送出手段とを具備する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記再現できる情報の形式は、音声情報
    の場合にはステレオ、モノラル等の情報形式であり、画
    像情報の場合には記述言語の種類であり、前記情報変換
    手段は、再現できる情報の形式を最大限生かせる情報に
    変換するための変換テーブルを持っており、この変換テ
    ーブルによって情報の変換を行うことを特徴とする請求
    項1記載の情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記情報提供装置は各情報端末の利用者
    の個人情報を格納した個人情報格納手段を備えており、
    前記情報選別手段は情報端末の利用者の個人情報を基に
    して該当する情報をフィルタリングするフィルタリング
    手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記予約発信手段は、予約した施設に到
    達するための交通手段を併せて発信することを特徴とす
    る請求項3または請求項4記載の情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記定位置検出手段は、前記予約発信手
    段の発信した交通手段に合わせて情報端末を検出する位
    置を設定し、前記案内情報送出手段はその交通手段に合
    わせた案内を送出することを特徴とする請求項7記載の
    情報提供システム。
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