JP2001119550A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2001119550A JP29372999A JP29372999A JP2001119550A JP 2001119550 A JP2001119550 A JP 2001119550A JP 29372999 A JP29372999 A JP 29372999A JP 29372999 A JP29372999 A JP 29372999A JP 2001119550 A JP2001119550 A JP 2001119550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理の適正な効果が容易に得られる画像
処理装置及び画像処理方法を提供する。 【解決手段】 GUIモジュール9aは、入力画像デー
タの印刷出力サイズを決める印刷出力サイズ設定参照符
号をRAMに格納する。出力解像度算出モジュール9c
は、入力画像データの画素数と印刷出力サイズ設定参照
符号とをパラメータとして用いて出力解像度を算出す
る。合成用データ選択モジュール9bは、出力解像度と
質感設定参照符号とに応じた合成用データを1つ選択す
る。合成処理モジュール9tは、この合成用データと入
力画像データとを合成して出力画像データを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル画像の出力画質を変化さ
せる種々の画像処理が知られている。例えば、出力画像
にノイズを生じさせるような画像処理を入力画像に施す
場合、ノイズに対応する画素の集合がラスタ空間上に配
列された合成用データが入力画像データに合成される。
【0003】入力画像データに合成用データを合成して
出力する場合、合成用データが同一であれば、出力時の
解像度が高いほどノイズのドット分布が密になるととも
にノイズのドットサイズが小さくなり、解像度が低いほ
どノイズのドット分布が粗になるとともにノイズのドッ
トサイズが大きくなる。
【0004】一方、デジタル画像の解像度は画素数と出
力サイズによって決まり、画素数は画素の補完または画
素の間引きがされない限り変化することはない。したが
って、例えば1600×1200ピクセルの入力画像デ
ータが4inch×3inchの領域に印刷される場
合、解像度は400ppiとなる。
【0005】画像処理アプリケーションにおいて画像の
出力サイズを拡大または縮小する場合、特に指定しない
限り画素数は増減しないため、出力サイズを拡大すれば
解像度が下がり、出力サイズを縮小すれば解像度が上が
る。例えば、上述の画像の場合、2inch×1.5i
nchに出力サイズを縮小すれば印刷時の解像度は80
0ppiとなる。
【0006】したがって、入力画像データに対して同一
の合成用データを合成した場合、出力サイズが変化する
ことによって出力画像に現れるノイズのドット分布及び
ドットサイズが変化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一の
合成用データを重ね合わせる場合に出力画像に現れるノ
イズのドット分布及びドットサイズが変化すると、アプ
リケーションにおいてオペレータが理解しやすいインタ
フェイスを実現することが困難になるという問題があ
る。例えば、ノイズのドット分布とドットサイズを語句
で説明したスイッチによってノイズの種類を選択するイ
ンタフェイスをアプリケーションに用意する場合、出力
サイズが変化することによって、スイッチに示される語
句と出力画像に現れるノイズのドット分布及びドットサ
イズとの関係が変化することとなる。具体的には、例え
ば「まばらなノイズ」という説明のスイッチが選択され
たとしても出力サイズを変化させることによって出力画
像に現れるノイズは「まばら」にも「密」にもなりう
る。このような現象は、ノイズを生じさせる画像処理に
限らず、入力画像データに対して別のデータを合成する
画像処理に共通した問題である。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
創作されたものであって、画像処理の適正な効果が容易
に得られる画像処理装置及び画像処理方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像処理装置によると、第一領域に入力画像データを格
納し第二領域に複数種類の合成用データを格納する記憶
装置を備え、パラメータ登録手段は、第一領域の入力画
像データの印刷出力サイズを決める参照符号を記憶装置
の第三領域に格納する。合成処理処理手段は、第一領域
の入力画像データの画素数と第三領域の参照符号とをパ
ラメータとして用いて第二領域から1つの合成用データ
を呼び出し、呼び出された合成用データと第一領域の入
力画像データとを合成して出力画像データを生成するた
め、画素数と印刷出力サイズに応じた適正な合成処理を
施すことができる。例えば、入力画像に対してノイズを
生じさせる画像処理装置において、画素数と印刷出力サ
イズに基づいて出力解像度を算出し、出力解像度が高い
場合はノイズのドット分布が粗である合成用データを入
力画像データに合成し、出力解像度が低い場合はノイズ
のドット分布が密である合成用データを入力画像データ
に合成することにより、出力解像度に依存しない適切な
画像処理の効果を得ることができる。このため、印刷出
力サイズを入力すれば画像処理の適正な効果が得られる
操作の容易な画像処理装置を実現することができる。
尚、記憶装置とは主記憶装置及び補助記憶装置を含む概
念を示すものとする。
【0010】本発明の請求項2記載の画像処理装置によ
ると、第二領域の合成用データは、ラスタ空間上におい
て合成されるデータに対し所定配列の明るさむらを生じ
させるデータ列であるため、出力画像に所定の質感を生
じさせる画像処理を施すことができる。
【0011】本発明の請求項3記載の画像処理装置によ
ると、合成処理手段は、第一領域の入力画像データの画
素数と第三領域の参照符号とによって決まる第一領域の
入力画像データの出力解像度が高くなるのに応じて明る
さむらを生じさせるデータの配列が粗である合成用デー
タを呼び出し、第一領域の入力画像データの出力解像度
が低くなるのに応じて明るさむらを生じさせるデータの
配列が密である合成用データを呼び出すため、出力解像
度に応じて出力画像にオペレータが期待する質感を生じ
させることができる。したがって、質感を生じさせる画
像処理の適正な効果が容易に得られる画像処理装置を実
現することができる。ここで明るさむらを生じさせるデ
ータの配列の粗密は、明るさむらがラスタ空間上におけ
る所定のデータの集合とその配列によって表されている
場合に、1つの集合がラスタ空間上に占める領域の広さ
と、隣り合う集合間の距離とによって決まるものとし、
1つの集合がラスタ空間上に占める領域が広く、隣り合
う集合間の距離が遠いほど配列は粗であるものとし、1
つの集合がラスタ空間上に占める領域が狭く、隣り合う
集合間の距離が近いほど配列は密であるものとする。
【0012】本発明の請求項4記載の画像処理方法及び
本発明の請求項7記載の記録媒体によると、記憶装置の
第一領域に格納された入力画像データの印刷出力サイズ
を決める参照符号を前記記憶装置の第二領域に格納す
る。第一領域の入力画像データの画素数と第二領域の参
照符号とをパラメータとして用いて記憶装置の第三領域
から1つの合成用データを呼び出し、呼び出された合成
用データと第一領域の入力画像データとを合成して出力
画像データを生成するため、画素数と印刷出力サイズに
応じた適正な合成処理を施すことができる。したがっ
て、印刷出力サイズを入力すれば画像処理の適正な効果
が得られる操作の容易な画像処理装置を実現することが
できる。
【0013】本発明の請求項5記載の画像処理方法及び
本発明の請求項8記載の記録媒体によると、第三領域の
合成用データは、ラスタ空間上において合成されるデー
タに対し所定配列の明るさむらを生じさせるデータ列で
あるため、出力画像に所定の質感を生じさせる画像処理
を施すことができる。
【0014】本発明の請求項6記載の画像処理方法及び
本発明の請求項9記載の記録媒体によると、第一領域の
入力画像データの画素数と第二領域の参照符号とによっ
て決まる第一領域の入力画像データの出力解像度が高く
なるのに応じて明るさむらを生じさせるデータの配列が
粗である合成用データを呼び出し、第一領域の入力画像
データの出力解像度が低くなるのに応じて明るさむらを
生じさせるデータの配列が密である合成用データを呼び
出すため、出力解像度に応じて出力画像にオペレータが
期待する質感を生じさせることができる。したがって、
質感を生じさせる画像処理の適正な効果が容易に得られ
る画像処理装置を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図面に基づいて説明する。図2に本発明の一実
施例による画像処理装置1を核とする画像処理システム
を示す。画像処理システムは、画像処理装置1、プリン
タ8及びディスプレイ10から構成されている。
【0016】CPU(Central Processing Unit)2と
記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)3は
図示しないPCIメモリ制御チップセットを介してメモ
リバスで接続されている。メモリバスは高速バスと接続
され、高速バスにはグラフィクス制御部4、記憶装置と
してのハードディスク5等の高速性が要求される周辺装
置が接続されている。高速バスは図示しないブリッジ回
路を介して低速バスと接続されている。低速バスにはマ
ウス、キーボード等からなる入力部6、インタフェース
部7等が接続されている。
【0017】画像処理装置1はオペレーティングシステ
ム(以下OSという。)の制御の下でRAM3にロード
された画像処理アプリケーション9を実行し、グラフィ
クス制御部4及びプリンタ8に画像データを出力する。
以下、図1及び図2に基づいて画像処理アプリケーショ
ン9について説明する。
【0018】画像処理アプリケーション9は、グラフィ
カルユーザインタフェースモジュール(以下GUIモジ
ュールという。)9a、出力解像度算出モジュール9
c、合成用データ選択モジュール9b、合成処理モジュ
ール9d、プリンタドライバインタフェースモジュール
(以下PDIモジュールという。)9fからなる。また
画像処理アプリケーション9は、実行時、ハードディス
ク5から呼び出された入力画像データが格納される入力
画像データ格納領域9p、入力画像の縦の画素数が格納
される画素数格納領域9r、ハードディスク5から呼び
出された合成用データが格納される合成用データ格納領
域9s、及び出力画像データが格納される出力画像デー
タ格納領域9tをRAM3に確保している。
【0019】CPU2に実行されることによってパラメ
ータ登録手段として作動するGUIモジュール9aは、
描画コマンドをOSのグラフィクスインタフェースに発
行し、操作画面、入力画像データ等をディスプレイ10
に出力し、オペレータが入力部6を用いて入力する質感
設定参照符号及び印刷出力サイズ設定参照符号を入力値
格納領域9qに格納するプログラムである。質感設定参
照符号は出力画像に生じさせる質感の種類を決める符号
である。本実施例において出力画像に生じさせることの
できる質感は、キャンバス地、及び石の質感である。質
感設定参照符号が決まることにより、これらの質感に応
じた陰影パターンを生じさせる合成用データが決まる。
印刷出力サイズ設定参照符号は画像データの印刷出力サ
イズのうち縦の長さを決める符号である。
【0020】出力解像度算出モジュール9cと合成用デ
ータ選択モジュール9bと合成処理モジュール9dと
は、CPU2に実行されることによって合成処理手段と
して作動するプログラムである。
【0021】出力解像度算出モジュール9cは、印刷出
力サイズ参照符号と入力画像の縦の画素数とを用いて出
力解像度X(ppi)を縦の画素数(pixel)/印
刷出力サイズの縦の長さ(inch)によって算出し合
成用データ選択モジュール9bに渡すプログラムであ
る。
【0022】合成用データ選択モジュール9bは、質感
設定参照符号と出力解像度Xを参照して入力画像データ
の合成処理に用いられる合成用データを決定し、そのア
ドレスを合成処理モジュール9dに渡すプログラムであ
る。
【0023】合成用データ5a〜5dはハードディスク
5に格納されている。合成用データ5a〜5dは、図3
に示すように、入力画像データの明度の情報を変更する
データがラスタ状に配列されたデータ列である。ハード
ディスク5には、キャンバス地の質感に応じた陰影パタ
ーンを出力画像に生じさせる2つの合成用データ5a、
5bと、石の質感に応じた陰影パターンを出力画像に生
じさせる2つの合成用データ5c、5dとが格納されて
いる。図4は、入力画像データの明度を増減する合成用
データのラスタ空間上における配列を模式的に表してい
る。図4において暗い領域は、その領域に配列されるデ
ータが明度を減ずるデータであることを示している。図
4(A)に示すように、合成用データ5aのデータ配列
パターンは合成用データ5bのデータ配列パターンより
粗である。図4(B)に示すように、合成用データ5c
のデータ配列パターンは合成用データ5dのデータ配列
パターンより粗である。データ配列パターンが粗である
合成用データ5a、5cは、出力解像度が高いときに用
いられるものであり、データ配列パターンが密である合
成用データ5b、5dは出力解像度が低いときに用いら
れるものである。尚、ハードディスク5に格納される合
成用データは上述のものに限らず、多様な質感にあわせ
て多数格納することができ、また同じ質感を生じさせる
合成用データを出力解像度にあわせて3種類以上格納し
てもよい。
【0024】合成処理モジュール9fは、合成用データ
と入力画像データを合成し、出力画像データ格納領域9
tに格納するプログラムである。合成処理モジュール9
fは、合成用データ選択モジュール9bから受け取った
合成用データのアドレスを用いてハードディスク5から
合成用データを合成用データ格納領域9sに呼び出し、
HSB(Hue, Saturation, Brightness)モデルで表さ
れた入力画像データと、合成用データとをラスタ状の明
度空間において足し合わせ、足し合わせたデータを出力
画像データ格納領域9tに格納する。このように足し合
わせて生成された出力画像データは、入力画像データの
明度が増減されているため、陰影のパターンによって凹
凸があるように見え、あたかも画像がキャンバス地や石
の上に描かれたように見える。
【0025】PDIモジュール9fは、合成処理モジュ
ール9dによって出力画像格納領域9tに格納された出
力画像データと、出力画像データに対する描画コマンド
とをOSのグラフィクスインタフェースを通じてプリン
タドライバに送信するプログラムである。
【0026】以下、図5に示す手順に従って入力画像デ
ータに合成処理を施してプリンタ8に画像データを出力
するときの画像処理装置1の作動について説明する。 (STEP10)画像処理アプリケーション9がRAM
3にロードされると、GUIモジュール9aは、入力値
格納領域9qにデフォルトの印刷出力サイズ設定参照符
号を格納し、ハードディスク5等の補助記憶装置に格納
されている画像データを入力画像データ格納領域9pに
ロードする。また、GUIモジュール9aは入力画像デ
ータの縦の画素数を画素数格納領域9rに格納する。
【0027】(STEP20)GUIモジュール9a
は、オペレータが入力画像データの印刷出力サイズを入
力すると印刷出力サイズ設定参照符号を変更する。
【0028】(STEP30)GUIモジュール9a
は、図6に示す操作画面をディスプレイ10に表示し、
出力画像に生じさせる質感の種類の入力を受け付ける。
オペレータによってスイッチ101が選択されると、G
UIモジュール9aは質感設定参照符号をキャンバス地
の質感に対応する符号に変更する。オペレータによって
スイッチ102が選択されると、GUIモジュール9a
は質感設定参照符号を石の質感に対応する符号に変更す
る。図6に示す操作画面においてスイッチ103が選択
されると、合成処理の実行が開始される。
【0029】(STEP40)出力解像度算出モジュー
ル9cは、印刷出力サイズ設定参照符号と画素数とに基
づいて出力解像度Xを算出し、合成用データ選択手段に
渡す。
【0030】(STEP50)合成用データ選択モジュ
ール9bは、質感設定参照符号がキャンバス地に対応す
るものであり、かつ出力解像度Xが240ppiより高
いとき、合成用データ5aのアドレスを合成処理モジュ
ール9dに渡す。合成用データ選択モジュール9bは、
質感設定参照符号がキャンバス地に対応するものであ
り、かつ出力解像度Xが240ppiより低いとき、合
成用データ5bのアドレスを合成処理モジュール9dに
渡す。合成用データ選択モジュール9bは、質感設定参
照符号が石に対応するものであり、かつ出力解像度Xが
240ppiより高いとき、合成用データ5cのアドレ
スを合成処理モジュール9dに渡す。合成用データ選択
モジュール9bは、質感設定参照符号がキャンバス地に
対応するものであり、かつ出力解像度Xが240ppi
より低いとき、合成用データ5dのアドレスを合成処理
モジュール9dに渡す。
【0031】(STEP60)合成用データのアドレス
を受け取った合成処理モジュール9dは、アドレスに示
される場所に格納された合成用データを合成用データ格
納領域9sに呼び出し、HSB(Hue, Saturation, Bri
ghtness)モデルで表された入力画像データと、合成用
データとをラスタ状の明度空間において足し合わせ、足
し合わせたデータを出力画像データ格納領域9tに格納
する。
【0032】(STEP70)PDIモジュール9f
は、OSのグラフィクスインタフェースを通じて出力画
像データに対する描画コマンドをプリンタドライバに発
行する。このとき、PDIモジュール9fは印刷出力サ
イズ設定参照符号を参照して印刷時の用紙サイズを描画
コマンドに反映させる。描画コマンドを受信したプリン
タドライバは描画コマンドに基づいて出力画像データか
らビットイメージ形式のデータ列を生成しプリンタ8に
転送する。プリンタ8は、受信したデータ列に基づいて
印刷出力サイズ設定参照符号に対応した大きさの画像を
印刷する。
【0033】以上、図5に示す手順に従って画像データ
に合成処理を施してプリンタ8に出力するときの画像処
理装置1の作動について説明した。本実施例に係る画像
処理装置1によると、入力画像データの画素数と印刷出
力サイズとによって決まる出力解像度に応じて合成用デ
ータが選択されるため、印刷出力サイズに関わらず、キ
ャンバス地の質感が選択された場合にはキャンバス地に
印刷したような質感が得られ、石の質感が選択された場
合には石の上に印刷したような質感が得られる。この効
果は、印刷出力される画像に現れる陰影のパターンが出
力解像度に関わらず常にほぼ一定の大きさと分布密度を
呈していることに起因する。すなわち、この効果は、視
覚的にキャンバス地の質感が認められるためには、印刷
結果に現れた陰影によって認識される凹凸パターンの大
きさ及び配列が、現実に存在するキャンバス地の凹凸パ
ターンと実寸において近似していることが必要であるこ
とに起因している。したがって、本実施例に係る画像処
理装置1によると、印刷出力サイズを入力すれば画像処
理の適正な効果が得られる操作の容易な画像処理装置を
実現することができる。
【0034】尚、本実施例では最終的にプリンタ8に出
力画像データを出力しているが、プリンタ8に出力する
ことなくハードディスク5等の補助記憶装置に出力画像
データを格納してもよい。また、各モジュールの実行時
に入力されるデータ、最終出力されるデータ、中間出力
されるデータ等の格納位置はRAM3に限られるもので
はない。例えば、それらのデータの一部はRAM3に格
納することなくCPU2のレジスタに格納しておくこと
ができる。
【0035】画像処理アプリケーション9の頒布には、
コンパクトディスク、フロッピディスク等の記録媒体を
用いる他、インターネット等を通じて電気通信回線にサ
ーバマシンから搬送波を送信することによって端末コン
ピュータにプログラムを記録することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像処理装置の各モジ
ュールの相関関係を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施例に係る画像処理システムを示
すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係る合成用データの構造を
示す模式図である。
【図4】本発明の一実施例に係る合成用データの配列を
紙面の明暗で示す模式図である。
【図5】本発明の一実施例による画像処理装置の合成処
理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例による画像処理装置によって
表示される操作画面を示す模式図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 3 RAM(記憶装置) 5 ハードディスク(記憶装置) 9a GUIモジュール(パラメータ登録手段) 9b 合成用データ選択モジュール(合成処理手段) 9c 出力解像度算出モジュール(合成処理手段) 9d 合成処理モジュール(合成処理手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一領域に入力画像データを格納し第二
    領域に複数種類の合成用データを格納する記憶装置と、 前記第一領域の入力画像データの印刷出力サイズを決め
    る参照符号を前記記憶装置の第三領域に格納するパラメ
    ータ登録手段と、 前記第一領域の入力画像データの画素数と前記第三領域
    の参照符号とをパラメータとして用いて前記第二領域か
    ら1つの合成用データを呼び出し、呼び出された合成用
    データと前記第一領域の入力画像データとを合成して出
    力画像データを生成する合成処理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第二領域の合成用データは、ラスタ
    空間上において合成されるデータに対し所定配列の明る
    さむらを生じさせるデータ列であることを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記合成処理手段は、前記第一領域の入
    力画像データの画素数と前記第三領域の参照符号とによ
    って決まる前記第一領域の入力画像データの出力解像度
    が高くなるのに応じて明るさむらを生じさせるデータの
    配列が粗である合成用データを呼び出し、前記第一領域
    の入力画像データの出力解像度が低くなるのに応じて明
    るさむらを生じさせるデータの配列が密である合成用デ
    ータを呼び出すことを特徴とする請求項2記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 記憶装置の第一領域に格納された入力画
    像データの印刷出力サイズを決める参照符号を前記記憶
    装置の第二領域に格納するパラメータ登録段階と、 前記第一領域の入力画像データの画素数と前記第二領域
    の参照符号とをパラメータとして用いて前記記憶装置の
    第三領域から1つの合成用データを呼び出し、呼び出さ
    れた合成用データと前記第一領域の入力画像データとを
    合成して出力画像データを生成する合成処理段階と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第三領域の合成用データは、ラスタ
    空間上において合成されるデータに対し所定配列の明る
    さむらを生じさせるデータ列であることを特徴とする請
    求項4記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記第一領域の入力画像データの画素数
    と前記第二領域の参照符号とによって決まる前記第一領
    域の入力画像データの出力解像度が高くなるのに応じて
    前記明るさむらの配列が粗である合成用データを呼び出
    し、前記第一領域の入力画像データの出力解像度が低く
    なるのに応じて前記明るさむらの配列が密である合成用
    データを呼び出すことを特徴とする請求項5記載の画像
    処理方法。
  7. 【請求項7】 記憶装置の第一領域に格納された入力画
    像データの印刷出力サイズを決める参照符号を前記記憶
    装置の第二領域に格納するパラメータ登録手順と、 前記第一領域の入力画像データの画素数と前記第二領域
    の参照符号とをパラメータとして用いて前記記憶装置の
    第三領域から1つの合成用データを呼び出し、呼び出さ
    れた合成用データと前記第一領域の入力画像データとを
    合成して出力画像データを生成する合成処理手順と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記第三領域の合成用データは、ラスタ
    空間上において合成されるデータに対し所定配列の明る
    さむらを生じさせるデータ列であることを特徴とするプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な請求項
    7記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記第一領域の入力画像データの画素数
    と前記第二領域の参照符号とによって決まる前記第一領
    域の入力画像データの出力解像度が高くなるのに応じて
    前記明るさむらの配列が粗である合成用データを呼び出
    し、前記第一領域の入力画像データの出力解像度が低く
    なるのに応じて前記明るさむらの配列が密である合成用
    データを呼び出すことを特徴とするプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な請求項8記載の記録媒
    体。
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